JPH10330747A - 酸化防止剤組成物及びこれを含有した食品又は飼料 - Google Patents
酸化防止剤組成物及びこれを含有した食品又は飼料Info
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- JPH10330747A JPH10330747A JP9141572A JP14157297A JPH10330747A JP H10330747 A JPH10330747 A JP H10330747A JP 9141572 A JP9141572 A JP 9141572A JP 14157297 A JP14157297 A JP 14157297A JP H10330747 A JPH10330747 A JP H10330747A
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Abstract
食品、又は飼料を提供する。 【解決手段】 脱脂卵黄の加水分解物と抗酸化剤とを含
有してなる酸化防止剤組成物及びこれを含有した食品又
は飼料。
Description
関し、更に詳しくは、脱脂卵黄の加水分解物と抗酸化剤
とを含有してなる酸化防止力の向上を目的とした酸化防
止剤組成物及びこれを含有した食品又は飼料に関する。
酸、エイコサペンタエン酸及びドコサヘキサエン酸等
が、疫学的に抗血栓作用や血清コレステロール値を降下
させる作用を有することから、多くの食品又は飼料に配
合させるようになった。
酸を含有した食品又は飼料は、保存状態が悪いとその脂
肪酸が経時的に酸化して、風味の劣化、酸化臭の発生等
がおきて商品価値を落とすことが問題となっている。
して、従来より、トコフェロール、アスコルビン酸、ア
スコルビン酸塩、アスコルビン酸エステル、種々の蛋白
質加水分解物及びこれらを組み合わせた酸化防止剤組成
物が使用されている。
酸化防止剤組成物は、その効果は充分でなく、より効果
のある酸化防止剤組成物が望まれている。本発明の目的
は、従来の酸化防止剤組成物に比べより酸化防止効果に
優れた新規な酸化防止剤組成物を提供することである。
的を達成すべく鋭意研究を重ねた結果、本発明を完成す
るに至った。すなわち、本発明は、(1)脱脂卵黄の加
水分解物と抗酸化剤とを含有してなることを特徴とする
酸化防止剤組成物、(2)抗酸化剤がトコフェロール、
アスコルビン酸、アスコルビン酸塩、アスコルビン酸エ
ステルのうちの1種又は2種以上を組み合わせてなる
(1)記載の酸化防止剤組成物、(3)(1)乃至
(2)記載の酸化防止剤組成物を含有してなることを特
徴とする食品又は飼料、を提供するものである。
尚、本発明において「%」はすべて「重量%」を意味す
る。本発明に於いて「脱脂卵黄」とは、卵黄から卵黄脂
質を除去したものをいい、通常鳥卵(代表的には鶏卵)
を割卵分離して得られる卵黄液を、一旦乾燥して乾燥卵
黄としたものに、例えばアルコール(90〜99%の含
水アルコール)を作用させてアルコールに可溶な卵黄脂
質(主に、トリグリセリド、コレステロール及びリン脂
質)を抽出し、濾過により卵黄脂質を含有したアルコー
ル画分を除去後、濾過残渣を乾燥させて得られる。な
お、この脱脂卵黄には、卵黄蛋白に対し数10%の卵黄
脂質が残存した状態のものも含まれる。
解物」とは、前述の脱脂卵黄を酸、アルカリ、酵素等の
1種あるいは2種以上の方法を組み合わせて加水分解し
たものをいう。特に、これらの方法により得られた加水
分解物の内、平均分子量が200〜1000の分解物
は、後述する抗酸化剤と組み合わせることで、本発明の
酸化防止剤組成物がより酸化防止効果を奏し望ましい。
さらに、酸加水分解を単独あるいは他の加水分解法と併
用して得られた加水分解物は、風味がよく望ましい。
