JPH10321719A - 半導体集積回路装置およびその製造方法 - Google Patents

半導体集積回路装置およびその製造方法

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JPH10321719A
JPH10321719A JP9128551A JP12855197A JPH10321719A JP H10321719 A JPH10321719 A JP H10321719A JP 9128551 A JP9128551 A JP 9128551A JP 12855197 A JP12855197 A JP 12855197A JP H10321719 A JPH10321719 A JP H10321719A
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JP
Japan
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insulating film
film
integrated circuit
circuit device
semiconductor integrated
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JP9128551A
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English (en)
Inventor
Hiroyuki Maruyama
裕之 丸山
Tadashi Ohashi
直史 大橋
Makoto Yoshida
吉田  誠
Takahiro Kumauchi
隆宏 熊内
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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  • Local Oxidation Of Silicon (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ゲート電極によるギャップを、低温でかつ十
分に埋め込むことができるとともに、その後の熱処理に
よっても分解等の変質をせず、接続孔間の絶縁性を保持
することができる層間絶縁膜を提供する。 【解決手段】 半導体基体1の主面上のゲート電極5
と、ゲート電極5と同時に形成される配線9とで形成さ
れるギャップを、第1絶縁膜10上に形成された第2絶
縁膜11で埋め込む。第2絶縁膜11は、温度25℃に
おいて粘性係数100mPa・s以下の流動性を有し、
少なくとも、シリコン、窒素および水素を含み、550
℃以下の酸素雰囲気においてSi−O結合を形成する被
膜、たとえばポリシラザン(ペルヒドロポリシラザ
ン)、シラニミン、シラトランまたはオルガノペンタフ
ルオロシリケートを堆積し、これを熱処理することによ
り形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体集積回路装
置およびその製造技術に関し、特に、MISFETのゲ
ート電極の間隔が極めて微細な高集積半導体集積回路装
置に適用して有効な技術に関するものである。
【0002】
【従来の技術】半導体集積回路装置の集積度が向上する
に従い、その素子間隔が狭くなり、CMISFET(Co
mplementary-MISFET)を用いたロジック集積回路装置、
あるいは、DRAM(Dynamic Random Access Memory)
のメモリセルアレイ領域等において、ゲート電極間隔の
縮小が図られている。ゲート電極間隔の縮小はメモリ素
子の記憶容量およびチップ面積の縮小に直接影響するた
め、その縮小化の要求は強い。
【0003】一般に、高集積ロジック集積回路装置やD
RAMのメモリセルアレイ領域においては、ゲート電極
はフォトリソグラフィの解像限界で規定される最小加工
寸法で加工される。このような微細な加工が施されたゲ
ート電極の直上の部材、たとえば第1層配線やDRAM
におけるビット配線あるいは蓄積容量も最小加工寸法の
近傍で加工される。また、第1層配線あるいはビット配
線等と半導体基体とを接続するための接続孔もゲート電
極の加工精度に対応して最小加工寸法で加工される。
【0004】このように、ゲート電極を覆う層間絶縁膜
への接続孔の開口、またはその層間絶縁膜上に形成され
る第1層配線等の部材の加工に高精度な加工性能が要求
されるため、層間絶縁膜の平坦性の確保が強く要求され
ることとなる。すなわち、被加工面である層間絶縁膜の
平坦性が悪い場合には、フォトリソグラフィの解像度が
低下し、十分な加工精度を確保することができないため
である。微細な加工を実現するための光源波長の短波長
化等により焦点深度が浅くなり、フォーカスマージンを
難くなっている現状においては特にその要求は強い。
【0005】したがって、ゲート電極を覆う層間絶縁膜
には、ゲート電極によって形成される凹部を埋め込むた
めのギャップフィル特性が重要となる。
【0006】従来、このようなギャップフィルを行うた
めの絶縁膜としては、たとえば、昭和62年9月29
日、日刊工業新聞社発行、「COMSデバイスハンドブ
ック」、p279〜p284に記載されているように、
PSG(Phosposilicate Glass)膜またはBPSG(Bo
ro-PhospoSilicate Glass)膜が知られている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところが、本発明者ら
の検討の結果、前記のような高集積ロジック集積回路装
置やDRAMのメモリセルアレイ領域に形成されるMI
SFETのゲート電極を埋め込むための層間絶縁膜にP
SG膜あるいはBPSG膜を用いようとすると、今後の
微細化されたMISFETにおいては以下のような問題
があることを認識した。
【0008】すなわち、PSG膜あるいはBPSG膜
は、リフローにより流動性を持たせて、従来の設計ルー
ル程度、すなわちμmオーダーのゲート電極のギャップ
フィルを行うには問題は無いものの、ゲート電極が微細
化されその間隔が0.3μm程度まで狭くなった場合に
は、リフロー時のPSG膜あるいはBPSG膜の粘性で
は十分でなく、満足なギャップフィルを行うことが困難
となる。この結果、ゲート電極間の凹部にボイド等を生
じ、半導体集積回路装置の所定の性能および信頼性を確
保することが難しくなる。
【0009】また、PSG膜あるいはBPSG膜のリフ
ローを行うためには、800℃、10分、あるいは90
0℃、数分程度の熱処理が必要であり、MISFETの
ソース・ドレイン領域を構成する不純物半導体領域の不
純物分布に影響を与える可能性がある。半導体集積回路
装置が微細化され、MISFETのチャネル間隔も狭く
なる今後の技術動向においては、不純物半導体領域の不
純物分布はより正確に制御される必要があり、その形成
後における熱処理により不純物の分布に影響を与えるこ
とは好ましくなく、顕著な場合にはシャロージャンクシ
ョンを形成したチャネル間にリークを生じる場合も発生
する。この結果、半導体集積回路装置の性能と信頼性を
低下する可能性がある。
【0010】一方、MISFETのソース・ドレイン領
域を構成する不純物半導体領域の不純物分布に影響を与
えることなく高平坦な絶縁膜を形成することができる技
術としてSOG膜を用いる技術が考えられるが、アルキ
