JPH102927A - ケーブル破損探知方法及び装置 - Google Patents

ケーブル破損探知方法及び装置

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JPH102927A
JPH102927A JP8156741A JP15674196A JPH102927A JP H102927 A JPH102927 A JP H102927A JP 8156741 A JP8156741 A JP 8156741A JP 15674196 A JP15674196 A JP 15674196A JP H102927 A JPH102927 A JP H102927A
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JP
Japan
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cable
signal
detector
signals
detection
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Application number
JP8156741A
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English (en)
Inventor
Osamu Tokumura
修 徳村
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Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
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Publication date
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  • Testing Of Short-Circuits, Discontinuities, Leakage, Or Incorrect Line Connections (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ケーブル布設環境から誘起される誘導やノイ
ズの影響を受けずに、送受信方式の探知機で正確にケー
ブルの破損箇所を特定できるようにする。 【解決手段】 特定周波数の信号Xを出力する第1の発
振器1と、信号Xとは異なる特定周波数の信号Yを出力
する第2の発振器2とを有する。また、第1・第2の発
振器1、2によってケーブル50に発振された信号X、Y
を、非接触で識別する検知器3を有する。そして、信号
X、Yが、ケーブル50の両端部51、53から破損箇所55ま
で伝播することを利用し、ケーブル50上での信号の変化
点を検出することにより、該変化点を破損箇所55として
特定する。信号X、Yは、夫々非正弦波形をなすことに
より、ケーブル50の破損探知を行う場所が、商用周波数
の50ヘルツ、60ヘルツ系ノイズ源の影響を受けるような
環境であっても、信号X、Yの検出を正確に行うことが
できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ケーブル遮蔽層ま
たは芯線の破損箇所の特定を行うための探知方法及び装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば工場内における送電用の低、高圧
ケーブルは、近接するケーブル同士で静電誘導、電磁誘
導等の誘導を受けることによる悪影響を避ける為に、シ
ースの内側に銅テープあるいはアルミテープ等による遮
蔽層を設けることがある。ところが、従来は遮蔽層が断
線等の破損をした場合に、その破損箇所を特定すること
は、非常に手間のかかるものであった。この破損箇所を
特定する手法は、まず中間ジョイント部、端末処理部等
を断線箇所として予測し、これらの部分を解体して内部
を調べる。次に、ケーブル布設全長の中間部で切断し、
断線が検知される1/2のケーブルをさらに1/2に分
割するという作業を繰り返して、断線箇所を絞り込む。
そして、ケーブルの目視または触診によりねじれ、食い
込み、荷重、施工不良等を発見し、その部分を解体する
というものであった。このように、ケーブルの無駄な切
断と再接続とを繰返す必要があったり、作業者の熟練や
