JPH10295667A - Mrイメージング装置 - Google Patents
Mrイメージング装置Info
- Publication number
- JPH10295667A JPH10295667A JP9128118A JP12811897A JPH10295667A JP H10295667 A JPH10295667 A JP H10295667A JP 9128118 A JP9128118 A JP 9128118A JP 12811897 A JP12811897 A JP 12811897A JP H10295667 A JPH10295667 A JP H10295667A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- magnetic field
- pulse
- gradient magnetic
- blood flow
- flow velocity
- Prior art date
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- Pending
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Landscapes
- Measuring Pulse, Heart Rate, Blood Pressure Or Blood Flow (AREA)
- Magnetic Resonance Imaging Apparatus (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 血流速が拍動している血管についての良好な
画像をPC法によって得る。 【解決手段】 コンピュータ51には心電位相と血流速
との関係があらかじめ記憶させられていて、これによっ
て、心電計測器58からの心電波形をリアルタイムでモ
ニターすることによってとらえた心電位相からその時の
血流速が求められ、それに合わせた最適VENC強度の
自動設定がなされる。
画像をPC法によって得る。 【解決手段】 コンピュータ51には心電位相と血流速
との関係があらかじめ記憶させられていて、これによっ
て、心電計測器58からの心電波形をリアルタイムでモ
ニターすることによってとらえた心電位相からその時の
血流速が求められ、それに合わせた最適VENC強度の
自動設定がなされる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、MR現象(核磁
気共鳴現象)を利用して画像をつくるMRイメージング
装置に関し、とくに血流部分からの信号を強調して画像
化するPC(Phase Contrast)法を行な
うのに好適なMRイメージング装置に関する。
気共鳴現象)を利用して画像をつくるMRイメージング
装置に関し、とくに血流部分からの信号を強調して画像
化するPC(Phase Contrast)法を行な
うのに好適なMRイメージング装置に関する。
【0002】
【従来の技術】血流部分からの信号を強調して画像化す
る手法として知られるPC法は、VENC(Veloc
ity Encode)用傾斜磁場パルスとして傾斜磁
場のバイポーラパルスを用い、その極性の変化方向を互
いに逆にした2回のパルスシーケンスを行ない、そこで
得た信号(ベクトル)同士の差分の絶対値を求めるもの
である。すなわち、これらの信号から得たデータをそれ
ぞれ2次元フーリエ変換して各ピクセルの画像データを
得、後処理として、プラスのVENC用傾斜磁場パルス
時とマイナスのVENC用傾斜磁場パルス時との画像ベ
クトルの差の絶対値を求めることによって、静止部分の
信号を相殺し、血流部分からの信号を強調する。
る手法として知られるPC法は、VENC(Veloc
ity Encode)用傾斜磁場パルスとして傾斜磁
場のバイポーラパルスを用い、その極性の変化方向を互
いに逆にした2回のパルスシーケンスを行ない、そこで
得た信号(ベクトル)同士の差分の絶対値を求めるもの
である。すなわち、これらの信号から得たデータをそれ
ぞれ2次元フーリエ変換して各ピクセルの画像データを
得、後処理として、プラスのVENC用傾斜磁場パルス
時とマイナスのVENC用傾斜磁場パルス時との画像ベ
クトルの差の絶対値を求めることによって、静止部分の
信号を相殺し、血流部分からの信号を強調する。
【0003】このようにベクトル差の絶対値を求めるこ
とにより、採取された信号に含まれていた特定の速度部
