JPH103027A - 双眼鏡 - Google Patents

双眼鏡

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JPH103027A
JPH103027A JP15410896A JP15410896A JPH103027A JP H103027 A JPH103027 A JP H103027A JP 15410896 A JP15410896 A JP 15410896A JP 15410896 A JP15410896 A JP 15410896A JP H103027 A JPH103027 A JP H103027A
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JP
Japan
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barrier
binoculars
lens barrel
eyepiece
lens
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JP15410896A
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English (en)
Inventor
Kiyoshi Nishitani
清 西谷
Masakazu Nakanishi
正和 中西
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Minolta Co Ltd
Original Assignee
Minolta Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 眼幅の大小に関係なく、どのような人も鼻の
当たり方を同じにようにすることで違和感なく使用快適
性の向上を図る。 【解決手段】 可動側の鏡筒1Aの移動により固定側の
鏡筒1Bとの間に生じる空間イの接眼側を覆う補助バリ
ア63が、固定側の鏡筒1Bの接眼端側に光軸と直交す
る左右方向に移動自在に取り付けられる。可動側の鏡筒
1Aのカバー3の接眼端側からバリア62が補助バリア
63の外面上に向けて張り出され、固定側の鏡筒1Bの
カバー2の接眼端側からノブカバー61が補助バリア6
3の外面上に向けて張り出される。可動側の鏡筒1Aの
移動によりバリア62とノブカバー61が補助バリア6
3の外面上で左右対称的に開くため、眼幅の大小に関係
なく、同じ鼻の当たり方をする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、主として眼幅収納
状態と開状態で全体の体積が変化する形で外観形状が変
化するような水平移動式の双眼鏡に係り、特に、使用者
の鼻に当たる部分において痛感を与えないように工夫さ
れ、また携帯性に優れる小型双眼鏡に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来の双眼鏡としては、左右鏡筒の間に
回転軸を設け、この回転軸を中心として左右の鏡筒を一
定角度範囲、回転移動させる、つまり左右鏡筒を回転軸
回りに二つ折り状に屈曲させることにより使用者の眼幅
に合うよう調整する二つ折り式のものや、箱体内に左右
鏡筒を配設し、該箱体の中で左右鏡筒を横方向にスライ
ドさせて眼幅に合わせる水平移動式のもの等が代表的に
挙げられる。前者の二つ折り式のものは構成上、鏡筒を
2本並べただけの形状であるため、使用時、鼻には全く
当たらないものである。後者の水平移動式のものは双眼
鏡の外観が眼幅によって変化しないため、鼻への当た
り、または鼻からの逃げ形状が決め易かった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、本発明が対象
とするような外観形状が変化するような双眼鏡、つまり
右鏡筒と左鏡筒とに分離された外観を呈し、鏡筒を水平
方向に移動することで眼幅調節を行うようにした双眼鏡
では、左右の接眼レンズ間の凹みにおいて眼幅が狭い時
と広い時とで鼻に当たる形状が変わるという問題があっ