勘を要する等、非合理的な作業を強いられていた。
【0003】そこで最近、二重周波数(625 ヘルツと87
5 ヘルツ)信号を送信する送信器とケーブルを経由して
信号を受信する受信器とを備えた送受信方式の探査装置
が開発され、一部でその実用化が試みられている(例え
ば、トーエネック社発行「TOENECニュース」1995年6月
号参照)。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、工場内のケ
ーブル布設環境を例に上げると、商用周波数の50ヘル
ツ、60ヘルツ系を始め、インバータ、サイリスター、高
周波系、通信系などの種々の誘導、ノイズ源が存在して
おり、これらから誘起される誘導やノイズに対して十分
なる対策を施さないと、上記した送受信方式での探査は
不可能になる。このため、上記トーエネック社製の探査
装置では、特殊なフィルタを組込むことにより誘導障害
の解消を図るようにしているが、この対策でもなお十分
でなく、特に場所や環境が変わると、その探知結果が誘
導やノイズの影響を受けて信頼性を欠く恐れがあった。
よって、この問題を克服するためのケーブル破損箇所の
特定手段の出現が望まれていた。なお、以上の問題はケ
ーブルの芯線が断線した場合にも、直接当てはまるもの
である。
【0005】本発明は、上記従来の問題点に鑑みてなさ
れたもので、その課題とするところは、ケーブル布設環
境から誘起される誘導やノイズの影響を受けることなく
送受信方式で正確にケーブルの破損箇所を特定できるよ
うにしたものであって、装置に対する信頼性を高めるこ
とにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記問題を解決する為
の、本発明にかかるケーブル破損探知方法は、破損箇所
を有するケーブルの両端部から、夫々異なる周波数の信
号を発振し、該ケーブルを伝播する異なる周波数の信号
を非接触状態で識別し、該識別結果から前記破損箇所を
特定することを特徴とする。
【0007】ケーブルが正常である場合には、ケーブル
の両端部から発振され、伝播する周波数の信号は、双方
の周波数の信号の伝播範囲において検出される。また、
ケーブルに破損箇所がある場合には、ケーブルの両端部
からこの破損箇所まで夫々の周波数の信号が伝播される
ので、この信号を非接触状態で識別することにより信号
の変化点を検出し、ケーブルを切断することなく、前記
信号の変化点を破損箇所として特定する。
【0008】本発明においては、前記異なる周波数の信
号の識別を、双方の信号の波形又は振幅の違いの少なく
とも一方で行うことが望ましい。これにより、前記双方
の信号の識別を容易にかつ正確に行う。
【0009】さらに、前記信号は夫々非正弦波形である
ことが望ましい。これにより、ケーブルの破損探知を行
う場所が、商用周波数の50ヘルツ、60ヘルツ系を始め、
インバータ、サイリスター、高周波系、通信系などの種
々の誘導、ノイズ源の影響を受けるような環境であって
も、信号波形がこれらのノイズとは異なる波形であるこ
とから、前記信号の検出を正確に行うことが可能とな
る。
【0010】また、上記問題を解決する為の、本発明に
かかるケーブル破損探知装置は、特定周波数の信号を出
力する第1の発振器と、該第1の発振器とは異なる特定
周波数の信号を出力する第2の発振器と、これら発振器
によってケーブルに発振された信号を非接触で識別する
検知器とからなることを特徴とする。
【0011】この構成によると、第1および第2の発振
器が夫々特定の周波数の信号を出力するので、各発振器
をケーブルの端部に夫々接続し、該ケーブルの他端部か
ら前記特定周波数を出力する。そして、ケーブルに異常
がなかった場合に、双方の周波数の信号の伝播範囲、す
なわち、より強く検出される範囲を例えば、信号の出力
レベル、振幅及び周波数の組み合わせによって、ケーブ
ルの略中央部まで伝播させることを可能とすることがで
きる。ケーブルに破損箇所がある場合には、ケーブルの
両端部からこの破損箇所まで夫々の周波数の信号が伝播
されるので、該ケーブルに出力された特定周波数を非接
触で識別する検知器によって、ケーブル上での信号の変
化点を検出することにより、該変化点を破損箇所として
特定する。
【0012】また、本発明においては、前記検知器は、
識別結果の表示手段として発光手段又は音声手段の少な
くとも一方を有することが望ましい。この構成により、
検知器による検出作業が困難な場所、例えば高所、狭
所、暗所等において作業をする場合に、作業者が検知器
