JPH10316454A - 異種合わせガラス - Google Patents
異種合わせガラスInfo
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- JPH10316454A JPH10316454A JP9128519A JP12851997A JPH10316454A JP H10316454 A JPH10316454 A JP H10316454A JP 9128519 A JP9128519 A JP 9128519A JP 12851997 A JP12851997 A JP 12851997A JP H10316454 A JPH10316454 A JP H10316454A
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- Japan
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- resin
- glass
- laminated glass
- polyvinyl acetal
- resin film
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- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B32—LAYERED PRODUCTS
- B32B—LAYERED PRODUCTS, i.e. PRODUCTS BUILT-UP OF STRATA OF FLAT OR NON-FLAT, e.g. CELLULAR OR HONEYCOMB, FORM
- B32B17/00—Layered products essentially comprising sheet glass, or glass, slag, or like fibres
- B32B17/06—Layered products essentially comprising sheet glass, or glass, slag, or like fibres comprising glass as the main or only constituent of a layer, next to another layer of a specific material
- B32B17/10—Layered products essentially comprising sheet glass, or glass, slag, or like fibres comprising glass as the main or only constituent of a layer, next to another layer of a specific material of synthetic resin
- B32B17/10005—Layered products essentially comprising sheet glass, or glass, slag, or like fibres comprising glass as the main or only constituent of a layer, next to another layer of a specific material of synthetic resin laminated safety glass or glazing
- B32B17/1055—Layered products essentially comprising sheet glass, or glass, slag, or like fibres comprising glass as the main or only constituent of a layer, next to another layer of a specific material of synthetic resin laminated safety glass or glazing characterized by the resin layer, i.e. interlayer
- B32B17/10761—Layered products essentially comprising sheet glass, or glass, slag, or like fibres comprising glass as the main or only constituent of a layer, next to another layer of a specific material of synthetic resin laminated safety glass or glazing characterized by the resin layer, i.e. interlayer containing vinyl acetal
Landscapes
- Laminated Bodies (AREA)
- Joining Of Glass To Other Materials (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 透明性や耐候性がよく、しかもガラス破片
が飛散しにくい等の安全性に優れている等の合わせガラ
スに必要な基本性能を損なうことなく、簡便な方法で得
られる異種合わせガラスを提供する。 【解決手段】 熱膨張率の異なる2種以上のガラスが中
間膜を介して積層されてなる合わせガラスであって、該
中間膜は、ポリビニルアセタール樹脂と可塑剤からなる
樹脂膜を少なくとも二つ積層されてなり、隣接する樹脂
膜を構成するポリビニルアセタール樹脂の平均重合度の
差が300〜4500である。
が飛散しにくい等の安全性に優れている等の合わせガラ
スに必要な基本性能を損なうことなく、簡便な方法で得
られる異種合わせガラスを提供する。 【解決手段】 熱膨張率の異なる2種以上のガラスが中
間膜を介して積層されてなる合わせガラスであって、該
中間膜は、ポリビニルアセタール樹脂と可塑剤からなる
