JPH10309196A - 新規哺乳動物dd−1遺伝子 - Google Patents

新規哺乳動物dd−1遺伝子

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JPH10309196A
JPH10309196A JP10051210A JP5121098A JPH10309196A JP H10309196 A JPH10309196 A JP H10309196A JP 10051210 A JP10051210 A JP 10051210A JP 5121098 A JP5121098 A JP 5121098A JP H10309196 A JPH10309196 A JP H10309196A
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JP
Japan
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polypeptide
nucleotide sequence
polynucleotide
seq
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JP10051210A
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English (en)
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John G Emery
ジョン・ジー・エメリー
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SmithKline Beecham Corp
Original Assignee
SmithKline Beecham Corp
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Publication date
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    • C07K14/00Peptides having more than 20 amino acids; Gastrins; Somatostatins; Melanotropins; Derivatives thereof
    • C07K14/435Peptides having more than 20 amino acids; Gastrins; Somatostatins; Melanotropins; Derivatives thereof from animals; from humans
    • C07K14/705Receptors; Cell surface antigens; Cell surface determinants
    • C07K14/715Receptors; Cell surface antigens; Cell surface determinants for cytokines; for lymphokines; for interferons
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61KPREPARATIONS FOR MEDICAL, DENTAL OR TOILETRY PURPOSES
    • A61K38/00Medicinal preparations containing peptides
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61KPREPARATIONS FOR MEDICAL, DENTAL OR TOILETRY PURPOSES
    • A61K39/00Medicinal preparations containing antigens or antibodies

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 DD−1ポリペプチドおよびポリヌクレオチ
ド、ならびに組み換え法によりかかるポリペプチドを製
造する方法を開示する。また、とりわけ、神経変性疾
患、再生不良性貧血、多発性のう胞腎、骨粗鬆症、慢性
の変性肝臓疾患、癌、自己免疫疾患、ならびにリューマ
チ性関節炎の治療プロトコールの設計ならびにかかる症
状の診断アッセイにおけるDD−1ポリペプチドおよび
ポリヌクレオチドの使用方法を提供する。 【解決手段】 配列番号:2のDD1−ポリペプチドを
コードしているヌクレオチド配列に対してその全長にわ
たり少なくとも80%の同一性を有するヌクレオチド配
列または上記ヌクレオチド配列に対して相補的なヌクレ
オチド配列を含む単離ポリヌクレオチド。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、新たに同定された
ポリヌクレオチド、それによりコードされるポリペプチ
ド、ならびにかかるポリヌクレオチドおよびポリペプチ
ドの使用、ならびにそれらの製造に関する。より詳細に
は、本発明ポリヌクレオチドおよびポリペプチド(以
下、DD−1という)はデスドメイン細胞質アダプター
ファミリー(death domain cytoplasmic adaptor famil
y)に関連している。また本発明は、かかるポリヌクレ
オチドおよびポリペプチドの作用の阻害または活性化に
も関する。
【0002】
【従来の技術】多くの生物学的作用、例えば、ある種の
刺激に対する応答および天然の生物学的プロセスは、サ
イトカインのごとき因子により制御されている。多くの
サイトカインは、受容体を用いて細胞内応答を発生させ
ることにより、受容体を介して作用している。例えば、
腫瘍壊死因子(TNF)アルファおよびベータは、TN
F受容体を介して作用して多くの生物学的プロセス(感
染に対する防御、ショックおよび炎症性疾患の誘導、な
らびにプログラムされた死(あるいはアポトーシス)の
誘導を包含)を調節するサイトカインである。TNF分
子は「TNFリガンド」スーパーファミリーに属し、そ
れらの受容体またはカウンター−リガンド(counter li
gand)、すなわち、それらの「TNF−リガンド」スー
パーファミリーと一緒になって作用する。TNF−α、
リンホトキシン−α(LT−α、TNF−βとしても知
られる)、LT−β(複合体ヘテロダイマーLT−α2
−β中に見出される)、FasL、CD40L、CD2
7L、CD30L、4−1BBL、OX40Lおよび神
経増殖因子(NGF)のリガンド等がある。TNF受容
体のスーパーファミリーとしては、p55TNF受容
体、p75TNF受容体、TNF受容体関連蛋白、FA
S抗原またはAPO−1、CD40、CD27、CD3
0、4−1BB、OX40、低アフィニティーp75お
よびNGF−受容体(Meager,A.,Biologicals,22:291-29
5(1994))等がある。TNFリガンドスーパーファミリー
の多くのメンバーは活性化T細胞により発現され、細胞
個体発生および細胞機能の基礎となる他の細胞タイプと
T細胞との相互作用に必要である(Meager,A.,上記)。
TNF受容体ファミリーのいくつかのメンバーの必須機
能についてのかなりの洞察が、これらの蛋白を発現しな
い変異株の同定および作成により得られている。例え
ば、Fas抗原およびそのリガンドにおいて自然に起こ
る変異はリンパ球増殖制疾患を引き起こし(Watanabe-F
ukunaga,R.,et al.,Nature 356:314(1992))、おそらく
プログラムされた細胞死を反映するものであろう。CD
40リガンドの変異は、血漿中の高レベルの免疫グロブ
リンMおよび低レベルの免疫グロブリンGにより特徴づ
けられるX−連関(X−linked)免疫欠損状態を引き起
こし、正常でないT細胞依存的B細胞活性化を示す(Al
len,R.C.et al.,Science 259:990(1993))。低アフィニ
ティー神経増殖因子受容体の標的化変異は末梢構造の正
常でない感覚刷新により特徴づけられる(Lee,K.F.eta
l.,Cell 69:737(1992))。TNFおよびLT−αは2種
のTNF受容体(55kdおよび75kdのTNF受容
体)に結合しうる。受容体を介してTNFおよびLT−
αにより誘発される多数の生物学的効果には、移植腫瘍
の出血性壊死、細胞毒性、エンドトキシンショック、炎
症、免疫抑制、増殖および抗ウイルス応答における役
割、ならびにイオン化放射線照射の悪影響に対する防御
等がある。TNFおよびLT−αは、エンドトキシンシ
ョック、脳マラリア、腫瘍、自己免疫疾患、エイズおよ
び移植片−宿主拒絶反応を包含する種々の疾病の発病に
関与している(Beutler,B. andVon Huffel,C.,Science
264:667-668(1994))。p55受容体における変異は微
生物感染に対する感受性を増大させる。
【0003】アポトーシスあるいはプログラムされた死
は、多細胞生物の正常な発達およびホメオスタシスに必
須の生理学的プロセスである(H.Steller,Science 267,
1445-1449(1995))。アポトーシスの狂いは、癌、神経
変性疾患、および後天性免疫不全症候群を包含するいく
つかのヒトの疾病の発病にかかわっている(C.B.Thomps
on,Science 267,1456-1462(1995))。最近、2種の細胞
表面デス受容体(death receptor)Fas/APO−1
およびTNFR−1(のシグナルトランスダクションお
よび生物学的機能が非常に注目されているJ.L.Clevelan
d,et al.,Cell81,479-482(1995);A.Fraster,et al.,Cel
l 85,781-784(1966);S.Nagata,et al.,Science 267,144
9-1456(1995))。それらは両方ともTNF受容体ファミ
リーのメンバーであり、該メンバーには、とりわけTN
FR−2、低アフィニティーNGFR、CD40、およ
