JPH10313652A - 作物収穫機用の援用装置 - Google Patents

作物収穫機用の援用装置

Info

Publication number
JPH10313652A
JPH10313652A JP12877197A JP12877197A JPH10313652A JP H10313652 A JPH10313652 A JP H10313652A JP 12877197 A JP12877197 A JP 12877197A JP 12877197 A JP12877197 A JP 12877197A JP H10313652 A JPH10313652 A JP H10313652A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
crop
state
information
field
measurement
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP12877197A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3587654B2 (ja
Inventor
Kazuhiro Takahara
高原  一浩
Yoshiyuki Kono
嘉之 河野
Koji Yamagata
山形  浩司
Akio Dankuri
団栗  彰男
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kubota Corp
Original Assignee
Kubota Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kubota Corp filed Critical Kubota Corp
Priority to JP12877197A priority Critical patent/JP3587654B2/ja
Publication of JPH10313652A publication Critical patent/JPH10313652A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3587654B2 publication Critical patent/JP3587654B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Harvester Elements (AREA)
  • Investigating Or Analyzing Materials By The Use Of Electric Means (AREA)
  • Guiding Agricultural Machines (AREA)
  • Combines (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 タイミング遅れの無い状態で、且つ、収穫用
の作動部が穀粒の水分状態に適した状態で収穫作業を行
えるようにする。 【解決手段】 収穫対象圃場において穀粒が収穫される
ときの調整用情報として、前記圃場における穀粒の水分
率を予め取得する作物状態取得手段SJと、この作物状
態取得手段SJにより求められた穀粒の水分率の情報に
基づいて、作物収穫機の扱胴の作動状態を穀粒の水分状
態に応じた適正状態に調整するための後処理手段OSと
が備えられている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、作物を収穫する作
物収穫機用の援用装置に関する。
【0002】
【従来の技術】作物を収穫する作物収穫機として、従来
では、例えば植立穀稈を刈り取り、前記作物としての穀
粒を収穫するコンバインの場合を例にとると、例えば特
開平5‐7419号公報に示されるように、脱穀処理さ
れた後の穀粒(作物)の状態として水分値を検出して、
その水分値の検出情報に基づいて、例えば車速制御状態
を変更調節するように制御する構成のものがあった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来構成において
は、植立穀稈を刈り取り収穫しながら、既に刈り取られ
て脱穀処理された後の穀粒の水分値を検出しながら、そ
の検出情報に基づいて、車速制御状態を調節する構成で
あり、水分値の検出対象となるのは、刈り取られて搬送
装置により搬送され、且つ、扱き処理や選別処理が実行
された後の穀粒であることから、刈り取られてから所定
の遅れ時間が経過した後に、始めて水分値が計測される
