JPH10311486A - 排水配管の騒音低減方法及び排水配管の騒音低減装置 - Google Patents

排水配管の騒音低減方法及び排水配管の騒音低減装置

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JPH10311486A
JPH10311486A JP9237531A JP23753197A JPH10311486A JP H10311486 A JPH10311486 A JP H10311486A JP 9237531 A JP9237531 A JP 9237531A JP 23753197 A JP23753197 A JP 23753197A JP H10311486 A JPH10311486 A JP H10311486A
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pipe
vibration
drainage
noise
drainage pipe
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Application number
JP9237531A
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English (en)
Inventor
Kimio Imamura
公男 今村
Yosuke Nakamura
陽介 中村
Akira Shozaki
晃 庄崎
Norikazu Takemoto
能和 竹本
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Kubota Corp
Original Assignee
Kubota Corp
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Publication date
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16LPIPES; JOINTS OR FITTINGS FOR PIPES; SUPPORTS FOR PIPES, CABLES OR PROTECTIVE TUBING; MEANS FOR THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16L55/00Devices or appurtenances for use in, or in connection with, pipes or pipe systems
    • F16L55/02Energy absorbers; Noise absorbers
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16LPIPES; JOINTS OR FITTINGS FOR PIPES; SUPPORTS FOR PIPES, CABLES OR PROTECTIVE TUBING; MEANS FOR THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16L41/00Branching pipes; Joining pipes to walls
    • F16L41/02Branch units, e.g. made in one piece, welded, riveted

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  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Branch Pipes, Bends, And The Like (AREA)
  • Pipe Accessories (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 排水配管の適宜位置に設けることにより、内
部流水の作用によって周壁に発生する振動を抑制し、こ
の振動に起因する特定の周波数域の騒音を低減して、良
好な騒音低減効果が体感し得るようにする。 【解決手段】 縦向きとした管軸方向の中途部に横行配
管C,Dを連結して用いられる排水集合管1において、
横行配管C,Dの連結のための連結管12,13よりも下位