ル基を含む有機シラン液を塗布した後400℃程度の温
度でアニールして形成する従来の有機SOG膜を、MI
SFETのゲート電極を覆う層間絶縁膜に用いることは
困難である。すなわち、有機SOG膜は、その膜中にメ
チル基、エチル基等のアルキル基を含み、膜形成後の加
熱により前記アルキル基が分解されてしまうという性質
を有する。したがって、層間絶縁膜形成後にPSG膜等
をトラッピング膜として形成するときの加熱処理により
有機SOG膜が分解され、その後の接続孔の開口および
接続孔開口後の酸洗浄により有機SOG膜が過剰にエッ
チングされ、極端な場合にはサイドエッチングが発生し
て接続孔の間がつながってしまうこととなる。この結
果、接続孔間の絶縁性が保たれず、接続孔に形成される
接続部材間にリークが発生して半導体集積回路装置の正
常な動作を確保することができなくなる。また、そのよ
うな事態に至らずとも、半導体集積回路装置の信頼性を
著しく低下させることとなる。
【0011】本発明の目的は、高集積ロジック集積回路
装置やDRAMのメモリセルアレイ領域に形成されるM
ISFETのゲート電極によるギャップを十分に埋め込
むことができる層間絶縁膜を提供し、半導体集積回路装
置の性能と信頼性を向上することにある。
【0012】また、本発明の他の目的は、高集積ロジッ
ク集積回路装置やDRAMのメモリセルアレイ領域に形
成されるMISFETのゲート電極によるギャップを、
MISFETの不純物半導体領域の不純物分布を変化さ
せるような高温かつ長時間な熱処理を伴うことなく、十
分に埋め込むことができる層間絶縁膜の形成技術を提供
し、半導体集積回路装置の性能と信頼性を向上すること
にある。
【0013】また、本発明のさらに他の目的は、高集積
ロジック集積回路装置やDRAMのメモリセルアレイ領
域に形成されるMISFETのゲート電極によるギャッ
プを、低温でかつ十分に埋め込むことができるととも
に、その後の熱処理によっても分解等の変質をせず、接
続孔間の絶縁性を保持することができる層間絶縁膜を提
供し、半導体集積回路装置の性能と信頼性を向上するこ
とにある。
【0014】本発明の前記ならびにその他の目的と新規
な特徴は、本明細書の記述および添付図面から明らかに
なるであろう。
【0015】
【課題を解決するための手段】本願において開示される
発明のうち、代表的なものの概要を簡単に説明すれば、
次のとおりである。
【0016】(1)本発明の半導体集積回路装置は、半
導体基体の主面にゲート絶縁膜を介して形成されたゲー
ト電極と、ゲート電極の両側の半導体基体の主面に形成
された不純物半導体領域とを有するMISFETを含
み、MISFETの上層に形成され、かつ、半導体集積
回路装置の金属または金属化合物からなる配線層の下層
に形成された層間絶縁膜を有する半導体集積回路装置で
あって、その層間絶縁膜には、その下層形状により形成
された凹部を埋め込む絶縁膜を含み、その絶縁膜は、温
度25℃における粘性係数が100mPa・s以下の流
動性を有する被膜を堆積し、その被膜の硬化によって形
成されたものである。
【0017】このような半導体集積回路装置によれば、
層間絶縁膜に絶縁膜を含み、その絶縁膜が、温度25℃
における粘性係数が100mPa・s以下の流動性を有
する被膜の堆積と、その被膜の硬化によって形成された
ものであるため、層間絶縁膜の下層形状により形成され
た凹部を十分に埋め込むことが可能である。すなわち、
凹部は、温度25℃における粘性係数が100mPa・
s以下の被膜により十分な流動性をもって埋め込まれ、
これを硬化して絶縁膜を形成するため、凹部はほぼ完全
に埋め込まれることとなる。
【0018】なお、絶縁膜は、ゲート電極を直接覆う絶
縁膜とすることができ、またはゲート電極の上面および
側面ならびに半導体基体の主面を覆う薄い絶縁膜を介し
て形成された絶縁膜とすることができる。
【0019】このように、ゲート電極を直接覆う絶縁
膜、あるいは絶縁膜の一層を介してゲート電極を覆う絶
縁膜とすることにより、ゲート電極は絶縁膜によりほぼ
完全に埋め込まれ、その後の工程におけるフォトリソグ
ラフィのフォーカスマージンを向上して、層間絶縁膜の
開口する接続孔あるいは層間絶縁膜上に形成される第1
層配線等の部材の加工性能を向上することができる。こ
れにより、半導体集積回路装置の集積度を向上し、その
性能と信頼性を向上することができる。
【0020】なお、ゲート電極および半導体基体と絶縁
膜との間に形成される絶縁膜は、たとえばシリコン窒化
膜を例示することができる。このようなシリコン窒化膜
を形成することにより、層間絶縁膜に開口する接続孔の
加工により、接続孔底面の半導体基体の過剰なエッチン
グを防止し、半導体集積回路装置の信頼性を向上するこ
とができる。
【0021】(2)また、本発明の半導体集積回路装置
は、前記(1)記載の半導体集積回路装置であって、絶
縁膜の上層に不純物のトラッピング作用を有するパッシ
ベーション膜を有し、絶縁膜はパッシベーション膜の活
性化のための熱処理によって分解および密度の低下を著
しく生ずることが無いものである。
【0022】このような半導体集積回路装置によれば、
絶縁膜がパッシベーション膜の活性化のための熱処理に
よって分解および密度の低下を著しく生ずることが無い
ものであるため、パッシベーション膜の形成後に接続孔
を開口し、その後酸洗浄等を施しても絶縁膜が浸食され
てボイド、サイドエッチ等による接続孔間のつながりを
生じることがない。この結果、接続孔間の絶縁性が保持
され、所定の性能および信頼性を具備した半導体集積回
路装置とすることができる。
【0023】なお、パッシベーション膜としては、たと
えばPSG膜を例示することができ、熱処理の条件とし
ては、たとえば800℃、10秒を例示することができ
る。
【0024】また、絶縁膜としては、主にSi−O結合
を主骨格とするものであり、かつ、アルキル基を多く含
有するものでないものを例示することができる。このよ
うに絶縁膜が主にSi−O結合を主骨格とする場合に
は、その結合力の強さから1000℃程度の耐熱性を有
することができ、また、アルキル基を多く含有しないこ
とから、このようなアルキル基が熱分解されて、前記酸
洗浄の際のサイドエッチ等の原因となることもない。
【0025】(3)また、前記(1)または(2)記載
の半導体集積回路装置において、前記被膜は、少なくと
も、シリコン、窒素および水素を含むものであり、酸素
を含む550℃以下の雰囲気においてSi−O結合を形
成するものである。前記被膜を、このように少なくと
も、シリコン、窒素および水素を含み、酸素を含む55
0℃以下の雰囲気においてSi−O結合を形成するもの
とすることにより、絶縁膜を550℃以下の低温で形成
することができる。このように、低温で絶縁膜が形成で
きるため、MISFETの不純物半導体領域の不純物分
布に影響を与えることがなく、半導体集積回路装置の微
細化および高集積化に対応することができ、かつ半導体
集積回路装置の性能および信頼性を向上することができ
る。なお、Si−O結合は、酸素を含む雰囲気下での熱
処理により窒素または水素が酸素に置換して形成される
ものである。
【0026】また、被膜には、さらにフッ素が含まれて
いてもよい。このようにフッ素を含むことにより低誘電
率の絶縁膜を形成することができ、その結果、層間絶縁
膜の誘電率を低下してゲート電極の浮遊容量を低減する
ことができる。これによりMISFETのゲート遅延時
間を短縮して半導体集積回路装置の動作速度性能を向上
することができる。
