JPH10330709A - 接着剤組成物及び表面化粧材 - Google Patents
接着剤組成物及び表面化粧材Info
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- JPH10330709A JPH10330709A JP8650498A JP8650498A JPH10330709A JP H10330709 A JPH10330709 A JP H10330709A JP 8650498 A JP8650498 A JP 8650498A JP 8650498 A JP8650498 A JP 8650498A JP H10330709 A JPH10330709 A JP H10330709A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 接着強度、耐熱性、耐水性及び耐寒性等の接
着性能に優れ、また、作業性にも優れた接着剤組成物及
びこれを用いた表面化粧材を提供する。 【解決手段】 本発明接着剤組成物は、水溶性高分子を
保護コロイドとする酢酸ビニル樹脂エマルジョン及びエ
チレン−酢酸ビニル共重合体エマルジョンのうち少なく
とも1種(A)、アニオン性ウレタン樹脂エマルジョン
(B)、並びに、ジアルキルスルホコハク酸エステルソ
ーダ塩(C)からなる。
着性能に優れ、また、作業性にも優れた接着剤組成物及
びこれを用いた表面化粧材を提供する。 【解決手段】 本発明接着剤組成物は、水溶性高分子を
保護コロイドとする酢酸ビニル樹脂エマルジョン及びエ
チレン−酢酸ビニル共重合体エマルジョンのうち少なく
とも1種(A)、アニオン性ウレタン樹脂エマルジョン
(B)、並びに、ジアルキルスルホコハク酸エステルソ
ーダ塩(C)からなる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、プラスチック材
料、木材、紙、各種セメント系材料等の無機材料等の被
着体を接着するに際して、優れた接着強度、耐熱性、耐
水性、耐寒性を発揮し、また、ロール塗布時の安定性等
の作業性にも優れた接着剤組成物に関する。
料、木材、紙、各種セメント系材料等の無機材料等の被
着体を接着するに際して、優れた接着強度、耐熱性、耐
水性、耐寒性を発揮し、また、ロール塗布時の安定性等
の作業性にも優れた接着剤組成物に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、硬質又は半硬質の塩化ビニル
樹脂、ポリオレフィン樹脂、ポリエステル樹脂等のプラ
スチック材料シート;木材をシート状に加工した突き
板;各種化粧印刷の施された化粧紙等のいわゆる化粧シ
ートを、ラワン合板、中質繊維板(MDF)、パーティ
クルボード、無垢材等の木質材料;セメントボード、石
膏ボード、ALC等の無機材料等の基材の表面に貼るこ
とにより意匠性を付与した表面化粧材は、建築部材や家
具部材等として広く使用されている。
樹脂、ポリオレフィン樹脂、ポリエステル樹脂等のプラ
スチック材料シート;木材をシート状に加工した突き
板;各種化粧印刷の施された化粧紙等のいわゆる化粧シ
ートを、ラワン合板、中質繊維板(MDF)、パーティ
クルボード、無垢材等の木質材料;セメントボード、石
膏ボード、ALC等の無機材料等の基材の表面に貼るこ
とにより意匠性を付与した表面化粧材は、建築部材や家
具部材等として広く使用されている。
【0003】一般に、このような表面化粧材は公知のロ
ールスプレッダーを用いることにより基材に対して接着
剤を一定の塗布量で均一に塗布した後、化粧シートを貼
り合わせ、圧着ロールでラミネートすることにより製造
されている。ここで、化粧シートと基材との接着には、
酢酸ビニル樹脂、エチレン−酢酸ビニル共重合体、アク
リル酸エステル−酢酸ビニル共重合体等の酢酸ビニル系
樹脂エマルジョンを主成分とする接着剤組成物が主に利
用されている。
ールスプレッダーを用いることにより基材に対して接着
剤を一定の塗布量で均一に塗布した後、化粧シートを貼
り合わせ、圧着ロールでラミネートすることにより製造
されている。ここで、化粧シートと基材との接着には、
酢酸ビニル樹脂、エチレン−酢酸ビニル共重合体、アク
リル酸エステル−酢酸ビニル共重合体等の酢酸ビニル系
樹脂エマルジョンを主成分とする接着剤組成物が主に利
用されている。
【0004】特公平7−26072号公報には、上記の
ような接着剤組成物の密着性や耐熱性を向上させるため
に、ウレタン樹脂を主成分とするエマルジョンを配合す
る技術が開示されている。
ような接着剤組成物の密着性や耐熱性を向上させるため
に、ウレタン樹脂を主成分とするエマルジョンを配合す
る技術が開示されている。
【0005】しかし、耐熱性は一般に耐寒性と相反する
特性である。耐寒性に劣る接着剤を使用して貼り合わさ
れた表面化粧材は、冬季の低温環境下にさらされたとき
塩化ビニルシートの界面接着力が低下する現象である。
同時に耐寒性に劣る接着剤組成物を使用して貼り合わさ
れた表面化粧材は、切断加工時の鋸の刃の衝撃でシート
の剥がれが生じることがある。
特性である。耐寒性に劣る接着剤を使用して貼り合わさ
れた表面化粧材は、冬季の低温環境下にさらされたとき
塩化ビニルシートの界面接着力が低下する現象である。
同時に耐寒性に劣る接着剤組成物を使用して貼り合わさ
れた表面化粧材は、切断加工時の鋸の刃の衝撃でシート
の剥がれが生じることがある。
【0006】一般に耐熱性は接着剤の凝集力を高めるこ
とで達成されるが、凝集力の高い接着剤組成物では、被
着体に対する濡れが悪くなったり、粒子同士の融着が不
充分であったりすることにより、充分な密着性がなく耐
寒性が得られない。逆に接着剤を柔軟な組成物にするこ
とで界面への濡れが向上して耐寒性はよくなるが、凝集
力の低下によって耐熱性は低下する。従って、高い凝集
力を維持しつつ界面への濡れをよくすることが従来から
困難な課題であった。
とで達成されるが、凝集力の高い接着剤組成物では、被
着体に対する濡れが悪くなったり、粒子同士の融着が不
充分であったりすることにより、充分な密着性がなく耐
寒性が得られない。逆に接着剤を柔軟な組成物にするこ
とで界面への濡れが向上して耐寒性はよくなるが、凝集
力の低下によって耐熱性は低下する。従って、高い凝集
力を維持しつつ界面への濡れをよくすることが従来から
困難な課題であった。
【0007】また、ウレタン樹脂を主成分とするエマル
ジョンを酢酸ビニル系樹脂エマルジョンに対して配合す
ると、得られるエマルジョン配合物の安定性が阻害され
たり、流動特性が極端にチクソトロピックになることに
よって上記のロールスプレッダーによる塗布作業が困難
になる場合が多かった。即ち、チクソトロピックな流動
特性が強い接着剤組成物では接着剤組成物にかかる剪断
速度によって見かけの粘度が著しく変動するため、ライ
ン速度による塗布量変化が大きくなってしまう。このよ
うな現象は単に作業性を低下させるだけでなく、塗布量
不足による接着不良の原因となる等の問題があった。
ジョンを酢酸ビニル系樹脂エマルジョンに対して配合す
ると、得られるエマルジョン配合物の安定性が阻害され
たり、流動特性が極端にチクソトロピックになることに
よって上記のロールスプレッダーによる塗布作業が困難
になる場合が多かった。即ち、チクソトロピックな流動
特性が強い接着剤組成物では接着剤組成物にかかる剪断
速度によって見かけの粘度が著しく変動するため、ライ
ン速度による塗布量変化が大きくなってしまう。このよ
うな現象は単に作業性を低下させるだけでなく、塗布量
不足による接着不良の原因となる等の問題があった。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記に鑑み、
接着強度、耐熱性、耐水性及び耐寒性等の接着性能に優
れ、また、作業性にも優れた接着剤組成物及びこれを用
いた表面化粧材を提供することを目的とする。
接着強度、耐熱性、耐水性及び耐寒性等の接着性能に優
れ、また、作業性にも優れた接着剤組成物及びこれを用
いた表面化粧材を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の本発明
接着剤組成物は、水溶性高分子を保護コロイドとする、
酢酸ビニル樹脂エマルジョン及びエチレン−酢酸ビニル
共重合体エマルジョンのうちの少なくとも1種(A)、
アニオン性ウレタン樹脂エマルジョン(B)、並びに、
ジアルキルスルホコハク酸エステルソーダ塩(C)から
なることを特徴とするものである。
接着剤組成物は、水溶性高分子を保護コロイドとする、
酢酸ビニル樹脂エマルジョン及びエチレン−酢酸ビニル
共重合体エマルジョンのうちの少なくとも1種(A)、
アニオン性ウレタン樹脂エマルジョン(B)、並びに、
ジアルキルスルホコハク酸エステルソーダ塩(C)から
なることを特徴とするものである。
【0010】本発明において用いられる水溶性高分子を
保護コロイドとする酢酸ビニル樹脂エマルジョンとして
は、通常の製造方法で得られるもの等が用いられ、例え
ば、保護コロイドである水溶性高分子を使用して酢酸ビ
ニルモノマー単独を常法により乳化重合させるか、又
は、酢酸ビニルモノマーと該酢酸ビニルモノマーと共重
合可能なモノマーとを常法により乳化共重合させること
により得られるもの等が用いられる。
保護コロイドとする酢酸ビニル樹脂エマルジョンとして
は、通常の製造方法で得られるもの等が用いられ、例え
ば、保護コロイドである水溶性高分子を使用して酢酸ビ
ニルモノマー単独を常法により乳化重合させるか、又
は、酢酸ビニルモノマーと該酢酸ビニルモノマーと共重
合可能なモノマーとを常法により乳化共重合させること
により得られるもの等が用いられる。
【0011】上記保護コロイドである水溶性高分子とし
ては特に限定されず、例えば、部分ケン化ポリビニルア
ルコール、完全ケン化ポリビニルアルコール、カルボキ
シ変性ポリビニルアルコール、スルホン酸変性ポリビニ
ルアルコール、シラノール基変性ポリビニルアルコール
等のポリビニルアルコール類;ヒドロキシエチルセルロ
ース、メチルセルロース、カルボキシメチルセルロース
等のセルロース誘導体類;α−オレフィン、無水マレイ
ン酸等が挙げられる。上記保護コロイドとして上記ポリ
ビニルアルコール類を使用する場合は、ケン化度の平均
値が70〜99.5モル%、平均重合度200〜300
0のものが好適に用いられる。また、上記乳化重合又は
乳化共重合においては必要に応じて界面活性剤等の乳化
重合分散剤を併用してもよい。
ては特に限定されず、例えば、部分ケン化ポリビニルア
ルコール、完全ケン化ポリビニルアルコール、カルボキ
シ変性ポリビニルアルコール、スルホン酸変性ポリビニ
ルアルコール、シラノール基変性ポリビニルアルコール
等のポリビニルアルコール類;ヒドロキシエチルセルロ
ース、メチルセルロース、カルボキシメチルセルロース
