JPH10295051A - 永久磁石式同期モータ - Google Patents
永久磁石式同期モータInfo
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- JPH10295051A JPH10295051A JP9317120A JP31712097A JPH10295051A JP H10295051 A JPH10295051 A JP H10295051A JP 9317120 A JP9317120 A JP 9317120A JP 31712097 A JP31712097 A JP 31712097A JP H10295051 A JPH10295051 A JP H10295051A
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- H02—GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
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- H02K1/00—Details of the magnetic circuit
- H02K1/06—Details of the magnetic circuit characterised by the shape, form or construction
- H02K1/22—Rotating parts of the magnetic circuit
- H02K1/27—Rotor cores with permanent magnets
- H02K1/2706—Inner rotors
- H02K1/272—Inner rotors the magnetisation axis of the magnets being perpendicular to the rotor axis
- H02K1/274—Inner rotors the magnetisation axis of the magnets being perpendicular to the rotor axis the rotor consisting of two or more circumferentially positioned magnets
- H02K1/2753—Inner rotors the magnetisation axis of the magnets being perpendicular to the rotor axis the rotor consisting of two or more circumferentially positioned magnets the rotor consisting of magnets or groups of magnets arranged with alternating polarity
- H02K1/276—Magnets embedded in the magnetic core, e.g. interior permanent magnets [IPM]
-
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- H02K7/006—Structural association of a motor or generator with the drive train of a motor vehicle
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- Permanent Field Magnets Of Synchronous Machinery (AREA)
- Iron Core Of Rotating Electric Machines (AREA)
- Permanent Magnet Type Synchronous Machine (AREA)
Abstract
クを発生させるとともに、トルク振動が発生するのを抑
制する。 【解決手段】回転自在に配設され、円周方向における複
数箇所に穴12が形成されたロータ鉄心11と、前記穴
12に組み付けられた永久磁石13と、ステータ鉄心
と、該ステータ鉄心に配設されたコイルとを有する。そ
して、前記永久磁石13は、幅方向に延びる直線部2
5、該直線部25の両端に形成され、互いに近接する側
に向けて斜め外方に延びるテーパ部27、及び該両テー
パ部27間を結ぶ円弧部28を備え、かつ、前記穴12
の両端に形成され、互いに近接する側に向けて斜め外方
に延びる両テーパ部17によって支持される。ロータ1
0を回転させたときに、遠心力は穴12のテーパ部17
に加わるが、円弧部18には加わらない。
