JPH10329431A - 高光沢タイプの熱溶融型熱転写記録用紙 及びその製造方法 - Google Patents

高光沢タイプの熱溶融型熱転写記録用紙 及びその製造方法

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JPH10329431A
JPH10329431A JP9159305A JP15930597A JPH10329431A JP H10329431 A JPH10329431 A JP H10329431A JP 9159305 A JP9159305 A JP 9159305A JP 15930597 A JP15930597 A JP 15930597A JP H10329431 A JPH10329431 A JP H10329431A
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JP9159305A
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Masayoshi Tamaki
巻 正 芳 田
Koichi Kaneko
子 貢 一 金
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Hokuetsu Corp
Original Assignee
Hokuetsu Paper Mills Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明の目的は、インクの転写性が良好で、
サーマルヘッドに与える熱エネルギーが低エネルギー
(低濃度)から高エネルギー(高濃度)まですべての領
域においてドット抜けがなく、ドット再現性が良好で、
印刷濃度階調再現性に優れ、リボン汚れが無く、ヘッド
摩耗性が良好で、光沢度の高い、鮮明な高解像度の画像
を得ることができる高光沢タイプの熱溶融型熱転写記録
用紙を提供することにある。 【解決手段】 本発明に係る高光沢タイプの熱溶融型熱
転写記録用紙は、支持体上に、顔料100重量部に対し
てバインダーが10〜50重量部からなる記録層を形成
してなる熱溶融型熱転写記録用紙において、支持体と記
録層との間に、空隙を有する有機顔料を含むアンダーコ
ート層を1層又は複数層設けたものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、熱溶融型熱転写プ
リンターに適した高光沢でドット再現性に優れた高光沢
タイプの熱溶融型熱転写記録用紙及びその製造方法に関
し、更に詳しくは支持体と記録層の間にアンダーコート
層を設けることにより発色感度を改善した高光沢タイプ
の熱溶融型熱転写記録用紙及びその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、シアン、マゼンタ、イエロー、ブ
ラックのインク層を塗工したフィルム(インクリボン)
と紙(受像紙)とを合わせてサーマルヘッドに通し、そ
こで熱を与えてインクを紙に加熱溶融転写させる溶融型
熱転写プリンターが普及してきている。
【0003】このシステムにおける受像紙としてはスー
パーカレンダー等で表面処理した平滑度の高い紙が熱転
写記録用紙として使用されている。特にその記録面の平
滑度が100秒以上で転写画像の鮮明度が改善されるこ
とが従来より知られている。平滑度が高いことはインク
リボンとの密着性が高まるため、インク転写性は良くな
る。しかし、近年ではより高精細、高画質化の要求が高
まっており、その意味において、上記熱転写記録用紙
は、ハーフトーンでの印刷濃度階調再現性、特にヘッド
に与えるエネルギーが高エネルギー領域における印刷濃
度階調再現性、低エネルギーの領域におけるドット抜け
(再現性)の発生により高解像度、高精細な印刷特性が
