JPH10293140A - ランダム・サンプリングのホールドオフ方法と回路 - Google Patents
ランダム・サンプリングのホールドオフ方法と回路Info
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- JPH10293140A JPH10293140A JP11620997A JP11620997A JPH10293140A JP H10293140 A JPH10293140 A JP H10293140A JP 11620997 A JP11620997 A JP 11620997A JP 11620997 A JP11620997 A JP 11620997A JP H10293140 A JPH10293140 A JP H10293140A
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Landscapes
- Tests Of Electronic Circuits (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 1つのクロック源2でランダム・サンプリン
グの波形抜けを防止。 【解決手段】 波形抜けは、トリガ3を同期回路14に
受け入れる状態となるホールドオフの時点と、トリガ3
のタイミングで発生する。ホールドオフ直後のトリガ3
が印加され、トリガ3と直後のクロック2(周期TC )
との時間差TS が測定される。TS は、例えば、0≦T
S ≦TC の間で変化する。トリガ3を受け入れると、直
ちにホールド状態となり、トリガ3を受け入れない。次
にホールドオフ状態に移行するのは、プロセスに要する
時間T11とTS の和の後である。TS の変化で、ホール
ドオフ状態に移転する時間に幅ができる。TS の測定結
果から時間加算器20によりTC +T11の時点でホール
ドオフ状態にする。移転する時間の幅を0とし、幅内に
トリガが入らないようにした。クロック・カウンタ17
は、クロック2とクロック4が異なるとき、T11を一定
とする。
グの波形抜けを防止。 【解決手段】 波形抜けは、トリガ3を同期回路14に
受け入れる状態となるホールドオフの時点と、トリガ3
のタイミングで発生する。ホールドオフ直後のトリガ3
が印加され、トリガ3と直後のクロック2(周期TC )
との時間差TS が測定される。TS は、例えば、0≦T
S ≦TC の間で変化する。トリガ3を受け入れると、直
ちにホールド状態となり、トリガ3を受け入れない。次
にホールドオフ状態に移行するのは、プロセスに要する
時間T11とTS の和の後である。TS の変化で、ホール
ドオフ状態に移転する時間に幅ができる。TS の測定結
果から時間加算器20によりTC +T11の時点でホール
ドオフ状態にする。移転する時間の幅を0とし、幅内に
トリガが入らないようにした。クロック・カウンタ17
は、クロック2とクロック4が異なるとき、T11を一定
とする。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、繰り返し入力信号
を高時間分解能で測定する等価時間型ランダム・サンプ
リングを用いたデジタル・オシロスコープ(DSO)に
関し、特に、特定の入力信号周期で発生する波形抜け現
象を改善したランダム・サンプリングのホールドオフの
方法と回路に関する。
を高時間分解能で測定する等価時間型ランダム・サンプ
リングを用いたデジタル・オシロスコープ(DSO)に
関し、特に、特定の入力信号周期で発生する波形抜け現
象を改善したランダム・サンプリングのホールドオフの
方法と回路に関する。
【0002】
【従来の技術】ランダム・サンプリングを用いたアナロ
グ型およびデジタル型のオシロスコープとその関連技術
は次の公知例に開示されている。 公知例1 特公昭47−48432 公知例2 特開昭59−34164 公知例3 特開昭63−195575 公知例4 特公平7−85089 公知例5 特開昭62−63885
グ型およびデジタル型のオシロスコープとその関連技術
は次の公知例に開示されている。 公知例1 特公昭47−48432 公知例2 特開昭59−34164 公知例3 特開昭63−195575 公知例4 特公平7−85089 公知例5 特開昭62−63885
【0003】公知例1および3はアナログ型のランダム
・サンプリング・オシロスコープ、公知例2および4が
デジタル型のランダム・サンプリング・オシロスコープ
に関するものであり、公知例5は短い時間幅を測定する
技術に関するものである。
・サンプリング・オシロスコープ、公知例2および4が
デジタル型のランダム・サンプリング・オシロスコープ
に関するものであり、公知例5は短い時間幅を測定する
技術に関するものである。
【0004】ランダム・サンプリング方式とはサンプリ
ング周期より細かな時間分解能で波形データ収録を可能
とするオシロスコープで、等価時間型サンプリングの一
方式であり、その基本型が公知例1に開示されている。
ング周期より細かな時間分解能で波形データ収録を可能
とするオシロスコープで、等価時間型サンプリングの一
方式であり、その基本型が公知例1に開示されている。
【0005】デジタル・オシロスコープでは、繰り返し
入力する被測定信号を内部クロック信号であるサンプリ
ング・クロックに従ってサンプリングし、縦(Y)軸情
報とする。同時に被測定信号(Signal)からピックオフ
したトリガ信号を基準とし、被測定信号のサンプリング
に用いた内部クロック信号の時間位置を測定して時間
(X)軸情報とする。このXとY情報をペアでメモリに
保存し、その後メモリ内容をX−Y表示して被測定信号
波形を再現しており、この技術は公知例2に開示されて
いる。
入力する被測定信号を内部クロック信号であるサンプリ
ング・クロックに従ってサンプリングし、縦(Y)軸情
報とする。同時に被測定信号(Signal)からピックオフ
したトリガ信号を基準とし、被測定信号のサンプリング
に用いた内部クロック信号の時間位置を測定して時間
(X)軸情報とする。このXとY情報をペアでメモリに
保存し、その後メモリ内容をX−Y表示して被測定信号
波形を再現しており、この技術は公知例2に開示されて
いる。
【0006】公知例2に開示された技術において重要と
なるのは、入力する被測定信号の繰り返し波形の各部を
一様にサンプリングすることである。一様にサンプリン
グをしないと測定に時間を要したり、波形の一部分が抜
ける等の現象を生ずるからである。
なるのは、入力する被測定信号の繰り返し波形の各部を
一様にサンプリングすることである。一様にサンプリン
グをしないと測定に時間を要したり、波形の一部分が抜
ける等の現象を生ずるからである。
【0007】もし内部クロック信号が一定の周期に設定
され、被測定信号周期TSIとサンプリング・クロック周
期TC の比が有理数(TSI/TC =M/N:M,Nは整
数)であるコヒーレント・サンプリング状態になると、
被測定信号の限られた波形部のみがサンプリングされ
る。TSI=TC ×Nの時は、被測定信号波形のN点がサ
ンプリングされる。しかしサンプリング・クロック周期
TC が被測定信号周期TSIの整数倍になるTSI=TC /
Mの時は、繰り返し波形の同一点のみがサンプリングさ
れる。この結果、測定を続けてもTC 以内の所望する時
間分解能で波形を得られず、波形抜け現象の1つの原因
となる。
され、被測定信号周期TSIとサンプリング・クロック周
期TC の比が有理数(TSI/TC =M/N:M,Nは整
数)であるコヒーレント・サンプリング状態になると、
被測定信号の限られた波形部のみがサンプリングされ
る。TSI=TC ×Nの時は、被測定信号波形のN点がサ
ンプリングされる。しかしサンプリング・クロック周期
TC が被測定信号周期TSIの整数倍になるTSI=TC /
Mの時は、繰り返し波形の同一点のみがサンプリングさ
れる。この結果、測定を続けてもTC 以内の所望する時
間分解能で波形を得られず、波形抜け現象の1つの原因
となる。
【0008】この問題に対しては、トリガ若しくはサン
プリング・クロック周期TC を“振る”いわゆるデイザ
ーを加えてサンプリングをランダム化する手法が知られ
ており、クロックの位相を変化させることによってラン
ダム化する方法が、公知例3に開示されている。
プリング・クロック周期TC を“振る”いわゆるデイザ
ーを加えてサンプリングをランダム化する手法が知られ
ており、クロックの位相を変化させることによってラン
ダム化する方法が、公知例3に開示されている。
【0009】これ以外に、時間軸を形成するタイムベー
スに使用されるホールドオフ方式に起因する波形抜けの
メカニズムがある。ランダム・サンプリングではサンプ
リング周期より細かな時間分解能を得るために被測定信
号周期TSIと同じ周期TT のトリガ信号と周期TC のサ
ンプリング・クロック信号の時間差を測定して波形を再
現している。このランダム・サンプリング装置は公知例
3の第8図に示されているが、それをデジタル化した回
路構成を図13に示し、これを用いて説明する。
スに使用されるホールドオフ方式に起因する波形抜けの
メカニズムがある。ランダム・サンプリングではサンプ
リング周期より細かな時間分解能を得るために被測定信
号周期TSIと同じ周期TT のトリガ信号と周期TC のサ
ンプリング・クロック信号の時間差を測定して波形を再
現している。このランダム・サンプリング装置は公知例
3の第8図に示されているが、それをデジタル化した回
路構成を図13に示し、これを用いて説明する。
【0010】図13において、1は被測定信号、2はサ
ンプリング・クロック、3はトリガ、4はプロセッサ・
クロック、11はサンプラ、12はA/D変換器、13
はアクイジション・メモリ、14は同期回路、15Bは
タイムベース、31はマイクロプロセッサ、32は波形
メモリ、33はディスプレイである。ここで、プロセッ
サ・クロック4はマイクロプロセッサ31を動作させる
クロックであり、ディスプレイ33には一般に表示用メ
モリが含まれている。
ンプリング・クロック、3はトリガ、4はプロセッサ・
クロック、11はサンプラ、12はA/D変換器、13
はアクイジション・メモリ、14は同期回路、15Bは
タイムベース、31はマイクロプロセッサ、32は波形
メモリ、33はディスプレイである。ここで、プロセッ
サ・クロック4はマイクロプロセッサ31を動作させる
クロックであり、ディスプレイ33には一般に表示用メ
モリが含まれている。
【0011】図14には、図13に示した構成における
波形データ収録のプロセスを示しており、これを用いて
説明する。
波形データ収録のプロセスを示しており、これを用いて
説明する。
【0012】被測定信号1がサンプラ11に入力される
と、サンプラ11は図14(b)のサンプリング・クロ
ック2で被測定信号の瞬時値をサンプルし、その値に比
例したホールド値をA/D変換器12に出力する。A/
D変換器12は、サンプラ11のサンプリングによりホ
ールドされたアナログ値をサンプリング・クロック2の
入力に応じて、定められた分解能のデジタル・データに
変換し、高速のシフト・レジスタで構成されるアクイジ
ション・メモリ13に出力する。
と、サンプラ11は図14(b)のサンプリング・クロ
ック2で被測定信号の瞬時値をサンプルし、その値に比
例したホールド値をA/D変換器12に出力する。A/
D変換器12は、サンプラ11のサンプリングによりホ
ールドされたアナログ値をサンプリング・クロック2の
入力に応じて、定められた分解能のデジタル・データに
変換し、高速のシフト・レジスタで構成されるアクイジ
ション・メモリ13に出力する。
【0013】デジタル・データを入力されたアクイジシ
ョン・メモリ13は、タイムベース15Bが図14
(f)の書き込み信号53を出力している期間は、サン
プリング・クロック2の入力に応じてメモリの初番地に
データを書き込む。同時にアクイジション・メモリ13
は以前のデータを次の番地に移し、最終番地にあるデー
タは廃棄する。すなわち、図14(b)の時点t3〜t
8のアクイジション・メモリ13に入力されるサンプリ
ング・クロック2は(f)の書き込み信号53の停止期
間に入力されていることを示している。
ョン・メモリ13は、タイムベース15Bが図14
(f)の書き込み信号53を出力している期間は、サン
プリング・クロック2の入力に応じてメモリの初番地に
データを書き込む。同時にアクイジション・メモリ13
は以前のデータを次の番地に移し、最終番地にあるデー
タは廃棄する。すなわち、図14(b)の時点t3〜t
8のアクイジション・メモリ13に入力されるサンプリ
ング・クロック2は(f)の書き込み信号53の停止期
間に入力されていることを示している。
【0014】一方、同期回路14には、被測定信号1に
同期したトリガ3が入力されている。同期回路14は、
タイムベース15Bが図14(d)のホールド信号51
の出力を停止された後の最初の時点tre1に印加される
(a)のトリガ3を受け付け、通常はDフリップフロッ
プを2段用いて構成されるジッタ・フリーの回路をラッ
チさせて、同図(e)の同期信号52をタイムベース1
5Bに出力する。
同期したトリガ3が入力されている。同期回路14は、
タイムベース15Bが図14(d)のホールド信号51
の出力を停止された後の最初の時点tre1に印加される
(a)のトリガ3を受け付け、通常はDフリップフロッ
プを2段用いて構成されるジッタ・フリーの回路をラッ
チさせて、同図(e)の同期信号52をタイムベース1
5Bに出力する。
【0015】図14(g)のHOは同期回路14のホー
ルド状態を表しており、(d)のホールド信号51が
“H”から“L”に遷移した点でホールド状態HOHか
らホールドオフ状態HOF1に移行している。このホー
ルドオフ状態HOF1にあるときに時点tre1の(a)
のトリガ3が印加されると、同期回路14は動作して同
図(e)の同期信号52を出力(“L”から“H”に)
する。
ルド状態を表しており、(d)のホールド信号51が
“H”から“L”に遷移した点でホールド状態HOHか
らホールドオフ状態HOF1に移行している。このホー
ルドオフ状態HOF1にあるときに時点tre1の(a)
のトリガ3が印加されると、同期回路14は動作して同
図(e)の同期信号52を出力(“L”から“H”に)
する。
【0016】同期回路14は同期信号52を“H”にす
るとラッチ状態となり、その後のトリガ3を受け付けな
くなり、(d)のホールド信号51が“L”であっても
同期信号52が“H”である間は(g)のホールド状態
HOLを維持している。
るとラッチ状態となり、その後のトリガ3を受け付けな
くなり、(d)のホールド信号51が“L”であっても
同期信号52が“H”である間は(g)のホールド状態
HOLを維持している。
【0017】図14(e)の同期信号52を入力された
タイムベース15Bは、たとえば、公知例5に開示され
た方法により、時点tre1のトリガ3とその直後の時点
t1に入力されるサンプリング・クロック2との時間差
TS n−1の測定を開始し、時点tre1から時点t4ま
での期間、すなわち、時点tre1以降のサンプリング・
クロック2の4周期を経て時間差TS n−1の値を確定
する。なお、ここでは時点t1からt4までの期間Tmb
を時間差TS n−1の値に依らず、一定として説明す
る。
タイムベース15Bは、たとえば、公知例5に開示され
た方法により、時点tre1のトリガ3とその直後の時点
t1に入力されるサンプリング・クロック2との時間差
TS n−1の測定を開始し、時点tre1から時点t4ま
での期間、すなわち、時点tre1以降のサンプリング・
クロック2の4周期を経て時間差TS n−1の値を確定
する。なお、ここでは時点t1からt4までの期間Tmb
を時間差TS n−1の値に依らず、一定として説明す
る。
【0018】アクイジション・メモリ13への書き込み
信号53を、測定条件で定まる期間(図14においては
時点t1からt3までの期間Tma)継続する。この期間
は、(e)の同期信号52の入力された時点tre1の
後、(b)のサンプリング・クロック2の数がプリセッ
ト値(図14では3ケ)に達する時点t3迄続く。
(b)のサンプリング・クロック2のカウントが時点t
3において終了すると、(f)の書き込み信号53の出
力を停止し、アクイジション・メモリ13への縦軸デー
タ書き込みを禁止し、読み出し可能状態とする。
信号53を、測定条件で定まる期間(図14においては
時点t1からt3までの期間Tma)継続する。この期間
は、(e)の同期信号52の入力された時点tre1の
後、(b)のサンプリング・クロック2の数がプリセッ
ト値(図14では3ケ)に達する時点t3迄続く。
(b)のサンプリング・クロック2のカウントが時点t
3において終了すると、(f)の書き込み信号53の出
力を停止し、アクイジション・メモリ13への縦軸デー
タ書き込みを禁止し、読み出し可能状態とする。
【0019】時間差測定時間Tmbもしくはアクイジショ
ン・メモリ13への書き込み期間Tmaの何れか長い方の
期間が終了するt4の時点になると、タイムベース15
Bはマイクロプロセッサ31にデータ収録の終了を指示
し、同期回路14にホールド信号51を出力(“L”か
ら“H”に)する。
ン・メモリ13への書き込み期間Tmaの何れか長い方の
期間が終了するt4の時点になると、タイムベース15
Bはマイクロプロセッサ31にデータ収録の終了を指示
し、同期回路14にホールド信号51を出力(“L”か
ら“H”に)する。
【0020】タイムベース15Bよりホールド信号51
を入力された同期回路14はラッチ状態をリセットして
(e)の同期信号52の出力を停止する。一方でホール
ド信号51によりトリガ3を受け付けない(g)のホー
ルド状態HOHを維持する。
を入力された同期回路14はラッチ状態をリセットして
(e)の同期信号52の出力を停止する。一方でホール
ド信号51によりトリガ3を受け付けない(g)のホー
ルド状態HOHを維持する。
【0021】タイムベース15Bより時点t3において
データ収録の終了信号を受信したマイクロプロセッサ3
1は、データ・トランスファの期間(図14のTm2)に
おいて、アクイジション・メモリ13に蓄えられたY軸
情報を、時間差TS n−1の情報と、更にメモリ番地と
サンプリング・クロック2の周期TC から割り出される
時間情報をX軸として組み合わせ、波形メモリ32にX
Yデータを転送する。
データ収録の終了信号を受信したマイクロプロセッサ3
1は、データ・トランスファの期間(図14のTm2)に
おいて、アクイジション・メモリ13に蓄えられたY軸
情報を、時間差TS n−1の情報と、更にメモリ番地と
サンプリング・クロック2の周期TC から割り出される
時間情報をX軸として組み合わせ、波形メモリ32にX
Yデータを転送する。
【0022】なお、図14は、マイクロプロセッサ31
がサンプリング・クロック2(周期TC )とは独立した
(c)のプロセッサ・クロック4(周期TK )で動作す
