JPH10281862A - 振動式赤外線センサとその製造方法 - Google Patents
振動式赤外線センサとその製造方法Info
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- JPH10281862A JPH10281862A JP9089359A JP8935997A JPH10281862A JP H10281862 A JPH10281862 A JP H10281862A JP 9089359 A JP9089359 A JP 9089359A JP 8935997 A JP8935997 A JP 8935997A JP H10281862 A JPH10281862 A JP H10281862A
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- gate
- forming
- film
- oxide film
- substrate
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-
- H—ELECTRICITY
- H10—SEMICONDUCTOR DEVICES; ELECTRIC SOLID-STATE DEVICES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- H10D—INORGANIC ELECTRIC SEMICONDUCTOR DEVICES
- H10D48/00—Individual devices not covered by groups H10D1/00 - H10D44/00
- H10D48/50—Devices controlled by mechanical forces, e.g. pressure
Landscapes
- Photometry And Measurement Of Optical Pulse Characteristics (AREA)
- Radiation Pyrometers (AREA)
- Micromachines (AREA)
- Pressure Sensors (AREA)
- Light Receiving Elements (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 高感度、高精度で、安価な振動式赤外線セン
サとその製造方法を提供するにある。 【解決手段】 両端が基板に固定された振動ゲートの共
振周波数を測定する事により該振動ゲートに加えられた
赤外線に基づく歪を測定する振動式赤外線センサにおい
て、第1の伝導形式を有する半導体の基板と基板の表面
に形成され伝導形式とは逆の第2の伝導形式を有するド
レインとソースにより挟まれたチャネルと基板の表面上
に形成されたゲート酸化膜とゲート酸化膜の上を覆い弗
化水素酸に対して耐性の強い絶縁膜とポリシリコンより
なり変位可能なように絶縁膜の表面から間隙を保持して
両端が基板に固定されドレインとソースとチャネルとを
覆って配置され自励発振によりドレインとの間に生じる
静電力により変位する板状の導電性の振動ゲートと振動
ゲートを覆い内部が真空に保持されたシエルとシエルの
外表面に設けられた赤外線の集光レンズとを具備する検
出ユニットを具備したことを特徴とする振動式赤外線セ
ンサである。
サとその製造方法を提供するにある。 【解決手段】 両端が基板に固定された振動ゲートの共
振周波数を測定する事により該振動ゲートに加えられた
赤外線に基づく歪を測定する振動式赤外線センサにおい
て、第1の伝導形式を有する半導体の基板と基板の表面
に形成され伝導形式とは逆の第2の伝導形式を有するド
レインとソースにより挟まれたチャネルと基板の表面上
に形成されたゲート酸化膜とゲート酸化膜の上を覆い弗
化水素酸に対して耐性の強い絶縁膜とポリシリコンより
なり変位可能なように絶縁膜の表面から間隙を保持して
両端が基板に固定されドレインとソースとチャネルとを
覆って配置され自励発振によりドレインとの間に生じる
静電力により変位する板状の導電性の振動ゲートと振動
ゲートを覆い内部が真空に保持されたシエルとシエルの
外表面に設けられた赤外線の集光レンズとを具備する検
出ユニットを具備したことを特徴とする振動式赤外線セ
ンサである。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、高感度、高精度
で、安価な振動式赤外線センサとその製造方法に関する
ものである。
で、安価な振動式赤外線センサとその製造方法に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】従来の赤外線の熱型センサは、ボロメー
タタイプと、焦電タイプの2種に分類される。焦電タイ
プは,信号が熱の微分で利いてくるため、連続信号を得
るためには,チョッパが必要であり、システムとして複
雑になる。
タタイプと、焦電タイプの2種に分類される。焦電タイ
プは,信号が熱の微分で利いてくるため、連続信号を得
るためには,チョッパが必要であり、システムとして複
雑になる。
【0003】また、ボロメータでは,感度をあげるため
には冷却が必要となり,やはりシステムとして複雑にな
る。また、両センサともセンサチップ作製後,アセンブ
リ工程で熱絶縁をするためにsealcapなどの技術
が必要である。
には冷却が必要となり,やはりシステムとして複雑にな
る。また、両センサともセンサチップ作製後,アセンブ
リ工程で熱絶縁をするためにsealcapなどの技術
が必要である。
【0004】図7は従来より一般に使用されている振動
式トランスデューサの従来例の原理的構成説明図で、振
動式トランスデューサを圧力センサとして用いた例で、
例えば、特開平7−30128号公報に示されている。
式トランスデューサの従来例の原理的構成説明図で、振
動式トランスデューサを圧力センサとして用いた例で、
例えば、特開平7−30128号公報に示されている。
【0005】シリコン基板1は、例えば、伝導形式がn
形に形成され、ここには電極2が固定され、電極2は共
通電位点COMに接続されている。このシリコン基板1
の上面には、p形の不純物が拡散されてソースSが形成
され、ここにソースSの電位を取り出すための電極3が
形成されている。また、このシリコン基板1の下面に
は、測定すべき圧力PMが印加される。
形に形成され、ここには電極2が固定され、電極2は共
通電位点COMに接続されている。このシリコン基板1
の上面には、p形の不純物が拡散されてソースSが形成
され、ここにソースSの電位を取り出すための電極3が
形成されている。また、このシリコン基板1の下面に
は、測定すべき圧力PMが印加される。
【0006】また、このソースSに対して所定間隔Wだ
け離れて、同じくシリコン基板1の上面にp形の不純物
が拡散されてドレインDが形成され、ここにドレインD
の電位を取り出すための電極4が形成されている。
け離れて、同じくシリコン基板1の上面にp形の不純物
が拡散されてドレインDが形成され、ここにドレインD
の電位を取り出すための電極4が形成されている。
【0007】シリコン基板1の所定間隔Wの部分の上方
には、x1だけ離れて凸部5、6が形成され、不純物が
拡散されて導電性が付与された板状の振動子として機能
する振動ゲート7(便宜的にGなる符号を用いることも
ある)の両端が、これ等の凸部5、6に固定されてい
る。
には、x1だけ離れて凸部5、6が形成され、不純物が
拡散されて導電性が付与された板状の振動子として機能
する振動ゲート7(便宜的にGなる符号を用いることも
ある)の両端が、これ等の凸部5、6に固定されてい
る。
【0008】つまり、振動ゲート7とシリコン基板1と
は両端を除いてx1だけ離れて配置され、この振動ゲー
ト7に対応するシリコン基板1には図示されていないが
ドレインDとソースSとの間にチャネルCNN1が形成
される。
は両端を除いてx1だけ離れて配置され、この振動ゲー
ト7に対応するシリコン基板1には図示されていないが
ドレインDとソースSとの間にチャネルCNN1が形成
される。
【0009】電極4と共通電位点COMとの間には、抵
抗R1と直流電源E1とが直列に接続され、共通電位点
COMに対して、ドレインDの電位は負電位に保持され
ている。また、振動ゲート7には直流電源E2が共通電
位点COMに対して負電位になるように接続されてい
る。
抗R1と直流電源E1とが直列に接続され、共通電位点
COMに対して、ドレインDの電位は負電位に保持され
ている。また、振動ゲート7には直流電源E2が共通電
位点COMに対して負電位になるように接続されてい
る。
【0010】図8は図7の動作を説明する説明図であ
る。振動ゲート7の長手方向から見たシリコン基板1の
断面を含む構成となっている。ゲートとして機能する振
動ゲート7には、直流電源E2から負の電位が印加され
ているので、図8に示すように電子は振動子7の下の表
面からシリコン基板1の内部(図8では下の方)へ押し
やられ、逆に正孔は表面に引き寄せられるようになる。
る。振動ゲート7の長手方向から見たシリコン基板1の
断面を含む構成となっている。ゲートとして機能する振
動ゲート7には、直流電源E2から負の電位が印加され
ているので、図8に示すように電子は振動子7の下の表
面からシリコン基板1の内部(図8では下の方)へ押し
やられ、逆に正孔は表面に引き寄せられるようになる。
【0011】引き寄せられた正孔(P形)によって表面
に細いP形の伝導層であるチャネルCNN1が形成され
ソースS(P形)とドレインD(P形)との間をP形で
結ぶことになり、このためソースSとドレインDとの間
に電流id1が流れる。
に細いP形の伝導層であるチャネルCNN1が形成され
ソースS(P形)とドレインD(P形)との間をP形で
結ぶことになり、このためソースSとドレインDとの間
に電流id1が流れる。
【0012】この電流id1によって発生するドレインD
の電圧は、ドレイン抵抗RDと、ドレインとシリコン基
板1との間に形成される静電容量CDにより、位相シフ
トを受け、この位相シフトを受けた電位変化により振動
ゲート7とドレインDとの間の静電吸引力を変化させ間
隔x1を変化させる。
の電圧は、ドレイン抵抗RDと、ドレインとシリコン基
板1との間に形成される静電容量CDにより、位相シフ
トを受け、この位相シフトを受けた電位変化により振動
ゲート7とドレインDとの間の静電吸引力を変化させ間
隔x1を変化させる。
【0013】この間隔x1の変化によりチャネルCNN
1の厚さを変化させ、これにより電流id1を変化させ、
これがドレインの電位変化を引き起こす。これを繰り返
して発振するが、この発振はドレイン抵抗RDとドレイ
ンDとシリコン基板1の間の静電容量CDと発振の発振
角速度ωとの積(ωRDCD)が1に比べて極めて大きく
なる様に選定することにより継続される。
1の厚さを変化させ、これにより電流id1を変化させ、
これがドレインの電位変化を引き起こす。これを繰り返
して発振するが、この発振はドレイン抵抗RDとドレイ
ンDとシリコン基板1の間の静電容量CDと発振の発振
角速度ωとの積(ωRDCD)が1に比べて極めて大きく
なる様に選定することにより継続される。
【0014】以上のように自励発振が維持されている状
態で、図示のようにシリコン基板1に圧力PMが印加さ
れると、振動ゲート7を固定する凸部5、6を介してこ
の圧力PMによる歪が振動ゲート7に加わり、これに対
応して固有振動数が変化する。したがって、この固有振
動数の変化を取り出すことにより、圧力PMの値を検知
することができる。
態で、図示のようにシリコン基板1に圧力PMが印加さ
れると、振動ゲート7を固定する凸部5、6を介してこ
の圧力PMによる歪が振動ゲート7に加わり、これに対
応して固有振動数が変化する。したがって、この固有振
動数の変化を取り出すことにより、圧力PMの値を検知
することができる。
【0015】図9は、図7の具体的実施例の構成を示す
斜視図、図10はその中央部近傍の断面図である。ただ
し、振動ゲートを覆うシエル部分とダイアフラム部分に
ついては省略してある。図11は振動ゲートの中央部分
における全体側断面図である。
斜視図、図10はその中央部近傍の断面図である。ただ
し、振動ゲートを覆うシエル部分とダイアフラム部分に