等のセルロース誘導体類;α−オレフィン、無水マレイ
ン酸等が挙げられる。上記保護コロイドとして上記ポリ
ビニルアルコール類を使用する場合は、ケン化度の平均
値が70〜99.5モル%、平均重合度200〜300
0のものが好適に用いられる。また、上記乳化重合又は
乳化共重合においては必要に応じて界面活性剤等の乳化
重合分散剤を併用してもよい。
【0012】上記乳化重合又は乳化共重合において用い
られる重合触媒としては特に限定されず、例えば、過酸
化水素水、過硫酸アンモニウム、過硫酸カリウム、過硫
酸ナトリウム等の過硫酸塩;酒石酸、ギ酸、シュウ酸等
の還元剤等が挙げられる。これらは単独で用いてもよ
く、2種以上を併用してもよい。
られる重合触媒としては特に限定されず、例えば、過酸
化水素水、過硫酸アンモニウム、過硫酸カリウム、過硫
酸ナトリウム等の過硫酸塩;酒石酸、ギ酸、シュウ酸等
の還元剤等が挙げられる。これらは単独で用いてもよ
く、2種以上を併用してもよい。
【0013】上記酢酸ビニルモノマーと共重合可能なモ
ノマーとしては特に限定されず、例えば、(メタ)アク
リル酸、メチル(メタ)アクリレート、エチル(メタ)
アクリレート、ブチル(メタ)アクリレート、2−エチ
ルヘキシル(メタ)アクリレート、エチレングリコール
モノ(メタ)アクリレート、エチレングリコールジ(メ
タ)アクリレート、プロピレングリコール(メタ)アク
リレート、グリシジル(メタ)アクリレート、2−ヒド
ロキシエチル(メタ)アクリレート、2−ヒドロキシプ
ロピル(メタ)アクリレート、2−ヒドロキシブチル
(メタ)アクリレート等のアクリル系モノマー;スチレ
ン;ブタジエン;アクリロニトリル;クロロプレン;イ
ソプレン;平均炭素数10の第3級カルボン酸ビニル等
が挙げられる。これらは単独で用いてもよく、2種以上
を併用してもよい。
ノマーとしては特に限定されず、例えば、(メタ)アク
リル酸、メチル(メタ)アクリレート、エチル(メタ)
アクリレート、ブチル(メタ)アクリレート、2−エチ
ルヘキシル(メタ)アクリレート、エチレングリコール
モノ(メタ)アクリレート、エチレングリコールジ(メ
タ)アクリレート、プロピレングリコール(メタ)アク
リレート、グリシジル(メタ)アクリレート、2−ヒド
ロキシエチル(メタ)アクリレート、2−ヒドロキシプ
ロピル(メタ)アクリレート、2−ヒドロキシブチル
(メタ)アクリレート等のアクリル系モノマー;スチレ
ン;ブタジエン;アクリロニトリル;クロロプレン;イ
ソプレン;平均炭素数10の第3級カルボン酸ビニル等
が挙げられる。これらは単独で用いてもよく、2種以上
を併用してもよい。
【0014】本発明において用いられる水溶性高分子を
保護コロイドとするエチレン−酢酸ビニル共重合体エマ
ルジョンとしては、例えば、ケン化度の平均値が70〜
99.5モル%、平均重合度200〜3000のポリビ
ニルアルコール又は各種の変性ポリビニルアルコールを
保護コロイドとし、界面活性剤、セルロース系誘導体等
を乳化分散剤として、酢酸ビニルモノマーとエチレンモ
ノマーとを加圧下で乳化共重合させることにより得られ
るもの等が用いられる。上記保護コロイドである水溶性
高分子としては、酢酸ビニル樹脂エマルジョンにおける
ものと同様のものが用いられる。
保護コロイドとするエチレン−酢酸ビニル共重合体エマ
ルジョンとしては、例えば、ケン化度の平均値が70〜
99.5モル%、平均重合度200〜3000のポリビ
ニルアルコール又は各種の変性ポリビニルアルコールを
保護コロイドとし、界面活性剤、セルロース系誘導体等
を乳化分散剤として、酢酸ビニルモノマーとエチレンモ
ノマーとを加圧下で乳化共重合させることにより得られ
るもの等が用いられる。上記保護コロイドである水溶性
高分子としては、酢酸ビニル樹脂エマルジョンにおける
ものと同様のものが用いられる。
【0015】上記エチレン−酢酸ビニル共重合体のエチ
レン含有量は5〜40重量%が好ましい。5重量%未満
であると低温接着性が劣ったり造膜温度が高く造膜性が
劣ったりすることがあり、40重量%を超えると各種被
着体に対する接着性が劣ったり耐熱性が低下することが
ある。より好ましくは10〜25重量%である。
レン含有量は5〜40重量%が好ましい。5重量%未満
であると低温接着性が劣ったり造膜温度が高く造膜性が
劣ったりすることがあり、40重量%を超えると各種被
着体に対する接着性が劣ったり耐熱性が低下することが
ある。より好ましくは10〜25重量%である。
【0016】上記エチレン−酢酸ビニル共重合体は、必
要に応じてエチレンモノマー、酢酸ビニルモノマー以外
の他のモノマーが共重合されたものであってもよい。上
記他のモノマーとしては特に限定されず、例えば、上記
酢酸ビニルモノマーと共重合可能なモノマー、塩化ビニ
ルモノマー等が挙げられる。
要に応じてエチレンモノマー、酢酸ビニルモノマー以外
の他のモノマーが共重合されたものであってもよい。上
記他のモノマーとしては特に限定されず、例えば、上記
酢酸ビニルモノマーと共重合可能なモノマー、塩化ビニ
ルモノマー等が挙げられる。
【0017】本発明においては、水溶性高分子を保護コ
ロイドとする、上記酢酸ビニル樹脂エマルジョン及びエ
チレン−酢酸ビニル共重合体エマルジョンのうちの少な
くとも1種のエマルジョンが用いられる。以下、このも
のをエマルジョン(A)という。
ロイドとする、上記酢酸ビニル樹脂エマルジョン及びエ
チレン−酢酸ビニル共重合体エマルジョンのうちの少な
くとも1種のエマルジョンが用いられる。以下、このも
のをエマルジョン(A)という。
【0018】本発明において用いられるアニオン性ウレ
タン樹脂エマルジョン(B)(以下、このものを「エマ
ルジョン(B)」という)としては、従来公知の各種ウ
レタン樹脂分散体を用いることができる。上記エマルジ
ョン(B)は、例えば、イソシアネート化合物と、ポリ
オール化合物と、分子内にイソシアネート基と反応可能
である活性水素を2個以上有し、かつ、カルボキシル
基、スルホニル基等の酸基を有する官能性化合物とを、
主原料として用いることにより製造することができる。
タン樹脂エマルジョン(B)(以下、このものを「エマ
ルジョン(B)」という)としては、従来公知の各種ウ
レタン樹脂分散体を用いることができる。上記エマルジ
ョン(B)は、例えば、イソシアネート化合物と、ポリ
オール化合物と、分子内にイソシアネート基と反応可能
である活性水素を2個以上有し、かつ、カルボキシル
基、スルホニル基等の酸基を有する官能性化合物とを、
主原料として用いることにより製造することができる。
【0019】上記イソシアネート化合物としては、通常
のウレタン樹脂の製造に用いられる有機ポリイソシアネ
ートが用いられる。このようなものとしては特に限定さ
れず、例えば、1,4−テトラメチレンジイソシアネー
ト、1,6−ヘキサメチレンジイソシアネート、2,
2,4−トリメチルヘキサメチレンジイソシアネート、
3−イソシアネートメチル−3,5,5−トリメチルシ
クロヘキシルイソシアネート、ジシクロヘキシルメタン
−4,4′−ジイソシアネート、メチルシクロヘキシル
−2,4−ジイソシアネート、メチルシクロヘキシル−
2,6−ジイソシアネート、キシリレンジイソシアネー
ト、1,3−ビス(イソシアネート)メチルシクロヘキ
サン、テトラメチルキシリレンジイソシアネート、トラ
ンスシクロヘキサン−1,4−ジイソシアネート、リジ
ンジイソシアネート等の脂肪族ジイソシアネート類;
2,4−トルイレンジイソシアネート、2,6−トルイ
レンジイソシアネート、ジフェニルメタン−4,4′−
ジイソシアネート、1,5′−ナフテンジイソシアネー
ト、トリジンジイソシアネート、ジフェニルメチルメタ
ンジイソシアネート、テトラアルキルジフェニルメタン
ジイソシアネート、4,4′−ジベンジルジイソシアネ
ート、1,3−フェニレンジイソシアネート等の芳香族
ジイソシアネート類;リジンエステルトリイソシアネー
ト、トリフェニルメタントリイソシアネート、1,6,
11−ウンデカントリイソシアネート、1,8−イソシ
アネート−4,4−イソシアネートメチルオクタン、
1,3,6−ヘキサメチレントリイソシアネート、ビシ
クロヘプタントリイソシアネート、トリメチロールプロ
パンとトルイレンジイソシアネートとのアダクト体、ト
リメチロールプロパンと1,6−ヘキサメチレンジイソ
シアネートとのアダクト体等のトリイソシアネート類等
が挙げられる。これらは単独で用いてもよく、2種以上
を併用してもよい。
のウレタン樹脂の製造に用いられる有機ポリイソシアネ
ートが用いられる。このようなものとしては特に限定さ
れず、例えば、1,4−テトラメチレンジイソシアネー
ト、1,6−ヘキサメチレンジイソシアネート、2,
2,4−トリメチルヘキサメチレンジイソシアネート、
3−イソシアネートメチル−3,5,5−トリメチルシ
クロヘキシルイソシアネート、ジシクロヘキシルメタン
−4,4′−ジイソシアネート、メチルシクロヘキシル
−2,4−ジイソシアネート、メチルシクロヘキシル−
2,6−ジイソシアネート、キシリレンジイソシアネー
ト、1,3−ビス(イソシアネート)メチルシクロヘキ
サン、テトラメチルキシリレンジイソシアネート、トラ
ンスシクロヘキサン−1,4−ジイソシアネート、リジ
ンジイソシアネート等の脂肪族ジイソシアネート類;
2,4−トルイレンジイソシアネート、2,6−トルイ
レンジイソシアネート、ジフェニルメタン−4,4′−
ジイソシアネート、1,5′−ナフテンジイソシアネー
ト、トリジンジイソシアネート、ジフェニルメチルメタ
ンジイソシアネート、テトラアルキルジフェニルメタン
ジイソシアネート、4,4′−ジベンジルジイソシアネ
ート、1,3−フェニレンジイソシアネート等の芳香族
ジイソシアネート類;リジンエステルトリイソシアネー
ト、トリフェニルメタントリイソシアネート、1,6,
11−ウンデカントリイソシアネート、1,8−イソシ
アネート−4,4−イソシアネートメチルオクタン、
1,3,6−ヘキサメチレントリイソシアネート、ビシ
クロヘプタントリイソシアネート、トリメチロールプロ
パンとトルイレンジイソシアネートとのアダクト体、ト
リメチロールプロパンと1,6−ヘキサメチレンジイソ
シアネートとのアダクト体等のトリイソシアネート類等
が挙げられる。これらは単独で用いてもよく、2種以上
を併用してもよい。
【0020】上記ポリオール化合物としては、通常のウ
レタン樹脂の製造に用いられる分子内に水酸基を2個以
上有する化合物が用いられる。このような化合物として
は特に限定されず、例えば、エチレングリコール、ジエ
チレングリコール、プロピレングリコール、1,4−ブ
タンジオール、1,6−ヘキサンジオール、ネオペンチ
ルグリコール、トリメチロールプロパン、グリセリン等
の多価アルコール;ポリエチレングリコール、ポリプロ
