JPH10292130A - ポリオレフィン系粉体塗料組成物 - Google Patents

ポリオレフィン系粉体塗料組成物

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JPH10292130A
JPH10292130A JP11611597A JP11611597A JPH10292130A JP H10292130 A JPH10292130 A JP H10292130A JP 11611597 A JP11611597 A JP 11611597A JP 11611597 A JP11611597 A JP 11611597A JP H10292130 A JPH10292130 A JP H10292130A
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JP
Japan
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polyolefin
powder coating
weight
coating composition
resin
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JP11611597A
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English (en)
Inventor
Tatsuro Okano
達郎 岡野
Masahiro Goto
正宏 後藤
Takashi Miyagawa
崇 宮川
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Sumitomo Seika Chemicals Co Ltd
Original Assignee
Sumitomo Seika Chemicals Co Ltd
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Publication date
Application filed by Sumitomo Seika Chemicals Co Ltd filed Critical Sumitomo Seika Chemicals Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 通常の条件下ではもちろん、水回り製品、特
に給湯管等の熱水環境下で使用される製品に用いた場合
でも、接着性、腐食防止性に優れ、長期の耐久性を有す
る塗膜を与えるポリオレフィン系粉体塗料組成物を提供
する。 【解決手段】 ポリオレフィン系樹脂100重量部に腐
食防止剤0.1〜10重量部を配合してなるポリオレフ
ィン系粉体塗料組成物。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ポリオレフィン系
粉体塗料組成物に関する。さらに詳しくは、熱水環境下
においても接着性、腐食防止性に優れた塗膜を与えるポ
リオレフィン系粉体塗料組成物に関する。
【0002】
【従来の技術】オレフィン系重合体は、加工性、耐薬品
性等に優れていることから、従来より粉体塗料に広く用
いられている(特開昭62−190265号公報、特開
昭62−167371号公報、特開平5−25229号
公報)。しかしながら、これらの粉体塗料は、水回り製
品、特に給湯管等の熱水環境下で使用される製品に用い
た場合、長期にわたる使用の間に塗膜を通過した酸素、
水分等により、基材と塗膜との接着面に錆が発生しやす
いという欠点を有している。その結果、一旦錆が発生す
ると塗膜の接着性がなくなるため塗膜に膨れが生じ、つ
いには塗膜が破損するという問題があり、長期の耐久性
の点で充分とはいえなかった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、通常の条件
下ではもちろん、水回り製品、特に給湯管等の熱水環境
下で使用される製品に用いた場合でも、接着性、腐食防
止性に優れ、長期の耐久性を有する塗膜を与えるポリオ
レフィン系粉体塗料組成物を提供することを目的とす
る。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記の課
