JPH10328447A - 電子制御式ミシン - Google Patents

電子制御式ミシン

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JPH10328447A
JPH10328447A JP15795297A JP15795297A JPH10328447A JP H10328447 A JPH10328447 A JP H10328447A JP 15795297 A JP15795297 A JP 15795297A JP 15795297 A JP15795297 A JP 15795297A JP H10328447 A JPH10328447 A JP H10328447A
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JP
Japan
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pattern
sewing
display
specific information
sewing machine
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Application number
JP15795297A
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English (en)
Inventor
Shintaro Tomita
信太郎 冨田
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Brother Industries Ltd
Original Assignee
Brother Industries Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 幼児や子供によるミシン操作を制限して安全
性を高め、正当なミシン所有者以外の者による刺繍模様
の使用を制限する。 【解決手段】1種のID情報としての特定情報ID1,ID
2,ID3を予め設定して記憶しておき、それら特定情報
ID1,ID2,ID3の入力がないときには、ミシンモータ
の作動を制限したり、模様選択の為のディスプレイへの
模様表示を制限したりする。幼児や子供のミシン操作を
制限して安全性を高め、ROMカードを借用して使用す
る者や海賊版のROMカードを使用する者に対して模様
の使用を制限できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】 本発明は電子制御式ミシン
に関し、特に予め設定して記憶した特定情報と同一の特
定情報の入力を条件として模様選択の為の模様表示や縫
製手段の作動を許可するようにしたものに関する。
【0002】
【従来の技術】 従来、電子制御式刺繍ミシンは、複数
の模様の模様データを格納した模様記憶メモリと、複数
の模様を表示可能なディスプレイを含む表示装置と、加
工布に縫製を施す為の縫製機構と、加工布を保持して直
交する2方向へ移動駆動する為の刺繍機と、表示装置と
縫製機構と刺繍機とを制御する制御装置とを備え、複数
の模様のうちの所望の模様をディスプレイへの表示を介
して選択し、その選択した模様の模様データを読出しそ
の模様データに基づいて刺繍機を制御しつつ刺繍縫製で
きるようになっている。但し、前記刺繍機をベッド部に
着脱可能に構成し、刺繍機を取り外した状態では通常の
ミシンとして使用でき、刺繍縫製する際には刺繍機を装
着して刺繍縫製できるように構成したものも広く実用に
供されている。
【0003】前記模様記憶装置に記憶された複数の模様
から所望の模様を選択する模様選択技術としては、例え
ば特開平3−292992号公報、特開平5−4226
8号公報、特開平5−49764号公報、特開平6−7
1066号公報等に種々の技術が記載されている。とこ
ろで、最近の刺繍ミシンには、比較的大型の液晶ディス
プレイが装備され、模様選択の際にディスプレイに複数
の模様を表示させ、表示画面を切換えつつ所望の模様を
選択するようにしたものが多い。そして、ミシンの制御
装置内の模様記憶メモリやミシンの制御装置に着脱自在
に接続される外部記憶媒体(ROMカード等)に格納さ
れた模様の種類や数も多くなり、テレビや映画等におい
て著名な人物や動物やロボット等(通称、キャラクタ)
の模様も格納されている。これらキャラクタについて
は、ミシンメーカーがキャラクタの著作権者の許諾を得
て使用している場合が多く、その種のキャラクタを許諾
