JPH10311351A - 電磁クラッチ用コア - Google Patents
電磁クラッチ用コアInfo
- Publication number
- JPH10311351A JPH10311351A JP9122671A JP12267197A JPH10311351A JP H10311351 A JPH10311351 A JP H10311351A JP 9122671 A JP9122671 A JP 9122671A JP 12267197 A JP12267197 A JP 12267197A JP H10311351 A JPH10311351 A JP H10311351A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- bottom plate
- core member
- peripheral wall
- outer peripheral
- press
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Mechanical Operated Clutches (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 外コア部材の外周壁の内径が上から下までほ
ぼ均一であるため、同外周壁の内側に内コア部材を圧入
するときに、内コア部材が外周壁の内周面の上から下ま
で密に接触し、内コア部材を圧入しにくい。 【解決手段】 外コア部材3の外周壁1の上部50の内
径を、内コア部材6の第2底板5の圧入時に第2底板5
の外周面5aが密に接触しない大きさとし、同外周壁1
の下部51の内径を、同圧入時に第2底板5の外周面5
aが密に接触する大きさにした。外コア部材3と内コア
部材6の夫々を金属板をプレス加工して成形した。圧入
して重ね合せた外コア部材3の第1底板2と内コア部材
6の第2底板5とを他の固定手段で固定した。
ぼ均一であるため、同外周壁の内側に内コア部材を圧入
するときに、内コア部材が外周壁の内周面の上から下ま
で密に接触し、内コア部材を圧入しにくい。 【解決手段】 外コア部材3の外周壁1の上部50の内
径を、内コア部材6の第2底板5の圧入時に第2底板5
の外周面5aが密に接触しない大きさとし、同外周壁1
の下部51の内径を、同圧入時に第2底板5の外周面5
aが密に接触する大きさにした。外コア部材3と内コア
部材6の夫々を金属板をプレス加工して成形した。圧入
して重ね合せた外コア部材3の第1底板2と内コア部材
6の第2底板5とを他の固定手段で固定した。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は自動車とか産業用機
械器具等に使用される電磁クラッチ用コアに関するもの
である。
械器具等に使用される電磁クラッチ用コアに関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】電磁クラッチは各種機械において動力を
断続可能に伝達するものとして使用されており、例えば
自動車のエアコン用コンプレッサー、自動車の自動変速
機において使用されている。
断続可能に伝達するものとして使用されており、例えば
自動車のエアコン用コンプレッサー、自動車の自動変速
機において使用されている。
【0003】自動車用エアコンのコンプレッサに使用さ
れている従来の電磁クラッチは、図8に示すようにリン
グ状に巻かれた電磁コイル7と、それを収容するリング
溝状のコイル収容部8(図7、図8)が形成された円形
のコア20と、同コア20の外周面とコイル収容部8の
開口面を略覆うような形状ではあるがコア20とは非接
触なるように配置された回転自在なロータ11(図8)
と、同ロータ11の摩擦面12に近接して配置された回
転自在なアマチュア13(図8)を備えている。この電
磁クラッチでは前記ロータ11の回転中に電磁コイル7
に電流を流すとロータ11が励磁され、それに近接する
アマチュア13がロータ11の摩擦面12に吸引されて
接触し、ロータ11と共にアマチュア13が回転する。
電磁コイル7への給電を停止するとロータ11の励磁が
解除され、それまでロータ11に吸引されていたアマチ
ュア13が引戻し体18によりロータ11から離されて
アマチュア13の回転が停止する。即ち、電磁コイル7
への給電のON/OFFでロータ11の回転がアマチュ
ア13に断続して伝達されるようにしてある。
れている従来の電磁クラッチは、図8に示すようにリン
グ状に巻かれた電磁コイル7と、それを収容するリング
溝状のコイル収容部8(図7、図8)が形成された円形
のコア20と、同コア20の外周面とコイル収容部8の
開口面を略覆うような形状ではあるがコア20とは非接
触なるように配置された回転自在なロータ11(図8)
と、同ロータ11の摩擦面12に近接して配置された回
転自在なアマチュア13(図8)を備えている。この電
磁クラッチでは前記ロータ11の回転中に電磁コイル7
に電流を流すとロータ11が励磁され、それに近接する
アマチュア13がロータ11の摩擦面12に吸引されて
接触し、ロータ11と共にアマチュア13が回転する。
電磁コイル7への給電を停止するとロータ11の励磁が
解除され、それまでロータ11に吸引されていたアマチ
ュア13が引戻し体18によりロータ11から離されて
アマチュア13の回転が停止する。即ち、電磁コイル7
への給電のON/OFFでロータ11の回転がアマチュ
ア13に断続して伝達されるようにしてある。
【0004】図8の電磁クラッチでは、ロータ11の外
周にプーリ14が取り付けられ、同プーリ14がエンジ
ン(図示されていない)と繋るVベルト15で回転され
るようになっており、一方、アマチュア13はコンプレ
ッサ16の回転軸17に連結されており、アマチュア1
3が回転されるとコンプレッサ16の回転軸17が駆動
されるようになっている。また電磁コイル7への給電は
エアコンのコントローラ(図示されていない)によりO
N/OFF制御されるようになっており、エンジンが始
動されてロータ11が回転している状態でエアコンのス
イッチが入ると、コントローラから電磁コイル7に電流
が流れてコンプレッサ16の回転軸17が駆動される。
また、エアコン動作中でもコントローラが車内の温度に
応じて電磁コイル7への給電をON/OFF制御すると
それに応じてコンプレッサ16の回転軸17が断続的に
回転、停止して、車内に吹き出される空気の温度が所定
温度に保持されるようになっている。
周にプーリ14が取り付けられ、同プーリ14がエンジ
ン(図示されていない)と繋るVベルト15で回転され
るようになっており、一方、アマチュア13はコンプレ
ッサ16の回転軸17に連結されており、アマチュア1
3が回転されるとコンプレッサ16の回転軸17が駆動
されるようになっている。また電磁コイル7への給電は
エアコンのコントローラ(図示されていない)によりO
N/OFF制御されるようになっており、エンジンが始
動されてロータ11が回転している状態でエアコンのス
イッチが入ると、コントローラから電磁コイル7に電流
が流れてコンプレッサ16の回転軸17が駆動される。
また、エアコン動作中でもコントローラが車内の温度に
応じて電磁コイル7への給電をON/OFF制御すると
それに応じてコンプレッサ16の回転軸17が断続的に
回転、停止して、車内に吹き出される空気の温度が所定
温度に保持されるようになっている。
【0005】図8の電磁クラッチに使用されるコア20
は従来は図9(a)〜(g)に示すような製造工程で造
られていた。 1.図9(a)に示すように肉厚のリング状の鋼鈑21
を用意する。この鋼鈑21はボンデ処理(ボンデライト
処理)が施されており、プレス加工時の加工性が高めら
れている。 2.前記鋼鈑21を冷間鍛造によるプレス加工にて図9
(b)、(c)のようなリング溝状のコイル収容部8
と、他の部材(図7のロータ11の内壁11a、ベアリ
ング19等)を収容可能な収容空間部9が形成された円
形のコア20を成形する。 3.前記コア20を焼鈍処理(焼きなまし処理)して、
プレス後のコア20に残された残留歪みを低減する。 4.図9(d)のようにコア20の開口端面22を切削
して平滑にし、同コア20に対向して配置されるロータ
11(図8)との間の間隔が狭くてもロータ11と接触
しないようにする。これでコア20が完成される。 5.通常、コア20は、それをコンプレッサ16に取付
けるための取付け金具(通常、フランジと呼ばれてい
る)10が取り付けられた図7のコア・アセンブリーの
状態で流通するようになっている。このため、この場合
は図9(e)、(f)のようにコア20の裏側に別に冷
間鍛造でプレス成形したフランジ10を熔接により取り