ピレングリコール、ポリテトラメチレンエーテルグリコ
ール等のポリエーテルポリオール;アジピン酸、セバシ
ン酸、イタコン酸、無水マレイン酸、テレフタル酸、イ
ソフタル酸、フマル酸、コハク酸、シュウ酸、マロン
酸、グルタル酸、ピメリン酸、スベリン酸、アゼライン
酸等のジカルボン酸類と、エチレングリコール、ジエチ
レングリコール、プロピレングリコール、1,4−ブタ
ンジオール、1,6−ヘキサンジオール、ネオペンチル
グリコール、1,2−プロパンジオール、1,3−プロ
パンジオール、1,9−ノナンジオール、3−メチル−
1,5−ペンタンジオール、トリプロピレングリコー
ル、トリメチロールプロパン、グリセリン等のポリオー
ル化合物とから得られるポリエステルポリオール類;ポ
リカプロラクトンポリオール、ポリβ−メチル−δ−バ
レロラクトン等のポリラクトン系ポリエステルポリオー
ル類;ポリブタジエンポリオール又はその水添物;ポリ
カーボネートポリオール;ポリチオエーテルポリオー
ル;ポリアクリル酸エステルポリオール等が挙げられ
る。これらのうち、ポリエステル骨格は一般に非常に多
くの種類の被着体に対する接着性が優れ、特にプラスチ
ック材料に対する接着性に優れるので、ポリエステルポ
リオール類が特に好適に用いられる。
レタン樹脂の製造に用いられる分子内に水酸基を2個以
上有する化合物が用いられる。このような化合物として
は特に限定されず、例えば、エチレングリコール、ジエ
チレングリコール、プロピレングリコール、1,4−ブ
タンジオール、1,6−ヘキサンジオール、ネオペンチ
ルグリコール、トリメチロールプロパン、グリセリン等
の多価アルコール;ポリエチレングリコール、ポリプロ
ピレングリコール、ポリテトラメチレンエーテルグリコ
ール等のポリエーテルポリオール;アジピン酸、セバシ
ン酸、イタコン酸、無水マレイン酸、テレフタル酸、イ
ソフタル酸、フマル酸、コハク酸、シュウ酸、マロン
酸、グルタル酸、ピメリン酸、スベリン酸、アゼライン
酸等のジカルボン酸類と、エチレングリコール、ジエチ
レングリコール、プロピレングリコール、1,4−ブタ
ンジオール、1,6−ヘキサンジオール、ネオペンチル
グリコール、1,2−プロパンジオール、1,3−プロ
パンジオール、1,9−ノナンジオール、3−メチル−
1,5−ペンタンジオール、トリプロピレングリコー
ル、トリメチロールプロパン、グリセリン等のポリオー
ル化合物とから得られるポリエステルポリオール類;ポ
リカプロラクトンポリオール、ポリβ−メチル−δ−バ
レロラクトン等のポリラクトン系ポリエステルポリオー
ル類;ポリブタジエンポリオール又はその水添物;ポリ
カーボネートポリオール;ポリチオエーテルポリオー
ル;ポリアクリル酸エステルポリオール等が挙げられ
る。これらのうち、ポリエステル骨格は一般に非常に多
くの種類の被着体に対する接着性が優れ、特にプラスチ
ック材料に対する接着性に優れるので、ポリエステルポ
リオール類が特に好適に用いられる。
【0021】上記分子内にイソシアネート基と反応可能
である活性水素を2個以上有し、かつ、カルボキシル
基、スルホニル基等の酸基を有する官能性化合物は、ウ
レタン分子内に親水性基を導入して、水中に分散させた
ときの安定性を確保するために使用される。このような
ものとしては、分子内に、スルホン酸基、カルボン酸基
等の酸基を有し、かつ、水酸基、1級アミノ基、2級ア
ミノ基等のイソシアネート基との反応性を有する活性水
素を1個以上有する化合物が用いられる。このような化
合物としては特に限定されず、例えば、3,4−ジアミ
ノブタンスルホン酸、3,6−ジアミノ−2−トルエン
スルホン酸、2,6−ジアミノベンゼンスルホン酸、N
−(2−アミノエチル)−2−アミノエチルスルホン酸
等のスルホン酸含有化合物;2,2−ジメチロール乳
酸、2,2−ジメチロールプロピオン酸、2,2−ジメ
チロール吉草酸等のカルボン酸含有化合物等が挙げられ
る。これらは単独で用いてもよく、2種以上を併用して
もよい。
である活性水素を2個以上有し、かつ、カルボキシル
基、スルホニル基等の酸基を有する官能性化合物は、ウ
レタン分子内に親水性基を導入して、水中に分散させた
ときの安定性を確保するために使用される。このような
ものとしては、分子内に、スルホン酸基、カルボン酸基
等の酸基を有し、かつ、水酸基、1級アミノ基、2級ア
ミノ基等のイソシアネート基との反応性を有する活性水
素を1個以上有する化合物が用いられる。このような化
合物としては特に限定されず、例えば、3,4−ジアミ
ノブタンスルホン酸、3,6−ジアミノ−2−トルエン
スルホン酸、2,6−ジアミノベンゼンスルホン酸、N
−(2−アミノエチル)−2−アミノエチルスルホン酸
等のスルホン酸含有化合物;2,2−ジメチロール乳
酸、2,2−ジメチロールプロピオン酸、2,2−ジメ
チロール吉草酸等のカルボン酸含有化合物等が挙げられ
る。これらは単独で用いてもよく、2種以上を併用して
もよい。
【0022】これらの酸基を有する官能性化合物を使用
して得られる酸基を分子内に含むウレタンポリマーはア
イオノマー構造と呼ばれ、ウレタンポリマーに親水性が
付与されている。よって、それ自体に界面活性能力を有
することから、水中に分散させるために乳化剤等の低分
子親水性添加剤を使用せずエマルジョンに転化すること
ができ、耐水性が優れるという特徴を有している。界面
活性能力を向上させるために、通常スルホン酸、カルボ
ン酸等の酸基は中和剤によって中和され、それぞれスル
ホン酸塩基、カルボン酸塩基の形にして使用される。こ
の目的で使用される中和剤としては、例えば、トリエチ
ルアミン、トリエタノールアミン等の3級アミン化合
物;水酸化ナトリウム等の無機アルカリ化合物、アンモ
ニア等が挙げられる。
して得られる酸基を分子内に含むウレタンポリマーはア
イオノマー構造と呼ばれ、ウレタンポリマーに親水性が
付与されている。よって、それ自体に界面活性能力を有
することから、水中に分散させるために乳化剤等の低分
子親水性添加剤を使用せずエマルジョンに転化すること
ができ、耐水性が優れるという特徴を有している。界面
活性能力を向上させるために、通常スルホン酸、カルボ
ン酸等の酸基は中和剤によって中和され、それぞれスル
ホン酸塩基、カルボン酸塩基の形にして使用される。こ
の目的で使用される中和剤としては、例えば、トリエチ
ルアミン、トリエタノールアミン等の3級アミン化合
物;水酸化ナトリウム等の無機アルカリ化合物、アンモ
ニア等が挙げられる。
【0023】ウレタンポリマーに親水性を付与するため
には上記のような酸基を有する官能性化合物のほかに、
ポリエチレングリコール等のノニオン性基を有する官能
性化合物を使用することもできる。ウレタンポリマー合
成時の原料としてポリエチレングリコール鎖を有しイソ
シアネート基と反応可能な水酸基やアミノ基を1個以上
有する化合物を使用すればよい。しかし、ウレタンエマ
ルジョンがアニオン性を示すためには、このようなノニ
オン性基を有する官能性化合物と、上記酸基を有する官
能性化合物とを併用しなければならない。
には上記のような酸基を有する官能性化合物のほかに、
ポリエチレングリコール等のノニオン性基を有する官能
性化合物を使用することもできる。ウレタンポリマー合
成時の原料としてポリエチレングリコール鎖を有しイソ
シアネート基と反応可能な水酸基やアミノ基を1個以上
有する化合物を使用すればよい。しかし、ウレタンエマ
ルジョンがアニオン性を示すためには、このようなノニ
オン性基を有する官能性化合物と、上記酸基を有する官
能性化合物とを併用しなければならない。
【0024】これらの原料を用いて、ウレタンポリマー
に導入される酸基としては限定されるものではないが、
スルホン酸基又はスルホン酸塩基を有する化合物を使用
して、ウレタン骨格中にこれらの官能基を導入すること
が好ましい。スルホン酸基はカルボン酸基のようなエス
テル結合に対する加水分解反応の促進効果が小さく、こ
のため空気中の水分や接着部分に浸入する水分等による
ポリエステル主鎖骨格の切断がおこりにくく、分子量の
低下が少ないため耐熱性や耐水性に優れる。また、接着
剤層中では強固な水素結合を形成することからポリマー
骨格間で強い相互作用をもち、疑似架橋構造を形成させ
ることによっても耐熱性を向上させることができる。
に導入される酸基としては限定されるものではないが、
スルホン酸基又はスルホン酸塩基を有する化合物を使用
して、ウレタン骨格中にこれらの官能基を導入すること
が好ましい。スルホン酸基はカルボン酸基のようなエス
テル結合に対する加水分解反応の促進効果が小さく、こ
のため空気中の水分や接着部分に浸入する水分等による
ポリエステル主鎖骨格の切断がおこりにくく、分子量の
低下が少ないため耐熱性や耐水性に優れる。また、接着
剤層中では強固な水素結合を形成することからポリマー
骨格間で強い相互作用をもち、疑似架橋構造を形成させ
ることによっても耐熱性を向上させることができる。
【0025】上記エマルジョン(B)の製造に際して
は、必要に応じて、鎖延長や分子量調節の目的で様々な
活性水素含有化合物を使用することができる。このよう
なものとしては、例えば、エチレンジアミン、1,4−
ブタンジアミン、1,6−ヘキサンジアミン等の多価ア
ミン化合物;トリエタノールアミン等の3級アミン含有
多価アルコール類;メタノール、エタノール、ブタノー
ル等のモノアルコール類等が挙げられる。
は、必要に応じて、鎖延長や分子量調節の目的で様々な
活性水素含有化合物を使用することができる。このよう
なものとしては、例えば、エチレンジアミン、1,4−
ブタンジアミン、1,6−ヘキサンジアミン等の多価ア
ミン化合物;トリエタノールアミン等の3級アミン含有
多価アルコール類;メタノール、エタノール、ブタノー
ル等のモノアルコール類等が挙げられる。
【0026】上記エマルジョン(B)の製造方法として
は、上記のウレタン原料から、例えば、アセトン法、プ
レポリマーミキシング法、ケチミン法、ホットメルトデ
ィスパージョン法等の公知の方法等により製造すること
ができる。
は、上記のウレタン原料から、例えば、アセトン法、プ
レポリマーミキシング法、ケチミン法、ホットメルトデ
ィスパージョン法等の公知の方法等により製造すること
ができる。
【0027】本発明においては、上記エマルジョン
(B)の配合量は、上記エマルジョン(A)100重量
部に対して3〜150重量部が好ましい。3重量部未満
であると密着性や耐熱性が不足したり、また、低温での
接着性が低下することがあり、150重量部を超えると
コストが高くなるため実用的ではない。より好ましくは
5〜100重量部である。
(B)の配合量は、上記エマルジョン(A)100重量
部に対して3〜150重量部が好ましい。3重量部未満
であると密着性や耐熱性が不足したり、また、低温での
接着性が低下することがあり、150重量部を超えると