の範囲内で使用するように種々配慮している。しかし、
従来、正当なミシン所有者以外の者に対するキャラクタ
の使用を制限する技術は何ら提案されていないのが実情
である。
【0004】一方、最近の電子制御式ミシンは、電源の
投入によりディスプレイが作動開始し、起動スイッチを
押すと縫製機構が作動し、所望のキャラクタを表示させ
ることができるので、幼児や子供が勝手に操作する可能
性があり、縫製機構が作動すると縫針も作動するため安
全性の面で好ましくないが、従来の電子制御式ミシンで
は、幼児や子供に対する安全性を配慮した技術も殆ど提
案されていないのが実情である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】 従来の電子制御式刺
繍ミシンでは、ミシン所有者はもとより、他人から外部
記憶媒体を借用してきた者、海賊版の外部記憶媒体を購
入した者でも、模様記憶メモリに格納された任意の模様
を選択してディスプレイに表示させたり刺繍縫製したり
することができるため、正当なミシン所有者以外の者に
対してキャラクタの使用を制限することが難しいという
問題がある。一方、幼児や子供が、キャラクタ見たさか
ら勝手にミシンを操作してミシンを故障させたり怪我を
したりするという問題もある。本発明の目的は、前記の
課題を解決する為に、幼児や子供に対する安全性を高め
ること、幼児や子供によるミシン操作を制限すること、
正当なミシン所有者以外の者に対してキャラクタの使用
を制限できるようにすること、等である。
【0006】
【課題を解決するための手段】 請求項1の電子制御式
ミシンは、複数の模様の模様データを格納した模様記憶
手段と、複数の模様を表示可能なディスプレイを含む表
示手段と、加工布に縫製を施す為の縫製手段と、表示手
段と縫製手段とを制御する制御手段とを備えた電子制御
式ミシンにおいて、予め設定された特定情報を格納した
特定情報記憶手段と、入力手段から前記特定情報が入力
されたか否か判定する判定手段と、前記判定手段の判定
結果を受け、特定情報が入力されていないと判定された
ときは、模様選択の為のディスプレイへの模様表示と縫
製手段の作動の少なくとも一方を禁止する禁止制御手段
とを備えたものである。
【0007】特定情報記憶手段には予め設定された特定
情報は、1種のID情報であって例えば複数の数字を並
べた特定の数字列でもよいし、数字以外の複数の文字を
並べた特定の文字列でもよいし、数字と文字とを複数組
み合わせて並べた特定の文字列でもよい。入力手段から
その特定情報が入力されると、判定手段は前記記憶され
た特定情報と比較することで特定情報が入力された否か
判定する。禁止制御手段は、判定手段の判定結果を受
け、特定情報が入力されていないと判定されたときは、
模様選択の為のディスプレイへの模様表示と縫製手段の
作動の少なくとも一方を禁止する。但し、模様選択の為
のディスプレイへの模様表示と縫製手段の作動の両方を
禁止するように構成してもよい。
【0008】幼児や子供は特定情報を知っていないため
入力できないので、幼児や子供が操作している場合は、
模様選択の為のディスプレイへ模様表示が禁止された
り、或いは縫製手段の作動が禁止される。ミシンの所有
者等特定情報を知っている者以外の者は特定情報を入力
できないから、そのような者がミシンを操作しても、模
様選択の為のディスプレイへの模様表示が禁止された
り、或いは縫製手段の作動が禁止されることになる。
【0009】請求項2の電子制御式ミシンは、請求項1
の発明において、前記判定手段は、ミシンの電源投入直
後に判定を行うことを特徴とするものである。それ故、
ミシンの電源投入直後に判定し、特定情報の入力がない
場合は禁止制御手段で模様選択の為のディスプレイへの
模様表示と縫製手段の作動の少なくとも一方を禁止する
ことができる。
【0010】請求項3の電子制御式ミシンは、請求項2
の発明において、加工布を保持して直交する2方向へ独
立に移動駆動する為の刺繍機であってミシンのベッド部
に着脱自在に装着される刺繍機を備え、前記模様記憶手
段は、複数の模様の模様データを格納しており且つミシ
ンの制御装置に着脱可能に接続される外部記憶媒体を備
えたことを特徴とするものである。
【0011】つまり、この電子制御式ミシンは、刺繍機
を装着した状態では、電子制御式刺繍ミシンになり、刺
繍機を装着しない状態では通常の電子制御式ミシンとな
る。前記模様記憶手段がミシンの制御装置に着脱可能に
接続される外部記憶媒体(例えば、ROMカードや磁気
ディスク)を備えているため、複数の模様の全ての模様
