JPH10303592A - 電磁遮蔽ビルの壁・床突き合わせ部施工方法 - Google Patents
電磁遮蔽ビルの壁・床突き合わせ部施工方法Info
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- JPH10303592A JPH10303592A JP11056897A JP11056897A JPH10303592A JP H10303592 A JPH10303592 A JP H10303592A JP 11056897 A JP11056897 A JP 11056897A JP 11056897 A JP11056897 A JP 11056897A JP H10303592 A JPH10303592 A JP H10303592A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 電磁遮蔽ビルの壁・床突き合わせ部の電磁遮
蔽層に生じる開口による電磁遮蔽性能の低下を防ぐ。 【解決手段】 電磁遮蔽材4〜7、11〜14、21〜
24を用いて周囲の壁1及びスラブ2、3の片面で電磁
遮蔽を行い電磁遮蔽空間を構成する電磁遮蔽ビルにおい
て、スラブ2、3と壁1、8、9との突き合わせ部分に
生じる電磁遮蔽層の開口に対して両面に電磁遮蔽材4、
5、13、14、22、24を用いた所定長さ以上の減
衰区間を設ける。減衰区間は、スラブに連結する間仕切
り壁に設け、或いは壁に突き当たるスラブに設け、電波
が繰り返し反射して吸収・減衰させる。
蔽層に生じる開口による電磁遮蔽性能の低下を防ぐ。 【解決手段】 電磁遮蔽材4〜7、11〜14、21〜
24を用いて周囲の壁1及びスラブ2、3の片面で電磁
遮蔽を行い電磁遮蔽空間を構成する電磁遮蔽ビルにおい
て、スラブ2、3と壁1、8、9との突き合わせ部分に
生じる電磁遮蔽層の開口に対して両面に電磁遮蔽材4、
5、13、14、22、24を用いた所定長さ以上の減
衰区間を設ける。減衰区間は、スラブに連結する間仕切
り壁に設け、或いは壁に突き当たるスラブに設け、電波
が繰り返し反射して吸収・減衰させる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電磁遮蔽材を用い
て周囲の壁及びスラブ下面で電磁遮蔽を行い電磁遮蔽空
間を構成する電磁遮蔽ビルにおける電磁遮蔽ビルの壁・
床突き合わせ部施工方法に関する。
て周囲の壁及びスラブ下面で電磁遮蔽を行い電磁遮蔽空
間を構成する電磁遮蔽ビルにおける電磁遮蔽ビルの壁・
床突き合わせ部施工方法に関する。
【0002】
【従来の技術】電波を使った無線通信方式を採用する場
合には、使用周波数帯域について電波法の規制が問題に
なる。そこで、このような電波法による規制を受けるこ
となく、自由に使用周波数帯域を選択、設定して独自の
無線による通信方式を採用するためには、ビル内の空間
を外部から電磁的に遮蔽した電磁遮蔽ビルの構築が不可
欠となる。既に出願人は、このような電磁遮蔽ビルに関
し、例えば特公平6−99972号公報や特公平6−9
9973号公報、特公平7−16118号公報、特公平
6−76706号公報に、ビルの躯体や外壁の遮蔽構造
について提案し、特公平6−99971号公報や特公平
6−33699号公報、特公平6−13822号公報
に、ビルの出入口の遮蔽構造について、特公平6−63
407号公報や特公平5−79790号公報、特公平3
−58557号公報に、窓開口部の遮蔽構造について提
案している。また、特公平3−62320号公報や特公
平3−45972号公報、特公平3−62318号公
報、特公平5−34159号公報に、天井や階層別の遮
蔽構造について提案している。
合には、使用周波数帯域について電波法の規制が問題に
なる。そこで、このような電波法による規制を受けるこ