得られていないのが現状であった。
【0004】一方、光沢度の高い塗工紙として、アート
紙やキャストコート紙は、塗工層表面の凹凸及び空隙が
少ないため、溶融したインクを十分に受容できず転写不
良が顕著に起こるため熱転写記録用紙としては不向きで
あった。そこで、特定の比表面積を有する合成シリカを
一定量以上含有せしめ、キャストコートすることで光沢
度が高くインク転写性を改善する方法が提案されている
(特開平5−131766号公報参照)。
【0005】しかしながら、合成シリカなどの比表面積
の高い顔料をコート層に含有することは、塗工層表面の
凹凸及び空隙の増大により転写特性を改善するが、転写
が必要以上に良すぎる場合にはサーマルヘッドが加熱さ
れていない状態でもインクが紙に薄く転写される現象
(リボン汚れ)が発生すること、サーマルヘッドに対す
る摩耗性が悪くプリンターを傷めやすいこと、一般のキ
ャストコート紙等に比べ光沢が低くなることなどの問題
があるだけでなく、インク転写性が改善されていながら
も低エネルギー(低濃度)領域でのドット抜け(再現
性)、ハーフトーンの再現性、特に高エネルギー(高濃
度)領域における印刷濃度階調再現性は不十分であっ
た。従って、一般のオフセット印刷や銀塩写真に匹敵す
るような光沢度が高く高精細、高画質な画像を得ること
ができなかった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題及び課題を解決するため
の手段】本発明者らは、上記課題を解決すべく鋭意検討
を行った結果、支持体上に、顔料100重量部に対して
バインダーが10〜50重量部からなる記録層を形成し
てなる熱溶融型熱転写記録用紙において、支持体と記録
層の間に空隙を有する有機顔料を5〜100重量部含む
アンダーコート層を1層又は複数層設けた熱転写記録用
紙であることによって達成されることを見いだした。
【0007】また、前記記録層はJIS K 5101
法による吸油量が60ml/100g以上の無機顔料が
0〜30重量部を含んでおり、記録層をキャスト法によ
って設けることを特徴とする高光沢タイプの熱溶融型熱
転写記録用紙であり、前記記録層の75度鏡面白紙光沢
度が60%以上であることを特徴とすることによって達
成されることを見いだした。
【0008】本発明のアンダーコート層に用いる空隙を
有する有機顔料はその顔料に空隙を有していれば良い。
有機顔料の組成は特に限定されるものではないが、スチ
レン、エチレン、塩化ビニル、ポリウレタン、アクリ
ル、酢酸ビニル、ポリカーボネート、ナイロンなどのポ
リマー微粒子およびこれらの共重合体などが挙げられ
る。なお、その他の併用可能な顔料としては、カオリ
ン、クレー、重質炭酸カルシウム、軽質炭酸カルシウ
ム、水酸化アルミニウム、サチンホワイト、二酸化チタ
ン、焼成クレー、酸化亜鉛、硫酸バリウム、タルク、コ
ロイダルシリカ、アルミナゾル、珪酸アルミニウム、合
成シリカ、珪酸リチウム、ケイソウ土、炭酸マグネシウ
ム、水酸化マグネシウムなどの無機顔料、及び上述した
ような組成の空隙を有しない有機顔料が挙げられる。
【0009】空隙を有する有機顔料の配合量は5〜10
0重量部が好適である。5重量部より少ないとその効果
が小さいため好ましくない。なお、本発明に用いる空隙
を有する有機顔料の好適な平均粒子径は25μm以下で
ある。平均粒子径が25μmより大きいとアンダーコー
ト層表面の凹凸が大きくなるため好ましくない。
【0010】アンダーコート層に用いられるバインダー
としては、顔料と原紙の接着力が強くブロッキングなど
を起こさない樹脂が好ましく、エマルジョン、ラテック
ス、天然高分子等を単独または組み合わせて使用でき
る。このようなバインダーとしては、スチレン−ブタジ
エン共重合体、変性スチレン−ブタジエン共重合体、ア
クリロニトリル−ブタジエン共重合体、メチルメタアク
