JPH10282031A - ガス検知装置及びガス検知方法 - Google Patents

ガス検知装置及びガス検知方法

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JPH10282031A
JPH10282031A JP8504397A JP8504397A JPH10282031A JP H10282031 A JPH10282031 A JP H10282031A JP 8504397 A JP8504397 A JP 8504397A JP 8504397 A JP8504397 A JP 8504397A JP H10282031 A JPH10282031 A JP H10282031A
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JP
Japan
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gas
voltage
temperature
detection
sensitivity
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JP8504397A
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Kazuo Okinaga
一夫 翁長
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F I S KK
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F I S KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】検出精度の高いガス検知装置及び検出精度を高
めることができるガス検知方法を提供する。 【解決手段】金属酸化物半導体を感ガス体24とするガ
スセンサSは、感ガス体24に負荷抵抗RLが直列接続
される。ガスセンサSは、感ガス体24を加熱するため
のヒータ25が感ガス体24内に埋設されている。交番
電圧出力回路1は、感ガス体24と負荷抵抗RLとの直
列回路に交番電圧よりなる検出用電圧を印加する。検知
回路4は、感ガス体24の表面にガスが接触することに
よって起きる感ガス体24の抵抗値の変化に伴う負荷抵
抗RL両端の電圧Vout 変化によりガスを検知するよう
になっている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ガス検知装置及び
ガス検知方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、金属酸化物半導体を感ガス体
とするガスセンサを用いたガス検知装置が提供されてい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記従来の
ガス検知装置においては、感ガス体と負荷抵抗との直列
回路の両端間に直流電圧よりなる検出用電圧を印加し、
感ガス体の表面にガスが接触することによって起きる感
ガス体の抵抗値の変化に伴う負荷抵抗の両端電圧の変化
によりガスを検知するようになっているが、感度の湿度
依存性があり、雰囲気中の湿度の影響を受けて検出精度
が悪くなってしまうという問題があった。この種の問題
を解決ために、感ガス体の材料についての研究が各所で
行われているが、問題の解決には至っていない。また、
サーミスタや湿度センサを使用した補償回路を設けるこ
とも検討されているが、上記問題を十分には解決してい
ない。
【0004】本発明は上記事由に鑑みて為されたもので
あり、その目的は、検出精度の高いガス検知装置及び検
出精度を高めることができるガス検知方法を提供するこ
とにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、上記
目的を達成するために、金属酸化物半導体を感ガス体と
して用いたガスセンサと、感ガス体に直列に接続される
負荷抵抗と、感ガス体と負荷抵抗との直列回路に交番電
圧よりなる検出用電圧を印加する交番電圧出力回路と、
負荷抵抗の両端電圧の変化によりがスを検知する検知回
路とを備えて成ることを特徴とするものであり、検出用
電圧として直流電圧を用いた場合に比べて感度を高める
ことができるとともに感度の湿度依存性を小さくするこ
とができ、検出精度を高めることができる。
