JPH10328762A - 複合プレス型 - Google Patents
複合プレス型Info
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- JPH10328762A JPH10328762A JP9148090A JP14809097A JPH10328762A JP H10328762 A JPH10328762 A JP H10328762A JP 9148090 A JP9148090 A JP 9148090A JP 14809097 A JP14809097 A JP 14809097A JP H10328762 A JPH10328762 A JP H10328762A
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Abstract
形態の加工を1セットのプレス型により実現できるよう
にして、型費の低減、型メンテナンスの簡略化等を図
る。 【解決手段】 ラム2にプレス方向変位可能に支持され
た上型3と、上型3に対してプレス方向変位可能に支持
された、シワ押え10aと抜き刃10bと曲げ刃10c
を有する上刃10と、下型5と、下型5に対してそれぞ
れプレス方向変位可能に支持された、シワ押えと抜き刃
20aを有する第1の下刃20と、シワ押え30aを有
する第2の下刃30とを備え、ラム2が1回下動する
と、上型3と下型5との間でなされる絞り加工と、上刃
10の抜き刃10bと第1の下刃20の抜き刃20aと
の間でなされる抜き加工と、上刃10の曲げ刃10cと
下型5との間でなされる曲げ加工が連続してなされる構
成とする。
Description
工、抜き加工あるいは曲げ加工等の複数の形態のプレス
加工を行うためのプレス型に関する。
レス加工を行う場合には、各加工形態に専用のプレス型
を用意し、それぞれを別々の工程として行っていた。
に合わせた専用のプレス型を用意しなければならないた
め型数が増大し、その結果型費が嵩むばかりか、そのメ
ンテナンスに多くの労力を費やすこととなり、また1部
品について複数型分の保管スペースが必要になる等の問
題があった。さらに、一連のプレス加工を行うためにワ
ークを各工程間を移動させる必要があり、その結果コン
ベアやローダ・アンローダ等の搬送手段が必要になると
いう問題があった。
されたもので、上型と下型の1セットで複数の形態のプ
レス加工を行うことのできるプレス型を提供することを
目的とする。
の複合プレス型は、ラムにプレス方向変位可能に支持し
た上型と、該上型に対してプレス方向変位可能に支持し
た、シワ押えと抜き刃と曲げ刃を有する上刃と、下型
と、該下型に対してそれぞれプレス方向変位可能に支持
した、抜き刃を有する第1の下刃と、シワ押えを有する
第2の下刃とを備え、前記ラムの1回の下動により、前
記上型と前記下型との間でなされる絞り加工と、前記上
刃の抜き刃と前記第1の下刃の抜き刃との間でなされる
抜き加工と、前記上刃の曲げ刃と前記下型との間でなさ
れる曲げ加工が連続してなされる構成としたことを特徴
とする。
動させるだけで、素材に対して絞り加工と抜き加工と曲
げ加工がなされるので、1セットのプレス型で複数形態
のプレス加工を行うことができ、これにより型費の低
減、型メンテナンスの簡略化等を図ることができる。
記載の複合プレス型であって、上型とラムとの間に、絞
り加工に要する型締め力よりも大きな押圧力で収縮側に
作動するガススプリングを介装し、第1の下刃とボルス
ターとの間に、抜き加工に要する型締め力よりも大きな
押圧力で収縮側に作動するガススプリングを介装したこ
とを特徴とする。
は上型はラムと一体で下動し、絞り加工後にラムがさら
に大きな型締め力により下動することにより、上型用の
ガススプリングが収縮側に作動して上型がラムに対して
変位し、これにより抜き加工がなされる。抜き加工後、
ラムがさらに大きな型締め力で下動することにより、下
刃用のガススプリングが収縮側に作動して第1の下刃が
下動し、これにより曲げ加工がなされる。
