JPH10290195A - 携帯無線通信装置 - Google Patents

携帯無線通信装置

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JPH10290195A
JPH10290195A JP9097796A JP9779697A JPH10290195A JP H10290195 A JPH10290195 A JP H10290195A JP 9097796 A JP9097796 A JP 9097796A JP 9779697 A JP9779697 A JP 9779697A JP H10290195 A JPH10290195 A JP H10290195A
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transmission power
field strength
electric field
communication device
battery voltage
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JP9097796A
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Hitoshi Fujinaga
仁 藤永
Toshitaka Hanaura
敏孝 花浦
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 通信時および待受時における低消費電力化を
図り、電池の早期消耗を防止して、待受時間および通信
時間の延長を実現した携帯無線通信装置を提供すること
である。 【解決手段】 通信時においては、基地局からの受信電
界強度および電池112の電圧に基づいて、適切な携帯
無線通信装置の送信電力を決定する。また、待受時にお
いては、タイマ管理部119によりLCDバックライト
115およびテンキーイルミネーション116の点灯・
非点灯の制御を行う。さらに、待受時においては、電池
112の電圧に基づいて、消費電力の大きいバイブレー
タ113aによる着信伝達手段からより消費電力の小さ
いリンガ114aによる着信伝達手段への切換えを行
う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、無線通信システム
における携帯無線通信装置に関し、より特定的には、待
受時間や通信時間の延長を図るため、通信時および待受
時の低消費電力化を図った携帯無線通信装置に関する。
【0002】
【従来の技術】現在、携帯無線通信装置には、ディジタ
ル携帯電話(以下、PDCと称する)やパーソナルハン
ディフォン(以下、PHSと称する)がある。これらの
通信装置は、一般的に、その携帯性を生かすために駆動
用の電池をその本体に内蔵している。この電池の大半は
充電式であり、通信によって電池が消耗すれば再度充電
を行って使用するものである。しかし、通常のユーザが
充電器を一緒に携帯しているという場合は皆無であり、
屋外で当該通信装置を携帯している場合は、電池を充電
することが出来ない。従って、電池が消耗した時点で、
通信ができなくなる。
【0003】この有限である通信時間に関し、携帯無線
通信装置の性能を評価する重要仕様項目として、内蔵し
ている充電池を最大に充電した状態から、連続してどれ
だけの時間相手からの送信を受けられる状態でいられる
かという「連続待受時間」と、内蔵している充電池を最
大に充電した状態から、連続してどれだけの時間相手と
通話していられるかという「連続通信時間」とがある。
これらの時間が長い携帯無線通信装置ほどユーザに受け
入れられる傾向があり、携帯無線通信装置の開発にあた
っては、携帯中の「連続待受時間」や「連続通信時間」
を延長するために、携帯無線通信装置の省電力化が必要
事項となっている。
【0004】上記の時間を延ばすための方法の一つに
は、携帯無線通信装置の内蔵電池の消耗を少なくさせる
方法がある。この内蔵電池の消耗を少なくする方法とし
ては、待ち受け時における低消費電力対策として、時分
割多重方式によるバッテリセービング技術がある。この
時分割多重方式は、PDCやPHSで一般的に採用され
ている方法であり、次に示すようなものである。基地局
は、信号を送信する期間と何も送信しない期間とを間欠
的に繰り返して通信を行う。これに対し、携帯無線通信
