JPH10320744A - 磁気記録媒体 - Google Patents
磁気記録媒体Info
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- JPH10320744A JPH10320744A JP10065599A JP6559998A JPH10320744A JP H10320744 A JPH10320744 A JP H10320744A JP 10065599 A JP10065599 A JP 10065599A JP 6559998 A JP6559998 A JP 6559998A JP H10320744 A JPH10320744 A JP H10320744A
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- Japan
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- magnetic
- parts
- recording medium
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Abstract
(57)【要約】
【課題】電磁変換特性、特に高密度記録特性が格段に改
良されかつ優れた大容量化、高密度化と耐久性を併せ持
つ磁気記録媒、特にディスク状磁気記録媒体を提供する
こと。 【解決手段】支持体上に実質的に非磁性の下層を設け、
該下層の上に強磁性金属粉末または強磁性六方晶フェラ
イト粉末である強磁性粉末を結合剤中に含む磁性層を設
けた磁気記録媒体において、前記磁気記録媒体は面記録
密度が0.17〜2Gbit/inch2の信号を記録する磁気
記録媒体であり、前記磁性層の乾燥厚みが0.05〜
0.30μmであり、前記磁性層の抗磁力が1800エ
ルステッド以上であり、少なくとも前記下層は脂肪酸エ
ステルを含み、且つ前記磁性層の表面をオージェ電子分
光法で測定したときのC/Feピーク比が5〜120で
あることを特徴とする磁気記録媒体
良されかつ優れた大容量化、高密度化と耐久性を併せ持
つ磁気記録媒、特にディスク状磁気記録媒体を提供する
こと。 【解決手段】支持体上に実質的に非磁性の下層を設け、
該下層の上に強磁性金属粉末または強磁性六方晶フェラ
イト粉末である強磁性粉末を結合剤中に含む磁性層を設
けた磁気記録媒体において、前記磁気記録媒体は面記録
密度が0.17〜2Gbit/inch2の信号を記録する磁気
記録媒体であり、前記磁性層の乾燥厚みが0.05〜
0.30μmであり、前記磁性層の抗磁力が1800エ
ルステッド以上であり、少なくとも前記下層は脂肪酸エ
ステルを含み、且つ前記磁性層の表面をオージェ電子分
光法で測定したときのC/Feピーク比が5〜120で
あることを特徴とする磁気記録媒体
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は塗布型の高記録密度
の磁気記録媒体に関する。特に磁性層と実質的に非磁性
の下層を有し、最上層に強磁性金属粉末または六方晶フ
ェライト粉末を含む高密度記録用の磁気記録媒体に関す
るものである。
の磁気記録媒体に関する。特に磁性層と実質的に非磁性
の下層を有し、最上層に強磁性金属粉末または六方晶フ
ェライト粉末を含む高密度記録用の磁気記録媒体に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】磁気ディスクの分野において、Co変性
酸化鉄を用いた2MBのMF−2HDフロッピーディス
クがパーソナルコンピュータに標準搭載されようになっ
た。しかし扱うデータ容量が急激に増加している今日に
おいて、その容量は十分とは言えなくなり、フロッピー
ディスクの大容量化が望まれていた。
酸化鉄を用いた2MBのMF−2HDフロッピーディス
クがパーソナルコンピュータに標準搭載されようになっ
た。しかし扱うデータ容量が急激に増加している今日に
おいて、その容量は十分とは言えなくなり、フロッピー
ディスクの大容量化が望まれていた。
【0003】また磁気テープの分野においても近年、ミ
ニコンピューター、パーソナルコンピューター、ワーク
ステーションなどのオフィスコンピューターの普及に伴
って、外部記憶媒体としてコンピューターデータを記録
するための磁気テープ(いわゆるバックアップテープ)
の研究が盛んに行われている。このような用途の磁気テ
ープの実用化に際しては、とくにコンピューターの小型
化、情報処理能力の増大と相まって、記録の大容量化、
小型化を達成するために、記録容量の向上が強く要求さ
れる。
ニコンピューター、パーソナルコンピューター、ワーク
ステーションなどのオフィスコンピューターの普及に伴
って、外部記憶媒体としてコンピューターデータを記録
するための磁気テープ(いわゆるバックアップテープ)
の研究が盛んに行われている。このような用途の磁気テ
ープの実用化に際しては、とくにコンピューターの小型
化、情報処理能力の増大と相まって、記録の大容量化、
小型化を達成するために、記録容量の向上が強く要求さ
れる。
【0004】従来、磁気記録媒体には酸化鉄、Co変性
酸化鉄、CrO2 、強磁性金属粉末、六方晶系フェライ
ト粉末を結合剤中に分散した磁性層を支持体に塗設した
ものが広く用いられる。この中でも強磁性金属粉末と六
方晶系フェライト粉末は高密度記録特性に優れているこ
とが知られている。ディスクの場合、高密度記録特性に
優れる強磁性金属粉末を用いた大容量ディスクとしては
10MBのMF−2TD、21MBのMF−2SDまた
は六方晶フェライトを用いた大容量ディスクとしては4
MBのMF−2ED、21MBフロプティカルなどがあ
るが、容量、性能的に十分とは言えなかった。このよう
な状況に対し、高密度記録特性を向上させる試みが多く
なされている。以下にその例を示す。
酸化鉄、CrO2 、強磁性金属粉末、六方晶系フェライ
ト粉末を結合剤中に分散した磁性層を支持体に塗設した
ものが広く用いられる。この中でも強磁性金属粉末と六
方晶系フェライト粉末は高密度記録特性に優れているこ
とが知られている。ディスクの場合、高密度記録特性に
優れる強磁性金属粉末を用いた大容量ディスクとしては
10MBのMF−2TD、21MBのMF−2SDまた
は六方晶フェライトを用いた大容量ディスクとしては4
MBのMF−2ED、21MBフロプティカルなどがあ
るが、容量、性能的に十分とは言えなかった。このよう
な状況に対し、高密度記録特性を向上させる試みが多く
なされている。以下にその例を示す。
【0005】ディスク状磁気記録媒体の特性を向上させ
るために、特開昭64−84418には酸性基とエポキ
シ基と水酸基を有する塩化ビニル樹脂を用いることが提
案され、特公平3−12374にはHc1000エルス
テッド(Oe)以上、比表面積25〜70m2/g の金属
粉末を用いることが提案され、特公平6ー28106に
は磁性体の比表面積と磁化量を定め、研磨剤を含ませる
ことが提案されている。
るために、特開昭64−84418には酸性基とエポキ
シ基と水酸基を有する塩化ビニル樹脂を用いることが提
案され、特公平3−12374にはHc1000エルス
テッド(Oe)以上、比表面積25〜70m2/g の金属
粉末を用いることが提案され、特公平6ー28106に
は磁性体の比表面積と磁化量を定め、研磨剤を含ませる
ことが提案されている。
【0006】ディスク状磁気記録媒体の耐久性を改善さ
せるために、特公平7−85304には不飽和脂肪酸エ
ステルとエーテル結合を有する脂肪酸エステルを用いる
ことが提案され、特公平7ー70045には分岐脂肪酸
エステルとエーテル結合を有する脂肪酸エステルを用い
ることが提案され、特開昭54−124716にはモー
ス硬度6以上の非磁性粉末と高級脂肪酸エステルを含ま
せることが提案され、特公平7−89407には潤滑剤
を含む空孔の体積と表面粗さを0.005〜0.025
μmとすることが提案され、特開昭61−294637
には低融点と高融点の脂肪酸エステルを用いることが提
案され、特公平7ー36216には磁性層厚みに対し1
/4〜3/4の粒径の研磨剤と低融点の脂肪酸エステル
を用いることが提案され、特開平3−203018には
Alを含む強磁性金属粉末と酸化クロム用いることが提
案されている。
せるために、特公平7−85304には不飽和脂肪酸エ
ステルとエーテル結合を有する脂肪酸エステルを用いる
ことが提案され、特公平7ー70045には分岐脂肪酸
エステルとエーテル結合を有する脂肪酸エステルを用い
ることが提案され、特開昭54−124716にはモー
ス硬度6以上の非磁性粉末と高級脂肪酸エステルを含ま
せることが提案され、特公平7−89407には潤滑剤
を含む空孔の体積と表面粗さを0.005〜0.025
μmとすることが提案され、特開昭61−294637
には低融点と高融点の脂肪酸エステルを用いることが提
案され、特公平7ー36216には磁性層厚みに対し1
/4〜3/4の粒径の研磨剤と低融点の脂肪酸エステル
を用いることが提案され、特開平3−203018には
Alを含む強磁性金属粉末と酸化クロム用いることが提
案されている。
【0007】非磁性の下層や中間層を有するディスク状
磁気記録媒体の構成として、特開平3ー120613に
は導電層と金属粉末を含む磁性層を有する構成が提案さ
れ、特開平6−290446には1μm以下の磁性層と
非磁性層を有する構成が提案され、特開昭62−159
337にはカーボン中間層と潤滑剤を含む磁性層からな
る構成が提案され、特開平5−290358にはカーボ
ンサイズを規定した非磁性層を有する構成が提案されて
いる。
磁気記録媒体の構成として、特開平3ー120613に
は導電層と金属粉末を含む磁性層を有する構成が提案さ
れ、特開平6−290446には1μm以下の磁性層と
非磁性層を有する構成が提案され、特開昭62−159
337にはカーボン中間層と潤滑剤を含む磁性層からな
る構成が提案され、特開平5−290358にはカーボ
ンサイズを規定した非磁性層を有する構成が提案されて
いる。
【0008】一方、最近になり薄層磁性層と機能性非磁
性層からなるディスク状磁気記録媒体が開発され、10
0MBクラスのフロッピーディスクが登場している。こ
れらの特徴を示すものとして、特開平5−109061
にはHcが1400エルステッド以上で厚さ0.5μm
以下の磁性層と導電性粒子を含む非磁性層を有する構成
が提案され、特開平5−197946には磁性層厚より
大きい研磨剤を含む構成が提案され、特開平5−290
354には磁性層厚が0.5μm以下で、磁性層厚の厚
み変動を±15%以内とし、表面電気抵抗を規定した構
成が、特開平6−68453には粒径の異なる2種の研
磨剤を含ませ、表面の研磨剤量を規定した構成が提案さ
れている。
性層からなるディスク状磁気記録媒体が開発され、10
0MBクラスのフロッピーディスクが登場している。こ
れらの特徴を示すものとして、特開平5−109061
にはHcが1400エルステッド以上で厚さ0.5μm
以下の磁性層と導電性粒子を含む非磁性層を有する構成
が提案され、特開平5−197946には磁性層厚より
大きい研磨剤を含む構成が提案され、特開平5−290
354には磁性層厚が0.5μm以下で、磁性層厚の厚
み変動を±15%以内とし、表面電気抵抗を規定した構
成が、特開平6−68453には粒径の異なる2種の研
磨剤を含ませ、表面の研磨剤量を規定した構成が提案さ
れている。
【0009】又テープ状の磁気記録媒体においても、近
年、ミニコンピュータ、パーソナルコンピュータなどの
オフィスコンピュータの普及に伴って、外部記憶媒体と
してコンピュータデータを記録するための磁気テープ
(所謂、バックアップテープ)の研究が盛んに行われて
いる。このような用途の磁気テープの実用化に際して
は、特にコンピュータの小型化、情報処理能力の増大と
相まって、記録の大容量化、小型化を達成するために記
録容量の向上が強く要求される。また磁気テープの使用
環境の広がりによる幅広い環境条件下(特に、変動の激
しい温湿度条件下など)での使用、データ保存に対する
信頼性、更に高速での繰り返し使用による多数回走行に
おけるデータの安定した記録、読み出し等の性能に対す
る信頼性なども従来に増して要求される。
年、ミニコンピュータ、パーソナルコンピュータなどの
オフィスコンピュータの普及に伴って、外部記憶媒体と
してコンピュータデータを記録するための磁気テープ
(所謂、バックアップテープ)の研究が盛んに行われて
いる。このような用途の磁気テープの実用化に際して
は、特にコンピュータの小型化、情報処理能力の増大と
相まって、記録の大容量化、小型化を達成するために記
録容量の向上が強く要求される。また磁気テープの使用
環境の広がりによる幅広い環境条件下(特に、変動の激
しい温湿度条件下など)での使用、データ保存に対する
信頼性、更に高速での繰り返し使用による多数回走行に
おけるデータの安定した記録、読み出し等の性能に対す
る信頼性なども従来に増して要求される。
【0010】従来から、デジタル信号記録システムにお
いて使用される磁気テープは、システム毎に決められて
おり、所謂DLT型、3480、3490、3590、
QIC、D8型、あるいはDDS型対応の磁気テープが
知られている。そしてどのシステムにおいても、用いら
れる磁気テープは、支持体上の一方の側に、膜厚が2.
0〜3.0μmと比較的厚い単層構造の強磁性粉末、結
合剤、及び研磨剤を含む磁性層が設けられており、また
他方の側には、巻き乱れの防止や良好な走行耐久性を保
つために、バックコート層が設けられている。しかし一
般に上記のように比較的厚い単層構造の磁性層において
は、出力が低下するという厚み損失の問題がある。
いて使用される磁気テープは、システム毎に決められて
おり、所謂DLT型、3480、3490、3590、
QIC、D8型、あるいはDDS型対応の磁気テープが
知られている。そしてどのシステムにおいても、用いら
れる磁気テープは、支持体上の一方の側に、膜厚が2.
0〜3.0μmと比較的厚い単層構造の強磁性粉末、結
合剤、及び研磨剤を含む磁性層が設けられており、また
他方の側には、巻き乱れの防止や良好な走行耐久性を保
つために、バックコート層が設けられている。しかし一
般に上記のように比較的厚い単層構造の磁性層において
は、出力が低下するという厚み損失の問題がある。
【0011】磁性層の厚み損失による再生出力の低下を
改良するために、磁性層を薄層化することが知られてお
り、例えば、特開平5ー182178号公報には支持体
上に無機質粉末を含み、結合剤に分散してなる下層非磁
性層と該非磁性層が湿潤状態にある内に強磁性粉末を結
合剤に分散してなる1.0μm以下の厚みの上層磁性層
を設けた磁気記録媒体が開示されている。
改良するために、磁性層を薄層化することが知られてお
り、例えば、特開平5ー182178号公報には支持体
上に無機質粉末を含み、結合剤に分散してなる下層非磁
性層と該非磁性層が湿潤状態にある内に強磁性粉末を結
合剤に分散してなる1.0μm以下の厚みの上層磁性層
を設けた磁気記録媒体が開示されている。
【0012】しかしながら、急速なディスク状やテープ
状の磁気記録媒体の大容量化、高密度化にともない、こ
のような技術をもってしても満足な特性を得ることが難
しくなってきていた。特に大容量化、高密度化と耐久性
と両立させることは困難な状況になってきている。潤滑
剤としては従来、鉱物油、シリコンオイル、高級アルコ
ール、高級脂肪酸、脂肪酸エステル、牛脂、鯨油、鮫油
の動物油あるいは植物油などが用いられてきたが、いず
れも耐久性が不良であった。耐久性向上のために特公昭
51−39081号公報をはじめ周知のように飽和及び
不飽和の脂肪酸とアルコールのモノエステルが多用され
ている。しかし、超平滑磁性面による高密度記録の磁気
記録媒体ではモノエステルでは大容量化、高密度化と耐
久性を両立化させることは不十分であった。また多価ア
ルコールの脂肪酸エステルが特公昭41−18063号
公報(カルボン酸と2価アルコールのエステル)、特公
昭58−31655号公報(オレイン酸グリセリドトリ
エステル)、特開昭54−21806号公報(3以上の
不飽和結合を含むアルコールの脂肪酸エステル)、また
特開昭61−198422号公報(多価アルコールと脂
肪酸のエステル)等に開示されているが、これらでも大
容量化、高密度化と耐久性を両立するものは得られなか
った。
状の磁気記録媒体の大容量化、高密度化にともない、こ
のような技術をもってしても満足な特性を得ることが難
しくなってきていた。特に大容量化、高密度化と耐久性
と両立させることは困難な状況になってきている。潤滑
剤としては従来、鉱物油、シリコンオイル、高級アルコ
ール、高級脂肪酸、脂肪酸エステル、牛脂、鯨油、鮫油
の動物油あるいは植物油などが用いられてきたが、いず
れも耐久性が不良であった。耐久性向上のために特公昭
51−39081号公報をはじめ周知のように飽和及び
不飽和の脂肪酸とアルコールのモノエステルが多用され
ている。しかし、超平滑磁性面による高密度記録の磁気
記録媒体ではモノエステルでは大容量化、高密度化と耐
久性を両立化させることは不十分であった。また多価ア
ルコールの脂肪酸エステルが特公昭41−18063号
公報(カルボン酸と2価アルコールのエステル)、特公
昭58−31655号公報(オレイン酸グリセリドトリ
エステル)、特開昭54−21806号公報(3以上の
不飽和結合を含むアルコールの脂肪酸エステル)、また
特開昭61−198422号公報(多価アルコールと脂
肪酸のエステル)等に開示されているが、これらでも大
容量化、高密度化と耐久性を両立するものは得られなか
った。
【0013】また、不飽和結合を有する脂肪酸モノエス
テルとしては、特公平4−4917号公報記載のオレイ
ン酸オレイルが挙げられるが、これを用いた磁気記録媒
体でも大容量化、高密度化と耐久性を両立化させること
は不十分である。また、特開昭61−280025号公
報は、ポリグリセリンの一部OHを脂肪酸でエステル化
したものであるが、これも大容量化、高密度化と耐久性
が不十分である。これはOH基が残っているため、潤滑
剤が結合剤樹脂との相溶性が大き過ぎて磁性層内に潤滑
剤が溶解し、磁性層表面に浸出しにくく、潤滑剤として
の機能が発現しにくいのではないかと推定される。また
硬化剤として結合剤樹脂に含まれるポリイソシアネート
とOH基は反応するので、硬化剤と結合剤樹脂との反応
が阻害されるためと考えられる。
テルとしては、特公平4−4917号公報記載のオレイ
ン酸オレイルが挙げられるが、これを用いた磁気記録媒
体でも大容量化、高密度化と耐久性を両立化させること
は不十分である。また、特開昭61−280025号公
報は、ポリグリセリンの一部OHを脂肪酸でエステル化
したものであるが、これも大容量化、高密度化と耐久性
が不十分である。これはOH基が残っているため、潤滑
剤が結合剤樹脂との相溶性が大き過ぎて磁性層内に潤滑
剤が溶解し、磁性層表面に浸出しにくく、潤滑剤として
の機能が発現しにくいのではないかと推定される。また
硬化剤として結合剤樹脂に含まれるポリイソシアネート
とOH基は反応するので、硬化剤と結合剤樹脂との反応
が阻害されるためと考えられる。
【0014】その他の該モノエステルを開示するものと
して、特公昭47−12950号公報には、不飽和アル
コールの脂肪酸エステル、例えばステアリン酸ビニルが
記載され、特開昭55−139637号公報には脂肪酸
エステル、脂肪酸アミドおよび脂肪酸の併用が開示され
ている。また、特開昭58−164025号公報には不
飽和脂肪酸エステルを、特開昭59−148131号公
報には不飽和脂肪酸エステルおよび炭化水素との併用を
開示し、特開昭62−1118号公報では分岐アルコー
ルの不飽和脂肪酸エステルを開示しているが、いずれも
大容量化、高密度化と耐久性を両立化することは不十分
であった。
して、特公昭47−12950号公報には、不飽和アル
コールの脂肪酸エステル、例えばステアリン酸ビニルが
記載され、特開昭55−139637号公報には脂肪酸
エステル、脂肪酸アミドおよび脂肪酸の併用が開示され
ている。また、特開昭58−164025号公報には不
飽和脂肪酸エステルを、特開昭59−148131号公
報には不飽和脂肪酸エステルおよび炭化水素との併用を
開示し、特開昭62−1118号公報では分岐アルコー
ルの不飽和脂肪酸エステルを開示しているが、いずれも
大容量化、高密度化と耐久性を両立化することは不十分
であった。
【0015】上記に示す従来の磁気記録媒体では、その
潤滑効果を高めるため使用量を多くすると、磁性塗膜の
機械的強度が弱くなり磁性層が削れ易く、削れた粉が走
行経路を汚したり、あるいは十分な耐久性が得られなか
ったりした。またとくにこれらの開示例では高温あるい
は高湿環境で走行させたとき耐久性が不十分で、ドロッ
プアウトが多発しエラー発生が多いという欠点を有して
いた。また1800rpm以上の高速回転で、かつ低温
での耐久性という点では更に改良の余地があった。
潤滑効果を高めるため使用量を多くすると、磁性塗膜の
機械的強度が弱くなり磁性層が削れ易く、削れた粉が走
行経路を汚したり、あるいは十分な耐久性が得られなか
ったりした。またとくにこれらの開示例では高温あるい
は高湿環境で走行させたとき耐久性が不十分で、ドロッ
プアウトが多発しエラー発生が多いという欠点を有して
いた。また1800rpm以上の高速回転で、かつ低温
での耐久性という点では更に改良の余地があった。
【0016】そこで、耐久性と電磁変換特性の両立を狙
って特開平8−167137号公報では不飽和脂肪酸の
ジエステルが開示されている。しかし、特開平8−16
7137号公報では比較的低回転数のドライブを用いた
評価であり、高転送レート化を狙った回転数が高いドラ
イブにおいては十分な大容量化、高密度化と耐久性を確
保することができなかった。また、電磁変換特性と耐久
性を両立するために、特開平4−117614号公報、
特開平6−215360号公報ではAl元素を含有する
強磁性金属粉末を用いている。しかしこれらの発明では
潤滑剤としては比較的低分子かつモノエステルであるブ
チルステアレートを用いており、十分な大容量化、高密
度化と耐久性を得ることはできなかった。また、特開平
4−117614号公報では、下層として非磁性層を設
けていないため、潤滑剤の供給が不十分であり、この点
でも十分な大容量化、高密度化と耐久性を得ることはで
きなかった。特開平6−215360号公報について
は、8ミリビデオによる100回繰り返し走行耐久評価
において効果を確認しているが、本発明にあるような高
速回転磁気ディスクシステムによる過酷な評価では十分
な大容量化、高密度化と耐久性は確保できないという問
題があった。また特開平8−194939号公報では融
点50℃以上の飽和脂肪酸、融点50℃未満の不飽和脂
肪酸及び脂肪酸エステルを用いる磁気記録媒体を開示し
ているが、ドライブの回転数は1000rpmであり、
高転送レート化を狙った回転数が高いドライブにおいて
は十分な大容量化、高密度化と耐久性を確保することが
できなかった。
って特開平8−167137号公報では不飽和脂肪酸の
ジエステルが開示されている。しかし、特開平8−16
7137号公報では比較的低回転数のドライブを用いた
評価であり、高転送レート化を狙った回転数が高いドラ
イブにおいては十分な大容量化、高密度化と耐久性を確
保することができなかった。また、電磁変換特性と耐久
性を両立するために、特開平4−117614号公報、
特開平6−215360号公報ではAl元素を含有する
強磁性金属粉末を用いている。しかしこれらの発明では
潤滑剤としては比較的低分子かつモノエステルであるブ
チルステアレートを用いており、十分な大容量化、高密
度化と耐久性を得ることはできなかった。また、特開平
4−117614号公報では、下層として非磁性層を設
けていないため、潤滑剤の供給が不十分であり、この点
でも十分な大容量化、高密度化と耐久性を得ることはで
きなかった。特開平6−215360号公報について
は、8ミリビデオによる100回繰り返し走行耐久評価
において効果を確認しているが、本発明にあるような高
速回転磁気ディスクシステムによる過酷な評価では十分
な大容量化、高密度化と耐久性は確保できないという問
題があった。また特開平8−194939号公報では融
点50℃以上の飽和脂肪酸、融点50℃未満の不飽和脂
肪酸及び脂肪酸エステルを用いる磁気記録媒体を開示し
ているが、ドライブの回転数は1000rpmであり、
高転送レート化を狙った回転数が高いドライブにおいて
は十分な大容量化、高密度化と耐久性を確保することが
できなかった。
【0017】
【発明が解決しようとする課題】本発明は電磁変換特
性、特に高密度記録特性が格段に改良されかつ優れた大
容量化、高密度化と耐久性を併せ持つ磁気記録媒体を提
供することを目的としている。特に記録容量が0.17
〜2Gbit/inch2、好ましくは0.2〜2Gbit/inch2、
特に好ましくは0.35〜2Gbit/inch2という大容量
の磁気記録媒体、特にディスク状磁気記録媒体を提供す
ることを目的としている。
性、特に高密度記録特性が格段に改良されかつ優れた大
容量化、高密度化と耐久性を併せ持つ磁気記録媒体を提
供することを目的としている。特に記録容量が0.17
〜2Gbit/inch2、好ましくは0.2〜2Gbit/inch2、
特に好ましくは0.35〜2Gbit/inch2という大容量
の磁気記録媒体、特にディスク状磁気記録媒体を提供す
ることを目的としている。
【0018】本発明は、電磁変換特性、特に高密度記録
特性が格段に改良され、かつ走行性、繰り返し走行耐久
性、高温高湿下での保存安定性に優れ、ライナーウェア
が良く、起動トルクが低いディスク状磁気記録媒体を提
供することを目的としている。
特性が格段に改良され、かつ走行性、繰り返し走行耐久
性、高温高湿下での保存安定性に優れ、ライナーウェア
が良く、起動トルクが低いディスク状磁気記録媒体を提
供することを目的としている。
【0019】
【課題を解決するための手段】本発明者らは大容量化、
高密度化と耐久性が格段に優れた磁気記録媒体を得るた
めに鋭意検討した結果、以下のような媒体とすること
で、本発明の目的である優れた高密度記録特性と優れた
耐久性が得られることを見いだし、本発明に至ったもの
である。
高密度化と耐久性が格段に優れた磁気記録媒体を得るた
めに鋭意検討した結果、以下のような媒体とすること
で、本発明の目的である優れた高密度記録特性と優れた
耐久性が得られることを見いだし、本発明に至ったもの
である。
【0020】すなわち、本発明は支持体上に実質的に非
磁性の下層を設け、該下層の上に強磁性金属粉末または
強磁性六方晶フェライト粉末を結合剤中に含む磁性層を
設けた磁気記録媒体において、前記磁気記録媒体は面記
録密度が0.17〜2Gbit/inch2の信号を記録する磁
気記録媒体であり、前記磁性層の乾燥厚みが0.05〜
0.30μmであり、前記磁性層の抗磁力が1800エ
ルステッド以上であり、少なくとも前記下層は脂肪酸エ
ステルを含み、且つ前記磁性層の表面をオージェ電子分
光法で測定したときのC/Feピーク比が5〜120で
あることを特徴とする磁気記録媒体によって達成でき
る。本発明の好ましい態様は次の通りである。 (1)前記磁性層のφmが10.0×10-3〜1.0×
10-3emu/cm2 であり、前記磁性層の抗磁力が2100
エルステッド以上であることを特徴とする磁気記録媒
体。 (2)前記磁性層の乾燥厚みが0.05〜0.25μm
であり、且つ前記磁性層の表面をオージェ電子分光法で
測定したときのC/Feピーク比が5〜100であるこ
とを特徴とする磁気記録媒体。 (3)少なくとも前記下層は脂肪酸と脂肪酸エステルを
含み、前記脂肪酸は少なくとも飽和脂肪酸を含み、前記
脂肪酸エステルは少なくとも飽和脂肪酸エステル又は不
飽和脂肪酸エステルを含むことを特徴とする磁気記録媒
体。 (4)前記脂肪酸エステルはモノエステル及びジエステ
ルを含むことを特徴とする磁気記録媒体。 (5)前記脂肪酸エステルは飽和脂肪酸エステル及び不
飽和脂肪酸エステルを含むことを特徴とする磁気記録媒
体。 (6)前記磁性層の表面をオージェ電子分光法で測定し
たときのC/Feピーク比が5〜100、好ましくは5
〜80であることを特徴とする磁気記録媒体。 (7)前記強磁性粉末100重量部又は前記下層に含ま
れる非磁性粉末100重量部に対し、前記脂肪酸エステ
ルを磁性層及び非磁性層に各々5〜30重量部、好まし
くは8〜30重量部、さらに好ましくは10〜30重量
部含み、且つ前記磁気記録媒体がディスク状であること
を特徴とする磁気記録媒体。 (8)前記脂肪酸エステルがR1 −COO−R2 −OC
O−R3 、R4 −COO−(R5 −O)m −R6 (式
中、mは1〜10の整数)、またはR7 −COO−R8
の少なくともいずれか1種であることを特徴とする磁気
記録媒体。(式中、R2 及びR5 は各々独立して−(C
H2 )n −あるいは−(CH2 )n−(nは1〜12の
整数)から誘導される不飽和結合を含んでいても良い2
価の基を示すか、−〔CH2 CH(CH3 )〕−、ある
いは−〔CH2 C(CH3 ) 2 CH2〕−を示し、R1
、R3 、R4 及びR7 は各々独立して炭素数12〜3
0の鎖状飽和または不飽和炭化水素基で互いに同一でも
異なってもよい。R6 及びR8 は炭素数1〜26の鎖状
または分岐、飽和または不飽和炭化水素基で互いに同一
でも異なってもよい。) (9)前記磁性層の乾燥厚みが0.05〜0.20μm
であり、かつ前記磁性層中に平均粒子径が0.4μm以
下の研磨剤を含むことを特徴とする磁気記録媒体。 (10)前記磁気記録媒体は前記面記録密度が0.20
〜2Gbit/inch2の信号を記録する磁気記録媒体であ
り、かつ前記下層にモース硬度4以上の無機粉末を含む
ことを特徴とする磁気記録媒体。 (11)前記強磁性金属粉末がFeを主体とし、平均長
軸長が0.12μm以下、結晶子サイズが80Å〜18
0Åであることを特徴とする請求項1記載の磁気記録媒
体。 (12)前記強磁性金属粉末のAl/Feが5原子%〜
30原子%であることを特徴とする磁気記録媒体。 (13)前記磁気記録媒体は回転数1800rpm 以上の
記録再生システム用のディスク状の磁気記録媒体用であ
ることを特徴とする磁気記録媒体。
磁性の下層を設け、該下層の上に強磁性金属粉末または
強磁性六方晶フェライト粉末を結合剤中に含む磁性層を
設けた磁気記録媒体において、前記磁気記録媒体は面記
録密度が0.17〜2Gbit/inch2の信号を記録する磁
気記録媒体であり、前記磁性層の乾燥厚みが0.05〜
0.30μmであり、前記磁性層の抗磁力が1800エ
ルステッド以上であり、少なくとも前記下層は脂肪酸エ
ステルを含み、且つ前記磁性層の表面をオージェ電子分
光法で測定したときのC/Feピーク比が5〜120で
あることを特徴とする磁気記録媒体によって達成でき
る。本発明の好ましい態様は次の通りである。 (1)前記磁性層のφmが10.0×10-3〜1.0×
10-3emu/cm2 であり、前記磁性層の抗磁力が2100
エルステッド以上であることを特徴とする磁気記録媒
体。 (2)前記磁性層の乾燥厚みが0.05〜0.25μm
であり、且つ前記磁性層の表面をオージェ電子分光法で
測定したときのC/Feピーク比が5〜100であるこ
とを特徴とする磁気記録媒体。 (3)少なくとも前記下層は脂肪酸と脂肪酸エステルを
含み、前記脂肪酸は少なくとも飽和脂肪酸を含み、前記
脂肪酸エステルは少なくとも飽和脂肪酸エステル又は不
飽和脂肪酸エステルを含むことを特徴とする磁気記録媒
体。 (4)前記脂肪酸エステルはモノエステル及びジエステ
ルを含むことを特徴とする磁気記録媒体。 (5)前記脂肪酸エステルは飽和脂肪酸エステル及び不
飽和脂肪酸エステルを含むことを特徴とする磁気記録媒
体。 (6)前記磁性層の表面をオージェ電子分光法で測定し
たときのC/Feピーク比が5〜100、好ましくは5
〜80であることを特徴とする磁気記録媒体。 (7)前記強磁性粉末100重量部又は前記下層に含ま
れる非磁性粉末100重量部に対し、前記脂肪酸エステ
ルを磁性層及び非磁性層に各々5〜30重量部、好まし
くは8〜30重量部、さらに好ましくは10〜30重量
部含み、且つ前記磁気記録媒体がディスク状であること
を特徴とする磁気記録媒体。 (8)前記脂肪酸エステルがR1 −COO−R2 −OC
O−R3 、R4 −COO−(R5 −O)m −R6 (式
中、mは1〜10の整数)、またはR7 −COO−R8
の少なくともいずれか1種であることを特徴とする磁気
記録媒体。(式中、R2 及びR5 は各々独立して−(C
H2 )n −あるいは−(CH2 )n−(nは1〜12の
整数)から誘導される不飽和結合を含んでいても良い2
価の基を示すか、−〔CH2 CH(CH3 )〕−、ある
いは−〔CH2 C(CH3 ) 2 CH2〕−を示し、R1
、R3 、R4 及びR7 は各々独立して炭素数12〜3
0の鎖状飽和または不飽和炭化水素基で互いに同一でも
異なってもよい。R6 及びR8 は炭素数1〜26の鎖状
または分岐、飽和または不飽和炭化水素基で互いに同一
でも異なってもよい。) (9)前記磁性層の乾燥厚みが0.05〜0.20μm
であり、かつ前記磁性層中に平均粒子径が0.4μm以
下の研磨剤を含むことを特徴とする磁気記録媒体。 (10)前記磁気記録媒体は前記面記録密度が0.20
〜2Gbit/inch2の信号を記録する磁気記録媒体であ
り、かつ前記下層にモース硬度4以上の無機粉末を含む
ことを特徴とする磁気記録媒体。 (11)前記強磁性金属粉末がFeを主体とし、平均長
軸長が0.12μm以下、結晶子サイズが80Å〜18
0Åであることを特徴とする請求項1記載の磁気記録媒
体。 (12)前記強磁性金属粉末のAl/Feが5原子%〜
30原子%であることを特徴とする磁気記録媒体。 (13)前記磁気記録媒体は回転数1800rpm 以上の
記録再生システム用のディスク状の磁気記録媒体用であ
ることを特徴とする磁気記録媒体。
【0021】本発明はこのような磁気記録媒体とするこ
とで、従来の技術では得ることができなかった優れた高
密度特性と優れた耐久性を併せ持ち、特に走行耐久性が
格段に改良された磁気記録媒体を得ることができること
を見出したものである。
とで、従来の技術では得ることができなかった優れた高
密度特性と優れた耐久性を併せ持ち、特に走行耐久性が
格段に改良された磁気記録媒体を得ることができること
を見出したものである。
【0022】実質的に非磁性である下層とは記録に関与
しない程度に磁性を持っていても良いという意味であ
り、以降単に下層または非磁性層あるいは下層非磁性層
ともいう。また、面記録密度とは、線記録密度とトラッ
ク密度を掛け合わせたものである。
しない程度に磁性を持っていても良いという意味であ
り、以降単に下層または非磁性層あるいは下層非磁性層
ともいう。また、面記録密度とは、線記録密度とトラッ
ク密度を掛け合わせたものである。
【0023】φmとは片側の単位面積当たりの磁性層か
ら振動試料型磁束計(VSM:東英工業社製)を用い、
Hm10kエルステッドで直接測定できる磁気モ−メン
ト量(emu/cm2)であり、VSMで求められる磁
束密度Bm(単位G=4πemu/cm3)に厚み(c
m)を掛けたものに等しい。従ってφmの単位はemu
/cm2またはG・cmで表される。
ら振動試料型磁束計(VSM:東英工業社製)を用い、
Hm10kエルステッドで直接測定できる磁気モ−メン
ト量(emu/cm2)であり、VSMで求められる磁
束密度Bm(単位G=4πemu/cm3)に厚み(c
m)を掛けたものに等しい。従ってφmの単位はemu
/cm2またはG・cmで表される。
【0024】線記録密度とは記録方向1インチ当たりに
記録する信号のビット数である。これら線記録密度、ト
ラック密度、面記録密度はシステムによって決まる値で
ある。即ち本発明は面記録密度の向上に対しては線記録
密度の点で磁性層厚み、磁性層Hc、中心面平均表面粗
さで改良を図り、トラック密度の点でφmの最適化を図
ったものである。尚、本発明において、磁性層を上層、
上層磁性層とも言う。
記録する信号のビット数である。これら線記録密度、ト
ラック密度、面記録密度はシステムによって決まる値で
ある。即ち本発明は面記録密度の向上に対しては線記録
密度の点で磁性層厚み、磁性層Hc、中心面平均表面粗
さで改良を図り、トラック密度の点でφmの最適化を図
ったものである。尚、本発明において、磁性層を上層、
上層磁性層とも言う。
【0025】本発明がかかる優れた面記録密度が0.1
7〜2Gbit/inch2、好ましくは0.2〜2Gbit/inch
2 、更には面記録密度が0.35〜2Gbit/inch2 とい
うかって塗布型の磁気記録媒体では世の中に知られた製
品では達成されたことのない高密度特性と優れた耐久性
を併せ持つ磁気記録媒体、特にディスク状磁気記録媒体
に適用して、実用的な特性が得られたことは全く予期せ
ざることである。本発明の磁気記録媒体は以下のような
ポイントを有機的に結合し、総合することによって、後
述するような塗布型の磁気記録媒体では初めて、ハ−ド
ディスクやMOに匹敵又はそれ以上の高密度、大容量の
磁気記録媒体が得られる。
7〜2Gbit/inch2、好ましくは0.2〜2Gbit/inch
2 、更には面記録密度が0.35〜2Gbit/inch2 とい
うかって塗布型の磁気記録媒体では世の中に知られた製
品では達成されたことのない高密度特性と優れた耐久性
を併せ持つ磁気記録媒体、特にディスク状磁気記録媒体
に適用して、実用的な特性が得られたことは全く予期せ
ざることである。本発明の磁気記録媒体は以下のような
ポイントを有機的に結合し、総合することによって、後
述するような塗布型の磁気記録媒体では初めて、ハ−ド
ディスクやMOに匹敵又はそれ以上の高密度、大容量の
磁気記録媒体が得られる。
【0026】本発明のポイントは高Hc、超平滑化、
複合潤滑剤や高耐久性結合剤、強磁性粉末の改良によ
る耐久性確保、磁性層の超薄層化と下層との界面の変
動減、粉体(強磁性粉末、非磁性粉末)の高充填化、
粉体(強磁性粉末、非磁性粉末)の超微粒子化、ヘ
ッドタッチの安定化、寸法安定性とサーボ、磁性
層、支持体の熱収縮率改良、高温、低温での潤滑剤の
作用、等が挙げられ、これらを結合し、総合した結果本
発明に至った。
複合潤滑剤や高耐久性結合剤、強磁性粉末の改良によ
る耐久性確保、磁性層の超薄層化と下層との界面の変
動減、粉体(強磁性粉末、非磁性粉末)の高充填化、
粉体(強磁性粉末、非磁性粉末)の超微粒子化、ヘ
ッドタッチの安定化、寸法安定性とサーボ、磁性
層、支持体の熱収縮率改良、高温、低温での潤滑剤の
作用、等が挙げられ、これらを結合し、総合した結果本
発明に至った。
【0027】マルチメデイア化が進むパソコンの分野で
はこれまでのフロッピーディスクに代わる大容量の記録
メデイアが注目され始め、米国IOMEGA(アイオメ
ガ)社からZIPディスクとして販売された。これは本
件出願人が開発したATOMM(Advanced S
uper Thin Layer & High Ou
tput Metal Media Technolo
gy)を用いた下層と薄層磁性層を有する記録媒体であ
り、3.7インチで100MB以上の記録容量を持った製
品が販売されている。100〜120MBの容量はMO
(3.5インチ)とほぼ同じ容量であり、1枚で新聞記事
なら7〜8月分収まるものである。データ(情報)の書
き込み・読み出し時間を示す転送レートは、1秒当たり
2MB以上とハードディスク並であり、これまでのFD
の20倍、MOの2倍以上の早さを有し非常に大きな利
点を持つ。さらに下層と薄層磁性層を有するこの記録媒
体は現在のFDと同じ塗布型メデイアで大量生産が可能
であり、MOやハードディスクに比べて低価格で有ると
いうメリットを有する。
はこれまでのフロッピーディスクに代わる大容量の記録
メデイアが注目され始め、米国IOMEGA(アイオメ
ガ)社からZIPディスクとして販売された。これは本
件出願人が開発したATOMM(Advanced S
uper Thin Layer & High Ou
tput Metal Media Technolo
gy)を用いた下層と薄層磁性層を有する記録媒体であ
り、3.7インチで100MB以上の記録容量を持った製
品が販売されている。100〜120MBの容量はMO
(3.5インチ)とほぼ同じ容量であり、1枚で新聞記事
なら7〜8月分収まるものである。データ(情報)の書
き込み・読み出し時間を示す転送レートは、1秒当たり
2MB以上とハードディスク並であり、これまでのFD
の20倍、MOの2倍以上の早さを有し非常に大きな利
点を持つ。さらに下層と薄層磁性層を有するこの記録媒
体は現在のFDと同じ塗布型メデイアで大量生産が可能
であり、MOやハードディスクに比べて低価格で有ると
いうメリットを有する。
【0028】本発明者らは、この様な媒体の知見をもと
に鋭意研究を行った結果、前記ZIPディスクやMO
(3.5インチ)よりも格段に記録容量の大きい面記録密
度が0.17〜2Gbit/inch2好ましくは0.2〜2Gb
it/inch2 更には面記録密度が0.35〜2Gbit/inch
2 というかって世の中に知られた製品では達成されたこ
とのない高密度特性と優れた耐久性を併せ持ち特に高密
度記録領域でのエラーレートが格段に改良された磁気記
録媒体、特にディスク状磁気記録媒体が得られたもので
あり、これは磁気テープ例えばコンピューターテープに
も適用できる発明である。
に鋭意研究を行った結果、前記ZIPディスクやMO
(3.5インチ)よりも格段に記録容量の大きい面記録密
度が0.17〜2Gbit/inch2好ましくは0.2〜2Gb
it/inch2 更には面記録密度が0.35〜2Gbit/inch
2 というかって世の中に知られた製品では達成されたこ
とのない高密度特性と優れた耐久性を併せ持ち特に高密
度記録領域でのエラーレートが格段に改良された磁気記
録媒体、特にディスク状磁気記録媒体が得られたもので
あり、これは磁気テープ例えばコンピューターテープに
も適用できる発明である。
【0029】本発明の磁気記録媒体は超薄層の磁性層に
高出力、高分散性に優れた超微粒子の強磁性粉末を含
み、下層に球状又は針状などの無機粉末を含み、磁性層
を薄くすることで磁性層内の磁力相殺を低減し、高周波
領域での出力を大幅に高め、更に重ね書き特性も向上さ
せたものである。磁気ヘッドの改良により、狭ギャップ
ヘッドとの組合せにより超薄層磁性層の効果が一層発揮
でき、デジタル記録特性の向上が図れる。
高出力、高分散性に優れた超微粒子の強磁性粉末を含
み、下層に球状又は針状などの無機粉末を含み、磁性層
を薄くすることで磁性層内の磁力相殺を低減し、高周波
領域での出力を大幅に高め、更に重ね書き特性も向上さ
せたものである。磁気ヘッドの改良により、狭ギャップ
ヘッドとの組合せにより超薄層磁性層の効果が一層発揮
でき、デジタル記録特性の向上が図れる。
【0030】上層磁性層の厚みは高密度記録の磁気記録
方式や磁気ヘッドから要求される性能にマッチするよう
に0.05〜0.30μm、好ましくは0.05〜0.
25μmの薄層に選択される。均一でかつ薄層にしたこ
のような超薄層磁性層は微粒子の強磁性粉末や非磁性粉
を分散剤の使用と分散性の高い結合剤の組み合わせによ
り高度に分散させ、高充填化を図った。使用される強磁
性粉末は大容量FDやコンピューターテープの適性を最
大限に引き出すために、高出力、高分散性、高ランダマ
イズ性に優れた強磁性粉末を使用している。即ち非常に
微粒子で且つ高出力を達成できる強磁性金属粉末または
強磁性六方晶フェライト粉末を用いることで、特に平均
長軸長が0.1μm以下で、結晶子サイズが80Å〜1
80Åであることにより、更にCoを多く含み、焼結防
止剤としてAlやYを含むことにより高出力、高耐久性
が達成できる。高転送レートを実現するために超薄層磁
性層に適した3次元ネットワーク結合剤システムを用
い、高速回転時における走行の安定性、耐久性を確保し
ている。また広範囲な温湿度条件下での使用や高速回転
使用時でも、その効力を維持できる複合潤滑剤を上下2
層に配し、更に下層には潤滑剤のタンクとしての役割を
持たせ、上層磁性層に常に適量の潤滑剤を供給できるよ
うにし、上層磁性層の耐久性を高め、信頼性を向上させ
ている。また下層のクッション効果は良好なヘッドタッ
チと安定した走行性をもたらすことができる。
方式や磁気ヘッドから要求される性能にマッチするよう
に0.05〜0.30μm、好ましくは0.05〜0.
