JPH10314005A - 車両用成形カーペット裏打材 - Google Patents
車両用成形カーペット裏打材Info
- Publication number
- JPH10314005A JPH10314005A JP14732497A JP14732497A JPH10314005A JP H10314005 A JPH10314005 A JP H10314005A JP 14732497 A JP14732497 A JP 14732497A JP 14732497 A JP14732497 A JP 14732497A JP H10314005 A JPH10314005 A JP H10314005A
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- Japan
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- ethylene
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- backing material
- carpet
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- Pending
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Abstract
組成物、特に高目付けな裏打ちが可能で、裏打ちをほど
こしたカーペットのリサイクル性を阻害しない組成物を
提供する。 【構成】 プロピレンの含有量を50重量%以上にして
エチレンと共重合させてなる結晶化度が10%以下のα
オレフィン樹脂の(A)成分と、エチレンの含有量を5
0重量%以上99重量%未満にして、αオレフィンと共
重合させてなるエチレンαオレフィン樹脂の(B)成分
と、充填材の(C)成分とを、配合してなる組成物であ
り、この組成物は各成分の重量分率と結晶化分率を一定
の範囲内に配合してある。
Description
ペットの裏打材として適した組成物に関する。
るカーペットとして、タフトカーペットやニードルパン
チカーペット等を用いている。この種のカーペットのう
ち敷設位置に合わせた成形を要する成形カーペットで
は、裏面に熱可塑性樹脂を主体とした裏打ちをほどこ
す。カーペットを裏打材をほどこした側から加熱して、
裏打材が可塑化したところでカーペットを絞り、所要の
形状に成形し、成形後は裏打材を冷却することで成形形
状を固定することができる。裏打材の熱可塑性樹脂とし
ては、ポリエチレン樹脂、エチレン- 酢酸ビニル共重合
樹脂が適し、多く用いられてきた。フロアパネルを介し
て車室内に侵入してくる車外の騒音(ロードノイズ等)
を低減させるよう、フロアパネル上に敷設するカーペッ
トにも遮音性が求められる。質量則によって、重いカー
ペットほど遮音性に有利であるから、高級車ほど裏打材
の目付量を多くする傾向がある。(しばしば、裏打材の
中に重質の充填材を混合する)
ットが硬くなり、以下の問題を生じる。車両フロアパネ
ル全面にわたる大きさのあるフロアカーペットを狭いド
アの開口部から車室内に組み入れるために、カーペット
は折り曲げられる。多量の裏打材を付与したカーペット
では、カーペットが硬くなって折り曲げ作業に困難を生
じる。特に裏打材がポリエチレン樹脂のような比較的高
融点樹脂である場合、目付量が800g/m2 をこえる
と折り曲げの困難性が顕著になり、裏打材にひび割れを
生じることもある。
な比較的低融点樹脂である場合には、樹脂自体のやわら
かさのために、目付量が1000g/m2 までカーペッ
トの折り曲げが可能である。また樹脂の融点が低いた
め、裏打材の加熱、冷却に要する時間が短く成形タクト
も短縮できる。しかしながら、エチレン−酢酸ビニル樹
脂のような融点の低い樹脂を裏打材に用いた場合、カー
ペットのリサイクルに問題を生じる。今日、車両用成形
カーペットでは、カーペット、裏打材を一体に溶融処理
したリサイクルが多くおこなわれている。カーペットの
パイル糸にはポリエステル、ナイロン等の融点の高い繊
維を用いているからこの種の溶融処理のためには250
℃以上の加熱処理が必要である。エチレン−酢酸ビニル
樹脂のような(パイル糸に比して)融点が相当に低い裏
打材を同時に溶融処理しようとすると低融点樹脂側に分
解を生じ、この種のリサイクルのさまたげになる。
時に解決できる車両用成形カーペット裏打材を提供す
る。
手段は、プロピレンの含有量を50重量%以上にしてエ
チレンと共重合させてなる結晶化度が10%以下のαオ