コストが高くなるため実用的ではない。より好ましくは
5〜100重量部である。
【0028】上記エマルジョン(A)と上記エマルジョ
ン(B)との配合方法は特に限定されないが、一般に両
者のpHを近い数値に合わせてから混合することによ
り、混合後の貯蔵安定性やロール塗布時の安定性を向上
させることができる。この場合においては、上記エマル
ジョン(A)のpHを上記エマルジョン(B)のpHに
合わせてから混合することが好ましい。上記エマルジョ
ン(B)はアルカリ性を呈するが、これを酸性側へ調整
するとエマルジョンの安定性が著しく低下するので、上
記エマルジョン(A)をpH調整してアルカリ性にする
のである。上記エマルジョン(A)をアルカリ性にする
ためには、上記エマルジヨン(A)を攪拌下、適量のア
ンモニア水;トリエタノールアミン、トリエチルアミン
等の有機アミン化合物;塩化ナトリウム、重曹等の無機
塩基等を加えて行う。
ン(B)との配合方法は特に限定されないが、一般に両
者のpHを近い数値に合わせてから混合することによ
り、混合後の貯蔵安定性やロール塗布時の安定性を向上
させることができる。この場合においては、上記エマル
ジョン(A)のpHを上記エマルジョン(B)のpHに
合わせてから混合することが好ましい。上記エマルジョ
ン(B)はアルカリ性を呈するが、これを酸性側へ調整
するとエマルジョンの安定性が著しく低下するので、上
記エマルジョン(A)をpH調整してアルカリ性にする
のである。上記エマルジョン(A)をアルカリ性にする
ためには、上記エマルジヨン(A)を攪拌下、適量のア
ンモニア水;トリエタノールアミン、トリエチルアミン
等の有機アミン化合物;塩化ナトリウム、重曹等の無機
塩基等を加えて行う。
【0029】本発明において用いられるジアルキルスル
ホコハク酸エステルソーダ塩(C)は、下記一般式で示
されるものである。
ホコハク酸エステルソーダ塩(C)は、下記一般式で示
されるものである。
【0030】
【化1】
【0031】上記式中、R1 、R2 は、それぞれ、アル
キル基を表す。上記ジアルキルスルホコハク酸エステル
ソーダ塩(C)を配合することによって、上記エマルジ
ョン(A)の粒子と、上記エマルジョン(B)の粒子と
の配合物のチクソ性が低減される。この理由は明らかで
はないが、エマルジョン(A)、エマルジョン(B)の
それぞれの粒子表面において上記ジアルキルスルホコハ
ク酸エステルソーダ塩(C)が界面活性剤として働き、
両者の相互作用を低減することによって配合物の構造粘
性が破壊されるためと考えらる。
キル基を表す。上記ジアルキルスルホコハク酸エステル
ソーダ塩(C)を配合することによって、上記エマルジ
ョン(A)の粒子と、上記エマルジョン(B)の粒子と
の配合物のチクソ性が低減される。この理由は明らかで
はないが、エマルジョン(A)、エマルジョン(B)の
それぞれの粒子表面において上記ジアルキルスルホコハ
ク酸エステルソーダ塩(C)が界面活性剤として働き、
両者の相互作用を低減することによって配合物の構造粘
性が破壊されるためと考えらる。
【0032】本発明においては、上記ジアルキルスルホ
コハク酸エステルソーダ塩(C)の配合量は、上記エマ
ルジョン(A)の樹脂固形分と上記エマルジョン(B)
の樹脂固形分との合計100重量部に対して0.2〜3
重量部が好ましい。0.2重量部未満であると配合物の
チクソ性が充分低減されるに至らず、作業性向上の効果
が得られにくく、3重量部を超えると接着剤の耐水性や
凝集力が低下することがある。より好ましくは0.2〜
2重量部である。
コハク酸エステルソーダ塩(C)の配合量は、上記エマ
ルジョン(A)の樹脂固形分と上記エマルジョン(B)
の樹脂固形分との合計100重量部に対して0.2〜3
重量部が好ましい。0.2重量部未満であると配合物の
チクソ性が充分低減されるに至らず、作業性向上の効果
が得られにくく、3重量部を超えると接着剤の耐水性や
凝集力が低下することがある。より好ましくは0.2〜
2重量部である。
【0033】請求項3記載の本発明では、ほう酸(D)
を配合することによってエマルジョン(A)の粒子とエ
マルジョン(B)の配合物のチクソ性が低下し、塗布作
業性や貯蔵中の安定性がすぐれたものとなる。上記ほう
酸(D)の配合量は、エマルジョン(A)とエマルジョ
ン(B)との樹脂固形分の合計量100重量部に対して
0.001〜1重量部である。0.001重量部未満で
は配合物のチクソ性が充分低下されるに至らず、作業性
向上の効果が得られない。また、1重量部を超えると接
着剤組成物の経時での粘度変化、凝集という問題が生じ
て貯蔵安定性を損なうことがあるので好ましくない。よ
り好ましくは0.005〜0.5重量部である。
を配合することによってエマルジョン(A)の粒子とエ
マルジョン(B)の配合物のチクソ性が低下し、塗布作
業性や貯蔵中の安定性がすぐれたものとなる。上記ほう
酸(D)の配合量は、エマルジョン(A)とエマルジョ
ン(B)との樹脂固形分の合計量100重量部に対して
0.001〜1重量部である。0.001重量部未満で
は配合物のチクソ性が充分低下されるに至らず、作業性
向上の効果が得られない。また、1重量部を超えると接
着剤組成物の経時での粘度変化、凝集という問題が生じ
て貯蔵安定性を損なうことがあるので好ましくない。よ
り好ましくは0.005〜0.5重量部である。
【0034】ほう酸(D)の配合方法は特に限定される
ものではなく、粉体の状態でそのまつエマルジョンに配
合してもよく、水やその他の溶媒に希釈して溶液状態と
して配合してもよい。
ものではなく、粉体の状態でそのまつエマルジョンに配
合してもよく、水やその他の溶媒に希釈して溶液状態と
して配合してもよい。
【0035】請求項5記載の本発明では、アルキルナフ
タレンスルホン酸ソーダ塩(E)を配合することによっ
て、エマルジョン(A)の粒子とエマルジョン(B)の
粒子との配合物のチクソ性が低減される。配合物のチク
ソ性が低減される理由は明らかではないが、エマルジョ
ン(A)、エマルジョン(B)のそれぞれの粒子表面に
おいて上記アルキルナフタレンスルホン酸ソーダ塩
(E)が界面活性剤として働き、両者の相互作用を低減
することによって配合物の構造粘性が破壊されるためと
考えられる。
タレンスルホン酸ソーダ塩(E)を配合することによっ
て、エマルジョン(A)の粒子とエマルジョン(B)の
粒子との配合物のチクソ性が低減される。配合物のチク
ソ性が低減される理由は明らかではないが、エマルジョ
ン(A)、エマルジョン(B)のそれぞれの粒子表面に
おいて上記アルキルナフタレンスルホン酸ソーダ塩
(E)が界面活性剤として働き、両者の相互作用を低減
することによって配合物の構造粘性が破壊されるためと
考えられる。
【0036】本発明で用いられるアルキルナフタレンス
ルホン酸ソーダ塩(E)は下記一般式で示されるもので
ある。
ルホン酸ソーダ塩(E)は下記一般式で示されるもので
ある。
【0037】
【化2】 (但し、Rは炭素数1〜18の炭化水素基を示し、nは
1〜4の整数を示す。)
1〜4の整数を示す。)
【0038】また、上記アルキルナフタレンスルホン酸
ソーダ塩(E)を配合することによってプラスチック材
料への密着性が向上し、耐寒性が改良される。一般に、
被着体として塩化ビニル樹脂のような被着体を使用した
場合には、被着体表面に存在する可塑剤などの低分子量
の疎水性成分が接着剤との密着を妨げる原因になる。こ
のように密着性(濡れ性)が不充分な接着界面は、低温
時に接着剤層や被着体が可撓性を失った時に簡単に剥離
する。上記アルキルナフタレンスルホン酸ソーダ塩
(E)によって接着剤と被着体表面の疎水性成分のなじ
みが良くなり密着性が向上するために、耐寒性が向上す
るものと考えられる。
ソーダ塩(E)を配合することによってプラスチック材
料への密着性が向上し、耐寒性が改良される。一般に、
被着体として塩化ビニル樹脂のような被着体を使用した
場合には、被着体表面に存在する可塑剤などの低分子量
の疎水性成分が接着剤との密着を妨げる原因になる。こ
のように密着性(濡れ性)が不充分な接着界面は、低温
時に接着剤層や被着体が可撓性を失った時に簡単に剥離
する。上記アルキルナフタレンスルホン酸ソーダ塩
(E)によって接着剤と被着体表面の疎水性成分のなじ
みが良くなり密着性が向上するために、耐寒性が向上す
るものと考えられる。
【0039】上記アルキルナフタレンスルホン酸ソーダ
塩(E)の配合量は、水溶性高分子を保護コロイドとす
る、酢酸ビニル樹脂エマルジョン及びエチレン−酢酸ビ
ニル共重合体エマルジョンのうちの少なくとも1種
(A)の樹脂固形分とアニオン性ウレタン樹脂エマルジ
ョン(B)の樹脂固形分との合計100重量部に対し
て、0.2〜3重量部である。0.2重量部未満である
と配合物のチクソ性が充分に低減されるに至らず、作業
性向上の効果が得られないことがあり、耐寒性の改良効
果も不充分となることがある。また、3重量部を超える
と接着剤組成物の耐熱性や耐水性などの凝集力が低下す
ることがある。好ましい配合量は0.2〜2重量部であ
る。
塩(E)の配合量は、水溶性高分子を保護コロイドとす
る、酢酸ビニル樹脂エマルジョン及びエチレン−酢酸ビ
ニル共重合体エマルジョンのうちの少なくとも1種
(A)の樹脂固形分とアニオン性ウレタン樹脂エマルジ
ョン(B)の樹脂固形分との合計100重量部に対し
て、0.2〜3重量部である。0.2重量部未満である
と配合物のチクソ性が充分に低減されるに至らず、作業
性向上の効果が得られないことがあり、耐寒性の改良効
果も不充分となることがある。また、3重量部を超える
と接着剤組成物の耐熱性や耐水性などの凝集力が低下す
ることがある。好ましい配合量は0.2〜2重量部であ
る。
【0040】本発明の接着剤組成物は、BH型粘度計に
よる回転数10rpmにおける測定粘度が、8000〜
80000mPa・sであることが好ましい。8000
mPa・s未満であると、接着剤組成物が流動しやすい
ため、ロール塗布時に塗布機から接着剤組成物が流出し
たりするので作業性が低下することがあり、80000
mPa・sを超えると接着剤組成物の流動性が悪くなり
すぎるので、供給が不便になるだけでなく、均一な塗布
量でのロール塗布がしにくくなる。より好ましくは12
000〜60000mPa・sである。
よる回転数10rpmにおける測定粘度が、8000〜
80000mPa・sであることが好ましい。8000
mPa・s未満であると、接着剤組成物が流動しやすい
ため、ロール塗布時に塗布機から接着剤組成物が流出し
たりするので作業性が低下することがあり、80000
mPa・sを超えると接着剤組成物の流動性が悪くなり
すぎるので、供給が不便になるだけでなく、均一な塗布
量でのロール塗布がしにくくなる。より好ましくは12
000〜60000mPa・sである。
【0041】本発明の接着剤組成物のチクソ指数は5.
