JPH10293491A - 定着ローラ - Google Patents
定着ローラInfo
- Publication number
- JPH10293491A JPH10293491A JP10198397A JP10198397A JPH10293491A JP H10293491 A JPH10293491 A JP H10293491A JP 10198397 A JP10198397 A JP 10198397A JP 10198397 A JP10198397 A JP 10198397A JP H10293491 A JPH10293491 A JP H10293491A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- fixing roller
- layer
- heat generating
- electrodes
- heating
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
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- Fixing For Electrophotography (AREA)
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 本発明は、ローラ全表面にわたって良好な温
度分布を有する直接加熱方式の定着ローラを提供する。 【解決手段】 少なくとも基体と発熱層と離型層とを有
する定着ローラにおいて、前記発熱層が、正の抵抗温度
係数を有する物質からなり、且つローラ軸方向に電気的
に少なくとも3つ以上の奇数個の発熱部に分割されてお
り、それらの発熱部が電気的に並列に接続されている。
度分布を有する直接加熱方式の定着ローラを提供する。 【解決手段】 少なくとも基体と発熱層と離型層とを有
する定着ローラにおいて、前記発熱層が、正の抵抗温度
係数を有する物質からなり、且つローラ軸方向に電気的
に少なくとも3つ以上の奇数個の発熱部に分割されてお
り、それらの発熱部が電気的に並列に接続されている。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子写真複写機、
ファクシミリ、プリンタなどの、電子写真プロセスを利
用した画像形成装置に使用される定着装置のための定着
ローラに関する。
ファクシミリ、プリンタなどの、電子写真プロセスを利
用した画像形成装置に使用される定着装置のための定着
ローラに関する。
【0002】
【従来の技術】トナー画像の定着方法としては、加熱定
着方法、圧力定着方法、溶剤定着方法が知られている。
加熱定着方法は、トナーを熱によって溶解させ、用紙に
圧力をかけて固定させる方法で、広く採用されている。
加熱定着方法でも、最も一般的なのが金属ローラの内面
から、ハロゲンランプで加熱する方式のものである。と
ころが、当該方式のものは、輻射熱を利用するのでエネ
ルギーの変換効率が悪く、消費電力がかさみ、またウォ
ームアップ時間が長いという欠点がある。
着方法、圧力定着方法、溶剤定着方法が知られている。
加熱定着方法は、トナーを熱によって溶解させ、用紙に
圧力をかけて固定させる方法で、広く採用されている。
加熱定着方法でも、最も一般的なのが金属ローラの内面
から、ハロゲンランプで加熱する方式のものである。と
ころが、当該方式のものは、輻射熱を利用するのでエネ
ルギーの変換効率が悪く、消費電力がかさみ、またウォ
ームアップ時間が長いという欠点がある。
【0003】そこで、このような欠点を解決する手段の
一つとして、基体に発熱層を配置した、直接加熱方式の
定着ローラが提案されている。直接加熱方式の定着ロー
ラは、前記ハロゲンランプによる間接加熱方式と比較し
て、ウォームアップ時間が短く、消費電力が少ない等の
利点がある。しかし、紙幅が異なる数種類のコピー用紙
を通紙する場合、通紙部と非通紙部とで温度分布に差が
生じるという間接加熱方式と共通の不具合はさけられな