【0006】請求項2の発明は、請求項1の発明におい
て、検出用電圧の周波数を略10Hz乃至略1MHzと
したものであり、望ましい実施態様である。請求項3の
発明は、請求項1又は請求項2の発明において、感ガス
体を加熱するためのヒータと、ヒータへの通電を制御す
ることにより検知対象ガスの種類に応じて感ガス体の温
度を可変する手段とを備え、該手段によって感ガス体の
温度が高温になる高温期間と温度が低温になる低温期間
とを交互に設定し、上記検知回路は、高温期間もしくは
低温期間又は両期間に検知対象ガスの検知を行う検知期
間が設定されているので、検知対象ガスの選択の自由度
が高くなるとともに、節電を図ることが可能となる。
【0007】請求項4の発明は、請求項3の発明におい
て、メタン、プロパン、水素などの可燃性ガス及び一酸
化炭素を検知対象ガスとするガス検知装置であって、高
温期間の温度は可燃性ガスの感度に対する一酸化炭素の
感度が十分低くなる温度に設定され、低温期間の温度は
一酸化炭素の感度に対する可燃性ガスの感度が十分低く
なる温度に設定されているので、高温期間に可燃性ガス
を検知し、低温期間に一酸化炭素を検知することにより
可燃性ガス及び一酸化炭素の両方を高感度で検知するこ
とが可能となる。
【0008】請求項5の発明は、金属酸化物半導体を感
ガス体として用いたガスセンサの当該感ガス体に直列に
負荷抵抗を接続し、当該感ガス体と負荷抵抗との直列回
路に交番電圧よりなる検出用電圧を印加して、負荷抵抗
の両端電圧の変化によりガスを検知することを特徴と
し、検出用電圧として直流電圧を用いた場合に比べて感
度が高くなるとともに感度の湿度依存性が小さくなり、
検出精度が高くなる。
【0009】請求項6の発明は、請求項5の発明におい
て、検出用電圧の周波数を略10Hz乃至略1MHzと
したものであり、望ましい実施態様である。請求項7の
発明は、請求項5又は請求項6の発明において、ガスセ
ンサにヒータを設け、ヒータへの通電を制御することに
より感ガス体の温度が高温になる高温期間と温度が低温
になる低温期間とを交互に設定し、高温期間もしくは低
温期間又は両期間にガス検知を行う検知期間を設定する
ので、検知対象ガスの選択の自由度が高くなるととも
に、節電を図ることが可能となる。
【0010】請求項8の発明は、請求項7の発明におい
て、メタン、プロパン、水素などの可燃性ガス及び一酸
化炭素を検知対象ガスとするガス検知方法であって、高
温期間の温度を、可燃性ガスの感度に対する一酸化炭素
の感度が十分低くなる温度に設定するとともに、低温期
間の温度を、一酸化炭素の感度に対する可燃性ガスの感
度が十分低くなる温度に設定し、高温期間に可燃性ガス
を検知し、低温期間に一酸化炭素を検知するので、可燃
性ガス及び一酸化炭素の両方を高感度で検知することが
できる。
【0011】
【発明の実施の形態】本実施形態のガス検知装置は、図
1に示すように、金属酸化物半導体を感ガス体24とし
感ガス体24を加熱するためのヒータ25を有するガス
センサSと、感ガス体24に直列接続される負荷抵抗R
Lと、感ガス体24と負荷抵抗RLとの直列回路に交番
電圧よりなる検出用電圧を印加する交番電圧出力回路1
と、負荷抵抗RLの両端電圧の変化によりガスを検知す
るマイクロコンピュータよりなる検知回路4と、ヒータ
25への通電を行うことにより感ガス体24の温度を可
変するヒータ電源回路(図示せず)とを備えている。
【0012】交番電圧出力回路1は、検知回路4から出
力された直流の矩形波電圧(図1の点の電圧を図2
(a)に示す)を積分回路2により直流の三角波電圧
(図1の点の電圧を図2(b)に示す)に変換し、こ
の三角波電圧を微分回路3により交流の矩形波電圧(図
1の点の電圧を図2(c)に示す)に変換して、この
交流の矩形波電圧を感ガス体24と負荷抵抗RLとの直
列回路に印加している。負荷抵抗RLの両端電圧は整流
積分回路5を介して検知回路4に入力されるようになっ
ている。なお、交番電圧出力回路1の回路構成は、図1
の構成に限定するものではなく、交番電圧を出力するも
のであればよい。
【0013】つまり、本実施形態では、図3に示すよう
に、ヒータ25の両端間に所定の電圧VH を印加して感
ガス体24を加熱するとともに、感ガス体24と負荷抵
抗RLとの直列回路の両端間に交番電圧よりなる検出用
電圧VC を印加し、感ガス体24の表面にガスが接触す
ることによって起きる感ガス体24の抵抗値の変化に伴
う負荷抵抗RL両端の電圧Vout 変化によりガスを検知