Description
ータに関するものである。
は、回転自在に支持されたロータ及び該ロータの周囲に
配設されたステータから成り、前記ロータは、ロータ鉄
心及び該ロータ鉄心の円周方向における複数箇所に配設
された永久磁石を、前記ステータは、ステータ鉄心及び
該ステータ鉄心の円周方向における複数箇所に配設され
たコイルをそれぞれ備える。
外周縁に露出させて配設した表面磁石型の永久磁石式同
期モータにおいては、永久磁石の比透磁率がほぼ1であ
るので、ステータ側からみた実質的なエアギャップ長
は、ステータとロータとの間のギャップと、永久磁石の
厚さとを加えたものになる。したがって、ステータの反
作用が小さくなり、弱め界磁制御を行うのが困難になっ
てしまう。
め込んだ内部磁石型の永久磁石式同期モータが提供され
ている(特開平8−107639号公報参照)。この場
合、ステータ側からみた実質的なエアギャップ長は、ス
テータとロータとの間のギャップと等しくなるので、ス
テータの反作用が大きくなり、弱め界磁制御を行うのが
容易になる。
磁石が配設され、q軸の磁路には永久磁石が配設されな
いので、円周方向における位置によって磁気抵抗が変化
し、q軸インダクタンスLqがd軸インダクタンスLd
より大きくなり、逆突極性を示す。したがって、適切な
d軸電流を流すことによって、前記永久磁石の磁束及び
q軸電流に基づいて発生させられるマグネットトルクの
ほかに、リラクタンストルクを発生させることができ、
トルクを発生させるために必要なq軸電流を少なくする
ことができる。
来の永久磁石式同期モータにおいては、高速で回転させ
たときに、永久磁石に生じる遠心力に対して十分な強度
を持つことができるように、ロータ鉄心の径方向におけ
る永久磁石より外方の部分の寸法を大きくする必要が生
じる。ところが、ロータ鉄心の径方向における永久磁石
より外方の部分の自重による遠心力と、永久磁石に生じ
る遠心力とが、ロータ鉄心の径方向における永久磁石の
端部より外方の比較的薄い部分に作用するので、ロータ
鉄心の強度が低くなってしまう。
磁石の端部より外方の部分の寸法を大きくすることが考
えられるが、その場合、磁束の漏れ量が多くなり、大き
いトルクを発生させることができなくなってしまうだけ
でなく、ギャップの磁束分布に歪(ひず)みが生じて、
磁束密度波形に高調波成分が生じ、トルク振動を発生さ
せてしまう。
タの問題点を解決して、ロータ鉄心の強度を高くし、か
つ、大きいトルクを発生させることができるとともに、
トルク振動が発生するのを抑制することができる永久磁
石式同期モータを提供することを目的とする。
久磁石式同期モータにおいては、回転自在に配設され、
円周方向における複数箇所に穴が形成されたロータ鉄心
と、前記穴に組み付けられた永久磁石と、ステータ鉄心
と、該ステータ鉄心に配設されたコイルとを有する。
直線部、該直線部の両端に形成され、互いに近接する側
に向けて斜め外方に延びるテーパ部、及び該両テーパ部
間を結ぶ円弧部を備え、かつ、前記穴の両端に形成さ
れ、互いに近接する側に向けて斜め外方に延びる両テー
パ部によって支持される。本発明の他の永久磁石式同期
モータにおいては、さらに、前記永久磁石の円弧部と前
記ロータ鉄心の円弧部との間に間隙(げき)が形成され
る。
おいては、さらに、前記永久磁石のテーパ部及び円弧部
が一方の極性に着磁され、永久磁石の直線部が他方の極
性に着磁される。本発明の更に他の永久磁石式同期モー
タにおいては、さらに、回転自在に配設され、ロータ鉄
心、及び該ロータ鉄心の外周縁の近傍に配設された永久
磁石を備えるロータと、該ロータの外周に配設され、ス
テータ鉄心、及び該ステータ鉄心に巻装されたコイルを
備えるステータとを有する。
屈曲部を境にして磁極端部において主磁極部と一体に形
成され、主磁極部と同じ極性に着磁された補極部を備
え、該補極部から流れ出る磁束によって前記磁極端部の
磁路が飽和させられる。本発明の更に他の永久磁石式同
期モータにおいては、さらに、前記補極部はテーパ部を
有する。
おいては、さらに、前記ロータ鉄心の円周方向における
複数箇所に、前記永久磁石に対応するテーパ部を備える
穴が形成され、前記永久磁石は前記各穴に組み付けら
れ、かつ、前記テーパ部によって支持される。本発明の
更に他の永久磁石式同期モータにおいては、さらに、前
記主磁極部の開角は、ステータ鉄心のスロットピッチの
約 n+1/2(nは整数) にされる。
て図面を参照しながら詳細に説明する。図2は本発明の
第1の実施の形態における永久磁石式同期モータの縦断
面図である。図において、111はモータアッセンブ
リ、14はモータケースであり、該モータケース14内
に永久磁石式同期モータ115が収容される。
状部分14a、及び該円筒状部分14aの一端を閉鎖し
