JPH10309015A - ビル用幹線ケーブルの施工方法とそれに用いる幹線ケーブルユニット - Google Patents

ビル用幹線ケーブルの施工方法とそれに用いる幹線ケーブルユニット

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JPH10309015A
JPH10309015A JP11136097A JP11136097A JPH10309015A JP H10309015 A JPH10309015 A JP H10309015A JP 11136097 A JP11136097 A JP 11136097A JP 11136097 A JP11136097 A JP 11136097A JP H10309015 A JPH10309015 A JP H10309015A
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cable
construction
trunk cable
building
floor
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JP11136097A
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Shunji Yamamoto
俊司 山本
Yutaka Suzuki
裕 鈴木
Hidemi Nishiyama
秀美 西山
Mitsunori Watanabe
光則 渡辺
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Furukawa Electric Co Ltd
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Furukawa Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 工事用仮設電源ケーブルを必要としないビル
用幹線ケーブルの施工方法を提供する。 【解決手段】 ビルの1階分の長さを有する単位長幹線
ケーブル3の両端にコネクタ5A、5Bを取り付け、一
端に分岐ケーブル7を接続した幹線ケーブルユニット1
を用意する。この幹線ケーブルユニット1をビル工事の
進行に応じてコネクタ5A、5Bで相互に接続すること
により段々に上階へ延長して行く。ビル工事中は分岐ケ
ーブル7を各階の工事用仮設分電盤13に接続して、幹
線ケーブルユニット1の接続体を工事用仮設電源ケーブ
ルとして使用する。仮設電源を用いた工事が終了した後
は、分岐ケーブル7を正規の分電盤に接続して、幹線ケ
ーブルユニット1の接続体をビル用幹線ケーブルとして
使用する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ビル用幹線ケーブ
ルの施工方法とそれに用いる幹線ケーブルユニットに関
するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、ビルの各階に電力を供給する幹線
ケーブルとしては、ビルのほぼ全階を貫通する長尺な幹
線ケーブルの途中に各階行きの分岐ケーブルを接続し
た、いわゆるビル用ハーネスが用いられている。このビ
ル用ハーネスは、ビルの最上階までが出来上がった段階
で、ビルの垂直配線スペース内に布設される。
【0003】一方、ビル建設時には、建設現場で使用す
る各種工具や建設機械を動作させるための工事用仮設電
源ケーブルが必要である。この工事用仮設電源ケーブル
は、前述のビル用ハーネスを布設するスペースとは別な
場所に布設され、工事中にのみ使用され、ビルの竣工時
には撤去されるものである。前述のビル用ハーネスはビ
ルの最上階まで出来上がった後に布設されるものである
ため、工事用の電源ケーブルとしては使用できない。
【0004】工事用仮設電源ケーブルに関しては次のよ
うな提案もなされている。すなわち特開平7−1584
2号公報には、ビル工事中は、両端にコネクタを取り付
けたケーブルを順次コネクタ接続していくことにより仮
設電力幹線を構築し、ビル工事完了後は、前記コネクタ
接続部を切り離すことにより仮設電力幹線を解体し、他
のビル工事現場に持ち込んで再利用することが開示され
ている。また特開平7−163030号公報には、ビル
工事中は、電力を導入する配電盤と複数の仮設分電盤と
を、両端にコネクタを取り付けたケーブルによって接続
し、工事完了後には、使用したケーブルを回収して他の
ビル工事現場にて再使用することが開示されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来の工事用仮設電源