ついては省略してある。図11は振動ゲートの中央部分
における全体側断面図である。
【0016】図9、図10、図11において、シリコン
基板11は、例えば伝導形式がn形に形成され、このシ
リコン基板11の上面には、p形の不純物が拡散されて
ソースSが形成され、ここにソースSの電位を取り出す
ためのアルミニウム製の電極12が、点線で示す配線部
WSを介して形成されている。また、このシリコン基板
11の下面には図示していないがダイアフラムが凹部状
に形成されここに測定すべき圧力PMが印加される。
基板11は、例えば伝導形式がn形に形成され、このシ
リコン基板11の上面には、p形の不純物が拡散されて
ソースSが形成され、ここにソースSの電位を取り出す
ためのアルミニウム製の電極12が、点線で示す配線部
WSを介して形成されている。また、このシリコン基板
11の下面には図示していないがダイアフラムが凹部状
に形成されここに測定すべき圧力PMが印加される。
【0017】また、このソースSに対して所定間隔だけ
離れて、同じくシリコン基板11の上面にp形の不純物
が拡散されてドレインDが形成され、ここにドレインD
の電位を取り出すためのアルミニウム製の電極13が点
線で示す配線部WDを介して形成されている。
離れて、同じくシリコン基板11の上面にp形の不純物
が拡散されてドレインDが形成され、ここにドレインD
の電位を取り出すためのアルミニウム製の電極13が点
線で示す配線部WDを介して形成されている。
【0018】シリコン基板11の上方には、間隙x2だ
け離れて固定端14、15が形成され、不純物が拡散さ
れて導電性が付与されたポリシリコンの板状の振動ゲー
ト16の両端が、これ等の固定端14、15に一体に固
定されている。振動ゲート16の梁の長さはLである。
そして、この振動ゲート16はアルミニウム製の電極1
7と点線で示す配線部分WGを介して接続されている。
け離れて固定端14、15が形成され、不純物が拡散さ
れて導電性が付与されたポリシリコンの板状の振動ゲー
ト16の両端が、これ等の固定端14、15に一体に固
定されている。振動ゲート16の梁の長さはLである。
そして、この振動ゲート16はアルミニウム製の電極1
7と点線で示す配線部分WGを介して接続されている。
【0019】つまり、振動ゲート16とシリコン基板1
1とは両端を除いて間隙x2だけ離れて配置され、この
振動ゲート16に対応するシリコン基板11のドレイン
DとソースSとの間にチャネルCNN2が形成される。
1とは両端を除いて間隙x2だけ離れて配置され、この
振動ゲート16に対応するシリコン基板11のドレイン
DとソースSとの間にチャネルCNN2が形成される。
【0020】シリコン基板11の上面に形成されたこれ
らのドレインD、チャネルCNN2およびソースSの上
には弗化水素酸(HF)に対する耐食性の高い保護膜1
8、例えばSi3N4、SiCxNy、SiC、AL2O3など
と、酸化膜19とからなる2層構造膜21が形成されて
いる。保護膜18は酸化膜19と同様な絶縁体である。
らのドレインD、チャネルCNN2およびソースSの上
には弗化水素酸(HF)に対する耐食性の高い保護膜1
8、例えばSi3N4、SiCxNy、SiC、AL2O3など
と、酸化膜19とからなる2層構造膜21が形成されて
いる。保護膜18は酸化膜19と同様な絶縁体である。
【0021】そして、この2層構造膜21と振動ゲート
16との間は、振動ゲート16が固定端14、15を節
として上下に振動できるように間隙が設けられている。
このようにして振動ゲージ22が構成されている。23
はシエル、24はダイアフラムである。
16との間は、振動ゲート16が固定端14、15を節
として上下に振動できるように間隙が設けられている。
このようにして振動ゲージ22が構成されている。23
はシエル、24はダイアフラムである。
【0022】今までの説明では、図9に示すような振動
ゲージと電子回路とを結合して振動式赤外線センサを構
成する点について説明した。次に、このような振動式ト
ランスデューサの構成要素としての振動ゲージ22を製
造する製造方法について、図12と図13に示す製造工
程図を用いて説明する。
ゲージと電子回路とを結合して振動式赤外線センサを構
成する点について説明した。次に、このような振動式ト
ランスデューサの構成要素としての振動ゲージ22を製
造する製造方法について、図12と図13に示す製造工
程図を用いて説明する。
【0023】なお、図13に示す製造工程は、図12に
示す製造工程に連続して続くものであるが、説明の便宜
上2つに分割してある。図9に示す構成では、振動ゲー
ト16の部分とこれを両端で固定する固定端14、15
の部分とでは製造工程の過程で生じる断面構造が異なる
ので、同一工程ではあるが左右に分離してこれらを各別
に図示する。
示す製造工程に連続して続くものであるが、説明の便宜
上2つに分割してある。図9に示す構成では、振動ゲー
ト16の部分とこれを両端で固定する固定端14、15
の部分とでは製造工程の過程で生じる断面構造が異なる
ので、同一工程ではあるが左右に分離してこれらを各別
に図示する。
【0024】左側の図は振動ゲート16の中央部の断面
構造で、右側の図が固定端14の部分の断面構造であ
る。なお、固定端15の部分は固定端14の部分と同一
の構造であるので省略する。
構造で、右側の図が固定端14の部分の断面構造であ
る。なお、固定端15の部分は固定端14の部分と同一
の構造であるので省略する。
【0025】ステップ1は、ゲート酸化膜形成工程を示
す。n形のシリコン単結晶の基板30の上にゲート酸化
膜31を、例えば500オングストローム程度の厚さに
形成する。この工程では、振動ゲートの中央部と固定端
部での断面構造は同一に形成される。この後、ステップ
2に移行する。以後、各ステップをステップ番号に従っ
て進行する。
す。n形のシリコン単結晶の基板30の上にゲート酸化
膜31を、例えば500オングストローム程度の厚さに
形成する。この工程では、振動ゲートの中央部と固定端
部での断面構造は同一に形成される。この後、ステップ
2に移行する。以後、各ステップをステップ番号に従っ
て進行する。
【0026】ステップ2は、イオン注入工程を示す。こ
こでは、p形不純物としてボロンを所定領域にイオン注
入する。これにより、振動ゲートの中央部ではチャネル
CCNを形成する予定の所定間隔WNをおいてp形のソ
ース部32(図9のWSに対応)とドレイン部33(図
9のWDに対応)とを形成し、固定端部ではp形のゲー
トリード部34(図9のWGに対応)を形成する。
こでは、p形不純物としてボロンを所定領域にイオン注
入する。これにより、振動ゲートの中央部ではチャネル
CCNを形成する予定の所定間隔WNをおいてp形のソ
ース部32(図9のWSに対応)とドレイン部33(図
9のWDに対応)とを形成し、固定端部ではp形のゲー
トリード部34(図9のWGに対応)を形成する。
【0027】ステップ3は、チャネル形成工程を示す。
ここでは、振動ゲートの中央部においてチャネルCCN
を形成する予定の所定間隔WNのチャネル部34(CC
N2)にボロンを浅い深さでイオン注入する。これによ
って、ソース・ドレイン間の抵抗を所定値に制御するこ
とができる。この場合、固定端部では変化がない。
ここでは、振動ゲートの中央部においてチャネルCCN
を形成する予定の所定間隔WNのチャネル部34(CC
N2)にボロンを浅い深さでイオン注入する。これによ
って、ソース・ドレイン間の抵抗を所定値に制御するこ
とができる。この場合、固定端部では変化がない。
【0028】ステップ4は、窒化膜形成工程を示す。こ
の工程では、後工程で使用する弗化水素酸(HF)に対
する、ゲート酸化膜31の保護のために、弗化水素酸に
対して耐性が強い絶縁膜35として、例えばSiCxNy
膜を、ほぼ1000オングストローム程度の厚さで、ゲ
ート酸化膜31の上に成膜する。
の工程では、後工程で使用する弗化水素酸(HF)に対
する、ゲート酸化膜31の保護のために、弗化水素酸に
対して耐性が強い絶縁膜35として、例えばSiCxNy
膜を、ほぼ1000オングストローム程度の厚さで、ゲ
ート酸化膜31の上に成膜する。
【0029】ステップ5は、第1犠牲層酸化膜形成工程
を示す。この工程は、先ず、最終的に振動ゲート16の
周囲に空隙を形成するための下側の犠牲層としてCVD
(Chemical Vapour Deposition)法により5000オン
グストローム程度の厚さに絶縁膜35の上に酸化膜36
を形成する。
を示す。この工程は、先ず、最終的に振動ゲート16の
周囲に空隙を形成するための下側の犠牲層としてCVD
(Chemical Vapour Deposition)法により5000オン
グストローム程度の厚さに絶縁膜35の上に酸化膜36
を形成する。
【0030】次に、固定端部に対しては、フオトリソグ
ラフイ技術により固定端14が形成される予定の部分の
ゲート酸化膜31、絶縁膜35、及び酸化膜36の部分
を開口部37として開口する。
ラフイ技術により固定端14が形成される予定の部分の
ゲート酸化膜31、絶縁膜35、及び酸化膜36の部分
を開口部37として開口する。
【0031】ステップ6は、ポリシリコン成膜工程を示
す。この工程は最終的に振動ゲート16と固定端14と
を形成するための前工程である。先ず、酸化膜36と開
口部37の上にポリシリコン38を例えば1μm程度の
厚さで成膜する。この後、導電性を付与するためにボロ
ンをドープする。
す。この工程は最終的に振動ゲート16と固定端14と
を形成するための前工程である。先ず、酸化膜36と開
口部37の上にポリシリコン38を例えば1μm程度の
厚さで成膜する。この後、導電性を付与するためにボロ
ンをドープする。
【0032】次に、フオトリソグラフイ技術により振動
ゲート16に対応する部分と開口部37に対応する部分
にマスクをしてから、RIE(Reactive Ion Etching)
によりポリシリコン38を所定の形状にエッチングして
最終的に振動ゲートとなる板状の梁39と、開口部37
にY形の支柱40を形成する。
ゲート16に対応する部分と開口部37に対応する部分
にマスクをしてから、RIE(Reactive Ion Etching)
によりポリシリコン38を所定の形状にエッチングして
最終的に振動ゲートとなる板状の梁39と、開口部37
にY形の支柱40を形成する。
【0033】ステップ7は、第2犠牲層酸化膜形成工程
を示す。この工程は、最終的に振動ゲート16の周囲に
空隙を形成するための、下側を除く部分の犠牲層として
CVD法により5000オングストローム程度の厚さに
酸化膜36、梁39、及び支柱40の上に酸化膜41を
形成する。
を示す。この工程は、最終的に振動ゲート16の周囲に
空隙を形成するための、下側を除く部分の犠牲層として
CVD法により5000オングストローム程度の厚さに
酸化膜36、梁39、及び支柱40の上に酸化膜41を
形成する。
【0034】ステップ8は、酸化膜エッチング工程を示
す。まず、フオトリソグラフイ技術により振動ゲートの
中央部では梁39の近傍を、固定端部では支柱40の近
傍と支柱40のY字中央部42を除く部分をマスクして
から、これらの周囲の酸化膜36と41を弗化水素酸で
エッチングして間隙対応部43、44を形成する。
す。まず、フオトリソグラフイ技術により振動ゲートの
中央部では梁39の近傍を、固定端部では支柱40の近
傍と支柱40のY字中央部42を除く部分をマスクして
から、これらの周囲の酸化膜36と41を弗化水素酸で
エッチングして間隙対応部43、44を形成する。
【0035】ステップ9は、ギャップ対応成膜工程を示
す。この工程は、後工程で用いられるエッチング液を導
入するための犠牲層としての酸化膜45を、ほぼ500
オングストローム程度の厚さで絶縁膜35と間隙対応部
43、44の上を含んで全面にCVD法により形成す
る。この後、フオトリソグラフイ技術を用いてY字中央
部42の上の酸化膜45をエッチングして除去する。
す。この工程は、後工程で用いられるエッチング液を導
入するための犠牲層としての酸化膜45を、ほぼ500
オングストローム程度の厚さで絶縁膜35と間隙対応部
43、44の上を含んで全面にCVD法により形成す
る。この後、フオトリソグラフイ技術を用いてY字中央
部42の上の酸化膜45をエッチングして除去する。
【0036】ステップ10は、シエル対応部形成工程を
