JPH10323723A - セラミック打ち抜きパンチ - Google Patents
セラミック打ち抜きパンチInfo
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- JPH10323723A JPH10323723A JP13851297A JP13851297A JPH10323723A JP H10323723 A JPH10323723 A JP H10323723A JP 13851297 A JP13851297 A JP 13851297A JP 13851297 A JP13851297 A JP 13851297A JP H10323723 A JPH10323723 A JP H10323723A
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- punching
- punched
- ceramic
- ceramics
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 従来の超硬金属製の打ち抜きパンチは、打ち
抜き孔の精度および断面形状がよくない等の問題があっ
たので、本発明ではこれら従来の問題のない打ち抜きパ
ンチを適用することを目的とする。 【解決手段】 このため、本発明は、アルミナセラミッ
クス(Al2 O3 )またはジルコニアセラミックス(Z
rO2 )または窒化けい素セラミックス(Si3N4 )
を素材とし、打ち抜き部4の先端角部にR面6,7およ
びC面5を形成したことを特徴とする。
抜き孔の精度および断面形状がよくない等の問題があっ
たので、本発明ではこれら従来の問題のない打ち抜きパ
ンチを適用することを目的とする。 【解決手段】 このため、本発明は、アルミナセラミッ
クス(Al2 O3 )またはジルコニアセラミックス(Z
rO2 )または窒化けい素セラミックス(Si3N4 )
を素材とし、打ち抜き部4の先端角部にR面6,7およ
びC面5を形成したことを特徴とする。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、主としてプレス
型に装着されて、鋼板、銅板あるいはアルミニウム板等
のあらゆる金属板に、円形孔や多角形孔等の孔を打ち抜
き加工するためのセラミック打ち抜きパンチに関する。
型に装着されて、鋼板、銅板あるいはアルミニウム板等
のあらゆる金属板に、円形孔や多角形孔等の孔を打ち抜
き加工するためのセラミック打ち抜きパンチに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の打ち抜きパンチには、S
K鋼(炭素工具鋼)を素材としたもの、あるいはその表
面をTiCコーティングしたもの、さらには超硬金属を
素材としたものがあった。
K鋼(炭素工具鋼)を素材としたもの、あるいはその表
面をTiCコーティングしたもの、さらには超硬金属を
素材としたものがあった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、これら
従来の打ち抜きパンチには以下の(1) 〜(5) のように種
々の問題があった。 (1) 打ち抜き孔の精度が必ずしも良くなく、通常目標寸
法に対して±0.01mm以下の誤差に抑えることは極
めて困難であった。また、打ち抜き面が粗いために、R
a =0.2a以下の表面粗さ(中心線平均粗さ)が要求
される場合には、リーマ等を用いて仕上げ加工をする必
要があった。
従来の打ち抜きパンチには以下の(1) 〜(5) のように種
々の問題があった。 (1) 打ち抜き孔の精度が必ずしも良くなく、通常目標寸
法に対して±0.01mm以下の誤差に抑えることは極
めて困難であった。また、打ち抜き面が粗いために、R
a =0.2a以下の表面粗さ(中心線平均粗さ)が要求
される場合には、リーマ等を用いて仕上げ加工をする必
要があった。
【0004】(2) 打ち抜き孔の形状が良くなかった。す
なわち、孔のストレート部が打ち抜き材の板厚の30パ
ーセント以下となってしまう場合が多かった。 (3) 打ち抜き材とパンチの材質が似通っていたため(双
方とも鋼材)、打ち抜き時の摩擦熱によりパンチと打ち
