JPH10319613A - 電子写真用感光体 - Google Patents
電子写真用感光体Info
- Publication number
- JPH10319613A JPH10319613A JP12962197A JP12962197A JPH10319613A JP H10319613 A JPH10319613 A JP H10319613A JP 12962197 A JP12962197 A JP 12962197A JP 12962197 A JP12962197 A JP 12962197A JP H10319613 A JPH10319613 A JP H10319613A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- charge generating
- charge
- substance
- electron
- electrophotographic photoreceptor
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Photoreceptors In Electrophotography (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 帯電性、感度が良好で、繰り返し使用時の安
定性に優れた電子写真用感光体を提供すること。 【解決手段】 同一の感光層内に電荷発生物質、電荷輸
送物質及び結着樹脂を含有する電子写真感光体におい
て、該電荷発生物質の電子親和力及びイオン化ポテンシ
ャルがそれぞれEAg,Ipgであって,電子輸送物質の電
子親和力及び正孔輸送物質のイオン化ポテンシャルがそ
れぞれ,EAe,Iphであるとき,EAgがEAeよりも大き
く,かつIpgがIphよりも小さいことを特徴とする電子
写真用感光体を提供する
定性に優れた電子写真用感光体を提供すること。 【解決手段】 同一の感光層内に電荷発生物質、電荷輸
送物質及び結着樹脂を含有する電子写真感光体におい
て、該電荷発生物質の電子親和力及びイオン化ポテンシ
ャルがそれぞれEAg,Ipgであって,電子輸送物質の電
子親和力及び正孔輸送物質のイオン化ポテンシャルがそ
れぞれ,EAe,Iphであるとき,EAgがEAeよりも大き
く,かつIpgがIphよりも小さいことを特徴とする電子
写真用感光体を提供する
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は電子写真用感光体に
関し,更に詳しくは,帯電性,感度が良好で,かつ繰り
返し使用時の安定性に優れた電子写真用感光体に関す
る。
関し,更に詳しくは,帯電性,感度が良好で,かつ繰り
返し使用時の安定性に優れた電子写真用感光体に関す
る。
【0002】
【従来の技術】一般に,電子写真用感光体は,導電性の
基体の上に,光導電性の材料からなる感光層を形成する
ことにより構成されているが,感光層としては,電荷発
生層と電荷輸送層からなる機能分離型の光導電層を有す
る積層型電子写真用感光体が用いられることが多い。
基体の上に,光導電性の材料からなる感光層を形成する
ことにより構成されているが,感光層としては,電荷発
生層と電荷輸送層からなる機能分離型の光導電層を有す
る積層型電子写真用感光体が用いられることが多い。
【0003】しかしながら,一般の積層型電子写真用感
光体は,通常1μm以下の薄層の電荷発生層の上に,比
較的厚い層からなる電荷輸送層を積層したものであり,
電荷発生層の薄膜形成の難しさが収率を落とす要因とな
っている。また,電荷輸送層に用いる電荷輸送物質は,
化合物群の豊富さ,電気的な安定性,材料としての安全
性等の理由から,正孔輸送性の材料を用いることが一般
的であるので,このような積層型電子写真用感光体は,
必然的に負帯電でしか感度を発現できないものである。
光体は,通常1μm以下の薄層の電荷発生層の上に,比
較的厚い層からなる電荷輸送層を積層したものであり,
電荷発生層の薄膜形成の難しさが収率を落とす要因とな
っている。また,電荷輸送層に用いる電荷輸送物質は,
化合物群の豊富さ,電気的な安定性,材料としての安全
性等の理由から,正孔輸送性の材料を用いることが一般
的であるので,このような積層型電子写真用感光体は,
必然的に負帯電でしか感度を発現できないものである。
【0004】近年,コスト低減要求に応えるため,生産
工程の単純化が大きな課題となっている。また,マイナ
スのコロナ放電時に多量に発生するオゾンの影響が環境
上問題とされ,オゾン発生量の少ないプラスコロナ放電
で使用可能な正帯電型の電子写真用感光体の実現も望ま
れている。
工程の単純化が大きな課題となっている。また,マイナ
スのコロナ放電時に多量に発生するオゾンの影響が環境
上問題とされ,オゾン発生量の少ないプラスコロナ放電
で使用可能な正帯電型の電子写真用感光体の実現も望ま
れている。
【0005】このような電子写真用感光体に対する要求
に対して,旧来の単層型電子写真用感光体が,その単純
な層構成や正帯電での使用可能性等の利点から再評価さ
れるようになってきている。そこで,再度実用的な単層
型電子写真用感光体を実現しようとする試みが活発に行
われるようになっているが,未だ要求に充分応え得るも
のは実現されていない。
に対して,旧来の単層型電子写真用感光体が,その単純
な層構成や正帯電での使用可能性等の利点から再評価さ
れるようになってきている。そこで,再度実用的な単層
型電子写真用感光体を実現しようとする試みが活発に行
われるようになっているが,未だ要求に充分応え得るも
のは実現されていない。
【0006】例えば,有機化合物として最初に実用化さ
れた,米国特許第3484237号明細書に開示された
ポリ−N−ビニルカルバゾール(PVK)/トリニトロ
フルオレノン(TNF)錯体による単層型電子写真用感
光体は,主成分であるPVKの機械的強度の不足と低電
荷移動度による感度不良,及びTNFの強い毒性等が問
題となり,現在では全く実用性がない。
れた,米国特許第3484237号明細書に開示された
ポリ−N−ビニルカルバゾール(PVK)/トリニトロ
フルオレノン(TNF)錯体による単層型電子写真用感
光体は,主成分であるPVKの機械的強度の不足と低電
荷移動度による感度不良,及びTNFの強い毒性等が問
題となり,現在では全く実用性がない。
【0007】また,「ジャーナル・オブ・アプライド・
フィジックス」(Journal of Applied Physics)第49
巻第11号第5543〜5564頁(1978年)等に
開示された,チアピリリウム塩とポリカーボネート樹脂
との共晶体に正孔輸送物質を併用した電子写真用感光体
は,使用可能な材料が限定されているため特性の改善が
困難であり,また感度波長域が狭く,長波長域に感度を
持たないため,現在主流である半導体レーザーを露光光
源とする電子写真装置には適用できないものであった。
フィジックス」(Journal of Applied Physics)第49
巻第11号第5543〜5564頁(1978年)等に
開示された,チアピリリウム塩とポリカーボネート樹脂
との共晶体に正孔輸送物質を併用した電子写真用感光体
は,使用可能な材料が限定されているため特性の改善が
困難であり,また感度波長域が狭く,長波長域に感度を
持たないため,現在主流である半導体レーザーを露光光