い。一般的に、定着ローラの中央部をコピー用紙が通過
するので、中央部の熱は紙に奪われる。一方、紙によっ
て熱がうばわれないローラ端部は、温度が高くなってし
まう(以下、端部温度上昇と呼ぶ)。通常、端部温度上
昇は幅の狭い紙を連続で通紙したときに起こる。端部温
度上昇が起こった状態で幅の広い紙を通紙すると、端部
が定着に適した以上の温度となってしまうため、オフセ
ットと呼ばれる画像不良が生じる。
一つとして、基体に発熱層を配置した、直接加熱方式の
定着ローラが提案されている。直接加熱方式の定着ロー
ラは、前記ハロゲンランプによる間接加熱方式と比較し
て、ウォームアップ時間が短く、消費電力が少ない等の
利点がある。しかし、紙幅が異なる数種類のコピー用紙
を通紙する場合、通紙部と非通紙部とで温度分布に差が
生じるという間接加熱方式と共通の不具合はさけられな
い。一般的に、定着ローラの中央部をコピー用紙が通過
するので、中央部の熱は紙に奪われる。一方、紙によっ
て熱がうばわれないローラ端部は、温度が高くなってし
まう(以下、端部温度上昇と呼ぶ)。通常、端部温度上
昇は幅の狭い紙を連続で通紙したときに起こる。端部温
度上昇が起こった状態で幅の広い紙を通紙すると、端部
が定着に適した以上の温度となってしまうため、オフセ
ットと呼ばれる画像不良が生じる。
【0004】上記不具合を解決する方法として、図4
(後述の比較例2)に示すように発熱層14と離型層1
1との間に熱伝導率の高い材料からなる層(均熱層)1
6を設けて熱の分布差を小さくする(例えば特開昭63
−63074)、あるいは発熱分布の異なる複数の発熱
層と電極を積層する等の方法がある。しかしながら、前
者の場合、熱の分布を均一にするためには均熱層を厚く
する必要がある。従って、熱容量が大きくなるため、均
熱層を設けない定着ローラと同程度のウォームアップ時
間を得るためには消費電力が大きくなる。消費電力を大
きくしなければ、ウォームアップに時間がかかってしま
う。一方、後者の場合にも、多層構造であるために構造
が厚くなり、同様に熱容量が大きくなってしまう。
(後述の比較例2)に示すように発熱層14と離型層1
1との間に熱伝導率の高い材料からなる層(均熱層)1
6を設けて熱の分布差を小さくする(例えば特開昭63
−63074)、あるいは発熱分布の異なる複数の発熱
層と電極を積層する等の方法がある。しかしながら、前
者の場合、熱の分布を均一にするためには均熱層を厚く
する必要がある。従って、熱容量が大きくなるため、均
熱層を設けない定着ローラと同程度のウォームアップ時
間を得るためには消費電力が大きくなる。消費電力を大
きくしなければ、ウォームアップに時間がかかってしま
う。一方、後者の場合にも、多層構造であるために構造
が厚くなり、同様に熱容量が大きくなってしまう。
【0005】また、それ以外に、図5に示すように、非
導電体(絶縁層)13によってローラ軸方向に分割され
た発熱層14および導電性を有する表面保護層17を順
次形成するとともに外周面に離型層を形成したローラに
おいて、分割されたそれぞれの発熱層部分に独立して電
力を供給する方法がある(特開平5−19657)。し
かし、この方法では、複数の摺動電極や複数の温度セン
サーが必要な上に、複雑な制御が必要となる。摺動電極
の数が多くなると、構造が複雑になり、また摺動電極同
士がショートしないようにするためにサイズが大型化す
る。また、摺動電極自体が高価なのでコストアップとな
る。
導電体(絶縁層)13によってローラ軸方向に分割され
た発熱層14および導電性を有する表面保護層17を順
次形成するとともに外周面に離型層を形成したローラに
おいて、分割されたそれぞれの発熱層部分に独立して電
力を供給する方法がある(特開平5−19657)。し
かし、この方法では、複数の摺動電極や複数の温度セン
サーが必要な上に、複雑な制御が必要となる。摺動電極
の数が多くなると、構造が複雑になり、また摺動電極同
士がショートしないようにするためにサイズが大型化す
る。また、摺動電極自体が高価なのでコストアップとな