抜き材が融着し、このためパンチの表面がキズ付けられ
る場合があった。 (4) 打ち抜き面に潤滑油を塗布しておく必要があり、従
って打ち抜き後塗布した潤滑油を除去する必要があっ
た。
なわち、孔のストレート部が打ち抜き材の板厚の30パ
ーセント以下となってしまう場合が多かった。 (3) 打ち抜き材とパンチの材質が似通っていたため(双
方とも鋼材)、打ち抜き時の摩擦熱によりパンチと打ち
抜き材が融着し、このためパンチの表面がキズ付けられ
る場合があった。 (4) 打ち抜き面に潤滑油を塗布しておく必要があり、従
って打ち抜き後塗布した潤滑油を除去する必要があっ
た。
【0005】(5) 打ち抜き音が大きく、かつ大きなプレ
ス圧を必要とする問題があり、このため耐久性がよくな
いという問題があった。本発明は、このような問題のな
い打ち抜きパンチを提供することを目的とする。
ス圧を必要とする問題があり、このため耐久性がよくな
いという問題があった。本発明は、このような問題のな
い打ち抜きパンチを提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】このため、請求項1記載
のセラミック打ち抜きパンチは、アルミナセラミックス
(Al2 O3 )またはジルコニアセラミックス(ZrO
2 )または窒化けい素セラミックス(Si3 N4 )を素
材とし、先端角部にR面および/またはC面を形成した
ことを特徴とする。
のセラミック打ち抜きパンチは、アルミナセラミックス
(Al2 O3 )またはジルコニアセラミックス(ZrO
2 )または窒化けい素セラミックス(Si3 N4 )を素
材とし、先端角部にR面および/またはC面を形成した
ことを特徴とする。
【0007】このセラミック打ち抜きパンチによれば、
素材がセラミックスであるので、従来のSK鋼あるいは
超硬金属等を素材とする場合に発生する問題が解消され
る。一般に、セラミックスは金属との相性(融合性)が
悪く、熱圧着の状態でも鋼板との融着反応を起こさず、
このため鋼板に対する滑り抵抗が極めて小さいという性
質を有する。このような性質を有するセラミックスを素
材とするので、従来のように潤滑油を塗布する必要はな
く、従って打ち抜き後にそれを除去する手間を掛ける必
要もない。また、打ち抜き材に対する打ち抜き抵抗が小
さく、従って従来よりも低圧で打ち抜くことができるの
でその打ち抜き音も小さく、また打ち抜き時に受ける損
傷も少なくなる(キズが付かない)。
素材がセラミックスであるので、従来のSK鋼あるいは
超硬金属等を素材とする場合に発生する問題が解消され
る。一般に、セラミックスは金属との相性(融合性)が
悪く、熱圧着の状態でも鋼板との融着反応を起こさず、
このため鋼板に対する滑り抵抗が極めて小さいという性
質を有する。このような性質を有するセラミックスを素
材とするので、従来のように潤滑油を塗布する必要はな
く、従って打ち抜き後にそれを除去する手間を掛ける必
要もない。また、打ち抜き材に対する打ち抜き抵抗が小
さく、従って従来よりも低圧で打ち抜くことができるの
でその打ち抜き音も小さく、また打ち抜き時に受ける損
傷も少なくなる(キズが付かない)。
【0008】しかも、先端角部にR面を形成しておくこ
とにより、打ち抜き時における当該打ち抜きピンの破損
が防止され、また打ち抜き抵抗を一層低減できる。さら
に、先端角部にC面を形成しておくことにより、打ち抜
き孔内面の面粗さを細かくすることができ、またこれに
よっても打ち抜き抵抗を低減することができる。
とにより、打ち抜き時における当該打ち抜きピンの破損
が防止され、また打ち抜き抵抗を一層低減できる。さら
に、先端角部にC面を形成しておくことにより、打ち抜
き孔内面の面粗さを細かくすることができ、またこれに
よっても打ち抜き抵抗を低減することができる。
【0009】請求項2記載のセラミック打ち抜きパンチ
は、金属製のホルダに、アルミナセラミックス(Al2
O3 )またはジルコニアセラミックス(ZrO2 )また
は窒化けい素セラミックス(Si3 N4 )を素材とする
打ち抜き部を取り付け、該打ち抜き部の先端角部にR面
および/またはC面を形成したことを特徴とする。
は、金属製のホルダに、アルミナセラミックス(Al2
O3 )またはジルコニアセラミックス(ZrO2 )また