示す。ステップ9で形成された酸化膜45などの上に1
μm程度の厚さになるようにポリシリコン46を成膜す
る。この後、RTA(Rapid Thermal Aneal)によりシ
エル及び振動ゲートのポリシリコンに残存するストレス
を短時間熱処理して除去し、これらが変形するのを防止
する。
示す。ステップ9で形成された酸化膜45などの上に1
μm程度の厚さになるようにポリシリコン46を成膜す
る。この後、RTA(Rapid Thermal Aneal)によりシ
エル及び振動ゲートのポリシリコンに残存するストレス
を短時間熱処理して除去し、これらが変形するのを防止
する。
【0037】この後、フオトリソグラフイ技術を用いて
マスクし、RIEによりポリシリコン46をエッチング
して振動ゲートを覆う大きさの範囲にシエル対応部47
を形成する。
マスクし、RIEによりポリシリコン46をエッチング
して振動ゲートを覆う大きさの範囲にシエル対応部47
を形成する。
【0038】ステップ11は、エッチングギャップ形成
工程を示す。この工程は、振動ゲートとシエルとを形成
するために、弗化水素酸を用いて酸化膜45をエッチン
グしながらこれを除去して導入孔48を形成し、ついで
この導入孔48を介して間隙対応部43、44をも除去
する。このようにして、振動ゲート16、固定端14、
及びシエル49を形成する。
工程を示す。この工程は、振動ゲートとシエルとを形成
するために、弗化水素酸を用いて酸化膜45をエッチン
グしながらこれを除去して導入孔48を形成し、ついで
この導入孔48を介して間隙対応部43、44をも除去
する。このようにして、振動ゲート16、固定端14、
及びシエル49を形成する。
【0039】ステップ12は、真空封止工程を示す。こ
の工程は、真空中でシエル49、導入孔48、絶縁膜3
5の上をポリシリコン50でほぼ5000オングストロ
ーム程度の厚さで成膜して、シエル49の内部を真空に
保持する。
の工程は、真空中でシエル49、導入孔48、絶縁膜3
5の上をポリシリコン50でほぼ5000オングストロ
ーム程度の厚さで成膜して、シエル49の内部を真空に
保持する。
【0040】ステップ13は、コンタクトホール形成工
程を示す。ソース部32とドレイン部33の上部にある
ゲート酸化膜31、絶縁膜35、及びポリシリコン50
の一部をフオトリソグラフイ技術とRIEとを用いて開
口してコンタクトホール51、52を形成する。同様に
して、ゲート部にもコンタクトホール54を形成するこ
とができる。
程を示す。ソース部32とドレイン部33の上部にある
ゲート酸化膜31、絶縁膜35、及びポリシリコン50
の一部をフオトリソグラフイ技術とRIEとを用いて開
口してコンタクトホール51、52を形成する。同様に
して、ゲート部にもコンタクトホール54を形成するこ
とができる。
【0041】ステップ14は、ダイアフラム形成工程を
示す。水酸化カリウム(KOH)液を用いて、中央部が
薄肉で周囲が厚肉となる薄肉部になるようにシリコン単
結晶の基板30の底部をエッチングしてダイアフラム5
3を形成する。
示す。水酸化カリウム(KOH)液を用いて、中央部が
薄肉で周囲が厚肉となる薄肉部になるようにシリコン単
結晶の基板30の底部をエッチングしてダイアフラム5
3を形成する。
【0042】ステップ15は、ボンデング工程を示す。
コンタクトホール51、52にアルミニウム製の電極1
3、12を形成する。以上が、振動式トランスデューサ
の振動ゲージをシェルで覆いダイアフラムを形成する製
造方法である。
コンタクトホール51、52にアルミニウム製の電極1
3、12を形成する。以上が、振動式トランスデューサ
の振動ゲージをシェルで覆いダイアフラムを形成する製
造方法である。
【0043】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この様
な、微細加工技術(マイクロマシーニング)を用いて、
半導体基板上に形成された構造型トランスデューサにお
いては、以下のような問題がある。
な、微細加工技術(マイクロマシーニング)を用いて、
半導体基板上に形成された構造型トランスデューサにお
いては、以下のような問題がある。
【0044】(1)振動式赤外線センサとしてそのまま
使用すると感度が十分でない。 (2)振動ゲート16などの構造物を作製する工程で、
犠牲層にシリコン酸化膜36,41を用いるため、これ
を除去する工程で、弗化水素酸で長時間エッチングする
必要がある。このとき、シリコン基板11側に設けら
れ、絶縁膜として必要なゲート酸化膜19など、エッチ
ングされて欲しくない膜は、ゲート酸化膜19と同様な
絶縁物であるシリコン窒化膜18等の、耐弗化水素酸性
の高い保護膜18で保護しておく必要があるが、十分な
耐蝕性は得られていなかった。
使用すると感度が十分でない。 (2)振動ゲート16などの構造物を作製する工程で、
犠牲層にシリコン酸化膜36,41を用いるため、これ
を除去する工程で、弗化水素酸で長時間エッチングする
必要がある。このとき、シリコン基板11側に設けら
れ、絶縁膜として必要なゲート酸化膜19など、エッチ
ングされて欲しくない膜は、ゲート酸化膜19と同様な
絶縁物であるシリコン窒化膜18等の、耐弗化水素酸性
の高い保護膜18で保護しておく必要があるが、十分な
耐蝕性は得られていなかった。
【0045】本発明は、この問題点を、解決するもので
ある。本発明の目的は、高感度、高精度で、安価な振動
式赤外線センサとその製造方法を提供するにある。
ある。本発明の目的は、高感度、高精度で、安価な振動
式赤外線センサとその製造方法を提供するにある。
【0046】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に、本発明は、 (1)両端が基板に固定された振動ゲートの共振周波数
を測定する事により該振動ゲートに加えられた赤外線に
基づく歪を測定する振動式赤外線センサにおいて、第1
の伝導形式を有する半導体の基板と該基板の表面に形成
され前記伝導形式とは逆の第2の伝導形式を有するドレ
インとソースにより挟まれたチャネルと前記基板の表面
上に形成されたゲート酸化膜と該ゲート酸化膜の上を覆
い弗化水素酸に対して耐性の強い絶縁膜とポリシリコン
よりなり変位可能なように該絶縁膜の表面から間隙を保
持して両端が前記基板に固定され前記ドレインとソース
とチャネルとを覆って配置され自励発振により該ドレイ
ンとの間に生じる静電力により変位する板状の導電性の
振動ゲートと該振動ゲートを覆い内部が真空に保持され
たシエルと該シエルの外表面に設けられた赤外線の集光
レンズとを具備する検出ユニットを具備したことを特徴
とする振動式赤外線センサ。 (2)両端が基板に固定された振動ゲートの共振周波数
を測定する事により該振動ゲートに加えられた赤外線に
基づく歪を測定する振動式赤外線センサにおいて、第1
の伝導形式を有する半導体の第1の基板と該第1の基板
の表面に形成され前記伝導形式とは逆の第2の伝導形式
を有するドレインとソースにより挟まれたチャネルと前
記第1の基板の表面上に形成されたゲート酸化膜と該ゲ
ート酸化膜の上を覆い弗化水素酸に対して耐性の強い絶
縁膜とポリシリコンよりなり変位可能なように該絶縁膜
の表面から間隙を保持して両端が前記基板に固定され前
記ドレインとソースとチャネルとを覆って配置され自励
発振により該ドレインとの間に生じる静電力により変位
する板状の導電性の振動ゲートと該振動ゲートを覆い内
部が真空に保持されたシエルと該シエルの外表面に設け
られた赤外線の集光レンズとを具備する検出ユニット
と、第1の伝導形式を有する半導体の第2の基板と該第
2の基板の表面に形成され前記伝導形式とは逆の第2の
伝導形式を有するドレインとソースにより挟まれたチャ
ネルと前記第2の基板の表面上に形成されたゲート酸化
膜と該ゲート酸化膜の上を覆い弗化水素酸に対して耐性
の強い絶縁膜とポリシリコンよりなり変位可能なように
該絶縁膜の表面から間隙を保持して両端が前記基板に固
定され前記ドレインとソースとチャネルとを覆って配置
され自励発振により該ドレインとの間に生じる静電力に
より変位する板状の導電性の振動ゲートと該振動ゲート
を覆い内部が真空に保持されたシエルと該シエルの外表
面に設けられた赤外線反射膜とを具備するリファレンス
ユニットとを具備したことを特徴とする振動式赤外線セ
ンサ。 (3)両端が基板に固定された振動ゲートの共振周波数
を測定する事により該振動ゲートに加えられた赤外線に
基づく歪を測定する振動式赤外線センサにおいて、第1
の伝導形式を有する半導体の基板と該基板の表面に形成
され前記伝導形式とは逆の第2の伝導形式を有する第1
のドレインと第1のソースにより挟まれた第1のチャネ
ルと前記基板の表面上に形成されたゲート酸化膜と該ゲ
ート酸化膜の上を覆い弗化水素酸に対して耐性の強い絶
縁膜とポリシリコンよりなり変位可能なように該絶縁膜
の表面から間隙を保持して両端が前記基板に固定され前
記第1のドレインと第1のソースと第1のチャネルとを
覆って配置され自励発振により該第1のドレインとの間
に生じる静電力により変位する板状の導電性の第1の振
動ゲートと該第1の振動ゲートを覆い内部が真空に保持
された第1のシエルと該第1のシエルの外表面に設けら
れた赤外線の集光レンズとを具備する検出ユニットと、
前記第1の伝導形式を有する半導体の基板の表面に形成
され前記伝導形式とは逆の第2の伝導形式を有する第2
のドレインと第2のソースにより挟まれた第2のチャネ
ルと前記基板の表面上に形成されたゲート酸化膜と該ゲ
ート酸化膜の上を覆い弗化水素酸に対して耐性の強い絶
縁膜とポリシリコンよりなり変位可能なように該絶縁膜
の表面から間隙を保持して両端が前記基板に固定され前
記第2のドレインと第2のソースと第2のチャネルとを
覆って配置され自励発振により該第2のドレインとの間
に生じる静電力により変位する板状の導電性の第2の振
動ゲートと該第2の振動ゲートを覆い内部が真空に保持
された第2のシエルと該第2のシエルの外表面に設けら
れた赤外線反射膜とを具備するリファレンスユニット
と、を具備したことを特徴とする振動式赤外線センサ。 (4)両端が基板に固定された振動ゲートの共振周波数
を測定する事により該振動ゲートの両端に加えられた歪
を測定する振動式赤外線センサの製造方法において、以
下の工程を有することを特徴とする振動式赤外線センサ
の製造方法。 (a)第1の伝導形式を有する半導体の基板上に、ゲー
ト酸化膜を形成するゲート酸化膜形成工程。 (b)第2の伝導形式となる不純物をソース、ドレイン
やゲートのリード部分に対応する所定領域にイオン注入
するイオン注入工程。 (c)前記ゲート酸化膜上にポリシリコン保護膜を成膜
するポリシリコン保護膜形成工程。 (d)該ポリシリコン保護膜上に第1犠牲層酸化膜を形
成する第1犠牲層酸化膜形成工程。 (e)該第1犠牲層酸化膜上にポリシリコン膜を成膜す
る。この後、導電性付与のため第2の伝導形式となる不
純物をドープする。該ポリシリコン膜をエッチングして
振動ゲートに対応する梁を形成する梁形成工程。 (f)前記第1犠牲層酸化膜と前記梁の上に第2犠牲層
酸化膜を形成する第2犠牲層酸化膜形成工程。 (g)前記第1,第2犠牲層酸化膜をエッチングして間
隙対応部を形成する間隙対応部形成工程。 (h)犠牲層としてのギャップ対応酸化膜を前記ポリシ
リコン保護膜と間隙対応部の上を含んで全面に形成する
ギャップ対応膜形成工程。 (i)該ギャップ対応酸化膜上にポリシリコン膜を成膜
する。該ポリシリコン膜をエッチングしてシェル対応部
を形成するシェル対応部形成工程。 (j)前記ギャップ対応酸化膜をエッチングして導入孔
を形成し、この導入孔を介して前記間隙対応部をも除去
するエッチングギャップ形成工程。 (k)真空中で前記シェル対応部、前記導入孔、前記ポ
リシリコン保護膜上を、ポリシリコン膜で成膜して、シ
ェルの内部を真空に保持する真空封止工程。 (l)前記第1の伝導形式を有する半導体の基板の底部
をエッチングして熱伝達防止部を形成する熱伝達防止部
形成工程。 (m)前記シェル対応部の外表面に赤外線の集光レンズ
を形成する赤外線集光レンズ形成工程。 (5)両端が基板に固定された振動ゲートの共振周波数
を測定する事により該振動ゲートの両端に加えられた歪
を測定する振動式赤外線センサの製造方法において、以
下の工程を有することを特徴とする振動式赤外線センサ
