JPH10310530A - 毛髪用剤 - Google Patents
毛髪用剤Info
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- JPH10310530A JPH10310530A JP9119132A JP11913297A JPH10310530A JP H10310530 A JPH10310530 A JP H10310530A JP 9119132 A JP9119132 A JP 9119132A JP 11913297 A JP11913297 A JP 11913297A JP H10310530 A JPH10310530 A JP H10310530A
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- crude drugs
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 優れた育毛、発毛促進あるいは養毛効果を呈
するとともに、安全性が高い毛髪用剤を提供する。 【解決手段】 拳参、山茱萸、半支蓮および楊梅皮から
なる群より選ばれる1種または2種以上の生薬類を含有
する毛髪用剤。
するとともに、安全性が高い毛髪用剤を提供する。 【解決手段】 拳参、山茱萸、半支蓮および楊梅皮から
なる群より選ばれる1種または2種以上の生薬類を含有
する毛髪用剤。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は毛髪用剤に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、育毛剤、発毛促進剤あるいは養
毛剤は、比較的長期間にわたり連用することから、育毛
剤、発毛促進剤あるいは養毛剤として用いられる成分
は、優れた育毛、発毛促進あるいは養毛効果を呈すると
ともに、安全性が高いことが要求されている。
毛剤は、比較的長期間にわたり連用することから、育毛
剤、発毛促進剤あるいは養毛剤として用いられる成分
は、優れた育毛、発毛促進あるいは養毛効果を呈すると
ともに、安全性が高いことが要求されている。
【0003】しかしながら、従来知られている種々の成
分には両者の効果を兼ね備えたような満足できるものは
ない。
分には両者の効果を兼ね備えたような満足できるものは
ない。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明者らは、上述の
問題点を解決すべく鋭意研究を行った。
問題点を解決すべく鋭意研究を行った。
【0005】
【発明を解決するための手段】その結果、本発明者ら
は、上述の問題点を解決でき得る生薬類を新たに見いだ
した。
は、上述の問題点を解決でき得る生薬類を新たに見いだ
した。
【0006】本発明は、拳参、山茱萸、半支蓮および楊
梅皮からなる群より選ばれる1種または2種以上の生薬
類を含有する毛髪用剤、拳参、山茱萸、半支蓮および楊
梅皮からなる群より選ばれる1種または2種以上の生薬
類を含有するテストステロン−5α−レダクターゼ阻害
剤、および拳参、山茱萸、半支蓮および楊梅皮からなる
群より選ばれる1種または2種以上の生薬類を含有し、
テストステロン−5α−レダクターゼ阻害作用を示す化
粧品または医薬品に関する。
梅皮からなる群より選ばれる1種または2種以上の生薬
類を含有する毛髪用剤、拳参、山茱萸、半支蓮および楊
梅皮からなる群より選ばれる1種または2種以上の生薬
類を含有するテストステロン−5α−レダクターゼ阻害
剤、および拳参、山茱萸、半支蓮および楊梅皮からなる
群より選ばれる1種または2種以上の生薬類を含有し、
テストステロン−5α−レダクターゼ阻害作用を示す化
粧品または医薬品に関する。
【0007】
【発明の実施の形態】まず、本発明に関する生薬である
拳参、山茱萸、半支蓮および楊梅皮について説明する。
拳参、山茱萸、半支蓮および楊梅皮について説明する。
【0008】拳参(ケンジン)の基原は、タデ科(Poly
gonaceae)の植物であるイブキトラノオ(Polygonum li
storta L.)の根茎であり、拳参は解毒作用を有するこ
とが知られている。
gonaceae)の植物であるイブキトラノオ(Polygonum li
storta L.)の根茎であり、拳参は解毒作用を有するこ