を直接的に目視できない場合でも、これら表示手段によ
って、検出結果を作業者に伝えることが可能である。
【0013】さらに、前記信号は、夫々非正弦波形をな
すことが望ましい。これにより、ケーブルの破損探知を
行う場所が、商用周波数の50ヘルツ、60ヘルツ系を始
め、インバータ、サイリスター、高周波系、通信系など
の種々の誘導、ノイズ源の影響を受けるような環境であ
っても、信号波形がこれらのノイズとは異なる波形の信
号を出力することにより、前記検知器による信号の検出
を正確に行う。
【0014】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の実施の形態を添
付図面に基づいて説明する。
【0015】図1には、本発明の実施の形態に係るケー
ブル破損探知装置(以下、単に探知装置という。)が示
されている。この探知装置は、第1の発振器1、第2の
発振器2および検知器3からなる送受信方式の探知装置
であり、ハンディタイプの構成をなしている。図1の50
はケーブルである。第1の発振器1および第2の発振器
2は、共に図2に示すようなケース4の内部に、電源と
してのバッテリーや、後述する電気回路を組み込んでな
るものである。また、ケース4には、電源スイッチ5、
出力表示LED6および接続コード7が備えられてい
る。さらに接続コード7の先端部には、ケーブル50と接
続する為のクリップ8が設けられている。そして、第1
の発振器1は、例えば 108KHZ の非正弦波形(矩形波)
の信号X(図1)を、第2の発振器2は、例えば 147KH
Z の非正弦波形(矩形波)の信号Y(図1)を出力する
ことが可能である。また、第1・第2の発振器1、2が
作動中であることは、出力表示LED6の点灯により確
認することができる。
【0016】図3に示すように、検知器3は本体部9と
グリップ10とからなり、持ち運びや検出作業を容易にし
ている。本体部9の内部には、後述する電気回路を組み
込んでおり、切換スイッチ11を操作することにより、第
1・第2の発振器1、2からケーブル50に出力される信
号X( 108KHZ )又は信号Y( 147KHZ )を受信するこ
とが可能である。また、本体部9には電源スイッチ12、
バッテリーメータ13、感度ボリューム14を有し、さらに
表示手段として、発光手段である検出LED15、16と音
声手段である検出ブザー17とを有する。
【0017】そして、電源スイッチ12をONにして、切
換スイッチ11をX側に切り換えたときには、検知器3は
108KHZ の信号Xを検出するべく作動する。そして、信
号Xを検出すると、2つある検出LED15、16のうち15
のみが点灯し、かつ、検出ブザー17が一定の音色で鳴動
する。また、切換スイッチ11をY側に切り換えた時に
は、検知器3は 147KHZ の信号Yを検出して、検出LE
D16のみが点灯し、かつ、検出ブザー17は切換スイッチ
11をX側に切り換えたときとは異なる一定の音色で鳴動
する。そして、切換スイッチ11で指定した周波数の信号
が検出されなくなると、それまで点灯していた検出LE
D15又は16は消灯し、かつ、検出ブザー17も鳴動しなく
なる。これら検出LED15、16と検出ブザー17とを設け
たことにより、例えばマンホール内等の暗く狭い場所で
手先の確認が困難であったり、騒音の大きい場所での作
業を行う場合でも、発光または音声により、高圧ケーブ
ル破損の有無の識別結果を作業者が正しく認識できるよ
うにしている。
【0018】さらに、本体部9の先端は検出部18となっ
ている。また、本体部9には出力端子19を設けており、
検出された信号の波形を取り出すことによって、より信
頼性の高い検出結果を得ることも可能となる。さらに、
図4に示すように、本体部9の裏面には着脱式のバッテ
リーカバー20を有し、これによりふさがれる収納ボック
ス21に図示しないバッテリーを装填し、該バッテリーか
ら必要な電力を得るようになっている。
【0019】次に、上記探知装置を用いて、ケーブル50
の破損箇所を探知する手順を、図1を参照しながら説明
する。
【0020】まず、第1の発振機1のクリップ8を、ケ
ーブル50の送電側端部51における遮蔽層52に接続する。
次に、第2の発振機2のクリップ8を、ケーブル50の受
電側端部53における遮蔽層52に接続する。そして第1・
第2の発振機1、2の電源スイッチ5(図2参照)を夫
々ONにして、 108KHZ の矩形波信号Xと、 147KHZ