ケーブルは、そのビルの本来の幹線ケーブルを布設する
スペースとは別に、工事専用の配線スペースを設けて、
そこに設置することになっているため、錯綜する建設現
場において設置場所を確保することが難しく、また建設
作業スペースを圧迫するという問題もある。
【0006】また垂直方向に工事用仮設電源ケーブルを
布設するには、床に穴をあけてケーブルを布設する必要
があり、工事終了後には、そのケーブルを撤去し、床に
あけた穴を塞ぐ必要がある。このため布設の際にも撤去
の際にも工事費が高くつくという問題がある。また従来
の工事用仮設電源ケーブルは、工事中にのみ使用され、
ビル完成時には撤去されるものであり、たとえ撤去後再
利用されるとしても、撤去されたケーブルの保管や整備
点検に費用がかかるという問題がある。
【0007】本発明の目的は、以上のような問題点に鑑
み、工事用仮設電源ケーブルを必要としないビル用幹線
ケーブルの施工方法と、それに用いる幹線ケーブルユニ
ットを提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明に係るビル用幹線
ケーブルの施工方法は、ビルの1階分又は複数階分の長
さを有する単位長幹線ケーブルの両端にコネクタを取り
付けると共に、その単位長幹線ケーブルに必要本数の分
岐ケーブルを接続してなる幹線ケーブルユニットを用意
し、この幹線ケーブルユニットを、ビルの垂直配線スペ
ース内で、ビル工事の進行に応じて前記コネクタで相互
に接続することにより段々に上階へ延長して行き、ビル
工事中は前記幹線ケーブルユニットの分岐ケーブルを各
階の工事用仮設分電盤に接続して、前記幹線ケーブルユ
ニットの接続体を工事用仮設電源ケーブルとして使用
し、仮設電源を用いた工事が終了した後は前記幹線ケー
ブルユニットの分岐ケーブルを正規の分電盤に接続し
て、前記幹線ケーブルユニットの接続体をビル用幹線ケ
ーブルとして使用することを特徴とするものである。
【0009】この方法によると、ビル工事中は幹線ケー
ブルユニットの接続体を工事用仮設電源ケーブルとして
使用でき、工事終了後は幹線ケーブルユニットの接続体
をそのままビル用幹線ケーブルとして使用できるため、
従来のような工事専用の仮設電源ケーブルが不要とな
る。したがって建設現場で仮設電源ケーブルを設置スペ
ースを確保する必要がなくなり、また仮設電源ケーブル
の布設や撤去に要する費用、保管や整備点検に要する費
用を削減することができる。
【0010】なお工事の際には全ての階で仮設電源が必
要であるが、完成したビルには必ずしも全ての階に分電
盤が設置されるとは限らないので、分岐ケーブルの中に
は、工事終了後に、正規の分電盤に接続されないものも
出てくる。このような分岐ケーブルについては、必要に
応じ適当な長さに切断した上で、端部に絶縁処理を施
し、後の使用(配線の増設など)に備えておくことが望
ましい。
【0011】本発明の施工方法に用いる幹線ケーブルユ
ニットは、ビルの2階分の長さを有する単位長幹線ケー
ブルの両端部にコネクタを取り付けると共に、前記単位
長幹線ケーブルの両端部に分岐ケーブルを接続したもの
であることが好ましい。
【0012】単位長幹線ケーブルの長さは、汎用性に富
み、かつ工事もしやすい点で、ビルの2階分の長さにす
ることが好ましい。またビルの2階分の長さにすると、
コネクタの使用個数が少なく、かつ分岐ケーブル接続部
だけのための絶縁処理が不要となるため、コスト低減を
図ることもできる。なお分岐ケーブルは工事中の現場で
仮設分電盤に接続して使用されるものであるため、十分
な可撓性と、耐損傷性を有することが好ましく、この面
から分岐ケーブルとしてはキャブタイヤケーブルを使用
することが好ましい。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面を
参照して詳細に説明する。 〔実施形態1〕この実施形態では図1に示すような幹線
ケーブルユニットを使用する。この幹線ケーブルユニッ
ト1は、ビル1階分の長さを有する単位長幹線ケーブル
3の一端に雌コネクタ5Aを、他端に雄コネクタ5Bを
取り付けると共に、前記単位長幹線ケーブル3の一端に
分岐ケーブル7を接続したものである。分岐ケーブル7
の接続は、その端部を単位長幹線ケーブル3の端部と共
に雌コネクタ5Aに圧着するか、或いは雌コネクタ5A
の口元の単位長幹線ケーブル3にC型スリーブ等を用い
て圧着すること等により行う。雄コネクタ5Aおよび分
岐ケーブル7の接続部は絶縁体により一括被覆されてい
る。単位長幹線ケーブル3としては従来の幹線ケーブル
と同様にビニル絶縁ビニルシースケーブル又は架橋ポリ
エチレン絶縁ビニルシースケーブル等が用いられる。ま