て、密閉されたモータ収容室118を形成する蓋(ふ
た)部分14bから成る。また、前記円筒状部分14a
の外周面には複数のフィン24が形成される。そして、
前記円筒状部分14aの底部の中央、及び前記蓋部分1
4bの中央にはそれぞれ穴が形成され、該穴を貫通させ
てモータシャフト27が配設され、該モータシャフト2
7はベアリング29、30によって回転自在に支持され
る。また、前記蓋部分14bの穴に隣接させて凹部が形
成され、該凹部は蓋部材33によって閉鎖されることに
よりセンサ室34を形成する。
が配設され、該レゾルバ35は、前記モータシャフト2
7の回転に基づいて永久磁石式同期モータ115の磁極
の位置を検出する。すなわち、前記永久磁石式同期モー
タ115は、前記モータシャフト27の軸方向における
ほぼ中央に取り付けられ、該モータシャフト27と共に
回転させられるロータ10、及び前記円筒状部分14a
の円筒部の内周面において前記ロータ10と対向させて
固定されたステータ51を有し、該ステータ51はステ
ータ鉄心52、及び該ステータ鉄心52に巻装された3
相(U相、V相及びW相)のコイル39から成る。
いインバータにおいて発生させられた3相の交流電流を
供給することによって、ロータ10を回転させることが
できる。該ロータ10は、複数の電磁鋼板を積層した状
態でモータシャフト27に嵌(かん)合され、図示しな
いロータ鉄心、及び該ロータ鉄心の外周縁の近傍に配設
された永久磁石13を有する。該永久磁石13は、ロー
タ10の円周方向における複数箇所に等ピッチで配設さ
れるとともに、両端に配設されたストッパ56、57に
よって押さえられた状態で固定され、前記磁極を形成す
る。
ヤケース81が取り付けられ、前記円筒状部分14aの
底部とリヤケース81との間にトルク伝動室83が形成
される。そして、該トルク伝動室83には、前記モータ
シャフト27とスプライン嵌合させて同軸的にスリーブ
状の伝動軸161が配設され、該伝動軸161はベアリ
ング162、163によって回転自在に支持される。ま
た、前記伝動軸161と平行にカウンタシャフト84が
配設され、該カウンタシャフト84はベアリング64、
65によって回転自在に支持される。
イブギヤ87が、前記カウンタシャフト84にパーキン
グギヤ85及びカウンタドリブンギヤ88がそれぞれ固
定されるとともに、前記カウンタドライブギヤ87とカ
ウンタドリブンギヤ88とが噛(し)合させられる。ま
た、前記カウンタシャフト84に出力ギヤ89が配設さ
れ、該出力ギヤ89の回転がディファレンシャル装置9
0に伝達される。
リングギヤ91を備えるとともに、ベアリング79、8
0を介して回転自在に支持されたディファレンシャルケ
ース92、該ディファレンシャルケース92に固定され
たピニオン軸93、該ピニオン軸93に回転自在に支持
されたピニオン94、及び該ピニオン94と噛合する左
右のサイドギヤ95、96から成る。したがって、前記
ディファレンシャル装置90は、前記リングギヤ91に
伝達された回転を左右の駆動軸97、98に分割して伝
達する。
ついて説明する。図1は本発明の第1の実施の形態にお
けるロータの要部断面図、図3は本発明の第1の実施の
形態における永久磁石式同期モータの要部横断面図であ
る。図において、10は回転自在に配設されたロータ、
11はロータ鉄心であり、前記ロータ10の周囲にステ
ータ51が配設される。また、52はステータ鉄心、5
3は該ステータ鉄心52の円周方向における複数箇所に
おいてロータ10に向けて突出させて形成されたステー
タポールであり、前記ステータ鉄心52には、U相の巻
線61、V相の巻線62及びW相の巻線63から成るコ
イル39が配設される。そして、前記ロータ鉄心11の
円周方向における複数箇所、本実施の形態においては、
6箇所に、断面が「D」字状の穴12が形成され、該穴
12内に断面が「D」字状の永久磁石13が挿入され、
固定されることによって組み付けられる。
5、該直線部15の両端に形成された切込部16、該切
込部16から互いに近接する側に向けて斜め外方に延び
るテーパ部17、及び該両テーパ部17間を結び、ロー
タ鉄心11の外周縁とほぼ平行に延びる円弧部18から
成る。また、前記永久磁石13は穴12の形状に対応す
る形状を有し、接線方向に延びる直線部25、該直線部
25の両端に形成された立上部26、該立上部26から
互いに近接する側に向けて斜め外方に延びるテーパ部2
7、及び該両テーパ部27間を結び、ロータ鉄心11の
外周縁とほぼ平行に延びる円弧部28から成る。
入したとき、前記各テーパ部17、27が互いに当接
し、かつ、円弧部18、28間にわずかな間隙が形成さ
れるように、穴12及び永久磁石13の寸法が設定され
る。したがって、永久磁石13はテーパ部17によって