分からの信号を強調することができる。すなわち、採取
された信号に含まれていた、ちょうど180°の位相差
を生じさせるような速度部分からの信号が最も強調さ
れ、静止部分の信号は相殺されて0となってしまう。
とにより、採取された信号に含まれていた特定の速度部
分からの信号を強調することができる。すなわち、採取
された信号に含まれていた、ちょうど180°の位相差
を生じさせるような速度部分からの信号が最も強調さ
れ、静止部分の信号は相殺されて0となってしまう。
【0004】そして位相差はVENCパルスの大きさ
(正または負の部分の大きさ)と速度とに対応するた
め、従来では、通常、オペレータが観測したい血流速に
対応してVENC強度を設定し、その流速の血流につき
180°の位相差が生じるようにし、その流速の血流部
分を強調した画像を得るようにしている。
(正または負の部分の大きさ)と速度とに対応するた
め、従来では、通常、オペレータが観測したい血流速に
対応してVENC強度を設定し、その流速の血流につき
180°の位相差が生じるようにし、その流速の血流部
分を強調した画像を得るようにしている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、血流速
は一定でなく拍動していて一定ではないため、データ収
集に問題が生じる。すなわち、血流速が、設定されたV
ENC強度に対応する速度となっているのは心拍の一定
位相においてのみである。そのため、その位相以外のタ
イミングの繰り返し時間ではVENC強度が血流速に対
応していないことになるからである。そこで、拍動する
血流が流れる血管については十分に画像化されないとい
う問題があった。
は一定でなく拍動していて一定ではないため、データ収
集に問題が生じる。すなわち、血流速が、設定されたV
ENC強度に対応する速度となっているのは心拍の一定
位相においてのみである。そのため、その位相以外のタ
イミングの繰り返し時間ではVENC強度が血流速に対
応していないことになるからである。そこで、拍動する
血流が流れる血管については十分に画像化されないとい
う問題があった。
【0006】この発明は、上記に鑑み、VENC強度設
定作業が不要で、拍動する血流が流れる血管について良
好な画像化を行うことができるように改善した、MRイ
メージング装置を提供することを目的とする。
定作業が不要で、拍動する血流が流れる血管について良
好な画像化を行うことができるように改善した、MRイ
メージング装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、この発明によるMRイメージング装置においては、
静磁場を発生する手段と、該静磁場に重畳するよう傾斜
磁場を発生する傾斜磁場手段と、RF送信手段と、RF
受信手段と、心電波形を計測する心電計測手段と、その
心電波形をモニターして心電位相をとらえて、別途求め
ておいた心電位相と血流速との関係からその心電位相に
対応する血流速を求め、その血流速に適したVENC強
度に自動設定した上で、上記の傾斜磁場手段、RF送信
手段およびRF受信手段を制御してスライス選択用傾斜
磁場パルス、位相エンコード用傾斜磁場パルス、読み出
し用傾斜磁場パルス、VENC用傾斜磁場パルスを含む
パルスシーケンスを行なう制御手段とが備えられること
が特徴となっている。
め、この発明によるMRイメージング装置においては、
静磁場を発生する手段と、該静磁場に重畳するよう傾斜
磁場を発生する傾斜磁場手段と、RF送信手段と、RF
受信手段と、心電波形を計測する心電計測手段と、その
心電波形をモニターして心電位相をとらえて、別途求め
ておいた心電位相と血流速との関係からその心電位相に
対応する血流速を求め、その血流速に適したVENC強
度に自動設定した上で、上記の傾斜磁場手段、RF送信
手段およびRF受信手段を制御してスライス選択用傾斜
磁場パルス、位相エンコード用傾斜磁場パルス、読み出
し用傾斜磁場パルス、VENC用傾斜磁場パルスを含む
パルスシーケンスを行なう制御手段とが備えられること
が特徴となっている。
【0008】心電計測器により心電波形を測定して、そ
の波形をモニターして、心電位相をとらえる。一方、心
電位相と血流速との関係は、別途、超音波ドップラー血
流速測定器やDBI法などで求めておく。そこで、心電
位相から血流速を求めることができ、その血流速に最適
なVENC強度を自動設定することができる。こうして
PC法のパルスシーケンスを繰り返して行えば、その各
繰り返し時間が心電位相つまり血流速に対してはランダ
