JPH10326040A - 現像装置、現像剤担持体及び現像方法 - Google Patents
現像装置、現像剤担持体及び現像方法Info
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- JPH10326040A JPH10326040A JP7727998A JP7727998A JPH10326040A JP H10326040 A JPH10326040 A JP H10326040A JP 7727998 A JP7727998 A JP 7727998A JP 7727998 A JP7727998 A JP 7727998A JP H10326040 A JPH10326040 A JP H10326040A
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Abstract
電量を高めに保持させ、現像剤担持体上へのトナー融着
が発生しにくく、画像濃度の低下、白筋及びブロッチ等
を有効に防止しできる、あらゆる環境下の長期耐久にお
いても、安定な良好画像が得られる現像装置及び現像方
法を提供すること。 【解決手段】 正極性トナーを有する現像剤を現像剤担
持体上に担持させ、現像剤層厚規制部材で現像剤の薄層
を形成しながら、現像領域へと現像剤を搬送し、潜像担
持体上の潜像を現像剤により現像して可視像化する現像
装置において、現像剤担持体の表面に、導電性物質と、
フェノール樹脂と、鉄粉に対して正帯電性である第4級
アンモニウム塩化合物とを少なくとも含有する樹脂組成
物により形成された樹脂被覆層が設けられている現像装
置、現像剤担持体及び現像方法。
Description
いは静電記録誘導体等の像担持体上に形成された潜像を
現像して顕像化するための現像装置及び現像方法に関す
る。
ラム表面に形成された静電潜像を、一成分系現像剤であ
るトナーによって顕像化する現像装置としては、トナー
粒子相互の摩擦、現像剤担持体としての現像スリーブと
トナー粒子との摩擦、及び現像スリーブ上のトナー塗布
量を規制する部材(現像剤層厚規制部材)とトナー粒子
との摩擦等により、トナー粒子に正或いは負の電荷を与
え、この帯電されたトナーを現像スリーブ上に極めて薄
く塗布し、感光ドラムと現像スリーブとが対向している
現像領域に搬送して、該現像領域においてトナーを感光
ドラム表面の静電潜像に飛翔及び付着させ、感光ドラム
上の静電潜像をトナー像として顕像化する方式のものが
ある。
る現像剤担持体は、例えば、金属、合金又は金属化合物
を円筒状に成型し、その表面を、電解、ブラスト、ヤス
リ等で所定の表面粗度になるように処理したものが用い
られている。しかしながら、このような現像剤担持体を
使用した場合には、現像剤層厚規制部材によって現像剤
担持体表面に形成される現像剤層において、現像剤担持
体の表面近傍に存在する現像剤層中の現像剤が非常に高
い電荷を有することになり、現像剤担持体表面に鏡映力
によって強烈に引きつけられてしまい、トナーと現像剤
担持体との摩擦機会が持てなくなって、トナーが好適な
電荷を持てなくなることが生じる。このため、このよう
な状況下で画像を形成すると、充分な現像及び転写が行
われず、画像濃度ムラや文字飛び散り等の多い画像とな
ってしまう。
現像剤の低温定着化や高精細画像形成を実現するため、
トナーの小粒径化が望まれている。そして、このような
小粒径のトナーを用いる機種において上記したような従
来の現像剤担持体を使用した場合は、下記に説明するよ
うに、充分に現像剤の低温定着化及び高精細画像の形成
を実現させることが困難であった。例えば、現像剤の低
温定着化のためには、現像剤のガラス転移温度Tgをよ
り低めに設定したり、現像剤中にワックス等の低融点物
質を多めに添加したりする傾向にあるが、これらの現像
剤は、電子写真装置等の装置本体の昇温等に影響され
て、現像剤担持体上に融着し易く、画像濃度の低下、白
筋、ブロッチ等が生じる場合がある。
平2−284158号公報等には、高画質化、高精細化
のために、粒径の小さいトナーを用いることが提案され
ている。このような粒径の小さいトナーでは、単位重量
当りの表面積が大きくなるために、表面電荷が大きくな
り易く、所謂チャージアップ現象によりトナーが現像剤
担持体に固着し、その結果、新たに現像剤担持体上に供
給されてきた現像剤が帯電されにくくなり、現像剤の帯
電量が不均一となり易い。このため、画像上にスリーブ
ゴーストが発生し易く、得られる画像が、ベタ画像やハ
ーフトーン画像等にスジ状画像やモヤ状画像等の不均一
な画像になり易い。
報、特開平3−36570号公報等に、このような過剰
な電荷を有する現像剤の発生や、現像剤担持体への現像
剤の強固な付着を防止するため、樹脂中に、カーボン、
グラファイトのごとき導電性物質や固体潤滑剤を分散さ
せた樹脂組成物からなる被膜を現像剤担持体上に形成す
る方法が提案されている。
は、現像装置中で生じるトナーの過剰帯電を防止し、且
つトナーの帯電量を高めに保持させ、又、現像剤担持体
上へのトナー融着が発生しにくく、これらのことによっ
て引き起こされる画像濃度の低下、白筋及びブロッチ等
を有効に防止し得る現像装置及び現像方法を提供するこ
とにある。又、本発明の目的は、常温常湿の環境下にお
いては勿論のこと、高温高湿度或いは低湿度の環境下に
おいても良好な画像が得られる現像装置及び現像方法を
提供することにある。又、本発明の目的は、耐摩耗性に
優れた現像スリーブを提供することによって、あらゆる
環境下における長期耐久においても、安定な画像が得ら
れる現像装置及び現像方法を提供することにある。更
に、本発明の他の目的は、スリーブゴーストをなくすこ
とのできる現像装置及び現像方法を提供することであ
る。
明によって達成される。即ち、本発明は、現像容器内に
収容された正帯電性トナーを有する現像剤を現像剤担持
体上に担持させ、該現像剤担持体上に現像剤層厚規制部
材により現像剤の薄層を形成しながら、現像剤担持体と
