JPH10329418A - 画像形成方法 - Google Patents
画像形成方法Info
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- JPH10329418A JPH10329418A JP10080747A JP8074798A JPH10329418A JP H10329418 A JPH10329418 A JP H10329418A JP 10080747 A JP10080747 A JP 10080747A JP 8074798 A JP8074798 A JP 8074798A JP H10329418 A JPH10329418 A JP H10329418A
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Abstract
に、耐水性に優れ、且つ黒ずんだ印象のない発色性に優
れた鮮明なカラー画像を形成し得る画像形成方法、特
に、インクジェット方法を利用した画像形成方法の提
供。 【解決手段】 液体組成物と着色インクとを併用して被
記録媒体上にカラー画像を形成する画像形成方法におい
て、着色インクとして、下記式(I)、(II)、(II
I)及び(IV)で示される色知覚を全て満足するマゼン
タ色画像を与えるマゼンタインクを少なくとも用いる画
像形成方法、及びインクジェット記録方法。
Description
好にするための液体組成物と着色インクとを併用してカ
ラー画像を形成する画像形成方法、及びインクジェット
記録方法に関する。更に詳しくは、被記録媒体(特に普
通紙)上に、液体組成物と、少なくとも発色が鮮明なマ
ゼンタインクとを併用して画像を形成し、発色性に優
れ、且つ耐水性に優れたカラー画像を得る画像形成方
法、及びインクジェット記録方法に関する。
低騒音、低ランニングコスト、装置が小型化し易い、カ
ラー化が容易等の種々の利点から、汎用のプリンタや複
写機等に広く利用されている。しかし、インクジェット
記録方法を応用したこれらの記録装置により、所謂、普
通紙と呼ばれる被記録媒体上に画像を形成した場合に
は、得られる印字物の耐水性が劣るという問題があっ
た。これに対し、この問題を解決し、得られる記録画像
の耐水性を良好にするために、インクの吐出に先立ち、
被記録媒体上に液体組成物を予め付着させておく方法が
提案されている。例えば、特開昭63−299971号
公報には、1分子当り2個以上のカチオン性基を有する
有機化合物を含有する液体組成物を被記録媒体上に付着
させた後、アニオン性の染料が含有されたインクで記録
する方法が開示されている。又、特開昭64−9279
号公報には、コハク酸等を含有した酸性液体組成物を被
記録媒体上に付着させた後、アニオン性染料が含有され
たインクで記録する方法が開示されている。更に、特開
昭64−63185号公報には、染料を不溶化させる液
体組成物を、インクの記録に先立って被記録媒体上に付
与するという方法が開示されている。
記何れの方法も、液体組成物を染料と併用することによ
って被記録媒体上における染料自体の析出状態を改良
し、記録画像の耐水性を向上させるものであるが、これ
らの方法を用いてカラー画像を形成した場合には、耐水
性に優れた画像が得られるものの、染料分子の凝集によ
って染料自体の発色性の低下を生じ易く、析出した染料
が記録紙上で不均一に分布するという現象が起き易い。
そして、この現象が生じると、得られる記録画像が暗く
なってしまう傾向があり、記録画像の発色性に劣るとい
う問題があった。この問題は、特にマゼンタ色において
その傾向が強く、マゼンタインクを使用してカラー画像
を形成する画像形成方法において、看過できない問題で
あった。従って、本発明の目的は、被記録媒体(特に、
普通紙)に印字した場合に、とりわけ、耐水性に優れる
と共に発色性にも優れたマゼンタ色の画像が得られる技
術に関し、耐水性に優れ、且つ黒ずんだ印象のない発色
性に優れた鮮明なカラー画像を形成し得る画像形成方
法、特に、インクジェット方法を利用した画像形成方法
を提供することにある。
によって達成される。即ち、本発明は、液体組成物と着
色インクとを併用して被記録媒体上にカラー画像を形成
する画像形成方法において、上記着色インクとして少な
くともマゼンタインクを用い、且つ、該マゼンタインク
が、下記式(I)、(II)、(III)及び(IV)で示さ
れる色知覚を全て満足するマゼンタ色画像を与えるイン
クであることを特徴とする画像形成方法、及びインクジ
ェット記録方法である。
おいて、L1 *、a1 *、b1 *、a0 *及びb0 *は、CIE
1976(L*a*b*)色空間において定義される知覚
色度指数であり、a1 *及びb1 *は、白色度が78〜84
(JIS P8123準拠、ハンター白色度計を使
用)、且つCIE 1976(L*a*b*)色空間にお
いて定義される色度が86≦L*≦93、3≦a*≦1
0、−6≦b*≦1である試験用紙に、液体組成物とマ
ゼンタインクとを併用して作成した画像の知覚色度指数
であり、a0 *及びb0 *は、上記と同様の試験用紙にマゼ
ンタインクのみを用いて作成した画像の知覚色度指数で
ある。]
は、国際照明委員会が、従来のCIE XYZ表色系を
変換して1976年に推奨したものであり、表色系内の
一定距離が、どの色の領域でもほぼ知覚的に等歩度の差
を持つように定めた色空間であり、JIS Z 872
9「物体色の条件等色度の評価方法」等に用いられてい
る。尚、本発明において使用した測定方法は、JIS
Z 8722の記載に準拠したものである。
態を挙げて、本発明を更に詳しく説明する。本発明者ら
は、上記従来技術の問題点を解決すべく鋭意検討の結
果、特に普通紙上に形成した記録画像を、耐水性に優れ
ると共に、黒ずんだ印象のない鮮明な発色性を有するカ
ラー画像とするためには、画像形成に使用する着色イン
クの中のマゼンタインクを、該インクで形成したマゼン
タ色画像の色知覚が、上記式(I)、(II)、(III)
及び(IV)を全て満足するようなインクとすればよいこ