ムなものであっても、その各繰り返し時間のタイミング
での血流速に最適なVENC強度が自動設定される。
の波形をモニターして、心電位相をとらえる。一方、心
電位相と血流速との関係は、別途、超音波ドップラー血
流速測定器やDBI法などで求めておく。そこで、心電
位相から血流速を求めることができ、その血流速に最適
なVENC強度を自動設定することができる。こうして
PC法のパルスシーケンスを繰り返して行えば、その各
繰り返し時間が心電位相つまり血流速に対してはランダ
ムなものであっても、その各繰り返し時間のタイミング
での血流速に最適なVENC強度が自動設定される。
【0009】
【発明の実施の形態】つぎに、この発明の実施の形態に
ついて図面を参照しながら詳細に説明する。この発明に
かかるMRイメージング装置は図1に示すように構成さ
れる。この図1において、マグネットアセンブリ11に
は、静磁場を発生するための主マグネットと、この静磁
場に重畳する傾斜磁場Gx,Gy,Gzを発生する傾斜
磁場コイルが含まれる。この静磁場及び傾斜磁場が加え
られる空間には、検査台62に載せられた被検者61が
挿入される。この被検者61には、RFパルスを被検者
61に照射するとともにこの被検者61で発生したNM
R信号を受信するためのRFコイル12が取り付けられ
ている。さらに被検者61には心電センサ59も取り付
けられている。
ついて図面を参照しながら詳細に説明する。この発明に
かかるMRイメージング装置は図1に示すように構成さ
れる。この図1において、マグネットアセンブリ11に
は、静磁場を発生するための主マグネットと、この静磁
場に重畳する傾斜磁場Gx,Gy,Gzを発生する傾斜
磁場コイルが含まれる。この静磁場及び傾斜磁場が加え
られる空間には、検査台62に載せられた被検者61が
挿入される。この被検者61には、RFパルスを被検者
61に照射するとともにこの被検者61で発生したNM
R信号を受信するためのRFコイル12が取り付けられ
ている。さらに被検者61には心電センサ59も取り付
けられている。
【0010】マグネットアセンブリ11の傾斜磁場コイ
ルに傾斜磁場用電流を供給する回路として、磁場制御回
路21が設けられる。この磁場制御回路21には波形発
生回路53からの波形信号が送られる。この波形発生回
路53には、傾斜磁場Gx、Gy、Gzの各パルス波形
に関する情報が、あらかじめコンピュータ51からセッ
トされている。シーケンスコントローラ52から指示さ
れたタイミングで波形発生回路53から傾斜磁場Gx、
Gy、Gzの各々についての波形信号が生じ、これが磁
場制御回路21に送られることにより、所定の波形のパ
ルスとされた傾斜磁場Gx、Gy、Gzがそれぞれ発生
することになる。
ルに傾斜磁場用電流を供給する回路として、磁場制御回
路21が設けられる。この磁場制御回路21には波形発
生回路53からの波形信号が送られる。この波形発生回
路53には、傾斜磁場Gx、Gy、Gzの各パルス波形
に関する情報が、あらかじめコンピュータ51からセッ
トされている。シーケンスコントローラ52から指示さ
れたタイミングで波形発生回路53から傾斜磁場Gx、
Gy、Gzの各々についての波形信号が生じ、これが磁
場制御回路21に送られることにより、所定の波形のパ
ルスとされた傾斜磁場Gx、Gy、Gzがそれぞれ発生
することになる。
【0011】RF発振回路31により発生させられたR
F信号は振幅変調回路32に送られ、これがキャリア信
号となり、波形発生回路53から送られてくるRF波形
信号に応じて振幅変調される。この振幅変調後のRF信
号は、RF電力増幅器33を経て増幅された後、RFコ
イル12に加えられる。このRF発振回路31の発振周
波数はコンピュータ51によって制御され、被検者61
の身体組織の共鳴周波数に一致させられる。上記の変調
信号の波形に関する情報はコンピュータ51から波形発
生回路53にあらかじめ与えられる。波形発生回路53
やRF発振回路31のタイミングはシーケンスコントロ
ーラ52により定められる。
F信号は振幅変調回路32に送られ、これがキャリア信
号となり、波形発生回路53から送られてくるRF波形
信号に応じて振幅変調される。この振幅変調後のRF信
号は、RF電力増幅器33を経て増幅された後、RFコ
イル12に加えられる。このRF発振回路31の発振周
波数はコンピュータ51によって制御され、被検者61
の身体組織の共鳴周波数に一致させられる。上記の変調
信号の波形に関する情報はコンピュータ51から波形発