支持されることになり、ロータ10を回転させたときに
永久磁石13に遠心力が発生し、該遠心力は前記テーパ
部17に加わるが、円弧部18には加わらず、永久磁石
13を支持するのに寄与しないので、円弧部18が破損
するのを防止することができる。そして、各円弧部1
8、28間にわずかな間隙が形成されるので、円弧部1
8、28の面加工が容易になる。
ら互いに近接する側に傾斜させて形成されるので、テー
パ部17とロータ鉄心11の外周縁との間に十分な肉厚
を確保することができる。したがって、ロータ10を高
速で回転させ、大きい遠心力が前記テーパ部17に加わ
っても、テーパ部17が破損することはない。さらに、
切込部16とテーパ部17との間、及び該テーパ部17
と円弧部18との間に鈍角が形成されるので、応力集中
が発生するのを防止することができる。その結果、テー
パ部17の周囲のロータ鉄心11の強度を高くすること
ができる。
ける前記永久磁石13より外方において永久磁石13を
覆うので、永久磁石13の内部における欠陥、ロータ1
0の過剰回転等によって、永久磁石13が破損したり、
粉砕したりしたときに、破片が周囲に飛散するのを防止
する。この場合、円弧部18は永久磁石13を覆うだけ
の機能を備えれば十分であるので、円弧部18の径方向
の寸法を小さくすることができ、テーパ部17の径方向
の寸法を小さくすることができる。したがって、円弧部
18からの磁束の漏れ量を少なくすることができ、ステ
ータ51とロータ10との間のギャップを通る磁束の量
を多くすることができるので、永久磁石式同期モータ1
15(図2)によってその分大きいトルクを発生させる
ことができる。また、ギャップの磁束分布に生じる歪み
を極めて少なくすることができ、磁束密度波形に生じる
高調波成分を減少させ、トルク振動が発生するのを防止
することができる。
はロータ鉄心11が飽和し、前記円弧部18の磁束がテ
ーパ部17の近傍を通るのを抑制する。したがって、前
記円弧部18の磁束がロータ鉄心11において短絡する
のを抑制することができるので、ステータ51とロータ
10との間のギャップを通る磁束の量を更に多くするこ
とができる。その結果、モータトルクを大きくすること
ができる。
び円弧部28が一方の極性に着磁され、永久磁石13の
直線部25が他方の極性に着磁される。ところで、低ト
ルク領域において永久磁石式同期モータ115を駆動す
る場合のように、コイル39に流れる電流が少ないと、
前記円弧部18の磁束の一部は、ステータ鉄心52を通
らず、ロータ鉄心11を短絡する。そして、このこと
と、実質的なエアギャップ長が短くなり、磁気抵抗が小
さくなることとが作用して、逆起電圧が低くなるので、
電源電圧を高くすることなくロータ10の回転数を高く
することができる。したがって、弱め界磁制御を行うた
めのd軸電流をその分少なくすることができるので、永
久磁石式同期モータ115の効率を高くすることができ
る。
115を形成する場合、永久磁石13を着磁した後に永
久磁石13を穴12内に挿入しようとすると、永久磁石
13の磁力によって穴12が吸引されてしまい作業が極
めて困難になる。そこで、着磁する前の永久磁石13を
穴12に組み付けた後に、パルス磁場を発生させて永久
磁石13を着磁するようにしている。この場合、径方向
における前記円弧部18の寸法が小さいので、着磁が容
易になる。
5の特性及び従来の永久磁石式同期モータの特性につい
て説明する。図4は永久磁石式同期モータの第1の特性
比較図である。なお、図において、横軸に永久磁石式同
期モータの種類を、縦軸に出力トルクを採ってある。図
から分かるように、本発明の永久磁石式同期モータ11
5(図2)による出力トルクを100としたとき、従来
の永久磁石式同期モータによる出力トルクは80.7に
なる。なお、この場合、本発明の永久磁石式同期モータ
115における円弧部18(図1)の厚さ、及び従来の
永久磁石式同期モータにおけるロータ鉄心の外周縁と永
久磁石との間の厚さ、すなわち、磁極上部鉄心厚さは、
いずれも1.5〔mm〕とし、磁石の量を等しくし、同
一レベルの逆起電圧を発生させるようにした。
永久磁石式同期モータの第1の特性図である。なお、図
において、横軸に円弧部18(図1)の厚さを、縦軸に
出力トルクを採ってある。図から分かるように、本発明
の永久磁石式同期モータ115(図2)において、円弧
部18の厚さが0.5〔mm〕であるときの出力トルク
を100としたときに、円弧部18の厚さを0.75
〔mm〕、1〔mm〕、1.5〔mm〕にすると、出力
トルクはそれぞれ99.5、98.1、95、9にな
る。
比較図である。なお、図において、横軸に永久磁石式同
期モータ115(図2)の種類を、縦軸に逆起電圧を採
ってある。図から分かるように、本発明の永久磁石式同