となく、自由に使用周波数帯域を選択、設定して独自の
無線による通信方式を採用するためには、ビル内の空間
を外部から電磁的に遮蔽した電磁遮蔽ビルの構築が不可
欠となる。既に出願人は、このような電磁遮蔽ビルに関
し、例えば特公平6−99972号公報や特公平6−9
9973号公報、特公平7−16118号公報、特公平
6−76706号公報に、ビルの躯体や外壁の遮蔽構造
について提案し、特公平6−99971号公報や特公平
6−33699号公報、特公平6−13822号公報
に、ビルの出入口の遮蔽構造について、特公平6−63
407号公報や特公平5−79790号公報、特公平3
−58557号公報に、窓開口部の遮蔽構造について提
案している。また、特公平3−62320号公報や特公
平3−45972号公報、特公平3−62318号公
報、特公平5−34159号公報に、天井や階層別の遮
蔽構造について提案している。
【0003】図2は電磁遮蔽ビルの構成概要を示す図で
あり、30は天井、40は壁、50は窓、60は床を示
す。図2において、壁40は、例えば躯体の内壁に金属
メッシュや金属箔(フイルム)、不織布、その他導電性
繊維を用いたシート等を貼ったり、導電性塗料を塗って
電磁遮蔽層を形成したもの、或いはこのような電磁遮蔽
層を片面に形成したボードを用いたものである。天井3
0、床60も、壁40と同様の施工を行い、或いは電磁
遮蔽材を貼り合わせたパネルを用いたものである。窓5
0は、窓ガラスの片面又は両面に上記と同様に電磁遮蔽
材を用いて電磁遮蔽膜を形成し、この電磁遮蔽膜をサッ
シ枠に接続することにより、壁40と窓50の電磁遮蔽
層を電気的に一体に接続したものである。
あり、30は天井、40は壁、50は窓、60は床を示
す。図2において、壁40は、例えば躯体の内壁に金属
メッシュや金属箔(フイルム)、不織布、その他導電性
繊維を用いたシート等を貼ったり、導電性塗料を塗って
電磁遮蔽層を形成したもの、或いはこのような電磁遮蔽
層を片面に形成したボードを用いたものである。天井3
0、床60も、壁40と同様の施工を行い、或いは電磁
遮蔽材を貼り合わせたパネルを用いたものである。窓5
0は、窓ガラスの片面又は両面に上記と同様に電磁遮蔽
材を用いて電磁遮蔽膜を形成し、この電磁遮蔽膜をサッ
シ枠に接続することにより、壁40と窓50の電磁遮蔽
層を電気的に一体に接続したものである。
【0004】上記の提案に見られるように、電磁遮蔽ビ
ルは、躯体や壁構造体に電磁遮蔽材を用い、さらに窓や
出入口等の開口部にも電磁遮蔽材を用いてビルの外壁に
沿って全面を電磁遮蔽材で覆うようにすることにより、
ビル内の空間を外部から独立した1つの電磁遮蔽空間と
して構成することができる。また、ビル内を1つの電磁
遮蔽空間としてではなく、各フロア毎に上下の天井や床
において電磁遮蔽材で仕切り、或いは各フロアにおいて
部屋間の壁を電磁遮蔽材で仕切ることによって、各フロ
ア毎、或いは各部屋毎に独立した複数の電磁遮蔽空間を
構成することができる。
ルは、躯体や壁構造体に電磁遮蔽材を用い、さらに窓や
出入口等の開口部にも電磁遮蔽材を用いてビルの外壁に
沿って全面を電磁遮蔽材で覆うようにすることにより、
ビル内の空間を外部から独立した1つの電磁遮蔽空間と
して構成することができる。また、ビル内を1つの電磁
遮蔽空間としてではなく、各フロア毎に上下の天井や床
において電磁遮蔽材で仕切り、或いは各フロアにおいて
部屋間の壁を電磁遮蔽材で仕切ることによって、各フロ
ア毎、或いは各部屋毎に独立した複数の電磁遮蔽空間を
構成することができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、スラブの片面
や壁の内側に電磁遮蔽材を用いて電磁遮蔽を行う場合に
は、スラブと壁との壁・床突き合わせ部分があると、そ
の突き合わせ部分では、電磁遮蔽層に隙間や開口ができ