【0027】なお、被膜の具体例としては、ポリシラザ
ン、シラニミン、シラトランまたはオルガノペンタフル
オロシリケートを例示することができる。これらの材料
を複数組み合わせることにより被膜を構成しても勿論良
い。
【0028】(4)本発明の半導体集積回路装置の製造
方法は、前記した半導体集積回路装置の製造方法であっ
て、(a)半導体基体の主面上にゲート絶縁膜およびゲ
ート電極を形成し、ゲート電極の両側の半導体基体の主
面に不純物半導体領域を形成する工程、(b)半導体基
体の主面上に、温度25℃における粘性係数が100m
Pa・s以下であって、少なくともシリコン、窒素およ
び水素を含有し、酸素を含む550℃以下の雰囲気にお
いてSi−O結合を形成する材料を含む流動性を有する
被膜を塗布する工程、(c)被膜に熱処理またはプラズ
マ処理を施して硬化し、絶縁膜を形成する工程、(d)
絶縁膜をCMP法により平坦化し、または、絶縁膜上に
シリコン酸化膜を堆積した後にシリコン酸化膜をCMP
法により平坦化する工程、(e)平坦化された絶縁膜、
または、平坦化されたシリコン酸化膜上にパッシベーシ
ョン膜を堆積し、その活性化のための熱処理を施す工
程、(f)不純物半導体領域上の、パッシベーション膜
および絶縁膜、または、パッシベーション膜、シリコン
酸化膜および絶縁膜に接続孔を開口し、後処理のための
酸洗浄を施す工程、(g)接続孔に接続部材または接続
部材を含む配線を形成する工程、を有するものである。
【0029】このような半導体集積回路装置の製造方法
によれば、前記した半導体集積回路装置を製造すること
ができる。
【0030】また、(b)工程において温度25℃にお
ける粘性係数が100mPa・s以下であって、少なく
ともシリコン、窒素および水素を含有し、酸素を含む5
50℃以下の雰囲気においてSi−O結合を形成する材
料を含む流動性を有する被膜を塗布するため、(a)工
程において形成したゲート電極間のギャップを十分に埋
め込むことが可能である。
【0031】また、少なくともシリコン、窒素および水
素を含有し、酸素を含む550℃以下の雰囲気において
Si−O結合を形成する材料を含む流動性を有する被膜
を用いているため、絶縁膜の主骨格はSi−O結合であ
り、十分な耐熱性を有する。そのため、(e)工程にお
いてパッシベーション膜を堆積し、その活性化のための
熱処理を施しても絶縁膜がその熱処理により分解される
ことがなく、また、密度が低下することもない。その結
果、(f)工程において接続孔を開口し、後処理のため
の酸洗浄を施した場合であっても、酸により絶縁膜が浸
食され、サイドエッチされることがなく、(g)工程に
おける接続部材または接続部材を含む配線間にリークを
発生することもない。
【0032】また、(c)工程において被膜に熱処理ま
たはプラズマ処理を施して硬化する際には、熱処理の場
合でも550℃以下の温度で処理することができるた
め、不純物半導体領域の不純物分布に影響を与えること
がない。
【0033】また、(d)工程において絶縁膜あるいは
その上層に形成されたシリコン酸化膜をCMP法により
平坦化するため、層間絶縁膜に形成する接続孔あるいは
第1層配線等の部材を十分なフォーカスマージンで加工
することができ、半導体集積回路装置の微細加工に容易
に対応することができる。
【0034】なお、(c)工程における熱処理は、10
0℃〜250℃の温度で、被膜に含まれる有機溶媒を除
去した後、酸素(O2)または酸素および水(H2 O)を
含む温度550℃以下の雰囲気で、被膜を構成する材料
の窒素および水素を酸素に置換してSi−O結合を形成
することができる。この際、水は、前記置換反応の触媒
として用いることができる。
【0035】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて詳細に説明する。なお、実施の形態を説明す
るための全図において同一機能を有するものは同一の符
号を付し、その繰り返しの説明は省略する。
【0036】図1は、本発明の一実施の形態である半導
体集積回路装置の一例を示した断面図である。
【0037】本実施の形態の半導体集積回路装置は、半
導体基体1の主面上に形成されたnチャネルMISFE
TQnとpチャネルMISFETQpとを有するCMI
SFET(Complementary-MISFET)を含むものである。
【0038】半導体基体1は、たとえばp- 形のシリコ
ン(Si)単結晶からなり、その主面には浅溝2aが形
成されている。また、浅溝2aには、たとえば二酸化シ
リコン(SiO2)からなる素子分離用絶縁膜2bが埋め
込まれ、浅溝素子分離領域が形成されている。
【0039】半導体基体1のnチャネルMISFETQ
nが形成される領域には、pウェル3pが形成されてい
る。pウェル3pには、たとえばp形不純物のホウ素が
導入されている。また、半導体基体1のpチャネルMI
SFETQpが形成される領域には、nウェル3nが形
成されている。nウェル3nには、たとえばn形不純物
のリンが導入されている。
【0040】なお、pウェル3pおよびnウェル3nに
は、MISFETのしきい値制御層が形成されていても
よい。
【0041】nチャネルMISFETQnは、素子分離
用絶縁膜2bで囲まれたpウェル3pの活性領域上に形
成されている。また、nチャネルMISFETQnは、
pウェル3pの主面上に形成されたゲート絶縁膜4を介
して半導体基体1上に形成されたゲート電極5と、ゲー
ト電極5の両側のpウェル3pに互いに離間して形成さ
れた一対のn形半導体領域6nとを有する。n形半導体
領域6nはnチャネルMISFETQnのソース・ドレ
イン領域を構成するものである。
【0042】ゲート電極5は、たとえば多結晶シリコン
膜とすることができ、低抵抗化のための不純物が高濃度
に導入されていても良い。また、ゲート電極5の上部に
は、後に説明するサリサイド技術を用いてシリサイド層
7が形成されている。シリサイド層7は、たとえばタン
グステン、チタンあるいはコバルト等の金属とシリコン
との化合物であるシリサイド物とする。シリサイド層7
は、ゲート電極5を低抵抗化し、ゲート遅延時間等の短
縮を図ってMISFETの動作速度を向上し、半導体集
積回路装置の性能を向上するために設けられるものであ
る。なお、ここでは、ゲート電極5の低抵抗化のために
シリサイド層7を例示しているが、タングステン、チタ
ンあるいはコバルト等の金属または窒化チタン等の金属
化合物であっても良い。また、これらを組み合わせた多
層膜でも良い。
【0043】また、ゲート電極5の側面にはサイドウォ
ールスペーサ8が形成されている。サイドウォールスペ
ーサ8として、たとえばシリコン酸化膜を例示できる
が、シリコン窒化膜であっても良い。
【0044】n形半導体領域6nは、n形不純物が低濃
度に導入された低濃度n形半導体領域6naとn形不純
物が高濃度に導入された高濃度n形半導体領域6nbと
からなる。低濃度n形半導体領域6naはゲート電極5
に対して自己整合的に形成され、高濃度n形半導体領域
6nbはサイドウォールスペーサ8に対して自己整合的
に形成されている。すなわち、n形半導体領域6nはい
わゆるLDD(Lightly Doped Drain)構造となってい
る。このようにLDD構造を採用することにより、MI
SFETの短チャネル効果を抑制してチャネル長を短く
し、半導体集積回路装置の性能を向上することが可能で
あるが、本発明はLDD構造を採用したものには限られ
ず、単一の不純物半導体領域を有するものであっても良
