JPH10303341A - 樹脂封止型半導体装置 - Google Patents
樹脂封止型半導体装置Info
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Abstract
ることができる樹脂封止型半導体装置を提供する。 【解決手段】金属フレーム1の上には接着剤2,4を介
して回路基板3,5が接合されている。回路基板3にお
ける金属フレーム1との対向面に回路パターン9,10
が形成されている。回路基板3,5,金属フレーム1,
リードフレーム7a,7b,7c,7d,ボンディグワ
イヤは封止樹脂17にてモールドされている。接着剤
2,4はエポキシ系の樹脂を用いており、ヤング率が
0.2kg/mm2 〜150kg/mm2 である。
Description
体装置に関するものである。
る。この装置は、金属フレーム50の上に接着剤51を
介して回路基板52が配置され、回路基板52における
金属フレーム50との対向面には回路パターン53が形
成され、回路基板52および金属フレーム50が封止樹
脂54にてモールドされている。つまり、回路基板52
の表面には例えば印刷法により回路パターン53が形成
されており、この回路基板52を金属フレーム50上に
接着剤51を用いて固定し、更に樹脂54で封止してい
る。
応力による破壊を防ぎ信頼性を確保することが要望され
ている。特に、固定する金属フレーム50にCu(銅)
を用い、回路基板52をセラミック製とした場合、その
接着剤51に接するように配置された回路パターン53
は熱が加わった際に構造物の熱膨張率差により過大なる
熱応力を受けるので、この熱応力から回路パターン53
を保護する必要がある。
ら温度変化により図10に示すように、金属フレーム5
0と回路基板52とが伸長し、かつ、金属フレーム50
の方が回路基板52よりも大きく伸長した場合におい
て、接着剤51および回路パターン53は金属フレーム
50と回路基板52との熱膨張率の差により過大なる熱
応力を受ける。
て、応力緩和樹脂層を予め回路パターン53上に形成す
る方法があるが、上記構造体では必ずしも十分とは言え
ない。
的は、回路パターンの応力によるダメージ等を緩和する
ことができる樹脂封止型半導体装置を提供することにあ
る。
は、金属フレームと回路基板との間に配置される接着剤
のヤング率を、150kg/mm2 以下としたことを特
徴している。
により金属フレームの熱膨張率と回路基板の熱膨張率の
差により回路パターンに対して応力が加わろうとする
が、接着剤のヤング率を150kg/mm2 以下として
いるので、回路パターンに対する応力が緩和される。そ
の結果、回路パターンへのダメージ等を緩和することが
できる。
着剤のヤング率を0.2kg/mm 2 以上、150kg
/mm2 以下とすると、実用上好ましいものとなる。ま
た、請求項3に記載のように、前記接着剤における封止
樹脂との密着力を、0.4kg/mm2 以上とすると、
実用上好ましいものとなる。
回路基板との間に配置される接着剤での母材の中にバル
クヤング率低減手段を設けたことを特徴している。この
構成を採用することにより、温度変化により金属フレー
ムの熱膨張率と回路基板の熱膨張率の差により回路パタ
ーンに対して応力が加わろうとするが、接着剤での母材
の中に配置されているバルクヤング率低減手段にて回路
パターンに対する応力が緩和される。その結果、回路パ
ターンへのダメージ等を緩和することができる。
ルクヤング率低減手段を、前記金属フレームの熱膨張率
と前記回路基板の熱膨張率との間の熱膨張率を有する材
料よりなる添加材とすると、実用上好ましいものとな
る。
薄板としてもよい。さらに、請求項7に記載のように、
前記バルクヤング率低減手段を、母材の中に散在させた
