JPH10329525A - 自動車用空気調和装置 - Google Patents
自動車用空気調和装置Info
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- JPH10329525A JPH10329525A JP14679397A JP14679397A JPH10329525A JP H10329525 A JPH10329525 A JP H10329525A JP 14679397 A JP14679397 A JP 14679397A JP 14679397 A JP14679397 A JP 14679397A JP H10329525 A JPH10329525 A JP H10329525A
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- 238000005273 aeration Methods 0.000 abstract 1
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Landscapes
- Air-Conditioning For Vehicles (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 複合モード時の上下吹出し風の温度差を適性
に制御でき、快適性の向上を図り、しかも通気抵抗の低
減により配風性の向上を図ることができる「自動車用空
気調和装置」を提供する。 【解決手段】 ミックスゾーン5内を上下に伸延する仕
切壁11を形成し、当該仕切壁11とヒータコア2との
間に形成される第1通路15aを通ってバイパス通路B
からの冷風が下部吹出口に向かうようにし、仕切壁11
とケース側壁Caとの間に形成される第2通路15bを
通って前記下部通路4からの温風が上部チャンバ10に
向かうようにしたことを特徴とする。
に制御でき、快適性の向上を図り、しかも通気抵抗の低
減により配風性の向上を図ることができる「自動車用空
気調和装置」を提供する。 【解決手段】 ミックスゾーン5内を上下に伸延する仕
切壁11を形成し、当該仕切壁11とヒータコア2との
間に形成される第1通路15aを通ってバイパス通路B
からの冷風が下部吹出口に向かうようにし、仕切壁11
とケース側壁Caとの間に形成される第2通路15bを
通って前記下部通路4からの温風が上部チャンバ10に
向かうようにしたことを特徴とする。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複合モード時の上
下吹出し風の温度差を適性に制御でき、快適性の向上を
図った自動車用空気調和装置に関する。
下吹出し風の温度差を適性に制御でき、快適性の向上を
図った自動車用空気調和装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の自動車用空気調和装置には、縦置
き型と称されるものがある。この縦置き型自動車用空気
調和装置は、図9に示すように、ケースC内にエバポレ
ータ1やヒータコア2が立設するように設けられ、導入
口Oから導入された空気を、エバポレータ1により冷却
し、ミックスドア3により上下に2分して流すようにし
ている。
き型と称されるものがある。この縦置き型自動車用空気
調和装置は、図9に示すように、ケースC内にエバポレ
ータ1やヒータコア2が立設するように設けられ、導入
口Oから導入された空気を、エバポレータ1により冷却
し、ミックスドア3により上下に2分して流すようにし
ている。
【0003】2分された空気流の内の下部の空気流は、
ヒータコア2により加熱されて温風となり下部通路4を
通って流れ、上部の空気流(冷風)は、このヒータコア
2をバイパスするバイパス通路Bを通って流れ、前記温
風とミックスゾーン5でミックスされて所定の温度とな
って、種々の配風モードに応じて各種吹出口F(ベント
吹出口Fv、デフ吹出口Fd、フット吹出口Ffの総
称)から車室内に向けて配風されたり、あるいは前記ミ
ックスが行なわれることなく冷風や温風のまま吹出され
る。
ヒータコア2により加熱されて温風となり下部通路4を
通って流れ、上部の空気流(冷風)は、このヒータコア
2をバイパスするバイパス通路Bを通って流れ、前記温
風とミックスゾーン5でミックスされて所定の温度とな
って、種々の配風モードに応じて各種吹出口F(ベント
吹出口Fv、デフ吹出口Fd、フット吹出口Ffの総
称)から車室内に向けて配風されたり、あるいは前記ミ
ックスが行なわれることなく冷風や温風のまま吹出され
る。
【0004】なお、各吹出口Fから吹出される冷風ある
いは温風の温度は、ミックスドア3の位置により制御さ
れる。
いは温風の温度は、ミックスドア3の位置により制御さ
れる。
【0005】ここに、「エバポレータ」とは、周知のよ
うに冷房サイクル中の膨脹弁などで減圧された低温低圧
冷媒が内部を流通し、ここに導入された空気を冷媒との
熱交換により冷却するものである。また、「ヒータコ
ア」とは、高温のエンジン冷却水が内部を流通し、ここ
に導入された空気を高温のエンジン冷却水との熱交換に
より加熱するものである。
うに冷房サイクル中の膨脹弁などで減圧された低温低圧
冷媒が内部を流通し、ここに導入された空気を冷媒との
熱交換により冷却するものである。また、「ヒータコ
ア」とは、高温のエンジン冷却水が内部を流通し、ここ
に導入された空気を高温のエンジン冷却水との熱交換に
より加熱するものである。
【0006】前記種々の配風モードは、ベントモード
(乗員の上半身に冷風を吹き出すモード)、バイレベル
モード(乗員の上半身に冷風を、下半身に温風を吹き出
す、いわゆる頭寒足熱のモード)、デフロストモード
(窓の曇りを晴らすモード)、フットモード(乗員の下
半身に温風を吹き出すモード)あるいはデフ−フットモ
ード(窓の曇りを晴らしつつ乗員の下半身に温風を吹き
出すモード)等がある。
(乗員の上半身に冷風を吹き出すモード)、バイレベル
モード(乗員の上半身に冷風を、下半身に温風を吹き出
す、いわゆる頭寒足熱のモード)、デフロストモード
(窓の曇りを晴らすモード)、フットモード(乗員の下
半身に温風を吹き出すモード)あるいはデフ−フットモ
ード(窓の曇りを晴らしつつ乗員の下半身に温風を吹き
出すモード)等がある。
【0007】このようなモードの内、ベントモード、デ
フロストモードの場合は、車室内の上部に冷風や温風を
配風するので、ベント吹出口Fvやデフ吹出口Fdは、
ケースCの上部に設けることが好ましく、また、フット
モードの場合には、車室内の下部に温風を配風するの
で、フット吹出口Ffは、ケースCの下部に設けること
が好ましい。
フロストモードの場合は、車室内の上部に冷風や温風を
配風するので、ベント吹出口Fvやデフ吹出口Fdは、
ケースCの上部に設けることが好ましく、また、フット
モードの場合には、車室内の下部に温風を配風するの
で、フット吹出口Ffは、ケースCの下部に設けること
