JPH10325344A - ハイブリッド駆動制御装置 - Google Patents
ハイブリッド駆動制御装置Info
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- JPH10325344A JPH10325344A JP13530397A JP13530397A JPH10325344A JP H10325344 A JPH10325344 A JP H10325344A JP 13530397 A JP13530397 A JP 13530397A JP 13530397 A JP13530397 A JP 13530397A JP H10325344 A JPH10325344 A JP H10325344A
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- Japan
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- engine
- motor generator
- torque
- output
- clutch
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- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02T—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
- Y02T10/00—Road transport of goods or passengers
- Y02T10/60—Other road transportation technologies with climate change mitigation effect
- Y02T10/62—Hybrid vehicles
Landscapes
- Electric Propulsion And Braking For Vehicles (AREA)
- Arrangement Of Transmissions (AREA)
- Hybrid Electric Vehicles (AREA)
- Control Of Vehicle Engines Or Engines For Specific Uses (AREA)
- Transmission Devices (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 エンジンおよびモータジェネレータを協調制
御する運転モード(モード5)を有するハイブリッド駆
動制御装置において、モータジェネレータを大型化させ
ることなく、そのモード5が選択されている場合にエン
ジンの吹き上がりを防止する。 【解決手段】 ステップSA1においてモード5が選択
されていると判断された場合には、ステップSA3にお
いてスロットル弁開度θthが所定値θth * 以下に制限さ
れるため、モータジェネレータ14を大型化しなくと
も、エンジントルクTE に対して必要とされる反力トル
クをモータジェネレータ12によって負担することが可
能で、エンジン12の吹き上がりが防止されるようにな
る。
御する運転モード(モード5)を有するハイブリッド駆
動制御装置において、モータジェネレータを大型化させ
ることなく、そのモード5が選択されている場合にエン
ジンの吹き上がりを防止する。 【解決手段】 ステップSA1においてモード5が選択
されていると判断された場合には、ステップSA3にお
いてスロットル弁開度θthが所定値θth * 以下に制限さ
れるため、モータジェネレータ14を大型化しなくと
も、エンジントルクTE に対して必要とされる反力トル
クをモータジェネレータ12によって負担することが可
能で、エンジン12の吹き上がりが防止されるようにな
る。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、3軸式動力入出力
手段を備えているハイブリッド駆動制御装置に係り、特
にエンジンおよびモータジェネレータを協調制御して出
力部材を回転駆動するハイブリッド駆動制御装置の改良
に関するものである。
手段を備えているハイブリッド駆動制御装置に係り、特
にエンジンおよびモータジェネレータを協調制御して出
力部材を回転駆動するハイブリッド駆動制御装置の改良
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】(a) 燃料の燃焼によって作動するエンジ
ンと、(b) 電動モータおよび発電機の少なくとも一方と
して用いられるモータジェネレータと、(c) 前記エンジ
ンに連結される第1回転要素、前記モータジェネレータ
に連結される第2回転要素、および出力部材に連結され
る第3回転要素を有して、それらの間で機械的に力を合
成、分配する3軸式動力入出力手段と、(d) 前記エンジ
ンおよび前記モータジェネレータを協調制御して前記出
力部材を回転駆動する協調駆動手段とを有するハイブリ
ッド駆動制御装置が知られている。例えば、米国特許U
SP5258651号に記載されているハイブリッド車
両の駆動制御装置はその一例で、3軸式動力入出力手段
として遊星歯車装置が用いられているとともに、その3
軸式動力入出力手段の2つの回転要素を連結して3軸式
動力入出力手段を一体回転させる直結クラッチを備えて
いる。
ンと、(b) 電動モータおよび発電機の少なくとも一方と
して用いられるモータジェネレータと、(c) 前記エンジ
ンに連結される第1回転要素、前記モータジェネレータ
に連結される第2回転要素、および出力部材に連結され
る第3回転要素を有して、それらの間で機械的に力を合
成、分配する3軸式動力入出力手段と、(d) 前記エンジ
ンおよび前記モータジェネレータを協調制御して前記出
力部材を回転駆動する協調駆動手段とを有するハイブリ
ッド駆動制御装置が知られている。例えば、米国特許U
SP5258651号に記載されているハイブリッド車
両の駆動制御装置はその一例で、3軸式動力入出力手段
として遊星歯車装置が用いられているとともに、その3
軸式動力入出力手段の2つの回転要素を連結して3軸式
動力入出力手段を一体回転させる直結クラッチを備えて
いる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、このような
協調制御を行うハイブリッド駆動制御装置においては、
エンジンの出力トルクに対して3軸式動力入出力手段に
よって定まる所定の反力トルク(回生制動トルクを含
む)をモータジェネレータが負担する必要があり、必要
とする反力トルクがモータジェネレータの最大出力トル
クを超えると、協調制御が不能となってエンジンが吹き
上がったりモータジェネレータの耐久性が低下したりす
る。前記米国特許USP5258651号に記載のハイ
ブリッド駆動制御装置では、モータジェネレータと並列
に油圧ブレーキが配設され、反力トルクの一部または全
部を油圧ブレーキが負担することにより、大きなエンジ
ントルクで高トルク発進を行うことが可能となっている
が、スリップ制御などの複雑な制御が必要となる。ま
た、モータジェネレータの最大出力トルクをエンジンの
最大出力トルクに対応させようとすると、モータジェネ
レータを大型化させる必要が生じる。
協調制御を行うハイブリッド駆動制御装置においては、
エンジンの出力トルクに対して3軸式動力入出力手段に
よって定まる所定の反力トルク(回生制動トルクを含
む)をモータジェネレータが負担する必要があり、必要
とする反力トルクがモータジェネレータの最大出力トル
クを超えると、協調制御が不能となってエンジンが吹き
上がったりモータジェネレータの耐久性が低下したりす
る。前記米国特許USP5258651号に記載のハイ
ブリッド駆動制御装置では、モータジェネレータと並列
に油圧ブレーキが配設され、反力トルクの一部または全
部を油圧ブレーキが負担することにより、大きなエンジ
ントルクで高トルク発進を行うことが可能となっている
が、スリップ制御などの複雑な制御が必要となる。ま
た、モータジェネレータの最大出力トルクをエンジンの
最大出力トルクに対応させようとすると、モータジェネ
レータを大型化させる必要が生じる。
【0004】本発明は以上のような事情を背景として為
されたものであり、その目的とするところは、前記エン
ジンおよび前記モータジェネレータを協調制御して前記
出力部材を回転駆動する協調駆動手段を有するハイブリ
ッド駆動制御装置において、モータジェネレータを大型
化させることなく、協調駆動手段によりエンジンおよび
モータジェネレータが協調制御されている場合に、エン
ジンの吹き上がりなどを防止することにある。
されたものであり、その目的とするところは、前記エン
ジンおよび前記モータジェネレータを協調制御して前記
出力部材を回転駆動する協調駆動手段を有するハイブリ
ッド駆動制御装置において、モータジェネレータを大型
化させることなく、協調駆動手段によりエンジンおよび
モータジェネレータが協調制御されている場合に、エン
ジンの吹き上がりなどを防止することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、(a) 燃料の燃焼によって作動するエンジ
ンと、(b) 電動モータおよび発電機の少なくとも一方と
して用いられるモータジェネレータと、(c) 前記エンジ
ンに連結される第1回転要素、前記モータジェネレータ
に連結される第2回転要素、および出力部材に連結され
る第3回転要素を有して、それらの間で機械的に力を合
成、分配する3軸式動力入出力手段と、(d) 前記エンジ
ンおよび前記モータジェネレータを協調制御して前記出
力部材を回転駆動する協調駆動手段とを有するハイブリ
ッド駆動制御装置において、(e)前記協調駆動手段によ
り前記エンジンおよび前記モータジェネレータが協調制
御される場合には、前記モータジェネレータの最大出力
トルクに基づいて、前記エンジンの出力トルクを制限す
るエンジン出力トルク制限手段を有することを特徴とす
る。
に、本発明は、(a) 燃料の燃焼によって作動するエンジ
ンと、(b) 電動モータおよび発電機の少なくとも一方と
して用いられるモータジェネレータと、(c) 前記エンジ
ンに連結される第1回転要素、前記モータジェネレータ
に連結される第2回転要素、および出力部材に連結され
る第3回転要素を有して、それらの間で機械的に力を合
成、分配する3軸式動力入出力手段と、(d) 前記エンジ
ンおよび前記モータジェネレータを協調制御して前記出
力部材を回転駆動する協調駆動手段とを有するハイブリ
ッド駆動制御装置において、(e)前記協調駆動手段によ
り前記エンジンおよび前記モータジェネレータが協調制
御される場合には、前記モータジェネレータの最大出力
トルクに基づいて、前記エンジンの出力トルクを制限す
るエンジン出力トルク制限手段を有することを特徴とす
る。
【0006】
【発明の効果】本発明によれば、前記協調駆動手段によ
り前記エンジンおよび前記モータジェネレータが協調制
御されている場合には、前記エンジン出力トルク制限手
段により、モータジェネレータの最大出力トルクに基づ
いて、エンジンの出力トルクが制限されることから、モ
ータジェネレータを大型化したりブレーキをスリップ制
御したりすることなく、エンジンの出力トルクに対して
必要とされる反力トルクがモータジェネレータの最大出
力トルクを超えないようにすることが可能で、エンジン
の吹き上がりや過大な負荷によるモータジェネレータの