生回路53にあらかじめ与えられる。波形発生回路53
やRF発振回路31のタイミングはシーケンスコントロ
ーラ52により定められる。
【0012】RFコイル12によって受信されたNMR
信号は前置増幅器41を経て位相検波回路42に送られ
て位相検波される。この位相検波のためのリファレンス
信号として上記のRF発振回路31からのRF信号が送
られている。位相検波によって得られた信号は、シーケ
ンスコントローラ52によって制御されたA/D変換器
43により所定のサンプリングタイミングでサンプルさ
れ、デジタルデータに変換される。A/D変換器43か
ら得られたデータはコンピュータ51に取り込まれ、こ
のコンピュータ51において2次元フーリエ変換が行わ
れて、各ピクセルの画像データが再現される。
信号は前置増幅器41を経て位相検波回路42に送られ
て位相検波される。この位相検波のためのリファレンス
信号として上記のRF発振回路31からのRF信号が送
られている。位相検波によって得られた信号は、シーケ
ンスコントローラ52によって制御されたA/D変換器
43により所定のサンプリングタイミングでサンプルさ
れ、デジタルデータに変換される。A/D変換器43か
ら得られたデータはコンピュータ51に取り込まれ、こ
のコンピュータ51において2次元フーリエ変換が行わ
れて、各ピクセルの画像データが再現される。
【0013】このコンピュータ51にはディスプレイ装
置54、キーボード55、マウス56、記録装置57お
よび心電計測器58が接続されている。ディスプレイ装
置54により、再構成されたMR画像などが表示され
る。キーボード55、マウス56などによって撮像シー
ケンスや撮像パラメータ等の入力・設定が行なわれる。
記録装置57は光磁気ディスク装置などからなり、得ら
れた画像等のデータを記録する。心電計測器58は心電
センサ59を介して被検者61の心電波形を計測するも
のである。この計測された心電波形は図3の(b)のよ
うな波形となり、この波形信号がコンピュータ51に送
られて、コンピュータ51がリアルタイムでこの心電波
形をモニターする。
置54、キーボード55、マウス56、記録装置57お
よび心電計測器58が接続されている。ディスプレイ装
置54により、再構成されたMR画像などが表示され
る。キーボード55、マウス56などによって撮像シー
ケンスや撮像パラメータ等の入力・設定が行なわれる。
記録装置57は光磁気ディスク装置などからなり、得ら
れた画像等のデータを記録する。心電計測器58は心電
センサ59を介して被検者61の心電波形を計測するも
のである。この計測された心電波形は図3の(b)のよ
うな波形となり、この波形信号がコンピュータ51に送
られて、コンピュータ51がリアルタイムでこの心電波
形をモニターする。
【0014】PC法では、図2に示すようなパルスシー
ケンスが行われる。RFパルス71の印加時に同時にス
ライス選択用の傾斜磁場パルス(ここではGzパルス)
72を加えて、Z方向の1箇所を選択励起する。その後
位相エンコード用傾斜磁場パルス(Gyパルス)73を
加えるとともに、反転する読み出し(および周波数エン
コード)用傾斜磁場パルス(Gxパルス)74を加え、
共鳴信号75を発生させる点は、通常の撮像シーケンス
と同様である。さらに、PC法では、どれか(あるいは
すべて)の傾斜磁場の正から負あるいは負から正へと反
転するバイポーラパルスをVENCパルス76として加
え、同じ位相エンコードのシーケンスを2回行ない、そ
の各々でVENCパルス76の反転する方向を逆にす
る。
ケンスが行われる。RFパルス71の印加時に同時にス
ライス選択用の傾斜磁場パルス(ここではGzパルス)
72を加えて、Z方向の1箇所を選択励起する。その後
位相エンコード用傾斜磁場パルス(Gyパルス)73を
加えるとともに、反転する読み出し(および周波数エン
コード)用傾斜磁場パルス(Gxパルス)74を加え、
共鳴信号75を発生させる点は、通常の撮像シーケンス
と同様である。さらに、PC法では、どれか(あるいは
すべて)の傾斜磁場の正から負あるいは負から正へと反
転するバイポーラパルスをVENCパルス76として加
え、同じ位相エンコードのシーケンスを2回行ない、そ
の各々でVENCパルス76の反転する方向を逆にす
る。
【0015】図2では、読み出し用傾斜磁場Gxについ
てVENCパルス76を加えている。左側に示すパルス
シーケンスと右側に示すパルスシーケンスでは、位相エ
ンコード用のGyパルス73の大きさが同じにされて同
