JPH10326461A - ディスク,その識別方法,その識別装置,その再生装置 - Google Patents

ディスク,その識別方法,その識別装置,その再生装置

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JPH10326461A
JPH10326461A JP9149983A JP14998397A JPH10326461A JP H10326461 A JPH10326461 A JP H10326461A JP 9149983 A JP9149983 A JP 9149983A JP 14998397 A JP14998397 A JP 14998397A JP H10326461 A JPH10326461 A JP H10326461A
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JP
Japan
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disk
sector
disc
identification
arrangement
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JP9149983A
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Kazuhisa Ozaki
和久 尾崎
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Victor Company of Japan Ltd
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Victor Company of Japan Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 不正コピーを良好に識別してその防止を図る
とともに、簡便な設備で対応する。 【解決手段】 コピー機は、リードイン領域12のセク
タ余裕をとるため、リードイン領域12の開始セクタs
以前に余剰の開始セクタs−1を書き込む。また、リー
ドアウト領域16についても、終了セクタeの次にセク
タe+1を書き込む。データ領域14のロストセクタD
3は、コピー時に除かれる。ファイルF2は、不連続な
セクタ配置となっているため、連続的なセクタ構成に再
配置されてコピーされる。このようなコピー機の機能に
より、データ領域14の終了セクタは、(A)のコピー
前では「D7」であるが、(B)のコピー後では「D5」
になる。このようなコピーによるセクタ配置の変動を検
出することで、ディスクが識別される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、ディスク,その
識別方法,その識別装置,その再生装置にかかり、特に
TVゲーム用のソフトウエアが格納された光ディスクと
その識別及びその再生に好適なコピーセキュリティに対
する改良に関するものである。
【0002】
【背景技術】音声ソフトや映像ソフト,あるいはコンピ
ュータプログラムなどのソフト製品は、各種のディスク
例えばフレキシブルディスクに対するコピーやパーソナ
ルコンピュータのハードディスクに対するコピー,ある
いは改変を容易に行うことができ、著作権侵害が起きや
すいという特質がある。特にゲームなどのアプリケーシ
ョンソフトを中心に、多数の不正コピー品が横行してい
るのが現状である。
【0003】このため、従来からソフト製品の媒体には
不正コピーに対する防止措置が執られてきており、多数
の不正コピー防止技術が提案されている。これらの手法
は、信号的に不正コピーを識別する論理的手法と、物理
形状的に不正コピーを識別する物理的手法に大別され
る。どちらにおいても、基本的な発想としては、媒体自
体もしくは媒体外部に何らかの特異なコードを論理的も
しくは物理的に記録し、これを読み取ることで不正コピ
ーが識別される。例えば、ディスクにコピーできない特
異なコードを記録する。本来の情報である音声・映像や
プログラムなどの主情報をコピーできても、特異コード
部分はコピーされない。従って、再生時にその特異コー
ド部分を解読すれば、その解読の有無によって不正コピ
ー品と正規品を判別することができる。一般的には、相
当の設備を必要とする物理的手法のほうが、簡単な設備
で対応できる論理的手法よりも有効である。
【0004】一例を挙げると、特願平9−57012号
として出願されたものがある。これは、ディスク書込機
側が、コピー時に自己の判断でセクタを書き込む機能を
利用している。この機能を利用すれば、ディスクをコピ
ーすると物理セクタの配置が正規品と完全に一致しなく
