JPH1028640A - 消臭カーペット - Google Patents
消臭カーペットInfo
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- JPH1028640A JPH1028640A JP18632396A JP18632396A JPH1028640A JP H1028640 A JPH1028640 A JP H1028640A JP 18632396 A JP18632396 A JP 18632396A JP 18632396 A JP18632396 A JP 18632396A JP H1028640 A JPH1028640 A JP H1028640A
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Landscapes
- Artificial Filaments (AREA)
- Carpets (AREA)
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Abstract
(57)【要約】
【課題】靴の汚れ等が付着するような状況下でも優れた
消臭効果を半永久的に維持することができる消臭カーペ
ットを提供する。 【解決手段】(1)ローパイル層とハイパイル層を有す
るハイ・アンド・ロー構造のカーペットであって、上記
ローパイル層が空気中の有臭成分に対して光触媒活性を
有する繊維を含有する消臭カーペット。(2)前記光触
媒活性を有する繊維がアナターゼ型酸化チタンを含有す
るものである(1) 記載の消臭カーペット。 (3)前記ローパイル層および/またはハイパイル層が
物理吸着または化学吸着による消臭機能を有する繊維を
含有する(1) または(2) 記載の消臭カーペット。 (4)前記ハイパイル層が嵩高加工糸からなる(1) 〜
(3) のいずれかに記載の消臭カーペット。
消臭効果を半永久的に維持することができる消臭カーペ
ットを提供する。 【解決手段】(1)ローパイル層とハイパイル層を有す
るハイ・アンド・ロー構造のカーペットであって、上記
ローパイル層が空気中の有臭成分に対して光触媒活性を
有する繊維を含有する消臭カーペット。(2)前記光触
媒活性を有する繊維がアナターゼ型酸化チタンを含有す
るものである(1) 記載の消臭カーペット。 (3)前記ローパイル層および/またはハイパイル層が
物理吸着または化学吸着による消臭機能を有する繊維を
含有する(1) または(2) 記載の消臭カーペット。 (4)前記ハイパイル層が嵩高加工糸からなる(1) 〜
(3) のいずれかに記載の消臭カーペット。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は消臭カーペットに関
し、さらに詳しくは半永久的に消臭効果を持続すること
ができる消臭カーペットに関する。
し、さらに詳しくは半永久的に消臭効果を持続すること
ができる消臭カーペットに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、空間の臭いを消失させる繊維とし
て、例えば特開昭62−47751号公報に開示され
た、アクリロニトリルとアクリル酸とを共重合して得ら
れた繊維に銅を付与した繊維(旭化成工業社製、デオグ
リーン(登録商標))等の消臭繊維が知られている。こ
のような消臭繊維を用いて製造したカーペットは、長期
間使用すると、靴底の汚れなどがカーペットに付着し、
これらが消臭作用のある繊維中の官能基等を封鎖するこ
とから消臭効果が低下するという問題があった。また光
触媒活性を有する粒子を練り込んだ繊維をカーペットに
用いた場合も同様に靴底などの汚れ成分が酸化チタンの
表面に付着し、光照射によって発生した活性酸素がその
汚れの分解に消費されてしまい、本来の目的である空間
の臭いを消失させることができないという問題があっ
た。
て、例えば特開昭62−47751号公報に開示され
た、アクリロニトリルとアクリル酸とを共重合して得ら
れた繊維に銅を付与した繊維(旭化成工業社製、デオグ