量の位相エンコードがなされるようになっており、一方
(左側)のパルスシーケンスではVENCパルス76は
正から負へと反転しているが、他方(右側)のパルスシ
ーケンスでは負から正へと、バイポーラグラジェントの
反転する方向が逆になっている。
てVENCパルス76を加えている。左側に示すパルス
シーケンスと右側に示すパルスシーケンスでは、位相エ
ンコード用のGyパルス73の大きさが同じにされて同
量の位相エンコードがなされるようになっており、一方
(左側)のパルスシーケンスではVENCパルス76は
正から負へと反転しているが、他方(右側)のパルスシ
ーケンスでは負から正へと、バイポーラグラジェントの
反転する方向が逆になっている。
【0016】VENCパルス76を加えることにより、
動いている物体からの信号に位相シフトが生じる。ここ
ではVENCパルス76はX方向の傾斜磁場Gxを用い
ているため、共鳴信号75のうちX方向に動いている部
分からの成分の位相がシフトする。すなわち、VENC
パルス76は、同じ大きさの正・負のパルスからなるた
め、静止部分ではこれらパルスの影響は相殺されてしま
うが、X方向に動いている部分は正のパルス印加時点と
負のパルス印加時点ではX方向に異なる位置に動いてお
り、このVENCパルス76はGxを用いているのでX
方向の異なる位置では磁場強度が異なるため、正と負と
で磁場の印加量に差が生じる。つまり、最初の正(また
は負)のパルスで生じた位相シフトが、後の負(または
正)のパルスで戻しきれないか、戻し過ぎてしまい、結
果的に位相シフトが残る。この移動部分での位相シフト
は、VENCパルス76の反転方向を逆にした2つのパ
ルスシーケンス(図の左側と右側)で逆方向に現われ
る。
動いている物体からの信号に位相シフトが生じる。ここ
ではVENCパルス76はX方向の傾斜磁場Gxを用い
ているため、共鳴信号75のうちX方向に動いている部
分からの成分の位相がシフトする。すなわち、VENC
パルス76は、同じ大きさの正・負のパルスからなるた
め、静止部分ではこれらパルスの影響は相殺されてしま
うが、X方向に動いている部分は正のパルス印加時点と
負のパルス印加時点ではX方向に異なる位置に動いてお
り、このVENCパルス76はGxを用いているのでX
方向の異なる位置では磁場強度が異なるため、正と負と
で磁場の印加量に差が生じる。つまり、最初の正(また
は負)のパルスで生じた位相シフトが、後の負(または
正)のパルスで戻しきれないか、戻し過ぎてしまい、結
果的に位相シフトが残る。この移動部分での位相シフト
は、VENCパルス76の反転方向を逆にした2つのパ
ルスシーケンス(図の左側と右側)で逆方向に現われ
る。
【0017】そこで、これら2つのパルスシーケンス
(図の左側と右側)とで得た信号(ベクトル)の差の絶
対値をとれば、位相差180°を生じさせるような速度
でX方向に移動していく部分からの信号が最も大きなも
のとなる。つまり、ある速度で移動している部分からの
信号の差の絶対値は、その部分からの信号の位相差が1
80°となるようなVENCパルス強度(正または負の
部分の面積)を与えたときに、最も大きくなる。したが
って、観測したい血管の流速に対応してVENCパルス
76を設定し、その流速で180°の位相差が生じるよ
うにすればよい。
(図の左側と右側)とで得た信号(ベクトル)の差の絶
対値をとれば、位相差180°を生じさせるような速度
でX方向に移動していく部分からの信号が最も大きなも
のとなる。つまり、ある速度で移動している部分からの
信号の差の絶対値は、その部分からの信号の位相差が1
80°となるようなVENCパルス強度(正または負の
部分の面積)を与えたときに、最も大きくなる。したが
って、観測したい血管の流速に対応してVENCパルス
76を設定し、その流速で180°の位相差が生じるよ
うにすればよい。
【0018】ここでは、図3の(a)に示すように、T
R(図2の左側あるいは右側のパルスシーケンスの繰り
返し時間)が心拍とは関係なく連続的に繰り返されてい
るものとする。このとき、コンピュータ51は図3の
(b)のような心電波形をリアルタイムでモニターして
いるので、たとえばR波からの遅延時間により、各TR
が心拍周期のどの位相にあるかをとらえることができ
る。
R(図2の左側あるいは右側のパルスシーケンスの繰り
返し時間)が心拍とは関係なく連続的に繰り返されてい
るものとする。このとき、コンピュータ51は図3の
(b)のような心電波形をリアルタイムでモニターして