の製造方法。 (a)第1の伝導形式を有する半導体の基板上に、ゲー
ト酸化膜を形成するゲート酸化膜形成工程。 (b)第2の伝導形式となる不純物を第1,第2のソー
ス、第1,第2のドレインやゲートのリード部分に対応
する所定領域にイオン注入するイオン注入工程。 (c)前記ゲート酸化膜上にポリシリコン保護膜を成膜
するポリシリコン保護膜形成工程。 (d)該ポリシリコン保護膜上に第1犠牲層酸化膜を形
成する第1犠牲層酸化膜形成工程。 (e)該第1犠牲層酸化膜上にポリシリコン膜を成膜す
る。この後、導電性付与のため第2の伝導形式となる不
純物をドープする。該ポリシリコン膜をエッチングして
第1,第2の振動ゲートに対応する2個の梁を形成する
梁形成工程。 (f)前記第1犠牲層酸化膜と前記梁の上に第2犠牲層
酸化膜を形成する第2犠牲層酸化膜形成工程。 (g)前記第1,第2犠牲層酸化膜をエッチングして2
個の間隙対応部を形成する間隙対応部形成工程。 (h)犠牲層としてのギャップ対応酸化膜を前記ポリシ
リコン保護膜と間隙対応部の上を含んで全面に形成する
ギャップ対応膜形成工程。 (i)該ギャップ対応酸化膜上にポリシリコン膜を成膜
する。該ポリシリコン膜をエッチングして2個のシェル
対応部を形成するシェル対応部形成工程。 (j)前記ギャップ対応酸化膜をエッチングして導入孔
を形成し、この導入孔を介して前記間隙対応部をも除去
するエッチングギャップ形成工程。 (k)真空中で前記シェル対応部、前記導入孔、前記ポ
リシリコン保護膜上を、ポリシリコン膜で成膜して、シ
ェルの内部を真空に保持する真空封止工程。 (l)前記第1の伝導形式を有する半導体の基板の底部
をエッチングして熱伝達防止部を形成する熱伝達防止部
形成工程。 (m)前記2個のシェル対応部の外表面にそれぞれ赤外
線の反射膜を形成する赤外線反射膜形成工程。 (n)該反射膜の一方をエッチング除去して赤外線の集
光レンズを形成する赤外線集光レンズ形成工程。 を構成したものである。
に、本発明は、 (1)両端が基板に固定された振動ゲートの共振周波数
を測定する事により該振動ゲートに加えられた赤外線に
基づく歪を測定する振動式赤外線センサにおいて、第1
の伝導形式を有する半導体の基板と該基板の表面に形成
され前記伝導形式とは逆の第2の伝導形式を有するドレ
インとソースにより挟まれたチャネルと前記基板の表面
上に形成されたゲート酸化膜と該ゲート酸化膜の上を覆
い弗化水素酸に対して耐性の強い絶縁膜とポリシリコン
よりなり変位可能なように該絶縁膜の表面から間隙を保
持して両端が前記基板に固定され前記ドレインとソース
とチャネルとを覆って配置され自励発振により該ドレイ
ンとの間に生じる静電力により変位する板状の導電性の
振動ゲートと該振動ゲートを覆い内部が真空に保持され
たシエルと該シエルの外表面に設けられた赤外線の集光
レンズとを具備する検出ユニットを具備したことを特徴
とする振動式赤外線センサ。 (2)両端が基板に固定された振動ゲートの共振周波数
を測定する事により該振動ゲートに加えられた赤外線に
基づく歪を測定する振動式赤外線センサにおいて、第1
の伝導形式を有する半導体の第1の基板と該第1の基板
の表面に形成され前記伝導形式とは逆の第2の伝導形式
を有するドレインとソースにより挟まれたチャネルと前
記第1の基板の表面上に形成されたゲート酸化膜と該ゲ
ート酸化膜の上を覆い弗化水素酸に対して耐性の強い絶
縁膜とポリシリコンよりなり変位可能なように該絶縁膜
の表面から間隙を保持して両端が前記基板に固定され前
記ドレインとソースとチャネルとを覆って配置され自励
発振により該ドレインとの間に生じる静電力により変位
する板状の導電性の振動ゲートと該振動ゲートを覆い内
部が真空に保持されたシエルと該シエルの外表面に設け
られた赤外線の集光レンズとを具備する検出ユニット
と、第1の伝導形式を有する半導体の第2の基板と該第
2の基板の表面に形成され前記伝導形式とは逆の第2の
伝導形式を有するドレインとソースにより挟まれたチャ
ネルと前記第2の基板の表面上に形成されたゲート酸化
膜と該ゲート酸化膜の上を覆い弗化水素酸に対して耐性
の強い絶縁膜とポリシリコンよりなり変位可能なように
該絶縁膜の表面から間隙を保持して両端が前記基板に固
定され前記ドレインとソースとチャネルとを覆って配置
され自励発振により該ドレインとの間に生じる静電力に
より変位する板状の導電性の振動ゲートと該振動ゲート
を覆い内部が真空に保持されたシエルと該シエルの外表
面に設けられた赤外線反射膜とを具備するリファレンス
ユニットとを具備したことを特徴とする振動式赤外線セ
ンサ。 (3)両端が基板に固定された振動ゲートの共振周波数
を測定する事により該振動ゲートに加えられた赤外線に
基づく歪を測定する振動式赤外線センサにおいて、第1
の伝導形式を有する半導体の基板と該基板の表面に形成
され前記伝導形式とは逆の第2の伝導形式を有する第1
のドレインと第1のソースにより挟まれた第1のチャネ
ルと前記基板の表面上に形成されたゲート酸化膜と該ゲ
ート酸化膜の上を覆い弗化水素酸に対して耐性の強い絶
縁膜とポリシリコンよりなり変位可能なように該絶縁膜
の表面から間隙を保持して両端が前記基板に固定され前
記第1のドレインと第1のソースと第1のチャネルとを
覆って配置され自励発振により該第1のドレインとの間
に生じる静電力により変位する板状の導電性の第1の振
動ゲートと該第1の振動ゲートを覆い内部が真空に保持
された第1のシエルと該第1のシエルの外表面に設けら
れた赤外線の集光レンズとを具備する検出ユニットと、
前記第1の伝導形式を有する半導体の基板の表面に形成
され前記伝導形式とは逆の第2の伝導形式を有する第2
のドレインと第2のソースにより挟まれた第2のチャネ
ルと前記基板の表面上に形成されたゲート酸化膜と該ゲ
ート酸化膜の上を覆い弗化水素酸に対して耐性の強い絶
縁膜とポリシリコンよりなり変位可能なように該絶縁膜
の表面から間隙を保持して両端が前記基板に固定され前
記第2のドレインと第2のソースと第2のチャネルとを
覆って配置され自励発振により該第2のドレインとの間
に生じる静電力により変位する板状の導電性の第2の振
動ゲートと該第2の振動ゲートを覆い内部が真空に保持
された第2のシエルと該第2のシエルの外表面に設けら
れた赤外線反射膜とを具備するリファレンスユニット
と、を具備したことを特徴とする振動式赤外線センサ。 (4)両端が基板に固定された振動ゲートの共振周波数
を測定する事により該振動ゲートの両端に加えられた歪
を測定する振動式赤外線センサの製造方法において、以
下の工程を有することを特徴とする振動式赤外線センサ
の製造方法。 (a)第1の伝導形式を有する半導体の基板上に、ゲー
ト酸化膜を形成するゲート酸化膜形成工程。 (b)第2の伝導形式となる不純物をソース、ドレイン
やゲートのリード部分に対応する所定領域にイオン注入
するイオン注入工程。 (c)前記ゲート酸化膜上にポリシリコン保護膜を成膜
するポリシリコン保護膜形成工程。 (d)該ポリシリコン保護膜上に第1犠牲層酸化膜を形
成する第1犠牲層酸化膜形成工程。 (e)該第1犠牲層酸化膜上にポリシリコン膜を成膜す
る。この後、導電性付与のため第2の伝導形式となる不
純物をドープする。該ポリシリコン膜をエッチングして
振動ゲートに対応する梁を形成する梁形成工程。 (f)前記第1犠牲層酸化膜と前記梁の上に第2犠牲層
酸化膜を形成する第2犠牲層酸化膜形成工程。 (g)前記第1,第2犠牲層酸化膜をエッチングして間
隙対応部を形成する間隙対応部形成工程。 (h)犠牲層としてのギャップ対応酸化膜を前記ポリシ
リコン保護膜と間隙対応部の上を含んで全面に形成する
ギャップ対応膜形成工程。 (i)該ギャップ対応酸化膜上にポリシリコン膜を成膜
する。該ポリシリコン膜をエッチングしてシェル対応部
を形成するシェル対応部形成工程。 (j)前記ギャップ対応酸化膜をエッチングして導入孔
を形成し、この導入孔を介して前記間隙対応部をも除去
するエッチングギャップ形成工程。 (k)真空中で前記シェル対応部、前記導入孔、前記ポ
リシリコン保護膜上を、ポリシリコン膜で成膜して、シ
ェルの内部を真空に保持する真空封止工程。 (l)前記第1の伝導形式を有する半導体の基板の底部
をエッチングして熱伝達防止部を形成する熱伝達防止部
形成工程。 (m)前記シェル対応部の外表面に赤外線の集光レンズ
を形成する赤外線集光レンズ形成工程。 (5)両端が基板に固定された振動ゲートの共振周波数
を測定する事により該振動ゲートの両端に加えられた歪
を測定する振動式赤外線センサの製造方法において、以
下の工程を有することを特徴とする振動式赤外線センサ
の製造方法。 (a)第1の伝導形式を有する半導体の基板上に、ゲー
ト酸化膜を形成するゲート酸化膜形成工程。 (b)第2の伝導形式となる不純物を第1,第2のソー
ス、第1,第2のドレインやゲートのリード部分に対応
する所定領域にイオン注入するイオン注入工程。 (c)前記ゲート酸化膜上にポリシリコン保護膜を成膜
するポリシリコン保護膜形成工程。 (d)該ポリシリコン保護膜上に第1犠牲層酸化膜を形
成する第1犠牲層酸化膜形成工程。 (e)該第1犠牲層酸化膜上にポリシリコン膜を成膜す
る。この後、導電性付与のため第2の伝導形式となる不
純物をドープする。該ポリシリコン膜をエッチングして
第1,第2の振動ゲートに対応する2個の梁を形成する
梁形成工程。 (f)前記第1犠牲層酸化膜と前記梁の上に第2犠牲層
酸化膜を形成する第2犠牲層酸化膜形成工程。 (g)前記第1,第2犠牲層酸化膜をエッチングして2
個の間隙対応部を形成する間隙対応部形成工程。 (h)犠牲層としてのギャップ対応酸化膜を前記ポリシ
リコン保護膜と間隙対応部の上を含んで全面に形成する
ギャップ対応膜形成工程。 (i)該ギャップ対応酸化膜上にポリシリコン膜を成膜
する。該ポリシリコン膜をエッチングして2個のシェル
対応部を形成するシェル対応部形成工程。 (j)前記ギャップ対応酸化膜をエッチングして導入孔
を形成し、この導入孔を介して前記間隙対応部をも除去
するエッチングギャップ形成工程。 (k)真空中で前記シェル対応部、前記導入孔、前記ポ
リシリコン保護膜上を、ポリシリコン膜で成膜して、シ
ェルの内部を真空に保持する真空封止工程。 (l)前記第1の伝導形式を有する半導体の基板の底部
をエッチングして熱伝達防止部を形成する熱伝達防止部
形成工程。 (m)前記2個のシェル対応部の外表面にそれぞれ赤外
線の反射膜を形成する赤外線反射膜形成工程。 (n)該反射膜の一方をエッチング除去して赤外線の集
光レンズを形成する赤外線集光レンズ形成工程。 を構成したものである。
【0047】
【発明の実施の形態】図1は本発明の一実施例の要部構
成説明図、図2は図1のA−A断面図である。図におい
て、図11と同一記号の構成は同一機能を表わす。以
下、図11と相違部分のみ説明する。
成説明図、図2は図1のA−A断面図である。図におい
て、図11と同一記号の構成は同一機能を表わす。以
下、図11と相違部分のみ説明する。
【0048】11は、第1の伝導形式を有する半導体の
基板である。この場合は、n型の半導体の基板が使用さ
れている。61は、基板11の表面に形成され、基板1
1の伝導形式とは逆の伝導形式を有する第1のドレイン
62と第1のソース63により挟まれた第1のチャネル
である。この場合は、p型の半導体が使用されている。
基板である。この場合は、n型の半導体の基板が使用さ
れている。61は、基板11の表面に形成され、基板1
1の伝導形式とは逆の伝導形式を有する第1のドレイン
62と第1のソース63により挟まれた第1のチャネル
である。この場合は、p型の半導体が使用されている。
【0049】64は基板11の表面上に形成されたゲー
ト酸化膜である。65は、ゲート酸化膜64の上を覆
い、弗化水素酸に対して耐性の強い絶縁膜である。この
場合は、ポリシリコンが使用されている。
ト酸化膜である。65は、ゲート酸化膜64の上を覆
い、弗化水素酸に対して耐性の強い絶縁膜である。この
場合は、ポリシリコンが使用されている。
【0050】66は、ポリシリコンよりなり、変位可能
なように、絶縁膜65の表面から間隙を保持して両端が
基板11に固定され、第1のドレイン62と第1のソー
ス63と第1のチャネル61とを覆って配置され、自励
発振により、第1のドレイン62との間に生じる静電力
により変位する板状の導電性の第1の振動ゲートであ
る。
なように、絶縁膜65の表面から間隙を保持して両端が