た。
【0004】例えば、この種従来例の双眼鏡の構成概念
図を図13に示す。左側の可動鏡筒1Aは可動ボディ5
及び接眼ユニット20等により構成されて左カバー3で
覆われ、右側の固定鏡筒1Bは固定ボディ4及び接眼ユ
ニット17等により構成されて右カバー2で覆われてお
り、固定鏡筒1Bに対し可動鏡筒1Aを接離自在に水平
移動させることで眼幅調節が行われるものとなってい
る。かかる双眼鏡では、可動鏡筒1Aの移動により固定
鏡筒1Bとの間で生じる空間イを遮蔽するためのバリア
66が左カバー3の接眼側に取り付けられる一方、右カ
バー2の接眼側からノブカバー65がバリア66の外面
側に重なって摺動するように延設され、これらバリア6
6及びノブカバー65は左右の接眼ユニット20,17
間に凹みを作るように形成され、この凹みに使用者の鼻
が当たるようになっている。しかし、このようなバリア
66とノブカバー65では、眼幅収納状態ではノブカバ
ー65の端65aがバリア66の外面上で左側方に片寄
って突き合わされることになるため、眼幅の小さいとき
はノブカバー65の端65aの角に鼻の片側が当たり、
眼幅が大きい時はバリア66に鼻が当たり、つまり眼幅
が狭い時と広い時とで鼻に当たる部分が変わり、違和感
や不快感を与えていた。また、眼幅を大きく広げるため
には、空間イを遮蔽するバリア66及びノブカバー65
を長くしなければならず、長くすると眼幅を閉じたとき
接眼部17又は20に当たり、コンパクト化するうえで
支障を来すという不都合が生じる。
【0005】また、眼幅の大小にかかわらず、鼻への当
たり形状が一定になるような構成として、左右鏡筒がそ
れぞれ逆方向に水平移動するタイプの双眼鏡では、それ
ぞれの移動距離が少ないため、種々の方法が考えられる
が、前出の従来例のように片方の鏡筒1Bを基準に他方
の鏡筒1Aを水平移動させて眼幅を合わせるものにおい
ては、コンパクト化と両立させるのは困難性があった。
【0006】本発明は、このような問題を解決するため
になされたものであって、左右の鏡筒が互いに分離した
外観を呈し、鏡筒を水平方向に移動することで眼幅調節
を行うようにした双眼鏡において、鼻当たり部分に工夫
を凝らすことにより眼幅を異にするどのような人も、鼻
が同じ当たり方をするようにして使用感の快適性の向上
を図ることができ、またコンパクト化を図ることのでき
る双眼鏡を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1に係る
発明は、左右の鏡筒を分離した外観を呈し、左右両方又
はその一方の鏡筒を光軸と直交する方向に移動させるこ
とで眼幅調節を行うようにした双眼鏡において、前記鏡
筒の移動により生じる鏡筒間の空間の接眼側を遮蔽する
ための補助バリアが、左右の鏡筒の接眼側端のそれぞれ
から互いに左右に並ぶように凹入状に張り出されたノブ
カバー及びバリアと、片方の鏡筒の接眼側端との間に、
前記ノブカバー及びバリアに対し相対移動自在に配設さ
れていることを特徴とするものである。
【0008】請求項2に係る発明は、左右の鏡筒を分離
した外観を呈し、その一方の固定側の鏡筒に対し他方の
可動側の鏡筒を光軸と直交する方向に移動させることで
眼幅調節を行うようにした双眼鏡において、前記鏡筒の
移動により生じる鏡筒間の空間の接眼側を遮蔽するため
の補助バリアが、固定側の鏡筒の接眼端側に光軸と直交
する左右方向に移動自在に取り付けられ、可動側の鏡筒
の接眼側からバリアが前記補助バリアの外面上に向けて
凹入状に所定の長さ張り出され、固定側の鏡筒の接眼側
からはノブカバーが前記補助バリアの外面上に向けて前
記バリアの端に並ぶよう凹入状に上記所定の長さに略等
しい長さだけ張り出されていることを特徴とするもので
ある。上記補助バリアは鼻筋に沿う円弧形状に形成する
ことがより好ましい。
【0009】請求項1に係る発明によれば、眼幅調整に
際し鏡筒を光軸と直交する方向に移動させると、バリア
とノブカバーは補助バリアの外面上を左右対称的に開閉
移動するため、眼幅が狭い時も広い時も鼻の当たり方が
同じになり、使用者に違和感を与えない。また補助バリ
アの補足に伴いバリアとノブカバーを短く形成する場合
