JPH10327722A - 両軸受リールの制動装置 - Google Patents

両軸受リールの制動装置

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JPH10327722A
JPH10327722A JP14204397A JP14204397A JPH10327722A JP H10327722 A JPH10327722 A JP H10327722A JP 14204397 A JP14204397 A JP 14204397A JP 14204397 A JP14204397 A JP 14204397A JP H10327722 A JPH10327722 A JP H10327722A
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spool
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shaft
brake
rotating
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Kenichi Kawasaki
憲一 川崎
Hirokazu Hirayama
広和 平山
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Shimano Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 接触式ブレーキ機構において、釣り糸を軽快
に巻き取れるようにする。 【解決手段】 両軸受リールの第2キャスティングコン
トロール機構24は、摩擦によりスプール12を制動す
るものであって、ブレーキライナー84と、磁性体80
と、ワンウェイクラッチ70とを備えている。ブレーキ
ライナー84は、リール本体1の第2側カバー6に固定
されたブレーキケース65に固定されている。磁性体8
0は、回転部66に固定されている。ワンウェイクラッ
チ70は、スプール軸16と回転部66との間に配置さ
れ、スプール軸16が糸繰り出し方向に回転したときの
みその回転を回転部に伝達する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、制動装置、特に、
摩擦によりスプールを制動する両軸受リールの制動装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】両軸受リールでは、キャスティング時
(糸繰り出し時)にスプールの回転速度が糸繰り出し速
度より速くなるバックラッシュが生じないように、ブレ
ーキ力をスプールに作用させることが一般的に行われて
いる。この種のブレーキ機構には、磁力により生じる渦
電流を利用した磁気ブレーキ機構、遠心力を利用してス
プールを制動する遠心ブレーキ機構及び摩擦力を利用し
てスプール又はスプール軸を直接制動する接触ブレーキ
機構がある。これらのうち、初心者がバックラッシュを
容易に防止でき使用しやすいのは接触式ブレーキ機構で
ある。
【0003】一般に、初心者は、キャスティングの際に
仕掛けを水面に叩きつけたり、上方にキャストしたりし
やすい。このように、仕掛けの速度が遅いのにスプール
が高速回転しているという状況を起こすと、バックラッ
シュが生じやすい。摩擦力を利用した接触式ブレーキ機
構は、制動力以上の張力が作用しなくなるとスプールの
回転をやめさせるので、上記のような状況が起こりにく
くなり、初心者でも容易にバックラッシュを防止でき
る。
【0004】接触式ブレーキ機構は、一般に、たとえば
スプール軸のようにスプールに連動して回転する回転部
材に、リール本体に固定された固定部材を接触させるこ
とによりスプールを制動する。具体的には、たとえば、
スプール軸の両端に耐磨耗性を有する金属板を接触して
配置し、一方の金属板を軸方向に移動させることで制動
力を調整している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】前記従来の接触式ブレ
ーキ機構では、キャスティング時には制動力を調整する
ことでバックラッシュを防止することが可能になる。し
かし、接触式ブレーキ機構は回転速度に係わらず制動力
が作用するので、バックラッシュを防止できる程度の制
動力にブレーキ機構を調整すると、回転速度が遅い糸巻
き上げ時にも制動力が作用しハンドルの回転が重くな
り、釣り糸を軽快に巻き取ることができない。
【0006】本発明の課題は、接触式ブレーキ機構にお
いて、釣り糸を軽快に巻き取ることができるようにする
ことにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】発明1に係る両軸受リー
ルの制動装置は、摩擦によりスプールを制動する装置で
あって、固定部材と、接触部材と、ワンウェイクラッチ
とを備えている。接触部材は、スプールに連動する回転
部材に設けられ固定部材に圧接可能な部材である。ワン
ウェイクラッチは、接触部材と回転部材との間に介装さ
れ回転部材が糸繰り出し方向に回転すると接触部材と回
転部材とを連結し、糸巻取方向に回転すると両者を遮断
する。
【0008】この制動装置では、キャスティング時のよ
うにスプールが糸繰り出し方向に回転するときには、回
転部材がスプールに連動して糸繰り出し方向に回転して