びCD30等がある(C.A.Smith,et al.,Science 248,1
019-1023(1990);M.Tewani,et al.,in Molecular Texts
in Molecular and CellBiology M.Purton,Heldin,Carl,
Ed(Chapman andHall,London,1995))。細胞外ドメイン
中のシステイン豊富リピートの存在によりファミリーの
メンバーが定義されるが、Fas/Apo−1およびT
NFR−1は、適切には「デスドメイン(death domai
n)」と呼ばれる80個のアミノ酸の細胞内相同性を有
しており、該ドメインはプログラムされた細胞死に関す
るシグナルトランスダクションに関与している(Tartag
lia et al.,Cell 74:845(1993);P.Goldstein,et al.,Ce
ll 81,185-186(1995))。この共通したデスドメイン
は、両受容体がシグナルトランスダクション分子の関連
するセットと相互作用すること(このことは最近まで確
認されていなかった)を示唆する。分子相互作用スクリ
ーニングを用いて、TNFR1またはFasのデスドメ
インに結合するいくつかの非受容体細胞質蛋白が同され
た(J.L.Cleveland and J.N.Ihle,Cell 81,479-482(199
5)に示されている)。また、これらの蛋白FADD、T
RADD、およびRIPはデスドメインをコードしてお
り、それらとTNFR1またはFasのデスドメインと
の相互作用を媒介している。受容体のデスドメインへの
結合のほかに、これらの細胞質アダプター蛋白は、アポ
トーシスまたは炎症性サイトカインを生じさせる経路に
対する受容体にリンクした蛋白にも結合する。例えば、
Fasの活性化により、細胞質アダプターFADDはF
asのデスドメインに結合する(Chinnaiyan et al.,Ce
ll 81,505-512(1995))。FADDは、FADD中のデ
スエフェクタードメイン(DED)とシステインプロテ
アーゼ−含有蛋白(FLICE)中のデスエフェクター
ドメインとの間のホモタイプ相互作用によりFLICE
を受容体複合体に補充する(Muzio et al.Cell 85:817-
827(1966))。この凝集イベントはFLICEの蛋白分
解的活性化を導き、その開裂およびポリADP−リボー
スポリメラーゼ(PARP)(アポトーシスの間に特徴
的な開裂を示す)のみならず他のシステインプロテアー
ゼの活性化をも可能にする。FADDとFasとの結合
と同様に、TRADDは、受容体活性化によりTNFR
1のデスドメインと結合する。ついで、TRADDはF
ADDおよびFLICEと結合し、TNFR1をアポト
ーシス経路に接続する。しかしながら、TRADDの過
剰発現は転写因子NFkBをも活性化し、ついで、核へ
の転位により炎症性サイトカインの転写を活性化する
(Hsu et al.,Cell 81,495-504(1995))。主要種である
負のTRAF2変異体は活性化をブロックするので、T
RADDはTRAF2に結合することによりNFkBを
活性化するように思われる(Hsuet al.,Cell 84,299-30
8(1996))。RIPはFasのデスドメインおよびTR
ADDに結合し、そのことにより、FasおよびTNF
R1双方を介するシグナリングが起こる(Stanger et a
l,Cell 81,513-523(1995);Hsu et al,Immunity 4,387-3
96(1966))。RIPはセリン−スレオニンキナーゼをコ
ードしており、過剰発現されると、アポトーシスおよび
NFkB活性化の両方を誘導しうる。TNFファミリー
のリガンドおよび細胞質アダプター分子の効果は種々で
あり、哺乳動物系の生物学的プロセスにおける正常およ
び異常な多くの機能に影響している。それゆえ、正常お
よび疾病状態における生物学的活性に影響する、かかる
リガンド、受容体、および細胞質アダプターの同定およ
び特徴づけに対する明らかな必要性がある。このこと
は、これらのデスドメイン細胞質アダプターが治療標的
として確立され証明された歴史を有することを示す。明
らかに、神経変性疾患(例えば、アルツハイマー病、パ
ーキンソン病、脳の変性、および筋萎縮性側索硬化)、
虚血性傷害(例えば、卒中、心筋梗塞、および再潅流傷
害)、エイズ、再生不良性貧血、多発性のう胞腎、慢性
の変性肝臓疾患、癌、自己免疫疾患(例えば、全身性エ
リトマーデスおよび免疫により媒介される糸球体腎
炎)、ウイルス感染、ならびにリューマチ性関節炎(こ
れらに限らない)を包含する機能不全または疾病の予
防、改善または修正において役割を果たすことのできる
デスドメイン細胞質アダプターファミリーのさらなるメ
ンバーの同定および特徴づけに対する必要性がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】1の態様において、本
発明は、DD−1ポリペプチドおよび組み換え物質なら
びにそれらの製造方法に関する。本発明のもう1つの態
様は、かかるDD−1ポリペプチドおよびポリヌクレオ
チドの使用方法に関する。かかる使用は、神経変性疾患
(例えば、アルツハイマー病、パーキンソン病、脳の変
性、および筋萎縮性側索硬化)、虚血性傷害(例えば、
卒中、心筋梗塞、および再潅流傷害)、エイズ、再生不
良性貧血、多発性のう胞腎、慢性の変性肝臓疾患、癌、
自己免疫疾患(例えば、全身性エリトマーデスおよび免
疫により媒介される糸球体腎炎)、ならびにウイルス感
染(これらに限らない)のごとき過剰または不適切な細
胞死に関連した疾病の治療を包含する。このファミリー
の他のメンバーは炎症性サイトカインのNFkB依存的
活性化を媒介するので、もう1つの使用は、とりわけ、
リューマチ性関節炎のごとき疾病に関連した慢性炎症に
治療であってもよい。さらにもう1つの態様において、
本発明は、本発明により提供される材料を用いるアゴニ
ストおよびアンタゴニストの同定方法ならびに同定され
た化合物を用いるDD−1バランス不良に関連症状の治
療方法に関する。本発明のさらにもう1つの態様は、不
適切なDD−1活性またはレベルに関連した疾病の検出
のための診断アッセイに関する。
【0005】
【課題を解決するための手段および発明の実施の形態】定義 下記定義は、本明細書で頻繁に使用される特定の用語の
理解を容易にするためのものである。「DD−1」は、
一般的には、配列番号:2に示すアミノ酸配列を有する
ポリペプチド、またはその対立遺伝子変種をいう。「D
D−1活性またはDD−1ポリペプチド活性」または
「DD−1またはDD−1ポリペプチドの生物学的活
性」は、該DD−1の代謝的または生理学的機能をい
い、類似の活性または改善された活性または望ましくな
い副作用を減じられたこれらの活性を包含する。該DD
−1の抗原性および免疫原性の活性も含まれる。「DD
−1遺伝子」は、配列番号:1に示すヌクレオチド配列
を有するポリヌクレオチドまたはその対立遺伝子変種お
よび/またはそれらの相補物をいう。本明細書の用語
「抗体」は、ポリクローナルおよびモノクローナル抗
体、キメラ、1本鎖、ならびにヒト化抗体、さらにはF
abフラグメントを包含し、Fabまたは他の免疫グロ
ブリン発現ライブラリーの生成物も包含する。
【0006】「単離」とは、「人間の手により」天然の
状態から変化させられた、すなわち、それが天然に存在
する場合、元来の環境から変化させるもしくは取り除
く、またはその両方を行ったことを意味する。例えば、
ポリヌクレオチドまたはポリペプチドが天然の状態で生
物中に存在する場合は、「単離」されていないが、同一
のポリヌクレオチドまたはポリペプチドが、天然に共存
する物質から分離されている場合は、本明細書に用いる
用語である、「単離」がなされている。
【0007】「ポリヌクレオチド」とは、一般的には、
修飾されていないRNAもしくはDNA、または修飾さ
れたRNAもしくはDNAであってよい、任意のポリリ
ボヌクレオチドまたはポリデオキシリボヌクレオチドを
意味する。「ポリヌクレオチド」は、一本鎖および二本
鎖DNA、一本鎖および二本鎖領域の混合物または一本
鎖、二本鎖および三本鎖領域の混合物であるDNA、一
本鎖および二本鎖RNA、ならびに一本鎖および二本鎖
領域の混合物であるRNA、一本鎖もしくはより典型的
には二本鎖もしくは三本鎖、または一本鎖および二本鎖
領域の混合物であってもよいDNAおよびRNAを含む
ハイブリッド分子を意味するが、これらに限定するもの
ではない。さらに、本明細書で用いるポリヌクレオチド
は、RNAもしくはDNA、またはRNAとDNAの両
方を含む三本鎖領域を意味する。安定性またはその他の
理由で修飾した骨格を有するDNAまたはRNAは、本
明細書の用語「ポリヌクレオチド」に含まれる。イノシ
ン等の通常的でない塩基、またはトリチル化塩基等は
「修飾」された塩基に含まれる。種々の修飾がDNAお
よびRNAについて行われているので、「ポリヌクレオ
チド」は、典型的に天然において見いだされるようなポ
リヌクレオチドのかかる化学的、酵素的または代謝的に
修飾された形態、ならびにウイルスおよび細胞に特徴的
なDNAおよびRNAの化学的形態を包含する。また、
「ポリヌクレオチド」は、しばしばオリゴヌクレオチド
と称される短いポリヌクレオチドを包含する。
【0008】「ポリペプチド」は、ペプチド結合または
修飾したペプチド結合により互いに結合している2個ま
たはそれ以上のアミノ酸を含むペプチドまたは蛋白を意
味する。「ポリペプチド」は、通常、例えばペプチド、
オリゴペプチドおよびオリゴマーとも称される短鎖のも
の、および一般的に蛋白と称される長鎖のものの両方を
意味する。ポリペプチドは遺伝子によりコードされた2
0種のアミノ酸とは異なるアミノ酸を含有していてもよ
い。「ポリペプチド」には、プロセッシングおよびその
他の翻訳後修飾のような天然プロセスにより修飾された
ものが含まれるが、当業者に周知の化学修飾技術によっ
ても修飾される。かかる修飾は基礎的な参考書およびさ
らに詳細な論文ならびに多数の研究文献にも詳しく記載
されており、これらは当業者に周知である。修飾は、ペ