に大きくしつつ下動することにより、上型のラムに対す
る位置、第1の下刃の下型に対する位置が変化すること
により絞り加工、抜き加工および曲げ加工がなされ、こ
れにより上記と同様型費の低減等の作用効果を得る他、
特に切換え操作等を行うことなく複数形態のプレス加工
を1セットのプレス型で実現することができる。
レス方向変位可能に支持した上型と、該上型に対してプ
レス方向変位可能に支持した、シワ押えと抜き刃と曲げ
刃を有する上刃と、前記上型の前記ラムに対する変位量
を切り換えるための上型打ち分け装置と、下型と、該下
型に対してそれぞれプレス方向変位可能に支持した、抜
き刃を有する第1の下刃と、シワ押えを有する第2の下
刃と、前記第1の下刃の前記下型に対する変位量を切り
換えるための下型打ち分け装置を備え、前記ラムの1回
目の下動により前記上型と前記下型との間で絞り加工が
なされ、前記上型打ち分け装置と前記下型打ち分け装置
を変位規制解除側へ切り換えた状態でなされる前記ラム
の2回目の下動により、前記上刃の抜き刃と前記第1の
下刃の抜き刃との間で抜き加工がなされるとともに、前
記上刃の曲げ刃と前記下型との間でなされる曲げ加工が
なされる構成としたことを特徴とする。
装置および下型打ち分け装置を変位規制側に切り換え
て、上型をラムと一体で下動させ、第1の下刃を下動不
能としておくことにより素材はその周縁を保持された状
態で絞り加工される。上型打ち分け装置および下型打ち
分け装置を変位規制解除側に切り換えて、上型はラムに
対して絞り加工レベルよりもさらに上方へ相対的に変位
可能、かつ第1の下刃は下型に対してより大きく変位可
能な状態とし、この状態で再度ラムを上記絞り加工レベ
ルよりも下方に下動させて、上型をラムに対して上方へ
変位させることにより上刃と第1の下刃との間で素材の
抜き加工がなされ、さらにラムを下動させて上刃と第1
の下刃を一体で下動させることにより、上刃の曲げ刃と
下型との間で抜き加工された素材の周縁が曲げ加工され
る。
の上型打ち分け装置、第1の下刃の変位量を切り換える
ための下型打ち分け装置を設け、絞り加工後、両装置を
変位規制解除側に切り換えることにより、1セットのプ
レス型による複数形態のプレス加工を実現することがで
きる。
記載の複合プレス型であって、上型打ち分け装置と下型
打ち分け装置は、打ち分けプレートをアクチュエータに
よりプレス方向に直交する方向に移動させて、ラムに対
する上型の変位量と、下型に対する第1の下刃の変位量
を切り換える構成としたことを特徴とする。
および第1の下刃の変位量を、簡単な構成で切り換える
ことができ、これにより作動不良のない確実な切換えを
行うことができる。
1〜図7に基づいて説明する。図1は、以下説明する第
1実施形態の複合プレス型1により絞り加工、抜き加工
および曲げ加工を完了した段階であって、ラム2が下降
端に至った段階を示している。本実施形態の複合プレス
型1により、自動車のドアアウタパネルが製品として製
作される。すなわち、平坦な素材Wを絞り加工して当該
ドアアウタパネルとして必要な曲面形状が得られ、抜き
加工によりその外形が所定サイズにせん断されるととも
に、窓部が開口形成され、さらに曲げ加工により外周に
ヘミング用のフランジが形成される。製品としてのドア
アウタパネルは一例であり、以下説明する複合プレス型
1をその他の製品を製作するための複合プレスに適用で
きることは言うまでもない。
2の下面側に支持した上型3と、ボルスター4の上面側
に取り付けた下型5を主体として構成されている。上型
3は、その周囲適数箇所に設けた上下に長い溝部3a〜
3aに、ラム2側の支持ピン2a〜2aをそれぞれ挿入
しておくことでラム2に対してプレス方向(図示上下方
向)に一定の範囲で変位可能に支持されている。
装置6が組み込まれている。この上型打ち分け装置6
は、上型3のラム2に対する変位量を2段階に切り換え
るためのもので、ラム2の下面に取り付けたベース6a
に、ガイドレール6c,6cを介して打ち分けプレート
