JPH10328993A - レンズ形状測定装置 - Google Patents

レンズ形状測定装置

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JPH10328993A
JPH10328993A JP9151635A JP15163597A JPH10328993A JP H10328993 A JPH10328993 A JP H10328993A JP 9151635 A JP9151635 A JP 9151635A JP 15163597 A JP15163597 A JP 15163597A JP H10328993 A JPH10328993 A JP H10328993A
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JP
Japan
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lens
carriage
shaft
edge thickness
processing
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JP9151635A
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Inventor
Ikuo Kitao
郁雄 北尾
Yoshiyuki Hatano
義行 波田野
Toshihiro Iwai
俊宏 岩井
Takeshi Nakamura
武 中村
Hisao Fujinuma
久男 藤沼
Shinji Uno
伸二 宇野
Atsushi Akiyama
淳 秋山
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Topcon Corp
Original Assignee
Topcon Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】測定子による測定データの変化量が所定値より
大きいか否かを判定することで、眼鏡レンズの段差がど
の程度を有するのか判断することができ、その段差が著
しい場合には眼鏡レンズの回転方向や測定子の眼鏡レン
ズとの当接位置等を制御することで、レンズコバ全周を
正確に測定でき、結果的に眼鏡フレームに対してフィッ
ト感のよい眼鏡レンズの枠入れを実現することができる
レンズ形状測定装置を提供すること。 【解決手段】被加工レンズを回転可能に軸支するための
レンズ回転軸16,17と、被加工レンズの前面及び又
は後面の加工軌跡上に当接配置される測定子63(21
9,220)と、測定子63(219,220)による
測定データの変化量が所定値より大きいか否かを判定
し、測定子の当接制御を行うための演算制御回路100
とを有するレンズ形状測定装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、眼鏡フレームに枠入れ
される眼鏡レンズのコバ厚を測定するためのレンズ形状
測定装置に関する。
【0002】
【従来技術】従来から眼鏡レンズのコバ厚測定装置で
は、特開平7−314307号公報に示すように、測定
子であるフィーラーを回転自在な部材で形成し、眼鏡フ
レームのレンズ枠又は型板のような玉型と所定の関係を
有する眼鏡レンズの前面及び後面の加工軌跡上に配置さ
れ、眼鏡レンズのコバ厚を測定していた。
【0003】これは、眼鏡レンズの前後面からの摩擦抵
抗を受け、その眼鏡レンズの屈折面を傷付けてしまう
か、あるいは測定子自体を変形又は破損してしまうこと
をなくすためであった。
【0004】とくに、遠用部と近用部とのレンズ厚に差
があるために両者の境目に段差があるような眼鏡レンズ
(EXレンズ)のコバ厚を測定する場合、測定子が単に
前後の屈折面に接触しているだけでは段差にその測定子
が引っ掛かってしまい、正確にコバ厚を測定できない問
題点を解決するためであった。
【0005】
【発明が解決しようとする問題点】しかしながら、従来
のコバ厚測定装置では、特にEXレンズにおいて、遠用
部と近用部とのレンズ厚の段差が著しいような場合、レ
ンズの厚みが薄い部分から厚い部分に向かって眼鏡レン
ズが回転すると、単に回転自在な部材で形成した測定子
ではその段差を乗り越えることができず、やはり引っか
かってしまう虞がある。
【0006】また、従来のコバ厚測定装置では、そのE
Xレンズがどの程度の段差を有するのか判断することが
できず、眼鏡レンズのコバ全周を正確に測定できない虞
が生じる。
【0007】その結果、眼鏡フレームに対してフィット
感のよい眼鏡レンズの枠入れが実現できず、眼鏡装用者
毎の嗜好に応じた見栄えのよい眼鏡を形成できなかっ
た。
【0008】そこで、本発明では、上記問題点を解決す
べく、測定子による測定データの変化量が所定値より大
きいか否かを判定することで、眼鏡レンズの段差がどの
程度を有するのか判断することができ、その段差が著し
い場合には眼鏡レンズの回転方向や測定子の眼鏡レンズ
との当接位置等を制御することで、レンズコバ全周を正
確に測定でき、結果的に眼鏡フレームに対してフィット
感のよい眼鏡レンズの枠入れを実現することができるレ
ンズ形状測定装置を提供することを目的とする。
【0009】
【発明の構成】本発明は、この目的を達成するため、被
加工レンズを回転可能に軸支するためのレンズ回転軸
と、被加工レンズの前面及び又は後面の加工軌跡上に当
接配置される測定子と、測定子による測定データの変化
量が所定値より大きいか否かを判定し、測定子の当接制
御を行うための制御手段とを有することを特徴とする。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。
【0011】[第1実施例] <研削加工部>図13において、1は玉摺機の筺体状の
本体、2は本体1の前側上部に設けられた傾斜面、3は
傾斜面2の右側半分に設けられた液晶表示部、4は傾斜
面2の右側下部に設けられたキーボード部である。
【0012】また、本体1の中央及び左側部近傍の部分
には凹部1a,1bが設けられていて、凹部1aには本
体1に回転自在に保持された砥石5が配設されている。
この砥石5は、粗砥石6とV溝砥石7を備え、図1に示
したモータ8で回転駆動される様になっている。
【0013】本体1内には、図5に示したキャリッジ支
持用の支持台9が固定されている。この支持台9は、左
右の脚部9a,9bと、脚部9b側に偏らせて脚部9
a,9b間に配設した中間脚部9cと、脚部9a〜9c
の上端部を連設している取付板部9dを有する。
【0014】しかも、取付板部9dの両側部には軸取付
用のブラケット10,11が突設されている。このブラ
ケット10,11には支持軸(揺動軸すなわち旋回軸)
12の左右両端部に嵌着されたベアリングBが保持さ
れ、支持軸12の外周には筒軸(揺動用筒軸)13が軸
線方向に移動可能に嵌合されている。この支持軸12,
筒軸13等は図13に示したカバー14で覆われてい
る。
【0015】また、このカバー14内には、キャリッジ
15が配設されていると共に、カバ板状のスイングアー
ム300及びスイングアーム300に取り付けられた加
工圧調整装置310が配設されている。
【0016】図2において、本体1内には中空の水受け
容器Aが取り付けられている。この水受け容器Aは、上
方に開口する下部の水受けカバー(水受けしたカバーで
ある水受け容器本体)401と、この水受けカバー40
1の上部開口端を閉成する水受け上部カバー402を有
する。そして、この水受け容器A内に加工室BAが形成
され、この加工室BA内に上述の砥石5とキャリッジ1
5が配設されている。
【0017】しかも、キャリッジ15は加工室BA内で
上下にスイング(揺動回動)できるようになっている。
また、スイングアーム300等は水受けカバー401の
外側に来るよう配置されている。しかも、この水受け上
部カバー402には、図13に示した様に、被加工レン
ズLの出し入れ用の開口Cがレンズ出入用窓(開閉窓)
として形成され、この開口Cは図示を省略した窓カバー
で開閉される様になっている。これにより、被加工レン
ズLの加工室内への出し入れができるようになってい
る。
【0018】また、図4のように、キャリッジ15と水
受けカバー401の側壁401a,401bとの間に
は、防水用蛇腹403,403が取付けられている。
【0019】<キャリッジ>このキャリッジ15は、キ
ャリッジ本体15aと、このキャリッジ本体15aの両
側に前方に向けて一体に設けられた互いに平行なアーム
部15b,15cと、キャリッジ本体15aの後縁部中
央に後方に向けて突設された突起15dを有する。上述
した筒軸13は、突起15dを左右に貫通していると共
に、突起15dに固定されている。これによりキャリッ
ジ15の前端部が支持軸12を中心に上下回動できるよ
うになっている。
【0020】このキャリッジ15のアーム部15bには
レンズ回転軸16が回転自在に保持され、キャリッジ1
5のアーム部15cにはレンズ回転軸16と同軸上に配
設されたレンズ回転軸17が回転自在に且つレンズ回転
軸16に対して進退調整可能に保持されていて、このレ
ンズ回転軸16,17の対向端間(一端部間)には被加
工レンズLが挟持される様になっている。
【0021】このレンズ回転軸16,17は軸回転駆動
装置(軸回転駆動手段)で回転駆動されるようになって
いる。この軸回転駆動装置は、キャリッジ本体15a内
に固定されたパルスモータ18と、パルスモータ18の
回転をレンズ回転軸16,17に伝達する動力伝達機構
(動力伝達手段)19を有する。
【0022】この動力伝達機構19は、図1に示した様
に、レンズ回転軸16,17にそれぞれ取り付けられた
タイミングプーリ20,20と、キャリッジ本体15a
に回転自在に保持された回転軸21と、回転軸21の両
端部にそれぞれ固定されたタイミングプーリ22,22
と、タイミングプーリ20,22に掛け渡されたタイミ
ングベルト23と、回転軸21に固定されたギヤ24
と、パルスモータ18の出力用のピニオン25等から構
成されている。
【0023】また、支持軸12には、図5,図7に示し
た様に、支持アーム26の上端部が左右動自在に保持さ
れている(図1,図6では図示略)。しかも、この支持
軸12は、その軸線方向に筒軸13一体に移動可能に連
結されている。尚、脚部9b,9cには図5に示した様
に支持軸12と平行なガイド軸26aの両端部が固定さ
れている。このガイド軸26aは、支持アーム26の下
端部を貫通して、支持アーム26を左右動可能に案内す
る。
【0024】<キャリッジ横移動手段>このキャリッジ
15は、図5に示した様に、キャリッジ横移動手段29
で左右に移動駆動可能に設けられている。
【0025】このキャリッジ横移動手段29は、図5の
如く、脚部9cと取付板部9dとに固定された取付板3
0aと、取付板30aの前面に固定されたステッピング
モータ31と、ステッピングモータ31の取付板30a
を貫通して背面側に突出する出力軸31aに固定された
プーリ32と、脚部9bの背面に回転自在に取り付けら
れたプーリ32aと、プーリ32,32aに捲回され且
つ両端部が支持アーム26に固定されたワイヤ33を有
する。
【0026】<スイングアーム300>このスイングア
ーム300は上述したように板状体から形成されてい
る。このスイングアーム300の左右方向(Z方向)の
両端部には、図1,図6(a)に示した様に、前側に突出
する突部301,302が設けられている。この突部3
01,302の前端部には半円状の保持部301a,3
02aが設けられ、この保持部301a,302aは筒
軸13の両端部に嵌着されている。尚、この保持部30
1a,302aは図示しないビス或は接着剤等の固定手
段で筒軸13に固定されている。
【0027】<加工圧調整手段310>この加工圧調整
手段310は、図6(b)に示した様に、取付ベースとな
る取付枠311を有する。この取付枠311は、スイン
グアーム300の一側部下面にスイングアーム300と
平行に配設されたベース板312と、前後方向(X方
向)に延び且つベース板312の右側部に固定された側
板313と、ベース板312の前縁部及び側板313に
固定された前側板314と、ベース板312の後縁部及
び側板313に固定された後側板315を有する。そし
て、この取付枠311は図示しないブラケットやビス等
を介してスイングアーム300の下面に固定されてい
る。
【0028】また、加工圧調整手段310は、ベース板