プチド骨格、アミノ酸側鎖およびアミノまたはカルボキ
シル末端等のポリペプチドの任意の部位で起こりうる。
同一の型の修飾は該ポリペプチドの幾つかの部位で、同
一または異なる程度で存在し得ることが理解されよう。
また、ポリペプチドは多くの型の修飾を含み得る。ポリ
ペプチドは、ユビキチネーションの結果として分枝状と
なったものであってもよく、ポリペプチドは分枝ありま
たはなしの環状のものであってもよい。修飾には、アセ
チル化、アシル化、ADP−リボシル化、アミド化、フ
ラビンの共有結合、ヘム部分の共有結合、ヌクレオチド
またはヌクレオチド誘導体の共有結合、脂質または脂質
誘導体の共有結合、ホスホチジルイノシトールの共有結
合、交差架橋、環化、ジスルフィド結合形成、脱メチル
化、交差架橋共有結合形成、シスチン形成、ピログルタ
メート形成、ホルミル化、ガンマ−カルボキシル化、グ
リコシル化、GPIアンカー形成、水酸化、ヨウ素化、
メチル化、ミリストイル化、酸化、蛋白加水分解プロセ
ッシング、リン酸化、プレニル化、ラセミ化、グリコシ
ル化、脂質結合、硫酸化、グルタミン酸残基のガンマ−
カルボキシル化、水酸化およびADPリボシル化、セレ
ノイル化、硫酸化、アルギニル化のごときトランスファ
ーRNA媒介の蛋白へのアミノ酸の添加、ならびにユビ
キチネーションなどがある。例えばProteins-Structure
and Molecular Properties、第2版、T.E.Creighton、
W.H.Freeman and Company、ニューヨーク(1993)およ
びPosttranslational Covalent Modification of Prote
ins、B.C.Johnson編、アカデミックプレス、ニューヨー
ク(1983)のWold,F.,Posttranslational Protein Modi
fications :Perspective and Prospects、1〜12頁;Se
ifterら、Meth.Enzymol.182:626-646(1990)およびRat
tanら、Protein Synthesis:Posttranslational Modifi
cations and Aging,Ann.N.Y.Acad.Sci.663:48-62(199
2)を参照されたい。
【0009】本明細書で用いる「変種」なる用語は、対
照ポリヌクレオチドまたはポリペプチドとは各々異なる
ポリヌクレオチドまたはポリペプチドであるが、本質的
な特性は保持している。典型的なポリヌクレオチドの変
種は、別の対照ポリヌクレオチドとはヌクレオチド配列
が異なる。変種のヌクレオチド配列の変化は、対照ポリ
ヌクレオチドによりコードされるポリペプチドのアミノ
酸配列を変化させるものであってもよく、変化させない
ものであってもよい。以下に論じるように、ヌクレオチ
ドの変化は結果的に、対照配列によりコードされるポリ
ペプチドにおけるアミノ酸置換、付加、欠損、融合およ
び末端切断を招く。典型的なポリペプチドの変種は、別
の対照ポリペプチドとはアミノ酸配列が異なる。一般的
には、差異は、対照ポリペプチドおよび変種の配列が、
全体的に非常に類似しており、多くの領域で同一なもの
に限られる。変種および対照ポリペプチドは、1または
それ以上の置換、付加、欠損が任意の組み合わせで起こ
ることにより、アミノ酸配列が変化し得る。置換または
挿入されたアミノ酸残基は、遺伝学的コードによりコー
ドされたものであってもなくてもよい。ポリヌクレオチ
ドまたはポリペプチドの変種は、例えば対立遺伝子変種
のような自然発生的なものでもよく、または自然発生す
ることが知られていない変種でよい。ポリヌクレオチド
およびポリペプチドの非自然発生変種は、突然変異技術
または直接的合成により製造できる。
【0010】「同一性」とは、ヌクレオチド配列または
アミノ酸配列の同一性の尺度である。一般的には、最高
の合致が得られるように配列を並置する。「同一性」は
それ自体当該分野で認識されている意味を有し、公表さ
れた手法を用いて計算できる。例えば、Computational
Molecular Biology,Lesk,A.M.編、オックスフォード・
ユニバーシティー・プレス、ニューヨーク、1988年;Bi
ocomputing:Informatics and Genome Projects,Smit
h,D.W.編、アカデミック・プレス、ニューヨーク、1993
年;Computer Analysis of Sequence Data,パートI,
Griffin,A.M.およびGriffin,H.G.編、ヒューマン・プレ
ス、ニュージャージー、1994年;Sequence Analysis in
Molecular Biology,von Heinje,G.、アカデミック・
プレス、1987年;およびSequence Analysis Primer,Gr
ibskov,M.およびDevereux,J.編、Mストックトン・プレ
ス、ニューヨーク、1991年参照。二つのポリヌクレオチ
ド配列またはポリペプチド配列の間の同一性および類似
性を測定する方法は多くあるが、用語「同一性」は当業
者に周知である(Carillo,H.およびLipman,D.,SIAM J.
Applied Math.,48:1073(1988))。配列間の同一性ま
たは類似性を測定するために通常用いられる方法は、Gu
ide to Huge Computers,Martin J.Bishop,ed.,Academic
Press,San Diego,1994およびCarilo,H.,and Lipton,
D.,SIAM J.Applied Math.,48:1073(1988)等に開示さ
れているが、これらに限定するものではない。同一性を
決定するための好ましい方法は、試験する配列間で最も
良く適合するように設計される。同一性および類似性を
決定する方法は、公に入手できるコンピュータープログ
ラムに集成されている。二つの配列間の同一性および類
似性を測定する好ましいコンピュータープログラム法に
は、GCGプログラムパッケージ(Devereux,J.ら、Nuc
leic Acids Research 12(1):387(1984)、BLASTP、BLA
STN、およびFASTA(Atschul,S.F.ら、J.Molec.Biol(19
90) 215:403))等があるが、これらに限定するもので
はない。
【0011】本発明のポリペプチド 1の態様において、本発明はDD−1ポリペプチドに関
する。DD−1ポリペプチドは、配列番号:2にポリペ
プチドならびに配列番号:2のアミノ酸配列を含むポリ
ペプチド;配列番号:2のアミノ酸配列に対してその全
長にわたり少なくとも80%、より好ましくは少なくと
も90%、さらにより好ましくは少なくとも95%の同
一性を有するアミノ酸配列を含むポリペプチドを包含す
る。配列番号:2のアミノ酸配列を有するポリペプチド
に対して少なくとも80%、より好ましくは少なくとも
90%、さらにより好ましくは少なくとも95%の同一
性を有するアミノ酸配列を有するポリペプチドもDD−
1ポリペプチドに包含される。DD−1ポリペプチドは
「成熟」蛋白の形態であってもよく、あるいは融合蛋白
のごとき大型の蛋白の一部であってもよい。分泌または
リーダー配列、プロ配列、複数のヒスチジン残基のごと
き精製を促進する配列、または組み換え生産を行ってい
る間の安定性のためのさらなる配列を含むさらなるアミ
ノ酸配列を含んでいることがしばしば有利である。
【0012】生物学的に活性のあるDD−1のフラグメ
ントも本発明に含まれる。フラグメントは、前述のDD
−1ポリペプチドのアミノ酸配列のすべてではなく一部
に対して全く同一であるアミノ酸配列を有するポリペプ
チドである。DD−1ポリペプチドについては、フラグ
メントは「独立して存在するもの(free standing)」
であるか、あるいはより大きなポリペプチド内に含まれ
ていてもよく、その中でフラグメントは一部分もしくは
領域を形成している。最も好ましくは、単一の連続した
領域として、より大きなポリペプチドに含まれる。本発
明ポリペプチドフラグメントの典型例は、例えば、DD
−1ポリペプチドのアミノ酸番号約1〜20、21〜4
0、41〜60、61〜80、81〜100および10
1から末端までからなるフラグメントを包含する。この
意味において、「約」とは、片方の端または両端におい
て、示された数よりも数個、5個、4個、3個、2個ま
たは1個多いかまたは少ない範囲を含む。好ましいフラ
グメントは、例えば、アミノ末端を含む一連の残基が欠
失、またはカルボキシ末端を含む一連の残基が欠失、あ
るいは一方がアミノ末端でもう一方がカルボキシ末端を
含む2種の一連の残基が欠失していること以外はDD−
1ポリペプチドのアミノ酸配列を有する末端切断ポリペ
プチドを包含する。また、構造的または機能的属性によ
り特徴づけられるフラグメント、例えばアルファーヘリ
ックスおよびアルファーヘリックス形成領域、ベータシ
ートおよびベータシート形成領域、ターンおよびターン
形成領域、コイルおよびコイル形成領域、親水性領域、
疎水性領域、アルファー両親媒性領域、ベータ両親媒性
領域、可変領域、表面形成領域、基質結合領域、および
高抗原性指標領域を含むフラグメントなども好ましい。
受容体活性を媒介する、生物学的に活性のあるフラグメ
ントはDD−1活性を媒介し、同様の活性を有するも
の、または改善された活性を有するもの、または望まし
くない活性を減じられたものである。また、動物、とり
わけヒトにおいて抗原的または免疫原的なフラグメント
も含まれる。
【0013】好ましくは、これらのポリペプチドのすべ
ては、抗原的活性を包含する受容体の生物学的活性を保
持している。上記配列およびフラグメントの変種もこの
グループに含まれる。好ましい変種は、保存的アミノ酸
置換により変化したものであり、すなわち、同様の特徴
を有するアミノ酸により置換されているものである。典
型的なかかる置換は、Ala、Val、LeuおよびI
le間:SerおよびThr間;AspおよびGlu
間;AsnおよびGln間;ならびに塩基性残基Lys
