JPH10309990A - 車両に装備されるスロープ板装置 - Google Patents

車両に装備されるスロープ板装置

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JPH10309990A
JPH10309990A JP13943897A JP13943897A JPH10309990A JP H10309990 A JPH10309990 A JP H10309990A JP 13943897 A JP13943897 A JP 13943897A JP 13943897 A JP13943897 A JP 13943897A JP H10309990 A JPH10309990 A JP H10309990A
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slope
plate
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Kenji Tamaoki
健治 玉置
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 スロープ板を自動的に出し入れして、スロー
プ板の出し入れを容易にし得る車両に装備されるスロー
プ板装置を提供する。 【解決手段】 スロープ板収納部6内へ移動自在に設け
たスライド部材7は、スロープ板収納部6の開口より離
間した原位置と開口に近接する作動位置との間を移動自
在に電動モータ8で駆動する。スライド部材7に一端側
を枢支して連結したスロープ板4は、スライド部材7の
原位置でスロープ板収納部6に収納した収納位置に位置
すると共に、スライド部材7の作動位置で一端側をスラ
イド部材7で支持して他端側を地面5に接地して乗降口
部の床面と地面5との間に傾斜状態に保持した使用位置
に位置する。これにより、スライド部材7を電動モータ
8により駆動して原位置と作動位置との間で移動するこ
とで、スロープ板4を収納位置と使用位置との間で自動
的に出し入れできる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、バス等の車両の乗
降口部に装備されて乗客の乗降を可能とする車両に装備
されるスロープ板装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の車両に装備されるスロープ板装置
は、スロープ板をスロープ板収納部に収納した収納位置
と、スロープ板収納部より引き出して乗降口部の床面と
地面との間に傾斜状態に架設した使用位置との間で出し
入れ自在とし、身体障害者等のように車椅子を利用して
いる乗客でも楽に乗降できるようにしている。(例え
ば、実開平6−27343号公報参照)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、かかる従来
の車両に装備されるスロープ板装置では、運転手等の人
力により、スロープ板を収納位置と使用位置との間で出
し入れしているため、スロープ板を使用する都度に、運
転手が車両から降りてスロープ板を出し入れしなければ
ならず、スロープ板の出し入れに手間がかかるという問
題点があった。
【0004】本発明は、スロープ板を自動的に出し入れ
して、スロープ板の出し入れを容易にし得るようにした
車両に装備されるスロープ板装置を提供することを課題
としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】このため、本発明の車両
に装備されるスロープ板装置は、車両の乗降口部の床面
下方に設けて乗降口部に向けて開口を有するスロープ板
収納部と、スロープ板収納部内へ移動自在に設けたスラ
イド部材と、スライド部材に一端側を枢支して連結した
スロープ板とを具備し、スライド部材はスロープ板収納
部の開口より離間した原位置と開口に近接する作動位置
との間を移動自在に電動モータにより駆動して設け、ス
ロープ板はスライド部材の原位置でスロープ板収納部に
収納した収納位置に位置すると共に、スライド部材の作
動位置で一端側をスライド部材で支持して他端側を地面