置であり、その内部に整流板を備える縮径管11の周壁の
外側に制振体2を設ける。この制振体2の作用により縮
径管11の周壁の振動を抑制し、この振動に起因する2k
Hzから5kHzまでの周波数域、即ち、人の耳につき
易い周波数域の騒音を低減する構成とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、中高層建築物の各
階に発生する排水を集める排水集合管等、建物内に設置
された排水配管の適宜位置において、内部流水の作用に
より発生する騒音を低減する騒音低減方法及び騒音低減
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】中高層建築物においては、各階の一又は
複数個所に上層階から下層階までを連通するパイプスペ
ースを設け、このパイプスペースに管軸を縦向きとして
排水集合管を設置し、この排水集合管の中途部に、対応
階の床面に沿って敷設された横行配管を連結し、この横
行配管を各部に設けた排水口に接続して、各排水口から
横行配管に排出される排水を排水集合管に集め、該排水
集合管の管軸に沿って略鉛直に流下させて、最下層にお
いて、例えば、公共下水道に排出する構成とした排水配
管が設置されている。
【0003】図10は、以上の如き排水配管系において用
いられている排水集合管の一例を示す外観斜視図であ
る。排水集合管3は、一側から適長に亘る等径管30の他
側に、端部に向けて縮径する縮径管31を一体的に連設し
てなり、図示の如く、等径管30側の端部を上に向け、管
軸を略鉛直に保って設置されている。
【0004】等径管30側の上端部には、図中に2点鎖線
にて示す如く、上方から垂下された上部配管Aの下部
が、液密を保って挿入され、また縮径管31側の端部に
は、下方に延設された下部配管Bがフランジ結合され、
上層階から下層階にまで連続する排水配管を構成してい
る。前記等径管30の中途部には、管軸と直交する方向に
連結管32,33が突設され、これら夫々に横行配管C,D
の端部が液密を保って挿入されている。
【0005】横行配管C,Dは、対応階の床面に沿って
敷設され、各所に開設された複数の排水口に接続されて
おり、これらの排水口から横行配管C,Dに排出される
排水は、夫々の連結管32,33を経て排水集合管3に集め
られ、上部配管Aから導入される上層階からの排水と合
流し、排水集合管3の内部を管軸に沿って流下して、下
部配管Bを経て下層階に送られる。
【0006】排水集合管3の下半部を構成する縮径管31
は、これのやや上位置に連結管32,33を経て導入される
排水と、上層階から流下する排水により排水集合管3の
内部に生じている本流との合流を補助する作用をなすも
のである。この縮径管31の内面には、図中に破線により
示す如く周方向の一個所、又は複数個所に、管軸に対し
て適宜の角度を有して傾斜する態様に整流板34が突設さ
れている。この整流板34は、排水集合管3内部の流下水
に管軸回りの回転力を付与し、落下速度を低下させて、
上部配管Aから下部配管Bへの排水の流下を良好に行わ
せる作用をなすものである。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところが、以上の如き
排水集合管3を、集合住宅として使用される中高層建築
物に採用した場合、排水集合管3の内部における排水の
流下に伴って音が発生し、この音が、特に、周辺の暗騒
音のレベルが低い夜間に耳障りな騒音として居住者に聴
取され、居住環境の悪化をもたらすという問題があっ
た。
【0008】この問題は、実開平7-31972号公報に開示
されているように、排水集合管3が設置されるパイプス
ペースに対し、例えば、周壁への吸音材の貼り付け等の
遮音対策を施すことにより解消し得るが、このような遮
音対策を各階のパイプスペースに対して実施するために
多大の費用を要するという不都合がある。
【0009】また、本願出願人による特開昭61-26765号
公報、特開平6-306904号公報には、前記騒音の発生原因
が、内部流水の衝突により排水配管の周壁が振動し、こ
の振動が各階の床面に伝播するところにあると考え、前
記排水集合管3の床面への支持部に、ゴム製又は樹脂製
の防振部材を介在させ、前記振動の伝播を防ぐことによ
り、この振動に起因する騒音の低減を図った構成が開示
されている。