するようになっている。
【0014】ガスセンサSは例えば、図4に示すような
構成であって、有底筒体からなるセンサ筐体(図示せ
ず)の底部を兼ねるベース30と、ベース30を貫通し
てセンサ筐体内外に突出する3本の端子101 ,1
2 ,103 と、端子にリード線を接続固定して支持さ
れた金属酸化物半導体からなる感ガス体24とを備えて
いる。感ガス体24は、長手方向の径が略0.4mm乃
至略0.8mm、短手方向の径が略0.2mm乃至略
0.7mmの楕円球状に形成され、貴金属線の電極コイ
ルからなるヒータ25が埋設されるとともに、ヒータ2
5の内部に貴金属線からなる検知用電極20が設けられ
ている。なお、本実施形態のガスセンサSは感ガス体2
4内にヒータ25を埋設した焼結した焼結型センサであ
るが、ガスセンサSは焼結型センサに限定するものでは
なく、金属酸化物半導体及びヒータを備えていればよ
く、いわゆる平板厚膜型センサであってもよい。
【0015】ここで、感ガス体24の主成分であるSn
2 の調整について説明すると、まず、SnCl4 の水
溶液をNH4 で加水分解してスズ酸ゾルを得、この得た
スズ酸ゾルを風乾燥後に空気中において例えば550℃
乃至700℃で1時間焼成し、SnO2 を得る。このS
nO2 に対してPdの王水溶液を含浸させ、例えば50
0℃で空気中において1時間焼成してPdを担持させ
る。ここでPdの役割はガスセンサに各ガスに対して適
切な感度をもたせるとともに、各種ガスに対する応答速
度を改善するためのものであり、用途によっては添加し
なくてもよい。また、Pdの代わりにPt、Rh、Au
等の貴金属を用いることもできる。
【0016】本実施形態では、メタン、プロパン、水素
などの可燃性ガスや一酸化炭素を検知対象ガスとし、ヒ
ータ25の両端間に検知対象ガスに応じた所定の電圧V
H を印加して感ガス体24を加熱するとともに、感ガス
体24と負荷抵抗RLとの直列回路の両端間に周波数が
略10Hz乃至略1MHzの交流矩形波電圧(交番電
圧)よりなる検出用電圧Vcを印加し、負荷抵抗RL両
端の電圧Vout 変化によりガスを検知しており、清浄大
気中の感ガス体24の両端抵抗値に対する各ガス中の両
端抵抗値の割合で示される感度(つまり、感度は感ガス
体24が清浄大気中にある場合の負荷抵抗RLの両端電
圧に対する感ガス体24がガス中になる場合の負荷抵抗
RLの両端電圧の割合で示される)を測定したところ、
従来に比べて感度の湿度依存性を小さくすることがで
き、検出精度が向上することが確認された。
【0017】また、上述のヒータ電源回路によって、1
80秒間に1秒間だけ感ガス体24をヒータ25により
加熱する高温期間を設定するとともに、残りの179秒
間は感ガス体24のヒータ25による加熱を行わない低
温期間を設定し、感ガス体24を加熱している高温期間
にメタンを検知対象ガスとし、感ガス体24を加熱をし
ていない低温期間に一酸化炭素を検知対象ガスとすれ
ば、電池駆動可能な省電力なガス検知装置を構成するこ
とができる。この場合も、交番電圧よりなる検出用電圧
Vcの周波数を略100Hz乃至略100kHzとする
ことで従来よりも感度の湿度依存性を小さくすることが
できた。なお、ヒータ25に印加する電圧VH は検知対
象ガスに応じて適宜設定される。
【0018】ところで、検出用電圧Vcとして略10H
z乃至略1MHzの交番電圧を用いることにより、従来
の直流電圧を用いた場合に比べて感度の湿度依存性が小
さくなる理由は定かではないが、感ガス体24の表面に
吸着する吸着水の量、あるいは吸着水の質が関係してい
ると推考される。つまり、検出用電圧Vcとして略10
Hz乃至略1MHzの交流電圧を用いることによって、
感ガス体24表面に吸着する吸着水量が少なくなるか、
あるいは感ガス体24表面に吸着している吸着水と感ガ
ス体24表面との相互作用が少なくなり、湿度依存性が
小さくなると推考される。
【0019】以下に述べる各実施例では、図1の回路を
有するガス検知装置を用いて測定を行った。 (実施例1)本実施例では、図1に示したガス検知装置
において、感ガス体24の温度が略400℃になるよう
にヒータ25に0.9Vの電圧を印加している。本実施
例では、検出用電圧Vcの印加交番電圧の周波数を種々
変えて(実効電圧を5V一定として周波数を1Hz乃至
100MHzの範囲で変化させて)メタン(1000p
pm)に対する感度の相対湿度依存性を測定したとこ
ろ、図5に示すような測定結果が得られた。なお、感度