に接地して乗降口部の床面と地面との間に傾斜状態に保
持した使用位置に位置して成る。
【0006】この場合、スロープ板の一端側をスライド
部材へ相対移動自在に枢支し、スロープ板をスライド部
材と一体的に移動するよう弾性力により付勢して設け、
スロープ板は収納位置から使用位置への移動における先
端への障害物の当接で弾性力に抗してスライド部材と相
対移動して設け、スロープ板の相対移動により作動して
スロープ板を収納位置へ戻すよう電動モータを制御する
スイッチを設けても良い。また、スロープ板の相対移動
により作動するスイッチは、作動によりスロープ板の移
動を停止するよう電動モータを制御するものであっても
良い。そして、スライド部材にはスロープ板の一端側を
先端で相対移動自在に枢支する支持部を突設し、支持部
の内部にはスロープ板を弾性力により付勢するばねを収
装し、スロープ板の枢支個所より突設してスライド部材
の支持部内を延在するロッド部材を設け、ロッド部材の
先端には電動モータを制御するスイッチとしてのリミッ
トスイッチを作動するためのドグ部材を取り付けても良
い。
【0007】また、スライド部材に枢支してスロープ板
の裏面に当接する支持アームを設け、支持アームにはス
ロープ板収納部に形成したカム面と接する摺接部を有
し、支持アームのスライド部材への枢支個所を支点、支
持アームのスロープ板裏面への当接個所を作用点、支持
アームの摺接部を力点とし、支持アームはカム面の形状
に沿う力点の上下動に伴い支点を中心として作用点を上
下動して設け、スロープ板は作用点の上下動に伴いスラ
イド部材への枢支個所を中心として持ち上げ持ち下げ作
動されながら収納位置と使用位置との間で出し入れ自在
としても良い。
【0008】また、スロープ板収納部の開口下方部には
回動自在に開閉蓋を設け、開閉蓋はスロープ板の使用位
置から収納位置への移動で弾性力により上方に回動して
開口を閉じると共に、スロープ板の収納位置から使用位
置への移動で弾性力に抗してスロープ板に押されて下方
に回動して開口を開いても良い。
【0009】また、スロープ板収納部の開口上方部には
回動自在に補助板を設け、補助板はスロープ板の収納位
置から使用位置への移動でスロープ板に押されて上方に
回動し、スロープ板の使用位置でスロープ板と乗降口部
の床面との間に存在する隙間を塞いでも良い。そして、
補助板はスロープ板の使用位置から収納位置への移動で
自重により下方に回動し、さらにスロープ板の使用位置
から収納位置への移動で弾性力により上方に回動して開
口を閉じる開閉蓋の上方への回動により補助板の下方へ
の回動を助成しても良い。
【0010】かかる本発明の車両に装備されるスロープ
板装置によると、スライド部材を電動モータにより駆動
して原位置から作動位置に移動して停止すると、スライ
ド部材に一端側を枢支して連結したスロープ板は、スロ
ープ板収納部に収納した収納位置からスロープ板収納部
の開口を介して外部に出され、一端側をスライド部材で
支持して他端側を地面に接地して乗降口部の床面と地面
との間に傾斜状態に保持される使用位置に位置し、身体
障害者等の車椅子を利用している乗客でも楽に乗降でき
る。そして、このスロープ板が使用位置に位置している
状態で、スライド部材を電動モータにより駆動して作動
位置から原位置に移動して停止すると、スロープ板は開
口を介してスロープ板収納部に入れられ、収納位置に位
置する。このため、スライド部材を電動モータにより駆
動して原位置と作動位置との間で移動することで、スロ
ープ板を収納位置と使用位置との間で自動的に出し入れ
できるから、スロープ板の出し入れを容易にすることが
できる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態を図面
に基づき説明する。図1において、1は車両としての低
床式バスで、乗降口部2の床面3下方に後述詳記する車
両に装備されるスロープ板装置を備え、この車両に装備
されるスロープ板装置のスロープ板4が乗降口部2の床
面3と車道より高く設置された歩道の地面5との間に傾
斜状態に保持された使用位置に位置し、スロープ板4は
両端を上方に折り曲げ形成している。