潜像担持体とが対向する現像領域へと現像剤を搬送し、
該潜像担持体上の潜像を現像剤により現像して可視像化
する現像装置において、上記現像剤担持体の表面に、導
電性物質と、フェノール樹脂と、鉄粉に対して正帯電性
である第4級アンモニウム塩化合物とを少なくとも含有
する樹脂組成物により形成された樹脂被覆層が設けられ
ていることを特徴とする現像装置、現像剤担持体及び現
像方法である。
て、本発明をより詳細に説明する。先ず、本発明を特徴
づける現像剤担持体について説明する。本発明に用いら
れる現像剤担持体は、従来のものと同様の金属製等の円
筒状基体を有するが、本発明においては、該基体表面
に、導電性物質と、フェノール樹脂と、鉄粉に対して正
帯電性である第4級アンモニウム塩化合物とを少なくと
も含有する樹脂組成物により形成された樹脂被覆層が設
けられていることを特徴とする。以下、本発明で使用す
る現像剤担持体表面の樹脂被覆層(以下、単に被覆層と
も呼ぶ)の一例を図1に示しながら、その作用について
説明する。図1に示したように、金属製等の円筒状基体
5上に形成される被覆層1は、結着樹脂3であるフェノ
ール樹脂によって円筒状基体5の外周に形成されるが、
この被覆層1中には導電性物質が含有され、場合によっ
ては、図1に例示したもののように導電性物質と共に固
体潤滑剤4が含有されてもよい。
て鋭意検討を重ねた結果、被膜形成材料である結着樹脂
として、それ自身が鉄粉に対して正帯電性を有する第4
級アンモニウム塩化合物を含有するフェノール樹脂を使
用すれば、結着樹脂自身の帯電付与性を向上させること
ができるので、トナーの帯電量を高めに保持でき、且つ
導電性物質及び固体潤滑剤を用いることで、過剰な電荷
を有する現像剤の発生や、現像剤担持体への現像剤の強
固な付着を有効に防止することができ、更に、従来行わ
れている帯電付与粒子を添加した場合に比べて被覆層自
体の機械的強度や耐摩耗性が向上するので、長期耐久に
耐え、長期間安定して良好な画像を提供することが可能
となることを知見して本発明に至った。
を形成するための結着樹脂を上記したような構成とする
と、被覆層が、正帯電性トナーを有する現像剤に対して
良好な帯電付与物質となることについての明確な理由は
定かではないが、本発明で用いる、それ自身が鉄粉に対
して正帯電性である第4級アンモニウム塩化合物は、添
加されるとフェノール樹脂中に均一に分散され、更に、
加熱硬化して被膜を形成する際にフェノール樹脂の構造
中に取り込まれ、その結果、上記化合物を有するフェノ
ール樹脂組成物自身が負帯電性を有する物質へと変化す
る。従って、このような材料を用いて形成された被覆層
を有する現像剤担持体を用いれば、現像剤を好適に正極
性に帯電させることが可能となる。
た機能を有する第4級アンモニウム塩化合物としては、
鉄粉に対して正帯電性を有するものであればいずれのも
のでもよいが、例えば、下記一般式で表わされる化合物
が挙げられる。
よいアルキル基、置換基を有してもよいアリール基、ア
ルアルキル基を表わし、R1〜R4は夫々同一でも或いは
異なっていてもよい。X-は、酸の陰イオンを表わ
す。) 上記の一般式において、X-の酸イオンの具体例として
は、有機硫酸イオン、有機スルホン酸イオン、有機リン
酸イオン、モリブデン酸イオン、タングステン酸イオ
ン、モリブデン原子或いはタングステン原子を含むヘテ
ロポリ酸等が挙げられる。
ような、それ自身が鉄粉に対して負帯電性を有する含フ
ッ素第4級アンモニウム塩化合物についても検討を行っ
たが、該化合物の添加によっては本発明の所期の目的が
達成されないことがわかった。即ち、下記式で表される
化合物は、電子吸引性の強いフッ素原子が構造中にある
ので、それ自身が鉄粉に対して負帯電性を有するが、本
発明の場合と同様に、該化合物をフェノール樹脂中に分
散させた樹脂組成物を結着樹脂とし、これを加熱硬化さ
せて現像剤担持体上の被覆層を形成しても、それ自身が
鉄粉に対して正帯電性である第4級アンモニウム塩化合
物を含有させたフェノール樹脂を結着樹脂に用いる本発
明の場合ほどには、正帯電性の現像剤に対する高い正摩
擦帯電付与性は得られなかった。
料であるフェノール樹脂の正帯電性現像剤に対する正帯
電付与性を向上させる添加剤としては、本発明で使用す
る自身が鉄粉に対して正帯電性である第4級アンモニウ
ム塩化合物以外のものとしては、例えば、ネガ性シリカ
或はネガ性テフロン等の粒子も考えられるが、この場合
には、所望の正帯電付与性を得るにはこれらを大量に添
加する必要があり、被覆層としての強度低下を招き易
い。又、負帯電制御剤であるクロルフェノールを含むア
ゾナフトールのクロム錯体、クロルフェノールとアニリ
ドを含むアゾナフトールの鉄錯体、ジターシャリーブチ
ルサリチル酸クロム錯体等を添加した場合も、フェノー
ル樹脂製被膜の帯電付与性を多少は向上させ得るが、本
発明で用いる第4級アンモニウム塩化合物ほどの顕著な
効果はない。更に、上記に挙げた負帯電制御剤は、材料
によってはフェノール樹脂中に分散されにくく、その結
果、上記と同様に被覆層の強度低下を招き易いものがあ
る。
用いる特定の第4級アンモニウム塩化合物を添加した樹
脂組成物を使用して被覆層を形成すると、先に述べたよ
うに、結着樹脂であるフェノール樹脂を加熱硬化させて
被覆層を形成した場合に、該第4級アンモニウム塩化合
物がフェノール樹脂の構造中に取り込まれる。このた
め、前記したネガ性シリカ粒子或いはネガ性テフロン粒
子等のような粒子添加系の場合と異なり、部分的にでは
なく、被覆層全体として正帯電性現像剤に対する正摩擦
帯電付与性が向上する。更に、粒子添加系の被膜と異な
り、加工性が損なわれたり、被覆層の強度低下を生じる
こともない。従って、上記した結着樹脂を用いて形成さ
れた被覆層が設けられている現像剤担持体を有する現像
装置を用いることによって、常温常湿下においては勿論
のこと、高温高湿下、或いは低湿下においても良好な画
像を提供することが可能となる。更に、長期耐久におい