は窒化けい素セラミックス(Si3 N4 )を素材とする
打ち抜き部を取り付け、該打ち抜き部の先端角部にR面
および/またはC面を形成したことを特徴とする。
【0010】このセラミック打ち抜きパンチによれば、
打ち抜き材を打ち抜く打ち抜き部のみをセラミックス製
としているので、当該パンチの全体をセラミックス製と
した場合に比して低価格で提供することができる。ホル
ダ部に対するセラミックス製打ち抜き部の取り付けは、
ホルダ部を円筒形状にし、その内周側に打ち抜き部を挿
通した状態で焼き嵌めにより固定することが考えられ
る。その他、接着、ねじ嵌合、固定ピン等の手段により
ホルダ部に打ち抜き部を取り付けてもよい。
打ち抜き材を打ち抜く打ち抜き部のみをセラミックス製
としているので、当該パンチの全体をセラミックス製と
した場合に比して低価格で提供することができる。ホル
ダ部に対するセラミックス製打ち抜き部の取り付けは、
ホルダ部を円筒形状にし、その内周側に打ち抜き部を挿
通した状態で焼き嵌めにより固定することが考えられ
る。その他、接着、ねじ嵌合、固定ピン等の手段により
ホルダ部に打ち抜き部を取り付けてもよい。
【0011】請求項3記載のセラミック打ち抜きパンチ
は、請求項1または2に記載の打ち抜きパンチであっ
て、R面を半径r=0.05mm〜0.1mmで形成
し、C面を長さL=0.1mm〜0.7mm、角度α=
2°〜10°で形成したことを特徴とする。
は、請求項1または2に記載の打ち抜きパンチであっ
て、R面を半径r=0.05mm〜0.1mmで形成
し、C面を長さL=0.1mm〜0.7mm、角度α=
2°〜10°で形成したことを特徴とする。
【0012】このセラミック打ち抜きパンチによっても
上記と同様の作用効果を得る。ここで、R面とは、当該
打ち抜きパンチの先端角部を断面円弧形状としたその表
面をいい、請求項3記載の構成の場合上記円弧形状の半
径rが0.05mm〜0.1mmとなる。また、C面と
は、当該打ち抜きパンチの先端を円錐台や角錐台等の錐
台に形成したその斜面をいい、請求項3記載の構成の場
合錐台の高さがC面の長さLであって0.1mm〜0.
7mmとなり、斜面の傾斜角度がC面の角度αであって
2°〜10°となる。
上記と同様の作用効果を得る。ここで、R面とは、当該
打ち抜きパンチの先端角部を断面円弧形状としたその表
面をいい、請求項3記載の構成の場合上記円弧形状の半
径rが0.05mm〜0.1mmとなる。また、C面と
は、当該打ち抜きパンチの先端を円錐台や角錐台等の錐
台に形成したその斜面をいい、請求項3記載の構成の場
合錐台の高さがC面の長さLであって0.1mm〜0.
7mmとなり、斜面の傾斜角度がC面の角度αであって
2°〜10°となる。
【0013】上記R面およびC面を含む当該打ち抜きパ
ンチの先端部は、Rmax =0.8S以下の面粗さ(最大
高さ)に磨いておくことが望ましく、これにより上記種
々作用効果を一層確実に得ることができる。
ンチの先端部は、Rmax =0.8S以下の面粗さ(最大
高さ)に磨いておくことが望ましく、これにより上記種
々作用効果を一層確実に得ることができる。
【0014】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施形態を図1〜
図4および表1に基づいて説明する。図1は本発明の第
1実施形態にかかるセラミック打ち抜きパンチP1 の全
体を示しており、それぞれ同心の円柱体形状をなす鍔部
2、本体部3および打ち抜き部4を有している。打ち抜
き部4が実際の打込みに際して打込み材(図示省略)に
打ち込まれる部分であり、この打ち抜き部4が円柱体形
状を有しているので、本実施形態では円形孔を打ち抜く
ためのパンチを例示して説明する。
図4および表1に基づいて説明する。図1は本発明の第
1実施形態にかかるセラミック打ち抜きパンチP1 の全
体を示しており、それぞれ同心の円柱体形状をなす鍔部
2、本体部3および打ち抜き部4を有している。打ち抜
き部4が実際の打込みに際して打込み材(図示省略)に
打ち込まれる部分であり、この打ち抜き部4が円柱体形
状を有しているので、本実施形態では円形孔を打ち抜く
ためのパンチを例示して説明する。
【0015】第1実施形態の打ち抜きパンチP1 は、ア