【0012】図2及び図3において、6は図1の低床式
バス1の乗降口部2の床面3下方に設けたスロープ板収
納部で、上方(図3の右方向)及び乗降口部2に向かう
一方の側方(図2及び図3の下方向)を開口する略矩形
状に板材を折り曲げ形成して設け、上方の開口を上板3
Aで閉塞して設け、上板3Aは図1に示す如き、乗降口
部2の床面3を構成している。7はスロープ板収納部6
内へ移動自在に設けたスライド部材で、略矩形状に板材
を折り曲げ形成して設け、スロープ板収納部6の側方の
開口より離間した原位置と側方の開口に近接する作動位
置(図2及び図3に示す位置)との間を移動自在に電動
モータ8により駆動して設けている。電動モータ8はス
ロープ板収納部6内へスライド部材7の原位置近傍に配
置している。
【0013】10はスロープ板収納部6内へ回転自在に
配置した送りねじで、スライド部材7の原位置と作動位
置との間を延在して設け、減速歯車9A、9Bを介して
電動モータ8により回転駆動され、その外周部にはスラ
イド部材7の中心部に取り付けたナット部材7Aを螺合
して設けている。これにより、スライド部材7は電動モ
ータ8により駆動され原位置と作動位置との間を移動す
る。
【0014】11はスライド部材7へ図2の紙面直交方
向を軸として回転自在に取り付けた4個のローラー部材
で、スロープ板収納部6の底面に送りねじ10を介して
図2の左右方向へ間隙を有して配置した2本のレール部
材12に摺接して設け、スライド部材7の図2左右方向
への振れを阻止して設けている。13はスライド部材7
の両端へそれぞれ2個づつ図2左右方向を軸として回転
自在に取り付けたローラー部材で、スロープ板収納部6
の開口と直交する両側面にそれぞれ配置した断面がコ字
状のレール部材14の内部に摺接して設け、スライド部
材7の図2の紙面直交方向への振れを阻止して設けてい
る。スライド部材7はこれらの図2左右方向及び紙面直
交方向への振れ阻止により原位置と作動位置との間をス
ムースに移動することができる。
【0015】15は上板3Aに穿設した手動操作用の操
作穴で、通常は蓋16で閉塞して設け、故障等で電動モ
ータ8による送りねじ10の回転駆動が不能となった非
常時に、蓋16を取り外してスパナ等の工具を床面3か
ら差し込み可能に設け、工具による送りねじ10の回転
駆動でスライド部材7を移動自在に設けている。
【0016】17A、17Bはスライド部材7に図2左
右方向へ間隙を有して配置した2個の支持部で、スロー
プ板収納部6の側方の開口側へ向けて突設し、その先端
にはスロープ板4の一端側を相対移動自在に枢支して連
結している。スロープ板4はスライド部材7の原位置で
スロープ板収納部6に収納した収納位置に位置すると共
に、スライド部材7の作動位置で一端側をスライド部材
7の支持部17A、17Bで支持して他端側を地面5に
接地して乗降口部2の床面3と地面5との間に傾斜状態
に保持された使用位置(図2及び図3に示す位置)に位
置して設けている。
【0017】以下、スライド部材7の支持部17Aを図
4及び図5に基づき説明し、支持部17Bは支持部17
Aと同一構成であるため、同一個所に同符号を付して説
明を省略する。支持部17Aの先端には保持穴19を穿
設し、保持穴19にはスロープ板4の一端側の裏面に突
設した枢支部20を軸部材21により回転自在に保持す
る保持部材22を図4及び図5の上下方向へ移動自在に
嵌挿している。このため、スロープ板4は支持部17A
に相対移動自在に枢支して連結することになる。23は
支持部17Aの内部に収装したばねで、弾性力により保
持部材22を図4及び図5の下方向へ付勢して保持穴1
9の下端に当接し、スロープ板4をスライド部材7と一
体的に移動するよう設けている。そして、スロープ板4
の収納位置から使用位置への移動におけるスロープ板4
先端への障害物(例えば、乗客の足等)の当接でばね2
3の弾性力に抗してスロープ板4をスライド部材7と相
対移動して設け、この相対移動に伴い保持穴19の下端
に当接した保持部材22は図4及び図5の上方向へ移動
自在に設けている。
【0018】スロープ板4の枢支部20を回転自在に保
持する保持部材22(スロープ板4の枢支個所)にはロ
