JPH10324850A - 粘着テープの製造方法 - Google Patents

粘着テープの製造方法

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Publication number
JPH10324850A
JPH10324850A JP13370997A JP13370997A JPH10324850A JP H10324850 A JPH10324850 A JP H10324850A JP 13370997 A JP13370997 A JP 13370997A JP 13370997 A JP13370997 A JP 13370997A JP H10324850 A JPH10324850 A JP H10324850A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pressure
sensitive adhesive
tape
adhesive layer
bubbles
Prior art date
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Pending
Application number
JP13370997A
Other languages
English (en)
Inventor
Ikusuke Shimizu
郁輔 清水
Kenji Atsuta
健治 篤田
Chikara Matsuki
主税 松木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sekisui Chemical Co Ltd
Original Assignee
Sekisui Chemical Co Ltd
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Publication date
Application filed by Sekisui Chemical Co Ltd filed Critical Sekisui Chemical Co Ltd
Priority to JP13370997A priority Critical patent/JPH10324850A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 粘着剤の凝集力を上げることなく、粘着剤層
中の気泡の消失を抑制することができる粘着テープの製
造方法を得る。 【解決手段】 テープ支持体の片面に気泡が混入した粘
着剤層を有する粘着テープの製造方法において、粘着剤
層を発泡させて粘着剤層中に気泡を混入させた後、0.
3〜7kg/10cmの巻取張力でロール状に巻き取る
ことを特徴としている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、粘着テープの製造
方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、粘着テープとしては、テープ支持
体にエマルジョン系または溶剤系の粘着剤を塗布し乾燥
したもの、あるいは熱可塑性ゴムを主成分としたホット
メルト系粘着剤(以下「HM系粘着剤」と略す)を溶融
状態で塗布したものなどが一般的に知られている。
【0003】熱可塑性ゴムを主成分としたHM系粘着剤
は、天然ゴムを主成分とする溶剤系粘着剤に比べて、環
境汚染を生じにくく、溶剤の乾燥を短時間で行えるとい
う利点を有する。しかしながら、HM系粘着剤は、低温
における初期接着力が不十分であり、また、剥離除去性
が劣るという欠点があった。
【0004】このような欠点を解決する方法として、粘
着剤層中に無数の独立気泡を含有させる方法が提案され
ている。このような方法によれば、無数の独立気泡を含
有させることにより、低温接着性や剥離除去性を改善す
ることができる。
【0005】無数の独立気泡を粘着剤に含有させる方法
として、特公平2−29705号公報では、テープ支持
体として液体吸着性基材を用い、粘着剤をテープ支持体
に塗工する前に、揮散性物質をテープ支持体に含浸させ
ておき、この面をマスクした後、マスクしていない面に
粘着剤を加熱塗工し、揮散性物質を浸透させてガス化さ
せ粘着剤層を発泡させる方法、あるいは基材に粘着剤を
塗布した後、基材に揮散性物質を含浸させた後加熱し、
揮散性物質を浸透させてガス化し、粘着剤層を発泡して
無数の独立気泡を発生させる方法が開示されている。
【0006】また、特開平6−17015号公報では、
熱により分解する発泡剤を含有した粘着剤を該発泡剤の
分解温度以下でテープ基材に塗布した後、加熱し、発泡
剤を分解させて粘着剤層中に多数の微小気泡を形成する
方法が開示されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、これら
従来の方法では、粘着剤層中の気泡が比較的短時間で消
失してしまうという欠点があった。気泡の消失を抑制す
るため、粘着剤の凝集力を上げる方法が考えられるが、
粘着剤の凝集力を向上させると、目的とされる低温にお
ける初期接着力が低下するという問題を生じる。
【0008】本発明の目的は、粘着剤の凝集力を上げる
ことなく、粘着剤層中の気泡の消失を抑制することがで
きる粘着テープの製造方法を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明者らは巻取時の張
力を調節することにより気泡の消失を抑える方法を鋭意
