JPH10311338A - ころ軸受用合成樹脂製保持器及びその製造方法 - Google Patents

ころ軸受用合成樹脂製保持器及びその製造方法

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JPH10311338A
JPH10311338A JP12073897A JP12073897A JPH10311338A JP H10311338 A JPH10311338 A JP H10311338A JP 12073897 A JP12073897 A JP 12073897A JP 12073897 A JP12073897 A JP 12073897A JP H10311338 A JPH10311338 A JP H10311338A
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JP
Japan
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synthetic resin
cage
glass fiber
roller bearing
reinforcing material
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Application number
JP12073897A
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English (en)
Inventor
Tadahiro Terada
忠弘 寺田
Shigetaka Ashida
重孝 芦田
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Koyo Seiko Co Ltd
Original Assignee
Koyo Seiko Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ガラス繊維等の強化材を用いた合成樹脂製保
持器であって、その強化材の効果を十分に発揮させ且つ
破損等の生じにくいころ軸受用合成樹脂製保持器を提供
する。 【解決手段】 ガラス繊維等の強化材を充填した合成樹
脂を金型に射出成形してころ軸受用合成樹脂製保持器を
製作するに際し、合成樹脂注入用金型のゲ−ト(G)
を、保持器のリング部(1a)と柱部(1b)との境界
近傍のリング部(1a)側のキャビティ内側に面する位
置に配置して射出成形する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、ころ軸受用合成
樹脂製保持器、特にガラス繊維等の強化材を充填した合
成樹脂を用いて射出成形して製作されるころ軸受用合成
樹脂製保持器とその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】ころ軸受用合成樹脂製保持器は、金型を
用いて射出成形により製作される。その場合、図3に示
すように、合成樹脂製保持器11の柱部11bの途中の
位置にゲ−トGが配置される。この場合の合成樹脂用金
型は、図4に示すように、内側の金型12と外側の金型
13との間に形成され、柱部となるキャビティ14の1
箇所(複数箇所の場合もある)に、通常は内側の金型1
2からゲ−トGを臨ませ、溶融状態の合成樹脂を注入し
て射出成形する。
【0003】近年、ころ軸受用合成樹脂製保持器の強度
を大きくするため合成樹脂の原料にガラス繊維等の強化
材を充填した合成樹脂を用いて射出成形することも多
い。即ち、ガラス繊維を溶融状態の合成樹脂と共に内側
の金型12のゲ−トGから注入すると、ゲ−トGから注
入されたガラス繊維が充填された合成樹脂は、前記キャ
ビティ14内を左右に分かれてほぼ等距離流動した位置
で合流し、その合流点でウェルドを形勢しやがて固まり
ガラス繊維で強化された合成樹脂製保持器が成形され
る。このような合成樹脂製保持器11は、各部に外部か
ら何らかの衝撃や力がかかっても内部はガラス繊維で補
強されているため衝撃に対して強くなりクラック等も発
生しにくくなる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】図5は、従来の強化繊
維(強化材)入りころ軸受用合成樹脂製保持器の柱部の
一部断面図であるが、上記するように、合成樹脂製保持
器11を射出成形により製作する場合、通常前記ゲ−ト
Gの位置は、内径側の柱部11bの途中に設ける。とこ
ろが、ガラス繊維等の強化材を充填した材料で成形した
このような合成樹脂製保持器11では、ガラス繊維2の
配向が内径側の面11cに対して垂直になるため、ゲ−
トG位置付近における補強効果が薄くなるという問題が
ある。また、他の柱の類似部分にはウェルドが形成され
るため、ころのスキュ−や進み遅れにより、柱部に力が
かかった時ゲ−ト部G若しくはウェルド部を起点として
破断が生じやすくなるという問題がある。
【0005】この発明は上記する課題に対処するために
なされたものであり、ガラス繊維等の強化材を用いた合
成樹脂製保持器であって、その強化材の効果を十分に発
揮させ且つ破損等の生じにくいころ軸受用合成樹脂製保
持器を提供することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】即ち、この発明は上記す
る課題を解決するために、ガラス繊維等の強化材を充
填した合成樹脂を金型に射出成形して成るころ軸受用合
成樹脂製保持器において、合成樹脂注入用金型のゲ−ト
を、保持器のリング部と柱部との境界近傍のリング部側
のキャビティ内側に面する位置に配置して射出成形した
ことを特徴とする。
【0007】また、ガラス繊維等の強化材を充填した
合成樹脂を金型に射出成形して成るころ軸受用合成樹脂
製保持器の製造方法において、合成樹脂注入用金型のゲ
−トを、保持器のリング部と柱部との境界近傍のリング
部側のキャビティ内側に面する位置に配置して射出成形
することを特徴とする。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、この発明の具体的実施の形
態について図面を参照しながら説明する。図1は、この
発明のころ軸受用合成樹脂製保持器(以下、合成樹脂製
保持器とする)1の全体斜視図である。図2(A)は、
この発明のころ軸受用合成樹脂製保持器の柱部の一部断
面平面図であり、図2(B)は内側正面図である。この
合成樹脂製保持器1は、ガラス繊維等の強化材のガラス
繊維2を充填した合成樹脂を金型に射出成形して製作す
る。この場合、金型に設ける合成樹脂注入用のゲ−トG
の位置は、保持器のリング部(環状部)1aと柱部1b
との境界近傍のリング1a側に設けてある。
【0009】即ち、合成樹脂製保持器1を射出成形する
際の金型のゲ−トGの位置は、図4に示す場合と同様に
内側の金型であって、保持器のリング部1aと柱部1b
との境界近傍のリング部1a側(リング部寄り)となる
キャビティ側面に設ける。こうして溶融状態のガラス繊
維充填の合成樹脂をゲ−トGから注入すると、ゲ−トG
から注入されたガラス繊維2等の強化材充填の合成樹脂
は、キャビティ内を左右に分かれて流動且つ合流し、や
がて固まりガラス繊維2で強化された合成樹脂製保持器
が成形される。この場合、図2(A)に示すように、前
記合成樹脂製保持器を構成するリング部1a側の柱部1
bとの境界近傍には、合成樹脂内の強化材の短いガラス
繊維2が保持器1の内側面1cに対して垂直方向に配向
された状態で固化する。
【0010】上記するように、内側金型に設けるゲ−ト
Gの位置を、リング部1aと柱部1bとの境界のキャビ
ティの端面に位置させ、合成樹脂内のガラス繊維7が、
柱部1bに対して直角方向の状態で固化しても、その位
置がリング1a側となるので柱部1bが破断しやすくな
ることはなくなる。また、柱部1bに何らかの衝撃や力
がかかっても柱部1bの変形により吸収することができ
る。
【0011】なお、前記合成樹脂製保持器1において、
合成樹脂注入用のゲ−トGの位置をリング部1aと柱部
1bの境界近傍であってリング部1aとなるキャビティ
の端面に設けても、他の柱部内で固化している合成樹脂
内のガラス繊維2は、柱部の縦方向になることはなく常
にこれらを補強する方向の状態で固化している。そして
前記金型に設けるゲ−トGは、1か所であっても3箇所
等複数箇所設けてもよい。また、このころ軸受用合成樹
脂製保持器とその製造方法は、円筒ころ軸受用保持器だ
けでなく円錐ころ軸受用保持器、針状ころ軸受用保持器
にも適用することができる。
【0012】上記実施の形態においては具体的な合成樹
脂として機械的強度の大きい合成樹脂、例えばナイロン
66等のポリアミド系樹脂に、ガラス繊維等の強化材を
充填したもの等が用いられる。強化繊維としては、ガラ
ス繊維,炭素繊維,繊維状珪灰石(ウォラストナイ
ト),炭化ケイ素繊維,ボロン繊維,アルミナ繊維,Si
-Ti-C-O 繊維,金属繊維(銅,鋼,ステンレス),芳香
族ポリアミド(アラミド)繊維,チタン酸カリウムウィ
スカ−,グラファイトウィスカ−,炭化ケイ素ウィスカ
−、窒化ケイ素ウィスカ−,アルミナウィスカ−等が挙
げられる。また、必要に応じてエラストマ−を添加した
ものを使用してもよい。なお、エラストマ−や強化繊維
の具体的配合割合については省略する。このエラストマ
−としては、天然ゴム或いはブタジエンゴム,イソプレ
ンゴム,スチレン−ブタジエン共重合ゴム,アクリロニ
トリル−ブタジエン共重合ゴム,クロロプレンゴム,エ
チレン−プロピレンゴム,エチレン−プロピレン−ジエ
ンゴム,エチレン−プロピレン−ブタジエン共重合ゴ
ム,エチレン−エチルアクリレ−ト共重合ゴム等の合成
ゴム、スチレン系、オレフィン系、ウレタン系、ポリエ
ステル系、ポリアミド系、ポリ塩化ビニル系等の熱可塑
性エラストマ−等があげられる。
【0013】
【発明の効果】以上詳述したように、この発明のころ軸
受用合成樹脂製保持器によれば、強度的に大きくなり、
軸受の回転中柱部にころ側から何らかの理由で衝撃や荷
重がかかっても保持器の破損を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の合成樹脂製保持器の全体斜視図であ
る。
【図2】図2(A)は、この発明の合成樹脂製保持器の
柱部の一部断面平面図であり、図2(B)は内側正面図
である。
【図3】従来のころ軸受用合成樹脂製保持器の一部斜視
図である。
【図4】従来の合成樹脂製保持器を射出成形する際の金
型の一部断面図を示す。
【図5】従来の合成樹脂製保持器の柱部の側面図であっ
て、強化繊維の配向状態を示す図である。
【符号の説明】
1 合成樹脂製保持器 1a 合成樹脂製保持器リング部 1b 柱部 2 ガラス繊維 G 合成樹脂注入用ゲ−ト

