JPH10295540A - 保温釜 - Google Patents
保温釜Info
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- JPH10295540A JPH10295540A JP10969997A JP10969997A JPH10295540A JP H10295540 A JPH10295540 A JP H10295540A JP 10969997 A JP10969997 A JP 10969997A JP 10969997 A JP10969997 A JP 10969997A JP H10295540 A JPH10295540 A JP H10295540A
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- Japan
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- lid
- heat insulating
- pot
- insulating member
- heat
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 安価な構成で蓋体の断熱効果を高め、蓋体を
薄型化できるようにする。断熱部材にグラスウールなど
を用いた場合の粉塵の問題も解消し、組立作業環境を改
善する。 【解決手段】 一対の両面粘着テープ53,57間にガラス
からなる多数の中空ビーズ56を挟み込んで断熱部材45と
する。この断熱部材45は、独立した多数の中空部59を含
有していることにより高い断熱性を有する。両面粘着テ
ープ53,57の外面にアルミニウム箔52,58を貼り付けて
断熱性をさらに向上させる。蓋体の下面部材34およびそ
の上に設けられた蓋ヒータ44を上から覆って断熱部材45
を貼り付ける。
薄型化できるようにする。断熱部材にグラスウールなど
を用いた場合の粉塵の問題も解消し、組立作業環境を改
善する。 【解決手段】 一対の両面粘着テープ53,57間にガラス
からなる多数の中空ビーズ56を挟み込んで断熱部材45と
する。この断熱部材45は、独立した多数の中空部59を含
有していることにより高い断熱性を有する。両面粘着テ
ープ53,57の外面にアルミニウム箔52,58を貼り付けて
断熱性をさらに向上させる。蓋体の下面部材34およびそ
の上に設けられた蓋ヒータ44を上から覆って断熱部材45
を貼り付ける。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ご飯を保温する保
温釜に関する。
温釜に関する。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】従来、保温釜の蓋体の
断熱には、内部に可撓性を有するグラスウールあるいは
セラミックファイバを固めたものなどを用いている。し
かし、グラスウールやセラミックファイバは、組立時に
粉が出やすく、この粉が人体に害を及ぼす虞があり、好
ましいものではなかった。また、可撓性を有するグラス
ウールやセラミックファイバなどの内部に入り込んだ空
気層を有するものは、熱伝導率が小さく、断熱効果が高
いことが知られているが、空気層が連通しているため内
部では熱の移動が多少なりともあり、厚さがある程度厚
くないと十分な断熱効果が得られない。これとともに、
グラスウールやセラミックファイバなどは、蓋体の内部
で潰されると空気層が少なくなり断熱効果が低減するた
め、潰して厚さを薄くすることは有効ではない。通常、
グラスウールやセラミックファイバなどからなる断熱部
材は10〜20mm程度の厚さで使用され、蓋体にもある程度
の厚みが必要となる。
断熱には、内部に可撓性を有するグラスウールあるいは
セラミックファイバを固めたものなどを用いている。し
かし、グラスウールやセラミックファイバは、組立時に
粉が出やすく、この粉が人体に害を及ぼす虞があり、好
ましいものではなかった。また、可撓性を有するグラス
ウールやセラミックファイバなどの内部に入り込んだ空
気層を有するものは、熱伝導率が小さく、断熱効果が高
いことが知られているが、空気層が連通しているため内
部では熱の移動が多少なりともあり、厚さがある程度厚
くないと十分な断熱効果が得られない。これとともに、
グラスウールやセラミックファイバなどは、蓋体の内部
で潰されると空気層が少なくなり断熱効果が低減するた
め、潰して厚さを薄くすることは有効ではない。通常、
グラスウールやセラミックファイバなどからなる断熱部
材は10〜20mm程度の厚さで使用され、蓋体にもある程度
の厚みが必要となる。
【0003】そこで、蓋体の内部にアルミニウム板など
を入れて空気層を形成することにより断熱を図ったもの
がある。しかし、蓋体の下面部との間に完全に密閉され
た静止空気層を設けることは困難であり、グラスウール
やセラミックファイバを用いたものに比べ、断熱性が劣
る問題があった。また、このように蓋体の内部をアルミ
ニウム板などにより仕切って空気層を形成する場合も、
その断熱効果を十分に向上させるためには複数の空気層
を形成する必要があり、蓋体の厚みがある程度必要にな
る問題もあった。
を入れて空気層を形成することにより断熱を図ったもの
がある。しかし、蓋体の下面部との間に完全に密閉され
た静止空気層を設けることは困難であり、グラスウール
やセラミックファイバを用いたものに比べ、断熱性が劣
る問題があった。また、このように蓋体の内部をアルミ
ニウム板などにより仕切って空気層を形成する場合も、
その断熱効果を十分に向上させるためには複数の空気層
を形成する必要があり、蓋体の厚みがある程度必要にな
る問題もあった。
【0004】また、2重にした板材の間を真空にした断
熱部材を用いれば断熱効果が高くなるとともに、蓋体を
比較的薄くできるが、コストが高くなり、安価な商品を
ユーザに提供しにくくなる問題がある。
熱部材を用いれば断熱効果が高くなるとともに、蓋体を
比較的薄くできるが、コストが高くなり、安価な商品を
ユーザに提供しにくくなる問題がある。
【0005】また、従来の保温釜では、蓋体の下面部材
の表面に内蓋を着脱自在に設け、この内蓋により、保温
釜本体内に収容される鍋の上部開口部を覆うようにして
いる。このような内蓋を備えた保温釜であれば、蓋体の
下面部材と鍋側の内蓋との間に形成される空間により蓋
体の断熱性を高めることができる。しかし、内蓋は、着
脱の手間、清掃の手間などの使用上の使いにくさがある