耐久性の低下が防止されるようになる。
り前記エンジンおよび前記モータジェネレータが協調制
御されている場合には、前記エンジン出力トルク制限手
段により、モータジェネレータの最大出力トルクに基づ
いて、エンジンの出力トルクが制限されることから、モ
ータジェネレータを大型化したりブレーキをスリップ制
御したりすることなく、エンジンの出力トルクに対して
必要とされる反力トルクがモータジェネレータの最大出
力トルクを超えないようにすることが可能で、エンジン
の吹き上がりや過大な負荷によるモータジェネレータの
耐久性の低下が防止されるようになる。
【0007】
【発明の実施の形態】本発明のハイブリッド駆動制御装
置は、前記エンジンおよびモータジェネレータを車両走
行用の動力源として使用するハイブリッド車両に好適に
用いられるが、各種の産業機械など車両以外のハイブリ
ッド駆動制御装置に適用することも可能である。
置は、前記エンジンおよびモータジェネレータを車両走
行用の動力源として使用するハイブリッド車両に好適に
用いられるが、各種の産業機械など車両以外のハイブリ
ッド駆動制御装置に適用することも可能である。
【0008】前記3軸式動力入出力手段は、遊星歯車装
置や傘歯車式の差動装置など、作動的に連結されて相対
回転させられる3つの回転要素を有して、機械的に力の
合成、分配を行うことができるもので、遊星歯車装置が
好適に用いられる。遊星歯車装置を用いた場合、リング
ギヤを前記第1回転要素とし、サンギヤを前記第2回転
要素とし、キャリアを前記第3回転要素とすることが望
ましい。
置や傘歯車式の差動装置など、作動的に連結されて相対
回転させられる3つの回転要素を有して、機械的に力の
合成、分配を行うことができるもので、遊星歯車装置が
好適に用いられる。遊星歯車装置を用いた場合、リング
ギヤを前記第1回転要素とし、サンギヤを前記第2回転
要素とし、キャリアを前記第3回転要素とすることが望
ましい。
【0009】前記協調駆動手段は、モータジェネレータ
を発電させて蓄電装置を充電する回生制動トルクとエン
ジンの出力トルクとを協調制御したり、モータジェネレ
ータに電流を通電して回転駆動する力行トルクとエンジ
ンの出力トルクとを協調制御したりするものである。
を発電させて蓄電装置を充電する回生制動トルクとエン
ジンの出力トルクとを協調制御したり、モータジェネレ
ータに電流を通電して回転駆動する力行トルクとエンジ
ンの出力トルクとを協調制御したりするものである。
【0010】前記エンジン出力トルク制限手段は、予め
定められたマップ等に従って、アクセル操作量に拘らず
スロットル弁開度が所定値以上に増大することを一律に
禁止するようなフィードフォワード制御を行うものでも
良いし、エンジン回転数検出手段によりエンジン回転数
を予め検出し、そのエンジン回転数が所定値以上に増大
しないようにスロットル弁開度を逐次調整するようなフ
ィードバック制御を行うものでも良い。
定められたマップ等に従って、アクセル操作量に拘らず
スロットル弁開度が所定値以上に増大することを一律に
禁止するようなフィードフォワード制御を行うものでも
良いし、エンジン回転数検出手段によりエンジン回転数
を予め検出し、そのエンジン回転数が所定値以上に増大
しないようにスロットル弁開度を逐次調整するようなフ
ィードバック制御を行うものでも良い。
【0011】また、本発明のハイブリッド駆動制御装置
は、好適には、前記3軸式動力入出力手段の2つの回転
要素を連結してその3軸式動力入出力手段を一体回転さ
せる直結クラッチを有して構成され、前記協調駆動手段
は、その直結クラッチの解放状態において前記協調制御
を行うように構成される。直結クラッチとしては、油圧
アクチュエータによって摩擦係合させられる油圧式摩擦
クラッチが好適に用いられる。また、出力部材は駆動輪
であっても良いが、自動変速機の入力部材などでも良
い。さらに、直結クラッチは3軸式動力入出力手段の3
つの回転要素のうちの2つを連結するものであれば良
く、連結時の負荷トルクの点でサンギヤとキャリヤとの
間に設けることが望ましいが、サンギヤとリングギヤ、
或いはキャリヤとリングギヤとの間に設けることも可能
である。
は、好適には、前記3軸式動力入出力手段の2つの回転
要素を連結してその3軸式動力入出力手段を一体回転さ
せる直結クラッチを有して構成され、前記協調駆動手段
は、その直結クラッチの解放状態において前記協調制御
を行うように構成される。直結クラッチとしては、油圧
アクチュエータによって摩擦係合させられる油圧式摩擦
クラッチが好適に用いられる。また、出力部材は駆動輪
であっても良いが、自動変速機の入力部材などでも良
い。さらに、直結クラッチは3軸式動力入出力手段の3
つの回転要素のうちの2つを連結するものであれば良
く、連結時の負荷トルクの点でサンギヤとキャリヤとの
間に設けることが望ましいが、サンギヤとリングギヤ、
或いはキャリヤとリングギヤとの間に設けることも可能
である。
【0012】以下、本発明の実施例を図面に基づいて詳
細に説明する。図1は、本発明の一実施例であるハイブ
リッド駆動制御装置10の骨子図である。
細に説明する。図1は、本発明の一実施例であるハイブ
リッド駆動制御装置10の骨子図である。
【0013】図1において、このハイブリッド駆動制御
装置10はFR(フロントエンジン・リヤドライブ)車
両用のもので、燃料の燃焼によって作動する内燃機関等
のエンジン12と、電動モータおよび発電機としての機
能を有するモータジェネレータ14と、シングルピニオ
ン型の遊星歯車装置16と、自動変速機18とを車両の
前後方向に沿って備えている。
装置10はFR(フロントエンジン・リヤドライブ)車
両用のもので、燃料の燃焼によって作動する内燃機関等
のエンジン12と、電動モータおよび発電機としての機
能を有するモータジェネレータ14と、シングルピニオ
ン型の遊星歯車装置16と、自動変速機18とを車両の
前後方向に沿って備えている。
【0014】自動変速機18の出力軸19には自動変速
機18からの出力トルクTO を後輪出力軸130と前輪
出力軸132とに分配して伝達するトランスファ(セン
タデフ装置)134が配設されている。自動変速機18
の出力軸19の延長上にシンプル遊星歯車装置135が
配置されており、そのキャリア137に自動変速機18
の出力軸19が連結されている。また、そのリングギヤ
138は、前記出力軸19と同一軸線上に配置した後輪
出力軸130に一体回転するように連結されている。更
に、そのサンギヤ139は、出力軸19の外周側に同一
軸線上に配置された駆動スプロケット142に一体化さ
れており、これと対をなす従動スプロケット143が、
出力軸19と平行に配置された前輪出力軸132に取り
付けられるとともに、これらのスプロケット142、1
43にチェーン145が巻き掛けられている。
機18からの出力トルクTO を後輪出力軸130と前輪
出力軸132とに分配して伝達するトランスファ(セン
タデフ装置)134が配設されている。自動変速機18
の出力軸19の延長上にシンプル遊星歯車装置135が
配置されており、そのキャリア137に自動変速機18
の出力軸19が連結されている。また、そのリングギヤ
138は、前記出力軸19と同一軸線上に配置した後輪
出力軸130に一体回転するように連結されている。更
に、そのサンギヤ139は、出力軸19の外周側に同一
軸線上に配置された駆動スプロケット142に一体化さ
れており、これと対をなす従動スプロケット143が、
出力軸19と平行に配置された前輪出力軸132に取り
付けられるとともに、これらのスプロケット142、1
43にチェーン145が巻き掛けられている。
【0015】そして、前記キャリア137とサンギヤ1
39との間に差動制限機構としての差動制限クラッチC
S が設けられている。この差動制限クラッチCS は、油
圧によって動作する湿式多板クラッチであり、その係合
油圧はリニアソレノイドバルブSLC(図2参照)によ
り連続的もしくは段階的に制御される。差動制限クラッ
チCS の係合力すなわち差動制限トルクTC の大小によ
って前後輪に対するトルク分配率が変化し、その制御の
仕方は従来種々知られている。例えば、前後輪の回転数
の差に応じて差動制限トルクTC を増大させる制御が一
般的であり、また、操舵角度や車速に基づいて目標ヨー
レートを演算し、検出されたヨーレートがこの目標ヨー
レートに一致するように差動制限トルクTC を制御する
ことが可能である。これは、後輪のトルクが大きいほど
回頭性が増すことに基づいている。
39との間に差動制限機構としての差動制限クラッチC
S が設けられている。この差動制限クラッチCS は、油
圧によって動作する湿式多板クラッチであり、その係合
油圧はリニアソレノイドバルブSLC(図2参照)によ
り連続的もしくは段階的に制御される。差動制限クラッ
チCS の係合力すなわち差動制限トルクTC の大小によ
って前後輪に対するトルク分配率が変化し、その制御の
仕方は従来種々知られている。例えば、前後輪の回転数
の差に応じて差動制限トルクTC を増大させる制御が一
般的であり、また、操舵角度や車速に基づいて目標ヨー
レートを演算し、検出されたヨーレートがこの目標ヨー
レートに一致するように差動制限トルクTC を制御する
ことが可能である。これは、後輪のトルクが大きいほど
回頭性が増すことに基づいている。
【0016】遊星歯車装置16は機械的に力を合成分配
する3軸式動力入出力手段で、モータジェネレータ14
と共に電気式トルコン24を構成しており、第1回転要
素としてのリングギヤ16rは第1クラッチCE1 を介
してエンジン12に連結され、第2回転要素としてのサ
ンギヤ16sはモータジェネレータ14のロータ軸14
rに連結され、第3回転要素としてのキャリア16cは
自動変速機18の入力軸26に連結されている。また、
サンギヤ16sおよびキャリア16cは第2クラッチC
E2 によって連結されるようになっている。尚、自動変
速機18の入力軸26は前記出力部材に相当し、第2ク
ラッチCE2 は前記直結クラッチに相当する。
する3軸式動力入出力手段で、モータジェネレータ14
と共に電気式トルコン24を構成しており、第1回転要
素としてのリングギヤ16rは第1クラッチCE1 を介
してエンジン12に連結され、第2回転要素としてのサ
ンギヤ16sはモータジェネレータ14のロータ軸14
rに連結され、第3回転要素としてのキャリア16cは
自動変速機18の入力軸26に連結されている。また、
サンギヤ16sおよびキャリア16cは第2クラッチC
E2 によって連結されるようになっている。尚、自動変
速機18の入力軸26は前記出力部材に相当し、第2ク
ラッチCE2 は前記直結クラッチに相当する。
【0017】なお、エンジン12の出力は、回転変動や
トルク変動を抑制するためのフライホイール28および
スプリング、ゴム等の弾性部材によるダンパ装置30を
介して第1クラッチCE1 に伝達される。第1クラッチ
CE1 および第2クラッチCE2 は、何れも油圧アクチ
ュエータによって係合、解放される摩擦式の多板クラッ
チである。
トルク変動を抑制するためのフライホイール28および
スプリング、ゴム等の弾性部材によるダンパ装置30を
介して第1クラッチCE1 に伝達される。第1クラッチ
CE1 および第2クラッチCE2 は、何れも油圧アクチ
ュエータによって係合、解放される摩擦式の多板クラッ
チである。
【0018】自動変速機18は、前置式オーバードライ
ブプラネタリギヤユニットから成る副変速機20と、単
純連結3プラネタリギヤトレインから成る前進4段、後