基板11に固定され、第1のドレイン62と第1のソー
ス63と第1のチャネル61とを覆って配置され、自励
発振により、第1のドレイン62との間に生じる静電力
により変位する板状の導電性の第1の振動ゲートであ
る。
【0051】67は、第1の振動ゲート66を覆い、内
部が真空に保持された第1のシエルである。68は、第
1のシエル67の外表面に設けられた赤外線の集光レン
ズである。以上の構成により、検出ユニット60が構成
される。
部が真空に保持された第1のシエルである。68は、第
1のシエル67の外表面に設けられた赤外線の集光レン
ズである。以上の構成により、検出ユニット60が構成
される。
【0052】71は、半導体の基板11の表面に形成さ
れ、基板11の伝導形式とは逆の伝導形式を有する第2
のドレイン72と第2のソース73により挟まれた第2
のチャネルである。74は、基板11の表面上に形成さ
れたゲート酸化膜である。
れ、基板11の伝導形式とは逆の伝導形式を有する第2
のドレイン72と第2のソース73により挟まれた第2
のチャネルである。74は、基板11の表面上に形成さ
れたゲート酸化膜である。
【0053】75は、ゲート酸化膜74の上を覆い、弗
化水素酸に対して耐性の強い絶縁膜である。この場合
は、ポリシリコンが使用されている。76は、ポリシリ
コンよりなり、変位可能なように、絶縁膜75の表面か
ら間隙を保持して両端が基板11に固定され、第2のド
レイン72と第2のソース73と第2のチャネル71と
を覆って配置され、自励発振により、第2のドレイン7
2との間に生じる静電力により変位する板状の導電性の
第2の振動ゲートである。
化水素酸に対して耐性の強い絶縁膜である。この場合
は、ポリシリコンが使用されている。76は、ポリシリ
コンよりなり、変位可能なように、絶縁膜75の表面か
ら間隙を保持して両端が基板11に固定され、第2のド
レイン72と第2のソース73と第2のチャネル71と
を覆って配置され、自励発振により、第2のドレイン7
2との間に生じる静電力により変位する板状の導電性の
第2の振動ゲートである。
【0054】77は、第2の振動ゲート76を覆い、内
部が真空に保持された第2のシエルである。78は、第
2のシエル77の外表面に設けられた赤外線の反射膜で
ある。以上の構成により、リファレンスユニット70が
構成される。
部が真空に保持された第2のシエルである。78は、第
2のシエル77の外表面に設けられた赤外線の反射膜で
ある。以上の構成により、リファレンスユニット70が
構成される。
【0055】すなわち、センサ全体の構成としては、シ
ェル67,77付きの全く同形状の振動子66,76が
2つ存在し、一つの振動子76には、赤外線の入射に対
し赤外線反射膜78が付加され、もう一つの振動子66
には赤外線の入射に対し、赤外線の集光レンズ68が付
加されている。
ェル67,77付きの全く同形状の振動子66,76が
2つ存在し、一つの振動子76には、赤外線の入射に対
し赤外線反射膜78が付加され、もう一つの振動子66
には赤外線の入射に対し、赤外線の集光レンズ68が付
加されている。
【0056】以上の構成において、ゲートとして機能す
る振動ゲート66.76には、直流電源E2から負の電
位が印加されているので、電子は振動ゲート66.76
の下の表面からシリコン基板11の内部へ押しやられ、
逆に正孔は表面に引き寄せられるようになる。
る振動ゲート66.76には、直流電源E2から負の電
位が印加されているので、電子は振動ゲート66.76
の下の表面からシリコン基板11の内部へ押しやられ、
逆に正孔は表面に引き寄せられるようになる。
【0057】引き寄せられた正孔(P形)によって表面
に細いP形の伝導層であるチャネル61,71が形成さ
れソース63,73(P形)とドレイン62,72(P
形)との間をP形で結ぶことになり、このためソース6
3,73とドレイン62,72との間に電流id2が流れ
る。
に細いP形の伝導層であるチャネル61,71が形成さ
れソース63,73(P形)とドレイン62,72(P
形)との間をP形で結ぶことになり、このためソース6
3,73とドレイン62,72との間に電流id2が流れ
る。
【0058】この電流id2によって発生するドレイン6
2,72の電圧は、ドレイン抵抗R Dと、ドレインとシ
リコン基板11との間に形成される静電容量CDによ
り、位相シフトを受け、この位相シフトを受けた電位変
化により振動ゲート66.76とドレイン62,72と
の間の静電吸引力を変化させ間隔x2を変化させる。
2,72の電圧は、ドレイン抵抗R Dと、ドレインとシ
リコン基板11との間に形成される静電容量CDによ
り、位相シフトを受け、この位相シフトを受けた電位変
化により振動ゲート66.76とドレイン62,72と
の間の静電吸引力を変化させ間隔x2を変化させる。
【0059】この間隔x2の変化によりチャネル61,
71の厚さを変化させ、これにより電流id2を変化さ
せ、これがドレインの電位変化を引き起こす。これを繰
り返して発振するが、この発振はドレイン抵抗RDとド
レイン62,72とシリコン基板11の間の静電容量C
Dと発振の発振角速度ωとの積(ωRDCD)が、1に比
べて極めて大きくなる様に選定することにより継続され
る。
71の厚さを変化させ、これにより電流id2を変化さ
せ、これがドレインの電位変化を引き起こす。これを繰
り返して発振するが、この発振はドレイン抵抗RDとド
レイン62,72とシリコン基板11の間の静電容量C
Dと発振の発振角速度ωとの積(ωRDCD)が、1に比
べて極めて大きくなる様に選定することにより継続され
る。
【0060】以上のように自励発振が維持されている状
態で、赤外線の集光レンズ68を通して入ってきた赤外
線は、第1のシェル67を通過し、自励振しているB
(ボロン)ドープされた第1の振動ゲート66に吸収さ
れる。
態で、赤外線の集光レンズ68を通して入ってきた赤外
線は、第1のシェル67を通過し、自励振しているB
(ボロン)ドープされた第1の振動ゲート66に吸収さ
れる。
【0061】B(ボロン)ドープされた第1の振動ゲー
ト66の赤外線吸収係数は200〜300と大きく、か
つ、その大きさが1um〜10um帯の赤外領域におい
て波長依存性が見られない。
ト66の赤外線吸収係数は200〜300と大きく、か
つ、その大きさが1um〜10um帯の赤外領域におい
て波長依存性が見られない。
【0062】第1の振動ゲート66に赤外線が吸収され
たことで、第1の振動ゲート66は熱膨張し、第1の振
動ゲート66と基板11との間で歪みが生じることで、
梁の共振周波数が変化する。したがって、この固有振動
数の変化を取り出すことにより、赤外線Mの値を検知す
ることができる。
たことで、第1の振動ゲート66は熱膨張し、第1の振
動ゲート66と基板11との間で歪みが生じることで、
梁の共振周波数が変化する。したがって、この固有振動
数の変化を取り出すことにより、赤外線Mの値を検知す
ることができる。
【0063】しかして、第1の振動ゲート66と第2の
振動ゲート76と共振周波数の差動演算処理を行うこと
により、測定環境の温度揺らぎを受けず,正確な赤外線
入射量を測定することができる。
振動ゲート76と共振周波数の差動演算処理を行うこと
により、測定環境の温度揺らぎを受けず,正確な赤外線
入射量を測定することができる。
【0064】なお、第1の振動ゲート66と第2の振動
ゲート76とは真空に保持されている。真空度は、共振
周波数の揺動の大きさと,断熱効果に影響し、真空度が
高いほどQが高くなり揺動も減り,断熱効果も高まるの
で,重要なパラメータである。そして、第1のシェル6
7を透過した赤外線は,高真空度に保たれた空間を通過
して効率よく第1の振動ゲート66に吸収される。
ゲート76とは真空に保持されている。真空度は、共振
周波数の揺動の大きさと,断熱効果に影響し、真空度が
高いほどQが高くなり揺動も減り,断熱効果も高まるの
で,重要なパラメータである。そして、第1のシェル6
7を透過した赤外線は,高真空度に保たれた空間を通過
して効率よく第1の振動ゲート66に吸収される。
【0065】この結果、 (1)振動子式赤外線センサの感度は、ゲージファクタ
ーに比例するため,振動子の長さ,厚さなどの形状を制
御し、また真空度を上げQを高めることにより周波数揺
動を下げることで、同じ熱型センサに属する市販のボロ
メータを上回る感度を得ることができる高感度、高精度
な振動式赤外線センサが得られる。
ーに比例するため,振動子の長さ,厚さなどの形状を制
御し、また真空度を上げQを高めることにより周波数揺
動を下げることで、同じ熱型センサに属する市販のボロ
メータを上回る感度を得ることができる高感度、高精度
な振動式赤外線センサが得られる。
【0066】(2)半導体プロセスを利用することで,
検出用振動子66と等しい大きさのreference振動子7
6を1チップ内に容易に作り込むことができる。2つの
振動子66、76の共振周波数を差動にとることで,測
定環境の温度揺らぎに影響されない、高精度な赤外線検
出を行うことができる。
検出用振動子66と等しい大きさのreference振動子7
6を1チップ内に容易に作り込むことができる。2つの
振動子66、76の共振周波数を差動にとることで,測
定環境の温度揺らぎに影響されない、高精度な赤外線検
出を行うことができる。
【0067】(3)従来例の如く、チョッパがいらない
等,センサとしてのシステムも簡単になる。従って、製
造コストを低減し得る振動式赤外線センサが得られる。
等,センサとしてのシステムも簡単になる。従って、製
造コストを低減し得る振動式赤外線センサが得られる。
【0068】(4)sealcap67,77をもとも
とセンサチップ内に持っているので、従来例の如く、セ
ンサ作製後sealcapする必要がない。従って、ア
センブリングにおける工程が簡略化されコストが下が
る。従って、更に、製造コストを低減し得る振動式赤外
線センサが得られる。
とセンサチップ内に持っているので、従来例の如く、セ
ンサ作製後sealcapする必要がない。従って、ア
センブリングにおける工程が簡略化されコストが下が
る。従って、更に、製造コストを低減し得る振動式赤外
線センサが得られる。
【0069】(5)加えるに、基板11構造の最表面に
形成された絶縁膜65,75は、弗化水素酸水溶液の耐
蝕性が充分であり、振動ゲート66,76の製造工程中
において、犠牲層エッチング時に、ゲート酸化膜64,
74が弗化水素酸水溶液にさらされて、素子構造が破壊
されることがない。
形成された絶縁膜65,75は、弗化水素酸水溶液の耐
蝕性が充分であり、振動ゲート66,76の製造工程中
において、犠牲層エッチング時に、ゲート酸化膜64,
74が弗化水素酸水溶液にさらされて、素子構造が破壊
されることがない。
【0070】なお、前述の実施例においては、基板11
上に検出ユニット60とレファレンスユニツト70を製
作すると説明したが、これに限ることはなく、検出ユニ
ット60とレファレンスユニツト70とを別々に作って
も良く、また、出力特性が落ちる可能性があるが、検出
ユニット60のみ製作しても良いことは勿論である。
上に検出ユニット60とレファレンスユニツト70を製
作すると説明したが、これに限ることはなく、検出ユニ
ット60とレファレンスユニツト70とを別々に作って
も良く、また、出力特性が落ちる可能性があるが、検出
ユニット60のみ製作しても良いことは勿論である。
【0071】次に、このような振動式赤外線センサの構
成要素としての検出ユニット60のみを単体として製造
する製造方法について、図3、図4に示す製造工程図を
用いてステップ順に説明する。
成要素としての検出ユニット60のみを単体として製造
する製造方法について、図3、図4に示す製造工程図を
用いてステップ順に説明する。
【0072】(1)ステップ1は、ゲート酸化膜形成工
程を示す。n形のシリコン単結晶の基板101の上に、
ゲート酸化膜102を、例えば500オングストローム
程度の厚さに形成する。
程を示す。n形のシリコン単結晶の基板101の上に、
ゲート酸化膜102を、例えば500オングストローム
程度の厚さに形成する。
【0073】(2)ステップ2は、イオン注入工程を示
す。ここでは、p形不純物としてボロンを、ソース10
3、ドレイン104やゲートのリード部分に対応する所