25μmの薄層に選択される。均一でかつ薄層にしたこ
のような超薄層磁性層は微粒子の強磁性粉末や非磁性粉
を分散剤の使用と分散性の高い結合剤の組み合わせによ
り高度に分散させ、高充填化を図った。使用される強磁
性粉末は大容量FDやコンピューターテープの適性を最
大限に引き出すために、高出力、高分散性、高ランダマ
イズ性に優れた強磁性粉末を使用している。即ち非常に
微粒子で且つ高出力を達成できる強磁性金属粉末または
強磁性六方晶フェライト粉末を用いることで、特に平均
長軸長が0.1μm以下で、結晶子サイズが80Å〜1
80Åであることにより、更にCoを多く含み、焼結防
止剤としてAlやYを含むことにより高出力、高耐久性
が達成できる。高転送レートを実現するために超薄層磁
性層に適した3次元ネットワーク結合剤システムを用
い、高速回転時における走行の安定性、耐久性を確保し
ている。また広範囲な温湿度条件下での使用や高速回転
使用時でも、その効力を維持できる複合潤滑剤を上下2
層に配し、更に下層には潤滑剤のタンクとしての役割を
持たせ、上層磁性層に常に適量の潤滑剤を供給できるよ
うにし、上層磁性層の耐久性を高め、信頼性を向上させ
ている。また下層のクッション効果は良好なヘッドタッ
チと安定した走行性をもたらすことができる。
【0031】大容量記録システムでは高転送レートが求
められる。例えばZipでは転送速度が1.4MB/秒
であり、HiFDでは最大3.6MB/秒である。この
ためには磁気ディスクの回転数を、従来のFDシステム
に比べて1桁以上上げる必要がある。具体的には回転数
は1800rpm以上が好ましく、3000rpm以上
が更に好ましい。磁気記録の大容量化/高密度化に伴
い、記録トラック密度が向上する。一般には媒体上にサ
ーボ記録エリアを設け、記録トラックに対する磁気ヘッ
ドのトレーサビリテイ確保を図っている。本発明の磁気
記録媒体では支持体ベースとして等方的寸度安定性を高
めたベースを使用することが好ましく、トレーサビリテ
イの一層の安定化を図ることができる。そして超平滑な
ベースを用いることによって、磁性層の平滑性を更に向
上できる。
められる。例えばZipでは転送速度が1.4MB/秒
であり、HiFDでは最大3.6MB/秒である。この
ためには磁気ディスクの回転数を、従来のFDシステム
に比べて1桁以上上げる必要がある。具体的には回転数
は1800rpm以上が好ましく、3000rpm以上
が更に好ましい。磁気記録の大容量化/高密度化に伴
い、記録トラック密度が向上する。一般には媒体上にサ
ーボ記録エリアを設け、記録トラックに対する磁気ヘッ
ドのトレーサビリテイ確保を図っている。本発明の磁気
記録媒体では支持体ベースとして等方的寸度安定性を高
めたベースを使用することが好ましく、トレーサビリテ
イの一層の安定化を図ることができる。そして超平滑な
ベースを用いることによって、磁性層の平滑性を更に向
上できる。
【0032】ディスク形態の磁気記録の高密度化には、
線記録密度とトラック密度の向上が必要である。このう
ちトラック密度の向上には、支持体の特性が重要であ
る。本発明の媒体では支持体ベースの寸度安定性、特に
等方性に配慮している。高トラック密度における記録再
生では、サーボ記録は不可欠な技術であるが、支持体ベ
ースを出来るだけ等方化することで媒体サイドからもこ
の改良が図れる。
線記録密度とトラック密度の向上が必要である。このう
ちトラック密度の向上には、支持体の特性が重要であ
る。本発明の媒体では支持体ベースの寸度安定性、特に
等方性に配慮している。高トラック密度における記録再
生では、サーボ記録は不可欠な技術であるが、支持体ベ
ースを出来るだけ等方化することで媒体サイドからもこ
の改良が図れる。
【0033】本発明は磁性層を単層からATOMM構成
にするメリットは次のように考えられる。 (1)磁性層の薄層構造化による電磁変換特性の向上、 (2)潤滑剤の安定供給による耐久性の向上 (3)上層磁性層の平滑化による高出力 (4)磁性層の機能分離による要求機能付与が容易 これらの機能は、単に磁性層を重層化するだけでは達成
できない。重層構造を構成するには、層を順次構成する
「逐次重層方式」が一般的である。この方式は先ず、下
層を塗布し、硬化、又は乾燥させた後、上層磁性層を同
様に塗布し、硬化、表面処理を行う。FDは磁気テープ
と異なり、両面に同様な処理を施す。塗布工程後スリッ
ト工程、パンチ工程、シェル組み込み工程、サーテファ
イ工程を経て最終製品として完成する。
にするメリットは次のように考えられる。 (1)磁性層の薄層構造化による電磁変換特性の向上、 (2)潤滑剤の安定供給による耐久性の向上 (3)上層磁性層の平滑化による高出力 (4)磁性層の機能分離による要求機能付与が容易 これらの機能は、単に磁性層を重層化するだけでは達成
できない。重層構造を構成するには、層を順次構成する
「逐次重層方式」が一般的である。この方式は先ず、下
層を塗布し、硬化、又は乾燥させた後、上層磁性層を同
様に塗布し、硬化、表面処理を行う。FDは磁気テープ
と異なり、両面に同様な処理を施す。塗布工程後スリッ
ト工程、パンチ工程、シェル組み込み工程、サーテファ
イ工程を経て最終製品として完成する。
【0034】磁性層薄層構造化により以下のような電磁
変換特性の大幅な向上が出来る。 (1)記録減磁時特性の改良による高周波領域での出力
向上 (2)重ね書き(オーバーライト)特性の改良 (3)ウインドウマージンの確保 耐久性は磁気ディスクにとって重要な要素である。特に
高転送レートを実現するために磁気ディスクの回転数
を、従来のFDシステムに比べて1桁以上上げる必要が
あり、磁気ヘッド/カートリッジ内部品と媒体とが高速
摺動する場合の媒体耐久性の確保は重要な課題である。
媒体の耐久性を向上させる手段には、ディスク自身の膜
強度を上げる結合剤処方と、磁気ヘッドとの滑り性を維
持する潤滑剤処方がある。本発明の媒体では結合剤処方
に現行のFDシステムで実績のある3次元ネットワーク
結合剤システムを改良している。
変換特性の大幅な向上が出来る。 (1)記録減磁時特性の改良による高周波領域での出力
向上 (2)重ね書き(オーバーライト)特性の改良 (3)ウインドウマージンの確保 耐久性は磁気ディスクにとって重要な要素である。特に
高転送レートを実現するために磁気ディスクの回転数
を、従来のFDシステムに比べて1桁以上上げる必要が
あり、磁気ヘッド/カートリッジ内部品と媒体とが高速
摺動する場合の媒体耐久性の確保は重要な課題である。
媒体の耐久性を向上させる手段には、ディスク自身の膜
強度を上げる結合剤処方と、磁気ヘッドとの滑り性を維
持する潤滑剤処方がある。本発明の媒体では結合剤処方
に現行のFDシステムで実績のある3次元ネットワーク
結合剤システムを改良している。
【0035】本発明においては潤滑剤は、使用される種
々の温・湿度環境下でそれぞれ優れた効果を発揮する潤
滑剤を複数、具体的には下層及び/又は磁性層に少なく
とも脂肪酸及び/又は脂肪酸エステルを合わせて少なくとも
3種組み合わせて使用し、広範囲な温度(低温、室温、
高温)、湿度(低湿、高湿)環境下でも各潤滑剤がそれ
ぞれ機能を発揮し、総合的に安定した潤滑効果を維持で
きるものである。
々の温・湿度環境下でそれぞれ優れた効果を発揮する潤
滑剤を複数、具体的には下層及び/又は磁性層に少なく
とも脂肪酸及び/又は脂肪酸エステルを合わせて少なくとも
3種組み合わせて使用し、広範囲な温度(低温、室温、
高温)、湿度(低湿、高湿)環境下でも各潤滑剤がそれ
ぞれ機能を発揮し、総合的に安定した潤滑効果を維持で
きるものである。
【0036】また上下2層の構造を活用し、下層に潤滑
剤のタンク効果を持たせることで上層磁性層に常に適量
の潤滑剤が供給されるようにし、上層磁性層の耐久性を
向上できるようにしたものである。超薄層の磁性層に含
ませることが出来る潤滑剤量には限度があり、単純に磁
性層をうすくすることは潤滑剤の絶対量が減少し、走行
耐久性の劣化につながる。この場合、両者のバランスを
得ることは困難であった。上下2層に別々の機能を持た
せ、互いに補完することで電磁変換特性の向上と耐久性
の向上を両立させた。この機能分化は磁気ヘッドとメデ
イアを高速摺動させるシステムでは特に有効であった。
剤のタンク効果を持たせることで上層磁性層に常に適量
の潤滑剤が供給されるようにし、上層磁性層の耐久性を
向上できるようにしたものである。超薄層の磁性層に含
ませることが出来る潤滑剤量には限度があり、単純に磁
性層をうすくすることは潤滑剤の絶対量が減少し、走行
耐久性の劣化につながる。この場合、両者のバランスを
得ることは困難であった。上下2層に別々の機能を持た
せ、互いに補完することで電磁変換特性の向上と耐久性
の向上を両立させた。この機能分化は磁気ヘッドとメデ
イアを高速摺動させるシステムでは特に有効であった。
【0037】下層には潤滑剤の保持機能の他に表面電気
抵抗のコントロール機能を付与できる。一般に電気抵抗
のコントロールには、磁性層中にカーボンブラック等の
固体導電材料を加えることが多い。これらは強磁性粉末
の充填密度を上げることの制約となるほか、磁性層が薄
層になるに従い、表面粗さにも影響を与える。下層に導
電材料を加えることによってこれらの欠点を除くことが
できる。
抵抗のコントロール機能を付与できる。一般に電気抵抗
のコントロールには、磁性層中にカーボンブラック等の
固体導電材料を加えることが多い。これらは強磁性粉末
の充填密度を上げることの制約となるほか、磁性層が薄
層になるに従い、表面粗さにも影響を与える。下層に導
電材料を加えることによってこれらの欠点を除くことが
できる。
【0038】マルチメデイア社会になり、画像記録への
ニーズは産業界のみならず家庭でも益々強くなってお
り、本発明の大容量磁気記録媒体は単に文字、数字など
のデータ以外に、画像記録用媒体としての機能/コスト
の要請に十分応えられる能力を持つものである。本発明
の大容量媒体は実績のある塗布型磁気記録媒体をベース
としており、長期信頼性に富み、またコストパフォーマ
ンスに優れているものである。
ニーズは産業界のみならず家庭でも益々強くなってお
り、本発明の大容量磁気記録媒体は単に文字、数字など
のデータ以外に、画像記録用媒体としての機能/コスト
の要請に十分応えられる能力を持つものである。本発明
の大容量媒体は実績のある塗布型磁気記録媒体をベース
としており、長期信頼性に富み、またコストパフォーマ
ンスに優れているものである。
【0039】本発明は以上のような種々の要因を積み重
ね、相乗的、有機的に作用させ、初めて達成されるもの
であると同時に前述の全ての技術を組み合わせ、総合す
ることによって、得られた磁気記録媒体は例えば、ソニ
−(株)と富士フィルム(株)の共同開発したHiFD
に適用できる能力を持つものである。HiFDは近年の
パ−ソナルコンピュ−タ−の処理能力の急速な発達や、
扱う情報量の大幅な増大に伴い、大容量且つ高速なデー
タ転送速度を備えたより高性能な新しいデータ記録シス
テムに対する要望と、一方現在の3.5吋型フロッピ−
ディスクは手軽に使える記録メデイアとして世界中に普
及しており、これらのディスクを今後も利用し、蓄積さ
れた膨大なデータを読み出して再利用できる新システム
として開発されたものである。3.5吋型フロッピ−デ
ィスク「HiFD」は200MBの大容量、3.6MB
/secの高速転送速度の、現行の3.5吋型フロッピ
−ディスクとの記録・再生が可能な下位互換を実現し
た、次世代の大容量フロッピ−ディスクシステムであ
る。新たに開発した超薄層塗布型メタルディスクと、高
密度記録用の狭いギャップと現行の3.5吋型フロッピ
−ディスク用の広いギャップの両方を備えたデユアルデ
ィスクリ−トギャップヘッドの採用により200MBの
大容量が実現でき、画像や音声のような大容量のデータ
ファイルを容易に取り扱うことができるものである。ま
た高い線記録密度と3600rpmの高速ディスク回転
により、従来の3.5吋型フロッピーディスク(2H
D)の転送速度が約0.06MB/secに対し、最大
3.6MB/secの高速転送速度を実現したものであ
る。これは従来に比べ約60倍の高速処理を可能とする
ものである。またデユアルディスクリ−トギャップヘッ
ドをハ−ドディスクと同様なディスクの回転によりヘッ
ドが浮上するため、記録・再生時にヘッドが接触しない
ため、高寿命・高信頼性のある浮上型にし、同時にヘッ
ドの駆動にはリニアタイプのボイスコイルモ−タ−を用
いることにより高速ランダムアクセスを従来の3.5吋
型フロッピーディスクドライブに比べ、3〜4倍程度の
高速化を可能にしている。またデユアルディスクリ−ト
ギャップヘッドにより、現行の3.5吋型フロッピーデ
ィスクとの記録・再生が可能な下位互換を実現してい
る。さらにヘッドロ−デイングをソフトに行う新機構を
組み込むことにより、ディスクの磨耗を低減することが
でき、更にエラ−訂正機能の搭載により高い信頼性を確
保するものである。このような200MBの大容量、
3.6MB/secの高速転送速度の、現行の3.5吋
型フロッピーディスクとの記録・再生が可能な下位互換
を実現した、次世代の大容量フロッピーディスクシステ
ムに本発明の磁気記録媒体は適用できるように開発され
たものである。
ね、相乗的、有機的に作用させ、初めて達成されるもの
であると同時に前述の全ての技術を組み合わせ、総合す
ることによって、得られた磁気記録媒体は例えば、ソニ
−(株)と富士フィルム(株)の共同開発したHiFD
に適用できる能力を持つものである。HiFDは近年の
パ−ソナルコンピュ−タ−の処理能力の急速な発達や、
扱う情報量の大幅な増大に伴い、大容量且つ高速なデー
タ転送速度を備えたより高性能な新しいデータ記録シス
テムに対する要望と、一方現在の3.5吋型フロッピ−
ディスクは手軽に使える記録メデイアとして世界中に普
及しており、これらのディスクを今後も利用し、蓄積さ
れた膨大なデータを読み出して再利用できる新システム
として開発されたものである。3.5吋型フロッピ−デ
ィスク「HiFD」は200MBの大容量、3.6MB
/secの高速転送速度の、現行の3.5吋型フロッピ
−ディスクとの記録・再生が可能な下位互換を実現し
た、次世代の大容量フロッピ−ディスクシステムであ
る。新たに開発した超薄層塗布型メタルディスクと、高
密度記録用の狭いギャップと現行の3.5吋型フロッピ
−ディスク用の広いギャップの両方を備えたデユアルデ
ィスクリ−トギャップヘッドの採用により200MBの
大容量が実現でき、画像や音声のような大容量のデータ
ファイルを容易に取り扱うことができるものである。ま
た高い線記録密度と3600rpmの高速ディスク回転
により、従来の3.5吋型フロッピーディスク(2H
D)の転送速度が約0.06MB/secに対し、最大
3.6MB/secの高速転送速度を実現したものであ
る。これは従来に比べ約60倍の高速処理を可能とする
ものである。またデユアルディスクリ−トギャップヘッ
ドをハ−ドディスクと同様なディスクの回転によりヘッ
ドが浮上するため、記録・再生時にヘッドが接触しない
ため、高寿命・高信頼性のある浮上型にし、同時にヘッ
ドの駆動にはリニアタイプのボイスコイルモ−タ−を用
いることにより高速ランダムアクセスを従来の3.5吋
型フロッピーディスクドライブに比べ、3〜4倍程度の
高速化を可能にしている。またデユアルディスクリ−ト
ギャップヘッドにより、現行の3.5吋型フロッピーデ
ィスクとの記録・再生が可能な下位互換を実現してい
る。さらにヘッドロ−デイングをソフトに行う新機構を
組み込むことにより、ディスクの磨耗を低減することが
でき、更にエラ−訂正機能の搭載により高い信頼性を確
保するものである。このような200MBの大容量、
3.6MB/secの高速転送速度の、現行の3.5吋
型フロッピーディスクとの記録・再生が可能な下位互換
を実現した、次世代の大容量フロッピーディスクシステ
ムに本発明の磁気記録媒体は適用できるように開発され
たものである。
【0040】大容量、高速転送速度を実現する上で磁気
記録媒体の潤滑能力を高めることは重要な要件である。
この潤滑能力を高めるための基本的な考え方は次の通り
である。 (1)機能・性能の異なる複数の潤滑剤を組み合わせて
使用する。 (2)機能・性能の類似した複数の潤滑剤を組み合わせ
て使用する。
記録媒体の潤滑能力を高めることは重要な要件である。
この潤滑能力を高めるための基本的な考え方は次の通り
である。 (1)機能・性能の異なる複数の潤滑剤を組み合わせて
使用する。 (2)機能・性能の類似した複数の潤滑剤を組み合わせ
て使用する。
【0041】上記(1)により、幅広い条件下での、幅
広い機能・性能を達成できる。また上記(2)により潤
滑剤同士の親和性・相溶性が確保され、スム−スな潤滑
機能の発揮ができる。上記(1)の機能・性能の異なる
複数の潤滑剤を組み合わせの例を挙げると以下のように
なる。
広い機能・性能を達成できる。また上記(2)により潤
滑剤同士の親和性・相溶性が確保され、スム−スな潤滑
機能の発揮ができる。上記(1)の機能・性能の異なる
複数の潤滑剤を組み合わせの例を挙げると以下のように
なる。
【0042】1)流体潤滑機能を示す潤滑剤と境界潤滑
機能を示す潤滑剤を組み合わせて使用する。 2)極性潤滑剤と非極性潤滑剤を組み合わせて使用す
る。 3)液体潤滑剤と固体潤滑剤を組み合わせて使用する。 4)極性の異なる潤滑剤、特に脂肪酸及び/又は脂肪酸
エステルを組み合わせて使用する。例えば脂肪酸エステ
ルのモノエステルとジエステルを組み合わせて使用す
る。
機能を示す潤滑剤を組み合わせて使用する。 2)極性潤滑剤と非極性潤滑剤を組み合わせて使用す
る。 3)液体潤滑剤と固体潤滑剤を組み合わせて使用する。 4)極性の異なる潤滑剤、特に脂肪酸及び/又は脂肪酸
エステルを組み合わせて使用する。例えば脂肪酸エステ
ルのモノエステルとジエステルを組み合わせて使用す
る。
【0043】5)融点や沸点の異なる潤滑剤、特に脂肪
酸及び/又は脂肪酸エステルを組み合わせて使用する。 6)炭素数の長さの異なる潤滑剤、特に脂肪酸及び/又
は脂肪酸エステルを組み合わせて使用する。 7)直鎖と分岐の潤滑剤、特に脂肪酸及び/又は脂肪酸
エステルを組み合わせて使用する。例えば直鎖脂肪酸エ
ステルと分岐脂肪酸エステルを組み合わせて使用する。
酸及び/又は脂肪酸エステルを組み合わせて使用する。 6)炭素数の長さの異なる潤滑剤、特に脂肪酸及び/又
は脂肪酸エステルを組み合わせて使用する。 7)直鎖と分岐の潤滑剤、特に脂肪酸及び/又は脂肪酸
エステルを組み合わせて使用する。例えば直鎖脂肪酸エ
ステルと分岐脂肪酸エステルを組み合わせて使用する。
【0044】8)飽和と不飽和の炭素鎖の潤滑剤、特に
脂肪酸及び/又は脂肪酸エステルを組み合わせて使用す
る。例えば飽和脂肪酸エステルと不飽和脂肪酸エステル
を組み合わせて使用する。 9)結合剤との親和性の異なる潤滑剤を組み合わせて使
用する。 10)無機粉末との親和性の異なる潤滑剤を組み合わせ
て使用する。
脂肪酸及び/又は脂肪酸エステルを組み合わせて使用す
る。例えば飽和脂肪酸エステルと不飽和脂肪酸エステル
を組み合わせて使用する。 9)結合剤との親和性の異なる潤滑剤を組み合わせて使
用する。 10)無機粉末との親和性の異なる潤滑剤を組み合わせ
て使用する。
【0045】このような上記(1)のそれぞれの潤滑剤
の組み合わせにより、幅広い条件下での、幅広い機能・
性能を達成できる。上記(2)の機能・性能の類似する
複数の潤滑剤の組み合わせの例を挙げると以下のように
なる。 1)脂肪酸と脂肪酸エステルの脂肪酸残基同士を同一に
する。
の組み合わせにより、幅広い条件下での、幅広い機能・
性能を達成できる。上記(2)の機能・性能の類似する
複数の潤滑剤の組み合わせの例を挙げると以下のように
なる。 1)脂肪酸と脂肪酸エステルの脂肪酸残基同士を同一に
する。
【0046】2)脂肪酸エステルの脂肪酸残基同士、及
び/又はアルコール残基同士が同一な脂肪酸エステルを
組み合わせて使用する 3)2種以上の飽和脂肪酸を組み合わせて使用する。 4)脂肪酸と脂肪酸エステルの脂肪酸残基部分に飽和脂
肪酸同士を使用する。 5)脂肪酸と脂肪酸エステルの脂肪酸残基部分に不飽和
脂肪酸同士を使用する。
び/又はアルコール残基同士が同一な脂肪酸エステルを
組み合わせて使用する 3)2種以上の飽和脂肪酸を組み合わせて使用する。 4)脂肪酸と脂肪酸エステルの脂肪酸残基部分に飽和脂
肪酸同士を使用する。 5)脂肪酸と脂肪酸エステルの脂肪酸残基部分に不飽和
脂肪酸同士を使用する。
【0047】6)3種類以上の脂肪酸エステルのみを組
み合わせて使用する。 7)脂肪酸と脂肪酸アミドの脂肪酸部分同士を同一にす
る。 上記(2)の潤滑剤の組み合わせにより潤滑剤同士の親
和性・相溶性が確保され、スム−スな潤滑機能の発揮が
できる。上記(1)の潤滑剤と(2)の潤滑剤はそれぞ
れ単独で適用するものではなく、(1)の潤滑剤と
(2)の潤滑剤を組み合わせて使用したり、(1)の潤
滑剤同士を組み合わせたり、(2)の潤滑剤同士を組み
合わせて使用することにより、幅広い条件下での、幅広
い機能・性能を達成できるとともに、潤滑剤同士の親和
性・相溶性が確保され、スムースな潤滑機能の発揮がで
きる。
み合わせて使用する。 7)脂肪酸と脂肪酸アミドの脂肪酸部分同士を同一にす
る。 上記(2)の潤滑剤の組み合わせにより潤滑剤同士の親
和性・相溶性が確保され、スム−スな潤滑機能の発揮が
できる。上記(1)の潤滑剤と(2)の潤滑剤はそれぞ
れ単独で適用するものではなく、(1)の潤滑剤と
(2)の潤滑剤を組み合わせて使用したり、(1)の潤
滑剤同士を組み合わせたり、(2)の潤滑剤同士を組み
合わせて使用することにより、幅広い条件下での、幅広
い機能・性能を達成できるとともに、潤滑剤同士の親和
性・相溶性が確保され、スムースな潤滑機能の発揮がで
きる。
【0048】本発明の磁性層と非磁性層に使用される潤
滑剤としては以下のようなものが使用できる。潤滑剤は
磁気記録媒体の添加剤の1種であるが、添加剤としては
潤滑効果、帯電防止効果、分散効果、可塑効果、などを
もつものが使用され、組み合わせることにより総合的な
性能向上が図れる。潤滑効果を示すものとしては物質の
表面同士の摩擦の際、生じる凝着を著しく作用を示す潤
滑剤が使用される。潤滑剤には2つの型のものがある。
磁気記録媒体に使用される潤滑剤は完全に流体潤滑か境
界潤滑であるか判定することはできないが、一般的概念
で分類すれば流体潤滑を示す高級脂肪酸エステル、流動
パラフィン、シリコン誘導体などや境界潤滑を示す長鎖
脂肪酸、フッ素系界面活性剤、含フッ素系高分子などに
分類される。塗布型媒体では潤滑剤は結合剤に溶解した
状態また一部は強磁性粉末表面に吸着した状態で存在す
るものであり、磁性層表面に潤滑剤が移行してくるが、
その移行速度は結合剤と潤滑剤との相溶性の良否によっ
て決まる。結合剤と潤滑剤との相溶性が高いときは移行
速度が小さく、相溶性の低いときには早くなる。相溶性
の良否に対する一つの考え方として両者の溶解パラメ−
タ−の比較がある。流体潤滑には非極性潤滑剤が有効で
あり、境界潤滑には極性潤滑剤が有効である。本発明に
おいてはこれら特性の異なる流体潤滑を示す高級脂肪酸
エステルと境界潤滑を示す長鎖脂肪酸とを合わせて、少
なくとも3種組み合わせることにより、大容量、高密
度、高耐久性を発揮することができるのである。これら
に組み合わせて固体潤滑剤を使用することもできる。
滑剤としては以下のようなものが使用できる。潤滑剤は
磁気記録媒体の添加剤の1種であるが、添加剤としては
潤滑効果、帯電防止効果、分散効果、可塑効果、などを
もつものが使用され、組み合わせることにより総合的な
性能向上が図れる。潤滑効果を示すものとしては物質の
表面同士の摩擦の際、生じる凝着を著しく作用を示す潤
滑剤が使用される。潤滑剤には2つの型のものがある。
磁気記録媒体に使用される潤滑剤は完全に流体潤滑か境
界潤滑であるか判定することはできないが、一般的概念
で分類すれば流体潤滑を示す高級脂肪酸エステル、流動
パラフィン、シリコン誘導体などや境界潤滑を示す長鎖
脂肪酸、フッ素系界面活性剤、含フッ素系高分子などに
分類される。塗布型媒体では潤滑剤は結合剤に溶解した
状態また一部は強磁性粉末表面に吸着した状態で存在す
るものであり、磁性層表面に潤滑剤が移行してくるが、
その移行速度は結合剤と潤滑剤との相溶性の良否によっ
て決まる。結合剤と潤滑剤との相溶性が高いときは移行
速度が小さく、相溶性の低いときには早くなる。相溶性
の良否に対する一つの考え方として両者の溶解パラメ−
タ−の比較がある。流体潤滑には非極性潤滑剤が有効で
あり、境界潤滑には極性潤滑剤が有効である。本発明に
おいてはこれら特性の異なる流体潤滑を示す高級脂肪酸
エステルと境界潤滑を示す長鎖脂肪酸とを合わせて、少
なくとも3種組み合わせることにより、大容量、高密
度、高耐久性を発揮することができるのである。これら
に組み合わせて固体潤滑剤を使用することもできる。
【0049】固体潤滑剤としては例えば二硫化モリブデ
ン、二硫化タングステングラファイト、窒化ホウ素、フ
ッ化黒鉛などが使用される。境界潤滑を示す長鎖脂肪酸
としては、炭素数10〜24の一塩基性脂肪酸(不飽和
結合を含んでも、また分岐していてもかまわない)、お
よび、これらの金属塩(Li、Na、K、Cuなど)が
挙げられる。フッ素系界面活性剤、含フッ素系高分子と
してはフッ素含有シリコーン、フッ素含有アルコール、
フッ素含有エステル、フッ素含有アルキル硫酸エステル
およびそのアルカリ金属塩などが挙げられる。流体潤滑
を示す高級脂肪酸エステルとしては、炭素数10〜24
の一塩基性脂肪酸(不飽和結合を含んでも、また分岐し
ていてもかまわない)と炭素数2〜12の一価、二価、
三価、四価、五価、六価アルコールのいずれか一つ(不
飽和結合を含んでも、また分岐していてもかまわない)
とからなるモノ脂肪酸エステルまたはジ脂肪酸エステル
またはトリ脂肪酸エステル、アルキレンオキシド重合物
のモノアルキルエ−テルの脂肪酸エステルなどが挙げら
れる。また流動パラフィン、そしてシリコン誘導体とし
てジアルキルポリシロキサン(アルキルは炭素数1〜5
個)、ジアルコキシポリシロキサン(アルコキシは炭素
数1〜4個)、モノアルキルモノアルコキシポリシロキ
サン(アルキルは炭素数1〜5個、アルコキシは炭素数
1〜4個)、フェニルポリシロキサン、フロロアルキル
ポリシロキサン(アルキルは炭素数1〜5個)などのシ
リコーンオイル、極性基をもつシリコーン、脂肪酸変性
シリコーン、フッ素含有シリコーンなどが挙げられる。
ン、二硫化タングステングラファイト、窒化ホウ素、フ
ッ化黒鉛などが使用される。境界潤滑を示す長鎖脂肪酸
としては、炭素数10〜24の一塩基性脂肪酸(不飽和
結合を含んでも、また分岐していてもかまわない)、お
よび、これらの金属塩(Li、Na、K、Cuなど)が
挙げられる。フッ素系界面活性剤、含フッ素系高分子と
してはフッ素含有シリコーン、フッ素含有アルコール、
フッ素含有エステル、フッ素含有アルキル硫酸エステル
およびそのアルカリ金属塩などが挙げられる。流体潤滑
を示す高級脂肪酸エステルとしては、炭素数10〜24
の一塩基性脂肪酸(不飽和結合を含んでも、また分岐し
ていてもかまわない)と炭素数2〜12の一価、二価、
三価、四価、五価、六価アルコールのいずれか一つ(不
飽和結合を含んでも、また分岐していてもかまわない)
とからなるモノ脂肪酸エステルまたはジ脂肪酸エステル
またはトリ脂肪酸エステル、アルキレンオキシド重合物
のモノアルキルエ−テルの脂肪酸エステルなどが挙げら
れる。また流動パラフィン、そしてシリコン誘導体とし
てジアルキルポリシロキサン(アルキルは炭素数1〜5
個)、ジアルコキシポリシロキサン(アルコキシは炭素
数1〜4個)、モノアルキルモノアルコキシポリシロキ
サン(アルキルは炭素数1〜5個、アルコキシは炭素数
1〜4個)、フェニルポリシロキサン、フロロアルキル
ポリシロキサン(アルキルは炭素数1〜5個)などのシ
リコーンオイル、極性基をもつシリコーン、脂肪酸変性
シリコーン、フッ素含有シリコーンなどが挙げられる。
【0050】その他の潤滑剤として炭素数12〜22の
一価、二価、三価、四価、五価、六価アルコール(不飽
和結合を含んでも、また分岐していてもかまわない)、
炭素数12〜22のアルコキシアルコール(不飽和結合
を含んでも、また分岐していてもかまわない)、フッ素
含有アルコールなどのアルコール、ポリエチレンワック
ス、ポリプロピレンなどのポリオレフィン、エチレング
リコール、ポリエチレンオキシドワックスなどのポリグ
リコール、アルキル燐酸エステルおよびそのアルカリ金
属塩、アルキル硫酸エステルおよびそのアルカリ金属
塩、ポリフェニルエ−テル、炭素数8〜22の脂肪酸ア
ミド、炭素数8〜22の脂肪族アミンなどが挙げられ
る。
一価、二価、三価、四価、五価、六価アルコール(不飽
和結合を含んでも、また分岐していてもかまわない)、
炭素数12〜22のアルコキシアルコール(不飽和結合
を含んでも、また分岐していてもかまわない)、フッ素
含有アルコールなどのアルコール、ポリエチレンワック
ス、ポリプロピレンなどのポリオレフィン、エチレング
リコール、ポリエチレンオキシドワックスなどのポリグ
リコール、アルキル燐酸エステルおよびそのアルカリ金
属塩、アルキル硫酸エステルおよびそのアルカリ金属
塩、ポリフェニルエ−テル、炭素数8〜22の脂肪酸ア
ミド、炭素数8〜22の脂肪族アミンなどが挙げられ
る。
【0051】帯電防止効果、分散効果、可塑効果などを
示すものとしてフェニルホスホン酸、具体的には日産化
学(株)社の「PPA」など、αナフチル燐酸、フェニ
ル燐酸、ジフェニル燐酸、p−エチルベンゼンホスホン
酸、フェニルホスフィン酸、アミノキノン類、各種シラ
ンカップリング剤、チタンカップリング剤、フッ素含有
アルキル硫酸エステルおよびそのアルカリ金属塩、など
が使用できる。
示すものとしてフェニルホスホン酸、具体的には日産化
学(株)社の「PPA」など、αナフチル燐酸、フェニ
ル燐酸、ジフェニル燐酸、p−エチルベンゼンホスホン
酸、フェニルホスフィン酸、アミノキノン類、各種シラ
ンカップリング剤、チタンカップリング剤、フッ素含有
アルキル硫酸エステルおよびそのアルカリ金属塩、など
が使用できる。
【0052】本発明において使用される潤滑剤は特に脂
肪酸と脂肪酸エステルが好ましく、更にこれらに加えて
別異の潤滑剤、添加剤も組み合わせて使用することがで
きる。これらの具体例を以下に挙げる。まず脂肪酸で
は、飽和脂肪酸としてカプリル酸(C7H15COOH、
融点16℃)、ペラルゴン酸(C8H17COOH、融点
15℃)、カプリン酸(C9H19COOH、融点31.
5℃)、ウンデシル酸(C10H21COOH、融点28.
6℃)、ラウリン酸(C11H23COOH、融点44℃)
具体的には日本油脂(株)社の「NAA−122」な
ど、トリデシル酸(C12H25COOH、融点45.5
℃)、ミリスチン酸(C13H27COOH、融点58℃)
具体的には日本油脂(株)社の「NAA−142」な
ど、ペンタデシル酸(C14H29COOH、融点53〜5
4℃)、パルミチン酸(C15H31COOH、融点63〜
64℃)具体的には日本油脂(株)社の「NAA−16
0」など、ヘプタデシル酸(C16H33COOH、融点6
0〜61℃)、ステアリン酸(C17H35COOH、融点
71.5〜72℃)具体的には日本油脂(株)社の「N
AA−173K」など、ノナデカン酸(C18H37COO
H、融点68.7℃)、アラキン酸(C19H39COO
H、融点77℃)、ベヘン酸(C21H43COOH、融点
81〜82℃)などが挙げられる。不飽和脂肪酸として
オレイン酸(C17H33COOH(cis)、融点16℃)
具体的には関東化学(株)社の「オレイン酸」など、エ
ライジン酸(C17H33COOH(トランス)、融点44
〜45℃)具体的には和光純薬(株)社の「エライジン
酸」など、セトレイン酸(C21H41COOH、融点3
3.7℃)、エルカ酸(C21H41COOH、融点33.
4〜34℃)具体的には日本油脂(株)社の「エルカ
酸」など、ブラシジン酸(C21H41COOH(トラン
ス)、融点61.5℃)、リノール酸(C17H31COO
H、沸点228℃(14mm))、リノレン酸(C17H
29COOH、沸点197℃(4mm))などが挙げられ
る。分岐飽和脂肪酸としてはイソステアリン酸(CH3
CH(CH3)(CH2)14COOH、融点67.6〜6
8.1℃)などが挙げられる。
肪酸と脂肪酸エステルが好ましく、更にこれらに加えて
別異の潤滑剤、添加剤も組み合わせて使用することがで
きる。これらの具体例を以下に挙げる。まず脂肪酸で
は、飽和脂肪酸としてカプリル酸(C7H15COOH、
融点16℃)、ペラルゴン酸(C8H17COOH、融点
15℃)、カプリン酸(C9H19COOH、融点31.
5℃)、ウンデシル酸(C10H21COOH、融点28.
6℃)、ラウリン酸(C11H23COOH、融点44℃)
具体的には日本油脂(株)社の「NAA−122」な
ど、トリデシル酸(C12H25COOH、融点45.5
℃)、ミリスチン酸(C13H27COOH、融点58℃)
具体的には日本油脂(株)社の「NAA−142」な
ど、ペンタデシル酸(C14H29COOH、融点53〜5
4℃)、パルミチン酸(C15H31COOH、融点63〜
64℃)具体的には日本油脂(株)社の「NAA−16
0」など、ヘプタデシル酸(C16H33COOH、融点6
0〜61℃)、ステアリン酸(C17H35COOH、融点
71.5〜72℃)具体的には日本油脂(株)社の「N
AA−173K」など、ノナデカン酸(C18H37COO
H、融点68.7℃)、アラキン酸(C19H39COO
H、融点77℃)、ベヘン酸(C21H43COOH、融点
81〜82℃)などが挙げられる。不飽和脂肪酸として
オレイン酸(C17H33COOH(cis)、融点16℃)
具体的には関東化学(株)社の「オレイン酸」など、エ
ライジン酸(C17H33COOH(トランス)、融点44
〜45℃)具体的には和光純薬(株)社の「エライジン
酸」など、セトレイン酸(C21H41COOH、融点3
3.7℃)、エルカ酸(C21H41COOH、融点33.