も眼幅を大きく調整できることになる。請求項2に係る
発明においても同様に、眼幅の大小に関係なく、同じ鼻
当たり方を可能にする。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明に係る双眼鏡の実施形態を
図面に基づき説明する。図1は双眼鏡の構成を示す概念
図、図2は双眼鏡の外観を示しており、同図(A)は眼
幅収納状態を、同図(B)は同図(A)中に示す矢印A
方向に左カバー3を引き出して眼幅を広げた状態を、同
図(C)は同図(B)の眼幅広げ状態を接眼側から見た
ところをそれぞれ示している。同図(D)は同図(A)
の眼幅収納状態を底面側から見た図、同図(E)は同図
(B)の眼幅広げ状態を底面側から見た図である。図3
は同双眼鏡の構成部品を分解して示し、図4は鼻当たり
部分の斜視図及び断面図、図5は固定ボディ4とガイド
軸9を裏面側から見たところを示し、図6は図2に組立
状態から右カバー2と左カバー3を取り外して示し、図
7は図6の一部分解状態から更に上台板6を外して内部
のピント調節機構を示している。図8はピント調節機構
と視度調整機構を抜き出した図である。
【0011】まず、双眼鏡の全体構成を詳細に説明する
と、右の固定側の鏡筒1Bの、図3の分解図に示す固定
ボディ4には、右対物レンズ枠10、プリズムホルダー
15と正立プリズム16とにより構成されるプリズムユ
ニット、接眼ユニット17等の光学系、及び図7のピン
ト調節機構に示すピント調整軸30、調整ノブ31、ナ
ット32、調整板33等により構成されるピント調節ユ
ニットが組み込まれている。このピント調節ユニットの
ナット32には、図8に示すように視度調整軸53、視
度ナット51、視度リング52により構成される視度調
整ユニット50が保持されている。ピント調節ユニット
を挟んで右光学系の反対側には、可動ボディ5、左対物
レンズ枠10′、プリズムユニット15′、16′、接
眼ユニット20等により構成される可動側の鏡筒1Aが
位置している。この可動側の鏡筒1Aは固定側の鏡筒1
Bの固定ボディ4に固着されたガイド軸9に摺動可能に
嵌合され、さらに可動ボディ5には左カバー3も遊動可
能に取り付けている。
【0012】図6に示すように、固定ボディ4の上下に
は可動ボディ5側に延びた上台板6と下台板7が固定さ
れており、可動側の鏡筒1Aを上下に挟み込むように位
置している。可動側の鏡筒1Aにはこれを下台板7側に
押し付ける働きをするバネ(図示せず)が設けられてお
り、前記ガイド軸9と共に眼幅調整機構を構成してい
る。
【0013】ピント調節機構の操作は、右の固定側の鏡
筒1Bと左の可動側の鏡筒1Aの対物レンズ40と、そ
れを保持するレンズ枠からなる左右の対物レンズ枠1
0,10′を光軸方向へ移動することによって行う。こ
のピント調節のための構造は次のようになっている。す
なわち、図7に示すように、右対物レンズ枠10の腕の
先端部に穴10aが形成されており、この穴10aがピ
ント調整用ナット32に保持された視度調整ユニット5
0のピン51aと嵌合している。同様に、左対物レンズ
枠10′の腕の先端部にピン10a′が形成されてお
り、調整板33の長穴33aに摺動自在に嵌合されてい
る。
【0014】そして、調整ノブ31を回すと、これと一
体的なピント調整軸30も回転し、ピント調整用ナット
32が光軸方向に直線運動する。ピント調整用ナット3
2には前記対物レンズ枠10′のピン10a′が嵌合さ
れた調整板33が固定されており、また一方の対物レン
ズ枠10の穴10aが嵌合されたピン51aと一体の視
度ナット51も保持されているため、調整ノブ31を回
すと、左右の対物レンズ枠10,10′が光軸方向に移
動し、ピント調整が行われる。調整板33はピント調整
用ナット32に対して光軸方向に調整可能で、一方の光
学系に対して他方の光学系の∞位置が調整できる。
【0015】図8は視度調整機構を示し、図9はその断
面を示す。視度を調整操作するには、図2に示すところ
の双眼鏡の底面の中央付近に位置する視度調整ダイアル
52を回転させることによって行う。視度調整ダイアル
52と視度軸53とはキー53aとキー溝により軸方向