進1段の主変速機22とを組み合わせたものである。
ブプラネタリギヤユニットから成る副変速機20と、単
純連結3プラネタリギヤトレインから成る前進4段、後
進1段の主変速機22とを組み合わせたものである。
【0019】具体的には、副変速機20はシングルピニ
オン型の遊星歯車装置32と、油圧アクチュエータによ
って摩擦係合させられる油圧式のクラッチC0 、ブレー
キB 0 と、一方向クラッチF0 とを備えて構成されてい
る。また、主変速機22は、3組のシングルピニオン型
の遊星歯車装置34、36、38と、油圧アクチュエー
タによって摩擦係合させられる油圧式のクラッチC1 ,
C2 、ブレーキB1 ,B2 ,B3 ,B4 と、一方向クラ
ッチF1 ,F2 とを備えて構成されている。
オン型の遊星歯車装置32と、油圧アクチュエータによ
って摩擦係合させられる油圧式のクラッチC0 、ブレー
キB 0 と、一方向クラッチF0 とを備えて構成されてい
る。また、主変速機22は、3組のシングルピニオン型
の遊星歯車装置34、36、38と、油圧アクチュエー
タによって摩擦係合させられる油圧式のクラッチC1 ,
C2 、ブレーキB1 ,B2 ,B3 ,B4 と、一方向クラ
ッチF1 ,F2 とを備えて構成されている。
【0020】そして、図2に示されているソレノイドバ
ルブSL1〜SL4の励磁、非励磁により油圧回路40
が切り換えられたり、図示しないシフトレバーに連結さ
れたマニュアルシフトバルブによって油圧回路40が機
械的に切り換えられたりすることにより、クラッチC
0 ,C1 ,C2 、ブレーキB0 ,B1 ,B2 ,B3 ,B
4 がそれぞれ係合、解放制御され、図3に示されている
ようにニュートラル(N)と前進5段(1st〜5t
h)、後進1段(Rev)の各変速段が成立させられ
る。なお、上記自動変速機18や前記電気式トルコン2
4は、中心線に対して略対称的に構成されており、図1
では中心線の下半分が省略されている。
ルブSL1〜SL4の励磁、非励磁により油圧回路40
が切り換えられたり、図示しないシフトレバーに連結さ
れたマニュアルシフトバルブによって油圧回路40が機
械的に切り換えられたりすることにより、クラッチC
0 ,C1 ,C2 、ブレーキB0 ,B1 ,B2 ,B3 ,B
4 がそれぞれ係合、解放制御され、図3に示されている
ようにニュートラル(N)と前進5段(1st〜5t
h)、後進1段(Rev)の各変速段が成立させられ
る。なお、上記自動変速機18や前記電気式トルコン2
4は、中心線に対して略対称的に構成されており、図1
では中心線の下半分が省略されている。
【0021】図3のクラッチ、ブレーキ、一方向クラッ
チの欄の「○」は係合、「●」はシフトレバーがエンジ
ンブレーキレンジ、たとえば「3」、「2」、及び
「L」レンジ等の低速レンジへ操作された場合に係合、
そして、空欄は非係合を表している。その場合に、ニュ
ートラルN、後進変速段Rev、及びエンジンブレーキ
レンジは、シフトレバーに機械的に連結されたマニュア
ルシフトバルブによって油圧回路40が機械的に切り換
えられることによって成立させられ、前進変速段の1s
t〜5thの相互間の変速はソレノイドバルブSL1〜
SL4によって電気的に制御される。また、前進変速段
の変速比は1stから5thとなるに従って段階的に小
さくなり、4thの変速比i4 =1である。図3は各変
速段の変速比の一例を示したものである。
チの欄の「○」は係合、「●」はシフトレバーがエンジ
ンブレーキレンジ、たとえば「3」、「2」、及び
「L」レンジ等の低速レンジへ操作された場合に係合、
そして、空欄は非係合を表している。その場合に、ニュ
ートラルN、後進変速段Rev、及びエンジンブレーキ
レンジは、シフトレバーに機械的に連結されたマニュア
ルシフトバルブによって油圧回路40が機械的に切り換
えられることによって成立させられ、前進変速段の1s
t〜5thの相互間の変速はソレノイドバルブSL1〜
SL4によって電気的に制御される。また、前進変速段
の変速比は1stから5thとなるに従って段階的に小
さくなり、4thの変速比i4 =1である。図3は各変
速段の変速比の一例を示したものである。
【0022】図3の作動表に示されているように、第2
変速段(2nd)と第3変速段(3rd)との間の変速
は、第2ブレーキB2 と第3ブレーキB3 との係合・解
放状態を共に変えるクラッチツウクラッチ変速になる。
この変速を円滑に行うために、上述した油圧回路40に
は図4に示す回路が組み込まれている。
変速段(2nd)と第3変速段(3rd)との間の変速
は、第2ブレーキB2 と第3ブレーキB3 との係合・解
放状態を共に変えるクラッチツウクラッチ変速になる。
この変速を円滑に行うために、上述した油圧回路40に
は図4に示す回路が組み込まれている。
【0023】図4において符号70は1−2シフトバル
ブを示し、また符号71は2−3シフトバルブを示し、
さらに符号72は3−4シフトバルブを示している。こ
れらのシフトバルブ70、71、72の各ポートの各変
速段での連通状態は、それぞれのシフトバルブ70、7
1、72の下側に示している通りである。なお、その数
字は各変速段を示す。
ブを示し、また符号71は2−3シフトバルブを示し、
さらに符号72は3−4シフトバルブを示している。こ
れらのシフトバルブ70、71、72の各ポートの各変
速段での連通状態は、それぞれのシフトバルブ70、7
1、72の下側に示している通りである。なお、その数
字は各変速段を示す。
【0024】その2−3シフトバルブ71のポートのう
ち第1変速段および第2変速段で入力ポート73に連通
するブレーキポート74に、第3ブレーキB3 が油路7
5を介して接続されている。この油路にはオリフィス7
6が介装されており、そのオリフィス76と第3ブレー
キB3 との間にダンパーバルブ77が接続されている。
このダンパーバルブ77は、第3ブレーキB3 にライン
圧が急激に供給された場合に少量の油圧を吸入して緩衝
作用を行うものである。
ち第1変速段および第2変速段で入力ポート73に連通
するブレーキポート74に、第3ブレーキB3 が油路7
5を介して接続されている。この油路にはオリフィス7
6が介装されており、そのオリフィス76と第3ブレー
キB3 との間にダンパーバルブ77が接続されている。
このダンパーバルブ77は、第3ブレーキB3 にライン
圧が急激に供給された場合に少量の油圧を吸入して緩衝
作用を行うものである。
【0025】また符号78はB−3コントロールバルブ
であって、第3ブレーキB3 の係合圧PB3をこのB−3
コントロールバルブ78によって直接制御するようにな
っている。すなわち、このB−3コントロールバルブ7
8は、スプール79とプランジャ80とこれらの間に介
装したスプリング81とを備えており、スプール79に
よって開閉される入力ポート82に油路75が接続さ
れ、またこの入力ポート82に選択的に連通させられる
出力ポート83が第3ブレーキB3 に接続されている。
さらにこの出力ポート83は、スプール79の先端側に
形成したフィードバックポート84に接続されている。
であって、第3ブレーキB3 の係合圧PB3をこのB−3
コントロールバルブ78によって直接制御するようにな
っている。すなわち、このB−3コントロールバルブ7
8は、スプール79とプランジャ80とこれらの間に介
装したスプリング81とを備えており、スプール79に
よって開閉される入力ポート82に油路75が接続さ
れ、またこの入力ポート82に選択的に連通させられる
出力ポート83が第3ブレーキB3 に接続されている。
さらにこの出力ポート83は、スプール79の先端側に
形成したフィードバックポート84に接続されている。
【0026】一方、前記スプリング81を配置した箇所
に開口するポート85には、2−3シフトバルブ71の
ポートのうち第3変速段以上の変速段でDレンジ圧を出
力するポート86が油路87を介して連通させられてい
る。また、プランジャ80の端部側に形成した制御ポー
ト88には、リニアソレノイドバルブSLUが接続され
ている。
に開口するポート85には、2−3シフトバルブ71の
ポートのうち第3変速段以上の変速段でDレンジ圧を出
力するポート86が油路87を介して連通させられてい
る。また、プランジャ80の端部側に形成した制御ポー
ト88には、リニアソレノイドバルブSLUが接続され
ている。
【0027】したがって、B−3コントロールバルブ7
8は、スプリング81の弾性力とポート85に供給され
る油圧とによって調圧レベルが設定され、且つ制御ポー
ト88に供給される信号圧が高いほどスプリング81に
よる弾性力が大きくなるように構成されている。
8は、スプリング81の弾性力とポート85に供給され
る油圧とによって調圧レベルが設定され、且つ制御ポー
ト88に供給される信号圧が高いほどスプリング81に
よる弾性力が大きくなるように構成されている。
【0028】さらに、図4における符号89は、2−3
タイミングバルブであって、この2−3タイミングバル
ブ89は、小径のランドと2つの大径のランドとを形成
したスプール90と第1のプランジャ91とこれらの間
に配置したスプリング92とスプール90を挟んで第1
のプランジャ91とは反対側に配置された第2のプラン
ジャ93とを有している。
タイミングバルブであって、この2−3タイミングバル
ブ89は、小径のランドと2つの大径のランドとを形成
したスプール90と第1のプランジャ91とこれらの間
に配置したスプリング92とスプール90を挟んで第1
のプランジャ91とは反対側に配置された第2のプラン
ジャ93とを有している。
【0029】この2−3タイミングバルブ89の中間部
のポート94に油路95が接続され、また、この油路9
5は2−3シフトバルブ71のポートのうち第3変速段
以上の変速段でブレーキポート74に連通させられるポ
ート96に接続されている。
のポート94に油路95が接続され、また、この油路9
5は2−3シフトバルブ71のポートのうち第3変速段
以上の変速段でブレーキポート74に連通させられるポ
ート96に接続されている。
【0030】さらに、この油路95は途中で分岐して、
前記小径ランドと大径ランドとの間に開口するポート9
7にオリフィスを介して接続されている。この中間部の
ポート94に選択的に連通させられるポート98は油路
99を介してソレノイドリレーバルブ100に接続され
ている。
前記小径ランドと大径ランドとの間に開口するポート9
7にオリフィスを介して接続されている。この中間部の
ポート94に選択的に連通させられるポート98は油路
99を介してソレノイドリレーバルブ100に接続され
ている。
【0031】そして、第1のプランジャ91の端部に開
口しているポートにリニアソレノイドバルブSLUが接
続され、また第2のプランジャ93の端部に開口するポ
ートに第2ブレーキB2 がオリフィスを介して接続され
ている。
口しているポートにリニアソレノイドバルブSLUが接
続され、また第2のプランジャ93の端部に開口するポ
ートに第2ブレーキB2 がオリフィスを介して接続され
ている。
【0032】前記油路87は第2ブレーキB2 に対して
油圧を供給・排出するためのものであって、その途中に
は小径オリフィス101とチェックボール付きオリフィ
ス102とが介装されている。また、この油路87から
分岐した油路103には、第2ブレーキB2 から排圧す
る場合に開くチェックボールを備えた大径オリフィス1
04が介装され、この油路103は以下に説明するオリ
フィスコントロールバルブ105に接続されている。