4〜34℃)具体的には日本油脂(株)社の「エルカ
酸」など、ブラシジン酸(C21H41COOH(トラン
ス)、融点61.5℃)、リノール酸(C17H31COO
H、沸点228℃(14mm))、リノレン酸(C17H
29COOH、沸点197℃(4mm))などが挙げられ
る。分岐飽和脂肪酸としてはイソステアリン酸(CH3
CH(CH3)(CH2)14COOH、融点67.6〜6
8.1℃)などが挙げられる。
【0053】エステル類ではラウリン酸エステルとして
イソセチルラウレート(C11H23COOCH2CH(C6
H13)C8H17)、オレイルラウレート(C11H23CO
OC1 8H35)、ステアリルラウレート(C11H23COO
C18H37)、ミリスチン酸エステルとしてイソプロピル
ミリステート(C13H27COOCH(CH3)2)具体的
には新日本理化(株)社の「エヌジェルブIPM」な
ど、ブチルミリステート(C13H27COOC4H9)、イ
ソブチルミリステート(C13H27COOiso−C4H9)
具体的には新日本理化(株)社の「エヌジェルブIB
M」など、ヘプチルミリステート(C13H27COOC7
H15)、オクチルミリステート(C13H27COOC8H
17)、イソオクチルミリステート(C13H27COOCH
2CH(C2H5)C4H9)、イソセチルミリステート
(C13H27COOCH2CH(C6H13)C 8H17)など
が挙げられる。
イソセチルラウレート(C11H23COOCH2CH(C6
H13)C8H17)、オレイルラウレート(C11H23CO
OC1 8H35)、ステアリルラウレート(C11H23COO
C18H37)、ミリスチン酸エステルとしてイソプロピル
ミリステート(C13H27COOCH(CH3)2)具体的
には新日本理化(株)社の「エヌジェルブIPM」な
ど、ブチルミリステート(C13H27COOC4H9)、イ
ソブチルミリステート(C13H27COOiso−C4H9)
具体的には新日本理化(株)社の「エヌジェルブIB
M」など、ヘプチルミリステート(C13H27COOC7
H15)、オクチルミリステート(C13H27COOC8H
17)、イソオクチルミリステート(C13H27COOCH
2CH(C2H5)C4H9)、イソセチルミリステート
(C13H27COOCH2CH(C6H13)C 8H17)など
が挙げられる。
【0054】パルミチン酸エステルとしてオクチルパル
ミテート(C15H31COOC8H17)、デシルパルミテ
ート(C15H31COOC10H21)など、イソオクチルパ
ルミテート(C15H31COOCH2CH(C2H5)C4H
9)、イソセチルパルミテート(C15H31COOCH2C
H(C6H13)C8H17)など、2−オクチルドデシルパ
ルミテート(C15H31COOCH2CH(C8H17)C12
H25)、2−ヘキシルドデシルパルミテート(C15H31
COOCH2CH(C6H13)C12H25)、オレイルパル
ミテート(C15H31COOC18H35)などが挙げられ
る。
ミテート(C15H31COOC8H17)、デシルパルミテ
ート(C15H31COOC10H21)など、イソオクチルパ
ルミテート(C15H31COOCH2CH(C2H5)C4H
9)、イソセチルパルミテート(C15H31COOCH2C
H(C6H13)C8H17)など、2−オクチルドデシルパ
ルミテート(C15H31COOCH2CH(C8H17)C12
H25)、2−ヘキシルドデシルパルミテート(C15H31
COOCH2CH(C6H13)C12H25)、オレイルパル
ミテート(C15H31COOC18H35)などが挙げられ
る。
【0055】ステアリン酸エステルとしてプロピルステ
アレート(C17H35COOC3H7)、イソプロピルステ
アレート(C17H35COOCH(CH3)2)、ブチルス
テアレート(C17H35COOC4H9)具体的には日本油
脂(株)社の「ブチルステアレート」など、sec−ブチ
ルステアレート(C17H35COOCH(CH3)C
2H5)、tert−ブチルステアレート(C17H35COOC
(CH3)3)、アミルステアレート(C17H35COOC
5H11)など、イソアミルステアレート(C17H35CO
OCH2CH2CH(CH3)2)、ヘキシルステアレート
(C17H35COOC6H13)、ヘプチルステアレート
(C17H35COOC7H15)など、オクチルステアレー
ト(C17H35COOC8H17)具体的には日本油脂
(株)社の「N−オクチルステアレート」など、イソオ
クチルステアレート(C17H35COOisoC8H 17)、デ
シルステアレート(C17H35COOC10H21)など、イ
ソデシルステアレート(C17H35COOiso−C
10H21)、ドデシルステアレート(C17H35COOC12
H25)、イソトリデシルステアレート(C17H35COO
iso−C13H27)、2−エチルヘキシルステアレート
(C17H35COOCH2CH(C2H5)C4H9)、イソ
ヘキサデシルステアレートまたはイソセチルステアレー
ト(C17H3 5COOisoC16H33具体的には新日本理化
(株)社の「エヌジェルブHDS」など、イソステアリ
ルステアレート(C17H35COOisoC18H37)、オレ
イルステアレート(C17H35COOC18H35)などが挙
げられる。
アレート(C17H35COOC3H7)、イソプロピルステ
アレート(C17H35COOCH(CH3)2)、ブチルス
テアレート(C17H35COOC4H9)具体的には日本油
脂(株)社の「ブチルステアレート」など、sec−ブチ
ルステアレート(C17H35COOCH(CH3)C
2H5)、tert−ブチルステアレート(C17H35COOC
(CH3)3)、アミルステアレート(C17H35COOC
5H11)など、イソアミルステアレート(C17H35CO
OCH2CH2CH(CH3)2)、ヘキシルステアレート
(C17H35COOC6H13)、ヘプチルステアレート
(C17H35COOC7H15)など、オクチルステアレー
ト(C17H35COOC8H17)具体的には日本油脂
(株)社の「N−オクチルステアレート」など、イソオ
クチルステアレート(C17H35COOisoC8H 17)、デ
シルステアレート(C17H35COOC10H21)など、イ
ソデシルステアレート(C17H35COOiso−C
10H21)、ドデシルステアレート(C17H35COOC12
H25)、イソトリデシルステアレート(C17H35COO
iso−C13H27)、2−エチルヘキシルステアレート
(C17H35COOCH2CH(C2H5)C4H9)、イソ
ヘキサデシルステアレートまたはイソセチルステアレー
ト(C17H3 5COOisoC16H33具体的には新日本理化
(株)社の「エヌジェルブHDS」など、イソステアリ
ルステアレート(C17H35COOisoC18H37)、オレ
イルステアレート(C17H35COOC18H35)などが挙
げられる。
【0056】ベヘン酸エステルとしてイソテトラコシル
ベヘネート(C21H43COOCH2CH(C6H13)C12
H25)具体的には新日本理化(株)社の「エヌジェルブ
DTB」など)が挙げられる。グリコールタイプのエス
テルとしてブトキシエチルステアレート(C17H35CO
OCH2CH2OC4H9)、ブトキシエチルオレエート
(C17H33COOCH2CH2OC4H9)、ジエチレング
リコールモノブチルエ−テルステアレートまたはブトキ
シエトキシエチルステアレート(C17H35COO(CH
2CH2O)2C4H9)、テトラエチレングリコールモノ
ブチルエ−テルステアレート(C17H35COO(CH2
CH2O)4C4H9)、ジエチレングリコールモノフェニ
ルエ−テルステアレート(C17H35COO(CH2CH2
O)2C6H6)、ジエチレングリコールモノ2−エチル
ヘキシルエ−テルステアレート(C17H35COO(CH
2CH2O)2CH2CH(C2H5)C4H9)、など特開昭
59−227030号、特開昭59−65931号に記
載のエステルが使用できる。
ベヘネート(C21H43COOCH2CH(C6H13)C12
H25)具体的には新日本理化(株)社の「エヌジェルブ
DTB」など)が挙げられる。グリコールタイプのエス
テルとしてブトキシエチルステアレート(C17H35CO
OCH2CH2OC4H9)、ブトキシエチルオレエート
(C17H33COOCH2CH2OC4H9)、ジエチレング
リコールモノブチルエ−テルステアレートまたはブトキ
シエトキシエチルステアレート(C17H35COO(CH
2CH2O)2C4H9)、テトラエチレングリコールモノ
ブチルエ−テルステアレート(C17H35COO(CH2
CH2O)4C4H9)、ジエチレングリコールモノフェニ
ルエ−テルステアレート(C17H35COO(CH2CH2
O)2C6H6)、ジエチレングリコールモノ2−エチル
ヘキシルエ−テルステアレート(C17H35COO(CH
2CH2O)2CH2CH(C2H5)C4H9)、など特開昭
59−227030号、特開昭59−65931号に記
載のエステルが使用できる。
【0057】イソステアリン酸エステルとしてイソセチ
ルイソステアレート( isoC17H35COOCH2CH
(C6H13)C8H17)具体的には高級アルコール社の
「I.C.I.S」など、オレイルイソステアレート
( isoC17H35COOC18H35)、ステアリルイソステ
アレート(isoC17H35COOC18H37)、イソステア
リルイソステアレート(isoC17H35COOiso−C18H
37)、エイコセニルイソステアレート(isoC17H35C
OOC22H43)などが挙げられる。
ルイソステアレート( isoC17H35COOCH2CH
(C6H13)C8H17)具体的には高級アルコール社の
「I.C.I.S」など、オレイルイソステアレート
( isoC17H35COOC18H35)、ステアリルイソステ
アレート(isoC17H35COOC18H37)、イソステア
リルイソステアレート(isoC17H35COOiso−C18H
37)、エイコセニルイソステアレート(isoC17H35C
OOC22H43)などが挙げられる。
【0058】オレイン酸エステルとしてブチルオレエー
ト(C17H33COOC4H9)、新日本理化(株)社の
「エヌジェルブBO」など、オレイルオレエート(C17
H33COOC18H35)、エチレングリコールジオレイル
(C17H33COOCH2CH2OCOC17H33)などが挙
げられる。エルカ酸エステルとしてエルカ酸オレイル
(C21H41COOC18H35)が挙げられる。
ト(C17H33COOC4H9)、新日本理化(株)社の
「エヌジェルブBO」など、オレイルオレエート(C17
H33COOC18H35)、エチレングリコールジオレイル
(C17H33COOCH2CH2OCOC17H33)などが挙
げられる。エルカ酸エステルとしてエルカ酸オレイル
(C21H41COOC18H35)が挙げられる。
【0059】ジエステルとしてジオレイルマレエート
(C18H35OCOCH=CHCOOC 18H35)、ネオペ
ンチルグリコールジデカノエート(C10H21COOCH
2C(CH3)2CH2OCOC10H21)、エチレングリコ
ールジラウレート(C11H23COOCH2CH2OCOC
11H23)、エチレングリコールジオレイル(C17H33C
OOCH2CH2OCOC17H33)、1,4−ブタンジオ
ールジステアレート(C17H35COO(CH2)4OCO
C17H35)、1,4−ブタンジオールジベヘネート(C
21H43COO(CH2)4OCOC21H43)、1,10−
デカンジオールジオレイル(C17H33COO(CH2)
10OCOC17H33)、2−ブテン−1,4−ジオールセト
レイル(C21H41COOCH2CH=CHCH2OCOC
21H41)などが挙げられる。
(C18H35OCOCH=CHCOOC 18H35)、ネオペ
ンチルグリコールジデカノエート(C10H21COOCH
2C(CH3)2CH2OCOC10H21)、エチレングリコ
ールジラウレート(C11H23COOCH2CH2OCOC
11H23)、エチレングリコールジオレイル(C17H33C
OOCH2CH2OCOC17H33)、1,4−ブタンジオ
ールジステアレート(C17H35COO(CH2)4OCO
C17H35)、1,4−ブタンジオールジベヘネート(C
21H43COO(CH2)4OCOC21H43)、1,10−
デカンジオールジオレイル(C17H33COO(CH2)
10OCOC17H33)、2−ブテン−1,4−ジオールセト
レイル(C21H41COOCH2CH=CHCH2OCOC
21H41)などが挙げられる。
【0060】トリエステルとしてカプリル酸トリグリセ
ライド(C7H15COOCH2CH(OCOC7H15)C
H2OCOC7H15)が挙げられる。これら脂肪酸エステ
ルや脂肪酸の他にアルコール類ではオレイルアルコール
(C 18H35OH)、ステアリルアルコール(C18H37O
H)、ラウリルアルコール(C12H25OH)などがあげ
られる。
ライド(C7H15COOCH2CH(OCOC7H15)C
H2OCOC7H15)が挙げられる。これら脂肪酸エステ
ルや脂肪酸の他にアルコール類ではオレイルアルコール
(C 18H35OH)、ステアリルアルコール(C18H37O
H)、ラウリルアルコール(C12H25OH)などがあげ
られる。
【0061】脂肪酸アミドとしてラウリン酸アミド(C
11H23CONH2)具体的には東京化成(株)社の「ラ
ウリン酸アミド」など、ミリスチン酸アミド(C13H27
CONH2)、パルミチン酸アミド(C15H31CON
H2)、オレイン酸アミド( cis-C8H17CH=CH
(CH2)7CONH2)具体的にはライオンアクゾ
(株)社の「アーモスリップCP−P」など、エルカ酸
アミド( cis-C8H17CH=CH(CH2)11CON
H2)具体的にはライオンアクゾ(株)社の「アーモス
リップE」など、ステアリン酸アミド(C17H35CON
H2)具体的にはライオンアクゾ(株)社の「アーマイ
ドHT」などが挙げられる。シリコン化合物として信越
化学(株)社の「TAV−3630」、「TA−3」、
「KF−69」が挙げられる。
11H23CONH2)具体的には東京化成(株)社の「ラ
ウリン酸アミド」など、ミリスチン酸アミド(C13H27
CONH2)、パルミチン酸アミド(C15H31CON
H2)、オレイン酸アミド( cis-C8H17CH=CH
(CH2)7CONH2)具体的にはライオンアクゾ
(株)社の「アーモスリップCP−P」など、エルカ酸
アミド( cis-C8H17CH=CH(CH2)11CON
H2)具体的にはライオンアクゾ(株)社の「アーモス
リップE」など、ステアリン酸アミド(C17H35CON
H2)具体的にはライオンアクゾ(株)社の「アーマイ
ドHT」などが挙げられる。シリコン化合物として信越
化学(株)社の「TAV−3630」、「TA−3」、
「KF−69」が挙げられる。
【0062】また、アルキレンオキサイド系、グリセリ
ン系、グリシドール系、アルキルフェノールエチレンオ
キサイド付加体、等のノニオン界面活性剤、環状アミ
ン、エステルアミド、第四級アンモニウム塩類、ヒダン
トイン誘導体、複素環類、ホスホニウムまたはスルホニ
ウム類等のカチオン系界面活性剤、カルボン酸、スルフ
ォン酸、燐酸、硫酸エステル基、燐酸エステル基、など
の酸性基を含むアニオン界面活性剤、アミノ酸類、アミ
ノスルホン酸類、アミノアルコールの硫酸または燐酸エ
ステル類、アルキルベダイン型、等の両性界面活性剤等
も使用できる。これらの界面活性剤については、「界面
活性剤便覧」(産業図書株式会社発行)に詳細に記載さ
れている。これらの潤滑剤、帯電防止剤等は必ずしも1
00%純粋ではなく、主成分以外に異性体、未反応物、
副反応物、分解物、酸化物等の不純分が含まれてもかま
わない。これらの不純分は30%以下が好ましく、さら
に好ましくは10%以下である。
ン系、グリシドール系、アルキルフェノールエチレンオ
キサイド付加体、等のノニオン界面活性剤、環状アミ
ン、エステルアミド、第四級アンモニウム塩類、ヒダン
トイン誘導体、複素環類、ホスホニウムまたはスルホニ
ウム類等のカチオン系界面活性剤、カルボン酸、スルフ
ォン酸、燐酸、硫酸エステル基、燐酸エステル基、など
の酸性基を含むアニオン界面活性剤、アミノ酸類、アミ
ノスルホン酸類、アミノアルコールの硫酸または燐酸エ
ステル類、アルキルベダイン型、等の両性界面活性剤等
も使用できる。これらの界面活性剤については、「界面
活性剤便覧」(産業図書株式会社発行)に詳細に記載さ
れている。これらの潤滑剤、帯電防止剤等は必ずしも1
00%純粋ではなく、主成分以外に異性体、未反応物、
副反応物、分解物、酸化物等の不純分が含まれてもかま
わない。これらの不純分は30%以下が好ましく、さら
に好ましくは10%以下である。
【0063】本発明で使用されるこれらの潤滑剤、界面
活性剤は個々に異なる物理的作用を有するものであり、
その種類、量、および相乗的効果を生み出す潤滑剤の併
用比率は目的に応じ最適に定められるべきものである。
非磁性層、磁性層で融点の異なる脂肪酸を用い表面への
滲み出しを制御する、沸点、融点や極性の異なるエステ
ル類を用い表面への滲み出しを制御する、界面活性剤量
を調節することで塗布の安定性を向上させる、潤滑剤の
添加量を中間層で多くして潤滑効果を向上させるなど考
えられ、無論ここに示した例のみに限られるものではな
い。一般には潤滑剤の総量として強磁性粉末または非磁
性粉末に対し、0.1重量%〜50重量%、好ましくは
2重量%〜25重量%の範囲で選択される。
活性剤は個々に異なる物理的作用を有するものであり、
その種類、量、および相乗的効果を生み出す潤滑剤の併
用比率は目的に応じ最適に定められるべきものである。
非磁性層、磁性層で融点の異なる脂肪酸を用い表面への
滲み出しを制御する、沸点、融点や極性の異なるエステ
ル類を用い表面への滲み出しを制御する、界面活性剤量
を調節することで塗布の安定性を向上させる、潤滑剤の
添加量を中間層で多くして潤滑効果を向上させるなど考
えられ、無論ここに示した例のみに限られるものではな
い。一般には潤滑剤の総量として強磁性粉末または非磁
性粉末に対し、0.1重量%〜50重量%、好ましくは
2重量%〜25重量%の範囲で選択される。
【0064】また本発明で用いられる添加剤のすべてま
たはその一部は、磁性および非磁性塗料製造のどの工程
で添加してもかまわない、例えば、混練工程前に強磁性
粉末と混合する場合、強磁性粉末と結合剤と溶剤による
混練工程で添加する場合、分散工程で添加する場合、分
散後に添加する場合、塗布直前に添加する場合などがあ
る。また、目的に応じて磁性層を塗布した後、同時また
は逐次塗布で、添加剤の一部または全部を塗布すること
により目的が達成される場合がある。また、目的によっ
てはカレンダ−した後、またはスリット終了後、磁性層
表面に潤滑剤を塗布することもできる。
たはその一部は、磁性および非磁性塗料製造のどの工程
で添加してもかまわない、例えば、混練工程前に強磁性
粉末と混合する場合、強磁性粉末と結合剤と溶剤による
混練工程で添加する場合、分散工程で添加する場合、分
散後に添加する場合、塗布直前に添加する場合などがあ
る。また、目的に応じて磁性層を塗布した後、同時また
は逐次塗布で、添加剤の一部または全部を塗布すること
により目的が達成される場合がある。また、目的によっ
てはカレンダ−した後、またはスリット終了後、磁性層
表面に潤滑剤を塗布することもできる。
【0065】本発明は実施例34に記載の如く脂肪酸エ
ステルとしてモノエステルとジエステルを組み合わせて
使用すると特に好ましい結果が得られる。以下に詳細に
説明する。
ステルとしてモノエステルとジエステルを組み合わせて
使用すると特に好ましい結果が得られる。以下に詳細に
説明する。
【0066】即ち本発明は超平滑な磁性層が求められる
高密度、大容量の磁気記録媒体において、走行初期も、
走行後も安定した走行耐久性が得られる磁気記録媒体で
ある。従来、潤滑剤としてはモノエステルやジエステル
などの潤滑剤が使用されている。本発明者らはこれら潤
滑剤の特性について鋭意、検討した結果エステル基に着
目して、下層や磁性層における挙動を綿密に検討した結
果、モノエステルの潤滑剤は極性基であるエステル基が
分子中に一つであるため、結合剤との親和性もそれほど
高くなく、層中にとどまらずに磁性層表面に出やすいと
言う特性があり、またジエステルの潤滑剤は極性基であ
るエステル基が分子中に二つであるため、結合剤との親
和性が高く、層中にとどまりやすいため磁性層表面に出
にいと言う特性がある。そのため走行初期においてはモ
ノエステルの潤滑剤が寄与すると共に、走行後において
はジエステルの潤滑剤が寄与するために極めて良好な走
行耐久性が得られるものと考えられる。またジエステル
の潤滑剤は低温耐久性が極めて良好であり、高温耐久性
が良好なモノエステルの潤滑剤と併用することにより、
低温から高温まで極めて優れた走行耐久性が得られるも
のである。そしてこれらの効果は単にモノエステルの潤
滑剤の効果とジエステルの潤滑剤の効果を加えた効果以
上のいわゆる相乗効果が見られる。
高密度、大容量の磁気記録媒体において、走行初期も、
走行後も安定した走行耐久性が得られる磁気記録媒体で
ある。従来、潤滑剤としてはモノエステルやジエステル
などの潤滑剤が使用されている。本発明者らはこれら潤
滑剤の特性について鋭意、検討した結果エステル基に着
目して、下層や磁性層における挙動を綿密に検討した結
果、モノエステルの潤滑剤は極性基であるエステル基が
分子中に一つであるため、結合剤との親和性もそれほど
高くなく、層中にとどまらずに磁性層表面に出やすいと
言う特性があり、またジエステルの潤滑剤は極性基であ
るエステル基が分子中に二つであるため、結合剤との親
和性が高く、層中にとどまりやすいため磁性層表面に出
にいと言う特性がある。そのため走行初期においてはモ
ノエステルの潤滑剤が寄与すると共に、走行後において
はジエステルの潤滑剤が寄与するために極めて良好な走
行耐久性が得られるものと考えられる。またジエステル
の潤滑剤は低温耐久性が極めて良好であり、高温耐久性
が良好なモノエステルの潤滑剤と併用することにより、
低温から高温まで極めて優れた走行耐久性が得られるも
のである。そしてこれらの効果は単にモノエステルの潤
滑剤の効果とジエステルの潤滑剤の効果を加えた効果以
上のいわゆる相乗効果が見られる。
【0067】本発明において使用する脂肪酸エステル
中、ジエステルの潤滑剤は下記一般式(1)で示される
化合物であることが好ましい。 R1−COO−R2−OCO−R3 ……(1) (式中、R2は−(CH2)n −あるいはこの−(C
H2 )n −(nは1〜12の整数)から誘導される不飽
和結合を含んでいても良い2価の基を示すか、−〔CH
2 CH(CH3 )〕−、あるいは−〔CH2 C(C
H3 )2 CH2 〕−を示し、R1及びR3 は各々独立し
て炭素数12〜30の鎖状飽和または不飽和炭化水素基
を表し、互いに同一でも異なってもよい。) 該鎖状炭化水素基の該鎖状とは、直鎖でも分岐でも構わ
ないが、R1 およびR3 の両方が直鎖不飽和であること
が好ましく、その際R1 およびR3 の構造が同じである
ものが特に好ましい。更に、不飽和結合としては2重結
合、3重結合いずれでも構わないが、2重結合が好まし
く、各1個以上であれば良く、2個または3個でも良
い。また、2重結合はシスまたはトランスどちらでも構
わない。
中、ジエステルの潤滑剤は下記一般式(1)で示される
化合物であることが好ましい。 R1−COO−R2−OCO−R3 ……(1) (式中、R2は−(CH2)n −あるいはこの−(C
H2 )n −(nは1〜12の整数)から誘導される不飽
和結合を含んでいても良い2価の基を示すか、−〔CH
2 CH(CH3 )〕−、あるいは−〔CH2 C(C
H3 )2 CH2 〕−を示し、R1及びR3 は各々独立し
て炭素数12〜30の鎖状飽和または不飽和炭化水素基
を表し、互いに同一でも異なってもよい。) 該鎖状炭化水素基の該鎖状とは、直鎖でも分岐でも構わ
ないが、R1 およびR3 の両方が直鎖不飽和であること
が好ましく、その際R1 およびR3 の構造が同じである
ものが特に好ましい。更に、不飽和結合としては2重結
合、3重結合いずれでも構わないが、2重結合が好まし
く、各1個以上であれば良く、2個または3個でも良
い。また、2重結合はシスまたはトランスどちらでも構
わない。
【0068】R1 およびR3 の炭素数は各々12〜3
0、好ましくは14〜26、更に好ましくは、14〜2
0である。炭素数が12未満であると揮発性が高いため
走行時に磁性層表面から揮散してしまい走行停止となる
傾向がある。炭素数が30より大きいと分子のモビリテ
ィが低くなるため潤滑剤が磁性層表面に浸出しにくく耐
久性が不良となる傾向がある。
0、好ましくは14〜26、更に好ましくは、14〜2
0である。炭素数が12未満であると揮発性が高いため
走行時に磁性層表面から揮散してしまい走行停止となる
傾向がある。炭素数が30より大きいと分子のモビリテ
ィが低くなるため潤滑剤が磁性層表面に浸出しにくく耐
久性が不良となる傾向がある。
【0069】また後述するC/Feピーク比を5〜80
にするにはR1 、R3は、以下のような条件であること
が好ましい。即ちR1 、R3はアルキル又はアルケニル
基で、これらは分岐でも直鎖でもかまわないが、C=C
で表すことのできる不飽和結合が含まれる基の方が好ま
しい。また、その両者は構造が同一である方がさらに好
ましい。R1 、R3の炭素数は5〜21、好ましくは7
〜17、さらに好ましくは9〜13が望ましい。R1 、
R3の炭素鎖の長さが短か過ぎると余り好ましくない。
短か過ぎると揮発しやすくなること。揮発しやすくなれ
ば、磁気ヘッドとの間で生じる摩擦熱などで磁性層が高
温になった際、それが揮発して磁性層における潤滑剤の
表面量が減り、耐久性が低下する結果にもなるからであ
る。炭素鎖の長さが長過ぎると粘度が高くなり、流体潤
滑性能が低下して耐久性が低下するおそれもあり、余り
好ましくない。
にするにはR1 、R3は、以下のような条件であること
が好ましい。即ちR1 、R3はアルキル又はアルケニル
基で、これらは分岐でも直鎖でもかまわないが、C=C
で表すことのできる不飽和結合が含まれる基の方が好ま
しい。また、その両者は構造が同一である方がさらに好
ましい。R1 、R3の炭素数は5〜21、好ましくは7
〜17、さらに好ましくは9〜13が望ましい。R1 、
R3の炭素鎖の長さが短か過ぎると余り好ましくない。
短か過ぎると揮発しやすくなること。揮発しやすくなれ
ば、磁気ヘッドとの間で生じる摩擦熱などで磁性層が高
温になった際、それが揮発して磁性層における潤滑剤の
表面量が減り、耐久性が低下する結果にもなるからであ
る。炭素鎖の長さが長過ぎると粘度が高くなり、流体潤
滑性能が低下して耐久性が低下するおそれもあり、余り
好ましくない。
【0070】R2は直鎖で両末端にOHを有する2価ア
ルコール残基が好ましく、nは3〜12が好ましい。n
が小さいと繰り返し走行耐久性が悪く、大きすぎると粘
度が高くなったりして使いにくくまた耐久性も不良にな
る傾向がある。具体的にはエチレングリコール、ネオペ
ンチルグリコール、プロパンジオール、プロピレングリ
コール、ブタンジオールなどの残基などが好ましい。
ルコール残基が好ましく、nは3〜12が好ましい。n
が小さいと繰り返し走行耐久性が悪く、大きすぎると粘
度が高くなったりして使いにくくまた耐久性も不良にな
る傾向がある。具体的にはエチレングリコール、ネオペ
ンチルグリコール、プロパンジオール、プロピレングリ
コール、ブタンジオールなどの残基などが好ましい。
【0071】本発明の一般式(1)で表される化合物
は、HO−R2−OHで表されるジオールとR1 −CO
OHおよびR3 −COOHで表される個の、好ましくは
不飽和脂肪酸とのジエステルである。
は、HO−R2−OHで表されるジオールとR1 −CO
OHおよびR3 −COOHで表される個の、好ましくは
不飽和脂肪酸とのジエステルである。
【0072】該不飽和脂肪酸としては、4−ドデセン
酸、5−ドデセン酸、11−ドデセン酸、cis−9−
トリデセン酸、ミリストレイン酸、5−ミリストレイン
酸、6−ペンタデセン酸、7−パルミトレイン酸、ci
s−9−パルミトレイン酸、7−ヘプタデセン酸、オレ
イン酸、エラジン酸、cis−6−オクタデセン酸、t
rans−11−オクタデセン酸、cis−11−エイ
コセン酸、cis−13−ドコセン酸、15−テトラコ
セン酸、17−ヘキサコセン酸、cis−9,cis−
12−オクタジエン酸、trans−9,trans−
12−オクタジエン酸、cis−9,trans−1
1,trans−13−オクタデカトリエン酸、cis
−9,cis−12,cis−15−オクタデカトリエ
ン酸、ステアロール酸などの直鎖不飽和脂肪酸、5−メ
チル−2−トリデセン酸、2−メチル−9−オクタデセ
ン酸、2−メチル−2−エイコセン酸、2,2−ジメチ
ル−11−エイコセン酸などの分岐不飽和脂肪酸が挙げ
られる。
酸、5−ドデセン酸、11−ドデセン酸、cis−9−
トリデセン酸、ミリストレイン酸、5−ミリストレイン
酸、6−ペンタデセン酸、7−パルミトレイン酸、ci
s−9−パルミトレイン酸、7−ヘプタデセン酸、オレ
イン酸、エラジン酸、cis−6−オクタデセン酸、t
rans−11−オクタデセン酸、cis−11−エイ
コセン酸、cis−13−ドコセン酸、15−テトラコ
セン酸、17−ヘキサコセン酸、cis−9,cis−
12−オクタジエン酸、trans−9,trans−
12−オクタジエン酸、cis−9,trans−1
1,trans−13−オクタデカトリエン酸、cis
−9,cis−12,cis−15−オクタデカトリエ
ン酸、ステアロール酸などの直鎖不飽和脂肪酸、5−メ
チル−2−トリデセン酸、2−メチル−9−オクタデセ
ン酸、2−メチル−2−エイコセン酸、2,2−ジメチ
ル−11−エイコセン酸などの分岐不飽和脂肪酸が挙げ
られる。
【0073】該ジオールとしては、エチレングリコー
ル、トリメチレングリコール、1,4−ブタンジオー
ル、1,5−ペンタンジオール、1,6−ヘキサンジオ
ール、1,7−ペンタンジオール、1,8−オクタンジ
オール、1,9−ノナンジオール、1,10−デカンジ
オールなどの直鎖飽和両末端ジオール、 プロピレング
リコール、1,2−ブタンジオール、1,3−ブタンジ
オール、2,4−ペンタンジオール、2,2−ジメチル
−1,3−プロパンジオール、2,5−ヘキサンジオー
ル、2−エチル−1,3−ヘキサンジオール、3−メチ
ル−1,6−ヘキサンジオール、1−メチル−1,7−
ペンタンジオール、2,6−ジメチル−1,7−ペンタ
ンジオール、1−メチル−1,8−ノナンジオールなど
の分岐飽和ジオール、2−ブテン−1,4−ジオール、
2,4−ヘキサジエン−1,6−ジエンジオール、3−
ペンテン−1,7−ジオールなどの直鎖不飽和ジオー
ル、 2−メチル−2−ブテン−1,4−ジオール、
2,3−ジメチル−2−ブテン−1,4−ジオール、
2,6−ジメチル−3−ヘキセン−1,6−ジオールな
どの分岐不飽和ジオールが例示される。
ル、トリメチレングリコール、1,4−ブタンジオー
ル、1,5−ペンタンジオール、1,6−ヘキサンジオ
ール、1,7−ペンタンジオール、1,8−オクタンジ
オール、1,9−ノナンジオール、1,10−デカンジ
オールなどの直鎖飽和両末端ジオール、 プロピレング
リコール、1,2−ブタンジオール、1,3−ブタンジ
オール、2,4−ペンタンジオール、2,2−ジメチル
−1,3−プロパンジオール、2,5−ヘキサンジオー
ル、2−エチル−1,3−ヘキサンジオール、3−メチ
ル−1,6−ヘキサンジオール、1−メチル−1,7−
ペンタンジオール、2,6−ジメチル−1,7−ペンタ
ンジオール、1−メチル−1,8−ノナンジオールなど
の分岐飽和ジオール、2−ブテン−1,4−ジオール、
2,4−ヘキサジエン−1,6−ジエンジオール、3−
ペンテン−1,7−ジオールなどの直鎖不飽和ジオー
ル、 2−メチル−2−ブテン−1,4−ジオール、
2,3−ジメチル−2−ブテン−1,4−ジオール、
2,6−ジメチル−3−ヘキセン−1,6−ジオールな
どの分岐不飽和ジオールが例示される。
【0074】これらのうち特に好ましい本発明の化合物
は直鎖不飽和脂肪酸のエステルである。具体的には、ミ
リストレイン酸、5−ミリストレイン酸、7−パルミト
レイン酸、cis−9−パルミトレイン酸、オレイン
酸、エライジン酸、cis−6−オクタデセン酸(ペト
ロセリン酸)、trans−6−オクタデセン酸(ペト
ロセエライジン酸)、trans−11−オクタデセン
酸(バセニン酸)、cis−11−エイコセン酸、ci
s−13−ドコセン酸(エルカ酸)、cis−9,ci
s−12−オクタジエン酸(リノール酸)などの直鎖不
飽和脂肪酸とジエチレングリコール、トリメチレングリ
コール、1,4−ブタンジオール、1,5−ペンタンジ
オール、1,6−ヘキサンジオール、1,7−ペンタン
ジオール、1,8−オクタンジオール、1,9−ノナン
ジオール、1,10−デカンジオールなどとのエステル
が好ましく、より好ましくは該直鎖不飽和脂肪酸と1,
4−ブタンジオール、1,5−ペンタンジオール、1,
6−ヘキサンジオール、1,7−ペンタンジオール、
1,8−オクタンジオール、1,9−ノナンジオール、
1,10−デカンジオールなどとのエステルである。具
体的にはネオペンチルグリコールジデカノエート、エチ
レングリコールジオレイルなどや後述するジエステルが
挙げられる。ジエステルの例は以下の通りである。
は直鎖不飽和脂肪酸のエステルである。具体的には、ミ
リストレイン酸、5−ミリストレイン酸、7−パルミト
レイン酸、cis−9−パルミトレイン酸、オレイン
酸、エライジン酸、cis−6−オクタデセン酸(ペト
ロセリン酸)、trans−6−オクタデセン酸(ペト
ロセエライジン酸)、trans−11−オクタデセン
酸(バセニン酸)、cis−11−エイコセン酸、ci
s−13−ドコセン酸(エルカ酸)、cis−9,ci
s−12−オクタジエン酸(リノール酸)などの直鎖不
飽和脂肪酸とジエチレングリコール、トリメチレングリ
コール、1,4−ブタンジオール、1,5−ペンタンジ
オール、1,6−ヘキサンジオール、1,7−ペンタン
ジオール、1,8−オクタンジオール、1,9−ノナン
ジオール、1,10−デカンジオールなどとのエステル
が好ましく、より好ましくは該直鎖不飽和脂肪酸と1,
4−ブタンジオール、1,5−ペンタンジオール、1,
6−ヘキサンジオール、1,7−ペンタンジオール、
1,8−オクタンジオール、1,9−ノナンジオール、
1,10−デカンジオールなどとのエステルである。具
体的にはネオペンチルグリコールジデカノエート、エチ
レングリコールジオレイルなどや後述するジエステルが
挙げられる。ジエステルの例は以下の通りである。
【0075】 L−a1 C17H35COO(CH2)4OCOC17H35 L−a2 C11H21COO(CH2)4OCOC11H21 L−a3 C17H33COO(CH2)2OCOC17H33 L−a4 C11H23COO(CH2)4OCOC11H23 L−a5 C27H53COO(CH2)4OCOC27H53 L−a6 C11H21COO(CH2)4OCOC17H33 L−a7 C17H33COO(CH2)11OCOC17H33 L−a8 C17H33COOCH2CH=CHCH2OCOC17H33 L−a9 C14H27COOCH2CH=CHCH2OCOC14H27 L−a10 C17H33COO(CH2)8OCOC14H27 また、本発明に使用される脂肪酸エステルとしては、ジ
カルボン酸と、鎖状不飽和アルコールとのジエステルも
使用することができる。
カルボン酸と、鎖状不飽和アルコールとのジエステルも
使用することができる。
【0076】ジカルボン酸としては、マロン酸、コハク
酸、グルタル酸、アジピン酸、ピメリン酸、スベリン
酸、アゼライン酸、セバシン酸、メチルマロン酸、エチ
ルマロン酸、プロピルマロン酸、ブチルマロン酸等の飽
和ジカルボン酸、マレイン酸、フマル酸、グルタコン
酸、イタコン酸、ムコン酸等の不飽和ジカルボン酸が具
体例として挙げられる。
酸、グルタル酸、アジピン酸、ピメリン酸、スベリン
酸、アゼライン酸、セバシン酸、メチルマロン酸、エチ
ルマロン酸、プロピルマロン酸、ブチルマロン酸等の飽
和ジカルボン酸、マレイン酸、フマル酸、グルタコン
酸、イタコン酸、ムコン酸等の不飽和ジカルボン酸が具
体例として挙げられる。
【0077】鎖状不飽和アルコールとしては、cis−
9−オクタデセン−1−オール(オレイルアルコー
ル)、trns−9−オクタデセン−1−オール(エラ
イジルアルコール)、9,10−オクタデセジエン−1
−オール(リノレイルアルコール)、9,12,15−
オクタデセトリエン−1−オール(リノレニルアルコー
ル)、cis−9−trns−11,13−オクタデセ
トリエン−1−オール(エレオステアリルアルコー
ル)、2−ペンタデセン−1−オール、2−ヘキサデセ
ン−1−オール、2−ヘプタデセン−1−オール、2−
オクタデセン−1−オール、15−ヘキサデセン−1−
オール等が具体例として挙げられる。
9−オクタデセン−1−オール(オレイルアルコー
ル)、trns−9−オクタデセン−1−オール(エラ
イジルアルコール)、9,10−オクタデセジエン−1
−オール(リノレイルアルコール)、9,12,15−
オクタデセトリエン−1−オール(リノレニルアルコー
ル)、cis−9−trns−11,13−オクタデセ
トリエン−1−オール(エレオステアリルアルコー
ル)、2−ペンタデセン−1−オール、2−ヘキサデセ
ン−1−オール、2−ヘプタデセン−1−オール、2−
オクタデセン−1−オール、15−ヘキサデセン−1−
オール等が具体例として挙げられる。
【0078】これらのうち特に好ましい本発明の化合物
は、直鎖不飽和アルコールと、飽和ジカルボン酸とのエ
ステルである。具体的には、アルコール成分としては、
オレイルアルコール、エライジルアルコール、リノレイ
ルアルコール、リノレニルアルコール、エレオステアリ
ルアルコール等であり、ジカルボン酸成分としては、マ
ロン酸、コハク酸、グルタル酸、アジピン酸、メチルマ
ロン酸、エチルマロン酸、プロピルマロン酸、ブチルマ
ロン酸等であり、これら間のジエステルである。更に好
ましくは、マロン酸、コハク酸と、オレイルアルコー
ル、エライジルアルコール、リノレイルアルコール、リ
ノレニルアルコールとの間のジエステルである。
は、直鎖不飽和アルコールと、飽和ジカルボン酸とのエ
ステルである。具体的には、アルコール成分としては、
オレイルアルコール、エライジルアルコール、リノレイ
ルアルコール、リノレニルアルコール、エレオステアリ
ルアルコール等であり、ジカルボン酸成分としては、マ
ロン酸、コハク酸、グルタル酸、アジピン酸、メチルマ
ロン酸、エチルマロン酸、プロピルマロン酸、ブチルマ
ロン酸等であり、これら間のジエステルである。更に好
ましくは、マロン酸、コハク酸と、オレイルアルコー
ル、エライジルアルコール、リノレイルアルコール、リ
ノレニルアルコールとの間のジエステルである。
【0079】後述するC/Feピーク比が5〜120、
好ましくは5〜100、特に好ましくは5〜80を達成
するのに好ましいジエステルとしては、次のような例を
挙げることができる。即ちネオペンチルグリコールジオ
レート(L-a11)、エチレングリコールジオレート(L-a
3)、ネオペンチルグリコールジデカノエ−ト(L-a1
2)、プロパンジオールジミリステ−ト(L-a13)などを
挙げることができる。その他にも次のような例を挙げる
ことができる。 C5H11COOCH2C(CH3)2CH2OCOC5H11 C7H15COOCH2C(CH3)2CH2OCOC7H15 C9H19COOCH2C(CH3)2CH2OCOC9H19 C11H23COOCH2C(CH3)2CH2OCOC11H23 C13H27COOCH2C(CH3)2CH2OCOC13H27 C17H35COOCH2C(CH3)2CH2OCOC17H35 C21H43COOCH2C(CH3)2CH2OCOC21H43 C4H7COOCH2C(CH3)2CH2OCOC4H7 C22H45COOCH2C(CH3)2CH2OCOC22H45 C17H35COOCH2C(CH3)2CH2OCOC13H27 また本発明に使用する脂肪酸エステル中、モノエステル
の潤滑剤は下記一般式(2)と(3)が好ましい例とし
て挙げられる。 R4−COO−(R5−O)m −R6 ……(2) R7−COO−R8 ……(3) (式中、mは1〜10の整数、R5は−(CH2 )n −
あるいは−(CH2 )n−(nは1〜12の整数)から
誘導される不飽和結合を含んでいても良い2価の基を示
すか、−〔CH2 CH(CH3 )〕−、あるいは−〔C
H2 C(CH3 ) 2 CH2〕−を示し、R4及びR7 は各
々独立して炭素数12〜30の鎖状飽和または不飽和炭
化水素基を表し、互いに同一でも異なってもよい。R6
及びR8 は各々独立して炭素数1〜26の鎖状または分
岐、飽和または不飽和炭化水素基を表し、互いに同一で
も異なってもよい。) また炭素数10〜24の一塩基性脂肪酸(不飽和結合を
含んでも、また分岐していてもかまわない)と炭素数2
〜24の一価アルコール(不飽和結合を含んでも、また
分岐していてもかまわない)とからなるモノ脂肪酸エス
テルが使用できる。
好ましくは5〜100、特に好ましくは5〜80を達成
するのに好ましいジエステルとしては、次のような例を
挙げることができる。即ちネオペンチルグリコールジオ
レート(L-a11)、エチレングリコールジオレート(L-a
3)、ネオペンチルグリコールジデカノエ−ト(L-a1
2)、プロパンジオールジミリステ−ト(L-a13)などを
挙げることができる。その他にも次のような例を挙げる
ことができる。 C5H11COOCH2C(CH3)2CH2OCOC5H11 C7H15COOCH2C(CH3)2CH2OCOC7H15 C9H19COOCH2C(CH3)2CH2OCOC9H19 C11H23COOCH2C(CH3)2CH2OCOC11H23 C13H27COOCH2C(CH3)2CH2OCOC13H27 C17H35COOCH2C(CH3)2CH2OCOC17H35 C21H43COOCH2C(CH3)2CH2OCOC21H43 C4H7COOCH2C(CH3)2CH2OCOC4H7 C22H45COOCH2C(CH3)2CH2OCOC22H45 C17H35COOCH2C(CH3)2CH2OCOC13H27 また本発明に使用する脂肪酸エステル中、モノエステル
の潤滑剤は下記一般式(2)と(3)が好ましい例とし
て挙げられる。 R4−COO−(R5−O)m −R6 ……(2) R7−COO−R8 ……(3) (式中、mは1〜10の整数、R5は−(CH2 )n −
あるいは−(CH2 )n−(nは1〜12の整数)から
誘導される不飽和結合を含んでいても良い2価の基を示
すか、−〔CH2 CH(CH3 )〕−、あるいは−〔C
H2 C(CH3 ) 2 CH2〕−を示し、R4及びR7 は各
々独立して炭素数12〜30の鎖状飽和または不飽和炭
化水素基を表し、互いに同一でも異なってもよい。R6
及びR8 は各々独立して炭素数1〜26の鎖状または分
岐、飽和または不飽和炭化水素基を表し、互いに同一で
も異なってもよい。) また炭素数10〜24の一塩基性脂肪酸(不飽和結合を
含んでも、また分岐していてもかまわない)と炭素数2
〜24の一価アルコール(不飽和結合を含んでも、また
分岐していてもかまわない)とからなるモノ脂肪酸エス
テルが使用できる。
【0080】これらの具体例としてはブチルステアレー
ト、オクチルステアレート、アミルステアレート、イソ
オクチルステアレート、ブチルミリステート、オクチル
ミリステート、ブトキシエチルステアレート、ブトキシ
ジエチルステアレート、2−エチルヘキシルステアレー
ト、2−オクチルドデシルパルミテート、2−ヘキシル
ドデシルパルミテート、イソヘキサデシルステアレー
ト、オレイルオレエート、ドデシルステアレート、トリ
デシルステアレート、エルカ酸オレイルなどが好まし
い。
ト、オクチルステアレート、アミルステアレート、イソ
オクチルステアレート、ブチルミリステート、オクチル
ミリステート、ブトキシエチルステアレート、ブトキシ
ジエチルステアレート、2−エチルヘキシルステアレー
ト、2−オクチルドデシルパルミテート、2−ヘキシル
ドデシルパルミテート、イソヘキサデシルステアレー
ト、オレイルオレエート、ドデシルステアレート、トリ
デシルステアレート、エルカ酸オレイルなどが好まし
い。
【0081】このほかにも特公昭51−39081号公
報をはじめ周知のように飽和及び不飽和の脂肪酸とアル
コールのモノエステルやまた、不飽和結合を有する脂肪
酸モノエステルとしては、特公平4−4917号公報記
載のオレイン酸オレイルなども使用できる。モノエステ
ルの具体例は以下の通りである。 L−b1 C17H35COOC17H35 L−b2 C17H35COOC4H9 L−b3 C17H35COOCH2CH2OC4H9 L−b4 C17H35COO(CH2CH2O)2C4H9 本発明のモノエステル系の潤滑剤の使用量は、上層にお
いては上層の強磁性粉末100重量部に対し1重量部以
上、好ましくは3重量部以上、更に好ましくは、5重量
部以上であり、下層においては、非磁性粉末100重量
部に対し1重量部以上、好ましくは3重量部以上、更に
好ましくは、5重量部以上であり、上層下層とも添加す
るのが好ましい。各層とも上限は20重量%であり、多
すぎると磁性層表面が粗くなって磁気特性が低下し、少
ないと耐久性が不良となる。ジエステル系潤滑剤及びモ
ノエステル系潤滑剤は、磁性層に含まれる強磁性粉末1
00重量部又は下層中に含まれる非磁性粉末100重量
部に対し、好ましくは8〜30重量部、更に好ましくは
10〜20部重量含む。ジエステル化合物とモノエステ
ル化合物は混合して用いても良い。この場合、ジエステ
ル化合物はジエステルとモノエステルの全体量に対して
30%以上であることが好ましい。ここで、非磁性粉末
とは、カーボンブラック以外の無機粉末を指す。
報をはじめ周知のように飽和及び不飽和の脂肪酸とアル
コールのモノエステルやまた、不飽和結合を有する脂肪
酸モノエステルとしては、特公平4−4917号公報記
載のオレイン酸オレイルなども使用できる。モノエステ
ルの具体例は以下の通りである。 L−b1 C17H35COOC17H35 L−b2 C17H35COOC4H9 L−b3 C17H35COOCH2CH2OC4H9 L−b4 C17H35COO(CH2CH2O)2C4H9 本発明のモノエステル系の潤滑剤の使用量は、上層にお
いては上層の強磁性粉末100重量部に対し1重量部以
上、好ましくは3重量部以上、更に好ましくは、5重量
部以上であり、下層においては、非磁性粉末100重量
部に対し1重量部以上、好ましくは3重量部以上、更に
好ましくは、5重量部以上であり、上層下層とも添加す
るのが好ましい。各層とも上限は20重量%であり、多
すぎると磁性層表面が粗くなって磁気特性が低下し、少
ないと耐久性が不良となる。ジエステル系潤滑剤及びモ
ノエステル系潤滑剤は、磁性層に含まれる強磁性粉末1
00重量部又は下層中に含まれる非磁性粉末100重量
部に対し、好ましくは8〜30重量部、更に好ましくは
10〜20部重量含む。ジエステル化合物とモノエステ
ル化合物は混合して用いても良い。この場合、ジエステ
ル化合物はジエステルとモノエステルの全体量に対して
30%以上であることが好ましい。ここで、非磁性粉末
とは、カーボンブラック以外の無機粉末を指す。
【0082】また本発明は支持体上に実質的に非磁性の
下層を設け、該下層の上に強磁性粉末を結合剤中に含む
磁性層を設けた磁気記録媒体において、前記磁性層及び
前記下層の各層は、それぞれ前記強磁性金属粉末100
重量部又は前記下層に含まれる非磁性粉末100重量部
に対し、脂肪酸エステルを好ましくは8〜30重量部含
み、前記磁性層の表面をオージェ電子分光法で測定した
ときのC/Feピーク比が好ましくは5〜100、さら
に好ましくは5〜80であり、且つ前記磁気記録媒体が
ディスク状であることが好ましい。このような磁気記録
媒体は、従来のフロッピーディスクに比べ磁性層、下層
中の脂肪酸エステル量がほぼ同等であるにも関わらず、
磁性層表面に存在する潤滑剤を低い値に抑えたため、極
めて高度な耐久性を達成し且つ、磁性層表面の硬度を高
く保ち、高い耐傷性を付与することができた。とりわけ
回転数が1800rpm 以上(例えばZIPのような)、
特に3000rpm 以上の高速回転の記録システム(例え
ばHiFDのような)で抜群の耐久性を達成できること
が分かった。
下層を設け、該下層の上に強磁性粉末を結合剤中に含む
磁性層を設けた磁気記録媒体において、前記磁性層及び
前記下層の各層は、それぞれ前記強磁性金属粉末100
重量部又は前記下層に含まれる非磁性粉末100重量部
に対し、脂肪酸エステルを好ましくは8〜30重量部含
み、前記磁性層の表面をオージェ電子分光法で測定した
ときのC/Feピーク比が好ましくは5〜100、さら
に好ましくは5〜80であり、且つ前記磁気記録媒体が
ディスク状であることが好ましい。このような磁気記録
媒体は、従来のフロッピーディスクに比べ磁性層、下層
中の脂肪酸エステル量がほぼ同等であるにも関わらず、
磁性層表面に存在する潤滑剤を低い値に抑えたため、極
めて高度な耐久性を達成し且つ、磁性層表面の硬度を高
く保ち、高い耐傷性を付与することができた。とりわけ
回転数が1800rpm 以上(例えばZIPのような)、
特に3000rpm 以上の高速回転の記録システム(例え
ばHiFDのような)で抜群の耐久性を達成できること
が分かった。
【0083】本発明でいう磁性層表面のオージェ電子分
光法によるC/Feピーク比とは、磁性層表面の潤滑剤
の存在量を示す指標となるものである。これは、試料に
電子線を当てて試料から出てくるオージェ電子の運動エ
ネルギーから元素の種類を判定し、オージェ電子線量か
ら元素の量を測定する原理を利用したものである。
光法によるC/Feピーク比とは、磁性層表面の潤滑剤
の存在量を示す指標となるものである。これは、試料に
電子線を当てて試料から出てくるオージェ電子の運動エ
ネルギーから元素の種類を判定し、オージェ電子線量か
ら元素の量を測定する原理を利用したものである。
【0084】磁性層表面をオージェ分光分析すると強磁
性粉末由来の鉄原子のピーク及び結合剤と潤滑剤由来の
炭素のピークが現れる。しかし、炭素のピークのほとん
どは潤滑剤由来のものである。その根拠は、本発明の磁
気ディスクをヘキサン処理して本発明に係わる潤滑剤を
除いてオージェ電子分光法により磁性層表面を測定する
とFeピークが強くでるが結合剤が寄与するCピークは
弱く、逆にヘキサン処理しないとCピークが強くでるた
めである。即ち、磁性層表面をオージェ分光分析すると
強磁性粉末由来の鉄原子のピーク及び結合剤と潤滑剤由
来の炭素のピークが現れるが、炭素のピークのほとんど
は本発明に係わる潤滑剤由来のものとみなすことができ
るからである。
性粉末由来の鉄原子のピーク及び結合剤と潤滑剤由来の
炭素のピークが現れる。しかし、炭素のピークのほとん
どは潤滑剤由来のものである。その根拠は、本発明の磁
気ディスクをヘキサン処理して本発明に係わる潤滑剤を
除いてオージェ電子分光法により磁性層表面を測定する
とFeピークが強くでるが結合剤が寄与するCピークは
弱く、逆にヘキサン処理しないとCピークが強くでるた
めである。即ち、磁性層表面をオージェ分光分析すると
強磁性粉末由来の鉄原子のピーク及び結合剤と潤滑剤由
来の炭素のピークが現れるが、炭素のピークのほとんど
は本発明に係わる潤滑剤由来のものとみなすことができ
るからである。
【0085】本発明において、オージェ電子分光法によ
るC/Feの測定は、以下により求められる値を指す。 装置:Φ社製PHI-660 型 測定条件:1次電子線 加速電圧 3kV 試料電流 130nA 倍率 250倍 傾斜角度 30° 上記条件で、運動エネルギ−(Kinetic Energy)130 eV
から730eV の範囲を3回積算し、炭素のKLL ピークと鉄
のLMM ピークの強度を微分形で求め、C/Feの比をと
ることで求める。
るC/Feの測定は、以下により求められる値を指す。 装置:Φ社製PHI-660 型 測定条件:1次電子線 加速電圧 3kV 試料電流 130nA 倍率 250倍 傾斜角度 30° 上記条件で、運動エネルギ−(Kinetic Energy)130 eV
から730eV の範囲を3回積算し、炭素のKLL ピークと鉄
のLMM ピークの強度を微分形で求め、C/Feの比をと
ることで求める。
【0086】本発明の磁気記録媒体の磁性層表面のオー
ジェ電子分光法によるC/Feピーク比は、5〜12
0、好ましくは5〜100、さらに好ましくは5〜80
であるが、これは磁性層表面には比較的少ない方が好ま
しいことを示している。即ち磁性層表面には潤滑剤量を
少なくして貼り付きなどをなくしつつ、フロッピーディ
スクのように耐久性が極めて要求される場合も、長い間
良好な潤滑特性を確保することができるのが本発明の特
徴である。
ジェ電子分光法によるC/Feピーク比は、5〜12
0、好ましくは5〜100、さらに好ましくは5〜80
であるが、これは磁性層表面には比較的少ない方が好ま
しいことを示している。即ち磁性層表面には潤滑剤量を
少なくして貼り付きなどをなくしつつ、フロッピーディ
スクのように耐久性が極めて要求される場合も、長い間
良好な潤滑特性を確保することができるのが本発明の特
徴である。
【0087】このように本発明の磁気記録媒体の磁性層
及び下層の各層に含まれる潤滑剤量は、それぞれ強磁性
粉末又は非磁性粉末100重量部に対し好ましくは5〜
30重量部、更に好ましくは10〜30重量部である。
これは従来のフロッピーディスク等が含む量とほぼ同等
である。よって、本発明の磁気記録媒体は、その磁性層
及び下層に含む潤滑剤量が従来のフロッピーディスク等
とほぼ同量であるにも関わらず、磁性層表面に存在する
潤滑剤量が従来のフロッピーディスク等に比して顕著に
少ないことが好ましい。
及び下層の各層に含まれる潤滑剤量は、それぞれ強磁性
粉末又は非磁性粉末100重量部に対し好ましくは5〜
30重量部、更に好ましくは10〜30重量部である。
これは従来のフロッピーディスク等が含む量とほぼ同等
である。よって、本発明の磁気記録媒体は、その磁性層
及び下層に含む潤滑剤量が従来のフロッピーディスク等
とほぼ同量であるにも関わらず、磁性層表面に存在する
潤滑剤量が従来のフロッピーディスク等に比して顕著に
少ないことが好ましい。
【0088】従来のフロッピーディスクの欠点として、
耐久性を向上させるために潤滑剤量を多くすると、表面
に、潤滑剤量が多くなりその結果、静止時に磁性層表面
と磁気ヘッドとの張りつきが生じ、起動時トルクが大き
くなる欠点がある。また、起動時トルクを下げるため、
潤滑剤量を少なくすると、摩擦係数が高くなり耐久性が
悪くなる。これらの欠点は、高密度記録等によって高速
回転を行う場合、より顕著に表れる。
耐久性を向上させるために潤滑剤量を多くすると、表面
に、潤滑剤量が多くなりその結果、静止時に磁性層表面
と磁気ヘッドとの張りつきが生じ、起動時トルクが大き
くなる欠点がある。また、起動時トルクを下げるため、
潤滑剤量を少なくすると、摩擦係数が高くなり耐久性が
悪くなる。これらの欠点は、高密度記録等によって高速
回転を行う場合、より顕著に表れる。
【0089】本発明の磁気記録媒体は従来のフロッピー
ディスク等に比べ磁性層、下層中の脂肪酸エステル量が
ほぼ同等であるにも関わらず、磁性層表面に存在する潤
滑剤を低い値に抑えることによって、極めて高度な耐久
性を達成し且つ、磁性層表面の硬度を高く保ち、高い耐
傷性を付与することができた。とりわけ回転数が700
rpm 以上、更に1800rpm 以上(例えばZIPのよう
な)、特に3000rpm 以上の高速回転の記録システム
(例えばHiFDのような)で抜群の耐久性を達成でき
ることが分かった。
ディスク等に比べ磁性層、下層中の脂肪酸エステル量が
ほぼ同等であるにも関わらず、磁性層表面に存在する潤
滑剤を低い値に抑えることによって、極めて高度な耐久
性を達成し且つ、磁性層表面の硬度を高く保ち、高い耐
傷性を付与することができた。とりわけ回転数が700
rpm 以上、更に1800rpm 以上(例えばZIPのよう
な)、特に3000rpm 以上の高速回転の記録システム
(例えばHiFDのような)で抜群の耐久性を達成でき
ることが分かった。
【0090】さらに磁性層、下層内部に潤滑剤を多く含
んでおり徐々に表面に出て潤滑機能を発揮するため、長
期保存性にも優れることが分かった。本発明の潤滑剤の
存在形態すなわち、磁性層、下層内部に潤滑剤を多く存
在させ、表面には適量(オージエ電子分光法の主として
潤滑剤のC原子、強磁性粉末のFe原子の検出量から求
めたC/Fe値で好ましくは5〜100、特に好ましく
は5〜80)存在させることを実現するための手段とし
て、下記の方法がある。
んでおり徐々に表面に出て潤滑機能を発揮するため、長
期保存性にも優れることが分かった。本発明の潤滑剤の
存在形態すなわち、磁性層、下層内部に潤滑剤を多く存
在させ、表面には適量(オージエ電子分光法の主として
潤滑剤のC原子、強磁性粉末のFe原子の検出量から求
めたC/Fe値で好ましくは5〜100、特に好ましく
は5〜80)存在させることを実現するための手段とし
て、下記の方法がある。
【0091】 潤滑剤は、モノエステル及びジエステ
ルの脂肪酸エステルで、特に不飽和C=Cを持つジエス
テル化合物及びモノエステル化合物が結合剤、及び非磁
性粉末表面との親和性があり好ましい。塗布層中の添加
量は強磁性粉末または非磁性粉末100重量部に対して
磁性層及び下層に各々8〜30重量部が好ましい。 磁性層の結合剤量は硬化剤を含めて強磁性粉末10
0重量部に対し10〜25重量部、下層の結合剤量は非
磁性粉末100重量部に対し25〜40重量部と下層の
方に結合剤量を多くすることが望ましい。
ルの脂肪酸エステルで、特に不飽和C=Cを持つジエス
テル化合物及びモノエステル化合物が結合剤、及び非磁
性粉末表面との親和性があり好ましい。塗布層中の添加
量は強磁性粉末または非磁性粉末100重量部に対して
磁性層及び下層に各々8〜30重量部が好ましい。 磁性層の結合剤量は硬化剤を含めて強磁性粉末10
0重量部に対し10〜25重量部、下層の結合剤量は非
磁性粉末100重量部に対し25〜40重量部と下層の
方に結合剤量を多くすることが望ましい。
【0092】 特に下層用結合剤はSO3Naのよう
な強い極性基と骨格に芳香環を多く含有する構造が好ま
しい。これにより潤滑剤と下層結合剤との親和性がより
高まり潤滑剤が下層に多く且つ安定的に存在することが
できる。潤滑剤と結合剤の親和性が高すぎて結合剤と潤
滑剤が完全に分子レベルで相溶するようになると潤滑剤
は上層に移行する事ができなくなるため好ましくない。
な強い極性基と骨格に芳香環を多く含有する構造が好ま
しい。これにより潤滑剤と下層結合剤との親和性がより
高まり潤滑剤が下層に多く且つ安定的に存在することが
できる。潤滑剤と結合剤の親和性が高すぎて結合剤と潤
滑剤が完全に分子レベルで相溶するようになると潤滑剤
は上層に移行する事ができなくなるため好ましくない。
【0093】本発明の磁気記録媒体の表面には従来のも
のより少量の潤滑剤であるが、脂肪酸エステルが必要十
分に存在し、高速で回転するディスクとヘッドの間の摩
擦熱で温度が上昇しても、強い分子間相互作用によって
揮発しにくく、潤滑膜の膜切れを起こすことなく安定し
た流体潤滑を維持することができる。本発明でAl/F
eが5原子%〜30原子%である強磁性金属粉末のとき
高温高湿保存安定性を向上することができる。これはも
ともと脂肪酸エステルは親水性が高く吸湿しやすいため
加水分解されやすい性質がある。強磁性粉末表面の触媒
活性作用でさらにこの問題が強くなり高温高湿で保存す
ると更に脂肪酸エステルが分解しやすくなる。Al/F
eが5原子%〜30原子%である強磁性金属粉末の場合
はこの影響が小さく、分解しにくくなることがわかっ
た。この結果、高温高湿下で保存した後でも耐久性はほ
とんど低下することなく保存前のディスクの特性を発揮
することができる。
のより少量の潤滑剤であるが、脂肪酸エステルが必要十
分に存在し、高速で回転するディスクとヘッドの間の摩
擦熱で温度が上昇しても、強い分子間相互作用によって
揮発しにくく、潤滑膜の膜切れを起こすことなく安定し
た流体潤滑を維持することができる。本発明でAl/F
eが5原子%〜30原子%である強磁性金属粉末のとき
高温高湿保存安定性を向上することができる。これはも
ともと脂肪酸エステルは親水性が高く吸湿しやすいため
加水分解されやすい性質がある。強磁性粉末表面の触媒
活性作用でさらにこの問題が強くなり高温高湿で保存す
ると更に脂肪酸エステルが分解しやすくなる。Al/F
eが5原子%〜30原子%である強磁性金属粉末の場合
はこの影響が小さく、分解しにくくなることがわかっ
た。この結果、高温高湿下で保存した後でも耐久性はほ
とんど低下することなく保存前のディスクの特性を発揮
することができる。
【0094】
[磁性層]本発明の磁気記録媒体は下層と超薄層磁性層
を支持体の片面だけでも、両面に設けても良い。上下層
は下層を塗布後、下層が湿潤状態の内(W/W)でも、
下層が乾燥した後(W/D)にでも下層上に上層磁性層
を設けることが出来る。生産得率の点から同時、又は逐
次湿潤塗布が好ましいが、ディスクの場合は乾燥後塗布
も十分使用できる。本発明の重層構成で同時、又は逐次
湿潤塗布(W/W)では上層/下層が同時に形成できる
ため、、カレンダー工程などの表面処理工程を有効に活
用でき、超薄層でも上層磁性層の表面粗さを良化でき
る。磁性層の抗磁力Hcは1800エルステッド以上で
あることが必要であり、強磁性金属粉末ではBmは20
00〜5000G、バリウムフェライト粉末では100
0〜3000Gで有ることが必要である。
を支持体の片面だけでも、両面に設けても良い。上下層
は下層を塗布後、下層が湿潤状態の内(W/W)でも、
下層が乾燥した後(W/D)にでも下層上に上層磁性層
を設けることが出来る。生産得率の点から同時、又は逐
次湿潤塗布が好ましいが、ディスクの場合は乾燥後塗布
も十分使用できる。本発明の重層構成で同時、又は逐次
湿潤塗布(W/W)では上層/下層が同時に形成できる
ため、、カレンダー工程などの表面処理工程を有効に活
用でき、超薄層でも上層磁性層の表面粗さを良化でき
る。磁性層の抗磁力Hcは1800エルステッド以上で
あることが必要であり、強磁性金属粉末ではBmは20
00〜5000G、バリウムフェライト粉末では100
0〜3000Gで有ることが必要である。
【0095】[強磁性金属粉末]本発明の上層磁性層に
使用する強磁性金属粉末としては、α−Feを主成分と
する強磁性合金粉末が好ましい。これらの強磁性金属粉
末には所定の原子以外にAl、Si、S、Sc、Ca、
Ti、V、Cr、Cu、Y、Mo、Rh、Pd、Ag、
Sn、Sb、Te、Ba、Ta、W、Re、Au、H
g、Pb、Bi、La、Ce、Pr、Nd、P、Co、
Mn、Zn、Ni、Sr、Bなどの原子を含んでもかま
わない。特に、Al、Si、Ca、Y、Ba、La、N
d、Co、Ni、Bの少なくとも1つをα−Fe以外に
含むことが好ましく、Co、Y、Alの少なくとも一つ
を含むことがさらに好ましい。Coの含有量はFeに対
して0原子%以上40原子%以下が好ましく、さらに好
ましくは15原子%以上35%以下、より好ましくは2
0原子%以上35原子%以下である。Yの含有量は1.
