JPH10314663A - 耐候性に優れた抗菌性、防カビ性プレコート鋼板 - Google Patents
耐候性に優れた抗菌性、防カビ性プレコート鋼板Info
- Publication number
- JPH10314663A JPH10314663A JP12868997A JP12868997A JPH10314663A JP H10314663 A JPH10314663 A JP H10314663A JP 12868997 A JP12868997 A JP 12868997A JP 12868997 A JP12868997 A JP 12868997A JP H10314663 A JPH10314663 A JP H10314663A
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- Japan
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- coating film
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Abstract
(57)【要約】
【課題】本来のプレコート鋼板に要求される性能をそこ
なわず、長期的に、抗菌性、耐食性、耐候性に優れたプ
レコート鋼板を提供する。 【解決手段】鋼板表面に、化成処理皮膜を介して、下層
塗膜及び上層塗膜を形成し、上層塗膜は、樹脂固形分1
00重量部に対し無機系抗菌剤を0.3〜7重量部と耐
候性向上添加剤0.1〜3重量部とを含むプレコート鋼
板。
なわず、長期的に、抗菌性、耐食性、耐候性に優れたプ
レコート鋼板を提供する。 【解決手段】鋼板表面に、化成処理皮膜を介して、下層
塗膜及び上層塗膜を形成し、上層塗膜は、樹脂固形分1
00重量部に対し無機系抗菌剤を0.3〜7重量部と耐
候性向上添加剤0.1〜3重量部とを含むプレコート鋼
板。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、内装或いは外装建
材等の用途において、水気が多くて温度が高く結露など
を生じやすく、カビなどが生じやすい場所、食品などの
養分があり細菌などの問題が懸念される用途に使用され
る、抗菌性、防カビ性に優れ、かつ光による色調変化が
抑えられたプレコート鋼板に関する。
材等の用途において、水気が多くて温度が高く結露など
を生じやすく、カビなどが生じやすい場所、食品などの
養分があり細菌などの問題が懸念される用途に使用され
る、抗菌性、防カビ性に優れ、かつ光による色調変化が
抑えられたプレコート鋼板に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、厨房や食品を保存する冷蔵倉庫な
どには、湿気による腐食を防ぐために塗装鋼板やプラス
ティックラミネート鋼板などが内外面等に用いられてい
る。ところが、上記のような場所では換気をよくしても
湿気に加えて結露の発生や水気の付着などによって、鋼
板の表面にカビが発生したり、食品が周りに存在する環
境では、食中毒の原因にもなる細菌類が発生し、増殖し
やすいという問題も多い。
どには、湿気による腐食を防ぐために塗装鋼板やプラス
ティックラミネート鋼板などが内外面等に用いられてい
る。ところが、上記のような場所では換気をよくしても
湿気に加えて結露の発生や水気の付着などによって、鋼
板の表面にカビが発生したり、食品が周りに存在する環
境では、食中毒の原因にもなる細菌類が発生し、増殖し
やすいという問題も多い。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】特開平5−30932
8号公報は、金属板上に塗装した樹脂に、抗菌剤、カビ
防止剤を樹脂に含有させて、菌、カビ等の抑制する方法
を開示している。しかしながらこの金属板は塗装被覆金
属板としての意匠性が制約され、塗膜面が厳しい加工を
受けるとクラックなどを生じやすく耐食性にも劣る。