312の上方に配設した立方体状の重錘316と、重錘
316を貫通して前後方向(X方向)に延びるガイド軸
317と、重錘316に設けられた前後方向に延びる雌
ネジ(図示せず)に螺着され且つ重錘316を貫通する
送りネジ318を有する。このガイド軸317は両端部
が側板314,315に固定され、送りネジ318は両
端部が側板314,315に回転自在に保持されてい
る。尚、ガイド軸317と送りネジ318は平行に設け
られている。
【0029】更に、加工圧調整手段310は、ベース板
312上に固定されたブラケット319と、ブラケット
319に固定され且つ出力軸320aが前後方向に向け
られたパルスモータ320と、パルスモータ320の出
力軸320aに固定されたタイミングギヤ321と、送
りネジ317の後端部近傍の部分に固定されたタイミン
グギヤ322と、タイミングギヤ321,322に掛け
渡されたタイミングベルト323を有する。これによ
り、パルスモータ320の回転は、タイミングギヤ32
1,322及びタイミングベルト323を介して送りネ
ジ317に伝達される。
【0030】しかも、パルスモータ320を正回転させ
ると、送りネジ318を正回転させて、重錘316が前
方向に移動させられる一方、パルスモータ37を逆回転
させると、送りネジ318が逆回転させられて、重錘3
16が後方に移動させられる様になっている。
【0031】<キャリッジ昇降手段>また、上述のスイ
ングアーム300の後縁部上にはキャリッジ昇降手段3
6が配設されている。このキャリッジ昇降手段36は、
スイングア−ム300の上方位置に上下に向けて配設さ
れ且つブラケット(図示せず)を介して本体1内に保持
されたパルスモータ37と、パルスモータ37の出力軸
37aと同軸上で一体に設けられた雌ネジ38と、雌ネ
ジ38に上下動可能に螺着された雌ネジ筒39と、雌ネ
ジ筒39の下端に一体に設けられた球状の押圧部材40
を有する。そして、雌ネジ筒39は軸線回りに回転不能
に且つ上下動自在に図示しないブラケットを介して本体
1内に保持され、押圧部材40はスイングアーム300
の上面に当接させられている。
【0032】<玉型形状形状測定部(玉型形状測定手
段)>玉型形状測定部46は、パルスモータ47と、パ
ルスモータ47の出力軸47aに取り付けられた回転ア
ーム48と、回転アーム48に保持されたレール49
と、レール49に沿って長手方向に移動可能なフィラー
支持体50と、フィラー支持体50に装着されたフィラ
ー51(接触子)と、フィラー支持体51の移動量を検
出するエンコーダ52と、フィラー支持体51を一方向
に付勢しているスプリング53を有する。
【0033】なお、玉型形状測定部46をレンズ加工装
置と一体に構成するか、これをレンズ加工装置と別体に
構成し両者を電気的に接続する代わりに、レンズ加工装
置と別体のレンズ枠形状測定装置により測定されたレン
ズ枠形状データをフロッピーディスクやICカードに一旦
入力し、レンズ加工装置にはこれら記憶媒体からデータ
を読み取る読取装置を設けるように構成してもよいし、
眼鏡フレームメーカーからオンラインでレンズ枠形状デ
ータをレンズ加工装置に入力できるように構成してもよ
い。
【0034】<コバ厚測定手段60>図1,図7に示し
たコバ厚測定手段60は、説明の便宜上キャリッジ15
から分離して図示しているが、キャリッジ15を小型化
するために、実際には図2,図3及び図8(a)〜(c)に示
した様にキャリッジ15の上部を覆う防水上カバー40
2の上部に取り付けられる。この場合に、コバ厚測定手
段60は、図1のレンズ回転軸16,17に保持された
被加工レンズLに対応して、スイングアーム300側か
ら下側が前側に向うように傾斜した状態で配置される。
【0035】しかも、このコバ厚測定手段60のフィー
ラー66は防水上カバー402に設けた開口402aか
ら加工室BAに出し入れ可能となっているが、被加工レ
ンズLの砥石5による研削加工中に、図示しない研削液
供給ノズルから研削部に研削液が供給される際に、被加
工レンズや研削部から飛散する研削液(研削水)が開口
402aからコバ厚測定手段60側に染み込まないよう
に、図8(a)のコバ厚測定装置開閉装置80が加工室と
コバ厚測定手段60との間、即ち開口402aの部分に
位置させて防水上カバー402上に、以下のようにして
取り付けられている。
【0036】すなわち、開口402aは、防水上カバー
402にビスB1で取り付けた取付板501で閉成され
ている。この取付板501には加工室BA側に突出する
凹部501aが形成され、この凹部501aの底部(底
壁)501bに開口501cが形成されている。また、
この凹部501a内には凹部501aに沿う取付板50
2がビスB2で固定されている。
【0037】しかも、コバ厚測定装置開閉装置80は、
凹部502aの上部開口端の一側部に位置させて取付板
502に突設された軸受(軸受突部)83と、凹部50
2aの上部開口端の他側部に位置させて取付板501に
ビス83aで固定した軸受(軸受突部)83´と、凹部
502a内に下半分が配設された回転体Dを有する。こ
の回転体Dは、筒体81と筒体(円筒窓部材)81の両
端部内に配設された端壁部材81b,81bと、周方向
に間隔をおいた筒体81を端壁部材81b,81bに固
定するビS1,S2を有する。図8(a)中、502bは
取付板502の底部(底壁)、502cは底部502b
に設けた開口である。
【0038】そして、端壁部材81b,81bの軸部8
1c,81cが軸受83,83´に回転自在に保持され
ている。また、この筒体81には、長手方向に延びる一
対の窓開口81d,81dが周方向の180゜の間隔を
おいて形成されている。この窓開口81d,81dを通
して、フィーラー66(後述する図16では219及び
220)の出入れが可能となっている。
【0039】また、開口502aの周囲に沿って配設し
た押え板86はビス86aで取付板501に固定され、
この押え板86の上方に位置させたパッキン85は取付
板501の開口501cに沿わせ取付板501の底部5
01bに固着されている。86aは押え板80の開口で
ある。そして、開口501cのシール時にはパッキン8
5が筒体81に開口81dの周囲に位置して弾接させら
れている。尚、図ではパッキン85が筒体81が開口8
1dの周囲に位置して筒体81に弾接させられるが、こ
のパッキン85は筒体81の開口81dと略等しいかあ
るいは少し大きく形成してもよいものである。
【0040】この筒体81の一方の軸部81cに固定し
たギヤ88は、駆動モータ82の出力軸に固定したギヤ
87に噛合させられて、駆動モータ82により回転制御
される。この駆動モータ82は、ブラケットBTを介し
て防水上カバー402に固定されている。また、ブラケ
ットBtにはマイクロスイッチ89,90が取り付けら
れている。
【0041】コバ厚測定モードが選択されると、図8
(a)のモータ82により、ギア86、87を介して、筒
体81を回転させ、図8(b)より図8(c)になるようにす
る。この回転位置は図8(c)のように筒体81にある、
例えばビスS1,S2の頭部sa,sbを利用したよう
な位置決めにより、マイクロスイッチ89、90で制御
する。
【0042】このレンズコバ厚測定装置60は、図7に
示した様なコ字状に形成され且つキャリッジ15上に取
り付けられたブラケット61と、粗砥5の左側部上に対
して進退自在にブラケット61に保持されたフィラー軸
62(測定アーム)と、フィラー軸62に設けられたラ
ック63と、ブラケット61に固定されたパルスモータ
64と、パルスモータ64の出力軸64aに固定され且
つラック63に噛合するピニオン65と、フィラー軸6
1の一端に一体に設けられた円板状のフィラー66と、
フィラー軸62の他端側に位置させてキャリッジ15上
に固定されたマイクロスイッチ67を有する。
【0043】このマイクロスイッチ67は、フィラー6
6が被加工レンズLから外れた位置まで後退したとき
に、フィラー軸62の他端で押圧されてONする様になっ
ている。
【0044】<電装部>電装部Dの演算制御回路100
(制御手段)は、上述の研削加工部のモータ8,ステッ
ピングモータ31,パルスモータ18,37,47,6
4等を駆動制御するドライブコントローラ101と、フ
レームデータメモリ102と、フレームPD値FPDおよび
装用者の瞳孔間距離値PDとを入力するためのFPD/PD入
力装置103と、眼鏡フレームがセルフレームである旨
を入力するフレーム材質入力装置104と、フレームの
材質に応じて予め定めた補正値Cを記憶している補正値
メモリ105と、レンズLを加工するための加工データ
(Pi,Θi)を記憶するための加工データメモリ106と
が接続されている。
【0045】FPD/PD入力装置103としては、テンキ
ー入力装置のような手入力装置でもよいし、検眼装置か
らのオンライン入力や、フロッピーディスクやICカード
等の検眼データ記憶手段からの読取装置で構成してもよ
い。
【0046】しかも、演算制御部100でドライブコン
トローラ101を作動させることにより、パルス発生器
106から駆動パルスを発生させて、パルスモータ47
を作動させると、回転アーム48が回転させられる。こ
れにより、フィーラー51が眼鏡フレームF(眼鏡枠)
のレンズ枠RFまたはLFの内周に沿って移動させられる。
【0047】この際、上述したフィーラー51の移動量
はエンコーダ52で検出され動径長fρiとして電装部D
のフレームデータメモリ102に入力され、パルス発生
器106からパルスモータ47に供給されたと同じパル
スが回転アーム48の回転角すなわち動径角fθiとして
フレームデータメモリ102に入力され、レンズ枠(ま
たは型板)の動径データ(fρi,fθi)として記憶される
様になっている。
【0048】以下上記構成のレンズ加工装置の作用を説
明する。
【0049】(1)メガネの玉型形状測定 まず、玉型形状測定部46を作動させて、図11,図1
2に示した様な眼鏡フレームFの右眼レンズ枠RFまたは
型板等の玉型の形状を測定し、レンズ枠(または型板)等
のメガネの玉型の動径データ(fρi,fθi)(ここでi=
1,2,3,………N)を求め、これをフレームデータメモ
リ102に記憶させる。
【0050】加工者は眼鏡フレームFがセルフレームで
ある場合、フレーム材質入力装置104でその旨を演算
制御回路100に入力する。
【0051】また、加工者はフレームPD値FPDおよび装
用者の瞳孔間距離値PDとをFPD/PD入力装置106で演算制
御回路100に入力する。演算制御回路100は入力さ
れたフレームPD値FPDと瞳孔間距離値PDおよび補正値メ
モリ105に記憶されている補正値Cとから、レンズ枠
入れ後の眼鏡フレームの変形による右眼レンズの光学中
心OLRのずれを見込んだ補正内寄せ量IN´を IN´={(FPD−PD)/2}−C/2 …………(1) として求め、フレームデータメモリ102に記憶されて
いるレンズ枠RFの幾何学中心に原点をもつレンズ枠(ま
たは型板)動径データ(fρi,fθi)の各サンプリングポ
イントQiについて、その動径データをx−y座標変換し を求め、このx座標値を前記補正内寄せ量IN´分x軸方向
(水平方向)に移動させ、新たな原点に基づく加工データ
(Pi,Θi) (ここでi=1,2,3,…………N)を として求め、これを加工データメモリ102に記憶させ
る。
【0052】ここで、補正値Cは眼鏡フレームFがアセテ
ート、アクリル、ナイロンやプロピオネート等の一般的
な材質の場合は0.3〜0.5mmが、エポキシ樹脂等の熱可塑
性に富んだ材質の場合は0.8〜1.0mmが選択される。この
ように複数種類のセルフレームに対応させるためにはフ
レーム材質入力装置107に複数の入力キーを設け、補正
値メモリ105に各々のフレーム材質入力に対応して複数
の補正値Cを記憶させておけばよい。
【0053】(2)レンズコバ厚Wiの測定 次に、(1)で求めた動径データ(fρi,fθi)に対応する
加工データ(Pi,Θi)に基づいて被加工レンズLのコバ
厚Wiを求める。
【0054】W 即ち、キーボード部4を操作してコバ
厚測定モードにすると、演算制御部100はドライブコ
ントローラ101を介してパルスモータ18を駆動制御
して、このパルスモータ18の回転を動力伝達機構19
を介してレンズ軸16,17に伝達させ、被加工レンズ
Lの加工データ(Pi,Θi)の内の初期加工データ(P1,Θ
1)をフィーラー66の当接位置に移動させる。
【0055】フィーラー66を被加工レンズLの当節位