5原子%以上12原子%以下が好ましく、さらに好まし
くは3原子%以上10原子%以下、より好ましくは4原
子%以上9原子%以下である。Alは1.5原子%以上
12原子%以下が好ましく、さらに好ましくは3原子%
以上10原子%以下、より好ましくは4原子%以上9原
子%以下である。これらの強磁性金属粉末にはあとで述
べる分散剤、潤滑剤、界面活性剤、帯電防止剤などで分
散前にあらかじめ処理を行ってもかまわない。具体的に
は、特公昭44−14090号、特公昭45−1837
2号、特公昭47−22062号、特公昭47−225
13号、特公昭46−28466号、特公昭46−38
755号、特公昭47−4286号、特公昭47−12
422号、特公昭47−17284号、特公昭47−1
8509号、特公昭47−18573号、特公昭39−
10307号、特公昭46−39639号、米国特許第
3026215号、同3031341号、同31001
94号、同3242005号、同3389014号など
に記載されている。
使用する強磁性金属粉末としては、α−Feを主成分と
する強磁性合金粉末が好ましい。これらの強磁性金属粉
末には所定の原子以外にAl、Si、S、Sc、Ca、
Ti、V、Cr、Cu、Y、Mo、Rh、Pd、Ag、
Sn、Sb、Te、Ba、Ta、W、Re、Au、H
g、Pb、Bi、La、Ce、Pr、Nd、P、Co、
Mn、Zn、Ni、Sr、Bなどの原子を含んでもかま
わない。特に、Al、Si、Ca、Y、Ba、La、N
d、Co、Ni、Bの少なくとも1つをα−Fe以外に
含むことが好ましく、Co、Y、Alの少なくとも一つ
を含むことがさらに好ましい。Coの含有量はFeに対
して0原子%以上40原子%以下が好ましく、さらに好
ましくは15原子%以上35%以下、より好ましくは2
0原子%以上35原子%以下である。Yの含有量は1.
5原子%以上12原子%以下が好ましく、さらに好まし
くは3原子%以上10原子%以下、より好ましくは4原
子%以上9原子%以下である。Alは1.5原子%以上
12原子%以下が好ましく、さらに好ましくは3原子%
以上10原子%以下、より好ましくは4原子%以上9原
子%以下である。これらの強磁性金属粉末にはあとで述
べる分散剤、潤滑剤、界面活性剤、帯電防止剤などで分
散前にあらかじめ処理を行ってもかまわない。具体的に
は、特公昭44−14090号、特公昭45−1837
2号、特公昭47−22062号、特公昭47−225
13号、特公昭46−28466号、特公昭46−38
755号、特公昭47−4286号、特公昭47−12
422号、特公昭47−17284号、特公昭47−1
8509号、特公昭47−18573号、特公昭39−
10307号、特公昭46−39639号、米国特許第
3026215号、同3031341号、同31001
94号、同3242005号、同3389014号など
に記載されている。
【0096】強磁性合金粉末には少量の水酸化物、また
は酸化物が含まれてもよい。強磁性合金粉末の公知の製
造方法により得られたものを用いることができ、下記の
方法を挙げることができる。複合有機酸塩(主としてシ
ュウ酸塩)と水素などの還元性気体で還元する方法、酸
化鉄を水素などの還元性気体で還元してFeあるいはF
e−Co粒子などを得る方法、金属カルボニル化合物を
熱分解する方法、強磁性金属の水溶液に水素化ホウ素ナ
トリウム、次亜リン酸塩あるいはヒドラジンなどの還元
剤を添加して還元する方法、金属を低圧の不活性気体中
で蒸発させて粉末を得る方法などである。このようにし
て得られた強磁性合金粉末は公知の徐酸化処理、すなわ
ち有機溶剤に浸漬したのち乾燥させる方法、有機溶剤に
浸漬したのち酸素含有ガスを送り込んで表面に酸化膜を
形成したのち乾燥させる方法、有機溶剤を用いず酸素ガ
スと不活性ガスの分圧を調整して表面に酸化皮膜を形成
する方法のいずれを施したものでも用いることができ
る。
は酸化物が含まれてもよい。強磁性合金粉末の公知の製
造方法により得られたものを用いることができ、下記の
方法を挙げることができる。複合有機酸塩(主としてシ
ュウ酸塩)と水素などの還元性気体で還元する方法、酸
化鉄を水素などの還元性気体で還元してFeあるいはF
e−Co粒子などを得る方法、金属カルボニル化合物を
熱分解する方法、強磁性金属の水溶液に水素化ホウ素ナ
トリウム、次亜リン酸塩あるいはヒドラジンなどの還元
剤を添加して還元する方法、金属を低圧の不活性気体中
で蒸発させて粉末を得る方法などである。このようにし
て得られた強磁性合金粉末は公知の徐酸化処理、すなわ
ち有機溶剤に浸漬したのち乾燥させる方法、有機溶剤に
浸漬したのち酸素含有ガスを送り込んで表面に酸化膜を
形成したのち乾燥させる方法、有機溶剤を用いず酸素ガ
スと不活性ガスの分圧を調整して表面に酸化皮膜を形成
する方法のいずれを施したものでも用いることができ
る。
【0097】本発明の磁性層の強磁性金属粉末をBET
法による比表面積で表せば40〜80m2 /gであり、
好ましくは45〜70m2 /gである。40m2 /g未
満ではノイズが高くなり、80m2 /gより大では表面
性が得にくくなる傾向にあり、好ましくない。本発明の
磁性層の強磁性粉末の結晶子サイズは好ましくは80〜
180Åであり、更に好ましくは100〜180Å、特
に好ましくは110〜175Åである。強磁性金属粉末
の平均長軸長は通常、0.01μm以上0.25μm以下
であり、好ましくは0.03μm以上0.15μm以下で
あり、さらに好ましくは0.03μm以上0.12μm以
下である。強磁性金属粉末の針状比は3以上15以下が
好ましく、さらには3以上12以下が好ましい。強磁性
金属粉末の飽和磁化σs は通常、100〜180emu/g
であり、好ましくは110emu/g〜170emu/g 、更に
好ましくは125〜160emu/g である。金属粉末の抗
磁力は1700エルステッド以上3500エルステッド
以下が好ましく、更に好ましくは1,800エルステッ
ド以上3000エルステッド以下である。
法による比表面積で表せば40〜80m2 /gであり、
好ましくは45〜70m2 /gである。40m2 /g未
満ではノイズが高くなり、80m2 /gより大では表面
性が得にくくなる傾向にあり、好ましくない。本発明の
磁性層の強磁性粉末の結晶子サイズは好ましくは80〜
180Åであり、更に好ましくは100〜180Å、特
に好ましくは110〜175Åである。強磁性金属粉末
の平均長軸長は通常、0.01μm以上0.25μm以下
であり、好ましくは0.03μm以上0.15μm以下で
あり、さらに好ましくは0.03μm以上0.12μm以
下である。強磁性金属粉末の針状比は3以上15以下が
好ましく、さらには3以上12以下が好ましい。強磁性
金属粉末の飽和磁化σs は通常、100〜180emu/g
であり、好ましくは110emu/g〜170emu/g 、更に
好ましくは125〜160emu/g である。金属粉末の抗
磁力は1700エルステッド以上3500エルステッド
以下が好ましく、更に好ましくは1,800エルステッ
ド以上3000エルステッド以下である。
【0098】強磁性金属粉末の含水率は0.01〜2%
とするのが好ましい。結合剤の種類によって強磁性金属
粉末の含水率は最適化するのが好ましい。強磁性金属粉
末のpHは、用いる結合剤との組合せにより最適化する
ことが好ましい。その範囲は4〜12であるが、好まし
くは6〜10である。強磁性金属粉末は必要に応じ、A
l、Si、Pまたはこれらの酸化物などで表面処理が施
されてもかまわない。その量は強磁性金属粉末に対し
0.1〜10%であり表面処理を施すと脂肪酸などの潤
滑剤の吸着が100mg/m2 以下になり好ましい。強
磁性金属粉末には可溶性のNa、Ca、Fe、Ni、S
rなどの無機イオンを含む場合がある。これら無機イオ
ンは、本質的に無い方が好ましいが、200ppm以下で
あれば特に特性に影響を与えることは少ない。また、本
発明に用いられる強磁性金属粉末は空孔が少ないほうが
好ましくその値は20容量%以下、さらに好ましくは5
容量%以下である。また形状については針状、米粒状、
紡錘状のいずれでもかまわない。強磁性金属粉末自体の
SFDは小さい方が好ましく、0.8以下が好ましい。
強磁性金属粉末のHcの分布を小さくする必要がある。
尚、SFDが0.8以下であると、電磁変換特性が良好
で、出力が高く、また、磁化反転がシャープでピークシ
フトも少なくなり、高密度デジタル磁気記録に好適であ
る。Hcの分布を小さくするためには、強磁性金属粉末
においてはゲ−タイトの粒度分布を良くする、焼結を防
止するなどの方法がある。
とするのが好ましい。結合剤の種類によって強磁性金属
粉末の含水率は最適化するのが好ましい。強磁性金属粉
末のpHは、用いる結合剤との組合せにより最適化する
ことが好ましい。その範囲は4〜12であるが、好まし
くは6〜10である。強磁性金属粉末は必要に応じ、A
l、Si、Pまたはこれらの酸化物などで表面処理が施
されてもかまわない。その量は強磁性金属粉末に対し
0.1〜10%であり表面処理を施すと脂肪酸などの潤
滑剤の吸着が100mg/m2 以下になり好ましい。強
磁性金属粉末には可溶性のNa、Ca、Fe、Ni、S
rなどの無機イオンを含む場合がある。これら無機イオ
ンは、本質的に無い方が好ましいが、200ppm以下で
あれば特に特性に影響を与えることは少ない。また、本
発明に用いられる強磁性金属粉末は空孔が少ないほうが
好ましくその値は20容量%以下、さらに好ましくは5
容量%以下である。また形状については針状、米粒状、
紡錘状のいずれでもかまわない。強磁性金属粉末自体の
SFDは小さい方が好ましく、0.8以下が好ましい。
強磁性金属粉末のHcの分布を小さくする必要がある。
尚、SFDが0.8以下であると、電磁変換特性が良好
で、出力が高く、また、磁化反転がシャープでピークシ
フトも少なくなり、高密度デジタル磁気記録に好適であ
る。Hcの分布を小さくするためには、強磁性金属粉末
においてはゲ−タイトの粒度分布を良くする、焼結を防
止するなどの方法がある。
【0099】[強磁性六方晶フェライト粉末]本発明の
磁性層に含まれる強磁性六方晶フェライトとしてバリウ
ムフェライト、ストロンチウムフェライト、鉛フェライ
ト、カルシウムフェライトの各置換体、Co置換体等が
ある。具体的にはマグネトプランバイト型のバリウムフ
ェライト及びストロンチウムフェライト、スピネルで粒
子表面を被覆したマグネトプランバイト型フェライト、
更に一部スピネル相を含有したマグネトプランバイト型
のバリウムフェライト及びストロンチウムフェライト等
が挙げられ、その他所定の原子以外にAl、Si、S,
Sc、Ti、V,Cr、Cu,Y,Mo,Rh,Pd,
Ag、Sn、Sb、Te、Ba、Ta、W、Re、A
u、Hg、Pb、Bi、La、Ce、Pr、Nd、P,
Co,Mn,Zn、Ni、Sr、B、Ge、Nbなどの
原子を含んでもかまわない。一般にはCo−Zn、Co
−Ti,Co−Ti−Zr、Co−Ti−Zn,Ni−
Ti−Zn,Nb−Zn−Co、SbーZn−Co、N
b−Zn等の元素を添加した物を使用することができ
る。原料・製法によっては特有の不純物を含有するもの
もある。
磁性層に含まれる強磁性六方晶フェライトとしてバリウ
ムフェライト、ストロンチウムフェライト、鉛フェライ
ト、カルシウムフェライトの各置換体、Co置換体等が
ある。具体的にはマグネトプランバイト型のバリウムフ
ェライト及びストロンチウムフェライト、スピネルで粒
子表面を被覆したマグネトプランバイト型フェライト、
更に一部スピネル相を含有したマグネトプランバイト型
のバリウムフェライト及びストロンチウムフェライト等
が挙げられ、その他所定の原子以外にAl、Si、S,
Sc、Ti、V,Cr、Cu,Y,Mo,Rh,Pd,
Ag、Sn、Sb、Te、Ba、Ta、W、Re、A
u、Hg、Pb、Bi、La、Ce、Pr、Nd、P,
Co,Mn,Zn、Ni、Sr、B、Ge、Nbなどの
原子を含んでもかまわない。一般にはCo−Zn、Co
−Ti,Co−Ti−Zr、Co−Ti−Zn,Ni−
Ti−Zn,Nb−Zn−Co、SbーZn−Co、N
b−Zn等の元素を添加した物を使用することができ
る。原料・製法によっては特有の不純物を含有するもの
もある。
【0100】強磁性六方晶フェライト粉末の粉体サイズ
は、六角板の最大長径の平均(以下、「平均板径」とい
う)で通常、10〜200nm、好ましくは10〜100
nmであり、特に好ましくは10〜80nmである。
は、六角板の最大長径の平均(以下、「平均板径」とい
う)で通常、10〜200nm、好ましくは10〜100
nmであり、特に好ましくは10〜80nmである。
【0101】特にトラック密度を上げるため磁気抵抗ヘ
ッドで再生する場合、低ノイズにする必要があり、板径
は40nm以下が好ましいが、10nm以下では熱揺らぎの
ため安定な磁化が望めない。200nm以上ではノイズが
高く、いずれも高密度磁気記録には向かない。板状比
(平均板径/平均板厚)は1〜15が望ましい。好まし
くは1〜7である。板状比が小さいと磁性層中の充填性
は高くなり好ましいが、十分な配向性が得られない。1
5より大きいと粒子間のスタッキングによりノイズが大
きくなる。この粒子サイズ範囲のBET法による比表面
積は通常、10〜200m2 /gを示す。比表面積は概
ね粒子板径と板厚からの算術計算値と符号する。粒子板
径・板厚の分布は通常狭いほど好ましい。数値化は困難
であるが粒子TEM写真より500粒子を無作為に測定
する事で比較できる。分布は正規分布ではない場合が多
いが、計算して平均サイズ(平均板径及び平均板厚)に
対する標準偏差で表すとσ/平均サイズ=0.1〜2.
0である。粒子サイズ分布をシャープにするには粒子生
成反応系をできるだけ均一にすると共に、生成した粒子
に分布改良処理を施すことも行われている。たとえば酸
溶液中で超微細粒子を選別的に溶解する方法等も知られ
ている。強磁性粉末で測定される抗磁力Hcは500エ
ルステッド〜5000エルステッド程度まで作成でき
る。Hcは高い方が高密度記録に有利であるが、記録ヘ
ッドの能力で制限される。本発明ではHcは1700エ
ルステッドから4000エルステッド程度であるが、好
ましくは1800エルステッド以上、3500エルステ
ッド以下である。ヘッドの飽和磁化が1.4テスラを越
える場合は、2000エルステッド以上にすることが好
ましい。Hcは粒子サイズ(板径・板厚)、含有元素の
種類と量、元素の置換サイト、粒子生成反応条件等によ
り制御できる。飽和磁化σsは40emu/g〜80emu/gで
ある。σsは高い方が好ましいが微粒子になるほど小さ
くなる傾向がある。σs改良のためマグネトプランバイ
トフェライトにスピネルフェライトを複合すること、含
有元素の種類と添加量の選択等が良く知られている。ま
たW型六方晶フェライトを用いることも可能である。強
磁性粉末を分散する際に強磁性粉末粒子表面を分散溶
媒、ポリマーに合った物質で処理することも行われてい
る。表面処理材は無機化合物、有機化合物が使用され
る。主な化合物としてはSi、Al、P、等の酸化物ま
たは水酸化物、各種シランカップリング剤、各種チタン
カップリング剤が代表例である。表面処理材の量は強磁
性粉末に対して0.1〜10重量%である。強磁性粉末
のpHも分散に重要である。通常、pH4〜12程度で
分散溶媒、ポリマーにより最適値があるが、媒体の化学
的安定性、保存性からpH6〜11程度が選択される。
強磁性粉末に含まれる水分も分散に影響し、分散溶媒、
ポリマーにより最適値があるが通常、水分は強磁性粉末
に対して0.01〜2.0重量%が選ばれる。六方晶フ
ェライトの製法としては、酸化バリウム・酸化鉄・鉄
を置換する金属酸化物とガラス形成物質として酸化ホウ
素等を所望のフェライト組成になるように混合した後溶
融し、急冷して非晶質体とし、次いで再加熱処理した
後、洗浄・粉砕してバリウムフェライト結晶粉体を得る
ガラス結晶化法、バリウムフェライト組成金属塩溶液
をアルカリで中和し、副生成物を除去した後100℃以
上で液相加熱した後洗浄・乾燥・粉砕してバリウムフェ
ライト結晶粉体を得る水熱反応法、バリウムフェライ
ト組成金属塩溶液をアルカリで中和し、副生成物を除去
した後乾燥し1100℃以下で処理し、粉砕してバリウ
ムフェライト結晶粉体を得る共沈法等があるが、本発明
は製法を選ばない。
ッドで再生する場合、低ノイズにする必要があり、板径
は40nm以下が好ましいが、10nm以下では熱揺らぎの
ため安定な磁化が望めない。200nm以上ではノイズが
高く、いずれも高密度磁気記録には向かない。板状比
(平均板径/平均板厚)は1〜15が望ましい。好まし
くは1〜7である。板状比が小さいと磁性層中の充填性
は高くなり好ましいが、十分な配向性が得られない。1
5より大きいと粒子間のスタッキングによりノイズが大
きくなる。この粒子サイズ範囲のBET法による比表面
積は通常、10〜200m2 /gを示す。比表面積は概
ね粒子板径と板厚からの算術計算値と符号する。粒子板
径・板厚の分布は通常狭いほど好ましい。数値化は困難
であるが粒子TEM写真より500粒子を無作為に測定
する事で比較できる。分布は正規分布ではない場合が多
いが、計算して平均サイズ(平均板径及び平均板厚)に
対する標準偏差で表すとσ/平均サイズ=0.1〜2.
0である。粒子サイズ分布をシャープにするには粒子生
成反応系をできるだけ均一にすると共に、生成した粒子
に分布改良処理を施すことも行われている。たとえば酸
溶液中で超微細粒子を選別的に溶解する方法等も知られ
ている。強磁性粉末で測定される抗磁力Hcは500エ
ルステッド〜5000エルステッド程度まで作成でき
る。Hcは高い方が高密度記録に有利であるが、記録ヘ
ッドの能力で制限される。本発明ではHcは1700エ
ルステッドから4000エルステッド程度であるが、好
ましくは1800エルステッド以上、3500エルステ
ッド以下である。ヘッドの飽和磁化が1.4テスラを越
える場合は、2000エルステッド以上にすることが好
ましい。Hcは粒子サイズ(板径・板厚)、含有元素の
種類と量、元素の置換サイト、粒子生成反応条件等によ
り制御できる。飽和磁化σsは40emu/g〜80emu/gで
ある。σsは高い方が好ましいが微粒子になるほど小さ
くなる傾向がある。σs改良のためマグネトプランバイ
トフェライトにスピネルフェライトを複合すること、含
有元素の種類と添加量の選択等が良く知られている。ま
たW型六方晶フェライトを用いることも可能である。強
磁性粉末を分散する際に強磁性粉末粒子表面を分散溶
媒、ポリマーに合った物質で処理することも行われてい
る。表面処理材は無機化合物、有機化合物が使用され
る。主な化合物としてはSi、Al、P、等の酸化物ま
たは水酸化物、各種シランカップリング剤、各種チタン
カップリング剤が代表例である。表面処理材の量は強磁
性粉末に対して0.1〜10重量%である。強磁性粉末
のpHも分散に重要である。通常、pH4〜12程度で
分散溶媒、ポリマーにより最適値があるが、媒体の化学
的安定性、保存性からpH6〜11程度が選択される。
強磁性粉末に含まれる水分も分散に影響し、分散溶媒、
ポリマーにより最適値があるが通常、水分は強磁性粉末
に対して0.01〜2.0重量%が選ばれる。六方晶フ
ェライトの製法としては、酸化バリウム・酸化鉄・鉄
を置換する金属酸化物とガラス形成物質として酸化ホウ
素等を所望のフェライト組成になるように混合した後溶
融し、急冷して非晶質体とし、次いで再加熱処理した
後、洗浄・粉砕してバリウムフェライト結晶粉体を得る
ガラス結晶化法、バリウムフェライト組成金属塩溶液
をアルカリで中和し、副生成物を除去した後100℃以
上で液相加熱した後洗浄・乾燥・粉砕してバリウムフェ
ライト結晶粉体を得る水熱反応法、バリウムフェライ
ト組成金属塩溶液をアルカリで中和し、副生成物を除去
した後乾燥し1100℃以下で処理し、粉砕してバリウ
ムフェライト結晶粉体を得る共沈法等があるが、本発明
は製法を選ばない。
【0102】[非磁性層]次に下層に関する詳細な内容
について説明する。本発明の下層に用いられる無機粉末
は、非磁性粉末であり、例えば、金属酸化物、金属炭酸
塩、金属硫酸塩、金属窒化物、金属炭化物、金属硫化
物、等の無機化合物から選択することができる。無機化
合物としては例えばα化率90%以上のα−アルミナ、
β−アルミナ、γ−アルミナ、θ−アルミナ、炭化ケイ
素、酸化クロム、酸化セリウム、α−酸化鉄、、ヘマタ
イト、ゲータイト、コランダム、窒化珪素、チタンカ−
バイト、酸化チタン、二酸化珪素、酸化スズ、酸化マグ
ネシウム、酸化タングステン、酸化ジルコニウム、窒化
ホウ素、酸化亜鉛、炭酸カルシウム、硫酸カルシウム、
硫酸バリウム、二硫化モリブデンなどが単独または組合
せで使用される。特に好ましいのは、粒度分布の小さ
さ、機能付与の手段が多いこと等から、二酸化チタン、
酸化亜鉛、酸化鉄、硫酸バリウムであり、更に好ましい
のは二酸化チタン、α酸化鉄である。これら無機粉末の
平均粒子径は0.005〜2μmが好ましいが、必要に
応じて粒子サイズの異なる無機粉末を組み合わせたり、
単独の無機粉末でも粒径分布を広くして同様の効果をも
たせることもできる。とりわけ好ましいのは無機粉末の
平均粒子径は0.01μm〜0.2μmである。特に、無
機粉末が粒状金属酸化物である場合は、平均粒子径0.
08μm以下が好ましく、針状金属酸化物である場合
は、平均長軸長が0.3μm以下が好ましく、0.2μm
以下がさらに好ましい。タップ密度は0.05〜2g/m
l、好ましくは0.2〜1.5g/mlである。無機粉末の
含水率は0.1〜5重量%、好ましくは0.2〜3重量
%、更に好ましくは0.3〜1.5重量%である。無機
粉末のpHは2〜11であるが、pHは5.5〜10の
間が特に好ましい。無機粉末の比表面積は1〜100m
2 /g、好ましくは5〜80m2 /g、更に好ましくは10
〜70m2 /gである。無機粉末の結晶子サイズは0.0
04μm〜1μmが好ましく、0.04μm〜0.1μmが
更に好ましい。DBP(ジブチルフタレート)を用いた
吸油量は5〜100ml/100g、好ましくは10〜80ml/
100g、更に好ましくは20〜60ml/100gである。比重
は1〜12、好ましくは3〜6である。形状は針状、球
状、多面体状、板状のいずれでも良い。モース硬度は4
以上、10以下のものが好ましい。無機粉末のSA(ス
テアリン酸)吸着量は1〜20μmol/m2 、好ましくは
2〜15μmol/m2 、さらに好ましくは3〜8μmol/m2
である。pHは3〜6の間にあることが好ましい。これ
らの無機粉末の表面は、表面処理が施されて、Al2 O
3 、SiO2 、TiO2 、ZrO2 、SnO2 、Sb2
O3 、ZnO、Y2 O3 が存在するすることが好まし
い。特に分散性に好ましいのはAl2 O 3 、SiO2 、
TiO2 、ZrO2であるが、更に好ましいのはAl2
O3 、SiO2 、ZrO2である。これらは組み合わせ
て使用しても良いし、単独で用いることもできる。ま
た、目的に応じて共沈させた表面処理層を用いても良い
し、先ずアルミナを存在させた後にその表層にシリカを
存在させる方法、またはその逆の方法を採ることもでき
る。また、表面処理層は目的に応じて多孔質層にしても
構わないが、均質で密である方が一般には好ましい。
について説明する。本発明の下層に用いられる無機粉末
は、非磁性粉末であり、例えば、金属酸化物、金属炭酸
塩、金属硫酸塩、金属窒化物、金属炭化物、金属硫化
物、等の無機化合物から選択することができる。無機化
合物としては例えばα化率90%以上のα−アルミナ、
β−アルミナ、γ−アルミナ、θ−アルミナ、炭化ケイ
素、酸化クロム、酸化セリウム、α−酸化鉄、、ヘマタ
イト、ゲータイト、コランダム、窒化珪素、チタンカ−
バイト、酸化チタン、二酸化珪素、酸化スズ、酸化マグ
ネシウム、酸化タングステン、酸化ジルコニウム、窒化
ホウ素、酸化亜鉛、炭酸カルシウム、硫酸カルシウム、
硫酸バリウム、二硫化モリブデンなどが単独または組合
せで使用される。特に好ましいのは、粒度分布の小さ
さ、機能付与の手段が多いこと等から、二酸化チタン、
酸化亜鉛、酸化鉄、硫酸バリウムであり、更に好ましい
のは二酸化チタン、α酸化鉄である。これら無機粉末の
平均粒子径は0.005〜2μmが好ましいが、必要に
応じて粒子サイズの異なる無機粉末を組み合わせたり、
単独の無機粉末でも粒径分布を広くして同様の効果をも
たせることもできる。とりわけ好ましいのは無機粉末の
平均粒子径は0.01μm〜0.2μmである。特に、無
機粉末が粒状金属酸化物である場合は、平均粒子径0.
08μm以下が好ましく、針状金属酸化物である場合
は、平均長軸長が0.3μm以下が好ましく、0.2μm
以下がさらに好ましい。タップ密度は0.05〜2g/m
l、好ましくは0.2〜1.5g/mlである。無機粉末の
含水率は0.1〜5重量%、好ましくは0.2〜3重量
%、更に好ましくは0.3〜1.5重量%である。無機
粉末のpHは2〜11であるが、pHは5.5〜10の
間が特に好ましい。無機粉末の比表面積は1〜100m
2 /g、好ましくは5〜80m2 /g、更に好ましくは10
〜70m2 /gである。無機粉末の結晶子サイズは0.0
04μm〜1μmが好ましく、0.04μm〜0.1μmが
更に好ましい。DBP(ジブチルフタレート)を用いた
吸油量は5〜100ml/100g、好ましくは10〜80ml/
100g、更に好ましくは20〜60ml/100gである。比重
は1〜12、好ましくは3〜6である。形状は針状、球
状、多面体状、板状のいずれでも良い。モース硬度は4
以上、10以下のものが好ましい。無機粉末のSA(ス
テアリン酸)吸着量は1〜20μmol/m2 、好ましくは
2〜15μmol/m2 、さらに好ましくは3〜8μmol/m2
である。pHは3〜6の間にあることが好ましい。これ
らの無機粉末の表面は、表面処理が施されて、Al2 O
3 、SiO2 、TiO2 、ZrO2 、SnO2 、Sb2
O3 、ZnO、Y2 O3 が存在するすることが好まし
い。特に分散性に好ましいのはAl2 O 3 、SiO2 、
TiO2 、ZrO2であるが、更に好ましいのはAl2
O3 、SiO2 、ZrO2である。これらは組み合わせ
て使用しても良いし、単独で用いることもできる。ま
た、目的に応じて共沈させた表面処理層を用いても良い
し、先ずアルミナを存在させた後にその表層にシリカを
存在させる方法、またはその逆の方法を採ることもでき
る。また、表面処理層は目的に応じて多孔質層にしても
構わないが、均質で密である方が一般には好ましい。
【0103】本発明の下層に用いられる無機粉末の具体
的な例としては、昭和電工製ナノタイト、住友化学製H
IT−100,ZA−G1、戸田工業社製αヘマタイト
DPN−250,DPN−250BX,DPN−24
5,DPN−270BX,DPN−500BX,DBN
−SA1,DBN−SA3、石原産業製酸化チタンTT
O−51B,TTO−55A,TTO−55B,TTO
−55C,TTO−55S,TTO−55D,SN−1
00、αヘマタイトE270,E271,E300,E
303、チタン工業製酸化チタンSTT−4D,STT
−30D,STT−30,STT−65C、αヘマタイ
トα−40、テイカ製MT−100S,MT−100
T,MT−150W,MT−500B,MT−600
B,MT−100F,MT−500HD、堺化学製FI
NEX−25,BF−1,BF−10,BF−20,S
T−M、同和鉱業製DEFIC−Y,DEFIC−R、
日本アエロジル製AS2BM,TiO2P25、宇部興
産製100A,500A、及びそれを焼成したものが挙
げられる。特に好ましい無機粉末は二酸化チタンとα−
酸化鉄である。
的な例としては、昭和電工製ナノタイト、住友化学製H
IT−100,ZA−G1、戸田工業社製αヘマタイト
DPN−250,DPN−250BX,DPN−24
5,DPN−270BX,DPN−500BX,DBN
−SA1,DBN−SA3、石原産業製酸化チタンTT
O−51B,TTO−55A,TTO−55B,TTO
−55C,TTO−55S,TTO−55D,SN−1
00、αヘマタイトE270,E271,E300,E
303、チタン工業製酸化チタンSTT−4D,STT
−30D,STT−30,STT−65C、αヘマタイ
トα−40、テイカ製MT−100S,MT−100
T,MT−150W,MT−500B,MT−600
B,MT−100F,MT−500HD、堺化学製FI
NEX−25,BF−1,BF−10,BF−20,S
T−M、同和鉱業製DEFIC−Y,DEFIC−R、
日本アエロジル製AS2BM,TiO2P25、宇部興
産製100A,500A、及びそれを焼成したものが挙
げられる。特に好ましい無機粉末は二酸化チタンとα−
酸化鉄である。
【0104】α−酸化鉄(ヘマタイト)は以下のような
諸条件の基で実施される。即ち、本発明におけるα−F
e2 O3 粒子粉末の製造は、針状ゲータイト粒子を前駆
体粒子とする。針状ゲータイト粒子は例えば次のような
方法で製造できる。
諸条件の基で実施される。即ち、本発明におけるα−F
e2 O3 粒子粉末の製造は、針状ゲータイト粒子を前駆
体粒子とする。針状ゲータイト粒子は例えば次のような
方法で製造できる。
【0105】第一鉄水溶液に等量以上の水酸化アルカ
リ水溶液を加え、水酸化第一鉄コロイドを含むpH11
以上の懸濁液を調製し、80℃以下の温度でこれに酸素
含有ガスを通気して第一鉄イオンに酸化反応を行わさ
せ、針状ゲータイト粒子を生成させる方法。 第一鉄塩水溶液と炭酸アルカリ水溶液とを反応させ、
得られるFeCO3 を含む懸濁液に酸素含有ガスを通気
して鉄イオンに酸化反応を行わさせ、紡錘状を呈した針
状ゲータイト粒子を生成させる方法。
リ水溶液を加え、水酸化第一鉄コロイドを含むpH11
以上の懸濁液を調製し、80℃以下の温度でこれに酸素
含有ガスを通気して第一鉄イオンに酸化反応を行わさ
せ、針状ゲータイト粒子を生成させる方法。 第一鉄塩水溶液と炭酸アルカリ水溶液とを反応させ、
得られるFeCO3 を含む懸濁液に酸素含有ガスを通気
して鉄イオンに酸化反応を行わさせ、紡錘状を呈した針
状ゲータイト粒子を生成させる方法。
【0106】第一鉄塩水溶液に等量未満の水酸化アル
カリ水溶液または炭酸アルカリ水溶液を添加し、得られ
る水酸化第一鉄コロイドを含む第一鉄塩水溶液に酸素含
有ガスを通気して鉄イオンに酸化反応を行わさせ、針状
ゲータイト核粒子を生成する。次いで、該針状ゲータイ
ト核粒子を含む第一鉄塩水溶液に、該第一鉄塩水溶液中
のFe2+に対し等量以上の水酸化アルカリ水溶液を添加
し、その後、酸素含有ガスを通気して前記針状ゲータイ
ト核粒子を成長させる方法。
カリ水溶液または炭酸アルカリ水溶液を添加し、得られ
る水酸化第一鉄コロイドを含む第一鉄塩水溶液に酸素含
有ガスを通気して鉄イオンに酸化反応を行わさせ、針状
ゲータイト核粒子を生成する。次いで、該針状ゲータイ
ト核粒子を含む第一鉄塩水溶液に、該第一鉄塩水溶液中
のFe2+に対し等量以上の水酸化アルカリ水溶液を添加
し、その後、酸素含有ガスを通気して前記針状ゲータイ
ト核粒子を成長させる方法。
【0107】 第一鉄水溶液に等量未満の水酸化アル
カリまたは炭酸アルカリ水溶液を添加して水酸化第一鉄
コロイドを含む第一鉄塩水溶液を調製し、得られた水溶
液に酸素含有ガスを通気して鉄イオンに酸化反応を行わ
させ、これによって針状ゲータイト核粒子を生成させ、
次いで、酸性乃至中性領域で前記針状ゲータイト核粒子
を成長させる方法。
カリまたは炭酸アルカリ水溶液を添加して水酸化第一鉄
コロイドを含む第一鉄塩水溶液を調製し、得られた水溶
液に酸素含有ガスを通気して鉄イオンに酸化反応を行わ
させ、これによって針状ゲータイト核粒子を生成させ、
次いで、酸性乃至中性領域で前記針状ゲータイト核粒子
を成長させる方法。
【0108】尚、ゲータイト粒子の生成反応中に粒子粉
末の特性向上等の為に通常添加されているNi、Zn、
P、Si等の異種元素が添加されていても支障はない。
前駆体粒子である針状ゲータイト粒子を200〜500
℃の温度範囲で脱水するか、必要に応じて、更に350
〜800℃の温度範囲で加熱処理により焼き鈍しをして
針状α−Fe2 O3 粒子を得る。尚、脱水または焼き鈍
しされる針状ゲータイト粒子の表面にP、Si、B、Z
r、Sb等の焼結防止剤が付着していても支障はない。
350〜800℃の温度範囲で加熱処理により焼き鈍し
をするのは、脱水されて得られた針状α−Fe2 O3 粒
子の粒子表面に生じている空孔を焼き鈍しにより、粒子
の極表面を溶融させて空孔をふさいで平滑な表面形態と
させる事が好ましいからである。
末の特性向上等の為に通常添加されているNi、Zn、
P、Si等の異種元素が添加されていても支障はない。
前駆体粒子である針状ゲータイト粒子を200〜500
℃の温度範囲で脱水するか、必要に応じて、更に350
〜800℃の温度範囲で加熱処理により焼き鈍しをして
針状α−Fe2 O3 粒子を得る。尚、脱水または焼き鈍
しされる針状ゲータイト粒子の表面にP、Si、B、Z
r、Sb等の焼結防止剤が付着していても支障はない。
350〜800℃の温度範囲で加熱処理により焼き鈍し
をするのは、脱水されて得られた針状α−Fe2 O3 粒
子の粒子表面に生じている空孔を焼き鈍しにより、粒子
の極表面を溶融させて空孔をふさいで平滑な表面形態と
させる事が好ましいからである。
【0109】本発明において用いられるα−Fe2 O3
粒子粉末は、前記脱水または焼き鈍しをして得られた針
状α−Fe2 O3 粒子から次のようにして製造する。針
状α−Fe2 O3 粒子を水溶液中に分散して懸濁液を得
る。得られた懸濁液にAl化合物を添加し、懸濁液のp
Hを調整するとともにα−Fe2 O3 粒子の表面にその
Al化合物で被覆し、次いで、濾過、水洗、乾燥、粉
砕、必要により更に脱気・圧密処理等を施す。用いられ
るAl化合物は酢酸アルミニウム、硫酸アルミニウム、
塩化アルミニウム、硝酸アルミニウム等のアルミニウム
塩やアルミン酸ソーダ等のアルミン酸アルカリ塩を使用
することができる。この場合のAl化合物添加量はα−
Fe2 O3 粒子粉末に対してAl換算で0.01〜50
重量%である。0.01重量%未満である場合には、結
合剤樹脂中における分散が不十分であり、50重量%を
超える場合には粒子表面に浮遊するAl化合物同士が相
互作用するために好ましくない。本発明における下層の
無機粉末においては、Al化合物とともにSi化合物を
始めとして、P、Ti、Mn、Ni、Zn、Zr、S
n、Sbから選ばれる化合物の1種または2種以上を用
いて被覆することもできる。Al化合物とともに用いる
これらの化合物の添加量はそれぞれα−Fe2 O 3 粒子
粉末に対して0.01〜50重量%の範囲である。0.
01重量%未満である場合には添加による分散性向上の
効果が殆どなく、50重量%を超える場合には、粒子表
面以外に浮遊する化合物同士が相互作用をする為に好ま
しくない。
粒子粉末は、前記脱水または焼き鈍しをして得られた針
状α−Fe2 O3 粒子から次のようにして製造する。針
状α−Fe2 O3 粒子を水溶液中に分散して懸濁液を得
る。得られた懸濁液にAl化合物を添加し、懸濁液のp
Hを調整するとともにα−Fe2 O3 粒子の表面にその
Al化合物で被覆し、次いで、濾過、水洗、乾燥、粉
砕、必要により更に脱気・圧密処理等を施す。用いられ
るAl化合物は酢酸アルミニウム、硫酸アルミニウム、
塩化アルミニウム、硝酸アルミニウム等のアルミニウム
塩やアルミン酸ソーダ等のアルミン酸アルカリ塩を使用
することができる。この場合のAl化合物添加量はα−
Fe2 O3 粒子粉末に対してAl換算で0.01〜50
重量%である。0.01重量%未満である場合には、結
合剤樹脂中における分散が不十分であり、50重量%を
超える場合には粒子表面に浮遊するAl化合物同士が相
互作用するために好ましくない。本発明における下層の
無機粉末においては、Al化合物とともにSi化合物を
始めとして、P、Ti、Mn、Ni、Zn、Zr、S
n、Sbから選ばれる化合物の1種または2種以上を用
いて被覆することもできる。Al化合物とともに用いる
これらの化合物の添加量はそれぞれα−Fe2 O 3 粒子
粉末に対して0.01〜50重量%の範囲である。0.