が好ましい。
【0008】したがって、縦置き型自動車用空気調和装
置では、ケースCの上部にベント吹出口Fvやデフ吹出
口Fdである上部吹出口を、下部にフット吹出口Ffで
ある下部吹出口を設けている。
置では、ケースCの上部にベント吹出口Fvやデフ吹出
口Fdである上部吹出口を、下部にフット吹出口Ffで
ある下部吹出口を設けている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、縦置き
型自動車用空気調和装置においては、上部吹出口は、冷
風が流れる側の近傍に開設されることになり、下部吹出
口は、ヒータコア2により加熱された温風が流れる側の
近傍に開設されることになるので、バイレベルモードや
デフ−フットモードのように上部と下部の吹出口からそ
れぞれ冷風や温風を吹き出す複合モード場合には、上下
の差温が大きくなる傾向がある。
型自動車用空気調和装置においては、上部吹出口は、冷
風が流れる側の近傍に開設されることになり、下部吹出
口は、ヒータコア2により加熱された温風が流れる側の
近傍に開設されることになるので、バイレベルモードや
デフ−フットモードのように上部と下部の吹出口からそ
れぞれ冷風や温風を吹き出す複合モード場合には、上下
の差温が大きくなる傾向がある。
【0010】つまり、バイレベルモードの場合には、ベ
ント吹出口Fvを開閉するベントドアDvと、フット吹
出口Ffを開閉するフットドアDfが開放され、バイパ
ス通路Bを通った冷風がベント吹出口Fvから、ヒータ
コア2により加熱された温風がフット吹出口Ffから吹
出されることになる。
ント吹出口Fvを開閉するベントドアDvと、フット吹
出口Ffを開閉するフットドアDfが開放され、バイパ
ス通路Bを通った冷風がベント吹出口Fvから、ヒータ
コア2により加熱された温風がフット吹出口Ffから吹
出されることになる。
【0011】この結果、図10に示すように、ベント吹
出口Fvから吹出される冷風の温度(破線a2)とフッ
ト吹出口Ffから吹出される温風の温度(破線b2)と
の差温は大きくなり、頭部は冷え、足元は熱い状態とな
り、快適性が損なわれる。
出口Fvから吹出される冷風の温度(破線a2)とフッ
ト吹出口Ffから吹出される温風の温度(破線b2)と
の差温は大きくなり、頭部は冷え、足元は熱い状態とな
り、快適性が損なわれる。
【0012】これは、デフ−フットモードの場合も同様
の傾向となっている。
の傾向となっている。
【0013】また、エアーミックス性を改良した自動車
用空気調和装置として図10に示すものがある。この自
動車用空気調和装置は、ヒータコア2の下流側に立壁6
を形成し、この立壁6とケースCの側壁Caとの間にフ
ット吹出口Ffを形成し、ヒータコア2により加熱され
下部通路4を流れる温風を一旦冷風側に上昇させ、バイ
パス通路Bを通った冷風とを衝突させ、エアーミックス
性を高めるようにしたものもある。
用空気調和装置として図10に示すものがある。この自
動車用空気調和装置は、ヒータコア2の下流側に立壁6
を形成し、この立壁6とケースCの側壁Caとの間にフ
ット吹出口Ffを形成し、ヒータコア2により加熱され
下部通路4を流れる温風を一旦冷風側に上昇させ、バイ
パス通路Bを通った冷風とを衝突させ、エアーミックス
性を高めるようにしたものもある。
【0014】しかし、このようにすれば、立壁6が、特
にフット吹出口への空気流の流れを妨げるので、通気抵
抗が増大する虞れがある。
にフット吹出口への空気流の流れを妨げるので、通気抵
抗が増大する虞れがある。
【0015】また、複合モード時に冷風と温風は、相互
に衝突しても、風量によっては一方が他方をはね飛ばす
あるいは反射する傾向があり、十分ミックスされず、そ
のままベント吹出口Fvとフット吹出口Ffから流出す
る傾向があり、前述した上下差温の拡大を確実に解消す
るものとはなっていない。
に衝突しても、風量によっては一方が他方をはね飛ばす
あるいは反射する傾向があり、十分ミックスされず、そ
のままベント吹出口Fvとフット吹出口Ffから流出す
る傾向があり、前述した上下差温の拡大を確実に解消す
るものとはなっていない。
【0016】本発明は、上記従来技術の課題を解決する
ためになされたものであり、複合モード時の上下吹出し
風の温度差を適性に制御でき、快適性の向上を図り、し
かも通気抵抗の低減により配風性の向上を図ることがで
きる自動車用空気調和装置を提供することを目的とす
る。
ためになされたものであり、複合モード時の上下吹出し
風の温度差を適性に制御でき、快適性の向上を図り、し
かも通気抵抗の低減により配風性の向上を図ることがで
きる自動車用空気調和装置を提供することを目的とす
る。
【0017】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の請求項1に記載の発明に係る自動車用空気調和装置
は、ケース内を流れる冷却された空気をミックスドアに
より上部冷風と下部冷風に分け、下部冷風をヒータコア
を通して加熱して温風とし、上部冷風を前記ヒータコア
をバイパスして流すバイパス通路に導き、当該バイパス
通路に隣接して、デフ吹出口とベント吹出口からなる上
部吹出口が開設された上部チャンバを設け、前記温風が
流れる下部通路に隣接してフット吹出口である下部吹出
口を設け、前記バイパス通路からの冷風と下部通路から
の温風とをミックスゾーンでミックスし前記各種吹出口
より車室内に配風するようにした自動車用空気調和装置
において、前記ミックスゾーン内を上下に伸延する仕切
壁を形成し、当該仕切壁と前記ヒータコアとの間に形成
される第1通路を通って前記バイパス通路からの冷風が
下部吹出口に向かうようにし、前記仕切壁とケース側壁
との間に形成される第2通路を通って前記下部通路から
の温風が上部チャンバに向かうようにしたことを特徴と
する。
の請求項1に記載の発明に係る自動車用空気調和装置
は、ケース内を流れる冷却された空気をミックスドアに
より上部冷風と下部冷風に分け、下部冷風をヒータコア
を通して加熱して温風とし、上部冷風を前記ヒータコア
をバイパスして流すバイパス通路に導き、当該バイパス
通路に隣接して、デフ吹出口とベント吹出口からなる上
部吹出口が開設された上部チャンバを設け、前記温風が
流れる下部通路に隣接してフット吹出口である下部吹出
口を設け、前記バイパス通路からの冷風と下部通路から
の温風とをミックスゾーンでミックスし前記各種吹出口
より車室内に配風するようにした自動車用空気調和装置
において、前記ミックスゾーン内を上下に伸延する仕切
壁を形成し、当該仕切壁と前記ヒータコアとの間に形成
される第1通路を通って前記バイパス通路からの冷風が
下部吹出口に向かうようにし、前記仕切壁とケース側壁
との間に形成される第2通路を通って前記下部通路から
の温風が上部チャンバに向かうようにしたことを特徴と
する。
【0018】このようにすれば、複合モード場合には、
バイパス通路を通った冷風が、第1通路を通って下部吹