ても安定した画像の提供ができる。
粉に対して正帯電性である第4級アンモニウム塩化合物
としては、具体的には、以下のようなものが挙げられる
が、勿論、本発明は、これらに限定されるものではな
い。
4級アンモニウム塩化合物の添加量は、フェノール樹脂
100部に対して1〜100部とすることが好ましい。
1部未満では添加による帯電付与性の向上が見られず、
100部を超えると結着樹脂中への分散不良となり被膜
強度の低下を招き易い。
本発明において使用する結着樹脂を構成するフェノール
樹脂として、その製造工程において、触媒として含窒素
化合物を用いて製造されたものを用いると、特に、加熱
硬化時に第4級アンモニウム塩化合物がフェノール樹脂
の構造中に取り込まれ易く、好ましいことがわかった。
従って、本発明においては、このような作用を有する、
その製造工程において触媒として含窒素化合物を用いて
製造されたフェノール樹脂を現像剤担持体上の被覆層を
構成する材料の1つとして用いれば、良好な正帯電付与
性を有する現像装置の実現が可能となる。
脂の製造工程において触媒として用いられる含窒素化合
物としては、例えば、酸性触媒としては、硫酸アンモニ
ウム、燐酸アンモニウム、スルファミド酸アンモニウ
ム、炭酸アンモニウム、酢酸アンモニウム、マレイン酸
アンモニウムといったアンモニウム塩又はアミン塩類が
挙げられ、塩基性触媒としては、アンモニア、或は、ジ
メチルアミン、ジエチルアミン、ジイソプロピルアミ
ン、ジイソブチルアミン、ジアミルアミン、トリメチル
アミン、トリエチルアミン、トリn−ブチルアミン、ト
リアミルアミン、ジメチルベンジルアミン、ジエチルベ
ンジルアミン、ジメチルアニリン、ジエチルアニリン、
N,N−ジn−ブチルアニリン、N,N−ジアミルアニ
リン、N,N−ジt−アミルアニリン、N−メチルエタ
ノールアミン、N−エチルエタノールアミン、ジエタノ
ールアミン、トリエタノールアミン、ジメチルエタノー
ルアミン、ジエチルエタノールアミン、エチルジエタノ
ールアミン、n−ブチルジエタノールアミン、ジn−ブ
チルエタノールアミン、トリイソプロパノールアミン、
エチレンジアミン、ヘキサメチレンテトラミン等のアミ
ノ化合物、ピリジン、α−ピコリン、β−ピコリン、γ
−ピコリン、2,4−ルチジン、2,6−ルチジン等の
ピリジン及びその誘導体、キノリン化合物、イミダゾー
ル、2−メチルイミダゾール、2,4−ジメチルイミダ
ゾール、2−エチル−4−メチルイミダゾール、2−フ
ェニルイミダゾール、2−フェニル−4−メチルイミダ
ゾール、2−ヘプタデシルイミダゾール等のイミダゾー
ル及びその誘導体等の含窒素複素環式化合物等が挙げら
れる。
て現像剤担持体上に形成される被覆層は、チャージアッ
プによる現像剤の現像剤担持体上への固着や、現像剤の
チャージアップに伴って生じる現像剤担持体の表面から
現像剤への帯電付与不良を防ぐためには、導電性である
ことが望ましい。又、被覆層の体積抵抗値としては、好
ましくは104Ω・cm以下、より好ましくは103Ω・
cm以下である。即ち、被覆層の体積抵抗値が、104
Ω・cmを超えると現像剤への帯電付与不良が発生し易
く、その結果、ブロッチが発生し易い。
の値に調整するためには、下記に挙げる導電性物質を被
覆層中に含有させることが好ましい。この際に使用され
る導電性物質としては、例えば、アルミニウム、銅、ニ
ッケル、銀等の金属粉体、酸化アンチモン、酸化インジ
ウム、酸化スズ等の金属酸化物、カーボンファイバー、
カーボンブラック、グラファイト等の炭素物等が挙げら
れる。本発明においては、これらのうち、カーボンブラ
ック、とりわけ導電性のアモルファスカーボンは、特に
電気伝導性に優れ、高分子材料に充填して導電性を付与
したり、その添加量をコントロールするだけで、ある程
度任意の導電度を得ることができるため好適に用いられ
る。又、本発明において好適なこれらの導電性物質の添
加量は、結着樹脂100部に対して1〜100部の範囲
とすることが好ましい。
面への現像剤の付着をより軽減化するため、被覆層中に
固体潤滑剤を混合させることもできる。この際に使用し
得る固体潤滑剤としては、例えば、二硫化モリブデン、
窒化硼素、グラファイト、フッ化グラファイト、銀−セ
レンニオブ、塩化カルシウム−グラファイト、滑石が挙
げられる。又、本発明で使用することのできるこれらの
固体潤滑剤の添加量は、結着樹脂100部に対して1〜
100部の範囲とすることが好ましい。
成を有する現像剤担持体表面の被覆層の表面粗さは、J
IS中心線平均粗さ(Ra)で0.1〜3.5μmの範
囲にあることが好ましい。即ち、Raが0.1μm未満
では、現像剤担持体上におけるトナーの帯電量が高くな
り過ぎ現像性が不充分となるし、又、現像領域への現像
剤の搬送性に劣り、充分な画像濃度が得られにくくな
る。一方、Raが3.5μmを超えると、現像剤担持体
上に形成されるトナーコート層にムラが生じ、画像上で
の濃度ムラの原因となる。
得る現像剤担持体が組み込まれて構成される本発明の現
像装置の一例を、図を参照しながら説明する。図2は、
本発明の現像装置の一例を示す概略構成図である。図2
において、公知のプロセスにより形成された静電潜像を
担持する像担持体、例えば、電子写真感光ドラム7は、
矢印B方向に回転される。現像剤担持体としての現像ス
リーブ14は、ホッパー9によって供給された一成分磁
性現像剤である磁性トナー10を担持して、矢印A方向
に回転することによって、現像スリーブ14と感光ドラ
ム7とが対向している現像部D(現像領域)に磁性トナ
ー10を搬送する。この現像スリーブ14内には、磁性
トナー10を現像スリーブ14上に磁気的に吸引・保持
するための磁石11が配置されている。このような現像
スリーブ14上に担持された磁性トナー10は、現像ス
リーブ14との摩擦によって、感光ドラム7上の静電潜
像を現像可能にする摩擦帯電電荷を得る。
Dに搬送されていく磁性トナー10の層厚を規制するた
めに、強磁性金属からなる現像剤層厚規制部材である規