て電波が漏れるため、高レベルの電磁遮蔽を実現できな
いという問題が生じる。すなわち、図3はスラブと壁の
突き合わせ部に生じる電磁遮蔽層の開口による遮蔽性能
の低下を説明するための図であり、ここに示すようにス
ラブ70と突き合わせになる間仕切り壁80があると、
電磁遮蔽材90によりスラブ70の電磁遮蔽を行う際
に、その電磁遮蔽面に開口、が生じ電磁遮蔽性能が
低下するという問題がある。
や壁の内側に電磁遮蔽材を用いて電磁遮蔽を行う場合に
は、スラブと壁との壁・床突き合わせ部分があると、そ
の突き合わせ部分では、電磁遮蔽層に隙間や開口ができ
て電波が漏れるため、高レベルの電磁遮蔽を実現できな
いという問題が生じる。すなわち、図3はスラブと壁の
突き合わせ部に生じる電磁遮蔽層の開口による遮蔽性能
の低下を説明するための図であり、ここに示すようにス
ラブ70と突き合わせになる間仕切り壁80があると、
電磁遮蔽材90によりスラブ70の電磁遮蔽を行う際
に、その電磁遮蔽面に開口、が生じ電磁遮蔽性能が
低下するという問題がある。
【0006】例えばスラブ70の下面で電磁遮蔽を行お
うとすると、新築の場合には、床型枠兼用の鋼製フォー
ムと梁用の埋め殺し鋼板型枠を使用して遮蔽を行い、ま
た、リニューアルの場合には、金属メッシュ、銅箔、導
電性塗料、導電性布などの電磁遮蔽材を使用して電磁遮
蔽を行うが、それだけでは、間仕切り壁断面部分の電磁
遮蔽を行うことができない。この問題は、スラブ70の
上面で電磁遮蔽を行う場合や遮蔽空間の上下をスラブ7
0の上面又は下面だけで行うような場合にも同様であ
る。
うとすると、新築の場合には、床型枠兼用の鋼製フォー
ムと梁用の埋め殺し鋼板型枠を使用して遮蔽を行い、ま
た、リニューアルの場合には、金属メッシュ、銅箔、導
電性塗料、導電性布などの電磁遮蔽材を使用して電磁遮
蔽を行うが、それだけでは、間仕切り壁断面部分の電磁
遮蔽を行うことができない。この問題は、スラブ70の
上面で電磁遮蔽を行う場合や遮蔽空間の上下をスラブ7
0の上面又は下面だけで行うような場合にも同様であ
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記の課題を
解決するものであって、電磁遮蔽ビルの壁・床突き合わ
せ部の電磁遮蔽層に生じる開口による電磁遮蔽性能の低
下を防ぐものである。
解決するものであって、電磁遮蔽ビルの壁・床突き合わ
せ部の電磁遮蔽層に生じる開口による電磁遮蔽性能の低
下を防ぐものである。
【0008】そのために本発明は、電磁遮蔽材を用いて
周囲の壁及びスラブの片面で電磁遮蔽を行い電磁遮蔽空
間を構成する電磁遮蔽ビルにおいて、スラブと壁との突
き合わせ部分に生じる電磁遮蔽層の開口に対して両面に
電磁遮蔽材を用いた所定長さ以上の減衰区間を設けたこ
とを特徴とするものであり、減衰区間は、スラブに連結
する間仕切り壁に設け、或いは壁に突き当たるスラブに
設けたことを特徴とするものである。
周囲の壁及びスラブの片面で電磁遮蔽を行い電磁遮蔽空
間を構成する電磁遮蔽ビルにおいて、スラブと壁との突
き合わせ部分に生じる電磁遮蔽層の開口に対して両面に
電磁遮蔽材を用いた所定長さ以上の減衰区間を設けたこ
とを特徴とするものであり、減衰区間は、スラブに連結
する間仕切り壁に設け、或いは壁に突き当たるスラブに
設けたことを特徴とするものである。
【0009】
【実施の形態】以下、本発明に係る実施の形態を図面を
参照しつつ説明する。図1は本発明に係る電磁遮蔽ビル
の壁・床突き合わせ部施工方法の実施の形態を示す図で
あり、1は壁、2、3はスラブ、4〜7、11〜14、
21〜24は電磁遮蔽材、8は梁、9は間仕切り壁を示
す。
参照しつつ説明する。図1は本発明に係る電磁遮蔽ビル
の壁・床突き合わせ部施工方法の実施の形態を示す図で
あり、1は壁、2、3はスラブ、4〜7、11〜14、