付ける。このフランジ10にはコンプレッサ16に螺子
止めするための螺子穴10aや、取付け時に位置決めす
るための突子10bが設けられている。 6.通常、前記コア・アセンブリーには図9(g)のよ
うに、コア20のコイル収容部8内に電磁コイル7がセ
ットされている。
は従来は図9(a)〜(g)に示すような製造工程で造
られていた。 1.図9(a)に示すように肉厚のリング状の鋼鈑21
を用意する。この鋼鈑21はボンデ処理(ボンデライト
処理)が施されており、プレス加工時の加工性が高めら
れている。 2.前記鋼鈑21を冷間鍛造によるプレス加工にて図9
(b)、(c)のようなリング溝状のコイル収容部8
と、他の部材(図7のロータ11の内壁11a、ベアリ
ング19等)を収容可能な収容空間部9が形成された円
形のコア20を成形する。 3.前記コア20を焼鈍処理(焼きなまし処理)して、
プレス後のコア20に残された残留歪みを低減する。 4.図9(d)のようにコア20の開口端面22を切削
して平滑にし、同コア20に対向して配置されるロータ
11(図8)との間の間隔が狭くてもロータ11と接触
しないようにする。これでコア20が完成される。 5.通常、コア20は、それをコンプレッサ16に取付
けるための取付け金具(通常、フランジと呼ばれてい
る)10が取り付けられた図7のコア・アセンブリーの
状態で流通するようになっている。このため、この場合
は図9(e)、(f)のようにコア20の裏側に別に冷
間鍛造でプレス成形したフランジ10を熔接により取り
付ける。このフランジ10にはコンプレッサ16に螺子
止めするための螺子穴10aや、取付け時に位置決めす
るための突子10bが設けられている。 6.通常、前記コア・アセンブリーには図9(g)のよ
うに、コア20のコイル収容部8内に電磁コイル7がセ
ットされている。
【0006】図9に示したコア製造方法では、円形の鋼
鈑21を一回の冷間鍛造によるプレスで断面略U字形の
コイル収容部8を形成しなければならないため、コア2
0の製作には深い絞り込みのプレスが必要であった。し
かし、そのためには深い絞り込みを行なうためにボンデ
処理が必要になり、絞り込みを行なった後にコア20に
大きな歪みが蓄積されて残るため、その歪みを解消、或
いは低減するための焼鈍処理(焼きなまし処理)が必要
であった。このようなことからコア20の製造に時間が
かかり、コア20がコスト高になるという問題があっ
た。
鈑21を一回の冷間鍛造によるプレスで断面略U字形の
コイル収容部8を形成しなければならないため、コア2
0の製作には深い絞り込みのプレスが必要であった。し
かし、そのためには深い絞り込みを行なうためにボンデ
処理が必要になり、絞り込みを行なった後にコア20に
大きな歪みが蓄積されて残るため、その歪みを解消、或
いは低減するための焼鈍処理(焼きなまし処理)が必要
であった。このようなことからコア20の製造に時間が
かかり、コア20がコスト高になるという問題があっ
た。
【0007】このような課題を解決するために本件出願
人は、先に図6に示す様な電磁クラッチ用コアを開発
し、特許出願(特願平7−270455号)をした。こ
のコアは図6(c)(d)に示すように、リング状の外
周壁1の内側にリング状の第1底板2が一体に突設され
た外コア部材3の外周壁1の内側に、図6(a)(b)
に示す様に、リング状の内周壁4の外側にリング状の第
2底板5が一体に突設された内コア部材6を図6(e)
に示す様に圧入して、外周壁1と内周壁4とが対向し且
つ第1底板2と第2底板5が重ね合さるように組合わせ
て、外周壁1と内周壁4と、重ね合わせた第1底板2及
び第2底板5とに囲まれたリング溝状のコイル収容部8
を形成し、そのコイル収容部8に電磁コイル7を収容可
能とし、内周壁4の内側に他の部材、例えば図8に示す
ようなロータ11の内壁11a、ベアリング19等を収
容可能な収容空間部9が形成されているものである。
人は、先に図6に示す様な電磁クラッチ用コアを開発
し、特許出願(特願平7−270455号)をした。こ
のコアは図6(c)(d)に示すように、リング状の外
周壁1の内側にリング状の第1底板2が一体に突設され
た外コア部材3の外周壁1の内側に、図6(a)(b)
に示す様に、リング状の内周壁4の外側にリング状の第
2底板5が一体に突設された内コア部材6を図6(e)
に示す様に圧入して、外周壁1と内周壁4とが対向し且
つ第1底板2と第2底板5が重ね合さるように組合わせ
て、外周壁1と内周壁4と、重ね合わせた第1底板2及
び第2底板5とに囲まれたリング溝状のコイル収容部8
を形成し、そのコイル収容部8に電磁コイル7を収容可
能とし、内周壁4の内側に他の部材、例えば図8に示す
ようなロータ11の内壁11a、ベアリング19等を収
容可能な収容空間部9が形成されているものである。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】この電磁クラッチ用コ
アでは外コア部材3の筒状の外周壁1の上方が、成形時
の抜き勾配の分だけ外側広がり(逆テーパ)になってい
るが、その外側広がりは成形時の型が抜けるだけの僅か
なものであるため、外周壁1の内周面は上から下までほ
ぼ垂直(ストレート)に近い。そのため外コア部材3の
外周壁1の内側に内コア部材6を圧入するときに、内コ
ア部材6のリング状の第2底板5の外周面5aが外コア
部材3の外周壁1の内周面1dの上から下まで密に接触
してしまう。このため圧入時に密に接触する距離が長く
なり、内コア部材6を圧入しにくいという課題があっ
た。
アでは外コア部材3の筒状の外周壁1の上方が、成形時
の抜き勾配の分だけ外側広がり(逆テーパ)になってい
るが、その外側広がりは成形時の型が抜けるだけの僅か
なものであるため、外周壁1の内周面は上から下までほ
ぼ垂直(ストレート)に近い。そのため外コア部材3の
外周壁1の内側に内コア部材6を圧入するときに、内コ
ア部材6のリング状の第2底板5の外周面5aが外コア
部材3の外周壁1の内周面1dの上から下まで密に接触
してしまう。このため圧入時に密に接触する距離が長く
なり、内コア部材6を圧入しにくいという課題があっ
た。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は前記課題を解決
し、圧入の容易な電磁クラッチ用コアを提供することを
目的とする。
し、圧入の容易な電磁クラッチ用コアを提供することを
目的とする。
【0010】本発明の第1の電磁クラッチ用コアは図1
(c)(d)の様に筒状の外周壁1の底部内側にリング
状の第1底板2が設けられた外コア部材3の内側に、図
1(a)(b)の様に筒状の内周壁4の底部外側にリン
グ状の第2底板5が設けられた内コア部材6を、図1
(e)の様に外周壁1とその内側の内周壁4とが対向し
且つ第1底板2と第2底板5とが重ね合さるように圧入
してなる電磁クラッチ用コアであり、前記外周壁1の上
部50の内周面1aは第2底板5の圧入時に第2底板5
の外周面5aが密に接触しない大きさに形成され、同外
周壁1の下部51の内周面1bは第2底板5の圧入時に
その外周面5aが密に接触する大きさに形成されてなる
ものである。
(c)(d)の様に筒状の外周壁1の底部内側にリング
状の第1底板2が設けられた外コア部材3の内側に、図
1(a)(b)の様に筒状の内周壁4の底部外側にリン
グ状の第2底板5が設けられた内コア部材6を、図1
(e)の様に外周壁1とその内側の内周壁4とが対向し
且つ第1底板2と第2底板5とが重ね合さるように圧入
してなる電磁クラッチ用コアであり、前記外周壁1の上
部50の内周面1aは第2底板5の圧入時に第2底板5
の外周面5aが密に接触しない大きさに形成され、同外
周壁1の下部51の内周面1bは第2底板5の圧入時に
その外周面5aが密に接触する大きさに形成されてなる
ものである。
【0011】本発明の第2の電磁クラッチ用コアは図2
(c)(d)の様に、筒状の外周壁1の内側に第1底板
2が設けられ、その内側にフランジ10が設けられてな
る外コア部材3の内側に、図2(a)(b)の様に筒状
の内周壁4の外側にリング状の第2底板5が設けられた
筒状の内コア部材6を、図2(e)の様に外周壁1とそ
の内側の内周壁4とが対向し且つ第1底板2と第2底板
5とが重ね合さるように圧入してなる電磁クラッチ用コ
アであり、前記外周壁1の上部50の内周面1aは第2
底板5の圧入時に第2底板5の外周面5aが密に接触し
ない大きさに形成され、同外周壁1の下部51の内周面
1bは第2底板5の圧入時にその外周面5aが密に接触
して圧入する大きさに形成されてなるものである。
(c)(d)の様に、筒状の外周壁1の内側に第1底板