とともに、外観性を低下させる問題もある。そこで、近
年は内蓋をなくし、蓋体の下面部材により鍋の上部開口
部を直接覆う保温釜が主流になってきている。しかしな
がら、内蓋がないと、前記鍋の上側の断熱特性が得られ
なくなる。したがって、内蓋をなくした蓋体でも、十分
な断熱性が得られるようにすることが求められている。
の表面に内蓋を着脱自在に設け、この内蓋により、保温
釜本体内に収容される鍋の上部開口部を覆うようにして
いる。このような内蓋を備えた保温釜であれば、蓋体の
下面部材と鍋側の内蓋との間に形成される空間により蓋
体の断熱性を高めることができる。しかし、内蓋は、着
脱の手間、清掃の手間などの使用上の使いにくさがある
とともに、外観性を低下させる問題もある。そこで、近
年は内蓋をなくし、蓋体の下面部材により鍋の上部開口
部を直接覆う保温釜が主流になってきている。しかしな
がら、内蓋がないと、前記鍋の上側の断熱特性が得られ
なくなる。したがって、内蓋をなくした蓋体でも、十分
な断熱性が得られるようにすることが求められている。
【0006】本発明は、上記事情を考慮してなされたも
ので、組立性が良好であるとともに、蓋体の厚みを極力
薄くでき、しかも、蓋体の断熱効果を高くできる安価な
保温釜を提供することを目的とする。
ので、組立性が良好であるとともに、蓋体の厚みを極力
薄くでき、しかも、蓋体の断熱効果を高くできる安価な
保温釜を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明の保温釜
は、前記目的を達成するために、保温釜本体と、この保
温釜本体の上側に開閉自在に設けられた蓋体とを備え、
この蓋体の内部に、この蓋体の下面部材を覆う、微細な
中空部が独立した状態で複数含有された断熱部材を設け
たものである。
は、前記目的を達成するために、保温釜本体と、この保
温釜本体の上側に開閉自在に設けられた蓋体とを備え、
この蓋体の内部に、この蓋体の下面部材を覆う、微細な
中空部が独立した状態で複数含有された断熱部材を設け
たものである。
【0008】この断熱部材により保温釜本体内の熱が外
部に逃げることが抑制される。そして、断熱部材は、独
立した複数の微細な中空部により高い断熱性を有するこ
とになる。これにより、保温釜本体内の保温性が高まる
とともに、蓋体を薄く構成することも可能になる。ま
た、中空部を含有してなる構成の断熱部材では、グラス
ウールやセラミックファイバと異なり、人体に有害な粉
の発生もなく、組立作業環境の悪化を招かない。
部に逃げることが抑制される。そして、断熱部材は、独
立した複数の微細な中空部により高い断熱性を有するこ
とになる。これにより、保温釜本体内の保温性が高まる
とともに、蓋体を薄く構成することも可能になる。ま
た、中空部を含有してなる構成の断熱部材では、グラス
ウールやセラミックファイバと異なり、人体に有害な粉
の発生もなく、組立作業環境の悪化を招かない。
【0009】請求項2の発明は、請求項1の発明の保温
釜において、前記蓋体の下面部材の表面が、前記保温釜
本体に収容される鍋の上部開口部を直接覆うものであ
る。
釜において、前記蓋体の下面部材の表面が、前記保温釜
本体に収容される鍋の上部開口部を直接覆うものであ
る。
【0010】このように蓋体の下面部材により鍋の上部
開口部を直接覆う場合、蓋体の下面部材の下側にさらに
設けた内蓋により鍋の上部開口部を覆うものに覆う比
べ、下面部材と内蓋との間の空間がない分断熱性は低下
するが、中空部を含有してなる構成の断熱部材の断熱性
の高さにより、蓋体全体の断熱性を十分に確保できる。
開口部を直接覆う場合、蓋体の下面部材の下側にさらに
設けた内蓋により鍋の上部開口部を覆うものに覆う比
べ、下面部材と内蓋との間の空間がない分断熱性は低下
するが、中空部を含有してなる構成の断熱部材の断熱性
の高さにより、蓋体全体の断熱性を十分に確保できる。
【0011】請求項3の発明は、請求項1または2の発
明の保温釜において、前記蓋体の内部の断熱部材の下方
に、前記蓋体の下面部材を加熱する加熱手段を設けたも
のである。
明の保温釜において、前記蓋体の内部の断熱部材の下方
に、前記蓋体の下面部材を加熱する加熱手段を設けたも
のである。
【0012】中空部を含有した断熱性の高い断熱部材に
より、この断熱部材の下方に位置する加熱手段の発する
熱が加熱すべき蓋体の下面部材へ集中的に伝わり、この
下面部材が効率よく加熱される。
より、この断熱部材の下方に位置する加熱手段の発する
熱が加熱すべき蓋体の下面部材へ集中的に伝わり、この
下面部材が効率よく加熱される。
【0013】請求項4の発明は、請求項3の発明の保温
釜において、前記加熱手段と断熱部材との間に空気層を
設けたものである。
釜において、前記加熱手段と断熱部材との間に空気層を
設けたものである。
【0014】この空気層により加熱手段と断熱部材との
間の断熱性がより高まり、蓋体の下面部材がより効率よ
く加熱される。
間の断熱性がより高まり、蓋体の下面部材がより効率よ
く加熱される。
【0015】請求項5の発明は、請求項1から4のいず
れかの発明の保温釜において、前記断熱部材の表面を赤
外線放射率の低い材料で形成したものである。
れかの発明の保温釜において、前記断熱部材の表面を赤
外線放射率の低い材料で形成したものである。
【0016】これにより断熱部材の断熱性がさらに高ま
る。請求項6の発明は、請求項1から5のいずれかの発
明の保温釜において、前記微細な中空部は、中空のガラ
スビーズで構成したものである。
る。請求項6の発明は、請求項1から5のいずれかの発
明の保温釜において、前記微細な中空部は、中空のガラ
スビーズで構成したものである。
【0017】請求項7の発明は、請求項1から5のいず
れかの発明の保温釜において、前記微細な中空部は、発
泡体で構成したものである。
れかの発明の保温釜において、前記微細な中空部は、発
泡体で構成したものである。
【0018】
【発明の実施形態】以下、本発明の保温釜の第1実施例
について図1から図3を参照しながら説明する。なお、
本実施例の保温釜は炊飯器を兼ねるものである。全体の
断面図を示す図3において、1は保温釜本体、2はこの
保温釜本体1の外殻を成す外枠で、この外枠2の開口し
た底部下端には、底板3が嵌合し固定されている。ま
た、外枠2の内部には、鍋4を着脱可能に収容する有底
筒状の内枠5が配設される。この内枠5は、外枠2と一
体の内枠上部6と、外枠2とは別部品の内枠下部7とを
結合して構成される。そして、炊飯時において米や水な
どの被炊飯物を収容し、保温時においてご飯などの被保