題を解決すべく鋭意研究した結果、ポリオレフィン系樹
脂に腐食防止剤を配合することにより金属基材の腐食が
防止されるのみならず、意外にも金属基材と塗膜との接
着性が著しく改善されることを見出し、本発明を完成し
た。即ち、本発明は、(1) ポリオレフィン系樹脂1
00重量部に腐食防止剤0.1〜10重量部を配合して
なるポリオレフィン系粉体塗料組成物、(2) ポリオ
レフィン系樹脂が、変性ポリプロピレン100〜5重量
%と未変性ポリプロピレン0〜95重量%とからなるポ
リプロピレン系樹脂である上記(1)記載のポリオレフ
ィン系粉体塗料組成物、(3) ポリプロピレン系樹脂
が、230℃におけるメルトフローレート5〜80g/
10分の樹脂である上記(2)記載のポリオレフィン系
粉体塗料組成物、(4) ポリオレフィン系樹脂が、変
性ポリエチレン100〜5重量%と未変性ポリエチレン
0〜95重量%とからなるポリエチレン系樹脂である上
記(1)記載のポリオレフィン系粉体塗料組成物、
(5) ポリエチレン系樹脂が、190℃におけるメル
トフローレート1〜80g/10分の樹脂である上記
(4)記載のポリオレフィン系粉体塗料組成物、(6)
ポリオレフィン系樹脂が、エチレン−アクリル酸共重
合体100〜5重量%と未変性ポリエチレン0〜95重
量%とからなるエチレン−アクリル酸共重合体系樹脂で
ある上記(1)記載のポリオレフィン系粉体塗料組成
物、(7) エチレン−アクリル酸共重合体系樹脂が、
190℃におけるメルトフローレート5〜50g/10
分の樹脂である上記(6)記載のポリオレフィン系粉体
塗料組成物、(8) 腐食防止剤が、ハイドロタルサイ
ト類化合物、リン酸塩及びモリブデン酸塩からなる群よ
り選ばれた少なくとも1種である上記(1)〜(7)記
載のポリオレフィン系粉体塗料組成物に関する。
【0005】以下、本発明をさらに詳しく説明する。本
発明のポリオレフィン系粉体塗料組成物は、ポリオレフ
ィン系樹脂に腐食防止剤を配合したものである。本発明
で用いられるポリオレフィン系樹脂としては、例えば、
変性ポリプロピレン、未変性ポリプロピレン、変性ポリ
エチレン、未変性ポリエチレン、エチレン−アクリル酸
共重合体等を挙げることができる。これらは単独で用い
ても良いし、適宜組み合わせて使用することもできる
が、好ましくは、変性ポリプロピレンと未変性ポリプロ
ピレンとからなるポリプロピレン系樹脂、変性ポリエチ
レンと未変性ポリエチレンとからなるポリエチレン系樹
脂、エチレン−アクリル酸共重合体と未変性ポリエチレ
ンとからなるエチレン−アクリル酸共重合体系樹脂が用
いられる。
【0006】上記未変性ポリプロピレンとしては、プロ
ピレン90〜99重量%とプロピレン以外の炭素数2〜
10のα−オレフィン10〜1重量%とのランダム共重
合体が好ましい。上記α−オレフィンとしては、例え
ば、エチレン、1−ブテン、2−ブテン、1−ペンテ
ン、2−ペンテン、1−ヘキセン、1−ヘプテン、1−
オクテン、1−ノネン、1−デセン等が挙げられ、なか
でも、エチレン、1−ブテン、2−ブテンが好ましい。
上記α−オレフィンの共重合割合が1重量%未満である
と、塗料組成物の融点が高く、溶融時の粘度が大きくな
るため、平滑な塗膜が得られ難く、上記α−オレフィン
の共重合割合が10重量%を超えると、塗料組成物の融
点が低くなり、得られる塗膜の耐熱性及び表面硬度が低
下する。
【0007】上記変性ポリプロピレンとしては、上記未
変性ポリプロピレンを不飽和カルボン酸又はその無水物
でグラフト変性した樹脂が好ましく用いられる。上記不
飽和カルボン酸又はその無水物としては、例えば、アク
リル酸、メタクリル酸、マレイン酸、無水マレイン酸、
フマル酸、イタコン酸、無水イタコン酸等を挙げること
ができる。
【0008】本発明においては、上記変性ポリプロピレ
ン単独で用いてもよいが、上記変性ポリプロピレンと上
記未変性ポリプロピレンとからなるポリプロピレン系樹
脂が好ましく用いられる。その配合割合は、上記変性ポ
リプロピレン100〜5重量%に対して、上記未変性ポ
リプロピレン0〜95重量%の割合が好ましい。更に好
ましくは、上記変性ポリプロピレン100〜15重量%
に対して、上記未変性ポリプロピレン0〜85重量%の
割合である。上記変性ポリプロピレンの割合が5重量%