ことになる。しかし、車速制御状態の変更調節によって
刈取作業条件が決定されるのは、これから刈り取られる
植立穀稈であるから、上述したような水分値の計測情報
に基づく制御では、タイミング遅れが生じて、刈取対象
となる作物に対して適切な作業状態に調節することがで
きないおそれがあるという不利な面があった。
【0004】本発明はかかる点に着目してなされたもの
であり、その目的は、タイミング遅れの無い状態で、且
つ、作物の状態に適した状態で、作物収穫作業を行える
ようにすることが可能となる刈取収穫機用の援用装置を
提供する点にある。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の特徴構
成によれば、作物状態取得手段によって、収穫対象圃場
において作物が収穫されるときの調整用情報として圃場
における作物の状態が予め取得される。そして、この作
物状態取得手段により求められた作物の状態の情報に基
づいて、後処理手段によって、作物収穫機の作動部の作
動状態が作物の状態に応じた適正状態に調整されること
になる。
【0006】つまり、作物収穫機による収穫作業の際
に、予め、作物が収穫されるときの調整用情報としての
作物の状態が取得されていることから、タイミング遅れ
が無い状態で、収穫対象作物の状態に適した作動状態で
収穫作業を行うことが可能となる。
【0007】請求項2に記載の特徴構成によれば、請求
項1の作物収穫機用の援用装置において、前記作物状態
取得手段は、作物の状態を計測する作物状態計測手段を
備えて、圃場内の互いに異なる箇所における作物状態計
測手段の計測情報の平均値を、調整用情報として取得す
るように構成されている。
【0008】つまり、ある圃場において作物の収穫作業
を行うに際して、その圃場内の互いに異なる箇所におい
て、作物状態計測手段によって作物の状態が計測され、
且つ、その計測情報の圃場内での平均値を、調整用情報
として用いるので、圃場における実際の作物の状態の平
均的な値に基づいて、作動部の作動状態が調整されるか
ら、作物の状態に適した適正な収穫作業を行うことが可
能となる。
【0009】請求項3に記載の特徴構成によれば、請求
項1の作物収穫機用の援用装置において、前記作物状態
取得手段は、作物の状態を計測する作物状態計測手段
と、その作物状態計測手段の位置を判別する計測位置判
別手段とを備えて、圃場の互いに異なる箇所における作
物状態計測手段の計測情報を、計測位置判別手段により
判別される計測位置情報と対応付けて、前記調整用情報
として、取得するように構成されている。
【0010】つまり、圃場の互いに異なる箇所における
作物状態計測手段の計測情報が、計測位置情報と対応付
けて調整用情報として取得されることから、同一の圃場
内であっても作物の状態が互いに異なっているような場
合であっても、位置情報と対応つけて作物の状態が計測
されるから、収穫作業にあたっては、収穫対象位置での
作物の状態に対応させた調整用情報に基づいて収穫作業
を行うことが可能であり、より適切に作物の状態に適し
た作動状態にて収穫を行えるものとなった。
【0011】請求項4に記載の特徴構成によれば、請求
項2又は請求項3において、前記作物状態取得手段は、
作物収穫機に備えられて、圃場内での収穫作業において
前記作物状態計測手段により計測される計測情報に基づ
いて、圃場の互いに異なる地点における作物の状態を、
その後の収穫作業において収穫されるときの調整用情報
として、計測するように構成されている。
【0012】つまり、作物状態取得手段が作物収穫機に
備えられるので、収穫作業に伴って、作物の状態を取得
することができ、収穫作業前に別途計測作業等を行う等
の煩わしい作業が不要であり、操作性に優れたものにで
きる。
【0013】請求項5に記載の特徴構成によれば、請求
項4の作物収穫機用の援用装置において、前記作物状態
取得手段は、圃場内での収穫作業における初回の周回走
行作業において、圃場の互いに異なる地点における前記
作物の状態を、その後の収穫作業において収穫されると
きの調整用情報として計測するように構成されている。
【0014】圃場内における作物の状態として、例え
ば、圃場の一端側と他端側とで最も異なるような変化の
傾向がある場合がある。例えば、給水路側と反対側とで
順次計測状態が変化するような場合がある。そこで、圃
場内において、作物の収穫作業の形態としてその圃場で
の初回の収穫作業として、圃場の最外側の周回部分を周
回走行しながら収穫する回り刈り形態が一般的に行われ
るが、この初回の周回作業において、圃場の周回部分の
うちの適宜箇所にて、作物の状態を計測することで、圃