検討した結果、意外にも大きな張力を採用して気泡に圧
力を加えた方が効果的であることを知見し、本発明を完
成した。
【0010】すなわち、本発明は、テープ支持体の片面
に気泡が混入した粘着剤層を有する粘着テープの製造方
法であり、粘着剤層を発泡させて粘着剤層中に気泡を混
入させた後、0.3〜7kg/10cmの巻取張力でロ
ール状に巻き取ることを特徴としている。
【0011】本発明においては、発泡させた粘着剤層を
有する粘着テープを規定の長さに巻き取りロール状にす
る際、0.3〜7kg/10cmの巻取張力でロール状
に巻き取る。0.3kg/10cm未満の張力で巻き取
ると、気泡の消失を抑制するという本発明の効果が十分
に発揮されない。すなわち、粘着テープを巻き取ると、
粘着剤層は、テープ支持体の他方面に通常設けられてい
る離型剤層と接するが、巻取張力が0.3kg/10c
m未満であると、この粘着剤層と離型剤層との接触が十
分に行われず、気泡の消失を抑制するという本発明の効
果が十分に得られない。また巻取張力が7kg/10c
mを超えると、一定時間経過後、テープロールの変形等
の問題を生じる。本発明において、巻取張力は、より好
ましくは、0.5〜6kg/10cm、さらに好ましく
は2〜5kg/10cmである。
【0012】本発明において粘着テープを巻き取る方式
については、特に限定されるものではなく、例えば、テ
ープの巻取軸を2つのロールの上に乗せた状態でロール
を駆動させ、巻取軸に回転を与える表面駆動方式、テー
プの巻取軸自体を駆動させて巻き取る中心軸駆動方式、
これらを組み合わせた中心軸表面駆動方式などが挙げら
れる。
【0013】本発明において、テープ支持体として用い
る基材は特に限定されるものではないが、一般には、背
面をポリエチレン等でマスクした不織布、紙、クラフト
紙、織布等が挙げられる。特に好ましくは、基材の強度
が十分に高いという点や伸度が比較的低いという点で、
クラフト紙や織布が用いられる。
【0014】粘着剤の種類としては、天然ゴムを主成分
とした溶剤系粘着剤や、天然ゴムと粘着付与樹脂等を混
練したHM系粘着剤、熱可塑性ゴムを主成分としたHM
系粘着剤等が挙げられ、特に限定されるものではない
が、発泡が容易という点でHM系粘着剤が好ましい。
【0015】粘着剤の性能としては、発泡前の性能にお
いて、JIS Z 0237に定められる保持力測定に
よる荷重開始から30分後のズレ値が2mm以内である
ことが好ましく、より好ましくは、ズレ値が0.5mm
以内である。ズレ値が2mmを超える粘着剤を用いる
と、粘着剤の流動性が高まり、気泡の消失を抑制すると
いう本発明の効果が不十分である場合がある。
【0016】本発明において、粘着剤層を発泡する方法
は、特に限定されるものではなく、上述の従来の技術の
ように、テープ支持体の基材に水などの揮発性物質を塗
布し含浸させた後、これを浸透させてガス化させて粘着
剤層を発泡させる方法や、粘着剤層中に発泡剤を含有さ
せ、これを加熱することによって発泡させる方法などを
採用することができる。
【0017】作用 本発明によれば、粘着剤層を発泡させた後の粘着テープ
を所定の巻取張力で巻き取ることにより、発泡した粘着
剤層が均一に離型剤層に密着すると共に、テープ支持体
である基材をテープの引出し方向に引き延ばすことがで
きる。引き延ばされたテープ基材は、時間の経過と共に
収縮するが、この時の力は、テープロール全体で緩和さ
れる。従って、粘着剤層中のある一定数の気泡は破泡し
て消失するが、ある一定数の気泡は巨大化する。このよ
うな気泡の巨大化により、粘着剤層中の気泡の消失を抑
制することができ、低温接着性及び剥離除去性に優れた
接着テープとすることができる。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、具体的な実施例を挙げて、
本発明を詳細に説明する。実施例1 WS加工された坪量73g/m2 のクラフト紙の片面
に、約20μmの厚みのPE(ポリエチレン)を押し出
しラミネートし、さらにPE層上にシリコーン系離型剤
を乾燥後に約1g/m2 になるように塗布し、乾燥する
ことによりテープ支持体を作製した。
【0019】このテープ支持体のPEラミネートされた
面とは反対の面に、水の塗布量が3g/m2 になるよう
にグラビアロール方式にて塗布した。この上に、150
℃で5時間攪拌することによって得られた表1に示され
た組成及び性能を有する粘着剤Aを、150℃で40g
/m2 塗布し、粘着テープを得た。このテープを約12
0℃で約10秒間、加熱し粘着剤を発泡させた。この発
泡した粘着剤層を有するテープを中心軸駆動方式で3.
5kg/10cmの巻取張力で50mの長さになるよう
に、再度、巻取し、ロール状にして実施例1の粘着テー
プとした。
【0020】実施例2 0.5kg/10cmの巻取張力で、再度、巻取したこ
と以外は実施例1と同様にサンプルを作製した。
【0021】実施例3 2kg/10cmの巻取張力で、再度、巻取したこと以
外は実施例1と同様にサンプルを作製した。
【0022】実施例4 5kg/10cmの巻取張力で、再度、巻取したこと以
外は実施例1と同様にサンプルを作製した。
【0023】実施例5 6kg/10cmの巻取張力で、再度、巻取したこと以
外は実施例1と同様にサンプルを作製した。
【0024】実施例6 中心軸駆動方式を表面駆動方式にしたこと以外は実施例
1と同様にサンプルを作製した。
【0025】実施例7 粘着剤Aに代えて表1に示す粘着剤Bを用いた以外は実
施例1と同様にして実施例7の粘着テープとした。