21〜24は電磁遮蔽材、8は梁、9は間仕切り壁を示
す。
【0010】図1(A)において、電磁遮蔽空間は、壁
1の内側の電磁遮蔽材6、上側のスラブ2の上面に設け
た電磁遮蔽材4、下側のスラブ3の上面に設けた電磁遮
蔽材7により覆い、上下階及び壁1の外部空間と電磁遮
蔽するように構成したものであるが、この場合には、ス
ラブ2と壁1との突き合わせ部分、すなわち上側のスラ
ブ2の上面に設けた電磁遮蔽材4による電磁遮蔽層と壁
1の内側の電磁遮蔽材6による電磁遮蔽層との間でスラ
ブ2の断面部分に開口ができて、これらの電磁遮蔽材
4、6、7だけでは、この部分からの電波漏れのため遮
蔽性能が低下するという問題が生じる。そこで、上側の
スラブ2では、その下面に所定長さLの電磁遮蔽材5を
設けることにより、電磁遮蔽材4と5との間で電波が繰
り返し反射して吸収・減衰する電波の減衰区間を形成し
ている。
1の内側の電磁遮蔽材6、上側のスラブ2の上面に設け
た電磁遮蔽材4、下側のスラブ3の上面に設けた電磁遮
蔽材7により覆い、上下階及び壁1の外部空間と電磁遮
蔽するように構成したものであるが、この場合には、ス
ラブ2と壁1との突き合わせ部分、すなわち上側のスラ
ブ2の上面に設けた電磁遮蔽材4による電磁遮蔽層と壁
1の内側の電磁遮蔽材6による電磁遮蔽層との間でスラ
ブ2の断面部分に開口ができて、これらの電磁遮蔽材
4、6、7だけでは、この部分からの電波漏れのため遮
蔽性能が低下するという問題が生じる。そこで、上側の
スラブ2では、その下面に所定長さLの電磁遮蔽材5を
設けることにより、電磁遮蔽材4と5との間で電波が繰
り返し反射して吸収・減衰する電波の減衰区間を形成し
ている。
【0011】また、図1(B)に示す例は、壁1の内側
の電磁遮蔽材12、上側のスラブ2の下面に設けた電磁
遮蔽材11、下側のスラブ3の下面に設けた電磁遮蔽材
14により覆い、上下階及び壁1の外部空間と電磁遮蔽
するように構成したものである。この場合には、スラブ
3と壁1との突き合わせ部分、すなわち下側のスラブ3
の下面に設けた電磁遮蔽材14による電磁遮蔽層と壁1
の内側の電磁遮蔽材12による電磁遮蔽層との間のスラ
ブ3の断面部分にできる開口に対し、下側のスラブ3の
上面に所定長さLで電磁遮蔽材13を設けることによ
り、電磁遮蔽材13と14との間で電波が繰り返し反射
して吸収・減衰する電波の減衰区間を形成している。
の電磁遮蔽材12、上側のスラブ2の下面に設けた電磁
遮蔽材11、下側のスラブ3の下面に設けた電磁遮蔽材
14により覆い、上下階及び壁1の外部空間と電磁遮蔽
するように構成したものである。この場合には、スラブ
3と壁1との突き合わせ部分、すなわち下側のスラブ3
の下面に設けた電磁遮蔽材14による電磁遮蔽層と壁1
の内側の電磁遮蔽材12による電磁遮蔽層との間のスラ
ブ3の断面部分にできる開口に対し、下側のスラブ3の
上面に所定長さLで電磁遮蔽材13を設けることによ
り、電磁遮蔽材13と14との間で電波が繰り返し反射
して吸収・減衰する電波の減衰区間を形成している。
【0012】図1(C)に示す例は、図1(B)に示す
例と同様に上側のスラブ2、下側のスラブ3のそれぞれ
の下面に電磁遮蔽材21、23を設けて上下階と電磁遮
蔽するように構成し、その電磁遮蔽空間のスラブ2、3
間に梁8と間仕切り壁9が設けられているものである。
したがって、この場合には、スラブ2と梁8、間仕切り
壁9の突き合わせ部分の電磁遮蔽材21による電磁遮蔽
層に梁8の断面部分、同様にスラブ3と梁、間仕切り壁
の突き合わせ部分の電磁遮蔽材23による電磁遮蔽層に
梁の断面部分の開口ができる。この開口に対しては、両
側から所定長さLで電磁遮蔽材22、24を設けること
により、電磁遮蔽材22間、24間で電波が繰り返し反
射して吸収・減衰する電波の減衰区間を形成している。
例と同様に上側のスラブ2、下側のスラブ3のそれぞれ