とを知見して本発明に至った。即ち、上記式(I)、
(II)、(III)及び(IV)を満足するマゼンタ色画像
を与えることのできるマゼンタインクは、普通紙等の被
記録媒体上で、画像の耐水性の向上を目的として使用さ
れる液体組成物と混合されたとしても、染料凝集による
染料自体の発色性の低下を生じることがなく、析出した
染料が記録紙上で均一に分布し易いので形成されるカラ
ー画像の発色性が損なわれることがなく、得られるカラ
ー画像が、耐水性に優れた黒ずんだ印象のない鮮明な画
像となる。
液体組成物中にカチオン性物質が含有されており、且つ
これと併用するマゼンタインクを構成する色材が、アニ
オン性基を有する水溶性染料を含有する態様にが好まし
い。即ち、このような液体組成物とマゼンタインクを併
用して画像を形成した場合には、これらが被記録媒体上
で混合されると、液体組成物中のカチオン性物質とマゼ
ンタインク中のアニオン性物質とがイオン的相互作用に
より会合を起こし、この会合体が本質的に水不溶性であ
るので、得られるカラー画像の耐水性は、より完全なも
のとなる。
用される着色インク及び液体組成物について、夫々詳し
く説明する。先ず、本発明で使用する着色インクについ
て説明する。本発明で使用する着色インクは、少なくと
もマゼンタインクを有し、且つ、該マゼンタインクが、
下記式(I)、(II)、(III)及び(IV)により示さ
れる色知覚を全て満足するマゼンタ色画像を与えるもの
であることを特徴とする。
おいて、L1 *、a1 *、b1 *、a0 *及びb0 *は、CIE
1976(L*a*b*)色空間において定義される知覚
色度指数であり、a1 *及びb1 *は、白色度が78〜84
(JIS P8123準拠、ハンター白色度計を使
用)、且つCIE 1976(L*a*b*)色空間にお
いて定義される色度が86≦L*≦93、3≦a*≦1
0、−6≦b*≦1である試験用紙に、液体組成物とマ
ゼンタインクとを併用して作成した画像の知覚色度指数
であり、a0 *及びb0 *は、上記と同様の試験用紙にマゼ
ンタインクのみを用いて作成した画像の知覚色度指数で
ある。]
b*の値は、例えば、下記のようにして測定する。先
ず、液体組成物とマゼンタインクとを用いて普通紙上に
マゼンタ色のベタ画像を形成した後、そのカラー画像を
1時間放置し、その後、高速分光光度計(村上色彩技術
研究所製 CA−35)で色度の測定を行って、L1 *、
a1 *及びb1 *の値を得る。一方、比較画像として、液体
組成物を使用しないこと以外は上記と同様にしてマゼン
タ色のベタ画像を形成し、その画像の色度測定を上記と
同様に行ってL0 *、a0 *及びb0 *を得る。次に、得られ
たL1 *、a1 *及びb1 *と、L0 *、a0 *及びb0 *との値を
用い、上記式(I)の値を求める。そして、本発明の画
像形成方法においては、上記のようにして求めた値を用
いて、上記の式(I)、(II)、(III)及び(IV)の
関係をいずれも満足するマゼンタ画像が得られるマゼン
タインクと液体組成物との組み合わせを選択し、これら
の液体組成物とマゼンタインクとを併用すればよい。
いて併用される液体組成物とマゼンタインクとは、上記
の式(I)、(II)、(III)及び(IV)の関係を全て
満足するマゼンタ画像が得られるようなマゼンタインク
と液体組成物との組み合わせであれば、何ら限定されな
いが、本発明においては、先に述べたように、特に、液
体組成物中にはカチオン性物質が含有されており、且
つ、これと併用するマゼンタインク中には、色材として
アニオン性基を有する水溶性染料が含有されている態様
とすることが好ましい。
基を有する水溶性染料としては、各色のものがあるが、
本発明においては、特に、アニオン性基を有するマゼン
タ色の水溶性染料を用いることが好ましい。更に、本発
明において好適なアニオン性基を有するマゼンタ色の水
溶性染料としては、アニオン性基として、例えば、スル
ホン酸基及びカルボキシル基を有するものが挙げられ
る。具体的には、下記構造式(V)で表わされる水溶性
染料が挙げられるが、本発明においては、これらの水溶
性染料に限定されるわけではなく、従来公知の水溶性染
料をいずれも用いることができる。
換アリール基であり、Ar1、Ar2の少なくとも一つ
は、COOM及びCOSMから選ばれた置換基を少なく
とも一つ有し、R1、R2は独立的に、水素原子、アルキ
ル基、置換アルキル基、環状アルキル基、置換環状アル
キル基、アルケニル基、又は置換アルケニル基であり、
Lは2価の連結基であり、nは0又は1であり、Xは、
独立的にカルボニル基又は下記式(a)、(b)、
(c)のいずれかを表わす。
R4、SR5又はOR5であり、Yは独立的に、水素原
子、塩素原子、Z、SR6又はOR6であり、Eは独立的
に、塩素原子又はCN基である。又、R3、R4、R5、
R6は夫々独立的に、水素原子、アルキル基、置換アル
キル基、アルケニル基、置換アルケニル基、アリール
基、置換アリール基、アルアルキル基又は置換アルアル
キル基であり、又はR3及びR4はこれらが結合された窒
素原子と一緒に5員環又は6員環を形成する場合があ
る。]又、式(V)で表わされる化合物は、COOM及
びCOSMから選ばれた基よりも多いSO3M基(Mは
水素原子、アルカリ金属、アンモニウム又は有機アンモ
ニウム)を有する。}
しては、例えば、リチウム、ナトリウム、カリウム等が
挙げられ、又、有機アンモニウムとしては、例えば、モ
ノ乃至トリメチルアンモニウム、モノ乃至トリエチルア
ンモニウム、モノ乃至トリエタノールアンモニウム等が
挙げられる。
の具体例を示すが、本発明はこれらに限定されるもので
はない。
構造式(V)で表わされるアニオン性基を有するマゼン
タ色の水溶性染料を色材とするマゼンタインクを使用
し、更に、これとカチオン性物質が含有された液体組成
物とを併用するように構成すれば、得られるマゼンタ色
画像が、下記式(I)、(II)、(III)及び(IV)で
示される色知覚を全て満足するものとなる。この結果、
液体組成物と、上記のマゼンタインクを有する着色イン
クとを用いて被記録媒体上に形成したカラー画像が、充