リーン(登録商標))等の消臭繊維が知られている。こ
のような消臭繊維を用いて製造したカーペットは、長期
間使用すると、靴底の汚れなどがカーペットに付着し、
これらが消臭作用のある繊維中の官能基等を封鎖するこ
とから消臭効果が低下するという問題があった。また光
触媒活性を有する粒子を練り込んだ繊維をカーペットに
用いた場合も同様に靴底などの汚れ成分が酸化チタンの
表面に付着し、光照射によって発生した活性酸素がその
汚れの分解に消費されてしまい、本来の目的である空間
の臭いを消失させることができないという問題があっ
た。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は、上記
従来技術の問題点を解決し、靴の汚れ等が付着するよう
な状況下でも優れた消臭効果を半永久的に維持すること
ができる消臭カーペットを提供することにある。
従来技術の問題点を解決し、靴の汚れ等が付着するよう
な状況下でも優れた消臭効果を半永久的に維持すること
ができる消臭カーペットを提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記課題
に鑑み鋭意検討した結果、光触媒活性を有する繊維をカ
ーペットに用いても汚れが多い場所で使用すると充分な
消臭効果が得られないのは、光触媒活性を有する粒子表
面に汚れの成分が付着し、光照射により発生した活性酸
素がその汚れの分解に使用されてしまうためであること
に着目し、ハイ・アンド・ロー構造を有するカーペット
において、ローパイル層に光触媒活性を有する粒子を含
有する繊維を用い、ハイパイル層に汚れを吸着させてロ
ーパイル層を保護することにより、繊維の活性が長期間
維持され、充分な消臭作用が得られることを見出し、本
発明に至ったものである。すなわち、本願で特許請求さ
れる発明は以下のとおりである。
に鑑み鋭意検討した結果、光触媒活性を有する繊維をカ
ーペットに用いても汚れが多い場所で使用すると充分な
消臭効果が得られないのは、光触媒活性を有する粒子表
面に汚れの成分が付着し、光照射により発生した活性酸
素がその汚れの分解に使用されてしまうためであること
に着目し、ハイ・アンド・ロー構造を有するカーペット
において、ローパイル層に光触媒活性を有する粒子を含
有する繊維を用い、ハイパイル層に汚れを吸着させてロ
ーパイル層を保護することにより、繊維の活性が長期間
維持され、充分な消臭作用が得られることを見出し、本
発明に至ったものである。すなわち、本願で特許請求さ
れる発明は以下のとおりである。
【0005】(1)ローパイル層とハイパイル層を有す
るハイ・アンド・ロー構造のカーペットであって、上記
ローパイル層が空気中の有臭成分に対して光触媒活性を
有する繊維を含有することを特徴とする消臭カーペッ
ト。 (2)前記光触媒活性を有する繊維がアナターゼ型酸化
チタンを含有するものであることを特徴とする(1) 記載
の消臭カーペット。 (3)前記ローパイル層および/またはハイパイル層が
物理吸着または化学吸着による消臭機能を有する繊維を
含有することを特徴とする(1) または(2) 記載の消臭カ
ーペット。 (4)前記ハイパイル層が嵩高加工糸からなることを特
徴とする(1) 〜(3) のいずれかに記載の消臭カーペッ
ト。
るハイ・アンド・ロー構造のカーペットであって、上記
ローパイル層が空気中の有臭成分に対して光触媒活性を
有する繊維を含有することを特徴とする消臭カーペッ
ト。 (2)前記光触媒活性を有する繊維がアナターゼ型酸化
チタンを含有するものであることを特徴とする(1) 記載
の消臭カーペット。 (3)前記ローパイル層および/またはハイパイル層が
物理吸着または化学吸着による消臭機能を有する繊維を
含有することを特徴とする(1) または(2) 記載の消臭カ
ーペット。 (4)前記ハイパイル層が嵩高加工糸からなることを特
徴とする(1) 〜(3) のいずれかに記載の消臭カーペッ
ト。
【0006】本発明における消臭カーペットは、ローパ
イル層とハイパイル層を有するハイ・アンド・ロー構造