2が設けられ、その内側にフランジ10が設けられてな
る外コア部材3の内側に、図2(a)(b)の様に筒状
の内周壁4の外側にリング状の第2底板5が設けられた
筒状の内コア部材6を、図2(e)の様に外周壁1とそ
の内側の内周壁4とが対向し且つ第1底板2と第2底板
5とが重ね合さるように圧入してなる電磁クラッチ用コ
アであり、前記外周壁1の上部50の内周面1aは第2
底板5の圧入時に第2底板5の外周面5aが密に接触し
ない大きさに形成され、同外周壁1の下部51の内周面
1bは第2底板5の圧入時にその外周面5aが密に接触
して圧入する大きさに形成されてなるものである。
【0012】本発明の第3の電磁クラッチ用コアは、前
記電磁クラッチ用コアの外コア部材3と内コア部材6
を、金属板をプレス加工して成形したものである。
記電磁クラッチ用コアの外コア部材3と内コア部材6
を、金属板をプレス加工して成形したものである。
【0013】本発明の第4の電磁クラッチ用コアは、前
記電磁クラッチ用コアにおいて、圧入して重ね合せた外
コア部材3の第1底板2と内コア部材6の第2底板5と
を任意の固定手段により固定したものである。
記電磁クラッチ用コアにおいて、圧入して重ね合せた外
コア部材3の第1底板2と内コア部材6の第2底板5と
を任意の固定手段により固定したものである。
【0014】
【発明の実施の形態1】この実施の形態の電磁クラッチ
用コアは、自動車用エアコンのコンプレッサに使用され
るものであり、図1(a)(b)の内コア部材6を、図
1(c)(d)の外コア部材3の内側に、図1(e)に
示すように圧入して組み立ててなるものである。その内
コア部材6は外コア部材3の筒状の外周壁1よりも外径
を小さくした筒状の内周壁4が形成されており、この内
周壁4は内側に先細になるように抜き勾配が付けられて
おり、同内周壁4の下端外側全周にリング状の第2底板
5を形成してある。
用コアは、自動車用エアコンのコンプレッサに使用され
るものであり、図1(a)(b)の内コア部材6を、図
1(c)(d)の外コア部材3の内側に、図1(e)に
示すように圧入して組み立ててなるものである。その内
コア部材6は外コア部材3の筒状の外周壁1よりも外径
を小さくした筒状の内周壁4が形成されており、この内
周壁4は内側に先細になるように抜き勾配が付けられて
おり、同内周壁4の下端外側全周にリング状の第2底板
5を形成してある。
【0015】外コア部材3は外周壁1(図1c、d)の
下端内側全周にリング状の第1底板2を形成してある。
外周壁1は上部50を上方に向けて次第に、図1(d)
の第1底板2に対する垂線OーOより外側に広がる外開
きに形成して、同上部50の内周面1aの内径を第2底
板5の圧入時にその外周面5aが同内周面1aに密接し
ない大きさにしてある。また、外周壁1の下部51は縦
方向に垂直又はほぼ垂直(型の抜き勾配分だけ僅かに上
方に向けて外側広がりの逆テーパになっている)にし
て、同下部51の内周面1bの内径を、第2底板5の圧
入時にその外周面5aが同内周面1aに密接する大きさ
にしてある。このような構造にすることにより、図1
(e)の様に外コア部材3の外周壁1の内側に内コア部
材6を圧入するときに、第2底板5の外周面5aは途中
までは外周壁1の上部50の内周面1aに密に接触せず
にスムースに押込まれ、外周壁1の下部51に差し掛か
るとその内周面1bに第2底板5の外周面5aが密に接
触して圧入固定されるようにしてある。垂直又はほぼ垂
直である前記の下部51の深さL(図1f)は、第2底
板5の厚さの1〜1.5倍にすると第2底板5を圧入し
易く且つ確実に固定できるが、それよりも深くても浅く
てもよい。また、第2底板5の圧入固定により外周壁1
とその内側の内周壁4とが対向し、第1底板2の内側
(上)に第2底板5が重ね合わされて、外周壁1と、内
周壁4と、重ね合わされた第1底板2及び第2底板5と
により囲まれたコイル収容部8が形成されるようにして
ある。コイル収容部8は断面形状がほぼU字形の溝状で
あり、しかも外周壁1と内周壁4との全周に囲まれてリ
ング状に形成されて、ドーナツ形状の電磁コイル7を収
容可能としてある。また、図1(e)の様に内周壁4の
内側に収容空間部9が形成されて、そこに他の部材、例
えば図7に示すロータ11の内壁11a、ベアリング1
9等を収容できるようにしてある。
下端内側全周にリング状の第1底板2を形成してある。
外周壁1は上部50を上方に向けて次第に、図1(d)
の第1底板2に対する垂線OーOより外側に広がる外開
きに形成して、同上部50の内周面1aの内径を第2底
板5の圧入時にその外周面5aが同内周面1aに密接し
ない大きさにしてある。また、外周壁1の下部51は縦
方向に垂直又はほぼ垂直(型の抜き勾配分だけ僅かに上
方に向けて外側広がりの逆テーパになっている)にし
て、同下部51の内周面1bの内径を、第2底板5の圧
入時にその外周面5aが同内周面1aに密接する大きさ
にしてある。このような構造にすることにより、図1
(e)の様に外コア部材3の外周壁1の内側に内コア部
材6を圧入するときに、第2底板5の外周面5aは途中
までは外周壁1の上部50の内周面1aに密に接触せず
にスムースに押込まれ、外周壁1の下部51に差し掛か
るとその内周面1bに第2底板5の外周面5aが密に接
触して圧入固定されるようにしてある。垂直又はほぼ垂
直である前記の下部51の深さL(図1f)は、第2底
板5の厚さの1〜1.5倍にすると第2底板5を圧入し
易く且つ確実に固定できるが、それよりも深くても浅く
てもよい。また、第2底板5の圧入固定により外周壁1
とその内側の内周壁4とが対向し、第1底板2の内側
(上)に第2底板5が重ね合わされて、外周壁1と、内
周壁4と、重ね合わされた第1底板2及び第2底板5と
により囲まれたコイル収容部8が形成されるようにして
ある。コイル収容部8は断面形状がほぼU字形の溝状で
あり、しかも外周壁1と内周壁4との全周に囲まれてリ
ング状に形成されて、ドーナツ形状の電磁コイル7を収
容可能としてある。また、図1(e)の様に内周壁4の
内側に収容空間部9が形成されて、そこに他の部材、例
えば図7に示すロータ11の内壁11a、ベアリング1
9等を収容できるようにしてある。
【0016】
【発明の実施の形態2】この実施の形態の電磁クラッチ
用コアは図2(a)(b)の内コア部材6を、図2
(c)(d)の外コア部材3の内側に、図2(e)の様
に圧入して組み立ててたものである。図2(a)(b)
の内コア部材6は図1(a)(b)の内コア部材6と同
じ形状である。
用コアは図2(a)(b)の内コア部材6を、図2
(c)(d)の外コア部材3の内側に、図2(e)の様
に圧入して組み立ててたものである。図2(a)(b)
の内コア部材6は図1(a)(b)の内コア部材6と同
じ形状である。
【0017】図2(c)(d)の外コア部材3は外周壁
1の下端内側全周に円板22を一体に形成してある。こ
の円板22は第1底板2の内側にフランジ10が一体に
形成され、フランジ10の中央部に通孔21が開口され
たものである。外周壁1は上部50を上方に向けて次第
に外側広がりに形成して、同上部50の内周面1aの内
径を、第2底板5の圧入時にその外周面5aが内周面1
aに密に接触しない大きさに形成し、同外周壁1の下部
51は縦方向に垂直又はほぼ垂直(型の抜き勾配分だけ
僅かに外側広がりの逆テーパになっている)にして、同
下部51の内周面1bの内径を、第2底板5の圧入時に
その外周面5aが内周面1bに密に接触する大きさにし
てある。このような構造にすることにより、図2(e)
に示されるように外コア部材3の外周壁1の内側に内コ
ア部材6を圧入するときに、第2底板5の外周面5aは
途中までは外周壁1の上部50の内周面1aに密に接触
せずにスムースに押込まれ、外周壁1の下部51に差し
掛かるとその内周面1bに第2底板5の外周面5aが密
に接触して圧入固定されるようにしてある。この圧入固
定により外周壁1とその内側の内周壁4とが対向し、第
1底板2の内側(上)に第2底板5が重ね合わされて、
外周壁1と、内周壁4と、重ね合わされた第1底板2及
び第2底板5とにより囲まれたコイル収容部8が形成さ
れる。コイル収容部8は断面形状がほぼU字形の溝状で
あり、しかも外周壁1と内周壁4との全周に囲まれてリ
ング状に形成されて、ドーナツ形状の電磁コイル7を収
容可能としてある。また、図2(e)に示されるように
内周壁4の内側に収容空間部9が形成されて、そこに他
の部材、例えば図5に示すロータ11の内壁11a、ベ
アリング19等を収容できるようにしてある。
1の下端内側全周に円板22を一体に形成してある。こ
の円板22は第1底板2の内側にフランジ10が一体に
形成され、フランジ10の中央部に通孔21が開口され