分な耐水性を有すると共に、黒ずんだ印象のない発色性
のよい鮮明なものとなる。
いて、L1 *、a1 *、b1 *、a0 *及びb0 *は、CIE 1
976(L*a*b*)色空間において定義される知覚色
度指数であり、a1 *及びb1 *は、白色度が78〜84
(JIS P8123準拠、ハンター白色度計を使
用)、且つCIE 1976(L*a*b*)色空間にお
いて定義される色度が86≦L*≦93、3≦a*≦1
0、−6≦b*≦1である試験用紙に、液体組成物とマ
ゼンタインクとを併用して作成した画像の知覚色度指数
であり、a0 *及びb0 *は、上記と同様の試験用紙にマゼ
ンタインクのみを用いて作成した画像の知覚色度指数で
ある。]
有させる上記したような水溶性染料は1種に限定される
ものではなく、インク中に2種以上使用して色調を調整
してもよい。又、マゼンタインク中におけるこれらの水
溶性染料の添加量としては、0.1〜15重量%、好ま
しくは、1〜10重量%とすることが望ましい。更に、
本発明の画像形成方法においては、着色インクとして、
上記に説明したようなマゼンタインクが少なくとも用い
られる構成とすればよいが、フルカラー画像を形成する
場合においては、このようなマゼンタインクと共に、シ
アンインク及びイエローインクを使用する。より鮮明な
フルカラー画像を得るためには、更にブラックインクを
用いることが好ましい。この際に用いられるインクの色
材としては、従来公知のものをいずれも使用することが
できる。
は、水性インクであることが好ましく、例えば、マゼン
タインクにおいては、上記したようなアニオン性のマゼ
ンタ色の水溶性染料を色材として用い、該水溶性染料を
溶解させるための液媒体とから構成すればよい。この際
に使用する液媒体としては、水、又は水と有機溶剤との
混合溶媒を用いることが好ましい。本発明において使用
する着色インク、特にマゼンタインク用の液媒体の態様
として好適なものは、水と少なくとも1種類の水溶性有
機溶剤との混合溶媒であって、且つ、該水溶性有機溶剤
が、着色インクの乾燥防止効果を有するもである。この
ようにすれば、例えば、インクジェット方法を用いて画
像を形成する場合に好適である。この際、水としては、
種々のイオンを含有する一般の水ではなく、脱イオン水
を使用することが望ましい。
る水溶性有機溶剤としては、例えば、メチルアルコー
ル、エチルアルコール、n−プロピルアルコール、イソ
プロピルアルコール、n−ブチルアルコール、sec−
ブチルアルコール、tert−ブチルアルコール、イソ
ブチルアルコール、n−ペンタノール等の炭素数1〜5
のアルキルアルコール類;ジメチルホルムアミド、ジメ
チルアセトアミド等のアミド類;アセトン、ジアセトン
アルコール等のケトン又はケトアルコール類;テトラヒ
ドロフラン、ジオキサン等のエーテル類;ジエチレング
リコール、トリエチレングリコール、テトラエチレング
リコール、ジプロピレングリコール、トリプロピレング
リコール、ポリエチレングリコール、ポリプロピレング
リコール等のオキシエチレン又はオキシプロピレン共重
合体;エチレングリコール、プロピレングリコール、ト
リメチレングリコール、トリエチレングリコール、1,
2,6−ヘキサントリオール、ヘキシレングリコール等
のアルキレン基が2〜6個の炭素原子を含むアルキレン
グリコール類;グリセリン;トリメチロールエタン、ト
リメチロールプロパン;エチレングリコールモノメチル
(又はエチル)エーテル、ジエチレングリコールモノメ
チル(又はエチル)エーテル、トリエチレングリコール
モノメチル(又はエチル)エーテル等の多価アルコール
の低級アルキルエーテル類;トリエチレングリコールジ
メチル(又はエチル)エーテル、テトラエチレングリコ
ール(又はエチル)エーテル等の多価アルコールの低級
ジアルキルエーテル類;モノエタノールアミン、ジエタ
ノールアミン、トリエタノールアミン等のアルカノール
アミン類;スルホラン、N−メチル−2−ピロリドン、
2−ピロリドン、1,3−ジメチル−2−イミダゾリジ
ノン等が挙げられる。
タインク中に含有される上記した様な水溶性有機溶剤の
含有量は、一般的には、インクの全重量の1〜49重量
%、好ましくは2〜30重量%の範囲とする。又、上記
の如き水溶性有機溶剤は、単独でも混合物としても使用
することができる。本発明で使用する着色インク、特に
マゼンタインク中の水の量としては、50〜98重量
%、好ましくは60〜90重量%程度とするとよい。
マゼンタインク中には、上記の成分の他、必要に応じ
て、粘度調整剤、防腐剤、酸化防止剤、pH調整剤、消
泡剤、アセチレングリコールのエチレンオキサイド付加
物等のノニオン性界面活性剤、尿素等のノズル乾燥防止
剤等の添加剤を適宜配合してもよい。更に、例えば、マ
ゼンタインクの色材として、前述した様なアニオン性の
水溶性染料を用いた場合には、マゼンタインク中に、上
記で説明した各種成分の他に、更に、アニオン性の界面
活性剤或いはアニオン性の高分子等、アニオン性化合物
を添加してもよい。又、この場合に、両性界面活性剤を
その等電点以下のpHに調整して含有させてもよい。
は、カルボン酸塩型、硫酸エステル型、スルホン酸塩
型、隣酸エステル型等、一般に使用されているものが挙
げられ、本発明においては、何れも好ましく使用するこ
とができる。又、アニオン性の高分子物質の例として
は、アルカリ可溶型の樹脂、具体的には、ポリアクリル
酸ソーダ、或いは高分子物質の一部にアクリル酸を共重
合したもの等を挙げることができる。本発明は、勿論こ
れらに限定されない。
タインクの物性の好適な範囲としては、25℃付近での
pHが3〜12、好ましくはpH5〜11であり、表面
張力が10〜60dyn/cm、好ましくは15〜50
dyn/cmであり、粘度が1〜30cps、好ましく
は1〜10cpsのものである。
記したマゼンタインクを有する着色インクと共に使用す
る液体組成物について説明する。先に述べたように、本
発明で使用する液体組成物は、得られる画像の耐水性向
上を目的として使用するものであって、マゼンタインク