制ブレード8が、ホッパー9から、現像スリーブ14の
表面から約200〜300μmのギャップ幅をもって現
像スリーブ14に臨むように垂下されている。この結
果、現像スリーブ14内の磁石11の磁極N1からの磁
力線がブレード8に集中することにより、現像スリーブ
14上に磁性トナー10の薄層が形成される。尚、ブレ
ード8としては、非磁性ブレードを使用することもでき
る。
スリーブ14上に形成される磁性トナー10の薄層の厚
みは、現像部Dにおける現像スリーブ14と感光ドラム
7との間の最小間隙よりも、更に薄いものであることが
好ましい。このようなトナー薄層により静電潜像を現像
する方式の現像装置、即ち、非接触型現像装置に、本発
明は特に効果的である。しかし、勿論、現像部におい
て、トナー層の厚みが現像スリーブ14と感光ドラム7
との間の最小間隙以上の厚みである現像装置、即ち、接
触型現像装置にも、本発明は適用することができる。以
下、説明の煩雑さを避けるため、非接触型の現像装置を
例にとって、更に説明する。
ーブ14では、その表面に担持された磁性トナー10を
飛翔させるために、電源15により現像バイアス電圧が
印加される。本発明においては、この現像バイアス電圧
として直流電圧を使用するときは、静電潜像の画像部
(磁性トナー10が付着して可視化される領域)の電位
と背景部の電位との間の値の電圧を現像スリーブ14に
印加されることが好ましい。一方、現像画像の濃度を高
め或いは階調性を向上させるためには、現像スリーブ1
4に交番バイアス電圧を印加し、現像部Dに向きが交互
に反転する振動電界を形成してもよい。この場合には、
上記画像部の電位と背景部の電位の間の値を有する直流
電圧成分が重畳された交番バイアス電圧を、現像スリー
ブ14に印加することが好ましい。
像の高電位部にトナーを付着させて可視化する所謂正規
現像では、静電潜像の極性と逆極性に帯電するトナーを
使用し、一方、静電潜像の低電位部にトナーを付着させ
て可視化する所謂反転現像では、トナーは静電潜像の極
性と同極性に帯電するトナーを使用することが好まし
い。尚、高電位、低電位というのは、絶対値による表現
である。いずれにしても磁性トナー10は、現像スリー
ブ14との摩擦により静電潜像を現像するための極性に
帯電される。磁性トナー10に外添したシリカも、現像
スリーブ14との摩擦により帯電する。
より具体的に説明する。表1に、実施例及び比較例で得
られた現像剤担持体(現像スリーブ)の構成をまとめて
示した。 (実施例1)下記の材料を混合し、φ2mmのジルコニ
ア粒子を充填剤として、サンドミルにて3時間の分散処
理を行った後、ジルコニア粒子を篩いで分離し、IPA
で固形分を30%に調整して、フェノール樹脂中に鉄粉
に対して正帯電性である第4級アンモニウム塩化合物を
添加した樹脂組成物を得た。 ・カーボン 20質量部 ・グラファイト 80質量部 ・アンモニアを触媒として製造されたフェノール樹脂(固形分50%) 500質量部 ・下記式(1)の第4級アンモニウム塩化合物 50質量部 ・メタノール 150質量部
ついて、鉄粉との摩擦帯電量を市販の摩擦帯電量測定器
(東芝ケミカル製TB−200型)を用いてブローオフ
法により測定したところ、正極性であった。
ており、その組成は、C(カーボン)/GF(グラファ
イト)/B(フェノール樹脂)/P(第4級アンモニウ
ム塩化合物)=0.2/0.8/2.5/0.5であっ
た。次に、この樹脂組成物をスプレー法にて、φ20m
mのアルミニウム製の円筒体上に塗布して10μmの被
膜を形成させ、その後、熱風乾燥機により150℃で3
0分間加熱・硬化させて、表面に導電性の樹脂被覆層を
有する現像スリーブ1を作製した。上記で使用した樹脂
組成物の体積抵抗値を、絶縁シート上に塗料状の樹脂組
成物をバーコーターにてコートして乾燥させた後、これ
を定形にカットし、低抵抗率計ロレスター(三菱油化社
製)を用いて測定した。この結果、1.5×10Ω・c
mであった。
ン社製の複写機NP6035(商品名)に組み込み、2
4℃/65%RHの常温常湿(N/N)、24℃/10
%RHの常温低湿(N/L)、及び30℃/80%RH
の高温高湿(H/H)の3環境において画出しを行っ
た。その際、画出しに用いた現像剤としては、下記の構
成材料を溶融混練、粉砕及び分散して得られた、重量平
均粒径6μmの正帯電トナーに正帯電性外添剤として、
トリメトキシシリル−γ−プロピルベンジルアミンでカ
ップリング処理したコロイダルシリカを0.9%外添し
た正帯電性一成分系磁性現像剤を用いた。 ・スチレン−アクリル系樹脂(Tg56℃) 100質量部 ・マグネタイト 80質量部 ・正電荷制御剤 2質量部 ・低分子量ポリプロピレン 4質量部
ーコート層のコートムラ)の発生、ゴーストの発生及び
φ5画像濃度の変化について、常温常湿(N/N)、常
温低湿(N/L)及び高温高湿(H/H)の3環境下
で、以下の方法及び基準にて評価を行い、反転カブリに
ついては、常温低湿(N/L)環境で、以下の方法及び
基準にて評価した。
像を目視にて観察し、1枚後、1000枚後及び10万
枚後の画像について、ブロッチを以下の基準で評価し
た。その結果、表2に示した様に、良好な結果が得られ
た。 ◎:優秀 ○:良好 △:普通 ×:悪い
トーン画像を目視にて観察し、1枚後、1000枚後及
び10万枚後の画像についてゴーストを以下の基準で評
価した。その結果、表3に示した様に、良好な結果が得
られた。 ◎:優秀 ○:良好 △:普通 ×:悪い
枚、20万枚、25万枚及び30万枚画出し後におけ
る、画像比率5.5%のテストチャート上のφ5黒丸の
画像濃度を、反射濃度計RD918(マクベス社製)で
測定して、画像濃度の耐久について調べた。その結果、
図3(1)に示した様に、長期耐久についても、安定し
た画像濃度が得られた。
転カブリについて調べた。反転カブリは、複写機本体の
濃度補正キーを最も濃度薄になるように設定して画像を
形成した128g/m2の厚紙のベタ白部の反射率