【0010】しかしながら、この構成においては、前記
周壁の振動に伴う騒音の気中伝播を防ぎ得ず、十分な騒
音低減効果が得られないという問題があった。特に、前
述の如く構成された排水集合管3においては、その内部
を流下する水が縮径管31の内面に突設された整流板34に
衝突し、この整流板34の外側の周壁に大なる振動が発生
し、この振動に起因する騒音が気中伝播により居住者に
聴取されるという問題が残る。
【0011】更に、特開平8-13566号公報には、排水配
管の周壁にゴム製の振動減衰層を設けることにより、弾
性体としてのゴムの制振作用により、前記周壁の振動そ
のものを抑制して騒音の低減を図った構成が開示されて
いる。ところが、ゴム等の弾性体の制振作用は、前記特
開昭61-26765号公報、特開平6-306904号公報に開示され
ているような支持体としての使用等、その弾性を拘束し
た状態での使用により有効となるものであり、前記特開
平8-13566号公報においては、振動減衰層の外側に設け
た熱硬化性樹脂層により拘束作用を行わせる構成となっ
ているが、十分な制振効果が得られないという問題があ
った。
【0012】また、ゴム製の振動減衰層に十分な拘束を
加えて使用し得たとしても、ゴム等の弾性材による制振
は、対象となる振動のレベルを全周波数域に亘って平均
的に下げることによりなされるため、この振動に起因す
る騒音も全体的なレベルが低下するのみであり、レベル
低下した騒音を実際に聴取したとき、満足すべき騒音低
減効果が体感されないという問題があった。
【0013】本発明は斯かる事情に鑑みてなされたもの
であり、排水配管の適宜位置に設けることにより、内部
流水の作用によって排水集合管の周壁に発生する振動を
抑制し、この振動に起因する騒音を耳障りな特定の周波
数域を中心として低減して、良好な騒音低減効果が体感
し得る排水配管の騒音低減方法及び騒音低減装置を提供
することを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明に係る排水配管の
騒音低減方法は、建物内に設置された排水配管の適宜位
置にて内部の流水の作用により発生する騒音を低減する
排水配管の騒音低減方法において、前記排水配管の周壁
の外側に制振体を設け、該制振体により前記流水の作用
によって前記周壁に発生する振動を抑制し、この振動に
起因する2kHzから5kHzまでの周波数域の騒音を
低減することを特徴とする。
【0015】また、本発明に係る排水配管の騒音低減装
置は、建物内に設置された排水配管の適宜位置に設けら
れ、内部の流水の作用により発生する騒音を低減する排
水配管の騒音低減装置において、前記排水配管の周壁の
外側に設けられ、該周壁に前記流水の作用により発生す
る振動を抑制し、この振動に起因する2kHzから5k
Hzまでの周波数域の騒音を低減する制振体を具備する
ことを特徴とする。
【0016】これらの発明においては、排水配管の適宜
位置に設けた制振体が、排水配管の周壁の制振作用をな
し、この振動に起因する騒音の内、人の耳につき易い2
kHzから5kHzまでの周波数域の騒音を低減する。
【0017】
【発明の実施の形態】以下本発明をその実施の形態を示
す図面に基づいて詳述する。図1は本発明に係る排水配
管の騒音低減装置を備えた排水集合管の外観斜視図であ
る。
【0018】本図に示す排水集合管1は、図10に示す排
水集合管3と同様に、一側から適長に亘る等径管10の他
側に、端部に向けて縮径する縮径管11を一体的に連設し
てなる円管であり、図示の如く、等径管10側の端部を上
に向け、管軸を略鉛直に保った状態で設置して用いられ
る。
【0019】等径管10の上端部には、その内側に、ゴム
等の弾性材製の環状パッキン 10aが嵌着されており、図
中に2点鎖線にて示す如く、上方から垂下された上部配
管Aの下部が液密を保って挿入されて連結されている。
一方縮径管11の下端部には、その外側に連結用の管フラ
ンジ 11aが周設されており、図中に2点鎖線にて示す如
く、下方に延設された下部配管Bが、その上端部に周設
された管フランジ 11bを介して連結されている。
【0020】このように排水集合管1は、上部配管Aと
下部配管Bとを同軸上に連結して、上層階から下層階に
まで連続する排水配管を構成すべく用いられるが、前記
連結は、上部配管Aの外側に弾接する環状パッキン 10a