源とする電子写真装置には適用できないものであった。
【0008】更に米国特許第3397086号明細書に
開示されたフタロシアニン/樹脂分散型電子写真用感光
体のように,電気絶縁性の結着剤中に光導電性顔料を分
散した構成の電子写真用感光体は,顔料表面に必然的に
形成される電荷トラップが感光層中に高密度に存在する
ため,光照射から電位減衰までに遅れが生ずるいわゆる
インダクション効果が見られ,光応答特性が大幅に悪
く,また光減衰曲線自体が通常の積層型感光体と全く異
なり,互換性が得られない欠点があった。また,繰り返
して使用すると,トラップに電荷が蓄積して,インダク
ション効果自体に変化が生じ,安定した特性が持続して
得られない問題点もあった。このため,この種の電子写
真用感光体は,現在では使い捨ての製版用感光体として
の用途にしか用いられていない。
開示されたフタロシアニン/樹脂分散型電子写真用感光
体のように,電気絶縁性の結着剤中に光導電性顔料を分
散した構成の電子写真用感光体は,顔料表面に必然的に
形成される電荷トラップが感光層中に高密度に存在する
ため,光照射から電位減衰までに遅れが生ずるいわゆる
インダクション効果が見られ,光応答特性が大幅に悪
く,また光減衰曲線自体が通常の積層型感光体と全く異
なり,互換性が得られない欠点があった。また,繰り返
して使用すると,トラップに電荷が蓄積して,インダク
ション効果自体に変化が生じ,安定した特性が持続して
得られない問題点もあった。このため,この種の電子写
真用感光体は,現在では使い捨ての製版用感光体として
の用途にしか用いられていない。
【0009】そこで,例えば特開昭54−1633号公
報には,フタロシアニンの如き電荷発生物質を,オキサ
ジアゾールの如き正孔輸送物質とジニトロフルオレノン
の如き電子輸送物質と一緒に結着樹脂中に分散してなる
感光層を導電性支持体の上に設けた単層型の電子写真用
感光体が開示されている。この種の電子写真用感光体
は,従来のフタロシアニン/樹脂分散系の単層型電子写
真用感光体のように電荷発生と電荷輸送を同一の材料が
行なう構成とは異なり,電荷輸送と電荷発生をそれぞれ
異なる材料に受け負わせるものであるから,電荷発生物
質の濃度を従来に比べ,大幅に低減することが可能で,
かつ正負両帯電性の感光体が実現できる利点があった。
このため,このような構成を取る電子写真用感光体は,
例えば,特開昭61−48861号公報,特開昭63−
246749号公報,特開平1−107266号公報,
特開平2−7059号公報等に見られるように,活発な
実用化検討が加えられている。
報には,フタロシアニンの如き電荷発生物質を,オキサ
ジアゾールの如き正孔輸送物質とジニトロフルオレノン
の如き電子輸送物質と一緒に結着樹脂中に分散してなる
感光層を導電性支持体の上に設けた単層型の電子写真用
感光体が開示されている。この種の電子写真用感光体
は,従来のフタロシアニン/樹脂分散系の単層型電子写
真用感光体のように電荷発生と電荷輸送を同一の材料が
行なう構成とは異なり,電荷輸送と電荷発生をそれぞれ
異なる材料に受け負わせるものであるから,電荷発生物
質の濃度を従来に比べ,大幅に低減することが可能で,
かつ正負両帯電性の感光体が実現できる利点があった。
このため,このような構成を取る電子写真用感光体は,
例えば,特開昭61−48861号公報,特開昭63−
246749号公報,特開平1−107266号公報,
特開平2−7059号公報等に見られるように,活発な
実用化検討が加えられている。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】従来,機能分離型の電
子写真用感光体においては,例えば「IEEE・トランスア
クションズ・オン・インダストリー・アプリケーション
ズ」(IEEE Transactions on Industry Applications)
第IA−17巻,第4号,第382〜386頁(198
1年)等に記載されているように,電荷発生物質から電
荷輸送物質へ電荷の注入の障壁が生じないように,電荷
発生物質のイオン化ポテンシャルが電荷輸送物質のそれ
よりも大きいことが必要であると常識的に考えられてき
た。しかしながら,上記のような電荷輸送物質中に電荷
発生物質が分散された構成をとる感光体の場合は,例え
ば特開平2−37354号公報に,電荷輸送物質のイオ
ン化ポテンシャルを電荷発生物質よりも大きくすること
で感光体の電位安定性を改善できることが開示されてい
るように,このようなイオン化ポテンシャルの大小関係
が必ずしも良い結果を示さないことが明らかになってき
た。
子写真用感光体においては,例えば「IEEE・トランスア
クションズ・オン・インダストリー・アプリケーション
ズ」(IEEE Transactions on Industry Applications)
第IA−17巻,第4号,第382〜386頁(198
1年)等に記載されているように,電荷発生物質から電
荷輸送物質へ電荷の注入の障壁が生じないように,電荷
発生物質のイオン化ポテンシャルが電荷輸送物質のそれ
よりも大きいことが必要であると常識的に考えられてき
た。しかしながら,上記のような電荷輸送物質中に電荷
発生物質が分散された構成をとる感光体の場合は,例え
ば特開平2−37354号公報に,電荷輸送物質のイオ
ン化ポテンシャルを電荷発生物質よりも大きくすること
で感光体の電位安定性を改善できることが開示されてい
るように,このようなイオン化ポテンシャルの大小関係
が必ずしも良い結果を示さないことが明らかになってき
た。
【0011】また,イオン化ポテンシャルの値は材料の
HOMO準位を示すものであって,本来は正電荷の輸送
に係わるものであり,このような感光体における光電変
換機能に対する重要な因子である,負電荷の輸送に係わ
るLUMO準位との関わりについては,全く手掛かりが
得られていなかった。従って,後述の実施例に示したよ
うに,単にイオン化ポテンシャルの大小関係を特定した
だけでは,要求特性を満足するような感光体性能が得ら
れないことは明らかである。
HOMO準位を示すものであって,本来は正電荷の輸送
に係わるものであり,このような感光体における光電変
換機能に対する重要な因子である,負電荷の輸送に係わ
るLUMO準位との関わりについては,全く手掛かりが
得られていなかった。従って,後述の実施例に示したよ
うに,単にイオン化ポテンシャルの大小関係を特定した
だけでは,要求特性を満足するような感光体性能が得ら
れないことは明らかである。
【0012】本発明が解決しようとする課題は,従来提
案されてきた単層型電子写真用感光体において問題とな
った諸点を改善し,帯電性,感度,繰り返し安定性等の
電気的特性に優れた好ましい電子写真用感光体を実現す
る手段を提供することにある。
案されてきた単層型電子写真用感光体において問題とな
った諸点を改善し,帯電性,感度,繰り返し安定性等の
電気的特性に優れた好ましい電子写真用感光体を実現す
る手段を提供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題を解決
するために,同一の感光層内に電荷発生物質,電子輸送
物質及び正孔輸送物質を含有する電子写真用感光体にお
いて,該電荷発生物質の電子親和力及びイオン化ポテン
シャルがそれぞれEAg,Ipgであって,電子輸送物質の
電子親和力及び正孔輸送物質のイオン化ポテンシャルが