定領域に、イオン注入しする。
す。ここでは、p形不純物としてボロンを、ソース10
3、ドレイン104やゲートのリード部分に対応する所
定領域に、イオン注入しする。
【0074】(3)ステップ3は、また、必要に応じ
て、チャネル部105に、ボロンを浅い深さでイオン注
入することで、ソース103−ドレイン104間の抵抗
値を制御することが可能である。
て、チャネル部105に、ボロンを浅い深さでイオン注
入することで、ソース103−ドレイン104間の抵抗
値を制御することが可能である。
【0075】(4)ステップ4は、ポリシリコン保護膜
形成工程を示す。この工程では、後工程で使用する弗化
水素酸(HF)に対して耐性が強く、ゲート酸化膜10
2の保護膜の役目を果たし、かつ安定な膜であるポリシ
リコン保護膜106を、ほぼ5000オングストローム
程度の厚さでゲート酸化膜102の上に成膜する。
形成工程を示す。この工程では、後工程で使用する弗化
水素酸(HF)に対して耐性が強く、ゲート酸化膜10
2の保護膜の役目を果たし、かつ安定な膜であるポリシ
リコン保護膜106を、ほぼ5000オングストローム
程度の厚さでゲート酸化膜102の上に成膜する。
【0076】(5)ステップ5は、第1犠牲層酸化膜形
成工程を示す。この工程は、先ず、最終的に、振動ゲー
ト66の周囲に空隙を形成するための下側の犠牲層とし
て、例えばCVD(Chemical Vapor Deposition)法に
より5000オングストローム程度の厚さにポリシリコ
ン保護膜106の上に第1犠牲層酸化膜107を形成す
る。
成工程を示す。この工程は、先ず、最終的に、振動ゲー
ト66の周囲に空隙を形成するための下側の犠牲層とし
て、例えばCVD(Chemical Vapor Deposition)法に
より5000オングストローム程度の厚さにポリシリコ
ン保護膜106の上に第1犠牲層酸化膜107を形成す
る。
【0077】(6)ステップ6は、振動ゲート形成工程
を示す。この工程は最終的に振動ゲート16を形成する
ための前工程である。先ず、第1犠牲層酸化膜107の
上に、ポリシリコン膜108(図示せず)を、例えば1
μm程度の厚さで成膜する。この後、導電性を付与する
ためにボロンをドープする。
を示す。この工程は最終的に振動ゲート16を形成する
ための前工程である。先ず、第1犠牲層酸化膜107の
上に、ポリシリコン膜108(図示せず)を、例えば1
μm程度の厚さで成膜する。この後、導電性を付与する
ためにボロンをドープする。
【0078】次に、フオトリソグラフイ技術により、振
動ゲート16に対応する部分に、マスクをしてから、R
IE(Reactive Ion Etching)により、ポリシリコン1
08(図示せず)を所定の形状にエッチングして、最終
的に振動ゲート16となる板状の振動ゲート109を形
成する。
動ゲート16に対応する部分に、マスクをしてから、R
IE(Reactive Ion Etching)により、ポリシリコン1
08(図示せず)を所定の形状にエッチングして、最終
的に振動ゲート16となる板状の振動ゲート109を形
成する。
【0079】(7)ステップ7は、第2犠牲層酸化膜形
成工程を示す。この工程は、先ず、最終的に振動ゲート
16の周囲に空隙を形成するための、下側を除く部分の
犠牲層として、例えばCVD法により、5000オング
ストローム程度の厚さに、第1犠牲層酸化膜107と梁
109の上に、第2犠牲層酸化膜111を形成する。
成工程を示す。この工程は、先ず、最終的に振動ゲート
16の周囲に空隙を形成するための、下側を除く部分の
犠牲層として、例えばCVD法により、5000オング
ストローム程度の厚さに、第1犠牲層酸化膜107と梁
109の上に、第2犠牲層酸化膜111を形成する。
【0080】(8)ステップ8は、間隙対応部形成工程
を示す。先ず、フォトリソグラフィ技術により、振動ゲ
ート16の中央部では振動ゲート109の近傍をマスク
してから、これらの周囲の第1犠牲層酸化膜107と第
2犠牲層酸化膜111を、弗化水素酸でエッチングし
て、間隙対応部112を形成する。
を示す。先ず、フォトリソグラフィ技術により、振動ゲ
ート16の中央部では振動ゲート109の近傍をマスク
してから、これらの周囲の第1犠牲層酸化膜107と第
2犠牲層酸化膜111を、弗化水素酸でエッチングし
て、間隙対応部112を形成する。
【0081】(9)ステップ9は、ギャップ対応膜形成
工程を示す。この工程は、後工程で用いられる、エッチ
ング液を導入するための犠牲層としてのギャップ対応酸
化膜113を、ほぼ500オングストローム程度の厚さ
で、ポリシリコン保護膜106と間隙対応部112の上
を含んで全面にCVD法により形成する。
工程を示す。この工程は、後工程で用いられる、エッチ
ング液を導入するための犠牲層としてのギャップ対応酸
化膜113を、ほぼ500オングストローム程度の厚さ
で、ポリシリコン保護膜106と間隙対応部112の上
を含んで全面にCVD法により形成する。
【0082】(10)ステップ10は、シェル対応部形
成工程を示す。ステップ9で形成されたギャップ対応酸
化膜113上に、1μm程度の厚さになるようにポリシ
リコン膜114(図示せず)を成膜する。
成工程を示す。ステップ9で形成されたギャップ対応酸
化膜113上に、1μm程度の厚さになるようにポリシ
リコン膜114(図示せず)を成膜する。
【0083】この後、フォトリソグラフィ技術を用いて
マスクし、RIEによりポリシリコン膜114をエッチ
ングして、振動ゲート16を覆う大きさの範囲に、シェ
ル対応部115を形成する。
マスクし、RIEによりポリシリコン膜114をエッチ
ングして、振動ゲート16を覆う大きさの範囲に、シェ
ル対応部115を形成する。
【0084】(11)ステップ11は、エッチングギャ
ップ形成工程を示す。この工程は、振動ゲート16とシ
ェル対応部115を形成するために、弗化水素酸を用い
て、ギャップ対応酸化膜113をエッチングしながら、
これを除去して導入孔116を形成し、ついでこの導入
孔116を介して間隙対応部112をも除去する。この
ようにして、振動ゲート16及びシェル対応部115を
形成する。
ップ形成工程を示す。この工程は、振動ゲート16とシ
ェル対応部115を形成するために、弗化水素酸を用い
て、ギャップ対応酸化膜113をエッチングしながら、
これを除去して導入孔116を形成し、ついでこの導入
孔116を介して間隙対応部112をも除去する。この
ようにして、振動ゲート16及びシェル対応部115を
形成する。
【0085】(12)ステップ12は、真空封止工程を
示す。この工程は、真空中でシェル対応部115、導入
孔116、ポリシリコン保護膜106の上を、ポリシリ
コン膜117でほぼ1μm程度の厚さで成膜して、シェ
ル23の内部を真空に保持する。
示す。この工程は、真空中でシェル対応部115、導入
孔116、ポリシリコン保護膜106の上を、ポリシリ
コン膜117でほぼ1μm程度の厚さで成膜して、シェ
ル23の内部を真空に保持する。
【0086】(13)ステップ13は、熱伝達防止部形
成工程を示す。水酸化カリウム(KOH)液を用いて、
中央部が薄肉で周囲が厚肉となる薄肉部になるように、
シリコン単結晶の基板101の底部をエッチングして、
熱伝達防止部118を形成する。熱伝達防止部118
は、測定赤外線による熱が、振動子式赤外線センサが取
付られる、例えば、ベースに逃げて仕舞うのを防止する
ためのものである。
成工程を示す。水酸化カリウム(KOH)液を用いて、
中央部が薄肉で周囲が厚肉となる薄肉部になるように、
シリコン単結晶の基板101の底部をエッチングして、
熱伝達防止部118を形成する。熱伝達防止部118
は、測定赤外線による熱が、振動子式赤外線センサが取
付られる、例えば、ベースに逃げて仕舞うのを防止する
ためのものである。
【0087】(14)ステップ14は、赤外線集光レン
ズ形成工程を示す。シェル対応部115の外表面に赤外
線の集光レンズ119を形成する。この場合は、有機樹
脂の塗布により形成されている。。
ズ形成工程を示す。シェル対応部115の外表面に赤外
線の集光レンズ119を形成する。この場合は、有機樹
脂の塗布により形成されている。。
【0088】以上の様な本発明の製造方法によれば、高
感度、高精度で、安価な検出ユニット60のみの振動式
赤外線センサを、従来の半導体プロセスを利用して安価
に且つ確実に製作出来る振動式赤外線センサの製造方法
を得ることができる。
感度、高精度で、安価な検出ユニット60のみの振動式
赤外線センサを、従来の半導体プロセスを利用して安価
に且つ確実に製作出来る振動式赤外線センサの製造方法
を得ることができる。
【0089】次に、このような振動式赤外線センサの構
成要素としての検出ユニット60とレファレンスユニツ
ト70とを、基板201上に製造する製造方法につい
て、図4に示す製造工程図を用いて説明する。
成要素としての検出ユニット60とレファレンスユニツ
ト70とを、基板201上に製造する製造方法につい
て、図4に示す製造工程図を用いて説明する。
【0090】(1)ステップ1は、ゲート酸化膜形成工
程を示す。n形のシリコン単結晶の基板201の上に、
ゲート酸化膜202を、例えば500オングストローム
程度の厚さに形成する。
程を示す。n形のシリコン単結晶の基板201の上に、
ゲート酸化膜202を、例えば500オングストローム
程度の厚さに形成する。
【0091】(2)ステップ2は、イオン注入工程を示
す。ここでは、p形不純物としてボロンを、第1,第2
のソース203,204、第1,第2のドレイン20
5,206やゲートのリード部分に対応する所定領域
に、イオン注入しする。
す。ここでは、p形不純物としてボロンを、第1,第2
のソース203,204、第1,第2のドレイン20
5,206やゲートのリード部分に対応する所定領域
に、イオン注入しする。
【0092】(3)ステップ3は、また、必要に応じ
て、第1,第2のチャネル部207,208に、ボロン
を浅い深さでイオン注入することで、ソース−ドレイン
間203−205、204−206間の抵抗値を制御す
ることが可能である。
て、第1,第2のチャネル部207,208に、ボロン
を浅い深さでイオン注入することで、ソース−ドレイン
間203−205、204−206間の抵抗値を制御す
ることが可能である。
【0093】(4)ステップ4は、ポリシリコン保護膜
形成工程を示す。この工程では、後工程で使用する弗化
水素酸(HF)に対して耐性が強く、ゲート酸化膜20
2の保護膜の役目を果たし、かつ安定な膜であるポリシ
リコン保護膜209を、ほぼ5000オングストローム
程度の厚さでゲート酸化膜202の上に成膜する。
形成工程を示す。この工程では、後工程で使用する弗化
水素酸(HF)に対して耐性が強く、ゲート酸化膜20
2の保護膜の役目を果たし、かつ安定な膜であるポリシ
リコン保護膜209を、ほぼ5000オングストローム
程度の厚さでゲート酸化膜202の上に成膜する。
【0094】(5)ステップ5は、第1犠牲層酸化膜形
成工程を示す。この工程は、先ず、最終的に、振動ゲー
ト66,76の周囲に空隙を形成するための下側の犠牲
層として、例えばCVD(Chemical Vapor Depositio
n)法により5000オングストローム程度の厚さにポ
リシリコン保護膜209の上に第1犠牲層酸化膜211
を形成する。
成工程を示す。この工程は、先ず、最終的に、振動ゲー
ト66,76の周囲に空隙を形成するための下側の犠牲
層として、例えばCVD(Chemical Vapor Depositio
n)法により5000オングストローム程度の厚さにポ
リシリコン保護膜209の上に第1犠牲層酸化膜211
を形成する。
【0095】(6)ステップ6は、振動ゲート形成工程
を示す。この工程は最終的に振動ゲート66,76を形
成するための前工程である。先ず、第1犠牲層酸化膜2
11の上に、ポリシリコン膜210(図示せず)を、例
えば1μm程度の厚さで成膜する。この後、導電性を付
与するためにボロンをドープする。
を示す。この工程は最終的に振動ゲート66,76を形
成するための前工程である。先ず、第1犠牲層酸化膜2
11の上に、ポリシリコン膜210(図示せず)を、例
えば1μm程度の厚さで成膜する。この後、導電性を付
与するためにボロンをドープする。
【0096】次に、フオトリソグラフイ技術により、振