を有し、かつローパイル層は空気中の有臭成分に対して
光触媒活性を有する繊維を含有する。本発明において光
触媒活性とは、光照射により触媒作用が発現し、酸化反
応等の化学反応により空気中の有臭成分を分解する性
質、例えば、光照射により触媒内に正孔が発生し、活性
酸素が発生することにより空気中の有臭成分を酸化反応
等により分解する性質をいう。
イル層とハイパイル層を有するハイ・アンド・ロー構造
を有し、かつローパイル層は空気中の有臭成分に対して
光触媒活性を有する繊維を含有する。本発明において光
触媒活性とは、光照射により触媒作用が発現し、酸化反
応等の化学反応により空気中の有臭成分を分解する性
質、例えば、光照射により触媒内に正孔が発生し、活性
酸素が発生することにより空気中の有臭成分を酸化反応
等により分解する性質をいう。
【0007】光触媒活性を有する繊維は、繊維中に光触
媒活性を有する粒子を導入することにより得られる。光
触媒活性を有する粒子としては上記のような光触媒活性
を有するものであれば特に制限はなく、例えば、酸化チ
タン、酸化亜鉛などがが挙げられるが、特に酸化力の強
い酸化チタンが好ましく、より好ましくは光触媒活性の
高いアナターゼ型酸化チタンである。また酸化チタンに
パラジューム、銅等の金属をドーピングするなどしてそ
の活性を向上させることができる。消臭カペットの消臭
効果を充分に持たせるためには光照射時のアセトアルデ
ヒド消臭率が80%以上であることが好ましく、より好
ましくは90%以上である。
媒活性を有する粒子を導入することにより得られる。光
触媒活性を有する粒子としては上記のような光触媒活性
を有するものであれば特に制限はなく、例えば、酸化チ
タン、酸化亜鉛などがが挙げられるが、特に酸化力の強
い酸化チタンが好ましく、より好ましくは光触媒活性の
高いアナターゼ型酸化チタンである。また酸化チタンに
パラジューム、銅等の金属をドーピングするなどしてそ
の活性を向上させることができる。消臭カペットの消臭
効果を充分に持たせるためには光照射時のアセトアルデ
ヒド消臭率が80%以上であることが好ましく、より好
ましくは90%以上である。
【0008】繊維に光触媒活性を有する粒子を導入する
方法としては、光触媒活性を有する粒子を繊維の紡糸原
液中に練り込んで紡糸する方法、湿式紡糸する際に未だ
一度も乾燥していない繊維の状態でゾル化した酸化チタ
ンを含浸法にて付与する方法等が挙げられる。繊維に対
する光触媒作用を有する粒子の含有量は特に限定するも
のではないが、通常、繊維に対して0.1〜10重量%
であり、好ましくは0.3〜5重量%である。酸化チタ
ンの含有量が0.1重量%未満では、有機物、特にカル
ボニル基を含有する化合物や酸性化合物の悪臭に対する
触媒作用による分解性能が低い場合があり、一方、10
重量%を超えると繊維に酸化チタンを含有させるのが困
難となり、また繊維の物性が低下して風合が低下し、ま
た後の工程、例えば紡績工程で繊維が巻き付く、紡績機
械の摩耗などの問題が発生する場合がある。
方法としては、光触媒活性を有する粒子を繊維の紡糸原
液中に練り込んで紡糸する方法、湿式紡糸する際に未だ
一度も乾燥していない繊維の状態でゾル化した酸化チタ
ンを含浸法にて付与する方法等が挙げられる。繊維に対
する光触媒作用を有する粒子の含有量は特に限定するも
のではないが、通常、繊維に対して0.1〜10重量%
であり、好ましくは0.3〜5重量%である。酸化チタ
ンの含有量が0.1重量%未満では、有機物、特にカル
ボニル基を含有する化合物や酸性化合物の悪臭に対する
触媒作用による分解性能が低い場合があり、一方、10
重量%を超えると繊維に酸化チタンを含有させるのが困
難となり、また繊維の物性が低下して風合が低下し、ま
た後の工程、例えば紡績工程で繊維が巻き付く、紡績機
械の摩耗などの問題が発生する場合がある。
【0009】酸化チタンの大きさは、繊維の製造に支障
がない限り特別の制限はないが、繊維に対する付着のし
易さ等の点から粒子径0.07μm以下のものが好まし
い。酸化チタンの粒子径は、分散液中に存在する酸化チ
