JPH11199847A - 接着剤組成物 - Google Patents
接着剤組成物Info
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- JPH11199847A JPH11199847A JP10004157A JP415798A JPH11199847A JP H11199847 A JPH11199847 A JP H11199847A JP 10004157 A JP10004157 A JP 10004157A JP 415798 A JP415798 A JP 415798A JP H11199847 A JPH11199847 A JP H11199847A
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- adhesive composition
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 目止め処理やプライマー塗布等の前処理を行
うことなく、多孔質材料を始めとする各種被着体に対す
る優れた接着力や優れた耐熱性、耐水性等の接着性能を
発揮し、且つ、貯蔵安定性や作業性等に優れるエマルジ
ョン型接着剤組成物を提供する。 【解決手段】 下記(a)成分、下記(b)成分及び下
記(c)成分が含有されて成る接着剤組成物。 (a)成分:ビニルエステルモノマー単独もしくはビニ
ルエステルモノマーと該ビニルエステルモノマーと共重
合可能なモノマーとを乳化(共)重合して得られる
(共)重合体エマルジョン (b)成分:炭酸カルシウムを50重量%以上含有する
無機系充填剤 (c)成分:キレート環を形成し得る化合物
うことなく、多孔質材料を始めとする各種被着体に対す
る優れた接着力や優れた耐熱性、耐水性等の接着性能を
発揮し、且つ、貯蔵安定性や作業性等に優れるエマルジ
ョン型接着剤組成物を提供する。 【解決手段】 下記(a)成分、下記(b)成分及び下
記(c)成分が含有されて成る接着剤組成物。 (a)成分:ビニルエステルモノマー単独もしくはビニ
ルエステルモノマーと該ビニルエステルモノマーと共重
合可能なモノマーとを乳化(共)重合して得られる
(共)重合体エマルジョン (b)成分:炭酸カルシウムを50重量%以上含有する
無機系充填剤 (c)成分:キレート環を形成し得る化合物
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、エマルジョン型接
着剤組成物に関する。
着剤組成物に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、硬質もしくは半硬質の塩化ビ
ニル樹脂、ポリオレフィン樹脂、ポリエステル樹脂等の
ようなプラスチック材料シート、木材をシート状に加工
した突き板、各種化粧印刷の施された化粧紙等のいわゆ
る表面化粧シートを、ラワン合板、中質繊維板(MD
F)、パーティクルボード、無垢材等の木質材料やセメ
ントボード、石膏ボード、ALC等の無機材料等からな
る基材の表面に接着し、意匠性を付与したいわゆる表面
化粧板が建築部材や家具部材等として広く使用されてい
る。
ニル樹脂、ポリオレフィン樹脂、ポリエステル樹脂等の
ようなプラスチック材料シート、木材をシート状に加工
した突き板、各種化粧印刷の施された化粧紙等のいわゆ
る表面化粧シートを、ラワン合板、中質繊維板(MD
F)、パーティクルボード、無垢材等の木質材料やセメ
ントボード、石膏ボード、ALC等の無機材料等からな
る基材の表面に接着し、意匠性を付与したいわゆる表面
化粧板が建築部材や家具部材等として広く使用されてい
る。
【0003】上記表面化粧シートと基材との接着には、
酢酸ビニル樹脂エマルジョン、エチレン−酢酸ビニル共
重合体エマルジョン、アクリル酸エステル−酢酸ビニル
共重合体エマルジョン等のような酢酸ビニル系樹脂エマ
ルジョンを主成分とする接着剤組成物が広く用いられて
いる。
酢酸ビニル樹脂エマルジョン、エチレン−酢酸ビニル共
重合体エマルジョン、アクリル酸エステル−酢酸ビニル
共重合体エマルジョン等のような酢酸ビニル系樹脂エマ
ルジョンを主成分とする接着剤組成物が広く用いられて
いる。
【0004】上記表面化粧シートや木質材料、無機材料
等からなる基材の多くは多孔質材料であるが、酢酸ビニ
ル系樹脂エマルジョンのようなエマルジョン型接着剤組
成物を用いると、多孔質材料はエマルジョン型接着剤組
成物の媒体である水を透過し、貼り合わせ後の接着強度
が速やかに立ち上がるため、初期接着強度に優れるとい
う利点がある。
等からなる基材の多くは多孔質材料であるが、酢酸ビニ
ル系樹脂エマルジョンのようなエマルジョン型接着剤組
成物を用いると、多孔質材料はエマルジョン型接着剤組
成物の媒体である水を透過し、貼り合わせ後の接着強度
が速やかに立ち上がるため、初期接着強度に優れるとい
う利点がある。
【0005】しかし、多孔質材料はその表面に多くの凹
凸を有するため、接着が凸部でしか行われない現象、い
わゆる「点接着状態」、が起こりがちであり、十分な接
着強度を得られないことがあるという問題点がある。
凸を有するため、接着が凸部でしか行われない現象、い
わゆる「点接着状態」、が起こりがちであり、十分な接
着強度を得られないことがあるという問題点がある。
【0006】又、エマルジョン型接着剤組成物の場合、
水の拡散の過程を経て接着強度が立ち上がるため、この
過程において必然的に体積収縮が発生する。そのため、
表面化粧シートの種類によっては、基材の凹凸形状がそ
のまま接着後の表面化粧シートの表面に残ってしまい、
得られる表面化粧板の外観品質を損ねることがあるとい
う問題点もある。
水の拡散の過程を経て接着強度が立ち上がるため、この
過程において必然的に体積収縮が発生する。そのため、
表面化粧シートの種類によっては、基材の凹凸形状がそ
のまま接着後の表面化粧シートの表面に残ってしまい、
得られる表面化粧板の外観品質を損ねることがあるとい
う問題点もある。
【0007】上記問題点に対応するための一つの方法と
して、予め基材の表面に目止め処理を施したり、下塗り
剤(プライマー)を塗布する等の方法が行われることも
あるが、これらの方法は製造工程が煩雑となり生産性を
低下させるので、現実的に好ましい方法とは言えない。
して、予め基材の表面に目止め処理を施したり、下塗り
剤(プライマー)を塗布する等の方法が行われることも
あるが、これらの方法は製造工程が煩雑となり生産性を
低下させるので、現実的に好ましい方法とは言えない。
【0008】又、上記問題点に対応するための別の方法
として、エマルジョン型接着剤組成物中に無機系充填剤
を含有させることによって、多孔質材料の目止め効果を
高める方法も行われている。
として、エマルジョン型接着剤組成物中に無機系充填剤
を含有させることによって、多孔質材料の目止め効果を
高める方法も行われている。
【0009】例えば、特開平5−339550号公報で
は、「α−オレフィンと、無水マレイン酸及び/又は無
水マレイン酸イミドとの共重合物もしくはその中和物を
保護コロイドとして、酢酸ビニルもしくは酢酸ビニルと
他の不飽和単量体との混合物を乳化重合して得られる合
成樹脂エマルジョンの樹脂分100重量部に対し、無機
充填剤が50〜200重量部、脂肪族炭化水素もしくは
芳香族炭化水素又は特定の化学構造式で示される化合物
が1〜10重量部、の割合で含有されたことを特徴とす
る木質床材用接着剤組成物」が提案されている。
は、「α−オレフィンと、無水マレイン酸及び/又は無
水マレイン酸イミドとの共重合物もしくはその中和物を
保護コロイドとして、酢酸ビニルもしくは酢酸ビニルと
他の不飽和単量体との混合物を乳化重合して得られる合
成樹脂エマルジョンの樹脂分100重量部に対し、無機
充填剤が50〜200重量部、脂肪族炭化水素もしくは
芳香族炭化水素又は特定の化学構造式で示される化合物
が1〜10重量部、の割合で含有されたことを特徴とす
る木質床材用接着剤組成物」が提案されている。
【0010】しかし、上記提案による接着剤組成物は、
粘度、貯蔵安定性、ロール等での塗布時の機械的安定性
等の作業性に関する性能と接着強度、耐熱性、耐水性等
の接着性能とを同時に満足するものではなく、十分な実
用性を有するものとは言い難い。
粘度、貯蔵安定性、ロール等での塗布時の機械的安定性
等の作業性に関する性能と接着強度、耐熱性、耐水性等
の接着性能とを同時に満足するものではなく、十分な実
用性を有するものとは言い難い。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記従来の
問題点を解決するため、目止め処理やプライマー塗布等
の前処理を行うことなく、多孔質材料を始めとする各種
被着体に対する優れた接着力や優れた耐熱性、耐水性等
の接着性能を発揮し、且つ、貯蔵安定性や作業性等に優
れるエマルジョン型接着剤組成物を提供することを課題
とする。
問題点を解決するため、目止め処理やプライマー塗布等
の前処理を行うことなく、多孔質材料を始めとする各種
被着体に対する優れた接着力や優れた耐熱性、耐水性等
の接着性能を発揮し、且つ、貯蔵安定性や作業性等に優
れるエマルジョン型接着剤組成物を提供することを課題
とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
(以下、「第1発明」と記す)による接着剤組成物は、
下記(a1 )成分、下記(b)成分及び下記(c)成分
が含有されて成ることを特徴とする。 (a1 )成分:ビニルエステルモノマー単独もしくはビ
ニルエステルモノマーと該ビニルエステルモノマーと共
重合可能なモノマーとを乳化(共)重合して得られる
(共)重合体エマルジョン (b)成分:炭酸カルシウムを50重量%以上含有する
無機系充填剤 (c)成分:キレート環を形成し得る化合物
(以下、「第1発明」と記す)による接着剤組成物は、
下記(a1 )成分、下記(b)成分及び下記(c)成分
が含有されて成ることを特徴とする。 (a1 )成分:ビニルエステルモノマー単独もしくはビ
ニルエステルモノマーと該ビニルエステルモノマーと共
重合可能なモノマーとを乳化(共)重合して得られる
(共)重合体エマルジョン (b)成分:炭酸カルシウムを50重量%以上含有する
無機系充填剤 (c)成分:キレート環を形成し得る化合物
【0013】又、請求項2に記載の発明(以下、「第2
発明」と記す)による接着剤組成物は、下記(a2 )成
分、下記(b)成分、下記(c)成分及び下記(d)成
分が含有されて成ることを特徴とする。 (a2 )成分:エチレン−酢酸ビニル共重合体エマルジ
ョン (b)成分:炭酸カルシウムを50重量%以上含有する
無機系充填剤 (c)成分:キレート環を形成し得る化合物 (d)成分:アニオン性ウレタン樹脂エマルジョン
発明」と記す)による接着剤組成物は、下記(a2 )成
分、下記(b)成分、下記(c)成分及び下記(d)成
分が含有されて成ることを特徴とする。 (a2 )成分:エチレン−酢酸ビニル共重合体エマルジ
ョン (b)成分:炭酸カルシウムを50重量%以上含有する
無機系充填剤 (c)成分:キレート環を形成し得る化合物 (d)成分:アニオン性ウレタン樹脂エマルジョン
【0014】さらに、請求項3に記載の発明(以下、
「第3発明」と記す)による接着剤組成物は、上記第1
発明又は第2発明による接着剤組成物において、さらに
(e)成分として、分子内に活性水素原子と反応し得る
官能基を2個以上有する化合物が含有されて成ることを
特徴とする。
「第3発明」と記す)による接着剤組成物は、上記第1
発明又は第2発明による接着剤組成物において、さらに
(e)成分として、分子内に活性水素原子と反応し得る
官能基を2個以上有する化合物が含有されて成ることを
特徴とする。
【0015】さらに又、請求項4に記載の発明(以下、
「第4発明」と記す)による接着剤組成物は、上記第1
発明〜第3発明のいずれかによる接着剤組成物におい
て、上記(c)成分がエチレンジアミン四酢酸であるこ
とを特徴とする。
「第4発明」と記す)による接着剤組成物は、上記第1
発明〜第3発明のいずれかによる接着剤組成物におい