た分岐ケーブル7としては幹線ケーブルと同種のケーブ
ルを用いることもできるが、キャブタイヤケーブルを用
いることもできる。
【0014】なお図1では説明を簡単にするために幹線
ケーブルユニット1を1相分だけ示したが、3相電力供
給の場合は幹線ケーブルユニット1が3本で1組であ
り、単相電力供給の場合は幹線ケーブルユニット1が2
本で1組である(以下の図面でも同じ)。
【0015】次にこの幹線ケーブルユニット1を使用し
たビル用幹線ケーブルの施工方法を図2および図3を参
照して説明する。まずビルの1階の床と天井が出来上が
った段階で、図2に示すように、1階に工事用の仮設受
電設備9を設置し、そこに所要長の幹線ケーブル11を
接続する。この幹線ケーブル11の先端には予め雌コネ
クタ5Aと分岐ケーブル7とが接続されている。この幹
線ケーブル11と雌コネクタ5Aと分岐ケーブル7から
なるユニットは、図1の幹線ケーブルユニット1の雄コ
ネクタ5Bを省略した形態である。もし仮設受電設備9
の出力端に雌コネクタが取り付けられていれば、図1の
幹線ケーブルユニット1をそのまま使用することもでき
る。次いで1階の適当な位置に工事用の仮設分電盤13
を設置し、そこに分岐ケーブル7の先端を接続する。こ
れで1階において各種工具や建設機械を動作させるため
の電源を確保できたことになるので、1階で必要な工事
を行う。
【0016】次に2階の床(1階の天井)と天井が出来
上がったら、その段階で図1の幹線ケーブルユニット1
を搬入し、それを床の穴15に挿通した後、雄コネクタ
5Bを1階の雌コネクタ5Aに接続する。穴15は床を
形成するときに垂直配線スペース内の一部に前もって形
成されるものである。次いで2階の適当な位置に工事用
の仮設分電盤13を設置し、そこに分岐ケーブル7の先
端を接続する。これで2階において各種工具や建設機械
を動作させるための電源を確保できたことになるので、
2階で必要な工事を行う。
【0017】なお仮設分電盤13の設置位置は垂直配線
スペース内に限られるものではなく、分岐ケーブル7が
届く範囲で任意の位置に選定することができる。工事現
場の状況に応じて仮設分電盤13の設置位置をある程度
自由に選定できるようにするためには、分岐ケーブル7
の長さをできるだけ長く、例えば図1に示すように1階
分の長さより長くしておくことが好ましい。
【0018】次に3階の床(2階の天井)と天井が出来
上がったら、その段階で再び図1の幹線ケーブルユニッ
ト1を搬入し、それを床の穴15に挿通した後、雄コネ
クタ5Bを2階の雌コネクタ5Aに接続する。次いで3
階の適当な位置に工事用の仮設分電盤13を設置し、そ
こに分岐ケーブル7の先端を接続する。これで3階にお
いて各種工具や建設機械を動作させるための電源を確保
できたことになるので、3階で必要な工事を行う。
【0019】このようにして幹線ケーブルユニット1を
ビル工事の進行に応じてコネクタ接続することにより段
々に上階へと延長して行き、ビル工事中は、幹線ケーブ
ルユニット1の接続体を工事用仮設電源ケーブルとして
使用する。
【0020】ビルが最上階まで出来上がり、各階で仮設
電源を用いた工事が終了すると、図3に示すように各階
の垂直配線スペースに正規の分電盤17を設置し、分岐
ケーブル7を仮設分電盤から切り離して正規の分電盤1
7に接続する。仮設分電盤はこの段階で撤去される。ま
た1階では工事用仮設受電設備が撤去され、正規の受電
設備19が設置されるので、1階の幹線ケーブル9を正
規の受電設備19に接続する。以上で幹線ケーブルの工
事が完了し、その後は幹線ケーブルユニット1の接続体
をビル用幹線ケーブルとして使用する。
【0021】なお最上階(図3の例では8階)には、図
1の幹線ケーブルユニット1を使用する必要はなく、分
岐ケーブル7に雄コネクタ5Bを取り付けたものを使用
すればよい。以上の施工方法によれば、ビル用幹線ケー
ブルと別に工事用仮設電源ケーブルを設置する必要がな
いので、非常に経済的であり、配線工事も容易になる。
また幹線ケーブルとしてビニル絶縁ビニルシースケーブ
ル又は架橋ポリエチレン絶縁ビニルシースケーブルを用
い、分岐ケーブルとしてゴムキャブタイヤケーブルを用
いたものにあっては、工事用の仮設ケーブルとしても、
建設後のビル用幹線ケーブルとしても使いやすい利点が
ある。
【0022】〔実施形態2〕この実施形態では図4に示
すような幹線ケーブルユニットを使用する。この幹線ケ
ーブルユニット1は、ビル2階分の長さを有する単位長
幹線ケーブル3の一端に雌コネクタ5Aを、他端に雄コ
ネクタ5Bを取り付けると共に、前記単位長幹線ケーブ
ル3の両端に分岐ケーブル7A、7Bを接続したもので
ある。分岐ケーブル7A、7Bの接続の仕方は実施形態
