JPH10295196A - 施設農業用カーテン - Google Patents

施設農業用カーテン

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JPH10295196A
JPH10295196A JP9118815A JP11881597A JPH10295196A JP H10295196 A JPH10295196 A JP H10295196A JP 9118815 A JP9118815 A JP 9118815A JP 11881597 A JP11881597 A JP 11881597A JP H10295196 A JPH10295196 A JP H10295196A
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JP
Japan
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curtain
application
facility
facility agriculture
nonwoven fabric
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JP9118815A
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English (en)
Inventor
Shoichi Ishimoto
正一 石本
Junzo Tsujimoto
純三 辻本
Kunihiko Tsunoda
邦彦 角田
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ISHIMOTO NOUGIKEN KK
Mikado Chemical MFG Co
Original Assignee
ISHIMOTO NOUGIKEN KK
Mikado Chemical MFG Co
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    • Y02ATECHNOLOGIES FOR ADAPTATION TO CLIMATE CHANGE
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  • Greenhouses (AREA)
  • Treatments For Attaching Organic Compounds To Fibrous Goods (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】ハウスの外張被覆材内面からハウス内の農業用
カーテン上に落下した凝縮水をその場所又は近傍から瞬
時にカーテン下方に排出し、金魚鉢現象を解消するのみ
ならず、夜間の保温性を保持し、しかも耐久性も向上し
た施設農業用カーテンを提供すること。 【解決手段】本発明の施設農業用カーテンは、不透水性
の不織布シート1を用いた施設農業用カーテンにおい
て、該シート1の上面及び又は下面に親水性塗布液の塗
布部位2を分散して複数存在させてなることを特徴と
し、好ましくは、不織布シート1が、フラッシュ紡糸法
により形成され、坪量20〜100g/m2、可視光線(波
長400〜700nm)の反射率60%以上、可視光線の
透過率20%以下、通気性(JIS P 8117のガーレー法に
よる透気度)10〜 500秒/100ccであることを
特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、不織布シートを用
いた施設農業用カーテンに関し、詳しくは遮光性、通気
性に優れ、シートが伸びることなくシート上面に溜った
水を排出可能でありかつシート下面からの熱逃げを防止
する施設農業用カーテンに関する。
【0002】
【従来の技術】施設農業用カーテン、特にハウス内で用
いられる遮光カーテンは、昼間の強力な太陽光線と熱を
遮光する遮光性と、夜間にハウス内の温度を逃さず保温
する保温性が求められている。
【0003】従来、このような施設農業用カーテンとし