は、上述のように清浄大気中の感ガス体24の両端抵抗
値に対するガス中の感ガス体24の両端抵抗値の割合に
相当し、この値が1よりも小さいほど感度が高い。ま
た、測定を行った雰囲気の温度は20℃一定とし、雰囲
気の相対湿度は20%、40%、60%、80%とし
た。
【0020】ここに、図5中のロ(■)は周波数を1H
zとした場合、ハ(▲)は周波数を10Hzとした場
合、ニ(◇)は周波数を100Hzとした場合、ホ
(□)は周波数を100kHzとした場合、ヘ(○)は
周波数を1MHzとした場合、それぞれの結果を示す。
なお、検出用電圧Vcの周波数を10MHzとした場合
は、測定データの信頼性に欠けるため、省略してある。
また、図5中のイ(●)は交番電圧出力回路1の代わり
に直流電源を設けて測定電圧を5Vの直流電圧とした場
合の結果を示し、従来例に相当するものである。。
【0021】この測定結果から、本実施例では、検出用
電圧Vcとして周波数が略10Hz乃至略1MHzの交
番電圧を用いることにより、検出用電圧Vcに直流電圧
を用いる従来例に比べて、メタンに対する感度が高くな
るとともに感度の湿度依存性が小さくなり検出精度を高
められることがわかった。 (実施例2)本実施例では、図1に示したガス検知装置
において、感ガス体24の温度が略100℃になるよう
にヒータ25に0.3Vの電圧を印加している。本実施
例では、検出用電圧Vcの印加交番電圧の周波数を種々
変えて(実効電圧を5V一定として周波数を1Hz乃至
100MHzの範囲で変化させて)一酸化炭素(100
ppm)に対する感度の相対湿度依存性を測定したとこ
ろ、図6に示すような測定結果が得られた。なお、感度
は、上述のように清浄大気中の感ガス体24の両端抵抗
値に対するガス中の感ガス体24の両端抵抗値の割合に
相当し、この値が1よりも小さいほど感度が高い。ま
た、測定を行った雰囲気の温度は20℃一定とし、雰囲
気の相対湿度は20%、40%、60%、80%とし
た。
【0022】ここに、図6中のロ(■)は周波数を1H
zとした場合、ハ(▲)は周波数を10Hzとした場
合、ニ(◇)は周波数を100Hzとした場合、ホ
(□)は周波数を100kHzとした場合、ヘ(○)は
周波数を1MHzとした場合、それぞれの結果を示す。
なお、検出用電圧Vcの周波数を10MHzとした場合
は、測定データの信頼性に欠けるため、省略してある。
また、図6中のイ(●)は交番電圧出力回路1の代わり
に直流電源を設けて測定電圧を5Vの直流電圧とした場
合の結果を示し、従来例に相当するものである。。
【0023】この測定結果から、本実施例では、検出用
電圧Vcとして周波数が略10Hz乃至略1MHzの交
番電圧を用いることにより、検出用電圧Vcに直流電圧
を用いる従来例に比べて、一酸化炭素に対する感度が高
くなるとともに感度の湿度依存性が小さくなり検出精度
を高められることがわかった。 (実施例3)本実施例では、180秒間に1秒間だけ感
ガス体24の温度が略400℃になるようにヒータ25
に0.9Vのヒータ電圧VH を印加し、残りの179秒
間は感ガス体24の温度が略室温に等しくなるようにヒ
ータ電圧VH を略零Vとしている。また、本実施例で
は、ヒータ25により感ガス体24を加熱している1秒
間の高温期間の最後の予め設定した第1の検知期間にメ
タンを検知対象ガスとし、次の179秒間の低温期間の
最後の予め設定した第2の検知期間に一酸化炭素を検知
対象ガスとしている。
【0024】本実施例では、検出用電圧Vcの印加交番
電圧の周波数を種々変えて(実効電圧を5V一定として
周波数を1Hz乃至100MHzの範囲で変化させて)
第1の検知期間にメタン(1000ppm)に対する感
度の相対湿度依存性を測定し第2の検知期間に一酸化炭
素(100ppm)に対する感度の相対湿度依存性を測
定したところ、メタンについては図7に示すような測定
結果が得られ、一酸化炭素については図8に示すような
測定結果が得られた。なお、感度は、上述のように清浄
大気中の感ガス体24の両端抵抗値に対するガス中の感
ガス体24の両端抵抗値の割合に相当し、この値が1よ
りも小さいほど感度が高い。また、測定を行った雰囲気
の温度は20℃一定とし、雰囲気の相対湿度は20%、
40%、60%、80%とした。
【0025】ここに、図7及び図8中のロ(■)は周波
数を1Hzとした場合、ハ(▲)は周波数を10Hzと
した場合、ニ(◇)は周波数を100Hzとした場合、
ホ(□)は周波数を100kHzとした場合、ヘ(○)