には摺動するが回転方向は一体化の構成となっている。
視度軸53は前記視度ナット51のネジ部とかみ合うネ
ジ部53bを有し、ナット32に回転は可能だが軸方向
には移動しないように保持されている。また、視度ナッ
ト51には回転を阻止するためのガイド51bが設けら
れ、ナット32に対して摺動する。こうした構成におい
て、視度調整ダイアル52を回すと、視度軸53も回転
し、視度ナット51が軸方向に移動する。これにより対
物レンズ枠10が一体的に光軸方向へ移動し、左右の視
度差の補正がなされる。なお、後にも詳述するが、左カ
バー3側は内部の光学系構成部と、外観のカバーを光軸
を安定させる関係上、完全に固定せず、浮かせた構成、
つまりフロー構成を採用しているので、外側から操作さ
れる視度調整機構等は固定ボディ側に配置した方が有利
である。
【0016】上台板6には若干上方向に打ち出されたレ
ール25が設けられるとともに、下台板7には若干下方
向へ打ち出されたレール26が設けられており、これら
のレール25,26により左カバー3が摺動するときの
上下方向のガイド手段が構成されている。下台板7には
前後方向に切欠7a,7bが設けられており、左カバー
3に固定されたストッパーレバー8の爪部が該切欠7
a,7bに嵌合し、左カバー3を引き出したときのスト
ッパーを構成している。また、下台板7の端面部とスト
ッパーレバー8の端面部とはガタなく密に嵌合してお
り、左カバー3の左右方向の摺動案内の役割を果たして
いる。
【0017】左カバー3は上下台板6,7をガイドにし
て摺動し、光学系を含む可動ボディ5はガイド軸9を基
準にして摺動する。この場合、拘束過剰となることを防
止するために、左カバー3と可動ボディ5とのつなぎは
図10に示すように、それぞれに若干のすき間を設け、
ガタを持たせたり、或いはバネ27を介装して所定範囲
の遊動を許すフロー構成となっている。可動ボディ5は
ガイド軸9で安定した光軸が得られるようにし、外部か
ら加わる力は左カバー3と上下台板6,7で保持し、光
軸への影響を極力排除した構成となっている。
【0018】本実施形態の双眼鏡のように、左右の鏡筒
1A,1Bが互いに分離した外観を呈して眼幅収納状態
と眼幅を開いたときとで双眼鏡全体の体積が変化する構
成では、眼幅調整後に左右の鏡筒1A,1B間に生じる
空間イの隠蔽手段が問題となる。本実施形態では、図2
に示すように右カバー2よりも左カバー3を大きくし、
この大きい方の左カバー3を動かすことにより、後述す
る図1及び図4に示すノブカバー61、バリア62及び
補助バリア63で以て左右の鏡筒1A,1B間に生じる
空間イの接眼側を遮蔽するようにしている。また、接眼
側はデザイン上の制約及び使い勝手の面から次のような
構成としている。すなわち、図2(A)〜(E)に示す
ように、眼幅収納状態では双眼鏡全体に対してほぼ中央
に調整ノブ31が位置し、眼幅を広げるときは調整ノブ
31はそのまま同位置を保持し、左カバー3だけがスラ
イドする構成としている。
【0019】この点に関して図1及び図4に基づき詳細
に説明する。図1は双眼鏡の構成を示す概念図で、
(A)は眼幅を閉じた状態図(眼幅収納状態図)、
(B)は眼幅を開いた最小眼幅付近の状態図、(C)は
最大眼幅付近の状態図である。図4(A)は左右接眼部
の中央付近の斜視図で、同図(B)は鼻との関連を示す
断面図である。左右の接眼ユニット20,17の間にお
ける固定ボディ4の接眼側端面上に、補助バリア63が
左右方向に移動可能に取り付けられる。補助バリア63
は左右両端に外向きに突出する係合部63a,63bを
有し、且つ、調整ノブ31の下側に入り込むように大き
な円弧形状を形成することで鼻が当たっても痛くないよ
うに構成している。左カバー3の接眼端側にはバリア6
2が補助バリア63の外面上に向かって凹入状に図示の
如き所定の長さに渡って張り出すように片持ち状に固定
される。そのバリア62は左右両端に係合部62a,6
2bを内向きに突設している。右カバー2の接眼端側に
はノブカバー61が補助バリア63の外面上に向かって
バリア62の端の係合部62aと並ぶ凹入状態に張り出
すように片持ち状に固定される。ノブカバーの張り出し