リレート−ブタジエン共重合体、クロロプレンラテック
ス、アクリル酸エステル及びメタアクリル酸エステルの
重合体又は共重合体、エチレン酢酸ビニル共重合体、酢
酸ビニル−マイレン酸エステル共重合体、アクリル−酢
酸ビニル共重合体、酢酸ビニル共重合体、でんぷん、酸
化でんぷん、エステル化でんぷん、酵素変性でんぷん、
カチオン化でんぷん、ポリビニルアルコール、ヒドロキ
シエチルセルロース、カルボキシメチルセルロース等の
セルロース誘導体、ポリアクリルアミド類、ポリビニル
ピリジン、ポリエチレンオキサイド、ポリビニルピロリ
ドン、カゼイン、アルギン酸ソーダ、ポリスチレンスル
ホン酸ソーダ、でんぷん−アクリロニトリルグラフトポ
リマー加水分解物、スルホン化キチン、カルボキシル化
キチン及びキトサンとそれらの誘導体等を例示すること
ができる。
【0011】塗工液組成中のバインダーの添加量は、顔
料100重量部に対して10〜50重量部であることが
好ましい。バインダーが顔料100重量部に対して10
重量部より少ないと塗工層の強度が弱く、塗工層の脱
落、粉落ちなどの問題が発生するため好ましくない。ま
た、50重量部を超えると塗工性の悪化や顔料を被覆し
てしまうことで顔料の特性を阻害するため好ましくな
い。
【0012】上述したようなアンダーコート層を設ける
ことによって、サーマルヘッドの熱エネルギーが効率よ
く記録層に伝達される。その結果、印刷時の発色感度が
向上する事で、低エネルギー(低濃度)領域でのドット
抜け(再現性)、ハーフトーンの再現性、特に高エネル
ギー(高濃度)領域における印刷濃度階調性が良好とな
ると考えられる。また、アンダーコート層は、平滑性を
上げるためキャレンダーなどの平滑処理をしてもかまわ
ないが、特に平滑処理をしなくても十分な効果を得るこ
とができる。
【0013】次に記録層について説明する。記録層に用
いる顔料は特に限定されないが、JIS K 5101
法による吸油量が60ml/100g以上の無機顔料は
多孔性のため溶融したインクを吸収することで、インク
転写性及びインク定着性が向上するため好ましい無機顔
料である。本発明に用いるJIS K 5101法によ
る吸油量が60ml/100g以上の無機顔料として
は、焼成カオリン、水酸化マグネシウム、炭酸マグネシ
ウム、珪酸アルミニウム、合成シリカ、水酸化アルミニ
ウム、ケイソウ土等が挙げられる。
【0014】しかしながら、これら無機顔料は多孔性で
あるため光沢度の低下、リボン汚れが発生しやすい、ヘ
ッド摩耗が大きいなどの問題があるため、その配合量は
30重量部以下とする必要があり、0〜30重量部であ
ることが好ましい。その他の組み合わせる顔料として
は、無機顔料として炭酸カルシウム、クレー、タルク、
カオリン、硫酸バリウム、二酸化チタン、亜鉛などが挙
げられ、有機顔料としては、スチレン、エチレン、塩化
ビニル、ポリウレタン、アクリル、酢酸ビニル、ポリカ
ーボネート、ナイロンなどのポリマー微粒子およびこれ
らの共重合体などが挙げられる。特に平均粒子径は25
μm以下の空隙を有する有機顔料は発色感度向上効果が
あるため好ましい。また、無機粒子に比べて有機顔料は
顔料自体が柔らかいためにヘッド摩耗がほとんど発生し
ない。さらに、光沢度が向上する効果も得られる。耐熱
性等の観点からスチレン−アクリル共重合体が好適に用
いられる。
【0015】記録層のバインダーとしては顔料及び原紙
(支持体)との接着力が強く、用紙間でまたは用紙とイ
ンクリボンとの間でブロッキングを起こさない樹脂が好
ましく、前記アンダーコート層において例示されたもの
と同様のものが挙げられる。
【0016】塗工液組成中のバインダーの添加量は、顔
料100重量部に対して10〜50重量部であることが
好ましい。バインダーが顔料100重量部に対して10
重量部より少ないと塗工層の強度が弱く、塗工層の脱