なるようにできる。このため、明示的なコードがなくて
も、物理セクタの配置の変化を検出することで、正規品
とコピー品とを識別することができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、不正コピー
の防止には、以下のような観点からの配慮が必要とされ
る。 (1)セキュリティ情報記録の基本的機能として、セキ
ュリティ情報が主情報としては出力されず、外部から発
見できないようにすることが好ましい。すなわち、ディ
スクデータの信号処理装置の外部から不可視なデータ
や、SCSIなどの装置外のバスやOSレベルから見た
ときに無意味なデータをセキュリティデータとしてディ
スクに記録し、主情報の処理装置から出力されないよう
にする。
【0006】(2)ディスクの処理装置から出力された
主情報のデータをもとに不正コピーのディスクを製造し
ても、セキュリティ情報が複製されないようにする。ま
た、セキュリティ情報は、処理装置で確実に読み取るこ
とができ、正常に処理あるいは再生を行うことができる
ようにする。
【0007】(3)また、必須ではないが、ディスクの
物理的規格に準拠し、規格上の互換性を保てば、製造装
置の併用などディスク資源としての可用性が増して好ま
しい。例えば、CDプレーヤやパソコンのCD−ROM
ドライブなどに対応するディスクの物理的規格と同様の
規格とすることで、互換性を保つようにする。
【0008】(4)上述した特願平9−57012号の
ようなセクタ配置が一種の識別用コードになっている例
では、セクタの配置情報を再生機側で保持する必要があ
る。一方、その再生機側のメモリには自ずと容量の限界
があり、セクタ配置情報の種類は数種に限られてしま
い、ディスクもそれに合わせて数種類のものに限定され
てしまう。ところが、上述したように不正コピーによる
被害は多大であり、より強固なコピー防止の手法が要求
されている。例えば、1つのセクタ配置情報が解析され
たとしても、その情報が他のディスクには適用できず、
従って不正コピーも防止されると好都合である。
【0009】本発明は、以上の点に着目したもので、そ
の目的は、不正コピーを良好に識別してその防止を図る
とともに、簡便な設備で対応でき、更には互換性も維持
することである。他の目的は、豊富な種類によって極め
て強力なコピー防止を可能とするとともに、再生機側の
メモリ容量も節約することである。
【0010】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、この発明のディスクは、ディスク(10)全体の物理
セクタの配置情報を、ディスク識別のためにディスク情
報の管理領域(12,p)内に記録したことを特徴とする。
他のディスクは、ディスク識別のために、ユーザファイ
ル(F1,F2)の物理セクタの配置情報を、ディスク情報
の管理領域(12,p)内に第1のテーブル(TA)として記
録するとともに、ユーザデータの管理領域(14,D0)内
に第2のテーブル(TB)として記録し、前記ユーザファ
イル中に、ディスクをコピーしたときにファイルのセク
タ配置が変動する少なくとも一つのセクタ(D3,D5)を
設けたことを特徴とする。
【0011】更に他のディスクは、ディスク全体の物理
セクタの配置情報と、ユーザファイルの物理セクタの配
置情報とを、ディスク識別のためにディスク情報の管理
領域内に第1のテーブルとして記録するとともに、ユー
ザファイルの物理セクタの配置情報を、ディスク識別の
ためにユーザデータの管理領域内に第2のテーブルとし
て記録し、前記ユーザファイル中に、ディスクをコピー
したときにファイルのセクタ配置が変動する少なくとも
一つのセクタを設けたことを特徴とする。
【0012】本発明のディスク識別方法は、前記ディス
ク全体の物理セクタの配置情報を参照するとともに、デ
ィスクコピーによる物理セクタ配置の変動を利用して、
ディスク識別を行うことを特徴とする。他のディスク識
別方法は、前記ユーザファイルの物理セクタの配置情報
を参照するとともに、ディスクコピーによるユーザファ
イルのセクタ配置の変動を利用して、ディスク識別を行
うことを特徴とする。更に他のディスク識別方法は、前
記2つの識別方法を組み合わせたことを特徴とする。
【0013】本発明のディスク識別装置は、コピーによ
って配置が変動する可能性のある物理セクタにアクセス
するアクセス手段(64,68,50),これによるアクセス結
果と、前記ディスク全体の物理セクタの配置情報を参照
して、ディスク識別を行う識別手段(64),を備えたこ
とを特徴とする。他のディスク識別装置は、第1のテー
ブルにおけるユーザファイルの物理セクタの配置情報
と、第2のテーブルにおけるユーザファイルの物理セク
タの配置情報を比較する比較手段(64),これによる比
較結果に基づいて、ディスク識別を行う識別手段(6