て、上記(c)成分がエチレンジアミン四酢酸であるこ
とを特徴とする。
【0016】第1発明による接着剤組成物には、(a1
)成分として、ビニルエステルモノマー単独もしくは
ビニルエステルモノマーと該ビニルエステルモノマーと
共重合可能なモノマーとを乳化(共)重合して得られる
(共)重合体エマルジョンが含有される。尚、ここで言
う「(共)重合」とは「重合」又は「共重合」を意味す
る。
)成分として、ビニルエステルモノマー単独もしくは
ビニルエステルモノマーと該ビニルエステルモノマーと
共重合可能なモノマーとを乳化(共)重合して得られる
(共)重合体エマルジョンが含有される。尚、ここで言
う「(共)重合」とは「重合」又は「共重合」を意味す
る。
【0017】上記ビニルエステルモノマーとしては、特
に限定されるものではないが、例えば、酢酸ビニル、プ
ロピオン酸ビニル、ピバリン酸ビニル、イソノナン酸ビ
ニル、バーサチック酸ビニル等が挙げられ、これらの1
種もしくは2種以上が好適に用いられるが、なかでも性
能とコストのバランスが良好な酢酸ビニルがより好適に
用いられる。
に限定されるものではないが、例えば、酢酸ビニル、プ
ロピオン酸ビニル、ピバリン酸ビニル、イソノナン酸ビ
ニル、バーサチック酸ビニル等が挙げられ、これらの1
種もしくは2種以上が好適に用いられるが、なかでも性
能とコストのバランスが良好な酢酸ビニルがより好適に
用いられる。
【0018】又、上記ビニルエステルモノマーと共重合
可能なモノマーとしては、公知の重合性二重結合を有す
るモノマーが好適に用いられ、特に限定されるものでは
ないが、例えば、(メタ)アクリル酸、メチル(メタ)
アクリレート、エチル(メタ)アクリレート、ブチル
(メタ)アクリレート、2−エチルヘキシル(メタ)ア
クリレート、エチレングリコールモノ(メタ)アクリレ
ート、エチレングリコールジ(メタ)アクリレート、プ
ロピレングリコール(メタ)アクリレート、グリシジル
(メタ)アクリレート、2−ヒドロキシエチル(メタ)
アクリレート、2−ヒドロキシプロピル(メタ)アクリ
レート、2−ヒドロキシブチル(メタ)アクリレート等
のアクリル系モノマーや、エチレン、プロピレン、スチ
レン、ブタジエン、アクリロニトリル、塩化ビニル、ク
ロロプレン、イソプレン、平均炭素数10の第3級カル
ボン酸ビニル等のモノマー等が挙げられ、これらの1種
もしくは2種以上が好適に用いられる。尚、ここで言う
「(メタ)アクリル」とは「アクリル」又は「メタクリ
ル」を意味する。
可能なモノマーとしては、公知の重合性二重結合を有す
るモノマーが好適に用いられ、特に限定されるものでは
ないが、例えば、(メタ)アクリル酸、メチル(メタ)
アクリレート、エチル(メタ)アクリレート、ブチル
(メタ)アクリレート、2−エチルヘキシル(メタ)ア
クリレート、エチレングリコールモノ(メタ)アクリレ
ート、エチレングリコールジ(メタ)アクリレート、プ
ロピレングリコール(メタ)アクリレート、グリシジル
(メタ)アクリレート、2−ヒドロキシエチル(メタ)
アクリレート、2−ヒドロキシプロピル(メタ)アクリ
レート、2−ヒドロキシブチル(メタ)アクリレート等
のアクリル系モノマーや、エチレン、プロピレン、スチ
レン、ブタジエン、アクリロニトリル、塩化ビニル、ク
ロロプレン、イソプレン、平均炭素数10の第3級カル
ボン酸ビニル等のモノマー等が挙げられ、これらの1種
もしくは2種以上が好適に用いられる。尚、ここで言う
「(メタ)アクリル」とは「アクリル」又は「メタクリ
ル」を意味する。
【0019】第1発明による接着剤組成物に(a1 )成
分として含有される(共)重合体エマルジョンの製造方
法は、特別なものではなく、例えば、ポリビニルアルコ
ール(PVA)やカルボキシル基変性PVAのような変
性PVA等を保護コロイドとして、ビニルエステルモノ
マー単独もしくはビニルエステルモノマーと該ビニルエ
ステルモノマーと共重合可能な上記モノマーとを重合触
媒の存在下で常法により乳化(共)重合すれば良い。
分として含有される(共)重合体エマルジョンの製造方
法は、特別なものではなく、例えば、ポリビニルアルコ
ール(PVA)やカルボキシル基変性PVAのような変
性PVA等を保護コロイドとして、ビニルエステルモノ
マー単独もしくはビニルエステルモノマーと該ビニルエ
ステルモノマーと共重合可能な上記モノマーとを重合触
媒の存在下で常法により乳化(共)重合すれば良い。
【0020】保護コロイドとして用いられるPVAもし
くは変性PVAは、特に限定されるものではないが、平
均鹸化度が70〜99.5モル%であるものが好まし
く、平均重合度が200〜3000であるものが好まし
い。又、必要に応じて、界面活性剤やセルロース系誘導
体等の乳化分散剤が上記PVAもしくは変性PVA等と
併用されても良い。
くは変性PVAは、特に限定されるものではないが、平
均鹸化度が70〜99.5モル%であるものが好まし
く、平均重合度が200〜3000であるものが好まし
い。又、必要に応じて、界面活性剤やセルロース系誘導
体等の乳化分散剤が上記PVAもしくは変性PVA等と
併用されても良い。
【0021】乳化(共)重合時に用いられる重合触媒と
しては、特に限定されるものではないが、例えば、過酸
化水素水、過硫酸アンモニウム、過硫酸カリウム、過硫
酸ナトリウム等の過硫酸塩、酒石酸、蟻酸、蓚酸等の還
元剤等が挙げられ、これらの1種もしくは2種以上が好
適に用いられる。
しては、特に限定されるものではないが、例えば、過酸
化水素水、過硫酸アンモニウム、過硫酸カリウム、過硫
酸ナトリウム等の過硫酸塩、酒石酸、蟻酸、蓚酸等の還
元剤等が挙げられ、これらの1種もしくは2種以上が好
適に用いられる。
【0022】第1発明による接着剤組成物には、(b)
成分として、炭酸カルシウムを50重量%以上含有する
無機系充填剤が含有される。
成分として、炭酸カルシウムを50重量%以上含有する
無機系充填剤が含有される。
【0023】接着剤組成物中に、(b)成分として、炭
酸カルシウムを50重量%以上含有する無機系充填剤を
含有させることにより、得られる接着剤組成物の多孔質
材料に対する接着性能が著しく向上する。
酸カルシウムを50重量%以上含有する無機系充填剤を
含有させることにより、得られる接着剤組成物の多孔質
材料に対する接着性能が著しく向上する。
【0024】上記炭酸カルシウムの種類としては、特に
限定されるものではないが、例えば、重質炭酸カルシウ
ム、コロイド軽質炭酸カルシウム、表面処理微粉炭酸カ
ルシウム等、従来公知の炭酸カルシウムが挙げられ、こ
れらの1種もしくは2種以上が好適に用いられる。
限定されるものではないが、例えば、重質炭酸カルシウ
ム、コロイド軽質炭酸カルシウム、表面処理微粉炭酸カ
ルシウム等、従来公知の炭酸カルシウムが挙げられ、こ
れらの1種もしくは2種以上が好適に用いられる。
【0025】又、炭酸カルシウムと併用され得る他の無
機系充填剤としては、特に限定されるものではないが、
例えば、タルク、クレー、雲母粉末、珪砂等、従来公知
のシリカ系充填剤が挙げられ、これらの1種もしくは2
種以上が好適に用いられる。
機系充填剤としては、特に限定されるものではないが、
例えば、タルク、クレー、雲母粉末、珪砂等、従来公知
のシリカ系充填剤が挙げられ、これらの1種もしくは2
種以上が好適に用いられる。
【0026】第1発明において(b)成分として用いら
れる無機系充填剤は、炭酸カルシウムを50重量%以上
含有する無機系充填剤であることが必要である。
れる無機系充填剤は、炭酸カルシウムを50重量%以上
含有する無機系充填剤であることが必要である。
【0027】無機系充填剤中の炭酸カルシウムの含有量
が50重量%未満であると、換言すれば炭酸カルシウム
以外の無機系充填剤の含有量が50重量%以上である
と、得られる接着剤組成物の粘度や構造粘性等が高くな
り過ぎて、貯蔵安定性や機械的安定性等が低下する。
が50重量%未満であると、換言すれば炭酸カルシウム
以外の無機系充填剤の含有量が50重量%以上である
と、得られる接着剤組成物の粘度や構造粘性等が高くな
り過ぎて、貯蔵安定性や機械的安定性等が低下する。
【0028】接着剤組成物中における(b)成分として
の上記無機系充填剤の含有量は、特に限定されるもので
はないが、(a1 )成分としての前記(共)重合体エマ
ルジョンの固形分100重量部に対し、無機系充填剤1
0〜300重量部であることが好ましく、20〜150
重量部であることがより好ましい。
の上記無機系充填剤の含有量は、特に限定されるもので
はないが、(a1 )成分としての前記(共)重合体エマ
ルジョンの固形分100重量部に対し、無機系充填剤1
0〜300重量部であることが好ましく、20〜150
重量部であることがより好ましい。
【0029】(a1 )成分としての(共)重合体エマル
ジョンの固形分100重量部に対する(b)成分として
の無機系充填剤の含有量が10重量部未満であると、得
られる接着剤組成物の多孔質材料に対する接着性能向上
効果を十分に得られないことがあり、逆に(共)重合体
エマルジョンの固形分100重量部に対する無機系充填
剤の含有量が300重量部を超えると、得られる接着剤
組成物の粘度や構造粘性等が高くなり過ぎて、貯蔵安定
性や機械的安定性等が低下したり、接着剤組成物中の樹
脂成分の割合が相対的に少なくなるので、接着強度発現
が遅くなったり、接着強度が却って低下することがあ
る。
ジョンの固形分100重量部に対する(b)成分として
の無機系充填剤の含有量が10重量部未満であると、得
られる接着剤組成物の多孔質材料に対する接着性能向上
効果を十分に得られないことがあり、逆に(共)重合体
エマルジョンの固形分100重量部に対する無機系充填
剤の含有量が300重量部を超えると、得られる接着剤
組成物の粘度や構造粘性等が高くなり過ぎて、貯蔵安定
性や機械的安定性等が低下したり、接着剤組成物中の樹
脂成分の割合が相対的に少なくなるので、接着強度発現
が遅くなったり、接着強度が却って低下することがあ
る。
【0030】第1発明による接着剤組成物には、(c)
成分として、キレート環を形成し得る化合物が含有され
る。
成分として、キレート環を形成し得る化合物が含有され
る。
【0031】接着剤組成物中に、(c)成分として、キ
レート環を形成し得る化合物を含有させることにより、
得られる接着剤組成物の粘度変化が少なくなり、貯蔵安
定性が著しく向上する。
レート環を形成し得る化合物を含有させることにより、
得られる接着剤組成物の粘度変化が少なくなり、貯蔵安
定性が著しく向上する。
【0032】上記キレート環を形成し得る化合物とは、
キレート環を形成し得る分子構造を有する化合物一般を
意味する。尚、ここで言うキレート環とは、1個の分子
の有する2個以上の配位原子が金属原子もしくはイオン
を挟むようにして形成する環構造のことであり、金属原
子もしくはイオンと(c)成分としてのキレート環を形
成し得る化合物との間で形成された安定な構造によっ
て、金属原子もしくはイオンを捕捉し得るものである。
キレート環を形成し得る分子構造を有する化合物一般を
意味する。尚、ここで言うキレート環とは、1個の分子
の有する2個以上の配位原子が金属原子もしくはイオン
を挟むようにして形成する環構造のことであり、金属原
子もしくはイオンと(c)成分としてのキレート環を形
成し得る化合物との間で形成された安定な構造によっ
て、金属原子もしくはイオンを捕捉し得るものである。
【0033】上記キレート環を形成し得る化合物として
は、特に限定されるものではないが、例えば、蓚酸、エ
チレンジアミン、トリメチレンジアミン、ジメチルグリ
オキシム、ジチゾン、オキシン、アセチルアセトン、グ
リシン、エチレンジアミン四酢酸(EDTA)、ニトリ
ロ三酢酸(NTA)、各種クラウンエーテル類等や、こ
れらの誘導体等が挙げられ、これらの1種もしくは2種
以上が好適に用いられる。
は、特に限定されるものではないが、例えば、蓚酸、エ
チレンジアミン、トリメチレンジアミン、ジメチルグリ
オキシム、ジチゾン、オキシン、アセチルアセトン、グ
リシン、エチレンジアミン四酢酸(EDTA)、ニトリ
ロ三酢酸(NTA)、各種クラウンエーテル類等や、こ
れらの誘導体等が挙げられ、これらの1種もしくは2種