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、以上の問題
点に鑑みたものであり、ローラ全表面にわたって良好な
温度分布を有する直接加熱方式の定着ローラを提供する
ことを目的とする。
点に鑑みたものであり、ローラ全表面にわたって良好な
温度分布を有する直接加熱方式の定着ローラを提供する
ことを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記課題は、少なくとも
基体と発熱層と離型層とを有する定着ローラにおいて、
前記発熱層が、正の抵抗温度係数を有する物質からな
り、且つローラ軸方向に電気的に少なくとも3つ以上の
奇数個の発熱部に分割されており、それらの発熱部が電
気的に並列に接続されていることを特徴とする定着ロー
ラによって解決される。
基体と発熱層と離型層とを有する定着ローラにおいて、
前記発熱層が、正の抵抗温度係数を有する物質からな
り、且つローラ軸方向に電気的に少なくとも3つ以上の
奇数個の発熱部に分割されており、それらの発熱部が電
気的に並列に接続されていることを特徴とする定着ロー
ラによって解決される。
【0008】
【発明の実施の形態】本発明の詳細を、図示の実施の形
態に基づいて説明する。図1は本発明の一例に係る定着
ローラの概略図である。図2は、図1に示す定着ローラ
の概略断面図である。定着ローラ1は、例えばアルミニ
ウム製の基体12の外周に離型層11を設け、且つ当該
基体11の内面に絶縁層13、発熱層14、電極15を
設けた構成となっている。本実施形態の場合には、発熱
層14は物理的に単一の層からなる。図2に示すように
例えば四ヶ所に電極を設け、適当に電極を電源に接続す
ることによって、当該発熱層14は、電気的に三つの発
熱部14a、14b、14cに分割されている。中央の
発熱部14b(電極15bと15cとの間の発熱部)の
抵抗をR1(Ω)、両端にある発熱部14a及び14c
(電極15aと15bとの間及び15cと15dとの間
の発熱部)の抵抗をそれぞれR2(Ω)とし、電極15
aと15c、及び15bと15dを接続すると、図2の
定着ローラには図6に示されるような電気回路が形成さ
れる。これは図7に示される並列回路と等価になる。す
なわち、三つの発熱部が並列に接続されたこととなる。
態に基づいて説明する。図1は本発明の一例に係る定着
ローラの概略図である。図2は、図1に示す定着ローラ
の概略断面図である。定着ローラ1は、例えばアルミニ
ウム製の基体12の外周に離型層11を設け、且つ当該
基体11の内面に絶縁層13、発熱層14、電極15を
設けた構成となっている。本実施形態の場合には、発熱
層14は物理的に単一の層からなる。図2に示すように
例えば四ヶ所に電極を設け、適当に電極を電源に接続す
ることによって、当該発熱層14は、電気的に三つの発
熱部14a、14b、14cに分割されている。中央の
発熱部14b(電極15bと15cとの間の発熱部)の
抵抗をR1(Ω)、両端にある発熱部14a及び14c
(電極15aと15bとの間及び15cと15dとの間
の発熱部)の抵抗をそれぞれR2(Ω)とし、電極15
aと15c、及び15bと15dを接続すると、図2の
定着ローラには図6に示されるような電気回路が形成さ
れる。これは図7に示される並列回路と等価になる。す
なわち、三つの発熱部が並列に接続されたこととなる。
【0009】本実施形態では、電極の配置と接続を適当
に選ぶことにより、単一層からなる発熱層を電気的に分
割してそれぞれの発熱部を電気的に並列に接続している
が、発熱層の電気的な分割の方法はこれだけに限らず、
例えば、特開平5−19657号公報で開示されている
ように、発熱部間に非導電体からなる部材を配置し、そ
れぞれの発熱部に二つずつの電極を設けることによっ
て、それらの発熱部を電気的に並列に接続する等の方法
も可能である。この場合にも、結果として形成される電
気回路は図7のようになる。その際、発熱部は奇数個で
あれば、もっと多くてもよく、通紙可能な用紙サイズに
対応して発熱部の幅等の配置を決定することが有利であ