矩形波信号Yとを遮蔽層52に対して発振する。次に、検
知器3の電源スイッチ12をONし、ケーブル50のシース
54に検出部8を近付けて、ケーブル50の一方の端部から
他方の端部へ向けて移動させていく。
【0021】このとき、送電側端部51から受電側端部53
へ向けて移動させる場合には、検知器3の切換スイッチ
11をXの方向に切り換えておく。すると、第1の発振器
1から発振されている信号Xの誘導により、検出ブザー
17が鳴動し、かつ、検出LED15が点灯する。また、受
電側端部53から送電側端部51へ向けて検知器3を移動さ
せる場合(ケーブルに接近できないときには、次に接近
できる場所まで移動。)には、検知器3の切換スイッチ
11をYの方向に切り換えておくと、第2の発振器2から
発振されている信号Yの誘導により、検出ブザー17が鳴
動し、かつ、検出LED16が点灯する。
【0022】図5には、ケーブル50を伝播する信号X、
Yの伝播範囲と、検知器3の識別パターンとを示してい
る。図5の最上段は、ケーブル50上の位置を具体的に示
している。まず、ケーブル50に破損箇所が存在せず、正
常である場合について説明する。このときのケーブル50
上での信号X、Yの伝播範囲は、図5の上から2段目に
示されるように、ケーブルの略中央部までとなる。した
がって、検知器3による検出作業をケーブル50の送電側
端部51から開始した場合には、図3に示す検知器3の切
換スイッチ11をXの方向に切り換えて用い、これによっ
て検知器3は信号Xを検出するので、検出LED15が点
灯し、かつ、検出ブザー17が一定の音色で鳴動する。そ
して、検知器3が図5に示すケーブル50の略中央部にさ
しかかった時点で、検出LED15は消灯し、かつ、検出
ブザー17の鳴動も停止する。ケーブル50の中央部を通過
した直後に、切換スイッチ11をYの方向に切り換える
と、検知器3は信号Yを検出するので、検出LED16が
点灯し、かつ、検出ブザー17が切換スイッチ11をXの方
向に切り換えた時とは異なる一定の音色で鳴動する。
【0023】また、検出作業をケーブル50の受電側端部
53から開始した場合には、図3に示す検知器3の切換ス
イッチ11をYの方向に切り換えて用い、これによって検
知器3は信号Yを検出するので、検出LED16が点灯し
かつ検出ブザー17が一定の音色で鳴動する。そして、検
知器3が図5に示すケーブル50の中央部にさしかかった
時点で、検出LED16は消灯し、かつ、検出ブザー17の
鳴動も停止する。ケーブル50の中央部を通過した直後
に、切換スイッチ11をXの方向に切り換えると、検出L
ED15が点灯し、かつ、検出ブザー17が切換スイッチ11
をXの方向に切り換えた時とは異なる一定の音色で鳴動
する。このようにして、図5の上から3段目に示される
ように、信号X、Yの変化点をケーブル50の略中央部と
して検出することができる。
【0024】次に、ケーブル50に破損箇所55が存在した
場合の識別パターンについてを説明する。ケーブルに破
損箇所55がある場合には、図5の上から4段目に示され
るように、信号Xおよび信号Yは、ケーブル50の両端部
から破損箇所55まで伝播する。したがって、図5の上か
ら5段目に示されるように、信号X、Yの変化点はこの
破損箇所55で検出されるので、破損箇所55を特定するこ
とができる。
【0025】さらに、55、55’の2箇所が破損している
場合の識別バターンについて説明する。このとき図5の
上から6段目に示されるように、ケーブル50には、送電
側端部51から破損箇所55までの間では信号Xが伝播し、
受電側端部53から破損箇所55’までの間では信号Yが伝
播する。そして、破損箇所55および55’の間は、どちら
の信号も伝播しない。したがって、検知器3の切換スイ
ッチ11をXの方向に切り換えて、破損箇所の検出作業を
ケーブル50の送電側端部51から開始すると、検知器3が
破損箇所55にさしかかった時点で検出LED15は消灯
し、かつ、検出ブザー17の鳴動も停止する。この直後に
切換スイッチ11をYの方向に切り換えても、信号Yを検
知することはないので、検出LED16は点灯せず、検出
ブザー17も鳴動しない。
【0026】また、検知器3の切換スイッチ11をYの方
向に切り換えて、破損箇所の検出作業を受電側端部53か
ら開始した場合にも、検知器3が破損箇所55にさしかか
った時点で検出LEDは消灯し、かつ、検出ブザー17の
鳴動も停止する。この直後に切換スイッチ11をXの方向