6bをその面方向(図1では紙面に直交する方向、図2
では左右方向)にスライド可能に支持した構成となって
いる。この打ち分けプレート6bのスライド動作は、図
2に示すようにベース6aの下面に取り付けた打ち分け
シリンダ6eによりなされる。この打ち分けプレート6
bの所定位置には打ち分け孔6d〜6dが形成されてい
る。
〜3b(図では1箇所のみ示した)が上方へ突き出し状
に設けられており、この変位規制ピン3b〜3bを上記
打ち分けプレート6bの下面に当接させる(変位規制)
か、若しくは上記打ち分け孔6d〜6dに挿入させる
(変位規制解除)かにより、上型3のラム2に対する変
位量を2段階に切り換えることができる。すなわち、上
記打ち分けシリンダ6eの作動により打ち分けプレート
6bをスライドさせて、変位規制ピン3b〜3bの上方
に各打ち分け孔6dを位置させると、上型3のラム2に
対する変位量が大きくなる。
ラム2に対して最も下側に変位した状態となり、このと
き変位規制ピン3b〜3bと打ち分けプレート6bとの
間には一定の隙間が形成される。従って、ラム2の下動
に伴い、上型3がラム2に対して相対的に一定量上方へ
変位し(ラム2が下動しても上型3が下動しない状
態)、打ち分けプレート6bをスライド動作させて変位
規制ピン3b〜3bが打ち分けプレート6bに突き当た
ると、以後上型3のラム2に対する相対変位が阻止さ
れ、ラム2と上型3が一体となって下動する。一方、打
ち分け装置6が変位規制解除側に切り換えられて、変位
規制ピン3b〜3bが打ち分け孔6d〜6dに入り込む
ことにより、上型3はラム2に対してさらに上方へ相対
変位する。
ゴム3c〜3cが取付けられており、変位規制解除状態
における上型3のラム2に対する変位はこのウレタンゴ
ム3c〜3cを変形させつつなされ、これによりその衝
撃的な変位が抑制されるようになっている。
上刃10が吊り下げ状に支持されている。この上刃10
は、図示は省略したが上型3のラム2に対する支持構造
と同様、上型3側の支持ピンを、上刃10の周囲適数箇
所に設けた上下に長い溝部に挿入させておくことで、上
型3に対して相対的に上下に一定の範囲で変位可能に支
持されている。この上刃10の上面であって、周方向に
適宜間隔をおいた適数箇所には変位規制ピン11〜11
が上方へ突き出し状に設けられている。この変位規制ピ
ン11〜11は、上型3の変位規制面3dを貫通して上
記打ち分けプレート6bに向けられており、ラム2が下
動した位置では打ち分けプレート6bの下面に当接する
ようになっている。
上型3がその自重によりラム2に対して変位下端位置に
位置し、また上刃10がその自重により上型3に対して
変位下端位置に位置し、この時変位規制ピン11の上面
11aと上記打ち分けプレート6bとの間、および変位
規制ピン11の上刃10への取付部を構成するフランジ
面11bと上型3の変位規制面3dとの間にはそれぞれ
一定の隙間が形成される。
シワ押え10aと、外形抜き加工用の抜き刃10bと、
外周フランジ曲げ加工用の曲げ刃10cが、それぞれ全
周にわたって形成されている。
に対して窓部を抜き加工するための窓用抜き刃12が吊
り下げ状に設けられている。この窓用抜き刃12は、支
持シャフト14により一定の範囲で上型3に対して上下
に変位可能に支持され、また圧縮バネ13により常時上
方へ持ち上げられる方向に付勢されている。この窓用抜
き刃12の上面にも変位規制ピン15が上方へ突き出し
状に取付けられて、上記打ち分けプレート6bに向けら
れている。型開き状態において、この変位規制ピン15
と打ち分けプレート6bとの間には一定の隙間が形成さ
れる。
状をなす第1の下刃20と、第2の下刃30が配置され
ている。第2の下刃30が第1の下刃20の外周側に配
置されている。第1の下刃20の上面側には、上記上刃
10の抜き刃10bに対応した抜き刃20aが設けら
れ、第2の下刃30の上面側には、上刃10のシワ押え
10aに対応したシワ押え30aが設けられている。
おいて配置したガススプリング21〜21を介して、常