の作用により、上部配管Aの管軸と下部配管Bの管軸と
のずれ及び傾きを許容し、更には、両配管A,Bの管軸
方向の位置ずれをも許容した状態で実現し得る。
【0021】また等径管10の中途には、その周方向の複
数個所(2個所のみ図示)に、管軸と直交する方向に連
結管12,13が突設されている。連結管12,13の基部は、
等径部10の内側に連通させてあり、また夫々の先端部内
面には、等径管10の上端部と同様に、ゴム等の弾性材製
の環状パッキン 12a,13aが嵌着され、横行配管C,Dの
端部が、液密を保って挿入されて連結されている。
【0022】この連結は、上部配管Aの場合と同様、環
状パッキン 12a,13aの弾性により、連結管12,13の管軸
と両配管C,Dの管軸とのずれ及び傾き、更には、これ
らの管軸方向の位置ずれをある程度許容した状態で実現
し得る。即ち、上部配管A及び横行配管C,Dの連結
は、図示の如く縦位置に固定された排水集合管1に対し
て実施することが可能である。
【0023】横行配管C,Dは、対応階の床面に沿って
敷設され、各所に開設された複数の排水口に接続されて
おり、これらの排水口から横行配管C,Dに排出される
排水は、夫々の連結管12,13を経て排水集合管1に集め
られ、上部配管Aから導入される上層階からの排水と合
流し、排水集合管1の内部を管軸に沿って流下して、下
部配管Bを経て下層階に送られる。
【0024】以上の如き排水集合管1は、各階に設置さ
れ、上部配管A及び下部配管Bによって相互に連結して
あり、各階にて発生する排水は、対応階の排水集合管1
に夫々集められ、管軸に沿って略鉛直に流下して、最下
階において、例えば、公共下水道に排出されることな
る。
【0025】排水集合管1の下半部に設けた縮径管11
は、これのやや上位置に連結管12,13を経て導入される
排水と、上層階から流下する排水により排水集合管1の
内部に生じている本流との合流を補助する作用をなすも
のであり、この縮径管11の外側に制振体2が設けられて
いる。
【0026】図2は、制振体2の取り付け位置近傍の拡
大断面図である。本図に示す制振体2は、縮径管11の外
側に巻装されて設けられ、その周面に密着状態に接触す
る加重体20と、該加重体20の外側に巻装して設けられた
弾性体21と、これらの外側に巻装して設けられた締め付
け体22とを備えて構成されている。
【0027】前記加重体20は、弾性体としての性質と粘
性体としての性質を合わせ持つ粘弾性金属製の円環状を
なす部材であり、縮径管11の外周面の略全周に亘って巻
付けられている。また前記弾性体21は、弾性材料製の円
環状をなす部材であり、加重体20の外側の略全面に巻付
けられている。更に前記締め付け体22は、高強度を有す
る不燃性材料からなる薄肉円環状をなす部材であり、そ
の軸心を含む分割面により2分割可能に構成され、一方
の割り縁に沿って設けた締め付けフランジ23へのボルト
24,24,24の締め付けにより、その内径を適宜の範囲に
て縮径して、内側の弾性体21及び加重体20に所定の拘束
力を付加する構成となっている。
【0028】なお、前記締め付け体22の他方の割り縁
は、蝶番26により開閉自在に連結されており、加重体20
及び弾性体21の外側への締め付け体22の取り付けは、前
記蝶番26を枢軸として締め付けフランジ23側を開くこと
により容易に行えるようにしてある。また、加重体20及
び弾性体21を2分割可能とし、締め付け体22の内面に固
着した構成となし、締め付け体22と共に前記縮径管11の
外周面に取り付けるようにしてもよい。
【0029】図2に示す如く締め付け体22の上下には、
内向きに張り出す鍔縁25,25が周設されており、内側の
弾性体21及び加重体20は、その軸長方向の両端部を含め
て締め付け体22により覆われている。また前記鍔縁25,
25は、弾性体21及び加重体20の軸長方向への移動を拘束
する作用もなし、前記ボルト24,24,24の締め付けによ
る弾性体21及び加重体20への拘束力の付加が、軸長方向
への力の逃げを伴うことなく確実に行われるようにして
ある。
【0030】このように制振体2が設けられた縮径管11
の内側には、図2に示す如く、その中心に向けて整流板
14が突設されている。この整流板14は、縮径管11の周方
向の一個所、又は複数個所に、管軸に対して適宜の角度
を有して傾斜する態様に設けてあり、排水集合管1内部
の流下水に管軸回りの回転力を付与し、落下速度を低下
