JPH10329594A - シートトラックのロック機構 - Google Patents

シートトラックのロック機構

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JPH10329594A
JPH10329594A JP9141644A JP14164497A JPH10329594A JP H10329594 A JPH10329594 A JP H10329594A JP 9141644 A JP9141644 A JP 9141644A JP 14164497 A JP14164497 A JP 14164497A JP H10329594 A JPH10329594 A JP H10329594A
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locking
teeth
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upper rail
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雅人 堀江
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 正面衝突時にロック強度が低下しないシート
トラックのロック機構を提供することを課題とする。 【解決手段】 フロア側に設けられるロアレール11の
長手方向に複数のロック歯19を設け、ロアレール11
に摺動可能に係合するアッパレールに、ロック歯の歯と
歯の間に係合可能なロック部A,B,Cが形成されたロック
レバー41を設けたシートトラックのロック機構におい
て、ロックレバーにロック部A,B,Cを複数設け、ロック
レバー41のロック部A,B,Cのロック歯19への係合時
には、複数のロック部A,B,Cのうち、最前部のロック部A
と、ロック歯19との係合を隙間の無い嵌合とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両に設けられる
シートトラックのロック機構に関し、更に詳しくは、フ
ロア側に設けられるロアレールの長手方向に複数のロッ
ク歯を設け、前記ロアレールに摺動可能に係合するアッ
パレールに、前記ロック歯の歯と歯の間に係合可能なロ
ック部が形成されたロックレバーを設けたシートトラッ
クのロック機構に関する。
【0002】
【従来の技術】次に、図面を用いて従来例を説明する。
図9はシートトラックのロック機構の要部構成図であ
る。図において、1はフロア側に設けられるロアレー
ル、2はロアレール1に摺動可能に係合し、シートが設
けられるアッパレールである。ロアレール1には、長手
方向(シートスライド方向)に沿って複数のロック歯3が
形成されている。
【0003】4はピン5を用いて、アッパレール2に回
転可能に設けられたロックレバーである。このロックレ
バー4には、ロアレール1のロック歯3が係合可能な2
つのロック穴6が形成されている。
【0004】従って、ロックレバー4のロック穴6がロ
アレール1のロック歯3に係合するロック状態の時は、
アッパレール2のロアレール1に沿っての移動が禁止さ
れ、ロックレバー4のロック穴6がロアレール1のロッ
ク歯3より離反しているアンロック状態の時は、アッパ
レール2はロアレール1に沿って移動可能となる。
【0005】尚、図9において、矢印FRはシートトラッ
クのフロント側(前側)を示している。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】図10は、図9に示す
ロック歯とロック穴との係合を説明する図である。ロッ
クレバー4には、2つのロック穴6によって、ロック歯
3の歯と歯の間に係合するロック部A,B,Cが形成されて
いる。
【0007】尚、図10において、矢印FRはシートトラ
ックのフロント側(前側)を示している。一般にこのよう
な構成のロック機構においては、ロック歯3及びロック
穴6の寸法誤差を吸収するために、ロック部A,B,Cのう
ち、中央のロック部Bがロック歯3に対して隙間の無い
係合とし、他のロック部A,Cとロック歯3との係合は遊
嵌となるようにしている。
【0008】しかし、車両が正面衝突した場合、隙間の
無い嵌合であるロックレバー4のロック部Bと、このロ
ック部Bに係合するロック歯3とに荷重が集中し、図1
0の二点鎖線で示すように、ロックレバー4のロック部
Bに係合する前側のロック歯3を始点として、それより
前側のロアレール1が上方に変形する場合がある。
【0009】この場合、変形の始点より離れているロッ
クレバー4の最前のロック部Aと噛合するロック歯3部
分のロアレール1の変形量が多くなり、ロック部Aとロ