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ガラス繊維等の強化材を充填した合成樹
    脂を金型に射出成形して成るころ軸受用合成樹脂製保持
    器において、合成樹脂注入用金型のゲ−トを、保持器の
    リング部と柱部との境界近傍のリング部側のキャビティ
    内側に面する位置に配置して射出成形したことを特徴と
    するころ軸受用合成樹脂製保持器。
  2. 【請求項2】 ガラス繊維等の強化材を充填した合成樹
    脂を金型に射出成形して成るころ軸受用合成樹脂製保持
    器の製造方法において、合成樹脂注入用金型のゲ−ト
    を、保持器のリング部と柱部との境界近傍のリング部側
    のキャビティ内側に面する位置に配置して射出成形する
    ことを特徴とするころ軸受用合成樹脂製保持器の製造方
    法。
JP12073897A 1997-05-12 1997-05-12 ころ軸受用合成樹脂製保持器及びその製造方法 Pending JPH10311338A (ja)

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JP12073897A JPH10311338A (ja) 1997-05-12 1997-05-12 ころ軸受用合成樹脂製保持器及びその製造方法

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007078118A (ja) * 2005-09-15 2007-03-29 Ntn Corp 樹脂保持器並びに樹脂保持器金型および樹脂保持器の製造方法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2007078118A (ja) * 2005-09-15 2007-03-29 Ntn Corp 樹脂保持器並びに樹脂保持器金型および樹脂保持器の製造方法

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