場内部での作物の状態の分布の傾向を判別することが可
能となり、適切に作物の状態に適した作動状態にて収穫
を行えるものとなる。
【0015】しかも、実際の収穫作業を行いながら前記
計測情報を取得するので、別途、計測のみを行う計測専
用の作業を行うといった手間が不要で作業能率の低下を
招く不利が回避できる。
【0016】請求項6に記載の特徴構成によれば、請求
項1〜請求項5のいずれかの作物収穫機用の援用装置に
おいて、作動部の作動状態を適正状態に調整するための
後処理として、作物状態取得手段にて予め取得された圃
場における作物の状態の計測情報が作物収穫機に備えら
れた表示手段に表示されることになる。
【0017】従って、表示手段に表示されている表示内
容に基づいて、作業者が作動部の作動状態を適正状態に
なるように調整することが可能となり、作物の状態に適
した適切な作動状態にて収穫を行うことができる。
【0018】請求項7に記載の特徴構成によれば、請求
項1〜請求項5のいずれかの作物収穫機用の援用装置に
おいて、作動部の作動状態を適正状態に調整するための
後処理として、作物状態取得手段にて予め取得された圃
場における作物の状態の計測情報に基づいて、作動部の
作動状態の調整用目標値が求められ、且つ、その調整用
目標値が作物収穫機に備えられた表示手段に表示される
ことになる。
【0019】その結果、作動部の作動状態の調整目標値
が表示されるので、例えば、作物の状態の計測情報がそ
のまま表示されるものに較べて、作業者が表示情報に基
づいて操作する際においても、作動部の作動状態を直
接、表示させるので誤操作の極力少ない状態で適切に調
整させることが可能となる。
【0020】請求項8に記載の特徴構成によれば、請求
項1〜請求項7のいずれかの作物収穫機用の援用装置に
おいて、作動部の作動状態を適正状態に調整するための
後処理として、作物状態取得手段にて予め取得された圃
場における作物の状態の計測情報に基づいて、作動部の
作動状態が、作物の状態に応じた適正状態になるように
自動的に調整制御されることになる。
【0021】その結果、作物の状態の計測情報が表示さ
れて、その表示内容に応じて作業者が手動にて調整操作
する等の煩わしい操作が不要で、操作性に優れたもので
ありながら、作動部の作動状態が作物の状態に応じた適
正状態に調整できるものとなる。
【0022】請求項9に記載の特徴構成によれば、請求
項3〜請求項8のいずれかの作物収穫機用の援用装置に
おいて、機体の位置を判別する機体位置判別手段が備え
られて、この機体位置判別手段の判別情報と、前記作物
状態取得手段により前記計測位置情報と対応付けて取得
された圃場における作物の状態の計測情報とに基づい
て、圃場内の収穫作業において、前記機体位置判別手段
により判別される機体の位置に対応する前記作物状態取
得手段の計測情報に応じた適正状態になるように、作動
部の作動状態が調整されることになる。
【0023】その結果、予め取得されている作物の状態
に対応付けられている計測位置情報と、機体の位置とが
対応することで、収穫対象作物と、予め取得されている
計測状態に対応する作物とがほぼ合致する状態で収穫作
業が実行されることになり、より適切な状態で作物の状
態に適した作動状態にて収穫作業が行えるものとなる。
【0024】請求項10に記載の特徴構成によれば、請
求項9の作物収穫機用の援用装置において、前記後処理
として、作物状態取得手段にて予め取得された圃場にお
ける作物の状態の計測情報に基づいて扱胴の回転数を制
御することになる。
【0025】つまり、例えば作物の状態が打撃による損
傷を受けやすい場合であれば、扱胴の回転数を低下させ
ておいて、扱胴による扱き処理に伴う打撃による損傷を
極力少ないものに抑制する等、収穫作業をより適正な状
態で行うことが可能となる。
【0026】請求項11に記載の特徴構成によれば、請
求項9又請求項10の作物収穫機用の援用装置におい
て、前記後処理として、作物状態取得手段にて予め取得
された圃場における作物の状態の計測情報に基づいて、
前記作動部としての穀粒搬送手段の搬送速度を制御する
ことになる。
【0027】例えば作物の状態が搬送作動に伴って損傷
を受けやすい場合であれば、搬送速度を低下させておい
て、穀粒搬送手段による搬送に伴う損傷を極力少ないも
のに抑制することができ、あるいは、作物の状態によっ
ては、搬送作動中に滞留するおそれがあれば、搬送速度
を高めて滞留を抑制する等の、収穫作業をより適正な状
態で行うことが可能となる。
【0028】請求項12に記載の特徴構成によれば、請
求項9〜請求項11の作物収穫機用の援用装置におい