それぞれ,EAe,Iphであるとき,EAgがEAeよりも大
きく,かつIpgがIphよりも小さいことを特徴とする電
子写真用感光体を提供する。
するために,同一の感光層内に電荷発生物質,電子輸送
物質及び正孔輸送物質を含有する電子写真用感光体にお
いて,該電荷発生物質の電子親和力及びイオン化ポテン
シャルがそれぞれEAg,Ipgであって,電子輸送物質の
電子親和力及び正孔輸送物質のイオン化ポテンシャルが
それぞれ,EAe,Iphであるとき,EAgがEAeよりも大
きく,かつIpgがIphよりも小さいことを特徴とする電
子写真用感光体を提供する。
【0014】
【発明の実施の形態】本発明の電子写真用感光体は、同
一の感光層内に、上記関係を満たす様に、電荷発生物
質,電子輸送物質及び正孔輸送物質を含有したものであ
り、導電性基体上にこれらを含んだ感光層が形成されて
いればよい。
一の感光層内に、上記関係を満たす様に、電荷発生物
質,電子輸送物質及び正孔輸送物質を含有したものであ
り、導電性基体上にこれらを含んだ感光層が形成されて
いればよい。
【0015】感光層は、電荷発生物質,電子輸送物質及
び正孔輸送物質の三者のみからなっていてもよいが、そ
れらのみでは、導電性基体への接着が不充分である場合
や、耐久性の点でより高度の基体への接着性等が要求さ
れる場合には、結着樹脂を併用して作製する。本発明に
おいて、代表的な感光層は、前記各物質と結着樹脂とか
らなるものである。
び正孔輸送物質の三者のみからなっていてもよいが、そ
れらのみでは、導電性基体への接着が不充分である場合
や、耐久性の点でより高度の基体への接着性等が要求さ
れる場合には、結着樹脂を併用して作製する。本発明に
おいて、代表的な感光層は、前記各物質と結着樹脂とか
らなるものである。
【0016】本発明の電子写真用感光体の感光層の構造
の例を図1に示した。ここで感光層の膜厚は,5〜50
μmの範囲が好ましい。感光層の膜厚は,浸漬塗工によ
り形成する場合,塗工速度,塗料の粘度,専断力等の諸
物性を調節することにより容易に所望の膜厚とすること
ができる。なお,この単層構成の感光層に付加して,中
間層或いは表面保護層等の機能層を適宜合わせて用いる
ことも可能である。
の例を図1に示した。ここで感光層の膜厚は,5〜50
μmの範囲が好ましい。感光層の膜厚は,浸漬塗工によ
り形成する場合,塗工速度,塗料の粘度,専断力等の諸
物性を調節することにより容易に所望の膜厚とすること
ができる。なお,この単層構成の感光層に付加して,中
間層或いは表面保護層等の機能層を適宜合わせて用いる
ことも可能である。
【0017】本発明の電子写真用感光体には,電子輸送
物質と正孔輸送物質が混合して用いられる。
物質と正孔輸送物質が混合して用いられる。
【0018】電子輸送物質としては,例えば,ベンゾキ
ノン系,テトラシアノエチレン系,テトラシアノキノジ
メタン系,フルオレノン系,キサントン系,フェナント
ラキノン系,無水フタール酸系,ジフェノキノン系等の
有機化合物や,アモルファスシリコン,アモルファスセ
レン,テルル,セレンーテルル合金,硫化カドミウム,
硫化アンチモン,酸化亜鉛,硫化亜鉛等の無機材料が挙
げられる。
ノン系,テトラシアノエチレン系,テトラシアノキノジ
メタン系,フルオレノン系,キサントン系,フェナント
ラキノン系,無水フタール酸系,ジフェノキノン系等の
有機化合物や,アモルファスシリコン,アモルファスセ
レン,テルル,セレンーテルル合金,硫化カドミウム,
硫化アンチモン,酸化亜鉛,硫化亜鉛等の無機材料が挙
げられる。
【0019】正孔輸送物質としては,低分子化合物で
は,例えば,ピレン系,カルバゾール系,ヒドラゾン
系,オキサゾール系,オキサジアゾール系,ピラゾリン
系,アリールアミン系,アリールメタン系,ベンジジン
系,チアゾール系,スチルベン系,ブタジエン系等の化
合物が挙げられる。また,高分子化合物としては,例え
ば,ポリ−N−ビニルカルバゾール,ハロゲン化ポリ−
N−ビニルカルバゾール,ポリビニルピレン,ポリビニ
ルアンスラセン,ポリビニルアクリジン,ピレン−ホル
ムアルデヒド樹脂,エチルカルバゾール−ホルムアルデ
ヒド樹脂,エチルカルバゾール−ホルムアルデヒド樹
脂,トリフェニルメタンポリマー,ポリシラン等が挙げ
られる。
は,例えば,ピレン系,カルバゾール系,ヒドラゾン
系,オキサゾール系,オキサジアゾール系,ピラゾリン
系,アリールアミン系,アリールメタン系,ベンジジン
系,チアゾール系,スチルベン系,ブタジエン系等の化
合物が挙げられる。また,高分子化合物としては,例え
ば,ポリ−N−ビニルカルバゾール,ハロゲン化ポリ−
N−ビニルカルバゾール,ポリビニルピレン,ポリビニ
ルアンスラセン,ポリビニルアクリジン,ピレン−ホル
ムアルデヒド樹脂,エチルカルバゾール−ホルムアルデ
ヒド樹脂,エチルカルバゾール−ホルムアルデヒド樹
脂,トリフェニルメタンポリマー,ポリシラン等が挙げ
られる。
【0020】本発明で使用する電荷輸送物質は,ここに
挙げたものに限定されるものではなく,その使用に際し
ては単独,あるいは2種類以上混合して用いることがで
きる。
挙げたものに限定されるものではなく,その使用に際し
ては単独,あるいは2種類以上混合して用いることがで
きる。
【0021】本発明で使用する電荷発生物質としては,
例えば,アゾ系顔料,キノン系顔料,ペリレン系顔料,
インジゴ系顔料,チオインジゴ系顔料,ビスベンゾイミ
ダゾール系顔料,フタロシアニン系顔料,キナクリドン
系顔料,キノリン系顔料,レーキ系顔料,アゾレーキ系
顔料,アントラキノン系顔料,オキサジン系顔料,ジオ
キサジン系顔料,トリフェニルメタン系顔料,アズレニ
ウム系染料,スクウェアリウム系染料,ピリリウム系染
料,トリアリルメタン系染料,キサンテン系染料,チア
ジン系染料,シアニン系染料等の種々の有機顔料,染料
や,更にアモルファスシリコン,アモルファスセレン,
テルル,セレン−テルル合金,硫化カドミウム,硫化ア
ンチモン,酸化亜鉛,硫化亜鉛等の無機材料を挙げるこ
とができるが,特にチタニウムフタロシアニン系化合物
が特性上好ましい。
例えば,アゾ系顔料,キノン系顔料,ペリレン系顔料,
インジゴ系顔料,チオインジゴ系顔料,ビスベンゾイミ
ダゾール系顔料,フタロシアニン系顔料,キナクリドン
系顔料,キノリン系顔料,レーキ系顔料,アゾレーキ系
顔料,アントラキノン系顔料,オキサジン系顔料,ジオ
キサジン系顔料,トリフェニルメタン系顔料,アズレニ
ウム系染料,スクウェアリウム系染料,ピリリウム系染
料,トリアリルメタン系染料,キサンテン系染料,チア
ジン系染料,シアニン系染料等の種々の有機顔料,染料
や,更にアモルファスシリコン,アモルファスセレン,
テルル,セレン−テルル合金,硫化カドミウム,硫化ア
ンチモン,酸化亜鉛,硫化亜鉛等の無機材料を挙げるこ
とができるが,特にチタニウムフタロシアニン系化合物
が特性上好ましい。
【0022】電荷発生物質は,その使用に際しては,こ
こに挙げたものを単独で用いることもできるが,2種類
以上の電荷発生物質を混合して用いることもできる。
こに挙げたものを単独で用いることもできるが,2種類
以上の電荷発生物質を混合して用いることもできる。
【0023】塗料中の固形分に占める電荷発生物質の割
合は,0.2〜5重量%の範囲が好ましい。塗料中の固
形分に占める電荷発生物質の割合が0.2重量%よりも
少ない場合,得られた電子写真用感光体の感度が低下す