ルミナセラミックス(Al2 O3 )を素材とするもの
で、その全体が焼結等の手段により一体成形されてい
る。なお、打ち抜きパンチの素材としては、アルミナセ
ラミックス(Al2 O3 )の他に、ジルコニアセラミッ
クス(ZrO2 )あるいは窒化けい素セラミックス(S
i 3 N4 )で実施することもできる。また、この打ち抜
きパンチP1 の用途については従来と特に異なる点はな
い。
ルミナセラミックス(Al2 O3 )を素材とするもの
で、その全体が焼結等の手段により一体成形されてい
る。なお、打ち抜きパンチの素材としては、アルミナセ
ラミックス(Al2 O3 )の他に、ジルコニアセラミッ
クス(ZrO2 )あるいは窒化けい素セラミックス(S
i 3 N4 )で実施することもできる。また、この打ち抜
きパンチP1 の用途については従来と特に異なる点はな
い。
【0016】この打ち抜きパンチP1 は、上記素材がセ
ラミックスである点の他、実際に打ち抜き材に打ち込ま
れる打ち抜き部4の先端形状に特徴を有している。図2
には打ち抜き部4の先端部が拡大して示されている。こ
の打ち抜き部4の先端角部には、C面5とR面6,7が
形成されている。C面5は、長さL=0.7mm、角度
α=10°で形成されている。このC面5の両端(図示
左右端部)に沿ってR面6,7が形成されている。この
両R面6,7は、半径r=0.1mmの断面円弧形状を
有している。
ラミックスである点の他、実際に打ち抜き材に打ち込ま
れる打ち抜き部4の先端形状に特徴を有している。図2
には打ち抜き部4の先端部が拡大して示されている。こ
の打ち抜き部4の先端角部には、C面5とR面6,7が
形成されている。C面5は、長さL=0.7mm、角度
α=10°で形成されている。このC面5の両端(図示
左右端部)に沿ってR面6,7が形成されている。この
両R面6,7は、半径r=0.1mmの断面円弧形状を
有している。
【0017】このような先端形状を有する打ち抜き部4
の表面は、Rmax =0.8S以下の表面粗さに磨かれて
いる。
の表面は、Rmax =0.8S以下の表面粗さに磨かれて
いる。
【0018】次に、表1には、4種類の打ち抜きパンチ
P1 、P2 、P3 、P0 を用いて、本出願人が行った打
ち抜き試験の結果が示されている。打ち抜きパンチP1
は、上記説明した第1実施形態の打ち抜きパンチであ
り、打ち抜きパンチP2 は、ジルコニアセラミックス
(ZrO2 )を素材とする打ち抜きパンチであり、打ち
抜きパンチP3 は窒化けい素セラミックス(Si
3 N4 )を素材とする打ち抜きパンチであり、打ち抜き
パンチP0 は従来の超硬金属を素材とする打ち抜きパン
チである。打ち抜きパンチP2 、P3 の打ち抜き部先端
にも、打ち抜きパンチP1と同様のC面およびR面が形
成されている。
P1 、P2 、P3 、P0 を用いて、本出願人が行った打
ち抜き試験の結果が示されている。打ち抜きパンチP1
は、上記説明した第1実施形態の打ち抜きパンチであ
り、打ち抜きパンチP2 は、ジルコニアセラミックス
(ZrO2 )を素材とする打ち抜きパンチであり、打ち
抜きパンチP3 は窒化けい素セラミックス(Si
3 N4 )を素材とする打ち抜きパンチであり、打ち抜き
パンチP0 は従来の超硬金属を素材とする打ち抜きパン
チである。打ち抜きパンチP2 、P3 の打ち抜き部先端
にも、打ち抜きパンチP1と同様のC面およびR面が形
成されている。
【0019】打ち抜き試験は、各場合とも、打込み材は
板厚2mmのSPHC(熱間圧延鋼板)であり、これに
直径10mmの孔を打ち抜いて行った。また、従来の打
ち抜きパンチP0 については、従来通り打ち抜き材に所
定の潤滑油を塗布して行った。
板厚2mmのSPHC(熱間圧延鋼板)であり、これに
直径10mmの孔を打ち抜いて行った。また、従来の打
ち抜きパンチP0 については、従来通り打ち抜き材に所
定の潤滑油を塗布して行った。
【0020】
【表1】
【0021】以下、表1に基づいて打ち抜き試験の結果
について簡単に説明する。 (1) 打ち抜き試験回数について 打ち抜きパンチP1 は8万回以上、打ち抜きパンチP2
は9万回以上、打ち抜きパンチP3 は10万回以上、打
ち抜きパンチP0 は5万回以上実施した。