化力を有するものをいい、例えば、α−トコフェロー
ル、β−トコフェロール、γ−トコフェロール、δ−ト
コフェロール又はこれらの混合物のトコフェロール、ア
スコルビン酸ナトリウム等のアスコルビン酸塩、アスコ
ルビン酸パルミチン酸エステル又はアスコルビン酸ステ
アリン酸エステル等のアスコルビン酸エステル、アスコ
ルビン酸、エリソルビン酸、卵白又は大豆等の蛋白質加
水分解物、没食子酸、没食子酸プロピル等の没食子酸エ
ステル、クエン酸、コハク酸、酒石酸、フマル酸又はリ
ンゴ酸等の多塩基有機酸等があげられる。これらの抗酸
化剤の内、トコフェロール、アスコルビン酸、アスコル
ビン酸塩及びアスコルビン酸エステルは、脱脂卵黄の加
水分解物と組み合わせることで他の抗酸化剤と比べ、よ
り酸化防止効果を奏し好ましい。
とを含有してなる」とは、脱脂卵黄の加水分解物と抗酸
化剤とが何らかの状態で含有していれば足りる。例え
ば、粉末状の抗酸化剤に脱脂卵黄の加水分解物が混和し
た状態のもの、抗酸化剤の溶解液あるいは乳化液に脱脂
卵黄の加水分解物が分散あるいは溶解した状態のもの、
さらに該分散あるいは溶解液を乾燥し粉末状とした状態
のもの等があげられる。
食品又は飼料」とは、食品または飼料に結果として抗酸
化剤と脱脂卵黄の加水分解物を含んでいる状態をいい、
このような状態を得る方法としては、抗酸化剤と脱脂卵
黄の加水分解物を含有した酸化防止剤組成物を食品等に
添加する方法や抗酸化剤と脱脂卵黄の加水分解物を別々
に食品等に添加する方法等があげられる。
こし、饅頭、飴等の和菓子、クッキー、ビスケット、ク
ラッカー、パイ、カステラ、ドーナッツ、プリン、スポ
ンジケーキ、ワッフル、バタークリーム、カスタードク
リーム、シュークリーム、チョコレート、チョコレート
菓子、キャラメル、キャンデー、キューインガム、ゼリ
ー、ホットケーキ、パン、菓子パン等の各種洋菓子、ポ
テトチップ等のスナック菓子、アイスクリーム、アイス
キャンデー、シャーベット等の氷菓、乳酸飲料、乳酸菌
飲料、濃厚乳性飲料、果汁飲料、果肉飲料、機能性飲
料、炭酸飲料等の清涼飲料水、緑茶、紅茶、コーヒー、
ココア等の嗜好品及びこれらの飲料、発酵乳、加工乳、
チーズ等の乳製品、豆乳、豆腐等の大豆加工食品、ジャ
ム、果実のシロップ漬、フラワーペースト、ピーナツペ
ースト、フルーツペースト等のペースト類、漬物類、ハ
ム、ソーセージ、ベーコン、ドライソーセイジ、ビーフ
ジャーキー等の畜肉製品類、魚肉ハム、魚肉ソーセー
ジ、かまぼこ、ちくわ、はんぺん等の魚貝類製品、魚、
貝等の干物、鰹、鯖、鰺等の各種節、ウニ、イカ等の塩
辛、スルメ、魚等のみりん干、鮭等の燻製品、のり、小
魚、貝、山菜、椎茸、昆布等の佃煮、カレー、シチュー
等のレトルト食品、みそ、醤油、ソース、ケチャップ、
マヨネーズ、ドレッシング、ブイヨン、焼肉のタレ、カ
レールー、シチューの素、スープの素、だしの素等の各
種調味料、米飯類、油脂を含有する各種レンジ及び冷凍
食品等、酸化安定性を必要とする食品をいう。
鶏、牛、豚等の餌、犬及び猫等のペット用の餌、金魚、
鯉、グッピー等の観賞魚用の餌、ハマチ、鰻等の養殖魚
用の餌等をいう。
べてより優れた酸化防止効果を如何なる理由により発揮
するかは定かでないが、脱脂卵黄の加水分解物のアミノ
酸組成または構成アミノ酸の配列により、抗酸化剤と組
み合わせることで、抗酸化剤が有する酸化防止効果を脱
脂卵黄の加水分解物が助長するからではないかと推察さ
れる。
方法を以下に説明する。 A.脱脂卵黄の加水分解物の調製 卵黄液の乾燥 鳥卵(代表的には鶏卵)を割卵し、卵白液から分離して
得られた卵黄液を、例えば、噴霧乾燥(スプレードラ
イ)法あるいは凍結乾燥(フリーズドライ)法により乾
燥する。乾燥は必須ではないが、乾燥により後工程の卵
黄脂質の抽出除去が容易となる。
9%、水分濃度約10〜1%)5〜20部を作用させて