は周波数を1MHzとした場合、それぞれの結果を示
す。なお、検出用電圧Vcの周波数を10MHzとした
場合は、測定データの信頼性に欠けるため、省略してあ
る。また、図7及び図8中のイ(●)は交番電圧出力回
路1の代わりに直流電源を設けて測定電圧を5Vの直流
電圧とした場合の結果を示し、従来例に相当するもので
ある。
【0026】ところで、第1の検出期間においては一酸
化炭素は検知されず、第2の検知期間においてはメタン
は検知されなかった。したがって、高温期間及び低温期
間の温度をそれぞれ上述のように設定することにより、
メタンのような可燃性ガスと一酸化炭素とを選択的に検
知することができることがわかった。また、検出用電圧
Vcとして周波数が略10Hz乃至略1MHzの交番電
圧を用いることにより、検出用電圧Vcに直流電圧を用
いる従来例に比べて、メタン(1000ppm)及び一
酸化炭素(100ppm)に対する感度が高くなるとと
もに感度の湿度依存性が小さくなり検出精度を高められ
ることがわかった。
【0027】なお、実施例1,3ではメタンを検知対象
ガスとするデータしか挙げていないが、水素、プロパン
についてもメタンの場合と同様に、感度の相対湿度依存
性が小さくなるという効果が得られ、また、一酸化炭素
に対する選択性が得られた。
【0028】
【発明の効果】請求項1の発明は、金属酸化物半導体を
感ガス体として用いたガスセンサと、感ガス体に直列に
接続される負荷抵抗と、感ガス体と負荷抵抗との直列回
路に交番電圧よりなる検出用電圧を印加する交番電圧出
力回路と、負荷抵抗の両端電圧の変化によりがスを検知
する検知回路とを備えているので、検出用電圧として直
流電圧を用いた場合に比べて感度を高めることができる
とともに感度の湿度依存性を小さくすることができ、検
出精度を高めることができるという効果がある。
【0029】請求項3の発明は、請求項1又は請求項2
の発明において、感ガス体を加熱するためのヒータと、
ヒータへの通電を制御することにより検知対象ガスの種
類に応じて感ガス体の温度を可変する手段とを備え、該
手段によって感ガス体の温度が高温になる高温期間と温
度が低温になる低温期間とを交互に設定し、上記検知回
路は、高温期間もしくは低温期間又は両期間に検知対象
ガスの検知を行う検知期間が設定されているので、検知
対象ガスの選択の自由度が高くなるとともに、節電を図
ることが可能となるという効果がある。
【0030】請求項4の発明は、請求項3の発明におい
て、メタン、プロパン、水素などの可燃性ガス及び一酸
化炭素を検知対象ガスとするガス検知装置であって、高
温期間の温度は可燃性ガスの感度に対する一酸化炭素の
感度が十分低くなる温度に設定され、低温期間の温度は
一酸化炭素の感度に対する可燃性ガスの感度が十分低く
なる温度に設定されているので、高温期間に可燃性ガス
を検知し、低温期間に一酸化炭素を検知することにより
可燃性ガス及び一酸化炭素の両方を高感度で検知するこ
とが可能となるという効果がある。
【0031】請求項5の発明は、金属酸化物半導体を感
ガス体として用いたガスセンサの当該感ガス体に直列に
負荷抵抗を接続し、当該感ガス体と負荷抵抗との直列回
路に交番電圧よりなる検出用電圧を印加して、負荷抵抗
の両端電圧の変化によりガスを検知するので、検出用電
圧として直流電圧を用いた場合に比べて感度が高くなる
とともに感度の湿度依存性が小さくなり、検出精度が高
くなるという効果がある。
【0032】請求項7の発明は、請求項5又は請求項6
の発明において、ガスセンサにヒータを設け、ヒータへ
の通電を制御することにより感ガス体の温度が高温にな
る高温期間と温度が低温になる低温期間とを交互に設定
し、高温期間もしくは低温期間又は両期間にガス検知を
行う検知期間を設定するので、検知対象ガスの選択の自
由度が高くなるとともに、節電を図ることが可能となる
という効果がある。
【0033】請求項8の発明は、請求項7の発明におい
て、メタン、プロパン、水素などの可燃性ガス及び一酸
化炭素を検知対象ガスとするガス検知方法であって、高
温期間の温度を、可燃性ガスの感度に対する一酸化炭素
の感度が十分低くなる温度に設定するとともに、低温期
間の温度を、一酸化炭素の感度に対する可燃性ガスの感
度が十分低くなる温度に設定し、高温期間に可燃性ガス
を検知し、低温期間に一酸化炭素を検知するので、可燃
性ガス及び一酸化炭素の両方を高感度で検知することが
できるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態を示すガス検知装置の回路例図であ
る。
【図2】同上の動作説明図である。
【図3】同上の検知原理の説明図である。
【図4】同上に用いるガスセンサの概略構成図である。
【図5】実施例1の各検出用電圧におけるメタンに対す
る感度の湿度依存性を示すグラフである。
【図6】実施例2の各検出用電圧における一酸化炭素に
対する感度の湿度依存性を示すグラフである。
【図7】実施例3の各検出用電圧におけるメタンに対す
る感度の湿度依存性を示すグラフである。
【図8】実施例3の各検出用電圧における一酸化炭素に
対する感度の湿度依存性を示すグラフである。
【符号の説明】
1 交番電圧出力回路 2 積分回路 3 微分回路 4 検知回路 5 整流積分回路 S ガスセンサ RL 負荷抵抗 24 感ガス体 25 ヒータ

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 金属酸化物半導体を感ガス体として用い
    たガスセンサと、感ガス体に直列に接続される負荷抵抗
    と、感ガス体と負荷抵抗との直列回路に交番電圧よりな
    る検出用電圧を印加する交番電圧出力回路と、負荷抵抗
    の両端電圧の変化によりがスを検知する検知回路とを備
    えて成ることを特徴とするガス検知装置。
  2. 【請求項2】 検出用電圧の周波数は、略10Hz乃至
    略1MHzであることを特徴とする請求項1記載のガス
    検知装置。
  3. 【請求項3】 感ガス体を加熱するためのヒータと、ヒ
    ータへの通電を制御することにより検知対象ガスの種類
    に応じて感ガス体の温度を可変する手段とを備え、該手
    段によって感ガス体の温度が高温になる高温期間と温度
    が低温になる低温期間とを交互に設定し、上記検知回路
    は、高温期間もしくは低温期間又は両期間に検知対象ガ
    スの検知を行う検知期間が設定されて成ることを特徴と
    する請求項1又は請求項2記載のガス検知装置。
  4. 【請求項4】 メタン、プロパン、水素などの可燃性ガ
    ス及び一酸化炭素を検知対象ガスとするガス検知装置で
    あって、高温期間の温度は可燃性ガスの感度に対する一
    酸化炭素の感度が十分低くなる温度に設定され、低温期
    間の温度は一酸化炭素の感度に対する可燃性ガスの感度
    が十分低くなる温度に設定されて成ることを特徴とする
    請求項3記載のガス検知装置。
  5. 【請求項5】 金属酸化物半導体を感ガス体として用い
    たガスセンサの当該感ガス体に直列に負荷抵抗を接続
    し、当該感ガス体と負荷抵抗との直列回路に交番電圧よ
    りなる検出用電圧を印加して、負荷抵抗の両端電圧の変
    化によりガスを検知することを特徴とするガス検知方
    法。
  6. 【請求項6】 検出用電圧の周波数を略10Hz乃至略
    1MHzとしたことを特徴とする請求項5記載のガス検
    知方法。
  7. 【請求項7】 ガスセンサにヒータを設け、ヒータへの
    通電を制御することにより感ガス体の温度が高温になる
    高温期間と温度が低温になる低温期間とを交互に設定
    し、高温期間もしくは低温期間又は両期間にガス検知を
    行う検知期間を設定することを特徴とする請求項5又は
    請求項6記載のガス検知方法。
  8. 【請求項8】 メタン、プロパン、水素などの可燃性ガ
    ス及び一酸化炭素を検知対象ガスとするガス検知方法で
    あって、高温期間の温度を、可燃性ガスの感度に対する
    一酸化炭素の感度が十分低くなる温度に設定するととも
    に、低温期間の温度を、一酸化炭素の感度に対する可燃
    性ガスの感度が十分低くなる温度に設定し、高温期間に
    可燃性ガスを検知し、低温期間に一酸化炭素を検知する
    ことを特徴とする請求項7記載のガス検知方法。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000193623A (ja) * 1998-12-25 2000-07-14 Fis Kk ガス検出装置
US6406181B1 (en) * 1999-03-10 2002-06-18 Robert Bosch Gmbh Temperature sensor

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