が、先に挙げたようなアニオン性基を有する水溶性染料
等のアニオン性物質を有する場合には、カチオン性物質
が含有されたものを用いることが好ましい。
させるカチオン性物質としては、重量平均分子量が、4
00〜1,400の範囲にあるカチオン性ポリマーが好
ましい。その理由としては、重量平均分子量400〜
1,400のカチオン性ポリマーは、水溶性が非常に高
く、従って、ポリマー水溶液の粘度が低いので、例え
ば、インクジェット方法によって画像形成を行なう場合
に、ノズル先端の水分の蒸発が起こったとしても液体組
成物がノズル先端に固着することが生じにくく、更に、
液体組成物の初期粘度や蒸発粘度を低く抑えることがで
きるので、インクジェット適性に優れた液体組成物を容
易に得ることができるらからである。これらのことによ
って、インクジェット方法によって画像形成する際に、
着色インクと共に液体組成物を用いた場合においても、
インクジェット記録時におけるノズル先端の耐固着性、
吐出の周波数応答特性、スタートアップ特性等に対する
信頼性を確保できる。
具体例としては、例えば、ポリアリルアミン、ポリアミ
ンスルホン及びこれらの共重合体、ポリビニルアミン等
が挙げられる。又、これらの中では特に、分子量の調整
及び分子量分布の調整が容易であるポリアリルアミンが
好適である。本発明で述べる重量平均分子量とは、GP
Cによって、ポリエチレングリコールを標準として測定
した重量平均分子量のことである。
物は、上述した様なカチオン性物質に加えて、更に水と
少なくとも1種類の水溶性有機溶剤とから構成すること
が好ましい(以下、「水性媒体」とも呼ぶ)。例えば、
上記カチオン性ポリマーの如きカチオン性物質を水性媒
体に溶解して調製すればよいが、この場合の水性媒体中
におけるカチオン性物質の濃度は、通常約1〜20重量
%、好適には約2〜6重量%の範囲とすることが好まし
い。即ち、カチオン性物質の濃度が高過ぎると、得られ
る液体組成物の粘度が高くなり過ぎて、例えば、インク
ジェット記録方法を用いて画像を形成する場合に好まし
くない影響が生じる。一方、カチオン性物質の濃度が低
過ぎると、普通紙等の被記録媒体に形成したカラー画像
に充分な耐水性を付与できない場合が生じる。
合に用いる先に挙げたようなカチオン性物質を容易に溶
解させるための水性媒体としては、水及び水溶性有機溶
剤の混合溶媒を用いることが好ましい。この際、水とし
ては、着色インクの場合と同様に、種々のイオンを含有
する一般の水ではなく、イオン交換水(脱イオン水)を
使用するのが好ましい。又、水溶性有機溶剤も、先に説
明した着色インクの場合に挙げたと同様の物質を用いる
ことができる。
合には、水溶性有機溶剤の含有量を、一般的には、液体
組成物の全量に対して3〜50重量%、好ましくは3〜
40重量%の範囲となるようにすることが好ましい。
又、水の含有量は、液体組成物の全量に対して、10〜
90重量%、好ましくは30〜80重量%の範囲となる
ように使用することが好ましい。
に、炭素数8以上のアミンを含有させて構成することが
より好ましい。そして、このようなアミンの中でも、特
に、第4級アミンを用いることが好ましい。即ち、本発
明者らの検討によれば、これらのアミンを液体組成物中
に含有させることによって、理由は定かではないが、例
えば、インクジェット記録方法を用いて画像を形成した
場合に、インクジェット記録装置における発熱ヘッドを
著しく長寿命化することができ、長期間安定して、液体
組成物及び着色インクの吐出を確保することが可能とな
る。
は、例えば、第4級アンモニウム塩型の化合物、具体的
には、ラウリルトリメチルアンモニウムクロライド、ラ
ウリルジメチルベンジルアンモニウムクロライド、ベン
ジルトリブチルアンモニウムクロライド、塩化ベンザル
コニウム等;ピリジニウム塩型化合物、具体的には、セ
チルピリジニウムクロライド、セチルピリジニウムブロ
マイド等が挙げられる。本発明においては、これらの中
でも、特に、塩化ベンザルコニウムが好適である。更
に、液体組成物中におけるこれらの第4級アミンの濃度
を、約0.1〜5重量%、好適には、約0.2〜2重量
%の範囲とすることが好ましい。
は、pHを3〜10の範囲とすることが好ましく、更に
好ましくはpH5〜9の範囲とする。このようなpH範
囲とするためのpH調整剤としては、例えば、酢酸、塩
酸、パラトルエンスルホン酸、乳酸、プロピオン酸等の
酸が挙げられるが、本発明においては、これらに限定さ
れない。又、本発明で使用する液体組成物の好ましい表
面張力の範囲としては、25〜50dyn/cm、更に
好ましくは30〜40dyn/cmである。更に、液体
組成物の好ましい粘度の範囲としては、1.3〜5cp
s、更に好ましくは1.5〜3cpsである。
たような液体組成物と、特定の色調のマゼンタ画像を与
えるマゼンタインクを少なくとも有する着色インクとを
併用し、被記録媒体上にカラー画像を形成するが、この
際に使用する被記録媒体は、特に限定されるものではな
い。しかし、本発明の画像形成方法は、特に、従来から
使用されている、コピー用紙、ボンド紙等のいわゆる普
通紙に画像を形成した場合に、本発明の効果が顕著に現
れる。即ち、液体組成物とマゼンタインクとを併用して
普通紙に画像を形成する場合には、特に、耐水性に優
れ、且つ黒ずんだ印象のない発色性にも優れた鮮明な画
像を得ることが難しいが、本発明の画像形成方法によれ
ば、上記した優れた画像を容易に得ることが可能とな
る。特に、白色度が78〜84(ハンター白色度計:J
IS P8123準拠)、且つCIE1976(L*a*
b*)色空間において定義される色度が86≦L*≦9
3、3≦a*≦10、−6≦b*≦1の範囲にある通常用
いられている白色の普通紙を用いた場合に、その顕著な
効果が得られる。勿論、本発明の画像形成方法は、例え
ば、インクジェット記録用に特別に作成されたコート紙
やOHP用透明フィルムも好適に使用できる。更に、一
般の上質紙や光沢紙にも好適に使用することができる。
成物とマゼンタインクとを併用して、上記に挙げたよう
な被記録媒体上にカラー画像を形成するが、その際の画