る場合を示している。この2つのメモリ間の転送を速く
するために、専属のDSP(デジタル・シグナル・プロ
セッサ)をサンプリング・クロック2で動作させる場合
もある。データ・トランスファの期間Tm2において、デ
ータの転送が終了すると、マイクロプロセッサ31はタ
イムベース15Bにデータ転送終了信号を出力する。
がサンプリング・クロック2(周期TC )とは独立した
(c)のプロセッサ・クロック4(周期TK )で動作す
る場合を示している。この2つのメモリ間の転送を速く
するために、専属のDSP(デジタル・シグナル・プロ
セッサ)をサンプリング・クロック2で動作させる場合
もある。データ・トランスファの期間Tm2において、デ
ータの転送が終了すると、マイクロプロセッサ31はタ
イムベース15Bにデータ転送終了信号を出力する。
【0023】データ転送終了信号を受けたタイムベース
15Bは、(b)の時点t9のクロック2によってアク
イジション・メモリ13に再び書き込み信号53を出力
し、(a)の時点tre2に印加されるトリガ3よりも前
のデータを収録するプリトリガ・アクイジション・プロ
セスに入る。このプリトリガ・アクイジション・プロセ
スにおいて、カウント開始の時点t9からカウント数×
TC (図14ではカウント数=1)を越えて所定の期間
Tm3が経過すると、時点tre2のプリトリガで測定すべ
き期間を越えて、プリトリガによるデータの収録数が確
保される(プリトリガ・アクイジション・プロセスの詳
細は後述する)。
15Bは、(b)の時点t9のクロック2によってアク
イジション・メモリ13に再び書き込み信号53を出力
し、(a)の時点tre2に印加されるトリガ3よりも前
のデータを収録するプリトリガ・アクイジション・プロ
セスに入る。このプリトリガ・アクイジション・プロセ
スにおいて、カウント開始の時点t9からカウント数×
TC (図14ではカウント数=1)を越えて所定の期間
Tm3が経過すると、時点tre2のプリトリガで測定すべ
き期間を越えて、プリトリガによるデータの収録数が確
保される(プリトリガ・アクイジション・プロセスの詳
細は後述する)。
【0024】そこでタイムベース15Bの出力を停止し
て(g)のホールドオフ状態HOF2へ移行する。タイ
ムベース15Bからアクイジション・メモリ13への
(f)の書き込み信号53の出力は継続され、データの
収録はホールドオフ状態へ移行した後も継続される。す
なわち、(f)の書き込み信号53が“H”となる時点
t9以後は(b)のサンプリング・クロック2によって
アクイジション・メモリ13へのデータの収録は続けら
れる。
て(g)のホールドオフ状態HOF2へ移行する。タイ
ムベース15Bからアクイジション・メモリ13への
(f)の書き込み信号53の出力は継続され、データの
収録はホールドオフ状態へ移行した後も継続される。す
なわち、(f)の書き込み信号53が“H”となる時点
t9以後は(b)のサンプリング・クロック2によって
アクイジション・メモリ13へのデータの収録は続けら
れる。
【0025】期間Tm3の終了時点、すなわちホールドオ
フ状態HOF2の前縁の時点tho2において図14
(d)のホールド信号51が“H”から“L”に変化す
ると、同期回路14は、トリガ3の受け入れ禁止から受
け入れ状態となり、ホールドオフ状態HOF2の最初に
入力する時点tre2のトリガ3を時間差測定のリファレ
ンス用のトリガとし、再び時間差測定のプロセスに入
る。一方、時点tre2のトリガ3に始まるデータ収録の
プロセスは、時点tre1のトリガ3で述べたのと同様に
継続され、時点t12のデータがプリトリガ・アクイジ
ション・プロセスの有効データとして、また、時点t1
3以後のデータがポストトリガ・アクイジション・プロ
セスの有効データとして収録される(ポストトリガ・ア
クイジション・プロセスの詳細は後述する)。
フ状態HOF2の前縁の時点tho2において図14
(d)のホールド信号51が“H”から“L”に変化す
ると、同期回路14は、トリガ3の受け入れ禁止から受
け入れ状態となり、ホールドオフ状態HOF2の最初に
入力する時点tre2のトリガ3を時間差測定のリファレ
ンス用のトリガとし、再び時間差測定のプロセスに入
る。一方、時点tre2のトリガ3に始まるデータ収録の
プロセスは、時点tre1のトリガ3で述べたのと同様に
継続され、時点t12のデータがプリトリガ・アクイジ
ション・プロセスの有効データとして、また、時点t1
3以後のデータがポストトリガ・アクイジション・プロ
セスの有効データとして収録される(ポストトリガ・ア
クイジション・プロセスの詳細は後述する)。
【0026】このデータ収録プロセスは、時間分解能と
測定タイム・ウインドウ(測定時間の範囲)から定まる
波形メモリ32の全アドレスに波形データが蓄えられる
まで繰り返される。全アドレスにデータが書き込まれる
と、マイクロプロセッサ31は割り込み処理を行い、波
形メモリ32の波形データをそのまま、あるいは各種演
算を施してディスプレイ33に出力し、所望する波形あ
るいはデータを表示する。
測定タイム・ウインドウ(測定時間の範囲)から定まる
波形メモリ32の全アドレスに波形データが蓄えられる
まで繰り返される。全アドレスにデータが書き込まれる
と、マイクロプロセッサ31は割り込み処理を行い、波
形メモリ32の波形データをそのまま、あるいは各種演
算を施してディスプレイ33に出力し、所望する波形あ
るいはデータを表示する。
【0027】ここで、測定する時間差TS i(図14で
は、i=n−1またはn)は常にサンプリング・クロッ
ク2の周期TC 内の値である。時点tre1あるいはtre
2のトリガ3の時点t1やt13のクロック2の入力直
後以外のサンプリング・クロック2でサンプリングする
被測定信号と時点tre1および時点tre2のトリガ3と
の時間差は、サンプリング・クロック周期TC の整数倍
を加算あるいは減算することで得ることができる。また
ホールドオフ状態HOF2はデータ収録中のサンプリン
グ・クロック2の所定の計数を経て発生するため、サン
プリング・クロックに一定の時間差をもって同期する。
なお、図14ではホールドオフ状態のHOF2の発生
は、時点t10のサンプリング・クロック2より遅れ時
間をもって発生する場合を描いている。
は、i=n−1またはn)は常にサンプリング・クロッ
ク2の周期TC 内の値である。時点tre1あるいはtre
2のトリガ3の時点t1やt13のクロック2の入力直
後以外のサンプリング・クロック2でサンプリングする
被測定信号と時点tre1および時点tre2のトリガ3と
の時間差は、サンプリング・クロック周期TC の整数倍
を加算あるいは減算することで得ることができる。また
ホールドオフ状態HOF2はデータ収録中のサンプリン
グ・クロック2の所定の計数を経て発生するため、サン
プリング・クロックに一定の時間差をもって同期する。
なお、図14ではホールドオフ状態のHOF2の発生
は、時点t10のサンプリング・クロック2より遅れ時
間をもって発生する場合を描いている。
【0028】図14を参照しながら以上の関係を式化す
ると、式(1)〜(8)を得る。 T12n=TT×Ceiling[T17/TT] (1) T13n=TC×Ceiling[A]+TSn−1 (2) ここに、A=(T12n−TS n−1)/TC T14n=TK×Ceiling[B]+TPn−1 (3) ここに、B=(T12n−TPn−1)/TK TSn=T13n−T12n (4) TPn=T14n−T12n (5) T15n=TK×Ceiling[C]+TPn−1 (6) ここに、C=(TSn−1+Tm1−TPn−1)/TK T16n=TC×Ceiling[D]+TSn−1 (7) ここに、D=(T15n+Tm2−TSn−1)/TC T17n=T16n+Tm3 (8)
ると、式(1)〜(8)を得る。 T12n=TT×Ceiling[T17/TT] (1) T13n=TC×Ceiling[A]+TSn−1 (2) ここに、A=(T12n−TS n−1)/TC T14n=TK×Ceiling[B]+TPn−1 (3) ここに、B=(T12n−TPn−1)/TK TSn=T13n−T12n (4) TPn=T14n−T12n (5) T15n=TK×Ceiling[C]+TPn−1 (6) ここに、C=(TSn−1+Tm1−TPn−1)/TK T16n=TC×Ceiling[D]+TSn−1 (7) ここに、D=(T15n+Tm2−TSn−1)/TC T17n=T16n+Tm3 (8)
【0029】TSn−1,TSnは、tre1,tre2とそ
の直後のt1,t13のサンプリング・クロック2との
時間差、TPn−1,TPnは、tre1,tre2とその直
後のプロセッサ・クロック4との時間差である。
の直後のt1,t13のサンプリング・クロック2との
時間差、TPn−1,TPnは、tre1,tre2とその直
後のプロセッサ・クロック4との時間差である。
【0030】T12nは、レファレンスとなるtre1,t
re2のトリガ3の時間差、T13nは、tre1からtre2
の直後のサンプル・クロック2迄の時間差、T14nは、
tre1からtre2の直後のプロセッサ・クロック4迄の
時間差、T15nは、tre1からt4直後のデータ転送T
m2の開始迄の時間差、T16nは、tre1からt9のプリ
トリガ・アクイジション開始迄の時間差、T17nは、t
re1からホールドオフHOF2発生迄の時間差、T
m1は、TmaTmbの大なる方の値、Ceiling[x]は、x
以上で最小の整数である。
re2のトリガ3の時間差、T13nは、tre1からtre2
の直後のサンプル・クロック2迄の時間差、T14nは、
tre1からtre2の直後のプロセッサ・クロック4迄の
時間差、T15nは、tre1からt4直後のデータ転送T
m2の開始迄の時間差、T16nは、tre1からt9のプリ
トリガ・アクイジション開始迄の時間差、T17nは、t
re1からホールドオフHOF2発生迄の時間差、T
m1は、TmaTmbの大なる方の値、Ceiling[x]は、x
以上で最小の整数である。
【0031】以上の式(1)〜(8)をもとにして、サ
ンプリングして得られた波形をサンプリング・クロック
周期TC にわたって数値計算し、その結果を、図15,
16および図17に示す。
ンプリングして得られた波形をサンプリング・クロック
周期TC にわたって数値計算し、その結果を、図15,
16および図17に示す。
【0032】図15はTT =0.714TC <TC であ
る被測定信号を、図16はT11=T17n−TSn−1=
21.2で得られる波形を、図17はT11=T17n−T
Sn−1=21.3で得られる波形を示す。なお、この
計算では、クロック周期TC を“1”に規格化し、その
間の時間分解能を100(X軸を100等分)、1つの
図示した波形を得るためのサンプリング回数を1000
回、さらにプロセッサ・クロック4はサンプリング・ク
ロック2と同一の周期(TK =TC )とし、図14
(d)に示すT11がTSiに(図14ではi=n−1ま
たはn)に依らず一定としている。
る被測定信号を、図16はT11=T17n−TSn−1=
21.2で得られる波形を、図17はT11=T17n−T
Sn−1=21.3で得られる波形を示す。なお、この
計算では、クロック周期TC を“1”に規格化し、その
間の時間分解能を100(X軸を100等分)、1つの
図示した波形を得るためのサンプリング回数を1000
回、さらにプロセッサ・クロック4はサンプリング・ク
ロック2と同一の周期(TK =TC )とし、図14
(d)に示すT11がTSiに(図14ではi=n−1ま
たはn)に依らず一定としている。
【0033】図16,図17より、サンプリング・クロ
ック2よりも高い周波数の被測定信号が入力されると、
被測定信号の一周期はほぼサンプルできるが、サンプリ
ング・クロック周期TC と被測定信号周期TSI(=
TT )の差分に相当する期間はサンプルできない。T11
が異なると、図16および図17の示すように測定でき
る波形部分が変化する。そして、サンプルされない波形
抜け現象を発生することがわかる。
ック2よりも高い周波数の被測定信号が入力されると、
被測定信号の一周期はほぼサンプルできるが、サンプリ
ング・クロック周期TC と被測定信号周期TSI(=
TT )の差分に相当する期間はサンプルできない。T11
が異なると、図16および図17の示すように測定でき
る波形部分が変化する。そして、サンプルされない波形
抜け現象を発生することがわかる。
【0034】公知例4は波形抜けのメカニズムを説明
し、1つの解決法を提案している。公知例4では時間測
定(図14の期間TSn−1,TSn)を行う度に、基準
クロック信号(図14のサンプリング・クロック2)に
対しランダム化したホールドオフ信号(図14のHOF
1,HOF2、トリガ待受け信号)を発生させ、図14
の期間Tm3をランダムに変化させて期間T11をランダム
に変えて、測定できる波形部分を変化せしめて、その和
集合をとることでサンプリング・クロック周期TC の全
域にわたる波形を測定可能としている。
し、1つの解決法を提案している。公知例4では時間測
定(図14の期間TSn−1,TSn)を行う度に、基準
クロック信号(図14のサンプリング・クロック2)に
対しランダム化したホールドオフ信号(図14のHOF
1,HOF2、トリガ待受け信号)を発生させ、図14
の期間Tm3をランダムに変化させて期間T11をランダム
に変えて、測定できる波形部分を変化せしめて、その和
集合をとることでサンプリング・クロック周期TC の全
域にわたる波形を測定可能としている。
【0035】このランダム・ホールドオフ方式を表現す
る式は、式(1)を次の式(9)に変形すればよく、式
(2)〜式(8)は変更なく適用される。 T12n=TT×Ceiling[(T17+D×Random[])/TT (9) 但し、Random[]は0から1の範囲に一様に分布する擬
似乱数。Dはディザー量で、ランダム化される時間範囲
(D=1の時、サンプリング・クロック周期TC に相
当)。
る式は、式(1)を次の式(9)に変形すればよく、式
(2)〜式(8)は変更なく適用される。 T12n=TT×Ceiling[(T17+D×Random[])/TT (9) 但し、Random[]は0から1の範囲に一様に分布する擬
似乱数。Dはディザー量で、ランダム化される時間範囲
(D=1の時、サンプリング・クロック周期TC に相
当)。
【0036】図18にD=1とした公知例4のランダム
・ホールドオフ方式でサンプリングを行った場合の数値
計算結果を示す。ここでは図14のTm3を変化せしめて
T11=21.2〜22.2の間でランダムに変化してい
る。サンプリング・クロック周期TC にわたり(X軸の
0〜1の間)一様に波形がサンプルされ、波形抜けの現
象は発生していない。
・ホールドオフ方式でサンプリングを行った場合の数値
計算結果を示す。ここでは図14のTm3を変化せしめて
T11=21.2〜22.2の間でランダムに変化してい
る。サンプリング・クロック周期TC にわたり(X軸の
0〜1の間)一様に波形がサンプルされ、波形抜けの現
象は発生していない。
【0037】公知例4に記載された波形抜けのメカニズ
ムは、被測定信号周期TSI、即ちトリガ周期TT がサン
プリング・クロック周期TC より小さい(TC >TT )
場合の現象である。しかし、ランダム・サンプリングで
は、公知例4で開示された以外のホールドオフに起因す
る波形抜けがある。ここでは、TC <TT において波形
抜けを発生させるホールドオフのメカニズムを、TK =
TC の場合を例にとって説明する。
ムは、被測定信号周期TSI、即ちトリガ周期TT がサン
プリング・クロック周期TC より小さい(TC >TT )
場合の現象である。しかし、ランダム・サンプリングで
は、公知例4で開示された以外のホールドオフに起因す
る波形抜けがある。ここでは、TC <TT において波形
抜けを発生させるホールドオフのメカニズムを、TK =
TC の場合を例にとって説明する。
【0038】以下においては図13に示したホールドオ
フをダイレクト・ホールドオフと呼ぶ。
フをダイレクト・ホールドオフと呼ぶ。
【0039】図19はダイレクト・ホールドオフによる
波形抜けメカニズムを説明するためのタイムチャートで
ある。ダイレクト・ホールドオフでは、時間差TS i
(図14ではi=n−1およびn)を測定する度にTS
iが異なるので、それをレベルLを上下せしめて表わし
ている。
波形抜けメカニズムを説明するためのタイムチャートで
ある。ダイレクト・ホールドオフでは、時間差TS i
(図14ではi=n−1およびn)を測定する度にTS
iが異なるので、それをレベルLを上下せしめて表わし
ている。
【0040】ここで、図14と異なる第1の点は、サン
プリング・クロック2が振幅A1の、のこぎり波(周期
TC )とレベルLとの交点で発生している。このレベル
Lが振幅A1の範囲で上下すると、発生するサンプリン
グ・クロック2の発生タイミングも0〜TC の範囲で変
化する。すなわち、レベルLが、のこぎり波の上方で交
叉する場合は下方で交叉するより早い時間に、サンプリ
ング・クロック2が発生することを示している。この図
を用いることで、トリガ3に対するサンプリング・クロ
ック2のタイミングにより時間差TS iが変化する全状
態が表現できる。
プリング・クロック2が振幅A1の、のこぎり波(周期
TC )とレベルLとの交点で発生している。このレベル
Lが振幅A1の範囲で上下すると、発生するサンプリン
グ・クロック2の発生タイミングも0〜TC の範囲で変
化する。すなわち、レベルLが、のこぎり波の上方で交
叉する場合は下方で交叉するより早い時間に、サンプリ
ング・クロック2が発生することを示している。この図
を用いることで、トリガ3に対するサンプリング・クロ
ック2のタイミングにより時間差TS iが変化する全状
態が表現できる。
【0041】第2の図19の図14と異なる点は、
(a)のサンプリング・クロック2のポジションに対応
した(b)のホールドオフ・ポジションH1の表現であ
る。図14のデータ収録プロセスでは、時点tre1のト
リガ3の直後の時点t1に発生したサンプリング・クロ
ック2から期間T11を経てホールドオフ状態HOF2が
開始している。ここで、T11=T17−TS n−1であ
り、TK =TC と仮定するとT11=t9 −t1 +Tm3と
なり一定である。すなわち、トリガ周期TT 、あるいは
時間差TS とは無関係にホールドオフHOF2の開始時
点であるホールドオフ・ポジションが決定される。
(a)のサンプリング・クロック2のポジションに対応
した(b)のホールドオフ・ポジションH1の表現であ
る。図14のデータ収録プロセスでは、時点tre1のト
リガ3の直後の時点t1に発生したサンプリング・クロ
ック2から期間T11を経てホールドオフ状態HOF2が
開始している。ここで、T11=T17−TS n−1であ