て、前記後処理として、作物状態取得手段にて予め取得
された圃場における作物の状態の計測情報に基づいて、
前記作動部としての揺動選別装置の選別能力を制御する
ことになる。
【0029】例えば作物の状態が、揺動選別装置での選
別処理において、漏下選別しにくい場合であれば、予め
揺動選別装置の選別能力を高めて漏下処理を促進させた
りする等、揺動選別装置の選別能力を適正なものにし
て、収穫作業をより適正な状態で行うことが可能とな
る。
【0030】請求項13に記載の特徴構成によれば、請
求項2〜請求項12の作物収穫機用の援用装置におい
て、前記作物状態計測手段によって作物の含有水分が計
測されることになる。例えば、作物の一例として穀粒で
あれば、含有水分が多い場合には、収穫作業時に損傷を
受けやすい傾向があり、回収される作物の品質がそれだ
け低下するおそれがあるが、含有水分の計測情報に基づ
いて、上記したような後処理が行われることで、含有水
分の差異に起因して生じる品質のバラツキ等を抑制する
ことが可能になる。
【0031】
【発明の実施の形態】以下、本発明を、作物収穫機の一
例としてのコンバインに適用した場合について図面に基
づいて説明する。図1に示すように、コンバインは、左
右一対のクローラ走行装置2、運転席3、エンジン4、
脱穀部5、穀粒タンク7、穀粒排出用オーガ8等を備え
た機体の前部に、刈取部1を装着して構成され、刈取部
1は、植立穀稈の引き起こし装置6、引き起こされた植
立穀稈の株元を切断する刈刃9、刈取穀稈を横倒し姿勢
に変更しながら機体後部側の脱穀用のフィードチェーン
11に向けて搬送する搬送装置10などを備えている。
【0032】脱穀部5は、図2に示すように、フィード
チェーン11によって機体前方から後方に向かって挟持
搬送される穀稈を扱き処理する扱胴24が収納配置され
た扱室Aと、その扱室Aの下方に配置された受け網25
と、その受け網25からの漏下処理物を揺動選別する揺
動選別板26と、その揺動選別板26に対して選別風を
送風する唐箕27と、脱穀部の内部で発生した塵埃を機
外に吸引排出する排塵用ファン29と、揺動選別板26
から穀粒を一番物として回収する一番スクリュー30
と、藁が混入した穀粒を二番物として回収する二番スク
リュー31と、その二番スクリュー31で回収した二番
物を揺動選別板26上に還元する二番物還元装置32等
を備えている。図中、33は一番スクリュー30の上方
に配置された精選別用グレンシーブ、34はそのグレン
シーブ33の上方に位置する粗選別部である。
【0033】図1に示すように、前記一番スクリュー3
0にて回収された一番物は、スクリュー式の揚穀装置1
4にて上方に搬送されて穀粒タンク7内に投入されると
共に、この揚穀装置14の上端部に設けた単粒式の水分
計15にて1粒づつサンプリングされて、その電気抵抗
値によって水分率が検出される。つまり、この水分計1
5が、作物の状態の一例としての穀粒の水分率(含有水
分)を検出する作物状態計測手段を構成する。
【0034】穀粒タンク7内の穀粒は、基底部に設けた
横搬送コンベア8aにて横方向に搬送されてから、縦搬
送コンベア8bにて上方に向けて搬送され、その縦搬送
コンベア8bの搬送終端部から穀粒を排出口8dに向け
て搬送するコンベア8cを内装した前記穀粒排出用オー
ガ8の基端部が、縦搬送コンベア8bの搬送終端部箇所
に対して旋回及び昇降操作自在に連結されている。尚、
各コンベア8a,8b,8cを作動させるために、基底
部の横搬送コンベア8aが一端側に取り付けた入力プー
リ13を介してエンジン4の動力にて回転駆動されると
共に、横搬送コンベア8aからベベルギア等を介して、
縦搬送コンベア8b及びオーガ内のコンベア8cに順次
回転力が伝動されている。
【0035】次に、コンバインの動力伝動系について説
明する。図3に示すように、エンジン4の駆動力が無段
式の車速変速装置19に伝えられ、この車速変速装置1
9の変速後の出力がミッションケース18に伝動され、
そのミッションケース18を介して左右一対のクローラ
走行装置2を駆動するように構成されている。又、車速
変速装置19の変速後の出力は、ミッションケース18
を経由した後、機体前進時のみ刈取部1が駆動されるよ
うに、ワンウェイクラッチ35を介して刈取部1に伝動
されている。又、エンジン4の動力は、脱穀部5の各部
を駆動するために脱穀クラッチ36を介した後、脱穀部
5に伝動されており、脱穀部5の扱胴24(作動部の一
例)の回転軸24aに対する動力伝動経路の途中に、割
りプーリ式の扱胴変速装置20(ベルト無段変速装置)
が配置されている。前記回転軸24aには扱胴回転数を