落、粉落ちなどの問題が発生するため好ましくない。ま
た、50重量部を超えると塗工性の悪化や顔料を被覆し
てしまうことで顔料の特性を阻害するため好ましくな
い。
【0017】アンダーコート層及び記録層に用いる塗工
液には、必要に応じて分散剤、消泡剤、離型剤、PH調
整剤、潤滑剤、保水剤、増粘剤、界面活性剤、蛍光増白
剤、着色顔料、着色染料、流動改良剤などを適宜選定し
て添加することができる。
【0018】アンダーコート層は、このようにして調整
された塗工液を一般の塗工方式、例えば、ブレードコー
ター、ロールコーター、リバースロールコーター、エア
ーナイフコーター、ダイコーター、バーコーター、グラ
ビアコーター、カーテンコーター、チャンブレックスコ
ーター、リップコーター、ロッドコーターなどの塗工方
式にて片面乾燥塗工量が1〜50g/m2 となるように
オンマシンあるいはオフマシンコーターで単層あるいは
多層塗工する。その後、アンダーコート層の上に記録層
をキャストコート法で設けることで、容易に本発明の高
光沢タイプの熱溶融型熱転写用記録紙を得ることができ
る。
【0019】記録層の塗工量は片面あたりの乾燥塗工量
が5〜50g/m2 、好ましくは10〜35g/m2 と
なるようにオンマシンあるいはオフマシンコーターで単
層あるいは多層塗工される。塗工量が5g/m2 より少
ない場合には、紙表面の被覆が不十分であるため高い白
紙光沢度を得ることが困難である。また、塗工量が50
g/m2 を越える場合はコスト高になってしまうため好
ましくない。
【0020】キャストコートの方法は、ウエット法、リ
ウエット法、ゲル化法等の公知の方法を適宜使用すれば
よい。記録層を得るための塗工方式は特に限定されるも
のではなく、アンダーコート層の塗工に例示されたもの
と同様なものが挙げられる。
【0021】ゲル化法によってキャストコートする場合
に使用されるゲル化液としては、ギ酸、酢酸、クエン
酸、酒石酸、乳酸、塩酸及びカルシウム、亜鉛、バリウ
ム、鉛、マグネシウム、カドミウム及びアルミニウム等
の各種塩、更に硫酸カリウム、クエン酸カリウム、ホウ
砂、ホウ酸等が一般的であるが、本発明においては特に
限定されるものではない。また、バインダーとしては、
これらのゲル化剤と効果的にゲル化するものを選択する
ことで塗工速度の向上、塗工面の仕上げ状態の向上には
効果的である。
【0022】原紙(支持体)としては、酸性及び中性の
上質紙や中質紙等が使用できるが、塗工原紙としての塗
工適性を備えた原紙を使用することが好ましい。
【0023】
【発明の実施の形態】以下、実施例を挙げて本発明をよ
り具体的に説明するが、本発明はこれら実施例に限定さ
れるものではない。また、例中の「部」及び「%」は特
に断らない限り「重量部」及び「重量%」を示す。
【0024】実施例1 LBKP90部、NBKP10部からなるパルプ配合
に、パルプに対し、カチオンでんぷん0.7%、アルケ
ニル無水コハク酸0.07%、重質炭酸カルシウム20
%、バンド1%を添加して調整した原料を長網式抄紙機
で抄紙し、サイズプレスにおいて表面サイズ剤(アルキ
ルケテンダイマー)を含有した水溶液を抄紙した両面に
乾燥固形量0.5g/m2 になるように処理し、乾燥後
米坪84.3g/m2 の原紙を得た。
【0025】アンダーコート用塗工液として、空隙を有
する有機顔料100重量部(商品名:ローペイクHP−
91、ロームアンドハース社製、平均粒子径1.0μ
m)にスチレン−ブタジエン共重合ラテックス30部
(固形分)を加え更に、水を加えて固形分濃度40%の
塗工液を調整した。このようにして得た塗工液を前記の
原紙に片面乾燥重量5g/m2 となるようにエアーナイ
フコーターで塗工を行いアンダーコート層を得た。
【0026】記録層として、カオリン60部(商品名:
アルファーコート、E.C.C.America In