り、TK =TC と仮定するとT11=t9 −t1 +Tm3と
なり一定である。すなわち、トリガ周期TT 、あるいは
時間差TS とは無関係にホールドオフHOF2の開始時
点であるホールドオフ・ポジションが決定される。
【0042】したがって、サンプリング・クロック2の
ポジションが変化すると、それにつれて(c)のトリガ
3aや(d)のトリガ3bの時点tre1からのホールド
オフ・ポジション(b)も移動する。レベルLの変化に
対応してホールドオフ・ポジションH1は図19(b)
の太い斜線で示す範囲で移動する。
ポジションが変化すると、それにつれて(c)のトリガ
3aや(d)のトリガ3bの時点tre1からのホールド
オフ・ポジション(b)も移動する。レベルLの変化に
対応してホールドオフ・ポジションH1は図19(b)
の太い斜線で示す範囲で移動する。
【0043】トリガ周期TT が、TC <TT の条件下で
は、ホールドオフ・ポジションH1の移動範囲がトリガ
3の発生時点tre2に重ならない(c)の場合と重なる
(d)の場合がある。図19(c)の場合には、時点t
re2のトリガ3a以後0〜TC の期間には、ホールドオ
フ・ポジションH1とは重ならないので、サンプリング
・クロック2が発生する確率はサンプリング・クロック
2のポジションの変化にもかかわらず一様である。
は、ホールドオフ・ポジションH1の移動範囲がトリガ
3の発生時点tre2に重ならない(c)の場合と重なる
(d)の場合がある。図19(c)の場合には、時点t
re2のトリガ3a以後0〜TC の期間には、ホールドオ
フ・ポジションH1とは重ならないので、サンプリング
・クロック2が発生する確率はサンプリング・クロック
2のポジションの変化にもかかわらず一様である。
【0044】ところが、同図(d)の場合には、トリガ
3bの時点tre2bがホールドオフ・ポジションH1の
範囲と重なるために、ホールドオフ・ポジションH1が
時点tre2bの前に発生するか、後に発生するかで時間
差TS (図14のTS n−1,TS n)を測定する基準
となるリファレンス・トリガが、tre2bになる場合と
tre2aになる場合とに別れる。
3bの時点tre2bがホールドオフ・ポジションH1の
範囲と重なるために、ホールドオフ・ポジションH1が
時点tre2bの前に発生するか、後に発生するかで時間
差TS (図14のTS n−1,TS n)を測定する基準
となるリファレンス・トリガが、tre2bになる場合と
tre2aになる場合とに別れる。
【0045】すなわち、時点tre2bより前にホールド
オフ・ポジションH1(ホールド状態の終端)が発生す
れば時点tre2bのトリガ3bが時間差TS 測定の基準
となるリファレンス・トリガとして採用される。時点t
re2bより後にホールドオフ・ポジションH1が発生す
ると、時点tre2bのトリガ3bはリファレンス・トリ
ガして採用されず、その後の時点tre2aのトリガ3b
をリファレンス・トリガとして採用する。
オフ・ポジションH1(ホールド状態の終端)が発生す
れば時点tre2bのトリガ3bが時間差TS 測定の基準
となるリファレンス・トリガとして採用される。時点t
re2bより後にホールドオフ・ポジションH1が発生す
ると、時点tre2bのトリガ3bはリファレンス・トリ
ガして採用されず、その後の時点tre2aのトリガ3b
をリファレンス・トリガとして採用する。
【0046】この時点tre2bのトリガ3bがリファレ
ンス・トリガとなるか、時点tre2aのトリガ3bがリ
ファレンス・トリガとなるかは、ホールドオフ・ポジシ
ョンH1の位置を決定する期間T11の発生時点によって
左右される。
ンス・トリガとなるか、時点tre2aのトリガ3bがリ
ファレンス・トリガとなるかは、ホールドオフ・ポジシ
ョンH1の位置を決定する期間T11の発生時点によって
左右される。
【0047】すなわち、時点tre1の直後のサンプリン
グ・クロック2のポジションによって左右される。ま
た、測定信号の周期に等しいトリガ周期TTaやTTbと関
係のないサンプリング・クロック周期TC とそのタイミ
ングの時間的位置によって、このような事態が発生し得
る。このような状態になると、測定プロセスを繰り返し
て得られる時間差は、サンプリング・クロック周期TC
内で一様な分布を示さなくなり、測定できない時間差が
発生する。
グ・クロック2のポジションによって左右される。ま
た、測定信号の周期に等しいトリガ周期TTaやTTbと関
係のないサンプリング・クロック周期TC とそのタイミ
ングの時間的位置によって、このような事態が発生し得
る。このような状態になると、測定プロセスを繰り返し
て得られる時間差は、サンプリング・クロック周期TC
内で一様な分布を示さなくなり、測定できない時間差が
発生する。
【0048】図20は、測定できない時間差が発生する
メカニズムを図示したものである。同図(b)のホール
ドオフ・ポジションH1が発生する可能性がある太線で
示した範囲において(a)のトリガ3が発生するための
条件は、トリガ周期TT が次式(10)を満たすときで
ある。
メカニズムを図示したものである。同図(b)のホール
ドオフ・ポジションH1が発生する可能性がある太線で
示した範囲において(a)のトリガ3が発生するための
条件は、トリガ周期TT が次式(10)を満たすときで
ある。
【0049】 0<T18 <TC (10) ここで、T18 =TT×Ceiling[T11/TT]−T11
【0050】最初に同図左端から始まるn−1回目の時
間差測定では、全ての測定が時点tre1のトリガ3をリ
ファレンス・トリガとして行われると仮定する。この時
点tre1のトリガ3とその後に示すTC 領域では、サン
プリング・クロック2が一様に分布し得るから、測定さ
れる時間差TS n−1は0とTC 間で一様に得られ、
(d)の測定領域R1(右下り斜線部)全体がサンプル
される。
間差測定では、全ての測定が時点tre1のトリガ3をリ
ファレンス・トリガとして行われると仮定する。この時
点tre1のトリガ3とその後に示すTC 領域では、サン
プリング・クロック2が一様に分布し得るから、測定さ
れる時間差TS n−1は0とTC 間で一様に得られ、
(d)の測定領域R1(右下り斜線部)全体がサンプル
される。
【0051】n回目の時間差測定になると、時間差TS
n−1が小さい場合は式(10)の条件を満足するから
tre2bのトリガ3をリファレンス・トリガとして用い
る。この場合は、同図(d)の測定領域R12のうちの
R2(右上り斜線部)に属する時間差を等確率で測定す
ることになる。TS n−1が小さい場合は、下式(1
1)で与えられる。 TS n−1<T18 (11) ここに、T18 =TT ×Ceiling[T11/TT ]−T11
n−1が小さい場合は式(10)の条件を満足するから
tre2bのトリガ3をリファレンス・トリガとして用い
る。この場合は、同図(d)の測定領域R12のうちの
R2(右上り斜線部)に属する時間差を等確率で測定す
ることになる。TS n−1が小さい場合は、下式(1
1)で与えられる。 TS n−1<T18 (11) ここに、T18 =TT ×Ceiling[T11/TT ]−T11
【0052】TS n−1>T18となる場合には、時点t
re2bのトリガ3はホールドオフ・ポジションH1の発
生時点より後になるために、リファレンス・トリガとな
ることができず、時点tre2aのトリガ3がリファレン
ス・トリガとなる。この場合には領域R13のうちのR
3a,R3bの領域(右下り斜線部)を等確率でサンプ
ルして測定データを得ることができる。しかしながら、
領域R13のうちのR3Cの領域は測定されない。
re2bのトリガ3はホールドオフ・ポジションH1の発
生時点より後になるために、リファレンス・トリガとな
ることができず、時点tre2aのトリガ3がリファレン
ス・トリガとなる。この場合には領域R13のうちのR
3a,R3bの領域(右下り斜線部)を等確率でサンプ
ルして測定データを得ることができる。しかしながら、
領域R13のうちのR3Cの領域は測定されない。
【0053】図20(d)の測定領域R12とR13か
ら明らかなように、2つの領域R12とR13は補集合
の関係にない。測定プロセスで得られる時間差は、この
2つの集合の和である領域R14で示されるから、(n
−1)回目では一様であった時間差測定領域R1の測定
が、n回目では測定される確率が倍となる時間差測定領
域R4と全く測定されない時間差測定領域R3Cが発生
してしまう。
ら明らかなように、2つの領域R12とR13は補集合
の関係にない。測定プロセスで得られる時間差は、この
2つの集合の和である領域R14で示されるから、(n
−1)回目では一様であった時間差測定領域R1の測定
が、n回目では測定される確率が倍となる時間差測定領
域R4と全く測定されない時間差測定領域R3Cが発生
してしまう。
【0054】この測定されない時間差測定領域R3C
は、次の(n+1)回目の測定で他の時間差測定領域に
写像され、測定を繰り返す度に複雑に成長していく。
は、次の(n+1)回目の測定で他の時間差測定領域に
写像され、測定を繰り返す度に複雑に成長していく。
【0055】図21および図22にはTT/TC=1.21
4,T11/TC=21.2 の場合の被測定信号およびサンプ
ル後の波形の数値計算結果が示されている。ここで時間
分解能を100、サンプリング回数を1000回にして
いる。
4,T11/TC=21.2 の場合の被測定信号およびサンプ
ル後の波形の数値計算結果が示されている。ここで時間
分解能を100、サンプリング回数を1000回にして
いる。
【0056】図23および図24にはTT/TC=1.41
4,T11/TC=21.2 の場合の被測定信号およびサンプ
ル後の波形の数値計算結果が示されている。ここで時間
分解能を100、サンプリング回数を1000回にして
いる。トリガ周期が異なると、波形抜け状態も大きく変
化する。
4,T11/TC=21.2 の場合の被測定信号およびサンプ
ル後の波形の数値計算結果が示されている。ここで時間
分解能を100、サンプリング回数を1000回にして
いる。トリガ周期が異なると、波形抜け状態も大きく変
化する。
【0057】図14および図20を用いて説明した期間
Tm3を固定にしてサンプリング・クロック2に同期して
ホールドオフ状態HOF2を発生するランダム・サンプ
リングのダイレクト・ホールドオフ型、また期間Tm3を
ランダムに変化せしめる公知例4のランダム・サンプリ
ングのランダム・ホールドオフ型のサンプリング・クロ
ック周期TC とトリガ周期TT により、所定の時間分解
能で波形を捉えるのに要するデータ収録回数を数値計算
した。
Tm3を固定にしてサンプリング・クロック2に同期して
ホールドオフ状態HOF2を発生するランダム・サンプ
リングのダイレクト・ホールドオフ型、また期間Tm3を
ランダムに変化せしめる公知例4のランダム・サンプリ
ングのランダム・ホールドオフ型のサンプリング・クロ
ック周期TC とトリガ周期TT により、所定の時間分解
能で波形を捉えるのに要するデータ収録回数を数値計算
した。
【0058】図25,図26,図27,図28および図
29には、その数値計算の結果が示されている。横
(X)軸は、サンプリング・クロック周期TC =1とし
たときのトリガ・クロック周期TT を表わし、横軸の分
解能は101とし、TT の最大周期を10(max TT =
10×TC )に選んだ。なお、各TT の値がTC =1に
対し極力コヒーレントにならないよう、TT を決定する
際に、ディザーを加えている。ただし、TT =(10/
101)×i+(Random []−1/2)/101であ
り、0≦i≦100である(Random[]は0から1の範
囲に一様に分布する擬似乱数)。
29には、その数値計算の結果が示されている。横
(X)軸は、サンプリング・クロック周期TC =1とし
たときのトリガ・クロック周期TT を表わし、横軸の分
解能は101とし、TT の最大周期を10(max TT =
10×TC )に選んだ。なお、各TT の値がTC =1に
対し極力コヒーレントにならないよう、TT を決定する
際に、ディザーを加えている。ただし、TT =(10/
101)×i+(Random []−1/2)/101であ
り、0≦i≦100である(Random[]は0から1の範
囲に一様に分布する擬似乱数)。
【0059】ここで、たとえばTT =2.0×TC の縦
(Y)軸データを得るためには、このTT の波形を、図
16(そこでは、TT =0.714×TC )などで行っ
た手順により、得なければならない。この波形を得るた
めに時間分解能をTC /64とし、TC を64等分して
64個のビンを設けた。
(Y)軸データを得るためには、このTT の波形を、図
16(そこでは、TT =0.714×TC )などで行っ
た手順により、得なければならない。この波形を得るた
めに時間分解能をTC /64とし、TC を64等分して
64個のビンを設けた。
【0060】最初のビンは0〜TC /64、次のビンは
TC /64〜2×TC /64とし、以下同様に、最後の
64番目のビンをは63×TC /64〜TC の時間差デ
ータTS iの発生回数を格納する。TS iが発生したと
いう情報で、64個のビンが全て埋まると、対応するY
情報(アクイジション・メモリ13のメモリ値)と組み
合わせて、TC /64の時間分解能で波形が再現される
ので、波形抜けは生じない。この状態が得られると、時
間差TS iのデータの収録回数および式(1)から求め
られるトリガ3の時間の差(図14のtre1からtre2
の期間)の積算を記録する。
TC /64〜2×TC /64とし、以下同様に、最後の
64番目のビンをは63×TC /64〜TC の時間差デ
ータTS iの発生回数を格納する。TS iが発生したと
いう情報で、64個のビンが全て埋まると、対応するY
情報(アクイジション・メモリ13のメモリ値)と組み
合わせて、TC /64の時間分解能で波形が再現される
ので、波形抜けは生じない。この状態が得られると、時
間差TS iのデータの収録回数および式(1)から求め
られるトリガ3の時間の差(図14のtre1からtre2
の期間)の積算を記録する。
【0061】次にはTT =2.1×TC の縦軸データを
同様の手順で求める。この作業を横軸の101個の点で
進める。時間差TS iのデータが64ケの各ビンを満た
せば、サンプリング・クロック周期TC の間を64点サ
ンプルした波形が得られたと判断する。
同様の手順で求める。この作業を横軸の101個の点で
進める。時間差TS iのデータが64ケの各ビンを満た
せば、サンプリング・クロック周期TC の間を64点サ
ンプルした波形が得られたと判断する。
【0062】横軸のメモリはTC =1に規格化し、縦軸
には64ケの各ビンを満たす時間差データを得るのに必
要なデータ収録回数/TC の等分数=Nd として表わし
ている。たとえば、Nd =2であれば2×64=128
回のデータ収録回数を要したことを意味する。1つのト
リガ周期TT に対するデータ収録回数は最大でも10×
64=640とし、これを越えたときはNd =10とし
て計算を打切っている。Nd の値は小さい程、望まし
く、理想は1である。また64個の各ビンを満たす時間
差TS iのデータを得るのに必要な収録時間/TC の等
分数=MTとする。
には64ケの各ビンを満たす時間差データを得るのに必
要なデータ収録回数/TC の等分数=Nd として表わし
ている。たとえば、Nd =2であれば2×64=128
回のデータ収録回数を要したことを意味する。1つのト
リガ周期TT に対するデータ収録回数は最大でも10×
64=640とし、これを越えたときはNd =10とし
て計算を打切っている。Nd の値は小さい程、望まし
く、理想は1である。また64個の各ビンを満たす時間
差TS iのデータを得るのに必要な収録時間/TC の等
分数=MTとする。
【0063】図25および図26には、図14,図1
9,図20のランダム・サンプリングのダイレクト・ホ
ールドオフ型および公知例4のランダム・サンプリング
のランダム・ホールドオフ型の計算結果が示されてい
る。ここでは、ともにプロセッサ・クロック周期TK =
TC にとってある。
9,図20のランダム・サンプリングのダイレクト・ホ
ールドオフ型および公知例4のランダム・サンプリング
のランダム・ホールドオフ型の計算結果が示されてい
る。ここでは、ともにプロセッサ・クロック周期TK =
TC にとってある。
【0064】図25におけるNd の平均値を平均収録回
数ANd とすると、ANd は4.86665 であり、MTの平
均値を平均収録時間AMTとすると、AMTはTC =1
として31.1944 である。ここで図25においては、図1
4のT11を4.3(=一定)としている。 なお、平均
収録時間AMTとは、101ポイントの各トリガ周期に
対するMTの和をポイント数で割った値であり、全デー
タを得るに必要な収録時間/TC 等分数で得た値をトリ
ガ・ポイント数で割った値である。
数ANd とすると、ANd は4.86665 であり、MTの平
均値を平均収録時間AMTとすると、AMTはTC =1
として31.1944 である。ここで図25においては、図1
4のT11を4.3(=一定)としている。 なお、平均
収録時間AMTとは、101ポイントの各トリガ周期に
対するMTの和をポイント数で割った値であり、全デー
タを得るに必要な収録時間/TC 等分数で得た値をトリ
ガ・ポイント数で割った値である。
【0065】図25の場合は、Nd =10の値を越えて
いる部分、すなわち、640回のサンプリング作業でも
データの得られないビンの生ずるトリガ周期TT の範囲
があり、このような場合には波形抜け現象を呈すること
が分かる。この波形抜け現象は、大略0<TT <1と、
4.3<TT <5.3の範囲にある。前者では、トリガ
周期TT がサンプリング・クロック周期TC より短い場
合(TT <TC )である。後者では、トリガ入力からホ
ールドオフ状態になる迄の期間T17(図14参照)の対
応する周期である。
いる部分、すなわち、640回のサンプリング作業でも
データの得られないビンの生ずるトリガ周期TT の範囲
があり、このような場合には波形抜け現象を呈すること
が分かる。この波形抜け現象は、大略0<TT <1と、
4.3<TT <5.3の範囲にある。前者では、トリガ
周期TT がサンプリング・クロック周期TC より短い場
合(TT <TC )である。後者では、トリガ入力からホ
ールドオフ状態になる迄の期間T17(図14参照)の対
応する周期である。
【0066】図26におけるNd の平均値を平均収録回
数ANd とすると、ANd は3.85675 である。MTの平
均値を平均収録時間AMTとすると、AMTは27.603と
なった。ここで図26においては、図14の期間Tm3を
ランダムに変化せしめる量(ディザー量)を1、すなわ
ち、ディザー量=TC としている。