以上が好適に用いられる。
【0034】又、上記キレート環を形成し得る化合物が
カルボキシル基等のような塩を形成し得る官能基を有す
る化合物である場合、ナトリウム塩やカリウム塩等のよ
うな金属塩の形態であっても良い。
カルボキシル基等のような塩を形成し得る官能基を有す
る化合物である場合、ナトリウム塩やカリウム塩等のよ
うな金属塩の形態であっても良い。
【0035】上記各種キレート環を形成し得る化合物の
なかでもアセチルアセトン、エチレンジアミン四酢酸
(EDTA)もしくはこれらの金属塩等の1種もしくは
2種以上がより好適に用いられる。
なかでもアセチルアセトン、エチレンジアミン四酢酸
(EDTA)もしくはこれらの金属塩等の1種もしくは
2種以上がより好適に用いられる。
【0036】接着剤組成物中における(c)成分として
の上記キレート環を形成し得る化合物の含有量は、特に
限定されるものではないが、(a1 )成分としての前記
(共)重合体エマルジョンの固形分100重量部に対
し、キレート環を形成し得る化合物0.05〜5重量部
であることが好ましい。
の上記キレート環を形成し得る化合物の含有量は、特に
限定されるものではないが、(a1 )成分としての前記
(共)重合体エマルジョンの固形分100重量部に対
し、キレート環を形成し得る化合物0.05〜5重量部
であることが好ましい。
【0037】(a1 )成分としての(共)重合体エマル
ジョンの固形分100重量部に対する(c)成分として
のキレート環を形成し得る化合物の含有量が0.05重
量部未満であると、得られる接着剤組成物の貯蔵安定性
向上効果が不十分となることがあり、逆に(共)重合体
エマルジョンの固形分100重量部に対するキレート環
を形成し得る化合物の含有量が5重量部を超えると、
(共)重合体エマルジョン自体の分散性が損なわれて粒
子の凝集を招き、貯蔵安定性が低下することがある。
ジョンの固形分100重量部に対する(c)成分として
のキレート環を形成し得る化合物の含有量が0.05重
量部未満であると、得られる接着剤組成物の貯蔵安定性
向上効果が不十分となることがあり、逆に(共)重合体
エマルジョンの固形分100重量部に対するキレート環
を形成し得る化合物の含有量が5重量部を超えると、
(共)重合体エマルジョン自体の分散性が損なわれて粒
子の凝集を招き、貯蔵安定性が低下することがある。
【0038】次に、第2発明による接着剤組成物には、
(a2 )成分として、エチレン−酢酸ビニル共重合体エ
マルジョンが含有される。
(a2 )成分として、エチレン−酢酸ビニル共重合体エ
マルジョンが含有される。
【0039】上記(a2 )成分としてのエチレン−酢酸
ビニル共重合体エマルジョンは、酢酸ビニルモノマーと
エチレンを常法により加圧下で乳化共重合して得られ
る。
ビニル共重合体エマルジョンは、酢酸ビニルモノマーと
エチレンを常法により加圧下で乳化共重合して得られ
る。
【0040】上記エチレン−酢酸ビニル共重合体中のエ
チレン含有量は、特に限定されるものではないが、5〜
40重量%であることが好ましく、10〜25重量%で
あることがより好ましい。
チレン含有量は、特に限定されるものではないが、5〜
40重量%であることが好ましく、10〜25重量%で
あることがより好ましい。
【0041】エチレン−酢酸ビニル共重合体中のエチレ
ン含有量が5重量%未満であると、得られる接着剤組成
物の造膜温度が高くなって、造膜性や低温接着性が低下
することがあり、逆にエチレン含有量が40重量%を超
えると、得られる接着剤組成物の各種被着体に対する接
着性や耐熱性が低下することがある。
ン含有量が5重量%未満であると、得られる接着剤組成
物の造膜温度が高くなって、造膜性や低温接着性が低下
することがあり、逆にエチレン含有量が40重量%を超
えると、得られる接着剤組成物の各種被着体に対する接
着性や耐熱性が低下することがある。
【0042】又、上記エチレン−酢酸ビニル共重合体エ
マルジョンは、酢酸ビニルとエチレンの二元共重合体エ
マルジョンに限定されるものではなく、酢酸ビニルとエ
チレン及び前記ビニルエステルモノマーと共重合可能な
モノマーとして例示したような重合性二重結合を有する
モノマーの1種もしくは2種以上を共重合して得られる
三元以上の共重合体エマルジョンであっても良い。
マルジョンは、酢酸ビニルとエチレンの二元共重合体エ
マルジョンに限定されるものではなく、酢酸ビニルとエ
チレン及び前記ビニルエステルモノマーと共重合可能な
モノマーとして例示したような重合性二重結合を有する
モノマーの1種もしくは2種以上を共重合して得られる
三元以上の共重合体エマルジョンであっても良い。
【0043】第2発明による接着剤組成物には、(a2
)成分としての上記エチレン−酢酸ビニル共重合体エ
マルジョン、(b)成分としての前記炭酸カルシウムを
50重量%以上含有する無機系充填剤及び(c)成分と
してのキレート環を形成し得る化合物以外に、さらに
(d)成分として、アニオン性ウレタン樹脂エマルジョ
ンが含有される。
)成分としての上記エチレン−酢酸ビニル共重合体エ
マルジョン、(b)成分としての前記炭酸カルシウムを
50重量%以上含有する無機系充填剤及び(c)成分と
してのキレート環を形成し得る化合物以外に、さらに
(d)成分として、アニオン性ウレタン樹脂エマルジョ
ンが含有される。
【0044】接着剤組成物中に(d)成分としてのアニ
オン性ウレタン樹脂エマルジョンを含有させることによ
り、得られる接着剤組成物の接着性、耐熱性、耐水性等
の接着性能が著しく向上する。
オン性ウレタン樹脂エマルジョンを含有させることによ
り、得られる接着剤組成物の接着性、耐熱性、耐水性等
の接着性能が著しく向上する。
【0045】上記アニオン性ウレタン樹脂エマルジョン
は、特に限定されるものではないが、例えば、ポリオー
ル化合物とポリイソシアネート化合物との反応生成物
と、分子内に活性水素を1個以上有する官能基を含有
し、且つ、酸基を含有する官能性化合物とを反応させて
合成されるポリウレタン樹脂を水に分散させてエマルジ
ョン化することにより得ることが出来る。
は、特に限定されるものではないが、例えば、ポリオー
ル化合物とポリイソシアネート化合物との反応生成物
と、分子内に活性水素を1個以上有する官能基を含有
し、且つ、酸基を含有する官能性化合物とを反応させて
合成されるポリウレタン樹脂を水に分散させてエマルジ
ョン化することにより得ることが出来る。
【0046】上記ポリウレタン樹脂の合成に用いられる
ポリオール化合物としては、分子内に2個以上の水酸基
を有する化合物が好適に用いられ、特に限定されるもの
ではないが、例えば、エチレングリコール、ジエチレン
グリコール、プロピレングリコール、1,4−ブタンジ
オール、1,6−ヘキサンジオール、ネオペンチルグリ
コール、トリメチロールプロパン、グリセリン等の多価
アルコール類;ポリエチレングリコール、ポリプロピレ
ングリコール、ポリテトラメチレンエーテルグリコール
等のポリエーテルポリオール類;アジピン酸、セバシン
酸、イタコン酸、無水マレイン酸、テレフタル酸、イソ
フタル酸、フマル酸、琥珀酸、蓚酸、マロン酸、グルタ
ル酸、ピメリン酸、スベリン酸、アゼライン酸等のジカ
ルボン酸類とエチレングリコール、ジエチレングリコー
ル、プロピレングリコール、1,4−ブタンジオール、
1,6−ヘキサンジオール、ネオペンチルグリコール、
1,2−プロパンジオール、1,3−プロパンジオー
ル、1,9−ノナンジオール、3−メチル−1,5−ペ
ンタンジオール、トリプロピレングリコール、トリメチ
ロールプロパン、グリセリン等のポリオール化合物とを
反応させて得られるポリエステルポリオール類;ポリカ
プロラクトンポリオール、ポリ−β−メチル−δ−バレ
ロラクトン等のポリラクトン系ポリエステルポリオール
類;ポリブタジエンポリオールもしくはその水添物、ポ
リカーボネートポリオール、ポリチオエーテルポリオー
ル、ポリアクリル酸エステルポリオール等が挙げられ、
これらの1種もしくは2種以上が好適に用いられる。
ポリオール化合物としては、分子内に2個以上の水酸基
を有する化合物が好適に用いられ、特に限定されるもの
ではないが、例えば、エチレングリコール、ジエチレン
グリコール、プロピレングリコール、1,4−ブタンジ
オール、1,6−ヘキサンジオール、ネオペンチルグリ
コール、トリメチロールプロパン、グリセリン等の多価
アルコール類;ポリエチレングリコール、ポリプロピレ
ングリコール、ポリテトラメチレンエーテルグリコール
等のポリエーテルポリオール類;アジピン酸、セバシン
酸、イタコン酸、無水マレイン酸、テレフタル酸、イソ
フタル酸、フマル酸、琥珀酸、蓚酸、マロン酸、グルタ
ル酸、ピメリン酸、スベリン酸、アゼライン酸等のジカ
ルボン酸類とエチレングリコール、ジエチレングリコー
ル、プロピレングリコール、1,4−ブタンジオール、
1,6−ヘキサンジオール、ネオペンチルグリコール、
1,2−プロパンジオール、1,3−プロパンジオー
ル、1,9−ノナンジオール、3−メチル−1,5−ペ
ンタンジオール、トリプロピレングリコール、トリメチ
ロールプロパン、グリセリン等のポリオール化合物とを
反応させて得られるポリエステルポリオール類;ポリカ
プロラクトンポリオール、ポリ−β−メチル−δ−バレ
ロラクトン等のポリラクトン系ポリエステルポリオール
類;ポリブタジエンポリオールもしくはその水添物、ポ
リカーボネートポリオール、ポリチオエーテルポリオー
ル、ポリアクリル酸エステルポリオール等が挙げられ、
これらの1種もしくは2種以上が好適に用いられる。
【0047】上記ポリオール化合物の分子量は、特に限
定されるものではないが、数平均分子量で1000〜5
000であることが好ましい。ポリオール化合物の数平
均分子量が1000未満であると、得られるアニオン性
ウレタン樹脂エマルジョンの乾燥皮膜が硬くなり過ぎ
て、接着剤組成物の初期接着力が低下することがあり、
逆に5000を超えると、得られるアニオン性ウレタン
樹脂エマルジョンの乾燥皮膜が柔らかくなり過ぎて、接
着剤組成物の耐熱性が低下することがある。
定されるものではないが、数平均分子量で1000〜5
000であることが好ましい。ポリオール化合物の数平
均分子量が1000未満であると、得られるアニオン性
ウレタン樹脂エマルジョンの乾燥皮膜が硬くなり過ぎ
て、接着剤組成物の初期接着力が低下することがあり、
逆に5000を超えると、得られるアニオン性ウレタン
樹脂エマルジョンの乾燥皮膜が柔らかくなり過ぎて、接
着剤組成物の耐熱性が低下することがある。
【0048】又、ポリウレタン樹脂の合成に用いられる
ポリイソシアネート化合物としては、分子内に2個以上
のイソシアネート基を有する有機ポリイソシアネート化
合物が好適に用いられ、特に限定されるものではない
が、例えば、1,4−テトラメチレンジイソシアネー
ト、1,6−ヘキサメチレンジイソシアネート、2,
4,4−トリメチルヘキサメチレンジイソシアネート、
2,2,4−トリメチルヘキサメチレンジイソシアネー
ト、3−イソシアネートメチル−3,5,5−トリメチ
ルシクロヘキシルイソシアネート、ジシクロヘキシルメ
タン−4,4’−ジイソシアネート、メチルシクロヘキ
シル−2,4−ジイソシアネート、メチルシクロヘキシ
ル−2,6−ジイソシアネート、キシリレンジイソシア
ネート、1,3−ビス(イソシアネート)メチルシクロ
ヘキサン、テトラメチルキシリレンジイソシアネート、
トランスシクロヘキサン−1,4−ジイソシアネート、
リジンジイソシアネート等の脂肪族ジイソシアネート化
合物;2,4−トルイレンジイソシアネート、2,6−
トルイレンジイソシアネート、ジフェニルメタン−4,
4’−ジイソシアネート、1,5’−ナフテンジイソシ
アネート、トリジンジイソシアネート、ジフェニルメチ
ルメタンジイソシアネート、テトラアルキルジフェニル
メタンジイソシアネート、4,4’−ジベンジルジイソ
シアネート、1,3−フェニレンジイソシアネート等の
芳香族ジイソシアネート化合物;リジンエステルトリイ
ソシアネート、トリフェニルメタントリイソシアネー
ト、1,6,11−ウンデカントリイソシアネート、
1,8−イソシアネート−4,4−イソシアネートメチ