ッド部材24を突設し、ロッド部材24は支持部17A
内を延在してスライド部材7の支持部17A突設側との
対向側に先端を突出し、この先端にはドグ部材25を取
り付け、ドグ部材25はスロープ板4のスライド部材7
との相対移動に伴う保持部材22の図4及び図5の上方
向への移動でスライド部材7に取り付けたリミットスイ
ッチ26を作動自在に設けている。リミットスイッチ2
6はドグ部材25による作動で、収納位置から使用位置
に移動するスロープ板4を収納位置に戻すよう電動モー
タ8を制御して設けている。なお、リミットスイッチ2
6はドグ部材25による作動で、収納位置から使用位置
に移動するスロープ板4を停止するよう電動モータ8を
制御して設けても良い。図4において、6Aはスライド
部材7の作動位置を規定する止め部材で、スロープ板収
納部6の底面に配置し、作動位置に位置するスライド部
材7と当接して設けている。
【0019】図2及び図3において、27A、27Bは
一端側をスライド部材7に枢支して他端側にスロープ板
4の裏面に当接するローラー部材28A、28Bを回転
自在に有した2個の支持アームで、以下、支持アーム2
7Aを図5及び図6に基づき説明し、支持アーム27B
は支持アーム27Aと同一構成であるため、同一個所に
同符号を付して説明を省略する。支持アーム27Aはそ
の中間部に、スロープ板収納部6の底面に配置したカム
部材29に形成のカム面30と接する摺接部としてロー
ラー部材31を回転自在に有し、スライド部材7への枢
支個所を支点X、スロープ板4裏面への当接個所を作用
点Y、カム面30と接する摺接個所を力点Zとしてい
る。そして、支持アーム27Aはカム面30の形状に沿
う力点Zの上下動(図6左右方向)に伴い支点Xを中心
として作用点Yを上下動して設け、スロープ板4は作用
点Yの上下動に伴いスライド部材7の支持部17A先端
に枢支した枢支個所を中心として図6の左右方向へ持ち
上げ持ち下げ作動されながら収納位置と使用位置との間
で出し入れ自在に設けている。なお、図6において、支
持アーム27Aのローラー部材28Aはスロープ板4の
裏面に有した補強フレーム4Aに当接して設けている。
【0020】図2及び図3において、32はスロープ板
収納部6の開口を開閉する開閉蓋で、開口の下方部に回
動自在に設けている。33はスロープ板4の使用位置で
スロープ板4と乗降口部2の床面3との間に存在する隙
間を塞ぐ補助板で、スロープ板収納部6の開口の上方部
に回動自在に設けている。そして、図4及び図6に示す
如き、開閉蓋32は蝶番34により回動自在に設け、蝶
番34に有するねじりばねの弾性力により上方(図4及
び図6の右方向)へ付勢され、スロープ板4の使用位置
から収納位置への移動でねじりばねの弾性力により上方
に回動して開口を閉じると共に、スロープ板4の収納位
置から使用位置への移動でねじりばねの弾性力に抗して
スロープ板4に押されて下方に回動して開口を開くよう
設けている。補助板33はスロープ板4の収納位置から
使用位置への移動でスロープ板4に押されて上方に回動
すると共に、スロープ板4の使用位置から収納位置への
移動で自重により下方に回動して設けている。さらに、
補助板33はその回動中心を開閉蓋32の回動中心より
スロープ板収納部6の内側、すなわち図4及び図6にお
いて上方に位置して設けると共に、その長さ寸法(図4
及び図6の上下方向の寸法)を開閉蓋32より短く設
け、スロープ板4の使用位置から収納位置への移動でね
じりばねの弾性力により上方に回動して開口を閉じる開
閉蓋32の上方への回動により押されて下方への回動を
助成されるよう設け、開閉蓋32が開口を閉じた状態で
開閉蓋32の内側に重ね合わせて設けている。
【0021】次に、かかる構成の作動を説明する。図1
ないし図3は、スライド部材7が作動位置に停止してお
り、スロープ板4は一端側をスライド部材7で支持して
他端側を地面5に接地して乗降口部2の床面3と地面5
との間に傾斜状態に保持される使用位置に位置し、身体
障害者等の車椅子を利用している乗客でも楽に乗降でき
る。そして、開閉蓋32は、図4及び図6に示す如き、
スロープ板4の使用位置において、支持アーム27A、
27Bに当接して上方への回動を阻止されてスロープ板