に切り替えても、信号Xを検知することはないので、検
出LED15は点灯せず、検出ブザー17も鳴動しない。こ
の検出パターンは、図5の最下段に示されている。よっ
て、ケーブル50には(少なくとも)2つの破損箇所55、
55’が存在することがわかり、かつ、破損箇所55、55’
を特定することができる。
【0027】破損箇所55(55’)をさらに精密に特定す
るためには、一度特定された破損箇所の近傍で、検知器
3を更に数回往復させることが望ましい。この手法によ
ると、誤差1%の範囲内で、破損箇所の特定をすること
が可能となる。また、破損箇所の検出作業中に、やむな
くケーブル50のシース54に検知器3を接近させることが
できない場合(例えば、隣り合うマンホール間のヒュー
ム管の内部等)には、可能な限り検知器3の検出部18を
ケーブル50に接近させ、かつ、検知器3の感度ボリュー
ム14の感度を上げて、信号X、Yの変化点を特定する。
【0028】さて、本発明の実施の形態において、 108
KHZ 、 147KHZ の周波数の被正弦波形の信号X、Yを用
いた理由は、以下の通りである。これは、送受信方式で
ケーブルの破損探知を行う場合に、悪影響を及ぼすノイ
ズ系は、正弦波、特に50HZ、60HZの電源周波数の影響が
ほとんどであることに着目したものであり、信号X、Y
はこれらのノイズ系の影響からかけ離れた、商用周波数
帯での値及び波形の設定をしている。また、信号Xを 1
08KHZ と、信号Yを 147KHZ とすることにより、検知器
に用いられる回路(後述する)の特性上、ケーブル50の
両端より信号X、Yを発振させた場合に、いかなるケー
ブルにおいてもその中央部で信号X、Yの変化点が検出
できることが、発明者らの実験により明らかになった。
すなわち、上記周波数および波形の決定理由を満たす値
であれば、 108KHZ および 147KH Z という周波数に限定
されるものではなく、その波形も矩形波に限定されるも
のではない。
【0029】上記構成をなす本発明の実施の形態から得
られる作用効果は、以下の通りである。本発明の実施の
形態に係るケーブル破損探知装置は、 108KHZ の矩形波
である信号Xを発振する第1の発振器1と、 147KHZ
矩形波である信号Yを発振する第2の発振器2と、信号
X、Yを波形又は振幅の違い等から識別可能な検知器3
とを有し、第1・第2の発振器1、2をケーブル50の端
部に夫々接続して、信号X、Yをケーブル50に出力し、
検知器3でケーブル50に伝播される信号X、Yを識別す
る。検知器3はこのケーブル50とは非接触で前記信号の
識別を行うことが可能であり、その識別結果を、検出L
ED15、16、検出ブザー17によって、作業者に知らせる
ことができる。
【0030】ケーブル50が正常である場合には、信号
X、Yの伝播範囲は夫々ケーブル50の略中央部となるの
で、信号X、Yの変化点はケーブル50の略中央部で検出
される。ところが、ケーブル50に破損箇所55がある場合
には、信号X、Yは、夫々破損箇所55まで伝播する。し
たがって、正常時とは異なる検出パターンとなり、か
つ、このときの信号X、Yの変化点を、破損箇所55とし
て特定することができる。
【0031】さらに、信号X、Yを夫々矩形波としたこ
とから、ケーブルの破損探知を行う場所が、商用周波数
の50ヘルツ、60ヘルツ系などのノイズ源の影響を受ける
ような環境であっても、これらノイズとは異なる波形で
あることにより、信号X、Yの検出を正確に行うことが
可能となる。また、検知器3は、その検出結果の表示手
段として、検出LED15、16および検出ブザー17を有す
るので、これらの発光および鳴動によって、騒音の激し
い場所や、検知器3を直接目視できない環境での作業で
あっても、作業者に検出結果を知らせることが可能とな
る。また、本発明の実施の形態によれば、信号X、Yの
周波数を変更することにより、ケーブル50の芯線の破損
部を検出することも可能であり、本発明者らが既に特願
平7−323962号でその詳細を開示しているケーブ
ル識別装置と同様に、複雑に絡み合った複数のケーブル
の中から、どのケーブルが破損しているのかを識別する
装置として用いることも可能である。
【0032】
【実施例】図6には、第1・第2の発振器1、2及び検
知器3の電気回路の構成を示している。また、図7には
発振器1、2の電気回路の詳細図を、図8には検知器3
の電気回路の詳細図を夫々示している。まず、発振器
1、2について説明すると、図6及び図7に示すよう