0以下が好ましい。5.0を超えると塗工作業性が低下
することがある。より好ましくは4.0以下である。こ
こで、チクソ指数とは高速剪断力下での粘度と低速剪断
力下での粘度との比であり、以下の定義によって示され
る数値である。 チクソ指数=(回転数2rpmにおける測定粘度)/
(回転数20rpmにおける測定粘度)
0以下が好ましい。5.0を超えると塗工作業性が低下
することがある。より好ましくは4.0以下である。こ
こで、チクソ指数とは高速剪断力下での粘度と低速剪断
力下での粘度との比であり、以下の定義によって示され
る数値である。 チクソ指数=(回転数2rpmにおける測定粘度)/
(回転数20rpmにおける測定粘度)
【0042】上記の測定粘度は、いずれもBH型回転式
粘度計において、試料温度、及び、雰囲気温度がともに
20℃の条件下、それぞれの回転数にて測定される粘度
である。
粘度計において、試料温度、及び、雰囲気温度がともに
20℃の条件下、それぞれの回転数にて測定される粘度
である。
【0043】上記のような粘度条件に調整するために、
本発明の接着剤組成物にはトルエン、キシレン等の有機
溶剤を添加することができる。これらの有機溶剤は粘度
を調節するだけではなく、低温時の造膜性を改良する働
きがあるため好ましく使用される。上記有機溶剤の添加
量は上記エマルジョン(A)の樹脂固形分と上記エマル
ジョン(B)の樹脂固形分との合計100重量部に対し
て2〜20重量部が好ましい。2重量部未満であると充
分な増粘効果や造膜性の向上効果が得られず、20重量
部を超えると貯蔵時に分離したり、粘度が上がりすぎる
ことがある。
本発明の接着剤組成物にはトルエン、キシレン等の有機
溶剤を添加することができる。これらの有機溶剤は粘度
を調節するだけではなく、低温時の造膜性を改良する働
きがあるため好ましく使用される。上記有機溶剤の添加
量は上記エマルジョン(A)の樹脂固形分と上記エマル
ジョン(B)の樹脂固形分との合計100重量部に対し
て2〜20重量部が好ましい。2重量部未満であると充
分な増粘効果や造膜性の向上効果が得られず、20重量
部を超えると貯蔵時に分離したり、粘度が上がりすぎる
ことがある。
【0044】また、上記有機溶剤だけではなく、ウレタ
ン系のノニオン増粘剤、アルカリ増粘タイプのアニオン
増粘剤、各種水溶性高分子等の公知の増粘剤や粘性改良
剤等を使用することもできる。また、これらの増粘剤や
粘性改良剤等は上記有機溶剤と併用することもできる。
ン系のノニオン増粘剤、アルカリ増粘タイプのアニオン
増粘剤、各種水溶性高分子等の公知の増粘剤や粘性改良
剤等を使用することもできる。また、これらの増粘剤や
粘性改良剤等は上記有機溶剤と併用することもできる。
【0045】本発明の接着剤組成物の固形分濃度は30
〜70重量%が好ましい。30重量%未満であると含有
する水分が多すぎるため乾燥に多大な時間を必要とし、
作業性が低下することがあるばかりでなく輸送コスト等
もかかりすぎ不経済となることがある。また、70重量
%を超えると配合物の樹脂分が高くなりすぎ、ロール塗
布時の機械的な安定性が低下し作業性を悪くしたり、貯
蔵安定性が低下し保管時に分離する等の問題が発生する
ことがある。より好ましくは40〜60重量%である。
〜70重量%が好ましい。30重量%未満であると含有
する水分が多すぎるため乾燥に多大な時間を必要とし、
作業性が低下することがあるばかりでなく輸送コスト等
もかかりすぎ不経済となることがある。また、70重量
%を超えると配合物の樹脂分が高くなりすぎ、ロール塗
布時の機械的な安定性が低下し作業性を悪くしたり、貯
蔵安定性が低下し保管時に分離する等の問題が発生する
ことがある。より好ましくは40〜60重量%である。
【0046】本発明の接着剤組成物に対しては、硬化剤
として活性水素に対して反応活性を有する官能基を分子
内に2個以上有する化合物を添加することができる。上
記活性水素に対して反応活性を有する官能基を分子内に
2個以上有する化合物としては特に限定されず、例え
ば、イソシアネート系硬化剤、メラミン系硬化剤、アジ
リジン系硬化剤、エポキシ系硬化剤、オキサゾリン系硬
化剤、カルボジイミド系硬化剤、各種金属キレート型等
の公知の各種硬化剤等が挙げられる。これらのうち、イ
ソシアネート系硬化剤、エポキシ系硬化剤、カルボジイ
ミド系硬化剤、各種金属キレート型硬化剤が好適に用い
られる。
として活性水素に対して反応活性を有する官能基を分子
内に2個以上有する化合物を添加することができる。上
記活性水素に対して反応活性を有する官能基を分子内に
2個以上有する化合物としては特に限定されず、例え
ば、イソシアネート系硬化剤、メラミン系硬化剤、アジ
リジン系硬化剤、エポキシ系硬化剤、オキサゾリン系硬
化剤、カルボジイミド系硬化剤、各種金属キレート型等
の公知の各種硬化剤等が挙げられる。これらのうち、イ
ソシアネート系硬化剤、エポキシ系硬化剤、カルボジイ
ミド系硬化剤、各種金属キレート型硬化剤が好適に用い
られる。
【0047】上記イソシアネート系硬化剤としては、例
えば、トルイレンジイソシアネート(TDI)、ジフェ
ニルメタンジイソシアネート(MDI)、ヘキサメチレ
ンジイソシアネート(HDI)等のジイソシアネート化
合物;それらの2量体、3量体、それ以上の多量体であ
るポリイソシアネート化合物;それらの変性物であるポ
リイソシアネート化合物等が挙げられる。これらのう
ち、ポリイソシアネート化合物をポリエチレングリコー
ル等のノニオン性の親水性基で変性したものが好適に用
いられる。このような親水性のセグメントによって変性
されたポリイソシアネート化合物は水分散性イソシアネ
ートと呼ばれ、水性硬化剤として広く市販されている。
えば、トルイレンジイソシアネート(TDI)、ジフェ
ニルメタンジイソシアネート(MDI)、ヘキサメチレ
ンジイソシアネート(HDI)等のジイソシアネート化
合物;それらの2量体、3量体、それ以上の多量体であ
るポリイソシアネート化合物;それらの変性物であるポ
リイソシアネート化合物等が挙げられる。これらのう
ち、ポリイソシアネート化合物をポリエチレングリコー
ル等のノニオン性の親水性基で変性したものが好適に用
いられる。このような親水性のセグメントによって変性
されたポリイソシアネート化合物は水分散性イソシアネ
ートと呼ばれ、水性硬化剤として広く市販されている。
【0048】上記エポキシ系硬化剤としては、例えば、
分子内部に2個以上のエポキシ基を有する化合物等が挙
げられる。このようなものとしては、例えば、ビスフェ
ノール型エポキシ化合物、フェノールノボラック型エポ
キシ化合物、N,N,N′,N′−テトラグリシジル−
m−キシリレンジアミン等の3級アミン含有のエポキシ
化合物等のようにそれ自体は水溶性や、強い親水性を有
しないエポキシ硬化剤;親水性セグメントで変性された
水溶性エポキシ硬化剤;ビスフェノール型エポキシ化合
物、フェノールノボラック型エポキシ化合物等を乳化剤
によって強制的に水中に分散させた水分散型エポキシ硬
化剤等が挙げられる。
分子内部に2個以上のエポキシ基を有する化合物等が挙
げられる。このようなものとしては、例えば、ビスフェ
ノール型エポキシ化合物、フェノールノボラック型エポ
キシ化合物、N,N,N′,N′−テトラグリシジル−
m−キシリレンジアミン等の3級アミン含有のエポキシ
化合物等のようにそれ自体は水溶性や、強い親水性を有
しないエポキシ硬化剤;親水性セグメントで変性された
水溶性エポキシ硬化剤;ビスフェノール型エポキシ化合
物、フェノールノボラック型エポキシ化合物等を乳化剤
によって強制的に水中に分散させた水分散型エポキシ硬
化剤等が挙げられる。
【0049】これらのうち、水溶性エポキシ硬化剤とし
ては、例えば、ポリプロピレングリコールジグリシジル
エーテル、ポリエチレングリコールジグリシジルエーテ
ル、グリセロールポリグリシジルエーテル、トリメチロ
ールプロパンポリグリシジルエーテル、レゾルシンジグ
リシジルエーテル、ソルビトールポリグリシジルエーテ
ル、ソルビタンポリグリシジルエーテル、ポリグリセロ
ールポリグリシジルエーテル、ペンタエリスリトールポ
リグリシジルエーテル、1,6−ヘキサンジオールジグ
リシジルエーテル等が挙げられる。
ては、例えば、ポリプロピレングリコールジグリシジル
エーテル、ポリエチレングリコールジグリシジルエーテ
ル、グリセロールポリグリシジルエーテル、トリメチロ
ールプロパンポリグリシジルエーテル、レゾルシンジグ
リシジルエーテル、ソルビトールポリグリシジルエーテ
ル、ソルビタンポリグリシジルエーテル、ポリグリセロ
ールポリグリシジルエーテル、ペンタエリスリトールポ
リグリシジルエーテル、1,6−ヘキサンジオールジグ
リシジルエーテル等が挙げられる。
【0050】上記カルボジイミド系硬化剤としては、例
えば、下記一般式で表される化合物等が挙げられる。 R3 −N=C=N−R4 上記式中、R3 、R4 は、それぞれ独立に、水素原子、
プロピル基、シクロヘキシル基、p−トルオイル基を表
す。上記カルボジイミド系硬化剤は親水性を付与された
形に変性されたものが好ましく、添加時には水又は親水
性の有機溶剤で希釈された形で使用されることが好まし
い。
えば、下記一般式で表される化合物等が挙げられる。 R3 −N=C=N−R4 上記式中、R3 、R4 は、それぞれ独立に、水素原子、
プロピル基、シクロヘキシル基、p−トルオイル基を表
す。上記カルボジイミド系硬化剤は親水性を付与された
形に変性されたものが好ましく、添加時には水又は親水
性の有機溶剤で希釈された形で使用されることが好まし
い。
【0051】上記各種金属キレート型硬化剤としては、
例えば、酸化亜鉛、酸化アルミニウム、酸化マグネシウ
ム等の金属酸化物;亜鉛、マグネシウム、鉄、カルシウ
ム、コバルト、銅、アルミニウム、モリブデン、バナジ
ウム、錫、チタン等の各種金属元素のアセチルアセトン
錯体等が挙げられる。
例えば、酸化亜鉛、酸化アルミニウム、酸化マグネシウ
ム等の金属酸化物;亜鉛、マグネシウム、鉄、カルシウ
ム、コバルト、銅、アルミニウム、モリブデン、バナジ
ウム、錫、チタン等の各種金属元素のアセチルアセトン
錯体等が挙げられる。
【0052】上記硬化剤の添加量は、使用される硬化剤
の種類によって異なるが、一般に上記エマルジョン
(A)の樹脂固形分と上記エマルジョン(B)の樹脂固
形分との合計100重量部に対して0.3〜30重量部
が好ましい。より好ましくは0.5〜10重量部であ
る。本発明の接着剤組成物に対して上記硬化剤を添加す
る場合においては、上記硬化剤を使用直前に添加する形
態とすることにより、本発明の接着剤組成物を2液型の
接着剤とすることができ、また、上記硬化剤を予め添加