(D1)を測定し、更に、画像形成に用いた厚紙と同一
カットの未使用の厚紙の反射率(D2)を測定し、D2−
D1の値を5点求め、その平均値をカブリ濃度とした。
その際の反射率は、TC−6DS(東京電色製)で測定
した。その結果、図3(2)に示した様に、良好な結果
が得られた。
下の方法で行った。即ち、現像剤担持体表面の形状に沿
った金属製の吸引口を取付けた、円筒濾紙を有する測定
容器を用いて、画像形成直後(5分以内)の現像剤担持
体表面上の現像剤層を過不足なく一様に吸引できるよう
に吸引圧を調整して、現像剤担持体表面上の現像剤を吸
引する。このとき吸引された現像剤の電荷Qを616デ
ィジタルエレクトロメーター(KEITHLEY製)で
測定し、又、この現像剤の質量Mを測定し、Q/M(m
C/kg)により現像剤のトリボ値を計算した。測定は
1000枚後に行った。その結果、表1に示した様に、
良好な結果が得られた。
像を目視にて観察し、1枚後、1000枚後及び10万
枚後の画像について白筋を以下の基準で評価した。その
結果、表4に示した様に、良好な結果が得られた。 ◎:優秀 ○:良好 △:普通 ×:悪い
表される第4級アンモニウム塩化合物の代わりに、下記
式(2)で表される第4級アンモニウム塩化合物を用い
た以外は、実施例1と同様の処方及び操作で、塗料状の
樹脂組成物を得た。尚、下記式(2)で表される第4級
アンモニウム塩化合物についても、鉄粉との摩擦帯電量
をブローオフ法により測定したところ、実施例1と同様
に正極性であった。
B/P=0.2/0.8/2.5/0.5であった。
又、本実施例で使用した塗料状の樹脂組成物について
も、実施例1と同様にして体積抵抗値を求めたところ、
その値は表1に示したようであった。この樹脂組成物
を、実施例1と同様のアルミニウム基体上に塗布・乾燥
・硬化させて、表面に導電性の樹脂被覆層を有する現像
スリーブ2を作製した。更に、得られた現像スリーブ2
を用いて実施例1と同様にして、画出し評価を行った。
その結果、表2、表3、表4及び図4に示した通り良好
な結果が得られた。
第4級アンモニウム塩化合物の代わりに、下記式(3)
で表される第4級アンモニウム塩化合物を用いた以外
は、実施例1と同様の処方及び操作で、塗料状の樹脂組
成物を得た。下記式(3)で表される第4級アンモニウ
ム塩化合物についても、鉄粉との摩擦帯電量をブローオ
フ法により測定したところ、実施例1と同様に正極性で
あった。
B/P=0.2/0.8/2.5/0.5であった。
又、本実施例で使用した塗料状の樹脂組成物について
も、実施例1と同様にして体積抵抗値を求めたところ、
その値は表1に示したようであった。この樹脂組成物
を、実施例1と同様にして、アルミニウム基体上に塗布
・乾燥・硬化させて、表面に導電性の樹脂被覆層を有す
る現像スリーブ3を作製した。更に、得られた現像スリ
ーブ3を用いて実施例1と同様にして、画出し評価を行
った。その結果、表2、表3、表4及び図5に示した通
り良好な結果が得られた。
第4級アンモニウム塩化合物の代わりに、下記式(4)
で表される第4級アンモニウム塩化合物を用いた以外
は、実施例1と同様の処方及び操作で、塗料状の樹脂組
成物を得た。下記式(4)で表される第4級アンモニウ
ム塩化合物も、鉄粉との摩擦帯電量をブローオフ法によ
り測定したところ、実施例1と同様に正極性であった。
B/P=0.2/0.8/2.5/0.5であった。
又、本実施例で使用した塗料状の樹脂組成物について
も、実施例1と同様にして体積抵抗値を求めたところ、
その値は表1に示したようであった。この樹脂組成物
を、実施例1と同様のアルミニウム基体上に塗布・乾燥
・硬化させて、表面に導電性の樹脂被覆層を有する現像
スリーブ4を作製した。更に、得られた現像スリーブ4
を用いて実施例1と同様にして、画出し評価を行った。
その結果、表2、表3、表4及び図6に示した通り良好
な結果が得られた。
mのジルコニア粒子を充填剤として、サンドミルにて3
時間の分散処理を行った後、ジルコニア粒子を篩いで分
離し、IPAで固形分を30%に調整して、フェノール
樹脂中に、鉄粉に対して正帯電性である第4級アンモニ
ウム塩化合物を添加した樹脂組成物を得た。 ・カーボン 20質量部 ・窒化硼素 160質量部 ・ヘキサメチレンテトラミンを触媒として製造されたフェノール樹脂(固形分 50%) 500質量部 ・式(1)の第4級アンモニウム塩化合物 50質量部 ・メタノール 150質量部
ており、その組成は、C(カーボン)/BN(窒化硼
素)/B(フェノール樹脂)/P(第4級アンモニウム
塩化合物)=0.2/1.6/2.5/0.5であっ
た。本実施例で使用した塗料状の樹脂組成物について
も、実施例1と同様にして体積抵抗値を求めたところ、
その値は表1に示したようであった。次に、この樹脂組
成物をスプレー法にて、φ20mmのアルミニウム製の
円筒体上に塗布し、10μmの被膜を形成させ、その
後、熱風乾燥機により150℃で30分間加熱・硬化さ
せて表面に導電性樹脂被覆層を有する現像スリーブ5を
作製した。更に、得られた現像スリーブ5を用いて実施
例1と同様にして、画出し評価を行った。その結果、表
2、表3、表4及び図7に示した通り良好な結果が得ら
れた。
第4級アンモニウム塩化合物の代わりに、実施例2で用
いた式(2)で表される鉄粉との帯電極性が正極性であ
る第4級アンモニウム塩化合物を用い、更に、ヘキサメ
チレンテトラミンを触媒として製造されたフェノール樹
脂の代わりに、トリメチルアミンを触媒として用いたフ
ェノール樹脂を使用する以外は実施例5と同様の処方及
び操作で、塗料状の樹脂組成物を得た。得られた樹脂組
成物の組成は、C/BN/B/P=0.2/1.6/
2.5/0.5であった。又、本実施例で使用した塗料
状の樹脂組成物についても、実施例1と同様にして体積
抵抗値を求めたところ、その値は表1に示したようであ
った。この樹脂組成物を用いて、実施例5と同様のアル
ミニウム基体上に塗布・乾燥・硬化させて、表面に導電