アルコールに可溶な卵黄脂質(主に、トリグリセリド、
コレステロール及びリン脂質)を抽出し、フィルタープ
レス、圧搾濾過等の濾過法により卵黄脂質を含有したア
ルコール画分を除去し、必要に応じ濾過残渣に上記アル
コールをさらに作用させて抽出・濾過後、濾過残渣を乾
燥させ水分やアルコールを蒸発させる。
のうち、単独あるいは2種以上の方法を組み合わせて加
水分解する。以下に、これらの処理法の一例をあげる。
度)の塩酸、あるいは0.5〜15N(規定度)の硫酸
を添加し、例えば常圧下では50〜100℃で30分〜
24時間処理し、中和後、濾過、必要に応じさらに脱塩
し、脱脂卵黄の分解物の水溶液を得る。
度)の水酸化ナトリウム、あるいは水酸化カリウムを添
加し、例えば常圧下では、40〜100℃で30分〜8
時間処理し、中和後、濾過、必要に応じさらに脱塩し、
脱脂卵黄の分解物の水溶液を得る。
分解酵素、例えばパパイン、パンクレアチン等を脱脂卵
黄に対し0.5〜20%となるように添加し、該酵素の
至適pH及び温度にて5〜40時間処理し、加熱により
酵素を失活後、濾過し脱脂卵黄の分解物の水溶液を得
る。
度)の塩酸、あるいは0.5〜15N(規定度)の硫酸
を添加し、例えば常圧下では、50〜100℃で30分
〜24時間処理し、次に、蛋白質分解酵素の至適pHに
調整後、蛋白質分解酵素を脱脂卵黄に対し0.1〜20
%となるように加え、酵素の至適温度にて5〜40時間
処理し、加熱により酵素を失活後、濾過、必要に応じ脱
塩し、脱脂卵黄の分解物の水溶液を得る。
加水分解物の水溶液は、所望により凍結乾燥(フリーズ
ドライ)又は噴霧乾燥(スプレードライ)等の乾燥法で
乾燥物としてもよい。
抗酸化剤を、乳化剤で乳化又は含水エタノールに溶解し
た液、あるいはアスコルビン酸等の水溶性の抗酸化剤の
水溶液に、脱脂卵黄の加水分解物を分散あるいは溶解
し、溶液状の酸化防止剤組成物を得る。所望により、キ
サンタンガム、グアガム等の増粘剤及び/又はその他の
添加剤を添加することもできる。
際に、カゼイン等の蛋白質及び/又は乳糖、デキストリ
ン等の糖類等のような粉末化に使用する賦形剤を添加
後、凍結乾燥あるいは噴霧乾燥を行い粉末状の酸化防止
剤組成物を得る。
を説明したが、本発明の酸化防止組成物は、これらの製
造方法以外でも製造できることは勿論のことである。
らに詳細に説明する。
kgを、噴霧乾燥法により水分を除去し乾燥卵黄4.8
kgを得た。この乾燥卵黄4kgに95%エタノール2
0L(リットル)を加え、30℃で30分間攪拌後濾過
により卵黄脂質を含有したアルコール画分を除去した。
さらに濾過残渣を95%エタノール2Lで洗浄後濾過し
残渣中の卵黄脂質を除去した。次に、この濾過残渣を減
圧下50℃でエタノールを除去して脱脂卵黄1.7kg
を得た。尚、この脱脂卵黄は、卵黄脂質を約15%含有
していた。
10L(リットル)加え、90℃で3時間処理した。次
に、4N(規定度)水酸化ナトリウム水溶液で中和後、
濾過し、電気透析で脱塩し、得られた溶液を噴霧乾燥し
て脱脂卵黄の加水分解物(平均分子量約500)を得
た。尚、得られた加水分解物は、風味のよいものであっ
た。
ノオレエート(理研ビタミン(株)製、商品名「ポエム
J−91F」)40gを、清水800gに溶解し、ホモ
ミキサー(特殊機化工業(株)製、商品名「T.K.ホ
モミクサー」)を用い10000rpmで30分間攪拌
しながらトコフェロール(吉原製油(株)製、商品名
「ゴールデントコフェロール70」)を60g徐々に添
加え、乳化状の酸化防止剤組成物を得た。
え、1N(規定度)塩酸でpH7に調整後、蛋白質分解
酵素(科研製薬(株)製、商品名「アクチナーゼA
S」)100gを添加し、50℃で6時間処理後、さら
に、別の蛋白質分解酵素(天野製薬(株)製、商品名