油圧を供給・排出するためのものであって、その途中に
は小径オリフィス101とチェックボール付きオリフィ
ス102とが介装されている。また、この油路87から
分岐した油路103には、第2ブレーキB2 から排圧す
る場合に開くチェックボールを備えた大径オリフィス1
04が介装され、この油路103は以下に説明するオリ
フィスコントロールバルブ105に接続されている。
【0033】オリフィスコントロールバルブ105は第
2ブレーキB2 からの排圧速度を制御するためのバルブ
であって、そのスプール106によって開閉されるよう
に中間部に形成したポート107には第2ブレーキB2
が接続されており、このポート107より図での下側に
形成したポート108に前記油路103が接続されてい
る。
2ブレーキB2 からの排圧速度を制御するためのバルブ
であって、そのスプール106によって開閉されるよう
に中間部に形成したポート107には第2ブレーキB2
が接続されており、このポート107より図での下側に
形成したポート108に前記油路103が接続されてい
る。
【0034】第2ブレーキB2 を接続してあるポート1
07より図での上側に形成したポート109は、ドレイ
ンポートに選択的に連通させられるポートであって、こ
のポート109には、油路110を介して前記B−3コ
ントロールバルブ78のポート111が接続されてい
る。尚、このポート111は、第3ブレーキB3 を接続
してある出力ポート83に選択的に連通させられるポー
トである。
07より図での上側に形成したポート109は、ドレイ
ンポートに選択的に連通させられるポートであって、こ
のポート109には、油路110を介して前記B−3コ
ントロールバルブ78のポート111が接続されてい
る。尚、このポート111は、第3ブレーキB3 を接続
してある出力ポート83に選択的に連通させられるポー
トである。
【0035】オリフィスコントロールバルブ105のポ
ートのうちスプール106を押圧するスプリングとは反
対側の端部に形成した制御ポート112が油路113を
介して、3−4シフトバルブ72のポート114に接続
されている。このポート114は、第3変速段以下の変
速段で第3ソレノイドバルブSL3の信号圧を出力し、
また、第4変速段以上の変速段で第4ソレノイドバルブ
SL4の信号圧を出力するポートである。
ートのうちスプール106を押圧するスプリングとは反
対側の端部に形成した制御ポート112が油路113を
介して、3−4シフトバルブ72のポート114に接続
されている。このポート114は、第3変速段以下の変
速段で第3ソレノイドバルブSL3の信号圧を出力し、
また、第4変速段以上の変速段で第4ソレノイドバルブ
SL4の信号圧を出力するポートである。
【0036】さらに、このオリフィスコントロールバル
ブ105には、前記油路95から分岐した油路115が
接続されており、この油路115を選択的にドレインポ
ートに連通させるようになっている。なお、前記2−3
シフトバルブ71において第2変速段以下の変速段でD
レンジ圧を出力するポート116が、前記2−3タイミ
ングバルブ89のうちスプリング92を配置した箇所に
開口するポート117に油路118を介して接続されて
いる。また、3−4シフトバルブ72のうち第3変速段
以下の変速段で前記油路87に連通させられるポート1
19が油路120を介してソレノイドリレーバルブ10
0に接続されている。
ブ105には、前記油路95から分岐した油路115が
接続されており、この油路115を選択的にドレインポ
ートに連通させるようになっている。なお、前記2−3
シフトバルブ71において第2変速段以下の変速段でD
レンジ圧を出力するポート116が、前記2−3タイミ
ングバルブ89のうちスプリング92を配置した箇所に
開口するポート117に油路118を介して接続されて
いる。また、3−4シフトバルブ72のうち第3変速段
以下の変速段で前記油路87に連通させられるポート1
19が油路120を介してソレノイドリレーバルブ10
0に接続されている。
【0037】そして、図4において、符号121は第2
ブレーキB2 用のアキュムレータを示し、その背圧室に
はリニアソレノイドバルブSLNが出力する油圧に応じ
て調圧されたアキュムレータコントロール圧が供給され
ている。このアキュムレータコントロール圧は、リニア
ソレノイドバルブSLNの出力圧が低いほど高い圧力に
なるように構成されている。したがって、第2ブレーキ
B2 の係合・解放の過渡的な油圧PB2は、リニアソレノ
イドバルブSLNの信号圧が低いほど高い圧力で推移す
るようになっている。変速用の他のクラッチC1 、C2
やブレーキB0などにもアキュムレータが設けられ、上
記アキュムレータコントロール圧が作用させられること
により、変速時の過渡油圧が入力軸26のトルクTI な
どに応じて制御されるようになっている。
ブレーキB2 用のアキュムレータを示し、その背圧室に
はリニアソレノイドバルブSLNが出力する油圧に応じ
て調圧されたアキュムレータコントロール圧が供給され
ている。このアキュムレータコントロール圧は、リニア
ソレノイドバルブSLNの出力圧が低いほど高い圧力に
なるように構成されている。したがって、第2ブレーキ
B2 の係合・解放の過渡的な油圧PB2は、リニアソレノ
イドバルブSLNの信号圧が低いほど高い圧力で推移す
るようになっている。変速用の他のクラッチC1 、C2
やブレーキB0などにもアキュムレータが設けられ、上
記アキュムレータコントロール圧が作用させられること
により、変速時の過渡油圧が入力軸26のトルクTI な
どに応じて制御されるようになっている。
【0038】また、符号122はC−0エキゾーストバ
ルブを示し、さらに符号123はクラッチC0 用のアキ
ュムレータを示している。C−0エキゾーストバルブ1
22は2速レンジでの第2変速段のみにおいてエンジン
ブレーキを効かせるためにクラッチC0 を係合させるよ
うに動作するものである。
ルブを示し、さらに符号123はクラッチC0 用のアキ
ュムレータを示している。C−0エキゾーストバルブ1
22は2速レンジでの第2変速段のみにおいてエンジン
ブレーキを効かせるためにクラッチC0 を係合させるよ
うに動作するものである。
【0039】したがって、上述した油圧回路40によれ
ば、B−3コントロールバルブ78のポート111がド
レインに連通していれば、第3ブレーキB3 の係合圧P
B3をB−3コントロ−ルバルブ78によって直接調圧す
ることができ、また、その調圧レベルをリニアソレノイ
ドバルブSLUによって変えることができる。
ば、B−3コントロールバルブ78のポート111がド
レインに連通していれば、第3ブレーキB3 の係合圧P
B3をB−3コントロ−ルバルブ78によって直接調圧す
ることができ、また、その調圧レベルをリニアソレノイ
ドバルブSLUによって変えることができる。
【0040】また、オリフィスコントロールバルブ10
5のスプール106が、図の左半分に示す位置にあれ
ば、第2ブレーキB2 はこのオリフィスコントロールバ
ルブ105を介して排圧が可能になり、したがって第2
ブレーキB2 からのドレイン速度を制御することができ
る。
5のスプール106が、図の左半分に示す位置にあれ
ば、第2ブレーキB2 はこのオリフィスコントロールバ
ルブ105を介して排圧が可能になり、したがって第2
ブレーキB2 からのドレイン速度を制御することができ
る。
【0041】さらに、第2変速段から第3変速段への変
速は、第3ブレーキB3 を緩やかに解放すると共に第2
ブレーキB2 を緩やかに係合する所謂クラッチツウクラ
ッチ変速が行われるわけであるが、入力軸26への入力
軸トルクTI に基づいてリニアソレノイドバルブSLU
により駆動される第3ブレーキB3 の解放過渡油圧P B3
を制御することにより変速ショックを好適に軽減するこ
とができる。入力軸トルクTI に基づく油圧PB3の制御
は、フィードバック制御などでリアルタイムに行うこと
もできるが、変速開始時の入力軸トルクTI のみを基準
にして行うものであっても良い。
速は、第3ブレーキB3 を緩やかに解放すると共に第2
ブレーキB2 を緩やかに係合する所謂クラッチツウクラ
ッチ変速が行われるわけであるが、入力軸26への入力
軸トルクTI に基づいてリニアソレノイドバルブSLU
により駆動される第3ブレーキB3 の解放過渡油圧P B3
を制御することにより変速ショックを好適に軽減するこ
とができる。入力軸トルクTI に基づく油圧PB3の制御
は、フィードバック制御などでリアルタイムに行うこと
もできるが、変速開始時の入力軸トルクTI のみを基準
にして行うものであっても良い。
【0042】ハイブリッド駆動制御装置10は、図2に
示されるようにハイブリッド制御用コントローラ50及
び自動変速制御用コントローラ52を備えている。これ
らのコントローラ50、52は、CPUやRAM、RO
M等を有するマイクロコンピュータを備えて構成され、
エンジン回転数センサ42からエンジン回転数NE を表
す信号が供給される他、車速V(自動変速機18の出力
軸回転数NO に相当)、自動変速機18の入力軸回転数
NI 、エンジントルクTE 、モータトルクTM、モータ
回転数NM 、アクセル操作量θAC、蓄電装置58(図5
参照)の蓄電量SOC、ブレーキのON、OFF、シフ
トレバーの操作レンジ等の各種の情報を読み込むと共
に、予め設定されたプログラムに従って信号処理を行
う。
示されるようにハイブリッド制御用コントローラ50及
び自動変速制御用コントローラ52を備えている。これ
らのコントローラ50、52は、CPUやRAM、RO
M等を有するマイクロコンピュータを備えて構成され、
エンジン回転数センサ42からエンジン回転数NE を表
す信号が供給される他、車速V(自動変速機18の出力
軸回転数NO に相当)、自動変速機18の入力軸回転数
NI 、エンジントルクTE 、モータトルクTM、モータ
回転数NM 、アクセル操作量θAC、蓄電装置58(図5
参照)の蓄電量SOC、ブレーキのON、OFF、シフ
トレバーの操作レンジ等の各種の情報を読み込むと共
に、予め設定されたプログラムに従って信号処理を行
う。
【0043】なお、エンジントルクTE はスロットル弁
開度や燃料噴射量などから求められ、モータトルクTM
はモータ電流などから求められ、蓄電量SOCはモータ
ジェネレータ14がジェネレータとして機能する充電時
のモータ電流や充電効率などから求められる。
開度や燃料噴射量などから求められ、モータトルクTM
はモータ電流などから求められ、蓄電量SOCはモータ
ジェネレータ14がジェネレータとして機能する充電時
のモータ電流や充電効率などから求められる。
【0044】前記エンジン12は、ハイブリッド制御用
コントローラ50によってスロットル弁開度や燃料噴射
量、点火時期などが制御されることにより、運転状態に
応じて出力が制御される。
コントローラ50によってスロットル弁開度や燃料噴射
量、点火時期などが制御されることにより、運転状態に
応じて出力が制御される。
【0045】前記モータジェネレータ14は、図5に示
すようにM/G制御器(インバータ)56を介してバッ
テリー等の蓄電装置58に接続されており、ハイブリッ
ド制御用コントローラ50により、その蓄電装置58か
ら電気エネルギーが供給されて所定のトルクで回転駆動
される回転駆動状態と、回生制動(モータジェネレータ
14自体の電気的な制動トルク)によりジェネレータと
して機能して蓄電装置58に電気エネルギーを充電する
充電状態と、ロータ軸14rが自由回転することを許容