る傾向にあるので,好ましくなく,逆に塗料中の固形分
に占める電荷発生物質の割合が5重量%よりも大きい場
合,得られた電子写真用感光体の電荷保持能が減少した
り,電荷輸送性が低下する傾向にあるので,好ましくな
い。
合は,0.2〜5重量%の範囲が好ましい。塗料中の固
形分に占める電荷発生物質の割合が0.2重量%よりも
少ない場合,得られた電子写真用感光体の感度が低下す
る傾向にあるので,好ましくなく,逆に塗料中の固形分
に占める電荷発生物質の割合が5重量%よりも大きい場
合,得られた電子写真用感光体の電荷保持能が減少した
り,電荷輸送性が低下する傾向にあるので,好ましくな
い。
【0024】結着樹脂は,電気絶縁性のフィルム形成可
能な高分子重合体が好ましい。そのような高分子重合体
としては,例えば,ポリカーボネート,ポリエステル,
メタクリル樹脂,アクリル樹脂,ポリ塩化ビニル,ポリ
塩化ビニリデン,ポリスチレン,ポリビニルアセテー
ト,スチレン−ブタジエン共重合体,塩化ビニリデン−
アクリロニトリル重合体,塩化ビニル−酢酸ビニル共重
合体,塩化ビニル−酢酸ビニル−無水マレイン酸共重合
体,シリコン樹脂,シリコン−アルキッド樹脂,フェノ
ール−ホルムアルデヒド樹脂,スチレン−アルキッド樹
脂,ポリ−N−ビニルカルバゾール,ポリビニルブチラ
ール,ポリビニルフォルマール,ポリスルホン,カゼイ
ン,ゼラチン,ポリビニルアルコール,エチルセルロー
ス,フェノール樹脂,ポリアミド,カルボキシ−メチル
セルロース,塩化ビニリデン系ポリマーラテックス,ポ
リウレタン等が挙げられるが,これらに限定されるもの
ではない。これらの結着樹脂は,単独又は2種類以上混
合して用いられる。
能な高分子重合体が好ましい。そのような高分子重合体
としては,例えば,ポリカーボネート,ポリエステル,
メタクリル樹脂,アクリル樹脂,ポリ塩化ビニル,ポリ
塩化ビニリデン,ポリスチレン,ポリビニルアセテー
ト,スチレン−ブタジエン共重合体,塩化ビニリデン−
アクリロニトリル重合体,塩化ビニル−酢酸ビニル共重
合体,塩化ビニル−酢酸ビニル−無水マレイン酸共重合
体,シリコン樹脂,シリコン−アルキッド樹脂,フェノ
ール−ホルムアルデヒド樹脂,スチレン−アルキッド樹
脂,ポリ−N−ビニルカルバゾール,ポリビニルブチラ
ール,ポリビニルフォルマール,ポリスルホン,カゼイ
ン,ゼラチン,ポリビニルアルコール,エチルセルロー
ス,フェノール樹脂,ポリアミド,カルボキシ−メチル
セルロース,塩化ビニリデン系ポリマーラテックス,ポ
リウレタン等が挙げられるが,これらに限定されるもの
ではない。これらの結着樹脂は,単独又は2種類以上混
合して用いられる。
【0025】また,これらの結着樹脂と共に,分散安定
剤,可塑剤,表面改質剤,酸化防止剤,光劣化防止剤等
の添加剤を使用することもできる。
剤,可塑剤,表面改質剤,酸化防止剤,光劣化防止剤等
の添加剤を使用することもできる。
【0026】可塑剤としては,例えば,ビフェニル,塩
化ビフェニル,ターフェニル,ジブチルフタレート,ジ
エチレングリコールフタレート,ジオクチルフタレー
ト,トリフェニル燐酸,メチルナフタレン,ベンゾフェ
ノン,塩素化パラフィン,ポリプロピレン,ポリスチレ
ン,各種フルオロ炭化水素等が挙げられる。
化ビフェニル,ターフェニル,ジブチルフタレート,ジ
エチレングリコールフタレート,ジオクチルフタレー
ト,トリフェニル燐酸,メチルナフタレン,ベンゾフェ
ノン,塩素化パラフィン,ポリプロピレン,ポリスチレ
ン,各種フルオロ炭化水素等が挙げられる。
【0027】表面改質剤としては,例えば,シリコンオ
イル,フッ素樹脂等が挙げられる。
イル,フッ素樹脂等が挙げられる。
【0028】酸化防止剤としては,例えば,フェノール
系,硫黄系,リン系,アミン系化合物等の酸化防止剤が
挙げられる。
系,硫黄系,リン系,アミン系化合物等の酸化防止剤が
挙げられる。
【0029】光劣化防止剤としては,例えば,ベンゾト
リアゾール系化合物,ベンゾフェノン系化合物,ヒンダ
ードアミン系化合物等が挙げられる。
リアゾール系化合物,ベンゾフェノン系化合物,ヒンダ
ードアミン系化合物等が挙げられる。
【0030】本発明の感光体を塗布法で形成する場合の
塗料に用いる溶剤としては,例えば,メタノール,エタ
ノール,n−プロパノール等のアルコール類;アセト
ン,メチルエチルケトン,シクロヘキサノン等のケトン
類;N,N−ジメチルホルムアミド,N,N−ジメチル
アセトアミド等のアミド類;テトラヒドロフラン,ジオ
キサン,メチルセロソルブ等のエーテル類;酢酸メチ
ル,酢酸エチル等のエステル類;ジメチルスルホキシ
ド,スルホラン等のスルホキシド及びスルホン類;塩化
メチレン,クロロホルム,四塩化炭素,トリクロロエタ
ン等の脂肪族ハロゲン化炭化水素;ベンゼン,トルエ
ン,キシレン,モノクロルベンゼン,ジクロルベンゼン
等の芳香族類などが挙げられる。
塗料に用いる溶剤としては,例えば,メタノール,エタ
ノール,n−プロパノール等のアルコール類;アセト
ン,メチルエチルケトン,シクロヘキサノン等のケトン
類;N,N−ジメチルホルムアミド,N,N−ジメチル
アセトアミド等のアミド類;テトラヒドロフラン,ジオ
キサン,メチルセロソルブ等のエーテル類;酢酸メチ
ル,酢酸エチル等のエステル類;ジメチルスルホキシ
ド,スルホラン等のスルホキシド及びスルホン類;塩化
メチレン,クロロホルム,四塩化炭素,トリクロロエタ
ン等の脂肪族ハロゲン化炭化水素;ベンゼン,トルエ
ン,キシレン,モノクロルベンゼン,ジクロルベンゼン
等の芳香族類などが挙げられる。
【0031】感光層を設ける導電性基体としては、公知
慣用のものがいずれも使用でき、例えば、アルミニウ
ム、銅、亜鉛、各種合金、或いはそれらが被着された紙
や合成樹脂フィルム等がいずれも使用できる。その形状
も、任意のものでよく、例えば平板、円筒等が挙げられ
る。
慣用のものがいずれも使用でき、例えば、アルミニウ
ム、銅、亜鉛、各種合金、或いはそれらが被着された紙
や合成樹脂フィルム等がいずれも使用できる。その形状
も、任意のものでよく、例えば平板、円筒等が挙げられ
る。
【0032】本発明で規定するイオン化ポテンシャルと
は,材料の基底状態から電子一個を取り出すのに必要な
エネルギー量を意味する。この特性値を測定するために
は,例えば,真空紫外吸収法,電子衝撃法,光イオン化
法,光電子スペクトル法等の手法が知られており,その
絶対値は測定方法により,多少の変動を示すこともある
が,原理上相対的な大小関係が逆転するようなことはな
い。一般的には,大気雰囲気中で紫外線を照射して放出
される光電子スペクトルを測定する装置(例えば理研計
器社製の表面分析装置,AC−1)がその簡便さから広
く普及しており,後述の実施例におけるイオン化ポテン
シャルの実測値は,全て同法で測定した。
は,材料の基底状態から電子一個を取り出すのに必要な
エネルギー量を意味する。この特性値を測定するために
は,例えば,真空紫外吸収法,電子衝撃法,光イオン化
法,光電子スペクトル法等の手法が知られており,その
絶対値は測定方法により,多少の変動を示すこともある
が,原理上相対的な大小関係が逆転するようなことはな
い。一般的には,大気雰囲気中で紫外線を照射して放出
される光電子スペクトルを測定する装置(例えば理研計
器社製の表面分析装置,AC−1)がその簡便さから広