装置は、基地局が信号を送信している期間に同期して、
内部回路へ電源を供給し当該送信された信号を受信す
る。一方、携帯無線通信装置は、基地局が何も送信して
いない期間には、内部回路へ電源を供給しない。これに
より、内蔵電池の早期消耗の防止を図ったものである。
【0005】また、PDCやPHSに代表される携帯無
線通信装置は、通信中に基地局からの受信電界強度の測
定が可能である。これらの受信電界強度は、基地局から
の距離の判断材料となる。つまり、受信電界強度が強い
場合は、基地局が近くに存在すると判断でき、受信電界
強度が弱い場合は、基地局が遠くにしか存在しないか、
あるいは、通信を行っている場所がビル陰等の電波の死
角に入った場所であると判断できる。通常は、基地局が
近い場所で通信を行う場合は、携帯無線通信装置からの
送信電力をあまり強くしなくても、基地局は、十分な受
信電界強度を得ることができる。
【0006】上記受信電界強度を利用した通信時におけ
る低消費電力対策として、携帯無線通信装置の送信電力
を制御する方法がある。この送信電力制御方法に関する
従来技術としては、「特開平5−227079号」公報
に記述されている方法がある。この公報に記載されてい
る送信電力制御方法は、受信電界強度のレベルとその時
間変化の割合(異なる2回の受信電界強度の変化を、当
該時間差で算出した変化率)の情報により、携帯無線通
信装置からの送信電力を制御する方法である。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記従来の公
報に記載されている送信電力制御方法は、携帯無線通信
装置の通信中の低消費電力化を目的としたものではある
が、内蔵電池の残容量を考慮していない。従って、内蔵
電池の残容量の多少にかかわらず、受信電界強度の強弱
レベルで送信電力を制御しているため、必要以上に通信
品質を劣化させたり、また、通信が途中で切断される等
の不具合が生じてしまう。
【0008】さらに、現在では、携帯無線通信装置で発
信を行う(以下、発呼と称する)時やダイヤルキー等の
押下げ(以下、キー押下と略す)時には、LCDバック
ライトやキーイルミネーションの照明を点灯させ、一定
時間後に消灯させる方法が公知の事実であり、各携帯無
線通信装置に採用されている。しかし、この方法では日
中の明るい時間において、発信時だけでなく着信時でも
照明が点灯し、不必要に電力を消費している。
【0009】それ故、本発明の目的は、通信時において
は、携帯無線通信装置の送信電力を受信電界強度と電池
電圧に基づいて決定することで低消費電力化を図り、ま
た、待受時においては、表示装置であるLCDやキー入
力装置であるテンキーに対する照明点灯を実施する装置
への電力供給を制御することで省電力化を図り、さら
に、電池電圧の残容量に基づいて消費電力が小さい着信
伝達手段に切換えることにより、待受時間や通信時間の
延長を図った携帯無線通信装置を提供することである。
【0010】
【課題を解決するための手段および発明の効果】第1の
発明は、移動可能であり、かつ、基地局との間が無線で
接続される携帯無線通信装置であって、通信中に基地局
からの受信電界強度を測定する受信電界強度測定手段
と、通信装置の電池電圧を測定する電池電圧測定手段
と、受信電界強度および電池電圧の双方に基づき、通信
装置の送信電力を決定する送信電力決定手段とを備え、
送信電力決定手段は、通信中の消費電力を低減するよう
に送信電力を決定することを特徴とする。
【0011】上記のように、第1の発明は、通信時にお
いて基地局からの受信電界強度を測定した値と、携帯無
線通信装置の電池電圧を測定した値に基づいて、携帯無
線通信装置の送信電力を決定する。この送信電力は、通
信中の消費電力を低減するように、すなわち、受信電界
強度が強い場合または電池電圧が低い場合には小さくす
るように決定する。これにより、第1の発明は、携帯無
線通信装置の通信時の低消費電力化、すなわち、電池電
圧の早期消耗の防止が図れ、長時間の通信を確保するこ
とができる。
【0012】第2の発明は、第1の発明における送信電
力決定手段が、受信電界強度判定しきい値を有し、受信
電界強度が受信電界強度判定しきい値以上の値の場合
は、電池電圧に関係なく、送信電力を基準送信電力以下
の任意の値の送信電力に決定することを特徴とする。
【0013】上記のように、第1の発明における送信電