ワンウェイクラッチにより接触部材と回転部材とが連結
されるので、接触部材が回転して固定部材に圧接して制
動力が発生し、スプールに制動力が作用する。しかし、
回転部材が糸巻き取り方向に回転すると、回転部材と接
触部材とが遮断されるので接触部材が回転せず制動力は
発生しない。このため、糸巻き取り時にスプールに制動
力は作用せず、釣り糸を軽快に巻き取ることができる。
【0009】発明2に係る両軸受リールの制動装置は、
発明1に記載の装置において、接触部材と固定部材との
圧接力を調整する調整部材をさらに備える。この場合に
は、制動力を釣り人の技量や好みに応じて自由に調整で
きる。発明3に係る両軸受リールの制動装置は、発明1
又は2に記載の装置において、回転部材はスプールに回
転不能に連結されたスプール軸であり、接触部材はワン
ウェイクラッチを介してスプール軸に連結されている。
この場合には、スプールが糸繰り出し方向に回転すると
スプール軸も同方向に回転し、その回転が接触部材に伝
達され制動力がスプールに作用する。また、スプール軸
が糸巻き取り方向に回転すると接触部材は回転せず制動
力がスプールに作用せず、釣り糸を軽快に巻き取ること
ができる。
【0010】発明4に係る両軸受リールの制動装置は、
発明1又は2に記載の装置において、回転部材はスプー
ルであり、接触部材はワンウェイクラッチを介してスプ
ールに連結されている。この場合には、スプールが糸繰
り出し方向に回転すると、その回転が接触部材に伝達さ
れ制動力がスプールに作用する。また、スプールが糸巻
き取り方向に回転すると接触部材は回転せず制動力がス
プールに作用せず、釣り糸を軽快に巻き取ることができ
る。
【0011】発明5に係る両軸受リールの制動装置は、
発明2から4のいずれかに記載の装置において、接触部
材は磁性部材を含み、調整部材は磁性部材に作用する磁
束数を変化させることで接触部材と回転部材との圧接力
を調整する。この場合には、磁束数を変化させることで
細かく制動力を調整することができる。発明6に係る両
軸受リールの制動装置は、発明1から5のいずれかに記
載の装置において、スプールに連動する保持体と、保持
体にスプールの実質的に径方向に移動自在に支持された
摺動子と、摺動子の外方に摺動子と接触可能に配置され
た筒状部材とを備え、遠心力により摺動子が径方向に移
動して筒状部材に接触することでスプールを制動する遠
心制動機構をさらに備え、接触部材は保持体に保持され
ている。この場合には、キャスティング時には、接触部
材と固定部材との摩擦力に加えて摺動子と筒状部材との
摩擦力によりスプールが制動されるのでより強力な制動
力が得られる。しかも、遠心制動機構の保持体が接触部
材を保持しているので、糸巻き取り時に保持体は回転し
ない。このため、糸巻き取り時にスプールに制動力が作
用せず、釣り糸を軽快に巻き取ることができる。
【0012】
【発明の実施の形態】実施形態1 図1は、本発明の一実施形態による両軸受リールの平面
図である。図に示す両軸受リールは、ベイトリールであ
り、リール本体1と、リール本体1の側方に配置された
スプール回転用ハンドル2と、ハンドル2のリール本体
1側に配置されたドラグ調整用のスタードラグ3とを備
えている。ハンドル2は、板状のアーム部2aと、アー
ム部2aの両端に回転自在に装着された把手2bとを有
するダブルハンドル形のものである。アーム部2aの外
側面はつなぎ目がない滑らかな面で構成されており、釣
り糸が絡みにくい構造となっている。
【0013】図2に示すように、リール本体1は、フレ
ーム5と、フレーム5の両側方に装着された第1側カバ
ー6及び第2側カバー7と、フレーム5の前方に開閉自
在に装着された前カバー10とを有している。フレーム
5は、所定の間隔をあけて互いに対向するように配置さ
れた1対の側板8,9と、これらの側板8,9を連結す
る複数の連結部11とを有している。
【0014】ハンドル2側の第2側カバー7はネジによ
り側板9に着脱自在に固定されている。ハンドル2と逆
側の第1側カバー6は、バヨネット機構14によりフレ
ーム5の側板8に着脱自在に装着されている。ハンドル
2と逆側の側板8には、図4に示すようにスプール12
が通過可能な開口8aが形成されている。また、開口8
aの前方には、前カバー10を開閉自在に装着するため
の長孔8bが形成されている。長孔8bは、開口8aの
前方に斜めに形成されており、ハンドル2側の側板9に
もこの長孔8bと対向する位置に同様な長孔(図示せ
ず)が斜めに形成されている。
【0015】前カバー10は、図1及び図4に示すよう
に、側カバー6,7に連続する滑らかな曲線で構成され
たカバー本体10aと、カバー本体10aを側板8,9
に装着するための装着脚部10bとを有している。カバ
ー本体10aの前面には、後述するレベルワインド機構
15のラインガイド27が移動可能な開口10dが形成
されている。前カバー10の前下部には側板8,9に係
合する係合片10eが形成されている。この係合片10
eの先端には半球状の突起10fが形成されており、こ
の突起10fが側板8,9の内側面に形成された凹穴
(図示せず)を移動可能である。
【0016】装着脚部10bは正面視コ字状の部材であ
り、その両先端には軸部10c(図4では側板8側のみ
図示)が外方に突出している。軸部10cは、側板8,
9の長孔内に延びて長孔の長手方向に移動可能である。
側板8側の軸部10cは側板8からさらに外方に突出し