像の形成方法としては、いずれの方法であってもよい。
しかし、特に、この場合に、インクジェット記録方法を
用いて画像を形成することが好ましい。又、画像を形成
する際に被記録媒体上へ液体組成物とマゼンタインクと
を付与する順序も、液体組成物が先であっても、マゼン
タインクが先であってもいずれでもよい。即ち、本発明
においては、これらを付与する順番や方法によらず、液
体組成物を、マゼンタインクと共に被記録媒体上に付与
することによって、着色インク、特に、マゼンタインク
により形成されるカラー画像の良好な文字品位と定着性
の向上が図られ、更にブリーディング防止と画像の耐水
性の向上が達成される。これは、被記録媒体上におい
て、例えば、液体組成物中のカチオン性物質と着色イン
ク中のアニオン性物質とが併存し、混合されることによ
って凝集体が形成され、上記した優れた効果が得られる
ためと考えられる。
向上させるという観点から、例えば、インクを付与した
後に、液体組成物を付与し、更にそれに続いて再度イン
クの付与を行うことがより好ましい。又、例えば、液体
組成物の付与を着色インク、特に、マゼンタインクの付
与に先立って行う場合に、液体組成物を被記録媒体に付
着せしめてから、インクを付着させるまでの時間につい
ても特に制限されるものではないが、本発明を一層効果
的なものにするためには、数秒以内、特に好ましくは1
秒以内とすることが好ましい。これは、液体組成物と着
色インクとを逆の順序で被記録媒体上に付与した場合に
ついても同様である。
に付着せしめる方法としては、先に述べたようにインク
ジェット記録方法を用いることが好ましいが、インクジ
ェット記録方法としては、種々のインクジェット方式を
用いることができる。本発明において特に好ましいの
は、熱エネルギーを利用するインクジェット記録方法で
あって、例えば、熱エネルギーによって発生した気泡を
用いて液滴を吐出する、いわゆるオンデマンド型のバブ
ルジェット方式を用いることが好ましい。
録方法を用いる場合に好適なインクジェット記録装置の
一例を以下に説明する。その装置の主要部であるヘッド
構成例を図1、図2及び図3に示す。図1は、インク流
路に沿ったヘッド13の断面図であり、図2は図1のA
−B線での断面図である。
通す溝14を有するガラス、セラミック、又はプラスチ
ック板等と感熱記録に用いられる発熱抵抗体を有する発
熱ヘッド15(図では薄膜ヘッドが示されているが、こ
れに限定されるものではない)とを接着して得られる。
発熱ヘッド15は、酸化シリコン等で形成される保護膜
16、アルミニウム電極17−1及び17−2、ニクロ
ム等で形成される発熱抵抗体層18、蓄熱層19、及び
アルミナ等で形成される放熱性のよい基板20よりなっ
ている。
出オリフィス22まで来ており、圧力Pによりメニスカ
ス23を形成している。ここで、アルミニウム電極17
−1及び17−2に電気信号が加わると、発熱ヘッド1
5のnで示される領域が急激に発熱し、ここに接してい
るインク21に気泡が発生し、その圧力でメニスカス2
3が突出し、吐出オリフィス22よりインク小滴24と
なり、被記録媒体25に向かって飛翔する。図3は、図
1に示したノズルを多数並べた記録ヘッドの概略図を示
す。該記録ヘッドは、多数の流路を有するガラス板等2
7と、図1において説明したと同様の発熱ヘッド28と
を密着して作られる。
ット記録装置の一例を示す。図4において、61はワイ
ピング部材としてのブレードで、その一端はブレード保
持部材によって保持されて固定端となり、カレンチレバ
ーの形態をなす。ブレード61は記録ヘッド65による
記録領域に隣接した位置に配置され、又、本例の場合、
記録ヘッド65の移動経路中に突出した形態で保持され
る。
プであり、ブレード61に隣接するホームポジションに
配設され、記録ヘッド65の移動方向と垂直な方向に移
動して、インク吐出口面と当接し、キャッピングを行う
構成を備える。更に63は、ブレード61に隣接して設
けられるインク吸収体であり、ブレード61と同様、記
録ヘッド65の移動経路中に突出した形態で保持され
る。前記ブレード61、キャップ62及びインク吸収体
63によって吐出回復部64が構成され、ブレード6
1、及びインク吸収体63によってインク吐出口面に水
分、塵等の除去が行われる。
吐出口を配した吐出口面に対向する被記録媒体にインク
を吐出して記録を行う記録ヘッド、66は、記録ヘッド
65を搭載してその移動を行うためのキャリッジであ
る。キャリッジ66は、ガイド軸67と慴動可能に係合
し、キャリッジ66の一部は、モーター68によって駆
動されるベルト69と接続(図示せず)している。これ
によりキャリッジ66はガイド軸67に沿った移動が可
能となり、記録ヘッド65による記録領域及びその隣接
した領域の移動が可能となる。51は被記録媒体を挿入
するための給送部、52はモーター(図示せず)により
駆動される送りローラーである。これらの構成によって
記録ヘッド65の吐出口面と対向する位置へ被記録媒体
が給送され、記録が進行するにつれて、排出ローラー5
3を配した排出部へ排出される。
了等でホームポジションに戻る際、吐出回復部64のキ
ャップ62は記録ヘッド65の移動経路から退避してい
るが、ブレード61は移動経路中に突出している。この
結果、記録ヘッド65の吐出口面がワイピングされる。
尚、キャップ62が記録ヘッド65の吐出口面に当接し
てキャッピングを行う場合、キャップ62は記録ヘッド
の移動経路中に突出するように移動する。
録開始位置へ移動する場合、キャップ62及びブレード
61は前記したワイピング時の位置と同一の位置にあ
る。この結果、この移動においても記録ヘッド65の吐
出口面はワイピングされる。前記の記録ヘッド65のホ
ームポジションへの移動は、記録終了時や吐出回復時ば
かりではなく、記録ヘッド65が記録のために記録領域
を移動する間に所定の間隔で記録領域に隣接したホーム
ポジションへ移動し、この移動に伴って上記ワイピング
が行われる。
ば、チューブを介して供給されるインクを収容したイン
クカートリッジ45の一例を示す図である。ここで40