【0026】比較例1 0.1kg/10cmの巻取張力で、再度、巻取したこ
と以外は実施例1と同様にサンプルを作製した。
【0027】比較例2 8kg/10cmの巻取張力で、再度、巻取したこと以
外は実施例1と同様にサンプルを作製した。
【0028】参考例 粘着剤Aに代えて表1に示す粘着剤Cを用いた以外は実
施例1と同様にして参考例の粘着テープとした。
【0029】
【表1】
【0030】粘着剤のSP粘着力、タック(ボールタッ
ク)、及び保持力は、以下の方法で測定した。 ボールタック :JIS−Z−0237に準ずる 保持力 :JIS−Z−0237に準ずる(荷重
は9.807Nで荷重開始から30分後のズレ値を測
定) SP粘着力 :JIS−Z−0237に準ずる 試作直後の各粘着テープの粘着剤厚み、気泡数、平均気
泡径、外観及びボールタックを評価した。気泡数及び平
均気泡径は、顕微鏡にて1mm2 当たりの個数と各々の
直径を測定して算出した。
【0031】また、各粘着テープの剥離除去性及び梱包
性能を評価した。剥離除去性及び梱包性能は以下のよう
にして評価した。 剥離除去性 :各実施例、比較例のテープをK6ライ
ナー紙(坪量210〜220g/m2 )に2kg/50
mmで圧着、引き剥がした後のライナー紙の表面状態を
観察した。なお、評価は23℃環境下で行い、圧着後直
ちに引き剥がした。 梱包性能 :市販の段ボール箱(400×320×
300mm、フラップつき合わせ部の長さ400mm)
に50mmの幅のテープを40℃下でI貼りにて貼り付
け、500g/50mmで圧着し、そのまま放置し、3
時間後の剥離率を測定した。 試作直後の各粘着テープについての評価結果を表2に示
す。
【0032】
【表2】
【0033】また、各粘着テープを50℃で1ヵ月放置
した後に、各測定項目について評価し、その評価結果を
表3に示した。
【0034】
【表3】
【0035】また、比較例1及び2について、試作直後
及び50℃1ヵ月後の各粘着テープを評価した。評価結
果を表4に示す。
【0036】
【表4】
【0037】表2及び表3の比較から明らかなように、
本発明に従う実施例1〜6の粘着テープは、50℃で1
ヵ月放置することにより、気泡数が減少し、平均気泡径
が大きくなっていることがわかる。これは、粘着テープ
の粘着剤層中の気泡が巨大化したことによるものと考え
られる。本発明に従う各実施例の粘着テープは、このよ
うに気泡が巨大化することにより、優れた剥離除去性及
び梱包性能が長期間維持されていることがわかる。
【0038】表4から明らかなように、比較例1の粘着
テープは、50℃1ヵ月後において、ほとんど気泡が存
在しておらず、気泡が消失しており、このため、タック
性、剥離除去性、及び梱包性能において劣っていること
がわかる。また、巻取張力が本発明の範囲よりも大きい
比較例2においては、ズレなどの外観上の不具合を生じ
ていることがわかる。
【0039】実施例1、実施例7、及び参考例の各粘着
テープの試作直後の評価及び50℃1ヵ月後の評価を表
5に示す。
【0040】
【表5】
【0041】表5から明らかなように、JIS Z 0
237に定める保持力測定における荷重開始から30分
後のズレの値が2mmを超えるHM系粘着剤Cを用いた
参考例では、気泡の消失を抑制するという本発明の効果
がやや実施例1及び7に比べると少なくなっている。従
って、ズレ値が2mm以下の粘着剤を用いることが好ま
しいことがわかる。
【0042】
【発明の効果】本発明の製造方法によれば、粘着剤の凝
集力を上げることなく、粘着剤層中の気泡の消失を抑制
することができ、優れた低温接着性及び剥離除去性を有
する粘着テープを製造することができる。
【0043】また、本発明の製造方法は、一般的なテー
プの生産設備で適用することができ、大きな設備投資を
必要とすることなく実施することができる。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 テープ支持体の片面に気泡が混入した粘
    着剤層を有する粘着テープの製造方法において、 前記粘着剤層を発泡させて前記粘着剤層中に気泡を混入
    させた後、0.3〜7kg/10cmの巻取張力でロー
    ル状に巻き取ることを特徴とする粘着テープの製造方
    法。
JP13370997A 1997-05-23 1997-05-23 粘着テープの製造方法 Pending JPH10324850A (ja)

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JP13370997A JPH10324850A (ja) 1997-05-23 1997-05-23 粘着テープの製造方法

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JPH10324850A true JPH10324850A (ja) 1998-12-08

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015110781A (ja) * 2013-08-26 2015-06-18 日東電工株式会社 発泡シート

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015110781A (ja) * 2013-08-26 2015-06-18 日東電工株式会社 発泡シート

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