1と同様である。単位長幹線ケーブル3および分岐ケー
ブル7A、7Bとしては実施形態1と同じものを使用す
る。分岐ケーブル7Aが接続された箇所と雌コネクタ5
Aとは一括して絶縁体で覆われている。同様に分岐ケー
ブル7Bが接続された箇所と雄コネクタ5Bも一括して
絶縁体で覆われている。
【0023】次にこの幹線ケーブルユニット1を使用し
たビル用幹線ケーブルの施工方法を図5および図6を参
照して説明する。まずビルの1階の床と天井が出来上が
った段階で、図5に示すように、1階に工事用の仮設受
電設備9を設置し、そこに所要長の幹線ケーブル11を
接続する。この幹線ケーブル11の先端には予め雌コネ
クタ5Aと分岐ケーブル7とが接続されている。次いで
1階の適当な位置に工事用の仮設分電盤13を設置し、
そこに分岐ケーブル7の先端を接続する。これで1階に
おいて各種工具や建設機械を動作させるための電源を確
保できたことになるので、1階で必要な工事を行う。
【0024】次に2階および3階の床と天井が出来上が
ったら、その段階で図4の幹線ケーブルユニット1を搬
入し、それを2階および3階の床の穴15に挿通した
後、雄コネクタ5Bを1階の雌コネクタ5Aに接続す
る。穴15は実施形態1と同じものである。次いで2階
および3階の適当な位置に工事用の仮設分電盤13を設
置し、雌コネクタ5A側の分岐ケーブル7Aを3階の仮
設分電盤13に、雄コネクタ5B側の分岐ケーブル7B
を2階の仮設分電盤13に接続する。これで2階および
3階において各種工具や建設機械を動作させるための電
源を確保できたことになるので、2階および3階で必要
な工事を行う。なおこの実施形態の場合も分岐ケーブル
7の長さはできるだけ長く、例えば図4に示すように1
階分の長さより長くしておくことが好ましい。
【0025】次に4階および5階の床と天井が出来上が
ったら、その段階で再び図4の幹線ケーブルユニット1
を搬入し、2階および3階で行った工事と同じ工事を行
う。このようにして幹線ケーブルユニット1をビル工事
の進行に応じてコネクタ接続することにより段々に上階
へと延長して行き、ビル工事中は、幹線ケーブルユニッ
ト1の接続体を工事用仮設電源ケーブルとして使用す
る。
【0026】ビルが最上階まで出来上がり、各階で仮設
電源を用いた工事が終了すると、図6に示すように各階
の垂直配線スペースに正規の分電盤17を設置し、分岐
ケーブル7を仮設分電盤から切り離して正規の分電盤1
7に接続する。仮設分電盤はこの段階で撤去される。ま
た1階では工事用仮設受電設備が撤去され、正規の受電
設備19が設置されるので、1階の幹線ケーブル9を正
規の受電設備19に接続する。以上で幹線ケーブルの工
事が完了し、その後は幹線ケーブルユニット1の接続体
をビル用幹線ケーブルとして使用する。
【0027】この方法によれば、実施形態1と同様な効
果に加えて、実施形態1のものよりコネクタの使用個数
を少なくできることと、分岐ケーブル接続部のみのため
の絶縁処理がないことから幹線ケーブルユニット1のコ
ストを低減できるという効果が得られる。
【0028】〔実施形態3〕実施形態1、2では、全て
の階に正規の分電盤17が設置され、各幹線ケーブルユ
ニット1の分岐ケーブル7が全て正規の分電盤17に接
続される場合を説明したが、ビルによっては正規の分電
盤が設置されない階もあり、その場合は正規の分電盤に
接続されない分岐ケーブルが出ることになる。このよう
に正規の分電盤に接続されない分岐ケーブルについて
は、図7の(A)〜(C)に示すような絶縁処理を施し
ておくことが好ましい。
【0029】すなわち、まず(A)に示すように分岐ケ
ーブル7A、7Bを適当な長さだけ残して例えば2点鎖
線の位置で切断する。このとき分岐ケーブル7A、7B
を残す長さは、後に分岐ケーブル7A、7Bに端子など
が容易に接続できる程度の長さとする。次いで(B)に
示すように分岐ケーブル7A、7Bの端部に絶縁キャッ
プ21を被せて接着テープなどで固定する。その後
(C)に示すように分岐ケーブル7A、7Bを単位長幹
線ケーブル3に沿わせた状態で熱収縮チューブ23を被
せる(又はテープ巻きを施す)ことにより密閉する。こ
のようにしておけば、分岐ケーブル7A、7B等の突出
寸法が小さく、分岐ケーブル7A、7B等を確実に保護
できる。
【0030】そして後日、いずれかの階で電力需要が増
大したときは、熱収縮チューブ23およびキャップ21
を除去して、例えば(D)に示すように分岐ケーブル7
A、7Bの端部に端子25を取り付け、そこに電力需要
増大階行きのケーブルを接続すれば、新たな電力需要に
容易に対応することができる。
【0031】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、工
