JPH10329511A - 空気入りラジアルタイヤ - Google Patents
空気入りラジアルタイヤInfo
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Abstract
部の曲げに対する強さ分布の最適配置により、タイヤ重
量を増加することなく、車内騒音性能を向上させる。 【解決手段】 ベルト層6のコード角度をタイヤ周方向
に対し28°〜35°とし、トレッド部5の表面のセン
ターCから接地端Eまでの距離を4等分する位置の点P
1 、点P2 および点P3 におけるトレッド表面からベル
ト層6もしくは該ベルト層上の補強層7までのゴム厚
L,M,Nを、点P2 のゴム厚Mを基準にし、点P2 の
ゴム厚Lを0.7M〜0.8Mとし、点P3 のゴム厚N
を1.2M〜1.3Mとする。さらに空気圧30KPa
でのトレッド外周を、トレッド表面を前記同様に4等分
して四つの領域A1 〜A4 に区分したとき、センターC
側から第1〜第3の領域A1 〜A3 の少なくとも一つ
に、タイヤ外方に曲率中心を持つ逆アール部分Raを有
する形状とする。
Description
気入りラジアルタイヤに関するものである。
ラジアルタイヤは、図3に示すように、両側のビードコ
ア(52)を備えるビード部(53)と該ビード部(53)か
ら半径方向外向きに延びるサイドウォール部(54)とそ
の上端をつなぐトレッド部(55)とからなり、その内周
に沿って両端がビードコア(52)で折返されて支持され
たカーカス(51)と、トレッド部(55)とカーカス(5
1)の間に配されたベルト層(56)とを備えており、必
要に応じてその外側にエッジプライと称する繊維コード
よりなる補強層(57)が配されている。
は、低コスト、低燃費の要求等の様々な要因により、タ
イヤの軽量化が進められている。
の低下や車内騒音、タイヤの摩耗性の悪化を招くといっ
た問題がある。前記の車内騒音の中でも、荒れた路面を
走行するときのロードノイズが特に問題となる。またロ
ードノイズでも、一般に高周波ロードノイズと呼ばれる
200Hz以上の周波数域での車内騒音が問題となって
いる。したがってこれらの問題をも併せて解決すること
が求められる。
て、トレッドゴムの軟化やゴム厚の増加により振動入力
の吸収を図る、またタイヤのケース剛性の軟化により振
動伝達特性の改良を図る、あるいはコード打込み本数を
多くしてベルト面外曲げ剛性の増加を図ること等が考え
られている。
は、タイヤ接地幅の両端部付近のトレッド曲げ剛性を中
間部より高めることが最も効果的であることがわかって
おり、このためにベルト層に補強層を追加する方法等が
提案されている。
では、コストアップや重量増加につながり、タイヤ軽量
化と相反するものであった。また同時に、車内騒音性能
(抑制性能)に対するタイヤの特性との関連が不明確で
あるために、実際に改良効果を見出すために、多くの手
間と工数が必要であった。
り、タイヤ特性との関連をFEM解析法(有限解析法)
により検討を重ねた結果、トレッド外周がコンケーブ形
状(中央部が凹形)をなすタイヤであると、内圧充填に
よるトレッドセンター部分の成長が大きく、トレッドシ
ョルダー部分のベルト張力が高くなることを知見し、こ
れに着目してタイヤトレッド部の曲げに対する強さ分布
の最適配置により、タイヤ重量を増加することなく、車
内騒音性能を向上し得るラジアルタイヤを提供する。
解決する本発明の空気入りラジアルタイヤは、両端がビ
ード部で折返されて支持されたカーカスと、トレッド部
とカーカスの間に配されたベルト層とを有するラジアル
タイヤであって、ベルト層のコード角度がタイヤ周方向
に対して28°〜35°の範囲にあり、またトレッド表
面における幅方向センター(C)から接地端(E)まで
の距離を4等分する位置を、センター(C)側から順に
1/4 点(P1 )、2/4 点(P2 )および3/4 点(P3 )
とし、これら各点(P1 )(P2 )および(P3 )にお
けるトレッド表面からベルト層もしくは該ベルト層上の
補強層までのゴム厚をそれぞれ(L)(M)(N)とす
るとき、前記2/4 点(P2 )のゴム厚(M)を基準にし
て、前記1/4 点(P1 )のゴム厚(L)および前記3/4
点(P3 )のゴム厚(N)が、それぞれ L=0.7M〜0.8M N=1.2M〜1.3M であり、さらに空気圧30KPaでのトレッド外周形状