動ゲート66,76に対応する部分に、マスクをしてか
ら、RIE(Reactive Ion Etching)により、ポリシリ
コン210(図示せず)を所定の形状にエッチングし
て、最終的に振動ゲート66,76となる第1,第2の
板状の振動ゲート212,213を形成する。
動ゲート66,76に対応する部分に、マスクをしてか
ら、RIE(Reactive Ion Etching)により、ポリシリ
コン210(図示せず)を所定の形状にエッチングし
て、最終的に振動ゲート66,76となる第1,第2の
板状の振動ゲート212,213を形成する。
【0097】(7)ステップ7は、第2犠牲層酸化膜形
成工程を示す。この工程は、先ず、最終的に振動ゲート
66,76の周囲に空隙を形成するための、下側を除く
部分の犠牲層として、例えばCVD法により、5000
オングストローム程度の厚さに、第1犠牲層酸化膜21
1と第1,第2の板状の振動ゲート212,213の上
に、第2犠牲層酸化膜214を形成する。
成工程を示す。この工程は、先ず、最終的に振動ゲート
66,76の周囲に空隙を形成するための、下側を除く
部分の犠牲層として、例えばCVD法により、5000
オングストローム程度の厚さに、第1犠牲層酸化膜21
1と第1,第2の板状の振動ゲート212,213の上
に、第2犠牲層酸化膜214を形成する。
【0098】(8)ステップ8は、間隙対応部形成工程
を示す。先ず、フォトリソグラフィ技術により、振動ゲ
ート212,213の中央部では、振動ゲート212,
213の近傍をマスクしてから、これらの周囲の第1犠
牲層酸化膜211と第2犠牲層酸化膜214を、弗化水
素酸でエッチングして、間隙対応部215,216を形
成する。
を示す。先ず、フォトリソグラフィ技術により、振動ゲ
ート212,213の中央部では、振動ゲート212,
213の近傍をマスクしてから、これらの周囲の第1犠
牲層酸化膜211と第2犠牲層酸化膜214を、弗化水
素酸でエッチングして、間隙対応部215,216を形
成する。
【0099】(9)ステップ9は、ギャップ対応膜形成
工程を示す。この工程は、後工程で用いられる、エッチ
ング液を導入するための犠牲層としてのギャップ対応酸
化膜217を、ほぼ500オングストローム程度の厚さ
で、ポリシリコン保護膜209と間隙対応部215,2
16の上を含んで全面にCVD法により形成する。
工程を示す。この工程は、後工程で用いられる、エッチ
ング液を導入するための犠牲層としてのギャップ対応酸
化膜217を、ほぼ500オングストローム程度の厚さ
で、ポリシリコン保護膜209と間隙対応部215,2
16の上を含んで全面にCVD法により形成する。
【0100】(10)ステップ10は、シェル対応部形
成工程を示す。ステップ9で形成されたギャップ対応酸
化膜217上に、1μm程度の厚さになるようにポリシ
リコン膜218(図示せず)を成膜する。
成工程を示す。ステップ9で形成されたギャップ対応酸
化膜217上に、1μm程度の厚さになるようにポリシ
リコン膜218(図示せず)を成膜する。
【0101】この後、フォトリソグラフィ技術を用いて
マスクし、RIEによりポリシリコン膜218をエッチ
ングして、振動ゲート66,76を覆う大きさの範囲
に、シェル対応部219、221を形成する。
マスクし、RIEによりポリシリコン膜218をエッチ
ングして、振動ゲート66,76を覆う大きさの範囲
に、シェル対応部219、221を形成する。
【0102】(11)ステップ11は、エッチングギャ
ップ形成工程を示す。この工程は、振動ゲート66,7
6とシェル対応部219、221を形成するために、弗
化水素酸を用いて、ギャップ対応酸化膜217をエッチ
ングしながら、これを除去して導入孔222を形成し、
ついでこの導入孔222を介して間隙対応部215、2
16をも除去する。このようにして、振動ゲート66,
76及びシェル対応部219、221を形成する。
ップ形成工程を示す。この工程は、振動ゲート66,7
6とシェル対応部219、221を形成するために、弗
化水素酸を用いて、ギャップ対応酸化膜217をエッチ
ングしながら、これを除去して導入孔222を形成し、
ついでこの導入孔222を介して間隙対応部215、2
16をも除去する。このようにして、振動ゲート66,
76及びシェル対応部219、221を形成する。
【0103】(12)ステップ12は、真空封止工程を
示す。この工程は、真空中でシェル対応部219、22
1、導入孔222、ポリシリコン保護膜209の上を、
ポリシリコン膜223でほぼ1μm程度の厚さで成膜し
て、シェル67、77の内部を真空に保持する。
示す。この工程は、真空中でシェル対応部219、22
1、導入孔222、ポリシリコン保護膜209の上を、
ポリシリコン膜223でほぼ1μm程度の厚さで成膜し
て、シェル67、77の内部を真空に保持する。
【0104】(13)ステップ13は、熱伝達防止部形
成工程を示す。水酸化カリウム(KOH)液を用いて、
中央部が薄肉で周囲が厚肉となる薄肉部になるように、
シリコン単結晶の基板201の底部をエッチングして、
熱伝達防止部224を形成する。熱伝達防止部224
は、測定赤外線による熱が、振動子式赤外線センサが取
付られる、例えば、ベースに逃げて仕舞うのを防止する
ためのものである。
成工程を示す。水酸化カリウム(KOH)液を用いて、
中央部が薄肉で周囲が厚肉となる薄肉部になるように、
シリコン単結晶の基板201の底部をエッチングして、
熱伝達防止部224を形成する。熱伝達防止部224
は、測定赤外線による熱が、振動子式赤外線センサが取
付られる、例えば、ベースに逃げて仕舞うのを防止する
ためのものである。
【0105】(14)ステップ14は、赤外線反射膜形
成工程を示す。シェル対応部219,221の外表面に
赤外線の反射膜225を形成する。この場合は、蒸着ア
ルミにより形成されている。。
成工程を示す。シェル対応部219,221の外表面に
赤外線の反射膜225を形成する。この場合は、蒸着ア
ルミにより形成されている。。
【0106】(15)ステップ15は、赤外線集光レン
ズ形成工程を示す。反射膜225の一方をエッチング除
去して赤外線の集光レンズ226を形成する。この場合
は、有機樹脂の塗布により形成されている。。
ズ形成工程を示す。反射膜225の一方をエッチング除
去して赤外線の集光レンズ226を形成する。この場合
は、有機樹脂の塗布により形成されている。。
【0107】以上の様な本発明の製造方法によれば、高
感度、高精度で、安価な検出ユニット60とレファレン
スユニツト70とが、基板201上に製造された振動式
赤外線センサを、従来の半導体プロセスを利用して安価
に且つ確実に製作出来る振動式赤外線センサの製造方法
を得ることができる。
感度、高精度で、安価な検出ユニット60とレファレン
スユニツト70とが、基板201上に製造された振動式
赤外線センサを、従来の半導体プロセスを利用して安価
に且つ確実に製作出来る振動式赤外線センサの製造方法
を得ることができる。
【0108】
【発明の効果】以上、実施例と共に詳細に説明したよう
に、本発明の第1請求項によれば、 (1)振動子式赤外線センサの感度は、ゲージファクタ
ーに比例するため,振動子の長さ,厚さなどの形状を制
御し、また真空度を上げQを高めることで周波数揺動を
下げることで、同じ熱型センサに属する市販のボロメー
タを上回る感度を得ることができる振動式赤外線センサ
が得られる。
に、本発明の第1請求項によれば、 (1)振動子式赤外線センサの感度は、ゲージファクタ
ーに比例するため,振動子の長さ,厚さなどの形状を制
御し、また真空度を上げQを高めることで周波数揺動を
下げることで、同じ熱型センサに属する市販のボロメー
タを上回る感度を得ることができる振動式赤外線センサ
が得られる。
【0109】(2)半導体プロセスを利用することで,
検出用振動子と等しい大きさのreference振動子を1チ
ップ内に容易に作り込むことができる。 (3)従来例の如く、チョッパがいらない等,センサと
してのシステムも簡単になる。従って、製造コストを低
減し得る振動式赤外線センサが得られる。
検出用振動子と等しい大きさのreference振動子を1チ
ップ内に容易に作り込むことができる。 (3)従来例の如く、チョッパがいらない等,センサと
してのシステムも簡単になる。従って、製造コストを低
減し得る振動式赤外線センサが得られる。
【0110】(4)sealcapをもともとセンサチ
ップ内に持っているので、従来例の如く、センサ作製後
sealcapする必要がない。従って、アセンブリン
グにおける工程が簡略化されコストが下がる。従って、
製造コストを低減し得る振動式赤外線センサが得られ
る。
ップ内に持っているので、従来例の如く、センサ作製後
sealcapする必要がない。従って、アセンブリン
グにおける工程が簡略化されコストが下がる。従って、
製造コストを低減し得る振動式赤外線センサが得られ
る。
【0111】(5)加えるに、基板構造の最表面に形成
された絶縁膜は、弗化水素酸水溶液の耐蝕性が充分であ
り、振動ゲートの製造工程中において、犠牲層エッチン
グ時に、ゲート酸化膜が弗化水素酸水溶液にさらされ
て、素子構造が破壊されることがない。
された絶縁膜は、弗化水素酸水溶液の耐蝕性が充分であ
り、振動ゲートの製造工程中において、犠牲層エッチン
グ時に、ゲート酸化膜が弗化水素酸水溶液にさらされ
て、素子構造が破壊されることがない。
【0112】本発明の第2請求項によれば、2つの振動
子の共振周波数を差動にとることで,測定環境の温度揺
らぎに影響されない、高精度な赤外線検出を行うことが
できる。
子の共振周波数を差動にとることで,測定環境の温度揺
らぎに影響されない、高精度な赤外線検出を行うことが
できる。
【0113】本発明の第3請求項によれば、検出ユニッ
トとレファレンスユニットとを、同一基板上に、半導体
プロセスを利用して、同時に形成出来るので、形成条件
を同一に出来、より同一形状の検出ユニットとレファレ
ンスユニットとが形成できるので、測定環境等の外乱を
差動演算により、より正確に打ち消す事が出来、高精度
な振動式赤外線センサが得られる。
トとレファレンスユニットとを、同一基板上に、半導体
プロセスを利用して、同時に形成出来るので、形成条件
を同一に出来、より同一形状の検出ユニットとレファレ
ンスユニットとが形成できるので、測定環境等の外乱を
差動演算により、より正確に打ち消す事が出来、高精度
な振動式赤外線センサが得られる。
【0114】本発明の第4請求項によれば、高感度、高
精度で、安価な検出ユニットのみの振動式赤外線センサ
を、従来の半導体プロセスを利用して安価に且つ確実に
製作出来る振動式赤外線センサの製造方法を得ることが
できる。
精度で、安価な検出ユニットのみの振動式赤外線センサ
を、従来の半導体プロセスを利用して安価に且つ確実に
製作出来る振動式赤外線センサの製造方法を得ることが
できる。
【0115】本発明の第5請求項によれば、高感度、高
精度で、安価な検出ユニットとレファレンスユニツトと
が、同一基板上に製造された振動式赤外線センサを、従
来の半導体プロセスを利用して安価に且つ確実に製作出
来る振動式赤外線センサの製造方法を得ることができ
る。
精度で、安価な検出ユニットとレファレンスユニツトと
が、同一基板上に製造された振動式赤外線センサを、従
来の半導体プロセスを利用して安価に且つ確実に製作出
来る振動式赤外線センサの製造方法を得ることができ
る。
【0116】従って、本発明によれば、高感度、高精度
で、安価な振動式赤外線センサとその製造方法を実現す
ることが出来る。
で、安価な振動式赤外線センサとその製造方法を実現す
ることが出来る。
【図1】本発明の1実施例の要部構成説明図である。
【図2】図1のA−A断面図である。
【図3】検出ユニットのみの振動式赤外線センサの製造
方法説明図である。
方法説明図である。
【図4】検出ユニットのみの振動式赤外線センサの製造
方法説明図である。
方法説明図である。
【図5】検出ユニットとレファレンスユニツトとが、同
一の基板上に製造された振動式赤外線センサの製造方法
説明図である。
一の基板上に製造された振動式赤外線センサの製造方法
説明図である。
【図6】検出ユニットとレファレンスユニツトとが、同
一の基板上に製造された振動式赤外線センサの製造方法
説明図である。
一の基板上に製造された振動式赤外線センサの製造方法