温物を収容する有底筒状の前記鍋4が、内枠5の内部に
挿脱自在に収容される。
について図1から図3を参照しながら説明する。なお、
本実施例の保温釜は炊飯器を兼ねるものである。全体の
断面図を示す図3において、1は保温釜本体、2はこの
保温釜本体1の外殻を成す外枠で、この外枠2の開口し
た底部下端には、底板3が嵌合し固定されている。ま
た、外枠2の内部には、鍋4を着脱可能に収容する有底
筒状の内枠5が配設される。この内枠5は、外枠2と一
体の内枠上部6と、外枠2とは別部品の内枠下部7とを
結合して構成される。そして、炊飯時において米や水な
どの被炊飯物を収容し、保温時においてご飯などの被保
温物を収容する有底筒状の前記鍋4が、内枠5の内部に
挿脱自在に収容される。
【0019】鍋4は、アルミニウムなどの熱伝導性の良
好な材料を主体とする鍋主体11と、この鍋主体11の外側
の底面および側面下部に接合され、フェライト系ステン
レスなどの磁性金属材料からなる発熱層12とにより構成
される。また、鍋4の外側面には鍋断熱層13が塗布形成
される。この鍋断熱層13は発熱層12の外側面に形成され
ており、発熱層12を断熱して鍋4への加熱効率を高める
作用を有する。また、鍋4の少なくとも被炊飯物や被保
温物が接触する部分の内側面には、鍋主体11よりも硬質
の材料から選択した例えばSUS304などのオーステナイト
系ステンレスからなる鍋内面層14が接合される。
好な材料を主体とする鍋主体11と、この鍋主体11の外側
の底面および側面下部に接合され、フェライト系ステン
レスなどの磁性金属材料からなる発熱層12とにより構成
される。また、鍋4の外側面には鍋断熱層13が塗布形成
される。この鍋断熱層13は発熱層12の外側面に形成され
ており、発熱層12を断熱して鍋4への加熱効率を高める
作用を有する。また、鍋4の少なくとも被炊飯物や被保
温物が接触する部分の内側面には、鍋主体11よりも硬質
の材料から選択した例えばSUS304などのオーステナイト
系ステンレスからなる鍋内面層14が接合される。
【0020】鍋4を内枠5に収容すると、鍋4はその上
部開口部15の周囲にあるフランジ状の取手部16において
内枠5の上端部に形成された鍋支持部17上に支持され、
取手部16以外の部分で、鍋4の外面と内枠5の内面との
間に隙間18が形成される。また、内枠下部7の底部中央
に設けられた鍋温度検出手段たる鍋温度センサ19が、鍋
断熱層13を形成していない鍋4の外側底面に接触する構
造になっており、これにより、鍋4ひいては鍋4内の被
炊飯物または被保温物の温度を常時検出するようになっ
ている。
部開口部15の周囲にあるフランジ状の取手部16において
内枠5の上端部に形成された鍋支持部17上に支持され、
取手部16以外の部分で、鍋4の外面と内枠5の内面との
間に隙間18が形成される。また、内枠下部7の底部中央
に設けられた鍋温度検出手段たる鍋温度センサ19が、鍋
断熱層13を形成していない鍋4の外側底面に接触する構
造になっており、これにより、鍋4ひいては鍋4内の被
炊飯物または被保温物の温度を常時検出するようになっ
ている。
【0021】21は、鍋4の外側面の発熱層12に対応し
て、内枠5の外面に設けられた加熱手段としての加熱コ
イルである。この加熱コイル21は、ポリウレタンで絶縁
された導線が集合し捩れたリッツ線(図示せず)を螺旋
状に巻いて形成され、コイルベース22に保持された状態
で、内枠下部6の下面に取付け固定される。また、外枠
2内でコイルベース22の下方の位置には、電源回路を構
成する電源基板23と、加熱コイル21の制御回路を構成す
る加熱制御基板24が配設される。加熱制御基板24はイン
バータ回路などを備え、加熱コイル21に24〜30kHzの
高周波電流を供給するものである。そして、この高周波
電流の供給により、加熱コイル21に磁界が発生すること
で、鍋4の発熱層12を電磁誘導加熱にて発熱させて、鍋
4を加熱する構成は、従来周知の電磁誘導加熱式の保温
釜と同一である。
て、内枠5の外面に設けられた加熱手段としての加熱コ
イルである。この加熱コイル21は、ポリウレタンで絶縁
された導線が集合し捩れたリッツ線(図示せず)を螺旋
状に巻いて形成され、コイルベース22に保持された状態
で、内枠下部6の下面に取付け固定される。また、外枠
2内でコイルベース22の下方の位置には、電源回路を構
成する電源基板23と、加熱コイル21の制御回路を構成す
る加熱制御基板24が配設される。加熱制御基板24はイン
バータ回路などを備え、加熱コイル21に24〜30kHzの
高周波電流を供給するものである。そして、この高周波
電流の供給により、加熱コイル21に磁界が発生すること
で、鍋4の発熱層12を電磁誘導加熱にて発熱させて、鍋
4を加熱する構成は、従来周知の電磁誘導加熱式の保温
釜と同一である。
【0022】加熱制御基板24には、前記高周波電流を発
生させる発熱部品としてのスイッチング素子25が、放熱
器26を備えて搭載される。また、加熱制御基板24には基
板温度センサ27が設けられている。外枠2の側面上部に
は、操作基板28を保持した操作パネル29が設けられてお
り、ここには操作スイッチや表示装置が設けられてい
る。
生させる発熱部品としてのスイッチング素子25が、放熱
器26を備えて搭載される。また、加熱制御基板24には基
板温度センサ27が設けられている。外枠2の側面上部に
は、操作基板28を保持した操作パネル29が設けられてお
り、ここには操作スイッチや表示装置が設けられてい
る。
【0023】31は前記保温釜本体1の上側に回動開閉自
在に支持された蓋体で、これは、蓋体31の上部をなすポ
リプロピレン製の外蓋32と、同じくポリプロピレン製
で、外蓋32の下側周辺部に固定された枠状の外蓋カバー
33と、この外蓋カバー33の内側の開口を覆うアルミニウ
ムやステンレスなどの金属材料からなる下面部材34とに
より構成される。この下面部材34は、その表面である下
面が鍋4の上面開口部15を直接覆うものである。そし
て、蓋体31は保温釜本体1の一部に軸支され、軸支部た
るヒンジ部35には、常時蓋体31を開く方向に作用するば
ね(図示せず)が備えてあり、ヒンジ部35の反対側に備
えた蓋体31の係止用のクランプフック(図示せず)を解
除すると、自動的に蓋体31が開く構成となっている。
在に支持された蓋体で、これは、蓋体31の上部をなすポ
リプロピレン製の外蓋32と、同じくポリプロピレン製
で、外蓋32の下側周辺部に固定された枠状の外蓋カバー