およびArg間;あるいは芳香族残基PheおよびTy
r間におけるものである。数個、5ないし10個、1な
いし5個、または1ないし2個のアミノ酸がいずれかの
組み合わせで置換、欠失または付加されている変種が特
に好ましい。
【0014】いずれの適当な方法でも本発明DD−1ポ
リペプチドを製造することができる。かかるポリペプチ
ドは、単離された天然ポリペプチド、組み換え法による
ポリペプチド、合成法によるポリペプチド、またはこれ
らの方法の組み合わせによるポリペプチドを包含する。
かかるポリペプチドの製造手段は当該分野において充分
理解されている。
【0015】本発明のポリヌクレオチド 本発明のもう1つの態様はDD−1ポリヌクレオチドに
関する。DD−1ポリヌクレオチドは、DD−1ポリペ
プチドおよびフラグメントをコードしている単離ポリヌ
クレオチド、ならびにそれらに密接に関連したポリヌク
レオチドを包含する。より詳細には、本発明DD−1ポ
リヌクレオチドは、配列番号:2のDD−1ポリペプチ
ドをコードしている配列番号:1に示すヌクレオチド配
列を含むポリヌクレオチド、および配列番号:1の特定
の配列を有するポリヌクレオチドを包含する。さらにD
D−1ポリヌクレオチドは、配列番号:2のDD−1ポ
リペプチドをコードしているヌクレオチド配列に対して
その全長にわたり少なくとも80%の同一性を有するヌ
クレオチド配列を含むポリヌクレオチド、および配列番
号:1を有するポリヌクレオチドに対してその全長にわ
たり少なくとも80%の同一性を有するポリヌクレオチ
ドを包含する。この点において、少なくとも90%同一
であるポリヌクレオチドが好ましく、少なくとも95%
の同一性を有するものが特に好ましい。さらにそのう
え、少なくとも97%同一のものが非常に好ましく、少
なくとも98−99%のものが最も非常に好ましく、少
なくとも99%同一のものが最高に好ましい。また、配
列番号:1に含まれる配列またはATCC受託番号AT
CC98293のプラスミド中のcDNAインサートに
含まれるヌクレオチド配列に対して充分に同一であり、
増幅に使用可能な条件またはプローブもしくはマーカー
として使用可能な条件でハイブリダイゼーション可能な
ヌクレオチド配列もDD−1ポリヌクレオチドに包含さ
れる。そのうえ、DD−1ポリヌクレオチドは、ATC
C受託番号ATCC98293として寄託されたcDN
Aインサートにより発現されるDD−1ポリペプチドを
コードしているヌクレオチド配列に対して少なくとも8
0%の同一性を有するヌクレオチド配列、ならびにかか
るcDNAインサートの少なくとも15個の連続したヌ
クレオチドを含むヌクレオチド配列を包含する。この点
において、少なくとも90%同一であるものが特に好ま
しく、少なくとも95%同一であるのがことさら好まし
い。さらにそのうえ、少なくとも97%同一のものが非
常に好ましく、少なくとも98−99%同一であるもの
が最も非常に好ましく、少なくとも99%同一であるも
のが最高に好ましい。また本発明は、すべての上記DD
−1ポリヌクレオチドに対して相補的なポリヌクレオチ
ドを提供する。ヒト・DD−1cDNAを含んでいる寄
託物は、American Type Culture Collection (ATCC),12
301 Park Lawn Drive,Rockville,Maryland 20852,USAに
1997年1月16日に寄託され、受託番号ATCC9
8293を付与された。寄託材料(クローン)は、pBlu
escriptSK(-)を含有するイー・コリ(E.coli)XL−1
ブルーMRFであり、該クローンはさらに全長のDD−
1cDNAを含んでおり、寄託したことにより「pBlues
criptSK(-)-DD-1」と呼ばれる。cDNAインサートは
ベクター中のEcoRI−XhoI部位中にある。寄託
材料中に含まれるポリヌクレオチドのヌクレオチド配列
ならびにそれによりコードされるポリペプチドのアミノ
酸配列は、本明細書の配列の記載と矛盾する場合にはい
つでも支配的である。寄託は、特許手続き上の微生物寄
託の国際承認に関するブダペスト条約の条件下で行われ
ている。特許が発行されると何らの制限または条件もな
く、最終的には株は分譲される。寄託は当業者の便宜の
ためにのみ提供され、35U.S.C.112条のもと
に要求されるような、寄託が実施可能要件であることを
承認するものではない。ヒト・DD−1をコードしてい
るcDNAの配列決定結果により示されるように、本発
明のDD−1は他のデスドメイン細胞質アダプターの蛋
白に構造的に関連している。そのcDNA配列は、推定
分子量15.7kDaの144個のアミノ酸からなるポ
リペプチドをコードしている読み枠を含む。図1のアミ
ノ酸配列(配列番号:2)は、ネズミ・Fas抗原(R.
Watanabe-Fukunaga et al.,J.Immunol.148:1274-1279,1
992)に対して77個のアミノ酸において約18%の同
一性を有する。
【0016】標準的クローニングおよびスクリーニング
を用い、ヒト・好中球(活性化されたもの)、ヒト・胎
児脳およびヒト・白血球細胞のmRNA由来のcDNA
ライブラリーから、発現配列タグ(EST)分析(Adam
s,M.D.,et al.Science(1991)252:1651-1656;Adams,M.D.
et al.,Nature(1992)355:632-634;Adams,M.D.,et al.,N
ature(1995)377 Supp:3-174)を用いて、DD−1をコ
ードしている本発明の1のポリヌクレオチドを得てもよ
い。ゲノムDNAライブラリーのごとき天然起源から本
発明ポリヌクレオチドを得ることもでき、あるいはよく
知られ市販されている手段方法を用いて合成することも
できる。
【0017】よって、DD−1ポリペプチドをコードし
ているヌクレオチド配列は図1−4および2(配列番
号:1)のコーディング配列に対してその全長にわたり
同一であってもよく、あるいは配列番号:2のポリペプ
チドをコードしているこのヌクレオチド配列の縮重形態
であってもよく、あるいは配列番号:2のポリペプチド
をコードしているヌクレオチド配列に対して非常に高い
同一性を有するものであってもよい。好ましくは、本発
明ポリヌクレオチドは、DD−1ポリペプチドをコード
しているヌクレオチド配列に対して高い同一性、少なく
とも80%の同一性を有するヌクレオチド配列、あるい
は図1−4および2(配列番号:1)に示すヌクレオチ
ド配列に対して少なくとも80%の同一性を有するヌク
レオチド配列、あるいは配列番号:2のポリペプチドを
コードしているヌクレオチド配列に対して少なくとも8
0%の同一性を有するヌクレオチド配列を含む。
【0018】本発明ポリヌクレオチドをDD−1ポリペ
プチドの組み換え生産に用いる場合、ポリヌクレオチド
はそれ自体、成熟ポリペプチドまたはそのフラグメント
のコーディング配列を含むものであってもよく;あるい
は他のコーディング配列を伴った読み枠中の成熟ポリペ
プチドまたはフラグメントのコーディング配列を含むも
のであってもよい。他のコーディング配列としては、例
えば、リーダーまたは分泌配列、プレ、プロ、プレプロ
蛋白配列をコードするコーディング配列、または他の融
合ペプチド部分が挙げられる。例えば、融合ポリペプチ
ドの精製を促すマーカー配列をコードしていてもよい。
本発明のこの態様の1の好ましい具体例において、マー
カー配列は、pQEベクター(Qiagen,Inc.)中に提供
されるようなヘキサ−ヒスチジンペプチド(Gentzら、P
roc.Natl.Acad.Sci.,USA,86:821-824(1989)に記載さ
れる)またはHAタグ(Wilsonら、Cell,37:767(198
4))である。本発明のポリヌクレオチドはまた、構造
遺伝子および遺伝子発現を調節する天然の配列をも含む
が、これらに限定するものではない。ポリヌクレオチド
は、例えば、転写された非翻訳配列、終止シグナル、リ
ボソーム結合部位、mRNAを安定化する配列、イント
ロン、ポリアデニル化シグナル等の転写非翻訳配列、お
よび付加アミノ酸をコードする付加コーディング配列の
ごとき非コーディング5'および3'配列を含有していて
もよい。さらに好ましい具体例は、図1−4および2に
示すDD−1ポリペプチドのアミノ酸配列(配列番号:
2)を含むDD−1変種をコードしているポリヌクレオ
チドであり、数個、5ないし10個、1ないし5個、1
ないし3個、1ないし2個または1個のアミノ酸残基が
いずれかの組み合わせで置換、欠失または付加されてい
るものである。
【0019】さらに本発明は、上記配列にハイブリダイ
ゼーションするポリヌクレオチドにも関する。この点に
おいて、本発明は、厳密な条件下で上記ポリヌクレオチ
ドにハイブリダイゼーションするポリヌクレオチドに特
別に関連する。本明細書の用語「厳密な条件」とは、配
列間に少なくとも95%、好ましくは少なくとも97%
の同一性がある場合にのみハイブリダイゼーションが起
こることを意味する。
【0020】配列番号:1に含まれるヌクレオチド配列
に対して十分に同一である本発明ポリヌクレオチドをc
DNAおよびゲノムDNA用のハイブリダイゼーション
プローブとして用いて全長のcDNAおよびDD−1を
コードしているゲノムクローンを単離し、またDD−1
遺伝子に対して高い類似性を有する配列を有する他の遺
伝子のcDNAおよびゲノムクローンを単離してもよ
い。かかるハイブリダイゼーション法は当業者に知られ
ている。典型的には、これらのヌクレオチド配列は、対
照に対して70%、好ましくは80%、より好ましくは
90%の同一性を有する。一般的には、プローブは少な
くとも15個のヌクレオチドを含む。好ましくは、かか
るプローブは少なくとも30個のヌクレオチドを有し、
少なくとも50個のヌクレオチドを有していてもよい。
特に好ましいプローブは30ないし50個の範囲のヌク
レオチドを含む。1の具体例において、DD−1をコー
ドしているポリヌクレオチドを得ることは、配列番号:
1またはそのフラグメントの配列を有する標識プローブ
を用いて、厳密なハイブリダイゼーション条件下で適当
なライブラリーをスクリーニングする工程を含む。厳密