8号公報は、金属板上に塗装した樹脂に、抗菌剤、カビ
防止剤を樹脂に含有させて、菌、カビ等の抑制する方法
を開示している。しかしながらこの金属板は塗装被覆金
属板としての意匠性が制約され、塗膜面が厳しい加工を
受けるとクラックなどを生じやすく耐食性にも劣る。
【0004】特開平7−133443号公報は、樹脂に
有機系抗菌剤を配合して、意匠性、加工耐食性を付与さ
せたカビ防止性に優れたプレコート鋼板を開示してい
る。しかし、この鋼板は抗菌剤として有機系のものを配
合しているため、初期の防カビ性は優れるが、抗菌剤の
溶出が促進される環境では持続性に難点があった。
有機系抗菌剤を配合して、意匠性、加工耐食性を付与さ
せたカビ防止性に優れたプレコート鋼板を開示してい
る。しかし、この鋼板は抗菌剤として有機系のものを配
合しているため、初期の防カビ性は優れるが、抗菌剤の
溶出が促進される環境では持続性に難点があった。
【0005】また、抗菌性が比較的持続するとされてい
る無機金属系の抗菌剤の使用は、光などによる変色の問
題が避けられず、意匠性を損なう色調変化が起こりやす
いという問題点も含んでいた。
る無機金属系の抗菌剤の使用は、光などによる変色の問
題が避けられず、意匠性を損なう色調変化が起こりやす
いという問題点も含んでいた。
【0006】本発明は上記の欠点を解決するもので、最
外層に無機系の抗菌剤を配合した塗膜を有し、プレコー
ト鋼板として要求される本来の性能(意匠性、加工性、
耐候性など)を維持し、かつ長期的な抗菌性を持続する
プレコート鋼板を提供することを目的とする。
外層に無機系の抗菌剤を配合した塗膜を有し、プレコー
ト鋼板として要求される本来の性能(意匠性、加工性、
耐候性など)を維持し、かつ長期的な抗菌性を持続する
プレコート鋼板を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題を解決
するためになされたもので、鋼板表面に、化成処理皮膜
を介して、下層塗膜及び上層塗膜を形成し、上層塗膜
は、樹脂固形分100重量部に対し無機系抗菌剤を0.
3〜7重量部と耐候性向上添加剤とを含むことを特徴と
するプレコート鋼板で、下層塗膜は、厚さ2〜12μ
m、上層塗膜は、厚さ8〜33μmで、耐候性向上添加
剤は樹脂固形分100重量部に対し、0.1〜3重量部
含むプレコート鋼板である。
するためになされたもので、鋼板表面に、化成処理皮膜
を介して、下層塗膜及び上層塗膜を形成し、上層塗膜
は、樹脂固形分100重量部に対し無機系抗菌剤を0.
3〜7重量部と耐候性向上添加剤とを含むことを特徴と
するプレコート鋼板で、下層塗膜は、厚さ2〜12μ
m、上層塗膜は、厚さ8〜33μmで、耐候性向上添加
剤は樹脂固形分100重量部に対し、0.1〜3重量部
含むプレコート鋼板である。
【0008】
【発明の実施の形態】本発明のプレコート鋼板で用いる
鋼板素材としては、冷延鋼板、ステンレス鋼板、亜鉛、
亜鉛系合金、アルミニウム、クロム、ニッケルあるいは
これらの合金のメッキ鋼板等を用いることができる。ま
た、本発明の塗膜構成は鋼板以外のアルミニウム板、銅
板などにも適用できる。
鋼板素材としては、冷延鋼板、ステンレス鋼板、亜鉛、
亜鉛系合金、アルミニウム、クロム、ニッケルあるいは
これらの合金のメッキ鋼板等を用いることができる。ま
た、本発明の塗膜構成は鋼板以外のアルミニウム板、銅
板などにも適用できる。
【0009】化成処理皮膜は、鋼板表面への下地処理と
して、密着性、耐食性を上げるために必要である。化成
処理皮膜は、クロメート系処理液の塗布または噴霧処理
により形成できる。
して、密着性、耐食性を上げるために必要である。化成
処理皮膜は、クロメート系処理液の塗布または噴霧処理
により形成できる。
【0010】また、鋼板の塗膜構成はプレコート鋼板に
本来求められる性能(意匠性、加工性、経済性など)に
より規定され、通常のプレコート鋼板と同様、下層塗
膜、上層塗膜層が順次形成されている。