ルオクタン、1,3,6−ヘキサメチレントリイソシア
ネート、ビシクロヘプタントリイソシアネート、トリメ
チロールプロパンと2,4−トルイレンジイソシアネー
トとのアダクト体、トリメチロールプロパンと1,6−
ヘキサメチレンジイソシアネートとのアダクト体等のト
リイソシアネート化合物等が挙げられ、これらの1種も
しくは2種以上が好適に用いられる。
ポリイソシアネート化合物としては、分子内に2個以上
のイソシアネート基を有する有機ポリイソシアネート化
合物が好適に用いられ、特に限定されるものではない
が、例えば、1,4−テトラメチレンジイソシアネー
ト、1,6−ヘキサメチレンジイソシアネート、2,
4,4−トリメチルヘキサメチレンジイソシアネート、
2,2,4−トリメチルヘキサメチレンジイソシアネー
ト、3−イソシアネートメチル−3,5,5−トリメチ
ルシクロヘキシルイソシアネート、ジシクロヘキシルメ
タン−4,4’−ジイソシアネート、メチルシクロヘキ
シル−2,4−ジイソシアネート、メチルシクロヘキシ
ル−2,6−ジイソシアネート、キシリレンジイソシア
ネート、1,3−ビス(イソシアネート)メチルシクロ
ヘキサン、テトラメチルキシリレンジイソシアネート、
トランスシクロヘキサン−1,4−ジイソシアネート、
リジンジイソシアネート等の脂肪族ジイソシアネート化
合物;2,4−トルイレンジイソシアネート、2,6−
トルイレンジイソシアネート、ジフェニルメタン−4,
4’−ジイソシアネート、1,5’−ナフテンジイソシ
アネート、トリジンジイソシアネート、ジフェニルメチ
ルメタンジイソシアネート、テトラアルキルジフェニル
メタンジイソシアネート、4,4’−ジベンジルジイソ
シアネート、1,3−フェニレンジイソシアネート等の
芳香族ジイソシアネート化合物;リジンエステルトリイ
ソシアネート、トリフェニルメタントリイソシアネー
ト、1,6,11−ウンデカントリイソシアネート、
1,8−イソシアネート−4,4−イソシアネートメチ
ルオクタン、1,3,6−ヘキサメチレントリイソシア
ネート、ビシクロヘプタントリイソシアネート、トリメ
チロールプロパンと2,4−トルイレンジイソシアネー
トとのアダクト体、トリメチロールプロパンと1,6−
ヘキサメチレンジイソシアネートとのアダクト体等のト
リイソシアネート化合物等が挙げられ、これらの1種も
しくは2種以上が好適に用いられる。
【0049】さらに、ポリウレタン樹脂の合成に用いら
れる分子内に活性水素を1個以上有する官能基を含有
し、且つ、酸基を含有する官能性化合物としては、分子
内に水酸基や1級アミノ基もしくは2級アミノ基等のよ
うなイソシアネート基と反応し得る活性水素を1個以上
有する官能基を含有し、且つ、カルボン酸基やスルホン
酸基等のような酸基を含有する官能性化合物(以下、単
に「官能性化合物」と記す)が好適に用いられ、特に限
定されるものではないが、例えば、3,4−ジアミノブ
タンスルホン酸、3,6−ジアミノ−2−トルエンスル
ホン酸、2,6−ジアミノベンゼンスルホン酸、N−
(2−アミノエチル)−2−アミノエチルスルホン酸等
のスルホン酸基含有化合物;2,2−ジメチロール乳
酸、2,2−ジメチロールプロピオン酸、2,2−ジメ
チロール吉草酸等のカルボン酸基含有化合物等が挙げら
れ、これらの1種もしくは2種以上が好適に用いられ
る。
れる分子内に活性水素を1個以上有する官能基を含有
し、且つ、酸基を含有する官能性化合物としては、分子
内に水酸基や1級アミノ基もしくは2級アミノ基等のよ
うなイソシアネート基と反応し得る活性水素を1個以上
有する官能基を含有し、且つ、カルボン酸基やスルホン
酸基等のような酸基を含有する官能性化合物(以下、単
に「官能性化合物」と記す)が好適に用いられ、特に限
定されるものではないが、例えば、3,4−ジアミノブ
タンスルホン酸、3,6−ジアミノ−2−トルエンスル
ホン酸、2,6−ジアミノベンゼンスルホン酸、N−
(2−アミノエチル)−2−アミノエチルスルホン酸等
のスルホン酸基含有化合物;2,2−ジメチロール乳
酸、2,2−ジメチロールプロピオン酸、2,2−ジメ
チロール吉草酸等のカルボン酸基含有化合物等が挙げら
れ、これらの1種もしくは2種以上が好適に用いられ
る。
【0050】上記官能性化合物は、酸基を含有するの
で、得られるポリウレタン樹脂内に親水性基としての酸
基を導入し、ポリウレタン樹脂を水中に分散させる時の
安定性を向上させる効果を発揮する。
で、得られるポリウレタン樹脂内に親水性基としての酸
基を導入し、ポリウレタン樹脂を水中に分散させる時の
安定性を向上させる効果を発揮する。
【0051】分子内に酸基が導入されたポリウレタン樹
脂はアイオノマー構造と呼称され、それ自体が界面活性
能力を具備し、優れた自己乳化性を有するので、乳化剤
や界面活性剤等のような低分子親水性化合物を用いるこ
となく、水中に安定的に分散させることが出来る。従っ
て、このポリウレタン樹脂を乳化して得られるアニオン
性ウレタン樹脂エマルジョンを含有してなる接着剤組成
物は耐水性の優れたものとなる。
脂はアイオノマー構造と呼称され、それ自体が界面活性
能力を具備し、優れた自己乳化性を有するので、乳化剤
や界面活性剤等のような低分子親水性化合物を用いるこ
となく、水中に安定的に分散させることが出来る。従っ
て、このポリウレタン樹脂を乳化して得られるアニオン
性ウレタン樹脂エマルジョンを含有してなる接着剤組成
物は耐水性の優れたものとなる。
【0052】上記ポリウレタン樹脂の界面活性能力をよ
り向上させるために、通常、カルボン酸基やスルホン酸
基等のような酸基は、中和剤によって中和され、カルボ
ン酸塩基やスルホン酸塩基等のような酸塩基の形にして
用いられることが好ましい。
り向上させるために、通常、カルボン酸基やスルホン酸
基等のような酸基は、中和剤によって中和され、カルボ
ン酸塩基やスルホン酸塩基等のような酸塩基の形にして
用いられることが好ましい。
【0053】上記中和剤としては、特に限定されるもの
ではないが、例えば、トリエチルアミン、トリエタノー
ルアミン等の3級アミン化合物や水酸化カリウム、水酸
化ナトリウム等の無機アルカリ化合物等が挙げられ、こ
れらの1種もしくは2種以上が好適に用いられる。
ではないが、例えば、トリエチルアミン、トリエタノー
ルアミン等の3級アミン化合物や水酸化カリウム、水酸
化ナトリウム等の無機アルカリ化合物等が挙げられ、こ
れらの1種もしくは2種以上が好適に用いられる。
【0054】ポリウレタン樹脂に親水性を付与するため
の別の方法として、上記酸基を導入する方法以外に、ポ
リエチレングリコールのようなノニオン性の親水性化合
物を使用する方法も挙げられる。
の別の方法として、上記酸基を導入する方法以外に、ポ
リエチレングリコールのようなノニオン性の親水性化合
物を使用する方法も挙げられる。
【0055】例えば、ポリウレタン樹脂を合成する時の
原料として、イソシアネート基と反応し得る活性水素を
1個以上有する水酸基や1級アミノ基もしくは2級アミ
ノ基等の官能基を分子内に含有し、且つ、ポリエチレン
グリコール骨格を有する化合物を使用することにより上
記方法は達成される。
原料として、イソシアネート基と反応し得る活性水素を
1個以上有する水酸基や1級アミノ基もしくは2級アミ
ノ基等の官能基を分子内に含有し、且つ、ポリエチレン
グリコール骨格を有する化合物を使用することにより上
記方法は達成される。
【0056】但し、第2発明による接着剤組成物に含有
されるウレタン樹脂エマルジョンはアニオン性であるこ
とが必要であるので、ポリウレタン樹脂に親水性を付与
する方法としては、前記酸基を導入する方法、又は、酸
基を導入する方法と上記ノニオン性の化合物を使用する
方法を併用する方法のいずれかの方法を採用する必要が
ある。
されるウレタン樹脂エマルジョンはアニオン性であるこ
とが必要であるので、ポリウレタン樹脂に親水性を付与
する方法としては、前記酸基を導入する方法、又は、酸
基を導入する方法と上記ノニオン性の化合物を使用する
方法を併用する方法のいずれかの方法を採用する必要が
ある。
【0057】又、上記ポリウレタン樹脂を合成する時の
原料として、本発明の課題達成を阻害しない範囲で必要
に応じて、鎖延長や分子量調節等の目的で種々の活性水
素含有化合物が使用されても良い。
原料として、本発明の課題達成を阻害しない範囲で必要
に応じて、鎖延長や分子量調節等の目的で種々の活性水
素含有化合物が使用されても良い。
【0058】上記活性水素含有化合物としては、特に限
定されるものではないが、例えば、エチレンジアミン、
1,4−ブタンジアミン、1,6−ヘキサンジアミン等
の多価アミン類;トリエタノールアミン等の3級アミン
含有多価アルコール類;メタノール、エタノール、ブタ
ノール等のモノアルコール類等が挙げられ、これらの1
種もしくは2種以上が好適に用いられる。
定されるものではないが、例えば、エチレンジアミン、
1,4−ブタンジアミン、1,6−ヘキサンジアミン等
の多価アミン類;トリエタノールアミン等の3級アミン
含有多価アルコール類;メタノール、エタノール、ブタ
ノール等のモノアルコール類等が挙げられ、これらの1
種もしくは2種以上が好適に用いられる。
【0059】上述した方法で得られるポリウレタン樹脂
は、優れた自己乳化性を有するので、乳化剤や界面活性
剤等を用いることなく、アセトン法、プレポリマーミキ
シング法、ケチミン法、ホットメルトディスパージョン
法等の従来公知の方法によって安定なアニオン性ウレタ
ン樹脂エマルジョンとすることが出来る。
は、優れた自己乳化性を有するので、乳化剤や界面活性
剤等を用いることなく、アセトン法、プレポリマーミキ
シング法、ケチミン法、ホットメルトディスパージョン
法等の従来公知の方法によって安定なアニオン性ウレタ
ン樹脂エマルジョンとすることが出来る。
【0060】こうして得られるアニオン性ウレタン樹脂
エマルジョンの固形分は、特に限定されるものではない
が、30〜70重量%であることが好ましく、40〜6
0重量%であることがより好ましい。
エマルジョンの固形分は、特に限定されるものではない
が、30〜70重量%であることが好ましく、40〜6
0重量%であることがより好ましい。
【0061】第2発明による接着剤組成物中における
(d)成分としての上記アニオン性ウレタン樹脂エマル
ジョンの含有量は、特に限定されるものではないが、
(a2 )成分としての前記エチレン−酢酸ビニル共重合
体エマルジョンの固形分100重量部に対し、アニオン
性ウレタン樹脂エマルジョンの固形分3〜150重量部
であることが好ましい。
(d)成分としての上記アニオン性ウレタン樹脂エマル
ジョンの含有量は、特に限定されるものではないが、
(a2 )成分としての前記エチレン−酢酸ビニル共重合
体エマルジョンの固形分100重量部に対し、アニオン
性ウレタン樹脂エマルジョンの固形分3〜150重量部
であることが好ましい。
【0062】(a2 )成分としてのエチレン−酢酸ビニ
ル共重合体エマルジョンの固形分100重量部に対する
(d)成分としてのアニオン性ウレタン樹脂エマルジョ
ンの固形分の含有量が3重量部未満であると、アニオン
性ウレタン樹脂エマルジョンを含有させることによる接
着性能向上効果を十分に得られないことがあり、逆にエ
チレン−酢酸ビニル共重合体エマルジョンの固形分10
0重量部に対するアニオン性ウレタン樹脂エマルジョン
の固形分の含有量が150重量部を超えると、コストが
高くなるため実用性が乏しくなることがある。
ル共重合体エマルジョンの固形分100重量部に対する
(d)成分としてのアニオン性ウレタン樹脂エマルジョ
ンの固形分の含有量が3重量部未満であると、アニオン
性ウレタン樹脂エマルジョンを含有させることによる接
着性能向上効果を十分に得られないことがあり、逆にエ
チレン−酢酸ビニル共重合体エマルジョンの固形分10
0重量部に対するアニオン性ウレタン樹脂エマルジョン
の固形分の含有量が150重量部を超えると、コストが
高くなるため実用性が乏しくなることがある。
【0063】次に、第3発明による接着剤組成物は、第
1発明又は第2発明による接着剤組成物において、(a
1 )成分、(b)成分及び(c)成分以外に(第1発