c.製、吸油量40ml/100g)、軽質炭酸カルシ
ウム40部(商品名:TP222HS、奥多摩工業社
製、吸油量28ml/100g)とを配合し、ポリアク
リル酸ソーダ0.1部を加えてコーレス分散機で60%
の顔料スラリーを調整した。このスラリーにカゼイン溶
液10部(固形分)、スチレン−ブタジエン共重合ラテ
ックス10部(固形分)を加え更に、水を加えて固形分
濃度43%の塗工液を調整した。このようにして得た塗
工液を前記のアンダーコートを施した原紙に片面乾燥重
量25g/m2 になるようにリバースロールコーターで
塗工を行い、ゲル化剤としてギ酸カルシウム10%水溶
液でゲル化処理し、塗膜が湿潤状態にあるうちに100
℃に加熱した鏡面を有するキャストドラムに圧着して乾
燥し、高光沢タイプの熱溶融型熱転写用記録紙を得た。
【0027】実施例2 アンダーコート用塗工液として、空隙を有する有機顔料
50重量部(商品名:ローペイクHP−91、ロームア
ンドハース社製、平均粒子径1.0μm)とポリアクリ
ル酸ソーダ0.1部を加えてコーレス分散機で60%の
スラリーに調整した焼成カオリン50部(商品名:アン
シレックス93、エンゲルハード株式会社製、吸油量8
0ml/100g)とを配合し、スチレン−ブタジエン
共重合ラテックス30部(固形分)を加え更に、水を加
えて固形分濃度40%の塗工液を調整した。このように
して得た塗工液を前記の原紙に片面乾燥重量5g/m2
となるようにエアーナイフコーターで塗工を行いアンダ
ーコート層を得た。実施例1と同様に記録層を設けて高
光沢タイプの熱溶融型熱転写記録用紙を得た。
【0028】実施例3 アンダーコート用塗工液として、空隙を有する有機顔料
5重量部(商品名:ローペイクHP−91、ロームアン
ドハース社製、平均粒子径1.0μm)とポリアクリル
酸ソーダ0.1部を加えてコーレス分散機で60%のス
ラリーに調整した焼成カオリン95部(商品名:アンシ
レックス93、エンゲルハード株式会社製、吸油量80
ml/100g)とを配合し、スチレン−ブタジエン共
重合ラテックス30部(固形分)を加え更に、水を加え
て固形分濃度40%の塗工液を調整した。このようにし
て得た塗工液を実施例1で使用した原紙に片面乾燥重量
5g/m2 となるようにエアーナイフコーターで塗工を
行いアンダーコート層を得た。実施例1と同様に記録層
を設けて高光沢タイプの熱溶融型熱転写記録用紙を得
た。
【0029】実施例4 記録層としてカオリン60部(商品名:アルファーコー
ト、E.C.C.America Inc.製、吸油量
40ml/100g)、軽質炭酸カルシウム10部(商
品名:TP222HS、奥多摩工業社製、吸油量28m
l/100g)、合成シリカ30部(商品名:ミズカシ
ルP−78A、水澤化学社製、吸油量245ml/10
0g)とを配合し、ポリアクリル酸ソーダ0.1部を加
えてコーレス分散機で50%の顔料スラリーを調整し
た。このスラリーにカゼイン溶液10部(固形分)、ス
チレン−ブタジエン共重合ラテックス10部(固形分)
を加え更に、水を加えて固形分濃度43%の塗工液を調
整した。このようにして得た塗工液を実施例1と同様に
して得たアンダーコートを施した原紙に片面乾燥重量2
5g/m2 になるようにリバースロールコーターで塗工
を行い、ゲル化剤としてギ酸カルシウム10%水溶液で
ゲル化処理し、塗膜が湿潤状態にあるうちに100℃に
加熱した鏡面を有するキャストドラムに圧着して乾燥
し、高光沢タイプの熱溶融型熱転写記録用紙を得た。
【0030】実施例5 実施例2と同様にして得たアンダーコートを施した原紙
に、実施例4と同様に記録層を設けて、高光沢タイプの
熱溶融型熱転写記録用紙を得た。
【0031】実施例6 実施例3と同様にして得たアンダーコートを施した原紙
に、実施例4と同様に記録層を設けて、高光沢タイプの
熱溶融型熱転写記録用紙を得た。