ック歯3との係合ができなくなり、十分なロック強度を
得られなくなる問題点がある。
【0010】本発明は、上記課題に鑑みてなされたもの
で、その目的は、正面衝突時にロック強度が低下しない
シートトラックのロック機構を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決する本発
明は、フロア側に設けられるロアレールの長手方向に複
数のロック歯を設け、前記ロアレールに摺動可能に係合
するアッパレールに、前記ロック歯の歯と歯の間に係合
可能なロック部が形成されたロックレバーを設けたシー
トトラックのロック機構において、前記ロックレバーに
ロック部を複数設け、前記ロックレバーのロック部の前
記ロック歯への係合時には、複数のロック部のうち、最
前部のロック部と、前記ロック歯との係合を隙間の無い
嵌合としたことを特徴とするシートトラックのロック機
構である。
【0012】ロックレバーにロック部を複数設け、ロッ
クレバーのロック部のロック歯への係合時には、複数の
ロック部のうちの最前部のロック部と、ロック歯との係
合を隙間の無い嵌合としたことにより、正面衝突時にお
いて、ロアレールが変形する場合であっても、この変形
は、最前部のロック部に係合する前側のロック歯を始点
として、それより前側のロアレールが変形する。
【0013】従って、最前のロック部に係合する前側の
ロック歯部分のロアレールの変形量は少なく、最前のロ
ック部との係合は確保され、ロック強度は低下しない。
尚、本発明において、複数あるロック歯及びロック穴の
寸法誤差を吸収する観点より、隙間の無い係合は一か所
のみであること、即ち、最前部のロック部とロック歯が
隙間の無い嵌合で、他のロック部とロック歯の嵌合は遊
嵌であることが望ましい。
【0014】
【発明の実施の形態】次に図面を用いて本発明の一実施
の形態例を説明する。図1は本実施の形態例のシートト
ラックのロック機構の要部構成図、図2は本発明の実施
の形態例のシートトラックの要部分解斜視図、図3は図
2において組付け後のA-A断面図、図4は図2において
組付け後のB-B断面図、図5は図2において組付け後のC
方向矢視図、図6は図2において組付け後のD方向矢視
図、図7は図2におけるループハンドルとロックレバー
との取付けを説明する図、図8は図7におけるスプリン
グの斜視図である。
【0015】尚、本実施の形態例のシートトラックは、
シート下面の両サイドに設けられるものであるが、構成
は同一なので、一方のシートトラックを用いて説明し、
他方のシートトラックの説明は行なわない。又、図1,
図2,図6において、矢印FRはシートトラックのフロン
ト側(前側)を示している。
【0016】先ず、図4及び図5を用いてシートトラッ
クの構成部品であるアッパレール及びロアレールの断面
形状を説明する。フロア側に固着されるロアレール11
は、フロアと略平行に設けられた基底部12と、基底部
12の一方の端部に下方の端部が接続され、フロアから
離れる方向に延出する第1の側壁部13と、基底部12
の他方の端部に下方の端部が接続され、フロアから離れ
る方向に延出し、第1の側壁部13と略同じ長さの第2
の側壁部14と、第1の側壁部13の上方の端部に一方
の端部が接続され、基底部12と略平行に第2の側壁部
14方向へ延出する第1の天部15と、第2の側壁部1
4の上方の端部に一方の端部が接続され、基底部12と
略平行に第1の側壁部13方向へ延出し、第1の天部と
略同じ長さの第2の天部16と、第1の天部15の他方
の端部から基底部12方向に折曲し、第1の側壁部13
より長さが短い第1の垂下部17と、第2の天部16の
他方の端部から基底部12方向に折曲し、第1の垂下部
17と空間Sを介して対向し、第1の垂下部17と略同
じ長さの第2の垂下部18とからなっている。
【0017】そして、第1の垂下部17,第2の垂下部
18のうちどちらか一方、本実施の形態例では第1の垂
下部17には、ロアレール11の長手方向に沿ってロッ
ク歯19が複数形成されている。
【0018】アッパレール21は、第1のアッパレール
22と第2のアッパレール23とから構成される。第1
のアッパレール22はロアレール11の第1の垂下部1
7,第2の垂下部18間に形成された空間Sを介してロア
レール11内に嵌入する第1の基部24と、第1の基部
24から延出し、ロアレール11の第1の側壁部13,
第1の天部15,第1の垂下部17で形成された空間S1
まで延出する第1の延出部25とからなっている。
【0019】一方、第2のアッパレール23は、ロアレ
ール11の第1の垂下部17,第2の垂下部18間に形
成された空間Sを介してロアレール11内に嵌入し、第
1のアッパレール22の第1の基部24に固着された第
2の基部26と、第2の基部26から延出し、ロアレー