ている。このような前カバー10は、側板8,9に対し
て、図4に2点鎖線で示す開位置と実線で示す閉位置と
の間で開閉自在である。
【0017】フレーム5内には、スプール12と、スプ
ール12内に均一に釣り糸を巻くためのレベルワインド
機構15と、サミングを行う場合の親指の当てとなるサ
ムレスト17とが配置されている。フレーム5と第2側
カバー7との間には、ハンドル2からの回転力をスプー
ル12及びレベルワインド機構15に伝えるためのギア
機構18と、クラッチ機構13と、サムレスト17の操
作に応じてクラッチ機構13の係脱を行うためのクラッ
チ係脱機構19と、ドラグ機構21と、第1キャスティ
ングコントロール機構22とが配置されている。また、
フレーム5と第1側カバー6との間には、キャスティン
グ時のバックラッシュを抑えるための遠心ブレーキ機構
23と、第2キャスティングコントロール機構24とが
配置されている。
【0018】スプール12は、両側部に皿状のフランジ
部12aを有しており、両フランジ部12aの間に筒状
の糸巻き胴部12bを有している。また、スプール12
は、糸巻き胴部の内周側の軸方向の実質的に中央部に一
体で形成された筒状のボス部12cを有しており、ボス
部12cを貫通するスプール軸16にたとえばセレーシ
ョン結合により回転不能に固定されている。この固定方
法はセレーション結合に限定されず、キー結合やスプラ
イン結合等の種々の結合方法を用いることができる。
【0019】スプール軸16は、図3に示すように、側
板9を貫通して第2側カバー7の外方に延びている。そ
の延びた一端は、第2側カバー7に形成されたボス部2
9に軸受35bにより回転自在に支持されている。また
スプール軸16の他端は、遠心ブレーキ機構23内で軸
受35aより回転自在に支持されている。これらの軸受
はシールドボールベアリングである。スプール軸16
は、スプール12が固定される中央部の大径部分16a
と、その両端に形成された2つの小径部分16b,16
cとを有している。
【0020】大径部分16aは、スプール12の糸巻き
胴部12bの内部の空間内に配置されており、その中央
部外周面にはスプール12を固定するためのセレーショ
ン16dが形成されている。大径部分16aの図3右端
にはクラッチ機構13を構成する平行な面取り部16e
が形成されている。左側の小径部分16cは、さらに階
段状に2段に縮径されており、その先端部は軸受35に
よりブレーキケース65に支持されている。右側の小径
部分16bには、ピニオンギア32が軸方向に移動自在
に支持されている。小径部分の先端部は軸受35aによ
り回転自在に支持されている。なお、スプール軸16の
両端は回転抵抗の増加を抑えるために球状面になってい
る。
【0021】レベルワインド機構15は、図2及び図4
に示すように、1対の側板8,9間に固定されたガイド
筒25と、ガイド筒25内に回転自在に支持されたウォ
ームシャフト26と、ラインガイド27とを有してい
る。ガイド筒25の外周面には軸方向に長い溝が形成さ
れており、その溝からウォームシャフト26に向けてラ
インガイド27に装着された係止部27dが延びてい
る。ウォームシャフト26の端部には、ギア機構18を
構成するギア28aが固定されている。またウォームシ
ャフト26には螺旋状溝26aが形成されており、係止
部27dがこの螺旋状溝26aに噛み合っている。この
ため、ギア機構18を介してウォームシャフト26が回
転させられることにより、ラインガイド27はガイド筒
25に沿って往復動する。このラインガイド27内に釣
り糸が挿通されて釣り糸がスプール12に均一に巻き付
けられる。ラインガイド27の上部には、釣り糸を案内
するための硬質リング27aが嵌め込まれている。
【0022】ギア機構18は、図2に示すように、ハン
ドル軸30に固定されたメインギア31と、メインギア
31に噛み合う筒状のピニオンギア32と、前述のウォ
ームシャフト26端部に固定されたギア28aと、ハン
ドル軸30に回転不能に固定され、ギア28aに噛み合
うギア28bとを有している。ピニオンギア32は、図
3に示すように、側板9の外方に配置され中心にスプー
ル軸16が貫通する筒状部材であり、スプール軸16に
軸方向に移動自在に装着されている。ピニオンギア32
は、図3右端側外周部に形成されメインギア31に噛合
する歯部32aと、他端側に形成された噛み合い部32
bと、歯部32aと噛み合い部32bとの間に形成され
たくびれ部32cとを有している。噛み合い部32b
は、ピニオンギア32の端面に形成された小判状の凹穴
からなり、そこにスプール軸16の大径部16aの端部
に形成された面取り部16eが係止される。ここではピ
ニオンギア32が外方に移動してその噛み合い部32b
の凹穴とスプール軸16の面取り部16eとが離脱する
と、ハンドル軸30からの回転力はスプール12に伝達
されない。この噛み合い部32bの凹穴と面取り部16
eとによりクラッチ機構13が構成される。
【0023】サムレスト17は、図2に示すように、1
対の側板8,9間の後部でスプール12後方に配置され
ており、クラッチ操作レバーを兼ねている。フレーム5
の側板8,9には長孔(図示せず)が形成されており、
サムレスト17の回転軸17aがこの長孔に回転自在に
支持されている。このため、サムレスト17は長孔に沿
って上下方向にスライドすることも可能である。