について簡単に説明する。 (1) 打ち抜き試験回数について 打ち抜きパンチP1 は8万回以上、打ち抜きパンチP2
は9万回以上、打ち抜きパンチP3 は10万回以上、打
ち抜きパンチP0 は5万回以上実施した。
【0022】(2) 打ち抜き孔の精度について セラミックス製の打ち抜きパンチP1 〜P3 について
は、初回(1〜5回程度打ち抜いた時点)も、6万回程
度打ち抜いた時点においても孔径の寸法精度は基準寸法
10mmに対して0.02mm程度であった。これに対
して、従来の超硬金属製の打ち抜きパンチP0 は、初回
が0.02mm程度の精度であったが、6万回程度打ち
抜いた時点では0.15mm程度にまで打ち抜き精度が
悪くなり、孔径は徐々に大きくなっていった。
は、初回(1〜5回程度打ち抜いた時点)も、6万回程
度打ち抜いた時点においても孔径の寸法精度は基準寸法
10mmに対して0.02mm程度であった。これに対
して、従来の超硬金属製の打ち抜きパンチP0 は、初回
が0.02mm程度の精度であったが、6万回程度打ち
抜いた時点では0.15mm程度にまで打ち抜き精度が
悪くなり、孔径は徐々に大きくなっていった。
【0023】(3) 打ち抜き孔の表面粗さについて 打ち抜きパンチP1 〜P3 により打ち抜いた孔の内周面
の表面粗さは、Ra=1、5a程度であったが、従来の
超硬金属製の打ち抜きパンチP0 により打ち抜いた孔は
Ra=5a程度であり、内周面の表面粗さについて明確
に差が出た。
の表面粗さは、Ra=1、5a程度であったが、従来の
超硬金属製の打ち抜きパンチP0 により打ち抜いた孔は
Ra=5a程度であり、内周面の表面粗さについて明確
に差が出た。
【0024】(4) 打ち抜き圧について セラミックス製の打ち抜きパンチP1 〜P3 については
0.7t、従来の超硬製の打ち抜きパンチP0 について
は1.0tの圧力で打ち抜いた。 (5) 打ち抜き後にパンチを引き抜くために要する力(引
き抜き力)について セラミックス製の打ち抜きパンチP1 〜P3 の引き抜き
力は28Kg〜31Kg程度であったが、従来の超硬金
属製の打ち抜きパンチであると、40Kg程度の引き抜
き力を必要とした。
0.7t、従来の超硬製の打ち抜きパンチP0 について
は1.0tの圧力で打ち抜いた。 (5) 打ち抜き後にパンチを引き抜くために要する力(引
き抜き力)について セラミックス製の打ち抜きパンチP1 〜P3 の引き抜き
力は28Kg〜31Kg程度であったが、従来の超硬金
属製の打ち抜きパンチであると、40Kg程度の引き抜
き力を必要とした。
【0025】(6) 打ち抜き音について セラミックス製の打ち抜きパンチP1 〜P3 の場合は6
0ホン程度であったが、従来の超硬金属製の打ち抜きパ
ンチP0 の場合は130ホン程度の打ち抜き音を発生
し、明らかに従来のものの方が打ち抜き音が大きかっ
た。
0ホン程度であったが、従来の超硬金属製の打ち抜きパ
ンチP0 の場合は130ホン程度の打ち抜き音を発生
し、明らかに従来のものの方が打ち抜き音が大きかっ
た。
【0026】(7) 打ち抜き試験中のメンテナンスについ
て 従来の超硬金属製の打ち抜きパンチP0 の場合は、打ち
抜き回数4万回程度以降にキズ付きが顕著になったた
め、打ち抜き試験を中断して、その打ち抜き部を一定レ
ベルの表面粗さにまで磨く必要が生じた。このメンテナ
ンスを2回行った。これに対して、セラミックス製の打
ち抜きパンチP1 〜P3 の場合は、その表面へのキズ付
きは発生せず、そのまま連続して打ち抜いても表面粗さ
あるいは孔形状等について良好な打ち抜きを行うことが
でき、従って一切メンテナンスを必要とすることなく打
ち抜きを続行することができた。
て 従来の超硬金属製の打ち抜きパンチP0 の場合は、打ち
抜き回数4万回程度以降にキズ付きが顕著になったた
め、打ち抜き試験を中断して、その打ち抜き部を一定レ
ベルの表面粗さにまで磨く必要が生じた。このメンテナ
ンスを2回行った。これに対して、セラミックス製の打
ち抜きパンチP1 〜P3 の場合は、その表面へのキズ付
きは発生せず、そのまま連続して打ち抜いても表面粗さ
あるいは孔形状等について良好な打ち抜きを行うことが
でき、従って一切メンテナンスを必要とすることなく打