とが知られている。
【0009】山茱萸(サンシュユ)の基原は、ミズキ科
(Cornaceae)の植物であるサンシュユ(Cornus offici
nalis SIEB. et ZUCC.)の偽果の果肉であり、山茱萸は
強壮作用を有することが知られている。
(Cornaceae)の植物であるサンシュユ(Cornus offici
nalis SIEB. et ZUCC.)の偽果の果肉であり、山茱萸は
強壮作用を有することが知られている。
【0010】半支蓮(ハンシレン)の基原は、シソ科
(Libiatae)の植物であるScutellaria barbata D.DON
の全草であり、半支蓮は解毒作用を有することが知られ
ている。
(Libiatae)の植物であるScutellaria barbata D.DON
の全草であり、半支蓮は解毒作用を有することが知られ
ている。
【0011】楊梅皮(ヨウバイヒ)は、楊梅樹皮とも呼
び、その基原は、ヤマモモ科(Myricaceae)の植物であ
るヤマモモ(Myrica rubra SIEB. et ZUCC.)の樹皮で
あり、楊梅皮は消炎作用を有することが知られている。
び、その基原は、ヤマモモ科(Myricaceae)の植物であ
るヤマモモ(Myrica rubra SIEB. et ZUCC.)の樹皮で
あり、楊梅皮は消炎作用を有することが知られている。
【0012】しかしながら、これら4種の生薬は上述し
たような作用を有することは知られているが、育毛、発
毛促進あるいは養毛効果を有することは知られていな
い。
たような作用を有することは知られているが、育毛、発
毛促進あるいは養毛効果を有することは知られていな
い。
【0013】本発明において、生薬類とは、動植物そ
のもの、動植物の一部、またはそれらの分泌物等の「生
薬」および、それら「生薬の抽出物」を意味する。本
発明において生薬類とは、1種または2種以上の生薬、
1種または2種以上の生薬の抽出物、もしくは1種また
は2種以上の生薬と1種または2種以上の生薬の抽出物
との混合物を意味する。
のもの、動植物の一部、またはそれらの分泌物等の「生
薬」および、それら「生薬の抽出物」を意味する。本
発明において生薬類とは、1種または2種以上の生薬、
1種または2種以上の生薬の抽出物、もしくは1種また
は2種以上の生薬と1種または2種以上の生薬の抽出物
との混合物を意味する。
【0014】生薬類の形態は、必要に応じて自由に調節
することができ、動植物そのものまたはその一部につい
ては、小片、小塊に切断もしくは破砕することができ
る。あるいは粉末に粉砕することもできる。また、動植
物の分泌物および生薬の抽出物については、そのまま、
または濃縮して粘稠な液にすることもでき、さらに乾燥
し、固体にして用いることができる。
することができ、動植物そのものまたはその一部につい
ては、小片、小塊に切断もしくは破砕することができ
る。あるいは粉末に粉砕することもできる。また、動植
物の分泌物および生薬の抽出物については、そのまま、
または濃縮して粘稠な液にすることもでき、さらに乾燥
し、固体にして用いることができる。
【0015】ここで、生薬の粉末を通例「生薬末」とい
い、例えば、「拳参」の粉末は「拳参末」という。生薬
の抽出物とは、生薬に適当な浸出剤を加えて浸出した
液、あるいは浸出液を濃縮した液をいい、具体的には
「エキス」および「チンキ」等を挙げることができ、例
えば、「山茱萸」の抽出物としては「山茱萸エキス」お
よび「山茱萸チンキ」等を挙げることができる。抽出物
を得るために用いる浸出剤としては、メタノール、エタ
ノールおよびn−ブタノール等の低級1価アルコール、
エチレングリコール、プロピレングリコール、1,3−ブ
チレングリコールおよびグリセリン等の低級多価アルコ
ール、ジエチルエーテル等のエーテル類、アセトンおよ
びエチルメチルケトン等のケトン類、酢酸エチルエステ
ル等のエステル類、ジクロロメタンおよびクロロホルム
等のハロゲノアルカン類、ベンゼンおよびトルエン等芳
香族炭化水素等を挙げることができる。これらの浸出剤
は、それぞれ単独で用いてもよいし、2種以上を混合し
て用いてもよい。
い、例えば、「拳参」の粉末は「拳参末」という。生薬
の抽出物とは、生薬に適当な浸出剤を加えて浸出した
液、あるいは浸出液を濃縮した液をいい、具体的には
「エキス」および「チンキ」等を挙げることができ、例