「パンクレアチンF」)20gを添加し、40℃で6時
間処理した。次に、この酵素処理液を90℃で30分間
加熱処理を行い酵素を失活させ、濾過後、凍結乾燥して
脱脂卵黄の加水分解物(平均分子量約600)を得た。
尚、得られた加水分解物は、若干苦みを呈していた。次
に、実施例1の酸化防止剤組成物の製造と同様な方法で
調製し乳化状の酸化防止剤組成物を得た。
ンステアレート(理研ビタミン(株)製、商品名「ポエ
ムJ−0081H」)40g及びデキストリン(松谷化
学工業(株)製、商品名「パインデックス1」)100
gを清水740gに溶解し、ホモミキサー(特殊機化工
業(株)製、商品名「T.K.ホモミクサー」)を用い
10000rpmで30分間攪拌しながらトコフェロー
ル(吉原製油(株)製、商品名「ゴールデントコフェロ
ール70」)を60g徐々に添加し、乳化する。この乳
化物を噴霧乾燥して粉末状の酸化防止剤組成物を得た。
フェロール(理研ビタミン(株)製、商品名「理研ドラ
イEミックス−20」)20gとを均一に混合し、粉末
状の酸化防止剤組成物を得た。
成物を、それぞれ1%添加した0.1%の食塩水に、丸
干しシシャモを15分間浸漬後、水切りし、酸化防止剤
組成物で被覆された丸干しシシャモを得た。尚、対照に
は、脱脂卵黄の加水分解物を添加せずに実施例1の酸化
防止剤組成物の調製と同様な方法で得られたトコフェロ
ール製剤を用いた。得られた丸干しシシャモを−20℃
で5ヵ月間保存後、焼き、試食した。その結果、実施例
1及び実施例2の脱脂卵黄の加水分解物を含有した酸化
防止剤組成物で被覆されたシシャモは、保存後も良好な
風味を保っていたのに対し、対照のトコフェロール製剤
で被覆されたシシャモは、若干酸化臭を有していた。特
に、実施例1の酸化防止剤組成物で被覆されたシシャモ
は、保存前と同等の良好な風味を保っていた。
及び適当量の香辛料を加え塩漬後、実施例3で得られた
酸化防止剤組成物を1g添加し、よく混和し羊腸に充填
後、加熱殺菌してソーセージを得た。尚、対照には、脱
脂卵黄の加水分解物を添加せずに実施例3の酸化防止剤
組成物の調製と同様な方法で得られたトコフェロール製
剤を使用した。得られたソーセージを4℃で20日間保
存後、基準油脂分析試験法に則り過酸化物価(POV)
を測定した。その結果、対照のトコフェロール製剤を添
加したソーセージの過酸化物価は、保存前が7.9me
q/kgで保存後が20.8meq/kgであったのに
対し、酸化防止剤組成物を添加したソーセージは、保存
前が7.7meq/kgで保存後が9.6meq/kg
と過酸化物価の上昇が抑えられていた。
て原料を混合し、10℃で1時間冷却後、整形し、18
0℃で14分間焙焼してクッキーを製造した。尚、対照
として、粉末状トコフェロール(理研ビタミン(株)
製、商品名「理研ドライEミックス−20」)を使用し
た。得られたクッキーをポリエチレン袋に入れ、35℃
で1ヵ月間保存後、試食した。その結果、脱脂卵黄の加
水分解物を含有した酸化防止剤組成物を用いたクッキー
は、保存後も良好な風味を有していたのに対し、対照の
粉末状トコフェロールを用いたクッキーは、若干酸化臭
を有していた。 バター 140 g ショートニング 140 g ブラウンシュガー 100 g グラニュー糖 70 g 全卵 120 g 薄力粉 310 g 炭酸水素ナトリウム 2.2g 食塩 2.5g 酸化防止剤組成物 2 g
kgを、噴霧乾燥法により水分を除去し乾燥卵黄4.8
kgを得た。この乾燥卵黄4kgに98%エタノール2
0L(リットル)を加え、30℃で30分間攪拌後濾過
により卵黄脂質を含有したアルコール画分を除去した。
さらに、濾過残渣を98%エタノール2Lで2回洗浄・
濾過し残渣中の卵黄脂質を除去した。次に、この濾過残
渣を減圧下50℃でエタノールを除去して脱脂卵黄1.