る。発熱部のサイズの有利な選定については、後述する
実施例と比較例3との比較結果から明らかになる。
に選ぶことにより、単一層からなる発熱層を電気的に分
割してそれぞれの発熱部を電気的に並列に接続している
が、発熱層の電気的な分割の方法はこれだけに限らず、
例えば、特開平5−19657号公報で開示されている
ように、発熱部間に非導電体からなる部材を配置し、そ
れぞれの発熱部に二つずつの電極を設けることによっ
て、それらの発熱部を電気的に並列に接続する等の方法
も可能である。この場合にも、結果として形成される電
気回路は図7のようになる。その際、発熱部は奇数個で
あれば、もっと多くてもよく、通紙可能な用紙サイズに
対応して発熱部の幅等の配置を決定することが有利であ
る。発熱部のサイズの有利な選定については、後述する
実施例と比較例3との比較結果から明らかになる。
【0010】次に、上述のように構成された発熱層の作
用を、形成される並列回路に関連して説明する。発熱層
全体の抵抗R(Ω)は次のように表される:
用を、形成される並列回路に関連して説明する。発熱層
全体の抵抗R(Ω)は次のように表される:
【0011】
【数1】
【0012】これを変形すると、
【0013】
【数2】
【0014】となる。この回路に100Vの電流を流し
た時の発熱層全体の消費電力P(W)は、
た時の発熱層全体の消費電力P(W)は、
【0015】
【数3】
【0016】と表される。例えば発熱層全体の消費電力
を800Wとした場合、この式(式3)より、R1とR2
の関係は次のようになる:
を800Wとした場合、この式(式3)より、R1とR2
の関係は次のようになる:
【0017】
【数4】
【0018】この時のR1での消費電力P1は、
【0019】
【数5】
【0020】で表される。図8は発熱層全体の消費電力
が800Wの場合のR1とR2の関係、及び抵抗R1を有
する発熱部14bでの消費電力P1を表している。一定
電圧の場合、並列に接続された発熱部の抵抗R1、R2を
設定することによって発熱の分布を制御することができ
る。
が800Wの場合のR1とR2の関係、及び抵抗R1を有
する発熱部14bでの消費電力P1を表している。一定
電圧の場合、並列に接続された発熱部の抵抗R1、R2を
設定することによって発熱の分布を制御することができ
る。
【0021】発熱層は、抵抗温度係数が正(PTC特
性)の物質からなるので、端部温度上昇が生じた場合に
は、端部に位置する温度の上昇した発熱部の抵抗率は中
央部発熱部の抵抗率に比べて高くなる。このため、ロー
ラ温度が均一のときに比べて、端部温度上昇が起こった
ときには端部の発熱量の割合が減る。すなわち、ローラ
温度が均一になるように自己制御する。
性)の物質からなるので、端部温度上昇が生じた場合に
は、端部に位置する温度の上昇した発熱部の抵抗率は中
央部発熱部の抵抗率に比べて高くなる。このため、ロー
ラ温度が均一のときに比べて、端部温度上昇が起こった
ときには端部の発熱量の割合が減る。すなわち、ローラ
温度が均一になるように自己制御する。
【0022】また、配設された複数の電極の定着ローラ
の一方の軸方向端部側から数えて奇数番目の電極同士、
偶数番目の電極同士を接続すると、発熱層14の両端
部、すなわちそれぞれ最外側に位置する二つの電極から
電流を供給する並列回路を形成可能である。この場合、
摺動電極はこれら2ヶ所の電極だけでよく、従って、構
造の複雑化やコストの上昇を抑制できる。また、全ての
発熱部に同時に電気供給するので、複雑な制御も回避さ
れる。
の一方の軸方向端部側から数えて奇数番目の電極同士、
偶数番目の電極同士を接続すると、発熱層14の両端
部、すなわちそれぞれ最外側に位置する二つの電極から
電流を供給する並列回路を形成可能である。この場合、
摺動電極はこれら2ヶ所の電極だけでよく、従って、構
造の複雑化やコストの上昇を抑制できる。また、全ての
発熱部に同時に電気供給するので、複雑な制御も回避さ
れる。
【0023】以下に、本発明に係る一つの実施例と、従
来技術に係る比較例1、比較例2及び電極間隔の影響を