出口に向かい、下部通路を通る温風とミックスされるの
で、下部吹出口から吹き出される温風の温度が下がり、
また、冷風の一部は、ミックスされたものとともに第2
通路を通って上部チャンバに向かうことになるので、上
下の差温は小さくなり、複合モード時の快適性は向上す
る。
バイパス通路を通った冷風が、第1通路を通って下部吹
出口に向かい、下部通路を通る温風とミックスされるの
で、下部吹出口から吹き出される温風の温度が下がり、
また、冷風の一部は、ミックスされたものとともに第2
通路を通って上部チャンバに向かうことになるので、上
下の差温は小さくなり、複合モード時の快適性は向上す
る。
【0019】また、ヒータコアにより加熱された温風
や、バイパス通路を通ってきた冷風が衝突する壁や仕切
板等がないので、通気抵抗も増大することがない。
や、バイパス通路を通ってきた冷風が衝突する壁や仕切
板等がないので、通気抵抗も増大することがない。
【0020】請求項2に記載の発明では、仕切壁は、当
該仕切壁の上端に冷風を上部チャンバに導く連通部を設
け、当該連通部を開閉するように冷風制御ドアを設けた
ことを特徴とする。
該仕切壁の上端に冷風を上部チャンバに導く連通部を設
け、当該連通部を開閉するように冷風制御ドアを設けた
ことを特徴とする。
【0021】このようにすれば、バイパス通路を通る冷
風を直接上部吹出口に導くことができるので、冷力が欲
しい場合は、冷風を極めてスムーズにかつ速やかに吹き
出すことができる。
風を直接上部吹出口に導くことができるので、冷力が欲
しい場合は、冷風を極めてスムーズにかつ速やかに吹き
出すことができる。
【0022】請求項3に記載の発明では、ケースは、第
1通路の下端部に、流通する空気流を絞り流速を高める
ように当該ケースの両側から突出する第1絞り部を有す
ることを特徴とする。
1通路の下端部に、流通する空気流を絞り流速を高める
ように当該ケースの両側から突出する第1絞り部を有す
ることを特徴とする。
【0023】このようにすれば、複合モードの場合に、
バイパス通路を通った冷風が第1通路を通って下部吹出
口に向かうとき、第1絞り部により絞られ、流速が高め
られるので、下部通路を通る温風とミックスしやすくな
り、複合モード時の快適性がさらに向上する。
バイパス通路を通った冷風が第1通路を通って下部吹出
口に向かうとき、第1絞り部により絞られ、流速が高め
られるので、下部通路を通る温風とミックスしやすくな
り、複合モード時の快適性がさらに向上する。
【0024】しかも、この第1絞り部により絞られた冷
風は、第1絞り部の出口周辺に無風状態を作るので、下
部通路からの温風は、この無風状態の部分を利用して上
方に流れやすくなり、これによっても上下の差温の拡大
を防止でき、複合モード時の快適性が一層向上すること
になる。
風は、第1絞り部の出口周辺に無風状態を作るので、下
部通路からの温風は、この無風状態の部分を利用して上
方に流れやすくなり、これによっても上下の差温の拡大
を防止でき、複合モード時の快適性が一層向上すること
になる。
【0025】さらに、ケースの両側から突出する絞り部
とすれば、成形が簡単になり、しかもユニットケース自
体の剛性も向上する。
とすれば、成形が簡単になり、しかもユニットケース自
体の剛性も向上する。
【0026】請求項4に記載の発明では、ケースは、第
2通路の上端部に、流通する空気流を中央部分に寄せる
ように当該ケースの両側から突出する第2絞り部を有す
ることを特徴とする。
2通路の上端部に、流通する空気流を中央部分に寄せる
ように当該ケースの両側から突出する第2絞り部を有す
ることを特徴とする。
【0027】このようにすれば、第1絞り部の出口周辺
の無風状態の部分を利用して上方に流れる温風を、第2
絞り部により第2通路の中央部分に寄せることができる
ので、冷風と温風とのミックス性が向上し、上部吹出口
から吹き出される冷風の温度が高められ、上下から吹出
される空気の差温を小さくし、複合モード時の快適性が
さらに向上することになる。
の無風状態の部分を利用して上方に流れる温風を、第2
絞り部により第2通路の中央部分に寄せることができる
ので、冷風と温風とのミックス性が向上し、上部吹出口
から吹き出される冷風の温度が高められ、上下から吹出
される空気の差温を小さくし、複合モード時の快適性が
さらに向上することになる。
【0028】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照しつつ説明する。図1は本発明の実施の形態に係
る自動車用空気調和装置を示す縦断面図、図2は図1の
2−2線に沿う概略断面図、図3は図1の3−3線に沿
う概略断面図、図4〜図7は同実施の形態の各モード時
におけるドア状態を示す断面図、図8は本発明の他の実
施の形態を示す断面図である。なお、図9,11に示す
部材と共通するものには同一符号を付し、説明を省略す
る。
を参照しつつ説明する。図1は本発明の実施の形態に係
る自動車用空気調和装置を示す縦断面図、図2は図1の
2−2線に沿う概略断面図、図3は図1の3−3線に沿
う概略断面図、図4〜図7は同実施の形態の各モード時
におけるドア状態を示す断面図、図8は本発明の他の実
施の形態を示す断面図である。なお、図9,11に示す
部材と共通するものには同一符号を付し、説明を省略す
る。
【0029】図1に示す本実施の形態に係る縦置き型の
自動車用空気調和装置は、車両の前後方向に配置され、
図示しないブロワより車室内又は車室外より取り入れら
れ、車幅方向(図1の紙面に垂直な方向)から導入口O
を通って導入された空気がケースC内で車両の前後方向
に曲げられ、エバポレータ1を通って冷却されるように
なっている。
自動車用空気調和装置は、車両の前後方向に配置され、
図示しないブロワより車室内又は車室外より取り入れら
れ、車幅方向(図1の紙面に垂直な方向)から導入口O
を通って導入された空気がケースC内で車両の前後方向
に曲げられ、エバポレータ1を通って冷却されるように
なっている。
【0030】このケースCは、バイパス通路Bの上方に
ベント吹出口Fvとデフ吹出口Fdが開設された上部チ
ャンバ10が形成され、この上部チャンバ10の下端か
らミックスゾーン5にかけて仕切壁11が形成されてい
る。
ベント吹出口Fvとデフ吹出口Fdが開設された上部チ
ャンバ10が形成され、この上部チャンバ10の下端か
らミックスゾーン5にかけて仕切壁11が形成されてい
る。
【0031】この仕切壁11は、バイパス通路Bあるい
はミックスゾーン5と上部チャンバ10側との間を完全
に仕切るものではなく、ケースC内のミックスゾーン5
を前後(図上では左右)に仕切るように設けられてい
る。つまり、当該ミックスゾーン5の中央部分を上下に
伸延するように設けられている。
はミックスゾーン5と上部チャンバ10側との間を完全
に仕切るものではなく、ケースC内のミックスゾーン5
を前後(図上では左右)に仕切るように設けられてい