力決定手段は、受信電界強度と電池電圧とに基づいて携
帯無線通信装置の送信電力を決定するのであるが、受信
電界強度がかなり強くなった場合であっても、通信品質
との関係上送信電力をある程度以下にすることができな
い。そこで、第2の発明は、第1の発明における送信電
力決定手段に受信電界強度判定しきい値を持たせ、受信
電界強度が当該受信電界強度判定しきい値以上の強電界
の時には、電池電圧に関係なく送信電力を基準送信電力
以下の任意の値に固定するようにしたものである。これ
により、携帯無線通信装置の通信時の低消費電力化を図
ると共に、最低限の通信品質を確保することができる。
【0014】第3の発明は、第1の発明における送信電
力決定手段が、受信電界強度判定しきい値を有し、受信
電界強度が受信電界強度判定しきい値未満の値の場合
は、電池電圧に関係なく、送信電力を基準送信電力に決
定することを特徴とする。
【0015】上記のように、第1の発明における送信電
力決定手段は、受信電界強度と電池電圧とに基づいて携
帯無線通信装置の送信電力を決定するのであるが、受信
電界強度がある程度小さい場合は、低消費電力化よりは
通信品質を重視しなければならない場合がある。そこ
で、第3の発明は、第1の発明における送信電力決定手
段に受信電界強度判定しきい値を持たせ、受信電界強度
が当該受信電界強度判定しきい値以下の弱電界の時に
は、電池電圧に関係なく送信電力を基準送信電力(すな
わち、最大送信電力)に固定するようにしたものであ
る。これにより、携帯無線通信装置の通信品質の低下を
防止することができる。
【0016】第4の発明は、第1の発明における送信電
力決定手段が、第1の受信電界強度判定しきい値と、第
1の受信電界強度判定しきい値よりも低い値の第2の受
信電界強度判定しきい値とを有し、受信電界強度が第1
の受信電界強度判定しきい値以上の値の場合は、電池電
圧に関係なく、送信電力を基準送信電力以下の任意の値
の送信電力に決定し、受信電界強度が第1の受信電界強
度判定しきい値未満で、かつ、第2の受信電界強度判定
しきい値以上の値である場合は、当該受信電界強度およ
び電池電圧の双方に基づき、予め設定されている複数の
電力値の中から送信電力を決定し、および、受信電界強
度が第2の受信電界強度判定しきい値未満の値の場合
は、電池電圧に関係なく、送信電力を基準送信電力に決
定することを特徴とする。
【0017】上記のように、第4の発明は、第1の発明
における送信電力決定手段に、第1の受信電界強度判定
しきい値と当該第1の受信電界強度しきい値よりも低い
値の第2の受信電界強度判定しきい値を持たせたもので
ある。そして、受信電界強度が、第1の受信電界強度判
定しきい値以上の強電界の時には、電池電圧に関係なく
送信電力を基準送信電力以下の任意の送信電力(通信品
質劣化を生じさせない程度の送信電力)に固定し、第2
の受信電界強度判定しきい値未満の弱電界の時には、電
池電圧に関係なく送信電力を基準送信電力(最大の送信
電力)に固定し、また第1の受信電界強度判定しきい値
未満で第2の受信電界強度判定しきい値以上の範囲内の
場合は、当該受信電界強度と電池電圧とに基づき予め設
定されている複数の電力値の中から送信電力を決定す
る。これにより、第4の発明は、受信電界強度の全範囲
に渡って通信品質を劣化させることなく、携帯無線通信
装置の通信時の低消費電力化、すなわち、電池電圧の早
期消耗の防止が図れ、長時間の通信を確保することがで
きる。
【0018】第5の発明は、時計機能を有する携帯無線
通信装置であって、時計機能に、自己が有する照明機能
の消灯制御開始時刻と消灯制御終了時刻とを設定する時
刻設定手段を備えたことを特徴とする。
【0019】上記のように、第5の発明は、携帯無線通
信装置が有する内部時計を用い、携帯無線通信装置が有
する照明機能、すなわち、LCDバックライトやテンキ
ーイルミネーションを点灯させない時刻を指定するもの
である。任意の時間帯に、LCDバックライトやテンキ
ーイルミネーションを消灯させるようにすることによ
り、待受時の低消費電力化、すなわち、電池電圧の早期
消耗の防止が図れ、携帯無線通信装置の長時間の通信を
確保することができる。
【0020】第6の発明は、第5の発明における時刻設
定手段における消灯制御開始時刻から消灯制御終了時刻
までの時間は、照明機能を点灯させる必要性が少ない時
間帯に合わせて設定することを特徴とする。