【0032】比較例1 アンダーコート層を設けなかったこと以外は実施例1と
同様にして熱溶融型熱転写記録用紙を得た。
【0033】比較例2 アンダーコート層を設けなかったこと以外は実施例4と
同様にして熱溶融型熱転写記録用紙を得た。
【0034】比較例3 アンダーコート用塗工液として、ポリアクリル酸ソーダ
0.1部を加えてコーレス分散機で60%のスラリーに
調整した焼成カオリン100部(商品名:アンシレック
ス93、エンゲルハード株式会社製、吸油量80ml/
100g)と、スチレン−ブタジエン共重合ラテックス
30部(固形分)を加え更に、水を加えて固形分濃度4
0%の塗工液を調整した。このようにして得た塗工液を
実施例1で使用した原紙に片面乾燥重量5g/m2 とな
るようにエアーナイフコーターで塗工を行いアンダーコ
ート層を得た。このようにして得たアンダーコートを施
した原紙の上に、実施例1と同様に記録層を設けて熱溶
融型熱転写記録用紙を得た。
【0035】比較例4 比較例3と同様にして得たアンダーコートを施した原紙
に、実施例4と同様に記録層を設け、熱溶融型熱転写記
録用紙を得た。
【0036】比較例5 記録層として、カオリン50部(商品名:アルファーコ
ート、E.C.C.America Inc.製、吸油
量40ml/100g)、軽質炭酸カルシウム10部
(商品名:TP222HS、奥多摩工業社製、吸油量2
8ml/100g)、合成シリカ40部(商品名:ミズ
カシルP−78A、水澤化学社製、吸油量245ml/
100g)とを配合し、ポリアクリル酸ソーダ0.1部
を加えてコーレス分散機で50%の顔料スラリーを調整
した。このスラリーにカゼイン溶液10部(固形分)、
スチレン−ブタジエン共重合ラテックス10部(固形
分)を加え更に、水を加えて固形分濃度43%の塗工液
を調整した。このようにして得た塗工液を実施例1と同
様にして得たアンダーコートを施した原紙に片面乾燥重
量25g/m2 になるようにリバースロールコーターで
塗工を行い、ゲル化剤としてギ酸カルシウム10%水溶
液でゲル化処理し、塗膜が湿潤状態にあるうちに100
℃に加熱した鏡面を有するキャストドラムに圧着して乾
燥し、熱溶融型熱転写記録用紙を得た。
【0037】比較例6 実施例5と同様にして得たアンダーコートを施した原紙
に、比較例5と同様に記録層を設け、熱溶融型熱転写記
録用紙を得た。
【0038】比較例7 実施例6と同様にして得たアンダーコートを施した原紙
に、比較例5と同様に記録層を設け、熱溶融型熱転写記
録用紙を得た。
【0039】比較例8 記録層の乾燥をキャストドラムに当てずに乾燥し、乾燥
後スーパーキャレンダーで記録層表面を平滑化したこと
以外は実施例5と同様にして、熱溶融型熱転写記録用紙
を得た。
【0040】
【表1】
【0041】
【表2】
【0042】以上の実施例及び比較例において得られた
熱転写用紙について、表1にそれぞれの塗工液の顔料処
方、表2に紙質及び熱転写印刷評価結果を示す。なお、
実施例及び比較例の紙質及び熱転写評価の方法は以下に
示すとおりである。 (1)光沢度:JIS P 8142に準じて塗工層の
75度鏡面光沢度を測定した。 (2)ドット再現性:アルプス電気製フルカラー熱転写
プリンター(商品名:MD−2000J)でCMYKの
単色及び混色で印字のサーマルヘッドの熱エネルギーを
10〜100%まで10%間隔で変化させたグラデーシ
ョンパターンを印字する(ベタ印刷が100%)。各エ
ネルギー領域において、ドット抜けなどのミスドットの
発生状況を目視により判定した。ミスドットが全くない
ものを○、ミスドットがわずかに発生するものを△、ミ
スドットが多く発生するものを×とした。
【0043】(3)ベタ部の潰れ:アルプス電気製フル
カラー熱転写プリンター(商品名:MD−2000J)
でCMYKの単色及び混色で印字のサーマルヘッドの熱