01重量%未満である場合には添加による分散性向上の
効果が殆どなく、50重量%を超える場合には、粒子表
面以外に浮遊する化合物同士が相互作用をする為に好ま
しくない。
【0110】二酸化チタンの製法に関しては以下の通り
である。これらの酸化チタンの製法は主に硫酸法と塩素
法がある。硫酸法はイルミナイトの原鉱石を硫酸で蒸解
し、Ti,Feなどを硫酸塩として抽出する。硫酸鉄を
晶析分離して除き、残りの硫酸チタニル溶液を濾過精製
後、熱加水分解を行なって、含水酸化チタンを沈澱させ
る。これを濾過洗浄後、夾雑不純物を洗浄除去し、粒径
調節剤などを添加した後、80〜1000℃で焼成すれ
ば粗酸化チタンとなる。ルチル型とアナターゼ型は加水
分解の時に添加される核剤の種類によりわけられる。こ
の粗酸化チタンを粉砕、整粒、表面処理などを施して作
成する。塩素法の原鉱石は天然ルチルや合成ルチルが用
いられる。鉱石は高温還元状態で塩素化され、TiはT
iCl4にFeはFeCl2 となり、冷却により固体と
なった酸化鉄は液体のTiCl4と分離される。得られ
た粗TiCl4 は精留により精製した後、核生成剤を添
加し、1000℃以上の温度で酸素と瞬間的に反応さ
せ、粗酸化チタンを得る。この酸化分解工程で生成した
粗酸化チタンに顔料的性質を与えるための仕上げ方法は
硫酸法と同じである。
である。これらの酸化チタンの製法は主に硫酸法と塩素
法がある。硫酸法はイルミナイトの原鉱石を硫酸で蒸解
し、Ti,Feなどを硫酸塩として抽出する。硫酸鉄を
晶析分離して除き、残りの硫酸チタニル溶液を濾過精製
後、熱加水分解を行なって、含水酸化チタンを沈澱させ
る。これを濾過洗浄後、夾雑不純物を洗浄除去し、粒径
調節剤などを添加した後、80〜1000℃で焼成すれ
ば粗酸化チタンとなる。ルチル型とアナターゼ型は加水
分解の時に添加される核剤の種類によりわけられる。こ
の粗酸化チタンを粉砕、整粒、表面処理などを施して作
成する。塩素法の原鉱石は天然ルチルや合成ルチルが用
いられる。鉱石は高温還元状態で塩素化され、TiはT
iCl4にFeはFeCl2 となり、冷却により固体と
なった酸化鉄は液体のTiCl4と分離される。得られ
た粗TiCl4 は精留により精製した後、核生成剤を添
加し、1000℃以上の温度で酸素と瞬間的に反応さ
せ、粗酸化チタンを得る。この酸化分解工程で生成した
粗酸化チタンに顔料的性質を与えるための仕上げ方法は
硫酸法と同じである。
【0111】表面処理は上記酸化チタン素材を乾式粉砕
後、水と分散剤を加え、湿式粉砕、遠心分離により粗粒
分級が行なわれる。その後、微粒スラリーは表面処理槽
に移され、ここで金属水酸化物の表面被覆が行なわれ
る。まず、所定量のAl、Si、Ti、Zr、Sb、S
n、Znなどの塩類水溶液を加え、これを中和する酸、
またはアルカリを加えて、生成する含水酸化物で酸化チ
タン粒子表面を被覆する。副生する水溶性塩類はデカン
テーション、濾過、洗浄により除去し、最終的にスラリ
ーpHを調節して濾過し、純水により洗浄する。洗浄済
みケーキはスプレードライヤーまたはバンドドライヤー
で乾燥される。最後にこの乾燥物はジェットミルで粉砕
され、製品になる。
後、水と分散剤を加え、湿式粉砕、遠心分離により粗粒
分級が行なわれる。その後、微粒スラリーは表面処理槽
に移され、ここで金属水酸化物の表面被覆が行なわれ
る。まず、所定量のAl、Si、Ti、Zr、Sb、S
n、Znなどの塩類水溶液を加え、これを中和する酸、
またはアルカリを加えて、生成する含水酸化物で酸化チ
タン粒子表面を被覆する。副生する水溶性塩類はデカン
テーション、濾過、洗浄により除去し、最終的にスラリ
ーpHを調節して濾過し、純水により洗浄する。洗浄済
みケーキはスプレードライヤーまたはバンドドライヤー
で乾燥される。最後にこの乾燥物はジェットミルで粉砕
され、製品になる。
【0112】また、水系ばかりでなく酸化チタン粉体に
AlCl3 、SiCl4 の蒸気を通じその後水蒸気を流
入してAl、Si表面処理を施すことも可能である。
AlCl3 、SiCl4 の蒸気を通じその後水蒸気を流
入してAl、Si表面処理を施すことも可能である。
【0113】下層にカーボンブラックを混合させて公知
の効果である表面電気抵抗Rsを下げること、光透過率
を小さくすることができるとともに、所望のマイクロビ
ッカース硬度を得る事ができる。また、下層にカーボン
ブラックを含ませることで潤滑剤貯蔵の効果をもたらす
ことも可能である。カーボンブラックの種類はゴム用フ
ァ−ネス、ゴム用サ−マル、カラ−用ブラック、アセチ
レンブラック、等を用いることができる。下層のカーボ
ンブラックは所望する効果によって、以下のような特性
を最適化すべきであり、併用することでより効果が得ら
れることがある。
の効果である表面電気抵抗Rsを下げること、光透過率
を小さくすることができるとともに、所望のマイクロビ
ッカース硬度を得る事ができる。また、下層にカーボン
ブラックを含ませることで潤滑剤貯蔵の効果をもたらす
ことも可能である。カーボンブラックの種類はゴム用フ
ァ−ネス、ゴム用サ−マル、カラ−用ブラック、アセチ
レンブラック、等を用いることができる。下層のカーボ
ンブラックは所望する効果によって、以下のような特性
を最適化すべきであり、併用することでより効果が得ら
れることがある。
【0114】下層のカーボンブラックの比表面積は10
0〜500m2 /g、好ましくは150〜400m2 /
g、DBP吸油量は20〜400ml/100g、好ましくは
30〜400ml/100gである。カーボンブラックの平均
粒子径は5nm〜80nm、好ましく10〜50nm、
さらに好ましくは10〜40nmである。カーボンブラ
ックのpHは2〜10、含水率は0.1〜10重量%、
タップ密度は0.1〜1g/mlが好ましい。本発明に用
いられるカーボンブラックの具体的な例としてはキャボ
ット社製 BLACKPEARLS 2000,130
0,1000,900,800,880,700、VU
LCAN XC−72、三菱化成工業社製#3050
B,#3150B,#3250B,#3750B,#3
950B,#950,#650B,#970B,#85
0B,MA−600,MA−230,#4000,#4
010、コロンビアンカーボン社製 CONDUCTE
XSC、RAVEN 8800,8000,7000,
5750,5250,3500,2100,2000,
1800,1500,1255,1250、アクゾー社
製ケッチェンブラックECなどがあげられる。カーボン
ブラックを分散剤などで表面処理したり、樹脂でグラフ
ト化して使用しても、表面の一部をグラファイト化した
ものを使用してもかまわない。また、カーボンブラック
を塗料に添加する前にあらかじめ結合剤で分散してもか
まわない。これらのカーボンブラックは上記無機粉末に
対して50重量%を越えない範囲、非磁性層総重量の4
0重量%を越えない範囲で使用できる。これらのカーボ
ンブラックは単独、または組合せで使用することができ
る。本発明で使用できるカーボンブラックは例えば「カ
ーボンブラック便覧」(カーボンブラック協会編)を参
考にすることができる。
0〜500m2 /g、好ましくは150〜400m2 /
g、DBP吸油量は20〜400ml/100g、好ましくは
30〜400ml/100gである。カーボンブラックの平均
粒子径は5nm〜80nm、好ましく10〜50nm、
さらに好ましくは10〜40nmである。カーボンブラ
ックのpHは2〜10、含水率は0.1〜10重量%、
タップ密度は0.1〜1g/mlが好ましい。本発明に用
いられるカーボンブラックの具体的な例としてはキャボ
ット社製 BLACKPEARLS 2000,130
0,1000,900,800,880,700、VU
LCAN XC−72、三菱化成工業社製#3050
B,#3150B,#3250B,#3750B,#3
950B,#950,#650B,#970B,#85
0B,MA−600,MA−230,#4000,#4
010、コロンビアンカーボン社製 CONDUCTE
XSC、RAVEN 8800,8000,7000,
5750,5250,3500,2100,2000,
1800,1500,1255,1250、アクゾー社
製ケッチェンブラックECなどがあげられる。カーボン
ブラックを分散剤などで表面処理したり、樹脂でグラフ
ト化して使用しても、表面の一部をグラファイト化した
ものを使用してもかまわない。また、カーボンブラック
を塗料に添加する前にあらかじめ結合剤で分散してもか
まわない。これらのカーボンブラックは上記無機粉末に
対して50重量%を越えない範囲、非磁性層総重量の4
0重量%を越えない範囲で使用できる。これらのカーボ
ンブラックは単独、または組合せで使用することができ
る。本発明で使用できるカーボンブラックは例えば「カ
ーボンブラック便覧」(カーボンブラック協会編)を参
考にすることができる。
【0115】また下層には有機質粉末を目的に応じて、
添加することもできる。例えば、アクリルスチレン系樹
脂粉末、ベンゾグアナミン樹脂粉末、メラミン系樹脂粉
末、フタロシアニン系顔料が挙げられるが、ポリオレフ
ィン系樹脂粉末、ポリエステル系樹脂粉末、ポリアミド
系樹脂粉末、ポリイミド系樹脂粉末、ポリフッ化エチレ
ン樹脂も使用することができる。その製法は特開昭62
−18564号、特開昭60−255827号に記され
ているようなものが使用できる。
添加することもできる。例えば、アクリルスチレン系樹
脂粉末、ベンゾグアナミン樹脂粉末、メラミン系樹脂粉
末、フタロシアニン系顔料が挙げられるが、ポリオレフ
ィン系樹脂粉末、ポリエステル系樹脂粉末、ポリアミド
系樹脂粉末、ポリイミド系樹脂粉末、ポリフッ化エチレ
ン樹脂も使用することができる。その製法は特開昭62
−18564号、特開昭60−255827号に記され
ているようなものが使用できる。
【0116】[結合剤]下層の結合剤樹脂、潤滑剤、分
散剤、添加剤、溶剤、分散方法その他は以下に記載する
磁性層のそれが適用できる。特に、結合剤樹脂量、種
類、添加剤、分散剤の添加量、種類に関しては磁性層に
関する公知技術が適用できる。
散剤、添加剤、溶剤、分散方法その他は以下に記載する
磁性層のそれが適用できる。特に、結合剤樹脂量、種
類、添加剤、分散剤の添加量、種類に関しては磁性層に
関する公知技術が適用できる。
【0117】本発明に使用される結合剤としては従来公
知の熱可塑性樹脂、熱硬化性樹脂、反応型樹脂やこれら
の混合物が使用される。熱可塑性樹脂としては、ガラス
転移温度が−100〜150℃、数平均分子量が1,0
00〜200,000、好ましくは10,000〜10
0,000、重合度が約50〜1000程度のものであ
る。
知の熱可塑性樹脂、熱硬化性樹脂、反応型樹脂やこれら
の混合物が使用される。熱可塑性樹脂としては、ガラス
転移温度が−100〜150℃、数平均分子量が1,0
00〜200,000、好ましくは10,000〜10
0,000、重合度が約50〜1000程度のものであ
る。
【0118】このような例としては、塩化ビニル、酢酸
ビニル、ビニルアルコール、マレイン酸、アクリル酸、
アクリル酸エステル、塩化ビニリデン、アクリロニトリ
ル、メタクリル酸、メタクリル酸エステル、スチレン、
ブタジエン、エチレン、ビニルブチラール、ビニルアセ
タール、ビニルエ−テル、等を構成単位として含む重合
体または共重合体、ポリウレタン樹脂、各種ゴム系樹脂
がある。また、熱硬化性樹脂または反応型樹脂としては
フェノール樹脂、エポキシ樹脂、ポリウレタン硬化型樹
脂、尿素樹脂、メラミン樹脂、アルキド樹脂、アクリル
系反応樹脂、ホルムアルデヒド樹脂、シリコーン樹脂、
エポキシ−ポリアミド樹脂、ポリエステル樹脂とイソシ
アネートプレポリマ−の混合物、ポリエステルポリオー
ルとポリイソシアネートの混合物、ポリウレタンとポリ
イソシアネートの混合物等があげられる。これらの樹脂
については朝倉書店発行の「プラスチックハンドブッ
ク」に詳細に記載されている。また、公知の電子線硬化
型樹脂を各層に使用することも可能である。これらの例
とその製造方法については特開昭62−256219に
詳細に記載されている。以上の樹脂は単独または組合せ
て使用できるが、好ましいものとして塩化ビニル樹脂、
塩化ビニル酢酸ビニル共重合体、塩化ビニル酢酸ビニル
ビニルアルコール共重合体、塩化ビニル酢酸ビニル無水
マレイン酸共重合体、から選ばれる少なくとも1種とポ
リウレタン樹脂の組合せ、またはこれらにポリイソシア
ネートを組み合わせたものがあげられる。
ビニル、ビニルアルコール、マレイン酸、アクリル酸、
アクリル酸エステル、塩化ビニリデン、アクリロニトリ
ル、メタクリル酸、メタクリル酸エステル、スチレン、
ブタジエン、エチレン、ビニルブチラール、ビニルアセ
タール、ビニルエ−テル、等を構成単位として含む重合
体または共重合体、ポリウレタン樹脂、各種ゴム系樹脂
がある。また、熱硬化性樹脂または反応型樹脂としては
フェノール樹脂、エポキシ樹脂、ポリウレタン硬化型樹
脂、尿素樹脂、メラミン樹脂、アルキド樹脂、アクリル
系反応樹脂、ホルムアルデヒド樹脂、シリコーン樹脂、
エポキシ−ポリアミド樹脂、ポリエステル樹脂とイソシ
アネートプレポリマ−の混合物、ポリエステルポリオー
ルとポリイソシアネートの混合物、ポリウレタンとポリ
イソシアネートの混合物等があげられる。これらの樹脂
については朝倉書店発行の「プラスチックハンドブッ
ク」に詳細に記載されている。また、公知の電子線硬化
型樹脂を各層に使用することも可能である。これらの例
とその製造方法については特開昭62−256219に
詳細に記載されている。以上の樹脂は単独または組合せ
て使用できるが、好ましいものとして塩化ビニル樹脂、
塩化ビニル酢酸ビニル共重合体、塩化ビニル酢酸ビニル
ビニルアルコール共重合体、塩化ビニル酢酸ビニル無水
マレイン酸共重合体、から選ばれる少なくとも1種とポ
リウレタン樹脂の組合せ、またはこれらにポリイソシア
ネートを組み合わせたものがあげられる。
【0119】ポリウレタン樹脂の構造はポリエステルポ
リウレタン、ポリエ−テルポリウレタン、ポリエ−テル
ポリエステルポリウレタン、ポリカ−ボネートポリウレ
タン、ポリエステルポリカ−ボネートポリウレタン、ポ
リカプロラクトンポリウレタンなど公知のものが使用で
きる。ここに示したすべての結合剤について、より優れ
た分散性と耐久性を得るためには必要に応じ、−COO
M,−SO3M、−OSO3 M、−P=O(OM)2 、
−O−P=O(OM)2 、(以上につきMは水素原子、
またはアルカリ金属塩基)、OH、NR2 、N+ R
3 (Rは炭化水素基)、エポキシ基、SH、CN、など
から選ばれる少なくともひとつ以上の極性基を共重合ま
たは付加反応で導入したものを用いることが好ましい。
このような極性基の量は10-1〜10-8モル/gであり、
好ましくは10-2〜10-6モル/gである。
リウレタン、ポリエ−テルポリウレタン、ポリエ−テル
ポリエステルポリウレタン、ポリカ−ボネートポリウレ
タン、ポリエステルポリカ−ボネートポリウレタン、ポ
リカプロラクトンポリウレタンなど公知のものが使用で
きる。ここに示したすべての結合剤について、より優れ
た分散性と耐久性を得るためには必要に応じ、−COO
M,−SO3M、−OSO3 M、−P=O(OM)2 、
−O−P=O(OM)2 、(以上につきMは水素原子、
またはアルカリ金属塩基)、OH、NR2 、N+ R
3 (Rは炭化水素基)、エポキシ基、SH、CN、など
から選ばれる少なくともひとつ以上の極性基を共重合ま
たは付加反応で導入したものを用いることが好ましい。
このような極性基の量は10-1〜10-8モル/gであり、
好ましくは10-2〜10-6モル/gである。
【0120】本発明に用いられるこれらの結合剤の具体
的な例としてはユニオンカ−バイト社製VAGH、VY
HH、VMCH、VAGF、VAGD,VROH,VY
ES,VYNC,VMCC,XYHL,XYSG,PK
HH,PKHJ,PKHC,PKFE,日信化学工業社
製、MPR−TA、MPR−TA5,MPR−TAL,
MPR−TSN,MPR−TMF,MPR−TS、MP
R−TM、MPR−TAO、電気化学社製1000W、
DX80,DX81,DX82,DX83、100F
D、日本ゼオン社製MR−104、MR−105、MR
110、MR100、MR555、400X−110
A、日本ポリウレタン社製ニッポランN2301、N2
302、N2304、大日本インキ社製パンデックスT
−5105、T−R3080、T−5201、バ−ノッ
クD−400、D−210−80、クリスボン610
9,7209,東洋紡社製バイロンUR8200,UR
8300、UR−8700、RV530,RV280、
大日精化社製、ダイフェラミン4020,5020,5
100,5300,9020,9022、7020,三
菱化成社製、MX5004,三洋化成社製サンプレンS
P−150、旭化成社製サランF310,F210など
があげられる。
的な例としてはユニオンカ−バイト社製VAGH、VY
HH、VMCH、VAGF、VAGD,VROH,VY
ES,VYNC,VMCC,XYHL,XYSG,PK
HH,PKHJ,PKHC,PKFE,日信化学工業社
製、MPR−TA、MPR−TA5,MPR−TAL,
MPR−TSN,MPR−TMF,MPR−TS、MP
R−TM、MPR−TAO、電気化学社製1000W、
DX80,DX81,DX82,DX83、100F
D、日本ゼオン社製MR−104、MR−105、MR
110、MR100、MR555、400X−110
A、日本ポリウレタン社製ニッポランN2301、N2
302、N2304、大日本インキ社製パンデックスT
−5105、T−R3080、T−5201、バ−ノッ
クD−400、D−210−80、クリスボン610
9,7209,東洋紡社製バイロンUR8200,UR
8300、UR−8700、RV530,RV280、
大日精化社製、ダイフェラミン4020,5020,5
100,5300,9020,9022、7020,三
菱化成社製、MX5004,三洋化成社製サンプレンS
P−150、旭化成社製サランF310,F210など
があげられる。
【0121】本発明の非磁性層、磁性層に用いられる結
合剤は非磁性粉末または強磁性粉末に対し、5〜50重
量%の範囲、好ましくは10〜30重量%の範囲で用い
られる。塩化ビニル系樹脂を用いる場合は5〜30重量
%、ポリウレタン樹脂合を用いる場合は2〜20重量
%、ポリイソシアネートは2〜20重量%の範囲でこれ
らを組み合わせて用いることが好ましいが、例えば、微
量の脱塩素によりヘッド腐食が起こる場合は、ポリウレ
タンのみまたはポリウレタンとイソシアネートのみを使
用することも可能である。本発明において、ポリウレタ
ンを用いる場合はガラス転移温度が−50〜150℃、
好ましくは0℃〜100℃、破断伸びが100〜200
0%、破断応力は0.05〜10Kg/mm2 、降伏点は
0.05〜10Kg/mm2 が好ましい。
合剤は非磁性粉末または強磁性粉末に対し、5〜50重
量%の範囲、好ましくは10〜30重量%の範囲で用い
られる。塩化ビニル系樹脂を用いる場合は5〜30重量
%、ポリウレタン樹脂合を用いる場合は2〜20重量
%、ポリイソシアネートは2〜20重量%の範囲でこれ
らを組み合わせて用いることが好ましいが、例えば、微
量の脱塩素によりヘッド腐食が起こる場合は、ポリウレ
タンのみまたはポリウレタンとイソシアネートのみを使
用することも可能である。本発明において、ポリウレタ
ンを用いる場合はガラス転移温度が−50〜150℃、
好ましくは0℃〜100℃、破断伸びが100〜200
0%、破断応力は0.05〜10Kg/mm2 、降伏点は
0.05〜10Kg/mm2 が好ましい。
【0122】本発明の磁気記録媒体は二層以上からな
る。従って、結合剤量、結合剤中に占める塩化ビニル系
樹脂、ポリウレタン樹脂、ポリイソシアネート、あるい
はそれ以外の樹脂の量、磁性層を形成する各樹脂の分子
量、極性基量、あるいは先に述べた樹脂の物理特性など
を必要に応じ非磁性層、磁性層とで変えることはもちろ
ん可能であり、むしろ各層で最適化すべきであり、多層
磁性層に関する公知技術を適用できる。例えば、各層で
結合剤量を変更する場合、磁性層表面の擦傷を減らすた
めには磁性層の結合剤量を増量することが有効であり、
ヘッドに対するヘッドタッチを良好にするためには、非
磁性層の結合剤量を多くして柔軟性を持たせることがで
きる。
る。従って、結合剤量、結合剤中に占める塩化ビニル系
樹脂、ポリウレタン樹脂、ポリイソシアネート、あるい
はそれ以外の樹脂の量、磁性層を形成する各樹脂の分子
量、極性基量、あるいは先に述べた樹脂の物理特性など
を必要に応じ非磁性層、磁性層とで変えることはもちろ
ん可能であり、むしろ各層で最適化すべきであり、多層
磁性層に関する公知技術を適用できる。例えば、各層で
結合剤量を変更する場合、磁性層表面の擦傷を減らすた
めには磁性層の結合剤量を増量することが有効であり、
ヘッドに対するヘッドタッチを良好にするためには、非
磁性層の結合剤量を多くして柔軟性を持たせることがで
きる。
【0123】本発明に用いるポリイソシアネートとして
は、トリレンジイソシアネート、4,4’−ジフェニル
メタンジイソシアネート、ヘキサメチレンジイソシアネ
ート、キシリレンジイソシアネート、ナフチレン−1,
5−ジイソシアネート、o−トルイジンジイソシアネー
ト、イソホロンジイソシアネート、トリフェニルメタン
トリイソシアネート等のイソシアネート類、また、これ
らのイソシアネート類とポリアルコールとの生成物、ま
た、イソシアネート類の縮合によって生成したポリイソ
シアネート等を使用することができる。これらのイソシ
アネート類の市販されている商品名としては、日本ポリ
ウレタン社製、コロネートL、コロネートHL,コロネ
ート2030、コロネート2031、ミリオネートM
R,ミリオネートMTL、武田薬品社製、タケネートD
−102,タケネートD−110N、タケネートD−2
00、タケネートD−202、住友バイエル社製、デス
モジュールL,デスモジュールIL、デスモジュール
N,デスモジュールHL,等がありこれらを単独または
硬化反応性の差を利用して二つもしくはそれ以上の組合
せで各層とも用いることができる。
は、トリレンジイソシアネート、4,4’−ジフェニル
メタンジイソシアネート、ヘキサメチレンジイソシアネ
ート、キシリレンジイソシアネート、ナフチレン−1,
5−ジイソシアネート、o−トルイジンジイソシアネー
ト、イソホロンジイソシアネート、トリフェニルメタン
トリイソシアネート等のイソシアネート類、また、これ
らのイソシアネート類とポリアルコールとの生成物、ま
た、イソシアネート類の縮合によって生成したポリイソ
シアネート等を使用することができる。これらのイソシ
アネート類の市販されている商品名としては、日本ポリ
ウレタン社製、コロネートL、コロネートHL,コロネ
ート2030、コロネート2031、ミリオネートM
R,ミリオネートMTL、武田薬品社製、タケネートD
−102,タケネートD−110N、タケネートD−2
00、タケネートD−202、住友バイエル社製、デス
モジュールL,デスモジュールIL、デスモジュール
N,デスモジュールHL,等がありこれらを単独または
硬化反応性の差を利用して二つもしくはそれ以上の組合
せで各層とも用いることができる。
【0124】[カーボンブラック、研磨剤]本発明の磁
性層に使用されるカーボンブラックはゴム用ファ−ネ
ス、ゴム用サ−マル、カラ−用ブラック、アセチレンブ
ラック、等を用いることができる。比表面積は5〜50
0m2 /g、DBP吸油量は10〜400ml/100
g、平均粒子径は5nm〜300nm、pHは2〜1
0、含水率は0.1〜10重量%、タップ密度は0.1
〜1g/cc、が好ましい。本発明に用いられるカーボン
ブラックの具体的な例としてはキャボット社製、BLA
CKPEARLS 2000、1300、1000、9
00、905、800,700、VULCAN XC−
72、旭カ−ボン社製、#80、#60,#55、#5
0、#35、三菱化成工業社製、#2400B、#23
00、#900,#1000#30,#40、#10
B、コロンビアンカ−ボン社製、CONDUCTEX
SC、RAVEN150、50,40,15、RAVE
N−MT−P、日本EC社製、ケッチェンブラックE
C、などがあげられる。カーボンブラックを分散剤など
で表面処理したり、樹脂でグラフト化して使用しても、
表面の一部をグラファイト化したものを使用してもかま
わない。また、カーボンブラックを磁性塗料に添加する
前にあらかじめ結合剤で分散してもかまわない。これら
のカーボンブラックは単独、または組合せで使用するこ
とができる。カーボンブラックを使用する場合は強磁性
粉末に対する量の0.1〜30重量%で用いることが好
ましい。カーボンブラックは磁性層の帯電防止、摩擦係
数低減、遮光性付与、膜強度向上などの働きがあり、こ
れらは用いるカーボンブラックにより異なる。従って本
発明に使用されるこれらのカーボンブラックは磁性層、
下層でその種類、量、組合せを変え、粒子サイズ、吸油
量、電導度、pHなどの先に示した諸特性をもとに目的
に応じて使い分けることはもちろん可能であり、むしろ
各層で最適化すべきものである。本発明の磁性層で使用
できるカーボンブラックは例えば「カーボンブラック便
覧」カーボンブラック協会編 を参考にすることができ
る。
性層に使用されるカーボンブラックはゴム用ファ−ネ
ス、ゴム用サ−マル、カラ−用ブラック、アセチレンブ
ラック、等を用いることができる。比表面積は5〜50
0m2 /g、DBP吸油量は10〜400ml/100
g、平均粒子径は5nm〜300nm、pHは2〜1
0、含水率は0.1〜10重量%、タップ密度は0.1
〜1g/cc、が好ましい。本発明に用いられるカーボン
ブラックの具体的な例としてはキャボット社製、BLA
CKPEARLS 2000、1300、1000、9
00、905、800,700、VULCAN XC−
72、旭カ−ボン社製、#80、#60,#55、#5
0、#35、三菱化成工業社製、#2400B、#23
00、#900,#1000#30,#40、#10
B、コロンビアンカ−ボン社製、CONDUCTEX
SC、RAVEN150、50,40,15、RAVE
N−MT−P、日本EC社製、ケッチェンブラックE
C、などがあげられる。カーボンブラックを分散剤など
で表面処理したり、樹脂でグラフト化して使用しても、
表面の一部をグラファイト化したものを使用してもかま
わない。また、カーボンブラックを磁性塗料に添加する
前にあらかじめ結合剤で分散してもかまわない。これら
のカーボンブラックは単独、または組合せで使用するこ
とができる。カーボンブラックを使用する場合は強磁性
粉末に対する量の0.1〜30重量%で用いることが好
ましい。カーボンブラックは磁性層の帯電防止、摩擦係
数低減、遮光性付与、膜強度向上などの働きがあり、こ
れらは用いるカーボンブラックにより異なる。従って本
発明に使用されるこれらのカーボンブラックは磁性層、
下層でその種類、量、組合せを変え、粒子サイズ、吸油
量、電導度、pHなどの先に示した諸特性をもとに目的
に応じて使い分けることはもちろん可能であり、むしろ
各層で最適化すべきものである。本発明の磁性層で使用
できるカーボンブラックは例えば「カーボンブラック便
覧」カーボンブラック協会編 を参考にすることができ
る。
【0125】本発明に用いられる研磨剤としてはα化率
90%以上のα−アルミナ、β−アルミナ、炭化ケイ
素、酸化クロム、酸化セリウム、α−酸化鉄、コランダ
ム、人造ダイアモンド、窒化珪素、炭化珪素、チタンカ
−バイト、酸化チタン、二酸化珪素、窒化ホウ素、など
主としてモース硬度6以上の公知の材料が単独または組
合せで使用される。また、これらの研磨剤どうしの複合
体(研磨剤を他の研磨剤で表面処理したもの)を使用し
てもよい。これらの研磨剤には主成分以外の化合物また
は元素が含まれる場合もあるが主成分が90%以上であ
れば効果にかわりはない。これら研磨剤の平均粒子径は
0.01〜2μmが好ましく、特に電磁変換特性を高め
るためには、その粒度分布が狭い方が好ましい。また耐
久性を向上させるには必要に応じて平均粒子径の異なる
研磨剤を組み合わせたり、単独の研磨剤でも粒径分布を
広くして同様の効果をもたせることも可能である。タッ
プ密度は0.3〜2g/cc、含水率は0.1〜5重量%、
pHは2〜11、比表面積は1〜30m2/g、が好まし
い。本発明に用いられる研磨剤の形状は針状、球状、サ
イコロ状、のいずれでも良いが、形状の一部に角を有す
るものが研磨性が高く好ましい。具体的には住友化学社
製AKP−12、AKP−15、AKP−20、AKP
−30、AKP−50、HIT20、HIT−30、H
IT−55、HIT60、HIT70、HIT80、H
IT100、レイノルズ社製、ERC−DBM、HP−
DBM、HPS−DBM、不二見研磨剤社製、WA10
000、上村工業社製、UB20、日本化学工業社製、
G−5、クロメックスU2、クロメックスU1、戸田工
業社製、TF100、TF140、イビデン社製、ベー
タランダムウルトラファイン、昭和鉱業社製、B−3な
どが挙げられる。これらの研磨剤は必要に応じ非磁性層
に添加することもできる。非磁性層に添加することで表
面形状を制御したり、研磨剤の突出状態を制御したりす
ることができる。これら磁性層、非磁性層の添加する研
磨剤の粒径、量はむろん最適値に設定すべきものであ
る。
90%以上のα−アルミナ、β−アルミナ、炭化ケイ
素、酸化クロム、酸化セリウム、α−酸化鉄、コランダ
ム、人造ダイアモンド、窒化珪素、炭化珪素、チタンカ
−バイト、酸化チタン、二酸化珪素、窒化ホウ素、など
主としてモース硬度6以上の公知の材料が単独または組
合せで使用される。また、これらの研磨剤どうしの複合
体(研磨剤を他の研磨剤で表面処理したもの)を使用し
てもよい。これらの研磨剤には主成分以外の化合物また
は元素が含まれる場合もあるが主成分が90%以上であ
れば効果にかわりはない。これら研磨剤の平均粒子径は
0.01〜2μmが好ましく、特に電磁変換特性を高め
るためには、その粒度分布が狭い方が好ましい。また耐
久性を向上させるには必要に応じて平均粒子径の異なる
研磨剤を組み合わせたり、単独の研磨剤でも粒径分布を
広くして同様の効果をもたせることも可能である。タッ
プ密度は0.3〜2g/cc、含水率は0.1〜5重量%、
pHは2〜11、比表面積は1〜30m2/g、が好まし
い。本発明に用いられる研磨剤の形状は針状、球状、サ
イコロ状、のいずれでも良いが、形状の一部に角を有す
るものが研磨性が高く好ましい。具体的には住友化学社
製AKP−12、AKP−15、AKP−20、AKP
−30、AKP−50、HIT20、HIT−30、H
IT−55、HIT60、HIT70、HIT80、H
IT100、レイノルズ社製、ERC−DBM、HP−
DBM、HPS−DBM、不二見研磨剤社製、WA10
000、上村工業社製、UB20、日本化学工業社製、
G−5、クロメックスU2、クロメックスU1、戸田工
業社製、TF100、TF140、イビデン社製、ベー
タランダムウルトラファイン、昭和鉱業社製、B−3な
どが挙げられる。これらの研磨剤は必要に応じ非磁性層
に添加することもできる。非磁性層に添加することで表
面形状を制御したり、研磨剤の突出状態を制御したりす
ることができる。これら磁性層、非磁性層の添加する研
磨剤の粒径、量はむろん最適値に設定すべきものであ
る。
【0126】[添加剤]本発明の磁性層と非磁性層に使
用される、添加剤としては潤滑効果、帯電防止効果、分
散効果、可塑効果、などをもつものが使用される。二硫
化モリブデン、二硫化タングステングラファイト、窒化
ホウ素、フッ化黒鉛、シリコーンオイル、極性基をもつ
シリコーン、脂肪酸変性シリコーン、フッ素含有シリコ
ーン、フッ素含有アルコール、フッ素含有エステル、ポ
リオレフィン、ポリグリコール、アルキル燐酸エステル
およびそのアルカリ金属塩、アルキル硫酸エステルおよ
びそのアルカリ金属塩、ポリフェニルエ−テル、フェニ
ルホスホン酸、αナフチル燐酸、フェニル燐酸、ジフェ
ニル燐酸、p−エチルベンゼンホスホン酸、フェニルホ
スフィン酸、アミノキノン類、各種シランカップリング
剤、チタンカップリング剤、フッ素含有アルキル硫酸エ
ステルおよびそのアルカリ金属塩、炭素数10〜24の
一塩基性脂肪酸(不飽和結合を含んでも、また分岐して
いてもかまわない)、および、これらの金属塩(Li、
Na、K、Cuなど)または、炭素数12〜22の一
価、二価、三価、四価、五価、六価アルコール(不飽和
結合を含んでも、また分岐していてもかまわない)、炭
素数12〜22のアルコキシアルコール(不飽和結合を
含んでも、また分岐していてもかまわない)、炭素数8
〜22の脂肪酸アミド、炭素数8〜22の脂肪族アミ
ン、などが本発明の脂肪酸エステルと併用して使用でき
る。
用される、添加剤としては潤滑効果、帯電防止効果、分
散効果、可塑効果、などをもつものが使用される。二硫
化モリブデン、二硫化タングステングラファイト、窒化
ホウ素、フッ化黒鉛、シリコーンオイル、極性基をもつ
シリコーン、脂肪酸変性シリコーン、フッ素含有シリコ
ーン、フッ素含有アルコール、フッ素含有エステル、ポ
リオレフィン、ポリグリコール、アルキル燐酸エステル
およびそのアルカリ金属塩、アルキル硫酸エステルおよ
びそのアルカリ金属塩、ポリフェニルエ−テル、フェニ
ルホスホン酸、αナフチル燐酸、フェニル燐酸、ジフェ
ニル燐酸、p−エチルベンゼンホスホン酸、フェニルホ
スフィン酸、アミノキノン類、各種シランカップリング
剤、チタンカップリング剤、フッ素含有アルキル硫酸エ
ステルおよびそのアルカリ金属塩、炭素数10〜24の
一塩基性脂肪酸(不飽和結合を含んでも、また分岐して
いてもかまわない)、および、これらの金属塩(Li、
Na、K、Cuなど)または、炭素数12〜22の一
価、二価、三価、四価、五価、六価アルコール(不飽和
結合を含んでも、また分岐していてもかまわない)、炭
素数12〜22のアルコキシアルコール(不飽和結合を
含んでも、また分岐していてもかまわない)、炭素数8
〜22の脂肪酸アミド、炭素数8〜22の脂肪族アミ
ン、などが本発明の脂肪酸エステルと併用して使用でき
る。
【0127】これらの具体例としては脂肪酸では、カプ
リン酸、カプリル酸、ラウリン酸、ミリスチン酸、パル
ミチン酸、ステアリン酸、ベヘン酸、オレイン酸、エラ
イジン酸、リノール酸、リノレン酸、イソステアリン
酸、などが挙げられる。アルコール類ではオレイルアル
コール、ステアリルアルコール、ラウリルアルコール、
などがあげられる。また、アルキレンオキサイド系、グ
リセリン系、グリシドール系、アルキルフェノールエチ
レンオキサイド付加体、等のノニオン界面活性剤、環状
アミン、エステルアミド、第四級アンモニウム塩類、ヒ
ダントイン誘導体、複素環類、ホスホニウムまたはスル
ホニウム類、等のカチオン系界面活性剤、カルボン酸、
スルフォン酸、燐酸、硫酸エステル基、燐酸エステル
基、などの酸性基を含むアニオン界面活性剤、アミノ酸
類、アミノスルホン酸類、アミノアルコールの硫酸また
は燐酸エステル類、アルキルベダイン型、等の両性界面
活性剤等も使用できる。これらの界面活性剤について
は、「界面活性剤便覧」(産業図書株式会社発行)に詳
細に記載されている。これらの潤滑剤、帯電防止剤等は
必ずしも100%純粋ではなく、主成分以外に異性体、
未反応物、副反応物、分解物、酸化物等の不純分が含ま
れてもかまわない。これらの不純分は30%以下が好ま
しく、さらに好ましくは10%以下である。
リン酸、カプリル酸、ラウリン酸、ミリスチン酸、パル
ミチン酸、ステアリン酸、ベヘン酸、オレイン酸、エラ
イジン酸、リノール酸、リノレン酸、イソステアリン
酸、などが挙げられる。アルコール類ではオレイルアル
コール、ステアリルアルコール、ラウリルアルコール、
などがあげられる。また、アルキレンオキサイド系、グ
リセリン系、グリシドール系、アルキルフェノールエチ
レンオキサイド付加体、等のノニオン界面活性剤、環状
アミン、エステルアミド、第四級アンモニウム塩類、ヒ
ダントイン誘導体、複素環類、ホスホニウムまたはスル
ホニウム類、等のカチオン系界面活性剤、カルボン酸、
スルフォン酸、燐酸、硫酸エステル基、燐酸エステル
基、などの酸性基を含むアニオン界面活性剤、アミノ酸
類、アミノスルホン酸類、アミノアルコールの硫酸また
は燐酸エステル類、アルキルベダイン型、等の両性界面
活性剤等も使用できる。これらの界面活性剤について
は、「界面活性剤便覧」(産業図書株式会社発行)に詳
細に記載されている。これらの潤滑剤、帯電防止剤等は
必ずしも100%純粋ではなく、主成分以外に異性体、
未反応物、副反応物、分解物、酸化物等の不純分が含ま
れてもかまわない。これらの不純分は30%以下が好ま
しく、さらに好ましくは10%以下である。
【0128】本発明で使用されるこれらの潤滑剤、界面
活性剤は個々に異なる物理的作用を有するものであり、
その種類、量、および相乗的効果を生み出す潤滑剤の併
用比率は目的に応じ最適に定められるべきものである。
非磁性層、磁性層で融点の異なる脂肪酸を用い表面への
にじみ出しを制御する、沸点、融点や極性の異なるエス
テル類を用い表面へのにじみ出しを制御する、界面活性
剤量を調節することで塗布の安定性を向上させる、潤滑
剤の添加量を中間層で多くして潤滑効果を向上させるな
ど考えられ、無論ここに示した例のみに限られるもので
はない。一般には潤滑剤の総量として強磁性粉末または
非磁性粉末に対し、0.1重量%〜50重量%、好まし
くは2重量%〜25重量%の範囲で選択される。
活性剤は個々に異なる物理的作用を有するものであり、
その種類、量、および相乗的効果を生み出す潤滑剤の併
用比率は目的に応じ最適に定められるべきものである。
非磁性層、磁性層で融点の異なる脂肪酸を用い表面への
にじみ出しを制御する、沸点、融点や極性の異なるエス
テル類を用い表面へのにじみ出しを制御する、界面活性
剤量を調節することで塗布の安定性を向上させる、潤滑
剤の添加量を中間層で多くして潤滑効果を向上させるな
ど考えられ、無論ここに示した例のみに限られるもので
はない。一般には潤滑剤の総量として強磁性粉末または
非磁性粉末に対し、0.1重量%〜50重量%、好まし
くは2重量%〜25重量%の範囲で選択される。
【0129】また本発明で用いられる添加剤のすべてま
たはその一部は、磁性および非磁性塗料製造のどの工程
で添加してもかまわない、例えば、混練工程前に強磁性
粉末と混合する場合、強磁性粉末と結合剤と溶剤による
混練工程で添加する場合、分散工程で添加する場合、分
散後に添加する場合、塗布直前に添加する場合などがあ
る。また、目的に応じて磁性層を塗布した後、同時また
は逐次塗布で、添加剤の一部または全部を塗布すること
により目的が達成される場合がある。また、目的によっ
てはカレンダ−した後、またはスリット終了後、磁性層
表面に潤滑剤を塗布することもできる。
たはその一部は、磁性および非磁性塗料製造のどの工程
で添加してもかまわない、例えば、混練工程前に強磁性
粉末と混合する場合、強磁性粉末と結合剤と溶剤による
混練工程で添加する場合、分散工程で添加する場合、分
散後に添加する場合、塗布直前に添加する場合などがあ
る。また、目的に応じて磁性層を塗布した後、同時また
は逐次塗布で、添加剤の一部または全部を塗布すること
により目的が達成される場合がある。また、目的によっ
てはカレンダ−した後、またはスリット終了後、磁性層
表面に潤滑剤を塗布することもできる。
【0130】本発明で用いられる有機溶剤は公知のもの
が使用でき、例えば特開昭6−68453に記載の溶剤
を用いることができる。 [層構成]本発明の磁気記録媒体の厚み構成は支持体が
2〜100μm、好ましくは2〜80μmである。コンピ
ューターテープの支持体は、3.0〜6.5μm(好ま
しくは、3.0〜6.0μm、更に好ましくは、4.0
〜5.5μm)の範囲の厚さのものが使用される。
が使用でき、例えば特開昭6−68453に記載の溶剤
を用いることができる。 [層構成]本発明の磁気記録媒体の厚み構成は支持体が
2〜100μm、好ましくは2〜80μmである。コンピ
ューターテープの支持体は、3.0〜6.5μm(好ま
しくは、3.0〜6.0μm、更に好ましくは、4.0
〜5.5μm)の範囲の厚さのものが使用される。
【0131】支持体と非磁性層また磁性層の間に密着性
向上のための下塗り層を設けてもかまわない。本下塗層
厚みは0.01〜0.5μm、好ましくは0.02〜
0.5μmである。本発明は通常、支持体両面に非磁性
層と磁性層を設けてなる両面磁性層ディスク状媒体であ
っても、片面のみに設けてもかまわない。この場合、帯
電防止やカール補正などの効果を出すために非磁性層、
磁性層側と反対側にバックコ−ト層を設けてもかまわな
い。この厚みは0.1〜4μm、好ましくは0.3〜
2.0μmである。これらの下塗層、バックコ−ト層は
公知のものが使用できる。
向上のための下塗り層を設けてもかまわない。本下塗層
厚みは0.01〜0.5μm、好ましくは0.02〜
0.5μmである。本発明は通常、支持体両面に非磁性
層と磁性層を設けてなる両面磁性層ディスク状媒体であ
っても、片面のみに設けてもかまわない。この場合、帯
電防止やカール補正などの効果を出すために非磁性層、
磁性層側と反対側にバックコ−ト層を設けてもかまわな
い。この厚みは0.1〜4μm、好ましくは0.3〜
2.0μmである。これらの下塗層、バックコ−ト層は
公知のものが使用できる。
【0132】本発明の磁気記録媒体の磁性層の厚みは用
いるヘッドの飽和磁化量やヘッドギャップ長、記録信号
の帯域により最適化されるものである。磁性層を異なる
磁気特性を有する2層以上に分離してもかまわず、公知
の重層磁性層に関する構成が適用できる。その場合、磁
性層の乾燥厚みはそれら磁性層の総和を指す。
いるヘッドの飽和磁化量やヘッドギャップ長、記録信号
の帯域により最適化されるものである。磁性層を異なる
磁気特性を有する2層以上に分離してもかまわず、公知
の重層磁性層に関する構成が適用できる。その場合、磁
性層の乾燥厚みはそれら磁性層の総和を指す。
【0133】本発明になる媒体の下層である非磁性層の
厚みは0.2μm以上5.0μm以下、好ましくは0.3
μm以上3.0μm以下、さらに好ましくは1.0μm以
上2.5μm以下である。なお、本発明媒体の下層は実
質的に非磁性であればその効果を発揮するものであり、
たとえば不純物としてあるいは意図的に少量の強磁性粉
末を含んでも、本発明の効果を示すものであり、本発明
と実質的に同一の構成と見なすことができることは言う
までもない。実質的に非磁性とは下層の残留磁束密度が
100G(ガウス)以下または抗磁力が100エルステ
ッド以下であることを示し、好ましくは残留磁束密度と
抗磁力をもたないことを示す。
厚みは0.2μm以上5.0μm以下、好ましくは0.3
μm以上3.0μm以下、さらに好ましくは1.0μm以
上2.5μm以下である。なお、本発明媒体の下層は実
質的に非磁性であればその効果を発揮するものであり、
たとえば不純物としてあるいは意図的に少量の強磁性粉
末を含んでも、本発明の効果を示すものであり、本発明
と実質的に同一の構成と見なすことができることは言う
までもない。実質的に非磁性とは下層の残留磁束密度が
100G(ガウス)以下または抗磁力が100エルステ
ッド以下であることを示し、好ましくは残留磁束密度と
抗磁力をもたないことを示す。
【0134】[バックコート層]一般に、コンピュータ
データ記録用の磁気テープは、ビデオテープ、オーディ
オテープに比較して、繰り返し走行性が強く要求され
る。このような高い走行耐久性を維持させるために、バ
ックコート層には、カーボンブラックと無機粉末が含有
されていることが好ましい。
データ記録用の磁気テープは、ビデオテープ、オーディ
オテープに比較して、繰り返し走行性が強く要求され
る。このような高い走行耐久性を維持させるために、バ
ックコート層には、カーボンブラックと無機粉末が含有
されていることが好ましい。
【0135】カーボンブラックは、平均粒子径の異なる
二種類のものを組み合わせて使用することが好ましい。
この場合、平均粒子径が10〜20nmの微粒子状カー
ボンブラックと平均粒子径が230〜300nmの粗粒
子状カーボンブラックを組み合わせて使用することが好
ましい。一般に、上記のような微粒子状のカーボンブラ
ックの添加により、バックコート層の表面電気抵抗を低
く設定でき、また光透過率も低く設定できる。磁気記録
装置によっては、テープの光透過率を利用し、動作の信
号に使用しているものが多くあるため、このような場合
には特に微粒子状のカーボンブラックの添加は有効にな
る。また微粒子状カーボンブラックは一般に液体潤滑剤
の保持力に優れ、潤滑剤併用時、摩擦係数の低減化に寄
与する。一方、平均粒子径が230〜300nmの粗粒
子状カーボンブラックは、固体潤滑剤としての機能を有
しており、またバック層の表面に微小突起を形成し、接
触面積を低減化して、摩擦係数の低減化に寄与する。し
かし粗粒子状カーボンブラックは、過酷な走行系では、
テープ摺動により、バックコート層からの脱落が生じ易
くなり、エラー比率の増大につながる欠点を有してい
る。
二種類のものを組み合わせて使用することが好ましい。
この場合、平均粒子径が10〜20nmの微粒子状カー
ボンブラックと平均粒子径が230〜300nmの粗粒
子状カーボンブラックを組み合わせて使用することが好
ましい。一般に、上記のような微粒子状のカーボンブラ
ックの添加により、バックコート層の表面電気抵抗を低
く設定でき、また光透過率も低く設定できる。磁気記録
装置によっては、テープの光透過率を利用し、動作の信
号に使用しているものが多くあるため、このような場合
には特に微粒子状のカーボンブラックの添加は有効にな
る。また微粒子状カーボンブラックは一般に液体潤滑剤
の保持力に優れ、潤滑剤併用時、摩擦係数の低減化に寄
与する。一方、平均粒子径が230〜300nmの粗粒
子状カーボンブラックは、固体潤滑剤としての機能を有
しており、またバック層の表面に微小突起を形成し、接
触面積を低減化して、摩擦係数の低減化に寄与する。し
かし粗粒子状カーボンブラックは、過酷な走行系では、
テープ摺動により、バックコート層からの脱落が生じ易
くなり、エラー比率の増大につながる欠点を有してい
る。
【0136】微粒子状カーボンブラックの具体的な商品
としては、以下のものを挙げることができる。RAVE
N2000B(18nm)、RAVEN1500B(1
7nm)(以上、コロンビアカーボン社製)、BP80
0(17nm)(キャボット社製)、PRINNTEX
90(14nm)、PRINTEX95(15nm)、
PRINTEX85(16nm)、PRINTEX75
(17nm)(以上、デグサ社製)、#3950(16
nm)(三菱化成工業(株)製)。
としては、以下のものを挙げることができる。RAVE
N2000B(18nm)、RAVEN1500B(1
7nm)(以上、コロンビアカーボン社製)、BP80
0(17nm)(キャボット社製)、PRINNTEX
90(14nm)、PRINTEX95(15nm)、
PRINTEX85(16nm)、PRINTEX75
(17nm)(以上、デグサ社製)、#3950(16
nm)(三菱化成工業(株)製)。
【0137】また粗粒子カーボンブラックの具体的な商
品の例としては、サーマルブラック(270nm)(カ
ーンカルブ社製)、RAVEN MTP(275nm)
(コロンビアカーボン社製)を挙げることができる。
品の例としては、サーマルブラック(270nm)(カ
ーンカルブ社製)、RAVEN MTP(275nm)
(コロンビアカーボン社製)を挙げることができる。
【0138】バックコート層において、平均粒子径の異
なる二種類のものを使用する場合、10〜20nmの微
粒子状カーボンブラックと230〜300nmの粗粒子
状カーボンブラックの含有比率(重量比)は、前者:後
者=98:2〜75:25の範囲にあることが好まし
く、更に好ましくは、95:5〜85:15の範囲であ
る。
なる二種類のものを使用する場合、10〜20nmの微
粒子状カーボンブラックと230〜300nmの粗粒子
状カーボンブラックの含有比率(重量比)は、前者:後
者=98:2〜75:25の範囲にあることが好まし
く、更に好ましくは、95:5〜85:15の範囲であ
る。
【0139】バックコート層中のカーボンブラック(二
種類のものを使用する場合には、その全量)の含有量
は、結合剤100重量部に対して、通常30〜80重量
部の範囲であり、好ましくは、45〜65重量部の範囲
である。
種類のものを使用する場合には、その全量)の含有量
は、結合剤100重量部に対して、通常30〜80重量
部の範囲であり、好ましくは、45〜65重量部の範囲
である。
【0140】無機粉末は、硬さの異なる二種類のものを
併用することが好ましい。具体的には、モース硬度3〜
4.5の軟質無機粉末とモース硬度5〜9の硬質無機粉
末とを使用することが好ましい。モース硬度が3〜4.
5の軟質無機粉末を添加することで、繰り返し走行によ
る摩擦係数の安定化を図ることができる。しかもこの範
囲の硬さでは、摺動ガイドポールが削られることもな
い。またこの無機粉末の平均粒子径は、30〜50nm
の範囲にあることが好ましい。
併用することが好ましい。具体的には、モース硬度3〜
4.5の軟質無機粉末とモース硬度5〜9の硬質無機粉
末とを使用することが好ましい。モース硬度が3〜4.