期モータによる逆起電圧を100としたときに、従来の
永久磁石式同期モータによる逆起電圧は102.5にな
る。なお、この場合、本発明の永久磁石式同期モータ1
15における円弧部18(図1)の厚さ、及び従来の永
久磁石式同期モータにおける磁極上部鉄心厚さは、いず
れも1.5〔mm〕とし、磁石の量を等しくし、同一レ
ベルの逆起電圧を発生させるようにした。
永久磁石式同期モータの第2の特性図である。なお、図
において、横軸に円弧部18(図1)の厚さを、縦軸に
逆起電圧を採ってある。図から分かるように、本発明の
永久磁石式同期モータ115(図2)において、円弧部
18の厚さが0.5〔mm〕であるときの逆起電圧を1
00としたときに、円弧部18の厚さを0.75〔m
m〕、1〔mm〕、1.5〔mm〕にすると、逆起電圧
はそれぞれ97.3、94.7、89.2になる。
比較図である。なお、図において、横軸に永久磁石式同
期モータ115(図2)の種類を、縦軸に出力トルク/
逆起電圧を採ってある。図から分かるように、本発明の
永久磁石式同期モータ115による出力トルク/逆起電
圧を100としたときに、従来の永久磁石式同期モータ
による出力トルク/逆起電圧は78.7になる。この場
合、本発明の永久磁石式同期モータ115における円弧
部18(図1)の厚さ、及び従来の永久磁石式同期モー
タにおける磁極上部鉄心厚さは、いずれも1.5〔m
m〕とし、磁石の量を等しくし、同一レベルの逆起電圧
を発生させるようにした。
説明する。図9は本発明の第2の実施の形態におけるロ
ータの拡大図、図10は本発明の第2の実施の形態にお
ける磁束パターンを示す図、図11は本発明の第2の実
施の形態における磁束の量の比較図、図12は本発明の
第2の実施の形態におけるモータトルクの比較図であ
る。
とによって形成されたロータ鉄心、37はロータ、55
は永久磁石である。前記ロータ鉄心11には、前記永久
磁石55を収容し、保持するための穴12が形成され
る。前記永久磁石55は、ほぼ蒲鉾(かまぼこ)の形状
を有し、接線方向に延びる直線部55a、該直線部55
aの両端に形成された立上部55b、該立上部55bか
ら互いに近接する側に向けて斜め外方に延びるテーパ部
55c、及び該両テーパ部55c間を結び、ロータ鉄心
11の外周縁とほぼ平行に延びる円弧部55dから成
る。
との間に主磁極部44が、前記テーパ部55cと円弧部
55dとの隣接点である屈曲部を境に、磁極端部におい
て主磁極部44と併設させて、かつ、一体に補極部45
が形成され、前記主磁極部44及び補極部45はいずれ
も同じ極性に着磁させられる。本実施の形態において
は、前記テーパ部55c及び円弧部55dが一方の極性
に着磁され、前記直線部55aが他方の極性に着磁され
る。
し、接線方向に延びる直線部15、該直線部15の両端
に形成された切込部16、該切込部16から互いに近接
する側に向けて斜め外方に延びるテーパ部17、及び該
両テーパ部17間を結び、ロータ鉄心11の外周縁とほ
ぼ平行に延びる円弧部18から成る。そして、前記補極
部45が着磁されるので、補極部45によって発生させ
られた磁束がテーパ部55cからロータ鉄心11に向け
て、図示しないテーパ面に対してほぼ垂直の方向に流れ
出る。
端部の近傍、すなわち、補極部45の近傍において磁路
を一層飽和させることができる。その結果、磁極端部に
おいて磁束が短絡するのを防止することができ、図11
に示すように、ステータ51(図3)とロータ10との
間のギャップを通る磁束の量を、その分多くすることが
できるので、図12に示すように、モータトルクを大き
くすることができる。すなわち、補極部45が有る場合
の磁束の量を100としたとき、補極部45が無い場合
の磁束の量は95であり、補極部45が有る場合のモー
タトルクを100としたとき、補極部45が無い場合の
モータトルクは88である。
体に形成されるので、永久磁石式同期モータ115の構
造を簡素化することができるだけでなく、部品点数及び
組付工数を少なくすることができ、永久磁石式同期モー
タ115のコストを低くすることができる。そして、前
記補極部45が、前記テーパ部55cと円弧部55dと
の隣接点である屈曲部を境に形成されるので、補極部4
5におけるN極とS極との間の距離を短くすることがで
きる。したがって、補極部45における磁石の量を少な
くすることができるだけでなく、ロータ鉄心11の外周
面と補極部45との間の距離が長くなるので、磁路を十
分に飽和させることができる。
間距離を長くすることができるので、ロータ鉄心11の
強度を高くすることができる。ところで、前記永久磁石
55はテーパ部17によって支持されることになり、ロ
ータ10を回転させたときに永久磁石55に遠心力が発
生し、該遠心力は前記テーパ部17に加わるが、円弧部
18には加わらず、永久磁石55を支持するのに寄与し
ないので、円弧部18が破損するのを防止することがで
きる。そして、各円弧部18、55d間にわずかな間隙
が形成されるので、円弧部18、55dの面加工が容易
になる。
ら互いに近接する側に傾斜させて形成されるので、テー
パ部17とロータ鉄心11の外周縁との間に十分な肉厚
を確保することができる。したがって、ロータ10を高
速で回転させ、大きい遠心力が前記テーパ部17に加わ
っても、テーパ部17が破損することはない。さらに、
切込部16とテーパ部17との間、及び該テーパ部17
と円弧部18との間に鈍角が形成されるので、応力集中
が発生するのを防止することができる。その結果、テー
パ部17の周囲のロータ鉄心11の強度を高くすること
ができる。
ける前記永久磁石55より外方において永久磁石55を
覆うので、永久磁石55の内部における欠陥、ロータ1
0の過剰回転等によって、永久磁石55が破損したり、
粉砕したりしたときに、破片が周囲に飛散するのを防止
する。この場合、円弧部18は永久磁石55を覆うだけ
の機能を備えれば十分であるので、円弧部18の径方向
の寸法を小さくすることができ、テーパ部17の径方向
の寸法を小さくすることができる。したがって、円弧部
18からの磁束の漏れ量を少なくすることができ、ステ
ータ51とロータ10との間のギャップを通る磁束の量
を多くすることができるので、永久磁石式同期モータ1
15(図2)によってその分大きいトルクを発生させる
ことができる。また、ギャップの磁束分布に生じる歪み
を極めて少なくすることができ、磁束密度波形に生じる
高調波成分を減少させ、トルク振動が発生するのを防止
することができる。
式同期モータ115を駆動する場合のように、コイル3
9に流れる電流が少ないと、前記円弧部18の磁束の一
部は、ステータ鉄心52を通らず、ロータ鉄心11を短
絡する。そして、このことと、実質的なエアギャップ長
が短くなり、磁気抵抗が小さくなることとが作用して、
逆起電圧が低くなるので、電源電圧を高くすることなく
ロータ10の回転数を高くすることができる。したがっ
て、弱め界磁制御を行うためのd軸電流をその分少なく
することができるので、永久磁石式同期モータ115の
効率を高くすることができる。
115を形成する場合、永久磁石55を着磁した後に永
久磁石55を穴12内に挿入しようとすると、永久磁石
55の磁力によって穴12が吸引されてしまい作業が極
めて困難になる。そこで、着磁する前の永久磁石55を
穴12に組み付けた後に、パルス磁場を発生させて永久
磁石55を着磁するようにしている。この場合、径方向
における前記円弧部18の寸法が小さいので、着磁が容
易になる。
し、ステータ鉄心52の各ステータポール53のピッ
チ、すなわち、スロットピッチをpとすると、開角θ
は、 θ≒(n+1/2)・p (nは整数)にされる。
テータ51に対してどの位置に置かれても、主磁極部4
4と対向するステータ鉄心52の各ステータポール53
間のスロットの数が、常にnになり、一定になる。した
がって、コギングトルクが発生するのを抑制し、振動が
発生するのを抑制することができる。なお、本発明は前
記実施の形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨
に基づいて種々変形することが可能であり、それらを本
発明の範囲から排除するものではない。
れば、永久磁石式同期モータにおいては、回転自在に配
設され、円周方向における複数箇所に穴が形成されたロ
ータ鉄心と、前記穴に組み付けられた永久磁石と、ステ
ータ鉄心と、該ステータ鉄心に配設されたコイルとを有
する。
直線部、該直線部の両端に形成され、互いに近接する側
に向けて斜め外方に延びるテーパ部、及び該両テーパ部
間を結ぶ円弧部を備え、かつ、前記穴の両端に形成さ
れ、互いに近接する側に向けて斜め外方に延びる両テー
パ部によって支持される。この場合、永久磁石はテーパ
部によって支持されることになり、ロータを回転させた
ときに永久磁石に遠心力が発生し、該遠心力は穴のテー
パ部に加わるが、円弧部には加わらず、永久磁石を支持
するのに寄与しないので、円弧部が破損するのを防止す
ることができる。
互いに近接する側に傾斜させて形成されるので、テーパ
部とロータ鉄心の外周縁との間に十分な肉厚を確保する
ことができる。したがって、ロータを高速で回転させ、
大きい遠心力が前記テーパ部に加わっても、テーパ部が
破損することはない。さらに、テーパ部と円弧部との間
に鈍角が形成されるので、応力集中が発生するのを防止
することができる。その結果、テーパ部の周囲のロータ
鉄心の強度を高くすることができる。
記永久磁石より外方において永久磁石を覆うので、永久
