JPH10295880A - パチンコ遊技機の打球発射装置 - Google Patents

パチンコ遊技機の打球発射装置

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JPH10295880A
JPH10295880A JP12348897A JP12348897A JPH10295880A JP H10295880 A JPH10295880 A JP H10295880A JP 12348897 A JP12348897 A JP 12348897A JP 12348897 A JP12348897 A JP 12348897A JP H10295880 A JPH10295880 A JP H10295880A
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勲 山元
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 部品点数の減少および構造の簡素化により、
コスト低減,小型軽量化および耐久性の向上を図る。 【解決手段】 モータ21は、本体25を前枠10に形
成した開口部16に突出させ、駆動軸29をパチンコ機
の後方側へ指向させた状態で該前枠10に取付けられ
る。打球杆22は、基部30を駆動軸29に固着してモ
ータ21に直結され、付勢手段43で常には回動始端に
休息位置する。制御基板からの指令によりモータ21を
通電制御して、駆動軸29を所要中心角だけ急速に回動
させることにより、回動始端に休息していた打球杆22
を付勢手段43の付勢力に抗して回動終端まで変位させ
て発射レール上のパチンコ球を打撃する。パチンコ球の
打撃完了と同期的にモータ21への通電を遮断して駆動
軸29をフリー回転にし、打球杆22を付勢手段43の
付勢作用下に回動始端まで復帰させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、パチンコ遊技機
の打球発射装置に関し、更に詳細には、打球杆を往復揺
動させることにより、パチンコ球を遊技盤の遊技領域に
連続的に発射する打球発射装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】パチンコ球を遊技媒体とするパチンコ遊
技機は、前面右下部に突設した操作ハンドルの回動操作
に基いて駆動制御される打球発射装置の打球杆により、
発射レールの下端に送り込まれたパチンコ球を遊技盤の
遊技領域に打出して、所要のパチンコゲームを行なうよ
うになっている。ここで、パチンコ遊技機に実施される
打球発射装置では、前記打球部の形態として、電動モー
タを駆動源とする「モータ駆動式」と、ロータリーソレノ
イドまたはプランジャ型のソレノイドを駆動源とする
「ソレノイド駆動式」とに大別される。
【0003】図9および図10は、モータ駆動式の打球
発射装置の代表的な構成を概略で示したもので、この打
球発射装置70では、一定速度で所要方向へ回転駆動す
るステッピングモータ71を利用して、球打杆72を所
要角度範囲で往復揺動させることにより、発射レール1
4の下端に送り込まれたパチンコ球(図示せず)を打撃す
るようになっている。すなわち打球杆72は、前枠10
に固定されるユニット取付板73の所定位置に回動自在
に枢支され、該打球杆72とユニット取付板73との間
に架設したコイルバネ74の付勢作用下に、常には先端
の打球片75を前記発射レール14の下流端に臨んだ状
態に姿勢保持されている。また、打球杆72にはレバー
76が一体的に形成されており、このレバー76の先端
にピン77が水平に突出している。一方、前記ユニット
取付板73と別体に成形されたモータ取付板78に、前
記ピン77と係着するカム81を駆動軸80に固着した
前記モータ71や、該モータ71を駆動制御する制御基
板82等が取着され、これらユニット取付板73とモー
タ取付板78とを互いにビス着することでユニット化し
た打球発射装置70が構成される。
【0004】そして、前述のように構成された打球発射
装置70において、モータ71を駆動してカム81を図
9の矢印方向へ回転させると、該カム81の外端面がピ
ン77に当接しながら下方へ移動するようになり、その
結果として打球杆72は図示左方向(破線矢印方向)へ回