した形態とすることにより、本発明の接着剤組成物を1
液型の接着剤とすることができる。中でも、上記硬化剤
が添加された本発明の接着剤組成物の保存時の安定性が
良好で、粘度上昇やゲル化を起こさない限りは、予め添
加した形で供給し、1液型の接着剤として使用すること
が好ましい。
の種類によって異なるが、一般に上記エマルジョン
(A)の樹脂固形分と上記エマルジョン(B)の樹脂固
形分との合計100重量部に対して0.3〜30重量部
が好ましい。より好ましくは0.5〜10重量部であ
る。本発明の接着剤組成物に対して上記硬化剤を添加す
る場合においては、上記硬化剤を使用直前に添加する形
態とすることにより、本発明の接着剤組成物を2液型の
接着剤とすることができ、また、上記硬化剤を予め添加
した形態とすることにより、本発明の接着剤組成物を1
液型の接着剤とすることができる。中でも、上記硬化剤
が添加された本発明の接着剤組成物の保存時の安定性が
良好で、粘度上昇やゲル化を起こさない限りは、予め添
加した形で供給し、1液型の接着剤として使用すること
が好ましい。
【0053】また、本発明の接着剤組成物には、この他
にも必要に応じて各種の有機溶剤、可塑剤、防かび剤、
消泡剤、防錆剤、充填剤、粘着付与剤、接着性改良剤等
を添加することができる。
にも必要に応じて各種の有機溶剤、可塑剤、防かび剤、
消泡剤、防錆剤、充填剤、粘着付与剤、接着性改良剤等
を添加することができる。
【0054】本発明の接着剤組成物を使用するに際して
は、例えば、ロールコーター、刷毛塗り、フローコータ
ー、ナイフコーター、スプレー塗布機等の公知の各種接
着剤塗布装置を使用することができる。これらのうち、
表面化粧材の製造においては、公知のロールコーター
(スプレッダー)が好適に使用される。
は、例えば、ロールコーター、刷毛塗り、フローコータ
ー、ナイフコーター、スプレー塗布機等の公知の各種接
着剤塗布装置を使用することができる。これらのうち、
表面化粧材の製造においては、公知のロールコーター
(スプレッダー)が好適に使用される。
【0055】請求項8記載の本発明の表面化粧材は、請
求項1乃至7に記載の接着剤組成物を用いて基材の表面
に化粧シートをラミネートすることにより得られるもの
である。
求項1乃至7に記載の接着剤組成物を用いて基材の表面
に化粧シートをラミネートすることにより得られるもの
である。
【0056】上記基材としては特に限定されず、例え
ば、ラワン合板、中質繊維板(MDF)、パーティクル
ボード、無垢材等の木質材料;セメントボード、石膏ボ
ード、ALC等の無機材料等が挙げられる。
ば、ラワン合板、中質繊維板(MDF)、パーティクル
ボード、無垢材等の木質材料;セメントボード、石膏ボ
ード、ALC等の無機材料等が挙げられる。
【0057】上記化粧シートとしては特に限定されず、
例えば、硬質又は半硬質の塩化ビニル樹脂、ポリオレフ
ィン樹脂、ポリエステル樹脂等のプラスチック材料シー
ト;木材をシート状に加工した突き板;各種化粧印刷の
施された化粧紙等が挙げられる。
例えば、硬質又は半硬質の塩化ビニル樹脂、ポリオレフ
ィン樹脂、ポリエステル樹脂等のプラスチック材料シー
ト;木材をシート状に加工した突き板;各種化粧印刷の
施された化粧紙等が挙げられる。
【0058】本発明の表面化粧材は、建築部材、家具部
材等の幅広い用途において好適に使用することができ
る。
材等の幅広い用途において好適に使用することができ
る。
【0059】
【実施例】以下に実施例を掲げて本発明を更に詳しく説
明するが、本発明はこれら実施例のみに限定されるもの
ではない。
明するが、本発明はこれら実施例のみに限定されるもの
ではない。
【0060】(実施例1) 接着剤組成物の製造 (酢酸ビニル樹脂エマルジョンの製造)攪拌機、還流冷
却管、温度計、及び、滴下ロートを備えた反応容器に、
水111重量部、及び、ポリビニルアルコール(クラレ
PVA−CST、ケン化度96モル%、平均重合度17
00)11重量部を仕込み、攪拌しながら90℃で1時
間加熱してポリビニルアルコールの水溶液を得た。次に
この水溶液を70℃に冷却し、これに酢酸ビニルモノマ
ー8重量部、及び、重合触媒(過酸化水素水0.1重量
部、及び、酒石酸0.1重量部)を投入して初期重合を
行った。次いで、酢酸ビニルモノマー92重量部、及
び、重合触媒(過酸化水素水0.4重量部、及び、酒石
酸0.4重量部)を3時間かけて滴下し、70℃で乳化
重合を行った後、90℃で1時間熟成して目的の水溶性
高分子を保護コロイドとする酢酸ビニル樹脂エマルジョ
ン(A)を得た。得られた酢酸ビニル樹脂エマルジョン
(A)は、固形分50重量%、pH4のものであった。
却管、温度計、及び、滴下ロートを備えた反応容器に、
水111重量部、及び、ポリビニルアルコール(クラレ
PVA−CST、ケン化度96モル%、平均重合度17
00)11重量部を仕込み、攪拌しながら90℃で1時
間加熱してポリビニルアルコールの水溶液を得た。次に
この水溶液を70℃に冷却し、これに酢酸ビニルモノマ
ー8重量部、及び、重合触媒(過酸化水素水0.1重量
部、及び、酒石酸0.1重量部)を投入して初期重合を
行った。次いで、酢酸ビニルモノマー92重量部、及
び、重合触媒(過酸化水素水0.4重量部、及び、酒石
酸0.4重量部)を3時間かけて滴下し、70℃で乳化
重合を行った後、90℃で1時間熟成して目的の水溶性
高分子を保護コロイドとする酢酸ビニル樹脂エマルジョ
ン(A)を得た。得られた酢酸ビニル樹脂エマルジョン
(A)は、固形分50重量%、pH4のものであった。
【0061】(酢酸ビニル樹脂エマルジョン(A)と他
原料との配合)上記操作によって得られた酢酸ビニル樹
脂エマルジョン(A)に、25重量%のアンモニア水を
添加してpHを7.0に調整した。更に、このpH調整
を行った酢酸ビニル樹脂エマルジョン(A)100重量
部に対して、ジアルキルスルホコハク酸エステルソーダ
塩(C)(固形分70重量%、三洋化成工業社製,「サ
ンモリンOT−70」)を0.5重量部添加した。次
に、アニオン性ウレタン樹脂エマルジョン(B)(固形
分45重量%、pH8、スルホン酸基を有しポリエステ
ル骨格を持つ芳香族系アニオン性ウレタン樹脂エマルジ
ョン、三洋化成工業社製,「UX−306」)を、酢酸
ビニル樹脂エマルジョン(A)100重量部に対して3
0重量部加え、充分に混合した。次に、粘度調整のため
にトルエン5重量部を加え、更に充分に混合した。
原料との配合)上記操作によって得られた酢酸ビニル樹
脂エマルジョン(A)に、25重量%のアンモニア水を
添加してpHを7.0に調整した。更に、このpH調整
を行った酢酸ビニル樹脂エマルジョン(A)100重量
部に対して、ジアルキルスルホコハク酸エステルソーダ
塩(C)(固形分70重量%、三洋化成工業社製,「サ
ンモリンOT−70」)を0.5重量部添加した。次
に、アニオン性ウレタン樹脂エマルジョン(B)(固形
分45重量%、pH8、スルホン酸基を有しポリエステ
ル骨格を持つ芳香族系アニオン性ウレタン樹脂エマルジ
ョン、三洋化成工業社製,「UX−306」)を、酢酸
ビニル樹脂エマルジョン(A)100重量部に対して3
0重量部加え、充分に混合した。次に、粘度調整のため
にトルエン5重量部を加え、更に充分に混合した。
【0062】(主剤、硬化剤の2液配合)こうして得ら
れた主剤組成物100重量部に対し、硬化剤として水分
散性イソシアネート系硬化剤(積水化学工業社製,商品
名「エスダインUX−W」)4.0重量部を添加してよ
く混合攪拌し、接着剤組成物を得た。得られた接着剤組
成物を以下の方法で評価した。
れた主剤組成物100重量部に対し、硬化剤として水分
散性イソシアネート系硬化剤(積水化学工業社製,商品
名「エスダインUX−W」)4.0重量部を添加してよ
く混合攪拌し、接着剤組成物を得た。得られた接着剤組
成物を以下の方法で評価した。
【0063】接着剤組成物の流動特性の評価 BH型粘度計を用いて、得られた接着剤組成物の粘度を
測定した。結果を表1に示した。
測定した。結果を表1に示した。
【0064】接着性能の評価 得られた接着剤組成物を、3mm厚のJAS1類ラワン
合板にゴムローラーを用いて、100g/m2 の塗布量
で均一になるように塗布し、これに表面に木目調の印刷
を施した0.2mm厚の半硬質塩化ビニル製化粧シート
を貼り合わせ、440kg/m2 、室温、24時間の圧
締条件で圧締した。更に解圧後、常態で1週間放置して
養生を行い、塩化ビニル化粧板サンプル作製した。
合板にゴムローラーを用いて、100g/m2 の塗布量
で均一になるように塗布し、これに表面に木目調の印刷
を施した0.2mm厚の半硬質塩化ビニル製化粧シート
を貼り合わせ、440kg/m2 、室温、24時間の圧
締条件で圧締した。更に解圧後、常態で1週間放置して
養生を行い、塩化ビニル化粧板サンプル作製した。
【0065】・常態剥離試験 得られた化粧板サンプルを幅25mmに切断し、20℃
の雰囲気下で剥離速度200mm/分にて180度方向
に剥離試験を行った。
の雰囲気下で剥離速度200mm/分にて180度方向
に剥離試験を行った。
【0066】・耐熱クリープ試験 幅25mm×200mmに切断した化粧板サンプルを、
塩化ビニールシート側を端から縦方向に50mm剥離
し、試験片を水平に置き、剥離した塩化ビニルシートを
垂下したまま60℃送風乾燥オーブンに1時間静置した
後、剥離している塩化ビニルシートの先端に500gの
荷重をかけて1時間後の剥離の進行長を測定した。この
場合、剥離の長さが短いほど耐熱クリープ性が優れてい
ることを示す。
塩化ビニールシート側を端から縦方向に50mm剥離
し、試験片を水平に置き、剥離した塩化ビニルシートを
垂下したまま60℃送風乾燥オーブンに1時間静置した
後、剥離している塩化ビニルシートの先端に500gの
荷重をかけて1時間後の剥離の進行長を測定した。この
場合、剥離の長さが短いほど耐熱クリープ性が優れてい
ることを示す。
【0067】耐寒性の評価 幅10mm×長さ100mmに切断した化粧板を−20
℃の低温恒温槽中に24時間放置した後、取り出した化
粧板が冷却したままの状態で端部から手で剥がし、その
破壊状態を観察した。その結果を表1に示した。表中、
「材破」とは基材のラワン合板の材料破壊を示し、塩化
ビニル基材との界面で充分な密着性のあることが判る。
「混合破」とは塩化ビニル基材の界面破壊とラワン合板
の材料破壊とが混じっていることを示し、塩化ビニル基
材との界面密着性が不充分であることが判る。
℃の低温恒温槽中に24時間放置した後、取り出した化
粧板が冷却したままの状態で端部から手で剥がし、その
破壊状態を観察した。その結果を表1に示した。表中、