【0024】クラッチ係脱機構19は、図3に示すよう
に、クラッチヨーク40を有している。クラッチ係脱機
構19は、サムレスト17の回動によりクラッチヨーク
40をスプール軸16の軸芯と平行に移動させる。ま
た、ハンドル軸30が糸巻き取り方向に回転すると自動
的にクラッチ機構13がオンするようにクラッチヨーク
40を移動させる。クラッチヨーク40は、スプール軸
16の外周側に配置されており、2本のピン41(一方
のみ図示)によってスプール軸16の軸心と平行に移動
可能に支持されている。なお、スプール軸16はクラッ
チヨーク40に対して相対回転が可能である。すなわ
ち、スプール軸16が回転してもクラッチヨーク40は
回転しないようになっている。またクラッチヨーク40
はその中央部にピニオンギア32のくびれ部32cに係
合する係合部40aを有している。またクラッチヨーク
40を支持する各ピン41の外周で、クラッチヨーク4
0と第2側カバー7との間にはスプリング42が配置さ
れており、クラッチヨーク40はスプリング42によっ
て常に内方(クラッチ係合側)に付勢されている。
【0025】このような構成において、通常状態では、
ピニオンギア32は内方のクラッチ係合位置に位置して
おり、その噛み合い部32bとスプール軸16の面取り
部16eとが係合してクラッチオン状態となっている。
一方、クラッチヨーク40によってピニオンギア32が
外方に移動した場合には、噛み合い部32bと面取り部
16eとの係合が外れクラッチオフ状態となる。
【0026】ドラグ機構21は、図2に示すように、メ
インギア31に押圧される摩擦プレート45と、スター
ドラグ3の回転操作によって摩擦プレート45をメイン
ギア31に所定の力で押圧するための押圧プレート46
とを有している。第1キャスティングコントロール機構
22は、図3に示すように、スプール軸16の両端を挟
むように配置された複数の摩擦プレート51と、摩擦プ
レート51によるスプール軸16の挟持力を調節するた
めのキャップ52とを有している。左側の摩擦プレート
51は、ブレーキケース65内に装着されている。キャ
ップ52は、ボス部29に埋め込まれており、特殊な工
具を用いないかぎり操作できないようになっている。こ
の第1キャスティングコントロール機構22は、制動力
を調整する目的よりスプール軸16の軸方向のがたを少
なくするために用いられる。したがって、この実施形態
では、この第1キャスティングコントロール機構22で
スプール12に制動力を作用させることはほとんどな
い。
【0027】遠心ブレーキ機構23は、図3に示すよう
に、ブレーキケース65と、ブレーキケース65内に設
けられた回転部66と、回転部66に周方向に間隔を隔
てて配置され径方向に移動自在に装着された摺動子67
と、ブレーキケースの内周面に固定された筒状のブレー
キライナー68とを有している。ブレーキケース65
は、有底短筒状の部材であり、その底部中心に外方に突
出する軸受収納部65aが形成されている。ここに、ス
プール軸16を支持する軸受35aが収納され、その底
面に第1キャスティングコントロール機構22の摩擦プ
レート51が装着されている。ブレーキケース65は、
第1側カバー6に2本のネジ69a,69bにより固定
されている。ブレーキケース65の外周面にはバヨネッ
ト構造14を構成する突起部14aが周方向に間隔を隔
てて3か所形成されている。なお、開口8aには、この
突起部14aに対向する位置に係止爪14bが形成され
ている。係止爪14bは、開口から外方にL字形に突出
して形成されている。
【0028】ブレーキケース65の外周面には、図4に
示すように、前カバー10の軸部10cの周面に当接可
能な回り止め突起65bが形成されている。この回り止
め突起65bは、前カバー10が閉位置にあるとき、軸
部10cに当接することで第1側カバー6を回り止めす
るために設けられている。つまり、前カバー10の軸部
10cが第1側カバー6の回り止め機能を実現してい
る。このように、フレーム5の前部を開閉自在に覆う前
カバー10により第1側カバー6の回り止めを行うこと
で専用の回り止め部材を設けることなく、第1側カバー
6を回り止めできる。
【0029】回転部66は円板状の部材であり、図3に
示すように、外周部に周方向に間隔を隔てて複数の凹部
66aが形成されている。この凹部66aにはガイド軸
66bが径方向に沿って立設されている。回転部66
は、スプール軸16の小径部16cに配置されたワンウ
ェイクラッチ70によりスプール軸16に軸方向移動可
能に連結されている。また、回転部66は、スプール軸
16の小径部16cの外周側配置された押圧バネ71に
よりスプール12側に付勢されている。ワンウェイクラ
ッチ70は、スプール軸16に回転不能かつ軸方向移動
不能に連結された内輪70aと、回転部66に回転不能
かつ軸方向移動可能に連結された外輪70bと、内輪7
0aと外輪70bとに接触可能に配置された転動体70
cとを有する、たとえば外輪遊転型のローラクラッチで
ある。転動体70cは図示しない保持器により周方向に
間隔を隔てて複数設けられている。この転動体70c
は、スプリング(図示せず)により一方向に付勢されて
いる。ワンウェイクラッチ70は、スプール軸16が糸
繰り出し方向に回転すると、回転部66とスプール軸1
6とを連結し、糸巻取方向に回転すると両者を遮断す
る。このため、遠心ブレーキ機構23と後述する第2キ