が、トレッド表面を前記同様に4等分して四つの領域
(A1 )〜(A4 )に区分したとき、センター(C)側
から第1〜第3の領域(A1 )〜(A3 )の少なくとも
一つに、タイヤ外方に曲率中心を持つ逆アール部分を有
していることを特徴とする。
の構成により、空気圧30KPaでのトレッド外周のプ
ロファイルがコンケーブ形状をなし、かつトレッドショ
ルダー部分のゴム厚がトレッドセンター部分に比して大
きく、しかもベルト層のコード角度が従来よりも大きく
なってなっている。
規定の内圧を充填した状態においては、トレッドセンタ
ー部分の成長がトレッドショルダー部分に比べてかなり
大きくなり、このためトレッドショルダー部分のベルト
張力が増大する。
ム厚の増加と、内圧充填時のベルト張力増大による曲げ
剛性の増加との相乗効果により、車内騒音性能が著しく
向上する。また、トレッドセンター部分に比べてトレッ
ドショルダー部分の面外曲げ剛性を高め、振動がタイヤ
中心軸(車軸)に伝わり易いタイヤショルダー部分の変
形を抑え、路面の凹凸によるタイヤへの振動入力を小さ
くする。
面のセンター(C)から接地端(E)までを4等分する
前記1/4 点(P1 )、2/4 点(P2 )および3/4 点(P
3 )のゴム厚(L)(M)(N)の差が小さくなると重
量の増大となり、また前記ゴム厚(L)(M)(N)の
差が大きくなり過ぎると、車内騒音の抑制効果が満足で
きないものになる。
°より小さい角度、例えば従来と同様の20°〜25°
のコード角度をなすものであると、トレッドセンター部
分の成長が抑えられて、ベルト張力の増大による剛性ア
ップを望めなくなる。
基いて説明する。
イヤの半部断面図を示している。
ア(2)を備えるビード部(3)と該ビード部(3)か
ら半径方向外向きに延びるサイドウォール部(4)とそ
の上端をつなぐトレッド部(5)とからなり、その内周
に沿って両端がビードコア(2)で折返されて支持され
たカーカス(1)を備え、またトレッド部(5)とカー
カス(1)の間にベルト層(6)を備えており、必要に
応じてその外側にエッジプライと称する繊維コードより
なる補強層(7)が配されているカーカス(1)は、コ
ードをタイヤの幅方向センター(C)のラインに沿うタ
イヤ周方向に対し80°〜90°の角度に配列したコー
ド配列層からなり、コードとしては、レーヨン、アラミ
ド、ホリエステル等の繊維コードあるいはスチールコー
ドが用いられる。またベルト層(6)はスチールコード
や高張力を有する繊維コードを所定の角度方向に配列し
てなるコード配列層よりなる。また補強層(7)はタイ
ヤ周方向に対して0〜10°の角度のコード配列よりな
るものである。
ト層(6)のコード角度、すなわちタイヤの幅方向セン
ター(C)のラインに沿うタイヤ周方向に対するコード
角度(α)を、従来のタイヤのコード角度(通常20〜
25°)よりもやや大きくして28°〜35°とする。
さらにコード打込み本数(本/25mm)を従来タイヤ
に比してやや少なく(通常、70〜90%少なく)す
る。これにより、トレッドセンター部分の成長がトレッ
ドショルダー部分に比べて大きくなるようにしている。
このような効果の点から、前記コード角度(α)は30
°〜35°の範囲のものがより好ましい。
ド部(5)の表面における幅方向センター(C)から接
地端(E)までの距離を4等分する位置を、センター
(C)側から順に1/4 点(P1 )、2/4 点(P2 )およ
び3/4 点(P3 )とし、これら各点(P1 )(P2 )お
よび(P3 )におけるトレッド表面からベルト層もしく
は該ベルト層上の補強層までのゴム厚を、それぞれ
(L)(M)(N)とするとき、前記2/4 点(P2 )の
ゴム厚(M)を基準にして、前記1/4 点(P1 )のゴム
厚(L)および前記3/4 点(P3 )のゴム厚(N)を、
それぞれ L=0.7M〜0.8M N=1.2M〜1.3M に設定している。
外周のプロファイルとして、トレッド表面を前記同様に
4等分して四つの領域(A1 )〜(A4 )に区分した場
合において、センター(C)側から第1〜第3の領域
(A1 )〜(A3 )の少なくとも一つに、タイヤ外方に
曲率中心を持つ逆アール部分(Ra)を有する形状にし
ている。これにより空気圧30KPaでのトレッド外周
のプロファイルが、コンケーブ形状をなしている。
ール部分への変曲点が、前記四つの領域(A1 )〜(A