検出する扱胴回転数センサS2が設けられている。尚、
図中、S1は車速センサ、S3は脱穀クラッチ36の入
切を検出するセンサ、S4はエンジン回転数センサであ
る。
【0036】そして、このコンバインには、複数の人工
衛生からの電波を受信することにより現在位置を判別可
能な、所謂、GPS(Global−Position
ig−System)を利用した位置検出装置40が備
えられている。
【0037】図4に示すように、マイクロコンピュータ
利用の制御装置Hが設けられ、その制御装置Hに、前記
扱胴回転数センサS2、位置検出装置40、及び、前記
水分計15からの各信号が入力されている。制御装置H
からは、前記扱胴変速装置20に対する駆動信号が出力
されている。
【0038】そして、制御装置Hを利用して、水分計1
5にて計測される穀粒の水分率が設定値(調整用情報の
一例)以上であることが検出されると、ソフト処理を指
令するソフト処理指令手段100、ソフト処理が指令さ
れると、脱穀部5での脱穀処理速度を自動的に減速させ
る脱穀変速制御を実行する脱穀制御手段101と、前記
設定値を予め取得するための処理を実行する取得処理手
段102とが構成されている。尚、前記水分率の設定値
(調整用情報の一例)は、脱穀制御手段101による上
記した脱穀変速制御を実行する前に予め取得することに
なる。
【0039】上記脱穀制御手段101は、扱胴変速装置
20を作動させて扱胴24の回転数を変更するように構
成されて、前記ソフト処理指令が指令されないときは前
記脱穀処理速度を通常処理速度に(つまり、扱胴回転数
を通常回転数に)維持し、且つ、前記ソフト処理指令が
指令されたときは前記脱穀処理速度を前記通常処理速度
からソフト処理速度に(つまり、扱胴回転数を通常回転
数からソフト処理用の回転数)に減速させる。この動作
が、後処理に対応する。
【0040】図6に示す制御フローチャートに基づい
て、制御動作について説明する。図5に示すように、周
回走行の開始位置stにて、指令スイッチ41にて制御
装置に取得処理の開始を指令されると、その圃場での初
回の周回走行作業の際に、圃場の互いに異なる複数の箇
所(例えば、車体が設定単位距離走行する毎に変化する
複数の位置)における水分計15の計測情報を、位置検
出装置40により判別される計測位置情報と対応付け
て、逐次、メモリMに書き込み記憶させる(ステップ
1,2,3,4)。つまり、圃場の内部における各植立
穀稈における穀粒の水分率の分布を位置情報と対応つけ
て予め計測しておくのである。尚、この初回周回走行時
においては、設定値として予め標準的な値を設定してお
く。そして、前記初回の周回走行が終了して、周回走行
の終了位置enにおいて指令スイッチ41にて取得処理
の終了が指令された後は、収穫作業に伴って逐次、穀粒
の水分率と、そのときの機体の現在走行位置が計測され
ることになる(ステップ5,6)。このとき、水分率の
計測値は、位置検出装置40により計測される現在走行
位置の情報と対応つけて管理される。上記したようにし
て予め計測して記憶されている水分率の設定値と、計測
される水分率とが比較され、計測される穀粒の水分率が
設定値以上であることが検出されると、ソフト処理が指
令され、脱穀処理速度を前記通常処理速度からソフト処
理速度に(つまり、扱胴回転数を通常回転数からソフト
処理用の回転数)に減速させる(ステップ6,7,
8)。又、計測される穀粒の水分率が設定値未満であれ
ば、脱穀処理速度を通常処理速度に(つまり、扱胴回転
数を通常回転数に)維持する(ステップ9)。しかも、
このとき、水分率の計測値は、位置検出装置40により
計測される現在走行位置の情報と対応つけて管理されて
おり、記憶されている設定値情報のうち、現在走行位置
に対応する位置(最も近い位置)の設定値情報と逐次比
較されることになる。このようにして、圃場内の穀粒の
水分率に大きなバラツキがあったとしても、収穫される
穀粒の実際の水分率に対応する状態で脱穀変速制御が行
われることになる。
【0041】従って、前記位置検出装置40は、初回周
回走行時には計測位置判別手段として機能し、それ以後
の走行時(脱穀変速制御が実行される時)には機体位置
判別手段として機能することになる。又、前記指令スイ
ッチ41、水分計15、計測位置判別手段として機能す
る位置検出装置40、メモリM、及び、取得処理手段1
02の夫々により作物状態取得手段SJが構成され、前
記脱穀制御手段101、扱胴変速装置20、扱胴回転数
センサS2、及び、機体位置判別手段として機能する位
置検出装置40の夫々により後処理手段OSが構成され
ることになる。
【0042】〔別実施形態〕 (1)上記実施形態では、初回の周回走行作業におい