タン粒子径をレーザー回折散乱式粒度分布測定装置(堀
場製作所製、LA−910W)で測定することができ
る。
がない限り特別の制限はないが、繊維に対する付着のし
易さ等の点から粒子径0.07μm以下のものが好まし
い。酸化チタンの粒子径は、分散液中に存在する酸化チ
タン粒子径をレーザー回折散乱式粒度分布測定装置(堀
場製作所製、LA−910W)で測定することができ
る。
【0010】ローパイル層に用いられる繊維には特に限
定されないが、光触媒作用による自己劣化による強度低
下が小さいアクリル系繊維、ポリビニルアルコール系繊
維、ポリエステル繊維、ナイロン繊維等の合成繊維が好
ましい。また繊維表面に光触媒粒子を付着させて光触媒
の作用を充分に発揮させる観点から、湿式紡糸する際に
ゲル膨潤状態で光触媒ゾルをディップニップ方式で導入
したアクリル系繊維などのような合成繊維が好ましい。
さらにこれらの繊維は、消臭効果の向上の点から、物理
吸着または化学吸着による消臭機能を有する繊維である
ことがより好ましい。
定されないが、光触媒作用による自己劣化による強度低
下が小さいアクリル系繊維、ポリビニルアルコール系繊
維、ポリエステル繊維、ナイロン繊維等の合成繊維が好
ましい。また繊維表面に光触媒粒子を付着させて光触媒
の作用を充分に発揮させる観点から、湿式紡糸する際に
ゲル膨潤状態で光触媒ゾルをディップニップ方式で導入
したアクリル系繊維などのような合成繊維が好ましい。
さらにこれらの繊維は、消臭効果の向上の点から、物理
吸着または化学吸着による消臭機能を有する繊維である
ことがより好ましい。
【0011】ハイパイル層に用いられる繊維には特に限
定はないが、消臭機能を有する繊維を用いることが好ま
しく、より好ましくはより消臭効果の高い嵩高加工糸で
ある。この理由は、嵩高加工糸がカーペットに必要な空
間保持力が高いにもかかわらず、非常に疎な構造を有し
ているため、光の通過が良好となり、ローパイル層の繊
維中に存在する光触媒活性を有する粒子に、より多くの
光を供給することが可能となるためである。嵩高加工糸
としては、通常、ポリエステル繊維、ナイロン繊維など
が用いられるが、ローパイル層における光触媒作用によ
り生成した悪臭分解物を再捕捉して消臭する点から、化
学吸着または物理吸着を消臭のメカニズムとする消臭繊
維を用いることが好ましい。
定はないが、消臭機能を有する繊維を用いることが好ま
しく、より好ましくはより消臭効果の高い嵩高加工糸で
ある。この理由は、嵩高加工糸がカーペットに必要な空
間保持力が高いにもかかわらず、非常に疎な構造を有し
ているため、光の通過が良好となり、ローパイル層の繊
維中に存在する光触媒活性を有する粒子に、より多くの
光を供給することが可能となるためである。嵩高加工糸
としては、通常、ポリエステル繊維、ナイロン繊維など
が用いられるが、ローパイル層における光触媒作用によ
り生成した悪臭分解物を再捕捉して消臭する点から、化
学吸着または物理吸着を消臭のメカニズムとする消臭繊
維を用いることが好ましい。
【0012】
【実施例】以下実施例により本発明をさらに具体的に説
明する。なお、例中の%は特に断らない限り重量%を意
味する。また、消臭性能の評価は、実際のオフィスで1
ヶ月間使用したカーペットを6畳相当に切断し、これを
6畳の密閉空間(33m3)に敷きこみ、タバコ1本喫
煙し、蛍光灯(20W×3)照射のもと12時間後の臭
いを次に示す6段階評価により行った。 0:臭いがしない 1:何の臭いか判らないがわずかに臭いがする 2:何の臭いか識別できる弱い臭い 3:はっきり判る臭い 4:かなり強い臭い 5:耐えられない強い臭い
明する。なお、例中の%は特に断らない限り重量%を意
味する。また、消臭性能の評価は、実際のオフィスで1
ヶ月間使用したカーペットを6畳相当に切断し、これを
6畳の密閉空間(33m3)に敷きこみ、タバコ1本喫
煙し、蛍光灯(20W×3)照射のもと12時間後の臭
いを次に示す6段階評価により行った。 0:臭いがしない 1:何の臭いか判らないがわずかに臭いがする 2:何の臭いか識別できる弱い臭い 3:はっきり判る臭い 4:かなり強い臭い 5:耐えられない強い臭い