なハイブリダイゼーション条件は上記定義のごときも
の、あるいは50%ホルムアミド、5xSSC(150
mM NaCl、15mM クエン酸三ナトリウム)、5
0mM リン酸ナトリウム(pH7.6)、5xデンハ
ーツ溶液、10% デキストラン硫酸、および20マイ
クログラム/mlの変性剪断サケ・精子DNAを含む溶
液中42℃でのインキュベーション、次いで、65℃に
おいて0.1xSSCでのフィルター洗浄というもので
ある。本発明ポリヌクレオチドおよびポリペプチドを、
動物およびヒトの疾病の研究試薬ならびに治療および診
断のための材料として用いてもよい。
【0021】ベクター、宿主細胞、発現 本発明はまた、ポリヌクレオチドまたは本発明のポリヌ
クレオチドを含むベクター、本発明のベクターで遺伝子
操作する宿主細胞および組換え技法による本発明のポリ
ペプチドの製造にも関する。本発明のDNA構築物に由
来するRNAを用いる、かかる蛋白の製造に無細胞翻訳
系を用いてもよい。組換え体を製造するために、宿主細
胞を遺伝子操作して、発現系もしくはそれらの一部、ま
たは本発明のポリヌクレオチドを組み込むことができ
る。ポリヌクレオチドの宿主細胞への導入は、例えば、
Davisら、Basic Methods in Molecular Biology(198
6);Sambrookら、Molecular Cloning;A Laboratory M
anual、第2版;コールド・スプリング・ハーバー・ラ
ボラトリー・プレス、コールド・スプリング・ハーバ
ー、ニューヨーク(1989)のように、多くの標準的な実
験マニュアルに記載される方法により行うことができ、
例えばリン酸カルシウムトランスフェクション、DEA
E−デキストラン媒介トランスフェクション、トランス
ベクション、マイクロインジェクション、陽イオン脂質
媒介トランスフェクション、エレクトロポレーション、
トランスダクション、スクレイプ負荷(scrapeloadin
g)、バリスティック導入(ballistic introduction)
および感染等がある。
【0022】適当な宿主の代表的なものには、細菌細
胞、例えば連鎖球菌属(Streptococci)、ブドウ球菌属
(Staphylococci)、大腸菌(E.coli)、ストレプトミ
セス(Streptomyces)および枯草菌(Bacillus subtii
s)細胞;真菌細胞例えば酵母細胞およびアスペルギル
ス属(Aspergillus)細胞;昆虫細胞例えばショウジョ
ウバエS2(Drosophila S2)およびスポドプテラSf
9(Spodoptera Sf9)細胞;動物細胞例えばCHO、C
OS、HeLa、C127、3T3、BHK、293お
よびボウズ(Bows)黒色腫細胞;ならびに植物細胞等が
ある。
【0023】非常に多くの発現系を使用できる。かかる
系は、染色体、エピソームおよびウイルス由来のベクタ
ー、例えば細菌プラスミド由来、バクテリオファージ由
来、トランスポゾン由来、酵母エピソーム由来、挿入エ
レメント由来、酵母染色体エレメント由来、例えばバキ
ュロウイルス、パポバウイルス、例えばSV40、ワク
シニアウイルス、アデノウイルス、鶏痘ウイルス、仮性
狂犬病ウイルスおよびレトロウイルス等のウイルス由来
のベクター、ならびにそれらを組み合わせた物に由来す
るベクター、例えばプラスミドおよびバクテリオファー
ジ遺伝学的エレメント由来のベクター、例えばコスミド
およびファージミドを包含する。発現系は、発現を制御
ならびに発生させる制御領域を含有していてもよい。一
般的には、宿主中でポリヌクレオチドを保持、伸長また
は発現してポリペプチドを発現するのに適した系または
ベクターを用いてもよい。例えばSambrookら、Molecula
rCloning,A Laboratory Manual(上述)に記載されて
いるような周知のおよび常套的な種々の技術により、適
当なDNA配列を発現系に挿入できる。
【0024】翻訳蛋白を、小胞体内腔、ペリプラスミッ
クスペースまたは細胞外環境へ分泌させるために、適当
な分泌シグナルを所望ポリペプチド中に含ませてもよ
い。これらのシグナルはポリペプチドに本来的なもので
あってもく、あるいは異種性のシグナルでもよい。
【0025】DD−1ポリペプチドをスクリーニングア
ッセイのために発現させる場合、一般的には、細胞表面
にポリペプチドを生成させるのが好ましい。この場合、
スクリーニングアッセイに使用する前に細胞を集めても
よい。DD−1ポリペプチドを培地中でスクリーニング
する場合、培地を回収してポリペプチドを回収し精製す
ることができる。細胞内に生成される場合、まず細胞を
溶解し、次いで、ポリペプチドを回収しなければならな
い。DD−1ポリペプチドは周知の方法により、組換え
細胞培養物から回収および精製でき、その方法には例え
ば硫酸アンモニウムまたはエタノール沈殿、酸抽出、陰
イオンまたは陽イオン交換クロマトグラフィー、ホスホ
セルロースクロマトグラフィー、疎水性相互作用クロマ
トグラフィー、親和性クロマトグラフィー、ヒドロキシ
ルアパタイトクロマトグラフィーおよびレクチンクロマ
トグラフィー等がある。最も好ましくは、高速液体クロ
マトグラフィーを精製に用いる。ポリペプチドが単離お
よび/または精製中に変性した場合、再び活性な立体配
座にするために、蛋白再生のための周知の技法を用いて
もよい。
【0026】診断アッセイ 本発明はまた診断試薬としての本発明DD−1ポリヌク
レオチドの使用にも関する。機能不全に関連した変異形
態のDD−1遺伝子の検出により、DD−1の発現不
足、過剰発現または変化した発現から生じる疾病または
かかる疾病に対する感受性の診断に付加でき、かかる診
断を決定づける診断手段が提供されるであろう。種々の
方法によりDD−1遺伝子における変異を有する個体を
DNAレベルで検出してもよい。診断用の核酸は、対象
の細胞、例えば血液、尿、唾液、組織生検または剖検材
料から得てもよい。ゲノムDNAは検出に直接使用でき
るか、または分析の前にPCRもしくはその他の増幅法
を用いることにより酵素的に増幅できる。RNAまたは
cDNAも同様の方法で用いることができる。正常な遺
伝子型と比較した場合の増幅生成物のサイズの変化によ
り、欠失および挿入を検出することができる。点突然変
異は、増幅DNAを標識化DD−1ポリヌクレオチド配
列にハイブリダイズさせることにより同定できる。好ま
しくは、完全に対合した配列は、RNアーゼ消化または
融解温度の差により、誤対合二重らせんから区別でき
る。DNA配列の差はまた、変性剤含有または不含のゲ
ル中のDNAフラグメントの電気泳動の移動度の変化を
検出することにより、または直接的なDNAの配列決定
により検出できる。例えばMeyers et.al.Science,230:
1242(1985)参照。特異的な位置での配列の変化はま
た、ヌクレアーゼ保護アッセイ例えばRNアーゼおよび
S1保護または化学的切断法によっても明らかにするこ
とができる。例えばCotton et al.Proc.Natl.Acad.Sc
i.,USA,85:4397-4401(1985)参照。
【0027】診断アッセイは、本明細書記載の方法によ
りDD−1遺伝子の変異を検出することにより、とりわ
け、神経変性疾患、再生不良性貧血、多発性のう胞腎、
骨粗鬆症、慢性の変性肝臓疾患、癌、自己免疫疾患、な
らびにリューマチ性関節炎に対する感受性の診断または
決定方法を提供する。
【0028】さらに、対象由来の試料の異常に上昇また
は低下したDD−1ポリペプチドもしくはDD−1 m
RNAレベルを調べることを特徴とする方法によって、
神経変性疾患、再生不良性貧血、多発性のう胞腎、骨粗
鬆症、慢性の変性肝臓疾患、癌、自己免疫疾患、ならび
にリューマチ性関節炎を診断することができる。減少ま
たは増加した発現は、ポリヌクレオチドの定量法として
当該分野で周知の方法の任意の方法、例えばPCR、R
T−PCR、RNアーゼ保護、ノーザンブロッティング
およびその他のハイブリダイゼーション法を用いて測定
できる。宿主由来の試料中の蛋白レベル、例えばDD−
1のレベルを決定するために用いることができるアッセ
イ法は、当業者に周知である。このようなアッセイ法に
は、ラジオイムノアッセイ、競争結合アッセイ、ウェス
タンブロット分析およびELISAアッセイ等がある。
【0029】染色体アッセイ 本発明ヌクレオチド配列は染色体の同定にも価値があ
る。本発明配列は、個々のヒト・染色体上の特定の位置
を標的とし、これにハイブリダイゼーションしうる。本
発明による重要な部分の染色体へのマッピングは、それ
らの配列を遺伝子関連疾病と関連づける重要な第1工程
である。配列を正確な染色体位置にマッピングしたなら
ば、染色体上の配列の物理的位置を遺伝学的地図のデー
タと関連づけることができる。かかるデータは、例え
ば、V.McKusick,Mendelian Inheritance in Man(Johns
Hopkins University Welch Medical Libraryからオン
ラインで利用できる)に見いだされる。次いで、連関
(物理的に近接した遺伝子の同時遺伝)の分析により、
同じ染色体領域にマッピングされた遺伝子と疾病との関
係を同定する。罹病個体と未罹病個体との間のcDNA
またはゲノム配列の相違も調べることができる。罹病個
体のいくつかまたは全部において変異が観察されるが正
常個体においては観察されない場合、その変異は疾病の
原因である可能性がある。
【0030】抗体 本発明のポリペプチドもしくはそれらの変種、またはそ
れらを発現する細胞は、DD−1ポリペプチドに対して
免疫特異的な抗体を産生する免疫原として用いることが
できる。本明細書で用いる「免疫特異的」とは、抗体
が、先行技術における他の関連ポリペプチドに対してよ
りも、本発明ポリペプチドに対して実質的に大きいアフ
ィニティーを有することを意味する。本発明のポリペプ
チドに対して生じる抗体は、ポリペプチドまたはエピト
ープが付いたフラグメント、アナログまたは細胞を、好
ましくはヒトはでない動物に、通常の実験法を用いて投
与することにより得ることができる。連続的細胞系培養
により産生される抗体を提供する、当業者周知の技術を