は供給用インクを収容したインク収容部、例えば、イン
ク袋であり、その先端にはゴム製の栓42が設けられて
いる。この栓42に針(図示せず)を挿入することによ
り、インク袋40中のインクをヘッドに供給可能ならし
める。44は廃インクを受容するインク吸収体である。
インク収容部としては、インクとの接液面がポリオレフ
ィン、特にポリエチレンで形成されているものが好まし
い。
置としては、前記の如きヘッドとインクカートリッジが
別体となったものに限らず、図6に示す如きそれらが一
体となったものも好適に用いられる。図6において、7
0は記録ユニットであって、この中にインクを収容した
インク収容部、例えば、インク吸収体が収納されてお
り、かかるインク吸収体中のインクが複数のオリフィス
を有するヘッド部71からインク滴として吐出される構
成になっている。インク吸収体の材料としては、例え
ば、ポリウレタンを用いることができる。72は記録ユ
ニット内部を大気に連通させるための大気連通口であ
る。
ヘッドに代えて用いられるものであって、キャリッジ6
6に対し着脱自在になっている。尚、本発明に使用する
記録装置において、上記ではインクに熱エネルギーを作
用させてインク液滴を吐出するインクジェット記録装置
を例に挙げたが、そのほか圧電素子を使用するピエゾ方
式のインクジェット記録装置でも同様に利用できる。
を形成する場合には、例えば、図3に示した記録ヘッド
を5つキャリッジ上に並べた記録装置を使用する。図7
はその一例である。81、82、83、84は、それぞ
れイエロー、本発明で使用されるマゼンタ、シアン及び
ブラック各色のインクを吐出するための記録ヘッドであ
る。又、85は液体組成物を吐出するヘッドである。該
ヘッドは前記した記録装置に配置され、記録信号に応じ
て、各色のインクを吐出する。又、液体組成物は、例え
ば、それに先立ち、少なくともインクが被記録媒体に付
着する画像形成部分に付着させておく。
したが、これに限定されるものではなく、図8に示した
ように1つの記録ヘッドでイエロー、本発明で使用され
るマゼンタ、シアン及びブラック、液体組成物を液流路
を分けて行う場合も好ましい。勿論、各インクと液体組
成物の記録順が、上記した順序と逆になるようなヘッド
の配置をとってもよい。
記録ヘッドの配置の具体的な構成例としては、図9〜1
1に示したような3種が挙げられる。図9〜11におい
て、Y、M、C及びBkは、夫々イエロー、マゼンタ、
シアン及びブラックの各色のインクを吐出するための記
録ヘッドである。又、Sは液体組成物を吐出するための
記録ヘッドである。各記録ヘッドは、図7で示したと同
様にキャリッジ上に並べられる(構成例によって異な
る)。各記録ヘッドは前記したような記録装置に配置さ
れ、記録信号に応じて、各色のインクを吐出する。又、
液体組成物はそれに先立ち或いは後に、少なくとも各色
のインクが被記録媒体に付着する画像領域に付着させ
る。尚、各記録ヘッドは矢印(1)の方向にキャリッジ
によって移動し、被記録材は矢印(2)方向に給紙ロー
ラー等によって移動する。
k、Y、M、C用の記録ヘッドが並列にキャリッジ上に
配置されている。図10の第2の構成例は、並列に配置
された液体組成物及びブラックインク用の記録ヘッド
と、これらの記録ヘッドとは並列で、且つ互いに直列に
配置されたY、M、C用の記録ヘッドとからなる。ここ
で、各記録ヘッドの1ドットあたりの吐出体積は、必ず
しも同一である必要はなく、液体組成物の組成等によ
り、記録適正が最適になるように、各記録ヘッドの1ド
ットあたりの吐出体積(Vd)を調整してもよい。好適
には、S、Y、M、CのVdを同一にしてBkをその2
倍とする構成がよいが、これに限定されない。更に、図
11に示した第3の構成例では、吐出体積が同一のB
k、S、Bk、Y、M、C用の記録ヘッドが並列にキャ
リッジ上に配置されており、ブラックインクの吐出量
を、他の液体組成物及びカラーインクの吐出量の倍量と
することができる。尚、図11の構成例においても、
S、Bk、Y、M、Cの吐出体積(Vd)は必ずしも同
一である必要はない。
ける液体組成物と着色インク、特に、マゼンタインクと
の被記録媒体の単位面積当たりの付与量の比は、1:1
であってもよいが、液体組成物:着色インク=1:10
〜8:10としてもよい。このようにすれば、得られる
画像のベタ均一性が達成される。尚、画像形成領域にお
ける被記録媒体上の単位面積当たりの液体組成物と着色
インクの付与量の比の調整は、具体的には、例えば、被
記録媒体上に付着させる液体組成物の画素数が、被記録
媒体上に付着する着色インクの画素数の10〜80%の
範囲となるように制御する、液体組成物と着色インクの
付与を共にインクジェット記録方式で行い、その際に液
体組成物の吐出量を着色インクの吐出量よりも小さくな
るように制御する、或いはこれらを組み合わせて、被記
録媒体上に付着させる液体組成物の画素数が被記録媒体
上に付着する着色インクの画素数の10〜80%の範囲
となるように制御し、且つ液体組成物と着色インクの被
記録媒体上への付与を共にインクジェット記録方式によ
って行い、その際の液体組成物の吐出量を着色インクの
吐出量よりも小さくする方法等によって行う。
明を具体的に説明する。尚、文中「部」及び「%」とあ
るのは、特に示さない限り重量基準とする。 実施例1 先ず、下記の成分を混合溶解した後、更にポアサイズが
0.22μmのメンブレンフィルター(商品名:フロロ
ポアフィルター、住友電工製)にて加圧ろ過し、本実施
例の着色インク及び液体組成物を得た。
体組成物1とを用いて、キヤノン製PB用紙(複写機用
とインクジェット記録用の共用紙)に記録を行った。使
用したインクジェット記録装置としては、図4に示した
と同様の構成の記録装置を用い、図7に示した5つの記
録ヘッドの内の2つの記録ヘッドを用いて画像を形成し
た。この際、液体組成物を先打ちして先ず記録紙上に付
着させ、その後着色インクを付着させる構成とした。
又、記録紙[キヤノン製PB用紙、白色度=78.6
(ハンター白色度計:JIS P8123準拠)、色度
(L*、a*、b*)=(89.2、6.8、−2.