事用仮設電源ケーブルを布設する必要がなくなるため、
仮設電源ケーブル自体が不要となり、その費用を削減で
きると共に、従来のように仮設電源ケーブルを再利用す
る場合の保管、整備点検などに要する費用もなくすこと
ができる。また工事用仮設電源ケーブルの布設スペース
も不要となり、錯綜する工事現場でスペースの有効利用
を図ることができる。また工事用仮設電源ケーブルの布
設のために床に穴をあけり、工事終了後にその穴を塞い
だりする必要がなく、工事費を安くできる。さらにビル
建設の進行度に合わせて幹線ケーブルを上階へ延長して
いくことができるので、電気工事の作業量の平準化を図
ることも可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る幹線ケーブルユニットの一実施
形態を示す正面図。
【図2】 図1の幹線ケーブルユニットを用いた本発明
に係るビル用幹線ケーブルの施工方法の一実施形態を示
す説明図。
【図3】 図2の施工方法により完成したビル用幹線ケ
ーブルの説明図。
【図4】 本発明に係る幹線ケーブルユニットの他の実
施形態を示す正面図。
【図5】 図4の幹線ケーブルユニットを用いた本発明
に係るビル用幹線ケーブルの施工方法の他の実施形態を
示す説明図。
【図6】 図5の施工方法により完成したビル用幹線ケ
ーブルの説明図。
【図7】 (A)〜(C)は図5の施工方法で当面使用
されない分岐ケーブルの絶縁処理工程を示す正面図、
(D)はその分岐ケーブルが後に使用されるときの状態
を示す正面図。
【符号の説明】
1:幹線ケーブルユニット 3:単位長幹線ケーブル 5A:雌コネクタ 5B:雄コネクタ 7、7A、7B:分岐ケーブル 9:工事用仮設受電設備 11:幹線ケーブル 13:工事用仮設分電盤 17:正規の分電盤 19:正規の受電設備 21:絶縁キャップ 23:熱収縮チューブ
フロントページの続き (72)発明者 渡辺 光則 東京都千代田区丸の内2丁目6番1号 古 河電気工業株式会社内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ビルの1階分又は複数階分の長さを有する
    単位長幹線ケーブル(3)の両端にコネクタ(5A、5
    B)を取り付けると共に、その単位長幹線ケーブル
    (3)に必要本数の分岐ケーブル(7)を接続してなる
    幹線ケーブルユニット(1)を用意し、この幹線ケーブ
    ルユニット(1)をビル工事の進行に応じて前記コネク
    タ(5A、5B)で相互に接続することにより段々に上
    階へ延長して行き、ビル工事中は前記幹線ケーブルユニ
    ット(1)の分岐ケーブル(7)を各階の工事用仮設分
    電盤(13)に接続して、前記幹線ケーブルユニット
    (1)の接続体を工事用仮設電源ケーブルとして使用
    し、仮設電源を用いた工事が終了した後は前記幹線ケー
    ブルユニット(1)の分岐ケーブル(7)を正規の分電
    盤(17)に接続して、前記幹線ケーブルユニット
    (1)の接続体をビル用幹線ケーブルとして使用するこ
    とを特徴とするビル用幹線ケーブルの施工方法。
  2. 【請求項2】仮設電源を用いた工事が終了した後、正規
    の分電盤に接続しない分岐ケーブル(7A、7B)につ
    いては、その端部に絶縁処理(21)を施して、後の使
    用に備えることを特徴とする請求項1記載の施工方法。
  3. 【請求項3】ビルの2階分の長さを有する単位長幹線ケ
    ーブル(3)の両端部にコネクタ(5A、5B)を取り
    付けると共に、前記単位長幹線ケーブル(3)の両端部
    に分岐ケーブル(7)を接続したことを特徴とするビル
    用幹線ケーブルユニット。
JP11136097A 1997-04-28 1997-04-28 ビル用幹線ケーブルの施工方法とそれに用いる幹線ケーブルユニット Pending JPH10309015A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008149835A (ja) * 2006-12-15 2008-07-03 Toshiba Elevator Co Ltd 非接触給電装置
JP2013087611A (ja) * 2011-10-24 2013-05-13 Sankyo Frontier Co Ltd ユニットハウス用配線システム
JP2016073162A (ja) * 2014-10-02 2016-05-09 株式会社フジタ 分電盤

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