JPH10281033A - 燃料噴射ポンプのスピル制御装置 - Google Patents

燃料噴射ポンプのスピル制御装置

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JPH10281033A
JPH10281033A JP9101007A JP10100797A JPH10281033A JP H10281033 A JPH10281033 A JP H10281033A JP 9101007 A JP9101007 A JP 9101007A JP 10100797 A JP10100797 A JP 10100797A JP H10281033 A JPH10281033 A JP H10281033A
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JP
Japan
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rotor
sleeve
recess
side port
port
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Application number
JP9101007A
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English (en)
Inventor
Hiroshi Ishiwatari
宏 石渡
Atsushi Matsubara
淳 松原
Kenichi Kubo
賢一 久保
Noriyuki Abe
範幸 安部
Katsuhiro Shimosoumachi
勝広 下甑町
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Bosch Corp
Original Assignee
Zexel Corp
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Publication date
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02MSUPPLYING COMBUSTION ENGINES IN GENERAL WITH COMBUSTIBLE MIXTURES OR CONSTITUENTS THEREOF
    • F02M41/00Fuel-injection apparatus with two or more injectors fed from a common pressure-source sequentially by means of a distributor
    • F02M41/08Fuel-injection apparatus with two or more injectors fed from a common pressure-source sequentially by means of a distributor the distributor and pumping elements being combined
    • F02M41/10Fuel-injection apparatus with two or more injectors fed from a common pressure-source sequentially by means of a distributor the distributor and pumping elements being combined pump pistons acting as the distributor
    • F02M41/12Fuel-injection apparatus with two or more injectors fed from a common pressure-source sequentially by means of a distributor the distributor and pumping elements being combined pump pistons acting as the distributor the pistons rotating to act as the distributor