4),を備えたことを特徴とする。更に他のディスク識
別装置は、前記識別装置を組み合わせたことを特徴とす
る。
【0014】本発明のディスク再生装置は、前記いずれ
かの識別手段を含み、それら識別手段によってディスク
がコピーであると識別されたときは、そのディスクを排
除する排除手段(64,76)を備えたことを特徴とする。
【0015】ディスクのコピーを行うと、コピー機側の
プログラムによって、再生の余裕上余剰なセクタを追加
する,使用されていないセクタ(ロストセクタ)をなく
す,分散したファイル断片を連続してまとめる,といっ
た処理が行われる。すると、セクタ配置がコピー前の状
態から変動する。なお、ファイル名やファイルの大きさ
などは変化しない。
【0016】そこで、故意にセクタ配置の変動が生ずる
ようなセクタ配置とするとともに、そのセクタ配置情報
をテーブルとしてディスクに記録する。ディスクセット
時には、セクタ配置をテーブルを参照してチェックする
ことで、コピーディスクかどうかが識別される。この発
明の前記及び他の目的,特徴,利点は、以下の詳細な説
明及び添付図面から明瞭になろう。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、発明の実施の形態について
詳細に説明する。最初に、本発明の理解を容易にするた
め、図2を参照しながら片面記録用の光ディスクの物理
的トラック構成の一例について説明する。図2(A)に
一部分を示す例は、データブロックがセクタ分けされた
構造の光ディスクの例である。図2(A)において、ピ
ット列のトラックは、ディスク10上に螺旋状もしくは
同心円状に形成されている。そして、内周側がリードイ
ン領域12,外周側がリードアウト領域16となってお
り、それらに挟まれた中間部分がデータ領域14となっ
ている。
【0018】図2(B)には、それら領域のセクタが示
されている。この例では、リードイン領域12の開始セ
クタは「NO.s」となっており、データ領域14の開始
セクタは、「NO.D0」,終了セクタは「NO.Dn」とな
っている。また、リードアウト領域16の最終セクタは
「NO.e」となっている。各セクタは、リードイン領域
12からリードアウト領域16に向かって連続してお
り、セクタNO.も連続している。
【0019】リードイン領域12には、ディスクの物理
層管理情報,例えば読出専用かどうか,書換可能かどう
か,ユーザデータの開始セクタ番号などが記録されてい
る。すなわち、ディスク全体の情報であり、ユーザのデ
ータに依存しない情報が多く記録されている。データ領
域14は、主にユーザが使用する領域で、例えばディレ
クトリやユーザデータ,あるいはゲームプログラムなど
が記録されている。リードアウト領域16には、無音デ
ータなどが記録されている。このリードアウト領域16
は、データの終了を示すもので、データの記録領域の最
後からディスク最外周までの余白部分である。これら各
領域のピット列は、デコード,インターリーブ,訂正の
各処理を経て、物理ブロック(物理セクタ,物理フォー
マット)に再生される。そして更にデコードされ、画像
や音声,あるいはプログラムデータとして再生される。
【0020】次に、図1を参照しながら一形態にかかる
ディスクのセクタ構成について説明する。同図におい
て、リードイン領域12には物理セクタ管理テーブルT
Aが記録されている。この物理セクタ管理テーブルTA
には、ディスク全体の物理セクタ配置情報や、ユーザフ
ァイルの物理セクタ配置情報が記録されている。この物
理セクタ管理テーブルTAは、通常公開されているディ
スク全体の管理テーブルの領域外に、別言すれば外部か
ら不可視の領域であってコピー可能なディスク情報管理
領域に記録する。例えば、ベンダユニークなどの予約領
域といったディスク製造者に記録が任されている未定義
領域などが好都合である。なお、この物理セクタ管理テ
ーブルTAの存在やフォーマットなどは非公開とする。
【0021】更に、本形態では、図1に示すように、ユ
ーザが使用するデータ領域14の始めのユーザデータ管
理領域に、通常の論理フォーマットによるユーザファイ
ルの管理テーブルである論理管理テーブルTBが記録さ
れている。これは、一般にFAT(File Alocation Tab
le),ディレクトリなどと呼ばれており、どのようなデ
ィスクでもファイル管理用として必須のもので、当然公
開されたフォーマットである。図示の例では、論理管理
テーブルTBの後ろに、ユーザが使用するファイルF
1,F2,……,Fnが並んでいる。
【0022】図3には、物理セクタ管理テーブルTAの
具体例が示されている。例えば、同図(A)に示すよう
なセクタ構成であるとする。すなわち、リードイン領域
12はセクタNO.s〜p,データ領域14はセクタNO.