「材破」とは基材のラワン合板の材料破壊を示し、塩化
ビニル基材との界面で充分な密着性のあることが判る。
「混合破」とは塩化ビニル基材の界面破壊とラワン合板
の材料破壊とが混じっていることを示し、塩化ビニル基
材との界面密着性が不充分であることが判る。
【0068】作業性能の評価 30cm角のJAS1類ラワン合板に接着剤組成物をゴ
ムローラーで塗布量が100g/m2 になるように塗布
し、ロールさばき性と、ラワン合板上での接着剤組成物
の伸びとを官能的に評価した。なお、評価は、ロールさ
ばき性、及び、ラワン合板上での接着剤組成物の伸びの
いずれの場合も、良好な場合を3点、普通の場合を2
点、不良の場合を1点、とする3点法で判定した。
ムローラーで塗布量が100g/m2 になるように塗布
し、ロールさばき性と、ラワン合板上での接着剤組成物
の伸びとを官能的に評価した。なお、評価は、ロールさ
ばき性、及び、ラワン合板上での接着剤組成物の伸びの
いずれの場合も、良好な場合を3点、普通の場合を2
点、不良の場合を1点、とする3点法で判定した。
【0069】(実施例2;比較例1〜3)上記実施例1
と同様の原料を用いて、それぞれの接着剤組成物を作製
した。ただし、それぞれの原料の配合量は表1に示した
量に変更して配合を行った。得られた接着剤組成物は実
施例1の場合と同様にして評価した。上記実施例1、2
及び比較例1〜3の評価結果を表1に示す。
と同様の原料を用いて、それぞれの接着剤組成物を作製
した。ただし、それぞれの原料の配合量は表1に示した
量に変更して配合を行った。得られた接着剤組成物は実
施例1の場合と同様にして評価した。上記実施例1、2
及び比較例1〜3の評価結果を表1に示す。
【0070】
【表1】
【0071】(実施例3)接着剤組成物の製造 エチレン−酢酸ビニル共重合体エマルジョン(A)(エ
チレン含有量約18重量%、固形分55重量%、pH
5、住友化学工業社製,商品名「スミカフレックス45
5」)を用い、これに25重量%のアンモニア水を添加
してpHを8.0に調整した。更に、このpH調整を行
ったエチレン−酢酸ビニル共重合体エマルジョン(A)
100重量部に対して、ジアルキルスルホコハク酸エス
テルソーダ塩(C)(固形分70重量%、三洋化成工業
社製,商品名「サンモリンOT−70」)を0.5重量
部添加した。
チレン含有量約18重量%、固形分55重量%、pH
5、住友化学工業社製,商品名「スミカフレックス45
5」)を用い、これに25重量%のアンモニア水を添加
してpHを8.0に調整した。更に、このpH調整を行
ったエチレン−酢酸ビニル共重合体エマルジョン(A)
100重量部に対して、ジアルキルスルホコハク酸エス
テルソーダ塩(C)(固形分70重量%、三洋化成工業
社製,商品名「サンモリンOT−70」)を0.5重量
部添加した。
【0072】次に、アニオン性ウレタン樹脂エマルジョ
ン(B)(固形分45重量%、pH8、スルホン酸基を
有しポリエステル骨格を持つ芳香族系アニオン性ウレタ
ン樹脂エマルジョン、三洋化成工業社製,商品名「UX
−306」)を、エチレン−酢酸ビニル共重合体エマル
ジョン(A)100重量部に対して30重量部加え、充
分に混合した。
ン(B)(固形分45重量%、pH8、スルホン酸基を
有しポリエステル骨格を持つ芳香族系アニオン性ウレタ
ン樹脂エマルジョン、三洋化成工業社製,商品名「UX
−306」)を、エチレン−酢酸ビニル共重合体エマル
ジョン(A)100重量部に対して30重量部加え、充
分に混合した。
【0073】次に、粘度調整のために増粘剤(Alli
ed Colloids Limited社製,「Vi
scalex AT−77」)0.2重量部とトルエン
5重量部とを充分攪拌して分散させたものを加え、更に
充分に混合した。
ed Colloids Limited社製,「Vi
scalex AT−77」)0.2重量部とトルエン
5重量部とを充分攪拌して分散させたものを加え、更に
充分に混合した。
【0074】こうして得られた主剤組成物100重量部
に対し、硬化剤として水分散性イソシアネート系硬化剤
(積水化学工業社製,商品名「エスダインUX−W」)
4.0重量部を添加してよく混合攪拌し、接着剤組成物
を得た。
に対し、硬化剤として水分散性イソシアネート系硬化剤
(積水化学工業社製,商品名「エスダインUX−W」)
4.0重量部を添加してよく混合攪拌し、接着剤組成物
を得た。
【0075】得られた接着剤組成物について、実施例1
と同様にして、流動特性、接着性能及び作業性能につい
て評価した。結果を表2に示した。
と同様にして、流動特性、接着性能及び作業性能につい
て評価した。結果を表2に示した。
【0076】(実施例4)エチレン−酢酸ビニル共重合
体エマルジョン(A)としてSF467(エチレン含有
量約20重量%,固形分65重量%,pH5)を用いた
こと以外は実施例3と同様にして接着剤組成物を得た。
体エマルジョン(A)としてSF467(エチレン含有
量約20重量%,固形分65重量%,pH5)を用いた
こと以外は実施例3と同様にして接着剤組成物を得た。
【0077】(比較例4〜6)上記実施例3と同様の原
料を用いて、それぞれの接着剤組成物を作製した。ただ
し、それぞれの原料の配合量は表2に示した量に変更し
て配合を行った。得られた接着剤組成物は実施例3の場
合と同様にして評価した。その結果を表2に示した。
料を用いて、それぞれの接着剤組成物を作製した。ただ
し、それぞれの原料の配合量は表2に示した量に変更し
て配合を行った。得られた接着剤組成物は実施例3の場
合と同様にして評価した。その結果を表2に示した。
【0078】
【表2】
【0079】(実施例5)接着剤組成物の製造 エチレン−酢酸ビニル共重合体からなるエマルジョン
(A)(エチレン含有量18重量%,固形分55重量
%,pH5,住友化学工業社製,商品名「スミカフレッ
クス(以下「SF」と記す)455」,)100重量部
にアンモニア水(25重量%)を添加してpH8.0に
調整した。上記pH調整したエマルジョン(A)にほう
酸(D)の3重量%水溶液を0.5重量部(ほう酸分と
しては0.015重量部)添加した。次に、アニオン性
ウレタン樹脂からなるエマルジョン(B)(固形分45
重量%,pH8,スルホン酸基を有しポリエステル骨格
を持つ芳香族系アニオン性ウレタン樹脂エマルジョン,
三洋化成工業社製)を上記エマルジョン(A)100重
量部に対して30重量部加え充分に混合した。
(A)(エチレン含有量18重量%,固形分55重量
%,pH5,住友化学工業社製,商品名「スミカフレッ
クス(以下「SF」と記す)455」,)100重量部
にアンモニア水(25重量%)を添加してpH8.0に
調整した。上記pH調整したエマルジョン(A)にほう
酸(D)の3重量%水溶液を0.5重量部(ほう酸分と
しては0.015重量部)添加した。次に、アニオン性
ウレタン樹脂からなるエマルジョン(B)(固形分45
重量%,pH8,スルホン酸基を有しポリエステル骨格
を持つ芳香族系アニオン性ウレタン樹脂エマルジョン,
三洋化成工業社製)を上記エマルジョン(A)100重
量部に対して30重量部加え充分に混合した。
【0080】次に粘度調整のために増粘剤(Allie
d Collids Limited社製,「Visc
alex AT−77」)0.2重量部とトルエン5重
量部とを攪拌して分散させたものを加え、さらに充分混
合して接着剤配合物を得た。上記接着剤配合物100重
量部に対し、硬化剤(水分散性イソシアネート系硬化
剤,積水化学工業社製,商品名「エスダインUX−
W」)4.0重量部を添加してよく攪拌混合して接着剤
組成物を得た。
d Collids Limited社製,「Visc
alex AT−77」)0.2重量部とトルエン5重
量部とを攪拌して分散させたものを加え、さらに充分混
合して接着剤配合物を得た。上記接着剤配合物100重
量部に対し、硬化剤(水分散性イソシアネート系硬化
剤,積水化学工業社製,商品名「エスダインUX−
W」)4.0重量部を添加してよく攪拌混合して接着剤
組成物を得た。
【0081】(実施例6)ほう酸(D)の添加量を表3
の通りとした以外は実施例5と同様にして接着剤組成物
を得た。
の通りとした以外は実施例5と同様にして接着剤組成物
を得た。
【0082】(実施例7)エチレン−酢酸ビニル共重合
体エマルジョン(A)としてSF467(エチレン含有
量約20重量%,固形分65重量%,pH5)を用いた
こと以外は実施例5と同様にして接着剤組成物を得た。
体エマルジョン(A)としてSF467(エチレン含有
量約20重量%,固形分65重量%,pH5)を用いた
こと以外は実施例5と同様にして接着剤組成物を得た。
【0083】(比較例7、8)実施例5で使用したもの
と同じ配合物を表3に示す配合量で配合したこと以外は
実施例5と同様にして接着剤組成物を得た。上記実施例
5〜7、及び比較例7、8で得たものを実施例1と同様
にして評価した。その結果を表3に示した。
と同じ配合物を表3に示す配合量で配合したこと以外は
実施例5と同様にして接着剤組成物を得た。上記実施例
5〜7、及び比較例7、8で得たものを実施例1と同様
にして評価した。その結果を表3に示した。
【0084】
【表3】
【0085】(実施例8、9;比較例9、10)実施例
1で得られた酢酸ビニルエマルジョン(A)にアンモニ
ア水(25重量%)を添加してpH7.0に調整した。
この酢酸ビニルエマルジョン(A)にほう酸(D)の3
重量%水溶液を0.5重量部(ほう酸分として0.01
5重量部)添加した。次に、アニオン性ウレタン樹脂エ
マルジョン(B)(固形分45重量%,pH8,三洋化
成工業社製,「UX−306」)を酢酸ビニルエマルジ
ョン(A)100重量部に対して30重量部加え充分に
混合した。その他は実施例1と同様にして接着剤組成物
を得た。実施例8、9及び比較例9、10で得たものを
実施例1と同様にして評価し、その結果を表4に示し
た。
1で得られた酢酸ビニルエマルジョン(A)にアンモニ
ア水(25重量%)を添加してpH7.0に調整した。
この酢酸ビニルエマルジョン(A)にほう酸(D)の3
重量%水溶液を0.5重量部(ほう酸分として0.01
5重量部)添加した。次に、アニオン性ウレタン樹脂エ
マルジョン(B)(固形分45重量%,pH8,三洋化
成工業社製,「UX−306」)を酢酸ビニルエマルジ
ョン(A)100重量部に対して30重量部加え充分に
混合した。その他は実施例1と同様にして接着剤組成物
を得た。実施例8、9及び比較例9、10で得たものを
実施例1と同様にして評価し、その結果を表4に示し
た。
【0086】
【表4】
【0087】(実施例10、11;比較例11〜13)