4)]上への液体組成物を付与する位置が、記録紙上へ
着色インクが付与される位置と正確に重なる様に調整し
た。尚、ここで用いた記録ヘッドは、360dpiの記
録密度を有し、駆動周波数は5kHzとした。又、1ド
ットあたりの吐出体積は着色インクは80pl/do
t、液体組成物は40pl/dotのヘッドを使用し
た。又、印字の際の環境条件は25℃/55%RHに統
一してある。
る本実施例の着色インク2と実施例1で作成した液体組
成物1を用いて、実施例1と同様の条件でキヤノン製P
B用紙に記録を行った。
る本比較例の着色インク3と実施例1で作成した液体組
成物1を用いて、実施例1と同様の条件でキヤノン製P
B用紙(複写機用とインクジェット記録用の共用紙)に
記録を行った。
の通りとした。又、得られた結果を後記の表1に示し
た。 1.耐水性 各着色インクと液体組成物とを夫々用いて、実施例1で
使用したと同様のキヤノン製PB用紙に、25.4mm
四方のベタ部(360dpi)を印字して、印字物を1
時間放置後、印字濃度をマクベスRD915(商品名:
マクベス社製)にて測定を行う。その後、印字物を水道
水を満たした容器に3分間浸漬した後、放置、乾燥して
再度印字濃度を測定し、印字物濃度の残存率を求め耐水
性の評価とした。
で使用したと同様のキヤノン製PB用紙に、25.4m
m四方のベタ部(360dpi)を印字して、印字物を
1時間放置後、目視にて下記の基準で評価した。 ○:印字物濃度が均一で、且つ鮮やかな発色 △:印字物濃度が不均一であるが、鮮やかな発色 ×:印字物濃度が不均一で、且つくすんだ発色
で使用したと同様のキヤノン製PB用紙に、25.4m
m四方のベタ部(360dpi)を印字して、印字物を
1時間放置し、該印字物について高速分光光度計(村上
色彩技術研究所製CA−35)にて色度の測定を行っ
て、L1 *、a1 *及びb1 *を得た。又、比較画像として、
各着色インクのみを夫々用いてキヤノン製PB用紙に2
5.4mm四方のベタ部(360dpi)を印字して、
印字物を1時間放置し、上記と同様に高速分光光度計
(村上色彩技術研究所製CA−35)にて色度の測定を
行い、L0 *、a0 *及びb0 *を得た。上記で得られた
L1 *、a1 *及びb1 *と、L0 *、a0 *及びb0 *より
被記録媒体として普通紙を用いた場合においても、得ら
れるカラー画像が、耐水性に優れると共に、液体組成物
を使用しているにもかかわらず、黒ずんだ印象のない極
めて発色性に優れた鮮明なマゼンタ色の画像が提供され
る。
観斜視図。(インクジェット記録装置のヘッドの外観斜
視図。)
視図。
Claims (13)
- 【請求項1】 液体組成物と着色インクとを併用して被
記録媒体上にカラー画像を形成する画像形成方法におい
て、上記着色インクとして少なくともマゼンタインクを
用い、且つ、該マゼンタインクが、下記式(I)、(I
I)、(III)及び(IV)で示される色知覚を全て満足す
るマゼンタ色画像を与えるインクであることを特徴とす
る画像形成方法。 【数1】 [但し、上記式(I)、(II)、(III)及び(IV)にお
いて、L1 *、a1 *、b1 *、a0 *及びb0 *は、CIE 1
976(L*a*b*)色空間において定義される知覚色
度指数であり、a1 *及びb1 *は、白色度が78〜84
(JIS P8123準拠、ハンター白色度計を使
用)、且つCIE 1976(L*a*b*)色空間にお
いて定義される色度が86≦L*≦93、3≦a*≦1
0、−6≦b*≦1である試験用紙に、液体組成物とマ
ゼンタインクとを併用して作成した画像の知覚色度指数
であり、a0 *及びb0 *は、上記と同様の試験用紙にマゼ
ンタインクのみを用いて作成した画像の知覚色度指数で
ある。] - 【請求項2】 液体組成物が、カチオン性物質を含有す
る請求項1に記載の画像形成方法。 - 【請求項3】 マゼンタインクが、アニオン性基を有す
る水溶性染料を含有する請求項1に記載の画像形成方
法。 - 【請求項4】 液体組成物が、更に水と少なくとも1種
類の水溶性有機溶剤とを含有する請求項2に記載の画像
形成方法。 - 【請求項5】 マゼンタインクが、更に水と少なくとも
1種類の水溶性有機溶剤とを含有する請求項3に記載の
画像形成方法。 - 【請求項6】 アニオン性基を有する水溶性染料が、下
記構造式(V)で表される水溶性染料である請求項3に
記載の画像形成方法。 【化1】 {但し、式(V)中、Jは、下記の式を示す。 【化2】 又、式(V)中のAr1、Ar2は夫々アリール基又は置
換アリール基であり、Ar1、Ar2の少なくとも一つ
は、COOM及びCOSMから選ばれた置換基を少なく
とも一つ有し、R1、R2は独立的に、水素原子、アルキ
ル基、置換アルキル基、環状アルキル基、置換環状アル
キル基、アルケニル基、又は置換アルケニル基であり、
Lは2価の連結基であり、nは0又は1であり、Xは、
独立的にカルボニル基又は下記式(a)、(b)、
(c)のいずれかを表わす。 【化3】 [式(a)、(b)、(c)中、Zは、独立的にNR3
R4、SR5又はOR5であり、Yは独立的に、水素原
子、塩素原子、Z、SR6又はOR6であり、Eは独立的
に、塩素原子又はCN基である。又、R3、R4、R5、
R6は夫々独立的に、水素原子、アルキル基、置換アル
キル基、アルケニル基、置換アルケニル基、アリール
基、置換アリール基、アルアルキル基又は置換アルアル
キル基であり、又はR3及びR4はこれらが結合された窒
素原子と一緒に5員環又は6員環を形成する場合があ
る。]又、式(V)で表わされる化合物は、COOM及
びCOSMから選ばれた基よりも多いSO3M基(Mは
水素原子、アルカリ金属、アンモニウム又は有機アンモ
ニウム)を有する。} - 【請求項7】 アニオン性基を有する水溶性染料が、下
記構造式で表わされるいずれか一つの水溶性染料である
請求項3に記載の画像形成方法。 【化4】 【化5】 【化6】 【化7】 【化8】 【化9】 【化10】 【化11】 【化12】 【化13】 【化14】 - 【請求項8】 被記録媒体が、白色度が78〜84(J
IS P8123準拠、ハンター白色度計を使用)、且
つCIE 1976(L*a*b*)色空間において定義
される色度が86≦L*≦93、3≦a*≦10、−6≦
b*≦1の範囲にある普通紙である請求項1に記載の画
像形成方法。 - 【請求項9】 液体組成物と少なくともマゼンタインク