て、白色、黒色、銀色等に着色した熱可塑性樹脂フィル
ムが用いられていた。しかし、かかる熱可塑性樹脂フィ
ルムは保温性には優れているが、通気性、透湿性に欠け
るため、日中にハウス内の温度が過度に上昇してしまう
ことを防止できないという問題があった。
【0004】このため通気性、透湿性に優れた不透水性
の農業用のカーテンとして、実開平6−64445号
に、フラッシュ紡糸法による不織布シートを用いる例が
開示されている。フラッシュ紡糸法による不織布シート
は、高い反射と遮光効果を有し、しかも通気性、透湿
性、保温性を有するため、日中にハウス内の気温を過度
に上昇することを防止し、かつ夜間には保温することが
可能である。
【0005】一方、施設農業用のハウスにおいては、内
外の気温差によってハウス内水蒸気が冷たいハウス外張
被覆材(例えばプラスチックフィルム等)の内面に凝縮
して付着し、この凝縮水が施設内のカーテンの上に落下
し、そのためにカーテン上に大きな水たまりができ、水
の重みにより、所謂金魚鉢現象と呼ばれる現象が生じる
ことが知られている。
【0006】施設農業用カーテンは、日照や温湿度調節
等の必要から日常的に開閉しているが、金魚鉢現象が見
られると、施設農業用カーテンの開閉を困難にし作業性
が非常に悪くなる。また施設農業用カーテンが上記の不
織布であっても、水分の重さに耐え切れずに施設農業用
カーテンが破れることがあり、その際には農作物に損害
を与えるという問題がある。
【0007】そこで、本発明者は、不織布製の農業用カ
ーテンにスリットを設けて、所謂金魚鉢現象を解消する
ことを検討したが、スリットの開口状態をコントロール
する上で課題があることが判明した。
【0008】即ち、当該カーテンを好ましい状態に展張
してやれば、スリットは閉じた状態になり、ここに一定
量の水が滞ると、自重により水膜が破れ、カーテン上の
滞留水が落下していく。しかし、実際には、多数のスリ
ットを閉じた状態に展張するのは大変難しく、しかもカ
ーテンを毎日開閉していると、スリットが開いた状態に
なり、最も大切なカーテン機能の1つである夜間の保温
性が低下してしまう。更にカーテンの開閉を繰り返して
いると、スリット部からの破れも多くなり、これも保温
性低下を助長し、カーテンの耐久性も短くなり、経済的
にも問題を生じる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、ハウスの外
張被覆材内面からハウス内の農業用カーテン上に落下し
た凝縮水をその場所又は近傍から瞬時にカーテン下方に
排出し、金魚鉢現象を解消するのみならず、夜間の保温
性を保持し、しかも耐久性も向上した施設農業用カーテ
ンを提供することを課題とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決する本発
明に係る施設農業用カーテンは、不透水性の不織布シー
トを用いた施設農業用カーテンにおいて、該シートの上
面及び又は下面に親水性塗布液の塗布部位を分散して複
数存在させてなることを特徴とする。
【0011】本発明において、好ましい態様としては、 (1) 不織布シートが、フラッシュ紡糸法により形成さ
れ、坪量20〜100g/m2、可視光線(波長400〜7
00nm)の反射率60%以上、可視光線の透過率20%
以下、通気性(JIS P 8117のガーレー法による透気度)
10〜500秒/100ccであること (2) 複数の塗布部位の各々の形状が、円形、角形、曲が
っていてもよい連続又は不連続の線形もしくは幅広線形
から選ばれる少なくとも1種であること (3) 複数の塗布部位の各々の形状が、円形及び又は角形
であり、該塗布部位の各々の面積が、1mm2 〜20c
2 であり、かつ該塗布部位の各々の間隔が1〜30c
mであること (4) 複数の塗布部位の各々の形状が、曲がっていてもよ
い連続又は不連続の線形もしくは幅広線形であり、該塗
布部位の各々の間隔が1〜30cmであること (5) 親水性塗布液が無機親水性コロイド物質と親水性有
機化合物を主成分とすることである。
【0012】
【発明の実施の形態】本発明の施設農業用カーテンは遮