たものである。外周壁1は上部50を上方に向けて次第
に外側広がりに形成して、同上部50の内周面1aの内
径を、第2底板5の圧入時にその外周面5aが内周面1
aに密に接触しない大きさに形成し、同外周壁1の下部
51は縦方向に垂直又はほぼ垂直(型の抜き勾配分だけ
僅かに外側広がりの逆テーパになっている)にして、同
下部51の内周面1bの内径を、第2底板5の圧入時に
その外周面5aが内周面1bに密に接触する大きさにし
てある。このような構造にすることにより、図2(e)
に示されるように外コア部材3の外周壁1の内側に内コ
ア部材6を圧入するときに、第2底板5の外周面5aは
途中までは外周壁1の上部50の内周面1aに密に接触
せずにスムースに押込まれ、外周壁1の下部51に差し
掛かるとその内周面1bに第2底板5の外周面5aが密
に接触して圧入固定されるようにしてある。この圧入固
定により外周壁1とその内側の内周壁4とが対向し、第
1底板2の内側(上)に第2底板5が重ね合わされて、
外周壁1と、内周壁4と、重ね合わされた第1底板2及
び第2底板5とにより囲まれたコイル収容部8が形成さ
れる。コイル収容部8は断面形状がほぼU字形の溝状で
あり、しかも外周壁1と内周壁4との全周に囲まれてリ
ング状に形成されて、ドーナツ形状の電磁コイル7を収
容可能としてある。また、図2(e)に示されるように
内周壁4の内側に収容空間部9が形成されて、そこに他
の部材、例えば図5に示すロータ11の内壁11a、ベ
アリング19等を収容できるようにしてある。
【0018】
【発明の実施の形態3】図1及び図2(c)(d)の外
コア部材3の筒状の外周壁1と、図1及び図2(a)
(b)の内コア部材6の筒状の内周壁4の肉厚は下から
上まで、また、全周に渡って均一であるが、磁気コイル
7(図8)から発生される磁気が第1底板2及び第2底
板5内を通過し易くするために、外周壁1及び内周壁4
よりも第1底板2、第2底板5を肉厚にしてもよい。い
ずれの場合も、第1底板2の肉厚と第2底板5の肉厚を
合計した肉厚が5mm以上となるようにするのが磁気の
通過の面から望ましい。第1底板2、第2底板5の肉厚
を厚くするためにはプレス加工する金属板として板厚の
厚いものを使用することも考えられるが、この実施の形
態3では外コア部材3の第1底板2(図3b、c)、内
コア部材6の第2底板5(図3a)の夫々をプレスして
絞り込んで上方に突出する凸部30を形成し、両凸部3
0を加圧により潰して第1底板2、第2底板5を肉厚に
成形する様にしたものである。この場合の凸部30の加
圧は、例えば、内コア部材6を外コア部材3の内側に圧
入する前に行なうのが作業面から好ましい。凸部30は
外コア部材3の第1底板2と内コア部材6の第2底板5
のいずれか一方に形成するようにしてもよい。
コア部材3の筒状の外周壁1と、図1及び図2(a)
(b)の内コア部材6の筒状の内周壁4の肉厚は下から
上まで、また、全周に渡って均一であるが、磁気コイル
7(図8)から発生される磁気が第1底板2及び第2底
板5内を通過し易くするために、外周壁1及び内周壁4
よりも第1底板2、第2底板5を肉厚にしてもよい。い
ずれの場合も、第1底板2の肉厚と第2底板5の肉厚を
合計した肉厚が5mm以上となるようにするのが磁気の
通過の面から望ましい。第1底板2、第2底板5の肉厚
を厚くするためにはプレス加工する金属板として板厚の
厚いものを使用することも考えられるが、この実施の形
態3では外コア部材3の第1底板2(図3b、c)、内
コア部材6の第2底板5(図3a)の夫々をプレスして
絞り込んで上方に突出する凸部30を形成し、両凸部3
0を加圧により潰して第1底板2、第2底板5を肉厚に
成形する様にしたものである。この場合の凸部30の加
圧は、例えば、内コア部材6を外コア部材3の内側に圧
入する前に行なうのが作業面から好ましい。凸部30は
外コア部材3の第1底板2と内コア部材6の第2底板5
のいずれか一方に形成するようにしてもよい。
【0019】
【発明の実施の形態4】図4(a、b)に示すものは内
コア部材6であり、図4(a)の様に第2底板5の上面
に上方に突出する突子31を図4(b)の様に第2底板
5の周方向に間隔をあけて複数個設け、この内コア部材
6を外コア部材3の内側に圧入し、その圧入前又は圧入
時又は圧入後に突子31を加圧して潰し、突子31が潰
れた分だけ第2底板5が外側(図4aの左側:外コア部
材3の下部51の内周面1b側)に延びて、第2底板5
の外周面5aと外コア部材3の下部51の内周面1bと
の密着が深まり、両底板2、5の圧入固定が確実になる
と共に、両底板2、5を通る磁気の流れが一層密になる
ようにしたものである。
コア部材6であり、図4(a)の様に第2底板5の上面
に上方に突出する突子31を図4(b)の様に第2底板
5の周方向に間隔をあけて複数個設け、この内コア部材
6を外コア部材3の内側に圧入し、その圧入前又は圧入
時又は圧入後に突子31を加圧して潰し、突子31が潰
れた分だけ第2底板5が外側(図4aの左側:外コア部
材3の下部51の内周面1b側)に延びて、第2底板5
の外周面5aと外コア部材3の下部51の内周面1bと
の密着が深まり、両底板2、5の圧入固定が確実になる
と共に、両底板2、5を通る磁気の流れが一層密になる
ようにしたものである。
【0020】
【発明の実施の形態5】図5(a)に示すものは内コア
部材6であり、これは第2底板5の底面に下方に突出す
る突子31をその周方向に間隔をあけて複数個設け、こ
の内コア部材6を外コア部材3の内側に圧入し、その圧
入時又は圧入後に第2底板5を加圧して突子31を潰
し、突子31が潰れた分だけ第2底板5が外側(図5a
の左側:外コア部材3の下部51の内周面1b側)に延
びて、第2底板5の外周面5aと外コア部材3の下部5
1の内周面1bとの密着が深まると共に、第2底板5と
第1底板2との密着も深まって、両底板2、5の圧入固
定が確実になると共に、両底板2、5を通る磁気の流れ
が一層密になるようにしたものである。
部材6であり、これは第2底板5の底面に下方に突出す
る突子31をその周方向に間隔をあけて複数個設け、こ
の内コア部材6を外コア部材3の内側に圧入し、その圧
入時又は圧入後に第2底板5を加圧して突子31を潰
し、突子31が潰れた分だけ第2底板5が外側(図5a
の左側:外コア部材3の下部51の内周面1b側)に延
びて、第2底板5の外周面5aと外コア部材3の下部5
1の内周面1bとの密着が深まると共に、第2底板5と
第1底板2との密着も深まって、両底板2、5の圧入固
定が確実になると共に、両底板2、5を通る磁気の流れ
が一層密になるようにしたものである。
【0021】
【発明の実施の形態6】図5(b)に示すものは内コア
部材6であり、これは第2底板5の底面に下方に突出す
る突部32を2列にして且つ周方向に間隔をあけて複数
個設け、その側に内コア部材6を外コア部材3の内側に
圧入し、その圧入時又は圧入後に第2底板5を加圧して
両列の突子32を潰し、両突子32が潰れた分だけ第2
底板5が外側(図5bの左側:外コア部材3の下部51
の内周面1b側)に延びて、第2底板5の外周面5aと
外コア部材3の下部51の内周面1bとの密着が深ま
り、第2底板5と第1底板2との密着も深まって、両底
板2、5の圧入固定が確実になると共に、両底板2、5
を通る磁気の流れが一層密になるようにしたものであ
る。
部材6であり、これは第2底板5の底面に下方に突出す
る突部32を2列にして且つ周方向に間隔をあけて複数
個設け、その側に内コア部材6を外コア部材3の内側に
圧入し、その圧入時又は圧入後に第2底板5を加圧して
両列の突子32を潰し、両突子32が潰れた分だけ第2
底板5が外側(図5bの左側:外コア部材3の下部51
の内周面1b側)に延びて、第2底板5の外周面5aと
外コア部材3の下部51の内周面1bとの密着が深ま
り、第2底板5と第1底板2との密着も深まって、両底
板2、5の圧入固定が確実になると共に、両底板2、5
を通る磁気の流れが一層密になるようにしたものであ
る。
【0022】
【発明の実施の形態7】図5(c)に示すものも内コア
部材6であり、これは第2底板5の底面に円弧状の窪み
33をその周方向に間隔をあけて複数個設け、外コア部
材3の第1底板2の上面に上方に突出する突子34を第
1底板2の周方向に間隔をあけて複数個設け、この側に
内コア部材6を外コア部材3の内側に圧入するときに窪
み33に突子34を位置合わせして両者を密に嵌合さ
せ、第2底板5と第1底板2との密着を深めて両底板
2、5を通る電磁気の流れが一層密になるようにしたも
のである。
部材6であり、これは第2底板5の底面に円弧状の窪み
33をその周方向に間隔をあけて複数個設け、外コア部