いるので、たとえばR波からの遅延時間により、各TR
が心拍周期のどの位相にあるかをとらえることができ
る。
【0019】一方、心拍周期と血流速との関係は、あら
かじめ超音波ドップラー血流速測定器やDBI法などで
図3の(c)のように求めておく。なおDBI法(ダイ
レクトボーラスイメージング法)は、MRイメージング
装置を用いて血流速をダイレクトに測定する方法であ
り、血流に直角なスライス面を励起したときにその励起
血流がエコー時間後にそのスライス面から離れている様
子をスライス面に平行な方向からの画像化によって観測
するものである(清水公治「MRイメージングによる血
流の定量化」映像情報(M)Vol.20、No.2、
1988、pp.90−94)。そして、この心拍周期
と血流速との関係があらかじめコンピュータ51に記憶
させられており、そのため、この図3の(c)のような
データから、各TRのタイミングでの血流速を知り、そ
れに応じた最適VENC強度を図3の(d)のように自
動設定することができる。
かじめ超音波ドップラー血流速測定器やDBI法などで
図3の(c)のように求めておく。なおDBI法(ダイ
レクトボーラスイメージング法)は、MRイメージング
装置を用いて血流速をダイレクトに測定する方法であ
り、血流に直角なスライス面を励起したときにその励起
血流がエコー時間後にそのスライス面から離れている様
子をスライス面に平行な方向からの画像化によって観測
するものである(清水公治「MRイメージングによる血
流の定量化」映像情報(M)Vol.20、No.2、
1988、pp.90−94)。そして、この心拍周期
と血流速との関係があらかじめコンピュータ51に記憶
させられており、そのため、この図3の(c)のような
データから、各TRのタイミングでの血流速を知り、そ
れに応じた最適VENC強度を図3の(d)のように自
動設定することができる。
【0020】TRが十分に短い場合は図2の左側と右側
のパルスシーケンスを同じ位相エンコード量で続けて行
うことができるが、そうでない場合は図2の左側か右側
のパルスシーケンスの一方を一つの位相エンコード量・
その時の流速に対応したVENC強度で行い、後で同じ
流速となったタイミングのTRでふたたび同一の位相エ
ンコード量で左側か右側の他方のシーケンスを行う。
のパルスシーケンスを同じ位相エンコード量で続けて行
うことができるが、そうでない場合は図2の左側か右側
のパルスシーケンスの一方を一つの位相エンコード量・
その時の流速に対応したVENC強度で行い、後で同じ
流速となったタイミングのTRでふたたび同一の位相エ
ンコード量で左側か右側の他方のシーケンスを行う。
【0021】なお、この発明は、その趣旨を逸脱しない
範囲で種々に変更できることはもちろんである。たとえ
ば、上記ではVENC用傾斜磁場としてGxを用いた
が、他の傾斜磁場を用いることもできる。また、図2に
示すようにグラジェントエコー法にPC法を適用したパ
ルスシーケンスを例にあげて説明したが、他のパルスシ
ーケンスにPC法を適用した場合でも同様である。
範囲で種々に変更できることはもちろんである。たとえ
ば、上記ではVENC用傾斜磁場としてGxを用いた
が、他の傾斜磁場を用いることもできる。また、図2に
示すようにグラジェントエコー法にPC法を適用したパ
ルスシーケンスを例にあげて説明したが、他のパルスシ
ーケンスにPC法を適用した場合でも同様である。
【0022】
【発明の効果】以上説明したように、この発明のMRイ
メージング装置によれば、血流が拍動している場合で
も、その変動する流速に合わせてつねに最適なVENC
強度の自動設定されたPC法を行い、優れた血管像を得
ることができる。VENC強度は自動設定されるので、
オペレータの設定操作の負担が軽減される。
メージング装置によれば、血流が拍動している場合で
も、その変動する流速に合わせてつねに最適なVENC
強度の自動設定されたPC法を行い、優れた血管像を得
ることができる。VENC強度は自動設定されるので、
オペレータの設定操作の負担が軽減される。
【図1】この発明の実施の形態を示すブロック図。
【図2】同実施形態で用いるパルスシーケンスを示すタ
イムチャート。
イムチャート。
【図3】TRのタイミングと心電波形と血流速とVEN
C強度との関係を示すタイムチャート。
C強度との関係を示すタイムチャート。
11 マグネットアセンブリ 12 RFコイル 21 磁場制御回路 31 RF発振回路 32 振幅変調回路 33 RF電力増幅器 41 前置増幅器 42 位相検波回路 43 A/D変換器 51 コンピュータ 52 シーケンスコントローラ 53 波形発生回路 54 ディスプレイ装置 55 キーボード 56 マウス 57 記録装置 58 心電計測器 59 心電センサ 61 被検者 62 検査台 71 RF励起パルス 72 スライス選択用傾斜磁場パルス 73 位相エンコード用傾斜磁場パル
ス 74 読み出し用傾斜磁場パルス 75 共鳴信号 76 VENC用傾斜磁場パルス
ス 74 読み出し用傾斜磁場パルス 75 共鳴信号 76 VENC用傾斜磁場パルス
Claims (1)
- 【請求項1】 静磁場を発生する手段と、該静磁場に重
畳するよう傾斜磁場を発生する傾斜磁場手段と、RF送
信手段と、RF受信手段と、心電波形を計測する心電計
測手段と、その心電波形をモニターして心電位相をとら
えて、別途求めておいた心電位相と血流速との関係から
その心電位相に対応する血流速を求め、その血流速に適
したVENC強度に自動設定した上で、上記の傾斜磁場
手段、RF送信手段およびRF受信手段を制御してスラ
イス選択用傾斜磁場パルス、位相エンコード用傾斜磁場
パルス、読み出し用傾斜磁場パルス、VENC用傾斜磁
場パルスを含むパルスシーケンスを行なう制御手段とを
備えることを特徴とするMRイメージング装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9128118A JPH10295667A (ja) | 1997-04-30 | 1997-04-30 | Mrイメージング装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9128118A JPH10295667A (ja) | 1997-04-30 | 1997-04-30 | Mrイメージング装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10295667A true JPH10295667A (ja) | 1998-11-10 |
Family
ID=14976832
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP9128118A Pending JPH10295667A (ja) | 1997-04-30 | 1997-04-30 | Mrイメージング装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH10295667A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2012024604A (ja) * | 2005-09-22 | 2012-02-09 | Toshiba Corp | 磁気共鳴イメージング装置 |
| EP2492704A1 (de) | 2011-02-25 | 2012-08-29 | Max-Delbrück-Centrum Für Molekulare Medizin | MRT-Flussmessung mit zusätzlichem Sensor zur VENC-Einstellung |
-
1997
- 1997-04-30 JP JP9128118A patent/JPH10295667A/ja active Pending
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2012024604A (ja) * | 2005-09-22 | 2012-02-09 | Toshiba Corp | 磁気共鳴イメージング装置 |
| EP2492704A1 (de) | 2011-02-25 | 2012-08-29 | Max-Delbrück-Centrum Für Molekulare Medizin | MRT-Flussmessung mit zusätzlichem Sensor zur VENC-Einstellung |
| WO2012113940A1 (de) | 2011-02-25 | 2012-08-30 | Max-Delbrück-Centrum für Molekulare Medizin | Mrt-flussmessung oder mrt-elastographie mit zusätzlichem sensor zur venc-einstellung |
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