未満であると、金属への接着力が不充分になり、上記未
変性ポリプロピレンの割合が95重量%を越えると塗膜
の経時的な収縮により、被塗物のエッジの被覆が不充分
となるいわゆるエッジ切れが発生し好ましくない。
【0009】本発明のポリプロピレン系樹脂としては、
樹脂の溶融時の流動性の指標であるメルトフローレート
(MFR)が、230℃において5〜80g/10分の
樹脂が用いられる。更に好ましくは、MFRが10〜6
0g/10分の樹脂が用いられる。MFRが5g/10
分未満であると、溶融性が不充分なため塗膜表面の平滑
性が悪化するおそれがあり、MFRが80g/10分を
超えると、表面の平滑性は良くなるが、加工し難くなる
ばかりか、融点が低下して目的とする塗膜が得られない
場合がある。
【0010】本発明で用いられる未変性ポリエチレンと
しては、例えば、低密度ポリエチレン、高密度ポリエチ
レン等のエチレンホモポリマー;エチレンとプロピレン
等のα−オレフィンとの共重合体である線状低密度ポリ
エチレン等を挙げることができる。本発明で用いられる
変性ポリエチレンとしては、上記の未変性ポリエチレン
を不飽和カルボン酸又はその無水物でグラフト変性した
樹脂が好ましく用いられる。上記不飽和カルボン酸又は
その無水物としては、例えば、アクリル酸、メタクリル
酸、マレイン酸、無水マレイン酸、フマル酸、イタコン
酸、無水イタコン酸等を挙げることができる。
【0011】本発明においては、上記変性ポリエチレン
単独で用いてもよいが、上記変性ポリエチレンと上記未
変性ポリエチレンとからなるポリエチレン系樹脂が好ま
しく用いられる。その配合割合としては、上記変性ポリ
エチレン100〜5重量%に対して、上記未変性ポリエ
チレン0〜95重量%の割合が好ましい。更に好ましく
は、上記変性ポリエチレン100〜15重量%に対し
て、上記未変性ポリエチレン0〜85重量%の割合であ
る。上記変性ポリエチレンの割合が5重量%未満である
と、金属への接着力が不充分になり、上記未変性ポリエ
チレンの割合が95重量%を超えると、塗膜の耐久性が
低下する。
【0012】本発明のポリエチレン系樹脂としては、1
90℃におけるMFRが1〜80g/10分の範囲であ
ることが好ましい。MFRが1g/10分未満である
と、溶融性が不充分なため塗膜表面の平滑性が悪化し、
MFRが80g/10分を超えると、極端に物性が低下
し、塗膜として使用できない。
【0013】本発明で用いられるエチレン−アクリル酸
共重合体としては、アクリル酸含量が1〜20重量%の
ものが好ましく、この範囲内のものであれば特に限定さ
れない。上記アクリル酸含量が1重量%未満であると、
金属への接着力が不充分となり、上記アクリル酸含量が
20重量%を超えると、樹脂物性が極端に低下し塗膜と
して使用できない。
【0014】本発明においては、上記エチレン−アクリ
ル酸共重合体単独で用いてもよいが、上記エチレン−ア
クリル酸共重合体と上記未変性ポリエチレンとからなる
エチレン−アクリル酸共重合体系樹脂が好ましく用いら
れる。その配合割合としては、上記エチレン−アクリル
酸共重合体100〜5重量%に対して、上記未変性ポリ
エチレン0〜95重量%の割合が好ましい。更に好まし
くは、上記エチレン−アクリル酸共重合体100〜15
重量%に対して上記未変性ポリエチレン0〜85重量%
の割合である。上記エチレン−アクリル酸共重合体の割
合が5重量%未満であると、金属への接着力が不充分に
なり、上記未変性ポリエチレンの割合が95重量%を超
えると、発生した錆が進行しやすく、塗膜の耐久性が低
下する。
【0015】本発明のエチレン−アクリル酸系共重合体
樹脂としては、190℃におけるMFRが5〜50g/
10分の範囲であることが好ましい。MFRが5g/1
0分未満であると、溶融性が不充分で塗膜表面の平滑性
が悪くなり、MFRが50g/10分を超えると、融点
が低下し粉末化が困難となり、塗膜として使用できな
い。
【0016】本発明で用いられる腐食防止剤としては、
例えば、ハイドロタルサイト類化合物、リン酸塩、モリ
ブデン酸塩、アミン類、チオ尿素類、亜硝酸塩、クロム
酸塩、ケイ酸塩等が挙げられる。中でもハイドロタルサ
イト類化合物、リン酸塩、モリブデン酸塩が好適に用い
られる。
【0017】上記ハイドロタルサイト類化合物とは、下