樹脂膜を少なくとも二つ積層されてなり、隣接する樹脂
膜を構成するポリビニルアセタール樹脂の平均重合度の
差が300〜4500である。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、建築物の窓や扉、
屋根などの開口部や室内の間仕切り、および自動車のサ
イドガラス、リヤガラスなどに用いられる異種合わせガ
ラスに関する。
屋根などの開口部や室内の間仕切り、および自動車のサ
イドガラス、リヤガラスなどに用いられる異種合わせガ
ラスに関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、2枚の透明ガラス板の間に可
塑化ポリビニルブチラール樹脂に代表される接着性中間
膜が挟着されてなる合わせガラスは、強度が大きく破損
し難く、破損した場合でも破片が飛散しない安全なガラ
ス材であり、例えば自動車や航空機等の輸送用機器ある
いは建築物等の窓ガラスに広く使用されている。
塑化ポリビニルブチラール樹脂に代表される接着性中間
膜が挟着されてなる合わせガラスは、強度が大きく破損
し難く、破損した場合でも破片が飛散しない安全なガラ
ス材であり、例えば自動車や航空機等の輸送用機器ある
いは建築物等の窓ガラスに広く使用されている。
【0003】一方、近年では合わせガラスの用途の多様
化が進み、装飾性、断熱性、遮音性等、合わせガラスの
付加価値の向上が幅広く要求されるようになってきてい
る。このため、同一材料のガラスよりなる合わせガラス
だけでは要求項目を総て満足させることが困難となり、
同一材料のガラスからなる同種合わせガラスの代わり
に、異種ガラスからなる異種合わせガラスが注目されて
いる。
化が進み、装飾性、断熱性、遮音性等、合わせガラスの
付加価値の向上が幅広く要求されるようになってきてい
る。このため、同一材料のガラスよりなる合わせガラス
だけでは要求項目を総て満足させることが困難となり、
同一材料のガラスからなる同種合わせガラスの代わり
に、異種ガラスからなる異種合わせガラスが注目されて
いる。
【0004】しかしながら、異なる種類のガラスを直接
接着させて合わせガラスを製造する場合、各々のガラス
の熱膨張率に差があるために、該合わせガラス構成体を
共に接着させるのに必要とする温度から冷却させる間に
亀裂や反りなどが生じ、狂いが発生することで所望の異
種合わせガラスが得られにくいことが知られている。
接着させて合わせガラスを製造する場合、各々のガラス
の熱膨張率に差があるために、該合わせガラス構成体を
共に接着させるのに必要とする温度から冷却させる間に
亀裂や反りなどが生じ、狂いが発生することで所望の異
種合わせガラスが得られにくいことが知られている。
【0005】この課題を解決するため、種々の試みが行
われており、例えば特公平5−30621号公報におい
ては、金属により橋かけをしたエチレンメタクリル酸ポ
リマーの形態のアイオノマー樹脂膜を積層して構成した
合わせガラスが提案されている。
われており、例えば特公平5−30621号公報におい
ては、金属により橋かけをしたエチレンメタクリル酸ポ
リマーの形態のアイオノマー樹脂膜を積層して構成した
合わせガラスが提案されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記提
案の合わせガラスの製造においては、アイオノマー樹脂
膜とガラスとの良好な接着性を得るため、シランカップ
リング剤に適されるプライマーが下塗りされる必要性が
あり、合わせ加工作業が煩雑であるという欠点がある。
案の合わせガラスの製造においては、アイオノマー樹脂
膜とガラスとの良好な接着性を得るため、シランカップ
リング剤に適されるプライマーが下塗りされる必要性が
あり、合わせ加工作業が煩雑であるという欠点がある。
【0007】その他、ポリウレタン樹脂膜を用いた試み
を行っている例もあるが、この場合にもプライマー処理
が必要であり、且つ高価であるため実用的ではない。
を行っている例もあるが、この場合にもプライマー処理
が必要であり、且つ高価であるため実用的ではない。
【0008】本発明は、上記の問題を解決するもので、
その目的とするところは、透明性や耐候性がよく、しか
もガラス破片が飛散しにくい等の安全性に優れている等
の合わせガラスに必要な基本性能を損なうことなく、簡
便な方法で得られる異種合わせガラスを提供することに
ある。
その目的とするところは、透明性や耐候性がよく、しか
もガラス破片が飛散しにくい等の安全性に優れている等
の合わせガラスに必要な基本性能を損なうことなく、簡
便な方法で得られる異種合わせガラスを提供することに
ある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明者は、上記のよう
な基本性能に優れた材料として可塑化ポリビニルブチラ
ール樹脂等の可塑化ポリビニルアセタール樹脂膜に着目
し、このような樹脂膜の異種ガラス合わせ加工性を改善
するために、種々の検討を行った。
な基本性能に優れた材料として可塑化ポリビニルブチラ
ール樹脂等の可塑化ポリビニルアセタール樹脂膜に着目
し、このような樹脂膜の異種ガラス合わせ加工性を改善
するために、種々の検討を行った。
【0010】その結果、異種ガラスの接着に用いる中間
膜に複数種類の可塑化ポリビニルアセタール樹脂膜を積
層して構成した、少なくとも2層の多層樹脂膜からなる
積層膜を用いることで、上記のような基本性能を損なう
ことなく簡便な方法で所望の異種合わせガラスが得られ
ることを見出した。
膜に複数種類の可塑化ポリビニルアセタール樹脂膜を積
層して構成した、少なくとも2層の多層樹脂膜からなる
積層膜を用いることで、上記のような基本性能を損なう
ことなく簡便な方法で所望の異種合わせガラスが得られ
ることを見出した。
【0011】すなわち、請求項1記載(以下「本発明
1」という)の異種合わせガラスは、熱膨張率が異なる
2種以上のガラスが中間膜を介して積層されてなる合わ
せガラスであって、該中間膜は、ポリビニルアセタール
樹脂と可塑剤とからなる樹脂膜を少なくとも二つ積層さ