説明図である。
【図7】従来より一般に使用されている従来例の原理的
構成説明図である。
構成説明図である。
【図8】図7の動作説明図である。
【図9】図7の具体的実施例の構成を示す斜視図であ
る。
る。
【図10】図9の中央部近傍の断面図である。
【図11】図9の振動ゲート16の中央部分における全
体側断面図である。
体側断面図である。
【図12】図9の製造工程説明図である。
【図13】図9の製造工程説明図である。
11 シリコン基板 60 検出ユニット 61 第1のチャネル 62 第1のドレイン62 63 第1のソース 64 ゲート酸化膜 65 絶縁膜 66 第1の振動ゲート 67 第1のシエル 68 赤外線の集光レンズ 70 リファレンスユニット 72 第2のドレイン 73 第2のソース 74 ゲート酸化膜 75 絶縁膜 76 第2の振動ゲート 77 第2のシエル 78 赤外線の反射膜 101 基板 102 ゲート酸化膜 103 ソース 104 ドレイン 105 チャネル部 106 ポリシリコン保護膜 107 第1犠牲層酸化膜 108 ポリシリコン膜 109 振動ゲート 111 第2犠牲層酸化膜 112 間隙対応部 113 ギャップ対応酸化膜 114 ポリシリコン膜 115 シェル対応部 116 導入孔 117 ポリシリコン膜 118 熱伝達防止部 119 赤外線の集光レンズ 201 基板 202 ゲート酸化膜 203 第1のソース 204 第2のソース 205 第1のドレイン 206 第2のドレイン 207 第1のチャネル部 208 第2のチャネル部 210 ポリシリコン膜 209 ポリシリコン保護膜 211 第1犠牲層酸化膜 212 第1の振動ゲート 213 第2の振動ゲート 214 第2犠牲層酸化膜 215 間隙対応部 216 間隙対応部 217 ギャップ対応酸化膜 218 ポリシリコン膜 219 シェル対応部 221 シェル対応部 222 導入孔 223 ポリシリコン膜 224 熱伝達防止部 225 赤外線の反射膜 226 赤外線の集光レンズ
Claims (5)
- 【請求項1】両端が基板に固定された振動ゲートの共振
周波数を測定する事により該振動ゲートに加えられた赤
外線に基づく歪を測定する振動式赤外線センサにおい
て、 第1の伝導形式を有する半導体の基板と該基板の表面に
形成され前記伝導形式とは逆の第2の伝導形式を有する
ドレインとソースにより挟まれたチャネルと前記基板の
表面上に形成されたゲート酸化膜と該ゲート酸化膜の上
を覆い弗化水素酸に対して耐性の強い絶縁膜とポリシリ
コンよりなり変位可能なように該絶縁膜の表面から間隙
を保持して両端が前記基板に固定され前記ドレインとソ
ースとチャネルとを覆って配置され自励発振により該ド
レインとの間に生じる静電力により変位する板状の導電
性の振動ゲートと該振動ゲートを覆い内部が真空に保持
されたシエルと該シエルの外表面に設けられた赤外線の
集光レンズとを具備する検出ユニットを具備したことを
特徴とする振動式赤外線センサ。 - 【請求項2】両端が基板に固定された振動ゲートの共振
周波数を測定する事により該振動ゲートに加えられた赤
外線に基づく歪を測定する振動式赤外線センサにおい
て、 第1の伝導形式を有する半導体の第1の基板と該第1の
基板の表面に形成され前記伝導形式とは逆の第2の伝導
形式を有するドレインとソースにより挟まれたチャネル
と前記第1の基板の表面上に形成されたゲート酸化膜と
該ゲート酸化膜の上を覆い弗化水素酸に対して耐性の強
い絶縁膜とポリシリコンよりなり変位可能なように該絶
縁膜の表面から間隙を保持して両端が前記基板に固定さ
れ前記ドレインとソースとチャネルとを覆って配置され
自励発振により該ドレインとの間に生じる静電力により
変位する板状の導電性の振動ゲートと該振動ゲートを覆
い内部が真空に保持されたシエルと該シエルの外表面に
設けられた赤外線の集光レンズとを具備する検出ユニッ
トと、 第1の伝導形式を有する半導体の第2の基板と該第2の
基板の表面に形成され前記伝導形式とは逆の第2の伝導
形式を有するドレインとソースにより挟まれたチャネル
と前記第2の基板の表面上に形成されたゲート酸化膜と
該ゲート酸化膜の上を覆い弗化水素酸に対して耐性の強
い絶縁膜とポリシリコンよりなり変位可能なように該絶
縁膜の表面から間隙を保持して両端が前記基板に固定さ
れ前記ドレインとソースとチャネルとを覆って配置され
自励発振により該ドレインとの間に生じる静電力により
変位する板状の導電性の振動ゲートと該振動ゲートを覆
い内部が真空に保持されたシエルと該シエルの外表面に
設けられた赤外線反射膜とを具備するリファレンスユニ
ットとを具備したことを特徴とする振動式赤外線セン
サ。 - 【請求項3】両端が基板に固定された振動ゲートの共振
周波数を測定する事により該振動ゲートに加えられた赤
外線に基づく歪を測定する振動式赤外線センサにおい
て、 第1の伝導形式を有する半導体の基板と該基板の表面に
形成され前記伝導形式とは逆の第2の伝導形式を有する
第1のドレインと第1のソースにより挟まれた第1のチ
ャネルと前記基板の表面上に形成されたゲート酸化膜と
該ゲート酸化膜の上を覆い弗化水素酸に対して耐性の強
い絶縁膜とポリシリコンよりなり変位可能なように該絶
縁膜の表面から間隙を保持して両端が前記基板に固定さ
れ前記第1のドレインと第1のソースと第1のチャネル
とを覆って配置され自励発振により該第1のドレインと
の間に生じる静電力により変位する板状の導電性の第1
の振動ゲートと該第1の振動ゲートを覆い内部が真空に
保持された第1のシエルと該第1のシエルの外表面に設
けられた赤外線の集光レンズとを具備する検出ユニット
と、 前記第1の伝導形式を有する半導体の基板の表面に形成
され前記伝導形式とは逆の第2の伝導形式を有する第2
のドレインと第2のソースにより挟まれた第2のチャネ
ルと前記基板の表面上に形成されたゲート酸化膜と該ゲ
ート酸化膜の上を覆い弗化水素酸に対して耐性の強い絶
縁膜とポリシリコンよりなり変位可能なように該絶縁膜
の表面から間隙を保持して両端が前記基板に固定され前
記第2のドレインと第2のソースと第2のチャネルとを
覆って配置され自励発振により該第2のドレインとの間
に生じる静電力により変位する板状の導電性の第2の振
動ゲートと該第2の振動ゲートを覆い内部が真空に保持
された第2のシエルと該第2のシエルの外表面に設けら
れた赤外線反射膜とを具備するリファレンスユニット
と、 を具備したことを特徴とする振動式赤外線センサ。 - 【請求項4】両端が基板に固定された振動ゲートの共振
周波数を測定する事により該振動ゲートの両端に加えら
れた歪を測定する振動式赤外線センサの製造方法におい
て、 以下の工程を有することを特徴とする振動式赤外線セン
サの製造方法。 (a)第1の伝導形式を有する半導体の基板上に、ゲー
ト酸化膜を形成するゲート酸化膜形成工程。 (b)第2の伝導形式となる不純物をソース、ドレイン
やゲートのリード部分に対応する所定領域にイオン注入
するイオン注入工程。 (c)前記ゲート酸化膜上にポリシリコン保護膜を成膜
するポリシリコン保護膜形成工程。 (d)該ポリシリコン保護膜上に第1犠牲層酸化膜を形
成する第1犠牲層酸化膜形成工程。 (e)該第1犠牲層酸化膜上にポリシリコン膜を成膜す
る。この後、導電性付与のため第2の伝導形式となる不
純物をドープする。該ポリシリコン膜をエッチングして
振動ゲートに対応する梁を形成する梁形成工程。 (f)前記第1犠牲層酸化膜と前記梁の上に第2犠牲層
酸化膜を形成する第2犠牲層酸化膜形成工程。 (g)前記第1,第2犠牲層酸化膜をエッチングして間
隙対応部を形成する間隙対応部形成工程。 (h)犠牲層としてのギャップ対応酸化膜を前記ポリシ
リコン保護膜と間隙対応部の上を含んで全面に形成する
ギャップ対応膜形成工程。 (i)該ギャップ対応酸化膜上にポリシリコン膜を成膜
する。該ポリシリコン膜をエッチングしてシェル対応部
を形成するシェル対応部形成工程。 (j)前記ギャップ対応酸化膜をエッチングして導入孔
を形成し、この導入孔を介して前記間隙対応部をも除去
するエッチングギャップ形成工程。 (k)真空中で前記シェル対応部、前記導入孔、前記ポ
リシリコン保護膜上を、ポリシリコン膜で成膜して、シ
ェルの内部を真空に保持する真空封止工程。 (l)前記第1の伝導形式を有する半導体の基板の底部
をエッチングして熱伝達防止部を形成する熱伝達防止部
形成工程。 (m)前記シェル対応部の外表面に赤外線の集光レンズ
を形成する赤外線集光レンズ形成工程。 - 【請求項5】両端が基板に固定された振動ゲートの共振
周波数を測定する事により該振動ゲートの両端に加えら
れた歪を測定する振動式赤外線センサの製造方法におい
て、 以下の工程を有することを特徴とする振動式赤外線セン
サの製造方法。 (a)第1の伝導形式を有する半導体の基板上に、ゲー
ト酸化膜を形成するゲート酸化膜形成工程。 (b)第2の伝導形式となる不純物を第1,第2のソー
ス、第1,第2のドレインやゲートのリード部分に対応
する所定領域にイオン注入するイオン注入工程。 (c)前記ゲート酸化膜上にポリシリコン保護膜を成膜
するポリシリコン保護膜形成工程。 (d)該ポリシリコン保護膜上に第1犠牲層酸化膜を形
成する第1犠牲層酸化膜形成工程。 (e)該第1犠牲層酸化膜上にポリシリコン膜を成膜す
る。この後、導電性付与のため第2の伝導形式となる不
純物をドープする。該ポリシリコン膜をエッチングして
第1,第2の振動ゲートに対応する2個の梁を形成する
梁形成工程。 (f)前記第1犠牲層酸化膜と前記梁の上に第2犠牲層
酸化膜を形成する第2犠牲層酸化膜形成工程。 (g)前記第1,第2犠牲層酸化膜をエッチングして2
個の間隙対応部を形成する間隙対応部形成工程。 (h)犠牲層としてのギャップ対応酸化膜を前記ポリシ
リコン保護膜と間隙対応部の上を含んで全面に形成する
ギャップ対応膜形成工程。 (i)該ギャップ対応酸化膜上にポリシリコン膜を成膜
する。該ポリシリコン膜をエッチングして2個のシェル
対応部を形成するシェル対応部形成工程。 (j)前記ギャップ対応酸化膜をエッチングして導入孔
を形成し、この導入孔を介して前記間隙対応部をも除去
するエッチングギャップ形成工程。 (k)真空中で前記シェル対応部、前記導入孔、前記ポ
リシリコン保護膜上を、ポリシリコン膜で成膜して、シ
ェルの内部を真空に保持する真空封止工程。 (l)前記第1の伝導形式を有する半導体の基板の底部
をエッチングして熱伝達防止部を形成する熱伝達防止部
形成工程。 (m)前記2個のシェル対応部の外表面にそれぞれ赤外
線の反射膜を形成する赤外線反射膜形成工程。 (n)該反射膜の一方をエッチング除去して赤外線の集
光レンズを形成する赤外線集光レンズ形成工程。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9089359A JPH10281862A (ja) | 1997-04-08 | 1997-04-08 | 振動式赤外線センサとその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9089359A JPH10281862A (ja) | 1997-04-08 | 1997-04-08 | 振動式赤外線センサとその製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10281862A true JPH10281862A (ja) | 1998-10-23 |
Family
ID=13968525
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP9089359A Pending JPH10281862A (ja) | 1997-04-08 | 1997-04-08 | 振動式赤外線センサとその製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH10281862A (ja) |
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-
1997
- 1997-04-08 JP JP9089359A patent/JPH10281862A/ja active Pending
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