数ANd とすると、ANd は3.85675 である。MTの平
均値を平均収録時間AMTとすると、AMTは27.603と
なった。ここで図26においては、図14の期間Tm3を
ランダムに変化せしめる量(ディザー量)を1、すなわ
ち、ディザー量=TC としている。
【0067】図25と図26を対比すると、折れ線の下
側の面積は図26の場合の方が小さく、それが、図26
のANd およびAMTの値を図25の場合よりも小さく
していることが分かる。
側の面積は図26の場合の方が小さく、それが、図26
のANd およびAMTの値を図25の場合よりも小さく
していることが分かる。
【0068】図27,図28および図29は、公知例4
のランダム・サンプリングのランダム・ホールドオフ型
の場合のMTの計算結果を示している。図26と異なる
条件は、図27,図28および図29の場合は、トリガ
周期TK =1.223×TCであり、図27の場合はデ
ィザー量=TC 、図28の場合はディザー量=3×
TC 、図29の場合はディザー量=9×TC となってい
る。
のランダム・サンプリングのランダム・ホールドオフ型
の場合のMTの計算結果を示している。図26と異なる
条件は、図27,図28および図29の場合は、トリガ
周期TK =1.223×TCであり、図27の場合はデ
ィザー量=TC 、図28の場合はディザー量=3×
TC 、図29の場合はディザー量=9×TC となってい
る。
【0069】図27のNd の平均値を平均収録回数AN
d とすると、ANd は 4.0854 、MTの平均値を平均収
録時間AMTとすると、AMTは35.0861 であり、図2
8のANd の値は3.90114 、AMTの値は38.018であ
り、図29のANd の値は4.09127 、AMTの値は53.8
534 となっている。ディザー量が大きくなるに従って全
データを得るのに要した時間MTが増大している。
d とすると、ANd は 4.0854 、MTの平均値を平均収
録時間AMTとすると、AMTは35.0861 であり、図2
8のANd の値は3.90114 、AMTの値は38.018であ
り、図29のANd の値は4.09127 、AMTの値は53.8
534 となっている。ディザー量が大きくなるに従って全
データを得るのに要した時間MTが増大している。
【0070】図30にはプリトリガ・アクイジション・
プロセスとポストトリガ・アクイジション・プロセスの
動作を示している。同図(a)の被測定信号1は、
(c)のサンプリング・クロック2によって時点t9,
t10,…,t14においてサンプルされ、データD
1,D2,…,D6がA/D変換器12の出力として得
られる。図中の記号は、図14に対応するものについて
は同じ記号を用いている。
プロセスとポストトリガ・アクイジション・プロセスの
動作を示している。同図(a)の被測定信号1は、
(c)のサンプリング・クロック2によって時点t9,
t10,…,t14においてサンプルされ、データD
1,D2,…,D6がA/D変換器12の出力として得
られる。図中の記号は、図14に対応するものについて
は同じ記号を用いている。
【0071】(b)のトリガ3を受け入れない(d)の
ホールド状態HOにおいても、時点t9においてサンプ
ルして得られたデータD1は、図示の都合上3ワードで
表示したFIFO(先入れ先出し)メモリである(e)
のアクイジション・メモリ13に収納される。
ホールド状態HOにおいても、時点t9においてサンプ
ルして得られたデータD1は、図示の都合上3ワードで
表示したFIFO(先入れ先出し)メモリである(e)
のアクイジション・メモリ13に収納される。
【0072】時点t10においてサンプルして得られた
データD2は(e)のアクイジション・メモリ13に収
納されるから、3ワードのメモリは、D2,D1,空き
となる。そこで(d)のホールド信号HOが時点tho2
においてトリガ3を受け入れないホールド状態から、ト
リガを受け入れるホールドオフ状態HOF2に移行す
る。
データD2は(e)のアクイジション・メモリ13に収
納されるから、3ワードのメモリは、D2,D1,空き
となる。そこで(d)のホールド信号HOが時点tho2
においてトリガ3を受け入れないホールド状態から、ト
リガを受け入れるホールドオフ状態HOF2に移行す
る。
【0073】この状態においても、まだトリガ3の印加
がないから、時点t12の(c)のサンプリング・クロ
ック2で(a)の被測定信号1をサンプルして、データ
D4を得て、(e)のアクイジション・メモリ13に収
録する。そのとき、3ワードのアクイジション・メモリ
13の容量はすでに満杯であるから、最古のデータD1
が廃棄され、データD4,D3,D2が収容される。
がないから、時点t12の(c)のサンプリング・クロ
ック2で(a)の被測定信号1をサンプルして、データ
D4を得て、(e)のアクイジション・メモリ13に収
録する。そのとき、3ワードのアクイジション・メモリ
13の容量はすでに満杯であるから、最古のデータD1
が廃棄され、データD4,D3,D2が収容される。
【0074】時点tre2において、(a)の被測定信号
1に同期した(b)のトリガ3が印加され、その後のト
リガ3を受け入れない(d)のホールド状態HOに移行
する。時点t13の(c)のサンプリング・クロック2
で(a)の被測定信号1をサンプルしてデータD5を得
て、(e)のアクイジション・メモリ13に収録する。
そこでは、古いデータD2は廃棄されて、データD5,
D4,D3が収容される。同様にして、時点t14にお
いてはデータD6,D5,D4が収容される。
1に同期した(b)のトリガ3が印加され、その後のト
リガ3を受け入れない(d)のホールド状態HOに移行
する。時点t13の(c)のサンプリング・クロック2
で(a)の被測定信号1をサンプルしてデータD5を得
て、(e)のアクイジション・メモリ13に収録する。
そこでは、古いデータD2は廃棄されて、データD5,
D4,D3が収容される。同様にして、時点t14にお
いてはデータD6,D5,D4が収容される。
【0075】アクイジション・メモリ13の容量3ワー
ドのうち、1ワードを時点tre2のトリガ3以前のデー
タ収集(プリトリガ・アクイジション・プロセス)に割
り当て、残り2ワードを時点tre2のトリガ3以後のデ
ータ収集(ポストトリガ・アクイジション・プロセス)
に割り当てるように、測定に先立って設定がなされてい
る場合には、時点tre2以後のデータD5およびD6の
2ワードのデータが収録されると、そこでデータの収録
は停止される。
ドのうち、1ワードを時点tre2のトリガ3以前のデー
タ収集(プリトリガ・アクイジション・プロセス)に割
り当て、残り2ワードを時点tre2のトリガ3以後のデ
ータ収集(ポストトリガ・アクイジション・プロセス)
に割り当てるように、測定に先立って設定がなされてい
る場合には、時点tre2以後のデータD5およびD6の
2ワードのデータが収録されると、そこでデータの収録
は停止される。
【0076】図30(f)には、時間分解能をサンプリ
ング・クロック周期TC の5分の1にした場合の3ワー
ド分の波形メモリ32の内容(ビンの数は3×5=1
5)が示されている。時点tre2とその直後のサンプリ
ング・クロック2の時点t13との時間差TS nに対応
する位置に時点t14に収録されたデータD6,D5,
D4を先入れ先出しして、(f)のように収容する。デ
ータD4はデータD5に対してTC だけ前に、データD
6はデータD5に対してTC だけ後に位置して収容され
る。
ング・クロック周期TC の5分の1にした場合の3ワー
ド分の波形メモリ32の内容(ビンの数は3×5=1
5)が示されている。時点tre2とその直後のサンプリ
ング・クロック2の時点t13との時間差TS nに対応
する位置に時点t14に収録されたデータD6,D5,
D4を先入れ先出しして、(f)のように収容する。デ
ータD4はデータD5に対してTC だけ前に、データD
6はデータD5に対してTC だけ後に位置して収容され
る。
【0077】図30(g)のタイム・ウィンドウに示さ
れているように、時点tre2以前、すなわち、時点t9
〜tre2のプリトリガ・アクイジション・プロセスによ
って得た5個のビンのデータ(同図ではD4のみが表示
されている)と時点tre2以後、すなわち、時点tre2
〜t14のポストトリガ・アクイジション・プロセスに
よって得た10個のビンのデータ(同図ではD5とD6
のみが表示されている)とが得られる。
れているように、時点tre2以前、すなわち、時点t9
〜tre2のプリトリガ・アクイジション・プロセスによ
って得た5個のビンのデータ(同図ではD4のみが表示
されている)と時点tre2以後、すなわち、時点tre2
〜t14のポストトリガ・アクイジション・プロセスに
よって得た10個のビンのデータ(同図ではD5とD6
のみが表示されている)とが得られる。
【0078】したがって、図示されてはいない次のトリ
ガ3のプリトリガ・アクイジション・プロセスおよびポ
ストトリガ・アクイジション・プロセスにおいて、図3
0(a)のD1〜D6からずれた点がサンプルされると
(f)の波形メモリ32のサンプル点に対応したビンに
得られたデータが書き込まれる。この動作が所定回数く
り返されて、15個のビンのデータがディスプレイ33
に表示される。15個のビンのすべてにデータが満たさ
れていれば波形抜けは無い。
ガ3のプリトリガ・アクイジション・プロセスおよびポ
ストトリガ・アクイジション・プロセスにおいて、図3
0(a)のD1〜D6からずれた点がサンプルされると
(f)の波形メモリ32のサンプル点に対応したビンに
得られたデータが書き込まれる。この動作が所定回数く
り返されて、15個のビンのデータがディスプレイ33
に表示される。15個のビンのすべてにデータが満たさ
れていれば波形抜けは無い。
【0079】
【発明が解決しようとする課題】トリガ周期TT とサン
プリング・クロック周期TC とが、TT >TC で発生す
る波形抜けの現象は、T11(図14)を一定とした時、
TT が式(10)を満たす条件下で発生する。公知例4
に記載されたランダム・ホールドオフの技術は、図14
の期間Tm3をランダム化して期間T11を変化させてい
る。
プリング・クロック周期TC とが、TT >TC で発生す
る波形抜けの現象は、T11(図14)を一定とした時、
TT が式(10)を満たす条件下で発生する。公知例4
に記載されたランダム・ホールドオフの技術は、図14
の期間Tm3をランダム化して期間T11を変化させてい
る。
【0080】しかし、このような構成を実現するために
はランダム信号源(あるいは基準となるサンプリング・
クロック2の信号源とは極力コヒーレントにならない別
信号源)を別途に備える必要がある。このため1つのシ
ステムの中に複数の信号源が存在することになり、IM
(Inter-Modulation:信号源の相互変調)によりジッタ
およびノイズが増加するのは周知である。
はランダム信号源(あるいは基準となるサンプリング・
クロック2の信号源とは極力コヒーレントにならない別
信号源)を別途に備える必要がある。このため1つのシ
ステムの中に複数の信号源が存在することになり、IM
(Inter-Modulation:信号源の相互変調)によりジッタ
およびノイズが増加するのは周知である。
【0081】ランダム・サンプリングはリアルタイム・
サンプリングの時間分解能を高めるために用いられる方
式であり、対象とする被測定信号は高速、高帯域かつ低
レベル信号であることが多く、縦(Y)および時間
(X)軸の分解能を劣化させるノイズ源を内包してしま
う構成は避けなければならないという解決されるべき課
題があった。
サンプリングの時間分解能を高めるために用いられる方
式であり、対象とする被測定信号は高速、高帯域かつ低
レベル信号であることが多く、縦(Y)および時間
(X)軸の分解能を劣化させるノイズ源を内包してしま
う構成は避けなければならないという解決されるべき課
題があった。
【0082】またホールドオフのランダム化(公知例
4)は、TS n−TS n−1づつずれながら被測定信号
波形の各部を一様に捉えようとするサンプリング動作を
ランダム化させる。この結果、同一波形部を何度も捉え
る確率が高くなり、多くの入力トリガ周波数領域で時間
分解能を満たすのに必要とするサンプリング回数が増加
してしまうという未解決の課題が残されていた。
4)は、TS n−TS n−1づつずれながら被測定信号
波形の各部を一様に捉えようとするサンプリング動作を
ランダム化させる。この結果、同一波形部を何度も捉え
る確率が高くなり、多くの入力トリガ周波数領域で時間
分解能を満たすのに必要とするサンプリング回数が増加
してしまうという未解決の課題が残されていた。
【0083】したがって、本発明の目的は、ホールドオ
フ・タイミングをランダム化させる擬似ランダム源を用
いずに波形抜けの現象を回避し、同時により少ないデー
タ収録回数、即ち、より短い収録期間で波形を捉えるこ
とのできるランダム・サンプリング・ホールドオフ方法
と回路を提供することにある。
フ・タイミングをランダム化させる擬似ランダム源を用
いずに波形抜けの現象を回避し、同時により少ないデー
タ収録回数、即ち、より短い収録期間で波形を捉えるこ
とのできるランダム・サンプリング・ホールドオフ方法
と回路を提供することにある。
【0084】
【課題を解決するための手段】波形抜け現象は、ホール
ドオフ・ポジションH1の発生がある範囲(図20の太
線)にわたって生じ得ることにあり、この範囲にトリガ
3が印加されたときに波形抜け現象が生ずる。したがっ
て、このホールドオフポジションH1の発生し得る範囲
を時間差TS の影響を排除して実質的にゼロにすること
により、波形抜け現象を回避するように構成した。
ドオフ・ポジションH1の発生がある範囲(図20の太
線)にわたって生じ得ることにあり、この範囲にトリガ
3が印加されたときに波形抜け現象が生ずる。したがっ
て、このホールドオフポジションH1の発生し得る範囲
を時間差TS の影響を排除して実質的にゼロにすること
により、波形抜け現象を回避するように構成した。
【0085】そこで第1のホールドオフ・ポジションH
1の生じ得る範囲の最終時点において第2のホールドオ
フ・ポジションH2を発生せしめ、この時点でホールド
オフ状態HOF2に移行せしめるようにした。この第2
のホールドオフ・ポジションH2の発生は、時間差TS
の影響を排除したために前回のトリガ時点tre1から一
定の時間後の実質的に瞬時であり、従来のホールドオフ
・ポジションH1のようにトリガ3に対して発生し得る
範囲を有してはいないから、波形抜け現象は実質的に回
避可能となった。
1の生じ得る範囲の最終時点において第2のホールドオ
フ・ポジションH2を発生せしめ、この時点でホールド
オフ状態HOF2に移行せしめるようにした。この第2
のホールドオフ・ポジションH2の発生は、時間差TS
の影響を排除したために前回のトリガ時点tre1から一
定の時間後の実質的に瞬時であり、従来のホールドオフ
・ポジションH1のようにトリガ3に対して発生し得る
範囲を有してはいないから、波形抜け現象は実質的に回
避可能となった。
【0086】ランダム・サンプリングのランダム・ホー
ルドオフ(公知例4)において使用するランダム・ノイ
ズ源も必要としないから、これを原因とするジッターや
ノイズも発生せず、高精度のサンプリングが可能となっ
た。
ルドオフ(公知例4)において使用するランダム・ノイ
ズ源も必要としないから、これを原因とするジッターや
ノイズも発生せず、高精度のサンプリングが可能となっ
た。
【0087】
【発明の実施の形態】図1に本発明の実施の形態の回路
構成を示している。ここで図13に示した従来例の構成
要素に同じものには同じ記号を付した。
構成を示している。ここで図13に示した従来例の構成
要素に同じものには同じ記号を付した。
【0088】ここで、1は被測定信号、2はサンプリン
グ・クロック、3はトリガ、4はプロセッサ・クロッ
ク、11はサンプラ、12はA/D変換器、13はアク
イジション・メモリ、14は同期回路、15はタイムベ
ース、31はマイクロプロセッサ、32は波形メモリ、
33はディスプレイである。ここで、プロセッサ・クロ
ック4はマイクロプロセッサ31を動作させるクロック
であり、ディスプレイ33には一般に表示用メモリが含
まれている。ここで図13と異なるのは、クロック・カ
ウンタ17と時間加算器20があり、ホールド信号54
とカウント・エンド55が付加されていることである。
グ・クロック、3はトリガ、4はプロセッサ・クロッ
ク、11はサンプラ、12はA/D変換器、13はアク
イジション・メモリ、14は同期回路、15はタイムベ
ース、31はマイクロプロセッサ、32は波形メモリ、
33はディスプレイである。ここで、プロセッサ・クロ
ック4はマイクロプロセッサ31を動作させるクロック
であり、ディスプレイ33には一般に表示用メモリが含
まれている。ここで図13と異なるのは、クロック・カ
ウンタ17と時間加算器20があり、ホールド信号54
とカウント・エンド55が付加されていることである。
【0089】図2には図1に示した構成の動作原理を示
しており、従来例を示した図20に対応したタイム・チ
ャートが示されている。図2(a)はトリガ3を、
(b)はホールドオフ・ポジションを、(c)はサンプ
リング・クロック2のポジションを、(d)は測定領域
を表している。
しており、従来例を示した図20に対応したタイム・チ
ャートが示されている。図2(a)はトリガ3を、
(b)はホールドオフ・ポジションを、(c)はサンプ
リング・クロック2のポジションを、(d)は測定領域
を表している。
【0090】図2(b)の太線で示したホールドオフ・
ポジションH1の発生する範囲の終端は、時点tre1の
発生からT11+TC の時点tho2である。この時点以降
に入力されるトリガ3に対して図1に示した回路は動作
する。したがって、ホールドオフ・ポジションH1の発
生範囲の時点tre2bにおいてトリガ3の入力があって
も、これは使用されずホールドオフ・ポジションH2の
時点tho2後のトリガ3、すなわち、時点tre2aに印
加されるトリガ3をリファレンス・トリガとして使用す
るように動作する。
ポジションH1の発生する範囲の終端は、時点tre1の
発生からT11+TC の時点tho2である。この時点以降
に入力されるトリガ3に対して図1に示した回路は動作
する。したがって、ホールドオフ・ポジションH1の発
生範囲の時点tre2bにおいてトリガ3の入力があって
も、これは使用されずホールドオフ・ポジションH2の
時点tho2後のトリガ3、すなわち、時点tre2aに印
加されるトリガ3をリファレンス・トリガとして使用す
るように動作する。
【0091】時点tho2は、時点tre1から一定の期間
T11に一定期間であるサンプリング・クロック周期TC
を加算した期間の経過後であるから、時点tre1が定ま
ると、時点tho2の位置も自動的に定まる関係にある。
