JPH10323779A - Si基板の切断方法 - Google Patents

Si基板の切断方法

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JPH10323779A
JPH10323779A JP10049390A JP4939098A JPH10323779A JP H10323779 A JPH10323779 A JP H10323779A JP 10049390 A JP10049390 A JP 10049390A JP 4939098 A JP4939098 A JP 4939098A JP H10323779 A JPH10323779 A JP H10323779A
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JP
Japan
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substrate
laser beam
cutting
cut
wavelength
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JP10049390A
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English (en)
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Katsuyuki Imoto
克之 井本
Keiichi Osono
啓一 於曽能
Shinobu Sato
佐藤  忍
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Hitachi Cable Ltd
Original Assignee
Hitachi Cable Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】Si基板を蒸発切断或いは割断切断できる切断
方法を提供する。 【解決手段】レーザビーム2−2をSi基板3に照射し
て加熱する工程と停止する工程とによって、Si基板3
に局所的に熱衝撃が加わって切断される。すなわち、S
i基板3に瞬間的にレーザビーム2−2を吸収させて急
加熱する工程と、レーザビーム2−2の照射を停止し、
かつガスを吹き付けてSi基板3を急冷却する工程とに
よってSi基板3が切断される。また、波長9μm付近
のレーザビームが最もSi基板3に吸収されるので、発
振波長が9.1μm〜9.4μmの範囲から選ばれたC
2 レーザビームをSi基板3に照射することにより切
断が促進される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、Si基板の切断方
法に関し、特にCO2 レーザビームにより非接触で切断
するSi基板の切断方法に関する。
【0002】
【従来の技術】最近、ガラス材料や磁性材料、半導体材
料、さらには誘電体材料等からなる基板に、電子回路や
光回路等を実装したデバイスの製品開発が活発に行われ
るようになってきた。これらのデバイスは、基板の中或
いは表(又は裏)面に数個から数千個形成されているの
で、最後の工程で、基板を切断してそれぞれのデバイス
を分離しなければならない。基板の切断・分離方法とし
てはダイヤモンドブレードダイシングを行うか、レーザ
光を照射してスクライビングを行う方法が用いられてい
る。
【0003】図8は、本出願人が先に出願したCO2
ーザ光の照射によるガラスの切断装置(特願平5−63
775号)を示す概念図である。
【0004】この装置は、CO2 レーザ(炭酸ガスレー
ザ)801から照射されレンズ806で集光されたレー
ザ光Lの周りにアシストガス導入管802からアシスト
ガスGを吹き付け、このレーザ光Lをベース803上の
ガラス基板804に照射して、このガラス基板804を
二つの基板A及びBに切断する際に、ガラス基板804
をA側及びB側でそれぞれベース803に真空吸着して
固定するものである。
【0005】ベース803のA側、B側間に形成した溝
805はレーザ光Lがガラス基板804を貫通するよう
にしたものであり、溝805があることにより、切断中
の状態を保持することができる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで図8に示した
従来の切断装置を用いてガラス基板を切断することがで
きても、Si基板を蒸発切断或いは割断切断(熱応力に
よる亀裂を発生させ、その亀裂をCO2 レーザ光の軌跡
によって進展させて割ること)により、切断加工するこ
とができなかった。
【0007】そこで、本発明の目的は、上記課題を解決
し、Si基板を蒸発切断或いは割断切断できる切断方法
を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明は、Si基板に、発振波長が9.1μm〜9.
4μmの範囲から選ばれたCO2 レーザビームを照射し
ながらSi基板を移動させることによってSi基板を切
断するものである。
【0009】また、本発明は、Si基板に、発振波長が
9.1μm〜9.4μmの範囲から選ばれたCO2 レー
ザビームを照射しながらCO2 レーザビームを移動させ
ることによってSi基板を切断するものである。
【0010】上記構成に加え本発明は、CO2 レーザビ
ームの照射方向に沿ってN2 、O2、Ar、空気等のガ
スを吹き付けながらSi基板を切断するのが好ましい。
【0011】上記構成に加え本発明は、CO2 レーザビ
ームの通過する溝或いはスリットが形成された基板ホル
ダ上に、Si基板を載置し、CO2 レーザビームをSi
基板に照射するのが好ましい。
【0012】上記構成に加え本発明は、Si基板は蒸発
切断か割断切断のいずれかによって切断されるのが好ま
しい。
【0013】上記構成に加え本発明は、表面、裏面或い
は両面に絶縁膜が形成されたSi基板を切断するのが好
ましい。
【0014】上記構成に加え本発明は、発振波長が9.