動して、打球片75を発射レール14から離間した状態
に姿勢変位する。そしてカム81が所要角度まで回動す
ると、該カム81とピン77との係着が解除するよう設
定されており、両者81,77の係着が解除されると同
時に、打球杆72は前記コイルバネ74の引張り弾力に
より図示右方向(実線矢印方向)へ瞬時に回動して、発射
レール14の下流端に待機しているパチンコ球(図示せ
ず)を打球片75で打撃して打出すようになっている。
すなわち、駆動軸80の回転によるカム81とピン77
との係脱を利用して打球杆72を揺動させ、コイルバネ
74の付勢力を利用してパチンコ球を打出すように構成
されている。
【0005】またパチンコ遊技機に実施する打球発射装
置は、前記打球発射装置70も含めて、1分間に約10
0個のパチンコ球を発射し得る能力を必要とし、しかも
最低3年間は故障等のトラブルがなくスムーズに使用で
きなければ実用的ではない。従って、ゲームホールの1
日の営業時間を12時間、年間稼働日数を330日とす
る前提において、必要な耐久打球回数は、 100(個)×60(分)×12(時間)×330(日)×3
(年)=7158万回 となり、3年以上の使用をも考慮すると約1億回の打球
作動に耐え得るものでなければならない。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところが、前述のよう
に構成されたモータ駆動式の打球発射装置70では、打
球杆72に突設したピン77と、駆動軸80に固着した
カム81との係脱作用により、モータ71の回転力を該
打球杆72に伝達させるものであるから、該カム81と
ピン77との当接時の衝撃と係着時の摩擦が断続的に起
こり、がたつきや摩耗が発生して耐久性や安定性の面で
大きな問題があった。また、モータの駆動軸80に固着
されたカム81やピン77およびモータ取付板78等を
含む構成部品点数が多いので、組立て作業に時間がかか
ると共に生産コストが高くなる欠点を内在している。更
には、図10に示すように、モータ71がモータ取付板
78から外方(後方)へ突出した状態に配設されるので、
装置70全体の外郭サイズ、殊に前後方向の寸法が必然
的に大きくなり、パチンコ遊技機の所定位置に取着セッ
トした際には、該モータ71が後方へ大きく突出してし
まう。従って、複数台のパチンコ遊技機の搬送時には、
パチンコ遊技機同志を整列状態に保持し得ない不都合が
あり、またモータ71が他のパチンコ遊技機等に衝突し
て故障または破損する不都合もあった。
【0007】また前記打球発射装置70では、遊技終了
に伴ってモータ71が停止制御されても、駆動軸80は
惰性により適宜中心角分だけ回転した後に停止するよう
になるから、該駆動軸80に固着したカム81は、モー
タ71が停止する度毎にその停止位置が変わってしま
う。すなわちカム81は、図11(a)に示すようなピン
77との当接開始位置で停止することもあり、図11
(b)および図11(c)に示すように、2点鎖線で示すピ
ン77との当接開始位置に対して適宜回転角度をもって
停止する場合もある。従って、カム81とピン77との
係脱作用により打球杆72を揺動する形態では、次回の
操作ハンドルによる遊技開始時に、打球操作によるモー
タ71の回転開始と、カム81とピン77との当接によ
る打球杆72の揺動開始との間に、不規則的なタイムラ
グが生ずる欠点を内在している。殊に、図11(c)に示
すような状態でカム81が停止していた場合には、図1
1(a)と比較して該カム81が約180度回転した後に
ピン77に当接するようになるから、この回転に要する
時間分だけ遅れて打球杆72が揺動開始してパチンコ球
を打撃するようになる。これにより、例えば「権利もの」
と称される第3種パチンコ機の如く、権利発生により限
定された時間(5〜6秒)内に、所定の位置へ1個以上の
パチンコ球の入球を必須要件とする機種では、操作ハン
ドルを廻してからパチンコ球の打出しまでに時間がかか
ってチャンスを逸してしまう等、好適な遊技に支障を来
す問題があった。
【0008】
【発明の目的】本発明は、前述した課題を解決するべく
新規に提案されたものであって、モータ駆動式の打球発
射装置において、部品点数を減らすことにより生産コス
トの低減および装置自体の小型軽量化を図ると共に、構
造の簡素化を図って長期の使用に故障することなく対応