T11に一定期間であるサンプリング・クロック周期TC
を加算した期間の経過後であるから、時点tre1が定ま
ると、時点tho2の位置も自動的に定まる関係にある。
【0092】ここで(b)のホールドオフ・ポジション
H1は図20(b)のホールドオフ・ポジションH1と
同じタイミングである。時点tre1のトリガ3により、
たとえば時点t31に入力されたサンプリング・クロッ
ク2との時間差TS n−1が測定されると、その場合の
ホールドオフ・ポジションH1は時点tho3で発生す
る。そこでこの時点tho3から、期間T20(=TC −T
S n−1)を経過した後の時点tho2にホールドオフ・
ポジションH2を発生する。この時点tho2以降の時点
tre2aのトリガ3がリファレンス・トリガとなり次の
測定が行われる。
H1は図20(b)のホールドオフ・ポジションH1と
同じタイミングである。時点tre1のトリガ3により、
たとえば時点t31に入力されたサンプリング・クロッ
ク2との時間差TS n−1が測定されると、その場合の
ホールドオフ・ポジションH1は時点tho3で発生す
る。そこでこの時点tho3から、期間T20(=TC −T
S n−1)を経過した後の時点tho2にホールドオフ・
ポジションH2を発生する。この時点tho2以降の時点
tre2aのトリガ3がリファレンス・トリガとなり次の
測定が行われる。
【0093】図2における時点tre1のトリガ3をリフ
ァレンス・トリガとしてn−1回目の測定をする場合に
は、時間差TS n−1は、(c)の太線で示したサンプ
リング・クロック2のポジションのどこでサンプリング
・クロック2が発生しても有効に測定が行われる。そこ
で(d)の測定領域R1に示す全体が一様にサンプルさ
れる。
ァレンス・トリガとしてn−1回目の測定をする場合に
は、時間差TS n−1は、(c)の太線で示したサンプ
リング・クロック2のポジションのどこでサンプリング
・クロック2が発生しても有効に測定が行われる。そこ
で(d)の測定領域R1に示す全体が一様にサンプルさ
れる。
【0094】n回目の測定ではホールドオフ・ポジショ
ンH1の発生する可能性のある範囲中の時点tre2bの
トリガ3はリファレンス・トリガとしては採用されず、
ホールドオフ・ポジションH2の発生時点tho2以降の
最初の時点tre2aのトリガ3をリファレンス・トリガ
としてn回目の時間差TS nが測定されるから、(d)
の測定領域R21の範囲全体において一様にサンプルが
される。したがって図20に示した波形抜け現象は生じ
ない。
ンH1の発生する可能性のある範囲中の時点tre2bの
トリガ3はリファレンス・トリガとしては採用されず、
ホールドオフ・ポジションH2の発生時点tho2以降の
最初の時点tre2aのトリガ3をリファレンス・トリガ
としてn回目の時間差TS nが測定されるから、(d)
の測定領域R21の範囲全体において一様にサンプルが
される。したがって図20に示した波形抜け現象は生じ
ない。
【0095】図3は、従来例を示す図14に対応し、図
1に示した構成における波形データ収録のプロセスを示
しており、これを用いて説明する。
1に示した構成における波形データ収録のプロセスを示
しており、これを用いて説明する。
【0096】被測定信号1がサンプラ11に入力される
と、サンプラ11は図3(b)のサンプリング・クロッ
ク2で被測定信号の瞬時値をサンプルし、その値に比例
したホールド値をA/D変換器12に出力する。A/D
変換器12は、サンプラ11のサンプリングによりホー
ルドされたアナログ値をサンプリング・クロック2のエ
ッジ入力に応じて、定められた分解能のデジタル・デー
タに変換し、アクイジション・メモリ13に出力する。
と、サンプラ11は図3(b)のサンプリング・クロッ
ク2で被測定信号の瞬時値をサンプルし、その値に比例
したホールド値をA/D変換器12に出力する。A/D
変換器12は、サンプラ11のサンプリングによりホー
ルドされたアナログ値をサンプリング・クロック2のエ
ッジ入力に応じて、定められた分解能のデジタル・デー
タに変換し、アクイジション・メモリ13に出力する。
【0097】デジタル・データを入力されたアクイジシ
ョン・メモリ13は、タイムベース15が図3(h)の
書き込み信号53を出力している期間は、サンプリング
・クロック2のエッジ入力に応じてメモリの初番地にデ
ータを書き込む。同時にアクイジション・メモリ13は
以前のデータを次の番地に移し、最終番地にあるデータ
は廃棄する。すなわち、図3(b)の時点t3〜t8の
アクイジション・メモリ13に入力されるサンプリング
・クロック2は(h)の書き込み信号53の停止期間に
入力されていることを示している。
ョン・メモリ13は、タイムベース15が図3(h)の
書き込み信号53を出力している期間は、サンプリング
・クロック2のエッジ入力に応じてメモリの初番地にデ
ータを書き込む。同時にアクイジション・メモリ13は
以前のデータを次の番地に移し、最終番地にあるデータ
は廃棄する。すなわち、図3(b)の時点t3〜t8の
アクイジション・メモリ13に入力されるサンプリング
・クロック2は(h)の書き込み信号53の停止期間に
入力されていることを示している。
【0098】一方、同期回路14には、被測定信号1に
同期したトリガ3が入力されている。同期回路14は、
時間加算器20が図3(f)のホールド信号51の出力
を停止された時点tho1の後の最初の時点tre1に印加
される(a)のトリガ3を受け付け、通常はDフリップ
フロップを2段用いて構成されるジッタ・フリーの回路
をラッチさせて、同図(g)の同期信号52をタイムベ
ース15に出力する。
同期したトリガ3が入力されている。同期回路14は、
時間加算器20が図3(f)のホールド信号51の出力
を停止された時点tho1の後の最初の時点tre1に印加
される(a)のトリガ3を受け付け、通常はDフリップ
フロップを2段用いて構成されるジッタ・フリーの回路
をラッチさせて、同図(g)の同期信号52をタイムベ
ース15に出力する。
【0099】図3(i)のHOは同期回路14のホール
ド状態を表しており、(f)のホールド信号51が
“H”から“L”に遷移した時点tho1でホールド状態
HOCからホールドオフ状態HOF1に移行している。
このホールドオフ状態HOF1にあるときに時点tre1
の(a)のトリガ3が印加されると、同期回路14は動
作して同図(g)の同期信号52を出力(“L”から
“H”に)する。
ド状態を表しており、(f)のホールド信号51が
“H”から“L”に遷移した時点tho1でホールド状態
HOCからホールドオフ状態HOF1に移行している。
このホールドオフ状態HOF1にあるときに時点tre1
の(a)のトリガ3が印加されると、同期回路14は動
作して同図(g)の同期信号52を出力(“L”から
“H”に)する。
【0100】同期回路14は同期信号52を出力
(“H”に)するとラッチ状態となり、その後のトリガ
3を受け付けなくなり、(f)のホールド信号51が
“L”であっても同期信号52が“H”である間は
(i)のホールド状態HOLを維持している。
(“H”に)するとラッチ状態となり、その後のトリガ
3を受け付けなくなり、(f)のホールド信号51が
“L”であっても同期信号52が“H”である間は
(i)のホールド状態HOLを維持している。
【0101】図3(g)の同期信号52を入力されたタ
イムベース15は、たとえば、公知例5に開示された方
法により、時点tre1のトリガ3とその直後の時点t1
に入力されるサンプリング・クロック2との時間差TS
n−1の測定を開始し、時点tre1から時点t4までの
期間、すなわち、時点tre1以降のサンプリング・クロ
ック2の4周期を経て時間差TS n−1の値を確定す
る。
イムベース15は、たとえば、公知例5に開示された方
法により、時点tre1のトリガ3とその直後の時点t1
に入力されるサンプリング・クロック2との時間差TS
n−1の測定を開始し、時点tre1から時点t4までの
期間、すなわち、時点tre1以降のサンプリング・クロ
ック2の4周期を経て時間差TS n−1の値を確定す
る。
【0102】アクイジション・メモリ13への書き込み
信号53を、測定条件で定まる期間(図3においては時
点t1からt3までの期間)継続する。この期間は、
(g)の同期信号52の入力された時点tre1の後、
(b)のサンプリング・クロック2の数がプリセット値
(図3では3ケ)に達する時点t3迄続く。(b)のサ
ンプリング・クロック2のカウントが時点t3において
終了すると(h)の書き込み信号53の出力を停止し、
アクイジション・メモリ13への縦軸データ書き込みを
禁止し、読み出し可能状態とする。
信号53を、測定条件で定まる期間(図3においては時
点t1からt3までの期間)継続する。この期間は、
(g)の同期信号52の入力された時点tre1の後、
(b)のサンプリング・クロック2の数がプリセット値
(図3では3ケ)に達する時点t3迄続く。(b)のサ
ンプリング・クロック2のカウントが時点t3において
終了すると(h)の書き込み信号53の出力を停止し、
アクイジション・メモリ13への縦軸データ書き込みを
禁止し、読み出し可能状態とする。
【0103】時間差測定時間若しくはアクイジション・
メモリ13への書き込み期間の何れか長い方の期間(図
3ではTm1)が終了する時点t4になると、タイムベー
ス15はマイクロプロセッサ31にデータ収録の終了を
指示し、クロック・カウンタ17と時間加算器20にホ
ールド信号54を出力(“L”から“H”に)する。そ
こで時間加算器20は、ホールド信号51を出力
(“L”から“H”に)する。
メモリ13への書き込み期間の何れか長い方の期間(図
3ではTm1)が終了する時点t4になると、タイムベー
ス15はマイクロプロセッサ31にデータ収録の終了を
指示し、クロック・カウンタ17と時間加算器20にホ
ールド信号54を出力(“L”から“H”に)する。そ
こで時間加算器20は、ホールド信号51を出力
(“L”から“H”に)する。
【0104】タイムベース15よりホールド信号51を
入力された同期回路14は、ラッチ状態をリセットして
(g)の同期信号52の出力を停止する。一方でホール
ド信号51によりトリガ3を受け付けない(i)のホー
ルド状態HOCを維持する。
入力された同期回路14は、ラッチ状態をリセットして
(g)の同期信号52の出力を停止する。一方でホール
ド信号51によりトリガ3を受け付けない(i)のホー
ルド状態HOCを維持する。
【0105】タイムベース15よりホールド信号54を
入力されたクロック・カウンタ17はサンプリング・ク
ロック2の計数を開始し、マイクロプロセッサ31によ
り前もって定められた数値N(図3ではN=4)に達す
ると、タイムベース15に(d)のカウント・エンド5
5を時点t8において出力する。
入力されたクロック・カウンタ17はサンプリング・ク
ロック2の計数を開始し、マイクロプロセッサ31によ
り前もって定められた数値N(図3ではN=4)に達す
ると、タイムベース15に(d)のカウント・エンド5
5を時点t8において出力する。
【0106】数値Nは、 T1 =N×TC =TC ×Ceiling[(Tm2+TK )/T
C ] を満足する整数であり、Tm2は、アクイジション・メモ
リ13の有効データを波形メモリ32に転送するに要す
る時間である。転送はプロセッサ・クロック周期TK で
行われる。このカウント・エンド55は、図14のデー
タ・トランスファの期間Tm2におけるマイクロプロセッ
サが発するデータ転送終了信号に相当するが、図3にお
いてはサンプリング・クロック2に同期し、ホールド信
号54の発生から一定時間(T1 )経過して発生する点
で異なる。
C ] を満足する整数であり、Tm2は、アクイジション・メモ
リ13の有効データを波形メモリ32に転送するに要す
る時間である。転送はプロセッサ・クロック周期TK で
行われる。このカウント・エンド55は、図14のデー
タ・トランスファの期間Tm2におけるマイクロプロセッ
サが発するデータ転送終了信号に相当するが、図3にお
いてはサンプリング・クロック2に同期し、ホールド信
号54の発生から一定時間(T1 )経過して発生する点
で異なる。
【0107】タイムベース15よりデータ収録の終了信
号を受信したマイクロプロセッサ31は、データ・トラ
ンスファの期間(図3のTm2)において、アクイジショ
ン・メモリ13に蓄えられたY軸情報を、時間差TS n
−1の情報と、更にメモリ番地とサンプリング・クロッ
ク2の周期TC から割り出される時間情報をX軸として
組み合わせ、波形メモリ32にXYデータとして転送す
る。
号を受信したマイクロプロセッサ31は、データ・トラ
ンスファの期間(図3のTm2)において、アクイジショ
ン・メモリ13に蓄えられたY軸情報を、時間差TS n
−1の情報と、更にメモリ番地とサンプリング・クロッ
ク2の周期TC から割り出される時間情報をX軸として
組み合わせ、波形メモリ32にXYデータとして転送す
る。
【0108】期間T1 内のデータ・トランスファの期間
Tm2の位置は、(b)のサンプリング・クロック2と
(c)のプロセッサ・クロック4が同期関係に無い場合
には特定することはできないが、(e)のホールド信号
54の発生(時点t4)とその直後のプロセッサ・クロ
ック4との時間差がプロセッサ・クロック周期TK 内の
如何なる値であろうとも、データ・トランスファの期間
Tm2はT1 =N×TC の間に終了する。
Tm2の位置は、(b)のサンプリング・クロック2と
(c)のプロセッサ・クロック4が同期関係に無い場合
には特定することはできないが、(e)のホールド信号
54の発生(時点t4)とその直後のプロセッサ・クロ
ック4との時間差がプロセッサ・クロック周期TK 内の
如何なる値であろうとも、データ・トランスファの期間
Tm2はT1 =N×TC の間に終了する。
【0109】なお、図3は、マイクロプロセッサ31が
サンプリング・クロック2(周期TC )とは独立した
(c)のプロセッサ・クロック4(周期TK )で動作す
る場合を示している。この2つのメモリ間の転送を速く
するために、専属のDSP(デジタル・シグナル・プロ
セッサ)をサンプリング・クロック2で動作させてもよ
い。
サンプリング・クロック2(周期TC )とは独立した
(c)のプロセッサ・クロック4(周期TK )で動作す
る場合を示している。この2つのメモリ間の転送を速く
するために、専属のDSP(デジタル・シグナル・プロ
セッサ)をサンプリング・クロック2で動作させてもよ
い。
【0110】カウント・エンド55を受けたタイムベー
ス15は、(b)の時点t8で直ちにアクイジション・
メモリ13に再び書き込み信号53を出力し、(a)の
時点tre2に印加されるトリガ3よりも前のデータを収
録するプリトリガ・アクイジション・プロセスに入る。
このプリトリガ・アクイジション・プロセスにおいて、
カウント開始の時点t9からカウント数×TC (図3で
はカウント数=1)を越えて所定の期間Tm3が経過する
と、時点tre2のプリトリガで測定すべき期間を越え
て、プリトリガによるデータの収録数が確保される。
ス15は、(b)の時点t8で直ちにアクイジション・
メモリ13に再び書き込み信号53を出力し、(a)の
時点tre2に印加されるトリガ3よりも前のデータを収
録するプリトリガ・アクイジション・プロセスに入る。
このプリトリガ・アクイジション・プロセスにおいて、
カウント開始の時点t9からカウント数×TC (図3で
はカウント数=1)を越えて所定の期間Tm3が経過する
と、時点tre2のプリトリガで測定すべき期間を越え
て、プリトリガによるデータの収録数が確保される。
【0111】そこでタイムベース15はホールド信号5
4の出力を停止し、若干の遅延時間Td を経過して
(i)のホールドオフ状態HOF2へ移行する。タイム
ベース15からアクイジション・メモリ13への(h)
の書き込み信号53の出力は継続され、データの収録は
ホールドオフ状態HOF2へ移行した後も継続される。
すなわち、(h)の書き込み信号53が“H”となる時
点t8以後は(b)のサンプリング・クロック2によっ
てアクイジション・メモリ13へのデータの収録は続け
られる。
4の出力を停止し、若干の遅延時間Td を経過して
(i)のホールドオフ状態HOF2へ移行する。タイム
ベース15からアクイジション・メモリ13への(h)
の書き込み信号53の出力は継続され、データの収録は
ホールドオフ状態HOF2へ移行した後も継続される。
すなわち、(h)の書き込み信号53が“H”となる時
点t8以後は(b)のサンプリング・クロック2によっ
てアクイジション・メモリ13へのデータの収録は続け
られる。
【0112】(e)のホールド信号54が“H”から
“L”になったときそれを受けた時間加算器20は、マ
イクロプロセッサ31から送られる時間差TS n−1の
情報を基に、サンプリング・クロック周期TC と測定し
た時間差TS n−1の差分に比例する時間Td 後に
(f)のホールド信号51の出力を停止し時点tho2に
おいてホールド信号51が“H”から“L”に移行す
る。ここに、 Td =TC −TS n−1+Tco (12)
“L”になったときそれを受けた時間加算器20は、マ
イクロプロセッサ31から送られる時間差TS n−1の
情報を基に、サンプリング・クロック周期TC と測定し
た時間差TS n−1の差分に比例する時間Td 後に
(f)のホールド信号51の出力を停止し時点tho2に
おいてホールド信号51が“H”から“L”に移行す
る。ここに、 Td =TC −TS n−1+Tco (12)
【0113】時点tre1のトリガ3の発生時刻とホール
ド信号51の発生時刻の時間差T2を求めると、 T2=TS n−1+Tm1+T1 +Tm3+Td (13) すなわち、 T2=Tm1+T1 +Tm3+TC +Tco (14) となり、TS n−1の値に拘らずリファレンス・トリガ
の発生時点tre1から一定の期間T2 を経て時点tho2
においてホールドオフ状態HOF2へ移行する。この移
転が、図2(b)の太い垂線のホールドポジションH2
である。すなわち、T2 は、時間差TS の影響を受けな
いから、一定の期間となる。
ド信号51の発生時刻の時間差T2を求めると、 T2=TS n−1+Tm1+T1 +Tm3+Td (13) すなわち、 T2=Tm1+T1 +Tm3+TC +Tco (14) となり、TS n−1の値に拘らずリファレンス・トリガ
の発生時点tre1から一定の期間T2 を経て時点tho2
においてホールドオフ状態HOF2へ移行する。この移
転が、図2(b)の太い垂線のホールドポジションH2
である。すなわち、T2 は、時間差TS の影響を受けな
いから、一定の期間となる。
【0114】式(13)から、 T2 −Td =TS n−1+Tm1+T1 +Tm3 (15) であり、(e)のホールド信号54が、時点tre1のト
リガ3から、T2 −Tdの後に“H”から“L”に遷移