収納部6の開口を開く状態を保持している。また、補助
板33は上方に回動してスロープ板4と乗降口部2の床
面3との間に存在する隙間を塞いでいる。
【0022】スロープ板4が使用位置に位置している図
1ないし図3の状態で、電動モータ8により送りねじ1
0を回転駆動してスライド部材7を作動位置から原位置
に移動して停止すると、スライド部材7の作動位置から
原位置への移動により、支持アーム27A、27Bは、
図6に示す力点Zがカム面30に沿って上動するのに伴
い支点Xを中心として作用点Yが上動し、スロープ板4
は作用点Yの上動に伴いスライド部材7の支持部17
A、17B先端に枢支した枢支個所を中心として持ち上
げ作動されて傾斜状態より水平状態になって、スロープ
板収納部6の開口を介してスロープ板収納部6に入れら
れ、収納位置に位置する。そして、開閉蓋32は蝶番3
4に有するねじりばねの弾性力によって上方に回動して
開口を閉じる。また、補助板33は自重により下方に回
動して開閉蓋32の内側に重ね合わされるが、この時、
開閉蓋32の上方への回動により押されて下方への回動
を助成される。
【0023】スロープ板4が収納位置に位置している状
態で、電動モータ8により送りねじ10を前記と逆方向
に回転駆動してスライド部材7を原位置から図1ないし
図3に示す作動位置に移動して停止すると、スライド部
材7の原位置から作動位置への移動により、支持アーム
27A、27Bは、力点Zがカム面30に沿って下動し
て図6に示す状態になるのに伴い支点Xを中心として作
用点Yが下動して図4に示す状態になり、スロープ板4
はスロープ板収納部6に収納した収納位置から開閉蓋3
2、補助板33を押してスロープ板収納部6の開口を介
して外部に出され、作用点Yの下動に伴いスライド部材
7の支持部17A、17B先端に枢支した枢支個所を中
心として持ち下げ作動されて水平状態より傾斜状態にな
って、図1ないし図3に示す使用位置に位置する。そし
て、開閉蓋32はスロープ板4の収納位置から使用位置
への移動で蝶番34に有するねじりばねの弾性力に抗し
てスロープ板4に押されて下方に回動し、図1ないし図
3に示す開口を開く状態になる。また、補助板33はス
ロープ板4の収納位置から使用位置への移動でスロープ
板4に押されて上方に回動し、図1ないし図3に示すス
ロープ板4と乗降口部2の床面3との間に存在する隙間
を塞ぐ状態になる。
【0024】かかる作動で、電動モータ8により送りね
じ10を回転駆動してスライド部材7を原位置と作動位
置との間で移動することで、スロープ板4を収納位置と
使用位置との間で自動的に出し入れできるから、スロー
プ板4の出し入れを容易にすることができる。
【0025】そして、スロープ板4の収納位置から使用
位置への移動において、スロープ板4の先端に乗客の足
等の障害物が当接すると、スロープ板4はばね23の弾
性力に抗してスライド部材7と相対移動してリミットス
イッチ26を作動し、リミットスイッチ26の作動で電
動モータ8を制御して逆方向に回転駆動しスロープ板4
を収納位置へ戻すか、又は電動モータ8を制御して駆動
を停止しスロープ板4の移動を停止する。このため、ス
ロープ板4を電動モータ8により自動的に出し入れしな
がらも、安全性を低下することなくできる。
【0026】また、スロープ板4を弾性力で付勢するば
ね23は、スライド部材7に突設して先端でスロープ板
4の一端側を相対移動自在に枢支する支持部17A、1
7Bの内部に収装し、リミットスイッチ26を作動する
ドグ部材25を先端に取り付けたロッド部材24は、ス
ロープ板4の枢支個所より突設して支持部17A、17
B内を延在して設けているため、スロープ板4の一端側
を相対移動自在に枢支する支持部17A、17Bを利用
してばね23、ロッド部材24を配置でき、ばね23、
ロッド部材24を配置するための格別なスペースを不要
にできる。そして、電動モータ8を制御するスイッチ
を、ドグ部材25で作動するリミットスイッチ26とし
ているため、スイッチの作動を確実なものとすることが
できる。
【0027】また、スライド部材7に枢支してスロープ
板4の裏面に当接する支持アーム27A、27Bを設