て、圃場内の互いに異なる箇所における前記作物状態計
測手段SJの計測情報を、計測位置情報と対応付けて取
得するようにしたが、このような構成に代えて、初回の
周回走行作業において、圃場内の互いに異なる箇所にお
ける前記作物状態計測手段SJの計測情報の平均値を求
めて、その平均値を調整用情報として利用する構成とし
てもよい。あるいは、このような構成に代えて、圃場内
での収穫用の走行経路を予め設定しておいて、収穫作業
に伴って水分計の計測情報を逐次、位置計測情報と対応
付けて記憶しておいて、前の走行行程と最も近い走行行
程を走行するときに、前の走行行程にて計測されて記憶
されている計測情報を調整用情報として利用することも
できる。このようにすると、より精度よく、実際の水分
率に対応した状態で収穫作業を行うことができる。
【0043】(2)上記実施形態では、作動部の一例と
して、扱胴の回転数を調整する構成としたが、このよう
な構成に代えて、あるいは、その構成に加えて、穀粒搬
送手段としての、一番スクリュー30、二番スクリュー
31、穀粒排出用コンベア8a,8b,8c等の搬送速
度を制御する構成としてもよい。例えば、水分率が設定
値を越えている場合には、搬送速度を低下させて穀粒の
搬送による損傷を未然に抑制するようにしてもよい。
又、上記構成に代えて、あるいは上記構成に加えて、揺
動選別装置としての揺動選別板の選別能力、例えば、唐
箕27による選別風の風量や、グレンシーブの漏下面積
等を変更調節する構成としてもよい。あるいは、又、エ
ンジンの回転数自体を変更調節する構成としてもよい。
【0044】(3)上記実施形態では、水分率が設定値
以上であるか否かに基づいて、作動部の状態を変化させ
るようにしたが、このような構成に限らず、水分率の変
化に対して作動部の状態を連続的にあるいは複数の段階
的に変更調節させる構成としてもよい。
【0045】(4)上記実施形態では、後処理として、
作物状態取得手段SJの計測情報に基づいて作動部とし
ての扱胴24の回転数を自動的に変更調整する構成とし
たが、このような構成に代えて、例えば図7に示すよう
に、例えば液晶表示素子等のグラフィック表示等により
各種の情報を表示することができる表示装置42(表示
手段)を備えて、作物情報取得手段SJの計測情報をそ
のまま表示させるような構成としてもよく、あるいは、
このような表示装置42及び制御装置Hを後処理手段O
Sとして利用して、制御装置Hにおいて、作物情報取得
手段SJの計測情報に基づいて、上記したような作動部
の作動状態の調整用目標値(上記実施形態の場合であれ
ば扱胴の目標回転数)を演算にて求めて、その求めた調
整用目標値を表示装置に表示させる構成としてもよい。
尚、この場合には、扱胴変速装置(作動部の作動状態)
を手動調節にて扱胴回転数を目標回転数に調節すること
になる。表示手段としては、グラフィック表示に代え
て、あるいは、上記ソフト処理を実行すべき状態である
か否かを表示するランプ等であってもよい。
【0046】(5)上記実施形態では、作物状態取得手
段SJ及び後処理手段OSの夫々が、コンバインに備え
られる構成としたが、本発明の作物収穫機の援用装置
は、このようなコンバインに備えるものに代えて、例え
ば、単体で持ち運ぶことが可能な携帯型の装置として構
成するものであってもよく、あるいは、携帯型の装置を
単独で持ち運ぶ状態と、コンバインの所定位置に装着し
て使用する状態とに使い分けできるような構成としても
よい。
【0047】(6)上記実施形態では、作物の状態とし
て、穀粒の水分率を用いたが、この水分率に代えて、作
物の食味の予測値や胴割れ率等各種の情報を使用して実
施してもよい。
【0048】(7)上記実施形態では、本発明を自脱型
のコンバインに適用したものを例示したが、全稈投入式
コンバインにも適用できる。又、本発明はコンバイン以
外に、大豆や野菜等その他の作物を収穫する収穫機にも
適用できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】コンバインの側面図
【図2】脱穀装置の側面図
【図3】動力伝達の系統図
【図4】制御ブロック図
【図5】圃場での作業状態を示す平面図
【図6】制御動作のフローチャート
【図7】別実施形態の制御ブロック図
【符号の説明】
15 作物状態計測手段 24 扱胴 26 揺動選別装置 42 表示手段 SJ 作物状態取得手段 OS 後処理手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 団栗 彰男 大阪府堺市石津北町64番地 株式会社クボ タ堺製造所内