気泡とすると、実用上好ましいものとなる。
の実施の形態を図面に従って説明する。
型半導体装置の平面図を示し、図2には図1のII−II断
面図を示す。Cu製金属フレーム1の上には接着剤2を
介してセラミック製回路基板3が接合されるとともに接
着剤4を介して回路基板5が接合され、混成集積回路装
置となっている。接着剤2,4はエポキシ系の樹脂を用
いており、一般的に用いられるエポキシ接着剤はヤング
率が280〜400kg/mm2 程度であるが、本実施
形態においては、接着剤2,4のヤング率が0.2〜1
50kg/mm2 となっている。このように、接着剤
2,4は軟エポシキ材を用い、かつ、ヤング率を0.2
kg/mm2 以上、150kg/mm2 以下とし、低ヤ
ング率化している。より具体的には、主剤としてダイマ
ー酸変性ジグリシジルエステル、硬化剤としてジアミノ
ジフェニルメタン、可とう性付与剤としてポリプロピレ
ングリコールを用い、ヤング率3kg/mm2 を達成し
ている。
ワイヤ6にて電気的に接続されている。また、回路基板
3とリード端子7a,7b,7c,7dとはボンディン
グワイヤ8a,8b,8c,8dにて電気的に接続され
ている。図3に示すように、回路基板3における金属フ
レーム1との対向面には、例えば回路パターン9,10
が形成されている。即ち、図4に示すように回路基板3
における金属フレーム1との対向面においては導電パタ
ーン11,12が延設され、両方の導電パターン11,
12の間には厚膜抵抗パターン13が配置されている。
また、回路基板3における金属フレーム1との対向面に
おいては導電パターン14,15が延設され、両方の導
電パターン14,15の間には厚膜抵抗パターン16が
配置されている。
3,5,金属フレーム1,リード端子7a,7b,7
c,7d,ボンディングワイヤ6,8a〜8dは封止樹
脂17にてモールドされている。ここで、図2に示すよ
うに、金属フレーム1の下方での封止樹脂17の厚さt
1は薄くなっており、ヒートシンクの機能を有してい
る。つまり、回路基板3,5に形成された回路は通電を
伴う駆動により発熱し、その熱は回路基板3,5から下
方の金属フレーム1側に伝播し、金属フレーム1の下方
での薄い封止樹脂17を通して大気に放熱される。
域は、回路基板3,5において全部、金属フレーム1に
おいて全部または一部である。製造の際には、図5に示
すように所定の形状を有するリードフレーム20を用意
し、その上に回路基板3,5を配置するとともにワイヤ
6,8a,8b,8c,8dにてボンディングする。引
き続き、封止樹脂17にてモールドし、リードフレーム
20の所定位置C1,C2をカットする。その結果、図
1,2に示す樹脂封止型半導体装置を得る。
着剤2,4は回路基板3,5の固着に加えて封止樹脂1
7との密着性もその構造物の応力状態に関与する。つま
り、接着剤2,4は封止樹脂17との界面が密着した方
がよい。図3において接着剤2(4)と封止樹脂17と
の界面部aにおいて、接着剤2(4)での封止樹脂17
との密着力は0.4kg/mm2 以上となっている。
グ率と回路パターン9,10に加わる剪断応力の測定結
果を示す。つまり、図9に示すように、Cu製金属フレ
ーム50の上に接着剤51を介してセラミック製回路基
板52が配置されている場合において、温度変化により
例えば図10に示すように、金属フレーム50と回路基
板52とが伸長し、かつ、金属フレーム50の方が回路
基板52よりも大きく伸長した際に、接着剤51には剪
断応力Fが加わる。この時の接着剤51のヤング率と剪
断応力Fとの関係を図6に示す。
kg/mm2 の場合には剪断応力が1.5kg/mm2
であったが、接着剤のヤング率を150kg/mm2 以
下とすることにより、剪断応力を厚膜破壊限界値の1.