えば、「山茱萸」の抽出物としては「山茱萸エキス」お
よび「山茱萸チンキ」等を挙げることができる。抽出物
を得るために用いる浸出剤としては、メタノール、エタ
ノールおよびn−ブタノール等の低級1価アルコール、
エチレングリコール、プロピレングリコール、1,3−ブ
チレングリコールおよびグリセリン等の低級多価アルコ
ール、ジエチルエーテル等のエーテル類、アセトンおよ
びエチルメチルケトン等のケトン類、酢酸エチルエステ
ル等のエステル類、ジクロロメタンおよびクロロホルム
等のハロゲノアルカン類、ベンゼンおよびトルエン等芳
香族炭化水素等を挙げることができる。これらの浸出剤
は、それぞれ単独で用いてもよいし、2種以上を混合し
て用いてもよい。
【0016】また、「エキス」を乾燥したものを通例
「乾燥エキス」といい、例えば「半支蓮」の乾燥エキス
を「半支蓮乾燥エキス」という。
「乾燥エキス」といい、例えば「半支蓮」の乾燥エキス
を「半支蓮乾燥エキス」という。
【0017】一般に生薬類は基原が同一であれば、いず
れの形態であっても同様の効果を得ることができる。
れの形態であっても同様の効果を得ることができる。
【0018】本発明の毛髪用剤は経口または非経口的に
投与することができるが、非経口的に投与することが好
ましい。非経口的に投与するための製剤としては外用剤
が好ましく、具体的な製剤例としては、エキス剤、硬膏
剤、酒精剤、懸濁剤、チンキ剤、軟膏剤、パップ剤、リ
ニメント剤、ローション剤およびエアゾール剤等を挙げ
ることができる。これら製剤はそのまま医薬品または化
粧品として供することができる。また、シャンプー、リ
ンス、コンディショナー、ヘアトニック、ヘアクリー
ム、ヘアリキッド等の化粧品に、本発明にかかる4種の
生薬類の1種または2種以上を組み合わせて配合しても
よい。
投与することができるが、非経口的に投与することが好
ましい。非経口的に投与するための製剤としては外用剤
が好ましく、具体的な製剤例としては、エキス剤、硬膏
剤、酒精剤、懸濁剤、チンキ剤、軟膏剤、パップ剤、リ
ニメント剤、ローション剤およびエアゾール剤等を挙げ
ることができる。これら製剤はそのまま医薬品または化
粧品として供することができる。また、シャンプー、リ
ンス、コンディショナー、ヘアトニック、ヘアクリー
ム、ヘアリキッド等の化粧品に、本発明にかかる4種の
生薬類の1種または2種以上を組み合わせて配合しても
よい。
【0019】製剤化は、公知の製剤技術により行うこと
ができ、製剤中には適当な製剤添加物を加えることがで
きる。製剤添加物の具体例としては、賦形剤、懸濁化
剤、乳化剤、保存剤、保湿剤および香料等を挙げること
ができる。
ができ、製剤中には適当な製剤添加物を加えることがで
きる。製剤添加物の具体例としては、賦形剤、懸濁化
剤、乳化剤、保存剤、保湿剤および香料等を挙げること
ができる。
【0020】なお、製剤中に加える製剤添加物は、製剤
の投与量において、人体等の生体にとって無害でなけれ
ばならず、また製剤中の有効成分による効果を妨げない
ことが必要である。
の投与量において、人体等の生体にとって無害でなけれ
ばならず、また製剤中の有効成分による効果を妨げない
ことが必要である。
【0021】製剤中における、本発明の生薬類の配合量
は、適宜、性別、症状等を考慮して検討すればよいが、
原生薬に換算して0.001〜30重量%の範囲内が好
ましい。また、0.01〜10重量%の範囲内がさらに
好ましい。
は、適宜、性別、症状等を考慮して検討すればよいが、
原生薬に換算して0.001〜30重量%の範囲内が好
ましい。また、0.01〜10重量%の範囲内がさらに
好ましい。
【0022】さらには、本発明の毛髪用剤に育毛、発毛
促進あるいは養毛効果を有する成分としてすでに知られ
ているものをも加えてもよい。
促進あるいは養毛効果を有する成分としてすでに知られ
ているものをも加えてもよい。
【0023】このような効果を有する成分としては、特
に限定されるべきものではないが、例えば呉茱萸、五味
子、牡丹皮、木瓜、白蘚皮、五加皮、半夏、大黄、牛
膝、枸杞子、茯苓、干姜、陳皮、甘草、百部、地骨皮、
柴胡、天麻、白芍、荊芥、桂枝、苦参、鳴血藤、骨砕
捕、花椒、黄連、人参、黒豆、何首烏、竹節人参、補骨
脂、当帰、鶏血藤、丹参、紅花、桃仁、防風、茜草根、
側柏葉および当薬等の生薬並びにこれら生薬の抽出物、