材3の第1底板2の上面に上方に突出する突子34を第
1底板2の周方向に間隔をあけて複数個設け、この側に
内コア部材6を外コア部材3の内側に圧入するときに窪
み33に突子34を位置合わせして両者を密に嵌合さ
せ、第2底板5と第1底板2との密着を深めて両底板
2、5を通る電磁気の流れが一層密になるようにしたも
のである。
【0023】
【発明の実施の形態8】図5(d)に示すものは外コア
部材3であり、これは第1底板2の上面に上方に突出す
るビード35を第1底板2の周方向にリング状に設け、
この側に内コア部材6を外コア部材3の内側に圧入する
ときに同ビード35を加圧して潰して、第2底板5と第
1底板2との密着を深めて、両底板2、5を通る電磁気
の流れが一層密になるようにしたものである。
部材3であり、これは第1底板2の上面に上方に突出す
るビード35を第1底板2の周方向にリング状に設け、
この側に内コア部材6を外コア部材3の内側に圧入する
ときに同ビード35を加圧して潰して、第2底板5と第
1底板2との密着を深めて、両底板2、5を通る電磁気
の流れが一層密になるようにしたものである。
【0024】
【発明の実施の形態9】図5(e)に示すものは、外コ
ア部材3の第1底板2の上面に上方に突出する突子36
を第1底板2の周方向に間隔をあけて複数個設け、第2
底板5の底面に下方に突出する突子37を前記突子35
と位置をづらして第2底板5の周方向に間隔をあけて複
数個設け、外コア部材3の内側に内コア部材6を圧入
し、その圧入時又は圧入後に両突子36、37を加圧し
て潰して、突子37が潰れた分だけ第2底板5が外側に
延びて第2底板5の外周面5aと外コア部材3の下部5
1との密着が深まると共に、両突子36、37が潰れた
分だけ第2底板5と第1底板2との密着も深まって、両
底板2、5の圧入固定が確実になると共に両底板2、5
を通る磁気の流れが一層密になるようにしたものであ
る。
ア部材3の第1底板2の上面に上方に突出する突子36
を第1底板2の周方向に間隔をあけて複数個設け、第2
底板5の底面に下方に突出する突子37を前記突子35
と位置をづらして第2底板5の周方向に間隔をあけて複
数個設け、外コア部材3の内側に内コア部材6を圧入
し、その圧入時又は圧入後に両突子36、37を加圧し
て潰して、突子37が潰れた分だけ第2底板5が外側に
延びて第2底板5の外周面5aと外コア部材3の下部5
1との密着が深まると共に、両突子36、37が潰れた
分だけ第2底板5と第1底板2との密着も深まって、両
底板2、5の圧入固定が確実になると共に両底板2、5
を通る磁気の流れが一層密になるようにしたものであ
る。
【0025】
【発明の実施の形態10】図5(a)の第2底板5の突
子31、図5(b)の第2底板5の突子32、図5
(c)の第1底板2の突子34の代わりにビードを第2
底板5の周方向にリング状に設け、外コア部材3の内側
に内コア部材6を圧入するとき又は圧入後に同ビードを
加圧して潰して、前記突子31、32、34を潰した場
合と同様の効果が得られるようにすることもできる。外
コア部材3の外周壁1の上部50は下部51との連続部
53(図1)から急激に外側広がりになるようにするこ
ともできる。
子31、図5(b)の第2底板5の突子32、図5
(c)の第1底板2の突子34の代わりにビードを第2
底板5の周方向にリング状に設け、外コア部材3の内側
に内コア部材6を圧入するとき又は圧入後に同ビードを
加圧して潰して、前記突子31、32、34を潰した場
合と同様の効果が得られるようにすることもできる。外
コア部材3の外周壁1の上部50は下部51との連続部
53(図1)から急激に外側広がりになるようにするこ
ともできる。
【0026】前記した実施の形態1の電磁クラッチ用コ
ア(図1eに示すコア)は次のようにして製造すること
ができる。 1.外コア部材3の製作。 .プレス用鋼鈑を打ち抜いて円板を作成し、次いで同
円板の中央部を打ち抜いて穴を開ける。この円板の打ち
抜きと円板への穴開けとは1回のプレス作業で同時に行
うこともできる。 .この円板をプレス加工により図1(c)、(d)に
示すような断面形状が略L字形で且つ上部50が外開き
であり、下部51が垂直又はほぼ垂直(成形時の型の抜
き勾配の分だけ外側広がりの逆テーパになっている)の
筒状の外周壁1と第1底板2とが一体である外コア部材
3を形成する。この場合、上部50が外開きになるよう
なプレス金型を使用する。第1底板2の寸法は内コア部
材6を図1(e)のように外コア部材3の内側に組立て
る時に、第2底板5の外周縁5aが外コア部材3の外周
壁1の上部50の内周面1aに接触せずに押し込まれる
大きさにしてある。
ア(図1eに示すコア)は次のようにして製造すること
ができる。 1.外コア部材3の製作。 .プレス用鋼鈑を打ち抜いて円板を作成し、次いで同
円板の中央部を打ち抜いて穴を開ける。この円板の打ち
抜きと円板への穴開けとは1回のプレス作業で同時に行
うこともできる。 .この円板をプレス加工により図1(c)、(d)に
示すような断面形状が略L字形で且つ上部50が外開き
であり、下部51が垂直又はほぼ垂直(成形時の型の抜
き勾配の分だけ外側広がりの逆テーパになっている)の
筒状の外周壁1と第1底板2とが一体である外コア部材
3を形成する。この場合、上部50が外開きになるよう
なプレス金型を使用する。第1底板2の寸法は内コア部
材6を図1(e)のように外コア部材3の内側に組立て
る時に、第2底板5の外周縁5aが外コア部材3の外周
壁1の上部50の内周面1aに接触せずに押し込まれる
大きさにしてある。
【0027】2.内コア部材6の製作。 .プレス鋼鈑を打ち抜いて円板を作成し、次いで同円
板の中心を打ち抜いて円板に穴22(図1a、b)を開
ける。この円板の打ち抜きと円板への穴開けとは1回の
プレス作業で同時に行うこともできる。 .この円板をプレス加工により、図1(a)、(b)
に示すように断面形状が略逆L字形で且つリング状であ
る内コア部材6を成形する。この内コア部材6は筒状の
内周壁4の下端外側にリング状の第2底板5を一体に成
形してある。第2底板5の寸法は内コア部材6を図1
(e)のように外コア部材3の内側に圧入するときに、
第2底板5の外周縁5aが外周壁1の下部51の内周面
1bに圧入される大きさにして、圧入するだけで図2
(e)に示すように内コア部材6が外コア部材3の内側
に固定されるようにしてある。
板の中心を打ち抜いて円板に穴22(図1a、b)を開
ける。この円板の打ち抜きと円板への穴開けとは1回の
プレス作業で同時に行うこともできる。 .この円板をプレス加工により、図1(a)、(b)
に示すように断面形状が略逆L字形で且つリング状であ
る内コア部材6を成形する。この内コア部材6は筒状の
内周壁4の下端外側にリング状の第2底板5を一体に成
形してある。第2底板5の寸法は内コア部材6を図1
(e)のように外コア部材3の内側に圧入するときに、
第2底板5の外周縁5aが外周壁1の下部51の内周面
1bに圧入される大きさにして、圧入するだけで図2
(e)に示すように内コア部材6が外コア部材3の内側
に固定されるようにしてある。
【0028】3.外コア部材3と内コア部材6の組み立
てによるコア20の製作。 .前記のように加工された外コア部材3の内側に図1
(e)に示すように内コア部材6を圧入して、外コア部
材3の外周壁1と内コア部材6の内周壁2を対向させ、
内コア部材6の第2底板5を外コア部材3の第1底板2
の上に重ね合せて組立てる。この場合、外コア部材3と
内コア部材6とは前記圧入により固定されるが、必要に
応じて、摩擦圧接の工法をとるとか、圧入後に第1底板
2と第2底板5とをスポット熔接、プロジェクション熔
接、ロウ付け、リベット止め、カシメ等の任意の固定手
段により固定することができる。この組立てによりコア
20が得られ、対向する外周壁1と前記内周壁2と第2
底板5との間に、ドーナツ状の電磁コイル7を収容可能
な断面形状が略U字形のコイル収容部8がリング状に形
成される。また、内周壁4の内側に他の部材、例えば図
5に示すようなロータ11の内壁11a、ベアリング1
9等を収容可能な収容空間部9が形成される。 .前記のように組み立てられた外コア部材3の外周壁
1の上周端面1cと内コア部材6の内周壁4の上周端面
4bを切削して、両上周端面1c、4bを面一で且つ水
平になるように揃える。
てによるコア20の製作。 .前記のように加工された外コア部材3の内側に図1
(e)に示すように内コア部材6を圧入して、外コア部
材3の外周壁1と内コア部材6の内周壁2を対向させ、
内コア部材6の第2底板5を外コア部材3の第1底板2
の上に重ね合せて組立てる。この場合、外コア部材3と
内コア部材6とは前記圧入により固定されるが、必要に