5kgを得た。尚、この脱脂卵黄は、卵黄脂質を約4%
含有していた。
L(リットル)加え、90℃で2時間処理した。次に、
4N(規定度)水酸化ナトリウム水溶液でpH5.5に
調整後、蛋白質分解酵素(ノボ ノルディックスバイオ
インダストリー社製、商品名「フレーバーザイムM
G」)2gを添加し55℃で4時間処理後、4N(規定
度)水酸化ナトリウム水溶液でpH7に調整し、さら
に、フレーバーザイムMGを40g添加し、50℃で4
時間処理した。次に、この酵素処理液を90℃で30分
間加熱処理を行い酵素を失活させ、活性炭2kgで脱色
後、濾過し、得られた水溶液を電気透析で脱塩し凍結乾
燥して、脱脂卵黄の加水分解物(平均分子量約400)
を得た。尚、得られた加水分解物は、風味のよいもので
あった。
混合し、180℃で20分間焼き、スポンジケーキを製
造した。尚、対照には脱脂卵黄の加水分解物を配合しな
かった。得られたスポンジケーキを−20℃で6ヵ月間
保存後、試食した。その結果、脱脂卵黄の加水分解物を
配合したケーキは、保存後も良好な風味を有していたの
に対し、対照は、若干酸化臭を有していた。 全卵 180 g グラニュー糖 200 g 薄力粉 190 g レモン汁 30 g バター 50 g 脱脂卵黄の加水分解物 1 g (レモン汁中のアスコビン酸の含有量は、13.3mg
である)
て原料を混合し、鶏用の飼料を調製した。尚、対照に
は、粉末状トコフェロール(理研ビタミン(株)製、商
品名「理研ドライEミックス−20」)を使用した。得
られた飼料を35℃で1ヵ月間保存後、風味試験を行っ
た。その結果、酸化防止剤組成物を配合した飼料は、保
存前後で風味に殆ど差がみられなかったのに対し、対照
は酸化臭を有していた。 トウモロコシ 730 g ルーサンミール 30 g 大豆ミール 130 g 魚粉 60 g 炭酸カルシウム 70 g 食塩 2 g 酸化防止剤組成物 1 g
mL濃度のリノール酸のエタノール溶液2.5mL、表
1に示す量の脱脂卵黄の加水分解物及び/又は抗酸化剤
とpH7の0.1M(モル濃度)クエン酸−0.1Mリ
ン酸緩衝液及びエタノール濃度が20容量%となるよう
にエタノールを加えて、全量25mLの測定試料を調製
した。尚、脱脂卵黄の加水分解物は実施例1で得られた
ものを用いた。 上記の各測定試料を35℃で保存し、経時的にロダン
鉄法にて過酸化物価(POV)測定した。すなわち、測
定液0.1mLに75%含水エタノール4.7mL、3
0%ロダンアンモニウム0.1mL及び0.02M塩化
第一鉄/3.5%塩酸0.1mLを加え、正確に3分
後、500nmの吸光度を測定し、測定液の代わりに精
製水を用いた時の吸光度をブランクとして、その差が
0.3以上となるまでの日数を誘導期間として、各測定
試料の酸化防止力を比較した。
剤を同時に添加した(試料No.4、6、8、10及び
12)場合は、抗酸化剤単独よりも何れも酸化防止力が
増しており、特に、脱脂卵黄の加水分解物とトコフェロ
ール(試料No.4)又はアスコルビン酸類(試料N
o.6及び8)の場合は、他の抗酸化剤より誘導日数が
著しく増加し、酸化防止力が増強されていることが理解
される。
度をそれぞれ30μg/mL及び4μg/mLとし、試
験例1の方法に準じ各測定資料の酸化防止力を比較し
た。
脂卵黄の加水分解物を使用した酸化防止剤組成物(試料
No.14〜19)のほうが、誘導時間が長く、酸化防
止力が優れていることが理解される。また、脱脂卵黄の
加水分解物のうち、平均分子量が200〜1000のも
の(試料No.15〜17及び19)を使用した酸化防
止剤組成物は、さらに誘導時間が長くなり、酸化防止力
が優れていることが理解される。
黄の加水分解物を利用した酸化防止に優れた新規な酸化
防止剤組成物及びこの酸化防止剤組成物を含有した酸化
安定性に優れた食品又は飼料が提供され、脱脂卵黄の用
途を拡大するものである。
Claims (3)
- 【請求項1】 脱脂卵黄の加水分解物と抗酸化剤とを含
有してなることを特徴とする酸化防止剤組成物。 - 【請求項2】 抗酸化剤がトコフェロール、アスコルビ
ン酸、アスコルビン酸塩、アスコルビン酸エステルのう
ちの1種又は2種以上を組み合わせてなる請求項1記載
の酸化防止剤組成物。 - 【請求項3】 請求項1乃至請求項2記載の酸化防止剤
組成物を含有してなることを特徴とする食品又は飼料。
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