D0〜D7,リードアウト領域16の最終はセクタNO.e
となっている。物理セクタ管理テーブルTAは、リード
イン領域12内のセクタNO.pに記録されている。デー
タ領域14には、2つのファイルF1,F2があり、フ
ァイルF1はNO.D1,D2のセクタを占有しており、フ
ァイルF2はNO.D4,D6,D7のセクタを占有してい
る。
【0023】物理セクタ管理テーブルTAには様々な情
報が記録されるが、図3(B)にはそれらうちの主要な
ものが抜き出して示されている。まず、物理情報とし
て、リードイン開始セクタNO.s,データ開始セクタN
O.D0,データ終了セクタNO.D7,リードアウト領域終
了セクタNO.eが記録されている。これらが、ディスク
全体を記述している情報である。次に、論理情報とし
て、ファイルF1,F2の物理セクタ割り当てが記述さ
れている。すなわち、ファイルF1の記録セクタNO.D
1及びD2,ファイルF2の記録セクタNO.D4,D6,D
7が記録されている。これらが、個別論理情報である。
【0024】図4には、論理管理テーブルTBの具体例
が示されている。セクタは、同図(A)に示す構成であ
るとする。これは、前記図3(A)と同様である。論理
管理テーブルTBは、データ領域14のNO.D0のセク
タに記録されており、上述した図3の物理セクタ管理テ
ーブルTAの個別論理情報と同一の情報が記録されてい
る。この部分は、通常ディスク処理用のプログラムのO
Sが管理しており、フォーマットも公開されている。そ
して、OSから可視であり、コピーも可能である。な
お、本例では、図4(A)に示すように、データ領域1
4のセクタD3は、2つのファイルF1,F2からアク
セスされないロストセクタである。また、セクタD5
は、ファイルF2に属さない不連続ファイルとなってお
り、これによってファイルF2が意図的に分断された構
成となっている。
【0025】次に、図5〜図7も参照して、本形態にお
けるディスク識別の手法を説明する。図5(A)は、正
規のディスクのセクタ構成例であり、上述した図3
(A)と同様である。図5(B)は、前記(A)をコピー
したディスクのセクタ構成である。同図(B)中、
「*」は追加セクタを表わす。同図(A)のディスク
を、コピー機ないしは記録装置(図示せず)でコピーし
たとする。ディスクコピー機は、リードイン領域12の
セクタ余裕をとるため、リードイン領域12の開始セク
タs以前に余剰の開始セクタs−1を書き込む。また、
リードアウト領域16についても同様であり、余裕をと
るため、リードアウト領域16の終了セクタeより多く
セクタを書き込む。図示の例では、同図(B)に示すよ
うに、セクタe+1が記録されている。これは、リード
イン領域12やリードアウト領域16のセクタ数が少な
いときは、コピー機側において再生の余裕上危険である
と判断し、コピー機側で規定されているセクタ数を書き
足す機能を利用したものである。
【0026】次に、データ領域14のファイルF1は、
セクタが連続しているため、そのまま物理セクタD1,
D2としてコピーされる。しかし、セクタD3は、使用さ
れていないために詰めてファイルF2がコピーされる。
更に、ファイルF2は、同図(A)では不連続なセクタ
構成となっているため、同図(B)に示すように連続的
なセクタ構成に再配置され、セクタD3,D4,D5とし
てコピーされる。従って、データ領域14の終了セクタ
は、同図(A)のコピー前では「D7」であるが、同図
(B)のコピー後では「D5」になる。これは、コピー機
側における次の2つの機能を利用している。
【0027】(1)ディスクの記録領域を有効に利用す
るために不使用のセクタを詰め、コピー先のディスクに
はそのような不使用セクタを設けないようにする機能 (2)不連続又は複数のファイルが入り乱れて配置され
ているとアクセス時間がかかるので、同じファイルを連
続したセクタに再配置して最適化を行う機能
【0028】ディスクのコピーによって以上のようなセ
クタの再配置が行われるため、データ領域14の論理管
理テーブルTBは、図6に示すようになる。図6(A)
は、コピー後のセクタ配置のデータ領域部分を示すもの
であり、前記図5(B)と同じ内容である。コピー後の
データ領域D0の論理管理テーブルは、図6(B)に示す
ようになる。すなわち、ファイルF1の記録セクタNO
がD1及びD2,ファイルF2の記録セクタNOがD3〜D
5と連続したセクタ配置となる。すなわち、ロストセク
タや不連続セクタを除く処理後のセクタ配置に対応して
いる。なお、コピー前のセクタ配置とは異なるが、セク
タの割り当てが異なるだけなのでディスク管理上支障が
生ずることはない。
【0029】一方、図5に示すように、リードイン領域
12のセクタpにある物理セクタ管理テーブルTAは、
非公開なので改変されないもののアクセスは可能なの
で、コピー機によってそのままコピーされる。
【0030】このように、一方の物理セクタ管理テーブ
ルTAはそのままコピーされるものの、他方の論理管理
テーブルTBは図6のようにセクタ再配置に対応して変
化している。従って、コピーされたディスクでは、図7
に示すように、そのままコピーされた物理セクタ管理テ
ーブルTAと改変された論理管理テーブルTBの間で、