記の一般式(I) [M2+ 1-x 3+ x (OH)2 x+[An- x/n ・mH2 O]x- (I) (式中、M2+は、Mg2+、Mn2+、Fe2+、Co2+、N
2+、Cu2+又はZn2+を表し、M3+は、Al3+、Fe
3+、Cr3+、Co3+又はIn3+を表し、An-は、O
- 、F- 、Cl- 、Br- 、NO3 - 、CO3 2-、S
4 2-、Fe(CN)6 3-、CH3 COO- 、シュウ酸
イオン又はサリチル酸イオンを表し、nはこれらに対応
して1〜3の整数を表す。mは、正の整数を表し、x
は、0<x≦0.33の範囲を示す。)で表される不定
比化合物であり、例えば、Mg6 Al2 (OH)16CO
3 ・4H2 O、Mg4・ 3Al2 (OH) 12・6 CO3
mH2 O等を挙げることができる。
【0018】上記リン酸塩としては、例えば、リン酸亜
鉛、リン酸カルシウム、リンモリブデン酸アルミニウム
等を挙げることができる。上記モリブデン酸塩として
は、例えば、モリブデン酸カルシウム、モリブデン酸亜
鉛等を挙げることができる。
【0019】上記腐食防止剤の配合量は、通常、ポリオ
レフィン系樹脂100重量部に対して0.1〜10重量
部、好ましくは0.5〜8重量部である。上記腐食防止
剤が0.1重量部未満であると、充分な防錆効果を示さ
ないばかりでなく、熱水環境下での充分な接着性が得ら
れず、10重量部を超えると、防錆効果は充分である
が、粉体塗料にした際の加工性、塗膜の表面平滑性が損
なわれ、良好な塗膜が形成し難くなるため、上記範囲に
限定される。
【0020】本発明のポリオレフィン系粉体塗料組成物
は、上記ポリオレフィン系樹脂と上記腐食防止剤とを混
練押出機、加熱ロール、バンバリーミキサー、ニーダー
等の各種混練機を用いて混合・溶融混練した後、例えば
ペレットに成形し、これをさらに、機械粉砕法、液体チ
ッソを用いる冷凍粉砕法等の手段により粉砕して得られ
る。
【0021】このようにして得られた粉体塗料組成物
に、さらに通常の着色剤、耐熱安定剤、酸化防止剤、紫
外線吸収剤、滑剤、顔料等の添加剤を適宣配合しても良
い。
【0022】本発明のポリオレフィン系粉体塗料組成物
は、従来の粉体塗装方法、例えば、流動浸漬法、静電塗
装法、溶射法、散布法等の手段によって基材に塗装す
る。上記基材としては特に限定されず、例えば、金属、
主として鉄、鉄合金、亜鉛又はそれらのメッキ品等が好
適に用いられる。
【0023】
【実施例】以下、実施例及び比較例により本発明をさら
に詳しく説明するが、本発明はこれらの実施例等により
なんら限定されるものではない。
【0024】実施例1 未変性ポリプロピレンを無水マレイン酸でグラフト変性
した変性ポリプロピレン(三井石油化学工業社製:接着
性ポリプロピレン)20重量部、ポリプロピレン95重
量%とポリエチレン5重量%とのランダム共重合体(住
友化学工業社製:ノーブレンZ131)80重量部、ハ
イドロタルサイト(協和化学工業社製:DHT−4A、
Mg4 ・ 3 Al2 (OH)12・ 6 CO3 ・mH2 O)3
重量部をヘンシェルミキサーで予備混合し、次いで押出
機を使用して190℃で溶融混練してペレットを得た。
MFRは30g/10分であった。MFRは、JIS
K6758(230℃、2.16kg荷重)に準拠して
測定した。得られたペレットを液体チッソを使用し冷凍
粉砕し、40メッシュパスに分級して粉体塗料組成物を
得た。
【0025】得られた粉体塗料組成物を用いて、流動浸
漬法による粉体塗装を行った。すなわち、粉体塗料組成
物の粉末を流動浸漬槽に入れ、多孔質の槽底部より空気
を送り込み、安定した流動状態に保持する。その中に、
360℃のオーブンで4分間前加熱した長さ150m
m、幅70mm、厚さ2mmの鋼板試験片を8秒間浸漬
した。試験片を取り出した後200℃のオーブンで2分
間後加熱を行い、室温下で放冷して塗装品を得た。得ら
れた塗装品を80℃の熱水中に1月間浸漬し、耐久性試
験を行った。試験後の塗膜の評価結果を表1に示した。
【0026】塗膜の評価方法は以下の通りである。 (1)外観 塗膜表面を目視により観察した。 (2)錆の発生 塗膜をカッターナイフで剥離し、塗膜に接した金属面の
錆の発生状況を目視により観察した。 (3)接着強度 塗膜に、カッターナイフで25mm幅の平行ノッチを金