る。つまり、当該ミックスゾーン5の中央部分を上下に
伸延するように設けられている。
【0032】ここで、「上下」とは、必ずしも垂直のみ
を意味するものではなく、多少傾斜する場合も含まれ
る。
を意味するものではなく、多少傾斜する場合も含まれ
る。
【0033】ただし、この仕切壁11は、図示している
ように緩やかにカーブさせ、バイパス通路Bを流下した
冷風が、円滑にミックスゾーン5やフット吹出口Ffに
向けて流れるようにすることが好ましい。
ように緩やかにカーブさせ、バイパス通路Bを流下した
冷風が、円滑にミックスゾーン5やフット吹出口Ffに
向けて流れるようにすることが好ましい。
【0034】また、仕切壁11の上端側とケースC(上
部チャンバ10の下端部)との間には、バイパス通路B
と上部チャンバ10が連通されるように連通部12が形
成されている。この連通部12の形成は、例えば、バイ
パス通路Bを流れている冷風を上部チャンバ10側に容
易に導くためのものである。
部チャンバ10の下端部)との間には、バイパス通路B
と上部チャンバ10が連通されるように連通部12が形
成されている。この連通部12の形成は、例えば、バイ
パス通路Bを流れている冷風を上部チャンバ10側に容
易に導くためのものである。
【0035】ただし、連通部12は、仕切壁11の形状
あるいはその開口面積によっては単なる通孔でも良い
が、好ましくは、ここに冷風制御ドア13を開閉自在に
設け、これを閉鎖することにより、バイパス通路Bを流
れている冷風がスムーズにミックスゾーン5やフット吹
出口Ffに向かうようにすることが望ましい。
あるいはその開口面積によっては単なる通孔でも良い
が、好ましくは、ここに冷風制御ドア13を開閉自在に
設け、これを閉鎖することにより、バイパス通路Bを流
れている冷風がスムーズにミックスゾーン5やフット吹
出口Ffに向かうようにすることが望ましい。
【0036】なお、この冷風制御ドア13は、図外のコ
ントローラからの信号によりアクチュエータ等の駆動部
を動作し、回転軸13aを回動して開閉するようになっ
ているが、この開閉動作は、ミックスドア3又は各種モ
ードドアD(ベントドアDv,デフドアDd、フットド
アDfの総称)とリンク機構を介して連結し連動するよ
うに構成しても良く、独立して作動するようにしても良
い。
ントローラからの信号によりアクチュエータ等の駆動部
を動作し、回転軸13aを回動して開閉するようになっ
ているが、この開閉動作は、ミックスドア3又は各種モ
ードドアD(ベントドアDv,デフドアDd、フットド
アDfの総称)とリンク機構を介して連結し連動するよ
うに構成しても良く、独立して作動するようにしても良
い。
【0037】このような仕切壁11を形成すれば、当該
仕切壁11とヒータコア2の支持壁2aとの間に第1通
路15aが形成されることになり、また、仕切壁11と
ケースCの側壁Caとの間に第2通路15bが形成され
ることになる。
仕切壁11とヒータコア2の支持壁2aとの間に第1通
路15aが形成されることになり、また、仕切壁11と
ケースCの側壁Caとの間に第2通路15bが形成され
ることになる。
【0038】したがって、この第1通路15aを通る冷
風は、フット吹出口Ffである下部吹出口に向かうよう
にすることができ、また、第2通路15bを通ってミッ
クスゾーン5でミックスされた温風をベント吹出口Fv
やデフ吹出口Fdからなる上部吹出口に向かうようにす
ることができる。
風は、フット吹出口Ffである下部吹出口に向かうよう
にすることができ、また、第2通路15bを通ってミッ
クスゾーン5でミックスされた温風をベント吹出口Fv
やデフ吹出口Fdからなる上部吹出口に向かうようにす
ることができる。
【0039】ただし、本実施の形態の第1通路15aの
下端部には、図2に示すように、流通する空気流を下部
吹出口に向かうようにケースCの両側から突出する第1
絞り部16a(図1では一点鎖線で略示する)が形成さ
れ、また、第2通路15bの上端部には、図3に示すよ
うに、流通する空気流を中央部分に寄せるようにケース
Cの両側から突出する第2絞り部16b(図1では一点
鎖線で略示する)が形成されている。
下端部には、図2に示すように、流通する空気流を下部
吹出口に向かうようにケースCの両側から突出する第1
絞り部16a(図1では一点鎖線で略示する)が形成さ
れ、また、第2通路15bの上端部には、図3に示すよ
うに、流通する空気流を中央部分に寄せるようにケース
Cの両側から突出する第2絞り部16b(図1では一点
鎖線で略示する)が形成されている。
【0040】本実施の形態では、この第1絞り部16a
の幅は、図2に一点鎖線で示すように、フット吹出口F
fと同じになるようにしてあり、これにより流通する空
気流が円滑にフット吹出口Ffに導かれるようになって
いる。
の幅は、図2に一点鎖線で示すように、フット吹出口F
fと同じになるようにしてあり、これにより流通する空
気流が円滑にフット吹出口Ffに導かれるようになって
いる。
【0041】なお、第1絞り部16aと第2絞り部16
bを形成するには、種々の形成の仕方はあるが、ユニッ
トケースの両側より内方に向かってケース自体を変形さ
せることにより成形することが好ましい。つまり、第1
通路15aの幅は、ヒータコア2の幅と同様にユニット
ケースの幅一杯とされているので、ケースを樹脂により
インジェクション成形するとき、ケースの一部が内方に
向かって膨出するように変形するようにして両絞り部1
6aを形成すれば、両絞り部16aをユニットケースと
一体に設けることができるので、成形が簡単になり、し
かもユニットケース自体の剛性も向上するという利点が
あり、製造的にも、構造的にも有利となる。
bを形成するには、種々の形成の仕方はあるが、ユニッ
トケースの両側より内方に向かってケース自体を変形さ
せることにより成形することが好ましい。つまり、第1
通路15aの幅は、ヒータコア2の幅と同様にユニット
ケースの幅一杯とされているので、ケースを樹脂により
インジェクション成形するとき、ケースの一部が内方に
向かって膨出するように変形するようにして両絞り部1
6aを形成すれば、両絞り部16aをユニットケースと
一体に設けることができるので、成形が簡単になり、し
かもユニットケース自体の剛性も向上するという利点が
あり、製造的にも、構造的にも有利となる。
【0042】第1通路15aに第1絞り部16aを形成
すれば、例えば、複合モードの場合に、バイパス通路B
を通った冷風が第1通路15aを通って下部吹出口に向
かうとき、流れが絞られ、これにより流速が高まり、下
部通路4の温風の流れに冷風が入り込みやすくなり、両
者のミックス性が向上し、車室内吹出し時の上下の差温
が小さくなり、車室内での快適性が向上する。
すれば、例えば、複合モードの場合に、バイパス通路B
を通った冷風が第1通路15aを通って下部吹出口に向
かうとき、流れが絞られ、これにより流速が高まり、下
部通路4の温風の流れに冷風が入り込みやすくなり、両