【0013】また、光触媒活性を有する繊維の光照射時
のアセトアルデヒド消臭率は、以下の方法で測定した。
先ず、消臭性能およびタバコ臭の官能評価における外因
をなくすため、予め繊維をフェードメーター(カーボン
アーク法)により63℃環境下で40時間照射した後、
下記のアセトアルデヒド消臭試験を行った。容量100
0mlのテドラーバック(ジーエムサイエンス社製)中
にアセトアルデヒド10ppmを600mlとともに繊
維1gを入れ、120分間、紫外線強度0.5mW/c
m2 のブラックライト下に放置させたときの残存アセト
アルデヒド濃度をガステック社製のガス検知管で測定し
た。アセトアルデヒドの発生にはガステック社製の標準
ガス発生器およびパーミエーションチューブを用いた。
放置させた環境の温度は20℃であった。光照射時の消
臭率を下記式により求めた。 消臭率=〔(初期ガス濃度−残存ガス濃度)/初期ガス
濃度〕×100(%)
のアセトアルデヒド消臭率は、以下の方法で測定した。
先ず、消臭性能およびタバコ臭の官能評価における外因
をなくすため、予め繊維をフェードメーター(カーボン
アーク法)により63℃環境下で40時間照射した後、
下記のアセトアルデヒド消臭試験を行った。容量100
0mlのテドラーバック(ジーエムサイエンス社製)中
にアセトアルデヒド10ppmを600mlとともに繊
維1gを入れ、120分間、紫外線強度0.5mW/c
m2 のブラックライト下に放置させたときの残存アセト
アルデヒド濃度をガステック社製のガス検知管で測定し
た。アセトアルデヒドの発生にはガステック社製の標準
ガス発生器およびパーミエーションチューブを用いた。
放置させた環境の温度は20℃であった。光照射時の消
臭率を下記式により求めた。 消臭率=〔(初期ガス濃度−残存ガス濃度)/初期ガス
濃度〕×100(%)
【0014】実施例1〜5および比較例1〜3 アクリル繊維を紡糸する際にゲル膨潤状態の一度も乾燥
していない繊維に対して含浸処理で光触媒酸化チタンゾ
ル(石原産業社製、STS−01)を1%付与したのち
乾燥し、光触媒活性を有する繊維を得た。この繊維の光
照射時のアセトアルデヒド消臭率は100%であった。
この光触媒活性を有する繊維30%および通常のレギュ
ラーアクリル繊維(旭化成社製、カシミロン)70%を
用いて6メートル番手のセミ梳毛紡績糸を作製した(以
下、紡績糸Aという)。また、ウール30%および通常
のアクリル繊維(旭化成社製、カシミロン)70%を用
いて紡績したセミ梳毛紡績糸(6メートル番手)を作製
した(以下、紡績糸Bという)。
していない繊維に対して含浸処理で光触媒酸化チタンゾ
ル(石原産業社製、STS−01)を1%付与したのち
乾燥し、光触媒活性を有する繊維を得た。この繊維の光
照射時のアセトアルデヒド消臭率は100%であった。
この光触媒活性を有する繊維30%および通常のレギュ
ラーアクリル繊維(旭化成社製、カシミロン)70%を
用いて6メートル番手のセミ梳毛紡績糸を作製した(以
下、紡績糸Aという)。また、ウール30%および通常
のアクリル繊維(旭化成社製、カシミロン)70%を用
いて紡績したセミ梳毛紡績糸(6メートル番手)を作製
した(以下、紡績糸Bという)。
【0015】さらに、アクリロニトリルとアクリル酸を
重量比で80:20の混合割合で共重合したポリマーか
ら紡糸して得られた繊維に硫酸銅を処理することにより
銅を7%含有する消臭繊維を得た。この消臭繊維30%
および通常のアクリル繊維70%とを紡績してセミ梳毛
紡績糸を作製した(以下、紡績糸Cという)。このよう
にして得られた紡績糸A(光触媒活性を有する繊維を含
む)、紡績糸B(通常のアクリル繊維等)、紡績糸C
(銅を含有する消臭繊維を含む)および市販のポリエス
テル嵩高糸(旭化成工業社製)を用いて表1に示すよう
にハイパイル層およびローパイル層を有するハイ・アン
ド・ロー構造のカーペットを製造し、それぞれのカーペ
ットについてオフィスで実際に使用した後のタバコ消臭