く普及しており,後述の実施例におけるイオン化ポテン
シャルの実測値は,全て同法で測定した。
【0033】また,本発明で規定する電子親和力とは,
材料のマイナスイオンから電子一個を取り出すのに必要
なエネルギー量を意味する。この特性値を直接測定する
ことは通常困難であり,電気化学的手法により間接的に
求めることが一般的である。本発明において,電子親和
力はLUMO準位と等価であるとの仮定から,容易に測
定可能なイオン化ポテンシャル(HOMO準位)と,H
OMO−LUMO遷移エネルギーを表すと考えられる材
料の光学スペクトルの吸収端波長から算出される値の差
を電子親和力と定義した。即ち,光学吸収係数αと光エ
ネルギーhν,及び遷移エネルギーE0の間には次式が
成り立つと考えられているから,
材料のマイナスイオンから電子一個を取り出すのに必要
なエネルギー量を意味する。この特性値を直接測定する
ことは通常困難であり,電気化学的手法により間接的に
求めることが一般的である。本発明において,電子親和
力はLUMO準位と等価であるとの仮定から,容易に測
定可能なイオン化ポテンシャル(HOMO準位)と,H
OMO−LUMO遷移エネルギーを表すと考えられる材
料の光学スペクトルの吸収端波長から算出される値の差
を電子親和力と定義した。即ち,光学吸収係数αと光エ
ネルギーhν,及び遷移エネルギーE0の間には次式が
成り立つと考えられているから,
【0034】
【式1】αhν=B(hν−E0)2 (但し,Bは定数)
【0035】(αhν)1/2対hνのプロット(所謂Tauc
プロット)をとり,直線区間を外挿してαが0となるh
νの値が遷移エネルギーE0となり,電子親和力EAはイ
オン化ポテンシャルIpから,次式によって求めること
ができる。
プロット)をとり,直線区間を外挿してαが0となるh
νの値が遷移エネルギーE0となり,電子親和力EAはイ
オン化ポテンシャルIpから,次式によって求めること
ができる。
【0036】
【式2】EA=Ip−E0
【0037】本発明の電子写真用感光体においては,電
荷発生物質の電子親和力は電子輸送物質よりも大きく,
また電荷発生物質のイオン化ポテンシャルは正孔輸送物
質よりも小さくなければならない。電子親和力,イオン
化ポテンシャルを本発明で規定する大小関係とするため
には,各材料について上記測定を行い,これを満足する
材料同士の組み合わせを選定する必要があるが,多数の
材料が混合して用いられるような場合は,その機能的な
主要成分が本発明の規定する範囲を満足しているだけで
もその効果が得られる。
荷発生物質の電子親和力は電子輸送物質よりも大きく,
また電荷発生物質のイオン化ポテンシャルは正孔輸送物
質よりも小さくなければならない。電子親和力,イオン
化ポテンシャルを本発明で規定する大小関係とするため
には,各材料について上記測定を行い,これを満足する
材料同士の組み合わせを選定する必要があるが,多数の
材料が混合して用いられるような場合は,その機能的な
主要成分が本発明の規定する範囲を満足しているだけで
もその効果が得られる。
【0038】本発明は、次の実施形態を含む 1. 同一の感光層内に電荷発生物質,電子輸送物質及
び正孔輸送物質を含有する電子写真用感光体において,
該電荷発生物質の電子親和力及びイオン化ポテンシャル
がそれぞれEAg,Ipgであって,電子輸送物質の電子親
和力,及び正孔輸送物質のイオン化ポテンシャルがそれ
ぞれEAe,Iphであるとき,EAgがEAeよりも大きく,
かつIpgがIphよりも小さいことを特徴とする電子写真
用感光体。
び正孔輸送物質を含有する電子写真用感光体において,
該電荷発生物質の電子親和力及びイオン化ポテンシャル
がそれぞれEAg,Ipgであって,電子輸送物質の電子親
和力,及び正孔輸送物質のイオン化ポテンシャルがそれ
ぞれEAe,Iphであるとき,EAgがEAeよりも大きく,
かつIpgがIphよりも小さいことを特徴とする電子写真
用感光体。
【0039】2. 同一の感光層内に電荷発生物質,電
子輸送物質、正孔輸送物質及び結着樹脂を含有する電子
写真用感光体であって,該電荷発生物質の電子親和力及
びイオン化ポテンシャルがそれぞれEAg,Ipgであっ
て,電子輸送物質の電子親和力,及び正孔輸送物質のイ
オン化ポテンシャルがそれぞれEAe,Iphであるとき,
EAgがEAeよりも大きく,かつIpgがIphよりも小さい
ことを特徴とする電子写真用感光体。
子輸送物質、正孔輸送物質及び結着樹脂を含有する電子
写真用感光体であって,該電荷発生物質の電子親和力及
びイオン化ポテンシャルがそれぞれEAg,Ipgであっ
て,電子輸送物質の電子親和力,及び正孔輸送物質のイ
オン化ポテンシャルがそれぞれEAe,Iphであるとき,
EAgがEAeよりも大きく,かつIpgがIphよりも小さい
ことを特徴とする電子写真用感光体。
【0040】3. 電荷発生物質がチタニウムフタロシ
アニン系化合物を含有する上記1及び2記載の感光体。
アニン系化合物を含有する上記1及び2記載の感光体。
【0041】本発明の好ましい実施形態は次の通りであ
る。まず、チタニウムフタロシアニン系化合物からなる
電荷発生物質の電子親和力及びイオン化ポテンシャルを
それぞれEAg,Ipgとして,電子輸送物質の電子親和
力,及び正孔輸送物質のイオン化ポテンシャルをそれぞ
れEAe,Iphとしたとき,EAgがEAeよりも大きく,か
つIpgがIphよりも小さくなる様にそれぞれを選択す
る。
る。まず、チタニウムフタロシアニン系化合物からなる
電荷発生物質の電子親和力及びイオン化ポテンシャルを
それぞれEAg,Ipgとして,電子輸送物質の電子親和
力,及び正孔輸送物質のイオン化ポテンシャルをそれぞ
れEAe,Iphとしたとき,EAgがEAeよりも大きく,か
つIpgがIphよりも小さくなる様にそれぞれを選択す
る。
【0042】次に、前記電荷発生物質を分散しうる、か
つ、電子輸送物質及び正孔輸送物質を溶解しうる、電気
絶縁性のフィルム形成可能な高分子重合体と、前記重合
体を溶解する溶剤とを選択する。これらを必須成分とし
て混合して塗料を調製するが、塗料中の固形分当たり、
0.2〜5重量%の前記電荷発生物質、同5〜20重量
%の電子輸送物質、同30〜45重量%の正孔輸送物
質、45〜80重量%の前記重合体を、全体が100重
量%となる様に混合し均一とする。必要に応じて、酸化
防止剤、光劣化防止剤等を含める。
つ、電子輸送物質及び正孔輸送物質を溶解しうる、電気
絶縁性のフィルム形成可能な高分子重合体と、前記重合
体を溶解する溶剤とを選択する。これらを必須成分とし
て混合して塗料を調製するが、塗料中の固形分当たり、
0.2〜5重量%の前記電荷発生物質、同5〜20重量
%の電子輸送物質、同30〜45重量%の正孔輸送物
質、45〜80重量%の前記重合体を、全体が100重
量%となる様に混合し均一とする。必要に応じて、酸化
防止剤、光劣化防止剤等を含める。
【0043】こうして得られた得られた塗料を、円筒状
導電性基体上に、乾燥後の膜厚5〜50μmとなる様に
均一塗布し、充分に乾燥することにより、前記感光層が
前記支持体に充分に接着した単層型電子写真用感光体を
得ることが出来る。必要に応じて、当該感光層上に、そ
れに優れた接着性を有する、より耐久性に優れた表面保
護層を設ける。
導電性基体上に、乾燥後の膜厚5〜50μmとなる様に
均一塗布し、充分に乾燥することにより、前記感光層が