時上方へ付勢された状態で下型打ち分け装置50のベー
ス52上に支持されている。また、この第1の下刃20
の下面には、上記ガススプリング21〜21とは別に、
複数の変位規制ピン22〜22が下方へ突き出し状に設
けられている。各変位規制ピン22〜22は、下型打ち
分け装置50の打ち分けプレート51に向けられてい
る。
おいた複数箇所を、図示省略したダイクッション側のク
ッションピン31〜31により支持されて、常時上方へ
付勢された状態でボルスター4上に支持されている。な
お、クッションピン31〜31と第2の下刃30との間
には補助ピン31aが介装されている。上記ガススプリ
ング21〜21の上方付勢力および上記クッションピン
31〜31の上方付勢力(支持力)は、上型3の自重お
よび上刃10の自重を合計した荷重よりも強く、ラム2
の下動力よりも小さく設定されている。従って、第1お
よび第2の下刃20,30は、単に上刃10が乗せ掛け
られただけでは下動せず、変位規制ピン11の上面11
aが打ち分けプレート6bに突き当たって、上刃10が
ラム2と一体となって下動するときに下動する。
上面に設けられている。この下型打ち分け装置50は、
ベース52の上面に複数の打ち分けプレート51〜51
をそれぞれその面方向にスライド可能に支持した構成と
したもので、各打ち分けプレート51〜51の位置変更
(打ち分け操作)は、図3に示すように打ち分けシリン
ダ51bによりなされる。各打ち分けプレート51〜5
1の上面所定位置には、それぞれ適数個の打ち分け凸部
51a〜51aが形成されている。当該打ち分け装置5
0を変位規制側へ切り換えると、各打ち分け凸部51a
〜51aが上記変位規制ピン22〜22の下方に位置
し、これにより各変位規制ピン22〜22が打ち分け凸
部51aに突き当たって第1の下刃20の下動が規制さ
れる。
抜き刃12に対応して受け刃25が配置されている。こ
の受け刃25も圧縮バネ26により常時上方へ付勢され
ている。この受け刃25の下面には、変位規制ピン27
が下方へ突き出し状に設けられており、この変位規制ピ
ン27も上記下型打ち分け装置50の打ち分けプレート
51に向けられている。この変位規制ピン27にも対応
して、打ち分けプレート51の上面には打ち分け凸部5
1aが形成されている。当該下型打ち分け装置50が変
位規制側へ切り換えられると、上記したように第1の下
刃20の変位が規制されるとともに、上記受け刃25の
変位規制ピン27の下方にも打ち分け凸部51aが位置
することにより、受け刃25の下動も規制された状態と
なる。
せて下型打ち分け装置50を変位規制解除側に切り換え
ると、第1の下刃20の変位規制ピン22〜22の下
方、および受け刃25の変位規制ピン27の下方から各
打ち分け凸部51a〜51aが退去し、これにより第1
の下刃20および受け刃25の下動が許容され、若しく
はより下方位置まで変位可能な状態となる。
複合プレス型1を用いて行う、素材Wの絞り加工(図
4)、外形抜き加工(図5)および外周のフランジ曲げ
加工(図6)について説明する。先ず、型開き状態(図
示省略)において、第2の下刃30に素材Wがセットさ
れる。この型開き状態では、ラム2は上昇端に位置し、
上型3はその自重によりラム2に対して下降端に位置
し、上刃10はその自重により上型3に対して下降端に
位置している。
り、上型打ち分け装置6は、上型3の変位を規制する変
位規制側(変位規制ピン3bの上方から打ち分け孔6d
が退去して、該変位規制ピン3bが打ち分けプレート6
bに突き当たる状態)に切り換えられる(図4参照)。
但し、この型開き状態では、変位規制ピン11〜11お
よび変位規制ピン3b〜3bと打ち分けプレート6bと
の間には一定の隙間が形成されている。一方、下型打ち
分け装置50も、第1の下刃20の下動を規制する側に
切り換えられている。
および絞り加工がなされる。すなわち、上記型開き状態
において素材Wをセットした後、ラム2の下動が開始さ
れて上刃10のシワ押え10aと第2の下刃30のシワ