い。なお、低濃度n形半導体領域6naおよび高濃度n
形半導体領域6nbに導入される不純物として、リンあ
るいはヒ素を例示することができる。よりチャネル長を
短くしてMISFETのスイッチング速度を向上しよう
とする場合には低濃度n形半導体領域6naに熱拡散し
難いヒ素を導入することが望ましいが、リンを導入して
高耐圧なMISFETを形成するように意図しても良
い。
【0045】また、高濃度n形半導体領域6nbの上部
には、先に説明したシリサイド層7が形成されている。
このシリサイド層7は、ゲート電極5の場合と同様にM
ISFETのソース・ドレイン領域の低抵抗化を図るた
めに形成される。また、シリサイド層7に代えて金属あ
るいは金属化合物を用いても良いことはゲート電極5の
場合と同様である。
【0046】pチャネルMISFETQpは、素子分離
用絶縁膜2bで囲まれたnウェル3nの活性領域上に形
成されている。pチャネルMISFETQpは、不純物
の導電形を前記したnチャネルMISFETQnと逆に
することにより同様の構成となるものである。したがっ
て、前記の説明と重複する部分については繰り返しの説
明は省略する。
【0047】pチャネルMISFETQpは、nチャネ
ルMISFETQnと同様にゲート絶縁膜4、その上層
に形成されたゲート電極5およびゲート電極5の両側の
nウェル3nに互いに離間して形成された一対のp形半
導体領域6pとを有する。p形半導体領域6pはpチャ
ネルMISFETQpのソース・ドレイン領域を構成す
るものである。
【0048】ゲート電極5、ゲート電極5の上部に形成
されるシリサイド層7、およびサイドウォールスペーサ
8についてはnチャネルMISFETQnの場合と同様
であるため説明を省略する。
【0049】p形半導体領域6pは、p形不純物が低濃
度に導入された低濃度p形半導体領域6paとp形不純
物が高濃度に導入された高濃度p形半導体領域6pbと
からなる。低濃度p形半導体領域6paはゲート電極5
に対して自己整合的に形成され、高濃度p形半導体領域
6pbはサイドウォールスペーサ8に対して自己整合的
に形成されている。すなわち、p形半導体領域6pはn
チャネルMISFETQnの場合と同様にLDD構造を
採用している。低濃度p形半導体領域6paおよび高濃
度p形半導体領域6pbに導入される不純物としては、
ボロンを例示することができる。
【0050】また、高濃度p形半導体領域6pbの上部
には、nチャネルMISFETQnの場合と同様にシリ
サイド層7が形成されている。
【0051】素子分離用絶縁膜2b上に、ゲート電極5
と同時に形成される配線9が形成されている。配線9
は、ゲート電極5と同様にその上部にシリサイド層7を
有し、その側面にはサイドウォールスペーサ8が形成さ
れている。
【0052】nチャネルMISFETQn、pチャネル
MISFETQpおよび配線9を覆う第1絶縁膜10が
半導体基体1上に形成されている。第1絶縁膜10は、
後に説明する接続孔14を自己整合的に開口する際のエ
ッチングストッパとして作用するとともに、接続孔14
の開口の際の半導体基体1、特に素子分離用絶縁膜2b
の過剰エッチングを防止する作用を有するものである。
その材料として、たとえばシリコン窒化膜とすることが
できる。なお、ここでは第1絶縁膜10を設けている
が、これを形成せず、次に説明する第2絶縁膜11を、
nチャネルMISFETQn、pチャネルMISFET
Qpおよび配線9上に直接形成しても良い。この場合で
あってもの本発明の効果を損なうことはない。
【0053】第1絶縁膜10上には、第2絶縁膜11が
形成されている。第2絶縁膜11は、ゲート電極5およ
び配線9によって形成された表面の凹凸形状を緩和する
ものであり、凹部すなわちギャップを埋め込むためのも
のである。
【0054】第2絶縁膜11は、後に説明するように、
温度25℃における粘性係数が100mPa・s以下の
流動性を有する被膜を堆積し、これを硬化することによ
り形成される。温度25℃において粘性係数が100m
Pa・s以下の被膜は、従来広く用いられているBPS
G膜あるいはPSG膜に比べ、格段に流動的であり、そ
の幅が0.3μm以下という極めて微細な加工により形成
されたゲート電極5および配線9による微細なギャップ
の間をも確実に埋め込むことが可能である。ちなみに、
BPSG膜およびPSG膜の粘性係数は、各々55MP
a・sおよび33.GPa・sと大きく、リフロー時でさ
えも100mPa・sよりも大きいと考えられる。した
がって、前記のような被膜によればBPSG膜あるいは
PSG膜では埋め込むことができない微細なギャップを
確実に埋め込むことが可能である。この結果、第2絶縁
膜11ではギャップの底部等にボイド等を発生すること
がなく、半導体集積回路装置の信頼性を向上することが
できる。
【0055】また、前記被膜は、25℃という低温で堆
積され、その後の硬化も後に説明するように550℃以
下の温度で行うことができるものであり、第2絶縁膜1
1の形成によりn形およびp形半導体領域6n,6pの
不純物分布に影響を与えることがない。これによりMI
SFETを設計で意図したとおりに正確に形成して半導
体集積回路装置の性能と信頼性を向上することができ
る。
【0056】また、第2絶縁膜11は、その主骨格をS
i−O結合とするものであり、メチル基(−CH3)ある
いはエチル基(−C2 5)等のアルキル基を多く含まな
いものである。このようにSi−O結合を主とすること
により耐熱性を良くするとともに、アルキル基を多く含
まないことにより耐熱性の向上、つまり第2絶縁膜11
の加熱によるアルキル基の分解およびその後の酸洗浄に
よる分解したアルキル基の除去が行われない。これは、
後に説明するトラッピング作用を有するパッシベーショ
ン膜の熱処理と、その後の接続孔14の開口後の酸洗浄
により第2絶縁膜11が過剰にエッチングされたりサイ
ドエッチが進まないことを意味する。これにより、半導
体集積回路装置に所定の性能を発現させ、信頼性を向上
することができる。
【0057】上記のような第2絶縁膜11を形成できる
温度25℃における粘性係数が100mPa・s以下の
流動性を有する被膜としては、少なくとも、シリコン、
窒素および水素を含み、酸素を含む550℃以下の雰囲
気においてSi−O結合を形成するもの、具体的にはポ
リシラザン(ペルヒドロポリシラザン)、シラニミン、
シラトランまたはオルガノペンタフルオロシリケートを
例示することができる。また、第2絶縁膜11はこれら
複数の膜を積層して構成したものであっても良い。
【0058】また、第2絶縁膜11には、フッ素を含め
ることもできる。この場合には、フッ素の作用により第
2絶縁膜11の誘電率を低減することができ、MISF
ETの各部の浮遊容量を低減して半導体集積回路装置の
高速応答性能を向上することができる。
【0059】第2絶縁膜11上には、第3絶縁膜12が
形成されている。第3絶縁膜12は、たとえばTEOS
(テトラメトキシシラン)を原料ガスとするCVD法に
より形成されたシリコン酸化膜とすることができる。ま
た、第3絶縁膜12は、たとえばCMP法により平坦化
されても良い。この場合、第3絶縁膜12のCMP法に
よる平坦化は、第2絶縁膜11があらかじめ、ある程度
平坦に形成されているため、CMP法による研磨前の第
3絶縁膜12の膜厚を薄くすることができ、また、孤立
した凸部の発生を抑制し、そのような孤立した凸部に起
因するディッシングを防止してグローバルな平坦化を実