者のミックス性が向上し、車室内吹出し時の上下の差温
が小さくなり、車室内での快適性が向上する。
【0043】しかも、この第1絞り部16aは、ヒータ
コア2の幅に対して小さな幅としているので、第1絞り
部16aにより絞られた冷風は、第1絞り部16aの出
口周辺を無風状態とすることになり、ヒータコア2を通
過した下部通路4の温風は、この無風状態の部分を利用
して上方に流れやすくなり、これによっても上下の差温
を小さくできる。
コア2の幅に対して小さな幅としているので、第1絞り
部16aにより絞られた冷風は、第1絞り部16aの出
口周辺を無風状態とすることになり、ヒータコア2を通
過した下部通路4の温風は、この無風状態の部分を利用
して上方に流れやすくなり、これによっても上下の差温
を小さくできる。
【0044】また、第2通路15bに第2絞り部16b
を形成すれば、前記第1絞り部16aにより生じた無風
状態の部分を利用して上方に流れ、第2通路15bの両
側に沿って流れる温風を、第2絞り部16bにより第2
通路15bの中央部分に寄せることができるので、冷風
と温風とのミックス性が向上し、上部吹出口から吹き出
される冷風の温度が低減し、上下の差温を小さくでき
る。
を形成すれば、前記第1絞り部16aにより生じた無風
状態の部分を利用して上方に流れ、第2通路15bの両
側に沿って流れる温風を、第2絞り部16bにより第2
通路15bの中央部分に寄せることができるので、冷風
と温風とのミックス性が向上し、上部吹出口から吹き出
される冷風の温度が低減し、上下の差温を小さくでき
る。
【0045】次に、実施の形態の作用を説明する。 《ベントモード》ベントモードは、車室内を冷房するモ
ードである。このベントモードにおいては、図4に示す
ように、ベントドアDvは「開」、フットドアDfは
「閉」、デフドアDdは「閉」にセットされる。冷風制
御ドア13は、図外のコントローラからの信号により連
通部12を開放状態にセットされる。
ードである。このベントモードにおいては、図4に示す
ように、ベントドアDvは「開」、フットドアDfは
「閉」、デフドアDdは「閉」にセットされる。冷風制
御ドア13は、図外のコントローラからの信号により連
通部12を開放状態にセットされる。
【0046】このベントモードにおいて、冷風を全量加
熱せず車室内に吹き出すフルクールモードの場合には、
ミックスドア3の位置は、上下方向最下端のF/C位置
にセットされ、また中間の温度状態とする場合には、上
下方向中間のC位置にセットされる。
熱せず車室内に吹き出すフルクールモードの場合には、
ミックスドア3の位置は、上下方向最下端のF/C位置
にセットされ、また中間の温度状態とする場合には、上
下方向中間のC位置にセットされる。
【0047】フルクールモードの場合には、ヒータコア
2への温水の供給は停止され、ミックスドア3は、ヒー
タコア2の入口を閉鎖するフルクールの位置F/C(図
4では一点鎖線の状態)となる。
2への温水の供給は停止され、ミックスドア3は、ヒー
タコア2の入口を閉鎖するフルクールの位置F/C(図
4では一点鎖線の状態)となる。
【0048】これによって、エバポレータ1により冷却
された空気流は、全量バイパス通路Bを通って流れた後
に、略真直ぐにベント吹出口Fvに向かい、ベントダク
ト(図示せず)を通って車室内に向かって配風される。
したがって、このベントモード時の通気抵抗は低減し、
多量の冷風が車室内に導かれ冷房性能が向上する。
された空気流は、全量バイパス通路Bを通って流れた後
に、略真直ぐにベント吹出口Fvに向かい、ベントダク
ト(図示せず)を通って車室内に向かって配風される。
したがって、このベントモード時の通気抵抗は低減し、
多量の冷風が車室内に導かれ冷房性能が向上する。
【0049】中間の温度状態とする場合には、ミックス
ドア3は、中間のC位置にセットされるので、エバポレ
ータ3により冷却された空気流は、一部がミックスドア
3の上部を通ってバイパス通路Bよりベント吹出口Fv
に向い、残りの空気流は、ミックスドア3の下部を通っ
てヒータコア2により加熱され、下部通路4より第1通
路15a及び第2通路15bの両通路を通って上部チャ
ンバ10に至り、ここで前記バイパス通路Bからの冷風
と合流し、ミックスされて所定温度の空気流となってベ
ント吹出口Fvに流入し、このベント吹出口Fvよりベ
ントダクト(図示せず)を介して車室内に向かう。この
場合、仕切壁11を形成しても両通路15a,15bを
利用するので、通気抵抗が上がる虞れはない。また、第
1絞り部16aと第2絞り部16bにより温風が適確に
上昇して冷風とミックスし、ミックスドアの位置に応じ
た温度の風となって吹出すことができる。
ドア3は、中間のC位置にセットされるので、エバポレ
ータ3により冷却された空気流は、一部がミックスドア
3の上部を通ってバイパス通路Bよりベント吹出口Fv
に向い、残りの空気流は、ミックスドア3の下部を通っ
てヒータコア2により加熱され、下部通路4より第1通
路15a及び第2通路15bの両通路を通って上部チャ
ンバ10に至り、ここで前記バイパス通路Bからの冷風
と合流し、ミックスされて所定温度の空気流となってベ
ント吹出口Fvに流入し、このベント吹出口Fvよりベ
ントダクト(図示せず)を介して車室内に向かう。この
場合、仕切壁11を形成しても両通路15a,15bを
利用するので、通気抵抗が上がる虞れはない。また、第
1絞り部16aと第2絞り部16bにより温風が適確に
上昇して冷風とミックスし、ミックスドアの位置に応じ
た温度の風となって吹出すことができる。
【0050】《フットモード》フットモードは、車室内
を暖房するモードである。このモードにおいては、図5
に示すように、ベントドアDvは「閉」、フットドアD
fは「開」、デフドアDdは「閉」にセットされる。
を暖房するモードである。このモードにおいては、図5
に示すように、ベントドアDvは「閉」、フットドアD
fは「開」、デフドアDdは「閉」にセットされる。
【0051】このフットモードにおいて、エバポレータ
1からの冷風を全量ヒータコア2により加熱して車室内
に吹き出すフルホットモードの場合には、ミックスドア
3の位置は、上下方向最上端のF/H位置にセットさ
れ、また中間の温度状態とする場合には、上下方向中間
のC位置にセットされる。また、冷風制御ドア13は、
図外のコントローラからの信号により連通部12を閉鎖
状態とする。
1からの冷風を全量ヒータコア2により加熱して車室内
に吹き出すフルホットモードの場合には、ミックスドア
3の位置は、上下方向最上端のF/H位置にセットさ
れ、また中間の温度状態とする場合には、上下方向中間
のC位置にセットされる。また、冷風制御ドア13は、
図外のコントローラからの信号により連通部12を閉鎖
状態とする。
【0052】フルホットモードの場合には、エバポレー
タ1により冷却された空気流は、ヒータコア2により全
量加熱されて温風となり、この温風は、下部通路4を通
って直接フット吹出口Ffに流入し、フットダクト(図