の模様データを1又は複数の外部記憶媒体に格納した
り、或いは、複数の模様のうちの一部の模様の模様デー
タを制御手段の不揮発性メモリに格納しておき、その他
の模様の模様データを1又は複数の外部記憶媒体に格納
しておくことができる。しかも、外部記憶媒体を借用し
て来て使用する者、海賊版の外部記憶媒体を取得して使
用する者、等による模様の使用を制限することができ
る。
【0012】請求項4の電子制御式ミシンは、請求項3
の発明において、前記判定手段は、刺繍機の装着の有無
を判定する判定部と、外部記憶媒体の装着の有無を判定
する判定部とを備えたことを特徴とするものである。そ
れ故、刺繍機の装着の有無と、外部記憶媒体の装着の有
無に応じて、禁止制御手段による禁止の態様を異ならせ
ることができる。例えば、刺繍機を装着しない状態で
は、禁止制御手段が縫製手段の作動を禁止させ、また、
刺繍機を装着し外部記憶媒体を装着した状態では、禁止
制御手段が模様選択の為のディスプレイへの模様表示と
縫製手段の作動の両方を禁止させるようにすることがで
きる。
【0013】請求項5の電子制御式ミシンは、請求項4
の発明において、前記特定情報は、刺繍機を装着しない
状態で縫製手段の作動の許否に係る第1特定情報と、刺
繍機を装着した状態で模様選択の為のディスプレイへの
模様表示及び縫製手段の作動の許否に係る第2特定情報
とを含むことを特徴とするものである。それ故、刺繍機
の装着の有無に応じて禁止制御手段による禁止の態様を
異ならせることができる。
【0014】請求項6の電子制御式ミシンは、請求項5
の発明において、前記禁止制御手段は、刺繍機を装着し
ない状態で第1特定情報が入力されないときには縫製手
段の作動を禁止し、刺繍機を装着した状態で第2特定情
報が入力されないときには模様選択の為のディスプレイ
への模様表示および縫製手段の作動を禁止することを特
徴とするものである。刺繍機を装着しない状態では、第
1特定情報を介して、幼児や子供によるミシン操作を制
限して安全性を高めることができ、刺繍機を装着した状
態では、第2特定情報を介して、幼児や子供によるミシ
ン操作を制限して安全性を高めるとともに、模様選択の
為の模様表示を禁止してミシン所有者者以外の者による
模様の使用を制限することができる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して説明する。本実施形態は、刺繍機を着
脱可能に装着して種々の刺繍模様の縫製が可能な刺繍機
付き電子制御式ミシンに本発明を適用した場合の例であ
る。この電子制御式ミシンMは、図1に示すように、ミ
シンベッド部1と、ベッド部1の右端部から立設された
脚柱部2と、脚柱部2の上端からベッド部1に対向する
ように左方へ延びるアーム部3を有する。
【0016】ベッド部1には、送り歯を上下動させる送
り歯上下動機構(図示略)及び前後動させる送り歯前後
動機構(図示略)、下糸ボビンを収容し縫針5と協働す
る糸輪捕捉器(例えば、水平釜)等が設けられている。
脚柱部2には、オプション的に追加される多数の刺繍模
様の模様データを格納したROMカード7(外部記憶媒
体)を、内部のカード用コネクタ30(図2参照)に接
続する為のカード用スロット8が形成されている。
【0017】アーム部3には、下端に縫針5を装着した
針棒6を上下動させる針棒駆動機構、針棒6を布送り方
向と直交する方向に揺動させる針棒揺動機構(図示
略)、天秤を針棒6の上下動に調時して上下動させる天
秤駆動機構(図示略)等が設けられている。尚、送り歯
上下動機構と針棒駆動機構と天秤駆動機構とはミシンモ
ータ31で駆動され、針棒揺動機構は針棒揺動用ステッ
ピングモータ32で駆動され、送り歯前後動機構は送り
歯前後駆動用ステッピングモータ33で駆動される(図
2参照)。アーム部3の頭部4には、縫製作業の起動と
停止を指令する起動・停止スイッチ9が設けられてい
る。脚柱部2の前面には液晶ディスプレイ10が設けら
れ、この液晶ディスプレイ10には、実用模様や刺繍模
様等の種々の模様や各種のメッセージ等が表示される。
液晶ディスプレイ10の下側には9個の各種機能キーと
テンキーとを備えた操作パネル11が設けられている。
【0018】前記ベッド部1の左端側部分には、通称フ
リーアームと称されるフリーベッド部が形成され、フリ
ーベッド部に刺繍機12が着脱可能に装着される。この
刺繍機12は、その本体ケース13と、加工布を着脱自
在に装着する刺繍枠14と、刺繍枠14をY方向(前後
方向)へ駆動するY方向駆動機構を内蔵した収容ケース
15と、収容ケース15とその内部のY方向駆動機構を