みるための比較例3との比較結果を示す。 実施例:図2のような構成の定着ローラを製作した。基
体12はφ30mmのアルミニウム合金、発熱層14には
ポリイミド樹脂内にSUS(ステンレス)を挟んだシー
トを用い、離型層11にはPFA樹脂を用いた。また、
基体をアルマイト処理して絶縁層13とした。発熱層1
4のローラ軸方向幅はA4縦幅(297mm)よりやや長
めの300mmとし、内側に位置する二つの電極15b、
15cの間の間隔はA4横幅(210mm)とした。ロー
ラ全体の消費電力を約800Wとするため、R1=1
7.5Ω、R2=91Ωに設定した。
来技術に係る比較例1、比較例2及び電極間隔の影響を
みるための比較例3との比較結果を示す。 実施例:図2のような構成の定着ローラを製作した。基
体12はφ30mmのアルミニウム合金、発熱層14には
ポリイミド樹脂内にSUS(ステンレス)を挟んだシー
トを用い、離型層11にはPFA樹脂を用いた。また、
基体をアルマイト処理して絶縁層13とした。発熱層1
4のローラ軸方向幅はA4縦幅(297mm)よりやや長
めの300mmとし、内側に位置する二つの電極15b、
15cの間の間隔はA4横幅(210mm)とした。ロー
ラ全体の消費電力を約800Wとするため、R1=1
7.5Ω、R2=91Ωに設定した。
【0024】上記構成の定着ローラでA4横幅の紙を連
続で通紙したところ、SUSは抵抗温度係数が正である
ため、端部の温度が中央に比べて高くなると、端部の抵
抗が増加し、その結果端部の発熱量が低下するため温度
分布の幅が小さくなった。ローラ中間部と両端部の表面
温度差は20℃以下であった。A4横幅の紙を連続で通
紙した後、A4縦幅の紙を通紙したが、オフセットは発
生しなかった。また、室温から180℃までのウォーム
アップ時間は13秒で図3に示した定着ローラ(比較例
1)と同等であった。 比較例1:図3に示したような発熱層14の両端に一つ
ずつの電極を配置した構成の定着ローラについて実施例
と同様の通紙試験を行ったところ、ウオームアップ時間
は13秒で同等であったが、ローラ中間部と両端部の表
面温度差は50℃であった。A4横幅の紙を連続で通紙
した後、A4縦幅の紙を通紙したところ、オフセットが
発生した。 比較例2:図4に示したような均熱層16を有する構成
の定着ローラについて実施例と同様の通紙試験を行っ
た。均熱層16には熱伝導率の高い銅を用いた。試験の
結果、ローラ中間部と両端部との表面温度差は30℃で
あった。ウォームアップ時間は40秒と長くかかった。
均熱層16の熱容量が大きいために時間がかかったと考
えられる。A4横幅の紙を連続で通紙した後、A4縦幅
の紙を通紙したところ、オフセットは発生しなかった。 比較例3:実施例と電極の位置以外は同様の定着ローラ
を作製した。発熱層の幅は同様に300mmであるが、内
側に位置する2つの電極15b、15c間の間隔は10
0mmとした。
続で通紙したところ、SUSは抵抗温度係数が正である
ため、端部の温度が中央に比べて高くなると、端部の抵
抗が増加し、その結果端部の発熱量が低下するため温度
分布の幅が小さくなった。ローラ中間部と両端部の表面
温度差は20℃以下であった。A4横幅の紙を連続で通
紙した後、A4縦幅の紙を通紙したが、オフセットは発
生しなかった。また、室温から180℃までのウォーム
アップ時間は13秒で図3に示した定着ローラ(比較例
1)と同等であった。 比較例1:図3に示したような発熱層14の両端に一つ
ずつの電極を配置した構成の定着ローラについて実施例
と同様の通紙試験を行ったところ、ウオームアップ時間
は13秒で同等であったが、ローラ中間部と両端部の表
面温度差は50℃であった。A4横幅の紙を連続で通紙
した後、A4縦幅の紙を通紙したところ、オフセットが
発生した。 比較例2:図4に示したような均熱層16を有する構成
の定着ローラについて実施例と同様の通紙試験を行っ
た。均熱層16には熱伝導率の高い銅を用いた。試験の
結果、ローラ中間部と両端部との表面温度差は30℃で
あった。ウォームアップ時間は40秒と長くかかった。