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02MSUPPLYING COMBUSTION ENGINES IN GENERAL WITH COMBUSTIBLE MIXTURES OR CONSTITUENTS THEREOF
    • F02M41/00Fuel-injection apparatus with two or more injectors fed from a common pressure-source sequentially by means of a distributor
    • F02M41/08Fuel-injection apparatus with two or more injectors fed from a common pressure-source sequentially by means of a distributor the distributor and pumping elements being combined
    • F02M41/14Fuel-injection apparatus with two or more injectors fed from a common pressure-source sequentially by means of a distributor the distributor and pumping elements being combined rotary distributor supporting pump pistons
    • F02M41/1405Fuel-injection apparatus with two or more injectors fed from a common pressure-source sequentially by means of a distributor the distributor and pumping elements being combined rotary distributor supporting pump pistons pistons being disposed radially with respect to rotation axis
    • F02M41/1411Fuel-injection apparatus with two or more injectors fed from a common pressure-source sequentially by means of a distributor the distributor and pumping elements being combined rotary distributor supporting pump pistons pistons being disposed radially with respect to rotation axis characterised by means for varying fuel delivery or injection timing

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ロータとスリーブとの摺接面に誘発される傷
を減少し、ロータとスリーブとの焼きつきを防止する。
ロータとスリーブとの間への粉塵の進入を抑えることで
これら相互間のクリアランスを小さくする。 【解決手段】 ロータ3の外周面に開口する流出入ポー
ト14に所定の回転角度にわたって形成された池状凹部
24と、所定のスピル特性が得られるように形成された
リード状凹部25とを設ける。リード状凹部25を池状
凹部24の回転方向前端部で連続させ、池状凹部24の
外郭に続くリード状凹部25の外郭を回転方向前方側へ
向かう斜辺29a〜29dによって構成する。燃料中の
粉塵が、リード状凹部25に溜まることがなくなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、ロータにスリー
ブを外嵌し、スリーブのロータに対する相対位置によっ
てロータのポートとスリーブのポートとの連通タイミン
グを調節する燃料噴射装置のスピル制御装置に関し、特
に、機関と同期して回転するロータにプランジャを径方
向に摺動自在に設け、このプランジャをカムリングによ
って往復動させることでロータに形成された圧縮室の容
積を変化さる形式の分配型燃料噴射装置に利用される。
【0002】
【従来の技術】ロータやこれに外嵌するスリーブに形成
されたポートに特徴を有する内面カム式燃料噴射装置と