さらには塩化カルプロニウム、パントテニールエチルエ
ーテル、ミノキシジール等の化合物を挙げることができ
る。これらの成分は、本発明の毛髪用剤に単独で加えて
もよく、また2種以上を組み合わせて加えてもよい。
に限定されるべきものではないが、例えば呉茱萸、五味
子、牡丹皮、木瓜、白蘚皮、五加皮、半夏、大黄、牛
膝、枸杞子、茯苓、干姜、陳皮、甘草、百部、地骨皮、
柴胡、天麻、白芍、荊芥、桂枝、苦参、鳴血藤、骨砕
捕、花椒、黄連、人参、黒豆、何首烏、竹節人参、補骨
脂、当帰、鶏血藤、丹参、紅花、桃仁、防風、茜草根、
側柏葉および当薬等の生薬並びにこれら生薬の抽出物、
さらには塩化カルプロニウム、パントテニールエチルエ
ーテル、ミノキシジール等の化合物を挙げることができ
る。これらの成分は、本発明の毛髪用剤に単独で加えて
もよく、また2種以上を組み合わせて加えてもよい。
【0024】本発明の毛髪用剤に加えるのに好ましい公
知の育毛、発毛促進あるいは養毛効果を有する成分とし
ては、何首烏、竹節人参、補骨脂、防風、側柏葉、塩化
カルプロニウム、パントテニールエチルエーテルを挙げ
ることができる。
知の育毛、発毛促進あるいは養毛効果を有する成分とし
ては、何首烏、竹節人参、補骨脂、防風、側柏葉、塩化
カルプロニウム、パントテニールエチルエーテルを挙げ
ることができる。
【0025】本発明の毛髪用剤は、具体的には育毛、発
毛促進あるいは養毛用に用いるものである。したがっ
て、本発明の毛髪用剤の効能・効果としては、育毛、薄
毛、毛生促進、発毛促進、脱毛(抜け毛)の予防、病後
・産後の脱毛、養毛、円形脱毛症、発毛不全、粃糠性脱
毛症、脂漏性脱毛症、びまん性脱毛症、若禿(壮年性脱
毛症)および老人禿等を挙げることができる。
毛促進あるいは養毛用に用いるものである。したがっ
て、本発明の毛髪用剤の効能・効果としては、育毛、薄
毛、毛生促進、発毛促進、脱毛(抜け毛)の予防、病後
・産後の脱毛、養毛、円形脱毛症、発毛不全、粃糠性脱
毛症、脂漏性脱毛症、びまん性脱毛症、若禿(壮年性脱
毛症)および老人禿等を挙げることができる。
【0026】本発明の毛髪用剤の使用方法としては、毛
髪の発生部位および/または発生する部位に、治療また
は予防の目的に応じて、適当量を塗布あるいは噴霧等す
ればよい。
髪の発生部位および/または発生する部位に、治療また
は予防の目的に応じて、適当量を塗布あるいは噴霧等す
ればよい。
【0027】以下に、実施例を挙げて本発明をさらに詳
細に説明するが、本発明はこれらにのみ限定されるべき
ものではない。
細に説明するが、本発明はこれらにのみ限定されるべき
ものではない。
【0028】
【実施例】男性ホルモンの1種であるテストステロン
は、還元酵素であるテストステロン−5α−レダクター
ゼにより還元され、ジヒドロテストステロンとなる。こ
の生成されたジヒドロテズトステロンは蓄積し、毛根を
萎縮させ、脱毛を誘発する原因となる。したがって、ジ
ヒドロテストステロンの生成を抑制または阻害すること
により、育毛、発毛促進あるいは養毛効果を得ることが
できる。
は、還元酵素であるテストステロン−5α−レダクター
ゼにより還元され、ジヒドロテストステロンとなる。こ
の生成されたジヒドロテズトステロンは蓄積し、毛根を
萎縮させ、脱毛を誘発する原因となる。したがって、ジ
ヒドロテストステロンの生成を抑制または阻害すること
により、育毛、発毛促進あるいは養毛効果を得ることが
できる。
【0029】そこで、本発明にかかる生薬類について、
テストステロン−5α−レダクターゼ阻害作用について
検討した。
テストステロン−5α−レダクターゼ阻害作用について
検討した。
【0030】実施例1.テストステロン−5α−レダク
ターゼ阻害作用(1) 1.試験液の調製 各種生薬(拳参、山茱萸、半支蓮および楊梅皮)20gを5
0%エタノール溶液で24時間室温にて抽出し、ろ液を全量
100mlに調製したものを用いた。
ターゼ阻害作用(1) 1.試験液の調製 各種生薬(拳参、山茱萸、半支蓮および楊梅皮)20gを5
0%エタノール溶液で24時間室温にて抽出し、ろ液を全量
100mlに調製したものを用いた。
【0031】2.酵素液(S-9)の調製 24時間絶食した、5週齢のSlc:SD系雄性ラットの
肝臓を氷冷したクレープス−リンガ−液で灌流した。こ
れに5倍量の氷冷したトリス−塩酸緩衝液(10mM,pH7.