用いて、モノクローナル抗体を調製することができる。
例としては、Kohler,G. and Milstein,C.,Nature,25
6:495-497(1975);Kozbor et al.Immunology Today,
4:72(1983);Cole et al.Monoclonal Antibodies and
Cancer Therapy,Alan R Liss,Inc.,77-96頁(1985)に
記載されるような種々の技法がある。
【0031】一本鎖抗体の産生のために記載された技術
(米国特許第4946778号)は、本発明のポリペプ
チドに対する一本鎖抗体を産生するのに適用できる。ま
た、トランスジェニックマウスまたはその他の生物、例
えばその他の哺乳動物は、ヒト化抗体等の抗体を発現す
るのに用いることができる。上記抗体を用いて、ポリペ
プチドを発現するクローンを単離または同定してもよ
く、あるいはアフィニティークロマトグラフィーにより
ポリペプチドを精製してもよい。
【0032】DD−1ポリペプチドに対する抗体を用い
て、疾病、とりわけ、神経変性疾患、再生不良性貧血、
多発性のう胞腎、骨粗鬆症、慢性の変性肝臓疾患、癌、
自己免疫疾患、ならびにリューマチ性関節炎を治療して
もよい。
【0033】ワクチン 本発明の別の態様は、哺乳動物における免疫学的反応を
誘導する方法に関し、該方法は、抗体および/またはT
細胞免疫応答を生じさせるに十分なDD−1またはその
フラグメントを哺乳動物に接種して、疾病、とりわけ、
神経変性疾患、再生不良性貧血、多発性のう胞腎、骨粗
鬆症、慢性の変性肝臓疾患、癌、自己免疫疾患、ならび
にリューマチ性関節炎から該動物を防御することを特徴
とする。本発明のもう1つの態様は、哺乳動物における
免疫学的応答を誘導する方法に関し、該方法は、DD−
1ポリペプチドをインビボで発現させるベクターを介し
てDD−1ポリペプチドを送達し、かかる免疫学的応答
を誘導して該動物を疾患から防御する抗体を生させるこ
とを特徴とする。
【0034】本発明のさらなる態様は免疫学的/ワクチ
ン処方(組成物)に関するものであり、それは、哺乳動
物宿主中に導入された場合、DD−1ポリペプチドに対
する哺乳動物の免疫学的応答を誘導する。該組成物はD
D−1ポリペプチドまたはDD−1遺伝子を含んでな
る。ワクチン処方は、さらに適当な担体を含んでいても
よい。DD−1ポリペプチドは胃で分解される可能性が
あるので、好ましくは非経口投与する(皮下、筋肉内、
静脈、皮内等への注射を包含)。非経口投与に適した処
方は、抗酸化剤、バッファー、静細菌剤および処方を受
容者の血液と等張にする溶質を含んでいてもよい水性ま
たは非水性滅菌注射用溶液;ならびに懸濁剤または増粘
剤を含んでいてもよい水性または非水性滅菌懸濁液を包
含する。処方を1回量または複数回量として容器に入れ
て提供してもよく、例えば、密封アンプルおよびバイア
ルに入れて提供してもよく、また使用直前に滅菌液体担
体の添加のみを必要とする凍結乾燥状態として保存して
もよい。またワクチン処方は、水中油系および当該分野
で知られた他の系のごとき処方の免疫原性を高めるため
のアジュバント系を含んでいてもよい。用量は、個々の
ワクチンの活性に左右され、通常の実験により容易に決
定することができる。
【0035】スクリーニングアッセイ 本発明受容体ポリペプチドに結合してこれを活性化(ア
ゴニスト)または阻害(アンタゴニスト)する化合物の
スクリーニングプロセスにおいて本発明DD−1を用い
てもよい。よって、本発明ポリペプチドを用いて、小型
分子基質とリガンドとの結合を、例えば細胞、無細胞調
製物、化学ライブラリーおよび天然産物混合物において
評価してもよい。これらの基質およびリガンドは天然の
基質およびリガンドであってもよく、あるいは構造また
は機能を模倣したものであってもよい。Coligan et a
l.,Current Protocols in Immunology 1(2):Chapter5(1
991)参照。
【0036】DD−1蛋白は哺乳動物宿主に広く存在
し、多くの生物学的機能に関与しており、多くの病気に
もかかわっている。したがって、DD−1を刺激する化
合物および薬剤、あるいはまたDD−1を阻害しうる化
合物または薬剤を見いだすことが望まれる。一般的に
は、神経変性疾患、再生不良性貧血、多発性のう胞腎、
骨粗鬆症、慢性の変性肝臓疾患、癌、自己免疫疾患、な
らびにリューマチ性関節炎のごとき状態を治療または予
防するためにアゴニストが用いられる。神経変性疾患
(例えば、アルツハイマー病、パーキンソン病、脳の変
性、および筋萎縮性側索硬化)、虚血性傷害(例えば、
卒中、心筋梗塞、および再潅流傷害)、エイズ、再生不
良性貧血、多発性のう胞腎、慢性の変性肝臓疾患、癌、
自己免疫疾患(例えば、全身性エリトマーデスおよび免
疫により媒介される糸球体腎炎)、ウイルス感染、なら
びにリューマチ性関節炎のごときアポトーシスまたは炎
症に関連した状態の種々の治療および予防を目的として
アンタゴニストを用いてもよい。
【0037】一般的には、かかるスクリーニング手順
は、細胞表面に本発明受容体ポリペプチドを発現する適
当な細胞を製造することを含む。かかる細胞は、哺乳動
物由来の細胞、酵母、ショウジョウバエ(Drosophila)
または大腸菌(E.coli)を包含する。次いで、受容体発
現細胞(または発現された受容体を含む細胞膜)を試験
化合物と接触させて、結合または機能的応答の刺激もし
くは阻害を観察する。DD−1活性について、候補化合
物と接触した細胞の能力を、接触していない同種の細胞
と比較する。
【0038】かかるスクリーニング法の一例は酵母の2
−ハイブリッドスクリーニング(C.Bai and S.J.Elledg
e,Meth.Enz.273:331-347,1996)であろう。そのスクリ
ーニングにおいて、DD−1とそのリガンドとの相互作
用はリポーター遺伝子、典型的にはβ−ガラクトシダー
ゼ遺伝子の活性化を引き起こす。この系により、DD−
1とそのリガンドとの相互作用を阻害する化合物をスク
リーニングすることができ、それはリポーター遺伝子発
現の不存在により示されるであろう。そのアッセイは候
補化合物の結合を試験するだけでよく、候補化合物に直
接的または間接的に結合した標識を用いることにより、
あるいは標識競争物質との競争を用いるアッセイにおい
て、DD−1ポリペプチドを有する細胞への付着を検出
する。さらに、これらのアッセイにおいて、DD−1ポ
リペプチドを表面に有する細胞に適する検出系を用い
て、候補化合物がDD−1の活性化により発生するシグ
ナルを生じるかどうかを試験してもよい。一般的には、
既知アゴニスト存在下において活性化阻害剤をアッセイ
し、アゴニストによる活性化に対する候補化合物の存在
の影響を観察する。かかるスクリーニングアッセイを行
うための標準的方法は当該分野においてよく理解されて
いる。潜在的なDD−1ポリペプチドのアンタゴニスト
の例は抗体を包含し、いくつかの場合には、リガンド、
基質、受容体等に密接に関連したオリゴヌクレオチドま
たは蛋白を包含し、さらにリガンド、基質、受容体のフ
ラグメント、またはポリペプチドに結合するが応答を誘
発せずにポリペプチド活性を妨げる小型分子等がある。
【0039】予防および治療方法本発明は、過剰または
不十分な量のDD−1活性に関連する異常な状態の治療
方法を提供する。DD−1活性が過剰な場合、いくつか
の方法を用いることができる。1の方法は、有効量の上
記阻害剤化合物(アンタゴニスト)を医薬上許容される
担体とともに対象に投与して、DD−1へのリガンドの
結合をブロックすることあるいは第2のシグナルを阻害
することにより活性化を阻害し、そのことにより異常な
状態を改善することを特徴とする。
【0040】もう1つのアプローチにおいて、内在性D
D−1と競争してリガンドに結合する能力をやはり有し
ている可溶性形態のDD−1ポリペプチドを投与しても
よい。かかる競争物質の典型的な具体例はDD−1ポリ
ペプチドのフラグメントを含む。
【0041】さらにもう1つの方法において、発現ブロ
ック法を用いて内在性DD−1をコードしている遺伝子
の発現を阻害してもよい。知られているかかる方法に
は、細胞内で生成した、あるいは別個に投与されたアン
チセンス配列を用いる。例えば、Oligodeoxynucleotide
s as Antisense Inhibitors of Gene Expression,CRC P
ress,Boca Raton, FL(1988)中、O'Connor,J.Neurochem
(1991)56:560を参照のこと。別法として、遺伝子ととも
に三重らせんを形成するオリゴヌクレオチドを提供して
もよい。例えば、Lee et al.,Nucleic Acids Res(1979)
6:3073;Cooney etal.,Science(1988)241:456;Dervan et
al.,Science(1991)251:1360参照。これらのオリゴマー
はそれ自体投与することができ、あるいは関連オリゴマ
ーをインビボで発現させることもできる。
【0042】DD−1およびその活性の発現不足に関連
する異常な症状の治療には、いくつかの方法が用いられ
る。1の方法は、DD−1を活性化する治療上有効量の
化合物(すなわち上記アゴニスト)を医薬上許容される
担体とともに投与し、そのことにより異常な状態を改善
することを特徴とする。別法として、遺伝子治療を用い
て、対象中の細胞によるDD−1の細胞内での生成を有
効ならしめてもよい。例えば、上記のごとく本発明ポリ
ヌクレオチドを処理加工して複製欠損レトロウイルスベ
クターに入れて発現するようにしてもよい。次いで、レ
トロウイルス発現構築物を単離し、本発明ポリペプチド
をコードしているRNAを含むレトロウイルスプラスミ
ドベクターでトランスダクションしたパッケージング細
胞中に導入して、今度はパッケージング細胞が目的遺伝
子を含む感染性ウイルス粒子を生成するようにしてもよ
い。これらのプロデューサー細胞を対象に投与して細胞
をインビボで処理加工して、インビボでポリペプチドを
発現するようにしてもよい。遺伝子治療の概説として