しては、例えば、特開昭60−79152号公報や特開
平8−270521号公報等が知られている。前者は、
燃料分配回転部材4(ロータ)の周囲に同心状のインナ
カム1(カムリング)を配置し、このインナカム1の内
側に形成されたカム面に転動体等を介して圧送プランジ
ャ21、22をあてがい、圧送プランジャ21、22を
燃料分配回転部材4の径方向に往復動するようにしたも
ので、燃料分配回転部材4には、圧送プランジャ21、
22により容積が変化するポンプ室2(圧縮室)と、吸
入工程時にポンプ室2へ燃料を吸入する吸入孔51乃至
54、圧送工程時にポンプ室2で加圧された燃料を送出
する分配ポート6、および燃料送出をカットオフする溢
流ポート71乃至74(カットオフポート)が形成さ
れ、この燃料分配回転部材4には、溢流ポート71乃至
74(カットオフポート)を覆うリング状部材7(コン
トロールスリーブ)が外嵌されている。
【0003】リング状部材7の内周面、又は、燃料分配
回転部材4の外周面には、リード状の溝部10、11〜
14、701〜704が形成され、これらのリード状の
溝部に母線に対して傾斜する溢流開始エッジを形成し、
リング状部材7を回転部材の軸方向に沿って移動させる
ことにより、スピル開始時期(カットオフ時期)を変更
し、これにより噴射量が可変できるようになっている。
【0004】また、後者の内面カム式燃料噴射装置にあ
っても、前者の基本的構成を有しており、分配部材8に
コントロールスリーブ34を外嵌し、分配部材8に形成
された流出入ポート31(ロータ側ポート)とコントロ
ールスリーブ34に形成された吸入・カットオフ孔35
(スリーブ側ポート)との連通タイミングをコントロー
ルスリーブ34を軸方向に相対的に変位させることによ
って変更できる構成となっている。この燃料噴射装置に
おいては、流出入ポート31と吸入・カットオフ孔35
との連通開始エッジがそれぞれ軸方向に対して傾斜する
斜辺をもって形成されており、特に、吸入・カットオフ
孔35(スリーブ側ポート)の軸方向の長さが、流出入
ポート31(ロータ側ポート)の軸方向の長さより小さ
く形成されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】前者の溢流開始エッジ
を斜めに形成することは、従来から用いられている公知
の手法であるが、この溢流開始側エッジは、これによっ
て噴射量が決定されることから精度の高い加工が要求さ
れる。しかしながら、上述のように、リング状部材7の
内周面、又は、燃料分配回転部材4の外周面に単に凹状
の溝部を形成し、これをもって溢流開始側エッジとする
だけでは十分な精度のエッジを形成できる保証がない。
このため、図6に示されるように、池状凹部51(第1
凹部)に対してカットオフ用のリード状凹部52(第2
凹部)を重ねて形成する構成が本発明者らによって研究
されている。
【0006】このようなリード状凹部52は、軸心に対
して傾斜する所定巾の溝を円形状のカッターで切削する
等して形成するものであるが、既設の池状凹部51との
関係を無視してこれを任意に形成する場合には、回転部
材53とスリーブ54との摺接面に傷55が生じたり、
回転部材53とスリーブ54とが焼きついてしまうこと
が心配される。
【0007】本発明者らの研究、調査によれば、回転方
向に対して後側となるリード状凹部52の端部52aが
池状凹部51からはみ出し、回転後方へ向かうにつれて
徐々に狭められる角部56が形成されると、リード溝内
の細かな粉塵57がこの角部56に集められやすくな
り、しかも、リード状凹部51は、切削始端と終端とが
円弧状に切り上がった形状となるので(図6(b)参
照)、角部に集められた粉塵57が回転部材53とスリ
ーブ54との間に導かれてしまい、これに起因して摺接
面の傷や焼きつきが生じやすくなることが解明されてい
る。
【0008】このように粉塵が摺接面に導かれやすい形
状となっている限り、焼きつきを回避するために回転部
材53とスリーブ54との間のクリアランスを小さくす
ることができず、燃料噴射圧力の向上が図りにくくなる
と共に低速時の噴射が安定しにくい不都合がある。
【0009】また、後者にあっては、図7に示されるよ
うに、分配部材8に形成される流出入ポート31(ロー
タ側ポート)がコントロールスリーブ34に形成される
吸入・カットオフ孔35(スリーブ側ポート)よりも軸
方向の長さが大きく形成されているので、図8に示され
るように、吸入・カットオフ孔35が流出入ポート31