し得る耐久性および安定性を備えたパチンコ遊技機の打
球発射装置を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】前述した課題を克服し、
所期の目的を達成するため本発明に係るパチンコ遊技機
の打球発射装置は、パチンコ遊技機における前枠の背面
側に装着され、制御基板からの指令に基き駆動されるモ
ータにより回動始端と回動終端との間を往復揺動する打
球杆で、発射レールの下流端に送り込まれたパチンコ球
を打撃して発射するモータ駆動式の打球発射装置におい
て、前記モータは、その本体を前記前枠に形成した開口
部に突出した状態で該前枠に取付けられて、その駆動軸
をパチンコ遊技機の後方側へ指向させ、前記打球杆は、
その基部を前記駆動軸に固着してモータに直結されると
共に、所要の付勢手段により付勢されて常には回動始端
に休息位置し、前記制御基板からの指令により前記モー
タを通電状態に制御して、前記駆動軸を所要中心角だけ
急速に回動させることにより、回動始端に休息していた
打球杆を前記付勢手段の付勢力に抗して回動終端まで変
位させて発射レール上のパチンコ球を打撃し、パチンコ
球の打撃完了と同期的に前記モータへの通電状態を遮断
して前記駆動軸をフリー回転にすると共に、回動終端に
姿勢変位していた前記打球杆を、前記付勢手段の付勢作
用下に回動始端まで復帰させるよう構成したことを特徴
とする。
【0010】
【作用】駆動源としてのモータは、前枠の開口部に本体
を突入した状態で前枠に取着され、駆動軸をパチンコ遊
技機の後方へ指向させる。打球杆は、前記モータの駆動
軸に直結して固着され、所定の付勢手段により常には回
動始端に位置している。そして、制御基板における発射
パルスに基くパルス波状の電流が前記モータに付加され
ると、所定の通電時間内に駆動軸が所要中心角だけ急速
に回動するので、前記打球杆は回動始端から回動終端ま
で変位して発射レールの下端部に送り込まれたパチンコ
球を打撃する。また、パチンコ球の打撃完了後に通電時
間が経過すると、前記モータに対する通電が遮断されて
前記駆動軸がフリー回転状態になり、付勢手段で付勢さ
れていた前記打球杆は、非通電時間内に元の回動始端ま
で変位する。すなわち打球杆は、パルス波状の電流を連
続的にモータに付加することにより、発射サイクル毎に
回動始端と回動終端との間を往復揺動して、発射レール
に送り込まれたパチンコ球を連続して打撃する。また、
モータと打球杆が直結されているので、モータの回転開
始と打球杆の揺動開始との間にタイムラグが発生しな
い。
【0011】
【発明の実施の形態】次に、本発明に係るパチンコ遊技
機の打球発射装置につき、好適な実施例を挙げ、添付図
面を参照しながら以下説明する。なお、パチンコ球を遊
技媒体とするパチンコ遊技機には、「フィーバータイプ」
とも称される第1種パチンコ機、「ヒコーキタイプ」とも
称される第2種パチンコ機および「権利もの」とも称され
る第3種パチンコ機の他に、入賞組合わせ遊技機の一種
であるアレンジボール機等があり、本実施例の打球発射
装置はこれら全てのパチンコ遊技機に好適に実施可能で
ある。
【0012】本実施例の打球発射装置Aは、図4に示す
ように、パチンコ機Pにおける前枠10の背面左下部に
形成された設置部12に設置され、図1,図2および図
3に示すように、各構成部材の搭載基盤として機能する
と共に該設置部12にビス等で固定される略矩形状の取
付板20と、この取付板20に固定された駆動源として
のモータ21と、該モータ21により往復揺動する打球
杆22等から基本的に構成されている。なお前枠10に
ついては、所要厚さのベニヤ板を所定の寸法および形状
に成形した木製の前枠と、全体を一体的に成形した合成
樹脂製の前枠が実用化されているが、本実施例では厚さ
19mmに規格化された木製の前枠を例示している。
【0013】前記取付板20は、前枠10の設置部12
との当接面を前面20aとする前提において、図1に示
すように、後面20b側からみて中央右寄りに円形状の
開口部24が形成してあり、この開口部24内に前記モ
ータ21の本体25が挿通し得るようになっている。ま
たモータ21には、その前側に配設された固定子26の
上下端に取付片27が一体的に成形してあり、取付板2
0の後面20b側から前記開口部24内に本体25を挿