ル11の第2の側壁部14,第2の天部16,第2の垂下
部18で形成された空間S2まで延出する第2の延出部2
7とからなっている。
【0020】そして、ロアレールの基底部12,第1の
側壁部13及びアッパレール21の第1の延出部25間
に配置された鋼球30と、ロアレールの基底部12,第
2の側壁部14及びアッパレール21の第2の延出部2
7間に配置された鋼球31とにより、アッパレール21
はロアレール11に対して摺動可能となっている。
【0021】アッパレール21において、第1のアッパ
レール22の第1の基部24の下部と、第2のアッパレ
ール23の第2の基部26下部との間には、アッパレー
ル21の長手方向に沿って空間S3が形成されている。
【0022】又、アッパレール21の後部において、第
1のアッパレール22の第1の基部24と、第2のアッ
パレール23の第2の基部26との間には、前述の空間
S3の延出方向と直交する方向(上下方向)延出し、空間S3
に接続する空間S3′が形成されている。
【0023】次に、図2から図6を用いてシートトラッ
クのロック機構の説明を行なう。41はアッパレール2
1の第1のアッパレール22と第2のアッパレール23
との間に形成された空間S3に配設されるロックレバーで
ある。
【0024】ロックレバー41の略中間部には穴42が
形成され、アッパレール21(第2のアッパレール23)
に形成された穴43及びロックレバー41の穴42に係
合するピン44を用いて、上下方向に回転可能に設けら
れている。
【0025】このロックレバー41の一方の回転端部
(後端部)下部には、ロアレール11のロック歯19方向
に折曲された折曲部45と、一方の回転端部(後端部)上
部には、アッパレール21の第1のアッパレール22と
第2のアッパレール23との間に形成された空間S3′に
嵌入する嵌合部46とが形成されている。
【0026】更に、ロックレバー41の折曲部45に
は、ロアレール11のロック歯19に係合可能な二つの
ロック穴47が形成され、嵌合部46には穴48が形成
されている。
【0027】尚、本実施の形態例の場合、第1のアッパ
レール22の第1の基部24,第1の延出部25におい
て、ロックレバー41の折曲部45の移動範囲と干渉す
る部分は図6に示すように切りかかれている。
【0028】又、折曲部45には、ロアレール11のロ
ック歯19に係合可能な二つのロック穴47が形成され
ている。ここで、図1を用いて、ロック穴47の説明を
行なう。図に示すように、折曲部45に2つのロック穴
47を形成したことにより、ロック歯19の歯と歯の間
に係合する三つのロック部A,B,Cが形成されている。本
実施の形態例においては、最前部のロック部Aをロック
歯19との係合時に隙間の無い嵌合となるように設定
し、他のロック部B,Cとロック歯19との係合は、ロッ
ク歯19とロック穴47との寸法誤差を吸収するために
遊嵌となるように設定した。
【0029】図2から図6に戻って、アッパレール21
の第1のアッパレール22及び第2のアッパレール23
には、穴51が穿設されている。第2のアッパレール2
3の穴51の近傍には上方に延出した切り欠き片52が
形成され、更に、穴51を中心とし、ロックレバー41
の穴48と交差する円弧状の長穴53が形成されてい
る。そして、付勢部材としてのトーションバー60の基
端部が穴51に係合し、中間部が切り欠き片52に係止
され、先端部側は長穴53を介してロックレバー41の
穴48に係合し、ロックレバー41のロック穴47が、
ロアレール11のロック歯19に係合する方向に付勢し
ている。
【0030】また、アッパレール21の第1のアッパレ
ール22の前部側の第1の基部24は、切り欠き部22
aが形成され、この切り欠き部22aからロックレバー
41の前部に形成された略円筒状の第1カーリング部4
1a,第2カーリング部41bが外部に突出している。
【0031】70はシートクッション前縁部下方に配置
され、一方の端部が一方のリクライニング装置のロック
レバー41の第1及び第2カーリング部41a,41b
に、他方の端部が他方のリクライニング装置のロックレ
バー41の第1及び第2カーリング部41a,41bに
それぞれ嵌合するループハンドルである。
【0032】ループハンドル70の両端部には、第1及
び第2カーリング部41a,41bを挟むように円筒面
に溝70a,70bが形成されている。一方、第1及び
第2カーリング部41a,41bのロックレバー41と
対向する面と反対側の面には、それぞれ切り起こし加工
により係止部41c,41dが形成されている。
【0033】そして、図7及び図8に示すような形状の
スプリング72を用いて、ループハンドル70の抜け止
めがなされている。このスプリング72は、第1カーリ