れてなり、隣接する樹脂膜を構成するポリビニルアセタ
ール樹脂の平均重合度の差が300〜4500であるこ
とを特徴とする。
1」という)の異種合わせガラスは、熱膨張率が異なる
2種以上のガラスが中間膜を介して積層されてなる合わ
せガラスであって、該中間膜は、ポリビニルアセタール
樹脂と可塑剤とからなる樹脂膜を少なくとも二つ積層さ
れてなり、隣接する樹脂膜を構成するポリビニルアセタ
ール樹脂の平均重合度の差が300〜4500であるこ
とを特徴とする。
【0012】また、請求項2記載(以下「本発明2」と
いう)の異種合わせガラスは、本発明1の重合度の差が
500〜3500であることを特徴とする。
いう)の異種合わせガラスは、本発明1の重合度の差が
500〜3500であることを特徴とする。
【0013】本発明1において、樹脂膜を構成するポリ
ビニルアセタール樹脂の調製方法としては、例えば、ポ
リビニルアルコールを温水に溶解し、得られた水溶液を
所定の温度、例えば0〜95℃に保持しておいて、所要
の酸触媒及びアルデヒドを加え、撹拌しながらアセター
ル化反応を進行させ、次いで反応温度を上げて熟成して
反応を完結させ、その後、中和、水洗及び乾燥を行って
ポリビニルアセタール樹脂の粉末を得る方法が採用され
る。
ビニルアセタール樹脂の調製方法としては、例えば、ポ
リビニルアルコールを温水に溶解し、得られた水溶液を
所定の温度、例えば0〜95℃に保持しておいて、所要
の酸触媒及びアルデヒドを加え、撹拌しながらアセター
ル化反応を進行させ、次いで反応温度を上げて熟成して
反応を完結させ、その後、中和、水洗及び乾燥を行って
ポリビニルアセタール樹脂の粉末を得る方法が採用され
る。
【0014】上記ポリビニルアセタール樹脂は、ポリビ
ニルアルコールをアルデヒドでアセタール化することに
より得られ、通常、主鎖のエチレン基にアセタール基と
アセチル基と水酸基とを有する。
ニルアルコールをアルデヒドでアセタール化することに
より得られ、通常、主鎖のエチレン基にアセタール基と
アセチル基と水酸基とを有する。
【0015】上記ポリビニルアルコールとしては、平均
重合度500〜5000のものが好ましい。この平均重
合度が500未満であると、合わせガラスの耐貫通性が
低下する。逆に、平均重合度が5000を超えると、樹
脂膜の成形が難しくなり、しかも樹脂膜の強度が強くな
りすぎるので適当ではない。
重合度500〜5000のものが好ましい。この平均重
合度が500未満であると、合わせガラスの耐貫通性が
低下する。逆に、平均重合度が5000を超えると、樹
脂膜の成形が難しくなり、しかも樹脂膜の強度が強くな
りすぎるので適当ではない。
【0016】上記アルデヒドとしては、炭素数3〜10
のアルデヒドが好ましい。炭素数3〜10のアルデヒド
としては、プロピオンアルデヒド、n−ブチルアルデヒ
ド、イソブチルアルデヒド、n−ヘキシルアルデヒド、
2−エチルブチルアルデヒド、n−ヘプチルアルデヒ
ド、n−オクチルアルデヒド、n−ノニルアルデヒド、
n−デシルアルデヒド、ベンズアルデヒド、シンナムア
ルデヒド等の脂肪族、芳香族又は脂肪環族のアルデヒド
が、単独あるいは2種以上組み合わせて用いられる。好
ましくは、炭素数6〜10のアルデヒドでアセタール化
されたポリビニルアセタール樹脂からなる樹脂膜と、炭
素数3〜4のアルデヒドでアセタール化されたポリビニ
ルアセタール樹脂からなる樹脂膜とで組み合わせて用い
るのが好ましい。
のアルデヒドが好ましい。炭素数3〜10のアルデヒド
としては、プロピオンアルデヒド、n−ブチルアルデヒ
ド、イソブチルアルデヒド、n−ヘキシルアルデヒド、
2−エチルブチルアルデヒド、n−ヘプチルアルデヒ
ド、n−オクチルアルデヒド、n−ノニルアルデヒド、
n−デシルアルデヒド、ベンズアルデヒド、シンナムア
ルデヒド等の脂肪族、芳香族又は脂肪環族のアルデヒド
が、単独あるいは2種以上組み合わせて用いられる。好
ましくは、炭素数6〜10のアルデヒドでアセタール化
されたポリビニルアセタール樹脂からなる樹脂膜と、炭
素数3〜4のアルデヒドでアセタール化されたポリビニ
ルアセタール樹脂からなる樹脂膜とで組み合わせて用い
るのが好ましい。
【0017】アルデヒドの炭素数が3未満では樹脂膜の
成形性が低下し、異種合わせガラスの製造の際に亀裂等
が発生することがある。また、炭素数が10を超えると
アルデヒドのアセタール化の反応性が乏しくなり、かつ
反応中にブロッキングが発生し易い等、樹脂の合成に困
難を伴うことが多い。
成形性が低下し、異種合わせガラスの製造の際に亀裂等
が発生することがある。また、炭素数が10を超えると
アルデヒドのアセタール化の反応性が乏しくなり、かつ
反応中にブロッキングが発生し易い等、樹脂の合成に困
難を伴うことが多い。
【0018】上記ポリビニルアセタール樹脂は、いずれ
もビニルアセタール成分とビニルアルコール成分とビニ
ルアセテート成分とから構成されている。これらの各成
分量は、例えばJIS K 6728「ポリビニルブチ
ラール試験方法」に基づいて測定することができる。
もビニルアセタール成分とビニルアルコール成分とビニ
ルアセテート成分とから構成されている。これらの各成
分量は、例えばJIS K 6728「ポリビニルブチ
ラール試験方法」に基づいて測定することができる。
【0019】なお、ポリビニルブチラール樹脂以外のポ
リビニルアセタール樹脂の場合は、ビニルアルコール成
分量とビニルアセテート成分量とを測定し、残りのビニ
ルアセタール成分量は100から上記両成分量を差し引
くことにより算出することができる。
リビニルアセタール樹脂の場合は、ビニルアルコール成
分量とビニルアセテート成分量とを測定し、残りのビニ
ルアセタール成分量は100から上記両成分量を差し引
くことにより算出することができる。
【0020】上記ポリビニルアセタール樹脂において、
アセタール化度は40モル%以上が好ましい。このアセ
タール化度が40モル%未満では、可塑剤との相溶性が
低下する。より好ましいアセタール化度は50モル%以
上である。
アセタール化度は40モル%以上が好ましい。このアセ