ャスティングコントロール機構24は、糸繰り出しとき
にのみスプール12を制動し、糸巻き取り時には制動し
ない。
【0030】摺動子67は、回転部66の凹部66a内
に立設された複数のガイド軸66aに移動自在に支持さ
れている。摺動子67は、遠心力により径方向外方に移
動してブレーキケース65内のブレーキライナー68に
摺接してスプール12を制動する。ここで遠心力は回転
速度の二乗に比例して大きくなるので、遠心ブレーキ機
構23の制動力は回転速度の二乗に比例して大きくな
る。
【0031】第2キャスティングコントロール機構24
は、図3及び図5に示すように、ブレーキケース65内
に配置されている。第2キャスティングコントロール機
構24は、回転部66の端面に固着された磁性板80
と、磁性板80を吸着する2つの磁石81,82を有す
る制動用の揺動アーム83と、ブレーキケース65に磁
性板80に対向して配置されたブレーキライナー84
と、揺動アーム83を揺動操作して制動力を調整するた
めの制動調整部85とを備えている。この第2キャステ
ィングコントール機構24は、磁性板80に作用する磁
束数を変化させることで制動力を調整する。
【0032】磁性板80は、軟鉄製の円板状の部材であ
り、回転部66の端面にたとえば接着等の適宜の固着手
段により固着されている。この磁性板80を固着した回
転部66は、磁石81,82により磁性板80が吸着さ
れると軸方向外方に移動し、磁性板80がブレーキライ
ナー84に接触する。揺動アーム83は、図5に実線で
示す最大制動位置と2点鎖線で示す最小制動位置との間
で揺動するアームであり、2つの磁石81,82を間隔
を隔てて保持する磁石保持アーム83aと、磁石保持ア
ーム83aの基端に回転不能に装着された揺動軸83b
と、揺動軸83bに基端が回転不能に装着された操作ア
ーム83cとを有している。磁石保持アーム83aは、
円弧状のアーム部材であり、その長手方向の先端と基端
部近傍とで2つの磁石81,82を保持している。ここ
で、揺動アーム83が最大制動位置に配置されると、2
つの磁石81,82は、スプール軸16を挟んで磁性板
80に対向するほぼ対称の位置に配置される。揺動軸8
3bは、ブレーキケース65の底面に回動自在に支持さ
れている。この一端に磁石保持アーム83aが、他端に
操作アーム83cがそれぞれ回転不能に装着されてい
る。操作アーム83cは、先端に長孔83dが形成され
た円弧状のアーム部材である。操作アーム83cが揺動
すると、揺動軸83bを介して磁石保持アーム83aが
揺動して磁石81,82の磁性板80に対する対向面積
が変化し、磁石81,82の磁性板80を透過する磁束
密度が変化する。これにより磁性板80を吸着する力が
変化し、磁性板80とブレーキライナー84との摩擦力
が変化して制動力が変化する。
【0033】ブレーキライナー84は、ブレーキケース
65の底部と間隔を隔てて平行に配置された中間板90
の中心部にスプール軸16と同芯に回転不能に装着され
ている。ブレーキライナー84は、ポリスライダ(商品
名)等の耐磨耗性を有するナイロン樹脂製であり、磁性
板80と接触してスプール12を制動するためのもので
ある。
【0034】制動調整部85は、第1側カバー6の内面
に斜めに固定されたガイド部材91と、ガイド部材91
に案内される把手部材92と、把手部材92を位置決め
するための位置決め機構93とを有している。ガイド部
材91は、第1側カバー6に斜めに形成されたガイド孔
95に沿って配置され、把手部材92を長手方向に案内
する。把手部材92は、第1側カバー6の外方に露出し
た撮み部92aと、第1側カバー6の内方に突出したリ
ンク軸部92bとを有している。リンク軸部92bは、
操作アーム83cの先端に形成された長孔83dに係止
される。この結果、把手部材92が実線で示す最大制動
位置と2点鎖線で示す最小制動位置との間で移動する
と、リンク軸部92bが長孔83dの上端と下端との間
で移動し、操作アーム83cが最大制動位置と最小制動
位置との間で揺動する。位置決め機構は93は、撮み部
92aに固定された位置決めバネ96と、位置決めバネ
96を把手部材92の移動方向で位置決めするための位
置決め金具97とを有している。位置決めバネ96は、
山形に曲げられた板バネであり、その頂点が円弧状に曲
げられている。この位置決めバネ96の円弧部に沿った
形状の円弧状の凹凸97aが位置決め金具97に形成さ
れている。このため、把手部材92が移動すると位置決
めバネ96が位置決め金具97の凹凸97aに当接して
把手部材92が位置決めされる。この結果、最大制動位
置と最小制動位置との間の複数の位置で把手部材92が
位置決めされ、制動力を複数段階で調整できる。
【0035】次にリールの動作について説明する。通常
の状態では、クラッチヨーク40はスプリング42によ
って内方(図3左方)に押されており、これによりピニ
オンギア32は、係合位置に移動させられている。この
状態ではピニオンギア32の噛み合い部32bとスプー
ル軸16の面取り部16eとが噛み合ってクラッチオン
状態となっており、ハンドル2からの回転力は、ハンド
ル軸30、メインギア31、ピニオンギア32及びスプ
ール軸16を介してスプール12に伝達され、スプール
12が糸巻き取り方向に回転する。このとき、ワンウェ
イクラッチ70が装着されているので、糸巻き取り方向