X方向(左右方向)へ駆動するX方向駆動機構であって
本体ケース13内に収容されたX方向駆動機構とを備え
ており、X方向駆動機構は第1ステッピングモータ35
で駆動され、Y方向駆動機構は第2ステッピングモータ
36で駆動される(図2参照)。
【0019】刺繍機12がフリーベッド部に装着される
と、第1,第2ステッピングモータ35,36が、コネ
クタ16を介してミシンMの制御装置20に電気的に接
続され、制御装置20により第1,第2ステッピングモ
ータ35,36が駆動制御され、刺繍枠14と加工布と
をX方向とY方向とに独立に移動駆動しつつ刺繍縫製で
きる状態になる。
【0020】次に、ミシンMの制御系について説明す
る。図2に示すように、制御装置20(制御ユニット)
は、入力インターフェース21と、CPU23とROM
24とRAM25とを含むコンピュータと、出力インタ
ーフェース26と、EEPROM27と、これらを接続するバ
ス22と、コネクタ16とを有する。入力インターフェ
ース21には、起動・停止スイッチ9、操作パネル1
1、ミシン主軸の複数の回転位相を検出するタイミング
信号発生器28、ディスプレイ10の画面に組み込まれ
たタッチパネル29が夫々接続されている。前記ディス
プレイ10に設けたタッチパネル29には例えば5行6
列の計30個のタッチキーが全面に亙って設けられてい
る。
【0021】出力インターフェース26には、ミシンモ
ータ31、針棒揺動用ステッピングモータ32、送り歯
前後駆動用ステッピングモータ33、液晶ディスプレイ
10であるLCDの為のディスプレイコントローラ(L
CDC)34と、刺繍装置12の第1,第2ステッピン
グモータ35,36が夫々接続されたコネクタ16等が
続されている。尚、出力インターフェース26は、モー
タ31〜33,35,36を夫々駆動する為の複数の駆
動回路を含むものである。前記ROMカード7のROM
7aは、コネクタ30を介してバス22に接続されてい
る。
【0022】ROM24には、複数の実用縫目の縫目デ
ータと、比較的使用頻度の高い多数の刺繍模様の模様デ
ータとが格納され、多数の刺繍模様の模様データは、刺
繍模様の種類別にグループ分けして格納されている。前
記ROMカード7のROM7aには、比較的使用頻度の
低い多数の刺繍模様の模様データが格納され、多数の刺
繍模様の模様データは、刺繍模様の種類別にグループ分
けして格納されている。尚、複数枚のROMカード7の
うちの1つが必要に応じてカード用スロット8に装着さ
れる。尚、多数の刺繍模様には、種々の種類の文字、図
形や形象、マーク、キャラクタ(例えば、テレビや映画
等に登場する著名な人物、動物、ロボット等)等があ
る。
【0023】模様番号に関して、各刺繍模様の模様デー
タに模様番号のデータは付加されていないが、ROM2
4に格納した刺繍模様の先頭のものから順に模様番号
1,2,・・・となり、その模様番号の最後の模様番号
に続けて、ROM7aに格納した刺繍模様の先頭のもの
から順に模様番号がカウントされる。尚、但し、ROM
24に刺繍模様の模様データを格納せずに、全ての刺繍
模様の模様データをROMカード7のROM7aに格納
してもよい。
【0024】図3は、ROM24の模様データのデータ
構造を示すものであり、ROM24には複数の刺繍模様
の模様データが格納され、先頭のものから順に模様番号
が1,2,・・・とカウントされる。各刺繍模様の模様
データは、刺繍模様を表示する為の模様表示データと、
刺繍縫製の為の縫製データと、付随情報を表示する為の
付随情報表示データとからなる。
【0025】図4は、模様群を選択後にその選択した模
様群のうちの複数の刺繍模様から、所望の模様を選択す
る模様選択処理において、複数の刺繍模様をそれらの模
様表示データを用いて表示した例である。各刺繍模様の
模様表示データは、刺繍模様とその外側を囲む四角枠と
を表示するデータを含む。各刺繍模様の付随情報表示デ
ータは、その刺繍模様と、模様に含まれる複数の色別の
模様部と、それらの糸色と、色数と、縫製時間等を表示
する為のデータである。模様表示データと付随情報表示
データとは夫々ビットマップデータ(ドットイメージデ
ータ)の形で格納されている。尚、ROM7aの模様デ
ータの構造も図3のものと同様である。
【0026】前記ROM24には、さらに、実用模様を
縫製する縫製制御や表示制御の一般的な制御プログラム
に加えて、ROM24,7aに格納した複数の刺繍模様
を所定数ずつディスプレイ10に表示させながら所望の
刺繍模様を選択する模様選択処理と、選択した刺繍模様