4 )の少なくとも一つに存在しており、これにより外面
形状のつながりがスムーズになるように形成されてい
る。
の領域(A1 )〜(A3 )の1もしくは複数のいずれの
領域であってもよいが、実施上は、図1のようにセンタ
ー(C)寄りの第1の領域(A1 )あるいは該領域から
第2の領域(A2 )に連続する形で逆アール部分(R
a)を設けておくのが、前記コンケーブ形状とする上で
特に好ましい。
圧30KPaでのトレッド外周のプロファイルがコンケ
ーブ形状をなし、かつトレッドショルダー部分のゴム厚
がトレッドセンター部分に比して大きく、しかもベルト
層(6)のコード角度(α)が従来よりも大きくなって
いる。
定内圧を充填した状態においては、トレッドセンター部
分の成長がトレットショルダーに比べてかなり大きく、
トレッドショルダー部分の張力が増大することになる。
ム厚の増加と、内圧充填時のベルト張力増大による曲げ
剛性の増加との相乗効果により、トレッドショルダー部
分の面外曲げ剛性を高め、振動がタイヤ中心軸(車軸)
に伝わり易いタイヤショルダー部分の変形を抑え、路面
の凹凸によるタイヤへの振動入力を小さくする。また軽
量化後のタイヤ重量を保持したまま、200Hz以上の
周波数域の車内騒音性能の向上を図るこことができる。
コード角度、トレッド部のゴム厚が本発明の範囲にあ
り、かつ逆アール部分を有するタイヤ(実施例1)と、
逆アール部分を有さない従来一般のタイヤ(比較例1)
と、逆アール部分を有するがベルト層のコード角度、ト
レッド部のゴム厚の少なくとも一方が本発明の範囲から
はずれるタイヤ(比較例2〜5)について、それぞれタ
イヤ重量および車内音を調べ比較した。
カーカス(1)が1500デニール/2本のポリエステ
ル繊維コードによる1プライ、ベルト層(6)は「2+
2×0.25」のスチールコードによるベルト2層と
し、補強層(7)はナイロンコードによるエッジプライ
(打込み:20本/25mm)1層のタイヤ構造のもの
で、タイヤサイズ195/65R16のタイヤを用い
た。
着して速度60km/hで実車走行テストを行ない、車
内の前席シートヘッドレスト部周辺のロードノイズを測
定し、従来タイヤの比較例1を基準として増減値で示し
た。またタイヤ重量は、比較例1を100として指数で
示した。
も、従来タイヤの比較例1に比してタイヤ重量あるいは
車内音のいずれか一方が悪化することになったが、本発
明の実施例タイヤの場合、タイヤ重量を増加させること
なく、車内音を低減できた。
ルタイヤによれば、トレッドショルダー部分のゴム厚の
増加と、内圧充填時のベルト張力増大による曲げ剛性の
増加との相乗効果により、トレッドショルダー部分の面
外曲げ剛性を高め、振動がタイヤ中心軸(車軸)に伝わ
り易いタイヤショルダー部分の変形を抑え、路面の凹凸
によるタイヤへの振動入力を小さくする。またタイヤ重
量を増大させることなく、200Hz以上の周波数域の
車内騒音性能の向上を図るこことができる。
ある。
開図である。
4等分する位置 (A1 )(A2 )(A3 )(A4 ) 4等分した領域
Claims (1)
- 【請求項1】両端がビード部で折返されて支持されたカ
ーカスと、トレッド部とカーカスの間に配されたベルト
層とを有するラジアルタイヤであって、 ベルト層のコード角度がタイヤ周方向に対して28°〜
35°の範囲にあり、 またトレッド表面における幅方向センター(C)から接
地端(E)までの距離を4等分する位置を、センター
(C)側から順に1/4 点(P1 )、2/4 点(P2)およ
び3/4 点(P3 )とし、これら各点(P1 )(P2 )お
よび(P3 )におけるトレッド表面からベルト層もしく
は該ベルト層上の補強層までのゴム厚をそれぞれ(L)
(M)(N)とするとき、前記2/4 点(P2 )のゴム厚
(M)を基準にして、前記1/4 点(P1 )のゴム厚
(L)および前記3/4 点(P3 )のゴム厚(N)が、そ
れぞれ L=0.7M〜0.8M N=1.2M〜1.3M であり、 さらに空気圧30KPaでのタイヤ外周形状が、トレッ
ド表面を前記同様に4等分して四つの領域(A1 )〜
(A4 )に区分したとき、センター(C)側から第1〜
第3の領域(A1 )〜(A3 )の少なくとも一つに、タ
イヤ外方に曲率中心を持つ逆アール部分を有しているこ