レフィン樹脂を(A)成分とし、エチレンの含有量を5
0重量%以上99重量%未満にして、プロピレン、ブテ
ン1、ヘキセン1、メチルペンテン1、オクテン1の中
から選ばれるαオレフィンと共重合させてなるエチレン
αオレフィン樹脂を(B)成分とし、充填材を(C)成
分として、(A)成分と、(B)成分と、(C)成分と
を、以下の(式1)、(式2)、(式3)を同時に満た
す比率に配合してなることを特徴とする車両用成形カー
ペット裏打材による。 式1: 0.10<〔A〕/(〔A〕+〔B〕)<0.40 式2: 〔C〕<0.85 式3:(〔a〕・〔A〕+〔b〕・〔B〕)/(〔A〕+〔B〕)<0.25 ただし、〔A〕、〔B〕、〔C〕はそれぞれ、全配合量
に対する(A)成分、(B)成分、(C)成分の重量分
率を示し、〔a〕、〔b〕はそれぞれ、(A)成分、
(B)成分の平均結晶化分率を示す。本発明の(A)成
分は従来の熱可塑性樹脂(ポリエチレン等)と比較し
て、結晶性が非常に低いため、(A)成分によって裏打
材の柔軟性が確保され、目付量が1200g/m2 にな
ってもカーペットの折り曲げが可能である。また(A)
成分は溶融粘度が102 〜105 センチポイズ(190
℃)と低いためにシーティング性にすぐれ、また裏打材
に(C)成分充填材を多く配合することを可能とする。
本発明の(B)成分はエチレンαオレフィン共重合樹脂
であるが、具体的にはエチレン−プロピレン共重合体、
エチレン−ブテン共重合体、エチレン−オクテン共重合
体等が該当する。(B)成分も(A)成分と同様、柔軟
性のある樹脂であるが、(A)成分と比して結晶性が高
いものであり、一定の剛性をもってカーペットの成形形
状を維持する作用もあるので、(A)成分との配合バラ
ンスによって裏打材の物性を制御する。(A)成分の重
量分率は、(A)成分と(B)成分の合計に対して、1
0%を超えて、60%未満の範囲にあるのが適する。
(A)成分の比率が少なすぎると裏打材の溶融粘度が高
くなり、押出機によるシーティングが困難になる。また
(C)成分の分散性が悪化し(C)成分の配合量を多く
することができなくなる。逆に(A)成分の比率が多す
ぎると、裏打材が軟らかくなりすぎてカーペットの成形
形状を維持できなくなる。(C)成分は多く配合するほ
ど遮音効果が増すものである。本発明では配合量50重
量%以上が可能であるが、85重量%を超えると裏打材
の伸びがなくなり、割れや破れを生じるので好ましくな
い。また、(A)成分と(B)成分の結晶化分率の平均
は25%をこえないのが好ましい。25%をこえた場合
は、裏打材が硬くなって目付量を1000g/m2以上
にした場合、カーペットの折り曲げが困難になり、車両
への組付け性が低下する。
〜実施例5、比較例1〜比較例2の裏打材を製造した。
これらの裏打材を実際に車両用カーペットの裏面に付与
して、評価をおこなった。裏打材の目付量は1000g
/m2 に統一し、裏打材の押出機からのシーティング条
件は、各樹脂にとって最も適した温度になるよう設定し
た。
(商品名APAO−UT2385)、結晶化分率4% (B)成分 (B−1)エチレンプロピレンゴム:日本合成ゴム株式
会社製、結晶化分率8% (B−2)エチレン−ブテン1共重合樹脂:三井石油化
学株式会社製(商品名タフマーA)、結晶化分率18% (B−3)エチレン−オクテン1共重合樹脂:ダウケミ
カル株式会社製(商品名エンゲージ)、結晶化分率15
% (B−4)線状低密度ポリエチレン樹脂:出光株式会社
製(商品名モアテック)、結晶化分率25% (B−5)エチレン−オクテン共重合樹脂:ダウケミカ
ル株式会社製(商品名アフィニティ)、結晶化分率30
% (B−6)低密度ポリエチレン樹脂:旭化成株式会社
製、結晶化分率33% (C)成分 炭酸カルシウム:日東粉化株式会社製
らのシーティングに支障ないこと、裏打材をほどこした
カーペットの成形性が良好であること、カーペットの折
り曲げが可能であること、リサイクル性があること(リ
サイクル時に分解がおこらないこと)によっておこなっ
た。実施例1〜5では、上記の各評価が良く、車両用成
形カーペット裏打材として適したものになった。これに
対して比較例1は、シーティング時に樹脂の粘度が高く
て裏打が困難であり、裏打材をほどこしたカーペットは
硬く、折り曲げができないものになった。また比較例2
では、加えてカーペットの成形性も劣る(成形形状を維
持できない)ものになった。
カーペットが極端に硬く、折り曲げ不可能になることが
ないため、自動車室内への組み入れが容易である。カー
ペットのリサイクル性をそこねることがない裏打材であ
る。
Claims (1)