に対してディスプレイ10を介してサイズ設定や位置設
定等の編集処理を施す編集処理と、選択された刺繍模様
を刺繍縫製する刺繍縫製処理とを含む模様選択編集縫製
制御の制御プログラム等が予め格納され、この模様選択
編集縫製制御には、本願特有の後述の作動禁止制御のル
ーチンが含まれている。前記RAM25には、前記種々
の制御に必要なメモリ類(フラグやポインタやカウンタ
等のメモリ、レジスタやバッファ等)が設けられてい
る。
【0027】前記EEPROM27には前記作動禁止制御の為
の特定情報ID1,ID2,ID3が予め設定して格納してあ
る。これら各特定情報ID1,ID2,ID3は、例えば特定
の複数(例えば4つ)の数字を並べた特定の数字列であ
るが、操作パネル11にアルファベット文字等の文字キ
ーがある場合には、特定の複数の文字を並べた特定の文
字列でもよく、数字とアルファベット文字を複数並べた
特定の文字列でもよい。特定情報ID1,ID2,ID3は相
互に異なる情報であることが望ましいが、特定情報ID
2,ID3は同じ情報であってもよい。
【0028】次に、本願特有の作動禁止制御のルーチン
を含む模様選択編集縫製制御について、図5、図6のフ
ローチャートを参照して説明する。図中符号Si(i=
1,2,3・・・・)は各ステップを示すものである。
ミシンMの電源の投入によりこの制御が開始されると、
最初にRAM25の種々のメモリをクリアしたり、刺繍
機12を初期位置に設定する等の初期設定が実行され
(S1)、次に刺繍機12がフリーベッド部に装着され
ているか否か判定され(S2)、その判定が No のとき
には、操作パネル11から特定情報ID1が入力されたか
否か判定する(S3)。尚、刺繍機12が装着されると
モータ35,36がコネクタ16に接続されるため、刺
繍機12の装着の有無を制御装置20により検知するこ
とができる。
【0029】例えば、特定情報ID1が「1020」であ
るとすると、操作者は操作パネル11の「入力」キー操
作後に「1」、「0」、「2」、「0」のキーを順次押
し、最後に「確認」キーを押す。すると、「1020」
のデータがRAM25の所定のメモリに順次格納され、
その入力されたデータと、EEPROM27に予め記憶してい
る特定情報ID1(この場合、ID1=1020)とを比較
することでS3の判定が実行される。尚、操作者が特定
情報ID1の入力を間違えた場合には、「取消」キーを押
してから再度繰り返せばよい。
【0030】操作者が特定情報ID1を正しく入力でき
ず、S3の判定が No になったときはS8へ移行して、
ミシンモータ31の作動を禁止させる為のモータ作動禁
止フラグMFが「1」にセットされる(S8)。操作者
が特定情報ID1を正しく入力してS3の判定がYes にな
ったときはS9へ移行するため、モータ作動禁止フラグ
MFが「0」(初期設定にて0にしてある)に保持され
る。尚、モータ作動禁止フラグMFはRAM25の所定
のメモリに格納されている。
【0031】一方、刺繍機12が装着されておりS2の
判定がYes のときは、ROMカード7がスロット8に装
着されているか否か判定され(S4)、その判定が No
のときはS5へ移行し、特定情報ID2が入力されたか否
か判定される(S5)。尚、この特定情報ID2の入力と
判定については特定情報ID1の場合と同様である。ま
た、ROMカード7が装着されると、ROMカード7が
コネクタ30に接続されるため、その装着を容易に検知
することができる。
【0032】操作者が特定情報ID2を正しく入力でき
ず、S5の判定が No になったときはS7へ移行して、
模様選択の為のディスプレイ10への模様表示(図4の
ような模様表示)を禁止させる為の模様表示禁止フラグ
DFが「1」にセットされる(S7)。操作者が特定情
報ID2を正しく入力してS5の判定がYes になったとき
はS9へ移行するため、模様表示禁止フラグDFが
「0」(初期設定にて0にしてある)に保持される。
尚、模様表示禁止フラグDFはRAM25の所定のメモ
リに格納されている。
【0033】ROMカード7が装着されておりS4の判
定がYes のときは、S6において特定情報ID3が入力さ
れた否か判定される。この特定情報ID3の入力と判定に
ついては特定情報ID1の場合と同様である。操作者が特
定情報ID3を正しく入力できず、S6の判定が No にな
ったときはS7へ移行して、前記模様表示禁止フラグD
Fが「1」にセットされる(S7)。操作者が特定情報
ID3を正しく入力してS6の判定がYes になったときは
S9へ移行するため、模様表示禁止フラグDFが「0」