置に移動させる前に、コバ厚測定手段60と加工室の間
にある、コバ厚測定装置開閉装置80の筒体81の窓部
を、コバ厚測定モードにした時に、開くようにしてお
く。
【0056】そして、 コバ厚測定モードが選択される
と、図8(a)のモータ82により、ギア88、87を介
して、筒体81を回転させ、図8(b)より図8(c)になる
ようにする。この回転位置は図8(c)のように筒体81
にある、例えばビスS1(S2)の頭部sa,sbを利
用したような位置決めにより、マイクロスイッチ88、
89で制御する。
【0057】図8(c)ような状態になった後、フィーラ
ー66或いは219及び220を加工加工室内に出し
て、被加工レンズLの測定を行う。
【0058】加工を行うと、研削水或いは研削屑が、筒
体81に付着することもある。このように、研削水或い
は研削屑がフィーラー66或いは219及び220の開
閉窓部に付着すると、従来の平板状のものを開閉させる
方式であると、固定ベース402との間で固まってしま
い、開閉できなくなったり、開閉する際に付着したもの
が、フィーラー測定部の中に入ってきていまい、故障を
起こす原因となってしまう。
【0059】図8(a)の場合は、開閉の際、円筒を回転
させその際にパッキン85で外周部を接触させて行うよ
うになっており、筒体81に付着したものをパッキン8
5で落とすことができ、フィーラー測定部の中にも入っ
てくることがなくなる。また、このパッキン85によ
り、筒体81と加工室BAの間の防水の役目も果たして
いる。
【0060】更に従来の平板状のものを開閉させるもの
に比べ、円筒状のものを回転させるだけですみ、機構が
簡単であり、コンパクトに構成できる。
【0061】また、キーボード部4を操作して演算制御
部100によりステッピングモータ31を作動させて、
キャリッジ15を図7中左方に移動させる。この際、キ
ャリッジ15の移動量は、演算制御回路100に入力さ
れる。
【0062】この後、演算制御回路100によりドライ
ブコントローラ101を作動させて、パルスモータ64
を駆動制御し、ピニオン65及びラック63を介してフ
ィラー軸62を砥石5上に移動させ、フィラー軸62の
フィーラー66を被加工レンズLの側方に移動させる。
【0063】この際、フィーラー軸62の移動にともな
い、フィーラー軸62がマイクロスイッチ67から離れ
て、マイクロスイッチ67がOFFすると、このOFF信号が
演算制御回路100に入力され、演算制御回路100は
このOFF開始時からのフィーラー軸62の移動量をパル
スモータ64への駆動パルス数から検出する。しかもフ
ィーラー66は、被加工レンズLの加工データ(Pi,Θ
i)の内の初期加工データ(P1,Θ1)の位置に対応する部
分まで移動させられる。
【0064】この状態で、ステッピングモータ31への
通電を停止させてステッピングモータ31を自由回転状
態とすると、キャリッジ15及び支持アーム26がバネ
力で図4中右側に移動付勢され、レンズ回転軸16,1
7間に保持された被加工レンズLの右側の屈折面がフィ
ーラー66に当接する。この際、当接位置は、被加工レ
ンズLの初期加工データ(P1,Θ1)の位置になる。
【0065】そして、演算制御回路100は、フィーラ
ー66の初期当接位置からパルスモータ18及び64を
駆動制御して、フィーラー66の当接位置を加工データ
(Pi,Θi)[i=1,2,3,…………N]に基づいて順次移動
させ、この際のロータリーエンコーダ34の出力からキ
ャリッジ15の移動量を加工データ(Pi,Θi)に対応さ
せて加工データメモリ106に記憶させる。
【0066】また、同様にして、キーボード部4を操作
して演算制御部100によりステッピングモータ31を
作動させて、キャリッジ15を図7中右方に移動させた
後、フィーラー66を被加工レンズLの左側の屈折面に
当接させて、フィーラー66の当接位置を加工データ(P
i,Θi)[i=1,2,3,…………N]に基づいて順次移動さ
せ、加工データ(Pi,Θi)に対応するキャリッジ15の
移動量を演算制御回路100により求めさせて、この移
動量を加工データ(Pi,Θi)に対応させて加工データメ
モリ106に記憶させる。
【0067】そして、演算制御回路100は、この様に
して求めたキャリッジ15の移動量から被加工レンズL
の左右の屈折面へのフィーラー66の当接位置が加工デ
ータ(Pi,Θi)に対応して求め、この加工データ(Pi,Θ
i)に対応する被加工レンズLの左右の屈折面へのフィー
ラー66の当接位置から被加工レンズLのコバ厚Wiが
加工データ(Pi,Θi)に対応して求められる。
【0068】(3)レンズ研削加工 演算制御回路100は、加工データ(Pi,Θi)を加工デ
ータメモリ102に記憶させると、次ぎに、ドライブコ
ントローラ101を制御してモータ8を駆動し砥石5を
回転させる。
【0069】ドライブコントローラ101は演算制御回
路100の制御下でパルス発生器51から加工データメ
モリ106に記憶されている加工データ(Pi,Θi)に対
応して、レンズ回転軸22,23を角度Θiだけ回転さ
せるパルスをパルスモータ18に供給し、この角度Θi
におけるレンズの加工動径がPiとなる位置でキャリッジ
15の降下を阻止するために、この位置にスイングアー
ム300を停止させるだけのパルスをパルスモータ37
に供給する。
【0070】これにより、レンズ回転軸22,23は加
工動径角度Θiだけ回転される。一方、レンズRLが砥石
6にキャリッジ15の自重等により圧接させられた状態
で砥石6で研削加工されると共に、この研削に伴ってキ
ャリッジ15が下方に自重等により降下させられる。こ
のキャリッジ15の降下は、スイングアーム300が上
昇して押圧部材40に当接して、レンズRLの加工動径が
Piとなるまで行われる。
【0071】この際、レンズRLが砥石6にキャリッジ1
5の自重等により圧接させられるときの圧力を加工圧と
すると、この加工圧は演算制御回路100によりレンズ
RLのコバ厚Wiに応じて調整される様になっている。即
ち、演算制御回路100は、レンズRLのコバ厚Wiが大
きくなるに従って加工圧を大きくさせる一方、レンズRL
のコバ厚Wiが小さくなるに従って加工圧を小さくさせ
る様になっている。そして、この加工圧は、キャリッジ
15の下方への回転モーメントFiとして以下のように
して求めることができる。
【0072】ここで、自重によるキャリッジ15の下方
への回転モーメントをf1とし、スイングアーム300
の下方への回転モーメントをf2とし、加工圧調整手段
310の重錘316の重量を除く部分の下方への回転モ
ーメントをf3とし、重錘316による下方への回転モ
ーメントをfai(f1>f2+f3+fai)とすると、キ
ャリッジ15を下方に実際に回転させる回転モーメント
Fiは、 Fi=f1−(f2+f3+fai) となる。しかも、重錘316の重量をWgとし、支持軸
12の中心から重錘316の重心までの距離をBiとす
ると、この重錘316の下方への回転モーメントfai
は、 fai=Wg×Bi となる。この距離Biは、重錘316を前後方向に移動
させることで変化させることができる。この重錘316
の前後方向への移動制御は演算制御回路100により行
われる。
【0073】即ち、演算制御回路100は、レンズRLの
コバ厚Wiが大きくなるに従い、パルスモータ320を
正回転駆動制御して、送りネジ318を正回転させ、重
錘316を前方向に移動させる。一方、演算制御回路1
00は、レンズRLのコバ厚Wiが小さくなるに従い、パ
ルスモータ320を逆回転駆動制御して、送りネジ31
8を逆回転させ、重錘316を後方に移動させるように
なっている。
【0074】そして、この重錘316の前側への移動に
より回転モーメントfaiは小さくなって、キャリッジ1
5の下方への回転モーメントFi(加工圧)は大きくな
る一方、重錘316の後方への移動により回転モーメン
トfaiは大きくなって、キャリッジ15の下方への回転
モーメントFi(加工圧)は小さくなる。
【0075】従って、レンズRLのコバ厚Wiが大きくな
るに従って加工圧が大きなる一方、レンズRLのコバ厚W
iが小さくなるに従って加工圧が小さくなるので、大き
いコバ厚を有する被検レンズを砥石6で研削する際に、
砥石6が被検レンズに対してスリップする様なことが生
ずるのを未然に回避できると共に、被加工レンズのコバ
厚が小さい場合には砥石6から被加工レンズに無理な加
工圧が作用するのを回避できる。この様に、被加工レン
ズのコバ厚Wiに応じて被加工レンズの加工圧が自動的
に調整されるので、手間を要せず研削加工作業を効率的
に行うことができる。なお、被加工レンズの種類によっ
ても加工圧を調整することができるように制御可能であ
る。演算制御回路にレンズ種別に応じて加工圧をどのく
らい調整するかメモリを設け、そのメモリから読み出す
ことによって加工圧を調整できる。例えば、プラスチッ
クレンズの場合、加工圧を3.5kgになるようにメモリ
に記憶させ、ガラスレンズの場合、5.0kgにメモリに
記憶させる。そうして、メモリから読み出すことで演算
制御回路100は加工圧調整装置310を制御する。
【0076】この動作を加工データ(Pi,Θi)の全てに
ついて実行することにより、被加工レンズLを加工デー
タに基いて荒研削してレンズ枠RFと相似形状のレンズRL
に研削加工する。
【0077】砥石6で荒研削が完了すると、図示しない
公知のキャリッジ移動手段でレンズRLを移動しV溝砥石
7でヤゲン加工する。この際、演算制御回路100は、
(2)で求めた加工データ(Pi,Θi)に対応するコバ厚を基
に、レンズRLの周縁にヤゲン加工を行わせる。
【0078】なお、レンズRLはその光学中心OLRがレン
ズ回転軸2,2の回転軸と一致するようにレンズ回転軸2,2
にチャッキングされる。
【0079】左眼レンズLLについても上記と同様の動作
を実行させる。
【0080】これにより、レンズRF,LFがセルフレーム
に対応するために大きめに研削加工されても、フレーム
に枠入れたレンズRF,LFの各々の光学中心は、その眼鏡
装用時に装用者眼の光学中心(瞳孔中心)と一致するよう
に正しく枠入れすることができる。
【0081】以上のような一連の加工動作を行うに当た
り、レンズを砥石に当接させ研削する際に、熱を持ち、
更に加工の屑が出される。この熱を冷却すると、研削屑
を取り除くために、加工中に研削水を図示しない研削水
用パイプを通じて供給することが行われる。この場合、
材質等によって供給を止めることもある。
【0082】このため、各機構部・電装部には、できる
だけこの研削水・研削屑等がかからないことが望まし
い。図2に示すように、水受けカバー401を砥石とキ
ャリッジ部のみを包含させ、他の機構部・電装部等とは
別にし、加工室を構成するようになっている。
【0083】この加工室には、水受けカバー401の上
に水受け上部カバー402が設けられており、この水受
け上部カバー402には、加工するレンズ取出し用の開
口があり、この開口を通し、図7にある本体1の開閉窓
により、被加工レンズLの取付け、取外しができるよう
になっている。
【0084】図4のように、キャリッジ15と水受けカ
バー401の間には、防水用の蛇腹403が両側に取付
けられている。
【0085】このような構成を取ることにより、加工室
内は他の機構部・電装部とは区切られたことになり、水
受けカバー401の防水は、砥石ハウジング及びキャリ
ッジ15の左右移動及びスイングアーム300部の支持
アーム26の回転運動(加工レンズの砥石5での上下運
動となる)を防水すれば良くなる。
【0086】砥石部ハウジングは動かず、砥石軸の回転
運動のみ防水させれば良く、キャリッジ15はスイング
アーム部300の支持アーム26の左右動部及び回転運
動のみ防水させれば良くなり左右動以外に従来のキャリ
ッジ15の上下動の部分をも含めた防水対応をせずに、
上下動の中の回転運動部のみ対応すれば良くなり、その
対応は、図4のように蛇腹403のみで行うことがで
き、容易に行うことができる。
【0087】[第2実施例]上述した実施例では、一つの
フィーラー66で被加工レンズのコバ厚を測定するよう
にしているが、必ずしもこれに限定されるものではな
い。例えば、図15に示した様なレンズコバ厚測定部2
00を設けて、このレンズコバ厚測定部200により被
加工レンズのコバ厚を測定するようにしてもよい。
【0088】a.レンズコバ厚測定部 このレンズコバ厚測定部200は砥石5に対応して設け
られている。このレンズコバ厚測定部200は、図15
(a)に示した様に、本体1上に前後に間隔をおいて平行