0kg/mm2 以下とすることができる。また、接着剤
のヤング率の下限は、回路基板3,5の加工組付時の工
程を考慮すると、0.2kg/mm2 以上とする必要が
ある。
する。 (イ)金属フレーム1と回路基板3,5との間に配置さ
れる接着剤2,4のヤング率を、150kg/mm2 以
下としたので、温度変化により金属フレーム1の熱膨張
率と回路基板3,5の熱膨張率の差により回路パターン
9,10に対して応力が加わろうとするが、接着剤2,
4のヤング率が150kg/mm2 以下となっているの
で、回路パターン9,10に対する応力が緩和される。
よって、回路パターン9,10へのダメージを緩和して
回路の信頼性を確保できる。 (ロ)接着剤2,4のヤング率を0.2kg/mm2 以
上、150kg/mm2以下とすると、前述したように
実用上好ましいものとなる。 (ハ)接着剤2,4における封止樹脂17との密着力
を、0.4kg/mm2 以上とすると、実用上好ましい
ものとなる。 (第2の実施の形態)次に、第2の実施の形態を、第1
の実施の形態との相違点を中心に説明する。
る本実施の形態における樹脂封止型半導体装置(混成集
積回路装置)を示す。図7において図3と同様の構成を
なす部材については同一の符号を付すことによりその説
明は省略する。
てのエポキシ樹脂30の中にバルクヤング率低減手段と
しての薄板31が添加されている。バルクヤング率低減
用薄板31は、金属フレーム1の熱膨張率と回路基板
3,5の熱膨張率との間の熱膨張率を有する材料よりな
る添加材である。具体的には、セラミック製回路基板
3,5およびCu製金属フレーム1を用いた場合には、
セラミック板の熱膨張率が7ppm/℃であり、Cu板
の熱膨張率が17ppm/℃であるので、その中間熱膨
張率をもつFe製薄板(熱膨張率;11ppm/℃)を
バルクヤング率低減用薄板31として用いる。または、
セラミック製回路基板3,5と同一材料のセラミック製
薄板をバルクヤング率低減用薄板31として用いる。あ
るいは、軟樹脂製薄板をその低ヤング率によりバルクヤ
ング率を下げる目的でバルクヤング率低減用薄板31と
して用いる。
ング率であるバルクヤング率を、エポキシ樹脂30の中
に薄板31を添加することにより低減し、回路パターン
9,10に加わる応力を低減して応力緩和を図ってい
る。即ち、マクロ的にみた場合の接着剤のヤング率(バ
ルクヤング率)の低減を、薄板31の添加により実現し
ている。
合には、Fe板は熱膨張率α=11ppm、ヤング率E
=21610kg/mm2 であるので、Fe板を接着剤
中に添加しない場合には図6での接着剤のヤング率が4
00kg/mm2 であり剪断応力が1.5kg/mm2
であるが、Fe板を接着剤中に添加することにより、剪
断応力を0.7kg/mm2 (図6でのA点)にするこ
とができ、厚膜破壊限界値の1.0kg/mm2 以下と
することができる。
板を用いた場合には、セラミック板は熱膨張率α=7p
pm、ヤング率E=31600kg/mm2 であるの
で、セラミック板を接着剤中に添加しない場合には図6
での接着剤のヤング率が400kg/mm2 であり剪断
応力が1.5kg/mm2 であるが、セラミック板を接
着剤中に添加することにより、剪断応力を0.2kg/
mm2 (図6でのB点)にすることができ、厚膜破壊限
界値の1.0kg/mm2 以下とすることができる。
有する。 (イ)接着剤2,4での母材であるエポキシ樹脂30の
中にバルクヤング率低減手段としての薄板31を添加し
たので、温度変化により金属フレーム1の熱膨張率と回
路基板3,5の熱膨張率の差により回路パターン9,1
0に対して応力が加わろうとするが、接着剤2,4での
母材の中に配置されている薄板31にてバルクヤング率
が低減されており、回路パターン9,10に対する応力
が緩和される。よって、回路パターン9,10へのダメ
ージを緩和して回路の信頼性を確保できる。 (ロ)特に、バルクヤング率低減手段として、金属フレ
ーム1の熱膨張率と回路基板3,5の熱膨張率との間の
熱膨張率を有する材料よりなる添加材としての薄板31
を用いると、実用上好ましいものとなる。 (第3の実施の形態)次に、第3の実施の形態を、第2
の実施の形態との相違点を中心に説明する。
ける樹脂封止型半導体装置(混成集積回路装置)を示
す。図8において図3と同様の構成をなす部材について
は同一の符号を付すことによりその説明は省略する。
てのエポキシ樹脂40の中にバルクヤング率低減手段と
しての気泡41を散在させたものを用いている。具体的
には、エポキシ樹脂に中空球フィラー(マイクロカプセ
ル)を混入したものを用いている。中空球フィラーはそ
の直径が20〜80μm程度の微粒体であり、液状のエ
ポキシ樹脂と適量の中空球フィラーとを混合させて接着
剤として用いる。中空球フィラーとしては、例えば、日
本フィライト社製DU−80を用いる。
ング率であるバルクヤング率を、エポキシ樹脂40の中
に気泡41を散在することにより低減し、回路パターン
9,10に加わる応力を低減して応力緩和を図ってい
る。
有する。 (イ)金属フレーム1と回路基板3,5との間に配置さ
れる接着剤2,4におけるバルクヤング率を低減すべ
く、母材であるエポキシ樹脂40の中に気泡41を散在
させたので、実用上好ましいものとなる。
を用いているが、これに限らず、例えばシリコン系でも
よく、要するにヤング率が150kg/mm2 以下であ
ればよい。
平面図。
示す平面図。
ための平面図。
果を示す図。
の一部拡大断面図。
の一部拡大断面図。
着剤、5…回路基板、9…回路パターン、10…回路パ
ターン、17…封止樹脂、30…エポキシ樹脂、31…