光を必要とする場所であれば広く多用でき、農業用ハウ
スの外張り材、ハウス内の遮光カーテン、トンネル栽
培、マルチ栽培その他作物の栽培以外にも広く使用でき
る。特に好ましくは、ハウス内の遮光カーテンとして使
用することである。
【0013】本発明の施設農業用カーテンは、不透水性
の不織布シートを用いて形成されたものであり、かかる
不織布シートとしては、フラッシュ紡糸法により形成さ
れ、坪量、可視光線の反射率と透過率、通気性に関する
特性が規定されたものが好ましく用いられる。
【0014】フラッシュ紡糸法により形成された不織布
は、他の製造方法、例えば加熱流体ジェットを利用する
メルトブロー法や、圧縮空気流を利用するスパンボンド
法等によって形成された不織布と比較して、高密度であ
り、このため施設農業用のカーテンとして要求される耐
久性、耐水性、不透明性、通気性及び透湿性等において
優れ、強度保持にも優れている。
【0015】本発明において好ましいシートの強度とし
てはJIS L 1906による引張強度が2〜100kgfの範囲
である。
【0016】本発明に用いられる不織布は、坪量が20
〜100g/m2の範囲にあるものが好ましく、この範囲に
あると、不織布シートとしての強度を保持でき、所謂
「腰のある」シートが得られ、また高い反射率や通気性
及び透湿性の付与に好ましく、コスト的にも好ましい。
特に好ましい坪量は40〜80g/m2の範囲である。
【0017】また本発明に用いられる不織布は、可視光
線(波長400〜700nm)の反射率が60%以上、透
過率20%以下のものが好ましい。
【0018】可視光線の反射率が60%以上であると、
施設農業用カーテン下の気温を30℃以下に保つことが
でき、より好ましい反射率は75〜100%である。更
に可視光線の透過率が20%以下であると、昼間の強力
な太陽光線から作物を保護し、弱光下で栽培管理する作
物の育成に好ましい環境を与えることができ、更に気温
を下げる点でも有効である。好ましい透過率は10%以
下である。
【0019】本発明において、可視光線の反射率と透過
率は日立分光光度計U-3210型(積分球式)で測定した値
を意味している。
【0020】更に本発明に用いられる不織布は、通気性
(JIS P 8117のガーレー法による透気度)が10〜50
0秒/100ccの範囲にあることが好ましく、この範囲
であると、不織布シート自体の強度を保持でき、高反射
率を維持する上で好ましい。また水分蒸発による放熱効
果も期待できる。好ましい通気性は50〜100秒/cc
である。
【0021】本発明に用いられる不織布の素材は熱可塑
性樹脂が好ましく用いられ、例えばポリエチレン(特に
高密度ポリエチレン)、ポリプロピレン、ポリエステ
ル、ポリアミド等およびこれらの共重合体等の熱可塑性
樹脂を用いることができる。これらの樹脂は単独で、ま
たは混合して使用することができる。強度、耐久性、価
格の点では高密度ポリエチレンが望ましく、高密度ポリ
エチレンに耐候安定剤(光安定剤、紫外線吸収剤等)を
添加すると耐久性を向上させるので好ましい。
【0022】不織布の繊維の太さは特に限定されない
が、反射率を向上させるには出来るだけ細い方がよい。
一般的には0.1〜10μm程度、望ましくは0.1〜
0.5μm程度が適当である。
【0023】本発明の施設農業用カーテンは、不織布シ
ートの上面又は下面、上面及び下面に親水性塗布液の塗
布部位を分散して複数存在させてなるものであり、分散
して複数存在させるというのは、不織布シートの全面に
親水性塗布液を塗布するのを排除する意味である。前述
の熱可塑性樹脂を用いた不織布シートは元来疎水性であ
り親水性ではないが、透水性を目的として、全面に親水
性塗布液を塗布して親水処理することも考えられる。し
かし、全面に塗布すると、カーテン上に落下した水はカ
ーテン全体にしみ込んでいき、カーテンの下に排出する
位置は特定されず、部分的に集水して、従来の金魚鉢現
象で問題となっているのと同じ現象を引き起こしてしま
う。
【0024】さらに全面に親水処理をすると、落下水は
特定部位に長時間滞留しなくても、いつもカーテン全体
を濡らした状態のままとしてしまい、カーテンが重くな