する無負荷状態とに切り換えられる。
すようにM/G制御器(インバータ)56を介してバッ
テリー等の蓄電装置58に接続されており、ハイブリッ
ド制御用コントローラ50により、その蓄電装置58か
ら電気エネルギーが供給されて所定のトルクで回転駆動
される回転駆動状態と、回生制動(モータジェネレータ
14自体の電気的な制動トルク)によりジェネレータと
して機能して蓄電装置58に電気エネルギーを充電する
充電状態と、ロータ軸14rが自由回転することを許容
する無負荷状態とに切り換えられる。
【0046】また、前記第1クラッチCE1 及び第2ク
ラッチCE2 は、ハイブリッド制御用コントローラ50
により電磁弁等を介して油圧回路40が切り換えられる
ことにより、係合或いは解放状態が切り換えられる。
ラッチCE2 は、ハイブリッド制御用コントローラ50
により電磁弁等を介して油圧回路40が切り換えられる
ことにより、係合或いは解放状態が切り換えられる。
【0047】前記自動変速機18は、自動変速制御用コ
ントローラ52によって前記ソレノイドバルブSL1〜
SL4、リニアソレノイドバルブSLU、SLT、SL
Nの励磁状態が制御され、油圧回路40が切り換えられ
たり油圧制御が行われることにより、予め定められた変
速条件に従って変速段が切り換えられる。変速条件は、
例えばアクセル操作量θACおよび車速Vなどの走行状態
をパラメータとする変速マップ等により設定される。
ントローラ52によって前記ソレノイドバルブSL1〜
SL4、リニアソレノイドバルブSLU、SLT、SL
Nの励磁状態が制御され、油圧回路40が切り換えられ
たり油圧制御が行われることにより、予め定められた変
速条件に従って変速段が切り換えられる。変速条件は、
例えばアクセル操作量θACおよび車速Vなどの走行状態
をパラメータとする変速マップ等により設定される。
【0048】上記ハイブリッド制御用コントローラ50
は、例えば本願出願人が先に出願した特願平7−294
148号に記載されているように、図6に示すフローチ
ャートに従って図7に示す9つの運転モードの1つを選
択し、その選択したモードでエンジン12及び電気式ト
ルコン24を作動させる。
は、例えば本願出願人が先に出願した特願平7−294
148号に記載されているように、図6に示すフローチ
ャートに従って図7に示す9つの運転モードの1つを選
択し、その選択したモードでエンジン12及び電気式ト
ルコン24を作動させる。
【0049】図6において、ステップS1ではエンジン
始動要求があったか否かを、例えばエンジン12を動力
源として走行したり、エンジン12によりモータジェネ
レータ14を回転駆動して蓄電装置58を充電したりす
るために、エンジン12を始動すべき旨の指令があった
か否かを判断する。
始動要求があったか否かを、例えばエンジン12を動力
源として走行したり、エンジン12によりモータジェネ
レータ14を回転駆動して蓄電装置58を充電したりす
るために、エンジン12を始動すべき旨の指令があった
か否かを判断する。
【0050】ここで、始動要求があればステップS2で
モード9を選択する。モード9は、図7から明らかなよ
うに第1クラッチCE1 を係合(ON)し、第2クラッ
チCE2 を係合(ON)し、モータジェネレータ14に
より遊星歯車装置16を介してエンジン12を回転駆動
すると共に、燃料噴射などのエンジン始動制御を行って
エンジン12を始動する。
モード9を選択する。モード9は、図7から明らかなよ
うに第1クラッチCE1 を係合(ON)し、第2クラッ
チCE2 を係合(ON)し、モータジェネレータ14に
より遊星歯車装置16を介してエンジン12を回転駆動
すると共に、燃料噴射などのエンジン始動制御を行って
エンジン12を始動する。
【0051】このモード9は、車両停止時には前記自動
変速機18をニュートラルにして行われ、モード1のよ
うに第1クラッチCE1 を解放したモータジェネレータ
14のみを動力源とする走行時には、第1クラッチCE
1 を係合すると共に走行に必要な要求出力以上の出力で
モータジェネレータ14を作動させ、その要求出力以上
の余裕出力でエンジン12を回転駆動することによって
行われる。
変速機18をニュートラルにして行われ、モード1のよ
うに第1クラッチCE1 を解放したモータジェネレータ
14のみを動力源とする走行時には、第1クラッチCE
1 を係合すると共に走行に必要な要求出力以上の出力で
モータジェネレータ14を作動させ、その要求出力以上
の余裕出力でエンジン12を回転駆動することによって
行われる。
【0052】また、車両走行時であっても、一時的に自
動変速機18をニュートラルにしてモード9を実行する
ことも可能である。このようにモータジェネレータ14
によってエンジン12が始動させられることにより、始
動専用のスタータ(電動モータなど)が不要となり、部
品点数が少なくなって装置が安価となる。
動変速機18をニュートラルにしてモード9を実行する
ことも可能である。このようにモータジェネレータ14
によってエンジン12が始動させられることにより、始
動専用のスタータ(電動モータなど)が不要となり、部
品点数が少なくなって装置が安価となる。
【0053】一方、ステップS1の判断が否定された場
合、すなわちエンジン始動要求がない場合には、ステッ
プS3を実行することにより、制動力の要求があるか否
かを、例えばブレーキがONか否か、シフトレバーの操
作レンジがLや2などのエンジンブレーキレンジ(低速
変速段のみで変速制御を行うと共にエンジンブレーキや
回生制動が作用するレンジ)で、且つアクセル操作量θ
ACが0か否か、或いは単にアクセル操作量θACが0か否
か、等によって判断する。
合、すなわちエンジン始動要求がない場合には、ステッ
プS3を実行することにより、制動力の要求があるか否
かを、例えばブレーキがONか否か、シフトレバーの操
作レンジがLや2などのエンジンブレーキレンジ(低速
変速段のみで変速制御を行うと共にエンジンブレーキや
回生制動が作用するレンジ)で、且つアクセル操作量θ
ACが0か否か、或いは単にアクセル操作量θACが0か否
か、等によって判断する。
【0054】この判断が肯定された場合にはステップS
4を実行する。ステップS4では、蓄電装置58の蓄電
量SOCが予め定められた最大蓄電量B以上か否かを判
断し、SOC≧BであればステップS5でモード8を選
択し、SOC<BであればステップS6でモード6を選
択する。最大蓄電量Bは、蓄電装置58に電気エネルギ
ーを充電することが許容される最大の蓄電量で、蓄電装
置58の充放電効率などに基づいて例えば80%程度の
値が設定される。
4を実行する。ステップS4では、蓄電装置58の蓄電
量SOCが予め定められた最大蓄電量B以上か否かを判
断し、SOC≧BであればステップS5でモード8を選
択し、SOC<BであればステップS6でモード6を選
択する。最大蓄電量Bは、蓄電装置58に電気エネルギ
ーを充電することが許容される最大の蓄電量で、蓄電装
置58の充放電効率などに基づいて例えば80%程度の
値が設定される。
【0055】上記ステップS5で選択されるモード8
は、図7に示されるように第1クラッチCE1 を係合
(ON)し、第2クラッチCE2 を係合(ON)し、モ
ータジェネレータ14を無負荷状態とし、エンジン12
を停止状態すなわちスロットル弁を閉じると共に燃料噴
射量を0とするものであり、これによりエンジン12の
引き擦り回転による制動力、すなわちエンジンブレーキ
が車両に作用させられ、運転者によるブレーキ操作が軽
減されて運転操作が容易になる。また、モータジェネレ
ータ14は無負荷状態とされ、自由回転させられるた
め、蓄電装置58の蓄電量SOCが過大となって充放電
効率等の性能を損なうことが回避される。
は、図7に示されるように第1クラッチCE1 を係合
(ON)し、第2クラッチCE2 を係合(ON)し、モ
ータジェネレータ14を無負荷状態とし、エンジン12
を停止状態すなわちスロットル弁を閉じると共に燃料噴
射量を0とするものであり、これによりエンジン12の
引き擦り回転による制動力、すなわちエンジンブレーキ
が車両に作用させられ、運転者によるブレーキ操作が軽
減されて運転操作が容易になる。また、モータジェネレ
ータ14は無負荷状態とされ、自由回転させられるた
め、蓄電装置58の蓄電量SOCが過大となって充放電
効率等の性能を損なうことが回避される。
【0056】ステップS6で選択されるモード6は、図
7から明らかなように第1クラッチCE1 を解放(OF
F)し、第2クラッチCE2 を係合(ON)し、エンジ
ン12を停止し、モータジェネレータ14を充電状態と
するもので、車両の運動エネルギーでモータジェネレー
タ14が回転駆動されることにより、蓄電装置58を充
電するとともにその車両にエンジンブレーキのような回
生制動力を作用させるため、運転者によるブレーキ操作
が軽減されて運転操作が容易になる。
7から明らかなように第1クラッチCE1 を解放(OF
F)し、第2クラッチCE2 を係合(ON)し、エンジ
ン12を停止し、モータジェネレータ14を充電状態と
するもので、車両の運動エネルギーでモータジェネレー
タ14が回転駆動されることにより、蓄電装置58を充
電するとともにその車両にエンジンブレーキのような回
生制動力を作用させるため、運転者によるブレーキ操作
が軽減されて運転操作が容易になる。
【0057】また、第1クラッチCE1 が解放されてエ
ンジン12が遮断されているため、そのエンジン12の
引き擦りによるエネルギー損失がないとともに、蓄電量
SOCが最大蓄電量Bより少ない場合に実行されるた
め、蓄電装置58の蓄電量SOCが過大となって充放電
効率等の性能を損なうことがない。
ンジン12が遮断されているため、そのエンジン12の
引き擦りによるエネルギー損失がないとともに、蓄電量
SOCが最大蓄電量Bより少ない場合に実行されるた
め、蓄電装置58の蓄電量SOCが過大となって充放電
効率等の性能を損なうことがない。
【0058】一方、ステップS3の判断が否定された場
合、すなわち制動力の要求がない場合にはステップS7
を実行し、エンジン発進が要求されているか否かを、例
えばモード3などエンジン12を動力源とする走行中の
車両停止時か否か、すなわち車速V=0か否か等によっ
て判断する。
合、すなわち制動力の要求がない場合にはステップS7
を実行し、エンジン発進が要求されているか否かを、例
えばモード3などエンジン12を動力源とする走行中の
車両停止時か否か、すなわち車速V=0か否か等によっ
て判断する。
【0059】この判断が肯定された場合には、ステップ
S8を実行する。ステップS8ではアクセルがONか否
か、すなわちアクセル操作量θACが略零の所定値より大
きいか否かを判断し、アクセルONの場合にはステップ
S9でモード5を選択し、アクセルがONでなければス
テップS10でモード7を選択する。
S8を実行する。ステップS8ではアクセルがONか否
か、すなわちアクセル操作量θACが略零の所定値より大
きいか否かを判断し、アクセルONの場合にはステップ
S9でモード5を選択し、アクセルがONでなければス
テップS10でモード7を選択する。
【0060】上記ステップS9で選択されるモード5
は、図7から明らかなように第1クラッチCE1 を係合
(ON)し、第2クラッチCE2 を解放(OFF)し、
エンジントルクTE とモータトルクTM (力行および回
生制動トルク)を協調制御することにより、車両を発進
させるものである。尚、モード5によるエンジン12お
よびモータジェネレータ14の協調制御は前記協調駆動