ファイル配置情報が異なるようになる。このため、再生
機(図示せず)側では、両テーブルの内容を比較してそ
の異同を検出することにより、正規品とコピー品とを良
好に識別することが可能となる。
【0031】次に、図8を参照しながら、本形態にかか
る識別・再生装置の構成を説明する。同図において、デ
ィスク10に記録されたピット列データを読み取るため
のピックアップ50の信号出力側は、アンプ52に接続
されている。アンプ52の出力側は、一方においてデー
タ処理系54に接続されている。データ処理系54に
は、デインターリーブ・訂正回路56,データデコーダ
58,ヘッダデコーダ60が含まれている。データデコ
ーダ58の出力側は、復号系62に接続されており、復
号系62の出力側は更に後処理系(図示せず)に接続さ
れている。一方、ヘッダデコーダ60の出力側はディス
クプロセッサ64に接続されている。ディスクプロセッ
サ64には、リードイン領域12内の物理セクタ管理テ
ーブルTAやデータ領域14内の論理管理テーブルTB
の記憶装置として、半導体RAMなどによるメモリ66
が接続されている。
【0032】上述したアンプ52の出力側はサーボ処理
系68に接続されている。サーボ処理系68の出力側は
ピックアップドライバ70,モータドライバ72にそれ
ぞれ接続されており、これらはピックアップ50,スピ
ンドルモータ74にそれぞれ接続されている。なお、サ
ーボ処理系68もディスクプロセッサ64に接続されて
いる。また、ディスクプロセッサ64の他にホストプロ
セッサ(メインプロセッサ)76が設けられている。
【0033】データ処理系54では、ピックアップ50
で読み込まれたデータのデインターリーブ,誤り訂正,
デコードが行われる。データデコーダ58では、各セク
タのメインデータ部分のデコードが行われ、ヘッダデコ
ーダ60では、上述した管理テーブルTA,TBや各セ
クタのヘッダ部分のデコードが行われてセクタNO.が読
み取られる。復号系62では、デコードされたメインデ
ータの復号がMPEGなどの規格に沿って行われ、これ
によって画像信号や音声信号が得られる。
【0034】一方、サーボ処理系68では、アンプ52
からの信号入力に基づいて、ピックアップ50の光ビー
ムがピット列をトレースするように、ピックアップ50
及びスピンドルモータ74のサーボ制御が行われる。こ
のようなディスク制御には、専用のディスクプロセッサ
64が使用される。他方、例えばゲ−ム用のメインCP
Uとしてホストプロセッサ76が設けられており、ディ
スクプロセッサ64と分業が行われている。以上の通常
再生動作は、一般的なディスク再生装置と同様である。
【0035】次に、本実施例の特徴的な動作であるディ
スク識別の動作について、図9及び図10を参照しなが
ら説明する。図9及び図10のフローチャートは、ディ
スクプロセッサ64の動作を主として示すものである。
図9は、ディスク識別動作を物理セクタ管理テーブルT
Aの検証と、論理管理テーブルTBの検証に分けてサブ
ルーチン化したフローチャートである。また、図10
(A),(B)は、物理セクタ管理テーブルTAの検証動
作と、論理管理テーブルTBの検証動作をそれぞれ示す
フローチャートである。
【0036】まず、図9を参照して動作全体を説明す
る。ディスク10がセットされる(図9,ステップS1
0)。再生装置では、まずスピンドルモータ74によっ
てディスク10を回転させるとともに、ピックアップ5
0からレーザ光を出力し、各種サーボをかけてピット列
データの読出しの初期設定動作が行われる(ステップS
12)。
【0037】次に、ディスクプロセッサ64では、メモ
リ66に格納された管理テーブルTAを参照して、物理
セクタのチェックが行われる(ステップS16)。具体
的には、物理セクタ管理テーブルTAに記録されている
リードイン領域12の開始以前のセクタの存在と、リー
ドアウト領域16の終了以後のセクタの存在の検証が行
われる。その結果、セットされているディスクが正規の
ものでないと判断されたときは(ステップS18の
N)、その再生を停止してディスクを排出する(ステッ
プS20)。あるいは、その旨がホストプロセッサ76
に伝えられ、復号系62による復号処理が停止される。
【0038】一方、物理セクタの検証により正規のディ
スクであると判断されたときは(ステップS18の
Y)、論理セクタの検証が行われる(ステップS2
2)。具体的には、個別ファイルに対して物理セクタ管
理テーブルTAの内容と論理管理テーブルTBの内容と
が一致しているかどうかの検証が行われる(ステップS
22)。その結果、セットされているディスクが正規の
ものでないと判断されたときは(ステップS24の
N)、その再生を停止してディスクを排出する(ステッ
プS20)。あるいは、その旨がホストプロセッサ76
に伝えられ、復号系62による復号処理が停止される。
他方、正規のディスクであると判断されたときは(ステ
ップS24のY)、通常の再生動作が実行される(ステ
ップS26)。
【0039】次に、図10(A)を参照して、物理セク
タチェックの動作を説明する。同図のフローチャート
は、図9のステップS16,S18に対応する。この動
作では、まず、リードイン領域12内にあるセクタNO.