明)、又は、(a2 )成分、(b)成分、(c)成分及
び(d)成分以外に(第2発明)、さらに(e)成分と
して、分子内に活性水素原子と反応し得る官能基を2個
以上有する化合物が含有されて成ることが必要である。
1発明又は第2発明による接着剤組成物において、(a
1 )成分、(b)成分及び(c)成分以外に(第1発
明)、又は、(a2 )成分、(b)成分、(c)成分及
び(d)成分以外に(第2発明)、さらに(e)成分と
して、分子内に活性水素原子と反応し得る官能基を2個
以上有する化合物が含有されて成ることが必要である。
【0064】上記(e)成分としての分子内に活性水素
原子と反応し得る官能基を2個以上有する化合物は、硬
化剤としての機能を有し、得られる接着剤組成物の接着
力、耐熱性、耐水性等の接着性能を著しく向上させる。
原子と反応し得る官能基を2個以上有する化合物は、硬
化剤としての機能を有し、得られる接着剤組成物の接着
力、耐熱性、耐水性等の接着性能を著しく向上させる。
【0065】上記分子内に活性水素原子と反応し得る官
能基を2個以上有する化合物(以下、「硬化剤」と記
す)としては、特に限定されるものではないが、例え
ば、イソシアネート系硬化剤、メラミン系硬化剤、アジ
リジン系硬化剤、エポキシ系硬化剤、オキサゾリン系硬
化剤、カルボジイミド系硬化剤等、従来公知の硬化剤が
挙げられ、これらの1種もしくは2種以上が好適に用い
られるが、なかでもイソシアネート系硬化剤、エポキシ
系硬化剤、カルボジイミド系硬化剤等の1種もしくは2
種以上がより好適に用いられる。
能基を2個以上有する化合物(以下、「硬化剤」と記
す)としては、特に限定されるものではないが、例え
ば、イソシアネート系硬化剤、メラミン系硬化剤、アジ
リジン系硬化剤、エポキシ系硬化剤、オキサゾリン系硬
化剤、カルボジイミド系硬化剤等、従来公知の硬化剤が
挙げられ、これらの1種もしくは2種以上が好適に用い
られるが、なかでもイソシアネート系硬化剤、エポキシ
系硬化剤、カルボジイミド系硬化剤等の1種もしくは2
種以上がより好適に用いられる。
【0066】イソシアネート系硬化剤としては、分子中
に2個以上のイソシアネート基を有する化合物であれば
良く、特に限定されるものではないが、例えば、トルイ
レンジイソシアネート(TDI)、ジフェニルメタンジ
イソシアネート(MDI)、ヘキサメチレンジイソシア
ネート(HDI)等のジイソシアネート化合物や、これ
らの二量体、三量体、もしくは、それ以上の多量体であ
るポリイソシアネート化合物、又は、これらの変性物で
ある変性ポリイソシアネート化合物等が挙げられ、これ
らの1種もしくは2種以上が好適に用いられるが、なか
でもポリイソシアネート化合物を例えばポリエチレング
リコールのようなノニオン性の親水性化合物で変性して
得られる水分散性の変性ポリイソシアネート化合物の1
種もしくは2種以上が所謂「水性硬化剤」としてより好
適に用いられる。
に2個以上のイソシアネート基を有する化合物であれば
良く、特に限定されるものではないが、例えば、トルイ
レンジイソシアネート(TDI)、ジフェニルメタンジ
イソシアネート(MDI)、ヘキサメチレンジイソシア
ネート(HDI)等のジイソシアネート化合物や、これ
らの二量体、三量体、もしくは、それ以上の多量体であ
るポリイソシアネート化合物、又は、これらの変性物で
ある変性ポリイソシアネート化合物等が挙げられ、これ
らの1種もしくは2種以上が好適に用いられるが、なか
でもポリイソシアネート化合物を例えばポリエチレング
リコールのようなノニオン性の親水性化合物で変性して
得られる水分散性の変性ポリイソシアネート化合物の1
種もしくは2種以上が所謂「水性硬化剤」としてより好
適に用いられる。
【0067】エポキシ系硬化剤としては、分子中に2個
以上のエポキシ基を有する化合物であれば良く、特に限
定されるものではないが、例えば、ビスフェノール型エ
ポキシ化合物、フェノールノボラック型エポキシ化合
物、例えばN,N,N’,N’−テトラグリシジル−m
−キシリレンジアミン等の3級アミンを含有するエポキ
シ化合物等のようなそれ自体は水溶性や強い親水性を有
しないエポキシ系硬化剤;親水性セグメントで変成され
た水溶性エポキシ系硬化剤;ビスフェノール型エポキシ
化合物やフェノールノボラック型エポキシ化合物等を乳
化剤によって強制的に水中に分散させた水分散型エポキ
シ系硬化剤等が挙げられ、これらの1種もしくは2種以
上が好適に用いられるが、なかでも水溶性エポキシ系硬
化剤の1種もしくは2種以上がより好適に用いられる。
以上のエポキシ基を有する化合物であれば良く、特に限
定されるものではないが、例えば、ビスフェノール型エ
ポキシ化合物、フェノールノボラック型エポキシ化合
物、例えばN,N,N’,N’−テトラグリシジル−m
−キシリレンジアミン等の3級アミンを含有するエポキ
シ化合物等のようなそれ自体は水溶性や強い親水性を有
しないエポキシ系硬化剤;親水性セグメントで変成され
た水溶性エポキシ系硬化剤;ビスフェノール型エポキシ
化合物やフェノールノボラック型エポキシ化合物等を乳
化剤によって強制的に水中に分散させた水分散型エポキ
シ系硬化剤等が挙げられ、これらの1種もしくは2種以
上が好適に用いられるが、なかでも水溶性エポキシ系硬
化剤の1種もしくは2種以上がより好適に用いられる。
【0068】上記水溶性エポキシ系硬化剤としては、特
に限定されるものではないが、例えば、ポリエチレング
リコールジグリシジルエーテル、ポリプロピレグリコー
ルジグリシジルエーテル、レゾルシンジグリシジルエー
テル、1,6−ヘキサンジオールジグリシジルエーテ
ル、グリセロールポリグリシジルエーテル、トリメチロ
ールプロパンポリグリシジルエーテル、ソルビトールポ
リグリシジルエーテル、ソルビタンポリグリシジルエー
テル、ポリグリセロールポリグリシジルエーテルペンタ
エリスリトールポリグリシジルエーテル等が挙げられ、
これらの1種もしくは2種以上が好適に用いられる。
に限定されるものではないが、例えば、ポリエチレング
リコールジグリシジルエーテル、ポリプロピレグリコー
ルジグリシジルエーテル、レゾルシンジグリシジルエー
テル、1,6−ヘキサンジオールジグリシジルエーテ
ル、グリセロールポリグリシジルエーテル、トリメチロ
ールプロパンポリグリシジルエーテル、ソルビトールポ
リグリシジルエーテル、ソルビタンポリグリシジルエー
テル、ポリグリセロールポリグリシジルエーテルペンタ
エリスリトールポリグリシジルエーテル等が挙げられ、
これらの1種もしくは2種以上が好適に用いられる。
【0069】カルボジイミド系硬化剤としては、特に限
定されるものではないが、例えば、一般式R1 −N=C
=N−R2 において、R1 及び/又はR2 が水素、プロ
ピル基、シクロヘキシル基又はp−トルオイル基のいず
れかである化合物等が挙げられ、これらの1種もしくは
2種以上が好適に用いられる。
定されるものではないが、例えば、一般式R1 −N=C
=N−R2 において、R1 及び/又はR2 が水素、プロ
ピル基、シクロヘキシル基又はp−トルオイル基のいず
れかである化合物等が挙げられ、これらの1種もしくは
2種以上が好適に用いられる。
【0070】上記カルボジイミド系硬化剤は、変成によ
り親水性を付与されたものが好ましく、接着剤組成物中
へは水もしくは親水性の有機溶剤で希釈された状態で添
加されることが好ましい。
り親水性を付与されたものが好ましく、接着剤組成物中
へは水もしくは親水性の有機溶剤で希釈された状態で添
加されることが好ましい。
【0071】第3発明による接着剤組成物中における
(e)成分としての分子内に活性水素原子と反応し得る
官能基を2個以上有する化合物(硬化剤)の含有量は、
特に限定されるものではないが、(a1 )成分としての
(共)重合体エマルジョン(第1発明)又は(a2 )成
分としてのエチレン−酢酸ビニル共重合体エマルジョン
(第2発明)の固形分100重量部に対し、硬化剤の固
形分0.3〜30重量部であることが好ましく、0.5
〜10重量部であることがより好ましい。
(e)成分としての分子内に活性水素原子と反応し得る
官能基を2個以上有する化合物(硬化剤)の含有量は、
特に限定されるものではないが、(a1 )成分としての
(共)重合体エマルジョン(第1発明)又は(a2 )成
分としてのエチレン−酢酸ビニル共重合体エマルジョン
(第2発明)の固形分100重量部に対し、硬化剤の固
形分0.3〜30重量部であることが好ましく、0.5
〜10重量部であることがより好ましい。
【0072】(a1 )成分又は(a2 )成分の固形分1
00重量部に対する(e)成分としての硬化剤の固形分
の含有量が0.3重量部未満であると、硬化剤を含有さ
せることによる接着性能向上効果を十分に得られないこ
とがあり、逆に(a1 )成分又は(a2 )成分の固形分
100重量部に対する硬化剤の固形分の含有量が30重
量%を超えると、得られる接着剤組成物の貯蔵安定性が
低下することがある。
00重量部に対する(e)成分としての硬化剤の固形分
の含有量が0.3重量部未満であると、硬化剤を含有さ
せることによる接着性能向上効果を十分に得られないこ
とがあり、逆に(a1 )成分又は(a2 )成分の固形分
100重量部に対する硬化剤の固形分の含有量が30重
量%を超えると、得られる接着剤組成物の貯蔵安定性が
低下することがある。
【0073】次に、第4発明による接着剤組成物は、上
述した第1発明〜第3発明のいずれかによる接着剤組成
物において、(c)成分であるキレート環を形成し得る
化合物がエチレンジアミン四酢酸(EDTA)であるこ
とが必要である。
述した第1発明〜第3発明のいずれかによる接着剤組成
物において、(c)成分であるキレート環を形成し得る
化合物がエチレンジアミン四酢酸(EDTA)であるこ
とが必要である。
【0074】(c)成分としてエチレンジアミン四酢酸
(EDTA)を含有させることにより、得られる接着剤
組成物の貯蔵安定性が一段と向上する。
(EDTA)を含有させることにより、得られる接着剤
組成物の貯蔵安定性が一段と向上する。
【0075】第1発明〜第4発明による接着剤組成物に
は、本発明の課題達成を阻害しない範囲で必要に応じ
て、粘度調整や造膜性向上のための有機溶剤、粘度調整
や揺変性調整のための増粘剤もしくは揺変性付与剤、接
着性改良剤、粘着性付与剤、可塑剤、軟化剤、界面活性
剤、乳化剤、着色剤、防黴剤、防腐剤、防錆剤、消泡剤
等の各種添加剤の1種もしくは2種以上が含有されてい
ても良い。
は、本発明の課題達成を阻害しない範囲で必要に応じ
て、粘度調整や造膜性向上のための有機溶剤、粘度調整
や揺変性調整のための増粘剤もしくは揺変性付与剤、接
着性改良剤、粘着性付与剤、可塑剤、軟化剤、界面活性
剤、乳化剤、着色剤、防黴剤、防腐剤、防錆剤、消泡剤
等の各種添加剤の1種もしくは2種以上が含有されてい
ても良い。
【0076】上記有機溶剤としては、特に限定されるも
のではないが、例えば、トルエン、キシレン、シクロヘ
キサン、n−ヘキサン、メチルエチルケトン、メチルイ
ソブチルケトン、酢酸エチル、酢酸ブチル等が挙げら
れ、これらの1種もしくは2種以上が好適に用いられ
る。
のではないが、例えば、トルエン、キシレン、シクロヘ
キサン、n−ヘキサン、メチルエチルケトン、メチルイ
ソブチルケトン、酢酸エチル、酢酸ブチル等が挙げら
れ、これらの1種もしくは2種以上が好適に用いられ
る。
【0077】上記有機溶剤の添加量は、特に限定される
ものではないが、接着剤組成物の固形分100重量部に
対し、有機溶剤2〜20重量部であることが好ましい。
ものではないが、接着剤組成物の固形分100重量部に
対し、有機溶剤2〜20重量部であることが好ましい。
【0078】接着剤組成物の固形分100重量部に対す
る有機溶剤の添加量が2重量部未満であると、粘度調整
効果や造膜性向上効果を十分に得られないことがあり、
逆に有機溶剤の添加量が20重量部を超えると、貯蔵中
に有機溶剤が分離することがあり、又、火災の危険性や
環境汚染上の問題が発生するので好ましくない。
る有機溶剤の添加量が2重量部未満であると、粘度調整
効果や造膜性向上効果を十分に得られないことがあり、
逆に有機溶剤の添加量が20重量部を超えると、貯蔵中