磁石の内部における欠陥、ロータの過剰回転等によっ
て、永久磁石が破損したり、粉砕したりしたときに、破
片が周囲に飛散するのを防止する。この場合、円弧部は
永久磁石を覆うだけの機能を備えれば十分であるので、
円弧部の径方向の寸法を小さくすることができ、テーパ
部の径方向の寸法を小さくすることもできる。したがっ
て、円弧部からの磁束の漏れ量を少なくすることがで
き、ステータとロータとの間のギャップを通る磁束の量
を多くすることができるので、永久磁石式同期モータに
よってその分大きいトルクを発生させることができる。
また、ギャップの磁束分布に生じる歪みを極めて少なく
することができ、磁束密度波形に生じる高調波成分を減
少させ、トルク振動が発生するのを抑制することができ
る。
ロータ鉄心が飽和し、前記円弧部の磁束がテーパ部の近
傍を通るのを抑制する。したがって、前記円弧部の磁束
がロータ鉄心において短絡するのを抑制することができ
るので、ステータとロータとの間のギャップを通る磁束
の量を更に多くすることができる。また、低トルク領域
において永久磁石式同期モータを駆動する場合のよう
に、コイルに流れる電流が少ないと、前記円弧部の磁束
の一部は、ステータ鉄心を通らず、ロータ鉄心を短絡す
る。そして、このことと、実質的なエアギャップ長が短
くなり、磁気抵抗が小さくなることとが作用して、逆起
電圧が低くなるので、電源電圧を高くすることなくロー
タの回転数を高くすることができる。したがって、弱め
界磁制御を行うためのd軸電流をその分少なくすること
ができるので、効率を高くすることができる。
が小さいので、永久磁石の着磁が容易になる。本発明の
他の永久磁石式同期モータにおいては、さらに、前記永
久磁石の円弧部と前記ロータ鉄心の円弧部との間に間隙
が形成される。この場合、前記永久磁石の円弧部と前記
ロータ鉄心の円弧部との間に間隙が形成されるので、各
円弧部の面加工が容易になる。
おいては、さらに、前記永久磁石のテーパ部及び円弧部
が一方の極性に着磁され、永久磁石の直線部が他方の極
性に着磁される。この場合、前記テーパ部の近傍におい
ては、ロータ鉄心が飽和し、前記円弧部の磁束がテーパ
部の近傍を通るのを抑制する。したがって、前記円弧部
の磁束がロータ鉄心において短絡するのを抑制すること
ができるので、ステータとロータとの間のギャップを通
る磁束の量を更に多くすることができる。その結果、モ
ータトルクを大きくすることができる。
おいては、回転自在に配設され、ロータ鉄心、及び該ロ
ータ鉄心の外周縁の近傍に配設された永久磁石を備える
ロータと、該ロータの外周に配設され、ステータ鉄心、
及び該ステータ鉄心に巻装されたコイルを備えるステー
タとを有する。そして、前記永久磁石は、主磁極部、及
び屈曲部を境にして磁極端部において主磁極部と一体に
形成され、主磁極部と同じ極性に着磁された補極部を備
え、該補極部から流れ出る磁束によって前記磁極端部の
磁路が飽和させられる。
部によって発生させられた磁束がロータ鉄心に流れ出
る。したがって、ロータ鉄心における磁極端部の近傍に
おいて磁路を飽和させることができる。その結果、磁極
端部において磁束が短絡するのを防止することができ、
ステータとロータとの間のギャップを通る磁束の量をそ
の分多くすることができるので、モータトルクを大きく
することができる。
れるので、永久磁石式同期モータの構造を簡素化するこ
とができるだけでなく、部品点数及び組付工数を少なく
することができ、永久磁石式同期モータのコストを低く
することができる。そして、前記補極部が前記屈曲部を
境に形成されるので、補極部におけるN極とS極との間
の距離を短くすることができる。したがって、補極部に
おける磁石の量を少なくすることができるだけでなく、
ロータ鉄心の外周面と補極部との間の距離が長くなるの
で、磁路を十分に飽和させることができる。
離を長くすることができるので、ロータ鉄心の強度を高
くすることができる。本発明の更に他の永久磁石式同期
モータにおいては、さらに、前記補極部はテーパ部を有
する。この場合、前記補極部が着磁されるので、補極部
によって発生させられた磁束がテーパ部からロータ鉄心
にほぼ垂直の方向に流れ出る。したがって、ロータ鉄心
における磁極端部の近傍において磁路を一層飽和させる
ことができる。その結果、磁極端部において磁束が短絡
するのを防止することができ、ステータとロータとの間
のギャップを通る磁束の量をその分多くすることができ
るので、モータトルクを大きくすることができる。
おいては、さらに、前記ロータ鉄心の円周方向における
複数箇所に、前記永久磁石に対応するテーパ部を備える
穴が形成され、前記永久磁石は前記各穴に組み付けら
れ、かつ、前記テーパ部によって支持される。この場
合、ロータを回転させたときに永久磁石に遠心力が発生