性の樹脂被覆層を有する現像スリーブ6を作製した。更
に、得られた現像スリーブ6を用いて実施例1と同様に
して、画出し評価を行った。その結果、表2、表3、表
4及び図8に示した通り良好な結果が得られた。
第4級アンモニウム塩化合物の代わりに、実施例3で用
いた式(3)の第4級アンモニウム塩化合物を用い、更
に、ヘキサメチレンテトラミンを触媒として製造された
フェノール樹脂の代わりに、トリエチルアミンを触媒と
して用いたフェノール樹脂を使用する以外は実施例5と
同様の処方及び操作で、塗料状の樹脂組成物を得た。得
られた樹脂組成物の組成は、C/BN/B/P=0.2
/1.6/2.5/0.5であった。又、本実施例で使
用した塗料状の樹脂組成物についても、実施例1と同様
にして体積抵抗値を求めたところ、その値は表1に示し
たようであった。この樹脂組成物を用いて、実施例5と
同様のアルミニウム基体上に塗布・乾燥・硬化させて、
表面に導電性の樹脂被覆層を有する現像スリーブ7を作
製した。更に、得られた現像スリーブ7を用いて実施例
1と同様にして、画出し評価を行った。その結果、表
2、表3、表4及び図9に示した通り良好な結果が得ら
れた。
第4級アンモニウム塩化合物の代わりに、実施例4で用
いた式(4)の第4級アンモニウム塩化合物を用い、更
に、ヘキサメチレンテトラミンを触媒として製造された
フェノール樹脂の代わりに、ピリジンを触媒として用い
たフェノール樹脂を使用する以外は実施例5と同様の処
方及び操作で、塗料状の樹脂組成物を得た。得られた樹
脂組成物の組成は、C/BN/B/P=0.2/1.6
/2.5/0.5であった。又、本実施例で使用した塗
料状の樹脂組成物についても、実施例1と同様にして体
積抵抗値を求めたところ、その値は表1に示したようで
あった。この樹脂組成物を用いて、実施例5と同様のア
ルミニウム基体上に塗布・乾燥・硬化させて、表面に導
電性の樹脂被覆層を有する現像スリーブ8を作製した。
更に、得られた現像スリーブ8を用いて実施例1と同様
にして、画出し評価を行った。その結果、表2、表3、
表4及び図10に示した通り、良好な結果が得られた。
mのジルコニア粒子を充填剤として、サンドミルにて3
時間の分散処理を行った後、ジルコニア粒子を篩いで分
離し、IPAで固形分を35%に調整して、フェノール
樹脂と鉄粉に対して正帯電性である第4級アンモニウム
塩化合物とを少なくとも有する樹脂組成物を得た。 ・カーボン 20質量部 ・二硫化モリブデン 160質量部 ・ヘキサメチレンテトラミンを触媒として製造されたフェノール樹脂(固形分 50%) 500質量部 ・式(1)の第4級アンモニウム塩化合物 50質量部 ・メタノール 150質量部 上記で得られた樹脂組成物は、塗料状をしており、その
組成は、C(カーボン)/MoS2(二硫化モリブデ
ン)/B(フェノール樹脂)/P(第4級アンモニウム
塩化合物)=0.2/1.6/2.5/0.5であっ
た。又、本実施例で使用した塗料状の樹脂組成物につい
ても、実施例1と同様にして体積抵抗値を求めたとこ
ろ、その値は表1に示したようであった。
φ20mmのアルミニウム製の円筒体上に塗布し、10
μmの被膜を形成させ、その後、熱風乾燥機により15
0℃で30分間加熱・硬化させて、表面に導電性の樹脂
被覆層を有する現像スリーブ9を作製した。更に、得ら
れた現像スリーブ9を用いて実施例1と同様にして、画
出し評価を行った。その結果、表2、表3、表4及び図
11に示した通り、良好な結果が得られた。
の第4級アンモニウム塩化合物の代わりに、実施例2で
用いた式(2)で表される、鉄粉との帯電極性が正極性
である第4級アンモニウム塩化合物を用い、更に、ヘキ
サメチレンテトラミンを触媒として製造されたフェノー
ル樹脂の代わりに、トリメチルアミンを触媒として用い
たフェノール樹脂を使用する以外は実施例9と同様の処
方及び操作で、塗料状の樹脂組成物を得た。得られた樹
脂組成物の組成は、C/MoS2/B/P=0.2/
1.6/2.5/0.5であった。又、本実施例で使用
した塗料状の樹脂組成物についても、実施例1と同様に
して体積抵抗値を求めたところ、その値は表1に示した
ようであった。この樹脂組成物を用いて、実施例9と同
様のアルミニウム基体上に塗布・乾燥・硬化させて、表
面に導電性の樹脂被覆層を有する現像スリーブ10を作
製した。更に、得られた現像スリーブ10を用いて実施
例1と同様にして、画出し評価を行った。その結果、表
2、表3、表4及び図12に示した通り、良好な結果が
得られた。
の第4級アンモニウム塩化合物の代わりに、実施例3で
用いた式(3)で表される、鉄粉との帯電極性が正極性
である第4級アンモニウム塩化合物を用い、更に、ヘキ
サメチレンテトラミンを触媒として製造されたフェノー
ル樹脂の代わりに、トリエチルアミンを触媒として用い
たフェノール樹脂を使用する以外は、実施例9と同様の
処方及び操作で、塗料状の樹脂組成物を得た。得られた
樹脂組成物の組成は、C/MoS2/B/P=0.2/
1.6/2.5/0.5であった。又、本実施例で使用
した塗料状の樹脂組成物についても、実施例1と同様に
して体積抵抗値を求めたところ、その値は表1に示した
ようであった。この樹脂組成物を用いて、実施例9と同
様のアルミニウム基体上に塗布・乾燥・硬化させて、表
面に導電性の樹脂被覆層を有する現像スリーブ11を作
製した。更に、得られた現像スリーブ11を用いて実施
例1と同様にして、画出し評価を行った。その結果、表
2、表3、表4及び図13に示した通り良好な結果が得
られた。
の第4級アンモニウム塩化合物の代わりに、実施例4で
用いた式(4)で表される、鉄粉との摩擦帯電極性が正
極性である第4級アンモニウム塩化合物を用い、更に、
ヘキサメチレンテトラミンを触媒として製造されたフェ
ノール樹脂の代わりに、ピリジンを触媒として用いたフ
ェノール樹脂を使用する以外は、実施例9と同様の処方
及び操作で、塗料状の樹脂組成物を得た。得られた樹脂
組成物の組成は、C/MoS2/B/P=0.2/1.