手段に対応している。
は、図7から明らかなように第1クラッチCE1 を係合
(ON)し、第2クラッチCE2 を解放(OFF)し、
エンジントルクTE とモータトルクTM (力行および回
生制動トルク)を協調制御することにより、車両を発進
させるものである。尚、モード5によるエンジン12お
よびモータジェネレータ14の協調制御は前記協調駆動
手段に対応している。
【0061】具体的に説明すると、遊星歯車装置16の
ギヤ比をρE とすると、エンジントルクTE :遊星歯車
装置16の出力トルク:モータトルクTM =1:(1+
ρE):ρE となるため、例えばギヤ比ρE を一般的な
値である0.5程度とすると、エンジントルクTE の半
分のトルクをモータジェネレータ14が分担することに
より、エンジントルクTE の約1.5倍のトルクがキャ
リア16cから出力される。すなわち、モータジェネレ
ータ14のトルクの(1+ρE )/ρE 倍の高トルク発
進を行うことができるのである。また、モータ電流を遮
断してモータジェネレータ14を無負荷状態とすれば、
ロータ軸14rが逆回転させられるだけでキャリア16
cからの出力は0となり、車両停止状態となる。すなわ
ち、この場合の遊星歯車装置16は発進クラッチおよび
トルク増幅装置として機能するのであり、モータトルク
(回生制動トルク)TM を0から徐々に増大させて反力
を大きくすることにより、エンジントルクTE の(1+
ρE )倍の出力トルクで車両を滑らかに発進させること
ができるのである。
ギヤ比をρE とすると、エンジントルクTE :遊星歯車
装置16の出力トルク:モータトルクTM =1:(1+
ρE):ρE となるため、例えばギヤ比ρE を一般的な
値である0.5程度とすると、エンジントルクTE の半
分のトルクをモータジェネレータ14が分担することに
より、エンジントルクTE の約1.5倍のトルクがキャ
リア16cから出力される。すなわち、モータジェネレ
ータ14のトルクの(1+ρE )/ρE 倍の高トルク発
進を行うことができるのである。また、モータ電流を遮
断してモータジェネレータ14を無負荷状態とすれば、
ロータ軸14rが逆回転させられるだけでキャリア16
cからの出力は0となり、車両停止状態となる。すなわ
ち、この場合の遊星歯車装置16は発進クラッチおよび
トルク増幅装置として機能するのであり、モータトルク
(回生制動トルク)TM を0から徐々に増大させて反力
を大きくすることにより、エンジントルクTE の(1+
ρE )倍の出力トルクで車両を滑らかに発進させること
ができるのである。
【0062】エンジントルクTE およびモータトルクT
M は、例えばアクセル操作量θACなどから求められる要
求出力Pdが得られるように制御される。要求出力Pd
は、走行抵抗を含む車両の走行に必要な出力で、アクセ
ル操作量θACやその変化速度、車速V(出力軸回転数N
O )、自動変速機18の変速段などに基づいて、予め定
められたデータマップや演算式などにより算出される。
なお、モータ回転数N M すなわちサンギヤ16sの回転
数が0となるまでは、モータジェネレータ14が回生制
御されて蓄電装置58が充電されるが、それ以後はエン
ジン12と同じ回転方向へ回転するように力行制御さ
れ、蓄電装置58は放電状態となる。また、モータトル
クTM の増大に対応して、スロットル弁開度や燃料噴射
量を増大させてエンジン12の出力を大きくするように
なっており、反力の増大に伴うエンジン回転数NE の低
下に起因するエンジンストール等を防止している。
M は、例えばアクセル操作量θACなどから求められる要
求出力Pdが得られるように制御される。要求出力Pd
は、走行抵抗を含む車両の走行に必要な出力で、アクセ
ル操作量θACやその変化速度、車速V(出力軸回転数N
O )、自動変速機18の変速段などに基づいて、予め定
められたデータマップや演算式などにより算出される。
なお、モータ回転数N M すなわちサンギヤ16sの回転
数が0となるまでは、モータジェネレータ14が回生制
御されて蓄電装置58が充電されるが、それ以後はエン
ジン12と同じ回転方向へ回転するように力行制御さ
れ、蓄電装置58は放電状態となる。また、モータトル
クTM の増大に対応して、スロットル弁開度や燃料噴射
量を増大させてエンジン12の出力を大きくするように
なっており、反力の増大に伴うエンジン回転数NE の低
下に起因するエンジンストール等を防止している。
【0063】ステップS10で選択されるモード7は、
図7から明らかなように第1クラッチCE1 を係合(O
N)し、第2クラッチCE2 を解放(OFF)し、エン
ジン12を運転状態とし、モータジェネレータ14を無
負荷状態として電気的にニュートラルとするもので、モ
ータジェネレータ14のロータ軸14rが逆方向へ自由
回転させられることにより、自動変速機18の入力軸2
6に対する出力が零となる。これにより、モード3など
エンジン12を動力源とする走行中の車両停止時に一々
エンジン12を停止させる必要がないとともに、前記モ
ード5のエンジン発進が実質的に可能となる。
図7から明らかなように第1クラッチCE1 を係合(O
N)し、第2クラッチCE2 を解放(OFF)し、エン
ジン12を運転状態とし、モータジェネレータ14を無
負荷状態として電気的にニュートラルとするもので、モ
ータジェネレータ14のロータ軸14rが逆方向へ自由
回転させられることにより、自動変速機18の入力軸2
6に対する出力が零となる。これにより、モード3など
エンジン12を動力源とする走行中の車両停止時に一々
エンジン12を停止させる必要がないとともに、前記モ
ード5のエンジン発進が実質的に可能となる。
【0064】一方、ステップS7の判断が否定された場
合、すなわちエンジン発進の要求がない場合にはステッ
プS11を実行し、要求出力Pdが予め設定された第1
判定値P1以下か否かを判断する。第1判定値P1はエ
ンジン12のみを動力源として走行する中負荷領域とモ
ータジェネレータ14のみを動力源として走行する低負
荷領域の境界値であり、エンジン12による充電時を含
めたエネルギー効率を考慮して、排出ガス量や燃料消費
量などができるだけ少なくなるように実験等によって定
められている。
合、すなわちエンジン発進の要求がない場合にはステッ
プS11を実行し、要求出力Pdが予め設定された第1
判定値P1以下か否かを判断する。第1判定値P1はエ
ンジン12のみを動力源として走行する中負荷領域とモ
ータジェネレータ14のみを動力源として走行する低負
荷領域の境界値であり、エンジン12による充電時を含
めたエネルギー効率を考慮して、排出ガス量や燃料消費
量などができるだけ少なくなるように実験等によって定
められている。
【0065】ステップS11の判断が肯定された場合、
すなわち要求出力Pdが第1判定値P1以下の場合に
は、ステップS12で蓄電量SOCが予め設定された最
低蓄電量A以上か否かを判断し、SOC≧Aであればス
テップS13でモード1を選択する。一方、SOC<A
であればステップS14でモード3を選択する。
すなわち要求出力Pdが第1判定値P1以下の場合に
は、ステップS12で蓄電量SOCが予め設定された最
低蓄電量A以上か否かを判断し、SOC≧Aであればス
テップS13でモード1を選択する。一方、SOC<A
であればステップS14でモード3を選択する。
【0066】最低蓄電量Aはモータジェネレータ14を
動力源として走行する場合に蓄電装置58から電気エネ
ルギーを取り出すことが許容される最低の蓄電量であ
り、蓄電装置58の充放電効率などに基づいて例えば7
0%程度の値が設定される。
動力源として走行する場合に蓄電装置58から電気エネ
ルギーを取り出すことが許容される最低の蓄電量であ
り、蓄電装置58の充放電効率などに基づいて例えば7
0%程度の値が設定される。
【0067】上記モード1は、前記図7から明らかなよ
うに第1クラッチCE1 を解放(OFF)し、第2クラ
ッチCE2 を係合(ON)し、エンジン12を停止し、
モータジェネレータ14を要求出力Pdで回転駆動させ
るもので、モータジェネレータ14のみを動力源として
車両を走行させる。
うに第1クラッチCE1 を解放(OFF)し、第2クラ
ッチCE2 を係合(ON)し、エンジン12を停止し、
モータジェネレータ14を要求出力Pdで回転駆動させ
るもので、モータジェネレータ14のみを動力源として
車両を走行させる。
【0068】この場合も、第1クラッチCE1 が解放さ
れてエンジン12が遮断されるため、前記モード6と同
様に引き擦り損失が少なく、自動変速機18を適当に変
速制御することにより効率の良いモータ駆動制御が可能
である。
れてエンジン12が遮断されるため、前記モード6と同
様に引き擦り損失が少なく、自動変速機18を適当に変
速制御することにより効率の良いモータ駆動制御が可能
である。
【0069】また、このモード1は、要求出力Pdが第
1判定値P1以下の低負荷領域で且つ蓄電装置58の蓄
電量SOCが最低蓄電量A以上の場合に実行されるた
め、エンジン12を動力源として走行する場合よりもエ
ネルギー効率が優れていて燃費や排出ガスを低減できる
とともに、蓄電装置58の蓄電量SOCが最低蓄電量A
より低下して充放電効率等の性能を損なうことがない。
1判定値P1以下の低負荷領域で且つ蓄電装置58の蓄
電量SOCが最低蓄電量A以上の場合に実行されるた
め、エンジン12を動力源として走行する場合よりもエ
ネルギー効率が優れていて燃費や排出ガスを低減できる
とともに、蓄電装置58の蓄電量SOCが最低蓄電量A
より低下して充放電効率等の性能を損なうことがない。
【0070】ステップS14で選択されるモード3は、
図7から明らかなように第1クラッチCE1 および第2
クラッチCE2 を共に係合(ON)し、エンジン12を
運転状態とし、モータジェネレータ14を回生制動によ
り充電状態とするもので、エンジン12の出力で車両を
走行させながら、モータジェネレータ14によって発生
した電気エネルギーを蓄電装置58に充電する。エンジ
ン12は、要求出力Pd以上の出力で運転させられ、そ
の要求出力Pdより大きい余裕動力分だけモータジェネ
レータ14で消費されるように、そのモータジェネレー
タ14の電流制御が行われる。
図7から明らかなように第1クラッチCE1 および第2
クラッチCE2 を共に係合(ON)し、エンジン12を
運転状態とし、モータジェネレータ14を回生制動によ
り充電状態とするもので、エンジン12の出力で車両を
走行させながら、モータジェネレータ14によって発生
した電気エネルギーを蓄電装置58に充電する。エンジ
ン12は、要求出力Pd以上の出力で運転させられ、そ
の要求出力Pdより大きい余裕動力分だけモータジェネ
レータ14で消費されるように、そのモータジェネレー
タ14の電流制御が行われる。
【0071】一方、前記ステップS11の判断が否定さ
れた場合、すなわち要求出力Pdが第1判定値P1より
大きい場合には、ステップS15において、要求出力P
dが第1判定値P1より大きく第2判定値P2より小さ
いか否か、すなわちP1<Pd<P2か否かを判断す
る。
れた場合、すなわち要求出力Pdが第1判定値P1より
大きい場合には、ステップS15において、要求出力P
dが第1判定値P1より大きく第2判定値P2より小さ
いか否か、すなわちP1<Pd<P2か否かを判断す
る。
【0072】第2判定値P2は、エンジン12のみを動
力源として走行する中負荷領域とエンジン12およびモ
ータジェネレータ14の両方を動力源として走行する高