示せず)より乗員の足元に向かって配風される。したが
って、このモード時の通気抵抗は低減し、温風量が多く
暖房性能の高いものとすることができる。
タ1により冷却された空気流は、ヒータコア2により全
量加熱されて温風となり、この温風は、下部通路4を通
って直接フット吹出口Ffに流入し、フットダクト(図
示せず)より乗員の足元に向かって配風される。したが
って、このモード時の通気抵抗は低減し、温風量が多く
暖房性能の高いものとすることができる。
【0053】中間の温度状態とする場合には、ミックス
ドア3は、中間のC位置となるので、エバポレータ3に
より冷却された空気流は、一部がミックスドア3の上部
を通って、冷風制御ドア13と仕切壁11に沿って流
れ、バイパス通路Bより第1通路15aに向い、残りの
空気流は、ミックスドア3の下部を通ってヒータコア2
により加熱され、下部通路4よりフット吹出口Ffに流
入しようとする。
ドア3は、中間のC位置となるので、エバポレータ3に
より冷却された空気流は、一部がミックスドア3の上部
を通って、冷風制御ドア13と仕切壁11に沿って流
れ、バイパス通路Bより第1通路15aに向い、残りの
空気流は、ミックスドア3の下部を通ってヒータコア2
により加熱され、下部通路4よりフット吹出口Ffに流
入しようとする。
【0054】ところが、第1通路15aを通ってきた冷
風の流れ(実線矢印)は、第1絞り部16aにより流れ
が絞られ、これにより流速が高められるので、下部通路
4を通る温風の流れ(白抜き矢印で示す)の中に入り込
み易くなり、両者のミックス性が向上する。特に、フッ
トモードでは、比較的温風を多くする位置にミックスド
アが調整されるので、下部通路4を流れる温風の量は多
量であるが、このような場合でも、上記のように第1絞
り部16aにより流速を高めると、冷温風のミックス性
が向上する。この結果、フット吹出口Ffに流入する温
風の流れ(斜線矢印)の温度は、確実に所定の温度に制
御できる。
風の流れ(実線矢印)は、第1絞り部16aにより流れ
が絞られ、これにより流速が高められるので、下部通路
4を通る温風の流れ(白抜き矢印で示す)の中に入り込
み易くなり、両者のミックス性が向上する。特に、フッ
トモードでは、比較的温風を多くする位置にミックスド
アが調整されるので、下部通路4を流れる温風の量は多
量であるが、このような場合でも、上記のように第1絞
り部16aにより流速を高めると、冷温風のミックス性
が向上する。この結果、フット吹出口Ffに流入する温
風の流れ(斜線矢印)の温度は、確実に所定の温度に制
御できる。
【0055】《バイレベルモード》このモードは、冷風
をベント吹出口Fvよりベントダクトを通って車室内の
乗員の上半身に向かって配風し、温風をフット吹出口F
fよりフットダクトを通って車室内の乗員の足元に向か
って配風するモードである。
をベント吹出口Fvよりベントダクトを通って車室内の
乗員の上半身に向かって配風し、温風をフット吹出口F
fよりフットダクトを通って車室内の乗員の足元に向か
って配風するモードである。
【0056】このモードにおいては、ミックスドア3
は、上下方向中間位置Cにセットされ、ベントドアDv
及びフットドアDfは「開」にセットし、デフドアDd
は「閉」とする。冷風制御ドア13は、通常連通路12
を閉じるようにセットするが、場合によっては図中一点
鎖線又は二点鎖線で示すように多少開閉しても良い。
は、上下方向中間位置Cにセットされ、ベントドアDv
及びフットドアDfは「開」にセットし、デフドアDd
は「閉」とする。冷風制御ドア13は、通常連通路12
を閉じるようにセットするが、場合によっては図中一点
鎖線又は二点鎖線で示すように多少開閉しても良い。
【0057】この状態においては、エバポレータ1によ
り冷却された空気流は、一部がミックスドア3の上部を
通って流れ、バイパス通路Bより第1通路15aを通っ
てミックスゾーン5に至り、残りの空気流は、ミックス
ドア3の下部を通ってヒータコア2により加熱され、下
部通路4を通ってミックスゾーン5に至る。
り冷却された空気流は、一部がミックスドア3の上部を
通って流れ、バイパス通路Bより第1通路15aを通っ
てミックスゾーン5に至り、残りの空気流は、ミックス
ドア3の下部を通ってヒータコア2により加熱され、下
部通路4を通ってミックスゾーン5に至る。
【0058】ところが、第1通路15aを通ってきた冷
風は、第1絞り部16aにより流れが絞られ、これによ
り流速が高められるので、下部通路4を通る温風の流れ
の中に入り込み易くなり、両者のミックス性が向上し、
この結果、フット吹出口Ffに流入する温風の温度は低
下する。
風は、第1絞り部16aにより流れが絞られ、これによ
り流速が高められるので、下部通路4を通る温風の流れ
の中に入り込み易くなり、両者のミックス性が向上し、
この結果、フット吹出口Ffに流入する温風の温度は低
下する。
【0059】このバイレベルモードでは、ベント吹出口
Fvが開放されているので、第1通路15aを通ってき
た全ての冷風が温風とミックスするわけてはなく、冷風
の一部は、温風と衝突して反射され、第2通路15bを
通って上昇しようとする。
Fvが開放されているので、第1通路15aを通ってき
た全ての冷風が温風とミックスするわけてはなく、冷風
の一部は、温風と衝突して反射され、第2通路15bを
通って上昇しようとする。
【0060】この場合、第1絞り部16aにより温風の
流れをヒータコア2の幅より絞ることにより、第1絞り
部16aの下流域に無風状態の部分が生じるので、この
無風部分を利用して、ヒータコア2を通過した温風が上
方に流れやすくなる。
流れをヒータコア2の幅より絞ることにより、第1絞り
部16aの下流域に無風状態の部分が生じるので、この
無風部分を利用して、ヒータコア2を通過した温風が上
方に流れやすくなる。
【0061】したがって、前記第2通路15bを通って
上昇する冷風には、前記無風部分を利用して上昇しよう
とする温風が、第2通路15bの両側に沿って当該第2
通路15bを通って流れる。
上昇する冷風には、前記無風部分を利用して上昇しよう
とする温風が、第2通路15bの両側に沿って当該第2
通路15bを通って流れる。
【0062】しかし、第2通路15bの上部には、第2
絞り部16bが設けられているので、第2通路15bの
両側に沿って流れる温風は、第2絞り部16bにより中
央部分に寄せられ、この中央部分を流れている冷風とミ
ックスされ、上部吹出口から吹き出される冷風の温度が
上昇する。
絞り部16bが設けられているので、第2通路15bの
両側に沿って流れる温風は、第2絞り部16bにより中
央部分に寄せられ、この中央部分を流れている冷風とミ
ックスされ、上部吹出口から吹き出される冷風の温度が
上昇する。
【0063】この結果、フット吹出口Ffに流入する温
風の温度は低下し、ベント吹出口Fvから吹き出される
冷風の温度は上昇するので、上下の差温は小さくなり、