に保持される。尚、S7の次のS8においては、前記の
ようにモータ作動禁止フラグMFがセットされ、その後
S9移行する。
【0034】次に、S9においてはディスプレイ10に
初期画面(初期メニュー画面)が表示され、その初期画
面を介して模様群の選択等もなされる。次にS10では
模様表示禁止フラグDFが「1」か否か判定され、模様
表示禁止フラグDFが「0」の場合(S10: No )に
はS11において模様選択処理が許可され実行される。
この模様選択処理の際には、例えば図4に示すように、
選択された模様群の先頭の刺繍模様から順に複数模様ず
つディスプレイ10に表示され、表示画面を切換えつ
つ、所望の刺繍模様を表示させ、所望の刺繍模様をタッ
チパネル29のタッチキーにて指定することで刺繍模様
が選択される。尚、この模様選択処理自体は一般的な処
理であり、公知の種々の模様選択処理を適用してもよ
い。
【0035】一方、模様表示禁止フラグDFが「1」で
S10の判定がYes のときは、模様選択の為のディスプ
レイ10への模様表示を禁止する為に、S11をスキッ
プしてS13へ移行する。それ故、模様選択処理を実行
できず、ディスプレイ10に複数の刺繍模様を表示させ
たり、表示画面を切換えたりすることが禁止される。次
に、S12では、選択された刺繍模様に対して、その縫
製位置を設定したり、刺繍模様のサイズを設定したり、
向きを反転させたりする等の編集処理が実行される。
尚、この編集処理自体は一般的な処理であり、公知の種
々の編集処理を適用してもよい。
【0036】次にS13においては、起動・停止スイッ
チ9からミシンモータ31の起動を指令する起動指令が
入力されたか否か判定し、その判定がYes のときはモー
タ作動禁止フラグMFが「1」か否か判定し(S1
4)、モータ作動禁止フラグMFが「0」の場合(S1
4: No )はミシンMの作動が許可されているため、ミ
シンモータ31の駆動が開始され(S15)、次にS1
6において刺繍縫製処理が実行される。この刺繍縫製処
理では、選択された刺繍模様の縫製データを順次読出な
がら刺繍機12のモータ35,36を駆動制御しつつ縫
製を行なって刺繍縫製がなされる。この刺繍縫製処理自
体は一般的な処理であるので、詳しい説明は省略する。
【0037】S14の判定の結果、モータ作動禁止フラ
グMFが「1」の場合は、S17において所定の警告メ
ッセージがディスプレイ10に表示され、必要に応じて
警告ブザーも作動され、その後S9へ戻りS9以降が実
行される。また、S13の判定が No のときにもS9へ
戻りS9以降が実行される。尚、ここで、操作者が特定
情報ID1,ID2,ID3の入力を忘れることもあることに
鑑み、S17からS1へ戻るように構成してもよい。
【0038】以上説明したミシンM、特に本願特有の作
動禁止制御の作用、効果について説明する。刺繍機12
を装着してない状態では、特定情報ID1を入力しない限
り、モータ作動禁止フラグMFがセットされてミシンモ
ータ31の作動が禁止され、ミシンモータ31が作動し
ないので、特定情報ID1を知っていないため入力できな
い幼児や子供がミシンMを操作してもミシンモータ31
が作動しない。それ故、幼児や子供に対する安全性が高
まり、幼児や子供がミシンMを故障させたりするのを確
実に防止することができる。
【0039】刺繍機12を装着しROMカード7を装着
しない状態では、特定情報ID2を入力しない限り、模様
表示禁止フラグDF及びモータ作動禁止フラグMFが共
にセットされて模様選択の為のディスプレイ10への模
様表示とミシンモータ31の作動とが禁止されるため、
特定情報ID2を知っていないため入力できない幼児や子
供がミシンMを操作してもミシンモータ31が作動しな
いし、模様選択の為に刺繍模様をディスプレイ10に表
示させることができないから、幼児や子供に対する安全
性が高まり、幼児や子供がミシンMを故障させたりする
のを確実に防止することができる。
【0040】幼児や子供に限らず、ミシンMの所有者以
外の者であって特定情報ID2を知らない者が無断で操作
する場合にも、模様選択の為に刺繍模様をディスプレイ
10に表示させることができないから、ディスプレイ1
0を介して多数の刺繍模様を視たり、模写したりするこ
とができず、刺繍模様の使用が制限される。こうして、
複数の刺繍模様に含まれるキャラクタ等の使用を制限す
ることができる。
【0041】刺繍機12を装着しROMカード7を装着
した状態では、特定情報ID3を入力しない限り、模様表
示禁止フラグDF及びモータ作動禁止フラグMFが共に
セットされて模様選択の為のディスプレイ10への模様