させて、上部配管Aから下部配管Bへの排水の流下を良
好に行わせる作用をなすものである。
【0031】前記制振体2は、排水集合管1の内部を流
下する排水が整流板14に衝突することにより、該整流板
14の突設個所において縮径管11の周壁に生じる振動を抑
制して、この振動に伴って発生する騒音を低減しようと
するものである。
【0032】内側の加重体20は、振動源となる縮径管11
の周壁に重量を加え、この重量増加と、自身の粘弾性と
により、前記振動に伴って発生する騒音の周波数域を下
げ、この騒音の内、耳につきやすい2000Hz〜5000Hzの周
波数域での騒音レベルを低下させると共に、前記振動を
全体的に抑制して騒音を低減する作用をなすものであ
り、1〜4mm、好ましくは、2mm〜3mmの厚さを有する
鉛又は鉛合金製の板材が用いられている。
【0033】また、外側の弾性体21は、締め付け体22に
よる外側からの拘束下にて前記周壁の振動に伴って弾性
変形し、この振動を抑える作用をなすものであり、例え
ば、制振用樹脂(ブリジストン社製のLR−A樹脂等)
からなる厚さ1mm程度の板材が用いられている。
【0034】この弾性体21の外側の締め付け体22による
拘束力の付加は、振動源となる縮径管11の周壁への加重
体20の密着性を高めて、前記周壁の振動が加重体20及び
弾性体21へ伝わる際の損失を低減し、加重体20の粘弾
性、及び弾性体21の弾性による制振効果を高めるために
必要なものであり、2kg/cm2 以上の予圧を与えるのが
望ましい。なお締め付け体22の材料としては、ステンレ
ス鋼板、亜鉛引き鋼板等の高強度金属材、又はセラミッ
クス材を用いることができる。
【0035】図3は、以上の如く構成された制振体2を
備える排水集合管1と、制振体2を備えていない図10に
示す排水集合管3との発生騒音の比較試験を行った結果
を示す図である。
【0036】この比較試験は、中高層建築物を模擬すべ
く設置された実験用のタワーの中途に排水集合管1及び
3を夫々設置し、これらの内部に所定量の水を流し、発
生騒音を各別に測定する手順にて行われたものであり、
図3には、夫々において測定された騒音を周波数分析
(1/3オクターブ分析)した結果が、前記排水集合管
1についてハッチングを施した棒グラフにより、前記排
水集合管3について白抜きの棒グラフにより夫々示して
ある。
【0037】本図を参照して、制振体2を備える排水集
合管1における測定騒音を、制振体2を備えていない排
水集合管3における測定騒音と比較した場合、全体的な
音圧レベルが低下していると共に、音圧レベルが最大と
なる周波数域が低周波側に移行していることが明らかで
ある。このような全体的な音圧レベルの低下、及び最大
レベルの低周波側への移行は、加重体20による重量付
加、並びに、締め付け体22による拘束下での加重体20の
粘弾性及び弾性体21の弾性による制振作用によって生じ
るものであると考えられ、制振体2を備えた排水集合管
1においては、人の耳につきやすい2000Hz〜5000Hz(2
kHz〜5kHz)の周波数域での騒音レベルが大幅に
低減する結果が得られている。
【0038】2000Hz〜5000Hzの周波数域の音が人の耳に
つきやすい音であり、この周波数域の低減が静粛性の向
上に効果的であることは、例えば、電話の着信音、各種
の電子音等、周辺の騒音に拘わらず聴取し易いことが要
求される用途において、前記周波数域の音が採用されて
いることからも明らかであるが、本発明者らは、前記周
波数域の音の低減が静粛性の向上に効果的であることを
確かめるべく、可聴周波数の略全域に亘る基準音をフィ
ルタ処理して、2000Hz以上の周波数域を低減して得られ
た第1被検音と、同じく2000Hz以下の周波数域を低減し
て得られた第2被検音とを作成し、これらを40人の被験
者に聴取させて、どちらがより静かであると感じるかを
調べる実験を行った。この結果、被験者の全員が、2000
Hz以上の周波数域の音を含まない第1被検音の方が静か
に感じるという結果が得られた。
【0039】図4は、以上の実験に用いた基準音及び第
1被検音の周波数分布を示す図であり、(a)は基準音
を示し、(b)は第1被検音を示している。前記実験
は、更に細かく、1000Hz単位にて種々の周波数域を低減
して得られた他の被検音に対しても行い、この結果、20