6/2.5/0.5であった。又、本実施例で使用した
塗料状の樹脂組成物についても、実施例1と同様にして
体積抵抗値を求めたところ、その値は表1に示したよう
であった。この樹脂組成物を用いて、実施例9と同様の
アルミニウム基体上に塗布・乾燥・硬化させて、表面に
導電性の樹脂被覆層を有する現像スリーブ12を作製し
た。更に、得られた現像スリーブ12を用いて実施例1
と同様にして、画出し評価を行った。その結果、表2、
表3、表4及び図14に示した通り良好な結果が得られ
た。
20mmのアルミニウム製円筒体の表面に、FGB#3
00でサンドブラストしただけのものを比較例1の現像
スリーブとした。これを用いて、実施例1と同様の方法
で画出し評価を行った。その結果、表2及び表3に示し
たように、ブロッチがひどく、これ以外の画像評価をす
ることは不可能であった。
例1と同様にして塗料状の樹脂組成物を得た。得られた
樹脂組成物は、塗料状をしており、その組成は、C/G
F/B/P=0.2/0.8/2.5/0であった。 ・カーボン 20質量部 ・グラファイト 80質量部 ・アンモニアを触媒として製造されたフェノール樹脂(固形分50%) 500質量部 ・IPA 100質量部 この樹脂組成物を用いて、実施例1と同様のアルミニウ
ム基体上に塗布・乾燥・硬化させて、表面に導電性の樹
脂被覆層を有する比較例2の現像スリーブを作製した。
この現像スリーブを用いて実施例1と同様にして画出し
評価した。その結果、表2、表3、表4及び図15に示
したように、カブリについては初期のみ若干悪いだけで
あったが、耐久での画像濃度の低下がみられた。又、本
比較例で使用した塗料状の樹脂組成物についても実施例
1と同様にして体積抵抗値を求めたところ、その値は表
1に示したようであった。
第4級アンモニウム塩化合物の代わりに、クロルフェノ
ールを含むアゾナフトールのクロム錯体(S)を用いた
以外は実施例1と同様の処方及び操作で樹脂組成物を作
製した。得られた樹脂組成物の組成は、C/GF/B/
S=0.2/0.8/2.5/0.5であった。ここ
で、クロルフェノールを含むアゾナフトールのクロム錯
体(S)の、鉄粉との摩擦帯電量を、実施例1と同様に
ブローオフ法により測定したところ、負極性であった。
又、本比較例で使用した塗料状の樹脂組成物についても
実施例1と同様にして体積抵抗値を求めたところ、その
値は表1に示したようであった。この樹脂組成物を用い
て、実施例1と同様のアルミニウム基体上に塗布・乾燥
・硬化させて、表面に導電性の樹脂被覆層を有する比較
例3の現像スリーブを作製した。更に、得られた現像ス
リーブを用いて実施例1と同様にして、画出し評価を行
った。その結果、表2、表3、表4及び図16に示した
通り、カブリについては50枚位までのカブリが悪く、
又、耐久で画像濃度の低下がみられた。
第4級アンモニウム塩化合物の代わりにニグロシン
(N)を用いた以外は実施例1と同様の処方及び操作で
樹脂組成物を作製した。得られた樹脂組成物の組成は、
C/GF/B/N=0.2/0.8/2.5/0.5)
であった。ここで、ニグロシンの鉄粉との摩擦帯電量
を、実施例1と同様にブローオフ法により測定したとこ
ろ正極性であった。又、本比較例で使用した塗料状の樹
脂組成物についても実施例1と同様にして体積抵抗値を
求めたところ、その値は表1に示したようであった。こ
の樹脂組成物を用いて、実施例1と同様のアルミニウム
基体上に塗布・乾燥・硬化させて、表面に導電性の樹脂
被覆層を有する比較例3の現像スリーブを作製した。更
に、得られた現像スリーブを用いて実施例1と同様にし
て、画出し評価を行った。その結果、表2、表3、表4
及び図17に示したように、カブリについては1000
枚位までのカブリが悪く、又、耐久の早い段階で画像濃
度の低下がみられた。
第4級アンモニウム塩化合物の代わりに、下記式(9)
の第4級アンモニウム塩化合物を用いた以外は実施例1
と同様の処方及び操作で樹脂組成物を得た。得られた樹
脂組成物の組成は、C/GF/B/P=0.2/0.8
/2.5/0.5であった。下記式(9)の第4級アン
モニウム塩化合物についても、鉄粉との摩擦帯電量を実
施例1と同様にブローオフ法により測定したが、実施例
1とは異なり負極性であった。又、本比較例で使用した
塗料状の樹脂組成物についても実施例1と同様にして体
積抵抗値を求めたところ、その値は表1に示したようで
あった。
基体上に、塗布・乾燥・硬化させて、表面に導電性の樹
脂被覆層を有する比較例5の現像スリーブを作製した。
更に、得られた現像スリーブを用いて実施例1と同様に
して、画出し評価を行った。その結果、表2、表3、表
4及び図18に示した通り、カブリについては10枚以
降は良好であったが、画像濃度の低下がみられた。
アを触媒として製造されたフェノールの代わりに、PM
MA樹脂を用いた以外は実施例1と同様の処方及び操作
で樹脂組成物を得た。得られた樹脂組成物の組成は、C
/GF/B/P=0.2/0.8/2.5/0.5であ
った。又、本比較例で使用した塗料状の樹脂組成物につ
いても実施例1と同様にして体積抵抗値を求めたとこ
ろ、その値は表1に示したようであった。この樹脂組成
物を用い、実施例1と同様のアルミニウム基体上に、塗
布・乾燥・硬化させて、表面に導電性の樹脂被覆層を有
する比較例6の現像スリーブを作製した。更に、得られ
た現像スリーブを用いて実施例1と同様にして、画出し
評価を行った。その結果、表2、表3、表4及び図19
に示した通り、カブリについては1000枚まで悪く、
画像濃度は初期から悪かった。
現像剤担持体の外周に設ける被覆層の形成材料として、
導電性物質と、フェノール樹脂と、鉄粉に対して自身が
正帯電性である第4級アンモニウム塩化合物を少なくと
も含有する樹脂組成物を用いることによって、上記樹脂
組成物を加熱硬化してフェノール樹脂被膜を形成した場
合に、従来行われている帯電付与粒子を添加した場合と
異なり、第4級アンモニウム塩化合物がフェノール樹脂
中に分散するのではなくその構造中に取り込まれるた
め、被覆層の耐磨耗性が格段に向上し、長期耐久に耐え
得るものとなる。
周に設けられる被覆層が、第4級アンモニウム塩化合物
がフェノール樹脂の構造中に取り込まれて形成されるた
め、フェノール樹脂自身の正帯電性トナーを有する現像
剤に対する正摩擦帯電付与性が向上する。従って、上記
の樹脂組成物を、正帯電性トナーを有する現像剤を用い
る現像剤担持体の表面上に形成する導電性被覆層の結着
樹脂材料として用いることで、現像剤への帯電付与性が
安定となり、且つ該被覆層の耐磨耗性が向上する。この
結果、常温常湿下においては勿論のこと、高温高湿や低
湿度下においても、画像濃度の低下、ゴースト、ブロッ
チ、及びベタカブリといった画質不良の発生しない高品
位の画像を長期に亘って得ることができ、安定した高品
位の画像の提供が可能となる。
外周に設ける被覆層を形成する結着樹脂にフェノール樹