薄板、40…エポキシ樹脂、41…気泡
Claims (7)
- 【請求項1】 金属フレームの上に接着剤を介して回路
基板が配置されるとともに、前記回路基板における金属
フレームとの対向面に回路パターンが形成され、さらに
前記回路基板および金属フレームの全部または一部が封
止樹脂にてモールドされた樹脂封止型半導体装置におい
て、 前記接着剤のヤング率を、150kg/mm2 以下とし
たことを特徴とする樹脂封止型半導体装置。 - 【請求項2】 前記接着剤のヤング率を、0.2kg/
mm2 以上、150kg/mm2 以下とした請求項1に
記載の樹脂封止型半導体装置。 - 【請求項3】 前記接着剤における封止樹脂との密着力
が、0.4kg/mm2 以上とした請求項1に記載の樹
脂封止型半導体装置。 - 【請求項4】 金属フレームの上に接着剤を介して回路
基板が配置されるとともに、前記回路基板における金属
フレームとの対向面に回路パターンが形成され、さらに
前記回路基板および金属フレームの全部または一部が封
止樹脂にてモールドされた樹脂封止型半導体装置におい
て、 前記接着剤での母材の中にバルクヤング率低減手段を設
けたことを特徴とする樹脂封止型半導体装置。 - 【請求項5】 前記バルクヤング率低減手段は、前記金
属フレームの熱膨張率と前記回路基板の熱膨張率との間
の熱膨張率を有する材料よりなる添加材である請求項4
に記載の樹脂封止型半導体装置。 - 【請求項6】 前記添加材は、薄板である請求項5に記
載の樹脂封止型半導体装置。 - 【請求項7】 前記バルクヤング率低減手段は、母材の
中に散在させた気泡である請求項4に記載の樹脂封止型
半導体装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10935597A JP3845947B2 (ja) | 1997-04-25 | 1997-04-25 | 樹脂封止型半導体装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10935597A JP3845947B2 (ja) | 1997-04-25 | 1997-04-25 | 樹脂封止型半導体装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10303341A true JPH10303341A (ja) | 1998-11-13 |
| JP3845947B2 JP3845947B2 (ja) | 2006-11-15 |
Family
ID=14508134
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP10935597A Expired - Lifetime JP3845947B2 (ja) | 1997-04-25 | 1997-04-25 | 樹脂封止型半導体装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3845947B2 (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US7230320B2 (en) | 2003-02-18 | 2007-06-12 | Hitachi, Ltd. | Electronic circuit device with reduced breaking and cracking |
| US7531852B2 (en) | 2004-06-14 | 2009-05-12 | Denso Corporation | Electronic unit with a substrate where an electronic circuit is fabricated |
| US7843700B2 (en) | 2004-04-14 | 2010-11-30 | Denso Corporation | Semiconductor device |
-
1997
- 1997-04-25 JP JP10935597A patent/JP3845947B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US7230320B2 (en) | 2003-02-18 | 2007-06-12 | Hitachi, Ltd. | Electronic circuit device with reduced breaking and cracking |
| US7843700B2 (en) | 2004-04-14 | 2010-11-30 | Denso Corporation | Semiconductor device |
| US8179688B2 (en) | 2004-04-14 | 2012-05-15 | Denso Corporation | Semiconductor device |
| US7531852B2 (en) | 2004-06-14 | 2009-05-12 | Denso Corporation | Electronic unit with a substrate where an electronic circuit is fabricated |
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| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP3845947B2 (ja) | 2006-11-15 |
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