図10に実線a1,b1で示されているような温度特性
となり、違和感のない快適なバイレベル状態となる。
風の温度は低下し、ベント吹出口Fvから吹き出される
冷風の温度は上昇するので、上下の差温は小さくなり、
図10に実線a1,b1で示されているような温度特性
となり、違和感のない快適なバイレベル状態となる。
【0064】また、このバイレベルモードにおいて、冷
風制御ドア13を図中一点鎖線aで示すように上動して
連通路12を開放した場合には、バイパス通路Bからの
冷風の一部が、直接ベント吹出口Fvに導入されるの
で、乗員の上部側が低温気味のバイレベル状態が得られ
る。一方、この冷風制御ドア13を、図中二点鎖線bで
示すように下方移動して連通路12を開放した場合に
は、第1通路15aを通る冷風の量が低減するので、乗
員の足もとが暖かいバイレベル状態が得られる。
風制御ドア13を図中一点鎖線aで示すように上動して
連通路12を開放した場合には、バイパス通路Bからの
冷風の一部が、直接ベント吹出口Fvに導入されるの
で、乗員の上部側が低温気味のバイレベル状態が得られ
る。一方、この冷風制御ドア13を、図中二点鎖線bで
示すように下方移動して連通路12を開放した場合に
は、第1通路15aを通る冷風の量が低減するので、乗
員の足もとが暖かいバイレベル状態が得られる。
【0065】つまり、ミックスドア3のみでなく冷風制
御ドア13の制御によって種々のバイレベル状態を設定
でき、バイレベルの細かな制御が可能となる。
御ドア13の制御によって種々のバイレベル状態を設定
でき、バイレベルの細かな制御が可能となる。
【0066】《デフロストモード》デフロストモード
は、フロントガラス等の曇りの防止と晴らしを行うモー
ドである。このモードにおいては、ベントドアDvは
「閉」、デフドアDdは「開」にセットし、フットドア
Dfは「閉」とする。冷風制御ドア13は、図外のコン
トローラからの信号により連通部12を閉鎖状態とす
る。
は、フロントガラス等の曇りの防止と晴らしを行うモー
ドである。このモードにおいては、ベントドアDvは
「閉」、デフドアDdは「開」にセットし、フットドア
Dfは「閉」とする。冷風制御ドア13は、図外のコン
トローラからの信号により連通部12を閉鎖状態とす
る。
【0067】デフダクトより高温風を吹き出す場合に
は、ミックスドア3を上端まで移動し、中温風を吹き出
す場合には、ミックスドア3を中間位置にセットする。
は、ミックスドア3を上端まで移動し、中温風を吹き出
す場合には、ミックスドア3を中間位置にセットする。
【0068】この中温風の場合は、ヒータコア2により
加熱された温風は、前述したものと同様にバイパス通路
B及び第1通路15aを通って来た冷風とミックスさ
れ、所定の温度となってデフ吹出口Fdに導かれ、デフ
ダクトを介してフロントガラス等に向かって配風され
る。
加熱された温風は、前述したものと同様にバイパス通路
B及び第1通路15aを通って来た冷風とミックスさ
れ、所定の温度となってデフ吹出口Fdに導かれ、デフ
ダクトを介してフロントガラス等に向かって配風され
る。
【0069】《デフ−フットモード》このデフ−フット
モードは、特に、図示はしていないが、例えば、フット
モードの図5でデフドアDdを開放した状態(一点鎖線
で示す)、あるいはデフモードの図7でフットドアDf
を開放した状態(一点鎖線で示す)である。
モードは、特に、図示はしていないが、例えば、フット
モードの図5でデフドアDdを開放した状態(一点鎖線
で示す)、あるいはデフモードの図7でフットドアDf
を開放した状態(一点鎖線で示す)である。
【0070】このようにすれば、前記バイレベルモード
の場合と同様に、冷風と温風がミックスされて所定温度
となった空気流が第2通路15bを通ってデフ吹出口F
dに導かれることになり、これにより足元暖房しつつ窓
の曇りを防止するモードが実現できる。
の場合と同様に、冷風と温風がミックスされて所定温度
となった空気流が第2通路15bを通ってデフ吹出口F
dに導かれることになり、これにより足元暖房しつつ窓
の曇りを防止するモードが実現できる。
【0071】本発明は、上述した実施の形態のみに限定
されることなく、本発明の要旨を逸脱しない限りにおい
て種々変形することができる。例えば、上述した実施の
形態では、冷風制御ドア13の回転軸13aがバイパス
通路を流れる空気流の上流側に設けられているが、場合
によっては下流側に設けても良い。
されることなく、本発明の要旨を逸脱しない限りにおい
て種々変形することができる。例えば、上述した実施の
形態では、冷風制御ドア13の回転軸13aがバイパス
通路を流れる空気流の上流側に設けられているが、場合
によっては下流側に設けても良い。
【0072】また、上述した実施の形態では、冷風制御
ドア13が、片持ち式のドアであるが、本発明は、これ
のみに限定されるものではなく、図8に示すように、バ
タフライ式の冷風制御ドア13としても良い。このバタ
フライ式のドアとすれば、当該ドア13が冷風や温風の
ガイドとして機能するので、より通気抵抗の少ない、複
合モード時の快適性のある自動車用空気調和装置とする
ことができる。
ドア13が、片持ち式のドアであるが、本発明は、これ
のみに限定されるものではなく、図8に示すように、バ
タフライ式の冷風制御ドア13としても良い。このバタ
フライ式のドアとすれば、当該ドア13が冷風や温風の
ガイドとして機能するので、より通気抵抗の少ない、複
合モード時の快適性のある自動車用空気調和装置とする
ことができる。
【0073】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1に記載の
発明は、複合モード場合には、冷風を第1通路を通って
下部吹出口に向かうようにしているので、下部通路を通
る温風の温度が下がり、上下の差温は小さくでき、複合
モード時の快適性は向上する。また、温風とミックスさ
れた冷風が第2通路を通って上部チャンバに向かうの
で、これによっても上下の差温は小さくなり、複合モー
ド時の快適性はさらに向上する。さらに、空気流が衝突
する壁や仕切板等がないので、通気抵抗も増大すること
がない。
発明は、複合モード場合には、冷風を第1通路を通って
下部吹出口に向かうようにしているので、下部通路を通
る温風の温度が下がり、上下の差温は小さくでき、複合
モード時の快適性は向上する。また、温風とミックスさ
れた冷風が第2通路を通って上部チャンバに向かうの
で、これによっても上下の差温は小さくなり、複合モー
ド時の快適性はさらに向上する。さらに、空気流が衝突
する壁や仕切板等がないので、通気抵抗も増大すること
がない。
【0074】請求項2に記載の発明は、バイパス通路を
通る冷風を直接上部吹出口に導くことができるので、冷
力が欲しい場合でも、冷風を極めてスムーズにかつ速や
かに吹き出すことができる。
通る冷風を直接上部吹出口に導くことができるので、冷
力が欲しい場合でも、冷風を極めてスムーズにかつ速や
かに吹き出すことができる。