脂を用いているので、正帯電性トナーを有する現像剤に
対する正摩擦帯電付与性のあるテフロン等のような各種
溶媒に溶け難い樹脂に比べ、現像剤担持体への塗工が容
易である。
部分断面図である。
示すグラフ。
示すグラフ。
示すグラフ。
示すグラフ。
示すグラフ。
示すグラフ。
示すグラフ。
を示すグラフ。
を示すグラフ。
移を示すグラフ。
移を示すグラフ。
移を示すグラフ。
を示すグラフ。
を示すグラフ。
を示すグラフ。
を示すグラフ。
を示すグラフ。
Claims (6)
- 【請求項1】 現像容器内に収容された正帯電性トナー
を有する現像剤を現像剤担持体上に担持させ、該現像剤
担持体上に現像剤層厚規制部材により現像剤の薄層を形
成しながら、現像剤担持体と潜像担持体とが対向する現
像領域へと現像剤を搬送し、該潜像担持体上の潜像を現
像剤により現像して可視像化する現像装置において、 上記現像剤担持体の表面に、導電性物質と、フェノール
樹脂と、鉄粉に対して正帯電性である第4級アンモニウ
ム塩化合物とを少なくとも含有する樹脂組成物により形
成された樹脂被覆層が設けられていることを特徴とする
現像装置。 - 【請求項2】 フェノール樹脂が、含窒素化合物を触媒
として用いて製造されたフェノール樹脂である請求項1
に記載の現像装置。 - 【請求項3】 現像容器内に収容された正帯電性トナー
を有する現像剤を現像剤担持体上に担持させ、該現像剤
担持体上に現像剤層厚規制部材により現像剤の薄層を形
成しながら、現像剤担持体と潜像担持体とが対向する現
像領域へと現像剤を搬送し、該潜像担持体上の潜像を現
像剤により現像して可視像化する現像装置に用いられる
現像剤担持体であって、 その表面に、導電性物質と、フェノール樹脂と、鉄粉に
対して正帯電性である第4級アンモニウム塩化合物とを
少なくとも含有する樹脂組成物により形成された樹脂被
覆層が設けられていることを特徴とする現像剤担持体。 - 【請求項4】 フェノール樹脂が、含窒素化合物を触媒
として用いて製造されたフェノール樹脂である請求項3
に記載の現像装置。 - 【請求項5】 現像容器内に収容された正帯電性トナー
を有する現像剤を現像剤担持体上に担持させ、該現像剤
担持体上に現像剤層厚規制部材により現像剤の薄層を形
成しながら、現像剤担持体と潜像担持体とが対向する現
像領域へと現像剤を搬送し、該潜像担持体上の潜像を現
像剤により現像して可視像化する現像方法において、 上記現像剤担持体の表面に、導電性物質と、フェノール
樹脂と、鉄粉に対して正帯電性である第4級アンモニウ
ム塩化合物とを少なくとも含有する樹脂組成物により形
成された樹脂被覆層が設けられていることを特徴とする
現像方法。 - 【請求項6】 フェノール樹脂が、含窒素化合物を触媒
として用いて製造されたフェノール樹脂である請求項5
に記載の現像方法。
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|---|---|---|---|
| JP7727998A JP3647253B2 (ja) | 1997-03-26 | 1998-03-25 | 現像装置、現像剤担持体及び現像方法 |
Applications Claiming Priority (3)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9-90023 | 1997-03-26 | ||
| JP9002397 | 1997-03-26 | ||
| JP7727998A JP3647253B2 (ja) | 1997-03-26 | 1998-03-25 | 現像装置、現像剤担持体及び現像方法 |
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| JP3647253B2 JP3647253B2 (ja) | 2005-05-11 |
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ID=26418385
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|---|---|---|---|
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Country Status (1)
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|---|---|
| JP (1) | JP3647253B2 (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6154625A (en) * | 1997-12-19 | 2000-11-28 | Canon Kabushiki Kaisha | Developing apparatus, apparatus unit, and image forming method |
| US7727619B2 (en) | 2003-10-31 | 2010-06-01 | Canon Kabushiki Kaisha | Developer carrying member and developing apparatus |
| US9026012B2 (en) | 2011-10-31 | 2015-05-05 | Canon Kabushiki Kaisha | Developer carrying member, process for its production, and developing assembly |
-
1998
- 1998-03-25 JP JP7727998A patent/JP3647253B2/ja not_active Expired - Fee Related
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| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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| US7727619B2 (en) | 2003-10-31 | 2010-06-01 | Canon Kabushiki Kaisha | Developer carrying member and developing apparatus |
| US9026012B2 (en) | 2011-10-31 | 2015-05-05 | Canon Kabushiki Kaisha | Developer carrying member, process for its production, and developing assembly |
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