タール化度が40モル%未満では、可塑剤との相溶性が
低下する。より好ましいアセタール化度は50モル%以
上である。
【0021】上記ポリビニルアセタール樹脂において、
残存するアセチル基の、主鎖の全エチレン基量に対する
モル分率の平均値(以下「ビニルアセテート成分」と言
う。)は30モル%以下が好ましい。好ましくは、ビニ
ルアセテート成分が4モル%以下のポリビニルアセター
ル樹脂からなる樹脂膜と、ビニルアセテート成分が8〜
30モル%のポリビニルアセタール樹脂からなる樹脂膜
とで組み合わせて用いるのが好ましい。ビニルアセテー
ト成分が30モル%を超えるとアルデヒドの反応率が著
しく低下するので好ましくない。
残存するアセチル基の、主鎖の全エチレン基量に対する
モル分率の平均値(以下「ビニルアセテート成分」と言
う。)は30モル%以下が好ましい。好ましくは、ビニ
ルアセテート成分が4モル%以下のポリビニルアセター
ル樹脂からなる樹脂膜と、ビニルアセテート成分が8〜
30モル%のポリビニルアセタール樹脂からなる樹脂膜
とで組み合わせて用いるのが好ましい。ビニルアセテー
ト成分が30モル%を超えるとアルデヒドの反応率が著
しく低下するので好ましくない。
【0022】本発明1において用いられる中間膜はポリ
ビニルアセタール樹脂と可塑剤とからなる樹脂膜を少な
くとも二つ積層しており、隣接する樹脂膜を構成するポ
リビニルアセタール樹脂の平均重合度の差が300〜4
500である。隣接する樹脂膜を構成するポリビニルア
セタール樹脂の平均重合度の差が300未満だと、優れ
た異種合わせ加工性が得られない。一方、各層に用いら
れるポリビニルアセタール樹脂の平均重合度は500〜
5000が好ましい。平均重合度が500未満である
と、樹脂膜の剛性が著しく低下するため、合わせガラス
の耐貫通性が低下する。逆に平均重合度が5000を超
えると、成膜性に劣る。よって、隣接する樹脂膜を構成
するポリビニルアセタール樹脂の平均重合度の差は45
00以下となる。平均重合度の差の好ましい差は500
〜3500である。
ビニルアセタール樹脂と可塑剤とからなる樹脂膜を少な
くとも二つ積層しており、隣接する樹脂膜を構成するポ
リビニルアセタール樹脂の平均重合度の差が300〜4
500である。隣接する樹脂膜を構成するポリビニルア
セタール樹脂の平均重合度の差が300未満だと、優れ
た異種合わせ加工性が得られない。一方、各層に用いら
れるポリビニルアセタール樹脂の平均重合度は500〜
5000が好ましい。平均重合度が500未満である
と、樹脂膜の剛性が著しく低下するため、合わせガラス
の耐貫通性が低下する。逆に平均重合度が5000を超
えると、成膜性に劣る。よって、隣接する樹脂膜を構成
するポリビニルアセタール樹脂の平均重合度の差は45
00以下となる。平均重合度の差の好ましい差は500
〜3500である。
【0023】本発明において用いられる樹脂膜には、所
定量の可塑剤が配合される。上記可塑剤としては、この
種の中間膜に用いられている公知の可塑剤、例えば、一
塩基酸エステル、多塩基酸エステル等の有機系可塑剤
や、有機リン酸系、有機亜リン酸系等のリン酸系可塑剤
等が用いられる。
定量の可塑剤が配合される。上記可塑剤としては、この
種の中間膜に用いられている公知の可塑剤、例えば、一
塩基酸エステル、多塩基酸エステル等の有機系可塑剤
や、有機リン酸系、有機亜リン酸系等のリン酸系可塑剤
等が用いられる。
【0024】一塩基酸エステルの中では、例えば、トリ
エチレングリコールと、酪酸、イソ酪酸、カプロン酸、
2−エチル酪酸、ヘプタン酸、n−オクタン酸、2−エ
チルヘキシル酸、ペラルゴン酸(n−ノニル酸)、デシ
ル酸等の有機酸との反応によって得られたグリコール系
エステルが好ましい。その他、テトラエチレングリコー
ル、トリプロピレングリコールと上記のごとき有機酸と
のエステルも用いられる。
エチレングリコールと、酪酸、イソ酪酸、カプロン酸、
2−エチル酪酸、ヘプタン酸、n−オクタン酸、2−エ
チルヘキシル酸、ペラルゴン酸(n−ノニル酸)、デシ
ル酸等の有機酸との反応によって得られたグリコール系
エステルが好ましい。その他、テトラエチレングリコー
ル、トリプロピレングリコールと上記のごとき有機酸と
のエステルも用いられる。
【0025】多塩基酸エステルとしては、例えば、アジ
ピン酸、セバチン酸、アゼライン酸等の有機酸と炭素数
4〜8の直鎖状又は分枝鎖状アルコールとのエステルが
好ましい。また、リン酸系可塑剤としては、トリブトキ
シエチルフォスフェート、イソデシルフェニルホスフェ
ート、トリイソプロピルホスファイト等が好ましい。
ピン酸、セバチン酸、アゼライン酸等の有機酸と炭素数
4〜8の直鎖状又は分枝鎖状アルコールとのエステルが
好ましい。また、リン酸系可塑剤としては、トリブトキ
シエチルフォスフェート、イソデシルフェニルホスフェ
ート、トリイソプロピルホスファイト等が好ましい。
【0026】特に、トリエチレングリコールジ−2−エ
チルブチレート、トリエチレングリコールジ−2−エチ
ルヘキソエート、トリエチレングリコールジカプリレー
ト、トリエチレングリコールジ−n−オクトエート、ト
リエチレングリコールジ−n−ヘプトエート、テトラエ
チレングリコールジ−n−ヘプトエート、その他ジブチ
ルセバケート、ジオクチルアゼレート、ジブチルカルビ
トールアジペートが好適に用いられる。
チルブチレート、トリエチレングリコールジ−2−エチ
ルヘキソエート、トリエチレングリコールジカプリレー
ト、トリエチレングリコールジ−n−オクトエート、ト
リエチレングリコールジ−n−ヘプトエート、テトラエ
チレングリコールジ−n−ヘプトエート、その他ジブチ
ルセバケート、ジオクチルアゼレート、ジブチルカルビ
トールアジペートが好適に用いられる。
【0027】特に、ポリビニルアセタール樹脂に配合さ
れる可塑剤量は、ポリビニルアセタール樹脂100重量
部に対して25〜70重量部が好ましい。この可塑剤量
が25重量部未満であると所望の合わせ加工性及び耐貫
通性が十分に得られず、逆に可塑剤量が70重量部を超
えると可塑剤がブリードして、合わせガラスの透明性や