前記支持体に充分に接着した単層型電子写真用感光体を
得ることが出来る。必要に応じて、当該感光層上に、そ
れに優れた接着性を有する、より耐久性に優れた表面保
護層を設ける。
【0044】
【作用】本発明の電子写真用感光体は従来の一般的な感
光体とは逆に,電荷発生物質の電子親和力が電子輸送物
質の電子親和力よりも大きく,かつイオン化ポテンシャ
ルが正孔輸送物質のイオン化ポテンシャルよりも小さい
という特徴があり,これによって,帯電性,感度,繰り
返し安定性等において好ましい電気的特性を実現してい
る。以下にその理由を説明する。
光体とは逆に,電荷発生物質の電子親和力が電子輸送物
質の電子親和力よりも大きく,かつイオン化ポテンシャ
ルが正孔輸送物質のイオン化ポテンシャルよりも小さい
という特徴があり,これによって,帯電性,感度,繰り
返し安定性等において好ましい電気的特性を実現してい
る。以下にその理由を説明する。
【0045】本発明の電子写真用感光体のように,電荷
発生物質,正孔輸送物質及び電子輸送物質を同一の感光
層内に含むような感光体では,電荷発生物質と電荷輸送
物質の接合状態が,通常の積層感光体における層の界面
から,顔料表面となり,その接触面積が桁違いに大きく
なる。従って,電荷発生物質から電荷輸送物質への電荷
の注入に関する,エネルギー的な適合性はより特性に影
響することになる。例えば,従来の感光体では,電荷発
生物質と正孔輸送物質のイオン化ポテンシャルの関係に
おいて,電荷発生物質側が大きければ正孔注入のバリヤ
ーがなく,高感度が得られると考えられてきたが,本発
明のような構成の感光体の場合は,逆に注入障壁がない
ために,自由電荷が容易に注入して電荷保持性が劣化す
るという欠点を生じることになることが分かった。ま
た,電荷発生物質と電子輸送物質の電子親和力の関係に
おいても同様に,適当な電荷保持性を持たせるために
は,電荷発生物質側が大きいことが必要であることが分
かった。即ち,本発明の感光体においては,電荷注入に
対するバリヤーを積極的に導入することで帯電性の低下
をもたらす自由電荷の移動を抑制している点において大
きな特徴がある。
発生物質,正孔輸送物質及び電子輸送物質を同一の感光
層内に含むような感光体では,電荷発生物質と電荷輸送
物質の接合状態が,通常の積層感光体における層の界面
から,顔料表面となり,その接触面積が桁違いに大きく
なる。従って,電荷発生物質から電荷輸送物質への電荷
の注入に関する,エネルギー的な適合性はより特性に影
響することになる。例えば,従来の感光体では,電荷発
生物質と正孔輸送物質のイオン化ポテンシャルの関係に
おいて,電荷発生物質側が大きければ正孔注入のバリヤ
ーがなく,高感度が得られると考えられてきたが,本発
明のような構成の感光体の場合は,逆に注入障壁がない
ために,自由電荷が容易に注入して電荷保持性が劣化す
るという欠点を生じることになることが分かった。ま
た,電荷発生物質と電子輸送物質の電子親和力の関係に
おいても同様に,適当な電荷保持性を持たせるために
は,電荷発生物質側が大きいことが必要であることが分
かった。即ち,本発明の感光体においては,電荷注入に
対するバリヤーを積極的に導入することで帯電性の低下
をもたらす自由電荷の移動を抑制している点において大
きな特徴がある。
【0046】この構成上の特徴は特に繰り返し使用時に
おける電位安定性において顕著である。通常,単層型感
光体の繰り返し特性は特に帯電性の低下を伴い易い。こ
れは,深い準位のトラップに捕らえられた電子が電荷発
生物質と電荷輸送物質の界面に作用して,ヘテロ接合に
よるエネルギー障壁を低下させ,自由電荷の束縛がなく
なることによると解釈できるが,本発明の構成では,エ
ネルギー準位的に電子と正孔注入に対して同時に安定し
たバリヤーを形成しているため,繰り返し後においても
比較的安定した電荷の保持性を有することができるもの
と想像される。
おける電位安定性において顕著である。通常,単層型感
光体の繰り返し特性は特に帯電性の低下を伴い易い。こ
れは,深い準位のトラップに捕らえられた電子が電荷発
生物質と電荷輸送物質の界面に作用して,ヘテロ接合に
よるエネルギー障壁を低下させ,自由電荷の束縛がなく
なることによると解釈できるが,本発明の構成では,エ
ネルギー準位的に電子と正孔注入に対して同時に安定し
たバリヤーを形成しているため,繰り返し後においても
比較的安定した電荷の保持性を有することができるもの
と想像される。
【0047】本発明の規定するエネルギー状態を満足さ
せることは,電荷発生物質から電荷輸送物質への電子,
正孔の注入に際して障壁を設けることになるから,従来
の理論から見れば,感度的には不利になることが予想さ
れるが,驚くべき事に実際にはむしろ感度の向上も見ら
れることが判明した。これは積層感光体の場合には,基
体と電荷発生層界面におけるショットキー接合による局
部電界がイオンペアー解離に寄与して増感効果をもたら
しているのに対して,単層型感光体においては電荷発生
が光入射面側で行われるため,そこにはそのような接合
状態が存在しないことが大きな理由と考えられる。即
ち,この場合のイオンペアーの解離には,専ら帯電によ
り形成される電界と,電荷発生物質と電荷輸送物質の界
面におけるヘテロ接合のみが機能するから,ここに適度
なエネルギー差を設けることで,有効な局部電界が形成
されることにより増感をもたらしているものと考えられ
る。
せることは,電荷発生物質から電荷輸送物質への電子,
正孔の注入に際して障壁を設けることになるから,従来
の理論から見れば,感度的には不利になることが予想さ
れるが,驚くべき事に実際にはむしろ感度の向上も見ら
れることが判明した。これは積層感光体の場合には,基
体と電荷発生層界面におけるショットキー接合による局
部電界がイオンペアー解離に寄与して増感効果をもたら
しているのに対して,単層型感光体においては電荷発生
が光入射面側で行われるため,そこにはそのような接合
状態が存在しないことが大きな理由と考えられる。即
ち,この場合のイオンペアーの解離には,専ら帯電によ
り形成される電界と,電荷発生物質と電荷輸送物質の界
面におけるヘテロ接合のみが機能するから,ここに適度
なエネルギー差を設けることで,有効な局部電界が形成
されることにより増感をもたらしているものと考えられ
る。
【0048】
【実施例】以下,実施例及び比較例を用いて本発明を更
に詳細に説明するが,これにより本発明が実施例に限定
されるものではない。なお,以下の実施例及び比較例中
における「部」は「重量部」を示す。
に詳細に説明するが,これにより本発明が実施例に限定
されるものではない。なお,以下の実施例及び比較例中
における「部」は「重量部」を示す。
【0049】(イオン化ポテンシャルの測定)各実施例
及び比較例に用いた電荷発生物質,電子輸送物質及び正
孔輸送物質それぞれのイオン化ポテンシャルは,大気雰
囲気型紫外線光電子分析装置(理研計器社製のAC−
1)を使用して,23℃,50%RHの環境条件で測定
した。
及び比較例に用いた電荷発生物質,電子輸送物質及び正
孔輸送物質それぞれのイオン化ポテンシャルは,大気雰
囲気型紫外線光電子分析装置(理研計器社製のAC−
1)を使用して,23℃,50%RHの環境条件で測定
した。
【0050】(電子親和力の測定)各実施例及び比較例
に用いた電荷発生物質及び電子輸送物質,それぞれの紫
外可視光吸収スペクトルを分光光度計(日立製作所社製