押え30aとの間に素材Wの周縁が挟み込まれる。この
段階では、第1および第2の下型20,30は下降しな
い。ラム2の下降に伴って上型3がさらに下降して、変
位規制ピン11のフランジ面11bが上型3の変位規制
面3dに当接し、その後、さらにラム2が下降して上刃
10の変位規制ピン11の上面11aが打ち分けプレー
ト6bに突き当たることにより、上刃10がラム2に押
されて下降する。
0のシワ押え30aとの間に素材Wを挟み込んだ状態
で、上刃10がラム2に押されて下降することにより、
第2の下刃30が若干下降する。一方、図示するように
この段階では上刃10の下降動作は直接第1の下刃20
に作用しないので、第1の下刃20は下降せず、従って
第2の下刃30のみが下降する。第2の下刃30のみが
下降することにより、素材Wの周縁が第1および第2の
下刃20,30と上刃10との間でシワ押え(クリン
チ)される。
変位規制ピン3b〜3bが図示するように打ち分けプレ
ート6bに突き当たり、以後上型3がラム2と一体とな
って下動し、これにより上型3と下型5との間で素材W
が絞り加工される。
位置に戻され、型開き状態とされる。この型開き状態に
おいて、上型打ち分け装置6と下型打ち分け装置50が
それぞれ変位規制解除側へ切り換えられる。すなわち、
上型打ち分け装置6において打ち分けシリンダ6eの作
動により、打ち分けプレート6bを図1において紙面に
直交する方向に移動させて、上型3の各変位規制ピン3
b〜3bの上方に打ち分け孔6d〜6dが位置する状態
とし、これにより上型3がラム2に対してより上側へ変
位できる状態となる。なお、変位規制ピン11〜11お
よびウレタンゴム3c〜3cは、依然として打ち分けプ
レート6bの下面に当接する状態に保持されている。
打ち分けシリンダ51bの作動により各打ち分けプレー
ト51〜51が変位規制解除側に移動し、これにより第
1の下刃20の変位規制ピン22〜22の下方、および
受け刃25の変位規制ピン27の下方から各打ち分け凸
部51a〜51aを退去させ、これにより第1の下刃2
0および受け刃25が下型5に対してより下方へ変位で
きる状態とする。なお、この型開き状態においては、第
2の下刃30がクッションピン31〜31により上昇す
るので、素材Wは第2の下刃30に持ち上げられて、一
旦下型5から浮き上がった状態となっている。
ち分け装置50を変位規制解除側に切り換えた後、再度
ラム2を下降させて素材Wの抜き加工および曲げ加工が
なされる。すなわち、ラム2の下降途中において、先ず
上刃10が第2の下刃30に当接して素材Wの周縁が再
び挟み込まれる。この段階では、第2の下刃30に対し
て上刃10の自重のみが付加されるので第2の下刃30
は下降せず、また、第1の下刃20も、ガススプリング
21〜21により支えられているため下降しない。従っ
て、この段階で上刃10の下降が一旦停止される。
規制面3dが、上刃10のフランジ面11bに当接し、
次に各変位規制ピン11〜11およびウレタンゴム3c
〜3cが打ち分けプレート6bの下面に当接する。従っ
て、以後ラム2と上刃10が一体となって下降し、これ
により第2の下刃30が下降する。一方、上型3の変位
規制ピン3b〜3bがそれぞれ打ち分け孔6dに入り込
むので、依然この上型3はラム2に対して変位する状態
となっている。但し、ウレタンゴム3c〜3cが打ち分
けプレート6bに当接されるので、ラム2の下動はウレ
タンゴム3c〜3cを介して上型3に伝えられ、従って
この段階で素材Wは上型3と下型5との間に挟まれ、か
つウレタンゴム3c〜3cの弾発力により両型3,5間
に強固に保持される。このことから、以下なされる抜き
加工および曲げ加工において上型3は下降せず、従って
ラム2はウレタンゴム3c〜3cを変形させつつさらに
下動する一方、上型3はラム2に対して相対的に上方へ
変位し、これに伴って変位規制ピン3b〜3bが徐々に
打ち分け孔6d内に進入する。
態で、上刃10および第2の下刃30が下降することに
より、図5および図7に示すように上刃10の抜き刃1