1μm〜9.4μmの範囲のCO2レーザビームはグレ
ーティングによって選択的に取出されたCO2 レーザビ
ームであるのが好ましい。
【0015】本発明によれば、レーザビームをSi基板
に照射して加熱する工程と停止する工程とによって、S
i基板に局所的に熱衝撃が加わって切断される。すなわ
ち、Si基板に瞬間的にレーザビームを吸収させて急加
熱する工程と、レーザビーム照射を停止し、かつガスを
吹き付けてSi基板を急冷却する工程とによってSi基
板が切断される。
【0016】ここで、Si基板にレーザビームが吸収さ
れるためのレーザビームの波長を調べた。図2はSiの
分光透過率特性を示す図であり、横軸が波長、縦軸が透
過率を示す。その結果、波長9μm付近のレーザビーム
が最もSi基板に吸収されることが分かった。このよう
な波長のレーザビームを実現するためには、CO2 レー
ザ発振器の発振波長を有効に利用すればよい。
【0017】図3はCO2 レーザの発振スペクトラム特
性を示す図であり、横軸が波長、縦軸が利得を示してい
る。
【0018】CO2 レーザ発振器は同図に示すように、
9.1μm〜11.3μmの広い波長域でマルチモード
発振をしている。このため、CO2 レーザ発振器の光共
振器(フロント側のミラーとリア側のミラー)のうちの
リア側のミラーの代わりにグレーティングを設け、グレ
ーティングの反射角度を調節することにより、Si基板
への吸収が大きい波長域9.1μm〜9.4μmの範囲
から選択的に一つの波長で発振しているレーザビームを
取出すことができることが分かった。
【0019】特に図2から分かるように、上述した波長
帯の中でも9.2μm〜9.3μmの波長帯から発振波
長を選べば、高いレーザビーム出力が得られ、切断速度
を速くすることができる。
【0020】次に、Si基板を蒸発切断する場合には、
熱衝撃を与える他に、切断面にマイクロクラックが発生
しないようにすることと、溶融によって切断面がだれな
いようにすることと、切断面近傍にパーティクル(粒
子)が付着しないようにすることが重要である。そのた
めには、レーザビームの照射方向に沿ってN2 、O2
Ar、空気等のガスを吹き付けて急加熱、急冷却及びド
ライクリーン化を図る必要がある。
【0021】また、熱応力による割断によってSi基板
を切断する場合にも急加熱によるSi基板のレーザビー
ム照射面の急激な熱膨張過程と、ガス吹付けと、レーザ
ビームの移動による急激な冷却(温度変化)による急圧
縮過程とを瞬時に設けることが重要である。
【0022】これらのためには、ガスの吹付けと、被切
断用Si基板の移動か或いはレーザビームの移動の機構
が必要である。さらに超局所的なレーザビーム照射、停
止による急速加熱、冷却を実現するためには、Si基板
を保持する基板ホルダにレーザビームの通過する溝或い
はスリットが形成されていることが重要である。尚、S
i基板の表面、裏面或いは両面に、SiO2 、SiO
N、SiO2 にP、Ge、Ti、B、Sb、Zn、N
a、Li、K等のドーパントが少なくとも一種類添加さ
れたもの、Si3 4 等の膜が形成されたものを用いれ
ば、これらの膜へのレーザビームの吸収が促進されるの
で、より効果的に切断を行うことができる。
【0023】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を添付
図面に基づいて詳述する。
【0024】図1は本発明のSi基板の切断方法を適用
した切断装置の概念図を示す図である。
【0025】この切断装置は、発振波長が可変のCO2
レーザ1と、CO2 レーザ1から出射したレーザビーム
2−1を集光し切断すべきSi基板3まで案内する光学
系4と、Si基板3を保持する基板ホルダ5と、基板ホ
ルダ5をXYZ方向に移動するXYZステージ6と、S
i基板3に急冷ガス19を供給するためのノズル8と、
Si基板3をXYZステージ6ごと覆うクリーンベンチ
9とを備えている。
【0026】CO2 レーザ1は、ブルースター窓10と
内部鏡11とを有するCO2 レーザ管12と、CO2
ーザ管12のブルースター窓10の外側に配置された外
付けグレーティング部13と、外付けグレーティング部
13のCO2 レーザ管12の中心軸に対する角度θを調
節する角度調節部50とを備えている。
【0027】CO2 レーザ管12の内部には混合気体
(CO2 、N2 、Heを8:18:74の割合で混合し
た混合気体)14が封入され、CO2 レーザ管12の両
側には一対の放電用の電極15−1、15−2が設けら
れている。電極15−1と電極15−2との間には電源
(図示せず)から高電圧が供給される。この電源はCO
2 レーザ1を連続発振させるための連続発振駆動回路
と、パルス発振させるためのパルス発振駆動回路とが内
蔵され、いずれの駆動回路でも駆動できるようになって
いる。
【0028】外付けグレーティング部13は、その角度
調節部50により角度θを調節することができるように
なっている。CO2 レーザ管12は、外付けグレーティ
ング部13で角度θを調節することにより、発振波長を
9.1μm〜9.4μmの範囲の中から選択的に取り出
し、単一波長発振させることができる。そしてこの単一
波長発振したレーザビーム2−1を内部鏡11を通して
出力させることができる。この内部鏡11より出力され
たレーザビームは、光学系4の全反射ミラー16で反射
された後集光レンズ17に達し、この集光レンズ17で
レーザビーム2−1が集光される。集光レンズ17で集
光されたレーザビーム2−2はSi基板3の表面に焦点
を結んで照射される。レーザビーム2−2は矢印18−
1、18−2方向に供給されるN2 (或いはO2 、A
r、空気)によって覆われており、クリーン度が高めら
れている。また、急冷を促進させてマイクロクラックを
抑圧させたり、割断切断を容易に行わせるように、Si
基板3のレーザビーム照射面に急冷用ガス(N2
2 、空気等)が矢印19方向に吹き付けられる。Si
基板3は基板ホルダ5上に固定設置されている。基板ホ
ルダ5はXYZステージ6上に固定され、このXYZス
テージ6でSi基板3はX、Y、Z方向に図示しないモ
ータの回転により移動される。切断加工されるSi基板
3はクリーンベンチ9内に設けられているので、クリー
ンベンチ9内の余分な雰囲気は排気装置(図示せず)に
よって矢印20方向に排気される。
【0029】次にSi基板の具体的な切断方法を数値を
挙げて説明するが、限定されるものではない。
【0030】図4は図1に示した切断装置によってSi
基板を切断するときの様子を示す模式図である。
【0031】発振波長9.3μmの平行なレーザビーム
(ビーム径12mmφ、連続発振出力90W)2−1が集
光レンズ17で集光される。集光したレーザビーム2−
2は厚さ0.5mmのSi基板3の表面に照射され、かつ
焦点を結ぶようにCO2 レーザ装置1がセッティングさ
れている。レーザビーム2−2の焦点面の直径は約10
0μmであり、その出力は88Wであった。矢印18−
1、18−2方向に供給されるガスには圧力が3kg/cm
2 のN2 ガスが用いられ、矢印19−1、19−2方向
に供給される急冷用ガスには圧力5kg/cm2 の空気が用
いられた。Si基板3を固定した基板ホルダ5をXYZ
ステージ6でX方向に1mm/sec の速度で移動しながら
レーザビーム2−2をSi基板3上に照射した結果、同
図に示すように蒸発切断することができた。
【0032】次に、割断切断方法として、予めSi基板
3のエッジ部に約50μm幅のキズをつけた後、そのキ
ズ面をスタート位置としてレーザビーム2−2を照射し
つつ、Si基板3を2mm/sec の速度で移動した結果、
割断切断することができた。この割断切断は、矢印19
−1、19−2方向の急冷用ガスを、レーザビーム2−
2がSi基板3に照射された直後に強力に吹き付けるこ
とにより効果的に割断することができた。また、その急
冷用ガスのガス圧を高くする程、高速割断することがで
きた。
【0033】本発明のSi基板の切断方法によれば、種
々のSi基板の切断を行うことができる。
【0034】図5はSi基板3の表面に絶縁膜(SiO
2 、SiO2 にB、P、Ge、Ti、Al、Na、L
i、K等の添加物を添加したもの、SiON、SiON
H等)21の形成されたものを示す側面図である。この
ような絶縁膜21が形成されていると波長9.1μmか
ら9.4μmのCO2 レーザビームはより強くこの絶縁
膜21に吸収されるので、切断はより促進される。
【0035】図6はSi基板3の裏面に絶縁膜22が形
成されたものを示す側面図である。
【0036】この場合も波長9.1μmから9.4μm
のCO2 レーザビーム照射により容易に切断できる。
【0037】図7はSi基板3の表面及び裏面に絶縁膜
21、22が形成されたものを示す側面図である。
【0038】この場合は、波長9.1μmから9.4μ
mのCO2 レーザビーム照射による切断がさらに促進さ
れる。
【0039】以上において本発明によれば、 (1) Si基板をドライでクリーンな雰囲気で切断するこ
とができる。
【0040】(2) 切断したSi基板表面への粒子が付着
しない。
【0041】(3) 切断したSi基板を洗浄する必要がな
いので、Si基板上の電子回路や光回路へのダメージが
ない。
【0042】(4) マイクロクラックの発生を抑圧でき、
切断切り代幅を小さく抑えることができる。
【0043】(5) Si基板の切断は、従来は途中の工程
で行い、その後にボンディング工程やパッケージ工程等
を行っていたが、本発明の方法を用いれば、上記ボンデ
ィングやパッケージング工程を経た後の最終工程で行う
ことができ、工程時間の短縮ができ、また品質管理も容
易となる。
【0044】
【発明の効果】以上要するに本発明によれば、次のよう
な優れた効果を発揮する。
【0045】発振波長が9.1μm〜9.4μmの範囲
から選ばれたCO2 レーザビームを照射しながらSi基
板或いはCO2 レーザビームを移動させることにより、
Si基板を蒸発切断或いは割断切断できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のSi基板の切断方法を適用した切断装
置の概念図を示す図である。
【図2】Siの分光透過率特性を示す図である。
【図3】CO2 レーザの発振スペクトラム特性を示す図
である。
【図4】図1に示した切断装置によってSi基板を切断
するときの様子を示す模式図である。
【図5】Si基板の表面に絶縁膜の形成されたものを示
す側面図である。
【図6】Si基板の裏面に絶縁膜が形成されたものを示
す側面図である。
【図7】Si基板の表面及び裏面に絶縁膜が形成された
ものを示す側面図である。
【図8】本出願人が先に出願したCO2 レーザ光の照射
によるガラスの切断装置を示す概念図である。
【符号の説明】
1 CO2 レーザ 2−2 レーザビーム 3 Si基板 4 光学系 5 基板ホルダ 6 XYZステージ 8 ノズル 9 クリーンベンチ 13 外付けグレーティング部

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】Si基板に、発振波長が9.1μm〜9.
    4μmの範囲から選ばれたCO2 レーザビームを照射し
    ながら上記Si基板を移動させることによって上記Si
    基板を切断することを特徴とするSi基板の切断方法。
  2. 【請求項2】Si基板に、発振波長が9.1μm〜9.
    4μmの範囲から選ばれたCO2 レーザビームを照射し
    ながら該CO2 レーザビームを移動させることによって
    上記Si基板を切断することを特徴とするSi基板の切
    断方法。
  3. 【請求項3】上記CO2 レーザビームの照射方向に沿っ
    てN2 、O2 、Ar、空気等のガスを吹き付けながら上
    記Si基板を切断する請求項1又は2に記載のSi基板
    の切断方法。
  4. 【請求項4】上記CO2 レーザビームの通過する溝或い
    はスリットが形成された基板ホルダ上に、上記Si基板
    を載置し、上記CO2 レーザビームを上記Si基板に照
    射する請求項1から3のいずれかに記載のSi基板の切
    断方法。
  5. 【請求項5】上記Si基板は蒸発切断か割断切断のいず
    れかによって切断される請求項1から4のいずれかに記
    載のSi基板の切断方法。
  6. 【請求項6】表面、裏面或いは両面に絶縁膜が形成され
    たSi基板を切断する請求項1から5のいずれかに記載
    のSi基板の切断方法。
  7. 【請求項7】上記発振波長が9.1μm〜9.4μmの
    範囲のCO2 レーザビームはグレーティングによって選
    択的に取出されたCO2 レーザビームである請求項1か
    ら6のいずれかに記載のSi基板の切断方法。
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