け、支持アーム27A、27Bにはカム面30と接する
摺接部を有し、支持アーム27A、27Bのスライド部
材7への枢支個所を支点X、支持アーム27A、27B
のスロープ板4裏面への当接個所を作用点Y、支持アー
ム27A、27Bの摺接部を力点Zとし、支持アーム2
7A、27Bはスライド部材7の原位置と作動位置との
間の移動で力点Zがカム面30の形状に沿って上下動す
るのに伴い支点Xを中心として作用点Yを上下動し、ス
ロープ板4は作用点Yの上下動に伴いスライド部材7へ
の枢支個所を中心として持ち上げ持ち下げ作動されなが
ら収納位置と使用位置との間で出し入れされる。このた
め、スロープ板4の持ち上げ持ち下げ作動をカム面30
の形状に応じて設定でき、スロープ板4の長さ寸法(図
2及び図3の上下方向の寸法)に応じた最適な持ち上げ
持ち下げ作動を得ることができる。
【0028】また、スロープ板4の使用位置から収装位
置への移動で蝶番34に有するねじりばねの弾性力によ
り上方に回動してスロープ板収納部6の開口を閉じると
共に、スロープ板4の収納位置から使用位置への移動で
弾性力に抗してスロープ板4に押されて下方に回動して
開口を開く開閉蓋32を設けているため、電動モータ8
の駆動によるスロープ板4の出し入れに伴い開口を自動
的に開閉でき、開口を開閉するための格別な作業を不要
にできる。
【0029】また、スロープ板4の収納位置から使用位
置への移動でスロープ板4に押されて上方に回動し、ス
ロープ板4の使用位置でスロープ板4と乗降口部2の床
面3との間に存在する隙間を塞ぐ補助板33を設けてい
るため、乗客が乗降する際の安全性をより確実なもとす
ることができる。そして、補助板33はスロープ板4の
使用位置から収納位置への移動で自重により下方に回動
し、さらに、この下方への回動を開閉蓋32の弾性力に
よる上方への回動で助成されるため、スロープ板4の使
用位置から収納位置への移動に伴い補助板33を自動的
に迅速かつ確実に下方へ回動することができる。
【0030】なお、本発明の一実施形態では、電動モー
タ8により送りねじ10を回転駆動してスライド部材7
を原位置と作動位置との間で移動自在に設けたが、これ
に限定されるものではなく、送りねじ10に換えて、例
えばボールねじや無端索条等を用いても良いことは勿論
である。また、電動モータ8を制御するスイッチとして
リミットスイッチ26を設けたが、近接スイッチ等でも
良いことは勿論である。また、スロープ板収納部6の底
面に配置したカム部材29に形成のカム面30と接する
力点Zを、支持アーム27A、27Bの支点Xと作用点
Yとの中間部に設けたが、スロープ板収納部6の上板3
A裏面にカム面30を形成するカム部材29を配置し、
支持アーム27A、27Bを支点Xより延在し、この延
在した先端部にカム面30と接する力点Zを設けても良
いことは勿論である。さらに、支持部17A、17B、
リミットスイッチ26、支持アーム27A、27Bはそ
れぞれ2個設けたが、それぞれ1個でも良いことは勿論
である。
【0031】
【発明の効果】このように請求項1にかかる発明では、
スライド部材を電動モータにより駆動して原位置と作動
位置との間で移動することで、スロープ板を収納位置と
使用位置との間で自動的に出し入れできるから、スロー
プ板の出し入れを容易にすることができる。
【0032】また、請求項2にかかる発明では、請求項
1にかかる発明の効果に加え、スロープ板の収納位置か
ら使用位置への移動において、スロープ板の先端に障害
物が当接すると、スロープ板は弾性力に抗してスライド
部材と相対移動してスイッチを作動し、このスイッチの
作動で電動モータを制御してスロープ板を収納位置へ戻
すため、スロープ板を電動モータにより自動的に出し入
れしながらも、障害物が乗客の足等である場合の安全性
を低下することなくできる。
【0033】また、請求項3にかかる発明では、請求項
1にかかる発明の効果に加え、スロープ板の収納位置か
ら使用位置への移動において、スロープ板の先端に障害
物が当接すると、スロープ板は弾性力に抗してスライド
部材と相対移動してスイッチを作動し、このスイッチの
作動で電動モータを制御してスロープ板の移動を停止す