負荷領域の境界値であり、エンジン12による充電時を
含めたエネルギー効率を考慮して、排出ガス量や燃料消
費量などができるだけ少なくなるように実験等によって
予め定められている。
力源として走行する中負荷領域とエンジン12およびモ
ータジェネレータ14の両方を動力源として走行する高
負荷領域の境界値であり、エンジン12による充電時を
含めたエネルギー効率を考慮して、排出ガス量や燃料消
費量などができるだけ少なくなるように実験等によって
予め定められている。
【0073】そして、P1<Pd<P2であればステッ
プS16でSOC≧Aか否かを判断し、SOC≧Aの場
合にはステップS17でモード2を選択し、SOC<A
の場合には前記ステップS14でモード3を選択する。
プS16でSOC≧Aか否かを判断し、SOC≧Aの場
合にはステップS17でモード2を選択し、SOC<A
の場合には前記ステップS14でモード3を選択する。
【0074】また、Pd≧P2であればステップS18
でSOC≧Aか否かを判断し、SOC≧Aの場合にはス
テップS19でモード4を選択し、SOC<Aの場合に
はステップS17でモード2を選択する。
でSOC≧Aか否かを判断し、SOC≧Aの場合にはス
テップS19でモード4を選択し、SOC<Aの場合に
はステップS17でモード2を選択する。
【0075】上記モード2は、前記図7から明らかなよ
うに第1クラッチCE1 および第2クラッチCE2 を共
に係合(ON)し、エンジン12を要求出力Pdで運転
し、モータジェネレータ14を無負荷状態とするもの
で、エンジン12のみを動力源として車両を走行させ
る。
うに第1クラッチCE1 および第2クラッチCE2 を共
に係合(ON)し、エンジン12を要求出力Pdで運転
し、モータジェネレータ14を無負荷状態とするもの
で、エンジン12のみを動力源として車両を走行させ
る。
【0076】また、モード4は、第1クラッチCE1 お
よび第2クラッチCE2 を共に係合(ON)し、エンジ
ン12を運転状態とし、モータジェネレータ14を回転
駆動するもので、エンジン12およびモータジェネレー
タ14の両方を動力源として車両を高出力走行させる。
よび第2クラッチCE2 を共に係合(ON)し、エンジ
ン12を運転状態とし、モータジェネレータ14を回転
駆動するもので、エンジン12およびモータジェネレー
タ14の両方を動力源として車両を高出力走行させる。
【0077】このモード4は、要求出力Pdが第2判定
値P2以上の高負荷領域で実行されるが、エンジン12
およびモータジェネレータ14を併用しているため、エ
ンジン12およびモータジェネレータ14の何れか一方
のみを動力源として走行する場合に比較してエネルギー
効率が著しく損なわれることがなく、燃費や排出ガスを
低減できる。また、蓄電量SOCが最低蓄電量A以上の
場合に実行されるため、蓄電装置58の蓄電量SOCが
最低蓄電量Aより低下して充放電効率等の性能を損なう
ことがない。
値P2以上の高負荷領域で実行されるが、エンジン12
およびモータジェネレータ14を併用しているため、エ
ンジン12およびモータジェネレータ14の何れか一方
のみを動力源として走行する場合に比較してエネルギー
効率が著しく損なわれることがなく、燃費や排出ガスを
低減できる。また、蓄電量SOCが最低蓄電量A以上の
場合に実行されるため、蓄電装置58の蓄電量SOCが
最低蓄電量Aより低下して充放電効率等の性能を損なう
ことがない。
【0078】上記モード1〜4の運転条件についてまと
めると、蓄電量SOC≧Aであれば、Pd≦P1の低負
荷領域ではステップS13でモード1を選択してモータ
ジェネレータ14のみを動力源として走行し、P1<P
d<P2の中負荷領域ではステップS17でモード2を
選択してエンジン12のみを動力源として走行し、P2
≦Pdの高負荷領域ではステップS19でモード4を選
択してエンジン12およびモータジェネレータ14の両
方を動力源として走行する。
めると、蓄電量SOC≧Aであれば、Pd≦P1の低負
荷領域ではステップS13でモード1を選択してモータ
ジェネレータ14のみを動力源として走行し、P1<P
d<P2の中負荷領域ではステップS17でモード2を
選択してエンジン12のみを動力源として走行し、P2
≦Pdの高負荷領域ではステップS19でモード4を選
択してエンジン12およびモータジェネレータ14の両
方を動力源として走行する。
【0079】また、SOC<Aの場合には、要求出力P
dが第2判定値P2より小さい中低負荷領域でステップ
S14のモード3を実行することにより蓄電装置58を
充電するが、要求出力Pdが第2判定値P2以上の高負
荷領域ではステップS17でモード2が選択され、充電
を行うことなくエンジン12により高出力走行が行われ
る。
dが第2判定値P2より小さい中低負荷領域でステップ
S14のモード3を実行することにより蓄電装置58を
充電するが、要求出力Pdが第2判定値P2以上の高負
荷領域ではステップS17でモード2が選択され、充電
を行うことなくエンジン12により高出力走行が行われ
る。
【0080】ステップS17のモード2は、P1<Pd
<P2の中負荷領域で且つSOC≧Aの場合、或いはP
d≧P2の高負荷領域で且つSOC<Aの場合に実行さ
れるが、中負荷領域では一般にモータジェネレータ14
よりもエンジン12の方がエネルギー効率が優れている
ため、モータジェネレータ14を動力源として走行する
場合に比較して燃費や排出ガスを低減できる。
<P2の中負荷領域で且つSOC≧Aの場合、或いはP
d≧P2の高負荷領域で且つSOC<Aの場合に実行さ
れるが、中負荷領域では一般にモータジェネレータ14
よりもエンジン12の方がエネルギー効率が優れている
ため、モータジェネレータ14を動力源として走行する
場合に比較して燃費や排出ガスを低減できる。
【0081】また、高負荷領域では、モータジェネレー
タ14およびエンジン12を併用して走行するモード4
が望ましいが、蓄電装置58の蓄電量SOCが最低蓄電
量Aより小さい場合には、上記モード2によるエンジン
12のみを動力源とする運転が行われることにより、蓄
電装置58の蓄電量SOCが最低蓄電量Aよりも少なく
なって充放電効率等の性能を損なうことが回避される。
タ14およびエンジン12を併用して走行するモード4
が望ましいが、蓄電装置58の蓄電量SOCが最低蓄電
量Aより小さい場合には、上記モード2によるエンジン
12のみを動力源とする運転が行われることにより、蓄
電装置58の蓄電量SOCが最低蓄電量Aよりも少なく
なって充放電効率等の性能を損なうことが回避される。
【0082】次に、本発明が適用された本実施例の特徴
部分、即ち、前記モード5が選択されてエンジン12お
よびモータジェネレータ14が協調制御されている場合
に、モータジェネレータ14を大型化させることなく、
エンジン12の吹き上がり等を防止するための制御作動
を図8のフローチャートに基づいて説明する。図8にお
いて、ステップSA3は前記エンジン出力トルク制限手
段に対応しており、ハイブリッド制御用コントローラ5
0により実行される。
部分、即ち、前記モード5が選択されてエンジン12お
よびモータジェネレータ14が協調制御されている場合
に、モータジェネレータ14を大型化させることなく、
エンジン12の吹き上がり等を防止するための制御作動
を図8のフローチャートに基づいて説明する。図8にお
いて、ステップSA3は前記エンジン出力トルク制限手
段に対応しており、ハイブリッド制御用コントローラ5
0により実行される。
【0083】図8において、ステップSA1では図6の
運転モード判断サブルーチンに従って、モード5が選択
されているか否かが、ハイブリッド制御用コントローラ
50により判断される。この判断が否定された場合は、
ステップSA2において、例えばアクセル操作量θACと
スロットル弁開度θthとの関係を表すマップ等が図9の
破線に示されるようにそのまま維持されることにより、
アクセル操作量θACに対して得られるエンジントルクT
E が通常通りの特性のまま維持される。なお、厳密には
本実施例では前記要求出力Pdをパラメータとして定め
られている。
運転モード判断サブルーチンに従って、モード5が選択
されているか否かが、ハイブリッド制御用コントローラ
50により判断される。この判断が否定された場合は、
ステップSA2において、例えばアクセル操作量θACと
スロットル弁開度θthとの関係を表すマップ等が図9の
破線に示されるようにそのまま維持されることにより、
アクセル操作量θACに対して得られるエンジントルクT
E が通常通りの特性のまま維持される。なお、厳密には
本実施例では前記要求出力Pdをパラメータとして定め
られている。
【0084】しかし、この判断が肯定された場合は、ス
テップSA3において、アクセル操作量θACとスロット
ル弁開度θthとの関係を表すマップ等が、図9の実線に
示されるようにスロットル弁開度θthの最大値が予め定
められた所定値θth * 以下に制限される。この所定値θ
th * は、モータジェネレータ14の最大出力トルクに基
づいて定められ、モード5を実行する場合にエンジント
ルクTE に対して必要とされる反力トルク(力行および
回生制動トルク)がモータジェネレータ14の最大出力
トルクとなる値で、例えば前記遊星歯車装置16のギヤ
比がρE で、モータジェネレータ14の最大出力トルク
がTMmaxの場合には、エンジントルクT E がTMmax/ρ
E となるスロットル弁開度θthである。尚、このように
アクセル操作量θACとスロットル弁開度θthとの関係を
表すマップ等を変更して一定値以上のスロットル弁開度
θthの増大を一律に禁止するフィードフォワード制御が
行われても良いが、エンジン回転数センサ42により検
出されるエンジン回転数N E が、例えば2000rpm
程度の所定の目標回転数NETとなるようにスロットル弁
開度θthを逐次調整するフィードバック制御が行われて
も良い。
テップSA3において、アクセル操作量θACとスロット
ル弁開度θthとの関係を表すマップ等が、図9の実線に
示されるようにスロットル弁開度θthの最大値が予め定
められた所定値θth * 以下に制限される。この所定値θ
th * は、モータジェネレータ14の最大出力トルクに基
づいて定められ、モード5を実行する場合にエンジント
ルクTE に対して必要とされる反力トルク(力行および
回生制動トルク)がモータジェネレータ14の最大出力
トルクとなる値で、例えば前記遊星歯車装置16のギヤ
比がρE で、モータジェネレータ14の最大出力トルク
がTMmaxの場合には、エンジントルクT E がTMmax/ρ
E となるスロットル弁開度θthである。尚、このように
アクセル操作量θACとスロットル弁開度θthとの関係を
表すマップ等を変更して一定値以上のスロットル弁開度
θthの増大を一律に禁止するフィードフォワード制御が
行われても良いが、エンジン回転数センサ42により検
出されるエンジン回転数N E が、例えば2000rpm
程度の所定の目標回転数NETとなるようにスロットル弁
開度θthを逐次調整するフィードバック制御が行われて
も良い。
【0085】上述のように本実施例によれば、前記モー
ド5が実行されることにより、エンジン12およびモー
タジェネレータ14が協調制御されている場合には、ス
テップSA3において、スロットル弁開度θthが所定値
θth * 以下に制限されるため、モータジェネレータ14
を大型化しなくとも、エンジントルクTE に対して必要
とされる反力トルクをモータジェネレータ12によって