ガラス板との接着性が損なわれる。特に、この可塑剤量
は35〜65重量部が好ましい。
れる可塑剤量は、ポリビニルアセタール樹脂100重量
部に対して25〜70重量部が好ましい。この可塑剤量
が25重量部未満であると所望の合わせ加工性及び耐貫
通性が十分に得られず、逆に可塑剤量が70重量部を超
えると可塑剤がブリードして、合わせガラスの透明性や
ガラス板との接着性が損なわれる。特に、この可塑剤量
は35〜65重量部が好ましい。
【0028】特に、アセタール基の炭素数が6〜10で
あるポリビニルアセタール樹脂、もしくは、アセタール
基の炭素数が4〜6でビニルアセテート成分が8〜30
モル%であるポリビニルアセタール樹脂である場合は、
ポリビニルアセタール樹脂100重量部に対して30〜
70重量部が好ましい。また、アセタール基の炭素数が
3〜4であるポリビニルアセタール樹脂、もしくは、ア
セタール基の炭素数が4〜6でビニルアセテート成分が
4モル%以下であるポリビニルアセタール樹脂である場
合は、ポリビニルアセタール樹脂100重量部に対して
25〜55重量部が好ましい。
あるポリビニルアセタール樹脂、もしくは、アセタール
基の炭素数が4〜6でビニルアセテート成分が8〜30
モル%であるポリビニルアセタール樹脂である場合は、
ポリビニルアセタール樹脂100重量部に対して30〜
70重量部が好ましい。また、アセタール基の炭素数が
3〜4であるポリビニルアセタール樹脂、もしくは、ア
セタール基の炭素数が4〜6でビニルアセテート成分が
4モル%以下であるポリビニルアセタール樹脂である場
合は、ポリビニルアセタール樹脂100重量部に対して
25〜55重量部が好ましい。
【0029】なお、本発明で用いられるポリビニルアセ
タール樹脂には、紫外線吸収剤、光安定剤、酸化防止
剤、接着性調整剤、界面活性剤、着色剤など、合わせガ
ラス用中間膜に使用されている公知の添加剤を配合する
ことができる。
タール樹脂には、紫外線吸収剤、光安定剤、酸化防止
剤、接着性調整剤、界面活性剤、着色剤など、合わせガ
ラス用中間膜に使用されている公知の添加剤を配合する
ことができる。
【0030】紫外線吸収剤としては、ベンゾトリアゾー
ル系のもの、例えば、チバガイギー社製のチヌビンP
(商品名)、チヌビン320(商品名)、チヌビン32
6(商品名)、チヌビン328(商品名)等が挙げられ
る。
ル系のもの、例えば、チバガイギー社製のチヌビンP
(商品名)、チヌビン320(商品名)、チヌビン32
6(商品名)、チヌビン328(商品名)等が挙げられ
る。
【0031】光安定剤としては、ヒンダードアミン系の
もの、例えば、旭電化社製のアデカスタブLA−57
(商品名)等が挙げられる。
もの、例えば、旭電化社製のアデカスタブLA−57
(商品名)等が挙げられる。
【0032】酸化防止剤としては、フェノール系のも
の、例えば、住友化学社製のスミライザーBHT(商品
名)、チバガイギー社製のイルガノックス1010(商
品名)等が挙げられる。
の、例えば、住友化学社製のスミライザーBHT(商品
名)、チバガイギー社製のイルガノックス1010(商
品名)等が挙げられる。
【0033】接着性調整剤としては、カルボン酸の金属
塩、例えば、オクチル酸、ヘキシル酸、酪酸、酢酸、蟻
酸等のカリウム塩やナトリウム塩が挙げられる。
塩、例えば、オクチル酸、ヘキシル酸、酪酸、酢酸、蟻
酸等のカリウム塩やナトリウム塩が挙げられる。
【0034】界面活性剤としては、ラウリル硫酸ナトリ
ウム、アルキルベンゼンスルホン酸等が挙げられる。
ウム、アルキルベンゼンスルホン酸等が挙げられる。
【0035】本発明に用いられる中間膜は、複数の樹脂
膜を積層されてなることを特徴としている。積層の方法
としては、ポリビニルアセタール樹脂に可塑剤を配合
し、これを押出法、カレンダー法、プレス法等によりシ
ート状に製膜して各樹脂膜を成形する。これを多層押出
法により一体に成形する方法、或いは別々に成形した各
樹脂膜を二枚の異種ガラス板の間に重ねて加熱加圧する
ことにより一体化して、合わせガラスの製造と同時に成
形する方法等により製造することができる。
膜を積層されてなることを特徴としている。積層の方法
としては、ポリビニルアセタール樹脂に可塑剤を配合
し、これを押出法、カレンダー法、プレス法等によりシ
ート状に製膜して各樹脂膜を成形する。これを多層押出
法により一体に成形する方法、或いは別々に成形した各
樹脂膜を二枚の異種ガラス板の間に重ねて加熱加圧する
ことにより一体化して、合わせガラスの製造と同時に成
形する方法等により製造することができる。
【0036】二枚の異種ガラス板が、各樹脂膜或いは一
体化された中間膜を介して接着された合わせガラスを製
造するには、該異種合わせ加工に最適な合わせガラスの
製法が採用される。例えば、二枚の透明な異種ガラス板
の間に上記中間膜或いは樹脂膜を挟み、これをゴムバッ
クに入れ、減圧吸引しながら約70〜110℃で予備接
着し、次いで、オートクレーブを用いるか或いはプレス
を用い、約120〜150℃で約10〜15kg/cm
2の圧力で本接着を行うことにより製造される。
体化された中間膜を介して接着された合わせガラスを製
造するには、該異種合わせ加工に最適な合わせガラスの
製法が採用される。例えば、二枚の透明な異種ガラス板
の間に上記中間膜或いは樹脂膜を挟み、これをゴムバッ
クに入れ、減圧吸引しながら約70〜110℃で予備接
着し、次いで、オートクレーブを用いるか或いはプレス
を用い、約120〜150℃で約10〜15kg/cm
2の圧力で本接着を行うことにより製造される。
【0037】本発明1に用いられる樹脂膜の積層構成
は、例えば、2層積層構成、3層積層構成、4層積層構
成等が挙げられるが、全ての隣接する樹脂膜を構成する
ポリビニルアセタール樹脂の平均重合度が300〜45
00である必要はなく、少なくとも一つの隣接する樹脂
膜が上記範囲を満足していればよい。
は、例えば、2層積層構成、3層積層構成、4層積層構
成等が挙げられるが、全ての隣接する樹脂膜を構成する
ポリビニルアセタール樹脂の平均重合度が300〜45
00である必要はなく、少なくとも一つの隣接する樹脂
膜が上記範囲を満足していればよい。
【0038】本発明のいずれの積層構成においても、中
間膜の両側の最外層にはアセタール基の炭素数が6〜1
0であるポリビニルアセタールと可塑剤からなる樹脂膜
もしくはアセタール基の炭素数が3〜4であり、且つビ
ニルアセテート成分が4モル%以下であるポリビニルア
セタール樹脂と可塑剤からなる樹脂膜が配置されるよう
に積層するのが好ましい。この配置により、ガラス板と
中間膜の合わせ加工に当たり、従来使用されているポリ
ビニルブチラール系中間膜の場合に匹敵する良好な作業
性が得られ、従来の技術をそのまま利用できる。また、
ガラスとの接着性及び耐候性の点でも好ましい。
間膜の両側の最外層にはアセタール基の炭素数が6〜1
0であるポリビニルアセタールと可塑剤からなる樹脂膜
もしくはアセタール基の炭素数が3〜4であり、且つビ
ニルアセテート成分が4モル%以下であるポリビニルア
セタール樹脂と可塑剤からなる樹脂膜が配置されるよう
に積層するのが好ましい。この配置により、ガラス板と
中間膜の合わせ加工に当たり、従来使用されているポリ
ビニルブチラール系中間膜の場合に匹敵する良好な作業
性が得られ、従来の技術をそのまま利用できる。また、
ガラスとの接着性及び耐候性の点でも好ましい。
【0039】本発明で用いられる樹脂膜の膜厚は、いず
れも0.05mm以上が好ましい。この膜厚が0.05
mm未満では、良好な合わせ加工性を発揮するのに十分
でない。また、全体の膜厚は、実用的には通常の合わせ
ガラス用中間膜と同様であり、一般に0.3〜1.6m
mの範囲とされる。
れも0.05mm以上が好ましい。この膜厚が0.05
mm未満では、良好な合わせ加工性を発揮するのに十分
でない。また、全体の膜厚は、実用的には通常の合わせ
ガラス用中間膜と同様であり、一般に0.3〜1.6m
mの範囲とされる。
【0040】なお、ガラス板としては汎用のソーダ石灰
ガラスを初め、硼珪酸ガラス(パイレックスガラス)等
の無機ガラス板や、ポリカーボネート板、ポリメチルメ
タクリレート板等の有機ガラス板などが使用される。
ガラスを初め、硼珪酸ガラス(パイレックスガラス)等
の無機ガラス板や、ポリカーボネート板、ポリメチルメ
タクリレート板等の有機ガラス板などが使用される。
【0041】ところで、本発明で言う熱膨張率とは、無
機ガラス板の場合、例えばJISR 3102「ガラス
の平均線膨張係数の試験方法」に、また、有機ガラス板
の場合、例えばJIS K 7197「プラスチックの
熱機械分析による線膨張率試験方法」に基づいて得られ
る値を言う。
機ガラス板の場合、例えばJISR 3102「ガラス
の平均線膨張係数の試験方法」に、また、有機ガラス板
の場合、例えばJIS K 7197「プラスチックの
熱機械分析による線膨張率試験方法」に基づいて得られ
る値を言う。
【0042】
【0043】本発明1のポリビニルアセタール樹脂と可
塑剤とからなる樹脂膜を少なくとも二つ積層されてなり
隣接する樹脂膜を構成するポリビニルアセタール樹脂の
平均重合度の差が300〜4500である合わせガラス
によれば、異なる樹脂膜間の界面滑り効果により、異な
る種類のガラスの間の熱膨張率の差を効果的に吸収し、
亀裂や反りなどの狂いを生じることなく異種合わせガラ
スを容易に製造することができる。
塑剤とからなる樹脂膜を少なくとも二つ積層されてなり
隣接する樹脂膜を構成するポリビニルアセタール樹脂の
平均重合度の差が300〜4500である合わせガラス
によれば、異なる樹脂膜間の界面滑り効果により、異な
る種類のガラスの間の熱膨張率の差を効果的に吸収し、
亀裂や反りなどの狂いを生じることなく異種合わせガラ
スを容易に製造することができる。
【0044】
【0045】以下に本発明の実施例および比較例を示
し、本発明をさらに詳述するが、本発明はこれら各実施
例に、何ら限定されるものではない。
し、本発明をさらに詳述するが、本発明はこれら各実施
例に、何ら限定されるものではない。
【0046】(実施例1) [樹脂及び樹脂膜の調製]純水2890gに、平均重合
度3000、ケン化度98.9モル%のポリビニルアル
コール275gを加えて加温溶解した。反応系を13℃
に温度調節し、35%の塩酸触媒201gとn−ブチル
アルデヒド148gを加え、この温度を保持して反応物
を析出させた。
度3000、ケン化度98.9モル%のポリビニルアル
コール275gを加えて加温溶解した。反応系を13℃
に温度調節し、35%の塩酸触媒201gとn−ブチル
アルデヒド148gを加え、この温度を保持して反応物
を析出させた。
【0047】その後、反応系を45℃で3時間保持して
反応を完了させ、過剰の水で洗浄して未反応のn−ブチ
ルアルデヒドを洗い流し、塩酸触媒を中和し、水洗及び
乾燥を経て、白色粉末状のポリビニルブチラール樹脂
(a)を得た。この樹脂(a)の平均重合度は300
0、アセタール化度は65.0モル%、ビニルアセテー
ト成分は1.1モル%であった。
反応を完了させ、過剰の水で洗浄して未反応のn−ブチ
ルアルデヒドを洗い流し、塩酸触媒を中和し、水洗及び
乾燥を経て、白色粉末状のポリビニルブチラール樹脂
(a)を得た。この樹脂(a)の平均重合度は300
0、アセタール化度は65.0モル%、ビニルアセテー
ト成分は1.1モル%であった。
【0048】上記樹脂(a)100重量部と、可塑剤と
してトリエチレングリコールジ−2−エチルブチレート
40重量部とを混合し、これをミキシングロールで十分
に溶融混練した後、プレス成形機で150℃、30分間
プレス成形して、厚さ0.12mmの樹脂膜(A)を得
た。
してトリエチレングリコールジ−2−エチルブチレート
40重量部とを混合し、これをミキシングロールで十分
に溶融混練した後、プレス成形機で150℃、30分間
プレス成形して、厚さ0.12mmの樹脂膜(A)を得
た。
【0049】平均重合度を1500に変更したこと以外
は樹脂(a)と同様にして樹脂(b)を得、厚さを0.
13mmに変更したこと以外は樹脂膜(A)と同様にし
て樹脂膜(B)を得た。
は樹脂(a)と同様にして樹脂(b)を得、厚さを0.
13mmに変更したこと以外は樹脂膜(A)と同様にし
て樹脂膜(B)を得た。
【0050】[中間膜及び合わせガラスの作製]上記樹
脂膜(A)と樹脂膜(B)とを用い、これを樹脂膜
(B)/樹脂膜(A)/樹脂膜(B)の順に重ね合わ
せ、片側からは透明なソーダ石灰ガラス(縦60cm×
横60cm×厚さ5mm、熱膨張率8.7×10-6/
℃)、反対側からは透明な硼珪酸ガラス(縦60cm×
横60cm×厚さ6mm、熱膨張率3.4×10-6/
℃)で挟み、これをゴムバッグ内に入れ、20torr
の真空度で20分間脱気した後、脱気したまま90℃の
オーブンに移し、さらに90℃で30分間保持しつつ真
空プレスした。
脂膜(A)と樹脂膜(B)とを用い、これを樹脂膜
(B)/樹脂膜(A)/樹脂膜(B)の順に重ね合わ
せ、片側からは透明なソーダ石灰ガラス(縦60cm×
横60cm×厚さ5mm、熱膨張率8.7×10-6/
℃)、反対側からは透明な硼珪酸ガラス(縦60cm×
横60cm×厚さ6mm、熱膨張率3.4×10-6/
℃)で挟み、これをゴムバッグ内に入れ、20torr
の真空度で20分間脱気した後、脱気したまま90℃の
オーブンに移し、さらに90℃で30分間保持しつつ真
空プレスした。
【0051】このようにして予備接着された合わせガラ
スを、エアー式オートクレーブ中で圧力12kg/cm
2、温度135℃の条件で20分間本接着を行い、中間
膜の作製と合わせガラスの作製とを同時に行った。
スを、エアー式オートクレーブ中で圧力12kg/cm
2、温度135℃の条件で20分間本接着を行い、中間
膜の作製と合わせガラスの作製とを同時に行った。
【0052】この合わせガラスについて、亀裂や反り、
透明度などの外観及びガラスと膜との接着度合いを目視
で評価した。その結果、亀裂や反りなどの発生もなく、
良好な外観を示し、且つ膜とガラスは良好な接着状態で
あった。
透明度などの外観及びガラスと膜との接着度合いを目視
で評価した。その結果、亀裂や反りなどの発生もなく、
良好な外観を示し、且つ膜とガラスは良好な接着状態で
あった。
【0053】(実施例2)実施例1のポリビニルアセタ
ール樹脂(a)の調製において、ポリビニルアセタール
樹脂の平均重合度を2200、また、ポリビニルアセタ
ール樹脂(b)の平均重合度を1700に変更したこと
以外、実施例1と同様に行った。評価の結果、実施例1
と同様に外観、接着状態ともに良好であった。
ール樹脂(a)の調製において、ポリビニルアセタール
樹脂の平均重合度を2200、また、ポリビニルアセタ
ール樹脂(b)の平均重合度を1700に変更したこと
以外、実施例1と同様に行った。評価の結果、実施例1
と同様に外観、接着状態ともに良好であった。
【0054】(実施例3)実施例1のポリビニルアセタ
ール樹脂(a)の調製において、ポリビニルアセタール
樹脂の平均重合度を1000、樹脂膜(A)の厚さを
0.19mmに、また、ポリビニルアセタール樹脂
(b)の平均重合度を4000、樹脂膜(B)の厚さを
0.19mmに、そして中間膜の構成を樹脂膜(B)/
樹脂膜(A)に変更したこと以外、実施例1と同様に行
った。評価の結果、実施例1と同様に外観、接着状態と
もに良好であった。
ール樹脂(a)の調製において、ポリビニルアセタール
樹脂の平均重合度を1000、樹脂膜(A)の厚さを
0.19mmに、また、ポリビニルアセタール樹脂
(b)の平均重合度を4000、樹脂膜(B)の厚さを
0.19mmに、そして中間膜の構成を樹脂膜(B)/
樹脂膜(A)に変更したこと以外、実施例1と同様に行
った。評価の結果、実施例1と同様に外観、接着状態と
もに良好であった。
【0055】(実施例4)実施例1のポリビニルアセタ
ール樹脂(a)の調製において、ポリビニルアセタール
樹脂の平均重合度を3500、樹脂膜(A)の厚さを
0.24mmに、また、樹脂膜(B)の厚さを0.26
mmに、そして中間膜及び異種合わせガラスの構成を、
ソーダ石灰ガラス/(B)/(A)/(B)/ポリカー
ボネートシート(60cm×60cm×3mm、熱膨張
率6.8×10-6/℃)/(B)/(A)/(B)/に
変更したこと以外は実施例1と同様に行った。評価の結
果、実施例1と同様に外観、接着状態ともに良好であっ
た。
ール樹脂(a)の調製において、ポリビニルアセタール
樹脂の平均重合度を3500、樹脂膜(A)の厚さを
0.24mmに、また、樹脂膜(B)の厚さを0.26
mmに、そして中間膜及び異種合わせガラスの構成を、
ソーダ石灰ガラス/(B)/(A)/(B)/ポリカー
ボネートシート(60cm×60cm×3mm、熱膨張
率6.8×10-6/℃)/(B)/(A)/(B)/に
変更したこと以外は実施例1と同様に行った。評価の結
果、実施例1と同様に外観、接着状態ともに良好であっ
た。
【0056】(実施例5)実施例1のポリビニルアセタ
ール樹脂(a)の調製において、ポリビニルアセタール
樹脂の平均重合度を1000、樹脂膜(A)の厚さを
0.17mmに、また、ポリビニルアセタール樹脂
(b)の平均重合度を1700、樹脂膜(B)の厚さを
0.21mmに変更したこと以外は実施例1と同様にし
て樹脂膜(A)及び樹脂膜(B)を得た。また、実施例
1のポリビニルアセタール樹脂(a)の調製において、
ポリビニルアセタール樹脂の平均重合度を5000、樹
脂膜(A)の厚さを0.17mmにしたこと以外は同様
にして樹脂膜を得た(樹脂膜(C)とする)。上記樹脂
膜(A)と樹脂膜(B)と樹脂膜(C)とを用い、中間
膜及び異種合わせガラスの構成を、ソーダ石灰ガラス/
(B)/(A)/(C)/(B)/ポリカーボネートシ
ート(60cm×60cm×3mm、熱膨張率6.8×
10-6/℃)に変更したこと以外は実施例1と同様に行
った。評価の結果、実施例1と同様に外観、接着状態と
もに良好であった。
ール樹脂(a)の調製において、ポリビニルアセタール
樹脂の平均重合度を1000、樹脂膜(A)の厚さを
0.17mmに、また、ポリビニルアセタール樹脂
(b)の平均重合度を1700、樹脂膜(B)の厚さを
0.21mmに変更したこと以外は実施例1と同様にし
て樹脂膜(A)及び樹脂膜(B)を得た。また、実施例
1のポリビニルアセタール樹脂(a)の調製において、
ポリビニルアセタール樹脂の平均重合度を5000、樹
脂膜(A)の厚さを0.17mmにしたこと以外は同様
にして樹脂膜を得た(樹脂膜(C)とする)。上記樹脂
膜(A)と樹脂膜(B)と樹脂膜(C)とを用い、中間
膜及び異種合わせガラスの構成を、ソーダ石灰ガラス/
(B)/(A)/(C)/(B)/ポリカーボネートシ
ート(60cm×60cm×3mm、熱膨張率6.8×
10-6/℃)に変更したこと以外は実施例1と同様に行
った。評価の結果、実施例1と同様に外観、接着状態と
もに良好であった。
【0057】(比較例1)実施例1の樹脂膜(B)の厚
さ0.13mmを0.76mmに変更した。また、中間
膜及び合わせガラスの作製において、中間膜及び合わせ
ガラスの構成を、ソーダ石灰ガラス/(B)/硼珪酸ガ
ラス、に変更した。それ以外は実施例1と同様に行っ
た。評価の結果、接着状態は良好だったものの、大きな
反りが発生し、且ついくつかの亀裂が見られた。
さ0.13mmを0.76mmに変更した。また、中間
膜及び合わせガラスの作製において、中間膜及び合わせ
ガラスの構成を、ソーダ石灰ガラス/(B)/硼珪酸ガ
ラス、に変更した。それ以外は実施例1と同様に行っ
た。評価の結果、接着状態は良好だったものの、大きな
反りが発生し、且ついくつかの亀裂が見られた。
【0058】(比較例2)比較例1の中間膜及び合わせ
ガラスの構成を、ソーダ石灰ガラス/(B)/ポリカー
ボネート、に変更した。それ以外は実施例1と同様に行
った。評価の結果、大きな反りと亀裂が発生し、中間膜