属素材まで達するように入れ、引張試験機を用いて50
mm/分の引っ張り速度で、180度剥離させた時の接
着強度を測定した(単位:kg/25mm幅)。
【0027】実施例2〜4 変性ポリプロピレンと未変性ポリプロピレンとの配合割
合を表1に示した割合に変更した以外は実施例1と同様
にして粉体塗料組成物を得た。得られた粉体塗料組成物
を用いて実施例1と同様にして塗装品の評価を行った。
結果を表1に示した。
【0028】実施例5 ハイドロタルサイトの配合量を3重量部から7重量部に
変更した以外は実施例2と同様にして粉体塗料組成物を
得た。得られた粉体塗料組成物を用いて実施例1と同様
にして塗装品の評価を行った。結果を表1に示した。
【0029】実施例6、7 腐食防止剤としてハイドロタルサイトの代わりにリン酸
カルシウム(キクチカラー社製:LFボウセイ CP−
Z)を表1に示した配合割合で用いた以外は実施例2と
同様にして粉体塗料組成物を得た。得られた粉体塗料組
成物を用いて実施例1と同様にして塗装品の評価を行っ
た。結果を表1に示した。
【0030】実施例8、9 腐食防止剤としてハイドロタルサイトの代わりにリン酸
亜鉛(キクチカラー社製:LFボウセイ P−WF)を
表1に示した配合割合で用いた以外は実施例2と同様に
して粉体塗料組成物を得た。得られた粉体塗料組成物を
用いて実施例1と同様にして塗装品の評価を行った。結
果を表1に示した。
【0031】比較例1 腐食防止剤を配合しないこと以外は、実施例4と同様に
して粉体塗料組成物を得た。得られた粉体塗料組成物を
用いて実施例1と同様にして塗装品の評価を行った。結
果を表1に示した。
【0032】比較例2、3 腐食防止剤としてハイドロタルサイトを表1に示した配
合割合で用いた以外は実施例4と同様にして粉体塗料組
成物を得た。得られた粉体塗料組成物を用いて実施例1
と同様にして塗装品の評価を行った。結果を表1に示し
た。
【0033】
【表1】
【0034】実施例10 未変性ポリエチレンを無水マレイン酸でグラフト変性し
た変性ポリエチレン(三井石油化学工業社製:アドマー
NE100)20重量部、線状低密度ポリエチレン(三
井石油化学工業社製:ウルトゼックス25100)80
重量部、ハイドロタルサイト(協和化学工業社製:DH
T−4A、Mg4 ・ 3 Al2 (OH)12・ 6 CO3 ・m
2 O)3重量部をヘンシェルミキサーで予備混合し、
次いで押出機を使用して150℃で溶融混練してペレッ
トを得た。MFRは10g/10分であった。MFR
は、JIS K 6760(190℃、2.16kg荷
重)に準拠して測定した。得られたペレットを常温で粉
砕し、40メッシュパスに分級して粉体塗料組成物を得
た。
【0035】得られた粉体塗料組成物を用いて、流動浸
漬法による粉体塗装を行った。すなわち、粉体塗料組成
物の粉末を流動浸漬槽に入れ、多孔質の槽底部より空気
を送り込み、安定した流動状態に保持する。その中に、
360℃のオーブンで4分間前加熱した長さ150m
m、幅70mm、厚さ2mmの鋼板試験片を6秒間浸漬
した。試験片を取り出した後180℃のオーブンで2分
間後加熱を行い、室温下で放冷して塗装品を得た。得ら
れた塗装品を80℃の熱水中に1月間浸漬し、耐久性試
験を行った。試験後の塗膜の評価結果を表2に示した。
【0036】実施例11〜13 変性ポリエチレンと未変性ポリエチレンとの配合割合を
表2に示した割合に変更した以外は実施例10と同様に
して粉体塗料組成物を得た。得られた粉体塗料組成物を
用いて実施例10と同様にして塗装品の評価を行った。
結果を表2に示した。
【0037】比較例4 腐食防止剤を配合しないこと以外は、実施例13と同様
にして粉体塗料組成物を得た。得られた粉体塗料組成物
を用いて実施例10と同様にして塗装品の評価を行っ
た。結果を表2に示した。
【0038】実施例14 アクリル酸含量が7重量%のエチレン−アクリル酸共重
合体(三菱化学社製:EAA−A210M)20重量
部、線状低密度ポリエチレン(三井石油化学工業社製:
ウルトゼックス25100)80重量部、ハイドロタル
サイト(協和化学工業社製:DHT−4A、Mg4 ・ 3
Al2 (OH)12・ 6 CO3 ・mH2 O)3重量部をヘ
ンシェルミキサーで予備混合し、次いで押出機を使用し