し、該遠心力は穴のテーパ部に加わるが、円弧部には加
わらず、永久磁石を支持するのに寄与しない。したがっ
て、前記円弧部が破損するのを防止することができる。
間に十分な肉厚を確保することができるので、ロータを
高速で回転させ、大きい遠心力が前記テーパ部に加わっ
ても、テーパ部が破損することはない。さらに、テーパ
部と円弧部との間に鈍角が形成されるので、応力集中が
発生するのを防止することができる。その結果、テーパ
部の周囲のロータ鉄心の強度を高くすることができる。
記永久磁石より外方において永久磁石を覆うので、永久
磁石の内部における欠陥、ロータの過剰回転等によっ
て、永久磁石が破損したり、粉砕したりしたときに、破
片が周囲に飛散するのを防止する。この場合、円弧部は
永久磁石を覆うだけの機能を備えれば十分であるので、
円弧部の径方向の寸法を小さくすることができ、テーパ
部の径方向の寸法を小さくすることもできる。したがっ
て、円弧部からの磁束の漏れ量を少なくすることがで
き、ステータとロータとの間のギャップを通る磁束の量
を多くすることができるので、永久磁石式同期モータに
よってその分大きいトルクを発生させることができる。
また、ギャップの磁束分布に生じる歪みを極めて少なく
することができ、磁束密度波形に生じる高調波成分を減
少させ、トルク振動が発生するのを抑制することができ
る。
期モータを駆動する場合のように、コイルに流れる電流
が少ないと、前記円弧部の磁束の一部は、ステータ鉄心
を通らず、ロータ鉄心を短絡する。そして、このこと
と、実質的なエアギャップ長が短くなり、磁気抵抗が小
さくなることとが作用して、逆起電圧が低くなるので、
電源電圧を高くすることなくロータの回転数を高くする
ことができる。したがって、弱め界磁制御を行うための
d軸電流をその分少なくすることができるので、効率を
高くすることができる。
が小さいので、永久磁石の着磁が容易になる。本発明の
更に他の永久磁石式同期モータにおいては、さらに、前
記主磁極部の開角は、ステータ鉄心のスロットピッチの
約 n+1/2(nは整数) にされる。
タに対してどの位置に置かれても、主磁極部と対向する
ステータ鉄心のスロットの数が、常にnになり、一定に
なる。したがって、コギングトルクが発生するのを抑制
し、振動が発生するのを抑制することができる。
部断面図である。
同期モータの縦断面図である。
同期モータの要部横断面図である。
る。
同期モータの第1の特性図である。
る。
同期モータの第2の特性図である。
る。
大図である。
ーンを示す図である。
の比較図である。
ルクの比較図である。
Claims (7)
- 【請求項1】 回転自在に配設され、円周方向における
複数箇所に穴が形成されたロータ鉄心と、前記穴に組み
付けられた永久磁石と、ステータ鉄心と、該ステータ鉄
心に配設されたコイルとを有するとともに、前記永久磁
石は、幅方向に延びる直線部、該直線部の両端に形成さ
れ、互いに近接する側に向けて斜め外方に延びるテーパ
部、及び該両テーパ部間を結ぶ円弧部を備え、かつ、前
記穴の両端に形成され、互いに近接する側に向けて斜め
外方に延びる両テーパ部によって支持されることを特徴
とする永久磁石式同期モータ。 - 【請求項2】 前記永久磁石の円弧部と前記ロータ鉄心
の円弧部との間に間隙が形成される請求項1に記載の永
久磁石式同期モータ。 - 【請求項3】 前記永久磁石のテーパ部及び円弧部が一
方の極性に着磁され、永久磁石の直線部が他方の極性に
着磁される請求項1又は2に記載の永久磁石式同期モー
タ。 - 【請求項4】 回転自在に配設され、ロータ鉄心、及び
該ロータ鉄心の外周縁の近傍に配設された永久磁石を備
えるロータと、該ロータの外周に配設され、ステータ鉄
心、及び該ステータ鉄心に巻装されたコイルを備えるス
テータとを有するとともに、前記永久磁石は、主磁極
部、及び屈曲部を境にして磁極端部において主磁極部と
一体に形成され、主磁極部と同じ極性に着磁された補極
部を備え、該補極部から流れ出る磁束によって前記磁極
端部の磁路が飽和させられることを特徴とする永久磁石
式同期モータ。 - 【請求項5】 前記補極部はテーパ部を有する請求項4
に記載の永久磁石式同期モータ。 - 【請求項6】 前記ロータ鉄心の円周方向における複数
箇所に、前記永久磁石に対応するテーパ部を備える穴が
形成され、前記永久磁石は前記各穴に組み付けられ、か
つ、前記テーパ部によって支持される請求項4又は5に
記載の永久磁石式同期モータ。 - 【請求項7】 前記主磁極部の開角は、ステータ鉄心の
スロットピッチの約 n+1/2(nは整数) にされる請求項4〜6のいずれか1項に記載の永久磁石
式同期モータ。
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