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 作物を収穫する作物収穫機用の援用装置
    であって、 収穫対象圃場において作物が収穫されるときの調整用情
    報として、前記圃場における作物の状態を予め取得する
    作物状態取得手段と、 この作物状態取得手段により求められた作物の状態の情
    報に基づいて、作物収穫機の作動部の作動状態を前記作
    物の状態に応じた適正状態に調整するための後処理手段
    とが備えられている作物収穫機用の援用装置。
  2. 【請求項2】 前記作物状態取得手段は、 前記作物の状態を計測する作物状態計測手段を備えて、
    圃場内の互いに異なる箇所における前記作物状態計測手
    段の計測情報の平均値を、前記調整用情報として、取得
    するように構成されている請求項1記載の作物収穫機用
    の援用装置。
  3. 【請求項3】 前記作物状態取得手段は、 前記作物の状態を計測する作物状態計測手段と、その作
    物状態計測手段の位置を判別する計測位置判別手段とを
    備えて、圃場の互いに異なる箇所における前記作物状態
    計測手段の計測情報を、前記計測位置判別手段により判
    別される計測位置情報と対応付けて、前記調整用情報と
    して、取得するように構成されている請求項1記載の作
    物収穫機用の援用装置。
  4. 【請求項4】 前記作物状態取得手段は、前記作物収穫
    機に備えられて、圃場内での収穫作業において前記作物
    状態計測手段により計測される計測情報に基づいて、圃
    場の互いに異なる地点における作物の状態を、その後の
    収穫作業において収穫されるときの調整用情報として、
    計測するように構成されている請求項2又は3に記載の
    作物収穫機用の援用装置。
  5. 【請求項5】 前記作物状態取得手段は、 圃場内での収穫作業における初回の周回走行作業におい
    て、圃場の互いに異なる地点における前記作物の状態
    を、その後の収穫作業において収穫されるときの調整用
    情報として、計測するように構成されている請求項4記
    載の作物収穫機用の援用装置。
  6. 【請求項6】 前記後処理手段は、 前記作物状態取得手段にて予め取得された圃場における
    作物の状態の計測情報を、前記作物収穫機に備えられた
    表示手段に表示させるように構成されている請求項1〜
    5のいずれか1項に記載の作物収穫機用の援用装置。
  7. 【請求項7】 前記後処理手段は、 前記作物状態取得手段にて予め取得された圃場における
    作物の状態の計測情報に基づいて、前記作動部の作動状
    態の調整用目標値を求め、且つ、その調整用目標値を、
    前記作物収穫機に備えられた表示手段に表示させるよう
    に構成されている請求項1〜5のいずれか1項に記載の
    作物収穫機用の援用装置。
  8. 【請求項8】 前記後処理手段は、 前記作物状態取得手段にて予め取得された圃場における
    作物の状態の計測情報に基づいて、前記作動部の作動状
    態を、作物の状態に応じた適正状態になるように自動的
    に調整制御するように構成されている請求項1〜7のい
    ずれか1項に記載の作物収穫機用の援用装置。
  9. 【請求項9】 前記後処理手段は、 機体の位置を判別する機体位置判別手段が備えられて、 この機体位置判別手段の判別情報と、前記作物状態取得
    手段により前記計測位置情報と対応付けて取得された圃
    場における作物の状態の計測情報とに基づいて、 圃場内の収穫作業において、前記機体位置判別手段によ
    り判別される機体の位置に対応する前記作物状態取得手
    段の計測情報に応じた適正状態になるように、前記作動
    部の作動状態を調整するように構成されている請求項3
    〜8のいずれか1項に記載の作物収穫機用の援用装置。
  10. 【請求項10】 前記後処理手段は、前記作物状態取得
    手段にて予め取得された圃場における作物の状態の計測
    情報に基づいて、前記作動部としての扱胴の回転数を制
    御するものである請求項9に記載の作物収穫機用の援用
    装置。
  11. 【請求項11】 前記後処理手段は、前記作物状態取得
    手段にて予め取得された圃場における作物の状態の計測
    情報に基づいて、前記作動部としての穀粒搬送手段の搬
    送速度を制御するものである請求項9又10に記載の作
    物収穫機用の援用装置。
  12. 【請求項12】 前記後処理手段は、前記作物状態取得
    手段にて予め取得された圃場における作物の状態の計測
    情報に基づいて、前記作動部としての揺動選別装置の選
    別能力を制御するものである請求項9〜11のいずれか
    1項に記載の作物収穫機用の援用装置。
  13. 【請求項13】 前記作物状態計測手段が、前記作物の
    含有水分を計測するものである請求項2〜12のいずれ
    か1項に記載の作物収穫機用の援用装置。
JP12877197A 1997-05-19 1997-05-19 作物収穫機用の援用装置 Expired - Fee Related JP3587654B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12877197A JP3587654B2 (ja) 1997-05-19 1997-05-19 作物収穫機用の援用装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12877197A JP3587654B2 (ja) 1997-05-19 1997-05-19 作物収穫機用の援用装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH10313652A true JPH10313652A (ja) 1998-12-02
JP3587654B2 JP3587654B2 (ja) 2004-11-10