通させ、当接した取付片27と取付板20との間にビス
28をねじ込むことにより、該取付板20に確実に取着
される。すなわち、取付板20に取着したモータ21
は、図2および図3に示すように、本体25の約1/2
程度が開口部24から前面20a側へ突出すると共に、
駆動軸29を後面20b側へ指向させた状態となる。
【0014】前記打球杆22は、図2および図3に示す
ように、長手方向の略中間部において、円形フランジ状
の基部30と、打球片32を備えた先端部31とが、所
要寸法分だけ互いに前後方向へオフセットした屈折状態
に成形されている。そして、前記基部30に形成した透
孔30bに駆動軸29の先端を挿通してナット33を締
付けることにより、打球杆22はモータ21に直結した
状態に配設される。従って、前述の如く屈折状態に成形
した打球杆22を、取付板20の後面20bから後方へ
所定量突出したモータ21の駆動軸29に直結すること
により、該打球杆22における先端部31は、取付板2
0の後面20bに近接した位置に到来し、打球片32が
前枠10の前側に取着した発射レール14の下端側の延
長線上に位置する。
【0015】前記取付板20の後面20bにおける左側
中央部に螺着したビス35には、図1に示すように、上
部にゴム等の緩衝部材37を備えたストッパ36が、そ
の長孔36aを介して上下方向の移動調整が可能に配設
され、打球杆22の回動始端の位置決めをなすようにな
っている。また、後面20bにおける上部右側に螺着し
たビス38には、左側に緩衝部材40を備えたストッパ
39が、その長孔39aを介して左右方向の移動調整が
可能に配設され、前記打球杆22の回動終端の位置決め
をなすようなっている。すなわち打球杆22は、前記モ
ータ21の通電駆動下にこれらストッパ36,39間を
往復揺動し、発射レール14の下端に送り込まれたパチ
ンコ球Bを1球ずつ打撃する。なお打球杆22は、基部
30に一体成形した支片30aに立設した支持軸41
と、前記取付板20の所要位置に立設した支持軸42と
の間に架設した付勢手段としてのコイルバネ43の引張
り弾力により、常には回動始端側へ回動するように付勢
されており、モータ21の非通電状態(駆動軸29のフ
リー回転状態)にあっては、ストッパ36に当接した休
息位置に姿勢保持される。
【0016】また、取付板20の後面20bの下部に樹
脂製の回路ケース44が取着され、この回路ケース44
に制御基板45が水平状態にセットされると共に、更に
この制御基板45および前記モータ21を一体的に覆蓋
するカバー46が取着される。前記制御基板45は、図
7に示すように、前記モータ21および操作ハンドル
(図示せず)に配設したボリューム47やマイクロスイッ
チ48およびタッチスイッチ49、また球送りソレノイ
ド50等の総合的な入出力制御をなすもので、この基板
45に配設された各接続具51を介してこれら電気部品
47,48,49,50と該基板45との接続がなされ
る。また、モータ21の球飛び調整およびタッチスイッ
チ49のタッチ感度調整を行なうための回動式の調整具
52,53が、前記カバー46から突出した状態に配設
されている。
【0017】ところで本実施例の打球発射装置Aでは、
前述したように、前記ストッパ36,39間の約60度
の中心角範囲内で往復揺動する打球杆22を駆動軸29
に直結した構成であるから、該打球杆22を駆動する前
記モータ21を、この角度範囲内で反復回動するよう駆
動制御するようになっている。すなわちモータ21に関
しては、始動および停止を瞬時になし得ることを特徴と
したインダクタ型の同期モータが採用され、更に打球杆
22を60度の角度範囲内で好適に往復揺動し得るよう
専用設計したものが実施される。具体的には、図5およ
び図6に示す如く、本体25の内部に円周状に配設した
巻線55の内側において、合計6個の磁極歯56を同一
円周上に等間隔(60度毎)に配列固定して固定子26を
構成すると共に、S極およびN極の特性を有する夫々3
個ずつの永久磁石57を、駆動軸29の外周上において
交互に配設すると共に等間隔(60度毎)に配列固定して
回転子58を構成している。
【0018】このように構成したモータ21では、図6
に示すように、巻線55に所要の電流を付加して、固定
子26における各磁極歯56を該磁極歯56に近接した