- 【請求項1】プロピレンの含有量を50重量%以上にし
てエチレンと共重合させてなる結晶化度が10%以下の
αオレフィン樹脂を(A)成分とし、 エチレンの含有量を50重量%以上99重量%未満にし
て、プロピレン、ブテン1、ヘキセン1、メチルペンテ
ン1、オクテン1の中から選ばれるαオレフィンと共重
合させてなるエチレンαオレフィン樹脂を(B)成分と
し、 充填材を(C)成分として、 (A)成分と、(B)成分と、(C)成分とを、以下の
(式1)、(式2)、(式3)を同時に満たす比率に配
合してなることを特徴とする車両用成形カーペット裏打
材。 式1: 0.10<〔A〕/(〔A〕+〔B〕)<0.40 式2: 〔C〕<0.85 式3:(〔a〕・〔A〕+〔b〕・〔B〕)/(〔A〕+〔B〕)<0.25 ただし、〔A〕、〔B〕、〔C〕はそれぞれ、全配合量
に対する(A)成分、(B)成分、(C)成分の重量分
率を示し、〔a〕、〔b〕はそれぞれ、(A)成分、
(B)成分の平均結晶化分率を示す。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP14732497A JPH10314005A (ja) | 1997-05-22 | 1997-05-22 | 車両用成形カーペット裏打材 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP14732497A JPH10314005A (ja) | 1997-05-22 | 1997-05-22 | 車両用成形カーペット裏打材 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10314005A true JPH10314005A (ja) | 1998-12-02 |
Family
ID=15427616
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP14732497A Pending JPH10314005A (ja) | 1997-05-22 | 1997-05-22 | 車両用成形カーペット裏打材 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH10314005A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2002105438A (ja) * | 2000-07-27 | 2002-04-10 | Ube Ind Ltd | オレフィン系滑り止め材料及びこのオレフィン系滑り止め材料を設けた物 |
| US9051683B2 (en) | 1997-02-28 | 2015-06-09 | Columbia Insurance Company | Carpet, carpet backings and methods |
| US9376769B2 (en) | 1997-02-28 | 2016-06-28 | Columbia Insurance Company | Homogeneously branched ethylene polymer carpet backsizing compositions |
-
1997
- 1997-05-22 JP JP14732497A patent/JPH10314005A/ja active Pending
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US9051683B2 (en) | 1997-02-28 | 2015-06-09 | Columbia Insurance Company | Carpet, carpet backings and methods |
| US9376769B2 (en) | 1997-02-28 | 2016-06-28 | Columbia Insurance Company | Homogeneously branched ethylene polymer carpet backsizing compositions |
| JP2002105438A (ja) * | 2000-07-27 | 2002-04-10 | Ube Ind Ltd | オレフィン系滑り止め材料及びこのオレフィン系滑り止め材料を設けた物 |
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Legal Events
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