本来求められる性能(意匠性、加工性、経済性など)に
より規定され、通常のプレコート鋼板と同様、下層塗
膜、上層塗膜層が順次形成されている。
【0011】鋼板上への塗膜樹脂層(下層、上層)の形
成は、ロールコーター法やカーテンフローコーター法、
スプレー塗装法、粉体塗装法、刷毛塗り法で行うことが
できる。その焼付処理は常温乾燥でも焼付乾燥でも可能
であり、焼付乾燥の場合、熱風加熱方式や高周波加熱方
式の方法を適用できる。
成は、ロールコーター法やカーテンフローコーター法、
スプレー塗装法、粉体塗装法、刷毛塗り法で行うことが
できる。その焼付処理は常温乾燥でも焼付乾燥でも可能
であり、焼付乾燥の場合、熱風加熱方式や高周波加熱方
式の方法を適用できる。
【0012】下層塗膜を形成する樹脂は、通常のプレコ
ート鋼板に使用されるポリエステル樹脂、エポキシ樹脂
を主成分とし鋼板との密着性、耐食性を付与した塗膜で
あればよい。下層の塗膜厚は、薄すぎると耐食性が不足
し、厚すぎると加工部の密着性が低下するので、2〜1
2μmの塗膜厚さが好適である。
ート鋼板に使用されるポリエステル樹脂、エポキシ樹脂
を主成分とし鋼板との密着性、耐食性を付与した塗膜で
あればよい。下層の塗膜厚は、薄すぎると耐食性が不足
し、厚すぎると加工部の密着性が低下するので、2〜1
2μmの塗膜厚さが好適である。
【0013】無機抗菌剤を含有する上層樹脂としては、
一般に建材用、家電用プレコート鋼板に使用される塗料
用樹脂、例えばポリエステル樹脂、ポリフッ化ビニリデ
ン樹脂、アクリル樹脂、シリコーン樹脂等各樹脂または
それら2種類以上を複合したものを用いることができ
る。また、それらに硬化剤としてメラミン樹脂等のアミ
ノ樹脂やイソシアネート化合物を混合してもよい。これ
ら樹脂中への無機抗菌剤の添加は、ボールミル、サンド
ミル等で高速撹拌しながら行うのが好ましい。上層の塗
膜厚は、薄すぎると色調等外観が得られず、厚すぎると
塗装作業時の欠陥が発生しやすくなるので、8〜33μ
mの塗膜厚さが好適である。
一般に建材用、家電用プレコート鋼板に使用される塗料
用樹脂、例えばポリエステル樹脂、ポリフッ化ビニリデ
ン樹脂、アクリル樹脂、シリコーン樹脂等各樹脂または
それら2種類以上を複合したものを用いることができ
る。また、それらに硬化剤としてメラミン樹脂等のアミ
ノ樹脂やイソシアネート化合物を混合してもよい。これ
ら樹脂中への無機抗菌剤の添加は、ボールミル、サンド
ミル等で高速撹拌しながら行うのが好ましい。上層の塗
膜厚は、薄すぎると色調等外観が得られず、厚すぎると
塗装作業時の欠陥が発生しやすくなるので、8〜33μ
mの塗膜厚さが好適である。
【0014】無機抗菌剤は、銀等の金属を無機物の担体
に担持させた構造が一般的で、具体例を挙げれば、銀+
ゼオライト系(粉体),酸化銀、酸化亜鉛+メタケイ酸
アルミン酸マグネシウム(粉体),有機窒素硫黄系(粉
体又は液状)、銀+(亜鉛,銅)+リン酸カルシウム、
銀+(亜鉛,銅)+リン酸ジルコニウム、銀+(亜鉛,
銅)+シリカ、銀+(亜鉛,銅)+ガラスなどである。
に担持させた構造が一般的で、具体例を挙げれば、銀+
ゼオライト系(粉体),酸化銀、酸化亜鉛+メタケイ酸
アルミン酸マグネシウム(粉体),有機窒素硫黄系(粉
体又は液状)、銀+(亜鉛,銅)+リン酸カルシウム、
銀+(亜鉛,銅)+リン酸ジルコニウム、銀+(亜鉛,
銅)+シリカ、銀+(亜鉛,銅)+ガラスなどである。
【0015】無機抗菌剤を上層塗膜中に配合させる場
合、無機抗菌剤の含有量が、樹脂固形分100重量部に
対し、0.3重量部未満だと抗菌性、カビ防止性の効果
が不充分であり、7重量部を越えると、この樹脂自体の
凝集力が低下し塗膜としての加工性や硬度などの性能が
低下し、また経済的にも不適であるため、0.3〜7重
量部である必要がある。
合、無機抗菌剤の含有量が、樹脂固形分100重量部に
対し、0.3重量部未満だと抗菌性、カビ防止性の効果