とガラスとが剥離していた。
ガラスの構成を、ソーダ石灰ガラス/(B)/ポリカー
ボネート、に変更した。それ以外は実施例1と同様に行
った。評価の結果、大きな反りと亀裂が発生し、中間膜
とガラスとが剥離していた。
【0059】(比較例3)実施例1のポリビニルアセタ
ール樹脂(b)の調製において、n−ブチルアルデヒド
148gをプロピオンアルデヒド148gに変更し、平
均重合度を1500に変更したこと以外は実施例1と同
様に行った。評価の結果、接着状態は良好だったもの
の、大きな反りが発生し、且ついくつかの亀裂が見られ
た。
ール樹脂(b)の調製において、n−ブチルアルデヒド
148gをプロピオンアルデヒド148gに変更し、平
均重合度を1500に変更したこと以外は実施例1と同
様に行った。評価の結果、接着状態は良好だったもの
の、大きな反りが発生し、且ついくつかの亀裂が見られ
た。
【0060】以上の実施例1〜5および比較例1〜3の
結果を、表1にまとめて示す。
結果を、表1にまとめて示す。
【0061】
【表1】
【0062】
【発明の効果】上述の通り、本発明による合わせガラス
においては、異なる樹脂膜の間の界面滑り効果により、
異なる種類のガラスの間の熱膨張率の差を効果的に吸収
し、亀裂や反りなどの狂いを防止できる。しかも、ガラ
スと中間膜との接着性は良好なので、プライマーを下塗
りする必要がなく、合わせ加工作業が簡便である。
においては、異なる樹脂膜の間の界面滑り効果により、
異なる種類のガラスの間の熱膨張率の差を効果的に吸収
し、亀裂や反りなどの狂いを防止できる。しかも、ガラ
スと中間膜との接着性は良好なので、プライマーを下塗
りする必要がなく、合わせ加工作業が簡便である。
【0063】それゆえ、透明性や耐候性がよく、しかも
ガラス破片が飛散しにくい等の安全性に優れ、且つ簡便
な方法で異種合わせガラスを得ることができる。
ガラス破片が飛散しにくい等の安全性に優れ、且つ簡便
な方法で異種合わせガラスを得ることができる。
【0064】したがって、本発明の合わせガラスは特に
高い付加価値が要求される建築物の開口部や室内の間仕
切り、自動車のサイドガラス、リアガラス等に好適に使
用される。
高い付加価値が要求される建築物の開口部や室内の間仕
切り、自動車のサイドガラス、リアガラス等に好適に使
用される。
Claims (2)
- 【請求項1】 熱膨張率が異なる2種以上のガラスが中
間膜を介して積層されてなる合わせガラスであって、該
中間膜は、ポリビニルアセタール樹脂と可塑剤とからな
る樹脂膜を少なくとも二つ積層されてなり、隣接する樹
脂膜を構成するポリビニルアセタール樹脂の平均重合度
の差が300〜4500であることを特徴とする異種合
わせガラス。 - 【請求項2】 平均重合度の差が500〜3500であ
ることを特徴とする請求項1記載の異種合わせガラス。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9128519A JPH10316454A (ja) | 1997-05-19 | 1997-05-19 | 異種合わせガラス |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9128519A JPH10316454A (ja) | 1997-05-19 | 1997-05-19 | 異種合わせガラス |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10316454A true JPH10316454A (ja) | 1998-12-02 |
Family
ID=14986756
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP9128519A Pending JPH10316454A (ja) | 1997-05-19 | 1997-05-19 | 異種合わせガラス |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH10316454A (ja) |
Cited By (8)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2001064598A1 (en) * | 2000-03-02 | 2001-09-07 | Sekisui Chemical Co., Ltd. | Interlayer film for laminated glass and laminated glass |
| WO2011081190A1 (ja) * | 2009-12-28 | 2011-07-07 | 積水化学工業株式会社 | 合わせガラス用中間膜及び合わせガラス |
| WO2011081191A1 (ja) * | 2009-12-28 | 2011-07-07 | 積水化学工業株式会社 | 合わせガラス用中間膜及び合わせガラス |
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| JP2018076189A (ja) * | 2016-11-07 | 2018-05-17 | 日本電気硝子株式会社 | 合わせガラス |
-
1997
- 1997-05-19 JP JP9128519A patent/JPH10316454A/ja active Pending
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| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
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| US7858683B2 (en) | 2000-03-02 | 2010-12-28 | Sekisui Chemical Co., Ltd. | Interlayer film for laminated glass and laminated glass |
| US8039536B2 (en) | 2000-03-02 | 2011-10-18 | Sekisui Chemical Co., Ltd. | Interlayer film for laminated glass and laminated glass |
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| US8278379B2 (en) | 2000-03-02 | 2012-10-02 | Sekisui Chemical Co., Ltd. | Interlayer film for laminated glass and laminated glass |
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| CN102686531A (zh) * | 2009-12-28 | 2012-09-19 | 积水化学工业株式会社 | 夹层玻璃用中间膜及夹层玻璃 |
| CN102686530A (zh) * | 2009-12-28 | 2012-09-19 | 积水化学工业株式会社 | 夹层玻璃用中间膜及夹层玻璃 |
| US20140227536A1 (en) * | 2009-12-28 | 2014-08-14 | Sekisui Chemical Co., Ltd. | Interlayer for laminated glass, and laminated glass |
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