に取り付けられたブラケット201,202と、前後に
延び且つブラケット201,202間に渡架固定された
一対の平行なガイドレール203,204と、キャリッ
ジ15に対して進退自在にガイドレール203,204
に保持された板状の可動ベース205を有する。
【0089】また、レンズコバ厚測定部200は、図1
5(b)〜(d)に示した様に、ガイドレール203,204
と平行に設けられ且つ可動ベース205の下面に固定さ
れたラック206と、可動ベース205の下面に位置し
て本体1上に固定されたパルスモータ207と、パルス
モータ207の出力軸207aに固定され且つラック2
06に噛合するピニオン208と、ブラケット202に
固定されて可動ベース205の原点を検出するマイクロ
スイッチMSを有する。このパルスモータ207を駆動
制御してピニオン208を回転させることにより、この
ピニオン208とラック206との作用により可動ベー
ス205がキャリッジ15に対して進退駆動させられ
る。
【0090】しかも、レンズコバ厚測定部200は、可
動ベース205の上方に間隔をおいて固定された取付プ
レート209と、取付プレート209の上方に間隔をお
いて固定された取付プレート210と、取付プレート2
09,210間に回転自在に保持され且つ互いに噛合す
るギヤ211,212と、取付プレート209上に固定
されたバリアブルモータ213と、バリアブルモータ2
13の取付プレート209を貫通する出力軸213aに
固定され且つギヤ211に噛合するピニオン214と、
取付プレート209上に固定されたロータリーエンコー
ダ215(検出手段)と、ロータリーエンコーダ215
の取付プレート209を貫通する出力軸215aに固定
され且つギヤ212に噛合するピニオン216を有す
る。
【0091】更に、レンズコバ厚測定部200は、ギヤ
211,212の取付プレート210から突出する軸部
211a,212aに基端部217a,217bが保持
されたフィラー軸217,218と、フィラー軸21
7,218の先端に一体に設けられた円板状のフィラー
219(第1接触子),220(第2接触子)と、フィ
ラー軸217,218間に介装されたスプリング221
と、フィラー軸217の基端部217a近傍に位置して
取付プレート210上に固定されたマイクロスイッチ2
22を有する。尚、図13中、223はレンズコバ厚測
定部200のフィラー軸217,218の一部及びフィ
ラー219,220以外の各部品を覆うカバーケースで
ある。
【0092】そして、バリアブルモータ213を駆動制
御することにより、バリアブルモータ213の回転が出
力軸213a,ピニオン216を介してギヤ211,2
12に伝達されて、フィラー軸217,218がスプリ
ング221のバネ力に抗して互いに離反する方向に回動
させられ、フィラー219,220の間隔が開くことに
なる。この際、ギヤ212の回転がピニオン216,出
力軸215aを介してロータリーエンコーダ215に伝
達され、フィラー219,220の間隔がロータリーエ
ンコーダ215の出力から得られることになる。
【0093】また、マイクロスイッチ222は、フィラ
ー219,220同士がスプリング221のバネ力で当
接させられているときにフィラー軸217の基端部21
7aで押圧されてONするようになっている。
【0094】上述したロータリーエンコーダ215,マ
イクロスイッチ222,MSからの出力は演算制御回路
100に入力され、パルスモータ207,バリアブルモ
ータ213は演算制御回路100によりドライブコント
ローラ101を介して制御されるようになっている。
【0095】また、演算制御回路100は、可動ベース
205がキャリッジ15側に移動させられる際、マイク
ロスイッチMSがOFFさせられた時点からのパルスモー
タ207への駆動パルス数をカウントすることにより、
可動ベース205のキャリッジ15側への移動量すなわ
ちフィラー219,220のキャリッジ15側への移動
量を演算して求めるようになっている。
【0096】b.レンズコバ厚の測定 第1実施例において求めた動径データ(fρi,fθi)に対
応する加工データ(Pi,Θi)に基づいて被加工レンズL
のコバ厚Wiを求める。
【0097】即ち、演算制御回路(制御手段)100
は、コバ厚測定モードにすると、バリアブルモータ21
3を上述の如く駆動制御してフィラー219,220の
間隔を開いた後、パルスモータ207を駆動制御して可
動ベース205をキャリッジ15側に移動させて、フィ
ラー219,220を被加工レンズLの両側まで移動さ
せて、モータ207,213の作動を停止させる。これ
により、フィラー219,220は、スプリング221
のバネ力により被加工レンズLの左右の屈折面に当接さ
せられる。
【0098】この状態で演算制御回路100は、パルス
モータ18を駆動制御すると共に、パルスモータ207
を駆動制御して、フィラー219,220の被加工レン
ズLへの当接位置を加工データ(Pi,Θi)に対応して移
動させ、このフィーラー219,220の間隔(コバ
厚)をロータリーエンコーダ215の出力から加工デー
タ(Pi,Θi)に対応して求める。
【0099】この際、二重焦点レンズのように、レンズ
に段差がある場合、フィラー66をレンズLの段差側に
位置させたとき、フィーラー66がその段差を乗り越え
られず、エラーとなってしまうことがある。(尚、後述
のフィラー219及び220ではフィラー219がレン
ズLの段差を乗り越えられない場合がある。)このよう
な場合、以下の方法により二重焦点レンズ等であること
を自動的に判断することが可能となる。
【0100】一般に、二重焦点レンズ等の場合、図9の
ように遠用部と近用部の間に段差がある。
【0101】この問題を解決するために、遠用部から近
用部への段差のある部分を動作したときのデータから二
重焦点レンズ等(以下EXレンズとする)と判別し、セ
ンサーの段差不具合動作が生じないようにする。
【0102】レンズコバ厚測定の際、図10のようにフ
ィーラー66或いは219及び220に対し、被加工レ
ンズLが回転する。この場合、高い方から低い方へは、
問題なく動いて行くが、さらに回転していき反対側の段
差に来ると、低い方から高い方へ動いてい行くことにな
り、問題が生じる。
【0103】最初に高い方から低い方の段差に入ったと
き、この段差が一定値以上あるかどうか、例えば0.5
mm以上あるかどうかを判断する。また、この段差が徐
々に変化しているか、被加工レンズLを回転させるため
のパルスモータ18を介して、レンズ軸16,17を回
転させるパルス数の出力とフィーラーの変化量から、急
激に変化しているかをみてEXレンズであるかを判断す
る。
【0104】また、一般にEXレンズの場合、この段差
は、レンズ加工中心に対して、レンズ加工中心の水平方
向の一定幅内にある。このため、例えばレンズ加工中心
に対して上方向約5mm、下方向約8mmの範囲に急激
な段差があるかどうかで、EXレンズであるかどうかを
判断することが可能である。
【0105】以上のようにEXレンズであると判断した
とき、反対側の段差は、ほぼその反対側の水平位置付近
にあると予想される。簡易的にはその180°反対側付
近にあると予想される。
【0106】このためEXレンズの段差であると判断し
た場合は、段差の位置から更に測定を進め、予想される
反対側の段差の手前で測定を止め、いったん測定開始点
或いは最初の段差の手前間でフィーラー66或いは21
9及び220を開いた状態で戻し、その位置からパルス
モータ18を介して、レンズ軸16,17を逆回転さ
せ、反対側の段差を高い方から低い方に測定して、最初
に測定を止めた位置或いはそれを越えた位置まで測定す
る。この両方のデータから全周のレンズコバ厚を測定す
ることができる。本図では、フィーラー66或いは21
9及び220の形状をソロバン玉状としたが、これは、
端部形状はこれにとらわれることなく、半円状、あるい
は球状も考えられ、また、フィーラー部が回転する、し
ないいずれでも良い。
【0107】このような動作をさせることにより、自動
的にEXレンズであることを判別し、反対側の段差位置
で乗り越えられなくなることを防ぎ、レンズコバ厚の全
周を測定することができる。
【0108】図14は、図13の本体の液晶表示部3の
一例を示したものである。この場合、各測定あるいは加
工モードの時に示したようないろいろな液晶画面が表示
される。 この表示を見ながら、操作者はキーボード部
4を操作することにより、いろいろ加工モード・数値等
の設定を変更することが可能である。
【0109】キーボード部4を操作する時、液晶表示画
面もそれに合わせ変化するが、図14の例の場合、UP
の表示が反転表示となっており、その位置の数値が変え
られるようになっている。
【0110】数値の変更が可能な場合、図13(a)の例
では、+2.00の数値となっているが、この数値をキ
ーボード部4を操作して、数値を例えば−1.00と変
更した場合、そのまま−1.00としただけでは、+と
−を見間違えてしまうと、加工が失敗してしまう。
【0111】キーボード部4を操作し、数値を変化させ
た場合、例えば+から−へ変わった場合は、図13(b)
の如くUPの表示のように、数値か符号のいずれか或い
は両方を斜線で示した様に反転表示すれば単に数値と
+,−の表示が変わるだけの時より、判別が容易にでき
るようになる。
【0112】
【発明の効果】以上により、本発明によれば、段差が著
しい場合であっても、その段差がどの程度であるのか判
定することができ、その判定に基づき、眼鏡レンズのコ
バ全周を正確に測定することができる。
【0113】また、眼鏡フレームに対してフィット感の
よい眼鏡レンズ枠入れを実現することができ、眼鏡装用
者毎の嗜好に応じた見栄えのよい眼鏡を形成することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明にかかるレンズ周縁加工装置(玉摺
機)の第1実施例を示す制御回路図である。
【図2】図1に示した装置の防水カバーの配置を示す概
略斜視図である。
【図3】図3の側面図である。
【図4】図3のA−A線に沿う断面図である。
【図5】図1に示したキャリッジ取付部の概略背面図で
ある。
【図6】(a)は図1に示したキャリッジとスイングアー
ムとの関係を示す部分概略斜視図、(b)は(a)に置ける加
工圧調整手段の説明のための斜視図である。
【図7】図1に示したキャリッジとフィラーとの関係を
示した概略平面説明図である。
【図8】(a)は図3のB−B線に沿う断面図、(b)は(a)
のC−C線に沿う位置での閉状態を示す説明図、(c)は
(b)のC−C線にそう開状態の断面図、(d)は(a)のマイ
クロスイッチの配置を示す説明図である。
【図9】EXレンズとフィラーの当接状態を示す断面図
である。
【図10】EXレンズとフィラーの当接状態を示す正面
図である。
【図11】図1に示した被加工レンズとレンズ枠形状と
の関係を示す説明図である。
【図12】図1に示したレンズ枠の幾何学中心からの内
寄せ量及び上寄せ量をしめす説明図である。
【図13】図1〜図12に示した構成を備えるレンズ周
縁加工装置(玉摺機)の外観図である。
【図14】(a),(b)は図13に示した表示部の説明図で
ある。
【図15】(a)は本発明に係るレンズ周縁加工装置(玉
摺機)のコバ厚測定手段の他の例、即ちキャリッジとフ
ィラーとの関係を示す概略平面図、(b)は(a)のB−B線
に沿う断面図、(c)は(b)のC−C線に沿う断面図、(d)
は(b)のラックとピニオンとの関係を示す説明図であ
る。
【図16】図15に示したフィラーと防水構造の他の例
を示す図8(a)と同様な断面図である。
【符号の説明】
6…砥石 12…支持軸(旋回軸) 15…キャリッジ 16,17…レンズ回転軸 60…コバ厚測定手段 100…演算制御回路(制御手段) 310…加工圧調整手段 L…被加工レンズ
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成9年6月26日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0102
【補正方法】変更
【補正内容】
【0102】レンズコバ厚測定の際、図10のようにフ
ィーラー66或いは219及び220に対し、被加工レ
ンズLが回転する。なお、図10では、説明のため、フ
ィーラー66或いは219及び220の軌跡を円形状と
しているが、実際は加工データ(ρi,θi)に対応した
玉型形状の軌跡を描くものである。この場合、高い方か