るため、請求項2にかかる発明と同等の効果を得ること
ができる。
【0034】また、請求項4にかかる発明では、請求項
2又は請求項3にかかる発明の効果に加え、スロープ板
を弾性力で付勢するばねは、スライド部材に突設して先
端でスロープ板の一端側を相対移動自在に枢支する支持
部の内部に収装し、スイッチとしてのリミットスイッチ
を作動するドグ部材を先端に取り付けたロッド部材は、
スロープ板の枢支個所より突設して支持部内を延在して
設けているため、スロープ板の一端側を相対移動自在に
枢支する支持部を利用してばね、ロッド部材を配置で
き、ばね、ロッド部材を配置するための格別なスペース
を不要にできる。そして、電動モータを制御するスイッ
チを、ドグ部材で作動するリミットスイッチとしている
ため、スイッチの作動を確実なものとすることができ
る。
【0035】また、請求項5にかかる発明では、請求項
1にかかる発明の効果に加え、支持アームはスライド部
材の原位置と作動位置との間の移動で力点がカム面の形
状に沿って上下動するのに伴い支点を中心として作用点
を上下動し、スロープ板は作用点の上下動に伴いスライ
ド部材への枢支個所を中心として持ち上げ持ち下げ作動
されながら収納位置と使用位置との間で出し入れされる
ため、スロープ板の持ち上げ持ち下げ作動をカム面の形
状に応じて設定でき、スロープ板の長さ寸法に応じた最
適な持ち上げ持ち下げ作動を得ることができる。
【0036】また、請求項6にかかる発明では、請求項
1にかかる発明の効果に加え、スロープ板の使用位置か
ら収納位置への移動で弾性力により上方に回動してスロ
ープ板収納部の開口を閉じると共に、スロープ板の収納
位置から使用位置への移動で弾性力に抗してスロープ板
に押されて下方に回動して開口を開く開閉蓋を設けてい
るため、電動モータの駆動によるスロープ板の出し入れ
に伴い開口を自動的に開閉でき、開口を開閉するための
格別な作業を不要にできる。
【0037】また、請求項7にかかる発明では、請求項
1にかかる発明の効果に加え、スロープ板の収納位置か
ら使用位置への移動でスロープ板に押されて上方に回動
し、スロープ板の使用位置でスロープ板と乗降口部の床
面との間に存在する隙間を塞ぐ補助板を設けているた
め、乗客が乗降する際の安全性をより確実なもとするこ
とができる。
【0038】また、請求項8にかかる発明では、請求項
7にかかる発明の効果に加え、補助板はスロープ板の使
用位置から収納位置への移動で自重により下方に回動
し、さらに、この下方への回動を開閉蓋の弾性力による
上方への回動で助成されるため、スロープ板の使用位置
から収納位置への移動に伴い補助板を自動的に迅速かつ
確実に下方へ回動することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態を示した車両に装備される
スロープ板装置の概略図である。
【図2】本発明の一実施形態を示した車両に装備される
スロープ板装置の図3の線B−Bに沿った断面図であ
る。
【図3】図2の線A−Aに沿った断面図である。
【図4】図2の線C−Cに沿った拡大断面図である。
【図5】図4の線D−Dに沿った断面図である。
【図6】図2の線E−Eに沿った拡大断面図である。
【符号の説明】
1車両 2乗降口部 3床面 4スロープ板 5地面 6スロープ板収納部 7スライド部材 8電動モータ 17A、17B支持部 23ばね 24ロッド部材 25ドグ部材 26リミットスイッチ 27A、27B支持アーム 30カム面 32開閉蓋 33補助板 X支点 Y作用点 Z力点

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両の乗降口部の床面下方に設けて乗降
    口部に向けて開口を有するスロープ板収納部と、スロー
    プ板収納部内へ移動自在に設けたスライド部材と、スラ
    イド部材に一端側を枢支して連結したスロープ板とを具
    備し、スライド部材はスロープ板収納部の開口より離間
    した原位置と開口に近接する作動位置との間を移動自在
    に電動モータにより駆動して設け、スロープ板はスライ
    ド部材の原位置でスロープ板収納部に収納した収納位置