のU−3410)を用いて測定し,次に(αhν)1/2
とhνの関係をプロットして,α=0におけるhνの値
を直線区間を外挿することによって求め,HOMO−L
UMO遷移エネルギーを得た。この値を,先に得られて
いるイオン化ポテンシャルの値から引くことによって得
られた値を,それぞれの電子親和力とした。
に用いた電荷発生物質及び電子輸送物質,それぞれの紫
外可視光吸収スペクトルを分光光度計(日立製作所社製
のU−3410)を用いて測定し,次に(αhν)1/2
とhνの関係をプロットして,α=0におけるhνの値
を直線区間を外挿することによって求め,HOMO−L
UMO遷移エネルギーを得た。この値を,先に得られて
いるイオン化ポテンシャルの値から引くことによって得
られた値を,それぞれの電子親和力とした。
【0051】(実施例1)α型チタニルフタロシアニン
(Ipg=5.35eV,EAg=4.00eV)0.3部,式(1)
(Ipg=5.35eV,EAg=4.00eV)0.3部,式(1)
【0052】
【化1】
【0053】で表わされる電子輸送物質(EAe=2.83e
V)3部,式(2)
V)3部,式(2)
【0054】
【化2】
【0055】で表される正孔輸送物質(Iph=5.50eV)
10部,及びポリカーボネート樹脂(三菱ガス化学社製
の「ユーピロンZ−200」)14部をクロロホルム7
6部に溶解し,振動ミルを用いて分散させて,感光体用
の塗料を作成した。
10部,及びポリカーボネート樹脂(三菱ガス化学社製
の「ユーピロンZ−200」)14部をクロロホルム7
6部に溶解し,振動ミルを用いて分散させて,感光体用
の塗料を作成した。
【0056】この塗料を用いて,直径30mmのアルミ
ニウム素管表面に,乾燥後の膜厚が20μmと成るよう
に浸積塗布した後,乾燥させて感光層を形成し,ドラム
状の電子写真用感光体を得た。
ニウム素管表面に,乾燥後の膜厚が20μmと成るよう
に浸積塗布した後,乾燥させて感光層を形成し,ドラム
状の電子写真用感光体を得た。
【0057】(実施例2)実施例1において,電子輸送
物質として式(3)
物質として式(3)
【0058】
【化3】
【0059】で表される化合物(EAe=3.24eV)を用い
た以外は,実施例1と同様にして電子写真用感光体を得
た。
た以外は,実施例1と同様にして電子写真用感光体を得
た。
【0060】(実施例3)実施例1において,正孔輸送
物質として,式(4)
物質として,式(4)
【0061】
【化4】
【0062】で表される化合物(Iph=5.45eV)を用い
た以外は,実施例1と同様にして電子写真用感光体を得
た。
た以外は,実施例1と同様にして電子写真用感光体を得
た。
【0063】(実施例4〜6)実施例1〜3において,
電荷発生物質として,式(5)
電荷発生物質として,式(5)
【0064】
【化5】
【0065】で表されるチタニウムフタロシアニン系化
合物からなる顔料(Ipg=5.20eV,EAg=3.82eV)を用い
た以外は,同様にして電子写真用感光体を得た。
合物からなる顔料(Ipg=5.20eV,EAg=3.82eV)を用い
た以外は,同様にして電子写真用感光体を得た。
【0066】(比較例1)実施例1において,電子輸送
物質として,式(6)
物質として,式(6)
【0067】
【化6】
【0068】で表される化合物(EAe=4.12eV)を用い
た以外は,実施例1と同様にして電子写真用感光体を得
た。
た以外は,実施例1と同様にして電子写真用感光体を得
た。
【0069】(比較例2)実施例1において,正孔輸送
物質として,特開昭62−134651号公報に開示さ
れた,式(7)
物質として,特開昭62−134651号公報に開示さ
れた,式(7)
【0070】
【化7】
【0071】で表される化合物(Ipg=5.26eV)を用い
た以外は,実施例1と同様にして電子写真用感光体を得
た。
た以外は,実施例1と同様にして電子写真用感光体を得
た。
【0072】(比較例3)実施例4において,電子輸送
物質として,「ジャーナル・オブ・イメイジング・サイ
エンス・アンド・テクノロジー」第39巻,第1号に開
示された,式(8)
物質として,「ジャーナル・オブ・イメイジング・サイ
エンス・アンド・テクノロジー」第39巻,第1号に開
示された,式(8)
【0073】
【化8】
【0074】で表される化合物(EAe=3.85eV)を用い
た以外は,実施例4と同様にして電子写真用感光体を得
た。
た以外は,実施例4と同様にして電子写真用感光体を得
た。
【0075】(比較例4)実施例4において,正孔輸送
物質として,特開昭62−30255号公報に開示され
た,式(9)
物質として,特開昭62−30255号公報に開示され
た,式(9)
【0076】
【化9】
【0077】で表される化合物(Ipg=5.10eV)を用い
た以外は,実施例4と同様にして電子写真用感光体を得
た。
た以外は,実施例4と同様にして電子写真用感光体を得
た。
【0078】各感光体の電荷発生物質,電子輸送物質及
び正孔輸送物質の電子親和力,イオン化ポテンシャルの
関係を表1にまとめて示す。
び正孔輸送物質の電子親和力,イオン化ポテンシャルの
関係を表1にまとめて示す。
【0079】
【表1】
【0080】(電気特性)各実施例及び各比較例で得た
電子写真用感光体の電気特性を評価するために,各ドラ
ム感光体をドラム感光体試験装置(ジェンテック社製の
「シンシア−30」)を用いて電子写真特性を測定し
た。測定方法は,ドラム感光体を暗所で60rpmで回
転させながら,印加電圧+6kVのコロナ放電により帯
電させ,この直後の表面電位を初期電位V0 として,帯
電能の評価に用いた。次に,暗所に10秒間放置した後
の電位V10を測定し,V10/V0 によって電位保持能を
評価した。次いで,780nmの単色光で,その表面に
おける露光強度が1μW/cm2になるように設定し,感
光層に光照射を行い,表面電位の減衰曲線を記録した。
ここで,光照射により表面電位がV10の1/2に減少す
るまでの露光量を求め,半減露光量E1/2として感度を
評価した。また,帯電後波長700nmの発光ダイオー
ドにより150erg/cm2のエネルギーを与えて除電する
工程を500回繰り返した直後に同様な測定を行い,繰
り返し安定性を評価した。その結果を表2及び表3にま
とめて示した。
電子写真用感光体の電気特性を評価するために,各ドラ
ム感光体をドラム感光体試験装置(ジェンテック社製の
「シンシア−30」)を用いて電子写真特性を測定し
た。測定方法は,ドラム感光体を暗所で60rpmで回
転させながら,印加電圧+6kVのコロナ放電により帯
電させ,この直後の表面電位を初期電位V0 として,帯
電能の評価に用いた。次に,暗所に10秒間放置した後
の電位V10を測定し,V10/V0 によって電位保持能を
評価した。次いで,780nmの単色光で,その表面に
おける露光強度が1μW/cm2になるように設定し,感
光層に光照射を行い,表面電位の減衰曲線を記録した。
ここで,光照射により表面電位がV10の1/2に減少す
るまでの露光量を求め,半減露光量E1/2として感度を
評価した。また,帯電後波長700nmの発光ダイオー
ドにより150erg/cm2のエネルギーを与えて除電する
工程を500回繰り返した直後に同様な測定を行い,繰
り返し安定性を評価した。その結果を表2及び表3にま
とめて示した。
【0081】