効果を評価し、その結果を表1に示した。
重量比で80:20の混合割合で共重合したポリマーか
ら紡糸して得られた繊維に硫酸銅を処理することにより
銅を7%含有する消臭繊維を得た。この消臭繊維30%
および通常のアクリル繊維70%とを紡績してセミ梳毛
紡績糸を作製した(以下、紡績糸Cという)。このよう
にして得られた紡績糸A(光触媒活性を有する繊維を含
む)、紡績糸B(通常のアクリル繊維等)、紡績糸C
(銅を含有する消臭繊維を含む)および市販のポリエス
テル嵩高糸(旭化成工業社製)を用いて表1に示すよう
にハイパイル層およびローパイル層を有するハイ・アン
ド・ロー構造のカーペットを製造し、それぞれのカーペ
ットについてオフィスで実際に使用した後のタバコ消臭
効果を評価し、その結果を表1に示した。
【0016】また比較例として、光触媒活性を有する繊
維を含む紡績糸Aを均一にカットして得たカーペット
(比較例1)、通常のアクリル繊維等からなる紡績糸B
を均一にカットして得たカーペット(比較例3)および
ハイパイル層とローパイル層に通常のアクリル繊維等か
らなる紡績糸Bを用いたカーペット(比較例2)につい
て、同様の評価を行い、結果を表1に示した。
維を含む紡績糸Aを均一にカットして得たカーペット
(比較例1)、通常のアクリル繊維等からなる紡績糸B
を均一にカットして得たカーペット(比較例3)および
ハイパイル層とローパイル層に通常のアクリル繊維等か
らなる紡績糸Bを用いたカーペット(比較例2)につい
て、同様の評価を行い、結果を表1に示した。
【0017】
【表1】
【0018】表1から、ローパイル層に光触媒活性を有
する繊維を含む紡績糸Aを用いたハイ・アンド・ロー構
造の消臭カーペット(実施例1〜5)は、実使用後の消
臭性能が高いことが示される。またハイパイル層に光触
媒活性を有する繊維含む紡績糸A、嵩高加工糸または消
臭繊維を含む紡績糸Cを用いることにより高い消臭効果
が得られることが示される(実施例2〜5)。
する繊維を含む紡績糸Aを用いたハイ・アンド・ロー構
造の消臭カーペット(実施例1〜5)は、実使用後の消
臭性能が高いことが示される。またハイパイル層に光触
媒活性を有する繊維含む紡績糸A、嵩高加工糸または消
臭繊維を含む紡績糸Cを用いることにより高い消臭効果
が得られることが示される(実施例2〜5)。
【0019】実施例6、7、8および比較例4 アクリル繊維を紡糸する際に紡糸原液に、光触媒酸化チ
タン(石原産業社製、ST−01)を1%(比較例
6)、1.5%(実施例6)、2%(実施例7)および
3%(実施例8)をそれぞれ混入させ、通常の方法に従
って湿式紡糸を行い、光触媒活性を有する繊維を得た。
得られたそれぞれの繊維の光照射時のアセトアルデヒド
消臭率を表2に示した。これらの光触媒活性を有する繊
維30%および通常のレギュラーアクリル繊維(旭化成
製カシミロン)70%を用いてそれぞれ6メートル番手
のセミ梳毛紡績糸を作製した。これらの梳毛紡績糸をロ
ーパイル層とし、さらにウール30%と通常のアクリル
繊維(旭化成製カシミロン)70%から紡績したセミ梳
毛紡績糸(6メートル番手)をハイパイル層としてハイ
・アンド・ローカーペットをそれぞれ製造した。得られ
たカーペットについて、オフィスで実際に使用した後の
タバコ消臭性を評価し、その結果を表2に示した。
タン(石原産業社製、ST−01)を1%(比較例
6)、1.5%(実施例6)、2%(実施例7)および
3%(実施例8)をそれぞれ混入させ、通常の方法に従
って湿式紡糸を行い、光触媒活性を有する繊維を得た。
得られたそれぞれの繊維の光照射時のアセトアルデヒド
消臭率を表2に示した。これらの光触媒活性を有する繊
維30%および通常のレギュラーアクリル繊維(旭化成
製カシミロン)70%を用いてそれぞれ6メートル番手
のセミ梳毛紡績糸を作製した。これらの梳毛紡績糸をロ
ーパイル層とし、さらにウール30%と通常のアクリル
繊維(旭化成製カシミロン)70%から紡績したセミ梳
毛紡績糸(6メートル番手)をハイパイル層としてハイ