ング部41aの基部上面に係止される第1係止部72a
と、第1係止部72aから折曲し、ループハンドル70
の溝70aの下部に係合する円弧状の第1溝係合部72
bと、第1溝係合部72bから折曲し、係止部41cの
上面,係止部41dの下面に当接する当接部72cと、
当接部72cから折曲し、溝70bの上部に係合する円
弧状の第2溝係合部72dと、第2カーリング部41b
の基端部下面に係止される第2係止部72eとから構成
される。
【0034】次に、上記構成の作動を説明する。ロック
レバー41のロック穴47はトーションバー60によ
り、ロアレール11のロック歯19に係合し、アッパレ
ール21の摺動は禁止されている。
【0035】ここで、ループハンドル70を上方に持ち
上げると、ロックレバー41は、ピン44を中心に回転
し、ロックレバー41の折曲部45側は下方に移動し、
ロックレバー41のロック穴47のロアレール11のロ
ック歯19への係合は解除される。よって、アッパレー
ル21はロアレール11に対して摺動可能な状態とな
り、所望のシートトラック位置へアッパレール21を摺
動させる。
【0036】この時、ロックレバー41に係合するトー
ションバー60も穴51を中心に回転しようとするが、
切り欠き片52により、それ以上の回転が禁止され、切
り欠き片52との当接部から先端部迄は下側に更に弾性
変形する。
【0037】所望の位置へアッパレール21が移動した
ならば、ループハンドル70の操作力を解除する。する
と、トーションバー60は元の位置へ弾性復帰し、トー
ションバー60が係合するロックレバー41も元の位置
に復帰し、ロックレバー41のロック穴47が、ロアレ
ール11のロック歯19に係合し、アッパレール21の
摺動は再び禁止される。
【0038】上記構成によれば、最前部のロック部A
と、ロック歯19との係合を隙間の無い嵌合としたこと
により、正面衝突時において、ロアレール11が変形す
る場合であっても、この変形は、図1で二点鎖線で示す
ように、最前部のロック部Aに係合する前側のロック歯
19′を始点として、それより前側のロアレール11が
上方に変形する。
【0039】従って、始点からそれほど離れていない最
前のロック部Aに係合するロック歯19′部分のロアレ
ール11の変形量は少なく、最前のロック部Aとの係合
は確保され、ロック強度は低下しない。
【0040】
【発明の効果】以上述べたように本発明によれば、ロッ
クレバーにロック部を複数設け、ロックレバーのロック
部のロック歯への係合時には、複数のロック部のうちの
最前部のロック部と、ロック歯との係合を隙間の無い嵌
合としたことにより、正面衝突時において、ロアレール
が変形する場合であっても、この変形は、最前部のロッ
ク部に係合する前側のロック歯を始点として、それより
前側のロアレールが変形するので、始点からそれほど離
れていない最前のロック部に係合するロック歯部分のロ
アレールの変形量は少なくなり、最前のロック部との係
合は確保され、ロック強度は低下しない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施の形態例のシートトラックのロック機構
の要部構成図である。
【図2】本発明の実施の形態例のシートトラックの要部
分解斜視図である。
【図3】図2において組付け後のA-A断面図である。
【図4】図2において組付け後のB-B断面図である。
【図5】図2において組付け後のC方向矢視図である。
【図6】図2において組付け後のD方向矢視図である。
【図7】図2におけるループハンドルとロックレバーと
の取付けを説明する図である。
【図8】図8は図7におけるスプリングの斜視図であ
る。
【図9】シートトラックのロック機構の要部構成図であ
る。
【図10】図9に示すロック歯とロック穴との係合を説
明する図である。
【符号の説明】 11 ロアレール 19 ロック歯 21 アッパレール 41 ロックレバー 47 ロック穴 A,B,C ロック部

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フロア側に設けられるロアレールの長手
    方向に複数のロック歯を設け、前記ロアレールに摺動可
    能に係合するアッパレールに、前記ロック歯の歯と歯の
    間に係合可能なロック部が形成されたロックレバーを設
    けたシートトラックのロック機構において、 前記ロックレバーにロック部を複数設け、 前記ロックレバーのロック部の前記ロック歯への係合時
    には、複数のロック部のうち、最前部のロック部と、前
    記ロック歯との係合を隙間の無い嵌合としたことを特徴
    とするシートトラックのロック機構。
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