応じて、摩擦圧接の工法をとるとか、圧入後に第1底板
2と第2底板5とをスポット熔接、プロジェクション熔
接、ロウ付け、リベット止め、カシメ等の任意の固定手
段により固定することができる。この組立てによりコア
20が得られ、対向する外周壁1と前記内周壁2と第2
底板5との間に、ドーナツ状の電磁コイル7を収容可能
な断面形状が略U字形のコイル収容部8がリング状に形
成される。また、内周壁4の内側に他の部材、例えば図
5に示すようなロータ11の内壁11a、ベアリング1
9等を収容可能な収容空間部9が形成される。 .前記のように組み立てられた外コア部材3の外周壁
1の上周端面1cと内コア部材6の内周壁4の上周端面
4bを切削して、両上周端面1c、4bを面一で且つ水
平になるように揃える。
【0029】前記した実施の形態2の電磁クラッチ用コ
ア(図2eに示すコア)は次のようにして製造すること
ができる。 1.外コア部材3の製作。 .プレス用鋼鈑を打ち抜いて円板を作成し、次いで同
円板の中央部を打ち抜いて穴21(図2の21)を開け
る。この円板の打ち抜きと円板への穴21の開口とは1
回のプレス作業で同時に行うこともできる。 .この円板をプレス加工により図2(c)、(d)に
示すように、上部50が外開きであり、下部51が垂直
又はほぼ垂直(成形時の型の抜き勾配の分だけ外側広が
り:逆テーパになっている)である筒状の外周壁1の下
端内側に、円板22を備えた外コア部材3を形成する。
この場合、上部50が外開きになるようなプレス金型を
使用する。この円板22は外側を第1底板2とし、その
内側をコンプレッサ等に取り付けるためのフランジ10
とし、フランジ10を第1底板2より一段下げて低く形
成し、中央部に通孔21を開口してある。フランジ10
にはコンプレッサに固定するための螺子穴や突子を設け
ることができる。第1底板2の寸法は内コア部材6を図
1(e)のように外コア部材3の内側に組立てる時に、
第2底板5の外周縁5aが外コア部材3の外周壁1の上
部50の内周面1aに接触せずに押し込まれる大きさに
してある。
ア(図2eに示すコア)は次のようにして製造すること
ができる。 1.外コア部材3の製作。 .プレス用鋼鈑を打ち抜いて円板を作成し、次いで同
円板の中央部を打ち抜いて穴21(図2の21)を開け
る。この円板の打ち抜きと円板への穴21の開口とは1
回のプレス作業で同時に行うこともできる。 .この円板をプレス加工により図2(c)、(d)に
示すように、上部50が外開きであり、下部51が垂直
又はほぼ垂直(成形時の型の抜き勾配の分だけ外側広が
り:逆テーパになっている)である筒状の外周壁1の下
端内側に、円板22を備えた外コア部材3を形成する。
この場合、上部50が外開きになるようなプレス金型を
使用する。この円板22は外側を第1底板2とし、その
内側をコンプレッサ等に取り付けるためのフランジ10
とし、フランジ10を第1底板2より一段下げて低く形
成し、中央部に通孔21を開口してある。フランジ10
にはコンプレッサに固定するための螺子穴や突子を設け
ることができる。第1底板2の寸法は内コア部材6を図
1(e)のように外コア部材3の内側に組立てる時に、
第2底板5の外周縁5aが外コア部材3の外周壁1の上
部50の内周面1aに接触せずに押し込まれる大きさに
してある。
【0030】2.内コア部材6の製作。 .プレス鋼鈑を打ち抜いて円板を作成し、次いで同円
板の中心を打ち抜いて円板に穴を開ける。この円板の打
ち抜きと円板への穴開けとは1回のプレス作業で同時に
行うこともできる。 .この円板をプレス加工して図2(a)、(b)に示
すような断面形状が略逆L字形で且つリング状である内
コア部材6を成形する。この内コア部材6は立ち上がっ
た部分を筒状の内周壁4とし、横になった部分を第2底
板5としてある。第2底板5の寸法は内コア部材6を図
2(e)のように外コア部材3の内側に組立てる時に、
第2底板5の外周縁5aが外周壁1の下部51の内周面
1bに圧入されるように選択して、圧入するだけで図2
(e)に示すように内コア部材6が外コア部材3の内側
に固定されるようにしてある。
板の中心を打ち抜いて円板に穴を開ける。この円板の打
ち抜きと円板への穴開けとは1回のプレス作業で同時に
行うこともできる。 .この円板をプレス加工して図2(a)、(b)に示
すような断面形状が略逆L字形で且つリング状である内
コア部材6を成形する。この内コア部材6は立ち上がっ
た部分を筒状の内周壁4とし、横になった部分を第2底
板5としてある。第2底板5の寸法は内コア部材6を図
2(e)のように外コア部材3の内側に組立てる時に、
第2底板5の外周縁5aが外周壁1の下部51の内周面
1bに圧入されるように選択して、圧入するだけで図2
(e)に示すように内コア部材6が外コア部材3の内側
に固定されるようにしてある。
【0031】3.外コア部材3と内コア部材6の組み立
てによるコア20の製作。 .前記のように成形された外コア部材3の筒状の外周
壁1の内側に図2(e)に示すように内コア部材6を圧
入して、外周壁1の内側に内コア部材6の筒状の内周壁
2を対向させ、内コア部材6の第2底板5を外コア部材
3の第1底板2の上に重ね合せて組立てる。この場合、
外コア部材3と内コア部材6とは前記圧入により固定さ
れるが、必要に応じて、摩擦圧接の工法をとるとか、圧
入後に第1底板2と第2底板5とをスポット熔接、プロ
ジェクション熔接、ロウ付け、リベット止め、カシメ等
の任意の固定手段により固定することができる。この組
立てによりコア20(図2e)が得られ、対向する外周
壁1と内周壁2と第2底板5との間にドーナツ状の電磁
コイル7を収容可能な上方が外開きで、断面形状が略U
字形のコイル収容部8がリング状に形成される。また、
内周壁4の内側に他の部材、例えば図5に示すようなロ
ータ11の内壁11a、ベアリング19等を収容可能な
収容空間部9が形成される。 .前記のように組み立てられた外コア部材3の外周壁
1の上周端面1cと内コア部材6の内周壁4の上周端面
4bを切削して、両上周端面1b、4bを面一且つ水平
になるように揃える。
てによるコア20の製作。 .前記のように成形された外コア部材3の筒状の外周
壁1の内側に図2(e)に示すように内コア部材6を圧
入して、外周壁1の内側に内コア部材6の筒状の内周壁
2を対向させ、内コア部材6の第2底板5を外コア部材
3の第1底板2の上に重ね合せて組立てる。この場合、
外コア部材3と内コア部材6とは前記圧入により固定さ
れるが、必要に応じて、摩擦圧接の工法をとるとか、圧
入後に第1底板2と第2底板5とをスポット熔接、プロ
ジェクション熔接、ロウ付け、リベット止め、カシメ等
の任意の固定手段により固定することができる。この組
立てによりコア20(図2e)が得られ、対向する外周
壁1と内周壁2と第2底板5との間にドーナツ状の電磁
コイル7を収容可能な上方が外開きで、断面形状が略U
字形のコイル収容部8がリング状に形成される。また、
内周壁4の内側に他の部材、例えば図5に示すようなロ
ータ11の内壁11a、ベアリング19等を収容可能な
収容空間部9が形成される。 .前記のように組み立てられた外コア部材3の外周壁
1の上周端面1cと内コア部材6の内周壁4の上周端面
4bを切削して、両上周端面1b、4bを面一且つ水平
になるように揃える。
【0032】
【本発明の電磁クラッチ用コアの使用例】本発明の電磁
クラッチ用コアを使用する場合は、コイル収容部8内に
ドーナツ型の電磁コイル7を収容する。このときコイル
収容部8の上方は外開きに形成されているため、電磁コ
イル7をコイル収容部8に収容し易い。コイル収容部8
に収容された電磁コイル7の外周面はコイル収容部8を
構成する外周壁1により、内周面はコイル収容部8を構
成する内周壁1により、底面はコイル収容部8を構成す
る前記第2底板5により夫々カバーされる。このとき、
外周壁1の下部51は垂直又はほぼ垂直なので電磁コイ
ル7の外周面はこの垂直部分と内周壁4との間に保持さ
れて、位置ずれしたり、コイル収容部8から不用意に外
れたりすることがない。次に、電磁コイル7を収容した
コイル収容部8内に絶縁材を充填して電磁コイル7をコ
イル収容部8内に固定する。その後、必要に応じて、コ
イル収容部8内に収容された電磁コイル7の上からコイ
ル収容部8の開口部にリング状の蓋(図示されていな
い)を被せて電磁コイル7を保護する。コイル収容部8
内に収容固定された電磁コイル7のリード線(図示され
ていない)は、第1底板2、第2底板5に連通させて開
けた導出口からコイル収容部8の外に引き出す。
クラッチ用コアを使用する場合は、コイル収容部8内に
ドーナツ型の電磁コイル7を収容する。このときコイル