表示とミシンモータ31の作動とが禁止されるため、前
記特定情報ID2を入力しない場合と同様の作用、効果が
得られる。特に、刺繍模様のうちのキャラクタに該当す
るような刺繍模様は、ROMカード7に格納されている
ことが多いことに鑑み、特定情報ID2と異なる特定情報
ID3を用いることが望ましい。
【0042】特に、他人から借用してきたROMカード
7や海賊版のROMカード7をミシンMに装着したとし
ても、特定情報ID3を知らなければ、そのROMカード
7に格納されている刺繍模様を使用できないので、刺繍
模様の使用の制限を図ることができる。しかも、この作
動禁止制御におけるフラグDF、MFの設定をミシンM
の電源投入の直後に実行するため、この作動禁止制御の
作用、効果を確実にすることができる。
【0043】次に、前記実施形態を部分的に変更する諸
例について説明する。図5の初期設定の次に、ディスプ
レイ10に特定情報の入力を促すメッセージや入力のや
り方を指示するメッセージを表示するように構成しても
よい。また、特定情報をEEPROM27に格納する代わり
に、ROM24に格納してもよい。また、前記ROMカ
ード7の代わりに磁気ディスクに複数の模様の模様デー
タを格納し、その磁気ディスクを制御装置20のFDD
に着脱自在に装着するように構成することもあるし、そ
の他コンパクトディスクや磁気光ディスクを適用する場
合にも、本発明を同様に適用可能である。また、刺繍機
12を組み込んだ電子制御式刺繍ミシンにも本発明を同
様に適用可能である。
【0044】
【発明の効果】 請求項1の発明によれば、特定情報記
憶手段と判定手段と禁止制御手段とを設け、予め設定さ
れ記憶された特定情報を入力しない限り、模様選択の為
のディスプレイへの模様表示と縫製手段の作動の少なく
とも一方が禁止される。それ故、幼児や子供等が、悪戯
でミシンを操作し、模様選択の為にディスプレイに模様
を表示させたり、或いは縫製手段を作動させたりするの
を防止することができ、幼児や子供によるミシン操作を
制限し、幼児や子供に対する安全性を高めることができ
る。一方、ミシンの所有者等特定情報を知っている者以
外の者も特定情報を入力できないから、そのような者が
ミシンを操作し、模様選択の為にディスプレイに模様を
表示させたりするのを防止することができ、ミシンの所
有者以外の者に対して複数の模様に含まれているキャラ
クタの使用を制限することができる。
【0045】請求項2の発明によれば、前記判定手段
は、ミシンの電源投入直後に判定を行うので、ミシンの
電源投入直後に判定し、特定情報の入力がない場合は禁
止制御手段で模様選択の為のディスプレイへの模様表示
と縫製手段の作動の少なくとも一方を禁止することがで
きるから、請求項1の作用・効果を一層確実にすること
ができる。
【0046】請求項3の発明によれば、ミシンのベッド
部に着脱自在に装着される刺繍機を備えているため、電
子制御式刺繍ミシンとして使用したり、通常の電子制御
式ミシンとして使用したりすることができる。また、前
記模様記憶手段は、複数の模様の模様データを格納して
おり且つミシンの制御装置に着脱可能に接続される外部
記憶媒体を備えているため、複数の模様の全ての模様の
模様データを1又は複数の外部記憶媒体に格納したり、
或いは、複数の模様のうちの一部の模様の模様データを
制御手段の不揮発性メモリに格納しておき、その他の模
様の模様データを1又は複数の外部記憶媒体に格納して
おくことができる。しかも、外部記憶媒体を借用して来
て使用する者、海賊版の外部記憶媒体を取得して使用す
る者、等による模様の使用を確実に制限することができ
る。また、外部記憶媒体を介して、多数の模様の模様デ
ータを装備したミシンにおいて、請求項1の作用・効果
を確保できる。その他請求項2と同様の効果を奏する。
【0047】請求項4の発明によれば、前記判定手段が
刺繍機の装着の有無を判定する判定部と、外部記憶媒体
の装着の有無を判定する判定部とを備えているため、刺
繍機の装着の有無に応じて、また、外部記憶媒体の装着
の有無に応じて、禁止制御手段による禁止の態様を異な
らせることができる。その他請求項3と同様の効果を奏
する。
【0048】請求項5の発明によれば、前記特定情報
は、前記刺繍機を装着しない状態で縫製手段の作動の許
否に係る第1特定情報と、刺繍機を装着した状態で模様
選択の為のディスプレイへの模様表示及び縫製手段の作
動の許否に係る第2特定情報とを含むので、刺繍機の装
着の有無に応じて禁止制御手段による禁止の態様を異な
らせることができる。その他請求項4と同様の効果を奏