pにシークして、図3(B)に示した物理セクタ管理テ
ーブルTAが読み出され、前記メモリ66に格納される
(ステップS30)。そして、この物理セクタ管理テー
ブルTA中の物理情報を参照して、ディスク全体のレベ
ルで検証が行われる。上述したように、物理セクタ管理
テーブルTAには、リードイン領域開始セクタNO.が
「s」と記録されている。そこで、ディスクプロセッサ
64によって、セクタNO.「s−1」に対するシークが
指示される(ステップS31)。
【0040】図7に示したように、正規のディスクであ
ればセクタNO.「s」以前のセクタは存在しない。しか
し、コピーディスクの場合には、セクタNO.「s−1」
が存在する。ディスクプロセッサ64は、このような関
係を利用し、セクタNO.「s−1」にシークして読み出
すことができたらコピーディスクであると判断する(ス
テップS32のY,S34)。
【0041】同様の動作は、リードアウト領域16の終
了セクタ以降についても行われる。物理セクタ管理テー
ブルTAには、リードアウト領域終了セクタNO.が
「e」と記録されている。そこで、ディスクプロセッサ
64によって、セクタNO.「e+1」に対するシークが
指示される(ステップS36)。
【0042】図7に示したように、正規のディスクであ
ればセクタNO.「e」以降のセクタは存在しない。しか
し、コピーディスクの場合には、セクタNO.「e+1」
が存在する。ディスクプロセッサ64は、このような関
係を利用し、セクタNO.「e+1」にシークして読み出
すことができたらコピーディスクであると判断する(ス
テップS38のY,S34)。
【0043】セクタNO.「s−1」,セクタNO.「e+
1」がいずれも存在しないときは(ステップS32の
N,S38のN)、物理セクタ構成は正常であると判断
される(ステップS40)。
【0044】次に、図10(B)を参照して、論理セク
タチェックの動作を説明する。同図のフローチャート
は、図9のステップS22,S24に対応する。この動
作では、まず、データ領域14内にあるセクタNO.D0
にシークして論理管理テーブルTBが読み出され、メモ
リ66に格納される(ステップS50)。なお、物理セ
クタ管理テーブルTAは、図10(A)のステップS3
0で既にメモリ66に格納されている。そして、これら
管理テーブルTA,TB中の論理情報を参照して、個別
ファイルのセクタ配置レベルで検証が行われる。上述し
たように、ディスクのコピーによって不使用セクタや不
連続セクタが整理され、ファイルが記録されているセク
タ数が変動する。そこで、ディスクプロセッサ64によ
って、管理テーブルTA,TBのデータ終了セクタNO.
が比較される(ステップS52)。
【0045】図7に示したように、正規のディスクであ
ればデータ領域14の終了セクタNO.は「D7」であ
る。しかし、コピーディスクの場合には、終了セクタN
O.が「D5」となる。ディスクプロセッサ64は、この
ような関係を利用し、両者が一致しなければコピーディ
スクであると判断する(ステップS54のN,S5
6)。
【0046】次に、ディスクプロセッサ64は、各ファ
イルのセクタ配置を比較する(ステップS58)。図7
に示したように、正規のディスクであれば、ファイルF
1はセクタD1,D2,ファイルF2はセクタD4,D6,
D7となっている。しかし、コピーディスクの場合に
は、ファイルF1はセクタD1,D2,ファイルF2はセ
クタD3,D4,D5となっている。ディスクプロセッサ
64は、このような関係を利用し、両者が一致しなけれ
ばコピーディスクであると判断する(ステップS60の
N,S56)。
【0047】データ領域14の終了セクタが一致し、フ
ァイルのセクタ配置が一致したときは(ステップS54
のY,S58のY)、論理セクタ構成は正常であると判
断される(ステップS62)。
【0048】以上のように、各種の条件が全て揃ったと
きに初めてディスクが正規品であると識別し、ゲームプ
ログラムのロードや実行などの通常再生動作に移る。も
し、いずれか1つでも条件を満たさないときは、不正デ
ィスクであると識別し、ディスクの排出,動作の停止な
どの措置を執る。
【0049】このように、本形態によれば次のような効
果がある。 (1)物理セクタ管理テーブル及び論理管理テーブルを
利用して、コピーディスクを良好に識別することができ
る。
【0050】(2)管理テーブルという物理セクタ単位
の記録を変更するのみなので、ディスク製造装置のデジ
タルデータエンコーダに若干の改造を行うのみでよく、
ピット列ウォブルのようなアナログ的操作を行う必要が
ないので、設備上比較的容易に対応できる。
【0051】(3)物理セクタ管理テーブルは、比較的
簡便に可視化可能である。しかし、セクタの配置情報が