5の軟質無機粉末を添加することで、繰り返し走行によ
る摩擦係数の安定化を図ることができる。しかもこの範
囲の硬さでは、摺動ガイドポールが削られることもな
い。またこの無機粉末の平均粒子径は、30〜50nm
の範囲にあることが好ましい。
【0141】モース硬度が3〜4.5の軟質無機粉末と
しては、例えば、硫酸カルシウム、炭酸カルシウム、珪
酸カルシウム、硫酸バリウム、炭酸マグネシウム、炭酸
亜鉛、及び酸化亜鉛を挙げることができる。これらは、
単独で、あるいは二種以上を組み合わせて使用すること
ができる。これらの中では、特に、炭酸カルシウムが好
ましい。
しては、例えば、硫酸カルシウム、炭酸カルシウム、珪
酸カルシウム、硫酸バリウム、炭酸マグネシウム、炭酸
亜鉛、及び酸化亜鉛を挙げることができる。これらは、
単独で、あるいは二種以上を組み合わせて使用すること
ができる。これらの中では、特に、炭酸カルシウムが好
ましい。
【0142】バックコート層内の軟質無機粉末の含有量
は、カーボンブラック100重量部に対して10〜14
0重量部の範囲にあることが好ましく、更に好ましく
は、35〜100重量部である。
は、カーボンブラック100重量部に対して10〜14
0重量部の範囲にあることが好ましく、更に好ましく
は、35〜100重量部である。
【0143】モース硬度が5〜9の硬質無機粉末を添加
することにより、バックコート層の強度が強化され、走
行耐久性が向上する。これらの無機粉末をカーボンブラ
ックや前記軟質無機粉末と共に使用すると、繰り返し摺
動に対しても劣化が少なく、強いバックコート層とな
る。またこの無機粉末の添加により、適度の研磨力が付
与され、テープガイドポール等への削り屑の付着が低減
する。特に軟質無機粉末(中でも、炭酸カルシウム)と
併用すると、表面の粗いガイドポールに対しての摺動特
性が向上し、バックコート層の摩擦係数の安定化も図る
ことができる。
することにより、バックコート層の強度が強化され、走
行耐久性が向上する。これらの無機粉末をカーボンブラ
ックや前記軟質無機粉末と共に使用すると、繰り返し摺
動に対しても劣化が少なく、強いバックコート層とな
る。またこの無機粉末の添加により、適度の研磨力が付
与され、テープガイドポール等への削り屑の付着が低減
する。特に軟質無機粉末(中でも、炭酸カルシウム)と
併用すると、表面の粗いガイドポールに対しての摺動特
性が向上し、バックコート層の摩擦係数の安定化も図る
ことができる。
【0144】硬質無機粉末は、その平均粒子径が80〜
250nm(更に好ましくは、100〜210nm)の
範囲にあることが好ましい。
250nm(更に好ましくは、100〜210nm)の
範囲にあることが好ましい。
【0145】モース硬度が5〜9の硬質無機質粉末とし
ては、例えば、α−酸化鉄、α−アルミナ、及び酸化ク
ロム(Cr2 O3 )を挙げることができる。これらの粉
末は、それぞれ単独で用いても良いし、あるいは併用し
ても良い。これらの内では、α−酸化鉄又はα−アルミ
ナが好ましい。硬質無機粉末の含有量は、カーボンブラ
ック100重量部に対して通常3〜30重量部であり、
好ましくは、3〜20重量部である。
ては、例えば、α−酸化鉄、α−アルミナ、及び酸化ク
ロム(Cr2 O3 )を挙げることができる。これらの粉
末は、それぞれ単独で用いても良いし、あるいは併用し
ても良い。これらの内では、α−酸化鉄又はα−アルミ
ナが好ましい。硬質無機粉末の含有量は、カーボンブラ
ック100重量部に対して通常3〜30重量部であり、
好ましくは、3〜20重量部である。
【0146】バックコート層に前記軟質無機粉末と硬質
無機粉末とを併用する場合、軟質無機粉末と硬質無機粉
末との硬さの差が、2以上(更に好ましくは、2.5以
上、特に、3以上)であるように軟質無機粉末と硬質無
機粉末とを選択して使用することが好ましい。
無機粉末とを併用する場合、軟質無機粉末と硬質無機粉
末との硬さの差が、2以上(更に好ましくは、2.5以
上、特に、3以上)であるように軟質無機粉末と硬質無
機粉末とを選択して使用することが好ましい。
【0147】バックコート層には、前記それぞれ特定の
平均粒子径を有するモース硬度の異なる二種類の無機粉
末と、前記平均粒子径の異なる二種類のカーボンブラッ
クとが含有されていることが好ましい。特に、この組み
合わせにおいて、軟質無機粉末として炭酸カルシウムが
含有されていることが好ましい。
平均粒子径を有するモース硬度の異なる二種類の無機粉
末と、前記平均粒子径の異なる二種類のカーボンブラッ
クとが含有されていることが好ましい。特に、この組み
合わせにおいて、軟質無機粉末として炭酸カルシウムが
含有されていることが好ましい。
【0148】バックコート層には、潤滑剤を含有させる
ことができる。潤滑剤は、前述した非磁性層、あるいは
磁性層に使用できる潤滑剤として挙げた潤滑剤の中から
適宜選択して使用できる。バックコート層において、潤
滑剤は、結合剤100重量部に対して通常1〜5重量部
の範囲で添加される。 [支持体]本発明に用いられる支持体はポリエチレンテ
レフタレート、ポリエチレンナフタレート、等のポリエ
ステル類、ポリオレフィン類、セルローストリアセテ−
ト、ポリカ−ボネート、ポリアミド、ポリイミド、ポリ
アミドイミド、ポリスルフォン、ポリアラミド、芳香族
ポリアミド、ポリベンゾオキサゾールなどの公知のフィ
ルムが使用できる。ポリエチレンナフタレート、ポリア
ミドなどの高強度支持体を用いることが好ましい。また
必要に応じ、磁性面とベース面の表面粗さを変えるため
特開平3−224127に示されるような積層タイプの
支持体を用いることもできる。これらの支持体にはあら
かじめコロナ放電処理、プラズマ処理、易接着処理、熱
処理、除塵処理、などをおこなっても良い。また本発明
の支持体としてアルミまたはガラス基板を適用すること
も可能である。
ことができる。潤滑剤は、前述した非磁性層、あるいは
磁性層に使用できる潤滑剤として挙げた潤滑剤の中から
適宜選択して使用できる。バックコート層において、潤
滑剤は、結合剤100重量部に対して通常1〜5重量部
の範囲で添加される。 [支持体]本発明に用いられる支持体はポリエチレンテ
レフタレート、ポリエチレンナフタレート、等のポリエ
ステル類、ポリオレフィン類、セルローストリアセテ−
ト、ポリカ−ボネート、ポリアミド、ポリイミド、ポリ
アミドイミド、ポリスルフォン、ポリアラミド、芳香族
ポリアミド、ポリベンゾオキサゾールなどの公知のフィ
ルムが使用できる。ポリエチレンナフタレート、ポリア
ミドなどの高強度支持体を用いることが好ましい。また
必要に応じ、磁性面とベース面の表面粗さを変えるため
特開平3−224127に示されるような積層タイプの
支持体を用いることもできる。これらの支持体にはあら
かじめコロナ放電処理、プラズマ処理、易接着処理、熱
処理、除塵処理、などをおこなっても良い。また本発明
の支持体としてアルミまたはガラス基板を適用すること
も可能である。
【0149】本発明の目的を達成するには、支持体とし
てWYKO社製TOPO−3Dのmirau法で測定し
た中心面平均表面粗さSRaは通常、8.0nm以下、好
ましくは4.0nm以下、さらに好ましくは2.0nm以下
のものを使用する必要がある。これらの支持体は単に中
心面平均表面粗さが小さいだけではなく、0.5μm以
上の粗大突起がないことが好ましい。また表面の粗さ形
状は必要に応じて支持体に添加されるフィラ−の大きさ
と量により自由にコントロールされるものである。これ
らのフィラ−としては一例としてはCa,Si、Tiな
どの酸化物や炭酸塩の他、アクリル系などの有機粉末が
あげられる。支持体の最大高さSRmaxは1μm以下、十
点平均粗さSRzは0.5μm以下、中心面山高さはSR
pは0.5μm以下、中心面谷深さSRvは0.5μm以
下、中心面面積率SSrは10%以上、90%以下、平
均波長Sλaは5μm以上、300μm以下が好ましい。
所望の電磁変換特性と耐久性を得るため、これら支持体
の表面突起分布をフィラーにより任意にコントロールで
きるものであり、0.01μmから1μmの大きさのもの
各々を0.1mm2 あたり0個から2000個の範囲でコ
ントロールすることができる。
てWYKO社製TOPO−3Dのmirau法で測定し
た中心面平均表面粗さSRaは通常、8.0nm以下、好
ましくは4.0nm以下、さらに好ましくは2.0nm以下
のものを使用する必要がある。これらの支持体は単に中
心面平均表面粗さが小さいだけではなく、0.5μm以
上の粗大突起がないことが好ましい。また表面の粗さ形
状は必要に応じて支持体に添加されるフィラ−の大きさ
と量により自由にコントロールされるものである。これ
らのフィラ−としては一例としてはCa,Si、Tiな
どの酸化物や炭酸塩の他、アクリル系などの有機粉末が
あげられる。支持体の最大高さSRmaxは1μm以下、十
点平均粗さSRzは0.5μm以下、中心面山高さはSR
pは0.5μm以下、中心面谷深さSRvは0.5μm以
下、中心面面積率SSrは10%以上、90%以下、平
均波長Sλaは5μm以上、300μm以下が好ましい。
所望の電磁変換特性と耐久性を得るため、これら支持体
の表面突起分布をフィラーにより任意にコントロールで
きるものであり、0.01μmから1μmの大きさのもの
各々を0.1mm2 あたり0個から2000個の範囲でコ
ントロールすることができる。
【0150】本発明に用いられる支持体のF−5値は好
ましくは5〜50Kg/mm2 、また、支持体の100℃3
0分での熱収縮率は好ましくは3%以下、さらに好まし
くは1.5%以下、80℃30分での熱収縮率は好まし
くは1%以下、さらに好ましくは0.5%以下である。
破断強度は5〜100Kg/mm2 、弾性率は100〜20
00Kg/mm2 が好ましい。温度膨張係数は10-4〜10
-8/℃であり、好ましくは10-5〜10-6/℃である。
湿度膨張係数は10-4/RH%以下であり、好ましくは10
-5/RH%以下である。これらの熱特性、寸法特性、機械
強度特性は支持体の面内各方向に対し10%以内の差で
ほぼで等しいことが好ましい。
ましくは5〜50Kg/mm2 、また、支持体の100℃3
0分での熱収縮率は好ましくは3%以下、さらに好まし
くは1.5%以下、80℃30分での熱収縮率は好まし
くは1%以下、さらに好ましくは0.5%以下である。
破断強度は5〜100Kg/mm2 、弾性率は100〜20
00Kg/mm2 が好ましい。温度膨張係数は10-4〜10
-8/℃であり、好ましくは10-5〜10-6/℃である。
湿度膨張係数は10-4/RH%以下であり、好ましくは10
-5/RH%以下である。これらの熱特性、寸法特性、機械
強度特性は支持体の面内各方向に対し10%以内の差で
ほぼで等しいことが好ましい。
【0151】[製法]本発明の磁気記録媒体の磁性塗
料、下層用塗料を製造する工程は、少なくとも混練工
程、分散工程、およびこれらの工程の前後に必要に応じ
て設けた混合工程からなる。個々の工程はそれぞれ2段
階以上にわかれていてもかまわない。本発明に使用する
強磁性粉末、非磁性粉末、結合剤、カーボンブラック、
研磨剤、帯電防止剤、潤滑剤、溶剤などすべての原料は
どの工程の最初または途中で添加してもかまわない。ま
た、個々の原料を2つ以上の工程で分割して添加しても
かまわない。例えば、ポリウレタンを混練工程、分散工
程、分散後の粘度調整のための混合工程で分割して投入
してもよい。本発明の磁気記録媒体を製造するために、
従来の公知の製造技術を一部の工程として用いることが
できる。混練工程ではオープンニーダ、連続ニーダ、加
圧ニーダ、エクストルーダなど強い混練力をもつものを
使用することが好ましい。ニーダを用いる場合は強磁性
粉末または非磁性粉末と結合剤のすべてまたはその一部
(ただし全結合剤の30重量%以上が好ましい)および
強磁性粉末100部に対し15〜500部の範囲で混練
処理される。これらの混練処理の詳細については特開平
1−106338、特開平1−79274に記載されて
いる。また、磁性層液および非磁性層液を分散させるに
はガラスビーズを用ることができるが、高比重の分散メ
ディアであるジルコニアビーズ、チタニアビーズ、スチ
ールビーズが好適である。これら分散メディアの粒径と
充填率は最適化して用いられる。分散機は公知のものを
使用することができる。
料、下層用塗料を製造する工程は、少なくとも混練工
程、分散工程、およびこれらの工程の前後に必要に応じ
て設けた混合工程からなる。個々の工程はそれぞれ2段
階以上にわかれていてもかまわない。本発明に使用する
強磁性粉末、非磁性粉末、結合剤、カーボンブラック、
研磨剤、帯電防止剤、潤滑剤、溶剤などすべての原料は
どの工程の最初または途中で添加してもかまわない。ま
た、個々の原料を2つ以上の工程で分割して添加しても
かまわない。例えば、ポリウレタンを混練工程、分散工
程、分散後の粘度調整のための混合工程で分割して投入
してもよい。本発明の磁気記録媒体を製造するために、
従来の公知の製造技術を一部の工程として用いることが
できる。混練工程ではオープンニーダ、連続ニーダ、加
圧ニーダ、エクストルーダなど強い混練力をもつものを
使用することが好ましい。ニーダを用いる場合は強磁性
粉末または非磁性粉末と結合剤のすべてまたはその一部
(ただし全結合剤の30重量%以上が好ましい)および
強磁性粉末100部に対し15〜500部の範囲で混練
処理される。これらの混練処理の詳細については特開平
1−106338、特開平1−79274に記載されて
いる。また、磁性層液および非磁性層液を分散させるに
はガラスビーズを用ることができるが、高比重の分散メ
ディアであるジルコニアビーズ、チタニアビーズ、スチ
ールビーズが好適である。これら分散メディアの粒径と
充填率は最適化して用いられる。分散機は公知のものを
使用することができる。
【0152】本発明で重層構成の磁気記録媒体を塗布す
る場合、以下のような方式を用いることが好ましい。第
一に磁性塗料の塗布で一般的に用いられるグラビア塗
布、ロール塗布、ブレード塗布、エクストルージョン塗
布装置等により、まず下層を塗布し、下層がウェット状
態のうちに特公平1−46186や特開昭60−238
179,特開平2−265672に開示されている支持
体加圧型エクストルージョン塗布装置により上層を塗布
する方法、第二に特開昭63−88080、特開平2−
17971,特開平2−265672に開示されている
ような塗布液通液スリットを二つ内蔵する一つの塗布ヘ
ッドにより上下層をほぼ同時に塗布する方法、第三に特
開平2−174965に開示されているバックアップロ
ール付きエクストルージョン塗布装置により上下層をほ
ぼ同時に塗布する方法である。なお、磁性粒子の凝集に
よる磁気記録媒体の電磁変換特性等の低下を防止するた
め、特開昭62−95174や特開平1−236968
に開示されているような方法により塗布ヘッド内部の塗
布液にせん断を付与することが望ましい。さらに、塗布
液の粘度については、特願平1−312659に開示さ
れている数値範囲を満足する必要がある。本発明の構成
を実現するには下層を塗布し乾燥させたのち、その上に
磁性層を設ける逐次重層塗布を用いてもむろんかまわ
ず、本発明の効果が失われるものではない。ただし、塗
布欠陥を少なくし、ドロップアウトなどの品質を向上さ
せるためには、前述の同時重層塗布を用いることが好ま
しい。
る場合、以下のような方式を用いることが好ましい。第
一に磁性塗料の塗布で一般的に用いられるグラビア塗
布、ロール塗布、ブレード塗布、エクストルージョン塗
布装置等により、まず下層を塗布し、下層がウェット状
態のうちに特公平1−46186や特開昭60−238
179,特開平2−265672に開示されている支持
体加圧型エクストルージョン塗布装置により上層を塗布
する方法、第二に特開昭63−88080、特開平2−
17971,特開平2−265672に開示されている
ような塗布液通液スリットを二つ内蔵する一つの塗布ヘ
ッドにより上下層をほぼ同時に塗布する方法、第三に特
開平2−174965に開示されているバックアップロ
ール付きエクストルージョン塗布装置により上下層をほ
ぼ同時に塗布する方法である。なお、磁性粒子の凝集に
よる磁気記録媒体の電磁変換特性等の低下を防止するた
め、特開昭62−95174や特開平1−236968
に開示されているような方法により塗布ヘッド内部の塗
布液にせん断を付与することが望ましい。さらに、塗布
液の粘度については、特願平1−312659に開示さ
れている数値範囲を満足する必要がある。本発明の構成
を実現するには下層を塗布し乾燥させたのち、その上に
磁性層を設ける逐次重層塗布を用いてもむろんかまわ
ず、本発明の効果が失われるものではない。ただし、塗
布欠陥を少なくし、ドロップアウトなどの品質を向上さ
せるためには、前述の同時重層塗布を用いることが好ま
しい。
【0153】ディスクの場合、配向装置を用いず無配向
でも十分に等方的な配向性が得られることもあるが、コ
バルト磁石を斜めに交互に配置すること、ソレノイドで
交流磁場を印加するなど公知のランダム配向装置を用い
ることが好ましい。等方的な配向とは強磁性金属粉末の
場合、一般的には面内2次元ランダムが好ましいが、垂
直成分をもたせて3次元ランダムとすることもできる。
六方晶フェライトの場合は一般的に面内および垂直方向
の3次元ランダムになりやすいが、面内2次元ランダム
とすることも可能である。また異極対向磁石など公知の
方法を用い、垂直配向とすることで円周方向に等方的な
磁気特性を付与することもできる。特に高密度記録を行
う場合は垂直配向が好ましい。また、スピンコートを用
い円周配向してもよい。
でも十分に等方的な配向性が得られることもあるが、コ
バルト磁石を斜めに交互に配置すること、ソレノイドで
交流磁場を印加するなど公知のランダム配向装置を用い
ることが好ましい。等方的な配向とは強磁性金属粉末の
場合、一般的には面内2次元ランダムが好ましいが、垂
直成分をもたせて3次元ランダムとすることもできる。
六方晶フェライトの場合は一般的に面内および垂直方向
の3次元ランダムになりやすいが、面内2次元ランダム
とすることも可能である。また異極対向磁石など公知の
方法を用い、垂直配向とすることで円周方向に等方的な
磁気特性を付与することもできる。特に高密度記録を行
う場合は垂直配向が好ましい。また、スピンコートを用
い円周配向してもよい。
【0154】磁気テープの場合はコバルト磁石やソレノ
イドを用いて長手方向に配向する。乾燥風の温度、風
量、塗布速度を制御することで塗膜の乾燥位置を制御で
きる様にすることが好ましく、塗布速度は20m/分〜1
000m/分、乾燥風の温度は60℃以上が好ましい、ま
た磁石ゾ−ンに入る前に適度の予備乾燥を行なうことも
できる。
イドを用いて長手方向に配向する。乾燥風の温度、風
量、塗布速度を制御することで塗膜の乾燥位置を制御で
きる様にすることが好ましく、塗布速度は20m/分〜1
000m/分、乾燥風の温度は60℃以上が好ましい、ま
た磁石ゾ−ンに入る前に適度の予備乾燥を行なうことも
できる。
【0155】カレンダ処理ロールとしてエポキシ、ポリ
イミド、ポリアミド、ポリイミドアミド等の耐熱性のあ
るプラスチックロールまたは金属ロールで処理するが、
特に両面磁性層とする場合は金属ロール同志で処理する
ことが好ましい。処理温度は、好ましくは50℃以上、
さらに好ましくは100℃以上である。線圧力は好まし
くは200kg/cm以上、さらに好ましくは300kg/cm以
上である。
イミド、ポリアミド、ポリイミドアミド等の耐熱性のあ
るプラスチックロールまたは金属ロールで処理するが、
特に両面磁性層とする場合は金属ロール同志で処理する
ことが好ましい。処理温度は、好ましくは50℃以上、
さらに好ましくは100℃以上である。線圧力は好まし
くは200kg/cm以上、さらに好ましくは300kg/cm以
上である。
【0156】[物理特性]本発明になる磁気記録媒体の
磁性層の飽和磁束密度は強磁性金属粉末を用いた場合2
000G以上5000G以下、六方晶フェライトを用い
た場合は1000G以上3000G以下である。抗磁力
HcおよびHrは1500エルステッド以上5000エ
ルステッド以下であるが、好ましくは1700エルステ
ッド以上、3000エルステッド以下である。抗磁力の
分布は狭い方が好ましく、SFDおよびSFDrは0.
6以下が好ましい。角形比は2次元ランダムの場合は
0.55以上0.67以下で、好ましくは0.58以
上、0.64以下、3次元ランダムの場合は0.45以
上、0.55以下が好ましく、垂直配向の場合は垂直方
向に0.6以上好ましくは0.7以上、反磁界補正を行
った場合は0.7以上好ましくは0.8以上である。2
次元ランダム、3次元ランダムとも配向度比は0.8以
上が好ましい。2次元ランダムの場合、垂直方向の角形
比、Br、HcおよびHrは面内方向の0.1〜0.5
倍以内とすることが好ましい。
磁性層の飽和磁束密度は強磁性金属粉末を用いた場合2
000G以上5000G以下、六方晶フェライトを用い
た場合は1000G以上3000G以下である。抗磁力
HcおよびHrは1500エルステッド以上5000エ
ルステッド以下であるが、好ましくは1700エルステ
ッド以上、3000エルステッド以下である。抗磁力の
分布は狭い方が好ましく、SFDおよびSFDrは0.
6以下が好ましい。角形比は2次元ランダムの場合は
0.55以上0.67以下で、好ましくは0.58以
上、0.64以下、3次元ランダムの場合は0.45以
上、0.55以下が好ましく、垂直配向の場合は垂直方
向に0.6以上好ましくは0.7以上、反磁界補正を行
った場合は0.7以上好ましくは0.8以上である。2
次元ランダム、3次元ランダムとも配向度比は0.8以
上が好ましい。2次元ランダムの場合、垂直方向の角形
比、Br、HcおよびHrは面内方向の0.1〜0.5
倍以内とすることが好ましい。
【0157】磁気テープの場合、角型比は0.7以上、
好ましくは0.8以上である。本発明の磁気記録媒体の
ヘッドに対する摩擦係数は温度−10℃から40℃、湿
度0%から95%の範囲において0.5以下、好ましく
は0.3以下、表面固有抵抗は好ましくは磁性面104
〜1012オ−ム/sq、帯電位は−500Vから+500V
以内が好ましい。磁性層の0.5%伸びでの弾性率は面
内各方向で好ましくは100〜2000Kg/mm2、破断強
度は好ましくは10〜70Kg/mm2 、磁気記録媒体の弾
性率は面内各方向で好ましくは100〜1500Kg/mm
2 、残留のびは好ましくは0.5%以下、100℃以下
のあらゆる温度での熱収縮率は好ましくは1%以下、さ
らに好ましくは0.5%以下、もっとも好ましくは0.
1%以下である。磁性層のガラス転移温度(110Hzで
測定した動的粘弾性測定の損失弾性率の極大点)は50
℃以上120℃以下が好ましく、下層非磁性層のそれは
0℃〜100℃が好ましい。損失弾性率は1×106 〜
8×109 dyne/cm2 の範囲にあることが好ましく、損失
正接は0.2以下であることが好ましい。損失正接が大
きすぎると粘着故障が発生しやすい。これらの熱特性や
機械特性は媒体の面内各方向で10%以内でほぼ等しい
ことが好ましい。磁性層中に含まれる残留溶媒は好まし
くは100mg/m2 以下、さらに好ましくは10mg/m2 以
下である。塗布層が有する空隙率は非磁性下層、磁性層
とも好ましくは30容量%以下、さらに好ましくは20
容量%以下である。空隙率は高出力を果たすためには小
さい方が好ましいが、目的によってはある値を確保した
方が良い場合がある。例えば、繰り返し用途が重視され
るディスク媒体では空隙率が大きい方が走行耐久性は好
ましいことが多い。
好ましくは0.8以上である。本発明の磁気記録媒体の
ヘッドに対する摩擦係数は温度−10℃から40℃、湿
度0%から95%の範囲において0.5以下、好ましく
は0.3以下、表面固有抵抗は好ましくは磁性面104
〜1012オ−ム/sq、帯電位は−500Vから+500V
以内が好ましい。磁性層の0.5%伸びでの弾性率は面
内各方向で好ましくは100〜2000Kg/mm2、破断強
度は好ましくは10〜70Kg/mm2 、磁気記録媒体の弾
性率は面内各方向で好ましくは100〜1500Kg/mm
2 、残留のびは好ましくは0.5%以下、100℃以下
のあらゆる温度での熱収縮率は好ましくは1%以下、さ
らに好ましくは0.5%以下、もっとも好ましくは0.
1%以下である。磁性層のガラス転移温度(110Hzで
測定した動的粘弾性測定の損失弾性率の極大点)は50
℃以上120℃以下が好ましく、下層非磁性層のそれは
0℃〜100℃が好ましい。損失弾性率は1×106 〜
8×109 dyne/cm2 の範囲にあることが好ましく、損失
正接は0.2以下であることが好ましい。損失正接が大
きすぎると粘着故障が発生しやすい。これらの熱特性や
機械特性は媒体の面内各方向で10%以内でほぼ等しい
ことが好ましい。磁性層中に含まれる残留溶媒は好まし
くは100mg/m2 以下、さらに好ましくは10mg/m2 以
下である。塗布層が有する空隙率は非磁性下層、磁性層
とも好ましくは30容量%以下、さらに好ましくは20
容量%以下である。空隙率は高出力を果たすためには小
さい方が好ましいが、目的によってはある値を確保した
方が良い場合がある。例えば、繰り返し用途が重視され
るディスク媒体では空隙率が大きい方が走行耐久性は好
ましいことが多い。
【0158】磁性層の表面をTOPO−3Dのmira
u法で測定した中心面表面粗さRaは好ましくは4.0
nm以下、更に好ましくは3.8nm以下、特に好ましくは
3.5nm以下である。磁性層の最大高さSRmaxは0.
5μm以下、十点平均粗さSRzは0.3μm以下、中心
面山高さSRpは0.3μm以下、中心面谷深さSRvは
0.3μm以下、中心面面積率SSrは20%以上、80
%以下、平均波長Sλaは5μm以上、300μm以下が
好ましい。磁性層の表面突起は0.01μmから1μmの
大きさのものを0個から2000個の範囲で任意に設定
することが可能であり、これにより電磁変換特性、摩擦
係数を最適化することが好ましい。これらは支持体のフ
ィラ−による表面性のコントロールや磁性層に添加する
粉体の粒径と量、カレンダ処理のロール表面形状などで
容易にコントロールすることができる。カールは±3mm
以内とすることが好ましい。
u法で測定した中心面表面粗さRaは好ましくは4.0
nm以下、更に好ましくは3.8nm以下、特に好ましくは
3.5nm以下である。磁性層の最大高さSRmaxは0.
5μm以下、十点平均粗さSRzは0.3μm以下、中心
面山高さSRpは0.3μm以下、中心面谷深さSRvは
0.3μm以下、中心面面積率SSrは20%以上、80
%以下、平均波長Sλaは5μm以上、300μm以下が
好ましい。磁性層の表面突起は0.01μmから1μmの
大きさのものを0個から2000個の範囲で任意に設定
することが可能であり、これにより電磁変換特性、摩擦
係数を最適化することが好ましい。これらは支持体のフ
ィラ−による表面性のコントロールや磁性層に添加する
粉体の粒径と量、カレンダ処理のロール表面形状などで
容易にコントロールすることができる。カールは±3mm
以内とすることが好ましい。
【0159】本発明は、目的に応じ非磁性層と磁性層で
これらの物理特性を変えることができるのは容易に推定
されることである。例えば、磁性層の弾性率を高くし走
行耐久性を向上させると同時に非磁性層の弾性率を磁性
層より低くして磁気記録媒体のヘッドへの当りを良くす
るなどである。
これらの物理特性を変えることができるのは容易に推定
されることである。例えば、磁性層の弾性率を高くし走
行耐久性を向上させると同時に非磁性層の弾性率を磁性
層より低くして磁気記録媒体のヘッドへの当りを良くす
るなどである。
【0160】
【実施例】以下、本発明の具体的実施例を説明するが、
本発明は、これに限定されるものではない。尚、以下、
実施例中の「部」の表示は特に断らない限り、「重量
部」を示す。 <塗料の作製> 磁性塗料 ML−1(針状強磁性粉末使用) 強磁性金属粉末 :M−1 100部 組成:Co/Fe(原子比)30% Hc2550エルステッド、比表面積55m2/g、σs140emu/g 結晶子サイズ120Å、平均長軸長0.048μm、針状比 4 Al化合物(Al/Fe 原子比 8%) Y化合物 (Y/Fe 原子比 6%) 塩化ビニル共重合体 MR110(日本ゼオン社製) 12部 ポリウレタン樹脂 UR8200(東洋紡社製) 3部 αアルミナ HIT55(住友化学社製) 10部 カーボンブラック #50(旭カーボン社製) 5部 フェニルホスホン酸 3部 ブチルステアレート 10部 ブトキシエチルステアレート 5部 イソヘキサデシルステアレート 3部 ステアリン酸 2部 メチルエチルケトン 180部 シクロヘキサノン 180部 磁性塗料 ML−2(針状強磁性粉末使用) 強磁性金属粉末 :M−2 100部 組成:Co/Fe(原子比)30% Hc2360エルステッド、比表面積49m2 /g、σs146emu/g 結晶子サイズ170Å、平均長軸長0.100μm、針状比 6、 SFD 0.51 Al化合物(Al/Fe原子比 5%) Y化合物 (Y/Fe 原子比 5%) pH 9.4 塩化ビニル共重合体 MR110(日本ゼオン社製) 10部 ポリウレタン樹脂 UR5500(東洋紡社製) 4部 αアルミナ HIT70(住友化学社製) 10部 カーボンブラック #50(旭カーボン社製) 1部 フェニルホスホン酸 3部 オレイン酸 1部 ステアリン酸 0.6部 エチレングリコールジオレイル 12部 メチルエチルケトン 180部 シクロヘキサノン 180部 磁性塗料 ML−3(針状強磁性粉末使用:比較例) 強磁性金属粉末:M−3 組成/Fe:Ni=96:4 100部 Hc1600エルステッド、比表面積45m2 /g 結晶子サイズ 220Å、σs135emu/g 平均長軸長 0.20μm、 針状比 9 塩化ビニル共重合体 MR110(日本ゼオン社製) 12部 ポリウレタン樹脂 UR−8600(東洋紡社製) 5部 αアルミナ(粒径0.65μm) 2部 酸化クロム(平均粒子径:0.35μm) 15部 カーボンブラック(平均粒子径:0.03μm) 2部 カーボンブラック(平均粒子径:0.3μm) 9部 イソヘキサデシルステアレート 4部 n−ブチルステアレート 4部 ブトキシエチルステアレート 4部 オレイン酸 1部 ステアリン酸 1部 メチルエチルケトン 300部 磁性塗料 ML−4(板状強磁性粉末使用) 100部 バリウムフェライト粉末 :M−4 対Baモル比組成:Fe9.10、Co0.20、Zn0.77 Hc2500エルステッド、比表面積50m2 /g、σs 58emu/g 平均板径35nm、板状比4 塩化ビニル共重合体 MR110(日本ゼオン社製) 12部 ポリウレタン樹脂 UR8200(東洋紡社製) 3部 αアルミナ HIT55(住友化学社製) 10部 カーボンブラック #50(旭カーボン社製) 5部 フェニルホスホン酸 3部 ブチルステアレート 10部 ブトキシエチルステアレート 5部 イソヘキサデシルステアレート 3部 ステアリン酸 2部 メチルエチルケトン 125部 シクロヘキサノン 125部 磁性塗料 ML−5(板状強磁性粉末使用) バリウムフェライト粉末 :M−5 100部 対Baモル比組成:Fe9.10、Co0.20、Zn0.77 Hc2500エルステッド、比表面積50m2/g、σs 58emu/g 平均板径35nm、板状比2.5 塩化ビニル共重合体 MR110(日本ゼオン社製) 10部 ポリウレタン樹脂 UR5500(東洋紡社製) 4部 αアルミナ HIT55(住友化学工業社製) 10部 カーボンブラック #50(旭カーボン社製) 1部 フェニルホスホン酸 3部 オレイン酸 1部 ステアリン酸 0.6部 エチレングリコールジオレイル 16部 メチルエチルケトン 180部 シクロヘキサノン 180部 磁性塗料 ML−6(針状強磁性粉末使用) 強磁性金属粉末 :M−2 100部 組成:Co/Fe(原子比)30% Hc2360エルステッド、比表面積49m2 /g、σs146emu/g 結晶子サイズ170Å、平均長軸長0.100μm、針状比 6、 SFD 0.51 Al化合物(Al/Fe原子比 5%) Y化合物 (Y/Fe 原子比 5%) pH 9.4 塩化ビニル共重合体 MR110(日本ゼオン社製) 10部 ポリウレタン樹脂 UR5500(東洋紡社製) 4部 αアルミナ HIT70(住友化学社製) 10部 カーボンブラック #50(旭カーボン社製) 1部 フェニルホスホン酸 3部 ミリスチン酸 1部 ステアリン酸 0.6部 ステアリン酸ブチル 4部 パルミチン酸セチル 4部 オレイン酸オレイル 4部 メチルエチルケトン 180部 シクロヘキサノン 180部 磁性塗料 ML−7(針状強磁性粉末使用) 強磁性金属粉末 :M−2 100部 組成:Co/Fe(原子比)30% Hc2360エルステッド、比表面積49m2 /g、σs146emu/g 結晶子サイズ170Å、平均長軸長0.100μm、針状比 6、 SFD 0.51 Al化合物(Al/Fe原子比 5%) Y化合物 (Y/Fe 原子比 5%) pH 9.4 塩化ビニル共重合体 MR110(日本ゼオン社製) 10部 ポリウレタン樹脂 UR5500(東洋紡社製) 4部 αアルミナ HIT70(住友化学社製) 10部 カーボンブラック #50(旭カーボン社製) 1部 フェニルホスホン酸 3部 ステアリン酸アミル 4部 ブトキシエチルステアレート 6部 オレイン酸オレイル 4部 メチルエチルケトン 180部 シクロヘキサノン 180部 非磁性塗料 NU−1(球状無機粉末使用) 無機粉末 TiO2 結晶系ルチル 80部 平均粒子径0.035μm、BET法による比表面積 40m2 /g pH 7 TiO2含有量90%以上、 DBP吸油量27〜38ml/100g、 表面にAl2 O3 が粒子全体に対し8重量%存在 カーボンブラック コンダクテックスSC−U(コロンビアンカーボン社製) 20部 塩化ビニル共重合体 MR110(日本ゼオン社製) 12部 ポリウレタン樹脂 UR8200(東洋紡社製) 5部 フェニルホスホン酸 4部 ブチルステアレート 10部 ブトキシエチルステアレート 5部 イソヘキサデシルステアレート 2部 ステアリン酸 3部 メチルエチルケトン/シクロヘキサノン(8/2混合溶剤) 250部 非磁性塗料 NU−2(球状無機粉末使用) 無機粉末 TiO2 結晶系ルチル 100部 平均一次粒子径0.035μm、BET法による比表面積 40m2 /g pH 7 TiO2 含有量90%以上、 DBP吸油量27〜38ml/100g、 表面にAl2 O3 、SiO2 が存在 ケッチェンブラックEC(AKUZO NOBEL社製) 13部 平均粒子径:30nm DBP吸油量:350ml/100g pH:9.5 BET法による比表面積:950m2/g 揮発分:1.0% 塩化ビニル共重合体 MR110(日本ゼオン社製) 16部 ポリウレタン樹脂 UR8200(東洋紡社製) 6部 フェニルホスホン酸 4部 エチレングリコールジオレイル 16部 オレイン酸 1部 ステアリン酸 0.8部 メチルエチルケトン/シクロヘキサノン(8/2混合溶剤) 250部 非磁性塗料 NU−3(球状無機粉末末使用) 無機粉末 TiO2 結晶系ルチル 75部 平均粒子径0.035μm、比表面積 40m2 /g pH 7 TiO2 含有量90%以上、 DBP吸油量27〜38g/100g、 表面にAl2 O3 、SiO2 が存在 カーボンブラック ケッチェンブラックEC 10部 αアルミナ AKP−15(住友化学工業社製) 平均粒子径:0.65μm 15部 塩化ビニル共重合体 MR110(日本ゼオン社製) 12部 ポリウレタン樹脂 UR8600(東洋紡社製) 5部 イソヘキサデシルステアレート 4部 n−ブチルステアレート 4部 ブトキシエチルステアレート 4部 オレイン酸 1部 ステアリン酸 1部 メチルエチルケトン 300部 非磁性塗料 NU−4(針状無機粉末使用) 無機粉末 α−Fe2 O3 ヘマタイト 80部 平均長軸長 0.15μm、BET法による比表面積 50m2 /g pH 9 表面にAl2 O3 が粒子全体に対し8重量%存在 カーボンブラック コンダクテックスSC−U(コロンビアンカーボン社製) 20部 塩化ビニル共重合体 MR110(日本ゼオン社製) 12部 ポリウレタン樹脂 UR8200(東洋紡社製) 5部 フェニルホスホン酸 4部 ブチルステアレート 10部 ブトキシエチルステアレート 5部 イソヘキサデシルステアレート 2部 ステアリン酸 3部 メチルエチルケトン/シクロヘキサノン(8/2混合溶剤) 250部 非磁性塗料 NU−5(針状無機粉末使用) 無機粉末 α−Fe2 O3 ヘマタイト 100部 平均長軸長 0.15μm、BET法による比表面積 50m2 /g pH 9、表面にAl2 O3 が粒子全体に対し8重量%存在 カーボンブラック #3250B(三菱化成社製) 18部 塩化ビニル共重合体 MR104(日本ゼオン社製) 15部 ポリウレタン樹脂 UR5500(東洋紡社製) 7部 フェニルホスホン酸 4部 エチレングリコールジオレイル 16部 オレイン酸 1.3部 ステアリン酸 0.8部 メチルエチルケトン/シクロヘキサノン(8/2混合溶剤) 250部 非磁性塗料 NU−6(針状無機粉末使用) 無機粉末 α−Fe2 O3 ヘマタイト 100部 平均長軸長 0.15μm、BET法による比表面積 50m2 /g pH 9、表面にAl2 O3 が粒子全体に対し8重量%存在 カーボンブラック #3250B(三菱化成社製) 18部 塩化ビニル共重合体 MR104(日本ゼオン社製) 15部 ポリウレタン樹脂 UR5500(東洋紡社製) 7部 フェニルホスホン酸 4部 ステアリン酸ブチル 3部 パルミチン酸セチル 3部 オレイン酸オレイル 10部 ミリスチン酸 1.3部 ステアリン酸 0.8部 メチルエチルケトン/シクロヘキサノン(8/2混合溶剤) 250部 非磁性塗料 NU−7(針状無機粉末使用) 無機粉末 α−Fe2 O3 ヘマタイト 100部 平均長軸長 0.15μm、BET法による比表面積 50m2 /g pH 9、表面にAl2 O3 が粒子全体に対し8重量%存在 カーボンブラック #3250B(三菱化成社製) 18部 塩化ビニル共重合体 MR104(日本ゼオン社製) 15部 ポリウレタン樹脂 UR5500(東洋紡社製) 7部 フェニルホスホン酸 4部 ステアリン酸アミル 6部 ブトキシエチルステアレート 6部 オレイン酸オレイル 6部 メチルエチルケトン/シクロヘキサノン(8/2混合溶剤) 250部 製法1 (ディスク:W/W) 上記14の塗料のそれぞれについて、各成分をニーダで
混練したのち、サンドミルを用いて分散させた。得られ
た分散液にポリイソシアネートを非磁性層の塗布液には
10部、磁性層の塗布液には10部を加え、さらにそれ
ぞれにシクロヘキサノン40部を加え,1μmの平均孔
径を有するフィルターを用いて濾過し、非磁性層形成用
および磁性層形成用の塗布液をそれぞれ調製した。
本発明は、これに限定されるものではない。尚、以下、
実施例中の「部」の表示は特に断らない限り、「重量
部」を示す。 <塗料の作製> 磁性塗料 ML−1(針状強磁性粉末使用) 強磁性金属粉末 :M−1 100部 組成:Co/Fe(原子比)30% Hc2550エルステッド、比表面積55m2/g、σs140emu/g 結晶子サイズ120Å、平均長軸長0.048μm、針状比 4 Al化合物(Al/Fe 原子比 8%) Y化合物 (Y/Fe 原子比 6%) 塩化ビニル共重合体 MR110(日本ゼオン社製) 12部 ポリウレタン樹脂 UR8200(東洋紡社製) 3部 αアルミナ HIT55(住友化学社製) 10部 カーボンブラック #50(旭カーボン社製) 5部 フェニルホスホン酸 3部 ブチルステアレート 10部 ブトキシエチルステアレート 5部 イソヘキサデシルステアレート 3部 ステアリン酸 2部 メチルエチルケトン 180部 シクロヘキサノン 180部 磁性塗料 ML−2(針状強磁性粉末使用) 強磁性金属粉末 :M−2 100部 組成:Co/Fe(原子比)30% Hc2360エルステッド、比表面積49m2 /g、σs146emu/g 結晶子サイズ170Å、平均長軸長0.100μm、針状比 6、 SFD 0.51 Al化合物(Al/Fe原子比 5%) Y化合物 (Y/Fe 原子比 5%) pH 9.4 塩化ビニル共重合体 MR110(日本ゼオン社製) 10部 ポリウレタン樹脂 UR5500(東洋紡社製) 4部 αアルミナ HIT70(住友化学社製) 10部 カーボンブラック #50(旭カーボン社製) 1部 フェニルホスホン酸 3部 オレイン酸 1部 ステアリン酸 0.6部 エチレングリコールジオレイル 12部 メチルエチルケトン 180部 シクロヘキサノン 180部 磁性塗料 ML−3(針状強磁性粉末使用:比較例) 強磁性金属粉末:M−3 組成/Fe:Ni=96:4 100部 Hc1600エルステッド、比表面積45m2 /g 結晶子サイズ 220Å、σs135emu/g 平均長軸長 0.20μm、 針状比 9 塩化ビニル共重合体 MR110(日本ゼオン社製) 12部 ポリウレタン樹脂 UR−8600(東洋紡社製) 5部 αアルミナ(粒径0.65μm) 2部 酸化クロム(平均粒子径:0.35μm) 15部 カーボンブラック(平均粒子径:0.03μm) 2部 カーボンブラック(平均粒子径:0.3μm) 9部 イソヘキサデシルステアレート 4部 n−ブチルステアレート 4部 ブトキシエチルステアレート 4部 オレイン酸 1部 ステアリン酸 1部 メチルエチルケトン 300部 磁性塗料 ML−4(板状強磁性粉末使用) 100部 バリウムフェライト粉末 :M−4 対Baモル比組成:Fe9.10、Co0.20、Zn0.77 Hc2500エルステッド、比表面積50m2 /g、σs 58emu/g 平均板径35nm、板状比4 塩化ビニル共重合体 MR110(日本ゼオン社製) 12部 ポリウレタン樹脂 UR8200(東洋紡社製) 3部 αアルミナ HIT55(住友化学社製) 10部 カーボンブラック #50(旭カーボン社製) 5部 フェニルホスホン酸 3部 ブチルステアレート 10部 ブトキシエチルステアレート 5部 イソヘキサデシルステアレート 3部 ステアリン酸 2部 メチルエチルケトン 125部 シクロヘキサノン 125部 磁性塗料 ML−5(板状強磁性粉末使用) バリウムフェライト粉末 :M−5 100部 対Baモル比組成:Fe9.10、Co0.20、Zn0.77 Hc2500エルステッド、比表面積50m2/g、σs 58emu/g 平均板径35nm、板状比2.5 塩化ビニル共重合体 MR110(日本ゼオン社製) 10部 ポリウレタン樹脂 UR5500(東洋紡社製) 4部 αアルミナ HIT55(住友化学工業社製) 10部 カーボンブラック #50(旭カーボン社製) 1部 フェニルホスホン酸 3部 オレイン酸 1部 ステアリン酸 0.6部 エチレングリコールジオレイル 16部 メチルエチルケトン 180部 シクロヘキサノン 180部 磁性塗料 ML−6(針状強磁性粉末使用) 強磁性金属粉末 :M−2 100部 組成:Co/Fe(原子比)30% Hc2360エルステッド、比表面積49m2 /g、σs146emu/g 結晶子サイズ170Å、平均長軸長0.100μm、針状比 6、 SFD 0.51 Al化合物(Al/Fe原子比 5%) Y化合物 (Y/Fe 原子比 5%) pH 9.4 塩化ビニル共重合体 MR110(日本ゼオン社製) 10部 ポリウレタン樹脂 UR5500(東洋紡社製) 4部 αアルミナ HIT70(住友化学社製) 10部 カーボンブラック #50(旭カーボン社製) 1部 フェニルホスホン酸 3部 ミリスチン酸 1部 ステアリン酸 0.6部 ステアリン酸ブチル 4部 パルミチン酸セチル 4部 オレイン酸オレイル 4部 メチルエチルケトン 180部 シクロヘキサノン 180部 磁性塗料 ML−7(針状強磁性粉末使用) 強磁性金属粉末 :M−2 100部 組成:Co/Fe(原子比)30% Hc2360エルステッド、比表面積49m2 /g、σs146emu/g 結晶子サイズ170Å、平均長軸長0.100μm、針状比 6、 SFD 0.51 Al化合物(Al/Fe原子比 5%) Y化合物 (Y/Fe 原子比 5%) pH 9.4 塩化ビニル共重合体 MR110(日本ゼオン社製) 10部 ポリウレタン樹脂 UR5500(東洋紡社製) 4部 αアルミナ HIT70(住友化学社製) 10部 カーボンブラック #50(旭カーボン社製) 1部 フェニルホスホン酸 3部 ステアリン酸アミル 4部 ブトキシエチルステアレート 6部 オレイン酸オレイル 4部 メチルエチルケトン 180部 シクロヘキサノン 180部 非磁性塗料 NU−1(球状無機粉末使用) 無機粉末 TiO2 結晶系ルチル 80部 平均粒子径0.035μm、BET法による比表面積 40m2 /g pH 7 TiO2含有量90%以上、 DBP吸油量27〜38ml/100g、 表面にAl2 O3 が粒子全体に対し8重量%存在 カーボンブラック コンダクテックスSC−U(コロンビアンカーボン社製) 20部 塩化ビニル共重合体 MR110(日本ゼオン社製) 12部 ポリウレタン樹脂 UR8200(東洋紡社製) 5部 フェニルホスホン酸 4部 ブチルステアレート 10部 ブトキシエチルステアレート 5部 イソヘキサデシルステアレート 2部 ステアリン酸 3部 メチルエチルケトン/シクロヘキサノン(8/2混合溶剤) 250部 非磁性塗料 NU−2(球状無機粉末使用) 無機粉末 TiO2 結晶系ルチル 100部 平均一次粒子径0.035μm、BET法による比表面積 40m2 /g pH 7 TiO2 含有量90%以上、 DBP吸油量27〜38ml/100g、 表面にAl2 O3 、SiO2 が存在 ケッチェンブラックEC(AKUZO NOBEL社製) 13部 平均粒子径:30nm DBP吸油量:350ml/100g pH:9.5 BET法による比表面積:950m2/g 揮発分:1.0% 塩化ビニル共重合体 MR110(日本ゼオン社製) 16部 ポリウレタン樹脂 UR8200(東洋紡社製) 6部 フェニルホスホン酸 4部 エチレングリコールジオレイル 16部 オレイン酸 1部 ステアリン酸 0.8部 メチルエチルケトン/シクロヘキサノン(8/2混合溶剤) 250部 非磁性塗料 NU−3(球状無機粉末末使用) 無機粉末 TiO2 結晶系ルチル 75部 平均粒子径0.035μm、比表面積 40m2 /g pH 7 TiO2 含有量90%以上、 DBP吸油量27〜38g/100g、 表面にAl2 O3 、SiO2 が存在 カーボンブラック ケッチェンブラックEC 10部 αアルミナ AKP−15(住友化学工業社製) 平均粒子径:0.65μm 15部 塩化ビニル共重合体 MR110(日本ゼオン社製) 12部 ポリウレタン樹脂 UR8600(東洋紡社製) 5部 イソヘキサデシルステアレート 4部 n−ブチルステアレート 4部 ブトキシエチルステアレート 4部 オレイン酸 1部 ステアリン酸 1部 メチルエチルケトン 300部 非磁性塗料 NU−4(針状無機粉末使用) 無機粉末 α−Fe2 O3 ヘマタイト 80部 平均長軸長 0.15μm、BET法による比表面積 50m2 /g pH 9 表面にAl2 O3 が粒子全体に対し8重量%存在 カーボンブラック コンダクテックスSC−U(コロンビアンカーボン社製) 20部 塩化ビニル共重合体 MR110(日本ゼオン社製) 12部 ポリウレタン樹脂 UR8200(東洋紡社製) 5部 フェニルホスホン酸 4部 ブチルステアレート 10部 ブトキシエチルステアレート 5部 イソヘキサデシルステアレート 2部 ステアリン酸 3部 メチルエチルケトン/シクロヘキサノン(8/2混合溶剤) 250部 非磁性塗料 NU−5(針状無機粉末使用) 無機粉末 α−Fe2 O3 ヘマタイト 100部 平均長軸長 0.15μm、BET法による比表面積 50m2 /g pH 9、表面にAl2 O3 が粒子全体に対し8重量%存在 カーボンブラック #3250B(三菱化成社製) 18部 塩化ビニル共重合体 MR104(日本ゼオン社製) 15部 ポリウレタン樹脂 UR5500(東洋紡社製) 7部 フェニルホスホン酸 4部 エチレングリコールジオレイル 16部 オレイン酸 1.3部 ステアリン酸 0.8部 メチルエチルケトン/シクロヘキサノン(8/2混合溶剤) 250部 非磁性塗料 NU−6(針状無機粉末使用) 無機粉末 α−Fe2 O3 ヘマタイト 100部 平均長軸長 0.15μm、BET法による比表面積 50m2 /g pH 9、表面にAl2 O3 が粒子全体に対し8重量%存在 カーボンブラック #3250B(三菱化成社製) 18部 塩化ビニル共重合体 MR104(日本ゼオン社製) 15部 ポリウレタン樹脂 UR5500(東洋紡社製) 7部 フェニルホスホン酸 4部 ステアリン酸ブチル 3部 パルミチン酸セチル 3部 オレイン酸オレイル 10部 ミリスチン酸 1.3部 ステアリン酸 0.8部 メチルエチルケトン/シクロヘキサノン(8/2混合溶剤) 250部 非磁性塗料 NU−7(針状無機粉末使用) 無機粉末 α−Fe2 O3 ヘマタイト 100部 平均長軸長 0.15μm、BET法による比表面積 50m2 /g pH 9、表面にAl2 O3 が粒子全体に対し8重量%存在 カーボンブラック #3250B(三菱化成社製) 18部 塩化ビニル共重合体 MR104(日本ゼオン社製) 15部 ポリウレタン樹脂 UR5500(東洋紡社製) 7部 フェニルホスホン酸 4部 ステアリン酸アミル 6部 ブトキシエチルステアレート 6部 オレイン酸オレイル 6部 メチルエチルケトン/シクロヘキサノン(8/2混合溶剤) 250部 製法1 (ディスク:W/W) 上記14の塗料のそれぞれについて、各成分をニーダで
混練したのち、サンドミルを用いて分散させた。得られ
た分散液にポリイソシアネートを非磁性層の塗布液には
10部、磁性層の塗布液には10部を加え、さらにそれ
ぞれにシクロヘキサノン40部を加え,1μmの平均孔
径を有するフィルターを用いて濾過し、非磁性層形成用
および磁性層形成用の塗布液をそれぞれ調製した。
【0161】得られた非磁性層塗布液を、乾燥後の厚さ
が1.5μmになるようにさらにその直後にその上に磁
性層の厚さが0.15μmになるように、厚さ62μmで
中心面平均表面粗さが3nmのポリエチレンテレフタレ
ート支持体上に同時重層塗布をおこない、両層がまだ湿
潤状態にあるうちに周波数50Hz、磁場強度250ガウ
スまた周波数50Hz、120ガウスの2つの磁場強度交
流磁場発生装置の中を通過されランダム配向処理をおこ
ない乾燥後、7段のカレンダで温度90℃、線圧300
kg/cmにて処理を行い、3.7吋に打ち抜き表面研磨処
理を施した後、ライナーが内側に設置済の3.7吋のカ
ートリッジ(米 Iomega社製 zip−disk
カートリッジ)に入れ、所定の機構部品を付加し、3.