永久磁石57と同一極性となるよう励磁させることによ
り、夫々の磁極歯56と永久磁石57との間に反発力が
発生し、回転子58が矢印方向へ回転するようになる。
そして回転子58が回転すると、隣接した極性の異なる
磁極歯56と各永久磁石57との間に吸引力が発生する
ようになり、該回転子58は約60度の中心角度分だけ
回動した後に停止するようになる。すなわち、各磁極歯
56および永久磁石57を夫々60度毎に等間隔で配列
したので、回転子58は夫々の磁極歯56と永久磁石5
7との間に発生する反発力および吸引力により、約60
度の回動角度にて始動および停止を瞬時に行ない得る。
また、磁極歯56および永久磁石57を複数個ずつ配設
したので、夫々の磁極歯56および永久磁石57との間
で反発力および吸引力が発生し、回動開始時の立上がり
トルクを高くすることができる。なお、回転子58の磁
極は永久磁石57であるから、トルクは固定子26に付
加する電圧に比例するようになる。従って、パチンコ球
Bに対する打球杆22の打撃力の強弱は、操作ハンドル
に配設した前記ボリューム47の変位量(遊技者のハン
ドル操作に追従する)を電圧調整補正回路54へ出力
し、これを受けた該回路54で電圧を適宜調整してなさ
れるようになっている。
【0019】そして実施例の打球発射装置Aでは、図8
に示すような発射サイクルT毎に発生するパルス波状の
電流に基づき、前記モータ21を駆動・停止制御する。
すなわち図7において、タッチスイッチ49のタッチ検
出条件と、打球操作部における回動操作によるボリュー
ム47の検出条件とが、制御基板45におけるCPU5
9に入力されることにより、同基板45の水晶発振回路
60に基くパルス発生部から発射パルスが出力され、こ
の発射パルスがストップ回路61および定電圧スイッチ
ング回路62を介して、モータ21に発射サイクルT毎
のパルス波状の電流を付加する。なお、発射サイクルT
に関しては、発射作動回数を1分間に100回以下とす
る規定に基いて設定されるものであり、この発射サイク
ルTにおいてモータ21に対する通電時間T1と非通電
時間T2とが適宜設定される。
【0020】従って、コイルバネ43で回動始端側へ回
動するよう付勢されてストッパ36に当接した休息位置
に姿勢保持されている打球杆22は、モータ21に対し
てパルス波状の電流を付加して通電が開始されると、駆
動軸29の急速な回転と同時に回動始端から回動終端ま
で瞬時に回動変位し、発射レール14上に送り込まれた
パチンコ球Bを、常に一定のタイミングで打撃する。そ
して、打球片32によるパチンコ球Bの打撃が完了した
後に、所要の通電時間T1が経過して通電が遮断される
と、モータ21は駆動軸29がフリー回転状態となり、
前記コイルバネ43の引張り弾力を受けている打球杆2
2は、非通電時間T2が経過する間に元の回動始端まで
復帰し得るよう設定されている。
【0021】このように構成した本実施例の打球発射装
置Aは、前記前枠10の設置部12に開口部16が形成
される前提にあって、この設置部12の所定位置に形成
した係合凹部63と、取付板20の前面20aの所定位
置に突設した係合ピン64とを夫々整合させることによ
り、モータ21の本体25を該開口部16に突入した状
態で位置決めされる。すなわち、図2および図3に示す
ように、モータ21の一部が開口部16に突入した状態
となっているので、前枠10の後方側への打球発射装置
Aの突出量が、モータ21の全長(本体25後面と駆動
軸29の先端間の寸法)よりも小さくなる。
【0022】
【実施例の作用】次に、前述のように構成された本実施
例に係るパチンコ遊技機の打球発射装置の作用につき説
明する。実施例の打球発射装置Aは、前枠10の設置部
12に形成した係合凹部63と、取付板20の前面20
aに突設した係合ピン64とを整合させて位置決めした
状態で、該設置部12に所定の向きで設置される。
【0023】図示しない操作ハンドルにおける発射操作
前においては、モータ21に対する通電が停止されてい
るので駆動軸29はフリー回転状態となっており、該駆
動軸29に直結した打球杆22は、コイルバネ43の引
張り弾力により回動始端側へ付勢され、ストッパ36に
当接した休息位置に姿勢保持されている。
【0024】そして、操作ハンドルにおいて所要の発射
操作が行なわれると、タッチスイッチ49のタッチ検出
条件と、回動操作によるボリューム47の検出条件と
が、制御基板45におけるCPU59に入力されること
により、同基板45の水晶発振回路60に基くパルス発
生部から発射パルスが出力され、ストップ回路61およ
び定電圧スイッチング回路62を介して、モータ21に
パルス波状の電流が付加される。
【0025】前記制御基板45から出力されたパルス波
状の電流を付加されたモータ21は、第1波の電流に基
いて固定子26が励磁されることにより、夫々の磁極歯
56と永久磁石57との間に反発力および吸引力が発生
するので駆動軸29を急速に始動回転し、該駆動軸29
に直結した打球杆22は同時に瞬時に回動変位される。
そして、通電時間T1が経過する間に駆動軸29が約6
0度の中心角分だけ回動して、打球片32が発射レール
14の下流端に送り込まれたパチンコ球Bを打撃すると
共に、打球杆22がストッパ39の緩衝部材40に当接
する。そして、通電時間T1の経過後に通電が遮断され
ると、前記駆動軸29がフリー回転状態となり、コイル
バネ43の引張り弾力により回動始端側へ回動するよう
付勢されていた打球杆22は、非通電時間T2が経過す
る間にストッパ36に当接した元の休息位置に回動復帰
する。
【0026】次に、所定の非通電時間T2の経過後に、
パルス波状の電流における第2波の電流を受けたモータ
21は、前記固定子26が励磁されることにより、駆動
軸29を急速に始動回転して再び打球杆22を瞬時に回
動変位させる。そして、通電時間T1が経過する間に駆
動軸29が約60度の中心角分だけ回動して、打球片3
2が発射レール14の下流端に送り込まれた次のパチン
コ球Bを打撃すると共に、打球杆22がストッパ39の
緩衝部材40に当接する。そして、通電時間T1の経過
後に通電が遮断されると、前記駆動軸29はフリー回転
可能な状態となり、コイルバネ43の引張り弾力により
回動始端側へ回動するよう付勢されていた打球杆22
は、非通電時間T2が経過する間に再びストッパ36に
当接した元の休息位置に回動復帰する。
【0027】従って、本実施例の打球発射装置Aは、図
8に示すような発射サイクルT毎に繰り返されるパルス
波状の電流に基き、発射レール14に送り込まれたパチ
ンコ球Bを、この発射サイクルTの時間間隔毎に打撃す
るようになる。しかも、駆動軸29に打球杆22が直結
されているので、該モータ21の回転開始と該打球杆2
2の揺動開始とがタイムラグなしで同時になされ、操作
ハンドルによる遊技開始時には常に一定したタイミング
で打球発射がなされる利点がある。なお、打球杆22の
打撃力の強弱は、操作ハンドルの回動操作によるボリュ
ーム47の変位量に基く電圧調整によりなされる。
【0028】
【発明の効果】以上説明した如く、本発明に係るパチン
コ遊技機の打球発射装置によれば、モータの駆動軸に打
球杆を直結して、該モータを所要中心角の範囲内で回動
させて該打球杆を往復揺動するよう構成したので、モー
タと打球杆との間で部品同志の当接によるがたつきや摩
擦による摩耗等が発生することがなく、長期間の使用に
も充分に耐え得る極めて有益な効果を奏する。そして、
操作ハンドルによる遊技開始時には、モータの回転開始
に対してタイムラグなしで打球杆が揺動開始するので打
球発射タンミングを常に一定とすることができ、遊技盤
での遊技条件成立に影響を及ぼすことのない好適な遊技
をなし得る。しかも、モータと打球杆とを連繋するピン
やカム等の部品が省略されるから、これら部品同志の当
接により発生する騒音がなくなると共に、部品点数が少
なくなることに伴なう組立作業時間の短縮、生産コスト
の低減、また軽量化およびコンパクト化を図り得る等の
利点がある。更には、モータを前枠に突入した状態で設
置部に取着するようにしたので、前枠に取着セットした
際にパチンコ遊技機の後方への突出量が小さくなると共
に、該モータが後方へ突出しないからモータ自体の破損
も好適に回避し得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に係るパチンコ遊技機の打球発
射装置を示す背面図である。
【図2】実施例の打球発射装置をパチンコ遊技機に取着
した状態で一部破断して示す平面図である。
【図3】実施例の打球発射装置をパチンコ遊技機に取着
した状態で一部破断して示す側面図である。