り、カーテンの開閉が非常にやりずらくなる。自動開閉
式にしても駆動モーター電力が増加する難点がある。
【0025】またカーテン展張時はカーテン全面が濡れ
ていると、不織布としての通気性が低下し、カーテン内
部を過湿環境にしてしまい、栽培条件を悪くしてしま
う。
【0026】更に不織布繊維が空気中(乾燥時)から水
中(濡れた状態)環境に置かれることで、その乱反射力
が低下し、カーテンの反射性が低下する。
【0027】本発明は塗布部位を分散して複数存在させ
ているため、カーテン上の塗布部位又はその近傍に落下
した水はその塗布部位からカーテンの下に瞬時に排出し
て落下させるため、カーテン全体にしみ込むおそれはな
く、従って上記のような問題を引き起こすことはない。
【0028】更にカーテンに切れ目や孔を開けて水を排
出する手段と異なって、夜間の熱逃げの心配もなく、カ
ーテンの耐久性も全く低下しない。
【0029】本発明において、複数の塗布部位の各々の
形状は、円形、角形、曲がっていてもよい連続又は不連
続の線形もしくは幅広線形から選ばれる少なくとも1種
であることが好ましく、これらを任意に組み合わせても
よい。
【0030】図1には不織布シート1の上面に円形の塗
布部位2、2、2・・・が複数塗布された例が示されて
いる。塗布部位2、2、2・・・の配列は図示のように
千鳥状であってもよいが、限定されない。図1の例で円
形を正方形、長方形、三角形五角形等の角形にするのも
好ましい。
【0031】塗布部位2、2、2・・・の各々の間隔L
1 、L2 は、塗布部位2とこれに隣接する塗布部位2の
中心間の距離であり、カーテン上の水の集水を防止し金
魚鉢現象を効果的に防止する観点から、1〜30cmが
好ましい。
【0032】複数の塗布部位2、2、2・・・の各々の
面積は、透水性や通気性の観点から1mm2 〜20cm
2 が好ましく、より好ましくは10mm2 〜4cm2
ある。
【0033】また複数の塗布部位の各々の形状は、曲が
っていてもよい連続又は不連続の線形もしくは幅広線形
であってもよい。
【0034】図2には、塗布部位2の形状が不連続の線
形である場合の例が示されている。塗布部位2、2、・
・・の各々の間隔L1 、L2 は1〜30cmであること
が好ましく、より好ましくは2〜15cmである。
【0035】図2において、横方向に不連続の線形が連
続した線形である場合には、塗布部位2、2、・・・の
各々の間隔はL2 のみで表される。
【0036】上述の線形は図3のような幅広線形であっ
てもよく、塗布部位2、2、・・・の各々の間隔はL2
で表される。幅広線形である場合の各々の幅は2〜20
mmの範囲が製造や性能の面から好ましい。
【0037】更に図3に示す態様において、縦方向の幅
広線形の塗布部位を付加して図4に示すようなカーテン
を製造することも好ましい。
【0038】更に図示しないが、線形によって、○、□
又は△等の輪郭を塗布法で描いてもよく、更にまた+、
×、T字形、半円等の形状になるように塗布法で形成し
てもよい。
【0039】親水性塗布液を塗布して塗布部位を形成す
る方法としては、ロール塗布、スプレー塗布、はけ塗
り、スタンプ塗布などが挙げられるが、作業性や設備コ
スト等を考慮すると、スプレー塗布が好ましい。なお形
状の輪郭を明瞭にする必要のある場合はロール塗布が好
ましい。
【0040】本発明に用いられる親水性塗布液は、無機
親水性コロイド物質と親水性有機化合物を主成分とする
ことが好ましく、無機親水性コロイド物質の例として
は、コロイダルシリカ、コロイダルアルミナ、コロイド
状のFe(OH)2 、コロイド状のSn(OH)4 、コロイド状のTi
O2、コロイド状のBaSO4 およびコロイド状のリチウムシ
リケート等を挙げることができる。特に好ましい物質は
コロイダルシリカ及びコロイダルアルミナである。
【0041】親水性有機化合物の例としては、各種の界
面活性剤(ノニオン系、アニオン系、カチオン系)や水
酸基含有ビニル単量体成分を主成分とし、酸基含有ビニ
ル単量体成分を0.1 〜40%含有する共重合体またはその
部分もしくは完全中和物およびスルホン酸基含有ポリエ