に回転するスプール軸16から回転部66に回転が伝達
されず、回転部66が遠心ブレーキ機構23や第2キャ
スティングコントロール機構24により制動されてもス
プール12が制動されることはない。このため、釣り糸
巻き取り時には、遠心ブレーキ機構23や第2キャステ
ィングコントロール機構24の制動力がどのように調整
されていても制動力が作用せず、軽快に釣り糸を巻き取
ることができる。
【0036】キャスティングを行う場合には、バックラ
ッシュを抑えるために把手部材92により制動力を調整
する。そして、サムレスト17を下方に押す。ここで
は、サムレスト17は、側板8,9の長孔に沿って下方
の離脱位置に移動する。そしてサムレスト17の移動に
より、クラッチヨーク40が外方に移動し、クラッチヨ
ーク40に係合したピニオンギア32も同方向に移動さ
せられる。この結果、ピニオンギア32の噛み合い部3
2bとスプール軸16の面取り部16eとのかみあいが
外れ、クラッチオフ状態となる。このクラッチ状態で
は、ハンドル軸30からの回転はスプール12及びスプ
ール軸16に伝達されず、スプール12は自由回転状態
になる。クラッチをオフ状態として、サムレスト17に
おいた親指でスプールをサミングしながらスプール軸1
6が鉛直面に沿うようにリールを軸方向に傾けて釣り竿
を振ると、ルアーが投げられスプール12が糸繰り出し
方向に勢いよく回転する。
【0037】このような状態では、スプール12の回転
によりスプール軸16が糸繰り出し方向に回転し、その
回転がワンウェイクラッチ70を介して回転部66に伝
達される。回転部66が回転すると、摺動子67がブレ
ーキライナー68に摺接して遠心ブレーキ機構23によ
りスプール12が制動される。一方、揺動アーム83の
揺動位置に応じて磁性板80が磁石81,82に吸着さ
れ、回転部66とともに押圧バネ71の付勢力に抗して
ブレーキライナー84側に移動し、磁性板80がブレー
キライナー84に揺動アーム83の揺動位置に応じた吸
着力で接触する。この結果、磁性板80とブレーキライ
ナー84との摩擦力によりスプール12が所望の制動力
で制動され、バックラッシュ等のトラブルが減少する。
【0038】また、スプール12でバックラッシュが生
じても第1側カバー6がバヨネット機構14により簡単
に着脱できるので、バックラッシュを容易に解消でき
る。この第1側カバー6の着脱手順について以下に説明
する。通常の状態では、前カバー10は図6に示す閉位
置に配置される。このとき、前カバー10の軸部10c
は、長孔8bに下端に配置されている。そしてこの軸部
10cにブレーキケース65に固定された回り止め突起
65bが当接し、ブレーキケース65を固定した第1側
カバー6は、図6の反時計回りに回転できないようにな
っている。
【0039】スプール12を取り出すために、第1側カ
バー6を側板8から取り外す場合には、前カバー10を
図7に示すように開位置に引っ張り出す。前カバー10
が引っ張り出されると、前カバー10の軸部10cは長
孔8bに案内されて上端に移動する。すると、回り止め
突起65bから軸部10cが外れ、第1側カバー6が図
7の反時計回りに回転可能になる。この状態で第1側カ
バー6を反時計回りに回転させると、側板8に設けられ
た係止爪14bから突起部14aが外れ、側板8から第
1側カバー6を取り外すことができる。第1側カバー6
を外すと、第2キャスティングコントロール機構24で
スプール12を制動している場合には、磁性板80が磁
石81,82に吸着されて側カバー6とともに取り外す
ことができる。また、制動していない場合には、開口8
aから取り出すことができる。
【0040】実施形態2 前記実施形態では、スプール軸16にスプール12が固
定されていたが、スプール12がスプール軸16に回転
自在に支持されている場合にも本発明を適用できる。な
お、以降の説明では、同一又は同様なものについては同
一の符号を付している。また、実施形態1と構成、作用
が大きく異なる点のみ説明する。
【0041】図8において、本発明の別の実施形態を採
用したベイトリールでは、スプール12の内周側に軸受
装着部12d,12eが形成されており、そこに軸受2
0a,20bが装着されている。これによりスプール1
2がスプール軸16に2つの軸受20a,20bにより
回転自在に支持されている。また、ピニオンギア32は
側板9に軸受35cにより回転自在に支持されている。
さらにピニオンギア32とスプール12とがクラッチ機
構13により係合・離脱される。
【0042】第1キャスティングコントロール機構22
は、図9に示すように、スプール軸16の両端を挟むよ
うに配置された複数の摩擦プレート51と、摩擦プレー
ト51によるスプール軸16の制動力を調節するための
キャップ52と、スプール軸16の他端(図9左側)に
かぶせられた有底筒状の押圧キャップ53と、押圧キャ
ップ53に当接可能かつ離反可能な制動部材54とを有
している。キャップ52の内周部には雌ねじが形成され
ており、第2側カバー7のボス部29に形成された雄ね
じに螺合している。
【0043】押圧キャップ53は、スプール軸16に軸
方向に相対移動自在に設けられており、底部は左側の摩
擦プレート51に当接している。押圧キャップ53の端
部外周にスプール軸16を支持する軸受35aが配置さ
れている。押圧キャップ53の内部にはスプール軸16
の端面との間に空間53aが形成されており、この空間