0bが第1の下刃20の抜き刃20aに対して下方へ変
位し、これにより素材Wの外周が抜き加工される。
分けプレート6bに当接する段階では、上記窓用抜き刃
12の変位規制ピン15も打ち分けプレート6bに当接
し、これにより当該窓用抜き刃12もラム2と一体で下
動する状態となる。一方、この段階では下型打ち分け装
置50が変位規制解除側に切り換えられて、受け刃25
が下動可能な状態となっている。従って、ラム2の下動
に伴い窓用抜き刃12も一体となって下動し、素材Wに
当接した状態で受け刃25を圧縮バネ26に抗して押し
下げつつさらに下動することにより素材Wに窓部が抜き
加工される。
と、図6に示すように上刃10の抜き刃10bが素材W
を間にして第1の下刃20の抜き刃20aに当接するこ
とにより、以後上刃10と第1および第2の下刃20,
30がラム2と一体となって下動する。こうして、上刃
10がさらに下動することにより、上刃10の曲げ刃1
0cと下型5との間で、上記抜き加工された素材Wの外
周が下方へフランジ曲げ加工される。
れば、ラム2の1回目の下動により素材Wに絞り加工が
なされ、2回目の下動により抜き加工と曲げ加工がなさ
れ、当該1セットのプレス型1により複数の形態のプレ
ス加工を行うことができるので、従来に比して型費の削
減、メンテナンス労力の削減を図ることができ、また、
従来のような各工程間の搬送手段を排除することができ
る。
ることができる。図8には、本発明の第2実施形態に係
る複合プレス型60が示されている。なお、第1実施形
態と同様であって特に変更を要しない部材については説
明を省略し、同位の符号を用いる。この第2実施形態の
複合プレス型60は、前記第1実施形態とは異なり、ラ
ム2の1回の下動により絞り加工、抜き加工および曲げ
加工がなされる構成となっている。
記変位規制ピン3b〜3bおよびウレタンゴム3c〜3
cに代えて複数のガススプリング61〜61が取付けら
れており、各ガススプリング61〜61は全て一定以上
の荷重で縮小側にストロークする。すなわち、各ガスス
プリング61〜61には、絞り加工に要する型締め力よ
りも大きな押圧力が付加されたときに縮小側に作動する
ものが用いられている。このため、上型打ち分け装置6
は廃止されており、この第2実施形態の場合、変位規制
ピン11〜11およびこのガススプリング61〜61
は、ラム2の下面に固定した当接プレート66に当接す
る。
受け刃25も、前記変位規制ピン27および圧縮バネ2
6に代えてガススプリング62〜62により下型5に支
持されている。このガススプリング62も一定以上の荷
重、すなわち素材Wの抜き加工に要する型締め力が付加
されたときに縮小側に作動するもので、絞り加工時の型
締め力では作動しない。
下刃20は、前記変位規制ピン22およびガススプリン
グ21〜21に代えてすべてガススプリング64〜64
により支持されており、このためこの第2実施形態では
前記下型打ち分け装置50も廃止されている。この場合
のガススプリング64〜64は、前記ガススプリング2
1〜21よりもより大きな荷重、すなわち抜き加工段階
の型締め力では作動せず、曲げ加工に要する型締め力が
付加された時点で縮小側に作動するものが用いられてい
る。
よび下型打ち分け装置6,50に代えて、ガススプリン
グ61〜61、62〜62および64〜64を用いるこ
とによっても、絞り加工、抜き加工および曲げ加工を1
セットのプレス型60により行うことができ、しかもこ
の第2実施形態の場合、前記第1実施形態のようにラム
2を2回下動させるのではなく、1回の下動で全ての加
工を行うことができる。
ム2が下動して、上刃10と第2の下刃30との間に素
材Wが挟み込まれる。第1および第2の下刃20,30
はそれぞれガススプリング64〜64、クッションピン
31〜31により支持されているので、この段階では両
下刃20,30は下動しない。
ン11の上面11aが当接プレート66に当接し、以後
上刃10がラム2と一体で下動し、この段階で第2の下
刃30がクッションピン31〜31に抗して下動し、こ