【0021】上記のように、第6の発明は、第5の発明
における時刻設定手段の消灯制御開始時刻から消灯制御
終了時刻までの時間を、LCDバックライトやテンキー
イルミネーションを点灯させる必要がない、日が昇って
から沈むまでの時間(以下、可照時間と称する)帯に合
わせて設定する。これにより、通信時の低消費電力化、
すなわち、電池電圧の早期消耗の防止が図れ、携帯無線
通信装置の長時間の通信を確保することができる。
【0022】第7の発明は、移動可能であり、かつ、基
地局との間が無線で接続される携帯無線通信装置であっ
て、通信装置が有する電池電圧を測定する電池電圧測定
手段と、基地局から通信があったことを伝える第1の着
信伝達手段と、第1の着信伝達手段に比し、相対的に消
費電力が小さい基地局から通信があったことを伝える第
2の着信伝達手段と、電池電圧を判定する電池電圧しき
い値を有し、かつ、着信伝達手段の選択を制御する選択
制御手段とを備え、選択制御手段は、電池電圧が電池電
圧しきい値以下の値の場合に、第1の着信伝達手段から
第2の着信伝達手段へ自動的に切り替えることを特徴と
する。
【0023】上記のように、第7の発明は、第1または
第2の着信伝達手段を有している場合、測定した電池電
圧が予め設定したしきい値を下回れば、第1の着信伝達
手段から第2の着信伝達手段、すなわち、より消費電力
が小さい着信伝達手段に着信設定を切り替えるというも
のである。これにより、待受時の低消費電力化、すなわ
ち、電池電圧の早期消耗の防止が図れ、携帯無線通信装
置の長時間の通信を確保することができる。
【0024】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の一実施形態に係
る携帯無線通信装置の使用環境の一例を示す図である。
図1において、本発明の一実施形態に係る携帯無線通信
装置の使用環境の一例は、携帯無線通信装置11と、無
線基地局12と、無線通信回線13と、有線通信網14
とからなる。
【0025】携帯無線通信装置11は、無線通信回線1
3と無線基地局12と有線通信網14とを経由して相手
と通信を実施する。この時、通信時間の経過と共に携帯
無線通信装置11の内蔵電池の電圧が減少してゆく。そ
して、内蔵電池の電圧が一定基準値以下になると携帯無
線通信装置11は動作できなくなり、通信の切断が生じ
てしまう。そのため、携帯無線通信装置11では、いか
に長く通信や待受けすることができるかが重要な仕様と
なっている。
【0026】図2は、本発明の一実施形態に係る携帯無
線通信装置の構成の一例を示すブロック図である。図2
において、本発明の一実施形態に係る携帯無線通信装置
は、電池電圧監視部111と、電池112と、バイブレ
ータ駆動部113と、リンガ駆動部114と、LCDバ
ックライト115と、テンキーイルミネーション116
と、制御部117と、無線部118と、タイマ管理部1
19とを備える。以下、本発明に係る制御方法を図2を
参照しながら説明する。
【0027】(アプリケーション制御)着信時のバイブ
レータ駆動部113またはリンガ駆動部114の制御
時、および相手番号のキーを押下げた時のLCDバック
ライト115やテンキーイルミネーション116の点灯
時には、電池112が徐々に消耗し続ける。電池電圧監
視部111は、この電池112の消耗を監視し、監視結
果を制御部117に通知する。制御部117は、着信時
の着信伝達手段がバイブレータ113aに設定されてい
る場合、電池電圧監視部111より通知された電池11
2の電圧(以下、単に電池電圧という)が一定値以下で
あれば、着信伝達手段を消費電力が大きいバイブレータ
113aの振動呼出から消費電力が小さいリンガ114
aの鳴動呼出に切換える。これにより、電池112の消
費を節約し、待受時間や通話時間の延長が図れる。
【0028】また、タイマ管理部119の内部時計を消
灯タイマとして利用する。この消灯タイマとは、携帯無
線通信装置の照明機能であるLCDバックライト115
やテンキーイルミネーション116を点灯させるか否か
を判断するタイマである。この消灯タイマの消灯時刻範
囲を可照時間帯に合わせて設定することにより、日中の
明るい照明機能の不必要な時間帯にLCDバックライト
115やテンキーイルミネーション116を消灯させる
ことができる。これにより、電池112の消費を節約
し、待受時間や通話時間の延長が図れる。
【0029】(通信関連制御)通信を継続していると、