とを特徴とする空気入りラジアルタイヤ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP14022997A JP3755051B2 (ja) | 1997-05-29 | 1997-05-29 | 空気入りラジアルタイヤ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP14022997A JP3755051B2 (ja) | 1997-05-29 | 1997-05-29 | 空気入りラジアルタイヤ |
Publications (2)
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| JPH10329511A true JPH10329511A (ja) | 1998-12-15 |
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ID=15263917
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP14022997A Expired - Fee Related JP3755051B2 (ja) | 1997-05-29 | 1997-05-29 | 空気入りラジアルタイヤ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
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Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2001171314A (ja) * | 1999-12-16 | 2001-06-26 | Sumitomo Rubber Ind Ltd | 空気入りラジアルタイヤ |
| JP2002539022A (ja) * | 1999-03-17 | 2002-11-19 | ソシエテ ド テクノロジー ミシュラン | 重機械用タイヤ |
| JP2006264595A (ja) * | 2005-03-25 | 2006-10-05 | Yokohama Rubber Co Ltd:The | 空気入りタイヤ |
| JP2010179775A (ja) * | 2009-02-05 | 2010-08-19 | Yokohama Rubber Co Ltd:The | 空気入りタイヤ |
| US20220169079A1 (en) * | 2019-01-31 | 2022-06-02 | The Yokohama Rubber Co., Ltd. | Pneumatic tire |
| CN115534379A (zh) * | 2022-10-17 | 2022-12-30 | 泰凯英(青岛)专用轮胎技术研究开发有限公司 | 保证轮胎胎面组件质量的工艺 |
-
1997
- 1997-05-29 JP JP14022997A patent/JP3755051B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (8)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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| US12319103B2 (en) * | 2019-01-31 | 2025-06-03 | The Yokohama Rubber Co., Ltd. | Pneumatic tire |
| CN115534379A (zh) * | 2022-10-17 | 2022-12-30 | 泰凯英(青岛)专用轮胎技术研究开发有限公司 | 保证轮胎胎面组件质量的工艺 |
| CN115534379B (zh) * | 2022-10-17 | 2025-10-31 | 泰凯英(青岛)专用轮胎技术研究开发有限公司 | 保证轮胎胎面组件质量的工艺 |
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| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP3755051B2 (ja) | 2006-03-15 |
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