収容部8の上方は外開きに形成されているため、電磁コ
イル7をコイル収容部8に収容し易い。コイル収容部8
に収容された電磁コイル7の外周面はコイル収容部8を
構成する外周壁1により、内周面はコイル収容部8を構
成する内周壁1により、底面はコイル収容部8を構成す
る前記第2底板5により夫々カバーされる。このとき、
外周壁1の下部51は垂直又はほぼ垂直なので電磁コイ
ル7の外周面はこの垂直部分と内周壁4との間に保持さ
れて、位置ずれしたり、コイル収容部8から不用意に外
れたりすることがない。次に、電磁コイル7を収容した
コイル収容部8内に絶縁材を充填して電磁コイル7をコ
イル収容部8内に固定する。その後、必要に応じて、コ
イル収容部8内に収容された電磁コイル7の上からコイ
ル収容部8の開口部にリング状の蓋(図示されていな
い)を被せて電磁コイル7を保護する。コイル収容部8
内に収容固定された電磁コイル7のリード線(図示され
ていない)は、第1底板2、第2底板5に連通させて開
けた導出口からコイル収容部8の外に引き出す。
【0033】以上説明した電磁クラッチ用コアは自動車
用エアコンのコンプレッサに使用されるものの例である
が、本発明の電磁クラッチ用コアは他の産業用機械にお
いて用いられている電磁クラッチ用コアとして利用する
こともできる。なお、電磁クラッチにおいては図5に示
すロータ11とアマチュア13との間に磁性体の粉を配
置してあるものもあるが、本発明の電磁クラッチ用コア
はこのようなものにも利用することができる。
用エアコンのコンプレッサに使用されるものの例である
が、本発明の電磁クラッチ用コアは他の産業用機械にお
いて用いられている電磁クラッチ用コアとして利用する
こともできる。なお、電磁クラッチにおいては図5に示
すロータ11とアマチュア13との間に磁性体の粉を配
置してあるものもあるが、本発明の電磁クラッチ用コア
はこのようなものにも利用することができる。
【0034】
【発明の効果】請求項1〜請求項4記載の電磁クラッチ
用コアは、外コア部材3の外周壁1の上部50の内周面
1aを、第2底板5の圧入時にその外周面5aが密に接
触しない大きさとし、下部51の内周面1bを第2底板
5の外周面5aが密に接触する大きさとしたので次のよ
うな効果がある。 (1)外コア部材3の外周壁1の内側に内コア部材6を
圧入するときに、内コア部材6の第2底板5の外周面5
aが外周壁1の上部50の内周面1aに接触せずスムー
スに入り、外周壁1の下部51の内周面1bにのみ圧入
されるので、外コア部材3の外周壁1の上部50の内側
に内コア部材6を圧入し易くなる。しかも、圧入された
内コア部材6は外コア部材3の外周壁1の下部51で確
実に保持されるので、内コア部材6が外コア部材3内で
ガタついたり、外コア部材3から抜けたりすることがな
い。 (2)外コア部材3の外周壁1の上部50が外開きであ
るため、コイル収容部8内への電磁クラッチ7の収容も
容易になる。 (3)外コア部材3の外周壁1の内側に内コア部材6を
圧入してから、外コア部材3の外周壁1の上部50を内
側にかしめて、内コア部材6が、より一層、確実に保持
されるようにすることもできる。
用コアは、外コア部材3の外周壁1の上部50の内周面
1aを、第2底板5の圧入時にその外周面5aが密に接
触しない大きさとし、下部51の内周面1bを第2底板
5の外周面5aが密に接触する大きさとしたので次のよ
うな効果がある。 (1)外コア部材3の外周壁1の内側に内コア部材6を
圧入するときに、内コア部材6の第2底板5の外周面5
aが外周壁1の上部50の内周面1aに接触せずスムー
スに入り、外周壁1の下部51の内周面1bにのみ圧入
されるので、外コア部材3の外周壁1の上部50の内側
に内コア部材6を圧入し易くなる。しかも、圧入された
内コア部材6は外コア部材3の外周壁1の下部51で確
実に保持されるので、内コア部材6が外コア部材3内で
ガタついたり、外コア部材3から抜けたりすることがな
い。 (2)外コア部材3の外周壁1の上部50が外開きであ
るため、コイル収容部8内への電磁クラッチ7の収容も
容易になる。 (3)外コア部材3の外周壁1の内側に内コア部材6を
圧入してから、外コア部材3の外周壁1の上部50を内
側にかしめて、内コア部材6が、より一層、確実に保持
されるようにすることもできる。
【0035】請求項2記載の電磁クラッチ用コアは、外
コア部材3のリング状の外周壁1の内側に第1底板2が
形成され、その内側にフランジ10が形成されているの
で、従来の電磁クラッチ用コアのように、コアと別体に
成形したフランジ10をコアに取り付ける必要がなく、
コア・アセンブリーを製作するための手間がかからない
という効果もある。
コア部材3のリング状の外周壁1の内側に第1底板2が
形成され、その内側にフランジ10が形成されているの
で、従来の電磁クラッチ用コアのように、コアと別体に
成形したフランジ10をコアに取り付ける必要がなく、
コア・アセンブリーを製作するための手間がかからない
という効果もある。
【0036】請求項3記載の電磁クラッチ用コアは、外
コア部材3と内コア部材6が金属板をプレス加工して成
形されたものであるため、電磁クラッチ用コアの製作が
容易且つ安価になるという効果もある。
コア部材3と内コア部材6が金属板をプレス加工して成
形されたものであるため、電磁クラッチ用コアの製作が
容易且つ安価になるという効果もある。
【0037】請求項4記載の電磁クラッチ用コアは、圧
入して重ね合せた外コア部材3の第1底板2と内コア部
材6の第2底板5とを、更に、任意の固定手段により固
定したので、両底板2、5の固定がより一層確実になる
という効果もある。
入して重ね合せた外コア部材3の第1底板2と内コア部
材6の第2底板5とを、更に、任意の固定手段により固
定したので、両底板2、5の固定がより一層確実になる
という効果もある。
【図1】(a)〜(f)は本発明の電磁クラッチ用コア
の第1の実施形態の図であり、(a)は内コア部材の斜
視図、(b)は内コア部材のX−X断面図、(c)は外
コア部材3の斜視図、(d)は外コア部材3のX−X断
面図、(e)は第1、第2のコア部材を組み立てたコア
の部分断面図、(f)は外コア部材の詳細図。
の第1の実施形態の図であり、(a)は内コア部材の斜
視図、(b)は内コア部材のX−X断面図、(c)は外
コア部材3の斜視図、(d)は外コア部材3のX−X断
面図、(e)は第1、第2のコア部材を組み立てたコア
の部分断面図、(f)は外コア部材の詳細図。
【図2】(a)〜(e)は本発明の電磁クラッチ用コア
の第2の実施形態の図であり、(a)は内コア部材の斜
視図、(b)は内コア部材のX−X断面図、(c)は外
コア部材の斜視図、(d)は外コア部材3のX−X断面
図、(e)は第1、第2のコア部材を組み立てたコアの
部分断面図。
の第2の実施形態の図であり、(a)は内コア部材の斜
視図、(b)は内コア部材のX−X断面図、(c)は外
コア部材の斜視図、(d)は外コア部材3のX−X断面
図、(e)は第1、第2のコア部材を組み立てたコアの
部分断面図。
【図3】(a)〜(c)は本発明の電磁クラッチ用コア
の第3の実施形態の図であり、(a)は第2底板に凸部
を突設した内コア部材の部分断面図、(b)、(c)は
第1底板に凸部を突設した外コア部材の異なる例を示す
部分断面図。
の第3の実施形態の図であり、(a)は第2底板に凸部
を突設した内コア部材の部分断面図、(b)、(c)は
第1底板に凸部を突設した外コア部材の異なる例を示す
部分断面図。
【図4】(a)、(b)は本発明の電磁クラッチ用コア
の第4の実施形態の図であり、(a)は第2底板の上面
に突子を突設した内コア部材を外コア部材の内側に圧入
する状態の部分断面図、(b)は(a)に示す内コア部
材の平面図。
の第4の実施形態の図であり、(a)は第2底板の上面
に突子を突設した内コア部材を外コア部材の内側に圧入
する状態の部分断面図、(b)は(a)に示す内コア部
材の平面図。
【図5】(a)〜(e)は本発明の電磁クラッチ用コア
の実施形態の図であり、(a)は第2底板の底面に突子
を突設した内コア部材の圧入状態の部分断面図、(b)
は第2底板の底面に2つの突子を突設した内コア部材の
圧入状態の部分断面図、(c)は窪みのある第2底板と
突子のある第1底板2の圧入状態の部分断面図、(d)
は第2底板にビードを形成した外コア部材の部分断面
図、(e)は突子が突設された第2底板を有する内コア
部材と突子が突設された第1底板を有する外コア部材と
の圧入状態の部分断面図。
の実施形態の図であり、(a)は第2底板の底面に突子
を突設した内コア部材の圧入状態の部分断面図、(b)
は第2底板の底面に2つの突子を突設した内コア部材の
圧入状態の部分断面図、(c)は窪みのある第2底板と