53a内に押圧バネ55が圧縮状態で配置されている。
押圧バネ55は、押圧キャップ53とスプール軸16と
を離反する方向に付勢する。制動部材54は円板状の部
材であり、後述する遠心ブレーキ機構23の回転部66
の内周部に回転部66と一体で形成されている。この制
動部材54は、押圧キャップ53により押圧されて環状
突起16fにより係止された軸受20aとの間で挟持さ
れることでスプール12を制動する。
【0044】この第1キャスティングコントロール機構
22では、キャップ52をねじ込むと、スプール軸16
は押圧キャップ53と接近する方向(図9左側)に移動
する。これとともにスプール12も同方向に移動し、押
圧キャップ53が制動部材54に当接しかつ軸受20a
とで制動部材54を挟持してスプール12に制動をかけ
る。また、キャップ52を緩めると、押圧バネ55によ
りスプール軸16が押圧され、押圧キャップ53から離
反する方向に移動する。制動部材54が押圧キャップ5
3から離反すると、スプール12に対する制動が解除さ
れる。
【0045】遠心ブレーキ機構23は、ブレーキケース
65と、ブレーキケース65内に設けられた回転部66
と、回転部66に周方向に間隔を隔てて配置され径方向
に移動自在に装着された摺動子67とを有している。ブ
レーキケース65の中心部には、軸受35aを装着する
ための筒状の軸受収納部65aが形成されている。ま
た、その中心部に第1キャスティングコントロール機構
22の摩擦プレート51が配置されている。ブレーキケ
ース65の周縁部内周にはブレーキライナー68が設け
られている。回転部66は、スプール12の軸受装着部
12eにワンウェイクラッチ70を介して連結されてい
る。ワンウェイクラッチ70は、スプール12が糸繰り
出し方向に回転するとスプール12と回転部66とを連
結し、スプール12が糸巻き取り方向に回転すると両者
を連結解除する。摺動子67は、遠心力によりブレーキ
ケース65内のライナー68に摺接する。この結果、第
1キャスティングコントロール機構22と遠心ブレーキ
機構23は、糸繰り出し時のみスプール12を制動し、
糸巻き取り時には制動しない。
【0046】次に動作について説明する。通常の状態で
は、クラッチヨーク40はスプリング42によって内方
に押されており、これによりピニオンギア32は係合位
置に移動させられている。この状態ではピニオンギア3
2の噛み合い部32bとスプール12とが噛み合ってク
ラッチ係合状態となっており、ハンドル2からの糸巻き
取り方向の回転力は、ハンドル軸30、メインギア31
及びピニオンギア32を介してスプール12に伝達され
る。この糸巻き取り時には、スプール12が糸巻き取り
方向に回転するので、ワンウェイクラッチ70が回転を
回転部66に伝達しない。このため、第1キャスティン
グコントロール機構22及び遠心ブレーキ機構23によ
る制動力はスプール12に作用しないので、その分だけ
釣り糸を軽快に巻き取ることができる。
【0047】キャスティングを行う場合には、第1キャ
スティングコントロール機構22のキャップ52の締め
付け量を調整することにより、スプール12の糸繰り出
し時の制動力を調整することが可能である。キャップ5
2を締めてスプール軸16を図9左方に移動させると、
環状突起16fが軸受29aの内輪に当接しスプール1
2が図9右方に移動し、かつ押圧キャップ53により押
圧されて制動部材54が押圧キャップ53と軸受20a
の外輪とに挟持される。この結果、押圧力に応じてスプ
ール12が制動される。逆にキャップ52を緩めると、
スプール軸16が押圧バネ55により付勢されて図9右
方向に移動する。この結果、押圧キャップ53と制動部
材54との間に隙間があく。
【0048】このように、ピニオンギア32が側板9に
回転自在に支持されることで、スプール軸16が側板9
に間接的に支持されるので、スプール軸16の撓みはそ
れほど大きくならず、スプールタッチ現象は生じにく
い。このため、ドラグ作動時や巻取時等の負荷作用時に
もスプール12の回転がスムーズになる。制動力を調整
した後、サムレスト17を下方に押す。ここでは、サム
レスト17は、側板8,9の長孔に沿って下方の離脱位
置に移動する。そしてサムレスト17の移動により、ク
ラッチヨーク40が外方に移動し、クラッチヨーク40
に係合したピニオンギア32も同方向に移動させられ
る。この状態では、ピニオンギア32とスプール12と
のかみあいが外れ、クラッチ離脱状態となる。この状態
では、ハンドル軸30からの回転はスプール12及びス
プール軸16に伝達されず、スプール12は自由回転状
態になる。クラッチを離脱状態として、サムレストに置
いた親指でスプールをサミングしながらスプール軸16
が鉛直面に沿うようにリールを軸方向に傾けて釣り竿を
振ると、ルアーが投げられスプール12が糸繰り出し方
向に勢いよく回転する。
【0049】この状態では、スプール12が糸繰り出し
方向に回転するので、スプール12は、第1キャスティ
ングコントロール機構22及び遠心ブレーキ以降23に
より制動され、バックラッシュが生じにくくなる。ま
た、スプール軸16とスプール12がともに転がり軸受
20a,20b、35a,35bで支持されているの
で、スプール12が高速回転しても回転効率が低下しに
くくなり、ルアーが勢いよく飛びだす。そして着水の手
前でサミングをやめてハンドル2を回転させる。これに