と連通する範囲は、吸入・カットオフ孔35の範囲
(δ)でしかなく、吸入・カットオフ孔35が臨まない
範囲(ε)にあってはコントロールスリーブ34の内周
面によって閉塞された空間(斜線で示す空間)を形成す
ることとなるので、圧縮燃料がこの閉塞された空間内で
渦を巻き、この閉塞部分に粉塵が集まると共に粉塵が分
配部材8とコントロールスリーブ34との隙間へ追いや
られ、前述と同様に摺接面を傷つけ、分配部材8とコン
トロールスリーブ34との焼きつきを誘発することが心
配される。
【0010】そこで、この発明においては、ロータとス
リーブとの摺接面に開口する各孔の形状に起因して上記
不都合が生じることから、これら不都合を解消し、ロー
タとスリーブとの摺接面に誘発される傷を減少すると共
に、ロータとスリーブとの焼きつきを防止することがで
きる燃料噴射ポンプのスピル制御装置を提供することを
課題としている。また、ロータとスリーブとの間への粉
塵の進入を抑えることでこれら相互間のクリアランスを
小さくし、噴射性能を向上させることを課題としてい
る。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記課題を達成するため
に、この発明における燃料噴射ポンプのスピル制御装置
は、ロータにスリーブを摺動自在に外嵌し、前記ロータ
に圧縮された燃料を吐出ポートへ供給する圧送油路と、
この圧送油路に接続すると共に前記スリーブで覆われた
ロータの周面に開口するロータ側ポートとを有し、前記
スリーブに前記ロータ側ポートと連通可能なスリーブ側
ポートを形成し、前記ロータ側ポートと前記スリーブ側
ポートとの連通タイミングを前記スリーブのロータに対
する相対的な変位によって調節する前提構成において、
前記ロータとスリーブとの摺接面において、前記ロータ
側及びスリーブ側の一方のポートに所定の回転角度にわ
たって他方のポートと連通する第1凹部と、所定のスピ
ル特性が得られるように形成される第2凹部とを設け、
前記ロータとスリーブとの相対的な回転方向に対して前
記第2凹部を前記第1凹部の前端部で連続させ、前記第
1凹部の外郭に続く第2凹部の外郭を前記回転方向前方
側へ向かう辺によって構成したことを特徴としている
(請求項1)。
【0012】第1及び第2凹部は、ロータの外周面に形
成するようにしても、スリーブの内周面に形成するよう
にしてもよく、また、第1凹部も第2の凹部も基本的に
はどのような形状を予定してもよいが、第2凹部は、ス
リーブのロータに対する相対的な変位によって精度よく
カットオフタイミングを調整する必要があることから、
所定巾の傾斜溝に形成することが望ましい。
【0013】第1凹部の外郭に続く第2凹部の外郭をロ
ータとスリーブとの相対的な回転方向に対して前方側へ
向かう辺によって構成するとは、例えば、図2(a)の
ように、池状凹部24の外郭に続くリード状凹部25の
外郭が、回転後方側へ戻ることなく回転前方側へ続く斜
辺29a、29bのみをもって最前端へ至る構成を意味
し、図6(a)に示されるように、リード状凹部25の
外郭が、一旦回転後方側へ戻る斜辺58aとこれに続い
て回転前方側へ続く斜辺58b、58cとによって構成
され、回転後方へ向かうにつれて狭められる角部56が
形成されるような構成を避けることを意味する。
【0014】したがって、第2凹部は、どの箇所におい
ても第1凹部から常に回転前方へ延びるように形成され
るので、第2凹部に粉塵が入り込んだ場合でも、この粉
塵は第2凹部に溜まることがなく、回転後方へ移動して
第1凹部へ移動するので、ロータとスリーブとの間に入
り込む頻度が低減される。
【0015】また、同様の目的を達成するために、上述
の前提構成において、ロータの外周面におけるロータ側
ポートの軸方向の長さをスリーブの内周面におけるスリ
ーブ側ポートの軸方向の長さよりも短くすることが望ま
しい(請求項2)。この場合、スリーブの内周面におけ
る前記スリーブ側ポートの軸方向の長さは、スリーブの
ロータに対する相対的な変位にかかわらず、ロータ側ポ
ートの軌跡を包摂する長さに形成される(請求項3)。
【0016】したがって、ロータ側ポートの軌跡がスリ
ーブ側ポートの範囲内となるので、圧縮燃料がスピルす
る場合にあっても、ロータの回転に伴ってロータ側ポー
トの全体がスリーブ側ポートに開放されることとなるの
で、従前のようにロータ側ポートの一部に閉塞部分が形
成されてしまうことがなくなり、燃料中に粉塵が混入す
る場合でも、これを速やかにスリーブ側ポートを介して