するのは、次の時点tre2のトリガ3を受け入れる準備
をするためである。準備信号となるホールド信号54に
よって、式(12)で算出された遅延時間Td を加え
て、時点tho2において、次の時点tre2のトリガ3を
受け入れるためのホールドオフ状態HOF2に入る。こ
の遅延時間Td は、式(13)および式(14)の示す
ように、変動要素の時間差TS n−1を除去して一定の
ホールド期間T2 を得るように作用している。
リガ3から、T2 −Tdの後に“H”から“L”に遷移
するのは、次の時点tre2のトリガ3を受け入れる準備
をするためである。準備信号となるホールド信号54に
よって、式(12)で算出された遅延時間Td を加え
て、時点tho2において、次の時点tre2のトリガ3を
受け入れるためのホールドオフ状態HOF2に入る。こ
の遅延時間Td は、式(13)および式(14)の示す
ように、変動要素の時間差TS n−1を除去して一定の
ホールド期間T2 を得るように作用している。
【0115】期間Tm3の終了時点から遅延時間Td だけ
遅れて、すなわちホールドオフ状態HOF2の前縁であ
る時点tho2において、図3(f)のホールド信号51
が“H”から“L”に変化すると、同期回路14は、ト
リガ3の受け入れ禁止から受け入れ状態となり、ホール
ドオフ状態HOF2の最初に入力する時点tre2のトリ
ガ3を時間差測定のリファレンス用のトリガとし、再び
時間差測定のプロセスに入る。
遅れて、すなわちホールドオフ状態HOF2の前縁であ
る時点tho2において、図3(f)のホールド信号51
が“H”から“L”に変化すると、同期回路14は、ト
リガ3の受け入れ禁止から受け入れ状態となり、ホール
ドオフ状態HOF2の最初に入力する時点tre2のトリ
ガ3を時間差測定のリファレンス用のトリガとし、再び
時間差測定のプロセスに入る。
【0116】一方、時点tre2のトリガ3に始まるデー
タ収録のプロセスは、時点tre1のトリガ3で述べたの
と同様に継続され、時点t12のデータがプリトリガ・
アクイジション・プロセスの有効データとして、また時
点t13以後のデータがポストトリガ・アクイジション
・プロセスの有効データとして収録される。
タ収録のプロセスは、時点tre1のトリガ3で述べたの
と同様に継続され、時点t12のデータがプリトリガ・
アクイジション・プロセスの有効データとして、また時
点t13以後のデータがポストトリガ・アクイジション
・プロセスの有効データとして収録される。
【0117】このデータ収録プロセスは、時間分解能と
測定タイム・ウインドウ(測定時間の範囲)から定まる
波形メモリ32の全アドレスに波形データが蓄えられる
まで繰り返される。全アドレスにデータが書き込まれる
と、マイクロプロセッサ31は割り込み処理を行い、波
形メモリ32の波形データをそのまま、あるいは各種演
算を施してディスプレイ33に出力し、所望する波形あ
るいはデータを表示する。
測定タイム・ウインドウ(測定時間の範囲)から定まる
波形メモリ32の全アドレスに波形データが蓄えられる
まで繰り返される。全アドレスにデータが書き込まれる
と、マイクロプロセッサ31は割り込み処理を行い、波
形メモリ32の波形データをそのまま、あるいは各種演
算を施してディスプレイ33に出力し、所望する波形あ
るいはデータを表示する。
【0118】ここで、測定する時間差TS i(図3では
i=n−1またはn)は常にサンプリング・クロック2
の周期TC 内の値である。時点tre1あるいはtre2の
トリガ3の時点t1やt13のクロック2の入力直後以
外のサンプリング・クロック2でサンプリングする被測
定信号と時点tre1および時点tre2のトリガ3との時
間差は、サンプリング・クロック周期TC の整数倍を加
算あるいは減算することで得ることができる。
i=n−1またはn)は常にサンプリング・クロック2
の周期TC 内の値である。時点tre1あるいはtre2の
トリガ3の時点t1やt13のクロック2の入力直後以
外のサンプリング・クロック2でサンプリングする被測
定信号と時点tre1および時点tre2のトリガ3との時
間差は、サンプリング・クロック周期TC の整数倍を加
算あるいは減算することで得ることができる。
【0119】
【実施例】以上、本発明の実施の形態の構成と動作を説
明した。ここにおいて、プロセッサ・クロック4として
サンプリング・クロック2が用いられると、データ・ト
ランスファの期間Tm2はサンプリング・クロック2に同
期して開始され、かつ、サンプリング・クロック2に同
期して終了するので、期間T2 は一定値に保たれる。こ
の時、クロック・カウンタ17は不要である。図3の
(b)と(c)を同一位置に描けばこのことは明白であ
り、その場合T1 =Tm2=TC となる。
明した。ここにおいて、プロセッサ・クロック4として
サンプリング・クロック2が用いられると、データ・ト
ランスファの期間Tm2はサンプリング・クロック2に同
期して開始され、かつ、サンプリング・クロック2に同
期して終了するので、期間T2 は一定値に保たれる。こ
の時、クロック・カウンタ17は不要である。図3の
(b)と(c)を同一位置に描けばこのことは明白であ
り、その場合T1 =Tm2=TC となる。
【0120】図4および図5は、時間加算器20をアナ
ログ回路で構成した具体例およびその動作を説明するタ
イムチャートである。201はD/A変換器、202は
ECLゲート、203は定電流源、204はキャパシ
タ、205はコンパレータである。D/A変換器201
には測定された時間差TS i(i=n−1,nなど)の
補数データ209が入力され、その出力端子はコンパレ
ータ205の逆相端子へ、ECLゲート202の出力端
子はコンパレータ205の正相端子へ接続されており、
ECLゲート202の出力が“H”レベルの時、コンパ
レータ205の出力であるホールド信号51は“H”レ
ベルである。
ログ回路で構成した具体例およびその動作を説明するタ
イムチャートである。201はD/A変換器、202は
ECLゲート、203は定電流源、204はキャパシ
タ、205はコンパレータである。D/A変換器201
には測定された時間差TS i(i=n−1,nなど)の
補数データ209が入力され、その出力端子はコンパレ
ータ205の逆相端子へ、ECLゲート202の出力端
子はコンパレータ205の正相端子へ接続されており、
ECLゲート202の出力が“H”レベルの時、コンパ
レータ205の出力であるホールド信号51は“H”レ
ベルである。
【0121】図5(a)の時点tre1のトリガ3が同期
回路14に入力され、その後(b)のクロック2との時
間差TS n−1の測定が終了する。そこで、タイムベー
ス15は(c)のホールド信号54を発生させ、同時に
TS n−1情報をマイクロプロセッサ31に送る。マイ
クロプロセッサ31は直ちに(TC −TS n−1)を求
め、D/A変換器201に補数データ209としてロー
ドする。
回路14に入力され、その後(b)のクロック2との時
間差TS n−1の測定が終了する。そこで、タイムベー
ス15は(c)のホールド信号54を発生させ、同時に
TS n−1情報をマイクロプロセッサ31に送る。マイ
クロプロセッサ31は直ちに(TC −TS n−1)を求
め、D/A変換器201に補数データ209としてロー
ドする。
【0122】図5(d)のD/A変換器201の出力を
示す破線の太い部分の左端は、(b)の時点t33のサ
ンプリング・クロック2によって(c)のホールド信号
54が“L”から“H”になったとき新たに(TC −T
S n−1)のデータが入り、D/A変換器201の出力
が変化したことを示す。D/A変換器201は補数デー
タ209の入力が0の時V3=−1Vを、補数データ2
09の入力がTC の時V4=−1.6Vを発生するよう
設定されていると仮定する。
示す破線の太い部分の左端は、(b)の時点t33のサ
ンプリング・クロック2によって(c)のホールド信号
54が“L”から“H”になったとき新たに(TC −T
S n−1)のデータが入り、D/A変換器201の出力
が変化したことを示す。D/A変換器201は補数デー
タ209の入力が0の時V3=−1Vを、補数データ2
09の入力がTC の時V4=−1.6Vを発生するよう
設定されていると仮定する。
【0123】図5(c)のホールド信号54が時点t3
3においてECLゲート202に入力されると、その出
力は“H”レベルに変化する。この変化に際しECLゲ
ート202のエミッタフォロア出力段は導通状態を維持
するので、キャパシタ204は低インピーダンスでドラ
イブされ、キャパシタ204の端子電圧は直ちにECL
ゲート202の出力の“H”レベルであるV1=−0.
8Vにチャージアップされる。キャパシタ204の端子
電圧がコンパレータ205の正相端子に入力されるとコ
ンパレータ205は(e)のホールド信号51(“H”
レベル)を時点t33において出力し、同期回路14を
ホールド状態にするとともに、(f)の同期信号52を
“H”から“L“にする。
3においてECLゲート202に入力されると、その出
力は“H”レベルに変化する。この変化に際しECLゲ
ート202のエミッタフォロア出力段は導通状態を維持
するので、キャパシタ204は低インピーダンスでドラ
イブされ、キャパシタ204の端子電圧は直ちにECL
ゲート202の出力の“H”レベルであるV1=−0.
8Vにチャージアップされる。キャパシタ204の端子
電圧がコンパレータ205の正相端子に入力されるとコ
ンパレータ205は(e)のホールド信号51(“H”
レベル)を時点t33において出力し、同期回路14を
ホールド状態にするとともに、(f)の同期信号52を
“H”から“L“にする。
【0124】その後、波形データのメモリ間転送をし、
クロック・カウンタ17のカウント・エンドの発生、ブ
リトリガ・アクイジション等の一連のプロセッシングが
時点t34において終了すると、タイムベース15は
(c)のホールド信号54を“L”レベルとしホールド
オフ状態にする。
クロック・カウンタ17のカウント・エンドの発生、ブ
リトリガ・アクイジション等の一連のプロセッシングが
時点t34において終了すると、タイムベース15は
(c)のホールド信号54を“L”レベルとしホールド
オフ状態にする。
【0125】この“L”レベルとなったホールド信号5
4がECLゲート202に入力すると、その出力は
“H”レベルであるV1=−0.8Vから“L”レベル
であるV2=−1.7Vに変化しようとする。しかしゲ
ート202の出力端とグランド間に設けられたキャパシ
タ204に“H”レベルに相当する電荷がチャージされ
ているため、ECLゲート202の出力段のエミッタフ
ォロアは逆バイアスされてオフ状態となる。この結果、
キャパシタ204に蓄えられた電荷は定電流源203に
より一定の電流でディスチャージされて傾斜波を発生す
る。
4がECLゲート202に入力すると、その出力は
“H”レベルであるV1=−0.8Vから“L”レベル
であるV2=−1.7Vに変化しようとする。しかしゲ
ート202の出力端とグランド間に設けられたキャパシ
タ204に“H”レベルに相当する電荷がチャージされ
ているため、ECLゲート202の出力段のエミッタフ
ォロアは逆バイアスされてオフ状態となる。この結果、
キャパシタ204に蓄えられた電荷は定電流源203に
より一定の電流でディスチャージされて傾斜波を発生す
る。
【0126】図5(d)の太線はこの傾斜波を示す。こ
の傾斜波の傾斜を設定するにあたっては、D/A変換器
201の出力差分V3−V4=0.6Vが期間TC に相
当するよう、I×TC /C=0.6Vを満足するように
定電流源203の電流Iとキャパシタ204の容量Cの
比を定めればよい。
の傾斜波の傾斜を設定するにあたっては、D/A変換器
201の出力差分V3−V4=0.6Vが期間TC に相
当するよう、I×TC /C=0.6Vを満足するように
定電流源203の電流Iとキャパシタ204の容量Cの
比を定めればよい。
【0127】時点t34の(c)のホールド信号54の
“H”から“L”への遷移に伴い傾斜波がスタートし、
コンパレータ205の逆相端子入力レベルを時点tho2
においてよぎると、コンパレータ205は(e)のホー
ルド信号51を“H”から“L”レベルにスイッチし、
ホールドオフ状態を発生する。時点t34から時点tho
2に至る時間Td は、 Td =TC −TS n−1+TC /3 である。
“H”から“L”への遷移に伴い傾斜波がスタートし、
コンパレータ205の逆相端子入力レベルを時点tho2
においてよぎると、コンパレータ205は(e)のホー
ルド信号51を“H”から“L”レベルにスイッチし、
ホールドオフ状態を発生する。時点t34から時点tho
2に至る時間Td は、 Td =TC −TS n−1+TC /3 である。
【0128】ここで、この式の最終項のTC /3は、式
(12)の一定期間Tcoであり、式12を満足してい
る。また、V1−V3=(V3−V4)/3であり、V
3−V4はサンプリング・クロック周期TC に対応して
いるから、V1−V3はTC /3に対応している。
(12)の一定期間Tcoであり、式12を満足してい
る。また、V1−V3=(V3−V4)/3であり、V
3−V4はサンプリング・クロック周期TC に対応して
いるから、V1−V3はTC /3に対応している。
【0129】その後、(d)の傾斜波のレベルがECL
ゲート202Qの“L”レベルV2=−1.7Vに達す
ると、ECLゲート202のエミッタフォロアが導通し
て、定電流源203の定電流はECLゲート202から
供給されるので、コンパレータ205の正相端子入力レ
ベルはV2=−1.7Vを保つ。
ゲート202Qの“L”レベルV2=−1.7Vに達す
ると、ECLゲート202のエミッタフォロアが導通し
て、定電流源203の定電流はECLゲート202から
供給されるので、コンパレータ205の正相端子入力レ
ベルはV2=−1.7Vを保つ。
【0130】(e)のホールド信号51が時点tho2に
おいて“H”から“L”に転ずると、ホールドオフ状態
HOF2に入り、同期回路14のホールド状態HOCが
解除されると(図3(i))、図5(a)の時点tre2
のトリガ3が入力され、再び(f)の同期信号52が発
生する(“L”から“H”になる)。
おいて“H”から“L”に転ずると、ホールドオフ状態
HOF2に入り、同期回路14のホールド状態HOCが
解除されると(図3(i))、図5(a)の時点tre2
のトリガ3が入力され、再び(f)の同期信号52が発
生する(“L”から“H”になる)。
【0131】図6および図7には時間加算器20の他の
実施例の構成およびタイムチャートが示されている。こ
れはデジタル素子で構成されている。クロック230は
サンプリング・クロック2より更に周波数の高いクロッ
クである。 サンプリング・クロック2はクロック23
0を分周器231によりN(通常2のべき乗)分周した
出力が用いられる。またサンプリング・クロック2が源
発振器の時には(図示しないが)N逓倍出力がクロック
230として用いられる。
実施例の構成およびタイムチャートが示されている。こ
れはデジタル素子で構成されている。クロック230は
サンプリング・クロック2より更に周波数の高いクロッ
クである。 サンプリング・クロック2はクロック23
0を分周器231によりN(通常2のべき乗)分周した
出力が用いられる。またサンプリング・クロック2が源
発振器の時には(図示しないが)N逓倍出力がクロック
230として用いられる。
【0132】カウンタ232はプリセッタブル機能を持
ち、クロック230をクロック端子CKに受けてカウン
トする高速カウンタである。Dフリップフロップ233
はホールド信号54をリセット端子Rに受けてリセット
するリセット機能を持つ。図7に動作を説明するタイム
チャートを示す。ここでは図示の都合上、クロック23
0の周波数がサンプリング・クロック2の6倍(N=
6)となっている。
ち、クロック230をクロック端子CKに受けてカウン
トする高速カウンタである。Dフリップフロップ233
はホールド信号54をリセット端子Rに受けてリセット
するリセット機能を持つ。図7に動作を説明するタイム
チャートを示す。ここでは図示の都合上、クロック23
0の周波数がサンプリング・クロック2の6倍(N=
6)となっている。
【0133】図7(a)の時点tre1のトリガ3が入力
されると、直後に入力する同図(b)のサンプリング・
クロック2との時間差TS n−1(図7では3/6×T
C )が測定される。時点tre1のトリガ3をリファレン
ス・トリガとして測定した時間差TS n−1の処理と測
定が終了すると、タイムベース15は(b)の時点33
のサンプリング・クロック2で(f)のホールド信号5
4を“L”から“H”とする。
されると、直後に入力する同図(b)のサンプリング・
クロック2との時間差TS n−1(図7では3/6×T
C )が測定される。時点tre1のトリガ3をリファレン
ス・トリガとして測定した時間差TS n−1の処理と測
定が終了すると、タイムベース15は(b)の時点33
のサンプリング・クロック2で(f)のホールド信号5
4を“L”から“H”とする。
【0134】ホールド信号54がカウンタ232のディ
スエイブル端子DISに入力されると、カウンタ232
は、マイクロプロセッサ31からの時間差情報TS n−
1/TC ×Nをデータ239により取り込んで、値(図
7ではPR=3)をプリセットする。ディスエイブル端
子DISに“H”が入力している時点t33〜t34の
間、カウンタ232のカウント動作は停止している。
スエイブル端子DISに入力されると、カウンタ232
は、マイクロプロセッサ31からの時間差情報TS n−
1/TC ×Nをデータ239により取り込んで、値(図
7ではPR=3)をプリセットする。ディスエイブル端
子DISに“H”が入力している時点t33〜t34の
間、カウンタ232のカウント動作は停止している。
【0135】時点t33のホールド信号54の“H”へ
の変化は、Dフリップフロップ233のリセット端子R
にも入力され、Dフリップフロップ233をリセットす
る。この結果Dフリップフロップ233のノットQ出力
であるホールド信号51は“H”となって同期回路14
に出力される。(g)のホールド信号51を入力された
同期回路14は、同期信号52を停止(“H”から
“L”に)するとともに、(g)のホールド信号51が
“H”となることによりホールド状態HOC(図3
(i))となる。
の変化は、Dフリップフロップ233のリセット端子R
にも入力され、Dフリップフロップ233をリセットす
る。この結果Dフリップフロップ233のノットQ出力
であるホールド信号51は“H”となって同期回路14
に出力される。(g)のホールド信号51を入力された
同期回路14は、同期信号52を停止(“H”から
“L”に)するとともに、(g)のホールド信号51が
“H”となることによりホールド状態HOC(図3
(i))となる。
【0136】マイクロプロセッサ31を介してのアクイ