は、Human Molecular Genetics,T.Strachan and A.P.Re
ad,BIOS Scientific Publishers Ltd(1986)中、第20
章、Gene Therapy andother Molecular Genetic-based
Therapeutic Approaches(およびその中の引用文献)参
照。
【0043】処方および投与 可溶性形態のDD−1ポリペプチドのごときペプチド、
ならびにアゴニストおよびアンタゴニストペプチドまた
は小型分子を、適当な医薬担体と組み合わせて処方して
もよい。かかる処方は、治療上有効量のポリペプチドま
たは化合物、および医薬上許容される担体または賦形剤
を含んでなる。かかる担体としては、セイライン、緩衝
化セイライン、デキストロース、水、グリセロール、エ
タノール、およびそれらの混合物が挙げられるが、これ
らに限らない。処方は投与経路に適したものとすべきで
あり、当業者によく知られている。さらに本発明は、上
記本発明成分の1種またはそれ以上を充填した、1個ま
たはそれ以上の容器を含んでなる医薬パックおよびキッ
トにも関する。
【0044】本発明ポリペプチドおよび他の化合物を単
独で使用してもよく、あるいは治療化合物のごとき他の
化合物と一緒に使用してもよい。医薬組成物の全身投与
の好ましい形態は、注射、典型的には静脈注射を包含す
る。皮下、筋肉内または腹腔内のごとき他の注射経路を
用いることもできる。全身投与のための別の手段は、胆
汁酸塩またはフシジン酸または他の界面活性剤のごとき
浸透剤を用いる経粘膜または経皮投与を包含する。さら
に、腸溶処方またはカプセル処方がうまく処方されるな
らば、経口投与も可能である。これらの化合物の投与は
局所的なものであってもよく、膏薬、パスタ、ゲル等の
形態であってもよい。
【0045】必要な用量範囲は、ペプチド、投与経路、
処方の性質、対象の症状の性質、および担当医師の判断
による。しかしながら、適当な用量は対象の体重1kg
あたり0.1ないし100μgの範囲である。しかしな
がら、種々の使用化合物および種々の投与経路のさまざ
まな有効性を考慮すれば、必要な用量は広範囲なものと
思われる。例えば、経口投与には静脈注射よりも多い用
量が必要であると考えられる。当該分野においてよく知
られた最適化のための標準的な常套的実験を用いてこれ
らの用量の変更を行うことができる。
【0046】しばしば「遺伝子治療」と称される上記治
療方法において、治療に使用するポリペプチドを対象中
において得ることもできる。よって、例えば、レトロウ
イルスプラスミドベクターを用いることにより、ポリペ
プチドをコードしているDNAまたはRNAのごときポ
リヌクレオチドを用いて対象由来の細胞をエクスビボで
処理加工してもよい。次いで、細胞を対象に導入する。
【0047】
【実施例】特記しないかぎり、当業者によく知られた標
準的方法を用いて下記実施例を行う。実施例は本発明を
例示説明するものであり、本発明を限定するものではな
い。 実施例1:DD−1の単離および同定 デスドメインに対する相同性を有する蛋白を探すため
に、配列決定されたヒト・ESTs(Adams,M.D.上記)
のコレクションを含むデータベースを検索することによ
り、部分クローン(HGS EST # 1324054)を同定した。
この部分クローン(512bp)は、ネズミ・Fas
(Apo−1/CD95)に対して相同性(77個のア
ミノ酸について18%)を示した。ゲノムDNAからP
CR生成物(配列番号:1のヌクレオチド204−48
7に対応)を得て、ヒト・骨髄cDNAライブラリー由
来の1Mのプラークをスクリーニングするのに使用し
た。cDNAライブラリーのスクリーニング手順は記載
されている(J.Sambrook,E.F.Fritch and T.Maniatis
(1989) A Laboratory Manual Second Ed.Vol.1 pp.2.10
8-2.117,Cold Spring Harbor Press,Cold Spring Harbo
r,New York)。Prime-Itキット(Stratagene,La Jolla,
CA)を用いてプローブをα−32P標識し、BioSpin30カ
ラム(Bio Rad Laboratories,Melville,NY)に供するこ
とにより精製した。ハイブリダイゼーションおよび洗浄
条件はJ.Sambrook,E.F.Fritch and T.Maniatis (1989)
A Laboratory Manual Second Ed.Vol.1 pp.2.108-2.11
7,Cold SpringHarbor Press,Cold Spring Harbor,New Y
orkに従った。5個の別個の陽性ファージクローンを精
製し、Rapid Excision Kit(Stratagene,La Jolla,CA)
を用いて、インサートを含むpBluescriptSK(-)プラスミ
ドを各クローンから回収した。EcoRIおよびXho
Iでの消化により、5個の別個のcDNAクローンはそ
れぞれ同じ1.5kbのインサートを遊離し、それらが
同一であることが示唆された。これらのcDNAインサ
ートのうち2つを、自動配列決定装置を用いて両鎖につ
いて完全に配列決定した。全部で1524bpを配列決
定し、これには144個のアミノ酸からなるペプチドを
コードしている読み枠が含まれていた。cDNAおよび
蛋白配列はそれぞれ配列番号:1および2であり、デス
ドメイン−1(DD−1)と命名した。
【0048】
【配列表】
【0049】(1)一般的情報: (i)出願人:エメリー,ジョン (ii)発明の名称:新規哺乳動物DD−1遺伝子 (iii)配列の数:2 (vi)連絡先: (A)宛て名:スミスクライン・ビーチャム・コーポレ
イション (B)通り名:スウェードランド・ロード709番 (C)都市名:キング・オブ・プルシア (D)州名:ペンシルベニア (E)国名:アメリカ合衆国 (F)ZIP:19406-0939 (v)コンピューター・リーダブル・フォーム: (A)媒体タイプ:ディスケット (B)コンピューター:IBMコンパチブル (C)作動システム:DOS (D)ソフトウェア:Windowsバージョン2.0用FastS
EQ (vi)本願のデータ: (A)出願番号: (B)出願日:1997年1月27日 (C)分類: (vii)先の出願データ: (A)出願番号: (B)出願日: (viii)代理人等の情報: (A)氏名:シュレック,パトリシア・エイ (B)登録番号:33777 (C)代理人等における処理番号:ATG50049 (xi)テレコミュニケーションの情報: (A)電話番号:610−270−5031 (B)ファックス番号:610−270−5090 (C)テレックス:
【0050】(2)配列番号:1に関する情報: (i)配列の特徴: (A)配列の長さ:1524塩基対 (B)配列の型:核酸 (C)鎖の数:1本 (D)トポロジー:直鎖状 (ii)配列の種類:ゲノムDNA (xi)配列の記載:配列番号:1: GAATTCGGCA CGAGCTTGCC CCCACCTAGC TCTGCCCCAG CCTCAGGGAG GGCAGAGGTC 60 CCCTGCCCCA GACCCTGCAC TTTCCACAGA TGCAGAAGTG GCCACCCTGG GACATGCTCC 120 CATGACAAGC GCAGCCCAGG CAGCCCGCAT CCTCTGAGCT CCCGCTGCAG CCACTCTCCC 180 TCCCTCCCTC GGGCTCTCAC CCACTTTGCT TTCTGCCTCC GTAGGGTCAA TCCATCCTCC 240 CCAGGTGGGT TCTCAGCCCT CTCTGAGGGC AGATTCTCTG GTGACCTTGA CGCCCGTCAG 300 CGCCTTGGGG GCCACAGAGG CCAGGCAGTG TGGGTGGGCT CTCTGTGGAT GGGAGGTGGG 360 TGGGCAATGG AGCAACAGGT TTGCCCATGC AGGGGGCTCT CCAGGTTCTC TCCTTGGGTT 420 CTGGGCCTGA TGTGGGATCC TCTGCCCCTT CTGAACTGAG TCCCAACTCA TCTGGCTGTC 480 TCTGTGGCTT TCTCCACCCA GCTCTGATGC TGTTCTTTGA CAAGTTTGCA AACATCGTGC 540 CCTTTGACTC CTGGGACCAG CTCATGAGGC AGCTGGACCT CACGAAAAAT GAGATCGATG 600 TGGTCAGAGC TGGTACAGCA GGCCCAGGGG ATGCCTTGTA TGCAATGCTG ATGAAATGGG 660 TCAACAAAAC TGGACGGAAC GCCTCGATCC ACACCCTGCT GGATGCCTTG GAGAGGATGG 720 AAGAGAGACA TGCAAAAGAG AAGATTCAGG ACCTCTTGGT GGACTCTGGA AAGTTCATCT 780 ACTTAGAAGA TGGCACAGGC TCTGCCGTGT CCTTGGAGTG AAAGACTCTT TTTACCAGAG 840 GTTTCCTCTT AGGTGTTAGG AGTTAATACA TATTAGGTTT TTTTTTTTTT TAACATGTAT 900 ACAAAGTAAA TTCTTAGCCA GGTGTAGTGG CTCATGCCTG TAATCCCAGC ACTTTGGGAG 960 GCTGAGGCGG GTGGATCACT TGAGGTCAGA AGTTCAAGAC CAGCCTGACC AACATCGTGA 1020 AATGCCGTCT TTACAAAAAA ATACAAAAAT TAACTGGATG TGATGGTGTG TGCATATATT 1080 CTCGGCTACT CGGGAGGCTG AGGCAGGAGA ATCACTTGAA CCCACGAGGC AGTGAGCTGA 1140 GATTGCACCA CTGCACTCCA GCCTGGGACA CAGAGCAAGA CTCTGTCTCA AGATAAAATA 1200 AAATAAACTT GAAAGAATTA TTGCCCGACT GAGGCTCACA TGCCAAAGGA AAATCTGGTT 1260 CTCCCCTGAG CTGGCCTCCG TGTGTTTCCT TATCATGGTG GTCAATTGGA GGTGTTAATT 1320 TGAATGGATT AAGGAACACC TAGAACACTG GTAAGGCATT ATTTCTGGGA CATTATTTCT 1380 GGGCATGTCT TCGAGGGTGT TTCCAGAGGG GATTGGCATG CGATCGGGTG GACTGAGTGG 1440 AAAAGACCTA CCCTTAATTT GGGGGGGCAC CGTCCGACAG ACTGGGGAGC AAGATAGAAG 1500 AAAACAAAAA AAAAAAAAAA AAAA 1524