ち抜きを続行することができた。
【0027】また、図3には各打ち抜きポンチP1 、P
2 、P3 、P0 による打ち抜き孔の断面形状が示されて
いる。これによれば、従来の超硬金属製の打ち抜きパン
チP0 により打ち抜いた孔のストレート部は、板厚(2
mm)の30パーセント程度(0.62mm程度)しか
確保されないが、セラミックス製の打ち抜きパンチP1
〜P3 によれば、70パーセント以上(1.5mm程
度)確保され、確実に良好な孔形状に打ち抜くことがで
きた。
2 、P3 、P0 による打ち抜き孔の断面形状が示されて
いる。これによれば、従来の超硬金属製の打ち抜きパン
チP0 により打ち抜いた孔のストレート部は、板厚(2
mm)の30パーセント程度(0.62mm程度)しか
確保されないが、セラミックス製の打ち抜きパンチP1
〜P3 によれば、70パーセント以上(1.5mm程
度)確保され、確実に良好な孔形状に打ち抜くことがで
きた。
【0028】以上説明したように、第1実施形態の打ち
抜きパンチP1 によれば、孔径の精度、内周面の表面粗
さおよび得られるストレート部の大きさ(孔形状)につ
いて、従来の打ち抜きパンチP0 よりも良好な打ち抜き
を行うことができ、かつセラミックス製であるので打ち
抜き材に対する抵抗が低く、このためより低い圧力およ
び打ち抜き音で打ち抜くことができ、ひいては打ち抜き
パンチの高い耐久性および良好なメンテナンス性を得る
ことができた。打ち抜きパンチP1 について得られたこ
れらの特徴については、素材をジルコニアセラミックス
(ZrO2 )あるいは窒化けい素セラミックス(Si3
N4 )に変更した打ち抜きパンチP2 、P3 であっても
ほぼ同程度の内容で得られることが確認された。
抜きパンチP1 によれば、孔径の精度、内周面の表面粗
さおよび得られるストレート部の大きさ(孔形状)につ
いて、従来の打ち抜きパンチP0 よりも良好な打ち抜き
を行うことができ、かつセラミックス製であるので打ち
抜き材に対する抵抗が低く、このためより低い圧力およ
び打ち抜き音で打ち抜くことができ、ひいては打ち抜き
パンチの高い耐久性および良好なメンテナンス性を得る
ことができた。打ち抜きパンチP1 について得られたこ
れらの特徴については、素材をジルコニアセラミックス
(ZrO2 )あるいは窒化けい素セラミックス(Si3
N4 )に変更した打ち抜きパンチP2 、P3 であっても
ほぼ同程度の内容で得られることが確認された。
【0029】次に、本発明は、種々変更を加えて実施す
ることができる。例えば、図4には請求項2記載の発明
の実施形態(第2実施形態)に係る打ち抜きパンチP4
が示されている。この第2実施形態の打ち抜きパンチP
4 は、第1実施形態の打ち抜きパンチP1 のように全体
がセラミックス製ではなく、パンチ本体20のみがセラ
ミックス製で、その他の鍔部11および本体部12を有
するホルダー10が金属製である別体構造となってい
る。
ることができる。例えば、図4には請求項2記載の発明
の実施形態(第2実施形態)に係る打ち抜きパンチP4
が示されている。この第2実施形態の打ち抜きパンチP
4 は、第1実施形態の打ち抜きパンチP1 のように全体
がセラミックス製ではなく、パンチ本体20のみがセラ
ミックス製で、その他の鍔部11および本体部12を有
するホルダー10が金属製である別体構造となってい
る。
【0030】ホルダー10は略円筒形状をなし、その内
周側にパンチ本体20が焼き嵌めにより強固に固定され
ている。パンチ本体20の先端部(図示右端部)は、ホ
ルダー10の先端から突き出され、この突き出された部
分が打ち抜き部21となっている。この打ち抜き部21
の先端には、前記第1実施形態の打ち抜きパンチP1と
同様のR面5およびC面6,7が形成されている。な
お、パンチ本体20の基端部(図示左端部)と、ホルダ
ー10の基端部は図示するように断面円弧形状のテーパ
嵌合により抜け止めされている。
周側にパンチ本体20が焼き嵌めにより強固に固定され
ている。パンチ本体20の先端部(図示右端部)は、ホ
ルダー10の先端から突き出され、この突き出された部
分が打ち抜き部21となっている。この打ち抜き部21
の先端には、前記第1実施形態の打ち抜きパンチP1と