現することが可能となる。
【0060】第3絶縁膜12上には、不純物のトラッピ
ング作用を有するパッシベーション膜13が形成されて
いる。パッシベーション膜13は、たとえばPSG膜と
することができる。パッシベーション膜13をPSG膜
とした場合には、シリコン酸化膜中のリン原子の活性化
のために熱処理が行われる。この熱処理は、たとえばR
TA(Rapid Thermal Anneal)法により800℃、10
秒で行うことができる。従来の有機SOG膜では、十分
な耐熱性がなく、このような熱処理が行われた場合、有
機SOG膜に含まれるアルキル基の分解およびそのアル
キル基の除去による密度の低下が発生する。そのため、
有機SOG膜をゲート電極5と配線9の埋め込みのため
に第2絶縁膜11に相当する部分に用いることができな
かったが、本発明では、第2絶縁膜11が、十分な耐熱
性を有し、前記の程度の熱処理では分解およびに密度の
低下を生じないものであるため、これをギャップフィル
に用いることができる。
【0061】n形およびp形半導体領域6n,6pの上
層のパッシベーション膜13、第3絶縁膜12、第2絶
縁膜11および第1絶縁膜10には、接続孔14が開口
され、接続孔14内およびパッシベーション膜13上に
は配線15が形成されている。接続孔14の底面ではn
形およびp形半導体領域6n,6p内のシリサイド層7
と配線15とが接続されている。
【0062】配線15は、第1配線層15aと第2配線
層15bとを有し、第1配線層15aは、接続孔14の
内面に接して形成される。第1配線層15aは、たとえ
ばCVD法あるいはスパッタ法により形成された窒化チ
タン、タンタルまたはタングステンその他の金属膜とす
ることができる。第1配線層15aは、第2配線層15
bの密着性を改善するため、あるいは、エレクトロマイ
グレーションの抑制のために形成されるものである。第
2配線層15bは、第1配線層15a上に形成され、た
とえばCVD法あるいはスパッタ法により形成された窒
化チタン、タンタルまたはタングステンその他の金属膜
とすることができる。
【0063】配線15上には絶縁膜16が形成されてい
る。絶縁膜16は、たとえばCVD法により形成された
シリコン酸化膜とすることができるが、PSG膜、BP
SG膜あるいは有機SOG膜であっても良い。また、上
記第2絶縁膜11と同じ材料からなるシリコン酸化膜を
用いても良い。なお、図示はしないが、絶縁膜16上に
さらに配線を形成し、多層配線構造としても良い。
【0064】次に、本実施の形態の半導体集積回路装置
の製造方法を図2〜図13を用いて説明する。図2〜図
13は、本実施の形態の半導体集積回路装置の製造方法
の一例を工程順に示した断面図である。
【0065】まず、図2に示すように、半導体基体1の
所定領域に浅溝素子分離領域を形成する。浅溝素子分離
領域は、半導体基体1の主面に図示しない酸化シリコン
膜および窒化シリコン膜を順次形成する。そしてフォト
レジスト等により浅溝2aの形成領域の前記酸化シリコ
ン膜と窒化シリコン膜とを除去した後、半導体基体1を
深さ方向にたとえば0.3〜0.4μmの溝を形成する。次
に前記窒化シリコン膜を酸化マスクとして前記溝の側面
と底面に熱酸化シリコン(図示せず)を形成する。そし
て、CVD(Chemical Vapor Deposition)法により半導
体基体1の全面にシリコン酸化膜を堆積した後に、CM
P(Chemical Mechanical Polishing)法あるいはドライ
エッチング法により浅溝2a以外の領域の前記シリコン
酸化膜を除去して、浅溝2aにシリコン酸化膜を選択的
に埋め込む。
【0066】なお、酸化性雰囲気で素子分離用絶縁膜2
bのデンシファイを行うことが好ましい。そして、前記
窒化シリコン膜を熱リン酸により除去し、素子分離用絶
縁膜2bを形成する。この際、素子分離用絶縁膜2bも
熱リン酸により若干エッチングされて半導体基体1の活
性領域よりも低くなる。これによりゲート電極5のパタ
ーニングが良好となり、MISFETの性能を向上する
ことができる。
【0067】さらに、フォトレジストをマスクにして、
n形不純物たとえばリンをイオン注入により半導体基体
1のnウェル3nが形成される領域に導入し、次いで、
上記フォトレジストを除去した後に、p形不純物たとえ
ばボロンをイオン注入により半導体基体1のpウェル3
pが形成される領域に導入する。その後、上記フォトレ
ジストを除去し、半導体基体1に熱拡散処理を施すこと
によりnウェル3nおよびpウェル3pを形成する。
【0068】なお、ここで、チャネル領域での不純物濃
度を最適化して所望のしきい値電圧を得るために、しき
い値電圧制御層を設けても良い。
【0069】次に、図3に示すように、半導体基体1の
表面にゲート絶縁膜4を形成する。このゲート絶縁膜4
は熱酸化法で形成され、その膜厚は約7nmとすること
ができる。さらに、半導体基体1の全面にリンが導入さ
れた多結晶シリコン膜をCVD法を用いて堆積し、この
多結晶シリコン膜をパターニングしてゲート電極5を形
成する。
【0070】また、ゲート電極5およびフォトレジスト
をマスクにして、nチャネルMISFETQnが形成さ
れる領域のpウェル3pの主面にn形不純物たとえばヒ
素をイオン注入する。さらに上記フォトレジストを除去
した後、ゲート電極5およびフォトレジストをマスクに
してpチャネルMISFETQpが形成される領域のn
ウェル3nの主面にp形不純物たとえばボロン(BF2)
をイオン注入する。これら不純物を引き伸ばし拡散する
ことにより、nチャネルMISFETQnの低濃度n形
半導体領域6naおよびpチャネルMISFETQpの
低濃度p形半導体領域6paを形成する。なお、高耐圧
用のn形MISFETを形成する場合には低濃度n形半
導体領域6naにリンを注入することができる。また、
pチャネルMISFETQpにパンチスルーストッパを
設けても良い。この場合には低濃度p形半導体領域6p
aの下部にヒ素を注入することができる。
【0071】次に、図4に示すように、サイドウォール
スペーサ8を形成する。サイドウォールスペーサ8の形
成は、図示しないシリコン酸化膜を半導体基体1の全面
に堆積し、このシリコン酸化膜を異方性エッチングによ
りエッチングして形成することができる。
【0072】また、ゲート電極5およびサイドウォール
スペーサ8ならびにフォトレジストをマスクにして、n
チャネルMISFETQnが形成される領域にn形不純
物たとえばヒ素およびリンをイオン注入する。さらに上
記フォトレジストを除去した後、ゲート電極5およびサ
イドウォールスペーサ8ならびにフォトレジストをマス
クにして、pチャネルMISFETQpが形成される領
域にp形不純物たとえばボロン(BF2)をイオン注入す
る。上記フォトレジストを除去した後、不純物を引き伸
ばし拡散することにより、nチャネルMISFETQn
の高濃度n形半導体領域6nbおよびpチャネルMIS
FETQpの高濃度p形半導体領域6pbを形成する。
【0073】次に、図5に示すように、シリサイド層7
を形成する。シリサイド層7は公知のサリサイド技術を
用いることができる。すなわち、半導体基体1の全面に
たとえばタングステン膜を堆積し、第1の熱処理を行
う。この第1の熱処理によりタングステンとシリコンが
露出した領域つまりゲート電極5の上面と高濃度n形半
導体領域6nbおよび高濃度p形半導体領域6pbの表
面でシリサイド反応が進行する。次に未反応のタングス
テン膜を除去する。これによりシリコンが露出した領域