00Hz〜5000Hzの周波数域の音を低減することが静粛性の
向上に最も効果的であることが確かめられた。
【0040】なお、制振体2の構成は、以上の実施の形
態に限らず、他の構成を採用することもできる。図5及
び図6は、制振体2の他の実施の形態を示す排水集合管
1への取り付け位置近傍の拡大断面図である。
【0041】図5に示す制振体2は、排水集合管1の縮
径管11の外周面に巻装された粘弾性金属製の加重体20の
みを備えており、この加重体20は、接着等の適宜の固定
手段により、縮径管11に固定されている。図6に示す制
振体2は、縮径管11の外周面に巻装された粘弾性金属製
の加重体20と、この加重体20の外側に巻装され、その締
め付けにより加重体20に拘束力を付加する締め付け体22
とを備えた構成となっており、加重体20は、締め付け体
22の締め付け作用により縮径管11に固定されている。
【0042】図7及び図8は、これらの実施の形態によ
る騒音低減効果を確かめるべく行った発生騒音の比較試
験の結果を示す図である。この比較試験は、排水集合管
1をゴムにより吊り下げ支持し、縮径管11の内側の整流
板14に加振器を用いて加振力を加え、このとき発生する
騒音を縮径管11の外側にて測定する手順にて行われたも
のであり、図7には、図5に示す実施の形態、即ち、加
重体20(鉛製、厚さ3mm)のみを備えた構成における測
定騒音を周波数分析(1/3オクターブ分析)した結果
が黒塗りの棒グラフにより示してあり、これとの比較の
ための比較例1として、制振体2を備えていない図10に
示す排水集合管3における測定騒音が、白抜きの棒グラ
フにより示してあり、更に比較例2として、縮径管11の
外側にゴム製の遮音層(日本特殊塗料製のゴム系遮音材
M4000、厚さ3mm)を設けた構成、即ち、前記特開平8
-13566号公報に開示されたものと同等の構成における測
定騒音が、ハッチングを施した棒グラフにより示してあ
る。
【0043】本図を参照すると、加重体20のみを備える
排水集合管1における測定騒音を比較例1と比較した場
合、全体的な音圧レベルが低下していると共に、音圧レ
ベルが最大となる周波数域が低周波側に移行し、2000Hz
〜5000Hzの周波数域での騒音レベルが大幅に(平均して
5dB以上)低減する効果が明らかである。
【0044】これに対し、比較例2を比較例1と比較し
た場合、音圧レベルの相違は全周波数域においてわずか
であり、音圧レベルが最大となる周波数域がやや低周波
側に移行している結果が得られているに過ぎない上、20
00Hz〜5000Hzの周波数域での騒音レベルは、何らの対策
も施していない比較例1の方が低くなっており、ゴム製
の遮音層を設けることによる騒音低減効果は期待し得な
いことがわかる。
【0045】図8は、図5に示す実施の形態、即ち、加
重体20(鉛製、厚さ2mm)のみを備えた構成における測
定騒音を白抜きの棒グラフにより示し、図6に示す実施
の形態、即ち、加重体20(鉛製、厚さ2mm)、及びこれ
の外側の締め付け体22(ステンレス鋼製、厚さ0.6mm )
を備えた構成における測定騒音をハッチングを施した棒
グラフにより示し、両者の比較が行えるようにしたもの
である。
【0046】本図を参照すると、加重体20の外側に締め
付け体22を設けることにより、全周波数域においてわず
かながら発生騒音の低減効果が増すことがわかる。これ
は、締め付け体22による外側からの拘束により、縮径管
11の周壁の振動が加重体20に伝わる際の損失が低減した
ことによるものであるが、締め付け体22の効果は、図2
に示す構成、即ち、加重体20の外側に弾性体21を設けた
構成において更に顕著である。
【0047】図9は、制振体2を備えた排水集合管1
と、制振体2を備えない排水集合管3とを、建築途中の
実際の建物の異なる階に夫々設置し、夫々の直上階から
所定量の水(トイレの排水)を流し、排水集合管1,3
の設置位置に近接した居室(トイレ)内部における発生
騒音を測定した結果を示す図であり、本図には、夫々に
おける暗騒音を基準とした測定騒音が、前記排水集合管
1についてハッチングを施した棒グラフにより、前記排
水集合管3について白抜きの棒グラフにより夫々示して
ある。
【0048】本図においても実験用のタワーにおける結
果を示す図3と同様、制振体2を備えた排水集合管1に
おいては、全周波数域において排水騒音の低減効果が明