同様のR面5およびC面6,7が形成されている。な
お、パンチ本体20の基端部(図示左端部)と、ホルダ
ー10の基端部は図示するように断面円弧形状のテーパ
嵌合により抜け止めされている。
【0031】このように構成した第2実施形態の打ち抜
きパンチP4 によっても、打ち抜き部21がセラミック
ス製であるので、第1実施形態の打ち抜きパンチP1
(P2、P3 )と同様の作用効果を奏する他、当該作用
効果を得るために必要な部位(打ち抜き部)のみがセラ
ミックス製であるのでより低コストで提供することがで
きる。
きパンチP4 によっても、打ち抜き部21がセラミック
ス製であるので、第1実施形態の打ち抜きパンチP1
(P2、P3 )と同様の作用効果を奏する他、当該作用
効果を得るために必要な部位(打ち抜き部)のみがセラ
ミックス製であるのでより低コストで提供することがで
きる。
【0032】その他、打ち抜きパンチP1 〜P4 にはさ
らに変更を加えることができる。例えば、R面の半径r
=0.1mm、C面の長さL=0.7mm、角度α=1
0°で例示したが、各数値については適宜変更すること
ができる。特に、R面の半径はr=0.05mm〜0.
1mmで形成し、C面の長さはL=0.1mm〜0.7
mm、角度はα=2°〜10°の範囲で形成することが
望ましい。
らに変更を加えることができる。例えば、R面の半径r
=0.1mm、C面の長さL=0.7mm、角度α=1
0°で例示したが、各数値については適宜変更すること
ができる。特に、R面の半径はr=0.05mm〜0.
1mmで形成し、C面の長さはL=0.1mm〜0.7
mm、角度はα=2°〜10°の範囲で形成することが
望ましい。
【0033】また、打ち抜き部の先端角部にC面5とR
面6,7の双方を設けた構成を例示したが、R面のみを
設けてC面を設けず、あるいはC面のみ設けてR面を設
けない構成としてもよく、この構成によっても一定の範
囲で同様の作用効果を得ることができる。
面6,7の双方を設けた構成を例示したが、R面のみを
設けてC面を設けず、あるいはC面のみ設けてR面を設
けない構成としてもよく、この構成によっても一定の範
囲で同様の作用効果を得ることができる。
【図1】本発明の第1実施形態を示す図であり、打ち抜
きパンチの全体側面図である。
きパンチの全体側面図である。
【図2】図1および図4のII部拡大図であり、打ち抜き
部の先端角部の一部断面側面図である。
部の先端角部の一部断面側面図である。
【図3】打ち抜き孔の断面形状を比較して示した図であ
り、(A)は打ち抜きパンチP1 による打ち抜き孔、
(B)は打ち抜きパンチP2 による打ち抜き孔、(C)
は打ち抜きパンチP3 による打ち抜き孔、(D)は打ち
抜きパンチP0 による打ち抜き孔を示す。
り、(A)は打ち抜きパンチP1 による打ち抜き孔、
(B)は打ち抜きパンチP2 による打ち抜き孔、(C)
は打ち抜きパンチP3 による打ち抜き孔、(D)は打ち
抜きパンチP0 による打ち抜き孔を示す。
【図4】本発明の第2実施形態を示す図であり、打ち抜
きパンチの一部断面側面図である。
きパンチの一部断面側面図である。
P1 …アルミナセラミックス(Al2 O3 )製の打ち抜
きパンチ P2 …ジルコニアセラミックス(ZrO2 )製の打ち抜
きパンチ P3 …窒化けい素セラミックス(Si3 N4 )製の打ち
抜きパンチ 2…鍔部 3…本体部 4…打ち抜き部 5…C面 6,7…R面 L…C面の長さ α…C面の角度 r…R面の半径 P4 …第2実施形態の打ち抜きパンチ 10…ホルダー 11…鍔部 12…本体部 20…パンチ本体 21…打ち抜き部
きパンチ P2 …ジルコニアセラミックス(ZrO2 )製の打ち抜
きパンチ P3 …窒化けい素セラミックス(Si3 N4 )製の打ち
抜きパンチ 2…鍔部 3…本体部 4…打ち抜き部 5…C面 6,7…R面 L…C面の長さ α…C面の角度 r…R面の半径 P4 …第2実施形態の打ち抜きパンチ 10…ホルダー 11…鍔部 12…本体部 20…パンチ本体 21…打ち抜き部
Claims (3)
- 【請求項1】 アルミナセラミックス(Al2 O3 )ま
たはジルコニアセラミックス(ZrO2 )または窒化け
い素セラミックス(Si3 N4 )を素材とし、打ち抜き