エネルギーを10〜100%まで10%間隔で変化させ
たグラデーションパターンを印字する(ベタ印刷が10
0%)。80、90、100%のエネルギーでの印刷濃
度階調性を目視により判定した。印刷濃度階調性がよい
ものを○、やや悪いものを△、悪いものを×とした。 (4)リボン汚れ:アルプス電気製フルカラー熱転写プ
リンター(商品名:MD−2000J)でCMYKの単
色及び混色で印字のサーマルヘッドの熱エネルギーを1
0〜100%まで10%間隔で変化させたグラデーショ
ンパターンを印字する(ベタ印刷が100%)。未印字
部分にインクが転写されているかどうかを目視により判
定した。未印字部分にインクが全く転写されていないも
のを○、わずかに転写されているものを△、明らかに転
写されているものを×とした。
【0044】
【発明の効果】以上詳述したごとく、本発明に係る高光
沢タイプの熱溶融型熱転写記録用紙は、インクの転写性
が良好であり、サーマルヘッドに与える熱エネルギーが
低エネルギー(低濃度)から高エネルギー(高濃度)ま
ですべての領域においてドット抜けがなく、ドット再現
性が良好であり印刷濃度階調再現性に優れているととも
に、リボン汚れが無く、ヘッド摩耗性が良好であり、光
沢度の高い、鮮明な高解像度の画像を得ることができ
る。特に溶融型熱転写プリンターの熱転写用記録紙とし
て好適である。
【0045】また本発明の製造方法によれば、原紙に塗
工する塗工液をキャストコート法で記録層を設けること
で、容易に本発明に係る高光沢タイプの熱溶融型熱転写
記録用紙を得ることができる。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 支持体上に、顔料100重量部に対して
    バインダーが10〜50重量部からなる記録層を形成し
    てなる熱溶融型熱転写記録用紙において、支持体と記録
    層との間に、空隙を有する有機顔料を含むアンダーコー
    ト層を1層又は複数層設けたことを特徴とする高光沢タ
    イプの熱溶融型熱転写記録用紙。
  2. 【請求項2】 前記アンダーコート層中の空隙を有する
    有機顔料が5〜100重量部であることを特徴とする請
    求項1記載の高光沢タイプの熱溶融型熱転写記録用紙。
  3. 【請求項3】 上記記録層はJIS K 5101法に
    よる吸油量が60ml/100g以上の無機顔料が0〜
    30重量部であることを特徴とする請求項1又は2記載
    の高光沢タイプの熱溶融型熱転写記録用紙。
  4. 【請求項4】 前記記録層の75度鏡面白紙光沢度が6
    0%以上であることを特徴とする請求項1、2又は3記
    載の高光沢タイプの熱溶融型熱転写記録用紙。
  5. 【請求項5】 支持体上に、空隙を有する有機顔料を含
    むアンダーコート層を1層又は複数層設け、次いで該ア
    ンダーコート層上に、顔料100重量部に対してバイン
    ダーが10〜50重量部からなる記録層をキャストコー
    ト法によって設けることを特徴とする高光沢タイプの熱
    溶融型熱転写記録用紙の製造方法。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR20020033397A (ko) * 2000-10-31 2002-05-06 이태화 열 전사용 수지 잉크 배합하는 방법
JP2006062114A (ja) * 2004-08-25 2006-03-09 Konica Minolta Photo Imaging Inc 熱転写受像シート
WO2006038711A1 (ja) * 2004-10-06 2006-04-13 Oji Paper Co., Ltd. 熱転写受容シート

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