の下面に電磁遮蔽材21、23を設けて上下階と電磁遮
蔽するように構成し、その電磁遮蔽空間のスラブ2、3
間に梁8と間仕切り壁9が設けられているものである。
したがって、この場合には、スラブ2と梁8、間仕切り
壁9の突き合わせ部分の電磁遮蔽材21による電磁遮蔽
層に梁8の断面部分、同様にスラブ3と梁、間仕切り壁
の突き合わせ部分の電磁遮蔽材23による電磁遮蔽層に
梁の断面部分の開口ができる。この開口に対しては、両
側から所定長さLで電磁遮蔽材22、24を設けること
により、電磁遮蔽材22間、24間で電波が繰り返し反
射して吸収・減衰する電波の減衰区間を形成している。
【0013】上記のように電磁遮蔽層の開口・隙間部分
から両面に沿って延びる電磁遮蔽材を設けることによ
り、電磁遮蔽層の開口・隙間部分からから漏洩する電波
を電磁遮蔽材で繰り返し反射させて減衰させることがで
き、スラブと壁との突き合わせ部分に生ずる電磁遮蔽層
の開口により、電磁遮蔽性能が低下するのを防ぐことが
できる。
から両面に沿って延びる電磁遮蔽材を設けることによ
り、電磁遮蔽層の開口・隙間部分からから漏洩する電波
を電磁遮蔽材で繰り返し反射させて減衰させることがで
き、スラブと壁との突き合わせ部分に生ずる電磁遮蔽層
の開口により、電磁遮蔽性能が低下するのを防ぐことが
できる。
【0014】上記のように電磁遮蔽層の開口部分からス
ラブや壁の両面に沿って延びる電磁遮蔽材を設けること
により、電磁遮蔽層の開口部分から漏洩する電波を電磁
遮蔽材で繰り返し反射させながら吸収・減衰させると共
に、コンクリート、鉄筋からなるスラブ、壁の構造部材
で減衰させることができ、スラブと壁との突き合わせ部
分によりその断面部分で電磁遮蔽性能が低下するのを防
ぐことができる。例えばコンクリート厚が150mmの
場合における減衰量を見ると、無筋コンクリートでは、
周波数200MHzに対して4.0〜5.0dB、周波
数1GHzに対して7.5dB、周波数10GHzに対
して9.0dBあり、有筋コンクリートでは、周波数2
00MHzに対して3.5〜5.0dB、周波数1GH
zに対して9.5〜12.0dB、周波数10GHzに
対して9.0〜13.0dBあることが報告されている
(例えば信学技法、EMCJ78−38(1978−1
1)参照)。このような値から明らかなように柱電磁遮
蔽材6の長さを大きくすることにより、柱4の構造部材
による減衰効果も上げることができる。本発明者におい
て柱電磁遮蔽材6の施工する長さLは、柱4の径Dに対
して3倍以上(L>3D)で大きな効果が得られてい
る。
ラブや壁の両面に沿って延びる電磁遮蔽材を設けること
により、電磁遮蔽層の開口部分から漏洩する電波を電磁
遮蔽材で繰り返し反射させながら吸収・減衰させると共
に、コンクリート、鉄筋からなるスラブ、壁の構造部材
で減衰させることができ、スラブと壁との突き合わせ部
分によりその断面部分で電磁遮蔽性能が低下するのを防
ぐことができる。例えばコンクリート厚が150mmの
場合における減衰量を見ると、無筋コンクリートでは、
周波数200MHzに対して4.0〜5.0dB、周波
数1GHzに対して7.5dB、周波数10GHzに対
して9.0dBあり、有筋コンクリートでは、周波数2
00MHzに対して3.5〜5.0dB、周波数1GH
zに対して9.5〜12.0dB、周波数10GHzに
対して9.0〜13.0dBあることが報告されている
(例えば信学技法、EMCJ78−38(1978−1
1)参照)。このような値から明らかなように柱電磁遮
蔽材6の長さを大きくすることにより、柱4の構造部材
による減衰効果も上げることができる。本発明者におい
て柱電磁遮蔽材6の施工する長さLは、柱4の径Dに対
して3倍以上(L>3D)で大きな効果が得られてい
る。
【0015】電磁遮蔽材11、14、21、23には、