排出させることができ、ロータとスリーブとの間に粉塵
が入り込むのを抑える。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態を図
面により説明する。図1において、インナカム方式の分
配型燃料噴射ポンプの主要部が示され、この分配型燃料
噴射ポンプ1は、図示しないフィードポンプを介してチ
ャンバ2内に燃料が導かれ、このチャンバ2をよぎるよ
うにロータ3が配され、ポンプハウジング4に固装され
たバレル5にロータ3が回転自在に挿入されている。こ
のロータ3は、その基端部3aがカップリング6を介し
て駆動軸7に連結されており、機関と同期して回転のみ
が許されるようになっている。また、ロータ3の基端部
3aには、径方向(放射方向)にプランジャ8が摺動自
在に挿入されている。
【0018】この実施例においては、同一平面上に例え
ば180度(又は、90度)の間隔をおいて2つ(又
は、4つ)のプランジャ8が設けられており、それぞれ
のプランジャ8の先端は、ロータ3の基端部中央に設け
られた圧縮室9を閉塞するように臨み、該プランジャ8
の基端は、シュー10及びローラ11を介してリング状
のカムリング12の内面を摺接するようになっている。
このカムリング12は、ロータ8の周囲に同心状に設け
られると共に、機関の気筒数に対応したカムローブが内
面に形成され、ロータ3が回転すると、各プランジャ8
がロータ3の径方向(放射方向)に往復動し、圧縮室9
の容積を可変するようになっている。
【0019】ロータ3には、その軸方向に形成されて圧
縮室9に通じる縦孔13、この縦孔13に連通し、ロー
タ3の周面に気筒数に対応した数だけ開口する流出入ポ
ート14、及び、バレル5やポンプハウジング4に形成
された分配通路15と前記縦孔13とを連通可能とする
吐出ポート16が形成されている。そして、ロータ3に
は、チャンバ2内に配されたコントロールスリーブ17
が流出入ポート14を覆うように摺動自在に外嵌されて
いる。
【0020】コントロールスリーブ17には、その円周
方向に延びる横溝18、ロータの軸方向に沿って平行に
形成された縦溝18、及びロータ3の流出入ポート14
と連通可能な通孔19(図2の一点破線で示す)が形成
されている。図示しないエレクトリックガバナのシャフ
トに設けられる偏心係合部はコントロールスリーブ17
の横溝18に係合されており、コントロールスリーブ1
7は、エレクトリックガバナのシャフトが回転すること
で、ロータ3の軸方向に相対的に変位するようになって
いる。また、カムリング12と所定の関係をもって連動
するリンク部材21の係止部22が縦溝18に係合さ
れ、カムリング12がタイマ装置によって回動される
と、コントロールスリーブ17も同方向へ所定の関係を
もって回動されるようになっている。
【0021】したがって、ロータ3が回転すると、プラ
ンジャ8がロータ3の径方向に往復動し、流出入ポート
14がコントロールスリーブ17の通孔19に順次連通
し、プランジャ8がカムリング12の中心から遠ざかる
方向へ移動する吸入工程にあっては、流出入ポート14
と通孔19とが整合し、チャンバ2内の燃料が圧縮室9
に吸入される。その後、プランジャ8がカムリング12
の中心に向かって移動する圧送工程に入ると、流出入ポ
ート14と通孔19との連通が断たれ、吐出ポート16
と分配通路15の1つとが整合し、圧縮された燃料がこ
の分配通路15を介して送出弁へ圧送される。尚、送出
弁から送出された燃料は、噴射管を介して噴射ノズルへ
送られ、この噴射ノズルから機関の気筒内へ噴射するよ
うになっている。そして、圧送工程の途中で、次の流出
入ポート14が通孔19に連通すると、圧縮された燃料
がチャンバ2に流出し、これにより燃料圧が一気に減少
し、噴射が終了する。
【0022】ロータ3に形成される前記流出入ポート1
4は、このように、燃料を流入する吸入ポートの機能と
燃料をカットオフするカットオフポートの機能とを兼ね
備えたものとなっており、図2(a)にその拡大図が示
されている。流出入ポート14は、前記縦孔13と接続
する径方向に穿設された油路穴23と、この油路穴23
の周囲においてロータ3の外周面に拡がる池状凹部24
と、この池状凹部24に続いて形成されたリード状凹部
25とから構成されている。池状凹部24は、周方向に
延びる第1の溝片24aとこの第1の溝片24aと所定
の角度をもって回転方向前方に続いて形成された第2の
溝片24bとから構成され、全体として略L字状に形成
されている。