長さはバリア62の張り出し長さとおおよそ同じに設定
されている。
【0020】いま、眼幅調整に際し、図1(A)の眼幅
収納状態から左カバー3を光軸と直交する左方向へスラ
イドさせると、左カバー3と一体的に結合されたバリア
62が同方向に移動して同図(B)のように眼幅を少し
開き、更に同方向へ移動する途中でバリア62の係合部
62aが補助バリア63の係合部63aに係合し、この
係合を介して補助バリア63を引き連れるため、バリア
62及び補助バリア63により固定ボディ4と可動ボデ
ィ5の間に生じる空間イの遮蔽状態が維持される。図1
(C)の状態から眼幅を閉じるときはバリア62の移動
途中で該バリア62の係合部62bが補助バリア63の
係合部63aを押して補助バリア63を原位置に戻す。
眼幅の大小に関係なく、いつもノブカバー61とバリア
62の丁度中間が眼幅のセンター位置となる。
【0021】このように眼幅調整に際し、ノブカバー6
1とバリア62は補助バリア63の外面上を左右対称的
に開閉移動するので、使用者の眼幅の広い、狭いに関係
なく、鼻の当たり方を常に同じにするので、図13に示
す従来例のごとき違和感や不快感なく、快適に使用でき
る。また、補助バリア63の付加に伴いノブカバー61
とバリア62は左右方向に長く形成せず、左右の接眼ユ
ニット20,17との干渉を回避すべく短く形成しても
眼幅を広く調整することができ、コンパクト化に寄与す
ることができる。
【0022】次に、光学系及びその周りのメカニズムの
面からの双眼鏡の小型化に関する構成についても言及す
る。ダハプリズム式双眼鏡において、小型化するための
構成に関して、まず、光学系について述べると、図11
に示すように、双眼鏡光学系は、右側の鏡筒1Bについ
て、物体を焦点位置に結像させるための対物レンズ4
0、この対物レンズ40で反転する像を正立させる正立
プリズム16、対物レンズ40によってできた像を拡大
する接眼レンズ41の3つの要素から構成される。な
お、左側の鏡筒1Aも同様であり、右側の鏡筒1Bと対
応する構成には同じ符号に「′」を付して、その説明を
省略する。前述のピント調整は対物レンズ40,40′
が、視度調整の場合は対物レンズ40だけが移動するこ
とになる。
【0023】双眼鏡全体の小型化及び薄形化を図るため
の手段として、一般的には対物有効径を小さくすること
が考えられるが、その場合、視野の暗い双眼鏡となって
しまう。そこで、本実施形態では対物レンズ40とし
て、円形レンズの上下部分を直線的にカットした小判形
レンズを使用している。それに対応して、正立プリズム
16も上下に薄く、接眼レンズ41も小判形レンズとし
ている。なお、ここでは正立プリズム16はシュミット
プリズムを使用している。
【0024】また、双眼鏡の薄形化を図るためには、上
記光学系を工夫するだけではなく、その周りのメカニズ
ムの薄形化を図る必要がある。この点に関して、小判形
レンズを保持するレンズ枠10について説明すると、図
12に小判形の対物レンズ40と、それを保持するレン
ズ枠10を示す。対物レンズ40は双眼鏡の焦点を合わ
すため、光軸方向へ移動する必要がある。ここでは対物
レンズ枠の移動をガイド軸を用いた構成としてあり、ガ
イド軸11と回転止め用軸12を使用している。レンズ
枠10には軸11,12が通るガイド穴39とU溝42
を設けている。これらのガイド軸11,12、ガイド穴
39及びU溝42の位置を小判形対物レンズ40の上下
高さ以内に設定することで、双眼鏡全体の薄形化を達成
している。
【0025】上記実施形態ではノブカバー61及びバリ
ア62が、左右カバー2,3のそれぞれと別体に構成し
たうえでカバー2,3のそれぞれに一体的に結合してあ
るが、これに代えてノブカバー61及びバリア62は左
右カバー2,3のそれぞれと一体に形成するものであっ
てもよい。ノブカバー61及びバリア62はボディ4,
5のそれぞれに取り付けることもできる。また上記実施
形態では、左右の鏡筒1A,1Bを分離した外観を呈
し、その一方の鏡筒1Aを光軸と直交する方向に移動さ
せることで眼幅調節を行うようにした双眼鏡を対象にし
て説明したが、これに代えて、左右の鏡筒1A,1Bの