【図4】実施例の打球発射装置を取着したパチンコ遊技
機の前枠を概略で示す背面図である。
【図5】実施例の打球発射装置に実施されるモータの縦
断側面図である。
【図6】実施例の打球発射装置に実施されるモータの縦
断正面図である。
【図7】モータの制御基板を概略で示すブロック図であ
る。
【図8】モータ駆動制御用のパルス波状の電流の概略説
明図である。
【図9】従来のモータ駆動式の打球発射装置の一例を概
略で示す分解斜視図である。
【図10】従来のモータ駆動式の打球発射装置をパチン
コ遊技機に取着した状態で一部破断して示す側面図であ
る。
【図11】従来のモータ駆動式の打球発射装置における
ピンの待機位置とカムの停止位置との関係を示す説明図
である。
【符号の説明】
10 前枠 14 発射レール 16 開口部 21 モータ 22 打球杆 25 本体 29 駆動軸 30 基部 43 コイルバネ(付勢手段) 45 制御基板 B パチンコ球 P パチンコ遊技機 T 発射サイクル T1 通電時間 T2 非通電時間

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 パチンコ遊技機(P)における前枠(10)の
    背面側に装着され、制御基板(45)からの指令に基き駆動
    されるモータ(21)により回動始端と回動終端との間を往
    復揺動する打球杆(22)で、発射レール(14)の下流端に送
    り込まれたパチンコ球(B)を打撃して発射するモータ駆
    動式の打球発射装置において、 前記モータ(21)は、その本体(25)を前記前枠(10)に形成
    した開口部(16)に突出した状態で該前枠(10)に取付けら
    れて、その駆動軸(29)をパチンコ遊技機(P)の後方側へ
    指向させ、 前記打球杆(22)は、その基部(30)を前記駆動軸(29)に固
    着してモータ(21)に直結されると共に、所要の付勢手段
    (43)により付勢されて常には回動始端に休息位置し、 前記制御基板(45)からの指令により前記モータ(21)を通
    電状態に制御して、前記駆動軸(29)を所要中心角だけ急
    速に回動させることにより、回動始端に休息していた打
    球杆(22)を前記付勢手段(43)の付勢力に抗して回動終端
    まで変位させて発射レール(14)上のパチンコ球(B)を打
    撃し、 パチンコ球(B)の打撃完了と同期的に前記モータ(21)へ
    の通電状態を遮断して前記駆動軸(29)をフリー回転にす
    ると共に、回動終端に姿勢変位していた前記打球杆(22)
    を、前記付勢手段(43)の付勢作用下に回動始端まで復帰
    させるよう構成したことを特徴とするパチンコ遊技機の
    打球発射装置。
  2. 【請求項2】 前記モータ(21)は、制御基板(45)におい
    て発射サイクル(T)毎に出力される発射パルスに基くパ
    ルス波状の電流を付加することにより、通電時間(T1)で
    は駆動軸(29)を回転駆動するよう制御されて、前記打球
    杆(22)を回動始端から回動終端まで変位させることによ
    りパチンコ球を打撃し、非通電時間(T2)では駆動軸(29)
    をフリー回転可能に制御されて、前記付勢手段(43)の付
    勢作用下に該打球杆(22)を回動始端まで復帰させるよう
    になっている請求項1記載のパチンコ遊技機の打球発射
    装置。
  3. 【請求項3】 前記モータ(21)は、インダクタ型同期モ
    ータである請求項1または2記載のパチンコ遊技機の打
    球発射装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007029285A (ja) * 2005-07-25 2007-02-08 Juki Corp 制御基板一体型モータ
JP2013090734A (ja) * 2011-10-25 2013-05-16 Sammy Corp 弾球遊技機
CN114743737A (zh) * 2022-05-12 2022-07-12 重庆泰山电缆有限公司 一种bttz矿物绝缘防火电缆氧化镁粉的填充方法及装置

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