て150℃で溶融混練してペレットを得た。MFRは1
0g/10分であった。MFRは、JIS K 676
0(190℃、2.16kg荷重)に準拠して測定し
た。得られたペレットを常温で粉砕し、40メッシュパ
スに分級して粉体塗料組成物を得た。
【0039】得られた粉体塗料組成物を用いて、流動浸
漬法による粉体塗装を行った。すなわち、粉体塗料組成
物の粉末を流動浸漬槽に入れ、多孔質の槽底部より空気
を送り込み、安定した流動状態に保持する。その中に、
320℃のオーブンで6分間前加熱した長さ150m
m、幅70mm、厚さ2mmの鋼板試験片を6秒間浸漬
した。試験片を取り出した後180℃のオーブンで6分
間後加熱を行い、室温下で放冷して塗装品を得た。得ら
れた塗装品を80℃の熱水中に1月間浸漬し、耐久性試
験を行った。試験後の塗膜の評価結果を表2に示した。
【0040】実施例15〜17 エチレン−アクリル酸共重合体と線状低密度ポリエチレ
ンとの配合割合を表2に示した割合に変更した以外は実
施例14と同様にして粉体塗料組成物を得た。得られた
粉体塗料組成物を用いて実施例14と同様にして塗装品
の評価を行った。結果を表2に示した。
【0041】比較例5 腐食防止剤を配合しないこと以外は、実施例17と同様
にして粉体塗料組成物を得た。得られた粉体塗料組成物
を用いて実施例14と同様にして塗装品の評価を行っ
た。結果を表2に示した。
【0042】
【表2】
【0043】
【発明の効果】本発明のポリオレフィン系粉体塗料組成
物は、ポリオレフィン系樹脂に腐食防止剤を配合するこ
とにより、接着性、腐食防止性に優れるとともに、熱水
環境下でも、長期の耐久性を有する塗膜を形成すること
ができる。

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ポリオレフィン系樹脂100重量部に腐
    食防止剤0.1〜10重量部を配合してなるポリオレフ
    ィン系粉体塗料組成物。
  2. 【請求項2】 ポリオレフィン系樹脂が、変性ポリプロ
    ピレン100〜5重量%と未変性ポリプロピレン0〜9
    5重量%とからなるポリプロピレン系樹脂である請求項
    1記載のポリオレフィン系粉体塗料組成物。
  3. 【請求項3】 ポリプロピレン系樹脂が、230℃にお
    けるメルトフローレート5〜80g/10分の樹脂であ
    る請求項2記載のポリオレフィン系粉体塗料組成物。
  4. 【請求項4】 ポリオレフィン系樹脂が、変性ポリエチ
    レン100〜5重量%と未変性ポリエチレン0〜95重
    量%とからなるポリエチレン系樹脂である請求項1記載
    のポリオレフィン系粉体塗料組成物。
  5. 【請求項5】 ポリエチレン系樹脂が、190℃におけ
    るメルトフローレート1〜80g/10分の樹脂である
    請求項4記載のポリオレフィン系粉体塗料組成物。
  6. 【請求項6】 ポリオレフィン系樹脂が、エチレン−ア
    クリル酸共重合体100〜5重量%と未変性ポリエチレ
    ン0〜95重量%とからなるエチレン−アクリル酸共重
    合体系樹脂である請求項1記載のポリオレフィン系粉体
    塗料組成物。
  7. 【請求項7】 エチレン−アクリル酸共重合体系樹脂
    が、190℃におけるメルトフローレート5〜50g/
    10分の樹脂である請求項6記載のポリオレフィン系粉
    体塗料組成物。
  8. 【請求項8】 腐食防止剤が、ハイドロタルサイト類化
    合物、リン酸塩及びモリブデン酸塩からなる群より選ば
    れた少なくとも1種である請求項1、2、3、4、5、
    6又は7記載のポリオレフィン系粉体塗料組成物。
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JP2002241668A (ja) * 2001-02-14 2002-08-28 Sumitomo Seika Chem Co Ltd ポリエチレン系樹脂粉体塗料
CN103409045A (zh) * 2013-08-20 2013-11-27 成都桑瑞斯粉末涂料有限公司 一种能取代铝合金铬化处理的粉末涂料及其制备方法

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