33と、この外蓋カバー33の内側の開口を覆うアルミニウ
ムやステンレスなどの金属材料からなる下面部材34とに
より構成される。この下面部材34は、その表面である下
面が鍋4の上面開口部15を直接覆うものである。そし
て、蓋体31は保温釜本体1の一部に軸支され、軸支部た
るヒンジ部35には、常時蓋体31を開く方向に作用するば
ね(図示せず)が備えてあり、ヒンジ部35の反対側に備
えた蓋体31の係止用のクランプフック(図示せず)を解
除すると、自動的に蓋体31が開く構成となっている。
【0024】前記下面部材34はほぼ平板状に形成され、
蒸気孔41が中心部に開口形成されているとともに、上方
へ突出した突縁部42が周辺部に形成されている。そし
て、この突縁部42が前記外蓋カバー33の内周部に固定さ
れている。また、これら下面部材34の突縁部42と外蓋カ
バー33の内周部との間には、蓋体31を閉じたとき鍋4の
取手部16上に密着する蓋パッキン43が組付けられてい
る。さらに、下面部材34の裏面である上面には、この下
面部材34を加熱する加熱手段であるコード状の蓋ヒータ
44と、この蓋ヒータ44および下面部材34を上方から覆う
断熱部材45とが設けられている。
蒸気孔41が中心部に開口形成されているとともに、上方
へ突出した突縁部42が周辺部に形成されている。そし
て、この突縁部42が前記外蓋カバー33の内周部に固定さ
れている。また、これら下面部材34の突縁部42と外蓋カ
バー33の内周部との間には、蓋体31を閉じたとき鍋4の
取手部16上に密着する蓋パッキン43が組付けられてい
る。さらに、下面部材34の裏面である上面には、この下
面部材34を加熱する加熱手段であるコード状の蓋ヒータ
44と、この蓋ヒータ44および下面部材34を上方から覆う
断熱部材45とが設けられている。
【0025】また、前記外蓋32には、蒸気口46が中央部
に開口形成されているとともに、この蒸気口46と下面部
材34の蒸気孔41とを蓋体31の内部から遮断した状態で連
通させる蒸気通路47が形成されている。
に開口形成されているとともに、この蒸気口46と下面部
材34の蒸気孔41とを蓋体31の内部から遮断した状態で連
通させる蒸気通路47が形成されている。
【0026】つぎに、この蓋体31内の断熱部材45の構成
について図1を参照しながらより詳しく説明する。下面
部材34の上面には、両面粘着テープ51によりアルミニウ
ム箔52が接着されており、これら両面粘着テープ51とア
ルミニウム箔52との間に前記蓋ヒータ44を介在させて、
この蓋ヒータ44が取り付けられている。この蓋ヒータ44
を上方から覆うアルミニウム箔52上にさらに両面粘着テ
ープ53が貼着してあり、この両面粘着テープ53上に断熱
部材本体部54が接着されて取り付けられている。この断
熱部材本体部54は、複数の中空ビーズ56を密に分布させ
て両面粘着テープ53上に接着してなり、さらに、これら
中空ビーズ56上に両面粘着テープ57を貼着するととも
に、この両面粘着テープ57上にアルミニウム箔58を接着
して中空ビーズ56を固定してある。この中空ビーズ56
は、ガラスやアルミナなどの熱伝導性の低い材料からな
る直径が10〜 100μm 程度の粒であり、図2に示すよう
に中心部が空間に形成されて中空部59になっている。ま
た、中空ビーズ56の材料は、十分な耐熱性および硬度を
有している。十分な硬度がないと、内部を減圧したとき
中空ビーズ56が潰れてしまうからである。このようにし
て断熱部材45は、微細な中空部59が独立した状態で複数
含有されたものになっている。なお、中空部59は空気な
どのガスが詰まったものであってもよいが、中空部59を
真空状にすれば断熱作用がさらに高くなることになる。
また、アルミニウム箔52,58は30〜60μm程度の厚さで
形成されている。
について図1を参照しながらより詳しく説明する。下面
部材34の上面には、両面粘着テープ51によりアルミニウ
ム箔52が接着されており、これら両面粘着テープ51とア
ルミニウム箔52との間に前記蓋ヒータ44を介在させて、
この蓋ヒータ44が取り付けられている。この蓋ヒータ44
を上方から覆うアルミニウム箔52上にさらに両面粘着テ
ープ53が貼着してあり、この両面粘着テープ53上に断熱
部材本体部54が接着されて取り付けられている。この断
熱部材本体部54は、複数の中空ビーズ56を密に分布させ
て両面粘着テープ53上に接着してなり、さらに、これら
中空ビーズ56上に両面粘着テープ57を貼着するととも
に、この両面粘着テープ57上にアルミニウム箔58を接着
して中空ビーズ56を固定してある。この中空ビーズ56
は、ガラスやアルミナなどの熱伝導性の低い材料からな
る直径が10〜 100μm 程度の粒であり、図2に示すよう
に中心部が空間に形成されて中空部59になっている。ま
た、中空ビーズ56の材料は、十分な耐熱性および硬度を
有している。十分な硬度がないと、内部を減圧したとき
中空ビーズ56が潰れてしまうからである。このようにし
て断熱部材45は、微細な中空部59が独立した状態で複数
含有されたものになっている。なお、中空部59は空気な
どのガスが詰まったものであってもよいが、中空部59を
真空状にすれば断熱作用がさらに高くなることになる。
また、アルミニウム箔52,58は30〜60μm程度の厚さで
形成されている。
【0027】つぎに、前記の構成についてその作用を説
明する。炊飯に際しては、蓋体31を開けて、米および水
を収容した鍋4を保温釜本体1の内枠5内に収容し、蓋
体31を閉じる。この状態で、蓋体31の下面部材34の表面
が鍋4の上部開口部15を直接覆う。そして、操作パネル
29にある操作スイッチを操作して炊飯を始めると、加熱
コイル21への高周波通電により鍋4の発熱層12が発熱し
てこの鍋4が加熱される。この鍋4の加熱は、鍋温度セ
ンサ19が検出する鍋4の温度などに応じて制御される。
炊飯終了後は、同様の加熱コイル21への高周波通電によ
る鍋4の加熱によって鍋4内のご飯が所定温度に保温さ
れる。なお、蓋ヒータ44による加熱は、炊飯時から保温
時に蓋体31の下面部材34の表面に結露が生じることを防
止する。以上の炊飯時および保温時、蓋体31内の断熱部
材41は、保温釜本体1内の熱および蓋ヒータ44の発する
熱が蓋体31を通して外部へ逃げることを抑制して保温性
を高め、ご飯を冷めにくくする。
明する。炊飯に際しては、蓋体31を開けて、米および水
を収容した鍋4を保温釜本体1の内枠5内に収容し、蓋
体31を閉じる。この状態で、蓋体31の下面部材34の表面