【0051】(2)配列番号:2に関する情報: (i)配列の特徴: (A)配列の長さ:144アミノ酸 (B)配列の型:アミノ酸 (C)鎖の数:1本 (D)トポロジー:直鎖状 (ii)配列の種類:蛋白 (xi)配列の記載:配列番号:2: Met Gln Gly Ala Leu Gln Val Leu Ser Leu Gly Ser Gly Pro Asp Val 1 5 10 15 Gly Ser Ser Ala Pro Ser Glu Leu Ser Pro Asn Ser Ser Gly Cys Leu 20 25 30 Cys Gly Phe Leu His Pro Ala Leu Met Leu Phe Phe Asp Lys Phe Ala 35 40 45 Asn Ile Val Pro Phe Asp Ser Trp Asp Gln Leu Met Arg Gln Leu Asp 50 55 60 Leu Thr Lys Asn Glu Ile Asp Val Val Arg Ala Gly Thr Ala Gly Pro 65 70 75 80 Gly Asp Ala Leu Tyr Ala Met Leu Met Lys Trp Val Asn Lys Thr Gly 85 90 95 Arg Asn Ala Ser Ile His Thr Leu Leu Asp Ala Leu Glu Arg Met Glu 100 105 110 Glu Arg His Ala Lys Glu Lys Ile Gln Asp Leu Leu Val Asp Ser Gly 115 120 125 Lys Phe Ile Tyr Leu Glu Asp Gly Thr Gly Ser Ala Val Ser Leu Glu 130 135 140
【図面の簡単な説明】
【図1】 ヒト・DD−1からのヌクレオチド配列およ
び推定アミノ酸配列(配列番号:1および2)を示す。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI C07K 16/28 C12P 21/02 C C12N 5/10 C12Q 1/02 C12P 21/02 1/68 A C12Q 1/02 A61K 37/02 1/68 C12N 5/00 B //(C12N 5/10 C12R 1:91) (C12P 21/02 C12R 1:91)

Claims (29)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 配列番号:2のDD−1ポリペプチドを
    コードしているヌクレオチド配列に対してその全長にわ
    たり少なくとも80%の同一性を有するヌクレオチド配
    列または該ヌクレオチド配列に対して相補的なヌクレオ
    チド配列を含む単離ポリヌクレオチド。
  2. 【請求項2】 DNAまたはRNAである請求項1のポ
    リヌクレオチド。
  3. 【請求項3】 ヌクレオチド配列が配列番号:1に含ま
    れるヌクレオチド配列に対して少なくとも80%の同一
    性を有するものである請求項1のポリヌクレオチド。
  4. 【請求項4】 ヌクレオチド配列が配列番号:1に含ま
    れるDD−1ポリペプチドコーディング配列を含むもの
    である請求項3のポリヌクレオチド。
  5. 【請求項5】 配列番号:1のポリヌクレオチド。
  6. 【請求項6】 請求項3のポリヌクレオチドの少なくと
    も15個の連続したヌクレオチドを含むポリヌクレオチ
    ドプローブまたはプライマー。
  7. 【請求項7】 適合する宿主細胞中に存在する場合に、
    配列番号:2のポリペプチドに対して少なくとも80%
    の同一性を有するアミノ酸配列を含むDD−1ポリペプ
    チドを生成する能力のある発現系を含むDNAまたはR
    NA分子。
  8. 【請求項8】 請求項7の発現系を含む宿主細胞。
  9. 【請求項9】 DD−1ポリペプチドの製造方法であっ
    て、該ポリペプチドの生成に十分な条件下で請求項8の
    宿主を培養することを特徴とする方法。
  10. 【請求項10】 該ポリペプチドが該細胞の表面に発現
    される請求項9の方法。
  11. 【請求項11】 培地からポリペプチドを回収すること
    をさらに特徴とする請求項9の方法。
  12. 【請求項12】 請求項7の発現系で宿主細胞を形質転
    換またはトランスフェクションして、適当な培養条件下
    で宿主細胞がDD−1ポリペプチドを生成するようにす
    ることを特徴とする、DD−1ポリペプチドを生成する
    細胞の製造方法。
  13. 【請求項13】 請求項12の方法により製造される細
    胞。
  14. 【請求項14】 配列番号:2に含まれるアミノ酸配列
    に対してその全長にわたり少なくとも80%同一である
    アミノ酸配列を含むDD−1ポリペプチド。
  15. 【請求項15】 配列番号:2のアミノ酸配列を含む請
    求項14のポリペプチド。
  16. 【請求項16】 配列番号:2のポリペプチド。
  17. 【請求項17】 請求項11の方法により製造されるD
    D−1ポリペプチド。
  18. 【請求項18】 請求項14のDD−1ポリペプチドに
    免疫特異的な抗体。
  19. 【請求項19】 増強されたDD−1活性が必要な対象
    の治療方法であって、 (a)該受容体に対する治療上有効量のアゴニストを対
    象に投与すること;および/または(b)インビボで該
    受容体活性を生じさせる形態のDD−1ポリヌクレオチ
    ドを対象に与えることを特徴とする方法。
  20. 【請求項20】 DD−1活性の阻害が必要な対象の治
    療方法であって、 (a)該受容体に対する治療上有効量のアンタゴニスト
    を対象に投与すること;および/または(b)該受容体
    をコードしているヌクレオチド配列の発現を阻害する核
    酸分子を対象に投与すること;および/または(c)リ
    ガンドを求めて該受容体と競争する治療上有効量のポリ
    ペプチドを対象に投与することを特徴とする方法。
  21. 【請求項21】 対象中のDD−1ポリペプチドの発現
    または活性に関連した対象における疾病またはかかる疾
    病に対する感受性の診断方法であって、 (a)該対象のゲノム中の該DD−1ポリペプチドをコ
    ードしているヌクレオチド配列中の変異の存在または不
    存在を決定すること;および/または(b)該対象由来
    の試料中のDD−1ポリペプチド発現の存在または量を
    分析することを特徴とする方法。
  22. 【請求項22】 (a)請求項11の細胞を候補化合物
    と接触させること;ついで、 (b)該候補化合物の該細胞への結合能を評価すること
    を特徴とする、DD−1ポリペプチドに結合する化合物
    の同定方法。
  23. 【請求項23】 候補化合物が細胞表面におけるDD−
    1ポリペプチドの活性化により発生するシグナルを生じ
    させるかどうかを決定することをさらに特徴とし、該シ
    グナルを発生させる候補化合物がアゴニストであると同
    定される、請求項22の方法。
  24. 【請求項24】 請求項23の方法により同定されるア
    ゴニスト。
  25. 【請求項25】 細胞を該DD−1ポリペプチドに対す
    る既知アゴニストと接触させること;次いで、該アゴニ
    ストにより発生するシグナルが該候補化合物の存在下に
    おいて減少するかどうかを決定することをさらに特徴と
    し、該シグナルを減少させる候補化合物が該DD−1ポ
    リペプチドに対するアンタゴニストであると同定され
    る、請求項22の方法。
  26. 【請求項26】 請求項25の方法により同定されるア
    ンタゴニスト。
  27. 【請求項27】 厳密な条件下で配列番号:1の配列ま
    たはそのフラグメントの配列を有するプローブを用いて
    DD−1遺伝子を含む適当なライブラリーをスクリーニ
    ングすることにより得ることのできるDNA配列を必須
    としてなるポリヌクレオチド。
  28. 【請求項28】 配列番号:1のヌクレオチド配列を含
    むヌクレオチド配列を発現させることにより得ることの
    できるポリペプチド。
  29. 【請求項29】 (a)ATCCに受託番号ATCC9
    8293として寄託されたcDNAインサートにより発
    現されるDD−1ポリペプチドをコードしているヌクレ
    オチド配列に対して少なくとも80%の同一性を有する
    ヌクレオチド配列; (b)(a)のヌクレオチド配列に対して相補的なヌク
    レオチド配列;および (c)(a)または(b)のヌクレオチド配列の少なく
    とも15個の連続したヌクレオチドを含むヌクレオチド
    配列からなる群より選択されるヌクレオチド配列を含む
    単離DD−1ポリヌクレオチド。
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