に有機溶剤が分離することがあり、又、火災の危険性や
環境汚染上の問題が発生するので好ましくない。
【0079】又、上記増粘剤もしくは揺変性付与剤とし
ては、特に限定されるものではないが、例えば、ウレタ
ン系のノニオン性増粘剤もしくは揺変性付与剤、アルカ
リ増粘型のアニオン性増粘剤もしくは揺変性付与剤、各
種水溶性高分子等、従来公知の増粘剤もしくは揺変性付
与剤が挙げられ、これらの1種もしくは2種以上が好適
に用いられる。
ては、特に限定されるものではないが、例えば、ウレタ
ン系のノニオン性増粘剤もしくは揺変性付与剤、アルカ
リ増粘型のアニオン性増粘剤もしくは揺変性付与剤、各
種水溶性高分子等、従来公知の増粘剤もしくは揺変性付
与剤が挙げられ、これらの1種もしくは2種以上が好適
に用いられる。
【0080】第1発明〜第4発明による接着剤組成物の
製造方法は、特別なものではなく、例えば、万能ミキサ
ー、ホモミキサー、ホモディスパー、ディゾルバー、佐
竹式攪拌機等の従来公知の攪拌混合機を用い、各成分の
所定量を均一に攪拌混合すれば良い。
製造方法は、特別なものではなく、例えば、万能ミキサ
ー、ホモミキサー、ホモディスパー、ディゾルバー、佐
竹式攪拌機等の従来公知の攪拌混合機を用い、各成分の
所定量を均一に攪拌混合すれば良い。
【0081】上記製造方法において、第1発明の場合、
(a1 )成分である(共)重合体エマルジョンを攪拌し
ながら、(b)成分である炭酸カルシウムを50重量%
以上含有する無機系充填剤を徐々に添加混合することが
好ましい。又、(b)成分である上記無機系充填剤はそ
のまま添加しても良いが、分散混合性をより高めるため
に、予め無機系充填剤と少量の水を混練して作製したマ
スターバッチ状、もしくは、予め無機系充填剤を少量の
水に分散させて作製したスラリー状として添加すること
が好ましい。
(a1 )成分である(共)重合体エマルジョンを攪拌し
ながら、(b)成分である炭酸カルシウムを50重量%
以上含有する無機系充填剤を徐々に添加混合することが
好ましい。又、(b)成分である上記無機系充填剤はそ
のまま添加しても良いが、分散混合性をより高めるため
に、予め無機系充填剤と少量の水を混練して作製したマ
スターバッチ状、もしくは、予め無機系充填剤を少量の
水に分散させて作製したスラリー状として添加すること
が好ましい。
【0082】又、第2発明の場合、(a2 )成分である
エチレン−酢酸ビニル共重合体エマルジョンは酸性を呈
し、(d)成分であるアニオン性ウレタン樹脂エマルジ
ョンはアルカリ性を呈するので、予め(a2 )成分のp
Hを中性もしくはアルカリ性に調整した後、両者を混合
することが好ましい。
エチレン−酢酸ビニル共重合体エマルジョンは酸性を呈
し、(d)成分であるアニオン性ウレタン樹脂エマルジ
ョンはアルカリ性を呈するので、予め(a2 )成分のp
Hを中性もしくはアルカリ性に調整した後、両者を混合
することが好ましい。
【0083】上記(a2 )成分のpH調整は、(a2 )
成分であるエチレン−酢酸ビニル共重合体エマルジョン
を攪拌しながら、適量のアンモニア水、トリエタノール
アミンやトリエチルアミン等の有機アミン化合物、塩化
ナトリウムや重曹等の無機塩基等を添加することにより
行うことが出来る。
成分であるエチレン−酢酸ビニル共重合体エマルジョン
を攪拌しながら、適量のアンモニア水、トリエタノール
アミンやトリエチルアミン等の有機アミン化合物、塩化
ナトリウムや重曹等の無機塩基等を添加することにより
行うことが出来る。
【0084】さらに、第3発明の場合、(e)成分であ
る分子内に活性水素原子と反応し得る官能基を2個以上
有する化合物(硬化剤)の添加は各成分の最後であるこ
とが好ましい。
る分子内に活性水素原子と反応し得る官能基を2個以上
有する化合物(硬化剤)の添加は各成分の最後であるこ
とが好ましい。
【0085】第1発明〜第4発明による接着剤組成物の
粘度は、用途や塗布方法等に応じて適宜設定すれば良
く、特に限定されるものではないが、例えばロール塗布
の場合、一般的には20℃で8000〜80000cp
sであることが好ましく、12000〜60000cp
sであることがより好ましい。
粘度は、用途や塗布方法等に応じて適宜設定すれば良
く、特に限定されるものではないが、例えばロール塗布
の場合、一般的には20℃で8000〜80000cp
sであることが好ましく、12000〜60000cp
sであることがより好ましい。
【0086】接着剤組成物の20℃における粘度が80
00cps未満であると、接着剤組成物が流動し易くな
り過ぎるため、ロールによる塗布時に塗布機から流出し
て作業性が低下することがあり、逆に接着剤組成物の2
0℃における粘度が80000cpsを超えると、接着
剤組成物の流動性が乏しくなるため、塗布機への供給や
均一な塗布量でのロール塗布が困難となることがある。
00cps未満であると、接着剤組成物が流動し易くな
り過ぎるため、ロールによる塗布時に塗布機から流出し
て作業性が低下することがあり、逆に接着剤組成物の2
0℃における粘度が80000cpsを超えると、接着
剤組成物の流動性が乏しくなるため、塗布機への供給や
均一な塗布量でのロール塗布が困難となることがある。
【0087】又、例えば櫛目ゴテのようなもので塗布す
る場合、上記粘度より高い粘度に設定することが好まし
く、例えばスプレーやフローコーターで塗布する場合、
上記粘度より低い粘度に設定することが好ましい。
る場合、上記粘度より高い粘度に設定することが好まし
く、例えばスプレーやフローコーターで塗布する場合、
上記粘度より低い粘度に設定することが好ましい。
【0088】第1発明〜第4発明による接着剤組成物の
固形分は、特に限定されるものではないが、一般的には
30〜70重量%であることが好ましく、40〜60重
量%であることがより好ましい。
固形分は、特に限定されるものではないが、一般的には
30〜70重量%であることが好ましく、40〜60重
量%であることがより好ましい。
【0089】接着剤組成物の固形分が30重量%未満で
あると、水分の含有量が多くなり過ぎるため、塗布後の
乾燥に多大の時間やエネルギーを要し、作業性が低下し
たりコスト高となることがある。又、輸送コスト面でも
不利となることがある。
あると、水分の含有量が多くなり過ぎるため、塗布後の
乾燥に多大の時間やエネルギーを要し、作業性が低下し
たりコスト高となることがある。又、輸送コスト面でも
不利となることがある。
【0090】逆に接着剤組成物の固形分が70重量%を
超えると、接着剤組成物中の樹脂分の含有量が多くなり
過ぎるため、貯蔵安定性や機械的安定性等が低下するこ
とがある。
超えると、接着剤組成物中の樹脂分の含有量が多くなり
過ぎるため、貯蔵安定性や機械的安定性等が低下するこ
とがある。
【0091】第1発明〜第4発明による接着剤組成物
は、主として建材用、化粧合板用、木工用等として好適
に用いられるが、これら用途に限定されるものではな
く、紙加工用、繊維加工用、一般用等として用いられて
も良いことは言うまでもない。
は、主として建材用、化粧合板用、木工用等として好適
に用いられるが、これら用途に限定されるものではな
く、紙加工用、繊維加工用、一般用等として用いられて
も良いことは言うまでもない。
【0092】
【作用】第1発明による接着剤組成物は、ビニルエステ
ルモノマー単独もしくはビニルエステルモノマーと該ビ
ニルエステルモノマーと共重合可能なモノマーとを乳化
(共)重合して得られる(共)重合体エマルジョンを主
成分とし、これに炭酸カルシウムを50重量%以上含有
する無機系充填剤及びキレート環を形成し得る化合物が
含有されて成るので、多孔質材料を始めとする各種被着
体に対する優れた接着力や優れた耐熱性、耐水性等の接
着性能を発揮すると共に、貯蔵安定性や作業性等にも優
れる。
ルモノマー単独もしくはビニルエステルモノマーと該ビ
ニルエステルモノマーと共重合可能なモノマーとを乳化
(共)重合して得られる(共)重合体エマルジョンを主
成分とし、これに炭酸カルシウムを50重量%以上含有
する無機系充填剤及びキレート環を形成し得る化合物が
含有されて成るので、多孔質材料を始めとする各種被着
体に対する優れた接着力や優れた耐熱性、耐水性等の接
着性能を発揮すると共に、貯蔵安定性や作業性等にも優
れる。
【0093】又、第2発明による接着剤組成物は、エチ
レン−酢酸ビニル共重合体エマルジョン、炭酸カルシウ
ムを50重量%以上含有する無機系充填剤及びキレート
環を形成し得る化合物以外に、さらにアニオン性ウレタ
ン樹脂エマルジョンが含有されて成るので、多孔質材料
を始めとする各種被着体に対する接着力や耐熱性、耐水
性等の接着性能がより優れたものとなる。
レン−酢酸ビニル共重合体エマルジョン、炭酸カルシウ
ムを50重量%以上含有する無機系充填剤及びキレート
環を形成し得る化合物以外に、さらにアニオン性ウレタ
ン樹脂エマルジョンが含有されて成るので、多孔質材料
を始めとする各種被着体に対する接着力や耐熱性、耐水
性等の接着性能がより優れたものとなる。
【0094】さらに、第3発明による接着剤組成物は、
上記第1発明又は第2発明による接着剤組成物におい
て、硬化剤として分子内に活性水素原子と反応し得る官
能基を2個以上有する化合物が含有されて成るので、接
着剤組成物の乾燥皮膜の凝集力が適度に向上し、多孔質
材料を始めとする各種被着体に対する接着力や耐熱性、
耐水性等の接着性能が一段と優れたものとなる。
上記第1発明又は第2発明による接着剤組成物におい
て、硬化剤として分子内に活性水素原子と反応し得る官
能基を2個以上有する化合物が含有されて成るので、接
着剤組成物の乾燥皮膜の凝集力が適度に向上し、多孔質
材料を始めとする各種被着体に対する接着力や耐熱性、
耐水性等の接着性能が一段と優れたものとなる。
【0095】さらに又、第4発明による接着剤組成物
は、上記第1発明〜第3発明のいずれかによる接着剤組
成物において、キレート環を形成し得る化合物としてエ
チレンジアミン四酢酸(EDTA)を用いるので、一段
と優れた貯蔵安定性を有するものとなる。
は、上記第1発明〜第3発明のいずれかによる接着剤組
成物において、キレート環を形成し得る化合物としてエ
チレンジアミン四酢酸(EDTA)を用いるので、一段
と優れた貯蔵安定性を有するものとなる。
【0096】
【発明の実施の形態】本発明をさらに詳しく説明するた
め、以下に実施例を挙げるが、本発明はこれら実施例に
限定されるものではない。尚、実施例中の「部」は「重
量部」を意味し、「%」は、特に記載の無い限り、「重
量%」を意味する。
め、以下に実施例を挙げるが、本発明はこれら実施例に
限定されるものではない。尚、実施例中の「部」は「重
量部」を意味し、「%」は、特に記載の無い限り、「重
量%」を意味する。
【0097】(実施例1)
【0098】(1)酢酸ビニル樹脂エマルジョンの重合 攪拌機、還流冷却管、温度計及び滴下漏斗を備えた反応
容器に、水111部及びポリビニルアルコール(商品名
「クラレPVA−CST」、平均鹸化度96モル%、平
均重合度1700、クラレ社製)11部を仕込み、攪拌
しながら90℃で1時間加熱してポリビニルアルコール
の水溶液を得た。次に、この水溶液を70℃に冷却し、
これに酢酸ビニルモノマー8部及び重合触媒0.2部
(過酸化水素水0.1部及び酒石酸0.1部)を投入し
て初期重合を行わせた。次いで、酢酸ビニルモノマー9
2部及び重合触媒0.8部(過酸化水素水0.4部及び
酒石酸0.4部)を3時間かけて滴下し、70℃で乳化
重合を行った後、90℃で1時間熟成して、固形分50
%の酢酸ビニル樹脂エマルジョンを得た。
容器に、水111部及びポリビニルアルコール(商品名
「クラレPVA−CST」、平均鹸化度96モル%、平
均重合度1700、クラレ社製)11部を仕込み、攪拌
しながら90℃で1時間加熱してポリビニルアルコール
の水溶液を得た。次に、この水溶液を70℃に冷却し、
これに酢酸ビニルモノマー8部及び重合触媒0.2部
(過酸化水素水0.1部及び酒石酸0.1部)を投入し
て初期重合を行わせた。次いで、酢酸ビニルモノマー9
2部及び重合触媒0.8部(過酸化水素水0.4部及び