【0023】これに対して、リード状凹部25は、第2
の溝片24bの回転方向前端部、即ち、第2の溝片24
bの回転前方側の斜辺26に沿って設けられている。こ
のリード状凹部25は、池状凹部24を既設した外周面
に対してスピル開始エッジ27を精度よく形成するため
に後から加工されるもので、所定巾の円形カッターをも
って第2の溝片24bとほぼ同様の傾斜を持たせながら
切削される。切削される深さは、池状凹部24よりも浅
くなっており、切削の始端と終端をなすリード状凹部2
5の両端部25a,25bは、それぞれ端へ向かうほど
徐々に浅くなり、切り上がったものとなっている。
【0024】このリード状凹部25は、その巾の半分以
上が池状凹部にかかるように形成されており(2点破線
参照)、特に第1の溝片24aに近接する側の端部25
bが回転後方側の角部28を池状凹部24との干渉範囲
内とするように形成され、したがって、リード状凹部2
5の外見上表出される部分は、第2の溝片24bから回
転前方へ延設された形状となっている。このことは、リ
ード状凹部25の外郭が、池状凹部24の外郭に続いて
回転前方側へ延びる第1の斜辺29aと、この第1の斜
辺29aと直角をなす回転前方側へ延びる第2の斜辺2
9bとによってリード状凹部25の最前角部30へ至る
ことを意味している。
【0025】第1の溝辺24aから遠ざかる側の端部2
5aは、池状凹部24からはみ出して延設されている
が、およそ池状凹部24の軸方向の巾とリード状凹部2
5の軸方向の巾とがほぼ等しくなるように形成されてい
る。したがって、第2の溝辺24bからはみ出した端部
25aにおいても、リード状凹部25の外郭が、池状凹
部24の外郭に続いて回転前方側へ延びる第3の斜辺2
9cと、この第3の斜辺29cと直角に形成されて回転
前方側へ延びる第4の斜辺29dとによって最前角部3
0へ至るようになっている。
【0026】尚、コントロールスリーブ17の通孔19
は、リード状凹部25のスピル開始エッジ27と平行を
なす傾斜エッジ30を備えた断面台形状に形成されてい
る。上述した流出入ポート14によりロータ側ポート
が、通孔19によりスリーブ側ポートが、池状凹部24
によって第1凹部が、リード状凹部25によって第2凹
部が、第1の斜辺29a〜第4の斜辺29dによって第
2凹部の外郭をなす回転方向前方側へ向かう辺がそれぞ
れ構成されている。
【0027】上記構成において、圧送期間中はコントロ
ールスリーブ17の内周面によってで池状凹部24もリ
ード状凹部25も閉塞された状態にあるが、リード状凹
部25のスピル開始エッジ27がコントロールスリーブ
17に形成された通孔19の傾斜エッジ30をよぎる
と、その時点から圧縮された燃料が通孔19を介してチ
ャンバ2へ流出されることとなる。この流出入ポート1
4と通孔19とが連通するカットオフタイミングは、コ
ントロールスリーブ17の軸方向の位置調整によって調
節され、コントロールスリーブ18を図中右側へ移動す
ると噴射量が増大され、図中左側へ移動すると噴射量が
減少されるようになっている。
【0028】特に、圧送期間中にあっては、池状凹部2
4やリード状凹部25に圧縮燃料が溜まり、燃料中の粉
塵が一時的にこれら凹部に停滞することとなるが、リー
ド状凹部25の外郭は池状凹部24の外郭から回転方向
前方側へ延びる辺29a〜29dによって形成されてい
るので、リード状凹部25に粉塵が溜まるような角部は
なく、リード状凹部25の端部25bが切り上がってい
ても、その部分の粉塵は、第1の斜辺29aに案内され
て池状凹部24へ導かれやすくなり、ロータ3とコント
ロールスリーブ17との間に進入しにくくなる。よっ
て、ロータ3の摺接面とコントロールスリーブ17の摺
接面との間に粉塵が進入して摺接面に傷をつける恐れが
少なくなり、焼きつきの恐れも少なくなる。また、傷や
焼きつきが生じにくいことから、ロータ3とコントロー
ルスリーブ17との間のクリアランスを小さくすること
が可能となり、制御精度や噴射性能を向上させることが
できる。
【0029】上記池状凹部24の形状は、所定の回転角
度範囲で通孔19と連通するものであれば上述の形状に
限るものではなく、例えば、図2(b)に示されるよう
に、略台形状に形成するものとしても作用効果の面で何
等変わりはない。特に、この例では、リード状凹部25
の両端部25a,25bが回転後方側の角部28、31
を池状凹部24との干渉範囲内に位置させるように形成
されているが、端部25bが池状凹部24からはみ出さ