突子のある第1底板2の圧入状態の部分断面図、(d)
は第2底板にビードを形成した外コア部材の部分断面
図、(e)は突子が突設された第2底板を有する内コア
部材と突子が突設された第1底板を有する外コア部材と
の圧入状態の部分断面図。
【図6】(a)〜(e)は本件出願人が先に開発した電
磁クラッチ用コアを示す説明図であり、(a)は内コア
部材の斜視図、(b)は内コア部材のX−X断面図、
(c)は外コア部材3の斜視図、(d)は外コア部材3
のX−X断面図、(e)は第1、第2の両コア部材を組
み立ててなるコアの部分断面図。
磁クラッチ用コアを示す説明図であり、(a)は内コア
部材の斜視図、(b)は内コア部材のX−X断面図、
(c)は外コア部材3の斜視図、(d)は外コア部材3
のX−X断面図、(e)は第1、第2の両コア部材を組
み立ててなるコアの部分断面図。
【図7】(a)は従来の電磁クラッチ用コアの一例を示
す斜視図、(b)は(a)のX−X断面図。
す斜視図、(b)は(a)のX−X断面図。
【図8】従来の電磁クラッチの一例を示す部分断面図。
【図9】(a)〜(g)は従来の冷間鍛造による電磁ク
ラッチ用コアの製造方法を示した説明図。
ラッチ用コアの製造方法を示した説明図。
1 外周壁 2 第1底板 3 外コア部材 4 内周壁 5 第2底板 6 内コア部材 10 フランジ 50 外コア部材の外周壁の上部 51 外コア部材の外周壁の下部 1a 外周壁の上部の内周面 1b 外周壁の下部の内周面 5a 第2底板の外周面
Claims (4)
- 【請求項1】筒状の外周壁(1)の下部内側にリング状
の第1底板(2)が設けられた外コア部材(3)の内側
に、筒状の内周壁(4)の外側にリング状の第2底板
(5)が設けられた内コア部材(6)を、外周壁(1)
とその内側の内周壁(4)とが対向し且つ第1底板
(2)と第2底板(5)とが重ね合さるように圧入して
なる電磁クラッチ用コアであり、前記外周壁(1)の上
部(50)の内周面(1a)は内コア部材(6)の圧入
時に第2底板(5)の外周面(5a)が密に接触しない
大きさに形成され、同外周壁(1)の下部(51)の内
周面(1b)は内コア部材(6)の圧入時にその外周面
(5a)が密に接触する大きさに形成されてなることを
特徴とする電磁クラッチ用コア。 - 【請求項2】筒状の外周壁(1)の下部内側に第1底板
(2)が設けられその内側にフランジ(10)が設けら
れてなる外コア部材(3)の内側に、筒状の内周壁
(4)の外側にリング状の第2底板(5)が設けられた
筒状の内コア部材(6)を、外周壁(1)とその内側の
内周壁(4)とが対向し且つ第1底板(2)と第2底板
(5)とが重ね合さるように圧入してなる電磁クラッチ
用コアであり、前記外周壁(1)の上部(50)の内周
面(1a)は第2底板(5)の圧入時に第2底板(5)
の外周面(5a)が密に接触しない大きさに形成され、
同外周壁(1)の下部(51)の内周面(1b)は第2
底板(5)の圧入時にその外周面(5a)が密に接触す
る大きさに形成されてなることを特徴とする電磁クラッ
チ用コア。 - 【請求項3】外コア部材(3)と内コア部材(6)が金
属板をプレス加工して成形されたものであることを特徴
とする請求項1又は請求項2記載の電磁クラッチ用コ
ア。 - 【請求項4】圧入して重ね合せた外コア部材(3)の第
1底板(2)と内コア部材(6)の第2底板(5)と
が、任意の固定手段により固定されてなることを特徴と
する請求項1乃至請求項3記載の夫々の電磁クラッチ用
コア。
Priority Applications (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9122671A JPH10311351A (ja) | 1997-05-13 | 1997-05-13 | 電磁クラッチ用コア |
| PCT/JP1997/001648 WO1997044595A1 (en) | 1996-05-17 | 1997-05-16 | Core for electromagnetic clutch |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9122671A JPH10311351A (ja) | 1997-05-13 | 1997-05-13 | 電磁クラッチ用コア |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10311351A true JPH10311351A (ja) | 1998-11-24 |
Family
ID=14841762
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP9122671A Pending JPH10311351A (ja) | 1996-05-17 | 1997-05-13 | 電磁クラッチ用コア |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH10311351A (ja) |
-
1997
- 1997-05-13 JP JP9122671A patent/JPH10311351A/ja active Pending
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| JP4260528B2 (ja) | トーショナルダンパプーリ | |
| JPS5939212Y2 (ja) | 自動車におけるフアンカツプリング用駆動軸 | |
| US6041490A (en) | Method for manufacturing pulley integrated rotor | |
| US6209191B1 (en) | Method for manufacturing pulley integrated type rotor | |
| US4290295A (en) | Method of making V-grooved pulley assembly | |
| JPH10311351A (ja) | 電磁クラッチ用コア | |
| JPH0589971U (ja) | 電磁クラッチ及び電磁石用リング部材 | |
| US4553690A (en) | Clutch rotor for an electromagnetic clutch and method of making the rotor | |
| JP2002346690A (ja) | 金属部品の鍛造成形方法 | |
| WO1997044595A1 (en) | Core for electromagnetic clutch | |
| JPH0868455A (ja) | プーリークラッチ及びその製造方法 | |
| JP2000050579A (ja) | モータ用鉄心の製造方法 | |
| JPH0989008A (ja) | 電磁クラッチ用コアとその製造方法 | |
| JPH09303425A (ja) | 電磁クラッチ用コア | |
| JPS6051432A (ja) | 回転電機の冷却フアン | |
| JP2002021878A (ja) | 一方向クラッチ用リテーナの製造方法 | |
| JPH0989007A (ja) | 電磁クラッチ用コアの製造方法 | |
| JP2001041264A (ja) | 電磁クラッチ用ロータの製造方法 | |
| JP2005155857A (ja) | クラッチハウジングの製造方法 | |
| JPH0492124A (ja) | 電磁クラッチのプーリ付ロータの製造方法 | |
| EP1891349B1 (en) | Pulley assembly for an electromagnetic power transmitting assembly | |
| JPH04302750A (ja) | 環状部材を備えた円盤組立体および円盤製造方法 | |
| KR101857972B1 (ko) | 차량 에어콘 컴프레서용 링 어셈블리 및 그 형성방법 | |
| KR101687559B1 (ko) | 압축기용 전자클러치의 필드코어 제조방법 | |
| JP3029962B2 (ja) | 2部材の結合方法 |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20040510 |
|
| A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20070131 |
|
| A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20070605 |