酒石酸0.4部)を3時間かけて滴下し、70℃で乳化
重合を行った後、90℃で1時間熟成して、固形分50
%の酢酸ビニル樹脂エマルジョンを得た。
【0099】(2)接着剤組成物の作製 上記で得られた酢酸ビニル樹脂エマルジョン100部に
対し、可塑剤としてジオクチルフタレート(DOP)7
部、増粘剤として商品名「ViscalexAT−7
7」(Allied Colloids Limite
d製)0.1部をトルエン5部に十分に分散させた分散
液5.1部を添加し、均一に攪拌混合した。次に、上記
で得られた可塑剤と増粘剤及びトルエンを含有するエマ
ルジョン112.1部をホモディスパーで攪拌しなが
ら、無機系充填剤として重質炭酸カルシウム(商品名
「炭酸カルシウム1級」、三共精粉社製)20部を徐々
に添加した。重質炭酸カルシウムの全量を添加し終わっ
た後も30分間攪拌を継続し、エマルジョン中に重質炭
酸カルシウムを均一に混合した。次いで、キレート環を
形成し得る化合物としてエチレンジアミン四酢酸(ED
TA)1.32部をアンモニア水(2.5%)2.68
部に十分に分散させた分散液4部を添加し、均一に攪拌
混合して、固形分58%の接着剤組成物を得た。
対し、可塑剤としてジオクチルフタレート(DOP)7
部、増粘剤として商品名「ViscalexAT−7
7」(Allied Colloids Limite
d製)0.1部をトルエン5部に十分に分散させた分散
液5.1部を添加し、均一に攪拌混合した。次に、上記
で得られた可塑剤と増粘剤及びトルエンを含有するエマ
ルジョン112.1部をホモディスパーで攪拌しなが
ら、無機系充填剤として重質炭酸カルシウム(商品名
「炭酸カルシウム1級」、三共精粉社製)20部を徐々
に添加した。重質炭酸カルシウムの全量を添加し終わっ
た後も30分間攪拌を継続し、エマルジョン中に重質炭
酸カルシウムを均一に混合した。次いで、キレート環を
形成し得る化合物としてエチレンジアミン四酢酸(ED
TA)1.32部をアンモニア水(2.5%)2.68
部に十分に分散させた分散液4部を添加し、均一に攪拌
混合して、固形分58%の接着剤組成物を得た。
【0100】(3)評価 上記で得られた接着剤組成物の性能(常態接着強度、
耐熱クリープ性、貯蔵安定性)を以下の方法で評価
した。その結果は表1に示すとおりであった。
耐熱クリープ性、貯蔵安定性)を以下の方法で評価
した。その結果は表1に示すとおりであった。
【0101】常態接着強度 ゴムローラーを用いて、厚み2.5mmの針葉樹合板に
接着剤組成物を塗布量が100g/m2 となるように均
一に塗布した。次いで、直ちに、表面に木目調の印刷が
施された厚み0.2mmの半硬質塩化ビニル製化粧シー
トの裏面を貼り合わせ、圧力:40Kg/m2 、温度:
常温、時間:24時間の圧締条件で圧締した。さらに、
圧締開放後、常温で1週間放置して養生を行い、塩化ビ
ニル化粧合板を得た。
接着剤組成物を塗布量が100g/m2 となるように均
一に塗布した。次いで、直ちに、表面に木目調の印刷が
施された厚み0.2mmの半硬質塩化ビニル製化粧シー
トの裏面を貼り合わせ、圧力:40Kg/m2 、温度:
常温、時間:24時間の圧締条件で圧締した。さらに、
圧締開放後、常温で1週間放置して養生を行い、塩化ビ
ニル化粧合板を得た。
【0102】得られた塩化ビニル化粧合板を幅25mm
に切断して測定用試験片を作成し、テンシロン型引張試
験機を用いて、剥離速度200mm/分で同試験片の1
80度方向剥離試験を行い、常態接着強度(Kg/25
mm)を測定した。尚、測定は20℃−65%RHの雰
囲気下で行った。
に切断して測定用試験片を作成し、テンシロン型引張試
験機を用いて、剥離速度200mm/分で同試験片の1
80度方向剥離試験を行い、常態接着強度(Kg/25
mm)を測定した。尚、測定は20℃−65%RHの雰
囲気下で行った。
【0103】耐熱クリープ性 上記で得られた塩化ビニル化粧合板を幅25mm、長さ
150mmに切断して測定用試験片を作成した。次に、
半硬質塩化ビニル製化粧シート側を端部から縦方向に5
0mm剥離し、剥離した化粧シートを垂下した状態で試
験片を60℃の送風乾燥オーブン中に1時間水平に静置
した。次いで、同オーブン中で、垂下した状態にある化
粧シートの先端に500gの静荷重を掛けて1時間放置
し、1時間後の剥離の進行長さ(mm)を測定した。こ
の場合、剥離の進行長さが短いほど耐熱クリープ性に優
れていることを示す。
150mmに切断して測定用試験片を作成した。次に、
半硬質塩化ビニル製化粧シート側を端部から縦方向に5
0mm剥離し、剥離した化粧シートを垂下した状態で試
験片を60℃の送風乾燥オーブン中に1時間水平に静置
した。次いで、同オーブン中で、垂下した状態にある化
粧シートの先端に500gの静荷重を掛けて1時間放置
し、1時間後の剥離の進行長さ(mm)を測定した。こ
の場合、剥離の進行長さが短いほど耐熱クリープ性に優
れていることを示す。
【0104】貯蔵安定性 BH型回転粘度計を用い、回転数10rpmの条件で、
接着剤組成物の初期粘度(cps,20℃)を測定し
た。次いで、接着剤組成物を密栓した容器中に入れて5
0℃の雰囲気下で1週間放置した後、同様の条件で、経
時後の粘度(cps,20℃)を測定した。この時の粘
度変化の程度を評価することにより、貯蔵安定性の促進
評価とした。
接着剤組成物の初期粘度(cps,20℃)を測定し
た。次いで、接着剤組成物を密栓した容器中に入れて5
0℃の雰囲気下で1週間放置した後、同様の条件で、経
時後の粘度(cps,20℃)を測定した。この時の粘
度変化の程度を評価することにより、貯蔵安定性の促進
評価とした。
【0105】(実施例2)攪拌機、還流冷却管、温度計
及び滴下漏斗を備えた反応容器に、水134部及び「ク
ラレPVA−CST」10部を仕込み、攪拌しながら9
0℃で1時間加熱してポリビニルアルコールの水溶液を
得た。次に、この水溶液を75℃に冷却し、これに酢酸
ビニルモノマー/アクリル酸ブチルエステルモノマー=
7/3(重量比)の混合モノマー10部及び重合触媒
0.1部(過酸化水素水0.06部及び酒石酸0.04
部)を投入して初期重合を行わせた。次いで、上記混合
モノマー90部及び重合触媒0.4部(過酸化水素水
0.24部及び酒石酸0.16部)を3時間かけて滴下
し、75℃で乳化共重合を行った後、80℃で1時間熟
成して、固形分45%の酢酸ビニル−アクリル酸ブチル
エステル共重合体エマルジョンを得た。
及び滴下漏斗を備えた反応容器に、水134部及び「ク
ラレPVA−CST」10部を仕込み、攪拌しながら9
0℃で1時間加熱してポリビニルアルコールの水溶液を
得た。次に、この水溶液を75℃に冷却し、これに酢酸
ビニルモノマー/アクリル酸ブチルエステルモノマー=
7/3(重量比)の混合モノマー10部及び重合触媒
0.1部(過酸化水素水0.06部及び酒石酸0.04
部)を投入して初期重合を行わせた。次いで、上記混合
モノマー90部及び重合触媒0.4部(過酸化水素水
0.24部及び酒石酸0.16部)を3時間かけて滴下
し、75℃で乳化共重合を行った後、80℃で1時間熟
成して、固形分45%の酢酸ビニル−アクリル酸ブチル
エステル共重合体エマルジョンを得た。
【0106】上記で得られた酢酸ビニル−アクリル酸ブ
チルエステル共重合体エマルジョン100部に対し、エ
チレン−酢酸ビニル共重合体エマルジョン(商品名「O
M−4000」、エチレン含有量15%、固形分55
%、クラレ社製)50部、増粘剤として「Viscal
ex AT−77」0.2部をトルエン7.5部に十分
に分散させた分散液7.7部を添加し、均一に攪拌混合
した。次に、上記で得られた増粘剤とトルエンを含有す
るエマルジョン157.7部をホモディスパーで攪拌し
ながら、無機系充填剤として「炭酸カルシウム1級」3
0部を徐々に添加した。「炭酸カルシウム1級」の全量
を添加し終わった後も30分間攪拌を継続し、エマルジ
ョン中に「炭酸カルシウム1級」を均一に混合した。次
いで、キレート環を形成し得る化合物としてEDTA
1.98部をアンモニア水(2.5%)4.02部に十
分に分散させた分散液6部を添加し、均一に攪拌混合し
て、固形分54%の接着剤組成物を得た。
チルエステル共重合体エマルジョン100部に対し、エ
チレン−酢酸ビニル共重合体エマルジョン(商品名「O
M−4000」、エチレン含有量15%、固形分55
%、クラレ社製)50部、増粘剤として「Viscal
ex AT−77」0.2部をトルエン7.5部に十分
に分散させた分散液7.7部を添加し、均一に攪拌混合
した。次に、上記で得られた増粘剤とトルエンを含有す
るエマルジョン157.7部をホモディスパーで攪拌し
ながら、無機系充填剤として「炭酸カルシウム1級」3
0部を徐々に添加した。「炭酸カルシウム1級」の全量
を添加し終わった後も30分間攪拌を継続し、エマルジ
ョン中に「炭酸カルシウム1級」を均一に混合した。次
いで、キレート環を形成し得る化合物としてEDTA
1.98部をアンモニア水(2.5%)4.02部に十
分に分散させた分散液6部を添加し、均一に攪拌混合し
て、固形分54%の接着剤組成物を得た。
【0107】(実施例3)エチレン−酢酸ビニル共重合
体エマルジョン「OM−4000」100部に対し、増
粘剤として「Viscalex AT−77」0.2部
をトルエン5部に十分に分散させた分散液5.2部を添
加し、均一に攪拌混合した。次に、上記で得られた増粘
剤とトルエンを含有するエマルジョン105.2部をホ
モディスパーで攪拌しながら、無機系充填剤として「炭
酸カルシウム1級」20部を徐々に添加した。「炭酸カ
ルシウム1級」の全量を添加し終わった後も30分間攪
拌を継続し、エマルジョン中に「炭酸カルシウム1級」
を均一に混合した。次いで、キレート環を形成し得る化
合物としてEDTA1.32部をアンモニア水(2.5
%)2.68部に十分に分散させた分散液4部を添加
し、均一に攪拌混合して、固形分59%の接着剤組成物
を得た。
体エマルジョン「OM−4000」100部に対し、増
粘剤として「Viscalex AT−77」0.2部
をトルエン5部に十分に分散させた分散液5.2部を添
加し、均一に攪拌混合した。次に、上記で得られた増粘
剤とトルエンを含有するエマルジョン105.2部をホ
モディスパーで攪拌しながら、無機系充填剤として「炭
酸カルシウム1級」20部を徐々に添加した。「炭酸カ
ルシウム1級」の全量を添加し終わった後も30分間攪
拌を継続し、エマルジョン中に「炭酸カルシウム1級」
を均一に混合した。次いで、キレート環を形成し得る化
合物としてEDTA1.32部をアンモニア水(2.5
%)2.68部に十分に分散させた分散液4部を添加
し、均一に攪拌混合して、固形分59%の接着剤組成物
を得た。
【0108】(実施例4)エチレン−酢酸ビニル共重合
体エマルジョン「OM−4000」100部にアンモニ
ア水(25%)0.1部を添加してpH(20℃)を7
に調整した後、アニオン性ウレタン樹脂エマルジョン
(商品名「ユープレンUX−306」、固形分45%、
三洋化成工業社製)30部を添加し、均一に攪拌混合し
た。次に、増粘剤として「Viscalex AT−7
7」0.1部をトルエン5部に十分に分散させた分散液
5.1部を添加し、均一に攪拌混合した。次いで、上記
で得られた増粘剤とトルエンを含有する、エチレン−酢
酸ビニル共重合体エマルジョンとアニオン性ウレタン樹
脂エマルジョンとの混合エマルジョン135.1部をホ
モディスパーで攪拌しながら、無機系充填剤として「炭
酸カルシウム1級」20部を徐々に添加した。「炭酸カ
ルシウム1級」の全量を添加し終わった後も30分間攪
拌を継続し、エマルジョン中に「炭酸カルシウム1級」
を均一に混合した。その後、キレート環を形成し得る化
合物としてEDTA1.65部をアンモニア水(2.5
%)3.35部に十分に分散させた分散液5部を添加
し、均一に攪拌混合して、固形分56%の接着剤組成物
を得た。
体エマルジョン「OM−4000」100部にアンモニ
ア水(25%)0.1部を添加してpH(20℃)を7
に調整した後、アニオン性ウレタン樹脂エマルジョン
(商品名「ユープレンUX−306」、固形分45%、
三洋化成工業社製)30部を添加し、均一に攪拌混合し