らかであり、特に、2000Hz〜5000Hzの周波数域での騒音
レベルが大幅に低減する結果が得られており、居室内部
の低騒音化が達成されることがわかる。
【0049】なお以上の実施の形態においては、騒音低
減装置としての制振体2を排水集合管1に適用した場合
について述べたが、この制振体2は、排水配管系全体に
おいて、内部流水の作用による振動が発生する虞れが高
い適宜の位置に設けることができる。即ち、実施の形態
中に示す如く、排水集合管1のテーパ状の縮径部11に設
ける構成に限らず、等径円管、異形管等、排水配管を構
成するあらゆる管の適宜位置に設けることが可能であ
り、異形管に設ける場合、制振体2を構成する加重体2
0、弾性体21及び締め付け体22の形状は、対象となる管
の形状に合わせて適宜の形状を採用することができる。
【0050】
【発明の効果】以上詳述した如く本発明に係る排水配管
の騒音低減方法、及び排水配管の騒音低減装置において
は、排水配管の周壁に設けた制振体により前記周壁の振
動を抑制し、この振動に起因して発生する2kHzから
5kHzまでの周波数域の騒音を低減するから、人の耳
につき易い周波数域の騒音レベルが局所的に低減され、
満足すべき騒音低減効果が体感されるようになり、静粛
性の大幅な向上が達成される等、本発明は優れた効果を
奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る騒音低減装置を備えた排水集合管
の外観斜視図である。
【図2】制振体の取り付け位置近傍の拡大断面図であ
る。
【図3】図2に示す制振体による騒音低減効果を示す図
である。
【図4】静粛性の向上効果を確かめる比較実験に用いた
基準音及び第1被検音の周波数分布を示す図である。
【図5】制振体の他の実施の形態を示す取り付け位置近
傍の拡大断面図である。
【図6】制振体の他の実施の形態を示す取り付け位置近
傍の拡大断面図である。
【図7】図5に示す制振体による騒音低減効果を示す図
である。
【図8】図5及び図6に示す制振体による騒音低減効果
を比較した図である。
【図9】実際の建物における騒音低減効果を調べた結果
を示す図である。
【図10】排水集合管の外観斜視図である。
【符号の説明】
1 排水集合管 2 制振体 10 等径管 11 縮径管 12 連結管 13 連結管 20 加重体 21 弾性体 22 締め付け体
フロントページの続き (72)発明者 竹本 能和 兵庫県尼崎市浜1丁目1番1号 株式会社 クボタ技術開発研究所内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 建物内に設置された排水配管の適宜位置
    にて内部の流水の作用により発生する騒音を低減する排
    水配管の騒音低減方法において、前記排水配管の周壁の
    外側に制振体を設け、該制振体により前記流水の作用に
    よって前記周壁に発生する振動を抑制し、この振動に起
    因する2kHzから5kHzまでの周波数域の騒音を低
    減することを特徴とする排水配管の騒音低減方法。
  2. 【請求項2】 建物内に設置された排水配管の適宜位置
    に設けられ、内部の流水の作用により発生する騒音を低
    減する排水配管の騒音低減装置において、前記排水配管
    の周壁の外側に設けられ、該周壁に前記流水の作用によ
    り発生する振動を抑制し、この振動に起因する2kHz
    から5kHzまでの周波数域の騒音を低減する制振体を
    具備することを特徴とする排水配管の騒音低減装置。
JP9237531A 1997-03-10 1997-09-02 排水配管の騒音低減方法及び排水配管の騒音低減装置 Pending JPH10311486A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102913706A (zh) * 2012-10-25 2013-02-06 武昌造船厂集团有限公司 一种用于降低三通流噪声的装置

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CN102913706A (zh) * 2012-10-25 2013-02-06 武昌造船厂集团有限公司 一种用于降低三通流噪声的装置

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