Family

ID=14993072

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP12877197A Expired - Fee Related JP3587654B2 (ja) 1997-05-19 1997-05-19 作物収穫機用の援用装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3587654B2 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006246831A (ja) * 2005-03-14 2006-09-21 Yanmar Co Ltd コンバイン
JP2016041049A (ja) * 2014-08-18 2016-03-31 ヤンマー株式会社 コンバイン
JP2024078006A (ja) * 2022-11-29 2024-06-10 井関農機株式会社 収穫作業車両

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006246831A (ja) * 2005-03-14 2006-09-21 Yanmar Co Ltd コンバイン
JP2016041049A (ja) * 2014-08-18 2016-03-31 ヤンマー株式会社 コンバイン
JP2024078006A (ja) * 2022-11-29 2024-06-10 井関農機株式会社 収穫作業車両

Also Published As

Publication number Publication date
JP3587654B2 (ja) 2004-11-10

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US20180199508A1 (en) Cutting arrangement
JP2009072068A (ja) コンバイン
JP5102636B2 (ja) コンバイン
JP3587654B2 (ja) 作物収穫機用の援用装置
JP5142609B2 (ja) コンバイン
JP2721083B2 (ja) 脱穀選別制御装置
WO2021261415A1 (ja) 収穫機、収穫機制御プログラム、収穫機制御プログラムを記録した記録媒体、収穫機制御方法
JP2009022203A (ja) コンバイン
JP3846997B2 (ja) コンバイン
JPH11271251A (ja) 水分検出装置及びそれを備えたコンバイン
JP6647929B2 (ja) コンバイン
JP4787576B2 (ja) コンバイン
JP2813702B2 (ja) 脱穀選別制御装置
JP3675101B2 (ja) コンバインの穀稈搬送装置
JP3726407B2 (ja) コンバイン
JP2813700B2 (ja) コンバインの脱穀選別制御装置
JP2003289711A (ja) コンバインの故障判定制御
JPH1132550A (ja) コンバイン
JP2949033B2 (ja) 脱穀選別制御装置
JPH03259012A (ja) 脱穀装置
JPH10313664A (ja) コンバイン
JP3113508B2 (ja) コンバイン
JPH10313651A (ja) コンバイン
JP2004135585A (ja) コンバイン
JP3113506B2 (ja) コンバイン

Legal Events

Date Code Title Description
A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20040408

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20040604

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20040722

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20040810

R150 Certificate of patent (=grant) or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Year of fee payment: 5

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090820

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Year of fee payment: 5

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090820

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100820

Year of fee payment: 6

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees