JPH10323954A - フラットケーブル用フィルム - Google Patents
フラットケーブル用フィルムInfo
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- JPH10323954A JPH10323954A JP9133708A JP13370897A JPH10323954A JP H10323954 A JPH10323954 A JP H10323954A JP 9133708 A JP9133708 A JP 9133708A JP 13370897 A JP13370897 A JP 13370897A JP H10323954 A JPH10323954 A JP H10323954A
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- flame
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- resin layer
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 一対のフィルムによって線条の導体を挟み、
それらの内面同士を接着させて該導体を被覆しフラット
ケーブルとするためのフラットケーブル用フィルムにお
いて、ケーブルの外部からの燃焼に対する難燃性を向上
させ、かつより簡易な工程で製造することができるフラ
ットケーブル用フィルムを得る。 【解決手段】 最外層として、難燃性を付与したポリカ
ーボネート系樹脂からなる難燃性絶縁樹脂層を用い、最
内層として、熱接着性樹脂層を用いることを特徴として
いる。
それらの内面同士を接着させて該導体を被覆しフラット
ケーブルとするためのフラットケーブル用フィルムにお
いて、ケーブルの外部からの燃焼に対する難燃性を向上
させ、かつより簡易な工程で製造することができるフラ
ットケーブル用フィルムを得る。 【解決手段】 最外層として、難燃性を付与したポリカ
ーボネート系樹脂からなる難燃性絶縁樹脂層を用い、最
内層として、熱接着性樹脂層を用いることを特徴として
いる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、各種の通信機、家
電製品、コンピューター、住宅等の内部配線等に使用さ
れるフラットケーブル用の被覆フィルムに関するもので
ある。
電製品、コンピューター、住宅等の内部配線等に使用さ
れるフラットケーブル用の被覆フィルムに関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】フラッ
トケーブルにおいては、複数の線条の導体を一対のフィ
ルムによって挟み、これらフィルムの内面同士を接着さ
せることにより、導体を被覆している。このようなフラ
ットケーブル用フィルムとしては、従来より、非難燃性
の基材層の上に難燃性を付与した熱接着層を積層したも
のが一般的に用いられている。従って、このようなフラ
ットケーブル用フィルムでは、内側の熱接着層が難燃性
を有しており、被覆ケーブルの外表面は難燃性を有して
おらず、外部からの燃焼に対して不安があった。
トケーブルにおいては、複数の線条の導体を一対のフィ
ルムによって挟み、これらフィルムの内面同士を接着さ
せることにより、導体を被覆している。このようなフラ
ットケーブル用フィルムとしては、従来より、非難燃性
の基材層の上に難燃性を付与した熱接着層を積層したも
のが一般的に用いられている。従って、このようなフラ
ットケーブル用フィルムでは、内側の熱接着層が難燃性
を有しており、被覆ケーブルの外表面は難燃性を有して
おらず、外部からの燃焼に対して不安があった。
【0003】特開昭53−65986号公報では、ポリ
エステル基材層の上に難燃性塗膜等を形成したフラット
ケーブル用フィルムが開示されている。このようなフラ
ットケーブル用フィルムでは最外層が難燃性を有してい
るため、外部からの燃焼に対しても対応することができ
るが、基材層の上に難燃性塗膜等を形成する工程が必要
となり、製造工程が複雑化するという問題を生じる。
エステル基材層の上に難燃性塗膜等を形成したフラット
ケーブル用フィルムが開示されている。このようなフラ
ットケーブル用フィルムでは最外層が難燃性を有してい
るため、外部からの燃焼に対しても対応することができ
るが、基材層の上に難燃性塗膜等を形成する工程が必要
となり、製造工程が複雑化するという問題を生じる。
【0004】また、基材層としては、ポリエステル樹脂
が用いられており、ポリエステル樹脂としてポリエチレ
ンテレフタレート系樹脂を用いる場合、ポリエチレンテ
レフタレート系樹脂は、機械的性質、電気的特性に優れ
ているものの、剛性が高く、フレキシブル性が良好でな
い。また、最近、基材層の難燃性を付与したポリブチレ
ンテレフタレート系樹脂を用いたフラットケーブル用フ
ィルムが知られているが、二次工程においてケーブルと
熱接着させる際、基材層が熱変形し、製品の寸法安定性
が良好でないという問題がある。またポリブチレンテレ
フタレート系樹脂は、本来硬くて脆く、低い温度ではさ
らにそのような傾向が強くなるため、フレキシブル性や
使用温度範囲において限界があった。
が用いられており、ポリエステル樹脂としてポリエチレ
ンテレフタレート系樹脂を用いる場合、ポリエチレンテ
レフタレート系樹脂は、機械的性質、電気的特性に優れ
ているものの、剛性が高く、フレキシブル性が良好でな
い。また、最近、基材層の難燃性を付与したポリブチレ
ンテレフタレート系樹脂を用いたフラットケーブル用フ
ィルムが知られているが、二次工程においてケーブルと
熱接着させる際、基材層が熱変形し、製品の寸法安定性
が良好でないという問題がある。またポリブチレンテレ
フタレート系樹脂は、本来硬くて脆く、低い温度ではさ
らにそのような傾向が強くなるため、フレキシブル性や
使用温度範囲において限界があった。
【0005】また、ポリブチレンテレフタレート系樹脂
は、湿気や水分との接触によって加水分解反応が起こ
り、この反応によって急速に劣化が進む性質があるた
め、耐水性に劣るという問題もあった。
は、湿気や水分との接触によって加水分解反応が起こ
り、この反応によって急速に劣化が進む性質があるた
め、耐水性に劣るという問題もあった。
【0006】従来のフラットケーブル用フィルムの製造
では、基材層にプライマー処理を施し、ロールコーター
等で難燃性接着剤を塗布した後、乾燥させて接着層を形
成する塗工法、基材層に金型から難燃性接着樹脂を直接
押し出して接着剤層を形成する押出しラミネート法、基
材層に難燃性フィルムを接着させるドライラミネート法
等の方法が採用されているが、いずれの方法において
も、基材層にプライマーを塗工する工程や、接着剤の硬
化のためのリードタイム等が必要であり、製造工程が複
雑であるという問題があった。
では、基材層にプライマー処理を施し、ロールコーター
等で難燃性接着剤を塗布した後、乾燥させて接着層を形
成する塗工法、基材層に金型から難燃性接着樹脂を直接
押し出して接着剤層を形成する押出しラミネート法、基
材層に難燃性フィルムを接着させるドライラミネート法
等の方法が採用されているが、いずれの方法において
も、基材層にプライマーを塗工する工程や、接着剤の硬
化のためのリードタイム等が必要であり、製造工程が複
雑であるという問題があった。
【0007】本発明の目的は、これらの従来の問題点を
解消し、外表面における難燃性を向上させると共に、よ
り簡易な工程で製造することができるフラットケーブル
用フィルムを提供することにある。
解消し、外表面における難燃性を向上させると共に、よ
り簡易な工程で製造することができるフラットケーブル
用フィルムを提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、一対のフィル
ムによって線条の導体を挟み、該一対のフィルムの内面
同士を接着させて該導体を被覆しフラットケーブルとす
るためのフラットケーブル用フィルムであり、最外層と
して、難燃性を付与したポリカーボネート系樹脂からな
る難燃性絶縁樹脂層を用い、最内層として、熱接着性樹
脂層を用いることを特徴としている。
ムによって線条の導体を挟み、該一対のフィルムの内面
同士を接着させて該導体を被覆しフラットケーブルとす
るためのフラットケーブル用フィルムであり、最外層と
して、難燃性を付与したポリカーボネート系樹脂からな
る難燃性絶縁樹脂層を用い、最内層として、熱接着性樹
脂層を用いることを特徴としている。
【0009】本明細書において、「最外層」とは、本発
明のフィルムによってケーブルを被覆した状態において
最も外側に位置する層であり、「最内層」とは、線条の
導体を挟んだ状態において対向する最も内側に位置する
層をいう。
明のフィルムによってケーブルを被覆した状態において
最も外側に位置する層であり、「最内層」とは、線条の
導体を挟んだ状態において対向する最も内側に位置する
層をいう。
【0010】本発明において最外層として用いられる難
燃性絶縁樹脂層を構成する、難燃性を付与したポリカー
ボネート系樹脂は、例えば、ポリカーボネート系樹脂に
難燃剤を配合することにより調製することができる。使
用される難燃剤としては、例えば、ハロゲン系のテトラ
ブロモキシレン、リン系のトリ−フェニルホスファイ
ト、無機系の三酸化アンチモン、酸化アルミニウム、酸
化マグネシウム等が挙げられる。難燃効果の向上の点か
らは、ハロゲン系難燃剤及び三酸化アンチモンの併用が
特に好ましい。難燃剤の配合量としては、ポリカーボネ
ート系樹脂100重量部に対して、5〜200重量部が
好ましく、より好ましくは10〜50重量部である。難
燃剤の配合量が5重量部未満であると、難燃効果が不十
分となり、200重量部を超えると、難燃性は非常に良
好であるものの、難燃剤の分散性が悪くなり成膜が困難
になる場合がある。
燃性絶縁樹脂層を構成する、難燃性を付与したポリカー
ボネート系樹脂は、例えば、ポリカーボネート系樹脂に
難燃剤を配合することにより調製することができる。使
用される難燃剤としては、例えば、ハロゲン系のテトラ
ブロモキシレン、リン系のトリ−フェニルホスファイ
ト、無機系の三酸化アンチモン、酸化アルミニウム、酸
化マグネシウム等が挙げられる。難燃効果の向上の点か
らは、ハロゲン系難燃剤及び三酸化アンチモンの併用が
特に好ましい。難燃剤の配合量としては、ポリカーボネ
ート系樹脂100重量部に対して、5〜200重量部が
好ましく、より好ましくは10〜50重量部である。難
燃剤の配合量が5重量部未満であると、難燃効果が不十
分となり、200重量部を超えると、難燃性は非常に良
好であるものの、難燃剤の分散性が悪くなり成膜が困難
になる場合がある。
【0011】本発明において、難燃性絶縁樹脂層の厚み
は、25〜500μmが好ましく、より好ましくは50
〜100μmである。難燃性絶縁樹脂層の厚みが薄すぎ
ると難燃効果が不十分であったり、腰の弱さによる変形
等が生じたりする場合がある。また厚みが厚すぎると、
腰が強すぎてフレキシブル性に欠けるおそれがある。
は、25〜500μmが好ましく、より好ましくは50
〜100μmである。難燃性絶縁樹脂層の厚みが薄すぎ
ると難燃効果が不十分であったり、腰の弱さによる変形
等が生じたりする場合がある。また厚みが厚すぎると、
腰が強すぎてフレキシブル性に欠けるおそれがある。
【0012】本発明において最内層として用いられる熱
接着性樹脂層は、被覆する線条導体、すなわちケーブル
と熱接着し得ることができるものであればよく、例え
ば、マレイン酸変性ポリオレフィン、エチレン−アクリ
ル酸共重合体等を用いることができる。
接着性樹脂層は、被覆する線条導体、すなわちケーブル
と熱接着し得ることができるものであればよく、例え
ば、マレイン酸変性ポリオレフィン、エチレン−アクリ
ル酸共重合体等を用いることができる。
【0013】熱接着性樹脂層の厚みは、ケーブルを覆う
ことができる程度の厚みであればよく、50〜500μ
m程度が好ましく、より好ましくは60〜100μmで
ある。例えば、一般的なタイプである直径120μmの
ケーブルを被覆する場合、熱接着性樹脂層の厚みは、6
5〜90μm程度が好ましい。
ことができる程度の厚みであればよく、50〜500μ
m程度が好ましく、より好ましくは60〜100μmで
ある。例えば、一般的なタイプである直径120μmの
ケーブルを被覆する場合、熱接着性樹脂層の厚みは、6
5〜90μm程度が好ましい。
【0014】また、熱接着性樹脂層には、金属不活性剤
を添加し、熱接着性樹脂の劣化防止を行うことが好まし
い。また、金属不活性剤と共に酸化防止剤を併用するこ
とにより、より効果的に劣化を防止することができる。
を添加し、熱接着性樹脂の劣化防止を行うことが好まし
い。また、金属不活性剤と共に酸化防止剤を併用するこ
とにより、より効果的に劣化を防止することができる。
【0015】金属不活性剤としては、N,N´−ビス
〔3−(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシフェ
ニル)プロピオニル〕ヒドラジン等のヒドラジン系、ベ
ンゾトリアゾール系が挙げられる。
〔3−(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシフェ
ニル)プロピオニル〕ヒドラジン等のヒドラジン系、ベ
ンゾトリアゾール系が挙げられる。
【0016】酸化防止剤としては、ペンタエリスリチル
−テトラキス〔3−(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒ
ドロキシフェニル)プロピネオート〕等のヒンダードフ
ェノール系等が挙げられる。
−テトラキス〔3−(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒ
ドロキシフェニル)プロピネオート〕等のヒンダードフ
ェノール系等が挙げられる。
【0017】本発明のフィルムは、最外層に難燃性絶縁
樹脂層を有し、最内層に熱接着性樹脂層を有する少なく
とも2層以上の積層フィルムであればよく、最外層と最
内層の間に他の層が構成されていてもよい。
樹脂層を有し、最内層に熱接着性樹脂層を有する少なく
とも2層以上の積層フィルムであればよく、最外層と最
内層の間に他の層が構成されていてもよい。
【0018】本発明のフラットケーブル用フィルムの製
造方法は特に限定されるものではなく、上述の従来の塗
工法、押出しラミネート法、及びドライラミネート法等
により製造することができるが、本発明のフラットケー
ブル用フィルムは共押出し法によっても製造することが
できる。従って、従来のようにプライマーを塗工する工
程や、接着剤の硬化のためのリードタイム等が不要とな
り、より簡易に製造することができる。
造方法は特に限定されるものではなく、上述の従来の塗
工法、押出しラミネート法、及びドライラミネート法等
により製造することができるが、本発明のフラットケー
ブル用フィルムは共押出し法によっても製造することが
できる。従って、従来のようにプライマーを塗工する工
程や、接着剤の硬化のためのリードタイム等が不要とな
り、より簡易に製造することができる。
【0019】共押出し法としては、例えば、インフレー
ション法、Tダイ法の何れもが適用可能である。また、
難燃性絶縁樹脂層と熱接着性樹脂層の間に接着樹脂層を
有した3層構造のフィルムを一度に押出し成形すること
も可能である。また、Tダイ法によれば、表面を粗面化
することができるので、熱接着性樹脂層のブロッキング
防止等も容易に行うことができる。
ション法、Tダイ法の何れもが適用可能である。また、
難燃性絶縁樹脂層と熱接着性樹脂層の間に接着樹脂層を
有した3層構造のフィルムを一度に押出し成形すること
も可能である。また、Tダイ法によれば、表面を粗面化
することができるので、熱接着性樹脂層のブロッキング
防止等も容易に行うことができる。
【0020】作用 本発明のフラットケーブル用フィルムでは、最外層に、
難燃性を付与したポリカーボネート系樹脂からなる難燃
性絶縁樹脂層が設けられている。ポリカーボネート系樹
脂は本来難燃性を有しており、本発明ではさらに難燃性
を付与しているため、難燃性に優れた絶縁樹脂層が最外
層に設けられている。このため、外層表面側からの燃焼
に対しても十分に対応することができる。
難燃性を付与したポリカーボネート系樹脂からなる難燃
性絶縁樹脂層が設けられている。ポリカーボネート系樹
脂は本来難燃性を有しており、本発明ではさらに難燃性
を付与しているため、難燃性に優れた絶縁樹脂層が最外
層に設けられている。このため、外層表面側からの燃焼
に対しても十分に対応することができる。
【0021】またポリカーボネート系樹脂を用いている
ので、常温及び低温においても強靱性の変化が少なく、
使用温度範囲を広くすることができる。従って、温度変
化の大きい用途にも使用することができる。
ので、常温及び低温においても強靱性の変化が少なく、
使用温度範囲を広くすることができる。従って、温度変
化の大きい用途にも使用することができる。
【0022】また、ポリカーボネート系樹脂は成形収縮
率が低く、寸法安定性に優れており、さらにガラス転移
温度(Tg)が140℃付近であるので、ケーブルと熱
接着する二次加工の際においても、加工の熱による悪影
響を受けることがない。
率が低く、寸法安定性に優れており、さらにガラス転移
温度(Tg)が140℃付近であるので、ケーブルと熱
接着する二次加工の際においても、加工の熱による悪影
響を受けることがない。
【0023】また、ポリカーボネート系樹脂は、含水率
が低く、耐水性に優れているため、水分や湿気の影響を
受け難いという長所を有している。また、上述のように
本発明のフラットケーブル用フィルムは、共押出し成膜
法により製造することができるので、生産に要する工程
数を削減することができ、低コストに生産することが可
能である。
が低く、耐水性に優れているため、水分や湿気の影響を
受け難いという長所を有している。また、上述のように
本発明のフラットケーブル用フィルムは、共押出し成膜
法により製造することができるので、生産に要する工程
数を削減することができ、低コストに生産することが可
能である。
【0024】また、本発明で用いる難燃性絶縁樹脂層
は、未延伸で成膜することができるので、従来のポリエ
チレンテレフタレートを基材層とするフィルムに比べフ
レキシブル性を向上させることができる。また、密度が
比較的低いため、従来のフィルムに比べ軽量化が可能と
なる。
は、未延伸で成膜することができるので、従来のポリエ
チレンテレフタレートを基材層とするフィルムに比べフ
レキシブル性を向上させることができる。また、密度が
比較的低いため、従来のフィルムに比べ軽量化が可能と
なる。
【0025】
【発明の実施の形態】以下、具体的な実施例により本発
明を詳細に説明する。 (実施例1)フィードブロックTダイによる共押出し成
膜により、最外層をポリカーボネート(以下、PCと略
す)100重量部に対し、難燃剤としてポリリン酸アン
モニウムを40重量部、難燃助剤として二酸化珪素を5
重量部配合してなる難燃性絶縁樹脂層(厚さ60μm)
として形成し、これらの内面にマレイン酸変性ポリオレ
フィンからなる熱接着性樹脂層(厚さ90μm)を積層
したフラットケーブル用フィルムを得た。
明を詳細に説明する。 (実施例1)フィードブロックTダイによる共押出し成
膜により、最外層をポリカーボネート(以下、PCと略
す)100重量部に対し、難燃剤としてポリリン酸アン
モニウムを40重量部、難燃助剤として二酸化珪素を5
重量部配合してなる難燃性絶縁樹脂層(厚さ60μm)
として形成し、これらの内面にマレイン酸変性ポリオレ
フィンからなる熱接着性樹脂層(厚さ90μm)を積層
したフラットケーブル用フィルムを得た。
【0026】(実施例2)フィードブロックTダイによ
る共押出し成膜により、最外層をPC100重量部に対
し、難燃剤としてポリリン酸アンモニウムを5重量部、
難燃助剤として二酸化珪素を5重量部配合してなる難燃
性絶縁樹脂層(厚さ60μm)として形成し、これらの
内面にマレイン酸変性ポリオレフィンからなる熱接着性
樹脂層(厚さ90μm)を積層したフラットケーブル用
フィルムを得た。
る共押出し成膜により、最外層をPC100重量部に対
し、難燃剤としてポリリン酸アンモニウムを5重量部、
難燃助剤として二酸化珪素を5重量部配合してなる難燃
性絶縁樹脂層(厚さ60μm)として形成し、これらの
内面にマレイン酸変性ポリオレフィンからなる熱接着性
樹脂層(厚さ90μm)を積層したフラットケーブル用
フィルムを得た。
【0027】(実施例3)フィードブロックTダイによ
る共押出し成膜により、最外層をPC100重量部に対
し、難燃剤としてポリリン酸アンモニウムを80重量
部、難燃助剤として二酸化珪素を10重量部配合してな
る難燃性絶縁樹脂層(厚さ60μm)として形成し、こ
れらの内面にマレイン酸変性ポリオレフィンからなる熱
接着性樹脂層(厚さ90μm)を積層したフラットケー
ブル用フィルムを得た。
る共押出し成膜により、最外層をPC100重量部に対
し、難燃剤としてポリリン酸アンモニウムを80重量
部、難燃助剤として二酸化珪素を10重量部配合してな
る難燃性絶縁樹脂層(厚さ60μm)として形成し、こ
れらの内面にマレイン酸変性ポリオレフィンからなる熱
接着性樹脂層(厚さ90μm)を積層したフラットケー
ブル用フィルムを得た。
【0028】(比較例1)フィードブロックTダイによ
る共押出し成膜により、最外層をポリブチレンテレフタ
レート(以下、PBTと略す)100重量部に対し、難
燃剤としてポリリン酸アンモニウムを40重量部、難燃
助剤として二酸化珪素を5重量部配合してなる難燃性絶
縁樹脂層(厚さ60μm)として形成し、これらの内面
にマレイン酸変性ポリオレフィンからなる熱接着性樹脂
層(厚さ90μm)を積層したフラットケーブル用フィ
ルムを得た。
る共押出し成膜により、最外層をポリブチレンテレフタ
レート(以下、PBTと略す)100重量部に対し、難
燃剤としてポリリン酸アンモニウムを40重量部、難燃
助剤として二酸化珪素を5重量部配合してなる難燃性絶
縁樹脂層(厚さ60μm)として形成し、これらの内面
にマレイン酸変性ポリオレフィンからなる熱接着性樹脂
層(厚さ90μm)を積層したフラットケーブル用フィ
ルムを得た。
【0029】(比較例2)フィードブロックTダイによ
る共押出し成膜により、最外層をPBT100重量部に
対し、難燃剤としてポリリン酸アンモニウムを5重量
部、難燃助剤として二酸化珪素を5重量部配合してなる
難燃性絶縁樹脂層(厚さ60μm)として形成し、これ
らの内面にマレイン酸変性ポリオレフィンからなる熱接
着性樹脂層(厚さ90μm)を積層したフラットケーブ
ル用フィルムを得た。
る共押出し成膜により、最外層をPBT100重量部に
対し、難燃剤としてポリリン酸アンモニウムを5重量
部、難燃助剤として二酸化珪素を5重量部配合してなる
難燃性絶縁樹脂層(厚さ60μm)として形成し、これ
らの内面にマレイン酸変性ポリオレフィンからなる熱接
着性樹脂層(厚さ90μm)を積層したフラットケーブ
ル用フィルムを得た。
【0030】(比較例3)厚さ50μm二軸延伸ポリエ
チレンテレフタレートに、ウレタン系プライマーを塗布
後、厚さ80μmの難燃性熱接着性樹脂(エチレンとグ
リシジルメタクリレートとビニルアセテートの三元重合
体にハロゲン系難燃剤と三酸化アンチモンを添加)をド
ライラミネートした後、リードタイム3日で、総厚み1
30μmのフラットケーブル用フィルムを得た。
チレンテレフタレートに、ウレタン系プライマーを塗布
後、厚さ80μmの難燃性熱接着性樹脂(エチレンとグ
リシジルメタクリレートとビニルアセテートの三元重合
体にハロゲン系難燃剤と三酸化アンチモンを添加)をド
ライラミネートした後、リードタイム3日で、総厚み1
30μmのフラットケーブル用フィルムを得た。
【0031】以上のようにして得られた実施例1〜3及
び比較例1〜3のフラットケーブル用フィルムの層構
成、難燃剤の配合量(重量部)、及び製造方法を表1に
まとめる。
び比較例1〜3のフラットケーブル用フィルムの層構
成、難燃剤の配合量(重量部)、及び製造方法を表1に
まとめる。
【0032】
【表1】
【0033】以上のようにして得られた実施例及び比較
例のサンプルについて、成形収縮率、難燃性、耐水性、
曲げ強さ、及びフレキシブル性(曲げ弾性率)を評価し
た。評価方法は以下の通りである。
例のサンプルについて、成形収縮率、難燃性、耐水性、
曲げ強さ、及びフレキシブル性(曲げ弾性率)を評価し
た。評価方法は以下の通りである。
【0034】(1)難燃性 JIS C 3005−28(長さ約300mmの試料
を水平に保持し、アルコールランプの酸化炎の長さ約5
0mmまたはブンゼンバーナーの酸化炎の長さ約130
mmの還元炎の先端を、試料の中央部に下側から30秒
以内燃焼するまで当てて炎を静かに取り去った後、自然
に消えるまでの時間を測定する。)により接着層同士を
ラミネートした試料で評価した。(実用上、着火後30
秒以内に自然消火する水準が必要である。)
を水平に保持し、アルコールランプの酸化炎の長さ約5
0mmまたはブンゼンバーナーの酸化炎の長さ約130
mmの還元炎の先端を、試料の中央部に下側から30秒
以内燃焼するまで当てて炎を静かに取り去った後、自然
に消えるまでの時間を測定する。)により接着層同士を
ラミネートした試料で評価した。(実用上、着火後30
秒以内に自然消火する水準が必要である。)
【0035】(2)フレキシブル性(曲げ弾性率) JIS K 7171−1994「曲げ弾性率」に準拠
して測定した。 (3)耐水性 JIS K 7209−1984「プラスチックの吸水
率及び沸騰水吸水率試験方法」に準拠して測定した。
して測定した。 (3)耐水性 JIS K 7209−1984「プラスチックの吸水
率及び沸騰水吸水率試験方法」に準拠して測定した。
【0036】(4)成形収縮率 JIS K 6911−1979「熱硬化性プラスチッ
ク一般試験方法」に準拠して測定した。
ク一般試験方法」に準拠して測定した。
【0037】(5)曲げ強さ JIS K 7116−1987「曲げ強さ」に準拠し
て測定した。評価結果を表2に示す。
て測定した。評価結果を表2に示す。
【0038】
【表2】
【0039】表2から明らかなように、本発明に従うフ
ラットケーブル用フィルムは、難燃性において優れてい
ると共に、良好なフレキシブル性を有している。
ラットケーブル用フィルムは、難燃性において優れてい
ると共に、良好なフレキシブル性を有している。
【0040】
【発明の効果】本発明のフラットケーブル用フィルムで
は、最外層に、難燃性を付与したポリカーボネート系樹
脂からなる難燃性絶縁樹脂層が設けられている。このた
め、被覆ケーブルの外部からの燃焼に対する難燃性を著
しく向上させることができる。
は、最外層に、難燃性を付与したポリカーボネート系樹
脂からなる難燃性絶縁樹脂層が設けられている。このた
め、被覆ケーブルの外部からの燃焼に対する難燃性を著
しく向上させることができる。
【0041】またポリカーボネート系樹脂を用いている
ので、未延伸で成膜することができ、フィルムのフレキ
シブル性を高めることができる。さらに、温度変化に対
して比較的安定なポリカーボネート系樹脂を用いている
ので、耐熱性及び加工性を高めることができる。さら
に、比較的密度の低い樹脂であるので、軽量化を図るこ
とができる。
ので、未延伸で成膜することができ、フィルムのフレキ
シブル性を高めることができる。さらに、温度変化に対
して比較的安定なポリカーボネート系樹脂を用いている
ので、耐熱性及び加工性を高めることができる。さら
に、比較的密度の低い樹脂であるので、軽量化を図るこ
とができる。
【0042】本発明のフラットケーブル用フィルムは、
共押出し法で成膜することができるので、生産に要する
工程数を削減することができ、高い生産効率で生産する
ことができる。
共押出し法で成膜することができるので、生産に要する
工程数を削減することができ、高い生産効率で生産する
ことができる。
Claims (1)
- 【請求項1】 一対のフィルムによって線条の導体を挟
み、それらの内面同士を接着させて該導体を被覆しフラ
ットケーブルとするためのフラットケーブル用フィルム
であって、 最外層として、難燃性を付与したポリカーボネート系樹
脂からなる難燃性絶縁樹脂層を用い、最内層として、熱
接着性樹脂層を用いることを特徴とするフラットケーブ
ル用フィルム。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9133708A JPH10323954A (ja) | 1997-05-23 | 1997-05-23 | フラットケーブル用フィルム |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9133708A JPH10323954A (ja) | 1997-05-23 | 1997-05-23 | フラットケーブル用フィルム |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10323954A true JPH10323954A (ja) | 1998-12-08 |
Family
ID=15111043
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP9133708A Pending JPH10323954A (ja) | 1997-05-23 | 1997-05-23 | フラットケーブル用フィルム |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH10323954A (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP1102282A1 (de) * | 1999-11-19 | 2001-05-23 | Studer Draht-und Kabelwerk AG | Elektrokabel |
| JP2002367458A (ja) * | 2001-06-08 | 2002-12-20 | Dainippon Printing Co Ltd | フラットケーブル被覆材およびそれを用いたフラットケーブル |
| JP2003053899A (ja) * | 2001-08-09 | 2003-02-26 | Dainippon Printing Co Ltd | フラットケーブル用積層体 |
| JP2006286389A (ja) * | 2005-03-31 | 2006-10-19 | Furukawa Electric Co Ltd:The | フラットケーブル |
-
1997
- 1997-05-23 JP JP9133708A patent/JPH10323954A/ja active Pending
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP1102282A1 (de) * | 1999-11-19 | 2001-05-23 | Studer Draht-und Kabelwerk AG | Elektrokabel |
| JP2002367458A (ja) * | 2001-06-08 | 2002-12-20 | Dainippon Printing Co Ltd | フラットケーブル被覆材およびそれを用いたフラットケーブル |
| JP2003053899A (ja) * | 2001-08-09 | 2003-02-26 | Dainippon Printing Co Ltd | フラットケーブル用積層体 |
| JP2006286389A (ja) * | 2005-03-31 | 2006-10-19 | Furukawa Electric Co Ltd:The | フラットケーブル |
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