・アンド・ローカーペットをそれぞれ製造した。得られ
たカーペットについて、オフィスで実際に使用した後の
タバコ消臭性を評価し、その結果を表2に示した。
【0020】
【表2】
【0021】表2から、ローパイル層の繊維の光照射時
のアセトアルデヒド消臭率は80%以上が好ましく、よ
り好ましくは90%以上であり、このような繊維を用い
たハイ・アンド・ロー構造のカーペットは、実使用後の
消臭性能が高いことが示される(実施例6〜8)。
のアセトアルデヒド消臭率は80%以上が好ましく、よ
り好ましくは90%以上であり、このような繊維を用い
たハイ・アンド・ロー構造のカーペットは、実使用後の
消臭性能が高いことが示される(実施例6〜8)。
【0022】
【発明の効果】本願の請求項1〜4の消臭カーペットに
よれば、ハイ・アンド・ロー構造のカーペットのローパ
イル層に光触媒活性を有する繊維を用いているため、靴
の汚れ等が付着するような状況下でも優れた消臭効果を
半永久的に維持できる。
よれば、ハイ・アンド・ロー構造のカーペットのローパ
イル層に光触媒活性を有する繊維を用いているため、靴
の汚れ等が付着するような状況下でも優れた消臭効果を
半永久的に維持できる。
Claims (4)
- 【請求項1】ローパイル層とハイパイル層を有するハイ
・アンド・ロー構造のカーペットであって、上記ローパ
イル層が空気中の有臭成分に対して光触媒活性を有する
繊維を含有することを特徴とする消臭カーペット。 - 【請求項2】前記光触媒活性を有する繊維がアナターゼ
型酸化チタンを含有するものであることを特徴とする請
求項1記載の消臭カーペット。 - 【請求項3】前記ローパイル層および/またはハイパイ
ル層が物理吸着または化学吸着による消臭機能を有する
繊維を含有することを特徴とする請求項1または2記載
の消臭カーペット。 - 【請求項4】前記ハイパイル層が嵩高加工糸からなるこ
とを特徴とする特許請求項第1〜3項のいずれかに記載
の消臭カーペット。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP18632396A JPH1028640A (ja) | 1996-07-16 | 1996-07-16 | 消臭カーペット |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP18632396A JPH1028640A (ja) | 1996-07-16 | 1996-07-16 | 消臭カーペット |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH1028640A true JPH1028640A (ja) | 1998-02-03 |
Family
ID=16186335
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP18632396A Withdrawn JPH1028640A (ja) | 1996-07-16 | 1996-07-16 | 消臭カーペット |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH1028640A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2001245778A (ja) * | 2000-03-03 | 2001-09-11 | Toray Ind Inc | 敷物類 |
-
1996
- 1996-07-16 JP JP18632396A patent/JPH1028640A/ja not_active Withdrawn
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2001245778A (ja) * | 2000-03-03 | 2001-09-11 | Toray Ind Inc | 敷物類 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20031007 |