2)を加え、ホモジナイズし、900×gで10分間遠心分離
した。この上清を5000×gで10分間遠心分離し、さらに
上清を酵素液(S-9)とし、−80℃で凍結保存した。
肝臓を氷冷したクレープス−リンガ−液で灌流した。こ
れに5倍量の氷冷したトリス−塩酸緩衝液(10mM,pH7.
2)を加え、ホモジナイズし、900×gで10分間遠心分離
した。この上清を5000×gで10分間遠心分離し、さらに
上清を酵素液(S-9)とし、−80℃で凍結保存した。
【0032】3.テストステロン−5α−レダクターゼ
阻害活性の測定 トリス−塩酸緩衝液(10mM, pH7.2) 1.0ml、テストス
テロン(500μg/ml) 0.3ml、試験液 0.2mlおよび酵素
液 1.0mlを混和し、NADPH(0.77mg/ml) 0.5mlを
加え、37℃で30分間インキュベートした。ジクロロメタ
ン 5mlを加えて反応を停止させ、内部標準物質(0.1mg/
ml p−ヒドロキシ安息香酸n−ヘキシルエステル) 0.
5mlを加え、10分間振とうし、3000rpmで10分間遠心分離
した。上層を除去した後、ジクロロメタン層を留去し、
これにメタノール 5mlを加えて高速液体クロマトグラフ
ィー(HPLC)用サンプルとした。HPLC測定は、
内部標準物質法を用いて行い、阻害率(%)を次式から
求めた。 阻害率(%)=(試験液を加えたときのテストステロン
量−コントロール30分のテストステロン量)/(コント
ロール0分のテストステロン量−コントロール30分のテ
ストステロン量)×100
阻害活性の測定 トリス−塩酸緩衝液(10mM, pH7.2) 1.0ml、テストス
テロン(500μg/ml) 0.3ml、試験液 0.2mlおよび酵素
液 1.0mlを混和し、NADPH(0.77mg/ml) 0.5mlを
加え、37℃で30分間インキュベートした。ジクロロメタ
ン 5mlを加えて反応を停止させ、内部標準物質(0.1mg/
ml p−ヒドロキシ安息香酸n−ヘキシルエステル) 0.
5mlを加え、10分間振とうし、3000rpmで10分間遠心分離
した。上層を除去した後、ジクロロメタン層を留去し、
これにメタノール 5mlを加えて高速液体クロマトグラフ
ィー(HPLC)用サンプルとした。HPLC測定は、
内部標準物質法を用いて行い、阻害率(%)を次式から
求めた。 阻害率(%)=(試験液を加えたときのテストステロン
量−コントロール30分のテストステロン量)/(コント
ロール0分のテストステロン量−コントロール30分のテ
ストステロン量)×100
【0033】・コントロール0分のテストステロン量:
トリス−塩酸緩衝液、テストステロン、試験液および酵
素液を混和した後に、NADPHを加える前に、ジクロ
ロメタンを加えて反応を起こさせないようにした時のテ
ストステロン量 ・コントロール30分のテストステロン量:試験液の代わ
りに、50%エタノール溶液を用いて、反応を行った時の
テストステロン量
トリス−塩酸緩衝液、テストステロン、試験液および酵
素液を混和した後に、NADPHを加える前に、ジクロ
ロメタンを加えて反応を起こさせないようにした時のテ
ストステロン量 ・コントロール30分のテストステロン量:試験液の代わ
りに、50%エタノール溶液を用いて、反応を行った時の
テストステロン量
【0034】4.実験結果 結果を表1に示す。表1から明らかなように、各種生薬
のエキスはテストステロン−5α−レダクターゼ阻害活
性を示した。
のエキスはテストステロン−5α−レダクターゼ阻害活
性を示した。
【0035】
【表1】
【0036】実施例2.テストステロン−5α−レダク
ターゼ阻害作用(2) 6週齢のC57BLマウスの背部を剪毛し、翌日から0.