ないように形成される限り、他方の端部25aを池状凹
部24の範囲内にとどめる必要はない。
【0030】図4において、他の構成例が示され、この
構成例においては、ロータ3に形成される池状凹部24
とリード状凹部25が図2(b)のように形成されてい
る点で前述した構成と同じである。この構成で特徴的な
ことは、図5にも示されるように、コントロールスリー
ブ17の通孔19がその軸方向の巾αをスピルポート1
4の軸方向の巾βより大きくした点にある(α>β)。
【0031】通孔19は、コントロールスリーブ17の
周囲に気筒数に対応した数だけ形成されるものである
が、断面を略三角形状に形成し、その斜辺が流出入ポー
ト14のスピル開始エッジ27と平行になるように形成
されている。また、通孔19の巾αは、コントロールス
リーブ17がロータ3の軸方向に動かされる範囲(γ)
を見越して流出入ポート14がコントロールスリーブ1
7の位置に関わらず通孔19から外れることがないよう
に設定されている(α>β+γ)。その他の構成におい
ては、上述と異ならないので、同一箇所に同一番号を付
して説明を省略する。
【0032】このような構成によれば、流出入ポート1
4のスリーブ状凹部25が前述のような構成となってい
るので、前述と同様の作用効果を奏することに加え、ロ
ータ3の回転による流出入ポート14の軌跡が必ず通孔
19の範囲内となるので、流出入ポート14の一部に通
孔19と臨まない部分が形成されることがなく、池状凹
部24やリード状凹部25に燃料中の粉塵が滞留するよ
うなことがなくなる。このため、ロータ3とコントロー
ルスリーブ17との摺接面間に粉塵が進入する恐れも少
なくなり、前記構成例と同様の効果が得られる。
【0033】尚、通孔19を流出入ポート14よりも大
きく形成したことにより、コントロールスリーブ17の
通孔19の占める割合が大きなものとなり、コントロー
ルスリーブ17の強度に影響がでるとの心配もあるが、
流出入ポート14の全体が通孔19と開口されて従来の
ように閉塞空間を作ることがないので、燃料圧が肉薄に
なっている部分に大きく作用することがなく、強度的に
はなんら支障がない。
【0034】
【発明の効果】以上述べたように、請求項1にかかる発
明によれば、第1凹部の回転方向前端部に第2凹部を連
続させて形成する場合に、第2凹部の外郭を第1凹部の
外郭から回転前方側へ向かう辺によって構成するように
したので、第2凹部に粉塵の溜まりやすい角部が形成さ
れることがない。よって、第2凹部に粉塵が入り込んで
も、この粉塵は第2凹部に溜まることなく回転後方の第
1凹部へと速やかに移動するので、ロータとスリーブと
の間に粉塵が入り込んで摺接面を傷つけたり、焼き付き
を起こす可能性が低減される。また、摺接面での粉塵の
進入が抑えられるので、ロータとスリーブとの間のクリ
アランスを小さくでき、燃料噴射圧力の向上や低速時で
の噴射量の安定化を図ることができる。
【0035】また、請求項2又は3にかかる発明によれ
ば、ロータ側ポートの軸方向の長さをスリーブ側ポート
の軸方向の長さよりも短くしたので、ロータ側ポートの
軌跡がスリーブ側ポートの範囲内となり、ロータ側ポー
トの一部にスリーブ側ポートの臨まない閉塞部分が形成
されることがなくなり、ロータとスリーブとの間に粉塵
が入り込む頻度が低減される。よって、この場合にあっ
ても、摺接面での傷や焼きつきを抑え、クリアランクの
低減を可能とする。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明にかかるVR型の分配型燃料噴
射装置の要部を示す断面図である。
【図2】図2は、図1に示す燃料噴射装置の流出入ポー
ト14の部分を示した拡大図である。
【図3】図3は、図2に示す流出入ポートの部分のう
ち、角部28の近傍を示す断面図である。
【図4】図4(a)は、他の構成例におけるコントロー
ルスリーブを示し、図4(b)は、ロータの流出入ポー
トの近傍を示す図である。
【図5】図5は、図4のコントロールスリーブに形成さ
れた通孔19とロータに形成された流出入ポート14と
の関係を示す図である。
【図6】図6(a)は、従来のロータの流出入ポート1
4近傍を示す拡大図であり、図6(b)は、図6(a)
に示す流出入ポートの部分のうち、角部56の近傍を示
す断面図である。
【図7】図7(a)は、従来のコントロールスリーブを
示し、図7(b)は、従来のロータの流出入ポート近傍
を示す図である。
【図8】図8は、図7のコントロールスリーブに形成さ