に、インバータ(4069)22で得られた周波数を、コンデン
サ(51PF)23と可変抵抗(100KΩ)24 によって、発振器1
では 108KHZ の周波数を、発振器2では 147KHZ の周波
数を作り、さらにバッファ25及びインバータ(4069)26で
さらに校正し、出力(27)とする。
【0033】次に、図6および図8を用いて、検知器3
の電気回路の説明をする。検出部18であるコイル素子(L
223J) で検出した周波数(第1・第2の発振器1、2で
出力された 108KHZ の信号X又は 147KHZ の信号Y)
を、演算増幅器(TLC277C)28 とバッファ(4069)29とイン
バータ(4069)30とで増幅し、切換スイッチ11で入力され
た信号の振り分けを行う。次にシュミット回路31で入力
された信号を波形成形し、LCによる並列共振回路32、3
2'で夫々の共振周波数の取り出しを行う。なお、並列共
振回路32はL=0.047 μ、C=47μHであり、並列共振
回路32' はL=0.047 μ、C=28μHである。そして、
ダイオードとトランジスタ(C-1815)33で電圧レベルの検
出を行い(2V以上でトランジスタON)、続くバッフ
ァ(4069)34、ダイオード35およびRC回路36にて直流
(DC)に変換し、次のシュミット回路(4584)37で再度
波形を形成する。さらに、ダイオード(IS1588)38にて逆
方向電流の廻り込みを防止し、トランジスタ(C982)39で
極性反転と検出LED15、16点灯用の電流増幅を行って
いる。
【0034】ブザー発振回路40は、アナログスイッチ(4
066)41を介して、検出側のトランジスタ46をONさせる
ために 680KΩの抵抗42、 330KΩの抵抗43及び 0.001
Fのコンデンサ44の時定数による発振周波数を決め、イ
ンバータ(4069)45を2個用いて発振回路を構成し、入力
された信号は、トランジスタ46で電流増幅され、検出ブ
ザー17をONさせる。尚、チェックボタン47は、信号X
または信号Yの入力があるとONすることにより、ブザ
ー17およびLED15、16が点灯する。
【0035】
【発明の効果】本発明はこのように構成したので、以下
のような効果を有する。本発明にかかるケーブル破損探
知方法によれば、ケーブルの両端部に夫々異なる周波数
の信号を発振し、各信号が夫々ケーブルの破損箇所まで
伝播することを利用して、信号の変化点を検出し、該変
化点を破損箇所として特定する。この、ケーブルの破損
箇所の特定を、非接触でかつケーブルを分解することな
く行うことが可能となり、作業者の熟練や勘を必要とせ
ず、かつ、少人数で行うことが可能となり、外注費(ケ
ーブルの修繕は、外部の業者に発注することが多い
為。)等コストダウンにつながる。
【0036】また、本発明においては、双方の信号の波
形又は振幅の違いの少なくとも一方で行うことによっ
て、前記双方の信号の識別を容易にかつ正確に行い、破
損箇所の特定をより正確に行うことができる。よって、
修理の為に広範囲に亙ってケーブルを交換することもな
く、悪い部分だけを交換する作業となるので、大幅な保
全費、材料費の削減を図ることができる。
【0037】しかも、前記信号に非正弦波形を用いるこ
とにより、ケーブルの破損探知を行う場所が、商用周波
数の50ヘルツ、60ヘルツ系を始め、インバータ、サイリ
スター、高周波系、通信系などの種々の誘導、ノイズ源
の影響を受けるような環境であっても、これらのノイズ
とは異なる波形であることから、前記信号の検出を正確
に行うことが可能となり、破損箇所の特定をより正確に
行うことが可能となる。
【0038】また、本発明にかかるケーブル破損探知装
置によれば、第1および第2の発振器によってケーブル
に出力された特定周波数の信号を、検知器によって検出
することにより、各信号が夫々ケーブルの破損箇所まで
伝播することを利用して、検出される周波数のケーブル
上の変化点を破損箇所として特定することが可能とな
る。したがって、前記破損箇所を非接触で正確に特定す
ることが可能であり、修理の為に広範囲に亙ってケーブ
ルを交換することもなく、悪い部分だけを交換する作業
となるので、大幅な保全費、材料費および外注費の削減
を図ることができる。
【0039】また、本発明においては、検知器の識別結
果の表示手段として、発光手段又は音声手段の少なくと
も一方を設けたことにより、検知器による検出作業が困
難な場所、例えば高所、狭所、暗所(マンホール等)に