05%テストステロン溶液(50%エタノール溶液に溶解した
もの)及び実施例1.で調製した各試験液を70μlずつ
剪毛部に1日1回、テストステロンを塗布した30分後に
各検体を塗布する方法で行った。6段階の毛再生スコア
ーを以下のように設定し、経日的な肉眼での観察に毛再
生スコアーを求め、育毛評価とした。コントロールとし
て、50%エタノール溶液を塗布した群と0.05%テストステ
ロン溶液を塗布した後に、50%エタノール溶液を塗布し
た群を用いた。
ターゼ阻害作用(2) 6週齢のC57BLマウスの背部を剪毛し、翌日から0.
05%テストステロン溶液(50%エタノール溶液に溶解した
もの)及び実施例1.で調製した各試験液を70μlずつ
剪毛部に1日1回、テストステロンを塗布した30分後に
各検体を塗布する方法で行った。6段階の毛再生スコア
ーを以下のように設定し、経日的な肉眼での観察に毛再
生スコアーを求め、育毛評価とした。コントロールとし
て、50%エタノール溶液を塗布した群と0.05%テストステ
ロン溶液を塗布した後に、50%エタノール溶液を塗布し
た群を用いた。
【0037】毛再生スコアー 0:毛再生なし。 1:剪毛前と比較して20%毛再生。 2:剪毛前と比較して40%毛再生。 3:剪毛前と比較して60%毛再生。 4:剪毛前と比較して80%毛再生。 5:剪毛前と同じく毛再生。
【0038】結果を表2に示す。なお、表中の値はマウ
ス10匹の平均スコアー表わしている。
ス10匹の平均スコアー表わしている。
【0039】
【表2】
【0040】表2から明らかなように、各種生薬のエキ
スはテストステロン−5α−レダクターゼ阻害活性を示
した。また、各試験液を塗布したマウスの背部には、何
ら異常は見られず、安全性の高いものであることが判明
した。
スはテストステロン−5α−レダクターゼ阻害活性を示
した。また、各試験液を塗布したマウスの背部には、何
ら異常は見られず、安全性の高いものであることが判明
した。
【0041】
【発明の効果】本発明にかかる生薬類は、優れたテスト
ステロン−5α−レダクターゼ阻害活性を示した。
ステロン−5α−レダクターゼ阻害活性を示した。
【0042】したがって、これら生薬類を含有する毛髪
用剤は育毛剤、発毛促進剤あるいは養毛剤として有用な
ものである。
用剤は育毛剤、発毛促進剤あるいは養毛剤として有用な
ものである。
【0043】また、ジヒドロテストステロンの生成が高
まると、皮脂分泌能が亢進し、ニキビ(尋常性ざ瘡)が
発症することも知られており、ジヒドロテストステロン
の生成を抑制または阻害することで、ニキビを予防およ
び/または治療することができると考えられており、テ
ストステロン−5α−レダクターゼ阻害活性を示す本発
明にかかる生薬類は、ニキビの予防および/または治療
剤としても有用である。
まると、皮脂分泌能が亢進し、ニキビ(尋常性ざ瘡)が
発症することも知られており、ジヒドロテストステロン
の生成を抑制または阻害することで、ニキビを予防およ
び/または治療することができると考えられており、テ
ストステロン−5α−レダクターゼ阻害活性を示す本発
明にかかる生薬類は、ニキビの予防および/または治療
剤としても有用である。
【0044】さらには、ジヒドロテストステロンの生成
が高まることで、前立腺肥大症、前立腺癌が発症するこ
とも知られており、ジヒドロテストステロンの生成を抑
制または阻害することで、前立腺肥大症、前立腺癌を予
防および/または治療することができると考えられてお
り、テストステロン−5α−レダクターゼ阻害活性を示
す本発明にかかる生薬類は、前立腺肥大症、前立腺癌の
予防および/または治療剤としても有用である。
が高まることで、前立腺肥大症、前立腺癌が発症するこ
とも知られており、ジヒドロテストステロンの生成を抑
制または阻害することで、前立腺肥大症、前立腺癌を予
防および/または治療することができると考えられてお
り、テストステロン−5α−レダクターゼ阻害活性を示
す本発明にかかる生薬類は、前立腺肥大症、前立腺癌の
予防および/または治療剤としても有用である。
【0045】本発明にかかる生薬類は安全性が高いもの
であり、毛髪用剤、ニキビの予防および/または治療
剤、前立腺肥大症、前立腺癌の予防および/または治療
剤として使用するのに問題がない。
であり、毛髪用剤、ニキビの予防および/または治療
剤、前立腺肥大症、前立腺癌の予防および/または治療
剤として使用するのに問題がない。
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI A61K 7/48 A61K 7/48 C12N 9/99 C12N 9/99
Claims (3)
- 【請求項1】 拳参、山茱萸、半支蓮および楊梅皮から
なる群より選ばれる1種または2種以上の生薬類を含有
する毛髪用剤。 - 【請求項2】 拳参、山茱萸、半支蓮および楊梅皮から
なる群より選ばれる1種または2種以上の生薬類を含有
するテストステロン−5α−レダクターゼ阻害剤。 - 【請求項3】 拳参、山茱萸、半支蓮および楊梅皮から
なる群より選ばれる1種または2種以上の生薬類を含有
し、テストステロン−5α−レダクターゼ阻害作用を示