部の先端角部にR面および/またはC面を形成したこと
を特徴とするセラミック打ち抜きパンチ。 - 【請求項2】 金属製のホルダに、アルミナセラミック
ス(Al2 O3 )またはジルコニアセラミックス(Zr
O2 )または窒化けい素セラミックス(Si 3 N4 )を
素材とする打ち抜き部を取り付け、該打ち抜き部の先端
角部にR面および/またはC面を形成したことを特徴と
するセラミック打ち抜きパンチ。 - 【請求項3】 請求項1または2に記載のセラミック打
ち抜きパンチであって、R面を半径r=0.05mm〜
0.1mmで形成し、C面を長さL=0.1mm〜0.
7mm、角度α=2°〜10°で形成したことを特徴と
するセラミック打ち抜きパンチ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP13851297A JPH10323723A (ja) | 1997-05-28 | 1997-05-28 | セラミック打ち抜きパンチ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP13851297A JPH10323723A (ja) | 1997-05-28 | 1997-05-28 | セラミック打ち抜きパンチ |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10323723A true JPH10323723A (ja) | 1998-12-08 |
Family
ID=15223888
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP13851297A Pending JPH10323723A (ja) | 1997-05-28 | 1997-05-28 | セラミック打ち抜きパンチ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH10323723A (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2005205579A (ja) * | 2004-01-26 | 2005-08-04 | Iwasaki:Kk | 遊戯機材における板材の孔成形装置 |
| JP2010036262A (ja) * | 2008-07-31 | 2010-02-18 | Nippon Tungsten Co Ltd | 薄板打ち抜き金型 |
| JP2011189353A (ja) * | 2010-03-12 | 2011-09-29 | Chuo Spring Co Ltd | シェービング金型 |
| WO2023145228A1 (ja) | 2022-01-28 | 2023-08-03 | 株式会社小松精機工作所 | アモルファス合金箔のせん断加工法 |
-
1997
- 1997-05-28 JP JP13851297A patent/JPH10323723A/ja active Pending
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2005205579A (ja) * | 2004-01-26 | 2005-08-04 | Iwasaki:Kk | 遊戯機材における板材の孔成形装置 |
| JP2010036262A (ja) * | 2008-07-31 | 2010-02-18 | Nippon Tungsten Co Ltd | 薄板打ち抜き金型 |
| JP2011189353A (ja) * | 2010-03-12 | 2011-09-29 | Chuo Spring Co Ltd | シェービング金型 |
| WO2023145228A1 (ja) | 2022-01-28 | 2023-08-03 | 株式会社小松精機工作所 | アモルファス合金箔のせん断加工法 |
| KR20240144102A (ko) | 2022-01-28 | 2024-10-02 | 가부시키가이샤 고마츠세이키 고사쿠쇼 | 비정질 합금박의 전단 가공법 |
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