ジション・メモリ13と波形メモリ23間のデータ転
送、更にプリトリガ・アクイジションが時点34に終了
すると、ホールド信号54は“L”に変化し、カウンタ
232は図7(c)のクロック230のカウントをプリ
セット値PR=3から開始する。またDフリップフロッ
プ233はリセット状態を解除される。
ジション・メモリ13と波形メモリ23間のデータ転
送、更にプリトリガ・アクイジションが時点34に終了
すると、ホールド信号54は“L”に変化し、カウンタ
232は図7(c)のクロック230のカウントをプリ
セット値PR=3から開始する。またDフリップフロッ
プ233はリセット状態を解除される。
【0137】カウンタ232のカウント値がN(図7
(c)では6)になると、カウンタ232はキャリィ信
号CRYを発し、次のクロック230の入力で計数を1
とする。以降、カウンタ232はクロック230をN個
数える度に(e)のキャリィ信号CRYを発する。
(c)では6)になると、カウンタ232はキャリィ信
号CRYを発し、次のクロック230の入力で計数を1
とする。以降、カウンタ232はクロック230をN個
数える度に(e)のキャリィ信号CRYを発する。
【0138】Dフリップフロップ233は、そのクロッ
ク端子CKに入力される時点34の後の最初のキャリィ
信号で、時点tho2において、その反転出力であるノッ
トQを“H”から“L”に変化させ、その後のキャリィ
信号入力では出力状態を変化させない。この結果Dフリ
ップフロップ233のノットQ出力であるホールド信号
51は、時点t34の後TC −TS n−1(図7では6
−3=3)の時点tho2に“H”から“L”に変化して
ホールドオフ状態HOF2(図3(i))に転換するの
で、式(12)を満たす。
ク端子CKに入力される時点34の後の最初のキャリィ
信号で、時点tho2において、その反転出力であるノッ
トQを“H”から“L”に変化させ、その後のキャリィ
信号入力では出力状態を変化させない。この結果Dフリ
ップフロップ233のノットQ出力であるホールド信号
51は、時点t34の後TC −TS n−1(図7では6
−3=3)の時点tho2に“H”から“L”に変化して
ホールドオフ状態HOF2(図3(i))に転換するの
で、式(12)を満たす。
【0139】以上アナログ型(図4,図5)とデジタル
型(図6,図7)の時間加算器20の構成例を述べた。
ランダム・サンプリングの時間分解能を10psとした
時、デジタル型の時間加算器20のみで構成するには1
00GHzで動作するカウンタ232が必要となる。一
方サンプリング・クロック2を100MHzとし、先に
述べたECLゲート202を用いたアナログ型の時間加
算器20のみで構成すると、600mV間を1000分
割した0.6mVの分解能が要求される。
型(図6,図7)の時間加算器20の構成例を述べた。
ランダム・サンプリングの時間分解能を10psとした
時、デジタル型の時間加算器20のみで構成するには1
00GHzで動作するカウンタ232が必要となる。一
方サンプリング・クロック2を100MHzとし、先に
述べたECLゲート202を用いたアナログ型の時間加
算器20のみで構成すると、600mV間を1000分
割した0.6mVの分解能が要求される。
【0140】現在の技術では、デジタル型の高速カウン
タの実現、あるいはアナログ型の分解能(ジッタとなっ
て現れる)の実現は難しいから、カウント周波数および
分解能に応じて使い分けるように、2つの構成を組み合
わせることが好ましい。
タの実現、あるいはアナログ型の分解能(ジッタとなっ
て現れる)の実現は難しいから、カウント周波数および
分解能に応じて使い分けるように、2つの構成を組み合
わせることが好ましい。
【0141】図8には、図25および図26に対応する
図1の本発明によるランダム・サンプリングのコンスタ
ント・ホールドオフ型の数値計算結果が示されている。
図25と計算条件は同じである。すなわち、TK =TC
であり、横軸はTT を、縦軸には各ビンを満たす時間差
データを得るのに必要なデータ収録回数/TC の等分数
=Nd として表わしている。
図1の本発明によるランダム・サンプリングのコンスタ
ント・ホールドオフ型の数値計算結果が示されている。
図25と計算条件は同じである。すなわち、TK =TC
であり、横軸はTT を、縦軸には各ビンを満たす時間差
データを得るのに必要なデータ収録回数/TC の等分数
=Nd として表わしている。
【0142】図8では、Nd の平均値を平均収録回数A
Nd とし、MTの平均値を平均収録時間AMTとする
と、ANd =2.56791、AMT=19.2559 を得ている。
図26ではディザーがかかっている以外は図8,図25
と同じ計算条件であるから、これらの数値を対比する。 図8 ANd =2.56791 AMT=19.2559 図25 ANd =4.86665 AMT=31.1944 図26 ANd =3.85675 AMT=27.603
Nd とし、MTの平均値を平均収録時間AMTとする
と、ANd =2.56791、AMT=19.2559 を得ている。
図26ではディザーがかかっている以外は図8,図25
と同じ計算条件であるから、これらの数値を対比する。 図8 ANd =2.56791 AMT=19.2559 図25 ANd =4.86665 AMT=31.1944 図26 ANd =3.85675 AMT=27.603
【0143】この結果から明らかなように、ANd およ
びAMTの値は、本発明による図8の場合が小さく、優
れていることがわかる。なお、図25の場合はNd の値
が10を越えるトリガ周期TT が大きな範囲で存在す
る。この状態はTT の値は僅かに(たとえば、1%)変
化させても変わらず、また、計算を打切る回数(図25
の場合のNd =10)を更に大きくしても、Nd の値が
10を越える範囲は縮小されないので、波形抜けの現象
が生じている。図8および図26の場合にもNdの値が
10程度あるいは10を越える場合があるが、TT の値
を僅かに変化させれば、Nd は10以下の値に変化し、
コヒーレント・サンプリング(TK とTCが特定の関係
になる)に近い状態となってNd の値が増加しているこ
とがわかる。
びAMTの値は、本発明による図8の場合が小さく、優
れていることがわかる。なお、図25の場合はNd の値
が10を越えるトリガ周期TT が大きな範囲で存在す
る。この状態はTT の値は僅かに(たとえば、1%)変
化させても変わらず、また、計算を打切る回数(図25
の場合のNd =10)を更に大きくしても、Nd の値が
10を越える範囲は縮小されないので、波形抜けの現象
が生じている。図8および図26の場合にもNdの値が
10程度あるいは10を越える場合があるが、TT の値
を僅かに変化させれば、Nd は10以下の値に変化し、
コヒーレント・サンプリング(TK とTCが特定の関係
になる)に近い状態となってNd の値が増加しているこ
とがわかる。
【0144】図8を図25と比較すると、5.3<TT
<10の範囲で、図8を図26と比較すると、6.3<
TT <10の範囲で大略同程度のNd を示している。こ
れは、トリガ周期TT が図3の周期T2 および図14の
T17よりも大きくなり、Ndはホールドオフ型式の差異
には依存せずに、トリガ周期TT とサンプリング・クロ
ック周期TC で定まるようになっていることがわかる。
<10の範囲で、図8を図26と比較すると、6.3<
TT <10の範囲で大略同程度のNd を示している。こ
れは、トリガ周期TT が図3の周期T2 および図14の
T17よりも大きくなり、Ndはホールドオフ型式の差異
には依存せずに、トリガ周期TT とサンプリング・クロ
ック周期TC で定まるようになっていることがわかる。
【0145】図9には、図27,図28および図29に
対応する図1の本発明によるランダム・サンプリングの
コンスタント・ホールドオフ型の数値計算結果が示され
ている。図27〜図29と計算条件は同じである。すな
わち、TK =1.223×TC であり、横軸はTT を、
縦軸には各ビンを満たす時間差データを得るのに必要な
データ収録時間/TC の等分数=MTとして表わしてい
る。
対応する図1の本発明によるランダム・サンプリングの
コンスタント・ホールドオフ型の数値計算結果が示され
ている。図27〜図29と計算条件は同じである。すな
わち、TK =1.223×TC であり、横軸はTT を、
縦軸には各ビンを満たす時間差データを得るのに必要な
データ収録時間/TC の等分数=MTとして表わしてい
る。
【0146】図9ではANd =2.47386 、AMT=23.2
63 を得ている。図27〜図29ではディザーがかかっ
ている以外は図9と同じ計算条件であるからこれらの数
値を対比する。 図9 ANd =2.47386 AMT=23.263 図27 ANd =4.0854 AMT=35.0861 図28 ANd =3.90114 AMT=38.018 図29 ANd =4.09127 AMT=53.8534
63 を得ている。図27〜図29ではディザーがかかっ
ている以外は図9と同じ計算条件であるからこれらの数
値を対比する。 図9 ANd =2.47386 AMT=23.263 図27 ANd =4.0854 AMT=35.0861 図28 ANd =3.90114 AMT=38.018 図29 ANd =4.09127 AMT=53.8534
【0147】この結果から明らかなように、ANd およ
びAMTの値は、図9の場合が小さく、優れていること
がわかる。
びAMTの値は、図9の場合が小さく、優れていること
がわかる。
【0148】ランダム・サンプリングで重要となるの
は、データ収録をTC /時間分解能(=ビン数)以上の
回数実施し、時間差データが全てのビンを満たした時
に、各ビンの時間差データ数の小さいことである。ラン
ダム・サンプリングのランダム・ホールドオフ(公知例
4)は、ホールドオフがランダム化され時間差測定間隔
がデータ収録毎に変化するため、捉える時間差データも
ランダム化される。この結果各ビンの持つデータ数がば
らつき、データ収録回数の分散が大きくなるので収録回
数が増加し、収録時間も増加する。
は、データ収録をTC /時間分解能(=ビン数)以上の
回数実施し、時間差データが全てのビンを満たした時
に、各ビンの時間差データ数の小さいことである。ラン
ダム・サンプリングのランダム・ホールドオフ(公知例
4)は、ホールドオフがランダム化され時間差測定間隔
がデータ収録毎に変化するため、捉える時間差データも
ランダム化される。この結果各ビンの持つデータ数がば
らつき、データ収録回数の分散が大きくなるので収録回
数が増加し、収録時間も増加する。
【0149】一方、本願によるコンスタント・ホールド
オフは、トリガに対し常に一定の割合のづれで時間差デ
ータを収録する。この結果全ての時間差データを採り終
えた時に持つ各ビンの時間差データ数は平均化されてお
り、データ収録回数の分散は小さい。この結果、収録回
数は少なくて済み、収録時間も短い。
オフは、トリガに対し常に一定の割合のづれで時間差デ
ータを収録する。この結果全ての時間差データを採り終
えた時に持つ各ビンの時間差データ数は平均化されてお
り、データ収録回数の分散は小さい。この結果、収録回
数は少なくて済み、収録時間も短い。
【0150】図10および図11はプロセッサ・クロッ
ク周期TK を変化せしめて、測定する波形の位置を変化
させた時の平均収録時間AMT(MTの平均)と平均収
録回数ANd (Nd の平均)を、ランダム・ホールドオ
フ型(公知例4)および本発明のコンスタント・ホール
ドオフ型について求めたグラフである。
ク周期TK を変化せしめて、測定する波形の位置を変化
させた時の平均収録時間AMT(MTの平均)と平均収
録回数ANd (Nd の平均)を、ランダム・ホールドオ
フ型(公知例4)および本発明のコンスタント・ホール
ドオフ型について求めたグラフである。
【0151】図10は図14のTma=2,図3のTm1=
2,Tm2=TK ,Tm3=1.3で、プロセッサ・クロッ
ク周期をTK =1,1.223および12.23と変化
させた場合のAMTとANd をプロットしたグラフであ
る。ここで、RHD1,RHD3,RHD9はランダム
・ホールドオフ型(公知例4)におけるディザー量を
1,3,9にしたことを示している。
2,Tm2=TK ,Tm3=1.3で、プロセッサ・クロッ
ク周期をTK =1,1.223および12.23と変化
させた場合のAMTとANd をプロットしたグラフであ
る。ここで、RHD1,RHD3,RHD9はランダム
・ホールドオフ型(公知例4)におけるディザー量を
1,3,9にしたことを示している。
【0152】図11は図14のTma=200,図3のT
m1=200,Tm2=TK ,Tm3=1.3で、プロセッサ
・クロック周期をTK =1,1.223および12.2
3と変化させた場合のAMTとANd をプロットしたグ
ラフである。ここで、RHD1,RHD3,RHD9は
ランダム・ホールドオフ型(公知例4)におけるディザ
ー量を1,3,9にしたことを示している。
m1=200,Tm2=TK ,Tm3=1.3で、プロセッサ
・クロック周期をTK =1,1.223および12.2
3と変化させた場合のAMTとANd をプロットしたグ
ラフである。ここで、RHD1,RHD3,RHD9は
ランダム・ホールドオフ型(公知例4)におけるディザ
ー量を1,3,9にしたことを示している。
【0153】図10のTma=Tm1=2はポスト・アクイ
ジション期間が短い場合、図11のTma=Tm1=200
はポスト・アクイジション期間が長い場合を、またTm2
=TK はアクイジション・メモリ13から波形メモリ3
2への転送時間が短い、すなわち、転送データ数が少な
い場合を意味する。具体的には前者は高速掃引時の狭い
タイム・ウインドウでトリガ・ポイント付近、後者は高
速掃引でトリガ・ポイントより200クロック周期分遅
れたポイント付近の波形をサンプリングする場合であ
る。
ジション期間が短い場合、図11のTma=Tm1=200
はポスト・アクイジション期間が長い場合を、またTm2
=TK はアクイジション・メモリ13から波形メモリ3
2への転送時間が短い、すなわち、転送データ数が少な
い場合を意味する。具体的には前者は高速掃引時の狭い
タイム・ウインドウでトリガ・ポイント付近、後者は高
速掃引でトリガ・ポイントより200クロック周期分遅
れたポイント付近の波形をサンプリングする場合であ
る。
【0154】図10および図11より本発明のコンスタ
ント・ホールドオフはランダム・ホールドオフ(公知例
4)より波形データ収録のスループットが高いことが次
のa),b)の理由から結論づけられる。
ント・ホールドオフはランダム・ホールドオフ(公知例
4)より波形データ収録のスループットが高いことが次
のa),b)の理由から結論づけられる。
【0155】a) 波形測定ポイントやシステム構成に
拘らずコンスタント・ホールドオフはランダム・ホール
ドオフより少ないデータ収録回数で波形を捉えることが
でき、2つの方式の平均収録回数ANd はTK あるいは
Tm1に依らずほぼ一定である。
拘らずコンスタント・ホールドオフはランダム・ホール
ドオフより少ないデータ収録回数で波形を捉えることが
でき、2つの方式の平均収録回数ANd はTK あるいは
Tm1に依らずほぼ一定である。
【0156】b) 平均収録時間AMTもコンスタント
・ホールドオフがランダム・ホールドオフより少なく、
2つの方式の平均収録時間AMTは平均収録回数ANd
にほぼ等しい。
・ホールドオフがランダム・ホールドオフより少なく、
2つの方式の平均収録時間AMTは平均収録回数ANd
にほぼ等しい。
【0157】コンスタント・ホールドオフはクロック・
カウンタ17を動作させるため、TK >>TC のとき1
収録プロセスに要する時間はランダム・ホールドオフよ
り増加する可能性がある。図12はTma=Tm1=2,T
m2=TK ,Tm3=1.3でTK =1,1.223,1
2.23および122.3と変化させた時のコンスタン
ト・ホールドオフ(太線)の収録プロセスに要する平均
時間Tcp(平均収録時間/平均収録回数=AMT/AN
d )の平均と、ランダム・ホールドオフとの比較(破
線)を示すグラフである。ここで3種の破線のうち、R
HD1,RHD3およびRHD9は、それぞれ、ランダ
ム・ホールドオフのディザー量を1,3および9にした
場合の収録プロセスに要する平均時間Tcpをコンスタン
ト・ホールドオフのTcpで割った値を示している。
カウンタ17を動作させるため、TK >>TC のとき1
収録プロセスに要する時間はランダム・ホールドオフよ
り増加する可能性がある。図12はTma=Tm1=2,T
m2=TK ,Tm3=1.3でTK =1,1.223,1
2.23および122.3と変化させた時のコンスタン
ト・ホールドオフ(太線)の収録プロセスに要する平均
時間Tcp(平均収録時間/平均収録回数=AMT/AN
d )の平均と、ランダム・ホールドオフとの比較(破
線)を示すグラフである。ここで3種の破線のうち、R
HD1,RHD3およびRHD9は、それぞれ、ランダ
ム・ホールドオフのディザー量を1,3および9にした
場合の収録プロセスに要する平均時間Tcpをコンスタン
ト・ホールドオフのTcpで割った値を示している。
【0158】図12のグラフより、TK が大きくなれば
本発明の1収録プロセスに要する時間Tcpは増加するこ
とがわかる。また1収録プロセスに要する平均時間の両
方式間の比TRは、TK が大なるとき1以下、すなわ
ち、ランダム・ホールドオフがコンスタント・ホールド
オフより短時間で1収録プロセスを終了する。しかし、
その比であるTRは1に極めて近く、波形測定スループ
ットへの影響は同等であることがわかる。
本発明の1収録プロセスに要する時間Tcpは増加するこ
とがわかる。また1収録プロセスに要する平均時間の両
方式間の比TRは、TK が大なるとき1以下、すなわ
ち、ランダム・ホールドオフがコンスタント・ホールド
オフより短時間で1収録プロセスを終了する。しかし、
その比であるTRは1に極めて近く、波形測定スループ
ットへの影響は同等であることがわかる。
【0159】
【発明の効果】本発明によるコンスタント・ホールドオ
フは、サンプリング・クロック信号源のみでハードウェ
アを構成できる特徴を持つ。1信号源構成では、クロス
トークが発生しても多くの場合サンプリング・システム
のオフセット変化にとどまり、調整可能である。これに
対しサンプリング・クロック信号源と、この信号源と
は、独立したランダム信号源を必要とする従来のランダ
ム・ホールドオフは、2つの信号の干渉でインターモジ
ュレーション雑音(歪)を発生し、直ちにシステムのノ
イズやジッタを悪化させる。本発明の1信号源の場合に
は、一定のオフセットが存在するのみである。それに対
して従来例では、2つの信号源の位相差が時間的に変化
することにより、オフセット変化を呈し雑音となる。