す化粧品または医薬品。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9119132A JPH10310530A (ja) | 1997-05-09 | 1997-05-09 | 毛髪用剤 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9119132A JPH10310530A (ja) | 1997-05-09 | 1997-05-09 | 毛髪用剤 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10310530A true JPH10310530A (ja) | 1998-11-24 |
Family
ID=14753738
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP9119132A Pending JPH10310530A (ja) | 1997-05-09 | 1997-05-09 | 毛髪用剤 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH10310530A (ja) |
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2007291069A (ja) * | 2006-03-31 | 2007-11-08 | Daiichi Sankyo Healthcare Co Ltd | 抗酸化剤および/または消炎鎮痛剤組成物 |
| JP2010065008A (ja) * | 2008-09-12 | 2010-03-25 | Maruzen Pharmaceut Co Ltd | 抗男性ホルモン剤、及び毛乳頭細胞増殖促進剤、並びに頭皮頭髪用外用剤 |
| US20110311655A1 (en) * | 2010-01-22 | 2011-12-22 | Dr. Valerie Ross | Further preparations of silk proteins, seed oils, monosaccharide, natural botanicals and polysaccharide mixtures in compositions for hair care or hair repair, and skin care and topical treatments |
| CN111096936A (zh) * | 2019-12-30 | 2020-05-05 | 柳州两面针股份有限公司 | 半枝莲提取物在制备口腔护理用品中的应用 |
| WO2021002547A1 (ko) * | 2019-07-02 | 2021-01-07 | 한국 한의학 연구원 | 반지련 추출물을 유효성분으로 포함하는 남성갱년기 증후군의 예방, 개선 또는 치료용 조성물 |
| JP2021518848A (ja) * | 2018-04-04 | 2021-08-05 | 劉▲ユエ▼劭Liu, Yue−Shao | 髪のボリュームを増やすための漢方薬組成物、その製造方法、及びその使用 |
-
1997
- 1997-05-09 JP JP9119132A patent/JPH10310530A/ja active Pending
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| US9023404B2 (en) * | 2010-01-22 | 2015-05-05 | Valerie Ross | Further preparations of silk proteins, seed oils, monosaccharide, natural botanicals and polysaccharide mixtures in compositions for hair care or hair repair, and skin care and topical treatments |
| US10456345B2 (en) | 2010-01-22 | 2019-10-29 | Valerie M. Ross | Further preparations of silk proteins, seed oils, monosaccharide, natural botanicals and polysaccharide mixtures in compositions for hair care or hair repair, and skin care and topical treatments |
| JP2021518848A (ja) * | 2018-04-04 | 2021-08-05 | 劉▲ユエ▼劭Liu, Yue−Shao | 髪のボリュームを増やすための漢方薬組成物、その製造方法、及びその使用 |
| WO2021002547A1 (ko) * | 2019-07-02 | 2021-01-07 | 한국 한의학 연구원 | 반지련 추출물을 유효성분으로 포함하는 남성갱년기 증후군의 예방, 개선 또는 치료용 조성물 |
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