その間は電池112が徐々に消耗し続ける。電池電圧監
視部111は、この電池112の消耗を監視し、監視結
果を制御部117に通知する。制御部117は、電池電
圧監視部111より通知された電池電圧と無線部118
で測定した受信電界強度に基づいて、送信電力を決定
(電池電圧の残容量が少ないあるいは受信電界強度が強
いほど送信電力を弱く、逆に、電池電圧の残容量が多い
あるいは受信電界強度が弱いほど送信電力を強くするよ
うに決定)することにより、送信電力制御を実施して低
消費電力化を図る。これにより、電池112の消費を節
約し、待受時間や通話時間の延長が図れる。以下、電力
制御方法を処理ルーチンを用いて具体的に説明する。
【0030】(待受時における電力制御処理ルーチン)
図3は、本発明の一実施形態に係る携帯無線通信装置が
待受時に実施する電力制御処理ルーチン(以下、待受時
処理ルーチンと略す)の一例を示した図である。以下、
本発明の一実施形態に係る携帯無線通信装置の待受時処
理ルーチンの一例を図3を参照しながら説明する。
【0031】本待受時処理ルーチンは、携帯無線通信装
置の電源投入後または通信終了後に処理が起動される。
まず最初に、電池電圧の測定を実施する(ステップS3
01)。この測定した電池電圧により、図5に従って、
現状態での電池残量区分が決定される。ここで、電池残
量区分とは、図6によって送信電力を決定する際の一変
数である。本実施形態の説明においては、理解し易いよ
うに電池残量区分を簡易的にL、M、Hの文字で表して
いるが、実際に本処理を実施するときには、任意の正規
化した電圧値等を変数として用いればよい。
【0032】着信を待ち受けている間には、着信が発生
したか否かの判定を随時実施しており、上述の電池電圧
の測定(ステップS301)を終了した後に、当該判定
の結果を実行する(ステップS302)。ここで、着信
が発生していなければ、ステップS303の判定へ移行
し、着信が発生していればステップS307の判定へ移
行する。
【0033】着信が発生している場合は、その着信の通
知方法を決定する(ステップS307)。ここで着信の
通知方法として、リンガ114a鳴動により聴覚を通じ
て着信を知らせる方法と、バイブレータ113a振動に
よる体感を通じて着信を知らせる方法とがある(なお、
バイブレータ113a着信の方法が、リンガ114a鳴
動の方法よりも電流の消費が大きい)。ここで、ステッ
プS301で測定した電池電圧が、任意に予め定めたし
きい値以下であれば、着信の通知方法としてバイブレー
タ113a着信が設定されていても、自動的にリンガ1
14a鳴動に切り替える(ステップS308)。しか
し、当該電池電圧が、上記しきい値以上であれば、設定
されている通知方法のままで着信を知らせる(ステップ
S309)。この処理を行った後、ステップS303へ
移行する。
【0034】一方、着信が発生していなかった場合、ま
たは、上述した着信の通知方法を決定した後は、キー押
下がなされたか否かの判定を実施する(ステップS30
3)。ここで、キー押下がなされていれば通信が実行さ
れると判断して、ステップS304の判定に移行する。
逆に、キー押下がなされていなければ通信は実行されな
いと判断し、ステップS301へ移行して、上述の電池
電圧の測定の処理から繰り返し実行する。
【0035】キー押下がなされており通信が実行される
と判断した場合は、現時刻が、予め設定された消灯タイ
マの消灯時刻範囲(尚、この消灯タイマの消灯時刻範囲
は、上述したとおり可照時間帯に合わせて設定する)内
か否かの判定を実施する(ステップS304)。ここ
で、現時刻が、消灯タイマの消灯時刻範囲内ならば、L
CDバックライト115およびテンキーイルミネーショ
ン116を消灯させる(すなわち、点灯させない)処理
を行う(ステップS305)。しかし、現時刻が、消灯
タイマの消灯時刻範囲内でない場合(あるいは、消灯タ
イマが未設定である場合)には、LCDバックライト1
15やテンキーイルミネーション116を点灯させる処
理を行う。
【0036】上述した消灯タイマによる処理の後、キー
押下が着信呼出に対する応答操作(着信を受けるための
通話開始のキー操作)、もしくは、発信呼出処理の完了
に対する操作(通信相手へのダイヤル番号の押下完了の
操作)である場合は、ステップS310の通信ルーチン
へ移行し通信状態となる。しかし、上記操作でない場合