先に述べたように新築であれば、床型枠兼用の鋼製フォ
ームと梁用の埋め殺し鋼板型枠を使用し、また、既設ビ
ルのリニューアルや電磁遮蔽材4、6、7、12であれ
ば、金属メッシュ、銅箔、導電性塗料、導電性布などの
電磁遮蔽材を使用することができ、電波を反射するもの
だけでなく、吸収するものであってもよい。これに対
し、電磁遮蔽材5、13、22、24には、金属メッシ
ュ、銅箔、導電性塗料、導電性布などの電磁遮蔽材を使
用することができるが、上記のように漏洩する電波を繰
り返し反射させながら吸収・減衰させるので、電波を吸
収する電波吸収材がより好ましい。
先に述べたように新築であれば、床型枠兼用の鋼製フォ
ームと梁用の埋め殺し鋼板型枠を使用し、また、既設ビ
ルのリニューアルや電磁遮蔽材4、6、7、12であれ
ば、金属メッシュ、銅箔、導電性塗料、導電性布などの
電磁遮蔽材を使用することができ、電波を反射するもの
だけでなく、吸収するものであってもよい。これに対
し、電磁遮蔽材5、13、22、24には、金属メッシ
ュ、銅箔、導電性塗料、導電性布などの電磁遮蔽材を使
用することができるが、上記のように漏洩する電波を繰
り返し反射させながら吸収・減衰させるので、電波を吸
収する電波吸収材がより好ましい。
【0016】なお、本発明は、上記実施の形態に限定さ
れるものではなく、種々の変形が可能である。例えば上
記実施の形態では、スラブと壁との突き合わせ部分の両
面に沿って所定の長さ以上の電磁遮蔽材を配置する例を
示したが、壁と壁との突き合わせ部分や柱にも同様に適
用できることはいうまでもない。
れるものではなく、種々の変形が可能である。例えば上
記実施の形態では、スラブと壁との突き合わせ部分の両
面に沿って所定の長さ以上の電磁遮蔽材を配置する例を
示したが、壁と壁との突き合わせ部分や柱にも同様に適
用できることはいうまでもない。
【0017】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によれば、スラブと壁との突き合わせ部分に生じる電磁
遮蔽層の開口に対して両面に電磁遮蔽材を用いた所定長
さ以上の減衰区間を設けるので、突き合わせ部分を覆う
ことができない場合にも、簡便な施工により電磁遮蔽性
能の低下を防ぐことができ、より高度な電磁遮蔽空間を
構築できる。しかも、電磁遮蔽空間を上下階で分割する
場合に、間仕切り壁があってもスラブの上面又は下面だ
けの片面で分割ができる。したがって、特にリニューア
ルに際して、床面に設備機器が多く設置されていてスラ
ブ下面(天井内)からでないと施工が難しい場合や、逆
に天井内に設備配管や設備機器が複雑に配置されていて
スラブ上面(床面)からでないと施工が難しい場合のよ
うに必ずしも壁面の電磁遮蔽材との一体化が難しい場合
でも、電磁遮蔽性能を低下させることなく簡便な施工に
より、所望の遮蔽性能レベルを実現できる。
によれば、スラブと壁との突き合わせ部分に生じる電磁
遮蔽層の開口に対して両面に電磁遮蔽材を用いた所定長
さ以上の減衰区間を設けるので、突き合わせ部分を覆う
ことができない場合にも、簡便な施工により電磁遮蔽性
能の低下を防ぐことができ、より高度な電磁遮蔽空間を
構築できる。しかも、電磁遮蔽空間を上下階で分割する
場合に、間仕切り壁があってもスラブの上面又は下面だ
けの片面で分割ができる。したがって、特にリニューア
ルに際して、床面に設備機器が多く設置されていてスラ
ブ下面(天井内)からでないと施工が難しい場合や、逆
に天井内に設備配管や設備機器が複雑に配置されていて
スラブ上面(床面)からでないと施工が難しい場合のよ
うに必ずしも壁面の電磁遮蔽材との一体化が難しい場合
でも、電磁遮蔽性能を低下させることなく簡便な施工に
より、所望の遮蔽性能レベルを実現できる。
【図1】 本発明に係る電磁遮蔽ビルの壁・床突き合わ
せ部施工方法の実施の形態を示す図である。