    に位置すると共に、スライド部材の作動位置で一端側を
    スライド部材で支持して他端側を地面に接地して乗降口
    部の床面と地面との間に傾斜状態に保持した使用位置に
    位置して成ることを特徴とする車両に装備されるスロー
    プ板装置。
  2. 【請求項2】 スロープ板の一端側をスライド部材へ相
    対移動自在に枢支し、スロープ板をスライド部材と一体
    的に移動するよう弾性力により付勢して設け、スロープ
    板は収納位置から使用位置への移動における先端への障
    害物の当接で弾性力に抗してスライド部材と相対移動し
    て設け、スロープ板の相対移動により作動してスロープ
    板を収納位置へ戻すよう電動モータを制御するスイッチ
    を設けたことを特徴とする請求項1に記載の車両に装備
    されるスロープ板装置。
  3. 【請求項3】 スロープ板の相対移動により作動するス
    イッチは、作動によりスロープ板の移動を停止するよう
    電動モータを制御するものであることを特徴とする請求
    項2に記載の車両に装備されるスロープ板装置。
  4. 【請求項4】 スライド部材にはスロープ板の一端側を
    先端で相対移動自在に枢支する支持部を突設し、支持部
    の内部にはスロープ板を弾性力により付勢するばねを収
    装し、スロープ板の枢支個所より突設してスライド部材
    の支持部内を延在するロッド部材を設け、ロッド部材の
    先端には電動モータを制御するスイッチとしてのリミッ
    トスイッチを作動するためのドグ部材を取り付けたこと
    を特徴とする請求項2又は請求項3に記載の車両に装備
    されるスロープ板装置。
  5. 【請求項5】 スライド部材に枢支してスロープ板の裏
    面に当接する支持アームを設け、支持アームにはスロー
    プ板収納部に形成したカム面と接する摺接部を有し、支
    持アームのスライド部材への枢支個所を支点、支持アー
    ムのスロープ板裏面への当接個所を作用点、支持アーム
    の摺接部を力点とし、支持アームはカム面の形状に沿う
    力点の上下動に伴い支点を中心として作用点を上下動し
    て設け、スロープ板は作用点の上下動に伴いスライド部
    材への枢支個所を中心として持ち上げ持ち下げ作動され
    ながら収納位置と使用位置との間で出し入れ自在とした
    ことを特徴とする請求項1に記載の車両に装備されるス
    ロープ板装置。
  6. 【請求項6】 スロープ板収納部の開口下方部には回動
    自在に開閉蓋を設け、開閉蓋はスロープ板の使用位置か
    ら収納位置への移動で弾性力により上方に回動して開口
    を閉じると共に、スロープ板の収納位置から使用位置へ
    の移動で弾性力に抗してスロープ板に押されて下方に回
    動して開口を開くことを特徴とする請求項1に記載の車
    両に装備されるスロープ板装置。
  7. 【請求項7】 スロープ板収納部の開口上方部には回動
    自在に補助板を設け、補助板はスロープ板の収納位置か
    ら使用位置への移動でスロープ板に押されて上方に回動
    し、スロープ板の使用位置でスロープ板と乗降口部の床
    面との間に存在する隙間を塞ぐことを特徴とする請求項
    1に記載の車両に装備されるスロープ板装置。
  8. 【請求項8】 補助板はスロープ板の使用位置から収納
    位置への移動で自重により下方に回動し、さらにスロー
    プ板の使用位置から収納位置への移動で弾性力により上
    方に回動して開口を閉じる開閉蓋の上方への回動により
    補助板の下方への回動を助成することを特徴とする請求
    項7に記載の車両に装備されるスロープ板装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR102312201B1 (ko) * 2021-05-07 2021-10-13 주식회사 케이알씨티 고속열차 출입문 발판용 설해 방지장치

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