する。
【0049】請求項6の発明によれば、刺繍機を装着し
ない状態では、第1特定情報を介して、幼児や子供によ
るミシン操作を制限して安全性を高めることができ、刺
繍機を装着した状態では、第2特定情報を介して、幼児
や子供によるミシン操作を制限して安全性を高めるとと
もに、模様選択の為の模様表示を禁止してミシン所有者
者以外の者による模様(特に,キャラクタ等)の使用を
制限することができる。その他請求項5と同様の効果を
奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係る電子制御式ミシンの斜
視図である。
【図2】ミシンの制御系のブロック図である。
【図3】模様データのデータ構造の説明図である。
【図4】模様選択処理におけるディスプレイへの模様表
示の例を示す図である。
【図5】模様選択編集縫製制御のルーチンの一部のフロ
ーチャートである。
【図6】図5のフローチャートの残部である。
【符号の説明】
M 電子制御式ミシン 7 ROMカード 7a ROM 10 ディスプレイ 11 操作パネル 12 刺繍機 20 制御装置 24 ROM 27 EEPROM

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の模様の模様データを格納した模様
    記憶手段と、複数の模様を表示可能なディスプレイを含
    む表示手段と、加工布に縫製を施す為の縫製手段と、表
    示手段と縫製手段とを制御する制御手段とを備えた電子
    制御式ミシンにおいて、 予め設定された特定情報を格納した特定情報記憶手段
    と、 入力手段から前記特定情報が入力されたか否か判定する
    判定手段と、 前記判定手段の判定結果を受け、特定情報が入力されて
    いないと判定されたときは、模様選択の為のディスプレ
    イへの模様表示と縫製手段の作動の少なくとも一方を禁
    止する禁止制御手段と、 を備えたことを特徴とする電子制御式ミシン。
  2. 【請求項2】 前記判定手段は、ミシンの電源投入直後
    に判定を行うことを特徴とする請求項1に記載の電子制
    御式ミシン。
  3. 【請求項3】 加工布を保持して直交する2方向へ独立
    に移動駆動する為の刺繍機であってミシンのベッド部に
    着脱自在に装着される刺繍機を備え、 前記模様記憶手段は、複数の模様の模様データを格納し
    ており且つミシンの制御装置に着脱可能に接続される外
    部記憶媒体を備えたことを特徴とする請求項2に記載の
    電子制御式ミシン。
  4. 【請求項4】 前記判定手段は、前記刺繍機の装着の有
    無を判定する判定部と、外部記憶媒体の装着の有無を判
    定する判定部とを備えたことを特徴とする請求項3に記
    載の電子制御式ミシン。
  5. 【請求項5】 前記特定情報は、前記刺繍機を装着しな
    い状態で縫製手段の作動の許否に係る第1特定情報と、
    刺繍機を装着した状態で模様選択の為のディスプレイへ
    の模様表示及び縫製手段の作動の許否に係る第2特定情
    報とを含むことを特徴とする請求項4に記載の電子制御
    式ミシン。
  6. 【請求項6】 前記禁止制御手段は、前記刺繍機を装着
    しない状態で第1特定情報が入力されないときには縫製
    手段の作動を禁止し、刺繍機を装着した状態で第2特定
    情報が入力されないときには模様選択の為のディスプレ
    イへの模様表示および縫製手段の作動を禁止することを
    特徴とする請求項5に記載の電子制御式ミシン。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017517992A (ja) * 2015-03-02 2017-06-29 小米科技有限責任公司Xiaomi Inc. 状態切替方法、装置、プログラム及び記録媒体

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2017517992A (ja) * 2015-03-02 2017-06-29 小米科技有限責任公司Xiaomi Inc. 状態切替方法、装置、プログラム及び記録媒体
US10174965B2 (en) 2015-03-02 2019-01-08 Xiaomi Inc. Methods and apparatuses for switching state

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