ら低い方へは、問題なく動いて行くが、さらに回転して
いき反対側の段差に来ると、低い方から高い方へ動いて
行くことになり、問題が生じる。 ─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成10年4月9日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正内容】
【書類名】 明細書
【発明の名称】 レンズ形状測定装置
【特許請求の範囲】
【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、眼鏡フレームに枠入れ
される眼鏡レンズのコバ厚を測定するためのレンズ形状
測定装置に関する。
【0002】
【従来技術】従来から眼鏡レンズのコバ厚測定装置で
は、特開平7−314307号公報に示すように、測定
子であるフィーラーを回転自在な部材で形成し、眼鏡フ
レームのレンズ枠又は型板のような玉型と所定の関係を
有する眼鏡レンズの前面及び後面の加工軌跡上に配置さ
れ、眼鏡レンズのコバ厚を測定していた。
【0003】これは、眼鏡レンズの前後面からの摩擦抵
抗を受け、その眼鏡レンズの屈折面を傷付けてしまう
か、あるいは測定子自体を変形又は破損してしまうこと
をなくすためであった。
【0004】とくに、遠用部と近用部とのレンズ厚に差
があるために両者の境目に段差があるような眼鏡レンズ
(EXレンズ)のコバ厚を測定する場合、測定子が単に
前後の屈折面に接触しているだけでは段差にその測定子
が引っ掛かってしまい、正確にコバ厚を測定できない問
題点を解決するためであった。
【0005】
【発明が解決しようとする問題点】しかしながら、従来
のコバ厚測定装置では、特にEXレンズにおいて、遠用
部と近用部とのレンズ厚の段差が著しいような場合、レ
ンズの厚みが薄い部分から厚い部分に向かって眼鏡レン
ズが回転すると、単に回転自在な部材で形成した測定子
ではその段差を乗り越えることができず、やはり引っか
かってしまう虞がある。
【0006】また、従来のコバ厚測定装置では、そのE
Xレンズがどの程度の段差を有するのか判断することが
できず、眼鏡レンズのコバ全周を正確に測定できない虞
が生じる。
【0007】その結果、眼鏡フレームに対してフィット
感のよい眼鏡レンズの枠入れが実現できず、眼鏡装用者
毎の嗜好に応じた見栄えのよい眼鏡を形成できなかっ
た。
【0008】そこで、本発明では、上記問題点を解決す
べく、測定子による測定データの変化量から被加工レン
ズの段差を検知することで、眼鏡レンズの段差がどの程
度を有するのか判断することができ、その段差が著しい
場合には眼鏡レンズの回転方向や測定子の眼鏡レンズと
の当接位置等を制御することで、レンズコバ全周を正確
に測定でき、結果的に眼鏡フレームに対してフィット感
のよい眼鏡レンズの枠入れを実現することができるレン
ズ形状測定装置を提供することを目的とする。
【0009】
【発明の構成】本発明は、この目的を達成するため、被
加工レンズを回転可能に軸支するためのレンズ回転軸
と、被加工レンズの前面及び又は後面の加工軌跡上に当
接配置される測定子と、測定子による測定データの変化
量から被加工レンズの段差を検知し、測定子の当接制御
を行うための制御手段とを有することを特徴とする。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。
【0011】[第1実施例] <研削加工部>図13において、1は玉摺機の筺体状の
本体、2は本体1の前側上部に設けられた傾斜面、3は
傾斜面2の右側半分に設けられた液晶表示部、4は傾斜
面2の右側下部に設けられたキーボード部である。
【0012】また、本体1の左側部に後述する加工室B
Aが設けられていて、加工室BAには本体1に回転自在
に保持された砥石5が配設されている。この砥石5は、
粗砥石6とV溝砥石7を備え、図1に示したモータ8で
回転駆動される様になっている。
【0013】本体1内には、図5に示したキャリッジ支
持用の支持台9が固定されている。この支持台9は、左
右の脚部9a,9bと、脚部9b側に偏らせて脚部9
a,9b間に配設した中間脚部9cと、脚部9a〜9c
の上端部を連設している取付板部9dを有する。
【0014】しかも、取付板部9dの両側部にはカバー
14 で覆われた軸取付用のブラケット10,11が突
設されている。このブラケット10,11には支持軸
(揺動軸すなわち旋回軸)12の左右両端部に嵌着され
たベアリングBが保持され、支持軸12の外周には筒軸
(揺動用筒軸)13が軸線方向に移動可能に嵌合されて
いる。この支持軸12,筒軸13等は図13に示したカ
バー14で覆われている。
【0015】また、このカバー14内には、キャリッジ
15が配設されていると共に、板状のスイングアーム3
00及びスイングアーム300に取り付けられた加工圧
調整装置310が配設されている。
【0016】図2において、本体1内には中空の水受け
容器Aが取り付けられている。この水受け容器Aは、上
方に開口する下部の水受けカバー(水受け下カバーであ
る水受け容器本体)401と、この水受けカバー401
の上部開口端を閉成する水受け上部カバー402を有す
る。そして、この水受け容器A内に加工室BAが形成さ
れ、この加工室BA内に上述の砥石5とキャリッジ15
が配設されている。
【0017】しかも、キャリッジ15はカバー14で覆
われた加工室BA内で上下にスイング(揺動回動)でき
るようになっている。また、スイングアーム300等は
水受けカバー401の外側に来るよう配置されている。
しかも、この水受け上部カバー402には、図13に示
した様に、被加工レンズLの出し入れ用の開口Cがレン
ズ出入用窓(開閉窓)として形成され、この開口Cは図
示を省略した窓カバーで開閉される様になっている。こ
れにより、被加工レンズLの加工室内への出し入れがで
きるようになっている。
【0018】また、図4のように、キャリッジ15と水
受けカバー401の側壁401a,401bとの間に
は、防水用蛇腹403,403が取付けられている。
【0019】<キャリッジ>このキャリッジ15は、キ
ャリッジ本体15aと、このキャリッジ本体15aの両
側に前方に向けて一体に設けられた互いに平行なアーム
部15b,15cと、キャリッジ本体15aの後縁部中
央に後方に向けて突設された突起15dを有する。上述
した筒軸13は、突起15dを左右に貫通していると共
に、突起15dに固定されている。これによりキャリッ
ジ15の前端部が支持軸12を中心に上下回動できるよ
うになっている。
【0020】このキャリッジ15のアーム部15bには
レンズ回転軸16が回転自在に保持され、キャリッジ1
5のアーム部15cにはレンズ回転軸16と同軸上に配
設されたレンズ回転軸17が回転自在に且つレンズ回転
軸16に対して進退調整可能に保持されていて、このレ
ンズ回転軸16,17の対向端間(一端部間)には被加
工レンズLが挟持される様になっている。
【0021】このレンズ回転軸16,17は軸回転駆動
装置(軸回転駆動手段)で回転駆動されるようになって
いる。この軸回転駆動装置は、キャリッジ本体15a内
に固定されたパルスモータ18と、パルスモータ18の
回転をレンズ回転軸16,17に伝達する動力伝達機構
(動力伝達手段)19を有する。
【0022】この動力伝達機構19は、図1に示した様
に、レンズ回転軸16,17にそれぞれ取り付けられた
タイミングプーリ20,20と、キャリッジ本体15a
に回転自在に保持された回転軸21と、回転軸21の両
端部にそれぞれ固定されたタイミングプーリ22,22
と、タイミングプーリ20,22に掛け渡されたタイミ
ングベルト23と、回転軸21に固定されたギヤ24
と、パルスモータ18の出力用のピニオン25等から構
成されている。
【0023】また、支持軸12には、図5,図7に示し
た様に、支持アーム26の上端部が左右動自在に保持さ
れている(図1,図6では図示略)。しかも、支持軸1
2には支持アーム26に隣接して筒軸13が配設されて
いる。この筒軸13は上述した様に軸線方向に移動可能
に支持軸12に嵌合されている。そして、図5,図7後
述のキャリッジ横移動手段の構成及びレンズコバ厚測定
から明らかなように、この支持アーム26は、筒軸13
と一体に支持軸12の軸線方向に移動可能に設けられて
いる。尚、脚部9b,9cには図5に示した様に支持軸
12と平行なガイド軸26aの両端部が固定されてい
る。このガイド軸26aは、支持アーム26の下端部を
貫通して、支持アーム26を左右動可能に案内する。
【0024】<キャリッジ横移動手段>このキャリッジ
15は、図5に示した様に、キャリッジ横移動手段29
で左右に移動駆動可能に設けられている。
【0025】このキャリッジ横移動手段29は、図5の
如く、脚部9cと取付板部9dとに固定された取付板3
0aと、取付板30aの前面に固定されたステッピング
モータ31と、ステッピングモータ31の取付板30a
を貫通して背面側に突出する出力軸31aに固定された
プーリ32と、脚部9bの背面に回転自在に取り付けら
れたプーリ32aと、プーリ32,32aに捲回され且
つ両端部が支持アーム26に固定されたワイヤ33を有
する。
【0026】<スイングアーム300>このスイングア
ーム300は上述したように板状体から形成されてい
る。このスイングアーム300の左右方向(Z方向)の
両端部には、図1,図6(a)に示した様に、前側に突出
する突部301,302が設けられている。この突部3
01,302の前端部には半円状の保持部301a,3
02aが設けられ、この保持部301a,302aは筒
軸13の両端部に嵌着されている。尚、この保持部30
1a,302aは図示しないビス或は接着剤等の固定手
段で筒軸13に固定されている。
【0027】<加工圧調整手段310>この加工圧調整
手段310は、図6(b)に示した様に、取付ベースとな
る取付枠311を有する。この取付枠311は、スイン
グアーム300の一側部下面にスイングアーム300と
平行に配設されたベース板312と、前後方向(X方
向)に延び且つベース板312の右側部に固定された側
板313と、ベース板312の前縁部及び側板313に
固定された前側板314と、ベース板312の後縁部及
び側板313に固定された後側板315を有する。そし
て、この取付枠311は図示しないブラケットやビス等
を介してスイングアーム300の下面に固定されてい
る。
【0028】また、加工圧調整手段310は、ベース板
312の上方に配設した立方体状の重錘316と、重錘
316を貫通して前後方向(X方向)に延びるガイド軸
317と、重錘316に設けられた前後方向に延びる雌
ネジ(図示せず)に螺着され且つ重錘316を貫通する
送りネジ318を有する。このガイド軸317は両端部
が側板314,315に固定され、送りネジ318は両
端部が側板314,315に回転自在に保持されてい
る。尚、ガイド軸317と送りネジ318は平行に設け
られている。
【0029】更に、加工圧調整手段310は、ベース板
312上に固定されたブラケット319と、ブラケット
319に固定され且つ出力軸320aが前後方向に向け
られたパルスモータ320と、パルスモータ320の出
力軸320aに固定されたタイミングギヤ321と、送
りネジ317の後端部近傍の部分に固定されたタイミン
グギヤ322と、タイミングギヤ321,322に掛け
渡されたタイミングベルト323を有する。これによ
り、パルスモータ320の回転は、タイミングギヤ32
1,322及びタイミングベルト323を介して送りネ
ジ317に伝達される。
【0030】しかも、パルスモータ320を正回転させ
ると、送りネジ318を正回転させて、重錘316が前
方向に移動させられる一方、パルスモータ37を逆回転
させると、送りネジ318が逆回転させられて、重錘3
16が後方に移動させられる様になっている。
【0031】<キャリッジ昇降手段>また、上述のスイ
ングアーム300の後縁部上にはキャリッジ昇降手段3
6が配設されている。このキャリッジ昇降手段36は、
スイングア−ム300の上方位置に上下に向けて配設さ
れ且つブラケット(図示せず)を介して本体1内に保持
されたパルスモータ37と、パルスモータ37の出力軸
37aと同軸上で一体に設けられた雌ネジ38と、雌ネ
ジ38に上下動可能に螺着された雌ネジ筒39と、雌ネ
ジ筒39の下端に一体に設けられた球状の押圧部材40
を有する。そして、雌ネジ筒39は軸線回りに回転不能
に且つ上下動自在に図示しないブラケットを介して本体
1内に保持され、押圧部材40はスイングアーム300
の上面に当接させられている。
【0032】<玉型形状形状測定部(玉型形状測定手
段)>玉型形状測定部46は、パルスモータ47と、パ
ルスモータ47の出力軸47aに取り付けられた回転ア
ーム48と、回転アーム48に保持されたレール49
と、レール49に沿って長手方向に移動可能なフィラー
支持体50と、フィラー支持体50に装着されたフィラ
ー51(接触子)と、フィラー支持体50の移動量を検
出するエンコーダ52と、フィラー支持体50を一方向
に付勢しているスプリング53を有する。
【0033】なお、玉型形状測定部46をレンズ加工装
置と一体に構成するか、これをレンズ加工装置と別体に
構成し両者を電気的に接続する代わりに、レンズ加工装
置と別体のレンズ枠形状測定装置により測定されたレン
ズ枠形状データをフロッピーディスクやICカードに一旦
入力し、レンズ加工装置にはこれら記憶媒体からデータ
を読み取る読取装置を設けるように構成してもよいし、
眼鏡フレームメーカーからオンラインでレンズ枠形状デ
ータをレンズ加工装置に入力できるように構成してもよ
い。
【0034】<コバ厚測定手段60>図1,図7に示し
たコバ厚測定手段60は、説明の便宜上キャリッジ15
から分離して図示しているが、キャリッジ15を小型化
するために、実際には図2,図3及び図8(a)〜(c)に示
した様にキャリッジ15の上部を覆う防水上カバー40
2の上部に取り付けられる。この場合に、コバ厚測定手
段60は、図1のレンズ回転軸16,17に保持された
被加工レンズLに対応して、スイングアーム300側か
ら下側が前側に向うように傾斜した状態で配置される。
【0035】しかも、このコバ厚測定手段60のフィー
ラー66は防水上カバー402に設けた開口402aか
ら加工室BAに出し入れ可能となっているが、被加工レ
ンズLの砥石5による研削加工中に、図示しない研削液
供給ノズルから研削部に研削液が供給される際に、被加
工レンズや研削部から飛散する研削液(研削水)が開口
402aからコバ厚測定手段60側に染み込まないよう
に、図8(a)のコバ厚測定装置開閉装置80が加工室と
コバ厚測定手段60との間、即ち開口402aの部分に
位置させて防水上カバー402上に、以下のようにして
取り付けられている。
【0036】すなわち、開口402aは、防水上カバー
402にビスB1で取り付けた取付板501で閉成され
ている。この取付板501には加工室BA側に突出する
凹部501aが形成され、この凹部501aの底部(底
壁)501bに開口501cが形成されている。また、
この凹部501a内には凹部501aに沿う取付板50
2がビスB2で固定されている。
【0037】しかも、コバ厚測定装置開閉装置80は、
凹部502aの上部開口端の一側部に位置させて取付板
502に突設された軸受(軸受突部)83と、凹部50
2aの上部開口端の他側部に位置させて取付板501に
ビス83aで固定した軸受(軸受突部)83´と、凹部
502a内に下半分が配設された回転体Dを有する。こ
の回転体Dは、筒体81と筒体(円筒窓部材)81の両
端部内に配設された端壁部材81b,81bと、周方向
に間隔をおいた筒体81を端壁部材81b,81bに固
定するビスS1,S2を有する。図8(a)中、502b
は取付板502の底部(底壁)、502cは底部502
bに設けた開口である。
【0038】そして、端壁部材81b,81bの軸部8
1c,81cが軸受83,83´に回転自在に保持され
ている。また、この筒体81には、長手方向に延びる一
対の窓開口81d,81dが周方向の180゜の間隔を
おいて形成されている。この窓開口81d,81dを通
して、フィーラー66(後述する図16では219及び
220)の出入れが可能となっている。
【0039】また、開口502aの周囲に沿って配設し
た押え板86はビス86bで取付板501に固定され、
この押え板86の上方に位置させたパッキン85は取付
板501の開口501cに沿わせ取付板501の底部5
01bに固着されている。86aは押え板80の開口で
ある。そして、開口501cのシール時にはパッキン8
5が筒体81に開口81dの周囲に位置して弾接させら
れている。尚、図ではパッキン85が筒体81の開口8
1dの周囲に位置して筒体81に弾接させられるが、こ
のパッキン85は筒体81の開口81dと略等しいかあ
るいは少し大きく形成してもよいものである。
【0040】この筒体81の一方の軸部81cに固定し
たギヤ88は、駆動モータ82の出力軸に固定したギヤ
87に噛合させられて、駆動モータ82により回転制御
される。この駆動モータ82は、ブラケットBTを介し
て防水上カバー402に固定されている。また、ブラケ
ットBtにはマイクロスイッチ89,90が取り付けら
れている。
【0041】コバ厚測定モードが選択されると、図8
(a)のモータ82により、ギア86、87を介して、筒
体81を回転させ、図8(b)より図8(c)になるようにす
る。この回転位置は図8(c)のように筒体81にある、
例えばビスS1,S2の頭部sa,sbを利用したよう
な位置決めにより、マイクロスイッチ89、90で制御
する。
【0042】このレンズコバ厚測定装置60は、図7に
示した様なコ字状に形成され且つキャリッジ15上に取
り付けられたブラケット61と、粗砥5の左側部上に対
して進退自在にブラケット61に保持されたフィラー軸
62(測定アーム)と、フィラー軸62に設けられたラ
ック63と、ブラケット61に固定されたパルスモータ
64と、パルスモータ64の出力軸64aに固定され且
つラック63に噛合するピニオン65と、フィラー軸6
2の一端に一体に設けられた円板状のフィラー66と、
フィラー軸62の他端側に位置させてキャリッジ15上
に固定されたマイクロスイッチ67を有する。
【0043】このマイクロスイッチ67は、フィラー6
6が被加工レンズLから外れた位置まで後退したとき
に、フィラー軸62の他端で押圧されてONする様になっ
ている。
【0044】<電装部>電装部Dの演算制御回路100
(制御手段)は、上述の研削加工部のモータ8,ステッ
ピングモータ31,パルスモータ18,37,47,6
4等を駆動制御するドライブコントローラ101と、フ
レームデータメモリ102と、フレームPD値FPDおよび
装用者の瞳孔間距離値PDとを入力するためのFPD/PD入
力装置103と、眼鏡フレームがセルフレームである旨
を入力するフレーム材質入力装置104と、フレームの
材質に応じて予め定めた補正値Cを記憶している補正値
メモリ105と、レンズLを加工するための加工データ
(Pi,Θi)を記憶するための加工データメモリ106と
が接続されている。
【0045】FPD/PD入力装置103としては、テンキ
ー入力装置のような手入力装置でもよいし、検眼装置か
らのオンライン入力や、フロッピーディスクやICカード
等の検眼データ記憶手段からの読取装置で構成してもよ
い。
【0046】しかも、演算制御回路100でドライブコ
ントローラ101を作動させることにより、パルス発生
器106から駆動パルスを発生させて、パルスモータ4
7を作動させると、回転アーム48が回転させられる。
これにより、フィーラー51が眼鏡フレームF(眼鏡
枠)のレンズ枠RFまたはLFの内周に沿って移動させられ
る。
【0047】この際、上述したフィーラー51の移動量
はエンコーダ52で検出され動径長fρiとして電装部D
のフレームデータメモリ102に入力され、パルス発生
器106からパルスモータ47に供給されたと同じパル
スが回転アーム48の回転角すなわち動径角fθiとして
フレームデータメモリ102に入力され、レンズ枠(ま
たは型板)の動径データ(fρi,fθi)として記憶される
様になっている。
【0048】以下上記構成のレンズ加工装置の作用を説
明する。
【0049】(1)メガネの玉型形状測定 まず、玉型形状測定部46を作動させて、図11,図1
2に示した様な眼鏡フレームFの右眼レンズ枠RFまたは
型板等の玉型の形状を測定し、レンズ枠(または型板)等
のメガネの玉型の動径データ(fρi,fθi)(ここでi=
1,2,3,………N)を求め、これをフレームデータメモ
リ102に記憶させる。
【0050】加工者は眼鏡フレームFがセルフレームで
ある場合、フレーム材質入力装置104でその旨を演算
制御回路100に入力する。
【0051】また、加工者はフレームPD値FPDおよび装
用者の瞳孔間距離値PDとをFPD/PD入力装置106で演算制
御回路100に入力する。演算制御回路100は入力さ
れたフレームPD値FPDと瞳孔間距離値PDおよび補正値メ
モリ105に記憶されている補正値Cとから、レンズ枠
入れ後の眼鏡フレームの変形による右眼レンズの光学中
心OLRのずれを見込んだ補正内寄せ量IN´を IN´={(FPD−PD)/2}−C/2 …………(1) として求め、フレームデータメモリ102に記憶されて
いるレンズ枠RFの幾何学中心に原点をもつレンズ枠(ま
たは型板)動径データ(fρi,fθi)の各サンプリングポ
イントQiについて、その動径データをx−y座標変換し を求め、このx座標値を前記補正内寄せ量IN´分x軸方向
(水平方向)に移動させ、新たな原点に基づく加工データ
(Pi,Θi) (ここでi=1,2,3,…………N)を として求め、これを加工データメモリ102に記憶させ
る。
【0052】ここで、補正値Cは眼鏡フレームFがアセテ
ート、アクリル、ナイロンやプロピオネート等の一般的
な材質の場合は0.3〜0.5mmが、エポキシ樹脂等の熱可塑
性に富んだ材質の場合は0.8〜1.0mmが選択される。この
ように複数種類のセルフレームに対応させるためにはフ
レーム材質入力装置107に複数の入力キーを設け、補正
値メモリ105に各々のフレーム材質入力に対応して複数
の補正値Cを記憶させておけばよい。
【0053】(2)レンズコバ厚Wiの測定 次に、(1)で求めた動径データ(fρi,fθi)に対応する
加工データ(Pi,Θi)に基づいて被加工レンズLのコバ
厚Wiを求める。
【0054】即ち、キーボード部4を操作してコバ厚測
定モードにすると、演算制御回路100はドライブコン
トローラ101を介してパルスモータ18を駆動制御し
て、このパルスモータ18の回転を動力伝達機構19を
介してレンズ軸16,17に伝達させ、被加工レンズL
の加工データ(Pi,Θi)の内の初期加工データ(P1,Θ1)
をフィーラー66の当接位置に移動させる。
【0055】フィーラー66を被加工レンズLの当節位
置に移動させる前に、コバ厚測定手段60と加工室の間
にある、コバ厚測定装置開閉装置80の筒体81の窓部
を、コバ厚測定モードにした時に、開くようにしてお
く。
【0056】そして、 コバ厚測定モードが選択される
と、図8(a)のモータ82により、ギア88、87を介
して、筒体81を回転させ、図8(b)より図8(c)になる
ようにする。この回転位置は図8(c)のように筒体81
にある、例えばビスS1(S2)の頭部sa,sbを利
用したような位置決めにより、マイクロスイッチ88、
89で制御する。
【0057】図8(c)ような状態になった後、フィーラ
ー66或いは219及び220を加工室BA内に出し
て、被加工レンズLの測定を行う。
【0058】加工を行うと、研削水或いは研削屑が、筒
体81に付着することもある。このように、研削水或い
は研削屑がフィーラー66或いは219及び220の開
閉窓部に付着すると、従来の平板状のものを開閉させる
方式であると、固定ベース402との間で固まってしま
い、開閉できなくなったり、開閉する際に付着したもの
が、フィーラー測定部の中に入ってきていまい、故障を
起こす原因となってしまう。
【0059】図8(a)の場合は、開閉の際、円筒を回転
させその際にパッキン85で外周部を接触させて行うよ
うになっており、筒体81に付着したものをパッキン8
5で落とすことができ、フィーラー測定部の中にも入っ
てくることがなくなる。また、このパッキン85によ
り、筒体81と加工室BAの間の防水の役目も果たして
いる。
【0060】更に従来の平板状のものを開閉させるもの
に比べ、円筒状のものを回転させるだけですみ、機構が
簡単であり、コンパクトに構成できる。
【0061】また、キーボード部4を操作して演算制御
回路100によりステッピングモータ31を作動させ
て、筒軸13と一体のキャリッジ15を図7中左方に移
動させる。この際、キャリッジ15の移動量は、演算制
御回路100に入力される。
【0062】この後、演算制御回路100によりドライ
ブコントローラ101を作動させて、パルスモータ64
を駆動制御し、ピニオン65及びラック63を介してフ
ィラー軸62を砥石5上に移動させ、フィラー軸62の
フィーラー66を被加工レンズLの側方に移動させる。
【0063】この際、フィーラー軸62の移動にともな
い、フィーラー軸62がマイクロスイッチ67から離れ
て、マイクロスイッチ67がOFFすると、このOFF信号が
演算制御回路100に入力され、演算制御回路100は
このOFF開始時からのフィーラー軸62の移動量をパル
スモータ64への駆動パルス数から検出する。しかもフ
ィーラー66は、被加工レンズLの加工データ(Pi,Θ
i)の内の初期加工データ(P1,Θ1)の位置に対応する部
分まで移動させられる。
【0064】この状態で、ステッピングモータ31への
通電を停止させてステッピングモータ31を自由回転状
態とすると、キャリッジ15及び支持アーム26が図示
を省略したバネのバネ力で図4中右側に移動付勢され、
レンズ回転軸16,17間に保持された被加工レンズL
の右側の屈折面がフィーラー66に当接する。この際、
当接位置は、被加工レンズLの初期加工データ(P1,Θ
1)の位置になる。
【0065】そして、演算制御回路100は、フィーラ
ー66の初期当接位置からパルスモータ18及び64を
駆動制御して、フィーラー66の当接位置を加工データ
(Pi,Θi)[i=1,2,3,…………N]に基づいて順次移動
させ、この際のロータリーエンコーダ34の出力からキ
ャリッジ15の移動量を加工データ(Pi,Θi)に対応さ
せて加工データメモリ106に記憶させる。
【0066】また、同様にして、キーボード部4を操作
して演算制御回路100によりステッピングモータ31
を作動させて、キャリッジ15を図7中右方に移動させ
た後、フィーラー66を被加工レンズLの左側の屈折面
に当接させて、フィーラー66の当接位置を加工データ
(Pi,Θi)[i=1,2,3,…………N]に基づいて順次移動
させ、加工データ(Pi,Θi)に対応するキャリッジ15
の移動量を演算制御回路100により求めさせて、この
移動量を加工データ(Pi,Θi)に対応させて加工データ
メモリ106に記憶させる。
【0067】そして、演算制御回路100は、この様に
して求めたキャリッジ15の移動量から被加工レンズL
の左右の屈折面へのフィーラー66の当接位置が加工デ
ータ(Pi,Θi)に対応して求め、この加工データ(Pi,Θ
i)に対応する被加工レンズLの左右の屈折面へのフィー
ラー66の当接位置から被加工レンズLのコバ厚Wiが
加工データ(Pi,Θi)に対応して求められる。
【0068】(3)レンズ研削加工 演算制御回路100は、加工データ(Pi,Θi)を加工デ
ータメモリ102に記憶させると、次ぎに、ドライブコ
ントローラ101を制御してモータ8を駆動し砥石5を
回転させる。
【0069】ドライブコントローラ101は演算制御回
路100の制御下でパルス発生器51から加工データメ
モリ106に記憶されている加工データ(Pi,Θi)に対
応して、レンズ回転軸22,23を角度Θiだけ回転さ
せるパルスをパルスモータ18に供給し、この角度Θi
におけるレンズの加工動径がPiとなる位置でキャリッジ
15の降下を阻止するために、この位置にスイングアー
ム300を停止させるだけのパルスをパルスモータ37
に供給する。
【0070】これにより、レンズ回転軸22,23は加
工動径角度Θiだけ回転される。一方、レンズRLが砥石
6にキャリッジ15の自重等により圧接させられた状態
で砥石6で研削加工されると共に、この研削に伴ってキ
ャリッジ15が下方に自重等により降下させられる。こ
のキャリッジ15の降下は、スイングアーム300が上
昇して押圧部材40に当接して、レンズRLの加工動径が
Piとなるまで行われる。
【0071】この際、レンズRLが砥石6にキャリッジ1
5の自重等により圧接させられるときの圧力を加工圧と
すると、この加工圧は演算制御回路100によりレンズ
RLのコバ厚Wiに応じて調整される様になっている。即
ち、演算制御回路100は、レンズRLのコバ厚Wiが大
きくなるに従って加工圧を大きくさせる一方、レンズRL
のコバ厚Wiが小さくなるに従って加工圧を小さくさせ
る様になっている。そして、この加工圧は、キャリッジ
15の下方への回転モーメントFiとして以下のように
して求めることができる。
【0072】ここで、自重によるキャリッジ15の下方
への回転モーメントをf1とし、スイングアーム300
の下方への回転モーメントをf2とし、加工圧調整手段
310の重錘316の重量を除く部分の下方への回転モ
ーメントをf3とし、重錘316による下方への回転モ
ーメントをfai(f1>f2+f3+fai)とすると、キ
ャリッジ15を下方に実際に回転させる回転モーメント
Fiは、 Fi=f1−(f2+f3+fai) となる。しかも、重錘316の重量をWgとし、支持軸
12の中心から重錘316の重心までの距離をBiとす
ると、この重錘316の下方への回転モーメントfai
は、 fai=Wg×Bi となる。この距離Biは、重錘316を前後方向に移動
させることで変化させることができる。この重錘316
の前後方向への移動制御は演算制御回路100により行
われる。
【0073】即ち、演算制御回路100は、レンズRLの
コバ厚Wiが大きくなるに従い、パルスモータ320を
正回転駆動制御して、送りネジ318を正回転させ、重
錘316を前方向に移動させる。一方、演算制御回路1
00は、レンズRLのコバ厚Wiが小さくなるに従い、パ
ルスモータ320を逆回転駆動制御して、送りネジ31
8を逆回転させ、重錘316を後方に移動させるように
なっている。
【0074】そして、この重錘316の前側への移動に
より回転モーメントfaiは小さくなって、キャリッジ1
5の下方への回転モーメントFi(加工圧)は大きくな
る一方、重錘316の後方への移動により回転モーメン
トfaiは大きくなって、キャリッジ15の下方への回転
モーメントFi(加工圧)は小さくなる。
【0075】従って、レンズRLのコバ厚Wiが大きくな
るに従って加工圧が大きなる一方、レンズRLのコバ厚W
iが小さくなるに従って加工圧が小さくなるので、大き
いコバ厚を有する被検レンズを砥石6で研削する際に、
砥石6が被検レンズに対してスリップする様なことが生
ずるのを未然に回避できると共に、被加工レンズのコバ
厚が小さい場合には砥石6から被加工レンズに無理な加
工圧が作用するのを回避できる。この様に、被加工レン
ズのコバ厚Wiに応じて被加工レンズの加工圧が自動的
に調整されるので、手間を要せず研削加工作業を効率的
に行うことができる。なお、被加工レンズの種類によっ
ても加工圧を調整することができるように制御可能であ
る。演算制御回路にレンズ種別に応じて加工圧をどのく
らい調整するかメモリを設け、そのメモリから読み出す
ことによって加工圧を調整できる。例えば、プラスチッ
クレンズの場合、加工圧を3.5kgになるようにメモリ
に記憶させ、ガラスレンズの場合、5.0kgにメモリに
記憶させる。そうして、メモリから読み出すことで演算
制御回路100は加工圧調整装置310を制御する。
【0076】この動作を加工データ(Pi,Θi)の全てに
ついて実行することにより、被加工レンズLを加工デー
タに基いて荒研削してレンズ枠RFと相似形状のレンズRL
に研削加工する。
【0077】砥石6で荒研削が完了すると、図示しない
公知のキャリッジ移動手段でレンズRLを移動しV溝砥石
7でヤゲン加工する。この際、演算制御回路100は、
(2)で求めた加工データ(Pi,Θi)に対応するコバ厚を基
に、レンズRLの周縁にヤゲン加工を行わせる。
【0078】なお、レンズRLはその光学中心OLRがレン
ズ回転軸2,2の回転軸と一致するようにレンズ回転軸2,2
にチャッキングされる。
【0079】左眼レンズLLについても上記と同様の動作
を実行させる。
【0080】これにより、レンズRL,LLがセルフレーム
に対応するために大きめに研削加工されても、レンズ枠
RF,LFに枠入れしたレンズRL,LLの各々の光学中心は、
その眼鏡装用時に装用者眼の光学中心(瞳孔中心)と一致
するように正しく枠入れすることができる。
【0081】以上のような一連の加工動作を行うに当た
り、レンズを砥石に当接させ研削する際に、熱を持ち、
更に加工の屑が出される。この熱を冷却すると、研削屑
を取り除くために、加工中に研削水を図示しない研削水
用パイプを通じて供給することが行われる。この場合、
材質等によって供給を止めることもある。
【0082】このため、各機構部・電装部には、できる
だけこの研削水・研削屑等がかからないことが望まし
い。図2に示すように、水受けカバー401を砥石とキ
ャリッジ部のみを包含させ、他の機構部・電装部等とは
別にし、加工室を構成するようになっている。
【0083】この加工室には、水受けカバー401の上
に水受け上部カバー402が設けられており、この水受
け上部カバー402には、加工するレンズ取出し用の開
口があり、この開口を通し、図13にある本体1の開閉
窓により、被加工レンズLの取付け、取外しができるよ
うになっている。
【0084】図4のように、キャリッジ15と水受けカ
バー401の間には、防水用の蛇腹403が両側に取付
けられている。
【0085】このような構成を取ることにより、加工室
内は他の機構部・電装部とは区切られたことになり、水
受けカバー401の防水は、砥石ハウジング及びキャリ
ッジ15の左右移動及びスイングアーム300部の支持
アーム26の回転運動(加工レンズの砥石5での上下運
動となる)を防水すれば良くなる。
【0086】砥石部ハウジングは動かず、砥石軸の回転
運動のみ防水させれば良く、キャリッジ15はスイング
アーム部300の支持アーム26の左右動部及び回転運
動のみ防水させれば良くなり左右動以外に従来のキャリ
ッジ15の上下動の部分をも含めた防水対応をせずに、
上下動の中の回転運動部のみ対応すれば良くなり、その
対応は、図4のように蛇腹403のみで容易に行うこと
ができる。
【0087】[第2実施例]上述した実施例では、一つの
フィーラー66で被加工レンズのコバ厚を測定するよう
にしているが、必ずしもこれに限定されるものではな
い。例えば、図15に示した様なレンズコバ厚測定部2
00を設けて、このレンズコバ厚測定部200により被
加工レンズのコバ厚を測定するようにしてもよい。
【0088】a.レンズコバ厚測定部 このレンズコバ厚測定部200は砥石5に対応して設け
られている。このレンズコバ厚測定部200は、図15
(a)に示した様に、本体1上に前後に間隔をおいて平行
に取り付けられたブラケット201,202と、前後に
延び且つブラケット201,202間に渡架固定された
一対の平行なガイドレール203,204と、キャリッ
ジ15に対して進退自在にガイドレール203,204
に保持された板状の可動ベース205を有する。
【0089】また、レンズコバ厚測定部200は、図1
5(b)〜(d)に示した様に、ガイドレール203,204
と平行に設けられ且つ可動ベース205の下面に固定さ
れたラック206と、可動ベース205の下面に位置し
て本体1上に固定されたパルスモータ207と、パルス
モータ207の出力軸207aに固定され且つラック2
06に噛合するピニオン208と、ブラケット202に
固定されて可動ベース205の原点を検出するマイクロ
スイッチMSを有する。このパルスモータ207を駆動
制御してピニオン208を回転させることにより、この
ピニオン208とラック206との作用により可動ベー
ス205がキャリッジ15に対して進退駆動させられ
る。
【0090】しかも、レンズコバ厚測定部200は、可
動ベース205の上方に間隔をおいて固定された取付プ
レート209と、取付プレート209の上方に間隔をお
いて固定された取付プレート210と、取付プレート2
09,210間に回転自在に保持され且つ互いに噛合す
るギヤ211,212と、取付プレート209上に固定
されたバリアブルモータ213と、バリアブルモータ2
13の取付プレート209を貫通する出力軸213aに
固定され且つギヤ211に噛合するピニオン214と、
取付プレート209上に固定されたロータリーエンコー
ダ215(検出手段)と、ロータリーエンコーダ215
の取付プレート209を貫通する出力軸215aに固定
され且つギヤ212に噛合するピニオン216を有す
る。
【0091】更に、レンズコバ厚測定部200は、ギヤ
211,212の取付プレート210から突出する軸部
211a,212aに基端部217a,217bが保持