れにより素材Wの周囲がクリンチされる。こうして素材
Wがクリンチされると、ほぼ同時にガススプリング61
〜61が当接プレート66に当接し、これにより上型3
がラム2と一体で下動して素材Wが下型5との間で絞り
加工される。この絞り加工の段階では、各ガススプリン
グ61〜61は縮小側に作動しない。絞り加工完了後、
型締め力が増大してさらにラム2が下動すると、この段
階で上型3は下動できないので、各ガススプリング61
〜61に一定以上の荷重が付加され、これにより各ガス
スプリング61〜61が縮小側に作動して、ラム2の単
独の下動が許容される。
る段階では、第1の下刃20は下動しないが、第2の下
刃30がラム2および上刃10に押されて下動するの
で、上刃10の抜き刃10bが第1の下刃20の抜き刃
20aに対して変位し、これにより素材Wの外周が抜き
加工される。
当接プレート66に当接するので、窓用抜き刃12もラ
ム2と一体で下降し、受け刃25に一定以上の荷重が付
加され、これによりガススプリング62〜62が縮小側
に作動して、該受け刃25の下動が許容される。このた
め、ラム2が下動すると、窓用抜き刃12と受け刃25
が素材Wを挟み込んだ状態で下動し、これにより素材W
の窓部もほぼ同時に抜き加工される。
が第1の下刃20の抜き刃20aに当接すると、ラム2
の下動力(型締め力)が直接当該第1の下刃20に付加
されて、各ガススプリング64〜64に一定以上の荷重
が付加され、これにより各ガススプリング64〜64が
縮小側に作動して当該第1の下刃20がラム2と一体で
下動する。
と上刃10が一体で下動することにより、抜き加工され
た素材Wの周縁が上刃10の曲げ刃10cによりほぼ直
角に下方へ曲げ加工される。
よっても、絞り加工と抜き加工と曲げ加工が1セットの
プレス型60によりなされ、しかも本実施形態の場合、
前記第1実施形態とは異なってラム2の1回の下動によ
り上記3種類のプレス加工が順次なされる。このことか
ら、第1実施形態のプレス型1により作用効果に加え
て、当該プレス型60によれば前記第1実施形態のプレ
ス型1に比してプレス加工のサイクルタイムを短縮化で
きる。
は、さらに変更を加えて実施することができる。例え
ば、例示した実施形態では、自動車のドアパネルをプレ
ス加工するためのプレス型1,60として説明したが、
様々な種類の製品をプレス加工する場合に適用できるこ
とは言うまでもなく、従って窓部の抜き加工のあるなし
に関係なく適用することができる。
プレート6b,51を移動させるための駆動手段として
シリンダを用いたが、例えば電動モータ等その他の手段
によりその位置を切り換える構成としてもよい。
あって、全てのプレス加工(絞り加工、抜き加工および
曲げ加工)が完了した時点におけるプレス型全体の縦断
面図である。
のプレス型の要部縦断面図である。
のプレス型の要部縦断面図である。
のプレス型の要部縦断面図であり、従って図1の一部詳
細図である。
ある。
であって、全てのプレス加工(絞り加工、抜き加工およ
び曲げ加工)が完了した時点におけるプレス型全体の縦
断面図である。
…打ち分け孔 10…上刃、10a…シワ押え、10b…抜き刃、10
c…曲げ刃 11…変位規制ピン 12…窓用抜き刃 20…第1の下刃、20a…抜き刃 21…ガススプリング 22…変位規制ピン 30…第2の下刃、30a…シワ押え 31…クッションピン 50…下型打ち分け装置 51…打ち分けプレート、51a…打ち分け凸部 60…複合プレス型(第2実施形態) 61,62,64…ガススプリング
Claims (4)
- 【請求項1】 ラムにプレス方向変位可能に支持した上
型と、該上型に対してプレス方向変位可能に支持した、
シワ押えと抜き刃と曲げ刃を有する上刃と、下型と、該
下型に対してそれぞれプレス方向変位可能に支持した、
抜き刃を有する第1の下刃と、シワ押えを有する第2の
下刃とを備え、 前記ラムの1回の下動により、前記上型と前記下型との
間でなされる絞り加工と、前記上刃の抜き刃と前記第1
の下刃の抜き刃との間でなされる抜き加工と、前記上刃