変化しても論理的フォーマット上は矛盾がないので、O
Sレベルからでは全く正常なコピーが行われたように見
える。このため、セクタ配置の解析は困難で、より安全
性の高いコピー防止が可能となる。
【0052】(4)セクタNO.の配置のみが特異なた
め、この特異配置の変更処理を極めて容易に短時間で行
うことができ、ロットによってセクタ配置を変更したり
することが製造ライン上で実時間で可能である。従っ
て、ディスク製造に当ってコスト高となることはない。
【0053】(5)ディスクのタイトルの違いや、同一
タイトルであっても製造ロットの違いによって、ロスト
セクタや不連続セクタの配置変更を行うことが可能であ
り、それらロストセクタや不連続セクタの組み合わせに
よって多数のセクタ配置パターンを作ることができる。
従って、仮にあるディスクのセクタ配置パターンが解析
されたとしても、他のディスクを別のセクタ配置パター
ンとすることで、全てのディスクについて一度にコピー
防止策が見破られる恐れはなく、極めて強力なコピー防
止が可能となる。
【0054】(6)ディスク側にセクタ配置情報が記録
されており、その情報を識別・再生装置側に予め用意す
る必要がないので、簡便な設備で対応することができ
る。識別・再生装置側のメモリ容量も節約することがで
きる。
【0055】(7)メインデータの再生装置は通常のも
のと同様であるため、LSI化されたものをそのまま使
用することができる。ディスク識別には、ディスクプロ
セッサのファームウエアのみの改良で対応でき、コスト
的に有利である。
【0056】(8)メインデータと関係しないリードイ
ン部分の予約領域の操作であり、メインデータやユーザ
セクタに一切加工を施していない。従って、ユーザデー
タの信頼性はそのまま確保される。
【0057】(9)ディスクの物理規格に規定してある
部分以外のディスク製造者の予約部分の操作であり、デ
ィスク管理フォーマット上問題の生じない部分の操作で
ある。このため、メインデータ部分については、他のセ
キュリティ情報のないディスク、例えば音楽専用のディ
スクなどと良好に互換性を保つことができる。
【0058】この発明には数多くの実施の形態があり、
以上の開示に基づいて多様に改変することが可能であ
る。例えば、次のようなものも含まれる。 (1)前記実施形態は、一般的な光ディスク,すなわ
ち、ディスクのフォーマット上必要だがデータ内容にあ
まり意味がなく、通常再生しない部分(つまり、信号処
理回路における内部的な処理には必要だが、再生時に外
部に出力する必要のない外部から不可視な部分)が存在
するディスクに対する好適な適用例である。しかし、リ
ードイン領域にディスクメーカーが自由に記録できる予
約領域が設けられているようなフォーマットの光ディス
クであれば、CD−ROM,ミニディスク,MOディス
ク,DVD(Digital Video Disc)−ROM,磁気ディ
スクなど各種のディスク媒体に適用可能である。
【0059】(2)前記形態では、リードイン領域の開
始セクタやリードアウト領域の終了セクタなど各種の検
証項目を全てチェックすることとしたが、それらのうち
の少なくとも1つのチェックでディスク識別を行うこと
を妨げるものではない。
【0060】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
ディスク中の管理テーブルを利用してディスク識別を行
うこととしたので、次のような効果がある。 (1)不正コピーを良好に識別して、その防止を図るこ
とができる。 (2)互換性を維持しつつ簡便な設備で対応でき、識別
再生側のメモリ容量も節約できる。 (3)豊富な種類によって極めて強力にコピーを防止す
ることができる。 (4)主情報に加工を施さないため、主情報の信頼性は
そのまま確保される。
【図面の簡単な説明】
【図1】一形態におけるディスク全体の物理セクタ構成
を示す図である。
【図2】一般的なディスク全体の物理セクタ構成を示す
図である。
【図3】一形態における物理セクタ管理テーブルを示す
図である。
【図4】一形態における論理管理テーブルを示す図であ
る。
【図5】コピー前後の物理セクタ構成を示す図である。
【図6】コピー後の論理管理テーブルを示す図である。
【図7】コピー前後の物理セクタ管理テーブルの様子を
示す図である。
【図8】識別・再生装置の一形態を示すブロック図であ
る。
【図9】前記識別・再生装置の主要動作を示すフローチ
ャートである。
【図10】前記識別・再生装置の主要動作を示すフロー
チャートである。
【符号の説明】