されたフィラー軸217,218と、フィラー軸21
7,218の先端に一体に設けられた円板状のフィラー
219(第1接触子),220(第2接触子)と、フィ
ラー軸217,218間に介装されたスプリング221
と、フィラー軸217の基端部217a近傍に位置して
取付プレート210上に固定されたマイクロスイッチ2
22を有する。
【0092】そして、バリアブルモータ213を駆動制
御することにより、バリアブルモータ213の回転が出
力軸213a,ピニオン216を介してギヤ211,2
12に伝達されて、フィラー軸217,218がスプリ
ング221のバネ力に抗して互いに離反する方向に回動
させられ、フィラー219,220の間隔が開くことに
なる。この際、ギヤ212の回転がピニオン216,出
力軸215aを介してロータリーエンコーダ215に伝
達され、フィラー219,220の間隔がロータリーエ
ンコーダ215の出力から得られることになる。
【0093】また、マイクロスイッチ222は、フィラ
ー219,220同士がスプリング221のバネ力で当
接させられているときにフィラー軸217の基端部21
7aで押圧されてONするようになっている。
【0094】上述したロータリーエンコーダ215,マ
イクロスイッチ222,MSからの出力は演算制御回路
100に入力され、パルスモータ207,バリアブルモ
ータ213は演算制御回路100によりドライブコント
ローラ101を介して制御されるようになっている。
【0095】また、演算制御回路100は、可動ベース
205がキャリッジ15側に移動させられる際、マイク
ロスイッチMSがOFFさせられた時点からのパルスモー
タ207への駆動パルス数をカウントすることにより、
可動ベース205のキャリッジ15側への移動量すなわ
ちフィラー219,220のキャリッジ15側への移動
量を演算して求めるようになっている。
【0096】b.レンズコバ厚の測定 第1実施例において求めた動径データ(fρi,fθi)に対
応する加工データ(Pi,Θi)に基づいて被加工レンズL
のコバ厚Wiを求める。
【0097】即ち、演算制御回路(制御手段)100
は、コバ厚測定モードにすると、バリアブルモータ21
3を上述の如く駆動制御してフィラー219,220の
間隔を開いた後、パルスモータ207を駆動制御して可
動ベース205をキャリッジ15側に移動させて、フィ
ラー219,220を被加工レンズLの両側まで移動さ
せて、モータ207,213の作動を停止させる。これ
により、フィラー219,220は、スプリング221
のバネ力により被加工レンズLの左右の屈折面に当接さ
せられる。
【0098】この状態で演算制御回路100は、パルス
モータ18を駆動制御すると共に、パルスモータ207
を駆動制御して、フィラー219,220の被加工レン
ズLへの当接位置を加工データ(Pi,Θi)に対応して移
動させ、このフィーラー219,220の間隔(コバ
厚)をロータリーエンコーダ215の出力から加工デー
タ(Pi,Θi)に対応して求める。
【0099】この際、二重焦点レンズのように、レンズ
に段差がある場合、フィラー66をレンズLの段差側に
位置させたとき、フィーラー66がその段差を乗り越え
られず、エラーとなってしまうことがある。(尚、後述
のフィラー219及び220ではフィラー219がレン
ズLの段差を乗り越えられない場合がある。)このよう
な場合、以下の方法により二重焦点レンズ等であること
を自動的に判断することが可能となる。
【0100】一般に、二重焦点レンズ等の場合、図9の
ように遠用部と近用部の間に段差がある。
【0101】この問題を解決するために、遠用部から近
用部への段差のある部分を動作したときのデータから二
重焦点レンズ等(以下EXレンズとする)と判別し、セ
ンサーの段差不具合動作が生じないようにする。
【0102】レンズコバ厚測定の際、図10のようにフ
ィーラー66或いは219及び220に対し、被加工レ
ンズLが回転する。なお、図10では、説明のため、フ
ィーラー66或いは219及び220の軌跡を円形状と
しているが、実際は加工データ(ρi,θi)に対応した
玉型形状の軌跡を描くものである。この場合、高い方か
ら低い方へは、問題なく動いて行くが、さらに回転して
いき反対側の段差に来ると、低い方から高い方へ動いて
行くことになり、問題が生じる。
【0103】最初に高い方から低い方の段差に入ったと
き、この段差が一定値以上あるかどうか、例えば0.5
mm以上あるかどうかを判断する。また、この段差が徐
々に変化しているか、被加工レンズLを回転させるため
のパルスモータ18を介して、レンズ軸16,17を回
転させるパルス数の出力とフィーラーの変化量から、急
激に変化しているかをみてEXレンズであるかを判断す
る。
【0104】また、一般にEXレンズの場合、この段差
は、レンズ加工中心に対して、レンズ加工中心の水平方
向の一定幅内にある。このため、例えばレンズ加工中心
に対して上方向約5mm、下方向約8mmの範囲に急激
な段差があるかどうかで、EXレンズであるかどうかを
判断することが可能である。
【0105】以上のようにEXレンズであると判断した
とき、反対側の段差は、ほぼその反対側の水平位置付近
にあると予想される。簡易的にはその180°反対側付
近にあると予想される。
【0106】このためEXレンズの段差であると判断し
た場合は、段差の位置から更に測定を進め、予想される
反対側の段差の手前で測定を止め、いったん測定開始点
或いは最初の段差の手前間でフィーラー66或いは21
9及び220を開いた状態で戻し、その位置からパルス
モータ18を介して、レンズ軸16,17を逆回転さ
せ、反対側の段差を高い方から低い方に測定して、最初
に測定を止めた位置或いはそれを越えた位置まで測定す
る。この両方のデータから全周のレンズコバ厚を測定す
ることができる。本図では、フィーラー66或いは21
9及び220の形状をソロバン玉状としたが、これは、
端部形状はこれにとらわれることなく、半円状、あるい
は球状も考えられ、また、フィーラー部が回転する、し
ないいずれでも良い。
【0107】このような動作をさせることにより、自動
的にEXレンズであることを判別し、反対側の段差位置
で乗り越えられなくなることを防ぎ、レンズコバ厚の全
周を測定することができる。
【0108】図14は、図13の本体の液晶表示部3の
一例を示したものである。この場合、各測定あるいは加
工モードの時に示したようないろいろな液晶画面が表示
される。
【0109】この表示を見ながら、操作者はキーボード
部4を操作することにより、いろいろ加工モード・数値
等の設定を変更することが可能である。
【0110】キーボード部4を操作する時、液晶表示画
面もそれに合わせ変化するが、図14の例の場合、UP
の表示が反転表示となっており、その位置の数値が変え
られるようになっている。
【0111】数値の変更が可能な場合、図14(a)の例
では、+2.00の数値となっているが、この数値をキ
ーボード部4を操作して、数値を例えば−1.00と変
更した場合、そのまま−1.00としただけでは、+と
−を見間違えてしまうと、加工が失敗してしまう。
【0112】キーボード部4を操作し、数値を変化させ
た場合、例えば+から−へ変わった場合は、図14(の
如くUPの表示のように、数値か符号のいずれか或いは
両方を斜線で示した様に反転表示すれば単に数値と+,
−の表示が変わるだけの時より、判別が容易にできるよ
うになる。
【0113】
【発明の効果】以上により、本発明によれば、段差が著
しい場合であっても、その段差がどの程度であるのか検
知することができ、その検知に基づき、眼鏡レンズのコ
バ全周を正確に測定することができる。
【0114】また、眼鏡フレームに対してフィット感の
よい眼鏡レンズ枠入れを実現することができ、眼鏡装用
者毎の嗜好に応じた見栄えのよい眼鏡を形成することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明にかかるレンズ周縁加工装置(玉摺
機)の第1実施例を示す制御回路図である。
【図2】図1に示した装置の防水カバーの配置を示す概
略斜視図である。
【図3】図3の側面図である。
【図4】図3のA−A線に沿う断面図である。
【図5】図1に示したキャリッジ取付部の概略背面図で
ある。
【図6】(a)は図1に示したキャリッジとスイングアー
ムとの関係を示す部分概略斜視図、(b)は(a)における加
工圧調整手段の説明のための斜視図である。
【図7】図1に示したキャリッジとフィラーとの関係を
示した概略平面説明図である。
【図8】(a)は図3のB−B線に沿う断面図、(b)は(a)
のC−C線に沿う位置での閉状態を示す説明図、(c)は
(b)のC−C線にそう開状態の断面図、(d)は(a)のマイ
クロスイッチの配置を示す説明図である。
【図9】EXレンズとフィラーの当接状態を示す断面図
である。
【図10】EXレンズとフィラーの当接状態を示す正面
図である。
【図11】図1に示した被加工レンズとレンズ枠形状と
の関係を示す説明図である。
【図12】図1に示したレンズ枠の幾何学中心からの内
寄せ量及び上寄せ量をしめす説明図である。
【図13】図1〜図12に示した構成を備えるレンズ周
縁加工装置(玉摺機)の外観図である。
【図14】(a),(b)は図13に示した表示部の説明図で
ある。
【図15】(a)は本発明に係るレンズ周縁加工装置(玉
摺機)のコバ厚測定手段の他の例、即ちキャリッジとフ
ィラーとの関係を示す概略平面図、(b)は(a)のB−B線
に沿う断面図、(c)は(b)のC−C線に沿う断面図、(d)
は(b)のラックとピニオンとの関係を示す説明図であ
る。
【図16】図15に示したフィラーと防水構造の他の例
を示す図8(a)と同様な断面図である。
【符号の説明】 6…砥石 12…支持軸(旋回軸) 15…キャリッジ 16,17…レンズ回転軸 60…コバ厚測定手段 100…演算制御回路(制御手段) 310…加工圧調整手段 L…被加工レンズ
【手続補正2】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図1
【補正方法】変更
【補正内容】
【図1】
【手続補正3】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図2
【補正方法】変更
【補正内容】
【図2】
【手続補正4】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図5
【補正方法】変更
【補正内容】
【図5】
【手続補正5】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図7
【補正方法】変更
【補正内容】
【図7】
【手続補正6】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図8
【補正方法】変更
【補正内容】
【図8】
【手続補正7】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図9
【補正方法】変更
【補正内容】
【図9】
【手続補正8】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図13
【補正方法】変更
【補正内容】
【図13】
【手続補正9】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図16
【補正方法】変更
【補正内容】
【図16】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 中村 武 東京都板橋区蓮沼町75番地1号株式会社ト プコン内 (72)発明者 藤沼 久男 東京都板橋区蓮沼町75番地1号株式会社ト プコン内 (72)発明者 宇野 伸二 東京都板橋区蓮沼町75番地1号株式会社ト プコン内 (72)発明者 秋山 淳 東京都板橋区蓮沼町75番地1号株式会社ト プコン内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被加工レンズを回転可能に軸支するため
    のレンズ回転軸と、被加工レンズの前面及び又は後面の
    加工軌跡上に当接配置される測定子と、 測定子による測定データの変化量が所定値より大きいか
    否かを判定し、測定子の当接制御を行うための制御手段
    とを有することを特徴とするレンズ形状測定装置。
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