せ部施工方法の実施の形態を示す図である。
【図2】 電磁遮蔽ビルの構成概要を示す図である。
【図3】 スラブと壁の突き合わせ部に生じる電磁遮蔽
層の開口による遮蔽性能の低下を説明するための図であ
る。
層の開口による遮蔽性能の低下を説明するための図であ
る。
1…壁、2、3…スラブ、4〜7、11〜14、21〜
24…電磁遮蔽材、8…梁、9…間仕切り壁
24…電磁遮蔽材、8…梁、9…間仕切り壁
Claims (3)
- 【請求項1】 電磁遮蔽材を用いて周囲の壁及びスラブ
の片面で電磁遮蔽を行い電磁遮蔽空間を構成する電磁遮
蔽ビルにおいて、スラブと壁との壁・床突き合わせ部分
に生じる電磁遮蔽層の開口に対して両面に電磁遮蔽材を
用いた所定長さ以上の減衰区間を設けたことを特徴とす
る電磁遮蔽ビルの壁・床突き合わせ部施工方法。 - 【請求項2】 減衰区間は、スラブに連結する間仕切り
壁に設けたことを特徴とする請求項1記載の電磁遮蔽ビ
ルの壁・床突き合わせ部施工方法。 - 【請求項3】 減衰区間は、壁に突き当たるスラブに設
けたことを特徴とする請求項1記載の電磁遮蔽ビルの壁
・床突き合わせ部施工方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11056897A JPH10303592A (ja) | 1997-04-28 | 1997-04-28 | 電磁遮蔽ビルの壁・床突き合わせ部施工方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11056897A JPH10303592A (ja) | 1997-04-28 | 1997-04-28 | 電磁遮蔽ビルの壁・床突き合わせ部施工方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10303592A true JPH10303592A (ja) | 1998-11-13 |
Family
ID=14539139
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP11056897A Pending JPH10303592A (ja) | 1997-04-28 | 1997-04-28 | 電磁遮蔽ビルの壁・床突き合わせ部施工方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH10303592A (ja) |
-
1997
- 1997-04-28 JP JP11056897A patent/JPH10303592A/ja active Pending
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
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| A977 | Report on retrieval |
Effective date: 20041021 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 |
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| A131 | Notification of reasons for refusal |
Effective date: 20041110 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 |
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| A02 | Decision of refusal |
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