10…ディスク 12…リードイン領域 14…データ領域 16…リードアウト領域 50…ピックアップ 52…アンプ 54…データ処理系 56…デインターリーブ・訂正回路 58…データデコーダ 60…ヘッダデコーダ 62…復号系 64…ディスクプロセッサ 66…メモリ 68…サーボ処理系 70,72…ドライバ 74…スピンドルモータ 76…ホストプロセッサ TA…物理セクタ管理テーブル TB…論理管理テーブル

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ディスク全体の物理セクタの配置情報
    を、ディスク識別のためにディスク情報の管理領域内に
    記録したことを特徴とするディスク。
  2. 【請求項2】 ディスク識別のために、ユーザファイル
    の物理セクタの配置情報を、ディスク情報の管理領域内
    に第1のテーブルとして記録するとともに、ユーザデー
    タの管理領域内に第2のテーブルとして記録し、 前記ユーザファイル中に、ディスクをコピーしたときに
    ファイルのセクタ配置が変動する少なくとも一つのセク
    タを設けたことを特徴とするディスク。
  3. 【請求項3】 ディスク全体の物理セクタの配置情報
    と、ユーザファイルの物理セクタの配置情報とを、ディ
    スク識別のためにディスク情報の管理領域内に第1のテ
    ーブルとして記録するとともに、 ユーザファイルの物理セクタの配置情報を、ディスク識
    別のためにユーザデータの管理領域内に第2のテーブル
    として記録し、 前記ユーザファイル中に、ディスクをコピーしたときに
    ファイルのセクタ配置が変動する少なくとも一つのセク
    タを設けたことを特徴とするディスク。
  4. 【請求項4】 前記ディスク全体の物理セクタの配置情
    報を参照するとともに、ディスクコピーによる物理セク
    タ配置の変動を利用して、ディスク識別を行うことを特
    徴とする請求項1又は3記載のディスクの識別方法。
  5. 【請求項5】 前記ユーザファイルの物理セクタの配置
    情報を参照するとともに、ディスクコピーによるユーザ
    ファイルのセクタ配置の変動を利用して、ディスク識別
    を行うことを特徴とする請求項2又は3記載のディスク
    の識別方法。
  6. 【請求項6】 前記ディスク全体の物理セクタの配置情
    報を参照するとともに、ディスクコピーによる物理セク
    タ配置の変動を利用して、第1のディスク識別を行い、 前記ユーザファイルの物理セクタの配置情報を参照する
    とともに、ディスクコピーによるユーザファイルのセク
    タ配置の変動を利用して、第2のディスク識別を行うこ
    とを特徴とする請求項3記載のディスクの識別方法。
  7. 【請求項7】 請求項1又は3記載のディスクの識別装
    置であって、 コピーによって配置が変動する可能性のある物理セクタ
    にアクセスするアクセス手段,これによるアクセス結果
    と、前記ディスク全体の物理セクタの配置情報を参照し
    て、ディスク識別を行う識別手段,を備えたことを特徴
    とするディスクの識別装置。
  8. 【請求項8】 請求項2又は3記載のディスクの識別装
    置であって、 第1のテーブルにおけるユーザファイルの物理セクタの
    配置情報と、第2のテーブルにおけるユーザファイルの
    物理セクタの配置情報を比較する比較手段,これによる
    比較結果に基づいて、ディスク識別を行う識別手段,を
    備えたことを特徴とするディスクの識別装置。
  9. 【請求項9】 請求項3記載のディスクの識別装置であ
    って、 コピーによって配置が変動する可能性のある物理セクタ
    にアクセスするアクセス手段,これによるアクセス結果
    と、前記ディスク全体の物理セクタの配置情報を参照し
    て、ディスク識別を行う第1の識別手段,第1のテーブ
    ルにおけるユーザファイルの物理セクタの配置情報と、
    第2のテーブルにおけるユーザファイルの物理セクタの
    配置情報を比較する比較手段,これによる比較結果に基
    づいて、ディスク識別を行う第2の識別手段,を備えた
    ことを特徴とするディスクの識別装置。
  10. 【請求項10】 請求項7,8又は9のいずれかに記載
    の識別手段を含み、前記識別手段によってディスクがコ
    ピーであると識別されたときは、そのディスクを排除す
    る排除手段を備えたことを特徴とするディスクの再生装
    置。
JP9149983A 1997-05-23 1997-05-23 ディスク,その識別方法,その識別装置,その再生装置 Pending JPH10326461A (ja)

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