が不充分であり、7重量部を越えると、この樹脂自体の
凝集力が低下し塗膜としての加工性や硬度などの性能が
低下し、また経済的にも不適であるため、0.3〜7重
量部である必要がある。
【0016】また、光による変色を抑えるための添加剤
は、例えば、オリゴマー型ヒンダードアミン系光安定剤
などの低分子量型ヒンダードアミン系光安定剤等、ベン
ゾフェノン系紫外線吸収剤、ベンゾトリアロール系紫外
線吸収剤が挙げられる。その添加量は抗菌剤添加量と要
求される色調変化の程度によって規定されるが、通常は
樹脂固形分100重量部に対し、0.1〜3重量部が好
ましい。
は、例えば、オリゴマー型ヒンダードアミン系光安定剤
などの低分子量型ヒンダードアミン系光安定剤等、ベン
ゾフェノン系紫外線吸収剤、ベンゾトリアロール系紫外
線吸収剤が挙げられる。その添加量は抗菌剤添加量と要
求される色調変化の程度によって規定されるが、通常は
樹脂固形分100重量部に対し、0.1〜3重量部が好
ましい。
【0017】
【実施例】溶融亜鉛めっき鋼板(板厚0.5mm、めっ
き付着量60g/mm2 )に下地処理として塗布型クロ
メート処理をクロム換算で50mg/m2 施し、その上
にポリエステル樹脂系下塗り塗料(乾燥膜厚5μm)を
塗布、焼付した後、表1に示す組成の上塗り塗料を乾燥
膜厚18μmになるように塗布、焼付した。表1中T−
1〜T−7が本発明の実施例であり、T−8〜T−14
が比較例である。これらのプレコート鋼板について、抗
菌性(初期、及び耐候性試験後)、耐候性を以下の方法
で評価した。
き付着量60g/mm2 )に下地処理として塗布型クロ
メート処理をクロム換算で50mg/m2 施し、その上
にポリエステル樹脂系下塗り塗料(乾燥膜厚5μm)を
塗布、焼付した後、表1に示す組成の上塗り塗料を乾燥
膜厚18μmになるように塗布、焼付した。表1中T−
1〜T−7が本発明の実施例であり、T−8〜T−14
が比較例である。これらのプレコート鋼板について、抗
菌性(初期、及び耐候性試験後)、耐候性を以下の方法
で評価した。
【0018】1.抗菌性 (1)抗菌試験 日本食品分析センサー内、「銀等無機抗菌剤研究会」の
「抗菌加工製品の抗菌力試験法1(1995年度版)」
に則って試験を実施した。
「抗菌加工製品の抗菌力試験法1(1995年度版)」
に則って試験を実施した。
【0019】a.試験菌 Staphylococcus aueus及びEshericia coli b.培地等 1)普通ブイヨン培地(NB培地) 肉エキス5g、ペプトン10g、塩化ナトリウム5g、
精製水1000ml 2)普通寒天培地(NA培地) NB培地に寒天を1.5%添加したもの 3)標準寒天培地(SA培地) 酵母エキス2.5g、トリプトン5g、グルコース1
g、寒天15g、製静水1000ml 4)SCDLP培地 カゼイン製ペプトン17g、大豆製ペプトン3g、塩化
ナトリウム5g、リン酸−水素カリウム2.5g、レシ
チン1g、ポリソルベート80.7g、精製水1000
ml 5)試験片 抗菌試験片は、本発明例1〜8及び比較例9〜14のサ
ンプルを50mm角に切断し、その全面をエタノールを
しみこませた脱脂綿で軽く拭いた後乾燥させたもの。
精製水1000ml 2)普通寒天培地(NA培地) NB培地に寒天を1.5%添加したもの 3)標準寒天培地(SA培地) 酵母エキス2.5g、トリプトン5g、グルコース1
g、寒天15g、製静水1000ml 4)SCDLP培地 カゼイン製ペプトン17g、大豆製ペプトン3g、塩化
ナトリウム5g、リン酸−水素カリウム2.5g、レシ
チン1g、ポリソルベート80.7g、精製水1000
ml 5)試験片 抗菌試験片は、本発明例1〜8及び比較例9〜14のサ
ンプルを50mm角に切断し、その全面をエタノールを
しみこませた脱脂綿で軽く拭いた後乾燥させたもの。
【0020】無加工試験片は、抗菌試験片の樹脂系はそ
のままで、塗膜中の無機抗菌剤を添加しなかったもの
で、抗菌試験片と同様の前処理を行った。なお比較例9