ステル樹脂等を挙げることができる。
【0042】親水性塗布液に添加できる他の成分として
は、紫外線吸収剤、着色剤、農薬、等が挙げられる。
【0043】本発明の施設農業用カーテンは、遮光効果
を更に高めるために、内側になる面を光吸収性のある色
に印刷等により着色することもできる。光吸収性のある
色とは、黒、青、緑等であるが、好ましくは遮光性に優
れた黒色である。
【0044】また施設農業用カーテンの内面側又は外面
側を銀色印刷やアルミ蒸着により、全面又は部分的に、
シルバー色処理をすると、夜間の保温効果を向上するこ
とができる。
【0045】更に、本発明の施設農業用カーテンは、基
本的に白色で可視部反射性が大変大きく、本質的に紫外
線の反射率も高いために、有翅アブラムシ、ミナミキイ
ロアザミウマ等の飛来が少なく、ウイルス性病害発生等
を最小限に抑止する効果も具備している。
【0046】また、本発明の施設農業用カーテンはその
面積の大部分は不透水性であるので、シートが水分を吸
収し、カーテンが重くなったり、カーテン内部が蒸れた
りして問題が発生することはほとんどなく、こけが発生
することもほとんどない。
【0047】かかる効果をより効果的に発揮する上で
は、親水性塗布液の塗布部位(親水処理部の割合)をカ
ーテン材全面積の10〜30%以下にしておくことが好
ましい。
【0048】また本発明のカーテンは、透水のための切
れ目や孔を全く設けておらず、原反不織布の強度、耐久
性が保持されている。
【0049】更にまた、本発明の施設農業用カーテン
は、不織布シートに各種熱可塑性樹脂製のフィルムやネ
ット等を積層してもよい。
【0050】
【実施例】本発明の実施例について説明する。かかる実
施例によって本発明が限定されるものではない。
【0051】実施例1 高密度ポリエチエレンを用い、フラッシュ紡糸法によ
り、下記特性の原反不織布シートを製造した。
【0052】(原反不織布シートの特性) 坪量:70g/m2 可視光線(波長400〜700nm)の反射率:92%
(日立分光光度計U-3210型(積分球式)で測定) 可視光線(波長400〜700nm)の透過率:3%(日
立分光光度計U-3210型(積分球式)で測定) 通気性:90秒/100cc(JIS P 8117のガーレー法に
よる透気度) 引張強度(JIS L 1906):縦13.5kgf/5cm、横1
1.0kgf/5cm 上記のように製造した面積100m2 の原反不織布シー
トを用意し、複数の塗布部位をスプレー塗布によって形
成して、本発明のカーテンを得た。塗布液は以下のよう
に調製した。
【0053】また塗布部位は図1のように形状を円形と
し、面積は10mm2 とし、配列は千鳥状にした。また塗布
部位の間隔はL1/L2= 10cm/10cmとした。
【0054】(塗布液の調製)コロイダルシリカ15重
量%及び界面活性剤1重量%から成る原液を水で100
倍に希釈して使用する。
【0055】比較例1 実施例1のカーテンにおいて、原反不織布シートに塗布
部位を形成せずに、1m2 当り25個のスリット(長さ
15mm)を打抜刃型を用いて形成して、比較のカーテ
ン1とした。
【0056】比較例2 比較例1のカーテンにおいて、スリットの代わりに、丸
穴(直径3mm)を1m2 当り25個設けた以外は同様
にして比較のカーテン2を得た。
【0057】確認実験 上記の本発明のカーテン及び比較のカーテンをハウス内
に各々展張し、水分排出性(金魚鉢現象)の観察、夜間
保温性(ハウス内の夜間最低気温)、耐久性(カーテン
の破損状況)の3種類の実験及び観察を行った。調査は
4月1日から12月25日まで行った。
【0058】夜間の気温は、11月5日の夕方5時から
明方7時まで測定し、連続記録計で記録し、10日間測
定した。1日のうち温度が最低になった時の温度を読み
取り、10日間の平均値を表1に示す。
【0059】水分排出性については、カーテン上に落下
した凝縮水が下方に排出される速度を目視観察し、以下
の基準で評価した。 ◎:凝縮水が瞬時に下方に排出される。 ○:凝縮水が下方に排出されるまでに1分程度かかる。 △:凝縮水が下方に排出されるまでに1〜3時間程度か
かる。 ×:凝縮水が下方に排出されない。
【0060】耐久性については、開閉の繰り返しを行
い、カーテンの破れが生じる回数によって、評価した。
【0061】以上の結果を表1示す。
【0062】
【表1】
【0063】表1から、本発明のカーテンを用いた場合
には、ハウスの外張被覆材内面からハウス内の農業用カ
ーテン上に落下した凝縮水をその場所又は近傍から瞬時
にカーテン下方に排出し、金魚鉢現象を解消するのみな
らず、夜間の保温性を保持し、しかも耐久性も向上して
いることがわかる。
【0064】実施例2〜6 実施例1で用いたカーテンにおいて、塗布部位の形状、
面積、配列、間隔を表2にように代えて、同様の実験を
行った。
【0065】
【表2】
【0066】実験の結果、実施例2、3、5、6は実施
例1と同様の結果が得られた。また実施例4では実施例
1に対して間隔を広げているため水分の排出速度が評価
「○」となった。これは近傍の塗布部位まで凝縮水が移
動するための時間の経過と思われる。
【0067】
【発明の効果】以上の如く、本発明によれば、ハウスの
外張被覆材内面からハウス内の農業用カーテン上に落下
した凝縮水をその場所又は近傍から瞬時にカーテン下方
に排出し、金魚鉢現象を解消するのみならず、夜間の保
温性を保持し、しかも耐久性も向上した施設農業用カー
テンを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の施設農業用カーテンの一例を示す平面
【図2】本発明の施設農業用カーテンの他の例を示す平
面図
【図3】本発明の施設農業用カーテンの他の例を示す平
面図
【図4】本発明の施設農業用カーテンの他の例を示す平
面図
【符号の説明】
1:不織布シート 2:塗布部位
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 角田 邦彦 千葉県市原市潤井戸長者原2298番地1−4 みかど化工株式会社内

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】不透水性の不織布シートを用いた施設農業
    用カーテンにおいて、該シートの上面及び又は下面に親
    水性塗布液の塗布部位を分散して複数存在させてなるこ
    とを特徴とする施設農業用カーテン。
  2. 【請求項2】不織布シートが、フラッシュ紡糸法により
    形成され、坪量20〜100g/m2、可視光線(波長40
    0〜700nm)の反射率60%以上、可視光線の透過率
    20%以下、通気性(JIS P 8117のガーレー法による透
    気度)10〜500秒/100ccであることを特徴とす
    る請求項1記載の施設農業用カーテン。
  3. 【請求項3】複数の塗布部位の各々の形状が、円形、角
    形、曲がっていてもよい連続又は不連続の線形もしくは
    幅広線形から選ばれる少なくとも1種であることを特徴
    とする請求項1記載の施設農業用カーテン。
  4. 【請求項4】複数の塗布部位の各々の形状が、円形及び
    又は角形であり、該塗布部位の各々の面積が1mm2
    20cm2 であり、かつ該塗布部位の各々の間隔が1〜
    30cmであることを特徴とする請求項3記載の施設農
    業用カーテン。
  5. 【請求項5】複数の塗布部位の各々の形状が、曲がって
    いてもよい連続又は不連続の線形もしくは幅広線形であ
    り、該塗布部位の各々の間隔が1〜30cmであること
    を特徴とする請求項3記載の施設農業用カーテン。
  6. 【請求項6】親水性塗布液が無機親水性コロイド物質と
    親水性有機化合物を主成分とすることを特徴とする請求
    項1、2、3、4又は5記載の施設農業用カーテン。
JP9118815A 1997-04-22 1997-04-22 施設農業用カーテン Pending JPH10295196A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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