れた吸入・カットオフ孔35とロータに形成された流出
入ポート31との関係を示す図である。
【符号の説明】
2 チャンバ 8 ロータ 13 縦孔 14 流出入ポート 16 吐出ポート 19 通孔 24 池状凹部 25 リード状凹部 27 スピル開始エッジ 28、31 角部 29a〜29d 斜辺 34 コントロールスリーブ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 安部 範幸 埼玉県東松山市箭弓町3丁目13番26号 株 式会社ゼクセル東松山工場内 (72)発明者 下甑町 勝広 埼玉県東松山市箭弓町3丁目13番26号 株 式会社ゼクセル東松山工場内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ロータにスリーブを摺動自在に外嵌し、
    前記ロータに圧縮された燃料を吐出ポートへ供給する圧
    送油路と、この圧送油路に接続すると共に前記スリーブ
    で覆われたロータの外周面に開口するロータ側ポートと
    を有し、前記スリーブに前記ロータ側ポートと連通可能
    なスリーブ側ポートを形成し、前記ロータ側ポートと前
    記スリーブ側ポートとの連通タイミングを前記スリーブ
    のロータに対する相対的な変位によって調節する燃料噴
    射装置のスピル制御装置において、 前記ロータとスリーブとの摺接面において、前記ロータ
    側及びスリーブ側の一方のポートに所定の回転角度にわ
    たって他方のポートと連通する第1凹部と、所定のスピ
    ル特性が得られるように形成される第2凹部とを設け、
    前記ロータとスリーブとの相対的な回転方向に対して前
    記第2凹部を前記第1凹部の前端部で連続させ、前記第
    1凹部の外郭に続く第2凹部の外郭を前記回転方向前方
    側へ向かう辺によって構成したことを特徴とする燃料噴
    射装置のスピル制御装置。
  2. 【請求項2】 ロータにスリーブを摺動自在に外嵌し、
    前記ロータに圧縮された燃料を吐出ポートへ供給する圧
    送油路と、この圧送油路に接続すると共に前記スリーブ
    で覆われたロータの外周面に開口するロータ側ポートと
    を有し、前記スリーブに前記ロータ側ポートと連通可能
    なスリーブ側ポートを形成し、前記ロータ側ポートと前
    記スリーブ側ポートとの連通タイミングを前記スリーブ
    のロータに対する相対的な変位によって調節する燃料噴
    射装置のスピル制御装置において、 前記ロータの外周面における前記ロータ側ポートの軸方
    向の長さは、前記スリーブの内周面における前記スリー
    ブ側ポートの軸方向の長さよりも短いことを特徴とする
    燃料噴射装置のスピル制御装置。
  3. 【請求項3】 前記スリーブの内周面における前記スリ
    ーブ側ポートの軸方向の長さは、前記スリーブのロータ
    に対する相対的な変位にかかわらず、前記ロータ側ポー
    トの軌跡を包摂する長さに形成されている請求項2記載
    の燃料噴射装置のスピル制御装置。
JP9101007A 1997-04-03 1997-04-03 燃料噴射ポンプのスピル制御装置 Pending JPH10281033A (ja)

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DE19814535A DE19814535A1 (de) 1997-04-03 1998-04-01 Überström-Steuervorrichtung für ein Kraftstoffeinspritzsystem
US09/052,677 US5915360A (en) 1997-04-03 1998-04-01 Spill control apparatus for fuel injection system
KR1019980011911A KR19980081082A (ko) 1997-04-03 1998-04-03 연료분사 펌프의 스필제어장치

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DE19814535A1 (de) 1998-11-05
US5915360A (en) 1999-06-29
KR19980081082A (ko) 1998-11-25

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