は抗菌試験片と無加工試験は同一のものである。
のままで、塗膜中の無機抗菌剤を添加しなかったもの
で、抗菌試験片と同様の前処理を行った。なお比較例9
は抗菌試験片と無加工試験は同一のものである。
【0021】6)接種用菌液の調整 NB培地を滅菌精製水で500倍に希釈し、pHを7±
0.2に調整した。「1/500NB培地」に、前培養
した菌を均一に分散させたものを接種用菌液とした。
0.2に調整した。「1/500NB培地」に、前培養
した菌を均一に分散させたものを接種用菌液とした。
【0022】c.試験操作 抗菌加工試験片(3個)及び無加工試験片(3個)を、
それぞれ滅菌シャーレに入れ、その試験面に接種用菌液
0.5ml(1.0〜500000の菌を含む)を接種
し、その上に被覆フィルムを被せて蓋をし保存。
それぞれ滅菌シャーレに入れ、その試験面に接種用菌液
0.5ml(1.0〜500000の菌を含む)を接種
し、その上に被覆フィルムを被せて蓋をし保存。
【0023】保存24時間後の無加工試験片(3個)に
ついて、それぞれ試験片及び被覆フィルムに付着してい
る菌をSCDLP培地(10ml)を用いて洗浄し、洗
浄液1ml中の生菌数を、SA培地を使用した寒天平板
培養法により測定し、3個の生菌数の平均値をXとし
た。また保存24時間後の抗菌加工試験片(3個)につ
いて、それぞれ無加工試験片と同様に測定した3個の生
菌数の平均値をYとした。
ついて、それぞれ試験片及び被覆フィルムに付着してい
る菌をSCDLP培地(10ml)を用いて洗浄し、洗
浄液1ml中の生菌数を、SA培地を使用した寒天平板
培養法により測定し、3個の生菌数の平均値をXとし
た。また保存24時間後の抗菌加工試験片(3個)につ
いて、それぞれ無加工試験片と同様に測定した3個の生
菌数の平均値をYとした。
【0024】そして、次式の「増減値差」を求め、以下
の基準で抗菌性を評価した。 増減値差=log(X/Y) ○:増減値差が2.0以上のもの △:増減値差が1.0以上2.0未満のもの ×:増減値差が1.0未満のもの (2)カビ抵抗性試験 精製水1000ml中にブドウ糖40g、ペプトン10
g、寒天25gを添加後、良く撹拌し、試験培地とし
た。その中に試験菌としてAspergillus niger, Penicil
lium funiculosum,Cladosporium cladosporioide, Gli
ocladium virens, Aureobasidium pullulansの5種混合
菌を用い、JIS−Z2911の方法に準じてサンプル
表面を観察し、以下の基準でカビ抵抗性を評価した。
の基準で抗菌性を評価した。 増減値差=log(X/Y) ○:増減値差が2.0以上のもの △:増減値差が1.0以上2.0未満のもの ×:増減値差が1.0未満のもの (2)カビ抵抗性試験 精製水1000ml中にブドウ糖40g、ペプトン10
g、寒天25gを添加後、良く撹拌し、試験培地とし
た。その中に試験菌としてAspergillus niger, Penicil
lium funiculosum,Cladosporium cladosporioide, Gli
ocladium virens, Aureobasidium pullulansの5種混合
菌を用い、JIS−Z2911の方法に準じてサンプル
表面を観察し、以下の基準でカビ抵抗性を評価した。
【0025】 ○:サンプル面にカビの発生が認められないもの △:サンプル面にカビの生育が若干認められるもの ×:サンプル面のカビの生育が認められるもの 2.耐候性 70×150mmの試験片を作成し、サンプルの裏面及
び端部をシールし、次いでサンシャインウエザーオーメ
ーター試験にて500時間の耐候性試験を行った。試験
片の試験前後の色差及び光沢残存率の測定を行い、以下
の基準で耐候性を評価した。
び端部をシールし、次いでサンシャインウエザーオーメ
ーター試験にて500時間の耐候性試験を行った。試験