が鍋4の上部開口部15を直接覆う。そして、操作パネル
29にある操作スイッチを操作して炊飯を始めると、加熱
コイル21への高周波通電により鍋4の発熱層12が発熱し
てこの鍋4が加熱される。この鍋4の加熱は、鍋温度セ
ンサ19が検出する鍋4の温度などに応じて制御される。
炊飯終了後は、同様の加熱コイル21への高周波通電によ
る鍋4の加熱によって鍋4内のご飯が所定温度に保温さ
れる。なお、蓋ヒータ44による加熱は、炊飯時から保温
時に蓋体31の下面部材34の表面に結露が生じることを防
止する。以上の炊飯時および保温時、蓋体31内の断熱部
材41は、保温釜本体1内の熱および蓋ヒータ44の発する
熱が蓋体31を通して外部へ逃げることを抑制して保温性
を高め、ご飯を冷めにくくする。
【0028】一般的に、何らかの断熱部材により断熱効
果を得る条件として必要なのは、断熱部材の熱伝導率が
小さいことである。グラスウールなどは、内部に空気を
含有することで熱伝導性が悪くなるものであるが、内部
の空気層が全体的に連通しているためこの空気層での熱
の移動が多少なりともあり、厚さが厚くないと十分な断
熱効果が得られない。また、グラスウールなどは、潰し
て厚さを薄くすると内部の空気層が少なくなり断熱効果
が低下するので、結局ある程度の厚さが必要である。こ
れに対して、本第1実施例の断熱部材45は、複数のガラ
スビーズからなる中空ビーズ56により構成されていて、
それぞれ他の中空部59に連通していない独立した複数の
中空部59を含有したものになっているので、たとえ中空
部59の内部が空気層になっていたとしても熱が空気層中
を移動しにくく、グラスウールなどからなる断熱部材よ
りも熱伝導性が悪くなり、高い断熱性を得られる。これ
により、断熱部材45の厚さを極力薄くすることも可能に
なり、蓋体31全体の薄型化を図ることもでき、ひいては
全体として保温釜の小型化を図ることができる。そし
て、保温釜本体1内の保温性が向上することにより、保
温時の加熱コイル21による加熱量を低減でき、消費電力
量を低減できる。
果を得る条件として必要なのは、断熱部材の熱伝導率が
小さいことである。グラスウールなどは、内部に空気を
含有することで熱伝導性が悪くなるものであるが、内部
の空気層が全体的に連通しているためこの空気層での熱
の移動が多少なりともあり、厚さが厚くないと十分な断
熱効果が得られない。また、グラスウールなどは、潰し
て厚さを薄くすると内部の空気層が少なくなり断熱効果
が低下するので、結局ある程度の厚さが必要である。こ
れに対して、本第1実施例の断熱部材45は、複数のガラ
スビーズからなる中空ビーズ56により構成されていて、
それぞれ他の中空部59に連通していない独立した複数の
中空部59を含有したものになっているので、たとえ中空
部59の内部が空気層になっていたとしても熱が空気層中
を移動しにくく、グラスウールなどからなる断熱部材よ
りも熱伝導性が悪くなり、高い断熱性を得られる。これ
により、断熱部材45の厚さを極力薄くすることも可能に
なり、蓋体31全体の薄型化を図ることもでき、ひいては
全体として保温釜の小型化を図ることができる。そし
て、保温釜本体1内の保温性が向上することにより、保
温時の加熱コイル21による加熱量を低減でき、消費電力
量を低減できる。
【0029】また、蓋体31の下面部材34上に設けた蓋ヒ
ータ44を前記断熱部材45により上方から覆ったので、こ
の断熱部材45により蓋ヒータ44から上方への熱放射が遮
断され、蓋ヒータ44の発する熱が加熱すべき下面部材34
に集中的に伝わり、この下面部材34を効率よく加熱でき
る。したがって、蓋ヒータ44に要する消費電力量も抑制
できる。
ータ44を前記断熱部材45により上方から覆ったので、こ
の断熱部材45により蓋ヒータ44から上方への熱放射が遮
断され、蓋ヒータ44の発する熱が加熱すべき下面部材34
に集中的に伝わり、この下面部材34を効率よく加熱でき
る。したがって、蓋ヒータ44に要する消費電力量も抑制
できる。
【0030】また、断熱作用を考える上では、断熱部材
からの熱放射を考える必要がある。赤外線の放射率が高
いと、断熱部材の表面からの熱放射が多くなり、断熱部
材に蓄熱されにくくなる。これに対して、本第1実施例
では、断熱部材45の表面を赤外線放射率が金属の中でも
きわめて小さい材料であるアルミニウムからなるアルミ
ニウム箔52,58で形成したので、断熱部材45から外方へ
の熱放射を抑制でき、断熱部材45の断熱作用がさらに向
上する。この点からも、断熱部材45の中空部59による断
熱性向上を効果的に利用できることになり、消費電力量
もよりいっそう低減できる。これとともに、断熱部材45
の両面にアルミニウム箔52,58を設けたことにより、断
熱部材45の中間に中空部59があっても、十分に実用に耐
える機械的強度を得ることができる。
からの熱放射を考える必要がある。赤外線の放射率が高
いと、断熱部材の表面からの熱放射が多くなり、断熱部
材に蓄熱されにくくなる。これに対して、本第1実施例
では、断熱部材45の表面を赤外線放射率が金属の中でも
きわめて小さい材料であるアルミニウムからなるアルミ
ニウム箔52,58で形成したので、断熱部材45から外方へ
の熱放射を抑制でき、断熱部材45の断熱作用がさらに向
上する。この点からも、断熱部材45の中空部59による断
熱性向上を効果的に利用できることになり、消費電力量
もよりいっそう低減できる。これとともに、断熱部材45
の両面にアルミニウム箔52,58を設けたことにより、断
熱部材45の中間に中空部59があっても、十分に実用に耐
える機械的強度を得ることができる。
【0031】また、本第1実施例の保温釜では、蓋体31
の下面部材34のさらに下側に鍋4の上部開口部15を覆う
着脱自在の内蓋を設けることをせず、この上部開口部15
を下面部材34の表面により直接覆うようにしているの
で、内蓋のあるものに比べ、この内蓋を含めた蓋体31全
体の厚さをより薄くできるとともに外観性を向上でき、
また、着脱や清掃の手間もいらず、使いやすい。そし
て、このように内蓋のない場合には、蓋体の下面部材と
内蓋との間の空間の分断熱性は低下するが、独立した複
数の微細な中空部59を含有した断熱部材45の断熱性の高
さにより、蓋体31全体の厚さを厚くすることなく、蓋体
31全体の断熱性を十分に確保でき、鍋4の上部の断熱性
を向上できる。すなわち、本断熱部材45は、内蓋をなく
す目的に合致したものであり、特に内蓋をなくした保温
釜においてその効果が最大限生かされる。
の下面部材34のさらに下側に鍋4の上部開口部15を覆う
着脱自在の内蓋を設けることをせず、この上部開口部15
を下面部材34の表面により直接覆うようにしているの
で、内蓋のあるものに比べ、この内蓋を含めた蓋体31全
体の厚さをより薄くできるとともに外観性を向上でき、
また、着脱や清掃の手間もいらず、使いやすい。そし
て、このように内蓋のない場合には、蓋体の下面部材と
内蓋との間の空間の分断熱性は低下するが、独立した複
数の微細な中空部59を含有した断熱部材45の断熱性の高
さにより、蓋体31全体の厚さを厚くすることなく、蓋体
31全体の断熱性を十分に確保でき、鍋4の上部の断熱性
を向上できる。すなわち、本断熱部材45は、内蓋をなく
す目的に合致したものであり、特に内蓋をなくした保温
釜においてその効果が最大限生かされる。
【0032】また、製造上、ガラスビーズなどの中空ビ
ーズ56からなる断熱部材45では、断熱部材にグラスウー
ルやセラミックファイバなどを用いた場合とは異なり、
人体に有害な粉塵の発生などの問題がなく、組立作業環
境の悪化を招かず、したがって、組立性が向上する。さ
らに、ガラスビーズなどの複数の中空ビーズ56を両面粘
着テープ53,57およびアルミニウム箔52,58により挟み
込んだ構成の本断熱部材45は製造も容易で安価にでき
る。
ーズ56からなる断熱部材45では、断熱部材にグラスウー
ルやセラミックファイバなどを用いた場合とは異なり、
人体に有害な粉塵の発生などの問題がなく、組立作業環
境の悪化を招かず、したがって、組立性が向上する。さ
らに、ガラスビーズなどの複数の中空ビーズ56を両面粘
着テープ53,57およびアルミニウム箔52,58により挟み
込んだ構成の本断熱部材45は製造も容易で安価にでき
る。
【0033】つぎに、本発明の保温釜の第2実施例につ
き図4に基づいて説明する。なお、前記第1実施例と共
通する部分には同一符号を付して、その説明を省略す
る。また、蓋体31の下面部材34および断熱部材61以外の
構成は前記第1実施例と同様になっているので、以下の
説明においては保温釜全体の断面図である図3に付した
符号も引用する。後述する第3実施例から第5実施例も
同様である。
き図4に基づいて説明する。なお、前記第1実施例と共
通する部分には同一符号を付して、その説明を省略す
る。また、蓋体31の下面部材34および断熱部材61以外の
構成は前記第1実施例と同様になっているので、以下の
説明においては保温釜全体の断面図である図3に付した
符号も引用する。後述する第3実施例から第5実施例も
同様である。
【0034】蓋体31の下面部材34の上面には、前記第1
実施例と同様にして、コードヒータからなる加熱手段で
ある蓋ヒータ44が接着用の両面粘着テープ51を介してア
ルミニウム箔52により固定されている。一方、蓋ヒータ
44および下面部材34を上方から覆う断熱部材61は、2枚
のアルミニウム箔62,63間にシリコーン樹脂(シリコー
ンゴム)の発泡体からなる断熱部材本体部64を設けたも
のである。この断熱部材本体部64は、空気層からなる微
細な複数の中空部65を内部に有している。これら中空部
65は発泡時に形成されるものであるが、全体の50〜80%
の中空部65は互いに独立していて他の中空部65には連通
していない。また、発泡体からなる断熱部材本体部64の
厚さは1〜5mm程度である。さらに、アルミニウム箔6
2,63は30〜60μm 程度の厚さで形成されている。そし
て、このようにして構成された断熱部材61が両面粘着テ
ープ66などにより蓋ヒータ44を覆うアルミニウム箔52上
に固定されている。これら断熱部材61とアルミニウム箔
52との接触は部分的なもので、これにより、断熱部材61
と蓋ヒータ44および下面部材34との間に空気層67が形成
されている。
実施例と同様にして、コードヒータからなる加熱手段で
ある蓋ヒータ44が接着用の両面粘着テープ51を介してア
ルミニウム箔52により固定されている。一方、蓋ヒータ
44および下面部材34を上方から覆う断熱部材61は、2枚
のアルミニウム箔62,63間にシリコーン樹脂(シリコー
ンゴム)の発泡体からなる断熱部材本体部64を設けたも
のである。この断熱部材本体部64は、空気層からなる微
細な複数の中空部65を内部に有している。これら中空部
65は発泡時に形成されるものであるが、全体の50〜80%
の中空部65は互いに独立していて他の中空部65には連通
していない。また、発泡体からなる断熱部材本体部64の
厚さは1〜5mm程度である。さらに、アルミニウム箔6
2,63は30〜60μm 程度の厚さで形成されている。そし
て、このようにして構成された断熱部材61が両面粘着テ
ープ66などにより蓋ヒータ44を覆うアルミニウム箔52上
に固定されている。これら断熱部材61とアルミニウム箔
52との接触は部分的なもので、これにより、断熱部材61
と蓋ヒータ44および下面部材34との間に空気層67が形成
されている。
【0035】本第2実施例の構成によれば、前記第1実
施例と同様に、独立した複数の微細な中空部65を含有し
た断熱部材61により蓋体31の断熱性を高めることがで
き、蓋体31の小型化も可能になる。また、断熱部材61の
表面にアルミニウム箔62,63を設けたことにより、断熱
効果がより高まる。
施例と同様に、独立した複数の微細な中空部65を含有し
た断熱部材61により蓋体31の断熱性を高めることがで
き、蓋体31の小型化も可能になる。また、断熱部材61の
表面にアルミニウム箔62,63を設けたことにより、断熱
効果がより高まる。
【0036】また、アルミニウムは熱伝導性がきわめて
よい問題があり、蓋ヒータ44が断熱部材61の表面のアル
ミニウム箔62に接触すると、蓋ヒータ44から断熱部材61
への熱伝達が多くなり、蓋ヒータ44による蓋体31の下面
部材34の加熱効率が低下するが、本第2実施例のよう
に、断熱部材61と蓋ヒータ44との間に空気層67を設ける
ことにより、断熱部材61と蓋ヒータ44との間の断熱性が
高まり、蓋ヒータ44から断熱部材61への熱伝達を抑制で
きる。これにより、蓋ヒータ44による下面部材34の加熱
効率が向上し、いっそうの低消費電力化が図れる。
よい問題があり、蓋ヒータ44が断熱部材61の表面のアル
ミニウム箔62に接触すると、蓋ヒータ44から断熱部材61
への熱伝達が多くなり、蓋ヒータ44による蓋体31の下面
部材34の加熱効率が低下するが、本第2実施例のよう
に、断熱部材61と蓋ヒータ44との間に空気層67を設ける
ことにより、断熱部材61と蓋ヒータ44との間の断熱性が
高まり、蓋ヒータ44から断熱部材61への熱伝達を抑制で
きる。これにより、蓋ヒータ44による下面部材34の加熱
効率が向上し、いっそうの低消費電力化が図れる。
【0037】さらに、シリコーン樹脂の発泡体からなる
断熱部材61では、断熱部材にグラスウールやセラミック
ファイバなどを用いた場合とは異なり、人体に有害な粉
塵の発生などの問題がなく、組立作業環境を改善でき、
したがって、組立性が向上する。さらに、シリコーン樹
脂の発泡体からなる本断熱部材61は製造も容易で安価に
できる。
断熱部材61では、断熱部材にグラスウールやセラミック
ファイバなどを用いた場合とは異なり、人体に有害な粉
塵の発生などの問題がなく、組立作業環境を改善でき、
したがって、組立性が向上する。さらに、シリコーン樹
脂の発泡体からなる本断熱部材61は製造も容易で安価に
できる。
【0038】図5は本発明の保温釜の第3実施例を示す
ものである。この第3実施例の断熱部材61は、前記第2
実施例の断熱部材61と同様のものであるが、蓋体31の下
面部材34に形成された突縁部42上などに載せて固定して
あり、蓋ヒータ44を覆っているアルミニウム箔52を断熱
部材61と完全に離したものである。すなわち、断熱部材
61と蓋ヒータ44上のアルミニウム箔52との間にはその表
面全体に渡る空気層71が形成されている。これにより、
蓋ヒータ44と断熱部材61との間の断熱効果をよりいっそ
う高めることができる。
ものである。この第3実施例の断熱部材61は、前記第2
実施例の断熱部材61と同様のものであるが、蓋体31の下
面部材34に形成された突縁部42上などに載せて固定して
あり、蓋ヒータ44を覆っているアルミニウム箔52を断熱
部材61と完全に離したものである。すなわち、断熱部材
61と蓋ヒータ44上のアルミニウム箔52との間にはその表
面全体に渡る空気層71が形成されている。これにより、
蓋ヒータ44と断熱部材61との間の断熱効果をよりいっそ
う高めることができる。
【0039】図6は本発明の保温釜の第4実施例を示す
ものである。この第4実施例は、蓋ヒータ44を使用しな
い場合の例であり、蓋体31の下面部材34は、鍋4からの
熱伝達や保温釜本体1の上面からの熱伝達により加熱さ
れることを前提としている。この場合、蓋体31の下面部
材34上に断熱部材61を両面粘着テープ66などにより直接
接着すればよい。本第4実施例のように、蓋体31の下面
部材34には、必ずしも加熱手段を設ける必要はない。な
お、下面部材34の表面(蓋体31の内部と反対側の面)
は、前記第1実施例や従来の内蓋なしの保温釜と同様に
鍋4の上部開口部を直接覆う構成にしてある。
ものである。この第4実施例は、蓋ヒータ44を使用しな
い場合の例であり、蓋体31の下面部材34は、鍋4からの
熱伝達や保温釜本体1の上面からの熱伝達により加熱さ
れることを前提としている。この場合、蓋体31の下面部
材34上に断熱部材61を両面粘着テープ66などにより直接
接着すればよい。本第4実施例のように、蓋体31の下面
部材34には、必ずしも加熱手段を設ける必要はない。な
お、下面部材34の表面(蓋体31の内部と反対側の面)
は、前記第1実施例や従来の内蓋なしの保温釜と同様に
鍋4の上部開口部を直接覆う構成にしてある。
【0040】図7は本発明の保温釜の第5実施例を示す
ものである。この第5実施例は、前記第1実施例の構成
と第3実施例の構成とを組み合わせたものである。すな
わち、断熱部材45は、前記第1実施例と同様に、多数の
中空ビーズ56を用いて構成してあり、前記第3実施例と
同様に、断熱部材61と蓋ヒータ44上のアルミニウム箔52
との間にその表面全体に渡る空気層71を形成している。
ものである。この第5実施例は、前記第1実施例の構成
と第3実施例の構成とを組み合わせたものである。すな
わち、断熱部材45は、前記第1実施例と同様に、多数の
中空ビーズ56を用いて構成してあり、前記第3実施例と
同様に、断熱部材61と蓋ヒータ44上のアルミニウム箔52
との間にその表面全体に渡る空気層71を形成している。
【0041】さらに、本発明は、前記実施例に限定され
るものではなく、本発明の要旨の範囲内において種々の
変形実施が可能である。例えば、前記第1実施例では、
両面粘着テープ53,57により中空ビーズ56を固定するよ
うにしたが、シリコーンやアクリルなど各種任意の材料
をベースにした塗料に中空ビーズを混ぜて母材であるア
ルミニウム板に塗布し、加熱して焼き付けることによ
り、中空ビーズが多数含有された塗膜として断熱部材を
構成してもよい。中空ビーズを固定する方法については
特に制約はなく、作業効率のよい方法を選定すればよ
い。また、塗料の焼き付けにより断熱部材を構成する場
合、母材としてステンレスなどを使用してもよい。
るものではなく、本発明の要旨の範囲内において種々の
変形実施が可能である。例えば、前記第1実施例では、
両面粘着テープ53,57により中空ビーズ56を固定するよ
うにしたが、シリコーンやアクリルなど各種任意の材料
をベースにした塗料に中空ビーズを混ぜて母材であるア
ルミニウム板に塗布し、加熱して焼き付けることによ
り、中空ビーズが多数含有された塗膜として断熱部材を
構成してもよい。中空ビーズを固定する方法については
特に制約はなく、作業効率のよい方法を選定すればよ
い。また、塗料の焼き付けにより断熱部材を構成する場
合、母材としてステンレスなどを使用してもよい。
【0042】また、前記第2〜4実施例のようにシリコ
ーン樹脂の発泡体により断熱部材を構成する場合、その
発泡体の両面にアルミニウム箔を設ける必要は必ずしも
なく、加熱手段である蓋ヒータの反対側にあたる面側に
のみアルミニウム箔を設けて外方への熱放射を抑制する
ようにしてもよい。さらに、発泡体の材料としては、シ
リコーン樹脂の他、ポリプロピレンなどを用いることも
できる。
ーン樹脂の発泡体により断熱部材を構成する場合、その
発泡体の両面にアルミニウム箔を設ける必要は必ずしも
なく、加熱手段である蓋ヒータの反対側にあたる面側に
のみアルミニウム箔を設けて外方への熱放射を抑制する
ようにしてもよい。さらに、発泡体の材料としては、シ
リコーン樹脂の他、ポリプロピレンなどを用いることも
できる。
【0043】
【発明の効果】請求項1の発明の保温釜によれば、蓋体
の内部に、この蓋体の下面部材を覆う、微細な中空部が
独立した状態で複数含有された断熱部材を設けたので、
蓋体の断熱効果を高めることができるとともに、断熱部
材の厚さが薄くても高い断熱性が得られることにより蓋
体を薄型化できる。また、前記断熱部材は安価にでき、
グラスウールやセラミックファイバと異なり、人体に有
害な粉の発生もなく、組立作業環境の悪化を招かない。
の内部に、この蓋体の下面部材を覆う、微細な中空部が
独立した状態で複数含有された断熱部材を設けたので、
蓋体の断熱効果を高めることができるとともに、断熱部
材の厚さが薄くても高い断熱性が得られることにより蓋
体を薄型化できる。また、前記断熱部材は安価にでき、
グラスウールやセラミックファイバと異なり、人体に有
害な粉の発生もなく、組立作業環境の悪化を招かない。
【0044】そして、請求項2の発明の保温釜のよう
に、蓋体の下面部材の表面が鍋の上部開口部を直接覆う
場合でも、蓋体の断熱性を十分に確保できる。
に、蓋体の下面部材の表面が鍋の上部開口部を直接覆う
場合でも、蓋体の断熱性を十分に確保できる。
【0045】請求項3の発明の保温釜によれば、請求項
1または2の発明の効果に加えて、蓋体の内部の断熱部
材の下方に、蓋体の下面部材を加熱する加熱手段を設け
たので、この加熱手段による下面部材の加熱を効率よい
ものにできる。
1または2の発明の効果に加えて、蓋体の内部の断熱部
材の下方に、蓋体の下面部材を加熱する加熱手段を設け
たので、この加熱手段による下面部材の加熱を効率よい
ものにできる。
【0046】請求項4の発明の保温釜によれば、請求項
3の発明の効果に加えて、加熱手段と断熱部材との間に
空気層を設けたので、蓋体の下面部材をより効率よく加
熱できる。
3の発明の効果に加えて、加熱手段と断熱部材との間に
空気層を設けたので、蓋体の下面部材をより効率よく加
熱できる。
【0047】請求項5の発明の保温釜によれば、請求項
1から4のいずれかの発明の効果に加えて、断熱部材の
表面を赤外線放射率の低い材料で形成したので、断熱部
材の断熱効果をよりいっそう高めることができる。
1から4のいずれかの発明の効果に加えて、断熱部材の
表面を赤外線放射率の低い材料で形成したので、断熱部
材の断熱効果をよりいっそう高めることができる。
【0048】請求項6の発明の保温釜によれば、請求項
1から5のいずれかの発明の効果に加えて、微細な中空
部は、中空のガラスビーズで構成したので、前記断熱部
材を容易に製作できる。
1から5のいずれかの発明の効果に加えて、微細な中空
部は、中空のガラスビーズで構成したので、前記断熱部
材を容易に製作できる。
【0049】請求項7の発明の保温釜によれば、請求項
1から5のいずれかの発明の効果に加えて、微細な中空
部は、発泡体で構成したので、前記断熱部材を容易に製
作できる。
1から5のいずれかの発明の効果に加えて、微細な中空
部は、発泡体で構成したので、前記断熱部材を容易に製
作できる。
【図1】本発明の保温釜の第1実施例を示す蓋体の一部
の断面図である。
の断面図である。
【図2】同上断熱部材を構成するビーズの断面図であ
る。
る。
【図3】同上保温釜全体の断面図である。
【図4】本発明の保温釜の第2実施例を示す蓋体の一部
の断面図である。
の断面図である。
【図5】本発明の保温釜の第3実施例を示す蓋体の一部
の断面図である。
の断面図である。
【図6】本発明の保温釜の第4実施例を示す蓋体の一部
の断面図である。
の断面図である。
【図7】本発明の保温釜の第5実施例を示す蓋体の一部
の断面図である。
の断面図である。
1 保温釜本体 4 鍋 15 上部開口部 31 蓋体 34 下面部材 44 蓋ヒータ(加熱手段) 45 断熱部材 52 アルミニウム箔(赤外線放射率の低い材料) 56 中空ビーズ(ガラスビーズ) 58 アルミニウム箔(赤外線放射率の低い材料) 61 断熱部材 62 アルミニウム箔(赤外線放射率の低い材料) 63 アルミニウム箔(赤外線放射率の低い材料) 64 断熱部材本体部(発泡体) 65 中空部 67 空気層 71 空気層
Claims (7)
- 【請求項1】 保温釜本体と、この保温釜本体の上側に
開閉自在に設けられた蓋体とを備え、この蓋体の内部
に、この蓋体の下面部材を覆う、微細な中空部が独立し
た状態で複数含有された断熱部材を設けたことを特徴と
する保温釜。 - 【請求項2】 前記蓋体の下面部材の表面が、前記保温
釜本体に収容される鍋の上部開口部を直接覆うことを特
徴とする請求項1記載の保温釜。 - 【請求項3】 前記蓋体の内部の断熱部材の下方に、前
記蓋体の下面部材を加熱する加熱手段を設けたことを特
徴とする請求項1または2記載の保温釜。 - 【請求項4】 前記加熱手段と断熱部材との間に空気層
を設けたことを特徴とする請求項3記載の保温釜。 - 【請求項5】 前記断熱部材の表面を赤外線放射率の低
い材料で形成したことを特徴とする請求項1から4のい
ずれか1項に記載の保温釜。 - 【請求項6】 前記微細な中空部は、中空のガラスビー
ズで構成したことを特徴とする請求項1から5のいずれ
か1項に記載の保温釜。 - 【請求項7】 前記微細な中空部は、発泡体で構成した
ことを特徴とする請求項1から5のいずれか1項に記載
の保温釜。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10969997A JPH10295540A (ja) | 1997-04-25 | 1997-04-25 | 保温釜 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10969997A JPH10295540A (ja) | 1997-04-25 | 1997-04-25 | 保温釜 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10295540A true JPH10295540A (ja) | 1998-11-10 |
Family
ID=14516973
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP10969997A Pending JPH10295540A (ja) | 1997-04-25 | 1997-04-25 | 保温釜 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH10295540A (ja) |
-
1997
- 1997-04-25 JP JP10969997A patent/JPH10295540A/ja active Pending
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