均熱層16の熱容量が大きいために時間がかかったと考
えられる。A4横幅の紙を連続で通紙した後、A4縦幅
の紙を通紙したところ、オフセットは発生しなかった。 比較例3:実施例と電極の位置以外は同様の定着ローラ
を作製した。発熱層の幅は同様に300mmであるが、内
側に位置する2つの電極15b、15c間の間隔は10
0mmとした。
【0025】上記構成の定着ローラでA4横幅の紙を連
続で通紙したところ、端部温度上昇が発生し、オフセッ
トが起こった。
続で通紙したところ、端部温度上昇が発生し、オフセッ
トが起こった。
【0026】
【発明の効果】請求項1に記載の定着ローラでは、発熱
層が、正の抵抗温度係数を有する物質からなり、且つロ
ーラ軸方向に電気的に少なくとも3つ以上の奇数個の発
熱部に分割されており、それらの発熱部が電気的に並列
に接続されているので、特別な装置を用いることなく端
部温度上昇を自己制御で低減し、ローラ表面温度分布を
均一にすることができる。また、請求項2に記載の定着
ローラでは、発熱層が物理的に単一の層からなり、当該
発熱層が4つ以上の偶数個の電極を設けることによって
電気的に分割されているので、製造コスト等が有利であ
る。
層が、正の抵抗温度係数を有する物質からなり、且つロ
ーラ軸方向に電気的に少なくとも3つ以上の奇数個の発
熱部に分割されており、それらの発熱部が電気的に並列
に接続されているので、特別な装置を用いることなく端
部温度上昇を自己制御で低減し、ローラ表面温度分布を
均一にすることができる。また、請求項2に記載の定着
ローラでは、発熱層が物理的に単一の層からなり、当該
発熱層が4つ以上の偶数個の電極を設けることによって
電気的に分割されているので、製造コスト等が有利であ
る。
【0027】請求項4に記載の定着ローラでは、発熱層
が有する電極のうち、一方の端部から数えて奇数番目に
ある電極を電源の一方の出力に接続し、偶数番目にある
電極をもう一方の出力に接続するので、ローラの端部に
給電部分の摺動電極を一組用いるだけで電流を供給する
ことができる。したがって、コストアップの原因となる
摺動電極の数を二つに限定することが可能であり、低コ
スト化の効果が得られる。
が有する電極のうち、一方の端部から数えて奇数番目に
ある電極を電源の一方の出力に接続し、偶数番目にある
電極をもう一方の出力に接続するので、ローラの端部に
給電部分の摺動電極を一組用いるだけで電流を供給する
ことができる。したがって、コストアップの原因となる
摺動電極の数を二つに限定することが可能であり、低コ
スト化の効果が得られる。
【0028】請求項5に記載の定着ローラでは、通紙幅
にほぼ相当する位置に電極が設けられているので、温度
が上がった部分の発熱量が低下して、ローラ表面温度を
均一にすることができる。特に、使用可能な用紙サイズ
それぞれの通紙幅に対応させて電極を設ければ、どの用
紙を使用する場合にも、用紙サイズに対して電極間隔が
狭すぎて端部温度上昇が生じる比較例3の場合のような
不都合を回避することもできる。
にほぼ相当する位置に電極が設けられているので、温度
が上がった部分の発熱量が低下して、ローラ表面温度を
均一にすることができる。特に、使用可能な用紙サイズ
それぞれの通紙幅に対応させて電極を設ければ、どの用
紙を使用する場合にも、用紙サイズに対して電極間隔が
狭すぎて端部温度上昇が生じる比較例3の場合のような
不都合を回避することもできる。
【図1】本発明の一例に係る定着ローラの概略図であ
る。
る。
【図2】図1に示す定着ローラの概略断面図である。
【図3】比較例1としての従来の定着ローラの概略断面
図である。
図である。
【図4】比較例2としての従来の定着ローラの概略断面
図である。
図である。
【図5】発熱層を絶縁層を用いて分割した定着ローラの
概略断面図である。
概略断面図である。
【図6】本発明に係る定着ローラの説明のための回路図
である。
である。
【図7】本発明に係る定着ローラの説明のための回路図
である。
である。
【図8】消費電力が800Wの場合の図2に示す定着ロ