片の試験前後の色差及び光沢残存率の測定を行い、以下
の基準で耐候性を評価した。
【0026】・色差について:ΔEの数値が2以下で合
格 ・光沢残存率について:GRが80%以上で合格 表2に試験結果を示す。
格 ・光沢残存率について:GRが80%以上で合格 表2に試験結果を示す。
【0027】本発明のT−1〜T−7のプレコート鋼板
は、いずれも全ての特性に優れている。一方、比較のT
−8〜T−14のプレコート鋼板は、抗菌性、耐候性の
いずれかで不合格となっている。
は、いずれも全ての特性に優れている。一方、比較のT
−8〜T−14のプレコート鋼板は、抗菌性、耐候性の
いずれかで不合格となっている。
【0028】
【表1】
【0029】
【表2】
【0030】
【発明の効果】本発明は、無機抗菌剤の配合により、抗
菌性を比較的長く持続することができ、かつ、耐候性向
上添加剤の配合により、光などによる変色を防止して、
意匠性を損なうことがない、長期的に、抗菌性、耐食
性、耐候性に優れたプレコート鋼板を提供できる。従っ
て、本発明のプレコート鋼板は、厨房周り、食品を貯蔵
する冷蔵倉庫など、カビや細菌が発生しやすい部位で、
これらを防止する鋼板として極めて適したものといえ
る。
菌性を比較的長く持続することができ、かつ、耐候性向
上添加剤の配合により、光などによる変色を防止して、
意匠性を損なうことがない、長期的に、抗菌性、耐食
性、耐候性に優れたプレコート鋼板を提供できる。従っ
て、本発明のプレコート鋼板は、厨房周り、食品を貯蔵
する冷蔵倉庫など、カビや細菌が発生しやすい部位で、
これらを防止する鋼板として極めて適したものといえ
る。
フロントページの続き (72)発明者 中濱 明子 東京都千代田区丸の内一丁目1番2号 日 本鋼管株式会社内
Claims (3)
- 【請求項1】 鋼板表面に、化成処理皮膜を介して、下
層塗膜及び上層塗膜を形成し、上層塗膜は、樹脂固形分
100重量部に対し無機系抗菌剤を0.3〜7重量部と
耐候性向上添加剤とを含むことを特徴とするプレコート
鋼板。 - 【請求項2】 下層塗膜は、厚さ2〜12μm、上層塗
膜は、厚さ8〜33μmであることを特徴とする請求項
1に記載のプレコート鋼板。 - 【請求項3】 耐候性向上添加剤は樹脂固形分100重
量部に対し、0.1〜3重量部含むことを特徴とするプ
レコート鋼板。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP12868997A JPH10314663A (ja) | 1997-05-19 | 1997-05-19 | 耐候性に優れた抗菌性、防カビ性プレコート鋼板 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP12868997A JPH10314663A (ja) | 1997-05-19 | 1997-05-19 | 耐候性に優れた抗菌性、防カビ性プレコート鋼板 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10314663A true JPH10314663A (ja) | 1998-12-02 |
Family
ID=14990997
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP12868997A Pending JPH10314663A (ja) | 1997-05-19 | 1997-05-19 | 耐候性に優れた抗菌性、防カビ性プレコート鋼板 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH10314663A (ja) |
-
1997
- 1997-05-19 JP JP12868997A patent/JPH10314663A/ja active Pending
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