た。次に、増粘剤として「Viscalex AT−7
7」0.1部をトルエン5部に十分に分散させた分散液
5.1部を添加し、均一に攪拌混合した。次いで、上記
で得られた増粘剤とトルエンを含有する、エチレン−酢
酸ビニル共重合体エマルジョンとアニオン性ウレタン樹
脂エマルジョンとの混合エマルジョン135.1部をホ
モディスパーで攪拌しながら、無機系充填剤として「炭
酸カルシウム1級」20部を徐々に添加した。「炭酸カ
ルシウム1級」の全量を添加し終わった後も30分間攪
拌を継続し、エマルジョン中に「炭酸カルシウム1級」
を均一に混合した。その後、キレート環を形成し得る化
合物としてEDTA1.65部をアンモニア水(2.5
%)3.35部に十分に分散させた分散液5部を添加
し、均一に攪拌混合して、固形分56%の接着剤組成物
を得た。
【0109】(実施例5)実施例4で得られた接着剤組
成物を主剤とし、この主剤100部に対し、硬化剤とし
て水分散性イソシアネート系硬化剤(商品名「UX−
W」、固形分100%、積水化学工業社製)4部を添加
し、均一に攪拌混合して、固形分58%の二液混合型接
着剤組成物を得た。
成物を主剤とし、この主剤100部に対し、硬化剤とし
て水分散性イソシアネート系硬化剤(商品名「UX−
W」、固形分100%、積水化学工業社製)4部を添加
し、均一に攪拌混合して、固形分58%の二液混合型接
着剤組成物を得た。
【0110】(比較例1)キレート環を形成し得る化合
物EDTAを含有させなかったこと以外は実施例1と同
様にして、固形分58%の接着剤組成物を得た。
物EDTAを含有させなかったこと以外は実施例1と同
様にして、固形分58%の接着剤組成物を得た。
【0111】(比較例2)無機系充填剤「炭酸カルシウ
ム1級」及びキレート環を形成し得る化合物EDTAを
含有させなかったこと以外は実施例4と同様にして、固
形分51%の接着剤組成物を得た。
ム1級」及びキレート環を形成し得る化合物EDTAを
含有させなかったこと以外は実施例4と同様にして、固
形分51%の接着剤組成物を得た。
【0112】(比較例3)キレート環を形成し得る化合
物EDTAを含有させなかったこと以外は実施例4と同
様にして、固形分57%の接着剤組成物を得た。
物EDTAを含有させなかったこと以外は実施例4と同
様にして、固形分57%の接着剤組成物を得た。
【0113】実施例2〜5、及び、比較例1〜3で得ら
れた7種類の接着剤組成物の性能を実施例1と同様にし
て評価した。その結果は表1に示すとおりであった。但
し、実施例5で得られた二液混合型接着剤組成物につい
ては、貯蔵安定性の評価は行わなかった。
れた7種類の接着剤組成物の性能を実施例1と同様にし
て評価した。その結果は表1に示すとおりであった。但
し、実施例5で得られた二液混合型接着剤組成物につい
ては、貯蔵安定性の評価は行わなかった。
【0114】
【表1】
【0115】表1から明らかなように、第1発明又は第
2発明による実施例1〜4の接着剤組成物は、いずれも
優れた常態接着強度と耐熱クリープ性を発揮し、且つ、
50℃−1週間放置後の粘度変化も少なく、貯蔵安定性
にも優れていた。又、第3発明による実施例5の二液混
合型接着剤組成物は、極めて優れた耐熱クリープ性と優
れた常態接着強度を発揮した。
2発明による実施例1〜4の接着剤組成物は、いずれも
優れた常態接着強度と耐熱クリープ性を発揮し、且つ、
50℃−1週間放置後の粘度変化も少なく、貯蔵安定性
にも優れていた。又、第3発明による実施例5の二液混
合型接着剤組成物は、極めて優れた耐熱クリープ性と優
れた常態接着強度を発揮した。
【0116】これに対し、キレート環を形成し得る化合
物を含有させなかった比較例1又は比較例3の接着剤組
成物は、50℃−1週間放置後の粘度低下が極端に大き
く、貯蔵安定性が悪かった。又、炭酸カルシウムを50
重量%以上含有する無機系充填剤を含有させなかった比
較例2の接着剤組成物は、耐熱クリープ性が極端に悪
く、常態接着強度も劣っていた。
物を含有させなかった比較例1又は比較例3の接着剤組
成物は、50℃−1週間放置後の粘度低下が極端に大き
く、貯蔵安定性が悪かった。又、炭酸カルシウムを50
重量%以上含有する無機系充填剤を含有させなかった比
較例2の接着剤組成物は、耐熱クリープ性が極端に悪
く、常態接着強度も劣っていた。
【0117】
【発明の効果】以上述べたように、本発明による接着剤
組成物は、目止め処理やプライマー塗布等の前処理を行
うことなく、多孔質材料を始めとする各種被着体に対す
る優れた接着力や優れた耐熱性、耐水性等の接着性能を
発揮し、且つ、貯蔵安定性や作業性等にも優れるので、
化粧合板用、建材用、木工用等を始め、各種用途に好適
に用いられる。
組成物は、目止め処理やプライマー塗布等の前処理を行
うことなく、多孔質材料を始めとする各種被着体に対す
る優れた接着力や優れた耐熱性、耐水性等の接着性能を
発揮し、且つ、貯蔵安定性や作業性等にも優れるので、
化粧合板用、建材用、木工用等を始め、各種用途に好適
に用いられる。
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI C09J 175:04)
Claims (4)
- 【請求項1】 下記(a1 )成分、下記(b)成分及び
下記(c)成分が含有されて成ることを特徴とする接着
剤組成物。 (a1 )成分:ビニルエステルモノマー単独もしくはビ
ニルエステルモノマーと該ビニルエステルモノマーと共
重合可能なモノマーとを乳化(共)重合して得られる
(共)重合体エマルジョン (b)成分:炭酸カルシウムを50重量%以上含有する
無機系充填剤 (c)成分:キレート環を形成し得る化合物 - 【請求項2】 下記(a2 )成分、下記(b)成分、下
記(c)成分及び下記(d)成分が含有されて成ること
を特徴とする接着剤組成物。 (a2 )成分:エチレン−酢酸ビニル共重合体エマルジ
ョン (b)成分:炭酸カルシウムを50重量%以上含有する
無機系充填剤 (c)成分:キレート環を形成し得る化合物 (d)成分:アニオン性ウレタン樹脂エマルジョン - 【請求項3】 さらに(e)成分として、分子内に活性
水素原子と反応し得る官能基を2個以上有する化合物が
含有されて成ることを特徴とする請求項1又は請求項2
に記載の接着剤組成物。 - 【請求項4】 上記(c)成分がエチレンジアミン四酢
酸であることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記
載の接着剤組成物。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10004157A JPH11199847A (ja) | 1998-01-12 | 1998-01-12 | 接着剤組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10004157A JPH11199847A (ja) | 1998-01-12 | 1998-01-12 | 接着剤組成物 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH11199847A true JPH11199847A (ja) | 1999-07-27 |
Family
ID=11576923
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP10004157A Pending JPH11199847A (ja) | 1998-01-12 | 1998-01-12 | 接着剤組成物 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH11199847A (ja) |
Cited By (12)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2001172591A (ja) * | 1999-10-08 | 2001-06-26 | Kuraray Co Ltd | 木工用接着剤 |
| JP2001172592A (ja) * | 1999-10-08 | 2001-06-26 | Kuraray Co Ltd | 紙工用接着剤 |
| JP2007070423A (ja) * | 2005-09-06 | 2007-03-22 | Oshika:Kk | 木材用ポリ乳酸系水性接着剤組成物 |
| JP2007231110A (ja) * | 2006-02-28 | 2007-09-13 | Oshika:Kk | 木材用水性接着剤組成物 |
| JP2007231111A (ja) * | 2006-02-28 | 2007-09-13 | Oshika:Kk | 木材用水性接着剤組成物 |
| JP2007231109A (ja) * | 2006-02-28 | 2007-09-13 | Oshika:Kk | 木材用水性接着剤組成物 |
| JP2008144065A (ja) * | 2006-12-12 | 2008-06-26 | Oshika:Kk | 水性接着剤組成物 |
| JP2008150493A (ja) * | 2006-12-18 | 2008-07-03 | Oshika:Kk | 水性接着剤組成物 |
| JP2013001825A (ja) * | 2011-06-17 | 2013-01-07 | Tosoh Corp | エチレン−酢酸ビニル系共重合体組成物及びそれを用いた硬化物 |
| JP5949547B2 (ja) * | 2010-06-29 | 2016-07-06 | 日本ゼオン株式会社 | 二次電池負極用水系バインダー組成物 |
| WO2020170632A1 (ja) * | 2019-02-21 | 2020-08-27 | 富士フイルム株式会社 | 薬液、薬液収容体、薬液の製造方法、半導体チップの製造方法 |
| JP2022064226A (ja) * | 2020-10-13 | 2022-04-25 | コニシ株式会社 | 1液型水性接着剤組成物 |
-
1998
- 1998-01-12 JP JP10004157A patent/JPH11199847A/ja active Pending
Cited By (12)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
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| JP2001172592A (ja) * | 1999-10-08 | 2001-06-26 | Kuraray Co Ltd | 紙工用接着剤 |
| JP2007070423A (ja) * | 2005-09-06 | 2007-03-22 | Oshika:Kk | 木材用ポリ乳酸系水性接着剤組成物 |
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| JP2008144065A (ja) * | 2006-12-12 | 2008-06-26 | Oshika:Kk | 水性接着剤組成物 |
| JP2008150493A (ja) * | 2006-12-18 | 2008-07-03 | Oshika:Kk | 水性接着剤組成物 |
| JP5949547B2 (ja) * | 2010-06-29 | 2016-07-06 | 日本ゼオン株式会社 | 二次電池負極用水系バインダー組成物 |
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| WO2020170632A1 (ja) * | 2019-02-21 | 2020-08-27 | 富士フイルム株式会社 | 薬液、薬液収容体、薬液の製造方法、半導体チップの製造方法 |
| JP2022064226A (ja) * | 2020-10-13 | 2022-04-25 | コニシ株式会社 | 1液型水性接着剤組成物 |
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