は、上述した電池電圧の測定(ステップS301)の処
理から繰り返し実行する。
【0037】(通信時における送信電力制御処理ルーチ
ン)図4は、本発明の一実施形態に係る携帯無線通信装
置が通信時に実施する電力制御処理ルーチン(以下、通
信時処理ルーチンと略す)の一例を示した図である。以
下、本発明の一実施形態に係る携帯無線通信装置の通信
時処理ルーチンの一例を図4を参照しながら説明する。
【0038】通信時処理ルーチンは、携帯無線通信装置
が通信状態に移行した時(ステップS310)に起動さ
れる。まず最初に、通信が終了したか否かの判定を実施
する(ステップS401)。通信が終了したならばステ
ップS405の処理へ移行し、通信が終了していないな
らばステップS402の処理へ移行する。
【0039】通信が終了していないと判断した場合は、
現時点での電池電圧の測定を実施する(ステップS40
2)。この測定した電池電圧によって、図5に従い、現
状態での電池残量区分が決定される。電池残量区分は、
図6において送信電力を決定する際に使用される。例え
ば、測定した電池電圧が3.2Vである時(電池残量区
分は“L”に設定される)に、その時点で測定した受信
電界強度が45dBμVならば、送信電力は、PHSに
おいては4mWに決定され、PDCにおいては1.0W
に決定される。
【0040】ここで、PHSにおける送信電力は、10
mW以下と規定されているため、図6においては、10
mWをPHSの基準送信電力として他の送信電力を決定
している(PHSの場合、現状では常に10mWで送信
電力が固定されている)。また、PDCについては、そ
の種別により最大送信出力が規定されており、(社)電
波産業会(ARIB)が策定しているPDC標準規格
(RCR STD−27)で定義されているPDC種別
1における送信電力は、3W以下と規定されている。よ
って、図6においては、3WをPDCの基準送信電力と
して他の送信電力を決定している。PDCの現状として
は、基地局からの送信電力の制御指示により、送信電力
が制御するという処理が行われている。
【0041】なお、受信電界強度が60dBμV以上の
時、および25dBμV以下の時には、測定した電池電
圧にかかわらず送信電力を一定とする。これは、受信電
界強度が60dBμV以上の時には、基地局がすぐ近く
に存在すると判定できるが、図6に示した送信電力(P
HSでは2mW、PDCでは0.5W)以下にすると通
信品質の劣化を生ずることが考えられるからである。ま
た、受信電界強度が25dBμV以下の時には、基地局
が遠くにしか存在しないと判断でき、基準送信電力(す
なわち、最大送信電力)で送信することで通信品質を確
保するためである。
【0042】上記送信電力を決定した後、送信電力の制
御を実施する(ステップS404)。そして、この処理
が終わった後、またステップS410に戻り、通信が終
了するまで上述したルーチンを繰り返す。なお、送信電
力の制御中には、基地局から指示される送信電力指示メ
ッセージは無視するようにする。この送信電力指示メッ
セージとは、基地局が通信品質を確保するためにPDC
の送信電力を制御する機能である。この送信電力指示メ
ッセージを無視したとしても、基地局からの当該メッセ
ージが再送され続けるだけで、通信自体が切断されるこ
とはない。また、電池の消耗には何ら影響を及ぼすもの
ではない。
【0043】一方、ステップS401において通信が終
了したと判断した場合は、送信電力の制御を停止する
(ステップS405)。その後、待受時処理ルーチンに
戻って通信の待受状態となる(ステップS310)。
【0044】以上の処理により、通信中および待受時の
低消費電力化、すなわち、内蔵電池の早期消耗の防止が
図れ、携帯無線通信装置の重要仕様である「連続待受時
間」および「連続通信時間」の延長を実現することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る携帯無線通信装置の
使用環境の一例を示す図である。
【図2】本発明の一実施形態に係る携帯無線通信装置の
構成の一例を示したブロック図である。
【図3】本発明の一実施形態に係る携帯無線通信装置の
待受時に実施する電力制御処理ルーチンの一例を示した
図である。
【図4】本発明の一実施形態に係る携帯無線通信装置の
通信時に実施する送信電力制御処理ルーチンの一例を示
した図である。
【図5】測定した電池電圧により、電池残量区分を決定