おいて作業をする場合に、作業者が検知器を直接的に目
視できない場合や、騒音の激しい場所であっても、これ
ら表示手段によって、検出結果を作業者に伝えることが
できる。よって、作業環境に影響を受けることなく、常
にケーブルの破損箇所の特定を正確に行うことが可能と
なる。
【0040】さらに、前記信号に非正弦波形を用いるこ
とにより、商用周波数の50ヘルツ、60ヘルツ系を始め、
インバータ、サイリスター、高周波系、通信系などの種
々の誘導、ノイズ源の影響を受けることもなく、より正
確な破損箇所の特定が可能となり、さまざま作業環境に
おいて正確な破損箇所の特定を行うことができる。
【0041】以上のごとく、本発明によれば、送受信方
式における信頼性の高いケーブル破損探知方法及び装置
を提供することにより、ケーブルの破損箇所の特定作業
を、より正確にかつ効率よく行い、設備稼動停止時間の
短縮化を図ることが可能であり、結果的にさまざまな施
設への電力総供給コストの削減につながるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係るケーブル破損探知装
置と、破損箇所を有するケーブルとを示す摸式図であ
る。
【図2】図1に示すケーブル破損探知装置の、発振器を
示す斜視図である。
【図3】図1に示すケーブル破損探知装置の、検知器を
示す斜視図である。
【図4】図3に示す検知器の本体部裏面を示す部分斜視
図である。
【図5】図1に示すケーブル破損探知装置を用いた場合
に、ケーブルを伝播する信号X、Yの伝播範囲と、検知
器3の識別パターンとの関係を示す図である。
【図6】本発明の実施の形態に係るケーブル破損探知装
置の回路構成の一実施例を示すブロック図である。
【図7】図6に示す発振器を構成する回路の、一実施例
を示す回路図である。
【図8】図6に示す検知器を構成する回路の、一実施例
を示す回路図である。
【符号の説明】
1 第1の発振器 2 第2の発振器 3 検知器 15 検出LED 16 検出LED 17 検出ブザー 18 検出部 X 信号 Y 信号

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 破損箇所を有するケーブルの両端部か
    ら、夫々異なる周波数の信号を発振し、該ケーブルを伝
    播する異なる周波数の信号を非接触状態で識別し、該識
    別結果から前記破損箇所を特定するケーブル破損探知方
    法。
  2. 【請求項2】 前記異なる周波数の信号の識別を、双方
    の信号の波形又は振幅の違いの少なくとも一方で行うこ
    とを特徴とする請求項1に記載のケーブル破損探知方
    法。
  3. 【請求項3】 前記信号は、夫々非正弦波形であること
    を特徴とする請求項1または2に記載のケーブル破損探
    知方法。
  4. 【請求項4】 特定周波数の信号を出力する第1の発振
    器と、該第1の発振器とは異なる特定周波数の信号を出
    力する第2の発振器と、これら発振器によってケーブル
    に発振された信号を非接触で識別する検知器とからなる
    ケーブル破損探知装置。
  5. 【請求項5】 前記検知器は、識別結果の表示手段とし
    て発光手段又は音声手段の少なくとも一方を有する請求
    項4に記載のケーブル破損探知装置。
  6. 【請求項6】 前記信号は、夫々非正弦波形をなすこと
    を特徴とする請求項4または5に記載のケーブル破損探
    知装置。
JP8156741A 1996-06-18 1996-06-18 ケーブル破損探知方法及び装置 Pending JPH102927A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB2438912A (en) * 2006-06-09 2007-12-12 Greenlee Textron Economical wiremapping and office id functioning of a remote unit using identification tags and characteristic waveforms to find cable faults
JP6379370B1 (ja) * 2017-06-29 2018-08-29 株式会社サムス ケーブルの破損検出装置及びケーブルの破損検出方法

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