実施例1で得られた酢酸ビニルエマルジョン(A)にア
ンモニア水(25重量%)を添加してpH7.0に調整
した。この酢酸ビニルエマルジョン(A)100重量部
にアルキルナフタレンスルホン酸ソーダ塩(E)(花王
社製,商品名「ペレックスNB−L」,有効成分35重
量%)を0.2重量部添加した。次に、アニオン性ウレ
タン樹脂エマルジョン(B)(スルホン酸基を有し、ポ
リエステル骨格を持つ芳香族系アニオン性ウレタン樹脂
エマルジョン,固形分45重量%,pH8,三洋化成工
業社製,商品名「UX−306」)を酢酸ビニル樹脂エ
マルジョン(A)100重量部に対して30重量部加
え、充分に混合し、粘度調整のためにトルエン5重量部
を加えて更に充分混合した。このようにして得た主剤組
成物100重量部に対し、硬化剤として水分散性イソシ
アネート系硬化剤(積水化学工業社製,商品名「エスダ
インUX−W」)4.0重量部を添加してよく攪拌混合
して接着剤組成物を得た。実施例10、11及び比較例
11〜13で得たものを実施例1と同様にして評価し、
その結果を表4に示した。
実施例1で得られた酢酸ビニルエマルジョン(A)にア
ンモニア水(25重量%)を添加してpH7.0に調整
した。この酢酸ビニルエマルジョン(A)100重量部
にアルキルナフタレンスルホン酸ソーダ塩(E)(花王
社製,商品名「ペレックスNB−L」,有効成分35重
量%)を0.2重量部添加した。次に、アニオン性ウレ
タン樹脂エマルジョン(B)(スルホン酸基を有し、ポ
リエステル骨格を持つ芳香族系アニオン性ウレタン樹脂
エマルジョン,固形分45重量%,pH8,三洋化成工
業社製,商品名「UX−306」)を酢酸ビニル樹脂エ
マルジョン(A)100重量部に対して30重量部加
え、充分に混合し、粘度調整のためにトルエン5重量部
を加えて更に充分混合した。このようにして得た主剤組
成物100重量部に対し、硬化剤として水分散性イソシ
アネート系硬化剤(積水化学工業社製,商品名「エスダ
インUX−W」)4.0重量部を添加してよく攪拌混合
して接着剤組成物を得た。実施例10、11及び比較例
11〜13で得たものを実施例1と同様にして評価し、
その結果を表4に示した。
【0088】
【表5】
【0089】
【発明の効果】本発明の接着剤組成物は上述の構成から
なるので、合成樹脂材料や多孔質材料など各種の被着体
に対して優れた接着強度、耐熱性、耐水性、耐寒性等の
接着性能を発揮する。また、本発明の接着剤組成物は塗
布作業に適した流動特性を有しているため作業性に優れ
ている。更に、本発明の接着剤組成物を用いて製造され
た製品、特に化粧シートと木質材料や無機質板などを接
着した表面化粧板は、過酷な環境下で使用される建築部
材、家具部材等として安定して優れた性能を発揮するこ
とができる。
なるので、合成樹脂材料や多孔質材料など各種の被着体
に対して優れた接着強度、耐熱性、耐水性、耐寒性等の
接着性能を発揮する。また、本発明の接着剤組成物は塗
布作業に適した流動特性を有しているため作業性に優れ
ている。更に、本発明の接着剤組成物を用いて製造され
た製品、特に化粧シートと木質材料や無機質板などを接
着した表面化粧板は、過酷な環境下で使用される建築部
材、家具部材等として安定して優れた性能を発揮するこ
とができる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI C09J 175/04 C09J 175/04
Claims (8)
- 【請求項1】 水溶性高分子を保護コロイドとする、酢
酸ビニル樹脂エマルジョン及びエチレン−酢酸ビニル共
重合体エマルジョンのうちの少なくとも1種(A)、ア
ニオン性ウレタン樹脂エマルジョン(B)、並びに、ジ
アルキルスルホコハク酸エステルソーダ塩(C)からな
ることを特徴とする接着剤組成物。 - 【請求項2】 ジアルキルスルホコハク酸エステルソー
ダ塩(C)の配合量が、水溶性高分子を保護コロイドと
する、酢酸ビニル樹脂エマルジョン及びエチレン−酢酸
ビニル共重合体エマルジョンのうちの少なくとも1種
(A)の樹脂固形分とアニオン性ウレタン樹脂エマルジ
ョン(B)の樹脂固形分との合計100重量部に対し
て、0.2〜3重量部であることを特徴とする請求項1
記載の接着剤組成物。 - 【請求項3】 水溶性高分子を保護コロイドとする、酢
酸ビニル樹脂エマルジョン及びエチレン−酢酸ビニル共
重合体エマルジョンのうちの少なくとも1種(A)、ア
ニオン性ウレタン樹脂エマルジョン(B)、並びに、ほ
う酸(D)からなることを特徴とする接着剤組成物。 - 【請求項4】 ほう酸(D)の配合量が、水溶性高分子
を保護コロイドとする、酢酸ビニル樹脂エマルジョン及
びエチレン−酢酸ビニル共重合体エマルジョンのうちの
少なくとも1種(A)の樹脂固形分とアニオン性ウレタ
ン樹脂エマルジョン(B)の樹脂固形分との合計100
重量部に対して、0.001〜1重量部であることを特
徴とする請求項3記載の接着剤組成物。 - 【請求項5】 水溶性高分子を保護コロイドとする、酢
酸ビニル樹脂エマルジョン及びエチレン−酢酸ビニル共
重合体エマルジョンのうちの少なくとも1種(A)、ア
ニオン性ウレタン樹脂エマルジョン(B)、並びに、ア
ルキルナフタレンスルホン酸ソーダ塩(E)からなるこ
とを特徴とする接着剤組成物。 - 【請求項6】 アルキルナフタレンスルホン酸ソーダ塩
(E)の配合量が、水溶性高分子を保護コロイドとす
る、酢酸ビニル樹脂エマルジョン及びエチレン−酢酸ビ
ニル共重合体エマルジョンのうちの少なくとも1種
(A)の樹脂固形分とアニオン性ウレタン樹脂エマルジ
ョン(B)の樹脂固形分との合計100重量部に対し
て、0.2〜3重量部であることを特徴とする請求項5
記載の接着剤組成物。 - 【請求項7】 BH型粘度計による回転数10rpmに
おける測定粘度が、8000〜80000mPa・sで
あり、かつ、チクソ指数が5.0以下であることを特徴
とする請求項1乃至6に記載の接着剤組成物。但し、 チクソ指数=(回転数2rpmにおける測定粘度)/
(回転数20rpmにおける測定粘度) とする。 - 【請求項8】 請求項1乃至7に記載の接着剤組成物を
用いて製造されたことを特徴とする表面化粧材。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8650498A JPH10330709A (ja) | 1997-04-01 | 1998-03-31 | 接着剤組成物及び表面化粧材 |
Applications Claiming Priority (3)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9-82877 | 1997-04-01 | ||
| JP8287797 | 1997-04-01 | ||
| JP8650498A JPH10330709A (ja) | 1997-04-01 | 1998-03-31 | 接着剤組成物及び表面化粧材 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10330709A true JPH10330709A (ja) | 1998-12-15 |
Family
ID=26423906
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP8650498A Pending JPH10330709A (ja) | 1997-04-01 | 1998-03-31 | 接着剤組成物及び表面化粧材 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH10330709A (ja) |
Cited By (8)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2000212533A (ja) * | 1999-01-20 | 2000-08-02 | Sumitomo Chem Co Ltd | 接着剤組成物 |
| JP2002038108A (ja) * | 2000-07-19 | 2002-02-06 | Sekisui Chem Co Ltd | 金属部材の加熱方法及び金属部材と被接合部材の接合方法 |
| JP2002114959A (ja) * | 2000-10-05 | 2002-04-16 | Konishi Co Ltd | リサイクル型水性接着剤組成物 |
| JP2002129134A (ja) * | 2000-10-23 | 2002-05-09 | Konishi Co Ltd | リサイクル型水性接着剤 |
| JP2002129120A (ja) * | 2000-10-23 | 2002-05-09 | Konishi Co Ltd | リサイクル型水性接着剤組成物 |
| JP2003064333A (ja) * | 2001-08-30 | 2003-03-05 | Chuo Rika Kogyo Corp | 水性エマルジョン型接着剤組成物 |
| WO2004028708A1 (ja) * | 2002-09-24 | 2004-04-08 | Dainippon Ink And Chemicals, Inc. | 基材の塗工方法、基材、塗工装置、積層物の製造方法及び積層物 |
| JP2022064226A (ja) * | 2020-10-13 | 2022-04-25 | コニシ株式会社 | 1液型水性接着剤組成物 |
-
1998
- 1998-03-31 JP JP8650498A patent/JPH10330709A/ja active Pending
Cited By (9)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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| US7670447B2 (en) | 2002-09-24 | 2010-03-02 | Dic Corporation | Method for applying adhesive to substrate, substrate, coating device, method for producing laminated object, and laminated object |
| JP2022064226A (ja) * | 2020-10-13 | 2022-04-25 | コニシ株式会社 | 1液型水性接着剤組成物 |
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