以外のタングステン膜が除去される。さらに半導体基体
1に第2の熱処理を行い、シリサイド反応を完結させ
る。この第2の熱処理によりシリサイド層7を低抵抗化
することができる。なお、タングステン膜の他に、チタ
ンあるいはコバルト等の他の金属膜を用いることもでき
る。
【0074】次に、図6に示すように、第1絶縁膜10
を堆積する。第1絶縁膜10は、たとえばシリコン窒化
膜とすることができる。シリコン窒化膜は、たとえばC
VD法により堆積することができ、その膜厚はたとえば
80nmとすることができる。この第1絶縁膜10は、
後に説明する接続孔14の開口の工程において半導体基
体1の過剰エッチングを防止することができる効果を有
するものである。
【0075】次に、図7に示すように、第2絶縁膜11
を形成する。第2絶縁膜11の形成は、室温において流
動性を有する被膜の堆積と2段階の熱処理とを伴う。
【0076】すなわち、まず、室温において流動性を有
する被膜を堆積する。この被膜は前記したとおり温度2
5℃において粘性係数100mPa・s以下の流動性を
有するものであり、また、少なくとも、シリコン、窒素
および水素を含み、酸素を含む550℃以下の雰囲気に
おいてSi−O結合を形成するものとする。具体的に
は、ポリシラザン(ペルヒドロポリシラザン)、シラニ
ミン、シラトランまたはオルガノペンタフルオロシリケ
ートを例示することができる。このように室温において
十分な流動性を有する被膜を堆積するため、従来の有機
SOG膜と同様にゲート電極5および配線9により形成
された微細なギャップを完全に埋め込むことが可能であ
る。なお、これらの材料は有機溶媒と混合されることに
より前記の流動性を得るようにしているものである。
【0077】次に、前記被膜に、100℃〜250℃の
温度で第1の熱処理を施し、有機溶媒を蒸発させる。さ
らに第2の熱処理を550℃以下の温度、たとえば40
0℃で行って前記被膜を硬化し、第2絶縁膜11を形成
する。この第2の熱処理は酸素を含んだ雰囲気、たとえ
ば酸素と水を含んだ雰囲気で行う。この水の存在によ
り、水が触媒となって窒素および水素が酸素に置換し、
熱的に強固なSi−O結合が形成される。このようにし
て形成された第2絶縁膜11は、Si−O結合を主骨格
とするものであり、アルキル基を多く含まない。そのた
め、従来の有機SOGとは異なり高い耐熱性を有するも
のとなる。すなわち、後に説明するように接続孔14の
開口とその後の酸洗浄によっても第2絶縁膜11は過剰
にエッチングされず、サイドエッチ等を生じない。その
結果、接続孔14に形成される配線15間にリークが生
じる恐れはない。なお、熱処理にはRTA(Rapid Ther
malAnnealing)法を用いることができる。
【0078】また、第1および第2の熱処理は比較的低
温度で行われるため、先に形成したn形およびp形半導
体領域6n,6pの不純物分布に影響を与えることがな
い。
【0079】なお、温度25℃において粘性係数100
mPa・s以下の流動性を有する被膜にペルヒドロポリ
シラザンを用いた場合に、前記第2の熱処理により第2
絶縁膜11が形成される様子を図15に示す。図15
は、ペルヒドロポリシラザンが堆積され第1の熱処理を
施された後の化学構造と第2の熱処理を施された後の化
学構造とを対比して示した概念図である。ペルヒドロポ
リシラザンの窒素および水素が水を触媒として酸素に置
き換えられる様子が示されている。
【0080】また、このようにして形成されたペルヒド
ロポリシラザンを出発原料とする第2絶縁膜11の膜特
性の分析結果を図16〜図18に示す。
【0081】図16は、第2絶縁膜11の膜ストレス特
性を熱処理温度に対して示したグラフであり、比較のた
めオゾン−TEOS酸化膜とともに示したものである。
第2絶縁膜11の膜ストレス特性は、オゾン−TEOS
酸化膜と同様な特性を示し、機械的あるいは構造的に両
者は同様な特性を有するものであることがわかる。
【0082】図17は、第2絶縁膜11のバッファード
フッ酸エッチレートとCMP研磨レートとを熱処理温度
に対して示したグラフである。また、比較のためにプラ
ズマTEOS酸化膜のバッファードフッ酸エッチレート
とCMP研磨レートとを示している。CMP研磨レート
については熱処理温度に依存せず、ほぼプラズマTEO
S酸化膜の研磨レートと同じであり、バッファードフッ
酸エッチレートについては熱処理温度が高くなるにした
がい低下する傾向を示し、900℃においてはプラズマ
TEOS酸化膜の値とほぼ同一になる。このことから、
第2絶縁膜11は、低温で熱処理されたものについては
プラズマTEOS酸化膜と比較して若干化学的耐性が劣
るものの、高温で熱処理されたものについては化学的に
もプラズマTEOS酸化膜と同様の特性を有する被膜で
あることがわかる。
【0083】図18は、第2絶縁膜11の熱分析(TD
S;Thermal Disorption Spectroscopy)結果を、特に水
分子および水素分子について示したグラフであり、
(a)は、熱処理なしの場合、(b)は800℃で熱処
理した場合を示す。(a)の熱処理なしの場合には、吸
着水の離脱によるピークP1の他に400℃〜500℃
の間にピークp2が観測され、また、温度の上昇ととも
に水素の離脱が観測される。一方、(b)の熱処理をし
た場合には、吸着水の離脱によるピークP1の他には水
のピークは観測されず、また、温度が上昇しても水素の
離脱はさほど大きくはない。この結果から、800℃に
よる熱処理によって形成された第2絶縁膜11は、80
0℃近傍まで熱的に安定であると考えることができる。
【0084】このような分析結果から、第2絶縁膜11
は、機械的、化学的あるいは熱的な物性においてオゾン
TEOS酸化膜あるいはプラズマTEOS酸化膜とほぼ
同様な特性を有するものであり、十分な耐熱性、化学的
安定性、機械的強度を備えているものと考えることがで
きる。したがって、ゲート電極5および配線9を覆う絶
縁膜のように、ギャップ埋め込み特性が要求されるとと
もに、耐熱性をも要求される部位に第2絶縁膜11を適
用することが可能であることを示しており、さらに、従
来オゾンTEOS酸化膜あるいはプラズマTEOS酸化
膜が用いられていた部位に本実施の形態のような第2絶
縁膜11を適用することが可能であることを示唆してい
る。
【0085】なお、第2絶縁膜11の硬化は、熱処理に
よるものに限られず、たとえばプラズマ処理により硬化
しても良い。
【0086】次に、図8に示すように、第3絶縁膜12
を第2絶縁膜11上に堆積する。第3絶縁膜12は、T
EOSを用いてCVD法で形成したシリコン酸化膜を例
示することができる。
【0087】次に、図9に示すように、第3絶縁膜12
の表面をCMP法により研磨し、表面を平坦化する。こ
のように平坦化することにより、絶縁膜への接続孔の開
口、あるいは絶縁膜上に形成される配線等の加工の際の
フォトリソグラフィにおいて、フォーカスマージンを増
し、更なる微細化に対応することが可能である。なお、
第3絶縁膜12を設けないで、第2絶縁膜11を厚く形
成してもよい。
【0088】次に、図10に示すように、パッシベーシ
ョン膜13を堆積する。パッシベーション膜13は、P
SG膜とすることができる。また、パッシベーション膜
13は、そのトラッピング作用を発現させるために膜中
のリンを活性化する必要があり、800℃10秒程度の
アニールを必要とする。この際のアニールにはRTA法
を用いることができる。なお、このアニールによっては