7吋フロッピーディスクを得た。 また一部のサンプル
についてはランダマイズ配向処理の前に4000Gの同
極対向Co磁石による長手配向を施した。
が1.5μmになるようにさらにその直後にその上に磁
性層の厚さが0.15μmになるように、厚さ62μmで
中心面平均表面粗さが3nmのポリエチレンテレフタレ
ート支持体上に同時重層塗布をおこない、両層がまだ湿
潤状態にあるうちに周波数50Hz、磁場強度250ガウ
スまた周波数50Hz、120ガウスの2つの磁場強度交
流磁場発生装置の中を通過されランダム配向処理をおこ
ない乾燥後、7段のカレンダで温度90℃、線圧300
kg/cmにて処理を行い、3.7吋に打ち抜き表面研磨処
理を施した後、ライナーが内側に設置済の3.7吋のカ
ートリッジ(米 Iomega社製 zip−disk
カートリッジ)に入れ、所定の機構部品を付加し、3.
7吋フロッピーディスクを得た。 また一部のサンプル
についてはランダマイズ配向処理の前に4000Gの同
極対向Co磁石による長手配向を施した。
【0162】この場合、十分なランダマイズ化が最終的
に行われるように交流磁場発生装置の周波数と磁場強度
を高くすることが好ましく、これにより配向度比98%
以上を得ることができる。なおバリウムフェライト磁性
体を用いる場合は、上記配向方法以外に垂直配向を施す
ことが可能である。また、必要に応じ、ディスク形状に
打ち抜いたあと高温でのサーモ処理(通常50℃〜90
℃)を行ない塗布層の硬化処理を促進させる、研磨テー
プでバーニッシュ処理をおこない、表面の突起を削るな
どの後処理を行ってもよい。 製法2 (コンピューターテープ:W/W) 上記の塗料について、各成分をニーダで混練したのち、
サンドミルを用いて分散させた。得られた分散液にポリ
イソシアネートを非磁性層の塗布液には2.5部、磁性
層の塗布液には3部を加え、さらにそれぞれにシクロヘ
キサノン40部を加え,1μmの平均孔径を有するフィ
ルターを用いて濾過し、非磁性層形成用および磁性層形
成用の塗布液をそれぞれ調製した。
に行われるように交流磁場発生装置の周波数と磁場強度
を高くすることが好ましく、これにより配向度比98%
以上を得ることができる。なおバリウムフェライト磁性
体を用いる場合は、上記配向方法以外に垂直配向を施す
ことが可能である。また、必要に応じ、ディスク形状に
打ち抜いたあと高温でのサーモ処理(通常50℃〜90
℃)を行ない塗布層の硬化処理を促進させる、研磨テー
プでバーニッシュ処理をおこない、表面の突起を削るな
どの後処理を行ってもよい。 製法2 (コンピューターテープ:W/W) 上記の塗料について、各成分をニーダで混練したのち、
サンドミルを用いて分散させた。得られた分散液にポリ
イソシアネートを非磁性層の塗布液には2.5部、磁性
層の塗布液には3部を加え、さらにそれぞれにシクロヘ
キサノン40部を加え,1μmの平均孔径を有するフィ
ルターを用いて濾過し、非磁性層形成用および磁性層形
成用の塗布液をそれぞれ調製した。
【0163】得られた非磁性層塗布液を、乾燥後の厚さ
が1.7μmになるようにさらにその直後にその上に磁
性層の厚さが0.15μmになるように、厚さ4.4μ
mで中心面平均表面粗さが2nmのアラミド支持体(商
品名:ミクトロン)上に同時重層塗布を行ない、両層が
まだ湿潤状態にあるうちに6000Gの磁力を持つコバ
ルト磁石と6000Gの磁力を持つソレノイドにより配
向させた。乾燥後、金属ロールのみから構成される7段
のカレンダ−で温度85℃にて分速200m/min.
で処理を行い、その後、厚み0.5μmのバック層(カ
ーボンブラック平均粒子径:17nm 100部、炭酸
カルシウム 平均粒子径:40nm80部、αアルミナ
平均粒子径:200nm 5部をニトロセルロース樹
脂、ポリウレタン樹脂、ポリイソシアネートに分散)を
塗布した。3.8mmの幅にスリットし、スリット品の
送り出し、巻き取り装置を持った装置に不織布とカミソ
リブレ−ドが磁性面に押し当たるように取り付け、テ−
プクリ−ニング装置で磁性層の表面のクリ−ニングを行
い、得られた磁気テ−プをDDS用カ−トリッジに組み
込んだ。 製法3 (ディスク:W/D) 上記10の塗料のそれぞれについて、各成分をニーダで
混練した後、サンドミルを用いて分散させた。得られた
分散液にポリイソシアネートを非磁性層の塗布液には1
0部、磁性層の塗布液には10部を加え、さらにそれぞ
れにシクロヘキサノン40部を加え,1μmの平均孔径
を有するフィルターを用いて濾過し、非磁性層形成用お
よび磁性層形成用の塗布液をそれぞれ調製した。
が1.7μmになるようにさらにその直後にその上に磁
性層の厚さが0.15μmになるように、厚さ4.4μ
mで中心面平均表面粗さが2nmのアラミド支持体(商
品名:ミクトロン)上に同時重層塗布を行ない、両層が
まだ湿潤状態にあるうちに6000Gの磁力を持つコバ
ルト磁石と6000Gの磁力を持つソレノイドにより配
向させた。乾燥後、金属ロールのみから構成される7段
のカレンダ−で温度85℃にて分速200m/min.
で処理を行い、その後、厚み0.5μmのバック層(カ
ーボンブラック平均粒子径:17nm 100部、炭酸
カルシウム 平均粒子径:40nm80部、αアルミナ
平均粒子径:200nm 5部をニトロセルロース樹
脂、ポリウレタン樹脂、ポリイソシアネートに分散)を
塗布した。3.8mmの幅にスリットし、スリット品の
送り出し、巻き取り装置を持った装置に不織布とカミソ
リブレ−ドが磁性面に押し当たるように取り付け、テ−
プクリ−ニング装置で磁性層の表面のクリ−ニングを行
い、得られた磁気テ−プをDDS用カ−トリッジに組み
込んだ。 製法3 (ディスク:W/D) 上記10の塗料のそれぞれについて、各成分をニーダで
混練した後、サンドミルを用いて分散させた。得られた
分散液にポリイソシアネートを非磁性層の塗布液には1
0部、磁性層の塗布液には10部を加え、さらにそれぞ
れにシクロヘキサノン40部を加え,1μmの平均孔径
を有するフィルターを用いて濾過し、非磁性層形成用お
よび磁性層形成用の塗布液をそれぞれ調製した。
【0164】得られた非磁性層塗布液を、乾燥後の厚さ
が1.5μmになるように厚さ62μmで中心面平均表面
粗さが3nmのポリエチレンテレフタレート支持体上に
塗布し一度乾燥させ、カレンダ処理を行ったのち、さら
にその上に磁性層の厚さが0.15μmになるようにブ
レード方式により磁性層を塗布、周波数50Hz、磁場強
度250ガウスまた周波数50Hz、120ガウスの2つ
の磁場強度交流磁場発生装置の中を通過されランダム配
向処理をおこない、これ以降については製法1と同様に
行った。また非磁性層のカレンダー処理を行わない方法
をとることもできる。 製法4(コンピュータテープ:W/D) 上記の塗料について、各成分をニーダで混練した後、サ
ンドミルを用いて分散させた。得られた分散液にポリイ
ソシアネートを非磁性層の塗布液には2.5部、磁性層
の塗布液には3部を加え、さらにそれぞれにシクロヘキ
サノン40部を加え,1μmの平均孔径を有するフィル
ターを用いて濾過し、非磁性層形成用および磁性層形成
用の塗布液をそれぞれ調製した。
が1.5μmになるように厚さ62μmで中心面平均表面
粗さが3nmのポリエチレンテレフタレート支持体上に
塗布し一度乾燥させ、カレンダ処理を行ったのち、さら
にその上に磁性層の厚さが0.15μmになるようにブ
レード方式により磁性層を塗布、周波数50Hz、磁場強
度250ガウスまた周波数50Hz、120ガウスの2つ
の磁場強度交流磁場発生装置の中を通過されランダム配
向処理をおこない、これ以降については製法1と同様に
行った。また非磁性層のカレンダー処理を行わない方法
をとることもできる。 製法4(コンピュータテープ:W/D) 上記の塗料について、各成分をニーダで混練した後、サ
ンドミルを用いて分散させた。得られた分散液にポリイ
ソシアネートを非磁性層の塗布液には2.5部、磁性層
の塗布液には3部を加え、さらにそれぞれにシクロヘキ
サノン40部を加え,1μmの平均孔径を有するフィル
ターを用いて濾過し、非磁性層形成用および磁性層形成
用の塗布液をそれぞれ調製した。
【0165】得られた非磁性層塗布液を、乾燥後の厚さ
が1.7μmになるように厚さ4.4μmで中心面平均
表面粗さが2nmのアラミド支持体(商品名:ミクトロ
ン)上に塗布し一度乾燥させ、カレンダ処理を行ったの
ち、さらにその上に磁性層の厚さが0.15μmになる
ようにブレード方式により磁性層を塗布、6000Gの
磁力を持つコバルト磁石と6000Gの磁力を持つソレ
ノイドにより配向させた。これ以降については製法2と
同様に行った。また非磁性層のカレンダー処理を行わな
い方法をとることもできる。 製法5 (ディスク:スピンコート) 上記14の塗料のそれぞれについて、各成分をニーダで
混練した後、サンドミルを用いて分散させた。得られた
分散液にポリイソシアネートを非磁性層の塗布液には1
0部、磁性層の塗布液には10部を加え、さらにそれぞ
れにシクロヘキサノン40部を加え,1μmの平均孔径
を有するフィルターを用いて濾過し、非磁性層形成用お
よび磁性層形成用の塗布液をそれぞれ調製した。
が1.7μmになるように厚さ4.4μmで中心面平均
表面粗さが2nmのアラミド支持体(商品名:ミクトロ
ン)上に塗布し一度乾燥させ、カレンダ処理を行ったの
ち、さらにその上に磁性層の厚さが0.15μmになる
ようにブレード方式により磁性層を塗布、6000Gの
磁力を持つコバルト磁石と6000Gの磁力を持つソレ
ノイドにより配向させた。これ以降については製法2と
同様に行った。また非磁性層のカレンダー処理を行わな
い方法をとることもできる。 製法5 (ディスク:スピンコート) 上記14の塗料のそれぞれについて、各成分をニーダで
混練した後、サンドミルを用いて分散させた。得られた
分散液にポリイソシアネートを非磁性層の塗布液には1
0部、磁性層の塗布液には10部を加え、さらにそれぞ
れにシクロヘキサノン40部を加え,1μmの平均孔径
を有するフィルターを用いて濾過し、非磁性層形成用お
よび磁性層形成用の塗布液をそれぞれ調製した。
【0166】得られた非磁性層塗布液を、乾燥後の厚さ
が1.5μmになるように厚さ62μmで中心面平均表
面粗さが3nmのポリエチレンテレフタレート支持体上
にスピンコート塗布し一度乾燥させたのち、さらにその
上に磁性層の厚さが0.15μmになるようにスピンコ
ートにより磁性層を塗布、6000Gの同極対向Co磁
石により円周方向に配向処理をおこなった。これを製法
1と同様な圧力が得られるバッチ方式の圧延処理を行い
表面を平滑化した。これ以降については製法1と同様に
行った。また、非磁性層をスピンコート塗布し非磁性層
が未乾燥のうちにその上に磁性層をスピンコートする塗
布する方式を用いることもできる。スピンコート方式を
用いることで、記録方向の残留磁化量が大きくなるばか
りでなく、バリウムフェライトや短針状比の強磁性金属
粉末の垂直磁化成分を低減させ再生波形の対称性を良好
にすることができる。 支持体 B−1 ポリエチレンテレフタレート 厚さ:62μm、F−5値:MD 114MPa、 TD 107MPa 破断強度:MD 276MPa、TD 281MPa 破断伸度:MD 174MPa、TD 139MPa 熱収縮率(80℃、30分):MD 0.04%、 TD 0.05% 熱収縮率(100℃、30分):MD 0.2%、 TD 0.3% 温度膨張係数:長軸 15×10-5/℃、 短軸 18×10-5/℃ 中心面平均表面粗さ 3nm 支持体 B−2 ポリエチレンナフタレート 厚さ:55μ、中心面平均表面粗さ 1.8nm 熱収縮率(80℃、30分):MD 0.007%、 TD 0.007% 熱収縮率(100℃、30分):MD 0.02%、 TD 0.02% 温度膨張係数:長軸 10×10-5/℃、 短軸 11×10-5/℃ 支持体 B−3 ポリエチレンテレフタレート 厚さ:62μm、中心面平均表面粗さ 9nm 支持体 B−4 アラミド 厚さ 4.4μm 中心面平均表面粗さ 2nm 配向 O−1 ランダマイズ配向を行う。
が1.5μmになるように厚さ62μmで中心面平均表
面粗さが3nmのポリエチレンテレフタレート支持体上
にスピンコート塗布し一度乾燥させたのち、さらにその
上に磁性層の厚さが0.15μmになるようにスピンコ
ートにより磁性層を塗布、6000Gの同極対向Co磁
石により円周方向に配向処理をおこなった。これを製法
1と同様な圧力が得られるバッチ方式の圧延処理を行い
表面を平滑化した。これ以降については製法1と同様に
行った。また、非磁性層をスピンコート塗布し非磁性層
が未乾燥のうちにその上に磁性層をスピンコートする塗
布する方式を用いることもできる。スピンコート方式を
用いることで、記録方向の残留磁化量が大きくなるばか
りでなく、バリウムフェライトや短針状比の強磁性金属
粉末の垂直磁化成分を低減させ再生波形の対称性を良好
にすることができる。 支持体 B−1 ポリエチレンテレフタレート 厚さ:62μm、F−5値:MD 114MPa、 TD 107MPa 破断強度:MD 276MPa、TD 281MPa 破断伸度:MD 174MPa、TD 139MPa 熱収縮率(80℃、30分):MD 0.04%、 TD 0.05% 熱収縮率(100℃、30分):MD 0.2%、 TD 0.3% 温度膨張係数:長軸 15×10-5/℃、 短軸 18×10-5/℃ 中心面平均表面粗さ 3nm 支持体 B−2 ポリエチレンナフタレート 厚さ:55μ、中心面平均表面粗さ 1.8nm 熱収縮率(80℃、30分):MD 0.007%、 TD 0.007% 熱収縮率(100℃、30分):MD 0.02%、 TD 0.02% 温度膨張係数:長軸 10×10-5/℃、 短軸 11×10-5/℃ 支持体 B−3 ポリエチレンテレフタレート 厚さ:62μm、中心面平均表面粗さ 9nm 支持体 B−4 アラミド 厚さ 4.4μm 中心面平均表面粗さ 2nm 配向 O−1 ランダマイズ配向を行う。
【0167】 O−2 Co磁石で長手方向に配向した後、ランダマイズ配向を行う。 O−3 Co磁石で長手方向に配向した後、ソレノイドで長手方向に配向 する。 O−4 Co磁石で垂直配向を行う。 O−5 Co磁石で円周配向を行う。 バック層塗料 BL−1 微粒子状カーボンブラック粉末 100部 [(キャボット社製、BP−800、平均粒子径:17nm)] 粗粒子状カーボンブラック粉末 10部 [(カーンカルブ社製、サーマルブラック、 平均粒子径:270nm)] 炭酸カルシウム(軟質無機粉末) 80部 [(白石工業(株)製、白艶華O、平均粒子径:40nm、 モース硬度:3)] α−アルミナ(硬質無機粉末) 5部 [(平均粒子径:200nm、モース硬度:9)] ニトロセルロース樹脂 140部 ポリウレタン樹脂 15部 ポリイソシアネート 40部 ポリエステル樹脂 5部 分散剤:オレイン酸銅 5部 銅フタロシアニン 5部 硫酸バリウム 5部 メチルエチルケトン 2200部 酢酸ブチル 300部 トルエン 600部
【0168】上記バックコート層を形成する各成分を連
続ニーダで混練したのち、サンドミルを用いて分散させ
た。得られた分散液を1μmの平均孔径を有するフィル
ターを用いて濾過し、バックコート層形成用塗布液を調
製した。以上のような各方法を適宜、表1〜4のように
組み合わせて得られたサンプルについて磁気特性、中心
面平均粗さ、面記録密度等をを測定した。 (1)磁気特性(Hc):振動試料型磁束計(東英工業
社製)を用い、Hm10キロエルステッド(kOe)で
測定した。 (2)中心面平均表面粗さ(Ra):3D−MIRAU
での表面粗さ(Ra):WYKO社製TOPO3Dを用
いて、MIRAU法で約250μm×250μmの面積
のRaを測定した。測定波長約650nmにて球面補正、
円筒補正を加えている。本方式は光干渉にて測定する非
接触表面粗さ計である。 (3)面記録密度は、線記録密度とトラック密度を掛け
合わせたものである。 (4)線記録密度は記録方向1インチ当たりに記録する
信号のビット数である。 (5)トラック密度は、1インチ当たりのトラック数で
ある。 (6)φmは磁気記録媒体の単位面積当たりの磁化量で
ある。Bm(ガウス)と厚みを掛け合わせたものであ
り、これは振動試料型磁束計(東英工業社製)を用い、
Hm10キロエルステッドで測定した値で、直接測定で
きる値である。 (7)テープのエラーレートは上記の線記録密度の信号
を8−10変換 PR1等化方式でテープに記録しDD
Sドライブを用いて測定した。 (8)ディスクのエラーレートは上記の線記録密度の信
号を(2,7)RLL変調方式をディスクに記録し測定し
た。 (9)磁性層の乾燥厚みは、磁気記録媒体を長手方向に
渡ってダイヤモンドカッターで約0.1μmの厚味に切
り出し、透過型電子顕微鏡で倍率10000倍〜100
000倍、好ましくは20000倍〜50,000倍で
観察し、その写真撮影を行った。写真のプリントサイズ
はA4〜A5である。その後、磁性層、下層非磁性層の
強磁性粉末や非磁性粉末の形状差に注目して界面を目視
判断して黒く渕どり、かつ磁性層表面も同様に黒く渕ど
った。その後、Zeiss社製画像処理装置IBAS2
にて渕どりした線の長さを測定した。試料写真の長さが
21cmの場合、測定を85〜300回行った。その際
の測定値の平均値を磁性層の乾燥厚みとした。
続ニーダで混練したのち、サンドミルを用いて分散させ
た。得られた分散液を1μmの平均孔径を有するフィル
ターを用いて濾過し、バックコート層形成用塗布液を調
製した。以上のような各方法を適宜、表1〜4のように
組み合わせて得られたサンプルについて磁気特性、中心
面平均粗さ、面記録密度等をを測定した。 (1)磁気特性(Hc):振動試料型磁束計(東英工業
社製)を用い、Hm10キロエルステッド(kOe)で
測定した。 (2)中心面平均表面粗さ(Ra):3D−MIRAU
での表面粗さ(Ra):WYKO社製TOPO3Dを用
いて、MIRAU法で約250μm×250μmの面積
のRaを測定した。測定波長約650nmにて球面補正、
円筒補正を加えている。本方式は光干渉にて測定する非
接触表面粗さ計である。 (3)面記録密度は、線記録密度とトラック密度を掛け
合わせたものである。 (4)線記録密度は記録方向1インチ当たりに記録する
信号のビット数である。 (5)トラック密度は、1インチ当たりのトラック数で
ある。 (6)φmは磁気記録媒体の単位面積当たりの磁化量で
ある。Bm(ガウス)と厚みを掛け合わせたものであ
り、これは振動試料型磁束計(東英工業社製)を用い、
Hm10キロエルステッドで測定した値で、直接測定で
きる値である。 (7)テープのエラーレートは上記の線記録密度の信号
を8−10変換 PR1等化方式でテープに記録しDD
Sドライブを用いて測定した。 (8)ディスクのエラーレートは上記の線記録密度の信
号を(2,7)RLL変調方式をディスクに記録し測定し
た。 (9)磁性層の乾燥厚みは、磁気記録媒体を長手方向に
渡ってダイヤモンドカッターで約0.1μmの厚味に切
り出し、透過型電子顕微鏡で倍率10000倍〜100
000倍、好ましくは20000倍〜50,000倍で
観察し、その写真撮影を行った。写真のプリントサイズ
はA4〜A5である。その後、磁性層、下層非磁性層の
強磁性粉末や非磁性粉末の形状差に注目して界面を目視
判断して黒く渕どり、かつ磁性層表面も同様に黒く渕ど
った。その後、Zeiss社製画像処理装置IBAS2
にて渕どりした線の長さを測定した。試料写真の長さが
21cmの場合、測定を85〜300回行った。その際
の測定値の平均値を磁性層の乾燥厚みとした。
【0169】
【表1】
【0170】
【表2】
【0171】実施例18〜20および参考例1では実施
例13のディスクを用い、線記録密度とトラック密度を
変えて同様にエラーレートを測定した。
例13のディスクを用い、線記録密度とトラック密度を
変えて同様にエラーレートを測定した。
【0172】
【表3】
【0173】
【表4】
【0174】前述の如くエラーレートは上記の線記録密
度の信号を8−10変換 PR1等化方式でテープに記
録しDDSドライブを用いて測定した。実施例32、3
3、参考例2は実施例26のテープを用い、線記録密度
とトラック密度を変えて同様にエラーレートを測定し
た。
度の信号を8−10変換 PR1等化方式でテープに記
録しDDSドライブを用いて測定した。実施例32、3
3、参考例2は実施例26のテープを用い、線記録密度
とトラック密度を変えて同様にエラーレートを測定し
た。
【0175】上記表の結果から本発明の磁気記録媒体は
従来のディスク状媒体に比べ、特に高密度記録領域での
エラーレートが10-5以下で格段に良好であることがわ
かる。またコンピューターテ−プにおいても同様にエラ
ーレートが10-5以下で格段に良好であることがわか
る。 実施例34 <塗料の作製> 磁性塗料 mL−1(針状強磁性粉末使用) 強磁性金属粉末 :m−1 100部 組成:Co/Fe(原子比)30%、 Hc2550エルステッド、比表面積55m2/g、σs140emu/g 結晶子サイズ120Å、平均長軸長0.048μm、針状比 4 Al化合物(Al/Fe 原子比 8%) Y化合物 (Y/Fe 原子比 6%) 塩化ビニル共重合体 MR110(日本ゼオン社製) 12部 ポリウレタン樹脂 UR8200(東洋紡社製) 3部 αアルミナ HIT55(住友化学社製) 10部 カーボンブラック #50(旭カーボン社製) 5部 フェニルホスホン酸 3部 潤滑剤(脂肪酸エステル:表9〜11) ステアリン酸 2部 メチルエチルケトン 180部 シクロヘキサノン 180部 磁性塗料 mL−2(針状強磁性粉末使用) 強磁性金属粉末 :m−2 100部 組成:Co/Fe(原子比)30%、 Hc2360エルステッド、比表面積49m2 /g、σs146emu/g 結晶子サイズ170Å、平均長軸長0.100μm、針状比 6、 SFD 0.51 Al化合物(Al/Fe 原子比 5%) Y化合物 (Y/Fe 原子比 5%) pH 9.4 塩化ビニル共重合体 MR110(日本ゼオン社製) 10部 ポリウレタン樹脂 UR5500(東洋紡社製) 4部 αアルミナ HIT70(住友化学社製) 10部 カーボンブラック #50(旭カーボン社製) 1部 フェニルホスホン酸 3部 潤滑剤(脂肪酸エステル:表9〜11) オレイン酸 1部 ステアリン酸 0.6部 エチレングリコールジオレイル 12部 メチルエチルケトン 180部 シクロヘキサノン 180部 磁性塗料 mL−3(針状強磁性粉末使用:比較例) 強磁性金属粉末:m−3 組成/Fe:Ni=96:4 100部 Hc1600エルステッド、比表面積45m2 /g 結晶子サイズ 220Å、σs135emu/g 平均長軸長 0.20μm、 針状比 9 塩化ビニル共重合体 MR110(日本ゼオン社製) 12部 ポリウレタン樹脂 UR−8600(東洋紡社製) 5部 αアルミナ(粒径0.65μm) 2部 酸化クロム(平均粒子径:0.35μm) 15部 カーボンブラック(平均粒子径:0.03μm) 2部 カーボンブラック(平均粒子径:0.3μm) 9部 潤滑剤(脂肪酸エステル:表9〜11) オレイン酸 1部 ステアリン酸 1部 メチルエチルケトン 300部 磁性塗料 mL−4(板状強磁性粉末使用) 100部 バリウムフェライト粉末 :m−4 対Baモル比組成:Fe9.10、Co0.20、Zn0.77 Hc2500エルステッド、比表面積50m2 /g、σs 58emu/g 平均板径35nm、板状比4 塩化ビニル共重合体 MR110(日本ゼオン社製) 12部 ポリウレタン樹脂 UR8200(東洋紡社製) 3部 αアルミナ HIT55(住友化学社製) 10部 カーボンブラック #50(旭カーボン社製) 5部 フェニルホスホン酸 3部 潤滑剤(脂肪酸エステル:表9〜11) ステアリン酸 2部 メチルエチルケトン 125部 シクロヘキサノン 125部 磁性塗料 mL−5(板状強磁性粉末使用) バリウムフェライト粉末 :m−5 100部 対Baモル比組成:Fe9.10、Co0.20、Zn0.77 Hc2500エルステッド、比表面積50m2 /g、σs 58emu/g 平均板径35nm、板状比2.5 塩化ビニル共重合体 MR110(日本ゼオン社製) 10部 ポリウレタン樹脂 UR5500(東洋紡社製) 4部 αアルミナ HIT55(住友化学工業社製) 10部 カーボンブラック #50(旭カーボン社製) 1部 フェニルホスホン酸 3部 潤滑剤(脂肪酸エステル:表9〜11) オレイン酸 1部 ステアリン酸 0.6部 エチレングリコールジオレイル 16部 メチルエチルケトン 180部 シクロヘキサノン 180部 非磁性塗料 nU−1(球状無機粉末使用) 無機粉末 TiO2 結晶系ルチル 80部 平均粒子径0.035μm、BET法による比表面積 40m2 /g pH 7 TiO2 含有量90%以上、 DBP吸油量27〜38g/100g、 表面にAl2O3 が粒子全体に対し8重量%存在 カーボンブラック コンダクテックスSC−U(コロンビアンカーボン社製) 20部 塩化ビニル共重合体 MR110(日本ゼオン社製) 12部 ポリウレタン樹脂 UR8200(東洋紡社製) 5部 フェニルホスホン酸 4部 潤滑剤(脂肪酸エステル:表9〜11) ステアリン酸 3部 メチルエチルケトン/シクロヘキサノン(8/2混合溶剤) 250部 非磁性塗料 nU−2(球状無機粉末使用) 無機粉末 TiO2 結晶系ルチル 100部 平均粒子径0.035μm、BET法による比表面積 40m2 /g pH 7 TiO2 含有量90%以上、 DBP吸油量27〜38g/100g、 表面にAl2O3 、SiO2 が存在 ケッチェンブラックEC(AKUZO NOBEL社製) 13部 平均粒子径:30nm DBP吸油量:350ml/100g pH:9.5 BET法による比表面積:950m2 /g 揮発分:1.0% 塩化ビニル共重合体 MR110(日本ゼオン社製) 16部 ポリウレタン樹脂 UR8200(東洋紡社製) 6部 フェニルホスホン酸 4部 潤滑剤(脂肪酸エステル:表9〜11) オレイン酸 1部 ステアリン酸 0.8部 メチルエチルケトン/シクロヘキサノン(8/2混合溶剤) 250部 非磁性塗料 nU−3(球状無機粉末使用) 無機粉末 TiO2 結晶系ルチル 75部 平均粒子径0.035μm、比表面積 40m2 /g pH 7 TiO2 含有量90%以上、 DBP吸油量27〜38g/100g、 表面にAl2O3 、SiO2が存在 カーボンブラック ケッチェンブラックEC 10部 αアルミナ AKP−15(住友化学工業社製) 平均粒子径:0.65μm 15部 塩化ビニル共重合体 MR110(日本ゼオン社製) 12部 ポリウレタン樹脂 UR8600(東洋紡社製) 5部 潤滑剤(脂肪酸エステル:表9〜11) オレイン酸 1部 ステアリン酸 1部 メチルエチルケトン 300部 非磁性塗料 nU−4(針状無機粉末使用) 無機粉末 α−Fe2O3 ヘマタイト 80部 平均長軸長 0.15μm、BET法による比表面積 50m2 /g pH 9 表面にAl2O3 が粒子全体に対し8重量%存在 カーボンブラック コンダクテックスSC−U(コロンビアンカーボン社製) 20部 塩化ビニル共重合体 MR110(塩化ビニル共重合体) 12部 ポリウレタン樹脂 UR8200(東洋紡社製) 5部 フェニルホスホン酸 4部 潤滑剤(脂肪酸エステル:表9〜11) ステアリン酸 3部 メチルエチルケトン/シクロヘキサノン(8/2混合溶剤) 250部 非磁性塗料 nU−5(針状無機粉末使用) 無機粉末 α−Fe2O3 ヘマタイト 100部 平均長軸長 0.15μm、BET法による比表面積 50m2 /g pH 9、表面にAl2O3 が粒子全体に対し8重量%存在 カーボンブラック #3250B(三菱化成社製) 18部 塩化ビニル共重合体 MR104(日本ゼオン社製) 15部 ポリウレタン樹脂 UR5500(東洋紡社製) 7部 フェニルホスホン酸 4部 潤滑剤(脂肪酸エステル:表9〜11) オレイン酸 1.3部 ステアリン酸 0.8部 メチルエチルケトン/シクロヘキサノン(8/2混合溶剤) 250部 製法1 (ディスク:W/W) 上記10の塗料のそれぞれについて、各成分をニーダで
混練したのち、サンドミルをもちいて分散させた。得ら
れた分散液にポリイソシアネートを非磁性層の塗布液に
は10部、磁性層の塗布液には10部を加え、さらにそ
れぞれにシクロヘキサノン40部を加え,1μmの平均
孔径を有するフィルターを用いて濾過し、非磁性層形成
用および磁性層形成用の塗布液をそれぞれ調製した。
従来のディスク状媒体に比べ、特に高密度記録領域での
エラーレートが10-5以下で格段に良好であることがわ
かる。またコンピューターテ−プにおいても同様にエラ
ーレートが10-5以下で格段に良好であることがわか
る。 実施例34 <塗料の作製> 磁性塗料 mL−1(針状強磁性粉末使用) 強磁性金属粉末 :m−1 100部 組成:Co/Fe(原子比)30%、 Hc2550エルステッド、比表面積55m2/g、σs140emu/g 結晶子サイズ120Å、平均長軸長0.048μm、針状比 4 Al化合物(Al/Fe 原子比 8%) Y化合物 (Y/Fe 原子比 6%) 塩化ビニル共重合体 MR110(日本ゼオン社製) 12部 ポリウレタン樹脂 UR8200(東洋紡社製) 3部 αアルミナ HIT55(住友化学社製) 10部 カーボンブラック #50(旭カーボン社製) 5部 フェニルホスホン酸 3部 潤滑剤(脂肪酸エステル:表9〜11) ステアリン酸 2部 メチルエチルケトン 180部 シクロヘキサノン 180部 磁性塗料 mL−2(針状強磁性粉末使用) 強磁性金属粉末 :m−2 100部 組成:Co/Fe(原子比)30%、 Hc2360エルステッド、比表面積49m2 /g、σs146emu/g 結晶子サイズ170Å、平均長軸長0.100μm、針状比 6、 SFD 0.51 Al化合物(Al/Fe 原子比 5%) Y化合物 (Y/Fe 原子比 5%) pH 9.4 塩化ビニル共重合体 MR110(日本ゼオン社製) 10部 ポリウレタン樹脂 UR5500(東洋紡社製) 4部 αアルミナ HIT70(住友化学社製) 10部 カーボンブラック #50(旭カーボン社製) 1部 フェニルホスホン酸 3部 潤滑剤(脂肪酸エステル:表9〜11) オレイン酸 1部 ステアリン酸 0.6部 エチレングリコールジオレイル 12部 メチルエチルケトン 180部 シクロヘキサノン 180部 磁性塗料 mL−3(針状強磁性粉末使用:比較例) 強磁性金属粉末:m−3 組成/Fe:Ni=96:4 100部 Hc1600エルステッド、比表面積45m2 /g 結晶子サイズ 220Å、σs135emu/g 平均長軸長 0.20μm、 針状比 9 塩化ビニル共重合体 MR110(日本ゼオン社製) 12部 ポリウレタン樹脂 UR−8600(東洋紡社製) 5部 αアルミナ(粒径0.65μm) 2部 酸化クロム(平均粒子径:0.35μm) 15部 カーボンブラック(平均粒子径:0.03μm) 2部 カーボンブラック(平均粒子径:0.3μm) 9部 潤滑剤(脂肪酸エステル:表9〜11) オレイン酸 1部 ステアリン酸 1部 メチルエチルケトン 300部 磁性塗料 mL−4(板状強磁性粉末使用) 100部 バリウムフェライト粉末 :m−4 対Baモル比組成:Fe9.10、Co0.20、Zn0.77 Hc2500エルステッド、比表面積50m2 /g、σs 58emu/g 平均板径35nm、板状比4 塩化ビニル共重合体 MR110(日本ゼオン社製) 12部 ポリウレタン樹脂 UR8200(東洋紡社製) 3部 αアルミナ HIT55(住友化学社製) 10部 カーボンブラック #50(旭カーボン社製) 5部 フェニルホスホン酸 3部 潤滑剤(脂肪酸エステル:表9〜11) ステアリン酸 2部 メチルエチルケトン 125部 シクロヘキサノン 125部 磁性塗料 mL−5(板状強磁性粉末使用) バリウムフェライト粉末 :m−5 100部 対Baモル比組成:Fe9.10、Co0.20、Zn0.77 Hc2500エルステッド、比表面積50m2 /g、σs 58emu/g 平均板径35nm、板状比2.5 塩化ビニル共重合体 MR110(日本ゼオン社製) 10部 ポリウレタン樹脂 UR5500(東洋紡社製) 4部 αアルミナ HIT55(住友化学工業社製) 10部 カーボンブラック #50(旭カーボン社製) 1部 フェニルホスホン酸 3部 潤滑剤(脂肪酸エステル:表9〜11) オレイン酸 1部 ステアリン酸 0.6部 エチレングリコールジオレイル 16部 メチルエチルケトン 180部 シクロヘキサノン 180部 非磁性塗料 nU−1(球状無機粉末使用) 無機粉末 TiO2 結晶系ルチル 80部 平均粒子径0.035μm、BET法による比表面積 40m2 /g pH 7 TiO2 含有量90%以上、 DBP吸油量27〜38g/100g、 表面にAl2O3 が粒子全体に対し8重量%存在 カーボンブラック コンダクテックスSC−U(コロンビアンカーボン社製) 20部 塩化ビニル共重合体 MR110(日本ゼオン社製) 12部 ポリウレタン樹脂 UR8200(東洋紡社製) 5部 フェニルホスホン酸 4部 潤滑剤(脂肪酸エステル:表9〜11) ステアリン酸 3部 メチルエチルケトン/シクロヘキサノン(8/2混合溶剤) 250部 非磁性塗料 nU−2(球状無機粉末使用) 無機粉末 TiO2 結晶系ルチル 100部 平均粒子径0.035μm、BET法による比表面積 40m2 /g pH 7 TiO2 含有量90%以上、 DBP吸油量27〜38g/100g、 表面にAl2O3 、SiO2 が存在 ケッチェンブラックEC(AKUZO NOBEL社製) 13部 平均粒子径:30nm DBP吸油量:350ml/100g pH:9.5 BET法による比表面積:950m2 /g 揮発分:1.0% 塩化ビニル共重合体 MR110(日本ゼオン社製) 16部 ポリウレタン樹脂 UR8200(東洋紡社製) 6部 フェニルホスホン酸 4部 潤滑剤(脂肪酸エステル:表9〜11) オレイン酸 1部 ステアリン酸 0.8部 メチルエチルケトン/シクロヘキサノン(8/2混合溶剤) 250部 非磁性塗料 nU−3(球状無機粉末使用) 無機粉末 TiO2 結晶系ルチル 75部 平均粒子径0.035μm、比表面積 40m2 /g pH 7 TiO2 含有量90%以上、 DBP吸油量27〜38g/100g、 表面にAl2O3 、SiO2が存在 カーボンブラック ケッチェンブラックEC 10部 αアルミナ AKP−15(住友化学工業社製) 平均粒子径:0.65μm 15部 塩化ビニル共重合体 MR110(日本ゼオン社製) 12部 ポリウレタン樹脂 UR8600(東洋紡社製) 5部 潤滑剤(脂肪酸エステル:表9〜11) オレイン酸 1部 ステアリン酸 1部 メチルエチルケトン 300部 非磁性塗料 nU−4(針状無機粉末使用) 無機粉末 α−Fe2O3 ヘマタイト 80部 平均長軸長 0.15μm、BET法による比表面積 50m2 /g pH 9 表面にAl2O3 が粒子全体に対し8重量%存在 カーボンブラック コンダクテックスSC−U(コロンビアンカーボン社製) 20部 塩化ビニル共重合体 MR110(塩化ビニル共重合体) 12部 ポリウレタン樹脂 UR8200(東洋紡社製) 5部 フェニルホスホン酸 4部 潤滑剤(脂肪酸エステル:表9〜11) ステアリン酸 3部 メチルエチルケトン/シクロヘキサノン(8/2混合溶剤) 250部 非磁性塗料 nU−5(針状無機粉末使用) 無機粉末 α−Fe2O3 ヘマタイト 100部 平均長軸長 0.15μm、BET法による比表面積 50m2 /g pH 9、表面にAl2O3 が粒子全体に対し8重量%存在 カーボンブラック #3250B(三菱化成社製) 18部 塩化ビニル共重合体 MR104(日本ゼオン社製) 15部 ポリウレタン樹脂 UR5500(東洋紡社製) 7部 フェニルホスホン酸 4部 潤滑剤(脂肪酸エステル:表9〜11) オレイン酸 1.3部 ステアリン酸 0.8部 メチルエチルケトン/シクロヘキサノン(8/2混合溶剤) 250部 製法1 (ディスク:W/W) 上記10の塗料のそれぞれについて、各成分をニーダで
混練したのち、サンドミルをもちいて分散させた。得ら
れた分散液にポリイソシアネートを非磁性層の塗布液に
は10部、磁性層の塗布液には10部を加え、さらにそ
れぞれにシクロヘキサノン40部を加え,1μmの平均
孔径を有するフィルターを用いて濾過し、非磁性層形成
用および磁性層形成用の塗布液をそれぞれ調製した。
【0176】得られた非磁性層塗布液を、乾燥後の厚さ
が1.5μmになるようにさらにその直後にその上に磁
性層の厚さが0.15μmになるように、厚さ62μmで
中心面平均表面粗さが3nmのポリエチレンテレフタレ
ート支持体上に同時重層塗布をおこない、両層がまだ湿
潤状態にあるうちに周波数50Hz、磁場強度250ガウ
スまた周波数50Hz、120ガウスの2つの磁場強度交
流磁場発生装置の中を通過されランダム配向処理をおこ
ない乾燥後、7段のカレンダで温度90℃、線圧300
kg/cmにて処理を行い、3.7吋に打ち抜き表面研磨処
理施した後、ライナーが内側に設置済の3.7吋のカー
トリッジ(米 Iomega社製 zip−diskカ
ートリッジ)に入れ、所定の機構部品を付加し、3.7
吋フロッピーディスクを得た。また一部のサンプルにつ
いてはランダマイズ配向処理の前に4000Gの同極対
向Co磁石による長手配向を施した。
が1.5μmになるようにさらにその直後にその上に磁
性層の厚さが0.15μmになるように、厚さ62μmで
中心面平均表面粗さが3nmのポリエチレンテレフタレ
ート支持体上に同時重層塗布をおこない、両層がまだ湿
潤状態にあるうちに周波数50Hz、磁場強度250ガウ
スまた周波数50Hz、120ガウスの2つの磁場強度交
流磁場発生装置の中を通過されランダム配向処理をおこ
ない乾燥後、7段のカレンダで温度90℃、線圧300
kg/cmにて処理を行い、3.7吋に打ち抜き表面研磨処
理施した後、ライナーが内側に設置済の3.7吋のカー
トリッジ(米 Iomega社製 zip−diskカ
ートリッジ)に入れ、所定の機構部品を付加し、3.7
吋フロッピーディスクを得た。また一部のサンプルにつ
いてはランダマイズ配向処理の前に4000Gの同極対
向Co磁石による長手配向を施した。
【0177】この場合、十分なランダマイズ化が最終的
行われるように交流磁場発生装置の周波数と磁場強度を
高くすることが好ましく、これにより配向度比98%以
上を得ることができる。なおバリウムフェライト磁性体
を用いる場合は、上記配向方法以外に垂直配向を施すこ
とが可能である。また、必要に応じ、ディスク形状に打
ち抜いたあと高温でのサーモ処理(通常50℃〜90℃)
を行ない塗布層の硬化処理を促進させる、研磨テープで
バーニッシュ処理をおこない、表面の突起を削るなどの
後処理を行ってもよい。 製法2 (コンピューターテープ:W/W) 上記の塗料について、各成分をニーダで混練したのち、
サンドミルをもちいて分散させた。得られた分散液にポ
リイソシアネートを非磁性層の塗布液には2.5部、磁
性層の塗布液には3部を加え、さらにそれぞれにシクロ
ヘキサノン40部を加え,1μmの平均孔径を有するフ
ィルターを用いて濾過し、非磁性層形成用および磁性層
形成用の塗布液をそれぞれ調製した。
行われるように交流磁場発生装置の周波数と磁場強度を
高くすることが好ましく、これにより配向度比98%以
上を得ることができる。なおバリウムフェライト磁性体
を用いる場合は、上記配向方法以外に垂直配向を施すこ
とが可能である。また、必要に応じ、ディスク形状に打
ち抜いたあと高温でのサーモ処理(通常50℃〜90℃)
を行ない塗布層の硬化処理を促進させる、研磨テープで
バーニッシュ処理をおこない、表面の突起を削るなどの
後処理を行ってもよい。 製法2 (コンピューターテープ:W/W) 上記の塗料について、各成分をニーダで混練したのち、
サンドミルをもちいて分散させた。得られた分散液にポ
リイソシアネートを非磁性層の塗布液には2.5部、磁
性層の塗布液には3部を加え、さらにそれぞれにシクロ
ヘキサノン40部を加え,1μmの平均孔径を有するフ
ィルターを用いて濾過し、非磁性層形成用および磁性層
形成用の塗布液をそれぞれ調製した。
【0178】得られた非磁性層塗布液を、乾燥後の厚さ
が1.7μmになるようにさらにその直後にその上に磁
性層の厚さが0.15μmになるように、厚さ4.4μm
で中心面平均表面粗さが2nmのアラミド支持体(商品
名:ミクトロン)上に同時重層塗布をおこない、両層が
まだ湿潤状態にあるうちに6000Gの磁力を持つコバ
ルト磁石と6000Gの磁力を持つソレノイドにより配
向させた。乾燥後、金属ロールのみから構成される7段
のカレンダ−で温度85℃にて分速200m/min.