フは、サンプリング・クロック信号源のみでハードウェ
アを構成できる特徴を持つ。1信号源構成では、クロス
トークが発生しても多くの場合サンプリング・システム
のオフセット変化にとどまり、調整可能である。これに
対しサンプリング・クロック信号源と、この信号源と
は、独立したランダム信号源を必要とする従来のランダ
ム・ホールドオフは、2つの信号の干渉でインターモジ
ュレーション雑音(歪)を発生し、直ちにシステムのノ
イズやジッタを悪化させる。本発明の1信号源の場合に
は、一定のオフセットが存在するのみである。それに対
して従来例では、2つの信号源の位相差が時間的に変化
することにより、オフセット変化を呈し雑音となる。
【0160】とくに、高速、広帯域(たとえば、サンプ
ル・レートが数100MHz、帯域が数10GHz)の
ランダム・サンプリングでは、ハードウェア構成を高速
ICで行わざるを得ず、シールドを含むクロストーク対
策は困難なため、1つの信号源ですむ本発明によるシス
テム構成は多大の効果を生む。
ル・レートが数100MHz、帯域が数10GHz)の
ランダム・サンプリングでは、ハードウェア構成を高速
ICで行わざるを得ず、シールドを含むクロストーク対
策は困難なため、1つの信号源ですむ本発明によるシス
テム構成は多大の効果を生む。
【0161】ダイレクト・ホールドオフは、波形抜け現
象の発生が顕著であるから、その発生の無い本発明のコ
ンスタント・ホールドオフとの対比はあまり意味がな
い。従来のランダム・ホールドオフ(公知例4)は波形
抜け現象を十分に小さくしようとするとディザー量が小
さい場合(図26)には、まだ波形抜けが若干生じてい
る。それを無くするにはディザー量を大きくしなければ
ならない。もし、ディザー量を小さくして0に近づける
ならば、ダイレクト・ホールドオフに近づくのであるか
ら当然のことと言えよう。
象の発生が顕著であるから、その発生の無い本発明のコ
ンスタント・ホールドオフとの対比はあまり意味がな
い。従来のランダム・ホールドオフ(公知例4)は波形
抜け現象を十分に小さくしようとするとディザー量が小
さい場合(図26)には、まだ波形抜けが若干生じてい
る。それを無くするにはディザー量を大きくしなければ
ならない。もし、ディザー量を小さくして0に近づける
ならば、ダイレクト・ホールドオフに近づくのであるか
ら当然のことと言えよう。
【0162】しかし、ランダム・ホールドオフにおい
て、波形抜けを防止しようとすると、ディザー量を大き
くしなければならず、必然的にクロストークの発生が問
題となる。本発明のコンスタント・ホールドオフはクロ
ストークの問題は無く、短時間に少ないサンプル数で
(図10,図11)測定することが可能である。
て、波形抜けを防止しようとすると、ディザー量を大き
くしなければならず、必然的にクロストークの発生が問
題となる。本発明のコンスタント・ホールドオフはクロ
ストークの問題は無く、短時間に少ないサンプル数で
(図10,図11)測定することが可能である。
【0163】したがって、本発明の効果は極めて大き
い。
い。
【図1】本発明の実施の形態を示す回路構成図である。
【図2】図1の構成の動作原理を説明するためのタイム
・チャートである。
・チャートである。
【図3】図1の構成における波形データ収録のプロセス
を説明するタイム・チャートである。
を説明するタイム・チャートである。
【図4】図1の構成要素である時間加算器をアナログ回
路で形成した場合の回路図である。
路で形成した場合の回路図である。
【図5】図4の回路の動作を説明するためのタイム・チ
ャートである。
ャートである。
【図6】図1の構成要素である時間加算器をデジタル回
路で形成した場合の回路図である。
路で形成した場合の回路図である。
【図7】図6の回路の動作を説明するためのタイム・チ
ャートである。
ャートである。
【図8】図1の構成により信号波形を収録するために必
要なサンプル測定回数のトリガ周期に対する変化を示す
測定回数図である。
要なサンプル測定回数のトリガ周期に対する変化を示す
測定回数図である。
【図9】図1の構成により信号波形を収録するために必
要なサンプル測定時間のトリガ周期に対する変化を示す
測定時間図である。
要なサンプル測定時間のトリガ周期に対する変化を示す
測定時間図である。
【図10】信号波形を収録するために必要なサンプル測
定時間の平均値とサンプル測定回数の平均値のマイクロ
プロセッサ・クロック周期に対する変化の本発明と従来
例との対比を示す対比図である。
定時間の平均値とサンプル測定回数の平均値のマイクロ
プロセッサ・クロック周期に対する変化の本発明と従来
例との対比を示す対比図である。
【図11】信号波形を収録するために必要なサンプル測
定時間の平均値とサンプル測定回数の平均値のマイクロ
プロセッサ・クロック周期に対する変化の他の条件によ
る本発明と従来例との対比を示す対比図である。
定時間の平均値とサンプル測定回数の平均値のマイクロ
プロセッサ・クロック周期に対する変化の他の条件によ
る本発明と従来例との対比を示す対比図である。
【図12】本発明により信号波形を収録するのに要する
平均収録プロセス時間のマイクロプロセッサ・クロック
周期に対する変化と、従来例との比較を示す収録プロセ
ス時間対比図である。
平均収録プロセス時間のマイクロプロセッサ・クロック
周期に対する変化と、従来例との比較を示す収録プロセ
ス時間対比図である。
【図13】ダイレクト・ホールドオフのデジタル・オシ
ロスコープの回路構成図である。
ロスコープの回路構成図である。
【図14】図13の構成による波形データ収録のプロセ
スを示すタイム・チャートである。
スを示すタイム・チャートである。
【図15】従来例を説明するための入力信号波形図であ
る。
る。
【図16】従来のダイレクト・ホールドオフによるオシ
ロスコープの図15の入力信号波形に対する出力信号波
形図である。
ロスコープの図15の入力信号波形に対する出力信号波
形図である。
【図17】従来のダイレクト・ホールドオフによるオシ
ロスコープの異なる動作条件による図15の入力信号波
形に対する出力信号波形図である。
ロスコープの異なる動作条件による図15の入力信号波
形に対する出力信号波形図である。
【図18】従来のランダム・ホールドオフによるオシロ
スコープの図15の入力信号波形に対する出力信号波形
図である。
スコープの図15の入力信号波形に対する出力信号波形
図である。
【図19】ダイレクト・ホールドオフによるオシロスコ
ープの波形抜け現象を説明するためのタイム・チャート
である。
ープの波形抜け現象を説明するためのタイム・チャート
である。
【図20】ダイレクト・ホールドオフによるオシロスコ
ープの波形抜け現象において、全く測定されない領域が
発生する原因を説明するためのタイム・チャートであ
る。
ープの波形抜け現象において、全く測定されない領域が
発生する原因を説明するためのタイム・チャートであ
る。
【図21】従来例による全く測定されない領域の発生を
示すための入力信号波形図である。
示すための入力信号波形図である。
【図22】図21の入力信号に対する全く測定されない
領域を発生した出力信号波形図である。
領域を発生した出力信号波形図である。
【図23】従来例による全く測定されない領域の発生を
示すための他の入力信号波形図である。
示すための他の入力信号波形図である。
【図24】図23の入力信号に対する全く測定されない
領域を発生した出力信号波形図である。
領域を発生した出力信号波形図である。
【図25】従来のダイレクト・ホールドオフによるオシ
ロスコープの図8の本発明に対応する測定回数図であ
る。
ロスコープの図8の本発明に対応する測定回数図であ
る。
【図26】従来のランダム・ホールドオフによるオシロ
スコープの図8の本発明に対応する測定回数図である。
スコープの図8の本発明に対応する測定回数図である。
【図27】従来のランダム・ホールドオフによるオシロ
スコープの図9の本発明に対応する測定時間図である。
スコープの図9の本発明に対応する測定時間図である。
【図28】従来のランダム・ホールドオフによるオシロ
スコープの図9の本発明に対応するディザー量を大きく
した場合の測定時間図である。
スコープの図9の本発明に対応するディザー量を大きく
した場合の測定時間図である。
【図29】従来のランダム・ホールドオフによるオシロ
スコープの図9の本発明に対応するディザー量をさらに
大きくした場合の測定時間図である。
スコープの図9の本発明に対応するディザー量をさらに
大きくした場合の測定時間図である。
【図30】プリトリガ・アクイジション・プロセスとポ
ストトリガアクイジション・プロセスの動作を示すタイ
ム・チャートである。
ストトリガアクイジション・プロセスの動作を示すタイ
ム・チャートである。
1 被測定信号 2 サンプリング・クロック 3 トリガ 4 プロセッサ・クロック 11 サンプラ 12 A/D変換器 13 アクイジション・メモリ 14 同期回路 15,15B タイムベース 17 クロック計数回路 20 時間加算器 31 マイクロプロセッサ 32 波形メモリ 33 ディスプレイ 51 ホールド信号 52 同期信号 53 書き込み信号 54 ホールド信号 55 カウント・エンド 201 D/A変換器 202 ECLゲート 203 定電流源 204 キャパシタ 205 コンパータ 209 補数データ 230 クロック 231 分周器 232 カウンタ 233 Dフリップフロップ 239 データ A1 振幅 AMT 平均収録時間 ANd 平均収録回数 D1〜D6 データ H1 ホールドオフ・ポジション HO,HOC,HOH,HOL ホールド状態 HOF ホールドオフ状態 L レベル MT 測定データを得るために要した時間/TC の等分
数 Nd データ収録回数/TC の等分数 PR プリセット値 R 測定領域 SW のこぎり波 T1 〜T21 期間 TC サンプリング・ クロック周期 Tco 一定期間 Tcp コンスタント・ホールドオフの収録プロセスに要
する平均時間 Td 遅延時間 TK プロセッサ・クロック周期 Tm2 データ・トランスファの期間 Tm3 期間 TS 時間差 TSI 被測定信号周期 TT トリガ周期 TR 収録プロセスに要する平均時間のランダム・ホー
ルドオフとコンスタント・ホールドオフの比 t1〜t37,tho,tre 時点
数 Nd データ収録回数/TC の等分数 PR プリセット値 R 測定領域 SW のこぎり波 T1 〜T21 期間 TC サンプリング・ クロック周期 Tco 一定期間 Tcp コンスタント・ホールドオフの収録プロセスに要
する平均時間 Td 遅延時間 TK プロセッサ・クロック周期 Tm2 データ・トランスファの期間 Tm3 期間 TS 時間差 TSI 被測定信号周期 TT トリガ周期 TR 収録プロセスに要する平均時間のランダム・ホー
ルドオフとコンスタント・ホールドオフの比 t1〜t37,tho,tre 時点
Claims (8)
- 【請求項1】 サンプリング・クロック(2)で入力信
号の瞬時値をサンプリングして所定の収録期間にわたり
蓄積して出力するためのサンプリング処理(11,1
2,13,32)をし、 同期信号(52)を受けて(tre1)、所定の期間(T
2 −Td )後に前記入力信号に同期したトリガ(3)を
受け入れる準備信号(54)を出力し、前記同期信号
(52)とその直後(t1)の前記サンプリング・クロ
ック(2)との時間差(TS )を測定するタイムベース
処理(15)をし、 前記時間差(TS )と前記準備信号(54)と周期TC
の前記サンプリング・クロック(2)とを受けて前記準
備信号(54)の終了から前記トリガ(3)を受つけな
いホールド期間(T2 )の終了(tho2)および一定期
間(Tco)とから、遅延時間Td Td =TC −TS +Tco を求めて、前記所定の期間(T2 −Td )に加えて、前
記ホールド期間(T2 )を求めて、前記同期信号(5
2)の印加を受けたとき(tre1)から前記一定のホー
ルド期間(T2 )後(tho2)にトリガ(3)の受け入
れを拒否していたホールド信号(51)を終了せしめる
ホールドオフ処理(17,20)をし、 前記ホールド信号(51)の終了(tho2)を受けてホ
ールドオフ状態に(HOF)入った直後(tre2)に印
加された前記トリガ(3)により前記同期信号(52)
を出力する同期処理(14)をするランダム・サンプリ
ングのホールドオフ方法。 - 【請求項2】 前記ホールドオフ処理(17,20)
が、 前記準備信号(54)により傾斜波(202Q)を発生
し、前記傾斜波(202Q)と前記時間差(TS )に対
応したレベル(201)とを比較し(205)て、前記
傾斜波(202Q)と前記時間差(TS )に対応したレ
ベルとが等しくなったときに(tho)前記ホールドオフ
状態(HOF)を示すホールド信号(51)を得るよう
にしている請求項1のランダム・サンプリングのホール
ドオフ方法。 - 【請求項3】 前記ホールドオフ処理(17,20)
が、 前記時間差(TS )に対応した値をプリセットし(PR
=3)、前記準備信号(54)により前記プリセットし
た値(PR=3)から前記サンプリング・クロック
(2)の整数倍のくり返し周波数のカウンタ用クロック
(230)をカウントアップして所定数になった時(t
ho)に前記ホールドオフ状態(HOF)を示すホールド
信号(51)を得るようにしている請求項1のランダム
・サンプリングのホールドオフ方法。 - 【請求項4】 前記サンプリング処理(11,12,1
3,32)が、 前記入力信号の瞬時値を前記所定の収録期間にわたり第
1のメモリ(13)に収録蓄積し、前記時間差(TS )
にもとづく収納すべきアドレスに前記第1メモリ(1
3)の内容を転送して前記入力信号をサンプルした波形
を第2のメモリ(32)に蓄積するようにした請求項1
のランダム・サンプリングのホールドオフ方法。 - 【請求項5】 サンプリング・クロック(2)で入力信
号の瞬時値をサンプリングして所定の収録期間にわたり
蓄積して出力するためのサンプリング手段(11,1
2,13,32)と、 同期信号(52)を受けて(tre1)、所定の期間(T
2 −Td )後に前記入力信号に同期したトリガ(3)を
受け入れる準備信号(54)を出力し、前記同期信号
(52)とその直後(t1)の前記サンプリング・クロ
ック(2)との時間差(TS )を測定するタイムベース
手段(15)と、 前記時間差(TS )と前記準備信号(54)と周期TC
の前記サンプリング・クロック(2)とを受けて前記準
備信号(54)の終了から前記トリガ(3)を受つけな
いホールド期間(T2 )の終了(tho2)および一定期
間(Tco)とから、遅延時間Td Td =TC −TS +Tco を求めて、前記所定の期間(T2 −Td )に加えて、前
記ホールド期間(T2 )を求めて、前記同期信号(5
2)の印加を受けたとき(tre1)から前記一定のホー
ルド期間(T2 )後(tho2)にトリガ(3)の受け入
れを拒否していたホールド信号(51)を終了せしめる
ホールドオフ手段(17,20)と、 前記ホールド信号(51)の終了(tho2)を受けてホ
ールドオフ状態に(HOF)入った直後(tre2)に印
加された前記トリガ(3)により前記同期信号(52)
を出力する同期手段(14)とを含むランダム・サンプ
リングのホールドオフ回路。 - 【請求項6】 前記ホールドオフ手段(17,20)
が、 前記準備信号(54)により傾斜波(202Q)を発生
し、前記傾斜波(202Q)と前記時間差(TS )に対
応したレベル(201)とを比較し(205)て、前記
傾斜波(202Q)と前記時間差(TS )に対応したレ
ベルとが等しくなったときに(tho)前記ホールドオフ
状態(HOF)を示すホールド信号(51)を得るよう
に動作する請求項5のランダム・サンプリングのホール
ドオフ回路。 - 【請求項7】 前記ホールドオフ手段(17,20)
が、 前記時間差(TS )に対応した値をプリセットし(PR
=3)、前記準備信号(54)により前記プリセットし
た値(PR=3)から前記サンプリング・クロック
(2)の整数倍のくり返し周波数のカウンタ用クロック
(230)をカウントアップして所定数になった時(t
ho)に前記ホールドオフ状態(HOF)を示すホールド
信号(51)を得るようにしている請求項5のランダム
・サンプリングのホールドオフ回路。 - 【請求項8】 前記サンプリング手段(11,12,1
3,32)が、 前記入力信号の瞬時値を前記所定の収録期間にわたり収
録蓄積する第1のメモリ手段(13)と、 前記時間差(TS )にもとづく収納すべきアドレスに前
記第1メモリ手段(13)の内容を転送して前記入力信
号をサンプルした波形を蓄積するための第2のメモリ手
段(32)とを含んでいる請求項5のランダム・サンプ
リングのホールドオフ回路。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11620997A JPH10293140A (ja) | 1997-04-18 | 1997-04-18 | ランダム・サンプリングのホールドオフ方法と回路 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11620997A JPH10293140A (ja) | 1997-04-18 | 1997-04-18 | ランダム・サンプリングのホールドオフ方法と回路 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10293140A true JPH10293140A (ja) | 1998-11-04 |
Family
ID=14681548
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP11620997A Pending JPH10293140A (ja) | 1997-04-18 | 1997-04-18 | ランダム・サンプリングのホールドオフ方法と回路 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH10293140A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN120334654A (zh) * | 2025-06-20 | 2025-07-18 | 上海侨亨实业有限公司 | 一种电磁阀动作响应时间的过渡态多段采样测试方法 |
-
1997
- 1997-04-18 JP JP11620997A patent/JPH10293140A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN120334654A (zh) * | 2025-06-20 | 2025-07-18 | 上海侨亨实业有限公司 | 一种电磁阀动作响应时间的过渡态多段采样测试方法 |
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