第2絶縁膜11は分解されず、また、その密度の減少も
起こらない。この点、従来の有機SOGを第2絶縁膜1
1を適用した部位に適用すればその分解および密度の低
下が避けら得ない点と顕著に相違する。
【0089】次に、図11に示すように、接続孔14を
形成する。接続孔14の形成には、公知のフォトリソグ
ラフィ技術および異方性エッチング技術を用いることが
できる。なお、本実施の形態では、シリコン窒化膜から
なる第1絶縁膜10を設けているため、この接続孔14
の形成工程は2段階のエッチング工程により行うことが
できる。すなわち、第1のエッチング工程においては、
シリコン窒化膜がエッチングされにくい条件でエッチン
グを行い、第1絶縁膜10の表面までエッチングを行
う。この際、第1絶縁膜10はエッチストッパとして作
用し、十分なオーバーエッチングを行ってもエッチング
は第1絶縁膜10の表面でストップする。次に、第2の
エッチング工程においてシリコン窒化膜がエッチングさ
れる条件でエッチングを行う。この際、十分なオーバー
エッチングを行っても、第1絶縁膜10の膜厚が薄いた
めその下地がオーバーエッチングされる量は少なく、プ
ロセス上無視できるレベルに抑えることができる。この
ようにしてプロセスマージンを十分にとれる状態で接続
孔14を開口できるため、半導体集積回路装置の微細化
への対応および半導体集積回路装置の信頼性の向上を図
ることができる。
【0090】また、接続孔14の開口の後、エッチング
の後処理としてたとえばフッ酸等による酸洗浄が行われ
る。この際、第2絶縁膜11は化学的にも安定であり、
また、先のパッシベーション膜13の活性化のためのア
ニール時に分解等が起こっていないため、過剰にエッチ
ングされたり、隣接する接続孔14間でのサイドエッチ
等が発生したりしない。この点、従来の有機SOGを第
2絶縁膜11を適用した部位に適用すれば過剰エッチン
グおよびサイドエッチが避けられず、当該部位に適用で
きなかった点と顕著に相違する。
【0091】次に、図12に示すように、半導体基体1
の全面に第1配線層15aを堆積する。さらに図13に
示すように、第2配線層15bを堆積する。第1配線層
15aおよび第2配線層15bの堆積には公知のスパッ
タ法またはCVD法を用いることができる。
【0092】最後に、第1配線層15aおよび第2配線
層15bをパターニングして配線15を形成し、さらに
絶縁膜16を堆積して図1に示す半導体集積回路装置が
ほぼ完成する。なお、配線15の形成に際しては、接続
孔14内の特に第2絶縁膜11にサイドエッチ等が生じ
ていないため、配線15間のショート等の発生はなく、
確実に半導体集積回路装置の機能を実現できる配線15
が形成できる。また、絶縁膜16には公知のCVD法を
用いることができる。
【0093】本実施の形態の半導体集積回路装置および
その製造方法によれば、微細にパターニングされたゲー
ト電極5および配線9により形成された微細なギャップ
であっても第2絶縁膜11により完全に埋め込むことが
可能であり、しかも、その埋め込みは550℃以下とい
う比較的低温度で行うことができる。このため、BPS
G膜等では埋め込むことが困難であった微細なギャップ
を埋め込むことが可能であるばかりでなく、リフロー等
の高温処理を必要としないためn形およびp形半導体領
域6n,6pの不純物分布に影響を与えず、さらなる微
細加工にも対応することができる技術とすることができ
る。
【0094】また、第2絶縁膜11は、機械的、化学的
および熱的物性においてオゾンTEOS酸化膜あるいは
プラズマTEOS酸化膜と同等の性能を有したものであ
り、その後の高温熱処理が避けられない部位にも適用で
きるものである。これにより、接続孔14の開口後に行
われる酸洗浄においてもサイドエッチ等を生じず、配線
15間のショートを防止して半導体集積回路装置の機能
を完全に実現することが可能となる。
【0095】以上、本発明者によってなされた発明を発
明の実施の形態に基づき具体的に説明したが、本発明は
前記実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を
逸脱しない範囲で種々変更可能であることは言うまでも
ない。
【0096】たとえば、本実施の形態では、温度25℃
における粘性係数が100mPa・s以下の流動性を有
する被膜から形成される絶縁膜を、CMISFET構造
を有する半導体集積回路装置に適用した場合について説
明したが、図14に示すようなDRAMに適用しても良
い。この場合、DRAMを構成する選択MISFETQ
tのゲート電極であるワード線WLおよび周辺回路のM
ISFETQ1,Q2のゲート電極17を埋め込む絶縁
膜18に適用しても良く、また、ビット線BLを埋め込
む絶縁膜19に適用しても良い。さらに蓄積容量SNを
埋め込む絶縁膜20にも適用することができる。このよ
うな部位は従来BPSG膜あるいは有機SOG膜が用い
られていたところであるが、本実施の形態の第2絶縁膜
11と同様の絶縁膜を用いれば、BPSG膜のような高
温度の熱処理を必要としないため、その下層に金属膜等
を積極的に利用することができるようになる。また、有
機SOG膜を用いた場合には接続孔を開口する際の他の
絶縁膜とのエッチレートの相違が顕著であったが、本実
施の形態の第2絶縁膜11と同様の絶縁膜を用いれば、
そのようなエッチレートの相違はなく、安定したプロセ
スで接続孔を開口することができる。
【0097】
【発明の効果】本願において開示される発明のうち、代
表的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば以
下のとおりである。
【0098】(1)高集積ロジック集積回路装置やDR
AMのメモリセルアレイ領域に形成されるMISFET
のゲート電極によるギャップを十分に埋め込むことがで
きる層間絶縁膜を提供し、半導体集積回路装置の性能と
信頼性を向上することができる。
【0099】(2)高集積ロジック集積回路装置やDR
AMのメモリセルアレイ領域に形成されるMISFET
のゲート電極によるギャップを、MISFETの不純物
半導体領域の不純物分布を変化させるような高温かつ長
時間な熱処理を伴うことなく、十分に埋め込むことがで
きる層間絶縁膜の形成技術を提供し、半導体集積回路装
置の性能と信頼性を向上することができる。
【0100】(3)高集積ロジック集積回路装置やDR
AMのメモリセルアレイ領域に形成されるMISFET
のゲート電極によるギャップを、低温でかつ十分に埋め
込むことができるとともに、その後の熱処理によっても
分解等の変質をせず、接続孔間の絶縁性を保持すること
ができる層間絶縁膜を提供し、半導体集積回路装置の性
能と信頼性を向上することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態である半導体集積回路装
置の一例を示した断面図である。
【図2】本発明の一実施の形態である半導体集積回路装
置の製造方法の一例を工程順に示した断面図である。
【図3】本発明の一実施の形態である半導体集積回路装
置の製造方法の一例を工程順に示した断面図である。
【図4】本発明の一実施の形態である半導体集積回路装
置の製造方法の一例を工程順に示した断面図である。
【図5】本発明の一実施の形態である半導体集積回路装
置の製造方法の一例を工程順に示した断面図である。
【図6】本発明の一実施の形態である半導体集積回路装
置の製造方法の一例を工程順に示した断面図である。