で処理を行い、その後、厚み0.5μmのバック層(カ
ーボンブラック平均粒子径:17nm 100部、炭酸
カルシウム 平均粒子径:40nm80部、αアルミナ
平均粒子径:200nm 5部をニトロセルロース樹
脂、ポリウレタン樹脂、ポリイソシアネートに分散)を
塗布した。3.8mmの幅にスリットし、スリット品の
送り出し、巻き取り装置を持った装置に不織布とカミソ
リブレ−ドが磁性面に押し当たるように取り付け、テ−
プクリ−ニング装置で磁性層の表面のクリ−ニングを行
い、得られた磁気テ−プをDDS用カ−トリッジに組み
込んだ。 製法3 (ディスク:W/D) 上記10の塗料のそれぞれについて、各成分をニーダで
混練したのち、サンドミルをもちいて分散させた。得ら
れた分散液にポリイソシアネートを非磁性層の塗布液に
は10部、磁性層の塗布液には10部を加え、さらにそ
れぞれにシクロヘキサノン40部を加え,1μmの平均
孔径を有するフィルターを用いて濾過し、非磁性層形成
用および磁性層形成用の塗布液をそれぞれ調製した。
が1.7μmになるようにさらにその直後にその上に磁
性層の厚さが0.15μmになるように、厚さ4.4μm
で中心面平均表面粗さが2nmのアラミド支持体(商品
名:ミクトロン)上に同時重層塗布をおこない、両層が
まだ湿潤状態にあるうちに6000Gの磁力を持つコバ
ルト磁石と6000Gの磁力を持つソレノイドにより配
向させた。乾燥後、金属ロールのみから構成される7段
のカレンダ−で温度85℃にて分速200m/min.
で処理を行い、その後、厚み0.5μmのバック層(カ
ーボンブラック平均粒子径:17nm 100部、炭酸
カルシウム 平均粒子径:40nm80部、αアルミナ
平均粒子径:200nm 5部をニトロセルロース樹
脂、ポリウレタン樹脂、ポリイソシアネートに分散)を
塗布した。3.8mmの幅にスリットし、スリット品の
送り出し、巻き取り装置を持った装置に不織布とカミソ
リブレ−ドが磁性面に押し当たるように取り付け、テ−
プクリ−ニング装置で磁性層の表面のクリ−ニングを行
い、得られた磁気テ−プをDDS用カ−トリッジに組み
込んだ。 製法3 (ディスク:W/D) 上記10の塗料のそれぞれについて、各成分をニーダで
混練したのち、サンドミルをもちいて分散させた。得ら
れた分散液にポリイソシアネートを非磁性層の塗布液に
は10部、磁性層の塗布液には10部を加え、さらにそ
れぞれにシクロヘキサノン40部を加え,1μmの平均
孔径を有するフィルターを用いて濾過し、非磁性層形成
用および磁性層形成用の塗布液をそれぞれ調製した。
【0179】得られた非磁性層塗布液を、乾燥後の厚さ
が1.5μmになるように厚さ62μmで中心面平均表面
粗さが3nmのポリエチレンテレフタレート支持体上に
塗布し一度乾燥させ、カレンダ処理を行ったのち、さら
にその上に磁性層の厚さが0.15μmになるようにブ
レード方式により磁性層を塗布、周波数50Hz、磁場強
度250ガウスまた周波数50Hz、120ガウスの2つ
の磁場強度交流磁場発生装置の中を通過されランダム配
向処理をおこない、これ以降については製法1と同様に
行った。また非磁性層のカレンダー処理を行わない方法
をとることもできる。 製法4(コンピュータテープ:W/D) 上記の塗料について、各成分をニーダで混練したのち、
サンドミルを用いて分散させた。得られた分散液にポリ
イソシアネートを非磁性層の塗布液には2.5部、磁性
層の塗布液には3部を加え、さらにそれぞれにシクロヘ
キサノン40部を加え,1μmの平均孔径を有するフィ
ルターを用いて濾過し、非磁性層形成用および磁性層形
成用の塗布液をそれぞれ調製した。
が1.5μmになるように厚さ62μmで中心面平均表面
粗さが3nmのポリエチレンテレフタレート支持体上に
塗布し一度乾燥させ、カレンダ処理を行ったのち、さら
にその上に磁性層の厚さが0.15μmになるようにブ
レード方式により磁性層を塗布、周波数50Hz、磁場強
度250ガウスまた周波数50Hz、120ガウスの2つ
の磁場強度交流磁場発生装置の中を通過されランダム配
向処理をおこない、これ以降については製法1と同様に
行った。また非磁性層のカレンダー処理を行わない方法
をとることもできる。 製法4(コンピュータテープ:W/D) 上記の塗料について、各成分をニーダで混練したのち、
サンドミルを用いて分散させた。得られた分散液にポリ
イソシアネートを非磁性層の塗布液には2.5部、磁性
層の塗布液には3部を加え、さらにそれぞれにシクロヘ
キサノン40部を加え,1μmの平均孔径を有するフィ
ルターを用いて濾過し、非磁性層形成用および磁性層形
成用の塗布液をそれぞれ調製した。
【0180】得られた非磁性層塗布液を、乾燥後の厚さ
が1.7μmになるように厚さ4.4μmで中心面平均表
面粗さが2nmのアラミド支持体(商品名:ミクトロ
ン)上に塗布し一度乾燥させ、カレンダ処理を行ったの
ち、さらにその上に磁性層の厚さが0.15μmになる
ようにブレード方式により磁性層を塗布、6000Gの
磁力を持つコバルト磁石と6000Gの磁力を持つソレ
ノイドにより配向させた。これ以降については製法2と
同様に行った。また非磁性層のカレンダー処理を行わな
い方法をとることもできる。 製法5 (ディスク:スピンコート) 上記10の塗料のそれぞれについて、各成分をニーダで
混練したのち、サンドミルをもちいて分散させた。得ら
れた分散液にポリイソシアネートを非磁性層の塗布液に
は10部、磁性層の塗布液には10部を加え、さらにそ
れぞれにシクロヘキサノン40部を加え,1μmの平均
孔径を有するフィルターを用いて濾過し、非磁性層形成
用および磁性層形成用の塗布液をそれぞれ調製した。
が1.7μmになるように厚さ4.4μmで中心面平均表
面粗さが2nmのアラミド支持体(商品名:ミクトロ
ン)上に塗布し一度乾燥させ、カレンダ処理を行ったの
ち、さらにその上に磁性層の厚さが0.15μmになる
ようにブレード方式により磁性層を塗布、6000Gの
磁力を持つコバルト磁石と6000Gの磁力を持つソレ
ノイドにより配向させた。これ以降については製法2と
同様に行った。また非磁性層のカレンダー処理を行わな
い方法をとることもできる。 製法5 (ディスク:スピンコート) 上記10の塗料のそれぞれについて、各成分をニーダで
混練したのち、サンドミルをもちいて分散させた。得ら
れた分散液にポリイソシアネートを非磁性層の塗布液に
は10部、磁性層の塗布液には10部を加え、さらにそ
れぞれにシクロヘキサノン40部を加え,1μmの平均
孔径を有するフィルターを用いて濾過し、非磁性層形成
用および磁性層形成用の塗布液をそれぞれ調製した。
【0181】得られた非磁性層塗布液を、乾燥後の厚さ
が1.5μmになるように厚さ62μmで中心面平均表面
粗さが3nmのポリエチレンテレフタレート支持体上に
スピンコート塗布し一度乾燥させたのち、さらにその上
に磁性層の厚さが0.15μmになるようにスピンコー
トにより磁性層を塗布、6000Gの同極対向Co磁石
により円周方向に配向処理をおこなった。これを製法1
と同様な圧力が得られるバッチ方式の圧延処理を行い表
面を平滑化した。これ以降については製法1と同様に行
った。また、非磁性層をスピンコート塗布し非磁性層が
未乾燥のうちにその上に磁性層をスピンコートする塗布
する方式を用いることもできる。スピンコート方式を用
いることで、記録方向の残留磁化量が大きくなるばかり
でなく、バリウムフェライトや短針状比の強磁性金属粉
末の垂直磁化成分を低減させ再生波形の対称性を良好に
することができる。 潤滑剤:脂肪酸エステル ジエステル L−a1 C17H35COO(CH2)4OCOC17H35 L−a2 C11H21COO(CH2)4OCOC11H21 L−a3 C17H33COO(CH2)2OCOC17H33 L−a4 C11H23COO(CH2)4OCOC11H23 L−a5 C27H53COO(CH2)4OCOC27H53 L−a6 C11H21COO(CH2)4OCOC17H33 L−a7 C17H33COO(CH2)11OCOC17H33 L−a8 C17H33COOCH2CH=CHCH2OCOC17H33 L−a9 C14H27COOCH2CH=CHCH2OCOC14H27 L−a10 C17H33COO(CH2)8OCOC14H27 モノエステル L−b1 C17H35COOC17H35 L−b2 C17H35COOC4H9 L−b3 C17H35COOCH2CH2OC4H9 L−b4 C17H35COO(CH2CH2O)2C4H9 支持体 b−1 ポリエチレンテレフタレート 厚さ:62μm、F−5値:MD 114MPa、 TD 107MPa 破断強度:MD 276MPa、TD 281MPa 破断伸度:MD 174MPa、TD 139MPa 熱収縮率(80℃、30分):MD 0.04%、 TD 0.05% 熱収縮率(100℃、30分):MD 0.2%、 TD 0.3% 温度膨張係数:長軸 15×10-5/℃、 短軸 18×10-5/℃ 中心面平均表面粗さ 3nm 支持体 b−2 ポリエチレンナフタレート 厚さ:55μ、中心面平均表面粗さ 1.8nm 熱収縮率(80℃、30分):MD 0.007%、 TD 0.007% 熱収縮率(100℃、30分):MD 0.02%、 TD 0.02% 温度膨張係数:長軸 10×10-5/℃、 短軸 11×10-5/℃ 支持体 b−3 ポリエチレンテレフタレート 厚さ:62μm、中心面平均表面粗さ 9nm 支持体 b−4 アラミド 厚さ 4.4μm 中心面平均表面粗さ 2nm 配向 o−1 ランダマイズ配向を行う。
が1.5μmになるように厚さ62μmで中心面平均表面
粗さが3nmのポリエチレンテレフタレート支持体上に
スピンコート塗布し一度乾燥させたのち、さらにその上
に磁性層の厚さが0.15μmになるようにスピンコー
トにより磁性層を塗布、6000Gの同極対向Co磁石
により円周方向に配向処理をおこなった。これを製法1
と同様な圧力が得られるバッチ方式の圧延処理を行い表
面を平滑化した。これ以降については製法1と同様に行
った。また、非磁性層をスピンコート塗布し非磁性層が
未乾燥のうちにその上に磁性層をスピンコートする塗布
する方式を用いることもできる。スピンコート方式を用
いることで、記録方向の残留磁化量が大きくなるばかり
でなく、バリウムフェライトや短針状比の強磁性金属粉
末の垂直磁化成分を低減させ再生波形の対称性を良好に
することができる。 潤滑剤:脂肪酸エステル ジエステル L−a1 C17H35COO(CH2)4OCOC17H35 L−a2 C11H21COO(CH2)4OCOC11H21 L−a3 C17H33COO(CH2)2OCOC17H33 L−a4 C11H23COO(CH2)4OCOC11H23 L−a5 C27H53COO(CH2)4OCOC27H53 L−a6 C11H21COO(CH2)4OCOC17H33 L−a7 C17H33COO(CH2)11OCOC17H33 L−a8 C17H33COOCH2CH=CHCH2OCOC17H33 L−a9 C14H27COOCH2CH=CHCH2OCOC14H27 L−a10 C17H33COO(CH2)8OCOC14H27 モノエステル L−b1 C17H35COOC17H35 L−b2 C17H35COOC4H9 L−b3 C17H35COOCH2CH2OC4H9 L−b4 C17H35COO(CH2CH2O)2C4H9 支持体 b−1 ポリエチレンテレフタレート 厚さ:62μm、F−5値:MD 114MPa、 TD 107MPa 破断強度:MD 276MPa、TD 281MPa 破断伸度:MD 174MPa、TD 139MPa 熱収縮率(80℃、30分):MD 0.04%、 TD 0.05% 熱収縮率(100℃、30分):MD 0.2%、 TD 0.3% 温度膨張係数:長軸 15×10-5/℃、 短軸 18×10-5/℃ 中心面平均表面粗さ 3nm 支持体 b−2 ポリエチレンナフタレート 厚さ:55μ、中心面平均表面粗さ 1.8nm 熱収縮率(80℃、30分):MD 0.007%、 TD 0.007% 熱収縮率(100℃、30分):MD 0.02%、 TD 0.02% 温度膨張係数:長軸 10×10-5/℃、 短軸 11×10-5/℃ 支持体 b−3 ポリエチレンテレフタレート 厚さ:62μm、中心面平均表面粗さ 9nm 支持体 b−4 アラミド 厚さ 4.4μm 中心面平均表面粗さ 2nm 配向 o−1 ランダマイズ配向を行う。
【0182】 o−2 Co磁石で長手方向に配向した後、ランダマイズ配向を行う。 o−3 Co磁石で長手方向に配向した後、ソレノイドで長手方向に配向 する。 o−4 Co磁石で垂直配向を行う。 o−5 Co磁石で円周配向を行う。 バック層塗料 bL−1 微粒子状カーボンブラック粉末 100部 [(キャボット社製、BP−800、平均粒子径:17nm)] 粗粒子状カーボンブラック粉末 10部 [(カーンカルブ社製、サーマルブラック、 平均粒子径:270nm)] 炭酸カルシウム(軟質無機粉末) 80部 [(白石工業(株)製、白艶華O、平均粒子径:40nm、 モース硬度:3)] α−アルミナ(硬質無機粉末) 5部 [(平均粒子径:200nm、モース硬度:9)] ニトロセルロース樹脂 140部 ポリウレタン樹脂 15部 ポリイソシアネート 40部 ポリエステル樹脂 5部 分散剤:オレイン酸銅 5部 銅フタロシアニン 5部 硫酸バリウム 5部 メチルエチルケトン 2200部 酢酸ブチル 300部 トルエン 600部
【0183】上記バックコート層を形成する各成分を連
続ニーダで混練したのち、サンドミルを用いて分散させ
た。得られた分散液を1μmの平均孔径を有するフィル
ターを用いて濾過し、バックコート層形成用塗布液を調
製した。以上のような各方法を適宜、表5又は表7のよ
うに組み合わせて得られたサンプルについて磁気特性、
中心面平均粗さ、面記録密度等を測定し表6又は表8に
示した。 (1)磁気特性(Hc):振動試料型磁束計(東英工業
社製)を用い、Hm10キロエルステッドで測定した。 (2)中心面平均表面粗さ(Ra):3D−MIRAU
での表面粗さ(Ra):WYKO社製TOPO3Dを用
いて、MIRAU法で約250μm×250μmの面積
のRa値を測定した。測定波長約650nmにて球面補
正、円筒補正を加えている。本方式は光干渉にて測定す
る非接触表面粗さ計である。 (3)線記録密度は記録方向1インチ当たりに記録する
信号のビット数である。 (4)トラック密度とは1インチ当たりのトラック数で
ある。 (5)面記録密度とは線記録密度とトラック密度を掛け
合わせたものである。 (6)φmとは磁気記録媒体の単位面積当たりの磁化量
である。Bm(ガウス)と厚みを掛け合わせたものであ
り、これは振動試料型磁束計(東英工業社製)を用い、
Hm10キロエルステッドで測定した値で、直接測定で
きる値である。
続ニーダで混練したのち、サンドミルを用いて分散させ
た。得られた分散液を1μmの平均孔径を有するフィル
ターを用いて濾過し、バックコート層形成用塗布液を調
製した。以上のような各方法を適宜、表5又は表7のよ
うに組み合わせて得られたサンプルについて磁気特性、
中心面平均粗さ、面記録密度等を測定し表6又は表8に
示した。 (1)磁気特性(Hc):振動試料型磁束計(東英工業
社製)を用い、Hm10キロエルステッドで測定した。 (2)中心面平均表面粗さ(Ra):3D−MIRAU
での表面粗さ(Ra):WYKO社製TOPO3Dを用
いて、MIRAU法で約250μm×250μmの面積
のRa値を測定した。測定波長約650nmにて球面補
正、円筒補正を加えている。本方式は光干渉にて測定す
る非接触表面粗さ計である。 (3)線記録密度は記録方向1インチ当たりに記録する
信号のビット数である。 (4)トラック密度とは1インチ当たりのトラック数で
ある。 (5)面記録密度とは線記録密度とトラック密度を掛け
合わせたものである。 (6)φmとは磁気記録媒体の単位面積当たりの磁化量
である。Bm(ガウス)と厚みを掛け合わせたものであ
り、これは振動試料型磁束計(東英工業社製)を用い、
Hm10キロエルステッドで測定した値で、直接測定で
きる値である。
【0184】これら線記録密度、トラック密度、面記録
密度はシステムによって決まる値である。 (7)ディスクのエラーレートは上記の線記録密度の信
号を(2,7)RLL変調方式をディスクに記録し測定し
た。 (8)テ−プのエラーレートは上記の線記録密度の信号
を8−10変換 PR1等化方式でテープに記録しDD
Sドライブを用いて測定した。 (9)磁性層の乾燥厚みは、磁気記録媒体を長手方向に
渡ってダイヤモンドカッターで約0.1μmの厚味に切
り出し、透過型電子顕微鏡で倍率10000倍〜100
000倍、好ましくは20000倍〜50,000倍で
観察し、その写真撮影を行った。写真のプリントサイズ
はA4〜A5である。その後、磁性層、下層非磁性層の
強磁性粉末や非磁性粉末の形状差に注目して界面を目視
判断して黒く渕どり、かつ磁性層表面も同様に黒く渕ど
った。その後、Zeiss社製画像処理装置IBAS2
にて渕どりした線の長さを測定した。試料写真の長さが
21cmの場合、測定を85〜300回行った。その際
の測定値の平均値を磁性層の乾燥厚みとした。 (10)走行耐久性:フロッピディスクドライブ(米
Iomega社製 ZIP100:回転数2968rp
m)を用い半径38mm位置にヘッドを固定し、記録密
度34kfciで記録を行った後その信号を再生し、1
00%とした。その後、以下のフローを1サイクルとす
るサーモサイクル環境で1500時間走行させた。走行
24時間おきに出力をモニタ−しその出力が初期の値の
70%以下となった点をNGとした。 (サーモサイクルフロー) 25℃、50%RH 1時間→(昇温 2時間)→60
℃、20%RH 7時間→(降温 2時間)→25℃、
50%RH 1時間→(降温 2時間)→5℃、50%
RH 7時間→(昇温 2時間)→<これを繰り返す> (11)ライナーウエア評価 ヘッドオフの状態で走行耐久性と同じ環境で、サンプル
を1000hr走行させ、終了したサンプルを走行後カ
ートリッジケースを開き磁気ディスクの磁性層表面を目
視観察し評価した。 ○:磁性層表面に欠陥がないもの △:磁性層表面の一部に細かな傷が発生したもの ×:磁性層表面全体に細かな傷が発生したもの (12)ライナ付着評価 ヘッドオフの状態で走行耐久性と同じ環境で、サンプル
を1000hr走行させ、終了したサンプルを走行後カ
ートリッジケースを開き磁気ディスクの磁性層表面を目
視観察し評価した。 ○:磁性層表面にライナの付着がないもの △:磁性層表面の一部にライナの付着が発生したもの ×:磁性層表面全体にライナの付着が発生したもの (13)起動トルク評価 東日製作所トルクゲ−ジ モデル300ATGを用い
て、Imation社製LS−120ドライブにおける
ヘッドオン時の起動トルクを測定した(単位:g・c
m)。
密度はシステムによって決まる値である。 (7)ディスクのエラーレートは上記の線記録密度の信
号を(2,7)RLL変調方式をディスクに記録し測定し
た。 (8)テ−プのエラーレートは上記の線記録密度の信号
を8−10変換 PR1等化方式でテープに記録しDD
Sドライブを用いて測定した。 (9)磁性層の乾燥厚みは、磁気記録媒体を長手方向に
渡ってダイヤモンドカッターで約0.1μmの厚味に切
り出し、透過型電子顕微鏡で倍率10000倍〜100
000倍、好ましくは20000倍〜50,000倍で
観察し、その写真撮影を行った。写真のプリントサイズ
はA4〜A5である。その後、磁性層、下層非磁性層の
強磁性粉末や非磁性粉末の形状差に注目して界面を目視
判断して黒く渕どり、かつ磁性層表面も同様に黒く渕ど
った。その後、Zeiss社製画像処理装置IBAS2
にて渕どりした線の長さを測定した。試料写真の長さが
21cmの場合、測定を85〜300回行った。その際
の測定値の平均値を磁性層の乾燥厚みとした。 (10)走行耐久性:フロッピディスクドライブ(米
Iomega社製 ZIP100:回転数2968rp
m)を用い半径38mm位置にヘッドを固定し、記録密
度34kfciで記録を行った後その信号を再生し、1
00%とした。その後、以下のフローを1サイクルとす
るサーモサイクル環境で1500時間走行させた。走行
24時間おきに出力をモニタ−しその出力が初期の値の
70%以下となった点をNGとした。 (サーモサイクルフロー) 25℃、50%RH 1時間→(昇温 2時間)→60
℃、20%RH 7時間→(降温 2時間)→25℃、
50%RH 1時間→(降温 2時間)→5℃、50%
RH 7時間→(昇温 2時間)→<これを繰り返す> (11)ライナーウエア評価 ヘッドオフの状態で走行耐久性と同じ環境で、サンプル
を1000hr走行させ、終了したサンプルを走行後カ
ートリッジケースを開き磁気ディスクの磁性層表面を目
視観察し評価した。 ○:磁性層表面に欠陥がないもの △:磁性層表面の一部に細かな傷が発生したもの ×:磁性層表面全体に細かな傷が発生したもの (12)ライナ付着評価 ヘッドオフの状態で走行耐久性と同じ環境で、サンプル
を1000hr走行させ、終了したサンプルを走行後カ
ートリッジケースを開き磁気ディスクの磁性層表面を目
視観察し評価した。 ○:磁性層表面にライナの付着がないもの △:磁性層表面の一部にライナの付着が発生したもの ×:磁性層表面全体にライナの付着が発生したもの (13)起動トルク評価 東日製作所トルクゲ−ジ モデル300ATGを用い
て、Imation社製LS−120ドライブにおける
ヘッドオン時の起動トルクを測定した(単位:g・c
m)。
【0185】
【表5】
【0186】
【表6】
【0187】サンプルNo18〜20ではサンプルNo
13のディスクを用い、線記録密度とトラック密度を変
えて同様にエラーレートを測定した。
13のディスクを用い、線記録密度とトラック密度を変
えて同様にエラーレートを測定した。
【0188】
【表7】
【0189】
【表8】
【0190】前述の如くエラーレートは上記の線記録密
度の信号を8−10変換 PR1等化方式でテープに記
録しDDSドライブを用いて測定した。サンプルNo3
0、31はサンプルNo24のテープを用い、線記録密
度とトラック密度を変えて同様にエラーレートを測定し
た。
度の信号を8−10変換 PR1等化方式でテープに記
録しDDSドライブを用いて測定した。サンプルNo3
0、31はサンプルNo24のテープを用い、線記録密
度とトラック密度を変えて同様にエラーレートを測定し
た。
【0191】
【表9】
【0192】
【表10】
【0193】
【表11】
【0194】表9〜11の結果より明らかな如く、本発
明の脂肪酸エステルとして、モノエステルとジエステル
の潤滑剤を併用した場合には顕著に走行耐久性、ライナ
ウエア、ライナ付着、起動トルクの点で良好な効果を発
揮した。なお、実験結果については明記しないが、上記
モノエステルとジエステルの潤滑剤を併用した場合に
は、コンピューターテ−プに適用しても、良好な100
パス後や1000パス後においても低い摩擦係数が得ら
れ、また耐久性として目詰まりが少なく、耐磨耗性の優
れた磁気記録媒体が得られ、好ましいことがわかった。 実施例35〜40 上層用磁性液と下層用非磁性液とを調製し、ポリエチレ
ンテレフタレート支持体の表面にそれらを塗布して本発
明の磁気記録媒体を製造した。
明の脂肪酸エステルとして、モノエステルとジエステル
の潤滑剤を併用した場合には顕著に走行耐久性、ライナ
ウエア、ライナ付着、起動トルクの点で良好な効果を発
揮した。なお、実験結果については明記しないが、上記
モノエステルとジエステルの潤滑剤を併用した場合に
は、コンピューターテ−プに適用しても、良好な100
パス後や1000パス後においても低い摩擦係数が得ら
れ、また耐久性として目詰まりが少なく、耐磨耗性の優
れた磁気記録媒体が得られ、好ましいことがわかった。 実施例35〜40 上層用磁性液と下層用非磁性液とを調製し、ポリエチレ
ンテレフタレート支持体の表面にそれらを塗布して本発
明の磁気記録媒体を製造した。
【0195】[上層用磁性液の調製]強磁性合金粉末A
(組成:Fe100原子に対して、Co20%、Al9
%、Y6%、Hc2000エルステッド、結晶子サイズ
15nm、BET比表面積59m2/g、平均長軸長0.09
μm、針状比7、σs140emu/g )100部をオープ
ンニーダーで10分間粉砕し、次いで塩化ビニル/酢酸
ビニル/グリシジルメタクリレート/2−ヒドロキシプ
ロピルアリルエーテル=86/5/5/4の共重合体に
ヒドロキシエチルスルフォネートナトリウム塩を付加し
た化合物(SO 3Na基=6×10-5eq/g含有、エポキ
シ基=10-3eq/g含有、Mw=30,000)を7.5
部及びポリウレタン樹脂(SO3Na基=7×10-5eq/
g含有、末端OH基含有、Mw=40,000、Tg=
90℃のポリエステルポリウレタン)5部(固形分)、
及びシクロヘキサノン60部を添加して60分間混練
し、次いで
(組成:Fe100原子に対して、Co20%、Al9
%、Y6%、Hc2000エルステッド、結晶子サイズ
15nm、BET比表面積59m2/g、平均長軸長0.09
μm、針状比7、σs140emu/g )100部をオープ
ンニーダーで10分間粉砕し、次いで塩化ビニル/酢酸
ビニル/グリシジルメタクリレート/2−ヒドロキシプ
ロピルアリルエーテル=86/5/5/4の共重合体に
ヒドロキシエチルスルフォネートナトリウム塩を付加し
た化合物(SO 3Na基=6×10-5eq/g含有、エポキ
シ基=10-3eq/g含有、Mw=30,000)を7.5
部及びポリウレタン樹脂(SO3Na基=7×10-5eq/
g含有、末端OH基含有、Mw=40,000、Tg=
90℃のポリエステルポリウレタン)5部(固形分)、
及びシクロヘキサノン60部を添加して60分間混練
し、次いで
【0196】 研磨剤(Al2O3 平均粒子径 0.2μm) 2部 カーボンブラック(平均粒子径40nm) 2部 メチルエチルケトン/トルエン=1/1 200部 を加えてサンドミルで120分間分散した。これに ポリイソシアネート(日本ポリウレタン製 コロネート 3041) 5部(固形分) 表12の潤滑剤 ステアリン酸 1部 オレイン酸 1部 メチルエチルケトン 50部 を加え、さらに20分間攪拌混合したあと、1μmの平
均孔径を有するフィルターを用いて濾過し、磁性塗料を
調製した。
均孔径を有するフィルターを用いて濾過し、磁性塗料を
調製した。
【0197】
【表12】
【0198】[下層用非磁性液の調製]酸化チタン(平
均粒径0.035μm、結晶型ルチル、TiO2 含有量
90%以上、表面処理層;アルミナ、BET比表面積3
5〜42m2/g、真比重4.1、pH6.5〜8.0)8
5部をオープンニーダーで10分間粉砕し、次いで塩化
ビニル/酢酸ビニル/グリシジルメタクリレート=86
/9/5の共重合体にヒドロキシエチルスルフォネート
ナトリウム塩を付加した化合物(SO3 Na基=6×1
0-5eq/g含有、エポキシ基=10-3eq/g含有、Mw=3
0,000)(塩化ビニル系バインダー)を17部及び
スルホン酸含有ポリウレタン樹脂東洋紡製UR8700
(ポリウレタン)6部(固形分)、及びシクロヘキサノ
ン60部を添加して60分間混練し、次いで
均粒径0.035μm、結晶型ルチル、TiO2 含有量
90%以上、表面処理層;アルミナ、BET比表面積3
5〜42m2/g、真比重4.1、pH6.5〜8.0)8
5部をオープンニーダーで10分間粉砕し、次いで塩化
ビニル/酢酸ビニル/グリシジルメタクリレート=86
/9/5の共重合体にヒドロキシエチルスルフォネート
ナトリウム塩を付加した化合物(SO3 Na基=6×1
0-5eq/g含有、エポキシ基=10-3eq/g含有、Mw=3
0,000)(塩化ビニル系バインダー)を17部及び
スルホン酸含有ポリウレタン樹脂東洋紡製UR8700
(ポリウレタン)6部(固形分)、及びシクロヘキサノ
ン60部を添加して60分間混練し、次いで
【0199】 メチルエチルケトン/シクロヘキサノン=6/4 200部 を加えてサンドミルで120分間分散した。これに表1
3の潤滑剤と ポリイソシアネート:硬化剤 (日本ポリウレタン製 コロネート3041) 13部(固形分) ステアリン酸 1部 オレイン酸 1部 メチルエチルケトン 50部 を加え、さらに20分間攪拌混合したあと、1μmの平
均孔径を有するフィルターを用いて濾過し、非磁性塗料
を調製した。
3の潤滑剤と ポリイソシアネート:硬化剤 (日本ポリウレタン製 コロネート3041) 13部(固形分) ステアリン酸 1部 オレイン酸 1部 メチルエチルケトン 50部 を加え、さらに20分間攪拌混合したあと、1μmの平
均孔径を有するフィルターを用いて濾過し、非磁性塗料
を調製した。
【0200】
【表13】
【0201】得られた非磁性塗料を1.5μmに、さら
にその直後に磁性塗料を乾燥後の厚さが0.2μmにな
るように、厚さ62μmのポリエチレンテレフタレート
支持体の表面に同時重層塗布した。両層が未乾燥の状態
で周波数50Hz、250ガウス、また周波数50H
z、120ガウスの2つの磁場強度の交流磁場発生装置
の中を通過させランダム配向処理を行ない、さらに乾燥
後、金属ロール−金属ロール−金属ロール−金属ロール
−金属ロール−金属ロール−金属ロールの組み合せによ
るカレンダー処理(速度100m/min 、線圧300 kg/
cm、温度90℃)を行なった。3.7インチのディスク
に打ち抜き、表面研磨処理を施した後、ライナーが内側
に設置された、米 Iomega社製Zip−Disk
カートリッジに入れ所定の機構部品を付加してフロッピ
ーディスクサンプルを得た。
にその直後に磁性塗料を乾燥後の厚さが0.2μmにな
るように、厚さ62μmのポリエチレンテレフタレート
支持体の表面に同時重層塗布した。両層が未乾燥の状態
で周波数50Hz、250ガウス、また周波数50H
z、120ガウスの2つの磁場強度の交流磁場発生装置
の中を通過させランダム配向処理を行ない、さらに乾燥
後、金属ロール−金属ロール−金属ロール−金属ロール
−金属ロール−金属ロール−金属ロールの組み合せによ
るカレンダー処理(速度100m/min 、線圧300 kg/
cm、温度90℃)を行なった。3.7インチのディスク
に打ち抜き、表面研磨処理を施した後、ライナーが内側
に設置された、米 Iomega社製Zip−Disk
カートリッジに入れ所定の機構部品を付加してフロッピ
ーディスクサンプルを得た。
【0202】〔測定実験〕実施例35〜40、比較例5
で得られたディスクサンプルを次のような方法で測定し
た。 C/Feの測定 Φ社製PHI−660型オージエ電子分光法測定器を用
い、C/Fe値を測定した。測定条件は次の通りであっ
た。
で得られたディスクサンプルを次のような方法で測定し
た。 C/Feの測定 Φ社製PHI−660型オージエ電子分光法測定器を用
い、C/Fe値を測定した。測定条件は次の通りであっ
た。
【0203】1次電子線の加速電圧3kV、試料電流1
30nA、倍率250倍、傾斜角度30度。運動エネル
ギー(Kinetic Energy)130eV〜730eVの範囲を3
回積算し、炭素のKLLピークと鉄のLMNピークの強
度を微分形で求め、C/Feの比を求めた。
30nA、倍率250倍、傾斜角度30度。運動エネル
ギー(Kinetic Energy)130eV〜730eVの範囲を3
回積算し、炭素のKLLピークと鉄のLMNピークの強
度を微分形で求め、C/Feの比を求めた。
【0204】電磁変換特性測定試験 米GUZIK社製のRWA1001型ディスク評価装置
及び協同電子システム(株)製スピンスタンドLSー9
0にて、ギャップ長0.3μmのメタルインギャップヘ
ッドを用い、半径24.6mmの位置において線記録密度
60kfci時での再生出力(TAA)とDCイレーズ後の
ノイズレベルを測定し、S/N値を求めた。なお、実施
例40のS/NをゼロdBとしたときの相対的なS/Nを
評価した。
及び協同電子システム(株)製スピンスタンドLSー9
0にて、ギャップ長0.3μmのメタルインギャップヘ
ッドを用い、半径24.6mmの位置において線記録密度
60kfci時での再生出力(TAA)とDCイレーズ後の
ノイズレベルを測定し、S/N値を求めた。なお、実施
例40のS/NをゼロdBとしたときの相対的なS/Nを
評価した。
【0205】走行耐久性測定試験 フロッピーディスクドライブ(米Iomega社製ZI
P100:回転数2968rpm )を用いて半径38mm位
置にヘッドを固定し記録密度34kfciで記録した後その
信号を再生し100%とした。その後以下のフローを1
サイクルとするサーモサイクル環境で1500時間走行
させた。
P100:回転数2968rpm )を用いて半径38mm位
置にヘッドを固定し記録密度34kfciで記録した後その
信号を再生し100%とした。その後以下のフローを1
サイクルとするサーモサイクル環境で1500時間走行
させた。
【0206】走行24時間おきに出力をモニターし初期
の70%以下となったときNGとしその時間を表した。 25℃50%RH 1時間→昇温2時間→60℃20%
RH 7時間→降温2時間→25℃50%RH 1時間
→降温2時間→5℃10%RH 7時間→昇温2時間
の70%以下となったときNGとしその時間を表した。 25℃50%RH 1時間→昇温2時間→60℃20%
RH 7時間→降温2時間→25℃50%RH 1時間
→降温2時間→5℃10%RH 7時間→昇温2時間
【0207】高温高湿保存後の走行耐久性試験 ディスクサンプルをで60℃90%RH雰囲気に8週間
保存させたあと、上記と同様の方法で走行耐久性を評
価した。 起動トルク試験 東日製作所製トルクゲージ モデル300ATGを用い
て、Imation社製LS−120ドライブにおける
ヘッドON時の起動トルクを測定した。
保存させたあと、上記と同様の方法で走行耐久性を評
価した。 起動トルク試験 東日製作所製トルクゲージ モデル300ATGを用い
て、Imation社製LS−120ドライブにおける
ヘッドON時の起動トルクを測定した。
【0208】 ライナーウェア試験 ヘッドオフの状態で走行耐久性と同じ環境で、サンプル
を1000時間走行させた。走行終了後、サンプルのカ
ートリッジケースを開き磁気ディスクの磁性層表面を目
視観察し、次の基準で評価した。 ○:磁性層表面に欠陥がないもの △:磁性層表面の一部に細かな傷が発生したもの ×:磁性層表面全体に細かな傷が発生したもの 尚、本発明の上記実施例で用いた強磁性粉末の粒径の測
定方法は、以下によった。
を1000時間走行させた。走行終了後、サンプルのカ
ートリッジケースを開き磁気ディスクの磁性層表面を目
視観察し、次の基準で評価した。 ○:磁性層表面に欠陥がないもの △:磁性層表面の一部に細かな傷が発生したもの ×:磁性層表面全体に細かな傷が発生したもの 尚、本発明の上記実施例で用いた強磁性粉末の粒径の測
定方法は、以下によった。
【0209】試料の強磁性粉末粒子を透過型電子顕微鏡
で観察し、プリントした写真の粒子一個一個を画像解析
装置で測定して、粒度分布を求めた。 1.試料調整 約10mlの水の入った秤量瓶にほぼ耳掻き一杯の粉末
粒子を入れ、超音波分散を10分行った後、コロジオン
膜を張った銅メッシュですくって乾燥させた。それをカ
ーボン蒸着して補強し、観察用試料とした。 2.粒子の観察および写真プリント 観察:装置…透過型電子顕微鏡 撮影倍率…6万倍 写真プリント:総合倍率…20万倍 総合倍率は同時観察の回折格子像から補正した。 3.粒子サイズの測定 装置:KONTRON社製画像解析装置 KS400 方法:デジタイザー上に写真の粒子の外形をスライスペ
ンでトレースして、強磁性金属粉末では、長軸長、短軸
長を測定し、それの平均を平均長軸長、平均短軸長と
し、それらの比(平均長軸長/平均短軸長)を針状比と
し、強磁性六方晶フェライト粉末では、板径、板厚を測
定し、それの平均を平均板径、平均板厚とし、それらの
比(平均板径/平均板厚)を板状比とした。
で観察し、プリントした写真の粒子一個一個を画像解析
装置で測定して、粒度分布を求めた。 1.試料調整 約10mlの水の入った秤量瓶にほぼ耳掻き一杯の粉末
粒子を入れ、超音波分散を10分行った後、コロジオン
膜を張った銅メッシュですくって乾燥させた。それをカ
ーボン蒸着して補強し、観察用試料とした。 2.粒子の観察および写真プリント 観察:装置…透過型電子顕微鏡 撮影倍率…6万倍 写真プリント:総合倍率…20万倍 総合倍率は同時観察の回折格子像から補正した。 3.粒子サイズの測定 装置:KONTRON社製画像解析装置 KS400 方法:デジタイザー上に写真の粒子の外形をスライスペ
ンでトレースして、強磁性金属粉末では、長軸長、短軸
長を測定し、それの平均を平均長軸長、平均短軸長と
し、それらの比(平均長軸長/平均短軸長)を針状比と
し、強磁性六方晶フェライト粉末では、板径、板厚を測
定し、それの平均を平均板径、平均板厚とし、それらの
比(平均板径/平均板厚)を板状比とした。
【0210】測定粒子数…500個
【0211】
【表14】
【0212】上記の結果から以下のことが分かった。本
実施例35〜40は、長時間走行させてもその後の走行
に支障が生じないという走行耐久性に優れている。高温
高湿下で長時間保存しても使用上支障が生じないという
保存性にも優れている。高温高湿下で長時間保存した後
に長時間走行してもなお走行に支障の生じないという保
存後の走行耐久性にも優れている。長時間走行させても
磁気ディスクの磁性層に異常が生じない。すなわちライ
ナーウェアが良化し、起動トルクも低い。
実施例35〜40は、長時間走行させてもその後の走行
に支障が生じないという走行耐久性に優れている。高温
高湿下で長時間保存しても使用上支障が生じないという
保存性にも優れている。高温高湿下で長時間保存した後
に長時間走行してもなお走行に支障の生じないという保
存後の走行耐久性にも優れている。長時間走行させても
磁気ディスクの磁性層に異常が生じない。すなわちライ
ナーウェアが良化し、起動トルクも低い。
【0213】
【発明の効果】本発明は支持体上に実質的に非磁性の下
層を設け、該下層の上に強磁性金属粉末または強磁性六
方晶フェライト粉末を結合剤中に含む磁性層を設けた磁
気記録媒体において、前記磁気記録媒体は面記録密度が
0.17〜2Gbit/inch2の信号を記録する磁気記録媒
体であり、前記磁性層の乾燥厚みが0.05〜0.30
μmであり、前記磁性層の抗磁力が1800エルステッ
ド以上であり、少なくとも前記下層は少なくとも脂肪酸
エステルを含み、且つ前記磁性層の表面をオージェ電子
分光法で測定したときのC/Feピーク比が5〜120
であることを特徴とする磁気記録媒体によって、従来の
技術では得ることができなかった大容量で、優れた高密
度特性と優れた耐久性を併せ持ち、特に走行耐久性が格
段に優れた磁気記録媒体を得ることができる。
層を設け、該下層の上に強磁性金属粉末または強磁性六
方晶フェライト粉末を結合剤中に含む磁性層を設けた磁
気記録媒体において、前記磁気記録媒体は面記録密度が
0.17〜2Gbit/inch2の信号を記録する磁気記録媒
体であり、前記磁性層の乾燥厚みが0.05〜0.30
μmであり、前記磁性層の抗磁力が1800エルステッ
ド以上であり、少なくとも前記下層は少なくとも脂肪酸
エステルを含み、且つ前記磁性層の表面をオージェ電子
分光法で測定したときのC/Feピーク比が5〜120
であることを特徴とする磁気記録媒体によって、従来の
技術では得ることができなかった大容量で、優れた高密
度特性と優れた耐久性を併せ持ち、特に走行耐久性が格
段に優れた磁気記録媒体を得ることができる。
【0214】本発明によって磁気記録媒体の面記録密度
が0.17〜2Gbit/inch2 であり、好ましくは0.2
〜2Gbit/inch2 であり、前記磁性層の乾燥厚みが0.
05〜0.30μm、好ましくは0.05〜0.25μ
mであり、好ましくはφmが8.0×10-3〜1.0×
10-3emu/cm2 、さらに好ましくはφmが10.0×1
0-3〜1.0×10-3emu/cm2である磁気記録媒体に走
行耐久性の実用特性を付与でき、従来の塗布型の磁気記
録媒体の技術では得ることができなかった優れた高密度
記録特性と優れた耐久性を併せ持つ走行耐久性が格段に
改良された磁気記録媒体を得ることができる。
が0.17〜2Gbit/inch2 であり、好ましくは0.2
〜2Gbit/inch2 であり、前記磁性層の乾燥厚みが0.
05〜0.30μm、好ましくは0.05〜0.25μ
mであり、好ましくはφmが8.0×10-3〜1.0×
10-3emu/cm2 、さらに好ましくはφmが10.0×1
0-3〜1.0×10-3emu/cm2である磁気記録媒体に走
行耐久性の実用特性を付与でき、従来の塗布型の磁気記
録媒体の技術では得ることができなかった優れた高密度
記録特性と優れた耐久性を併せ持つ走行耐久性が格段に
改良された磁気記録媒体を得ることができる。
フロントページの続き (72)発明者 山崎 信夫 神奈川県小田原市扇町2丁目12番1号 富 士写真フイルム株式会社内 (72)発明者 橋本 博司 神奈川県小田原市扇町2丁目12番1号 富 士写真フイルム株式会社内
Claims (14)
- 【請求項1】 支持体上に実質的に非磁性の下層を設
け、該下層の上に強磁性金属粉末または強磁性六方晶フ
ェライト粉末である強磁性粉末を結合剤中に含む磁性層
を設けた磁気記録媒体において、前記磁気記録媒体は面
記録密度が0.17〜2Gbit/inch2の信号を記録する
磁気記録媒体であり、前記磁性層の乾燥厚みが0.05
〜0.30μmであり、前記磁性層の抗磁力が1800
エルステッド以上であり、少なくとも前記下層は脂肪酸
エステルを含み、且つ前記磁性層の表面をオージェ電子
分光法で測定したときのC/Feピーク比が5〜120
であることを特徴とする磁気記録媒体。 - 【請求項2】 前記磁性層のφmが10.0×10-3〜
1.0×10-3emu/cm 2 であり、前記磁性層の抗磁力が
2100エルステッド以上であることを特徴とする請求
項1記載の磁気記録媒体。 - 【請求項3】 前記磁性層の乾燥厚みが0.05〜0.
25μmであり、且つ前記磁性層の表面をオージェ電子
分光法で測定したときのC/Feピーク比が5〜100
であることを特徴とする請求項1記載の磁気記録媒体。 - 【請求項4】 少なくとも前記下層は脂肪酸と脂肪酸エ
ステルを含み、前記脂肪酸は少なくとも飽和脂肪酸を含
み、前記脂肪酸エステルは少なくとも飽和脂肪酸エステ
ル又は不飽和脂肪酸エステルを含むことを特徴とする請
求項1記載の磁気記録媒体。 - 【請求項5】 前記脂肪酸エステルはモノエステル及び
ジエステルを含むことを特徴とする請求項1記載の磁気
記録媒体。 - 【請求項6】 前記脂肪酸エステルは飽和脂肪酸エステ
ル及び不飽和脂肪酸エステルを含むことを特徴とする請
求項1記載の磁気記録媒体。 - 【請求項7】 前記磁性層の表面をオージェ電子分光法
で測定したときのC/Feピーク比が5〜80であるこ
とを特徴とする請求項1記載の磁気記録媒体。 - 【請求項8】 前記強磁性粉末100重量部又は前記下
層に含まれる非磁性粉末100重量部に対し、前記脂肪
酸エステルを磁性層及び非磁性層に各々8〜30重量部
含み、且つ前記磁気記録媒体がディスク状であることを
特徴とする請求項6記載の磁気記録媒体。 - 【請求項9】 前記脂肪酸エステルがR1 −COO−R
2 −OCO−R3 、R4 −COO−(R5 −O)m −R
6 (式中、mは1〜10の整数)、またはR7−COO
−R8の少なくともいずれか1種であることを特徴とす
る請求項1記載の磁気記録媒体。(式中、R2 及びR5
は各々独立して−(CH2 )n −あるいは−(CH2 )
n−(nは1〜12の整数)から誘導される不飽和結合
を含んでいても良い2価の基を示すか、−〔CH2 CH
(CH3 )〕−、あるいは−〔CH2 C(CH3 ) 2 C
H2〕−を示し、R1 、R3 、R4 及びR7 は各々独立
して炭素数12〜30の鎖状飽和または不飽和炭化水素
基で互いに同一でも異なってもよい。R6 及びR8 は各
々独立して炭素数1〜26の鎖状または分岐、飽和また
は不飽和炭化水素基で互いに同一でも異なってもよ
い。) - 【請求項10】 前記磁性層の乾燥厚みが0.05〜
0.20μmであり、かつ前記磁性層中に平均粒子径が
0.4μm以下の研磨剤を含むことを特徴とする請求項
1記載の磁気記録媒体。 - 【請求項11】 前記磁気記録媒体は前記面記録密度が
0.20〜2Gbit/inch2の信号を記録する磁気記録媒
体であり、かつ前記下層にモース硬度4以上の無機粉末
を含むことを特徴とする請求項1記載の磁気記録媒体。 - 【請求項12】 前記強磁性金属粉末がFeを主体と
し、平均長軸長が0.12μm以下、結晶子サイズが8
0Å〜180Åであることを特徴とする請求項1記載の
磁気記録媒体。 - 【請求項13】 前記強磁性金属粉末のAl/Feが5
原子%〜30原子%であることを特徴とする請求項12
記載の磁気記録媒体。 - 【請求項14】 前記磁気記録媒体は回転数1800rp
m 以上の記録再生システム用のディスク状の磁気記録媒
体用であることを特徴とする請求項1記載の磁気記録媒
体。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10065599A JPH10320744A (ja) | 1997-03-14 | 1998-03-16 | 磁気記録媒体 |
Applications Claiming Priority (3)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6156097 | 1997-03-14 | ||
| JP9-61560 | 1997-03-14 | ||
| JP10065599A JPH10320744A (ja) | 1997-03-14 | 1998-03-16 | 磁気記録媒体 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10320744A true JPH10320744A (ja) | 1998-12-04 |
Family
ID=26402607
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP10065599A Pending JPH10320744A (ja) | 1997-03-14 | 1998-03-16 | 磁気記録媒体 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH10320744A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2001011481A (ja) * | 1999-06-29 | 2001-01-16 | Kyodo Yushi Co Ltd | 等速ジョイント用グリース組成物 |
| JP2020123701A (ja) * | 2019-01-31 | 2020-08-13 | Dowaエレクトロニクス株式会社 | マグネトプランバイト型六方晶フェライト磁性粉末およびその製造方法 |
-
1998
- 1998-03-16 JP JP10065599A patent/JPH10320744A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2001011481A (ja) * | 1999-06-29 | 2001-01-16 | Kyodo Yushi Co Ltd | 等速ジョイント用グリース組成物 |
| JP2020123701A (ja) * | 2019-01-31 | 2020-08-13 | Dowaエレクトロニクス株式会社 | マグネトプランバイト型六方晶フェライト磁性粉末およびその製造方法 |
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