両方が互いに近づいたり、離れるように水平移動させる
ことで眼幅調整を行うタイプの双眼鏡においても、同様
に適用できる。
【0026】
【発明の効果】請求項1及び2に係る発明によれば、光
学系を構成する左右の鏡筒の一方又は両方を光軸と直交
する方向に移動させることで眼幅を調整するタイプの双
眼鏡で、コンパクト化を確保して外観をスマートに、し
かも使用時に違和感や不快感を与えることのない鼻当た
りを可能にし、快適感を向上できて有利である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態を示す双眼鏡の構成を示す
概念図で、(A)は眼幅を閉じた状態図、(B)は眼幅
を開いた最小眼幅付近の状態図、(C)は最大眼幅付近
の状態図である。
【図2】双眼鏡の外観を示し、(A)は眼幅収納状態
図、(B)は眼幅を広げた状態図、(C)はそれを接眼
側から見た斜視図、(D),(E)は(A),(B)を
底面から見た斜視図である。
【図3】双眼鏡全体の構成部品を分解して示す斜視図で
ある。
【図4】(A)は鼻当たり部分の斜視図、(B)は鼻と
の関係を示す断面図である。
【図5】固定ボディとガイド軸を接眼側から見た斜視図
である。
【図6】図2に示す組立状態から右カバーと左カバーを
取り外して示す斜視図である。
【図7】図6の一部分解状態から更に上台板を外して内
部のピント調整機構を示す斜視図である。
【図8】視度調整機構を示す斜視図である。
【図9】視度調整機構を示す要部の断面図である。
【図10】左カバーと可動ボディとの連結部分を示す要
部の断面図である。
【図11】光学系を模式的に示す斜視図である。
【図12】対物レンズとレンズ枠を示す分解斜視図であ
る。
【図13】従来例の双眼鏡の構成を示す概念図である。
【符号の説明】
1A 可動側の鏡筒 1B 固定側の鏡筒 2 右カバー 3 左カバー 4 固定ボディ 5 可動ボディ 6 上台板 7 下台板 9 ガイド軸 10,10′ 対物枠 15,15′ プリズムホルダー 16,16′ 正立プリズム 17,20 接眼ユニット 30 ピント調整軸 40 対物レンズ 41 接眼レンズ 51 視度ナット 52 視度調整ダイアル 53 視度軸 61 ノブカバー 62 バリア 63 補助バリア

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 左右の鏡筒を分離した外観を呈し、左右
    両方又はその一方の鏡筒を光軸と直交する方向に移動さ
    せることで眼幅調節を行うようにした双眼鏡において、
    前記鏡筒の移動により生じる鏡筒間の空間の接眼側を遮
    蔽するための補助バリアが、左右の鏡筒の接眼側端のそ
    れぞれから互いに左右に並ぶように凹入状に張り出され
    たノブカバー及びバリアと、片方の鏡筒の接眼側端との
    間に、前記ノブカバー及びバリアに対し相対移動自在に
    配設されていることを特徴とする双眼鏡。
  2. 【請求項2】 左右の鏡筒を分離した外観を呈し、その
    一方の固定側の鏡筒に対し他方の可動側の鏡筒を光軸と
    直交する方向に移動させることで眼幅調節を行うように
    した双眼鏡において、前記鏡筒の移動により生じる鏡筒
    間の空間の接眼側を遮蔽するための補助バリアが、固定
    側の鏡筒の接眼端側に光軸と直交する左右方向に移動自
    在に取り付けられ、可動側の鏡筒の接眼側からバリアが
    前記補助バリアの外面上に向けて凹入状に所定長さ張り
    出され、固定側の鏡筒の接眼側からノブカバーが前記補
    助バリアの外面上に向けて前記バリアの端と並ぶよう凹
    入状に上記所定長さと略等しい長さ張り出されているこ
    とを特徴とする双眼鏡。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2記載の双眼鏡において、
    補助バリアが鼻筋に沿う円弧形状に形成されていること
    を特徴とする双眼鏡。
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