より、クラッチ機構13が自動的に係合状態になる。そ
して竿やリールを操作することでルアーをリトリーブさ
せて当たりを待つ。
【0050】〔他の実施形態〕 (a) 前記実施形態1では、糸巻き取り時に第1キャ
スティングコントロール機構22での制動力がスプール
12に作用したが、スプール軸16を端部で分割してそ
の間をワンウェイクラッチで連結すれば、糸巻き取り時
に第1キャスティングコントロール機構22での制動力
がスプールに作用しないようにすることも可能である。
【0051】(b) ワンウェイラッチの装着場所は、
前記2つの実施形態に限定されるものではなくスプール
に連動する回転部材と、たとえばリール本体等の固定部
材に圧接可能な接触部材との間であればどのような場所
に装着してもよい。 (c) ワンウェイクラッチの形態は、ローラクラッチ
に限定されるものではなく、爪式のものやコイルバネを
用いたもの等の他の形態のクラッチでもよい。
【0052】
【発明の効果】この発明によれば、キャスティング時の
ようにスプールが糸繰り出し方向に回転するときには、
回転部材がスプールに連動して糸繰り出し方向に回転し
てワンウェイクラッチにより接触部材と回転部材とが連
結されるので、接触部材が回転して固定部材に圧接して
制動力が発生し、スプールに制動力が作用する。しか
し、回転部材が糸巻き取り方向に回転すると、回転部材
と接触部材とが遮断されるので接触部材が回転せず制動
力は発生しない。このため、糸巻き取り時にスプールに
制動力は作用せず、釣り糸を軽快に巻き取ることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態を採用した両軸受リールの
平面図。
【図2】その断面平面図。
【図3】そのスプール周辺部の断面拡大図。
【図4】その側面破断図。
【図5】その側面破断図。
【図6】前カバーが閉位置での断面側面図。
【図7】前カバーが開位置での断面側面図。
【図8】他の実施形態の図2に相当する図。
【図9】他の実施形態の図3に相当する図。
【符号の説明】
1 リール本体 12 スプール 16 スプール軸 23 遠心ブレーキ機構 24 第2キャスティングコントロール機構 66 回転部 67 摺動子 68 ブレーキライナー 70 ワンウェイクラッチ 80 磁性板 84 ブレーキライナー 85 制動調整部

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】摩擦によりスプールを制動する両軸受リー
    ルの制動装置であって、 固定部材と、 前記スプールに連動する回転部材に設けられ前記固定部
    材に圧接可能な接触部材と、 前記接触部材と回転部材との間に介装され前記回転部材
    が糸繰り出し方向に回転すると前記接触部材と回転部材
    とを連結し、糸巻取方向に回転すると両者を遮断するワ
    ンウェイクラッチと、を備えた両軸受リールの制動装
    置。
  2. 【請求項2】前記接触部材と固定部材との圧接力を調整
    する調整部材をさらに備える、請求項1に記載の両軸受
    リールの制動装置。
  3. 【請求項3】前記回転部材は前記スプールに回転不能に
    連結されたスプール軸であり、 前記接触部材は前記ワンウェイクラッチを介して前記ス
    プール軸に連結されている、請求項1又は2に記載の両
    軸受リールの制動装置。
  4. 【請求項4】前記回転部材は前記スプールであり、 前記接触部材は前記ワンウェイクラッチを介して前記ス
    プールに連結されている、請求項1又は2に記載の両軸
    受リールの制動装置。
  5. 【請求項5】前記接触部材は磁性部材を含み、 前記調整部材は前記磁性部材に作用する磁束数を変化さ
    せることで前記接触部材と回転部材との圧接力を調整す
    る、請求項2から4のいずれかに記載の両軸受リールの
    制動装置。
  6. 【請求項6】前記スプールに連動する保持体と、前記保
    持体に前記スプールの実質的に径方向に移動自在に支持
    された摺動子と、前記摺動子の外方に前記摺動子と接触
    可能に配置された筒状部材とを備え、遠心力により前記
    摺動子が前記径方向に移動して前記筒状部材に接触する
    ことで前記スプールを制動する遠心制動機構をさらに備
    え、 前記接触部材は前記保持体に保持されている、請求項1
    から5のいずれかに記載の両軸受リールの制動装置。
JP14204397A 1997-05-30 1997-05-30 両軸受リールの制動装置 Pending JPH10327722A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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EP3005870A1 (en) * 2014-10-10 2016-04-13 Shimano Inc. Dual-bearing reel
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CN118020734A (zh) * 2024-03-28 2024-05-14 宁波海伯集团有限公司 鱼线轮的可变磁阻尼系统

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