の曲げ刃と前記下型との間でなされる曲げ加工が連続し
てなされる構成としたことを特徴とする複合プレス型。 - 【請求項2】 請求項1記載の複合プレス型であって、
上型とラムとの間に、絞り加工に要する型締め力よりも
大きな押圧力で収縮側に作動するガススプリングを介装
し、第1の下刃とボルスターとの間に、抜き加工に要す
る型締め力よりも大きな押圧力で収縮側に作動するガス
スプリングを介装したことを特徴とする複合プレス型。 - 【請求項3】 ラムにプレス方向変位可能に支持した上
型と、該上型に対してプレス方向変位可能に支持した、
シワ押えと抜き刃と曲げ刃を有する上刃と、前記上型の
前記ラムに対する変位量を切り換えるための上型打ち分
け装置と、下型と、該下型に対してそれぞれプレス方向
変位可能に支持した、抜き刃を有する第1の下刃と、シ
ワ押えを有する第2の下刃と、前記第1の下刃の前記下
型に対する変位量を切り換えるための下型打ち分け装置
を備え、 前記ラムの1回目の下動により前記上型と前記下型との
間で絞り加工がなされ、前記上型打ち分け装置と前記下
型打ち分け装置を変位規制解除側へ切り換えた状態でな
される前記ラムの2回目の下動により、前記上刃の抜き
刃と前記第1の下刃の抜き刃との間で抜き加工がなされ
るとともに、前記上刃の曲げ刃と前記下型との間でなさ
れる曲げ加工がなされる構成としたことを特徴とする複
合プレス型。 - 【請求項4】 請求項3記載の複合プレス型であって、
上型打ち分け装置と下型打ち分け装置は、打ち分けプレ
ートをアクチュエータによりプレス方向に直交する方向
に移動させて、ラムに対する上型の変位量と、下型に対
する第1の下刃の変位量を切り換える構成としたことを
特徴とする複合プレス型。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP14809097A JP3496457B2 (ja) | 1997-06-05 | 1997-06-05 | 複合プレス型 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP14809097A JP3496457B2 (ja) | 1997-06-05 | 1997-06-05 | 複合プレス型 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10328762A true JPH10328762A (ja) | 1998-12-15 |
| JP3496457B2 JP3496457B2 (ja) | 2004-02-09 |
Family
ID=15445024
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP14809097A Expired - Lifetime JP3496457B2 (ja) | 1997-06-05 | 1997-06-05 | 複合プレス型 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3496457B2 (ja) |
Cited By (11)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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1997
- 1997-06-05 JP JP14809097A patent/JP3496457B2/ja not_active Expired - Lifetime
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Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP3496457B2 (ja) | 2004-02-09 |
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