【表2】
【0082】
【表3】
【0083】表2及び表3に示した結果から明らかなよ
うに,本発明の実施例1〜6で得た電子写真用感光体
は,電荷発生物質の種類による特性上の差異は当然見ら
れるものの,同一の電荷発生物質を用いた感光体同士の
比較では,何れも優れた帯電能,感度,繰り返し安定性
を示した。一方,実施例1〜3と同一の電荷発生物質を
用い,電子輸送物質の電子親和力が電荷発生物質よりも
大きい比較例1,及び正孔輸送物質のイオン化ポテンシ
ャルが電荷発生物質よりも小さい比較例2の電子写真用
感光体は,何れも帯電能が低く,感度も大幅に劣ってい
た。また,繰り返し安定性においても著しく劣るもので
あり,実用性が極めて乏しいことが分かった。
うに,本発明の実施例1〜6で得た電子写真用感光体
は,電荷発生物質の種類による特性上の差異は当然見ら
れるものの,同一の電荷発生物質を用いた感光体同士の
比較では,何れも優れた帯電能,感度,繰り返し安定性
を示した。一方,実施例1〜3と同一の電荷発生物質を
用い,電子輸送物質の電子親和力が電荷発生物質よりも
大きい比較例1,及び正孔輸送物質のイオン化ポテンシ
ャルが電荷発生物質よりも小さい比較例2の電子写真用
感光体は,何れも帯電能が低く,感度も大幅に劣ってい
た。また,繰り返し安定性においても著しく劣るもので
あり,実用性が極めて乏しいことが分かった。
【0084】この傾向は,電荷発生物質の種類を替えた
比較例3及び4で得た電子写真用感光体においても同様
であった。これらの比較例に用いた電子輸送物質及び正
孔輸送物質は何れも,その良好な電荷輸送性が確認され
ており,電荷輸送の点から見れば何等劣るものではない
点が明らかであるから,これらの結果は本発明の構成と
することによる特異的な効果を実証するものである。
比較例3及び4で得た電子写真用感光体においても同様
であった。これらの比較例に用いた電子輸送物質及び正
孔輸送物質は何れも,その良好な電荷輸送性が確認され
ており,電荷輸送の点から見れば何等劣るものではない
点が明らかであるから,これらの結果は本発明の構成と
することによる特異的な効果を実証するものである。
【0085】
【発明の効果】本発明の電子写真用感光体は,生産性に
優れ,画像上の欠陥が出現しない高画質と,優れた感度
と帯電性を示す良好な静電特性を実現し得る、繰り返し
使用時の安定性に優れた、実用上好ましい電子写真用感
光体である。
優れ,画像上の欠陥が出現しない高画質と,優れた感度
と帯電性を示す良好な静電特性を実現し得る、繰り返し
使用時の安定性に優れた、実用上好ましい電子写真用感
光体である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の電子写真用感光体の層構成の一例を示
す模式断面図である。
す模式断面図である。
1 導電性支持体(導電性基体) 2 電荷発生物質 3 電子輸送物質+正孔輸送物質+結着樹脂 4 感光層
Claims (3)
- 【請求項1】 同一の感光層内に電荷発生物質,電子輸
送物質及び正孔輸送物質を含有する電子写真用感光体に
おいて,該電荷発生物質の電子親和力及びイオン化ポテ
ンシャルがそれぞれEAg,Ipgであって,電子輸送物質
の電子親和力,及び正孔輸送物質のイオン化ポテンシャ
ルがそれぞれEAe,Iphであるとき,EAgがEAeよりも
大きく,かつIpgがIphよりも小さいことを特徴とする
電子写真用感光体。 - 【請求項2】 同一の感光層内に電荷発生物質,電子輸
送物質、正孔輸送物質及び結着樹脂を含有する電子写真
用感光体であって,該電荷発生物質の電子親和力及びイ
オン化ポテンシャルがそれぞれEAg,Ipgであって,電
子輸送物質の電子親和力,及び正孔輸送物質のイオン化
ポテンシャルがそれぞれEAe,Iphであるとき,EAgが
EAeよりも大きく,かつIpgがIphよりも小さいことを
特徴とする電子写真用感光体。 - 【請求項3】 電荷発生物質がチタニウムフタロシアニ
ン系化合物を含有する請求項1記載の感光体。 【0001】
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP12962197A JPH10319613A (ja) | 1997-05-20 | 1997-05-20 | 電子写真用感光体 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP12962197A JPH10319613A (ja) | 1997-05-20 | 1997-05-20 | 電子写真用感光体 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10319613A true JPH10319613A (ja) | 1998-12-04 |
Family
ID=15014012
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP12962197A Pending JPH10319613A (ja) | 1997-05-20 | 1997-05-20 | 電子写真用感光体 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH10319613A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6150063A (en) * | 1999-05-26 | 2000-11-21 | Sharp Kabushiki Kaisha | Electrophotographic photoconductor and image formation method |
-
1997
- 1997-05-20 JP JP12962197A patent/JPH10319613A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6150063A (en) * | 1999-05-26 | 2000-11-21 | Sharp Kabushiki Kaisha | Electrophotographic photoconductor and image formation method |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A621 | Written request for application examination |
Effective date: 20040519 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 |
|
| RD01 | Notification of change of attorney |
Effective date: 20050621 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7421 |
|
| A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20060124 |
|
| A02 | Decision of refusal |
Effective date: 20060530 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 |