とを併用し、これらをインクジェット方法により被記録
媒体上に付与してカラー画像を形成するインクジェット
記録方法において、上記マゼンタインクが、下記式
(I)、(II)、(III)及び(IV)により示される色
知覚を全て満足するマゼンタ色画像を与えるインクであ
ることを特徴とするインクジェット記録方法。 【数2】 [但し、上記式(I)、(II)、(III)及び(IV)に
おいて、L1 *、a1 *、b1 *、a0 *及びb0 *は、CIE
1976(L*a*b*)色空間において定義される知覚
色度指数であり、a1 *及びb1 *は、白色度が78〜84
(JIS P8123準拠、ハンター白色度計を使
用)、且つCIE 1976(L*a*b*)色空間にお
いて定義される色度が86≦L*≦93、3≦a*≦1
0、−6≦b*≦1である試験用紙に、液体組成物とマ
ゼンタインクとを併用して作成した画像の知覚色度指数
であり、a0 *及びb0 *は、上記と同様の試験用紙にマゼ
ンタインクのみを用いて作成した画像の知覚色度指数で
ある。] - 【請求項10】 インクジェット方法が、熱エネルギー
を利用するインクジェット方法である請求項9に記載の
インクジェット記録方法。 - 【請求項11】 更に、イエローインク、シアンインク
及びブラックインクの中から選ばれる着色インクを用
い、複数の着色インクを併用する請求項9に記載のイン
クジェット記録方法。 - 【請求項12】 液体組成物の被記録媒体上への付与
を、マゼンタインクの被記録媒体上への付与に先立って
行う請求項9に記載のインクジェット記録方法。 - 【請求項13】 液体組成物の被記録媒体上への付与
を、マゼンタインクの被記録媒体上への付与の後に行う
請求項9に記載のインクジェット記録方法。
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| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8074798A JP3825909B2 (ja) | 1997-04-01 | 1998-03-27 | 画像形成方法 |
Applications Claiming Priority (3)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
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| JP9-96364 | 1997-04-01 | ||
| JP8074798A JP3825909B2 (ja) | 1997-04-01 | 1998-03-27 | 画像形成方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10329418A true JPH10329418A (ja) | 1998-12-15 |
| JP3825909B2 JP3825909B2 (ja) | 2006-09-27 |
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| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP8074798A Expired - Fee Related JP3825909B2 (ja) | 1997-04-01 | 1998-03-27 | 画像形成方法 |
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| Country | Link |
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| JP (1) | JP3825909B2 (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2006057076A (ja) * | 2004-07-20 | 2006-03-02 | Fuji Photo Film Co Ltd | インク組成物及びインクジェット記録方法 |
| US8101011B2 (en) | 2005-02-07 | 2012-01-24 | Fujifilm Corporation | Coloring matter, ink, ink for ink jet, ink jet recording method, color toner, and color filter |
-
1998
- 1998-03-27 JP JP8074798A patent/JP3825909B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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| JP2006057076A (ja) * | 2004-07-20 | 2006-03-02 | Fuji Photo Film Co Ltd | インク組成物及びインクジェット記録方法 |
| US8101011B2 (en) | 2005-02-07 | 2012-01-24 | Fujifilm Corporation | Coloring matter, ink, ink for ink jet, ink jet recording method, color toner, and color filter |
| US8262789B2 (en) | 2005-02-07 | 2012-09-11 | Fujifilm Corporation | Coloring matter, ink, ink for ink jet, ink jet recording method, color toner, and color filter |
| US8399664B2 (en) | 2005-02-07 | 2013-03-19 | Fujifilm Corporation | Coloring matter, ink, ink for ink jet, ink jet recording method, color toner, and color filter |
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