ーラにおける発熱部の抵抗と中央発熱部の消費電力との
関係を表すグラフである。
ーラにおける発熱部の抵抗と中央発熱部の消費電力との
関係を表すグラフである。
1 定着ローラ 11 離型層 12 基体 13 絶縁層 14 発熱層(抵抗発熱体) 15 電極 16 均熱層 17 保護層 18 接続線
Claims (5)
- 【請求項1】 少なくとも基体と発熱層と離型層とを有
する定着ローラにおいて、前記発熱層が、正の抵抗温度
係数を有する物質からなり、且つローラ軸方向に電気的
に少なくとも3つ以上の奇数個の発熱部に分割されてお
り、それらの発熱部が電気的に並列に接続されているこ
とを特徴とする定着ローラ。 - 【請求項2】 前記発熱層が物理的に単一の層からな
り、当該発熱層が4つ以上の偶数個の電極を設けること
によって電気的に分割されていることを特徴とする、請
求項1に記載の定着ローラ。 - 【請求項3】 前記発熱層が、非導電体を配設すること
によって分割された奇数個の発熱部から構成されてお
り、それぞれの発熱部が二つの電極を有することを特徴
とする、請求項1に記載の定着ローラ。 - 【請求項4】 前記発熱層が有する電極のうち、発熱層
の一方のローラ軸方向端部側から数えて奇数番目にある
電極を電源の一方の出力に接続し、偶数番目にある電極
をもう一方の出力に接続することを特徴とする、請求項
1から3のいずれか一項に記載の定着ローラ。 - 【請求項5】 通紙幅両端部にほぼ相当する位置に電極
が設けられていることを特徴とする、請求項1から4の
いずれか一項に記載の定着ローラ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10198397A JPH10293491A (ja) | 1997-04-18 | 1997-04-18 | 定着ローラ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10198397A JPH10293491A (ja) | 1997-04-18 | 1997-04-18 | 定着ローラ |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10293491A true JPH10293491A (ja) | 1998-11-04 |
Family
ID=14315094
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP10198397A Pending JPH10293491A (ja) | 1997-04-18 | 1997-04-18 | 定着ローラ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH10293491A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US8055177B2 (en) | 2009-04-13 | 2011-11-08 | Samsung Electronics Co., Ltd. | Heating member including resistive heating layer and fusing device comprising the heating member |
-
1997
- 1997-04-18 JP JP10198397A patent/JPH10293491A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US8055177B2 (en) | 2009-04-13 | 2011-11-08 | Samsung Electronics Co., Ltd. | Heating member including resistive heating layer and fusing device comprising the heating member |
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