負担することが可能で、エンジン12の吹き上がりや過
大な負荷によるモータジェネレータ14の耐久性の低下
が防止されるようになる。
ド5が実行されることにより、エンジン12およびモー
タジェネレータ14が協調制御されている場合には、ス
テップSA3において、スロットル弁開度θthが所定値
θth * 以下に制限されるため、モータジェネレータ14
を大型化しなくとも、エンジントルクTE に対して必要
とされる反力トルクをモータジェネレータ12によって
負担することが可能で、エンジン12の吹き上がりや過
大な負荷によるモータジェネレータ14の耐久性の低下
が防止されるようになる。
【0086】以上、本発明の一実施例を図面に基づいて
詳細に説明したが、本発明はその他の態様においても適
用される。
詳細に説明したが、本発明はその他の態様においても適
用される。
【0087】例えば、前述の実施例においては、後進1
段および前進5段の変速段を有する自動変速機18が用
いられていたが、図10に示されるように、前記副変速
機20を省略して前記主変速機22のみから成る自動変
速機60を採用し、図11に示されるように前進4段お
よび後進1段で変速制御を行うようにすることも可能で
ある。
段および前進5段の変速段を有する自動変速機18が用
いられていたが、図10に示されるように、前記副変速
機20を省略して前記主変速機22のみから成る自動変
速機60を採用し、図11に示されるように前進4段お
よび後進1段で変速制御を行うようにすることも可能で
ある。
【0088】本発明は、その主旨を逸脱しない範囲にお
いて、その他種々の態様で適用され得るものである。
いて、その他種々の態様で適用され得るものである。
【図1】本発明の一実施例であるハイブリッド駆動制御
装置の構成を説明する骨子図である。
装置の構成を説明する骨子図である。
【図2】図1のハイブリッド駆動制御装置に備えられて
いる制御系統を説明する図である。
いる制御系統を説明する図である。
【図3】図1の自動変速機の各変速段を成立させる係合
要素の作動を説明する図である。
要素の作動を説明する図である。
【図4】図1の自動変速機の油圧回路の一部を示す図で
ある。
ある。
【図5】図2のハイブリッド制御用コントローラと電気
式トルコンとの接続関係を説明する図である。
式トルコンとの接続関係を説明する図である。
【図6】図1のハイブリッド駆動制御装置の基本的な作
動を説明するフローチャートである。
動を説明するフローチャートである。
【図7】図6のフローチャートにおける各モード1〜9
の作動状態を説明する図である。
の作動状態を説明する図である。
【図8】本発明が適用された制御作動の要部を説明する
フローチャートである。
フローチャートである。
【図9】アクセル操作量とスロットル弁開度との対応関
係を示す図である。
係を示す図である。
【図10】図1の実施例とは異なる自動変速機を備えて
いるハイブリッド駆動制御装置の構成を説明する骨子図
である。
いるハイブリッド駆動制御装置の構成を説明する骨子図
である。
【図11】図10の自動変速機の各変速段を成立させる
係合要素の作動を説明する図である。
係合要素の作動を説明する図である。
10:ハイブリッド駆動制御装置 12:エンジン 14:モータジェネレータ 16:遊星歯車装置(3軸式動力入出力手段) 16r:リングギヤ(第1回転要素) 16s:サンギヤ(第2回転要素) 16c:キャリア(第3回転要素) 26:入力軸(出力部材) 50:ハイブリッド制御用コントローラ ステップS9:協調駆動手段 ステップSA3:エンジン出力トルク制限手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 三上 強 愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自動 車株式会社内
Claims (1)
- 【請求項1】 燃料の燃焼によって作動するエンジン
と、 電動モータおよび発電機の少なくとも一方として用いら
れるモータジェネレータと、 前記エンジンに連結される第1回転要素、前記モータジ
ェネレータに連結される第2回転要素、および出力部材
に連結される第3回転要素を有して、それらの間で機械
的に力を合成、分配する3軸式動力入出力手段と、 前記エンジンおよび前記モータジェネレータを協調制御
して前記出力部材を回転駆動する協調駆動手段とを有す
るハイブリッド駆動制御装置において、 前記協調駆動手段により前記エンジンおよび前記モータ
ジェネレータが協調制御される場合には、前記モータジ
ェネレータの最大出力トルクに基づいて、前記エンジン
の出力トルクを制限するエンジン出力トルク制限手段を
有することを特徴とするハイブリッド駆動制御装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP13530397A JPH10325344A (ja) | 1997-05-26 | 1997-05-26 | ハイブリッド駆動制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP13530397A JPH10325344A (ja) | 1997-05-26 | 1997-05-26 | ハイブリッド駆動制御装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10325344A true JPH10325344A (ja) | 1998-12-08 |
Family
ID=15148566
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP13530397A Pending JPH10325344A (ja) | 1997-05-26 | 1997-05-26 | ハイブリッド駆動制御装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH10325344A (ja) |
Cited By (7)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6960152B2 (en) | 2001-12-26 | 2005-11-01 | Aisin Aw Co., Ltd. | Hybrid vehicle drive control device, hybrid vehicle drive control method and program thereof |
| WO2006046770A1 (ja) * | 2004-10-27 | 2006-05-04 | Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha | 車両用駆動装置の制御装置 |
| WO2010052768A1 (ja) * | 2008-11-05 | 2010-05-14 | トヨタ自動車株式会社 | ハイブリッド車両の制御装置 |
| JP2010120636A (ja) * | 2009-12-21 | 2010-06-03 | Toyota Motor Corp | 車両用駆動装置の制御装置 |
| JP2010132283A (ja) * | 2009-12-21 | 2010-06-17 | Toyota Motor Corp | 車両用駆動装置の制御装置 |
| CN108869682A (zh) * | 2017-05-09 | 2018-11-23 | 丰田自动车株式会社 | 车辆用动力传递装置的控制装置 |
| DE102004027302B4 (de) * | 2003-06-05 | 2019-05-02 | Aisin Aw Co., Ltd. | Hybridfahrzeug-Antriebssteuerungsvorrichtung, Hybridfahrzeugantriebssteuerungsverfahren und zugehöriges Programm |
-
1997
- 1997-05-26 JP JP13530397A patent/JPH10325344A/ja active Pending
Cited By (12)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6960152B2 (en) | 2001-12-26 | 2005-11-01 | Aisin Aw Co., Ltd. | Hybrid vehicle drive control device, hybrid vehicle drive control method and program thereof |
| DE10296705B4 (de) * | 2001-12-26 | 2020-02-20 | Aisin Aw Co., Ltd. | Hybridfahrzeug-Antriebssteuergerät, Hybridfahrzeug-Antriebssteuerverfahren und deren Programm |
| DE102004027302B4 (de) * | 2003-06-05 | 2019-05-02 | Aisin Aw Co., Ltd. | Hybridfahrzeug-Antriebssteuerungsvorrichtung, Hybridfahrzeugantriebssteuerungsverfahren und zugehöriges Programm |
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| US7935021B2 (en) | 2004-10-27 | 2011-05-03 | Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha | Controller apparatus for vehicular device system |
| DE112005002717B4 (de) * | 2004-10-27 | 2019-07-18 | Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha | Steuervorrichtung für Fahrzeugantriebssystem |
| WO2010052768A1 (ja) * | 2008-11-05 | 2010-05-14 | トヨタ自動車株式会社 | ハイブリッド車両の制御装置 |
| JPWO2010052768A1 (ja) * | 2008-11-05 | 2012-03-29 | トヨタ自動車株式会社 | ハイブリッド車両の制御装置 |
| JP2010120636A (ja) * | 2009-12-21 | 2010-06-03 | Toyota Motor Corp | 車両用駆動装置の制御装置 |
| JP2010132283A (ja) * | 2009-12-21 | 2010-06-17 | Toyota Motor Corp | 車両用駆動装置の制御装置 |
| CN108869682A (zh) * | 2017-05-09 | 2018-11-23 | 丰田自动车株式会社 | 车辆用动力传递装置的控制装置 |
| CN108869682B (zh) * | 2017-05-09 | 2021-03-26 | 丰田自动车株式会社 | 车辆用动力传递装置的控制装置 |
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