する一例を示した図である。
【図6】受信電界強度と電池残量区分とにより、送信電
力を決定する一例を示した図である。
【符号の説明】 11…携帯無線通信装置 12…無線基地局 13…無線通信回線 14…有線通信網 111…電池電圧監視部 112…電池 113…バイブレータ駆動部 114…リンガ駆動部 115…LCDバックライト 116…テンキーイルミネーション 117…制御部 118…無線部 119…タイマ管理部

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 移動可能であり、かつ、基地局との間が
    無線で接続される携帯無線通信装置であって、 通信中に前記基地局からの受信電界強度を測定する受信
    電界強度測定手段と、 前記通信装置の電池電圧を測定する電池電圧測定手段
    と、 前記受信電界強度および前記電池電圧の双方に基づき、
    前記通信装置の送信電力を決定する送信電力決定手段と
    を備え、 前記送信電力決定手段は、通信中の消費電力を低減する
    ように前記送信電力を決定することを特徴とする、携帯
    無線通信装置。
  2. 【請求項2】 前記送信電力決定手段は、受信電界強度
    判定しきい値を有し、前記受信電界強度が当該受信電界
    強度判定しきい値以上の値の場合は、前記電池電圧に関
    係なく、前記送信電力を基準送信電力以下の任意の値の
    送信電力に決定することを特徴とする、請求項1に記載
    の携帯無線通信装置。
  3. 【請求項3】 前記送信電力決定手段は、受信電界強度
    判定しきい値を有し、前記受信電界強度が当該受信電界
    強度判定しきい値未満の値の場合は、前記電池電圧に関
    係なく、前記送信電力を基準送信電力に決定することを
    特徴とする、請求項1に記載の携帯無線通信装置。
  4. 【請求項4】 前記送信電力決定手段は、 第1の受信電界強度判定しきい値と、 前記第1の受信電界強度判定しきい値よりも低い値の第
    2の受信電界強度判定しきい値とを有し、 前記受信電界強度が前記第1の受信電界強度判定しきい
    値以上の値の場合は、前記電池電圧に関係なく、前記送
    信電力を基準送信電力以下の任意の値の送信電力に決定
    し、前記受信電界強度が前記第1の受信電界強度判定し
    きい値未満で、かつ、前記第2の受信電界強度判定しき
    い値以上の値である場合は、当該受信電界強度および前
    記電池電圧の双方に基づき、予め設定されている複数の
    電力値の中から送信電力を決定し、および、前記受信電
    界強度が前記第2の受信電界強度判定しきい値未満の値
    の場合は、前記電池電圧に関係なく、前記送信電力を当
    該基準送信電力に決定することを特徴とする、請求項1
    に記載の携帯無線通信装置。
  5. 【請求項5】 時計機能を有する携帯無線通信装置であ
    って、 前記時計機能に、自己が有する照明機能の消灯制御開始
    時刻と消灯制御終了時刻とを設定する時刻設定手段を備
    えたことを特徴とする、携帯無線通信装置。
  6. 【請求項6】 前記時刻設定手段における前記消灯制御
    開始時刻から前記消灯制御終了時刻までの時間は、前記
    照明機能を点灯させる必要性が少ない時間帯に合わせて
    設定することを特徴とする、請求項5に記載の携帯無線
    通信装置。
  7. 【請求項7】 移動可能であり、かつ、基地局との間が
    無線で接続される携帯無線通信装置であって、 前記通信装置が有する電池電圧を測定する電池電圧測定
    手段と、 前記基地局から通信があったことを伝える第1の着信伝
    達手段と、 前記第1の着信伝達手段に比し、相対的に消費電力が小
    さい前記基地局から通信があったことを伝える第2の着
    信伝達手段と、 前記電池電圧を判定する電池電圧しきい値を有し、か
    つ、着信伝達手段の選択を制御する選択制御手段とを備
    え、 前記選択制御手段は、前記電池電圧が前記電池電圧しき
    い値以下の値の場合に、前記第1の着信伝達手段から前
    記第2の着信伝達手段へ自動的に切り替えることを特徴
    とする、携帯無線通信装置。
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