【図7】本発明の一実施の形態である半導体集積回路装
置の製造方法の一例を工程順に示した断面図である。
【図8】本発明の一実施の形態である半導体集積回路装
置の製造方法の一例を工程順に示した断面図である。
【図9】本発明の一実施の形態である半導体集積回路装
置の製造方法の一例を工程順に示した断面図である。
【図10】本発明の一実施の形態である半導体集積回路
装置の製造方法の一例を工程順に示した断面図である。
【図11】本発明の一実施の形態である半導体集積回路
装置の製造方法の一例を工程順に示した断面図である。
【図12】本発明の一実施の形態である半導体集積回路
装置の製造方法の一例を工程順に示した断面図である。
【図13】本発明の一実施の形態である半導体集積回路
装置の製造方法の一例を工程順に示した断面図である。
【図14】本発明の一実施の形態である半導体集積回路
装置の他の例を示した断面図である。
【図15】ペルヒドロポリシラザンが堆積され第1の熱
処理を施された後の化学構造と第2の熱処理を施された
後の化学構造とを対比して示した概念図である。
【図16】第2絶縁膜の膜ストレス特性を熱処理温度に
対して示したグラフである。
【図17】第2絶縁膜のバッファードフッ酸エッチレー
トとCMP研磨レートとを熱処理温度に対して示したグ
ラフである。
【図18】第2絶縁膜の熱分析結果を、特に水分子およ
び水素分子について示したグラフであり、(a)は、熱
処理なしの場合、(b)は800℃で熱処理した場合を
示す。
【符号の説明】
1 半導体基体 2a 浅溝 2b 素子分離用絶縁膜 3n nウェル 3p pウェル 4 ゲート絶縁膜 5 ゲート電極 6n n形半導体領域 6na 低濃度n形半導体領域 6nb 高濃度n形半導体領域 6p p形半導体領域 6pa 低濃度p形半導体領域 6pb 高濃度p形半導体領域 7 シリサイド層 8 サイドウォールスペーサ 9 配線 10 第1絶縁膜 11 第2絶縁膜 12 第3絶縁膜 13 パッシベーション膜 14 接続孔 15 配線 15a 第1配線層 15b 第2配線層 16 絶縁膜 17 ゲート電極 18 絶縁膜 19 絶縁膜 20 絶縁膜 BL ビット線 SN 蓄積容量 WL ワード線 Qn nチャネルMISFET Qp pチャネルMISFET Qt 選択MISFET
フロントページの続き (72)発明者 熊内 隆宏 東京都青梅市今井2326番地 株式会社日立 製作所デバイス開発センタ内

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 半導体基体の主面にゲート絶縁膜を介し
    て形成されたゲート電極と、前記ゲート電極の両側の前
    記半導体基体の主面に形成された不純物半導体領域とを
    有するMISFETを含み、前記MISFETの上層に
    形成され、かつ、前記半導体集積回路装置の金属または
    金属化合物からなる配線層の下層に形成された層間絶縁
    膜を有する半導体集積回路装置であって、 前記層間絶縁膜には、その下層形状により形成された凹
    部を埋め込む絶縁膜を含み、前記絶縁膜は、温度25℃
    における粘性係数が100mPa・s以下の流動性を有
    する被膜を堆積し、前記被膜の硬化によって形成された
    ものであることを特徴とする半導体集積回路装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の半導体集積回路装置であ
    って、 前記絶縁膜は、前記ゲート電極を直接覆う絶縁膜である
    第1の構成、または前記ゲート電極の上面および側面な
    らびに前記半導体基体の主面を覆う薄い絶縁膜を介して
    形成された絶縁膜である第2の構成、の何れかの構成を
    有することを特徴とする半導体集積回路装置。
  3. 【請求項3】 請求項1または2記載の半導体集積回路
    装置であって、 前記半導体集積回路装置は、前記絶縁膜の上層に不純物
    のトラッピング作用を有するパッシベーション膜を有
    し、前記絶縁膜は、前記パッシベーション膜の活性化の
    ための熱処理により、その分解およびその密度の低下を
    著しく生ずることが無いものであることを特徴とする半
    導体集積回路装置。
  4. 【請求項4】 請求項3記載の半導体集積回路装置であ
    って、 前記絶縁膜は、主にSi−O結合を主骨格とするもので
    あり、かつ、アルキル基を多く含有するものでないこと
    を特徴とする半導体集積回路装置。
  5. 【請求項5】 請求項1、2、3または4記載の半導体
    集積回路装置であって、 前記被膜は、少なくとも、シリコン、窒素および水素を
    含むものであり、酸素を含む550℃以下の雰囲気にお
    いてSi−O結合を形成するものであることを特徴とす
    る半導体集積回路装置。
  6. 【請求項6】 請求項5記載の半導体集積回路装置であ
    って、 前記被膜には、さらにフッ素が含まれていることを特徴
    とする半導体集積回路装置。
  7. 【請求項7】 請求項5または6記載の半導体集積回路
    装置であって、 前記被膜は、ポリシラザン、シラニミン、シラトランま
    たはオルガノペンタフルオロシリケートから選択される
    1つまたは複数の材料を含むことを特徴とする半導体集
    積回路装置。
  8. 【請求項8】 (a)半導体基体の主面上に前記ゲート
    絶縁膜および前記ゲート電極を形成し、前記ゲート電極
    の両側の前記半導体基体の主面に前記不純物半導体領域
    を形成する工程、 (b)前記半導体基体の主面上に、温度25℃における
    粘性係数が100mPa・s以下であって、少なくとも
    シリコン、窒素および水素を含有し、酸素を含む550
    ℃以下の雰囲気においてSi−O結合を形成する材料を
    含む流動性を有する被膜を塗布する工程、 (c)前記被膜に熱処理またはプラズマ処理を施して硬
    化し、前記絶縁膜を形成する工程、 (d)前記絶縁膜をCMP法により平坦化し、または、
    前記絶縁膜上にシリコン酸化膜を堆積した後に前記シリ
    コン酸化膜をCMP法により平坦化する工程、 (e)前記平坦化された絶縁膜、または、前記平坦化さ
    れたシリコン酸化膜上にパッシベーション膜を堆積し、
    前記パッシベーション膜の活性化のための熱処理を施す
    工程、 (f)前記不純物半導体領域上の、前記パッシベーショ
    ン膜および前記絶縁膜、または、前記パッシベーション
    膜、前記シリコン酸化膜および前記絶縁膜に接続孔を開
    口する工程、 (g)前記接続孔に接続部材または接続部材を含む配線
    を形成する工程、を有することを特徴とする半導体集積
    回路装置の製造方法。
  9. 【請求項9】 請求項8記載の半導体集積回路装置の製
    造方法であって、 前記(c)工程における熱処理は、100℃〜300℃
    の温度で前記被膜に含まれる溶媒を除去する第1の熱処
    理と、酸素(O2)または酸素および水(H2 O)を含む
    温度550℃以下の雰囲気で、前記被膜を構成する材料
    の窒素および水素を酸素に置換し、Si−O結合を形成
    する第2の熱処理とからなることを特徴とする半導体集
    積回路装置の製造方法。
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