【0075】請求項3に記載の発明では、複合モード場
合に、第1通路を通る冷風を第1絞り部により絞り、流
速を高めて、下部通路を通る温風の流れの中に流入させ
るので、ミックスしやすくなり、複合モード時の快適性
がさらに向上する。
合に、第1通路を通る冷風を第1絞り部により絞り、流
速を高めて、下部通路を通る温風の流れの中に流入させ
るので、ミックスしやすくなり、複合モード時の快適性
がさらに向上する。
【0076】しかも、この絞られた冷風により第1絞り
部の出口周辺に無風状態が生じるので、これにより下部
通路の温風は上方に流れやすく、これによっても上下の
差温の拡大を防止でき、複合モード時の快適性が一層向
上することになる。さらに、ケースの両側から突出する
絞り部とすれば、成形が簡単になり、しかもユニットケ
ース自体の剛性も向上する。
部の出口周辺に無風状態が生じるので、これにより下部
通路の温風は上方に流れやすく、これによっても上下の
差温の拡大を防止でき、複合モード時の快適性が一層向
上することになる。さらに、ケースの両側から突出する
絞り部とすれば、成形が簡単になり、しかもユニットケ
ース自体の剛性も向上する。
【0077】請求項4に記載の発明では、前記無風状態
を利用して上方に流れる温風を、第2絞り部により第2
通路の中央部分に寄せることができるので、冷風と温風
とのミックス性が向上し、上下の差温を小さくし、複合
モード時の快適性がさらに向上することになる。
を利用して上方に流れる温風を、第2絞り部により第2
通路の中央部分に寄せることができるので、冷風と温風
とのミックス性が向上し、上下の差温を小さくし、複合
モード時の快適性がさらに向上することになる。
【図1】 本発明の実施の形態を示す断面図である。
【図2】 図1の2−2線に沿う概略断面図である。
【図3】 図1の3−3線に沿う概略断面図である。
【図4】 同実施の形態のベントモード時のドア状態を
示す断面図である。
示す断面図である。
【図5】 同実施の形態のフットモード時のドア状態を
示す断面図である。
示す断面図である。
【図6】 同実施の形態のバイレベルモード時のドア状
態を示す断面図である。
態を示す断面図である。
【図7】 同実施の形態のデフロストモード時のドア状
態を示す断面図である。
態を示す断面図である。
【図8】 本発明の他の実施の形態を示す断面図であ
る。
る。
【図9】 従来の自動車用空気調和装置を例示した概略
断面図である。
断面図である。
【図10】 複合モード時の温調特性を示す図である。
【図11】 従来の他の自動車用空気調和装置を示す概
略断面図である。
略断面図である。
2…ヒータコア、 4…下部通路、 5…ミックスゾーン、 10…上部チャンバ、 11…仕切壁、 12…連通部、 13…冷風制御ドア、 15a…第1通路、 15b…第2通路、 16a…第1絞り部、 16b…第2絞り部、 B…バイパス通路、 C…ケース、 Ca…ケース側壁、 F…各種吹出口、 Fd…デフ吹出口、 Fv…ベント吹出口、 Ff…フット吹出口。
Claims (4)
- 【請求項1】 ケース(C)内を流れる冷却された空気を
ミックスドア(3)により上部冷風と下部冷風に分け、下
部冷風をヒータコア(2)を通して加熱して温風とし、上
部冷風を前記ヒータコア(2)をバイパスして流すバイパ
ス通路(B)に導き、当該バイパス通路(B)に隣接して、
デフ吹出口(Fd)とベント吹出口(Fv)からなる上部吹出口
が開設された上部チャンバ(10)を設け、前記温風が流れ
る下部通路(4)に隣接してフット吹出口(Ff)である下部
吹出口を設け、前記バイパス通路(B)からの冷風と下部
通路(4)からの温風とをミックスゾーン(5)でミックス
し前記各種吹出口(F)より車室内に配風するようにした
自動車用空気調和装置において、 前記ミックスゾーン(5)内を上下に伸延する仕切壁(11)
を形成し、当該仕切壁(11)と前記ヒータコア(2)との間
に形成される第1通路(15a)を通って前記バイパス通路
(B)からの冷風が下部吹出口に向かうようにし、前記仕
切壁(11)とケース側壁(Ca)との間に形成される第2通路
(15b)を通って前記下部通路(4)からの温風が上部チャ
ンバ(10)に向かうようにしたことを特徴とする自動車用
空気調和装置。 - 【請求項2】 前記仕切壁(11)は、当該仕切壁(11)の上
端に前記冷風を前記上部チャンバ(10)に導く連通部(12)
を設け、当該連通部(12)を開閉するように冷風制御ドア
(13)を設けたことを特徴とする請求項1に記載の自動車
用空気調和装置。 - 【請求項3】 前記ケース(C)は、前記第1通路(15a)
の下端部に、流通する空気流を絞り流速を高めるように
当該ケース(C)の両側から突出する第1絞り部(16a)を
有することを特徴とする請求項1又は2に記載の自動車
用空気調和装置。 - 【請求項4】 前記ケース(C)は、前記第2通路(15b)
の上端部に、流通する空気流を中央部分に寄せるように
当該ケース(C)の両側から突出する第2絞り部(16b)を
有することを特徴とする請求項3に記載の自動車用空気
調和装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP14679397A JPH10329525A (ja) | 1997-06-04 | 1997-06-04 | 自動車用空気調和装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP14679397A JPH10329525A (ja) | 1997-06-04 | 1997-06-04 | 自動車用空気調和装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10329525A true JPH10329525A (ja) | 1998-12-15 |
Family
ID=15415673
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP14679397A Withdrawn JPH10329525A (ja) | 1997-06-04 | 1997-06-04 | 自動車用空気調和装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH10329525A (ja) |
Cited By (9)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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-
1997
- 1997-06-04 JP JP14679397A patent/JPH10329525A/ja not_active Withdrawn
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20040907 |